JP4113799B2 - 摺動装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、摺動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
従来の摺動装置として、軸21に対して摺動体22がスライド移動する構成で、該軸21と該摺動体22との間には直線状の負荷路が設けられ、摺動体22には、直線状の無負荷路と、該無負荷路と前記負荷路とを連通する半円弧状のリターン路とが設けられ、この負荷路と無負荷路とリターン路とで構成される無限循環路には複数のボールが配設され、このボールが該無限循環路を転動移動しながら摺動体22が軸21に対してスライド移動するものがある。
【0003】
この従来の摺動装置の摺動体22には、切り粉等の塵埃が摺動体22内部、特に前記無限循環路に侵入することを阻止するシール部材が該摺動体22の摺動方向両端部に夫々設けられている。
【0004】
また、前記無限循環路にはグリース等の潤滑油が供給されており、この潤滑油により転動体が転動し、摺動体22が軸21に対して円滑に摺動移動する。
【0005】
ところで、シール部材にして軸21と当接する部位はリップ部と呼ばれている。このシール部材は通常、図1に図示したように、摺動体22の両端において外方へ広がる下り傾斜状態で設けられており、図1中右側のリップ部Rは、摺動体22を図1中右へスライド移動させた場合(図1中のbの方向から力が作用した場合)に湾曲しにくく、軸21に付着する切り粉等の塵埃の侵入を防止するように構成されている。尚、摺動体22を図1中左へスライド移動させた場合(図1中のaの方向から力が作用した場合)には該リップ部Rは湾曲して摺動体22のスライド移動を妨げない。
【0006】
また、図1中左側のリップ部Lは、上述した右側のリップ部Rとは逆に、摺動体22を図1中左へスライド移動させた場合(図1中のaの方向から力が作用した場合)に湾曲しにくく、軸21に付着する切り粉等の塵埃の侵入を防止するように構成されている。尚、摺動体22を図1中右へスライド移動させた場合(図1中のbの方向から力が作用した場合)には該リップ部Lは湾曲して摺動体22のスライド移動を妨げない。
【0007】
従って、上述のようなリップ部を有するシール部材を摺動体22に設けた場合、例えば、図1中の右方向に前記摺動体22をスライド移動させると、リップ部Rは図1中bの方向から力を受けるため湾曲しにくく、摺動体22内部への塵埃の侵入を阻止することができるが、逆に、リップ部Lは図1中bの方向から力を受けると湾曲しやすいから、ボールを介して負荷路に漏れる潤滑油がリップ部Lと軸21との間隙から漏出する(よって、図1中左方向に摺動体22をスライド移動させた場合、リップ部Rと軸21との間隙から潤滑油が漏出するという問題がある。)。
【0008】
潤滑油が外部に漏出すると、前記摺動体22と軸21の移動端に溜まって周囲の加工機器や加工品に付着汚染が生じたり(付着汚染が生じるとメンテナンスが大変である。)、また、軸21の油膜が減少し、該軸21と前記リップ部とに摩擦抵抗が生じて前記摺動体22の良好なスライド移動が妨げられることになると共に、リップ部の油膜が減少すると、リップ部がカールし、スライド移動が不能になったり、また、リップ部が切れたりする問題がある。
【0009】
更に、潤滑油が漏出していくと、該潤滑油の供給を頻繁に行わざるを得ず、メンテナンスの煩わしさが避けられないという問題もある。
【0010】
その他に、摺動体22の摺動方向両端部に二枚のシール部材を設けた図2に図示したタイプがある(一枚のシール部材であるが、先端部だけ二つに分かれてリップ部が二枚となるタイプもある)。
【0011】
この図2のタイプは、塵埃の侵入防止機能は良好であるが、内部の潤滑油が漏出する問題がある。
【0012】
更に、摺動体22の摺動方向両端部に二枚のシール部材を設けた図3に図示したタイプがある(前述と同様に一枚のシール部材であるが先端部だけ二つに分かれてリップ部が二枚となるタイプもある)。
【0013】
