JP4119334B2 - バランスウエイトおよびスポークホイールのバランス補正構造 - Google Patents

バランスウエイトおよびスポークホイールのバランス補正構造 Download PDF

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Description

本発明は、スポークホイールのホイールハブおよびリム間を結ぶスポークにかしめて固着されるバランスウエイト、ならびにスポークホイールの回転バランスを補正すべく該スポークホイールが備える複数のスポークのうち隣り合う少なくとも2つのスポークのリム側端部にバランスウエイトが個別に取付けられるスポークホイールのバランス補正構造に関する。
このようなバランスウエイトおよびスポークホイールのバランス補正構造は、たとえば特許文献1で既に知られている。
特開2002−89628号公報
上記従来のもののバランスウエイトは、スポークの軸方向に延びる柱状に形成されるとともに、外周に開口して軸方向全長にわたる挿通凹部を有するものであり、挿通凹部に挿通されたスポークを囲繞するようにかしめることでスポークに固着されている。ところで、スポークホイールが備える複数のスポークは、リムの周方向で隣り合うスポーク同士がリムの近傍で相互に交差するようにして配置されるものであり、スポーク本数が多くなると隣り合うスポーク相互間の間隔が狭くなり、上記従来のバランスウエイトを、リム側でスポークの端部に取付けるようにすると、バランスウエイト同士の干渉が生じてしまい、バランスウエイトのスポークへの取付けが困難となったり、バランスウエイトを隣り合うスポークに取付け得るスポークホイールのスポーク本数が限定されてしまう。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、スポークホイールの隣り合うスポークに相互干渉を回避して取付け得るバランスウエイト、ならびにバランスウエイトを隣り合うスポークに取付け得るスポークホイールでのスポーク本数設定の自由度を高めたスポークホイールのバランス補正構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、スポークホイールのホイールハブおよびリム間を結ぶスポークの軸方向に延びる柱状に鋳造成形されるとともに外周に開口して軸方向全長にわたる挿通凹部を有し、前記挿通凹部に挿通された前記スポークを囲繞するようにかしめることで前記スポークに固着されるバランスウエイトにおいて、前記ホイールハブ側の端部に、隣のバランスウエイトとの干渉を回避すべく外形を小さくした縮小部が設けられ、前記縮小部は、前記ホイールハブに近接するにつれて小径となるテーパ部分と、そのテーパ部分の小径端に連なって略円筒状となる筒状部分とを有していて、バランスウエイトの軸方向全長の1/4以下の長さの範囲で形成されることを特徴とする。
また請求項2記載の発明は、上記請求項1記載の発明の構成に加えて、前記縮小部が同一軸方向位置では同一外径となるようにして形成されることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、上記請求項1または2記載の発明の構成に加えて、錫もしくは錫合金から成ることを特徴とする。
さらに請求項4記載の発明は、車軸が挿入されるホイールハブと、外周にタイヤが装着されるリムとが複数のスポークで連結されて成るとともに、前記リムの周方向で隣り合うスポーク同士が相互に交差するように前記各スポークが配置されるスポークホイールの回転バランスを補正すべく、前記各スポークのうち隣り合う少なくとも2つのスポークの前記リム側端部に、スポークの軸方向に延びる柱状に鋳造成形されるバランスウエイトが個別に取付けられるスポークホイールのバランス補正構造において、相互に隣り合うスポークに装着された前記バランスウエイトが最も近接する側の端部で前記バランスウエイトには、両バランスウエイトの接触を回避すべく外形を小さくした縮小部が設けられ、前記縮小部は、前記ホイールハブに近接するにつれて小径となるテーパ部分と、そのテーパ部分の小径端に連なって略円筒状となる筒状部分とを有していて、前記バランスウエイトの軸方向全長の1/4以下の長さの範囲で形成されることを特徴とする。