この図3に図示したタイプは、図3の右側のシール部材について説明すると、外側のシール部材は外側から力が作用した場合に内側に湾曲しにくく内側から力が作用した場合に外側に湾曲しやすいリップ部を有するものが採用され、内側のシール部材は外側から力が作用した場合に内側に湾曲しやすく内側から力が作用した場合には外側に湾曲しにくいリップ部を有するものが採用されているものである。
【0014】
従って、この図3のタイプは塵埃の侵入防止機能が良好であることはもちろん、上記図1,図2のシール部材と異なり、外部への潤滑油の漏出という問題を生じない。
【0015】
しかしながら、図3のタイプは、外側のシール部材が塵埃の侵入防止を担い、内側のシール部材が前記潤滑油の外部への漏出防止を担うものであるから、潤滑油Hは両内側のシール部材の間に保持されることになり、結局リップ部、特に外側のシール部材の油切れという問題が生じる。
【0016】
本発明は、上述の問題点を解決するもので、シール部材によって摺動体内部への塵埃の侵入を阻止すると共に、摺動体内部からの油の漏出を阻止し、リップ部の油切れをも防止し得る極めて実用性に秀れた摺動装置を提供するものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
【0018】
軸1と、前記軸1に設けられる摺動体2と、前記軸1と前記摺動体2との間に設けられる転動体3とから成り、前記転動体3の転動と共に前記摺動体2が前記軸1に対して摺動移動する摺動機構を具備した摺動装置であって、前記摺動体2には前記転動体3の転動を補助する潤滑油が保持され、前記摺動体2の摺動方向両端部には夫々シール部材4a・4bが摺動方向に少なくとも2枚並設され、この夫々のシール部材4a・4bの前記軸1と当接するリップ部5a・5bは、摺動方向の一方から力が作用した場合に湾曲しやすく他方から力が作用した場合に湾曲しにくいように構成され、外側の前記シール部材4aのリップ部5aは外側から力が作用した場合には内側に湾曲しやすく前記軸1上の塵埃の通過を許容し、一方、内側から力が作用した場合に外側に湾曲しにくく前記軸1上の潤滑油の通過を阻止するように構成され、内側の前記シール部材4bのリップ部5bは内側から力が作用した場合に外側に湾曲しやすく前記軸1上の潤滑油の通過を許容し、一方、外側から力が作用した場合には内側に湾曲しにくく前記軸1上の塵埃の通過を阻止するように構成されていることを特徴とする摺動装置に係るものである。
【0019】
また、軸1と、前記軸1に設けられる摺動体2と、前記軸1と前記摺動体2との間に設けられる転動体3とから成り、前記転動体3の転動と共に前記摺動体2が前記軸1に対して摺動移動する摺動機構を具備した摺動装置であって、前記摺動体2には前記転動体3の転動を補助する潤滑油が保持され、前記摺動体2の摺動方向両端部には夫々シール部材4a・4bが摺動方向に少なくとも2枚並設され、外側の前記シール部材4aは基部10aと該基部10aに対して内側へ突設される突出部11aとから成る縦断面視逆L字状のものであり、この突出部11aの下面17aは基部10a側へ上る傾斜面に構成され、この傾斜面の下端縁が前記軸1と当接するリップ部5aに設定され、このリップ部5aは外側から力が作用した場合には内側に湾曲しやすく前記軸1上の塵埃の通過を許容し、一方、内側から力が作用した場合に外側に湾曲しにくく前記軸1上の潤滑油の通過を阻止するリップ部5aに構成され、内側の前記シール部材4bは基部10bと該基部10bに対して外側へ突設される突出部11bとから成る縦断面視L字状のものであり、この基部11bの下面17bは基部10b側へ上る傾斜面に構成され、この傾斜面の下端縁が前記軸1と当接するリップ部5bに設定され、このリップ部5bは内側から力が作用した場合に外側に湾曲しやすく前記軸1上の潤滑油の通過を許容し、一方、外側から力が作用した場合には内側に湾曲しにくく前記軸1上の塵埃の通過を阻止するリップ部5bに構成されていることを特徴とする摺動装置に係るものである。
【0020】
また、軸1と、前記軸1に設けられる摺動体2と、前記軸1と前記摺動体2との間に設けられる転動体3とから成り、前記転動体3の転動と共に前記摺動体2が前記軸1に対して摺動移動する摺動機構を具備した摺動装置であって、前記摺動体2には前記転動体3の転動を補助する潤滑油が保持され、前記摺動体2の摺動方向両端部には夫々シール部材4a・4bが摺動方向に少なくとも2枚並設され、外側の前記シール部材4aは前記軸1と当接するリップ部5aの上方位置に内側が開口する凹溝15aが設けられ、このリップ部5aは外側から力が作用した場合には内側に湾曲しやすく前記軸1上の塵埃の通過を許容し、一方、内側から力が作用した場合に外側に湾曲しにくく前記軸1上の潤滑油の通過を阻止するリップ部5aに構成され、内側の前記シール部材4bは前記軸1と当接するリップ部5bの上方位置に外側に開口する凹溝15bが設けられ、このリップ部5は内側から力が作用した場合に外側に湾曲しやすく前記軸1上の潤滑油の通過を許容し、一方、外側から力が作用した場合には内側に湾曲しにくく前記軸1上の塵埃の通過を阻止するリップ部5bに構成されていることを特徴とする摺動装置に係るものである。
【0021】
また、請求項1〜3いずれか1項に記載の摺動装置において、前記夫々のリップ部5a・5bは所定の間隔を有するように設定されていることを特徴とする摺動装置に係るものである。
【0022】
また、請求項1〜4いずれか1項に記載の摺動装置において、前記夫々のリップ部5a・5bの先端縁同志は近接するように設定されていることを特徴とする摺動装置に係るものである。
【0023】
また、請求項1〜5いずれか1項に記載の摺動装置において、前記シール部材4a・4bの間には空間が設けられ、この空間は潤滑油を保持する油保持部6に設定されていることを特徴とする摺動装置に係るものである。
【0024】
また、請求項6記載の摺動装置において、前記油保持部6に潤滑油を供給するための油供給部7が設けられていることを特徴とする摺動装置に係るものである。
【0025】
また、請求項1〜7いずれか1項に記載の摺動装置において、前記摺動体2は前記軸1に被嵌されるものであり、前記摺動体2の摺動方向両端部には前記軸1に被嵌される円環状のエンドキャップ 12 が夫々設けられ、このエンドキャップ 12 の内部には二枚の円環状の前記シール部材4a・4bが夫々設けられていることを特徴とする摺動装置に係るものである。
【0026】
また、請求項1〜8いずれか1項に記載の摺動装置において、摺動機構として、前記軸1と前記摺動体2との間には負荷路が設けられ、前記摺動体2には、無負荷路と、前記無負荷路と前記負荷路とを連通するリターン路とが設けられ、更に、前記負荷路と前記無負荷路と前記リターン路とで構成される無限循環部8に前記転動体3が配設され、前記摺動体2が前記軸1に対して摺動移動する際、前記転動体3が前記無限循環部8を転動移動するように構成されている摺動機構が採用されていることを特徴とする摺動装置に係るものである。
【0027】
【発明の作用及び効果】
軸1に対して摺動体2を摺動させる際、例えば、外側のシール部材4aの方向に摺動体2を摺動させる際、軸1上の切り粉等の塵埃は外側のシール部材4aのリップ部5aが外側から力が作用した場合には内側に湾曲し易いから、該リップ部5aを通過するが、内側のシール部材4bのリップ部5bは外側から力が作用した場合には内側に湾曲しにくいから、該リップ部5bを通過できず、よって、前記塵埃が摺動体2の内部に侵入することが阻止される。
【0028】
また、摺動体2に保持されている潤滑油は、内側のシール部材4bのリップ部5bは通過するが、外側のシール部材4aのリップ部5aを通過できず、よって、前記潤滑油が漏出することは阻止される。
【0029】
更に、潤滑油はシール部材4a・4bの間において保持されるからリップ部5a・5bの油膜の消失を確実に防止できることになる。
【0030】
従って、本発明は、シール部材によって摺動体内部への塵埃の侵入を阻止すると共に、摺動体内部からの油の漏出を阻止し、リップ部の油切れをも防止でき、潤滑油の給脂インターバルを長くすることができる極めてメンテナンス性及び実用性に秀れた摺動装置となる。
【0031】
【発明の実施の形態】
図4〜11は本発明の一実施例を図示したものであり、以下に説明する。
【0032】