上記請求項1記載の発明によれば、柱状であるバランスウエイトのホイールハブ側端部に、隣のバランスウエイトとの干渉を回避すべく外形を小さくした縮小部が設けられるので、スポークホイールのスポーク本数が多いことに起因して隣り合うスポーク相互間の間隔が狭くなっても、バランスウエイト同士の干渉を回避しつつ、バランスウエイトを隣り合うスポークに取付けることが可能となる。その上、前記縮小部は、ホイールハブに近接するにつれて小径となるテーパ部分と、そのテーパ部分の小径端に連なって略円筒状となる筒状部分とを有するので、バランスウエイトを鋳造成形するための金型のうち前記縮小部の外面形状に対応した金型の端縁を尖らせることがなくなり、金型の寿命向上に寄与することができ、しかも前記縮小部にはその中間部で形状変化が生じているので、バランスウエイトをかしめるためのかしめ治具を、該縮小部を基準としてかしめるように作製することにより、バランスウエイトをかしめる際のかしめ位置が異ならないようにすることができる。
また請求項2記載の発明によれば、縮小部が全周に形成されるので、スポークに対するバランスウエイトの周方向相対位置を定める必要がなく、しかも縮小部を切削加工によって形成する際には加工が容易となる。
請求項3記載の発明によれば、錫または錫合金でバランスウエイトを形成することにより、スポークが鉄製であるとときに電食が生じないようにすることができ、しかも錫または錫合金は柔らかいので、バランスウエイトのかしめが容易であり、バランスウエイトをスポークに容易に取付けることができる。
さらに請求項4記載の発明によれば、スポークホイールが備える複数のスポークのうち隣り合う少なくとも2つのスポークのリム側端部に、バランスウエイトを個別に取付けても、それらのバランスウエイトが最も近接する側の端部で各バランスウエイトに外形を小さくした縮小部が設けられるので、スポークホイールのスポーク本数が多くなっても、バランスウエイト同士の干渉を回避しつつ、バランスウエイトを隣り合うスポークに取付けることが可能とし、スポーク本数設定の自由度を高めることができる。その上、前記縮小部は、ホイールハブに近接するにつれて小径となるテーパ部分と、そのテーパ部分の小径端に連なって略円筒状となる筒状部分とを有するので、バランスウエイトを鋳造成形するための金型のうち前記縮小部の外面形状に対応した金型の端縁を尖らせることがなくなり、金型の寿命向上に寄与することができ、しかも前記縮小部にはその中間部で形状変化が生じているので、バランスウエイトをかしめるためのかしめ治具を、該縮小部を基準としてかしめるように作製することにより、バランスウエイトをかしめる際のかしめ位置が異ならないようにすることができる。
以下、本発明の実施形態を、添付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
図1〜図13は本発明の一実施例を示すものであり、図1は自動二輪車の左側面図、図2は図1の要部拡大図、図3は図2の3−3線断面図、図4はバランスウエイトの縦断面図であって図5の4−4線断面図、図5は図4の5矢視図、図6はバランスウエイト成形用金型の縦断面図、図7は図6の7矢視図、図8はスライドコアの側面図、図9は図8の9矢視図、図10は上型の側面図、図11は図10の11矢視図、図12は下型の側面図、図13は図12の13矢視図である。
先ず図1において、この自動二輪車の車体フレームFが前端に備えるヘッドパイプ15には、前輪WFを軸支するフロントフォーク16が操向可能に支承され、操向ハンドル17がフロントフォーク16に連結される。また前記車体フレームFの前部には、たとえばV型のエンジンEと、該エンジンEが備えるクランクケース18内に収容される変速機Mとで構成されるパワーユニットPが搭載されており、エンジンEの上方を覆うようにして燃料タンク19が車体フレームFの前部に搭載される。
前記パワーユニットPよりも後方側で車体フレームFには前後に延びる左右一対のスイングアーム20…の前端が上下に揺動可能に支承され、両スイングアーム20…の後端間に後輪WRが軸支される。また車体フレームFおよび両スイングアーム20…の後部間にはリヤクッションユニット21…がそれぞれ介設される。しかも両スイングアーム20…のうち左側のスイングアーム20は筒状に形成されており、前記パワーユニットPからの動力を後輪WRに伝達するためのドライブシャフト22が左側のスイングアーム20に収容される。