本実施例は、軸1と、該軸1に設けられる摺動体2と、該軸1と該摺動体2との間に設けられる転動体3とから成り、該転動体3の転動と共に該摺動体2が軸1に対して摺動移動する摺動機構を具備した摺動装置であって、摺動体2には転動体3の転動を補助する潤滑油が保持され、前記摺動機構における摺動方向側の端部にはシール部材4a・4bが摺動方向に少なくとも2枚並設され、この夫々のシール部材4a・4bの前記軸1と当接するリップ部5a・5bは、摺動方向の一方から力が作用した場合に湾曲しやすく他方から力が作用した場合に湾曲しにくいように構成され、外側のシール部材4aとして外側から力が作用した場合には内側に湾曲しやすく内側から力が作用した場合に外側に湾曲しにくいリップ部5aを有するものが採用され、内側のシール部材4bとして内側から力が作用した場合に外側に湾曲しやすく外側から力が作用した場合には内側に湾曲しにくいリップ部5bを有するものが採用されているものである。
【0033】
また、本実施例の摺動機構としては、軸1と該摺動体2との間には負荷路が設けられ、摺動体2には、無負荷路と、該無負荷路と前記負荷路とを連通するリターン路とが設けられ、更に、負荷路と無負荷路とリターン路とで構成される無限循環部8に転動体3が配設され、摺動体2が軸1に対して摺動移動する際、前記転動体3が該無限循環部8を転動移動するように構成されている摺動機構が採用されている。
【0034】
また、前記無限循環部8は具体的には、前記軸1と摺動体2内面との間に設けた転動体保持器13に形成された溝、軸1の外面及び摺動体2の内面によって構成されている。即ち、この転動体保持器13の貫通溝と軸1の外面及び摺動体2の内面とで負荷路が形成され、転動体保持器13の非貫通溝と摺動体2の内面とで無負荷路が形成され、この負荷路と無負荷路とを半円弧状のリターン路で連結して前記無限循環部8を構成している。
【0035】
各部を具体的に説明すると、軸1は直線状に延びる断面視略円形のものが採用されている。
【0036】
摺動体2は、前記軸1に被嵌される金属製の円筒形状のものが採用されている。具体的には、図4及び図5に図示したように摺動体2の摺動方向両端部に前記軸1に被嵌される円環状にして金属製のエンドキャップ12が夫々設けられている。
【0037】
このエンドキャップ12は、該エンドキャップ12内部に円環状の二枚のシール部材4a・4bを取り付けると共に、取り付けた該シール部材4a・4bを保護するために設けられている。
【0038】
エンドキャップ12と転動体保持器13との間にして前記摺動体2内面に刻設された溝には、該転動体保持器13の抜けを防止する抜け止めリング19が嵌合係止されている。
【0039】
シール部材4a・4bは具体的には、図5に図示したように外側のシール部材4aは基部10aと該基部10aに対して内側へ突設される突出部11aとから成る縦断面視逆L字状のものであり、この突出部11aの下面17aは下端から基部10a側へ上る傾斜面に構成され、この傾斜面の下端縁が前記軸1と当接するリップ部5aに設定され、内側のシール部材4bは前記外側のシール部材4aと対象な形状(突出部11bの下面17bは下端から基部10b側へ上る傾斜面)に設定され、リップ部5a・5bの先端縁同志が近接するように設定されている。
【0040】
本実施例のシール部材4a・4bは上述のように構成したが、図6に図示したように、突出部11aを、その上面を傾斜下面17aと略平行状態に形成して逆ハ字としても良い。
【0041】
また、図7に図示したような外側のシール部材4aの前記軸1と当接するリップ部5aの上方位置に内側が開口する凹溝15aを設け、内側のシール部材4bの前記軸1と当接するリップ部5bの上方位置に外側に開口する凹溝15bを設け、夫々のリップ部5a・5bの先端縁同志は近接するように構成しても良い。尚、この凹溝15a・15bは、上述したような摺動方向の一方から力が作用した場合に湾曲しやすく他方から力が作用した場合に湾曲しにくい作用が良好に発揮される位置、具体的には前記シール部材4a・4bの下側に設けるのが望ましい。
【0042】
更に、図8に図示したような前記シール部材4a・4bの一面(若しくは一部)に硬質の添設部材18を添設することで、この添設部材によってシール部材4a・4bの湾曲が規制されるように構成しても良い。尚、図8においては、前記添設部材18の下端をリップ部5a・5bに設定している。
【0043】
また、本実施例においては、前記シール部材4a・4bにより形成される空間が油保持部6に設定され、この油保持部6には前記転動体3の潤滑油として用いられるグリース等を供給するための油供給部7が設けられている。尚、図中符号16は油供給孔に設けられたニップルである。