また燃料タンク19よりも後方側で車体フレームFにはライダーを座乗させるためのメインシート23が取付けられ、該メインシート23よりも後方側で車体フレームFには、同乗者用のピリオンシート24が取付けられる。
前輪WFを上方から覆うフロントフェンダー25はフロントフォーク16に取付られ、後輪WRを上方から覆うリヤフェンダー26は車体フレームFの後部に取付けられる。
ところで前輪WFは、スポークホイール30FにタイヤTFが装着されて成るものであり、スポークホイール30Fは、フロントフォーク16の下端部で回転自在に支承された車軸34が同軸に挿入されるホイールハブ31と、外周に前記タイヤTFが装着されるリム32とが複数のスポーク33…で連結されて成り、各スポーク33…は、リム32の周方向で隣り合うスポーク33,33同士が相互に交差するように配置される。この前輪WFのホイールハブ31には、ディスクブレーキBFのブレーキディスク35が装着される。また後輪WRは、前輪WFと同様にスポークホイール30RにタイヤTRが装着されて成るものであり、該スポークホイール30Rのホイールハブ31には、両スイングアーム20…の後端で回転自在に支承されるとともにドライブシャフト22からの動力が伝達される車軸37が同軸に挿入、固定される。ディスクブレーキBRのブレーキディスク36が装着される。
ところで前輪WFにおけるスポークホイール30Fの回転バランスを補正するために、各スポーク33,33…のうち隣り合う少なくとも2つのスポーク33,33、この実施例では、各スポーク33,33…のうち隣り合う2つのスポーク33,33のリム32側端部に、バランスウエイト38,38がそれぞれ個別に取付けられる。
図2および図3において、前輪WFのスポークホイール30Fにおける各スポーク33,33…のリム32側端部にはニップル39が螺合されており、スポーク33はニップル39を介してリム32に連結される。すなわちニップル39は、リム32の外周に係合する拡径係合部39aと、該拡径係合部39aに一体に連なってリム32を貫通する軸部39bと、該軸部39bに一体に連なる工具係止部39cとを備えるものであり、軸部39bの外面横断面形状は円形に形成され、工具係止部39cの外面横断面形状は工具を係合することを可能として略四角形状に形成される。
而してリム32の周方向で隣接する2つのスポーク33,33は、リム32に近接した位置で交差するようにして前記ニップル39…に螺合されるものであり、バランスウエイト38は、その一部でニップル39のリム32から内方に突出する部分を囲繞するようにしてスポーク33に取付けられる。
図4および図5において、バランスウエイト38は、錫または錫合金の鋳造成形によりスポーク33の軸方向に延びる柱状に形成されるものであり、この実施例では円柱状に形成されるが、截頭円錐台状に形成されてもよい。このバランスウエイト38には、その外周に開口して軸方向全長にわたる挿通凹部40がスポーク33を挿通させることを可能として設けられるとともに、バランスウエイト38の外周への挿通凹部40の開口端に対向するようにして軸方向に延びる溝41がバランスウエイト38の内面に設けられる。しかも前記溝41は、その一端をリム32側でバランスウエイト38の一端に開口するものの他端がバランスウエイト38の軸方向に沿う他端寄り中間部で閉じるようにして形成される。
またバランスウエイト38には、ニップル39を挿入せしめるニップル挿入孔42が設けられるものであり、該ニップル挿入孔42は、前記ニップル39のリム32からの突出部に対応して、ニップルの軸部39bを挿入せしめる円形孔部42aと、ニップル39の工具係止部39cを挿入せしめる角孔部42bとから成る。
さらに本発明に従えば、前記バランスウエイト38のホイールハブ31側端部すなわち他端部には、外形を小さくした縮小部43が設けられるものであり、この実施例では、前記縮小部43が、ホイールハブ31に近接するにつれて小径となるテーパ部分43aと、該テーパ部分43aの小径端に連なって略円筒状となる筒状部分43bとを有して、同一軸方向位置では同一外径となるように形成されており、バランスウエイト38の軸方向全長のたとえば1/4以下の長さの範囲でバランスウエイト38の他端部に設けられる。