【0044】
即ち、潤滑油Hが図11に図示したように、シール部材4a・4bの間に保持されるから、このシール部材4a・4bのリップ部5a・5bの油切れは確実に防止される。
【0045】
また、油保持部6にためられた油の量や劣化の度合いを摺動装置を容易に視認できるように、この油保持部6を形成するエンドキャップ12の上面や、このエンドキャップ12及び外側のシール部材4aの側面を透明な部材で構成しても良い。
【0046】
この油供給部7から供給されるグリース等は、前記空間(油保持部6)に一旦保持されて前記摺動体2の摺動移動に応じて徐々に軸1表面に漏出し、該軸1及び該摺動体2内部の無限循環部8の負荷路及び転動体3に供給されることになる。
【0047】
本実施例においては、前記油供給部7を前記油保持部6に潤滑油を供給するために設けた構成としているが、直接前記転動体3(無限循環部8)に給脂するために、図9に図示したように前記リターン路まで貫通させた構成としても良い。
【0048】
また、本実施例においては、前記シール部材4a・4bにより形成された空間を油保持部6に設定しているが、上述のように前記油供給部7を前記リターン路まで貫通させた構成とした場合、即ち、前記シール部材4a・4bにより形成された空間を油保持部6に設定しない場合には、図10に図示したようにこの空間に前記シール部材4a・4bを支持するための支持部材14を詰入した構成としても良く、この場合には前記シール部材4a・4bの変形を可及的に防止できることになり、このシール部材4a・4bの一層の長寿命化を達成できることになる。
【0049】
また、前記外側のシール部材4aの外面には、高熱の切り粉や大型の異物の侵入を防止してシールを保護するスクレーパー9が設けられている。このスクレーパー9としては金属製のものが採用される。
【0050】
また、本実施例においては、前記リップ部5a・5bの先端縁同志が近接するように設定しているが、このリップ部5a・5b同志が密着するように設定しても良いし、所定の間隔を有するように設定しても良い。尚、このリップ部5a・5b同志が密着するように設定した場合には、油流通用のスリット等を設けることで上述と同様の油保持・供給作用を発揮できる。
【0051】
本実施例は上述のように構成したから、簡単のために摺動体2の一端部(図5中右側)に設けたシール部材4a・4bに着目すると、この摺動体2を図5中右側に摺動移動させると、シール部材4aは図5中右側から力が作用した場合に湾曲しやすく、この摺動体2の摺動移動を妨げない、一方、シール部材4bは湾曲しにくく、図5中右側から侵入しようとする切り粉等の塵埃の侵入に抵抗する作用を発揮する。
【0052】
逆に、この摺動体2を図5中左側に摺動移動させると、シール部材4aは図5中左側から力が作用した場合に湾曲しにくく、この摺動体2内部からグリース等の潤滑油の外部への漏出に抵抗する作用を発揮する、一方、シール部材4bは湾曲しやすく、この摺動体2の摺動移動を妨げない。
【0053】
また、摺動体2の他端部(図5中左側(図示省略))に設けたシール部材4a・4bについても同様である。
【0054】
従って、摺動体2の進行方向と反対側を向いたシール部材4aにより摺動体2内部から外部への潤滑油の漏出が阻止され、摺動体2の進行方向側を向いたシール部材4bにより摺動体2内部への外部からの塵埃の侵入が阻止されることになる。
【0055】
また、このシール部材4aにより外部への漏出が阻止された潤滑油は、このシール部材4a・4bとの間に設けられた油保持部6に溜められ、摺動体2の摺動移動に応じて逐次前記軸1に供給されることになる。
【0056】
即ち、本来摺動体2内部から一方的に漏出するだけの潤滑油がこの油保持部6を介して前記転動体3が保持される軸1と摺動体2内面との間に循環されることになり、該潤滑油の過剰な漏出が阻止され、そのため、該潤滑油の給脂のインターバルを飛躍的に長くすることが可能となる。
【0057】
また、前記潤滑油の過剰な漏出が押さえられることで、該潤滑油が摺動体2と軸1の移動端に溜まって周囲の加工機器や加工品に付着汚染が生じたり、また、軸の油膜が減少することによる該軸1と前記リップ部5a・5bとに摩擦抵抗が生じることが可及的に防止される。