また上記バランスウエイト38の肉厚はかしめ易さを考慮して設定されるものであり、バランスウエイト38のリム32側端部外周縁は、リム32に傷をつけることを避けるために彎曲部38aとして形成される。
このようなバランスウエイト38は、その挿通凹部40に挿通されたスポーク33およびニップル39を囲繞するようにしてかしめることでスポーク33に固着されるものであり、前記挿通凹部40の幅が狭くなるようにしてバランスウエイト38をかしめる際に、バランスウエイト38の内面に溝41が設けられていることにより、バランスウエイト38を容易にかしめることができる。
後輪WRのスポークホイール30Rにおいても、一対のバランスウエイト38,38が前輪WFと同様にして取付けられる。
図6および図7において、バランスウエイト38を鋳造成形するための金型は、相互の連結および連結解除を可能とした上型45、下型46およびスライドコア47を備えるものであり、連結状態にある上型45、下型46およびスライドコア47が協働して形成するキャビティ48に、錫または錫合金の溶湯を注湯することにより、バランスウエイト38が形成される。
而してスライドコア47は、図8および図9で示すように、バランスウエイト38の内面形状に対応した外面形状を有するものであり、挿通凹部40を形成するために平板状に延びるコア主部47aと、溝41を形成するためにコア主部47aからリブ状に突出する溝形成部47bと、ニップル挿入孔42の円形孔部42aおよび角孔部42bをそれぞれ形成するためにコア主部47aおよび溝形成部47bから両側に張り出す円形張り出し部47cおよび角形張り出し部47dとを一体に備える。
上型45は、図10および図11で示すように、略円筒状に形成されるものであり、バランスウエイト38の外周面に対応した内周面を有する外周面形成孔49と、前記スライドコア47におけるコア主部47aの上部を嵌合せしめるようにして外周面形成孔49に連なるスリット50とが上型45に設けられる。
また下型46は、図12および図13で示すように、前記スライドコア47の下部を嵌合せしめることを可能として略円筒状に形成されるものであり、バランスウエイト38のリム32側端部に対応した凹部51が下型46の上面に形成される。
次にこの実施例の作用について説明すると、バランスウエイト38のホイールハブ31側の端部に、外形を小さくした縮小部43が設けられるので、スポークホイール30F,30Rのスポーク本数が多いことに起因して隣り合うスポーク33,33相互間の間隔が狭くなっても、縮小部43,43が最も近接した位置に配置されるようにしてバランスウエイト38,38同士の干渉を回避しつつ、バランスウエイト38,38を隣り合うスポーク33,33に取付けることが可能となる。
しかも縮小部43は、同一軸方向位置では同一外径となるようにして形成されるので、スポーク33に対するバランスウエイト38の周方向相対位置を定める必要がなく、スポーク33に取り付ける際に周方向相対位置に注意を払う必要がない。またこの実施例では縮小部43がバランスウエイト38の鋳造成形時に同時に形成されるのであるが、既存のバランスウエイト38に切削加工によって縮小部43を形成してもよく、その切削加工時に、バランスウエイト38の全周にわたって縮小部43が形成されていることにより加工が容易となる。
またこの実施例では、縮小部43が、テーパ部分43aと、該テーパ部分43aの小径端に連なって略円筒状となる筒状部分43bとを有するものであり、バランスウエイト38を鋳造成形するための金型のうち前記縮小部43の外面形状に対応した上型45の上端縁を尖らせることがないので、上型45の寿命向上に寄与することができる。また縮小部43をその中間部で形状変化が生じているので、バランスウエイト38をかしめるためのかしめ治具を、前記縮小部43を基準としてかしめるように作製することにより、バランスウエイト38をかしめる際のかしめ位置が異ならないようにすることができる。
またバランスウエイト38が、錫または錫合金から成るものであるので、スポーク33が鉄製であるとときに電食が生じないようにすることができ、しかも錫または錫合金は柔らかいので、バランスウエイト38のかしめが容易となり、バランスウエイト38をスポーク33に容易に取付けることができる。
さらに前輪WFおよび後輪WRのスポークホイール30F,30Rの回転バランスを補正すべく、各スポークホイール30F,30Rが備えるスポーク33,33…のうち隣り合う少なくとも2つのスポーク33,33のリム32側端部、この実施例では隣り合う2つのスポーク33,33のリム32側端部にバランスウエイト38,38が装着され、それらのバランスウエイト38,38が最も近接する側の端部で両バランスウエイト38,38に、両バランスウエイト38,38の接触を回避すべく外形を小さくした縮小部43,43が設けられているので、スポークホイール30F,30Rのスポーク本数が多くなっても、バランスウエイト38,38同士の干渉を回避しつつ、バランスウエイト38,38を隣り合うスポーク33,33に取付けることが可能とし、スポーク本数設定の自由度を高めることができる。
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
自動二輪車の左側面図 図1の要部拡大図 図2の3−3線断面図 バランスウエイトの縦断面図であって図5の4−4線断面図 図4の5矢視図 バランスウエイト成形用金型の縦断面図 図6の7矢視図 スライドコアの側面図 図8の9矢視図 上型の側面図 図10の11矢視図 下型の側面図 図12の13矢視図
符号の説明
30F,30R・・・スポークホイール
31・・・ホイールハブ
32・・・リム
33・・・スポーク
38・・・バランスウエイト
40・・・挿通凹部
43・・・縮小部
43a・・テーパ部分
43b・・筒状部分
TF,TR・・タイヤ

Claims (4)

  1. スポークホイール(30F,30R)のホイールハブ(31)およびリム(32)間を結ぶスポーク(33)の軸方向に延びる柱状に鋳造成形されるとともに外周に開口して軸方向全長にわたる挿通凹部(40)を有し、前記挿通凹部(40)に挿通された前記スポーク(33)を囲繞するようにかしめることで前記スポーク(33)に固着されるバランスウエイトにおいて、
    前記ホイールハブ(31)側の端部に、隣のバランスウエイトとの干渉を回避すべく外形を小さくした縮小部(43)が設けられ
    前記縮小部(43)は、前記ホイールハブ(31)に近接するにつれて小径となるテーパ部分(43a)と、そのテーパ部分(43a)の小径端に連なって略円筒状となる筒状部分(43b)とを有していて、バランスウエイトの軸方向全長の1/4以下の長さの範囲で形成されることを特徴とするバランスウエイト。
  2. 前記縮小部(43)が同一軸方向位置では同一外径となるようにして形成されることを特徴とする請求項1記載のバランスウエイト。
  3. 錫もしくは錫合金から成ることを特徴とする請求項1または2記載のバランスウエイト。
  4. 車軸が挿入されるホイールハブ(31)と、外周にタイヤ(TF,TR)が装着されるリム(32)とが複数のスポーク(33)で連結されて成るとともに、前記リム(32)の周方向で隣り合うスポーク(33)同士が相互に交差するように前記各スポーク(33)が配置されるスポークホイール(30F,30R)の回転バランスを補正すべく、前記各スポーク(33)のうち隣り合う少なくとも2つのスポーク(33)の前記リム(32)側端部に、スポーク(33)の軸方向に延びる柱状に鋳造成形されるバランスウエイト(38)が個別に取付けられるスポークホイールのバランス補正構造において、
    相互に隣り合うスポーク(33)に装着された前記バランスウエイト(38)が最も近接する側の端部で前記バランスウエイト(38)には、両バランスウエイト(38)の接触を回避すべく外形を小さくした縮小部(43)が設けられ
    前記縮小部(43)は、前記ホイールハブ(31)に近接するにつれて小径となるテーパ部分(43a)と、そのテーパ部分(43a)の小径端に連なって略円筒状となる筒状部分(43b)とを有していて、前記バランスウエイト(38)の軸方向全長の1/4以下の長さの範囲で形成されることを特徴とする、スポークホイールのバランス補正構造。
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