【0058】
更に、前記潤滑油の不足による転動体3の転動移動の際に生じる騒音が生じにくくなり、結果的に静音化も図ることができる。
【0059】
その上、潤滑油はシール部材4a・4bの間において保持されるからリップ部5a・5bの油膜の消失を確実に防止できることになる。
【0060】
従って、本実施例は、シール部材によって摺動体内部への塵埃の侵入を阻止すると共に、摺動体内部からの油の漏出を阻止し、リップ部の油切れをも防止でき、潤滑油の給脂インターバルを長くすることができる極めてメンテナンス性及び実用性に秀れたものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来例の概略説明図である。
【図2】 従来例の概略説明図である。
【図3】 従来例の概略説明図である。
【図4】 本実施例の一部を切り欠いた説明側面図である。
【図5】 本実施例の説明側断面図である。
【図6】 本実施例のシール部材の概略説明図である。
【図7】 本実施例のシール部材の概略説明図である。
【図8】 本実施例のシール部材の概略説明図である。
【図9】 本実施例の説明側断面図である。
【図10】 本実施例の説明側断面図である。
【図11】 本実施例の概略説明図である。
【符号の説明】
1 軸
2 摺動体
3 転動体
4a・4b シール部材
5a・5b リップ部
6 油保持部
7 油供給部
8 無限循環部
10a・10b 基部
11a・11b 突出部
15a・15b 凹溝
17a・17b 下面

Claims (9)

  1. 軸と、前記軸に設けられる摺動体と、前記軸と前記摺動体との間に設けられる転動体とから成り、前記転動体の転動と共に前記摺動体が前記軸に対して摺動移動する摺動機構を具備した摺動装置であって、前記摺動体には前記転動体の転動を補助する潤滑油が保持され、前記摺動体の摺動方向両端部には夫々シール部材が摺動方向に少なくとも2枚並設され、この夫々のシール部材の前記軸と当接するリップ部は、摺動方向の一方から力が作用した場合に湾曲しやすく他方から力が作用した場合に湾曲しにくいように構成され、外側の前記シール部材のリップ部は外側から力が作用した場合には内側に湾曲しやすく前記軸上の塵埃の通過を許容し、一方、内側から力が作用した場合に外側に湾曲しにくく前記軸上の潤滑油の通過を阻止するように構成され、内側の前記シール部材のリップ部は内側から力が作用した場合に外側に湾曲しやすく前記軸上の潤滑油の通過を許容し、一方、外側から力が作用した場合には内側に湾曲しにくく前記軸上の塵埃の通過を阻止するように構成されていることを特徴とする摺動装置。
  2. 軸と、前記軸に設けられる摺動体と、前記軸と前記摺動体との間に設けられる転動体とから成り、前記転動体の転動と共に前記摺動体が前記軸に対して摺動移動する摺動機構を具備した摺動装置であって、前記摺動体には前記転動体の転動を補助する潤滑油が保持され、前記摺動の摺動方向両端部には夫々シール部材が摺動方向に少なくとも2枚並設され、外側の前記シール部材は基部と該基部に対して内側へ突設される突出部とから成る縦断面視逆L字状のものであり、この突出部の下面は基部側へ上る傾斜面に構成され、この傾斜面の下端縁が前記軸と当接するリップ部に設定され、このリップ部は外側から力が作用した場合には内側に湾曲しやすく前記軸上の塵埃の通過を許容し、一方、内側から力が作用した場合に外側に湾曲しにくく前記軸上の潤滑油の通過を阻止するリップ部に構成され、内側の前記シール部材は基部と該基部に対して外側へ突設される突出部とから成る縦断面視L字状のものであり、この基部の下面は基部側へ上る傾斜面に構成され、この傾斜面の下端縁が前記軸と当接するリップ部に設定され、このリップ部は内側から力が作用した場合に外側に湾曲しやすく前記軸上の潤滑油の通過を許容し、一方、外側から力が作用した場合には内側に湾曲しにくく前記軸上の塵埃の通過を阻止するリップ部に構成されていることを特徴とする摺動装置。
  3. 軸と、前記軸に設けられる摺動体と、前記軸と前記摺動体との間に設けられる転動体とから成り、前記転動体の転動と共に前記摺動体が前記軸に対して摺動移動する摺動機構を具備した摺動装置であって、前記摺動体には前記転動体の転動を補助する潤滑油が保持され、前記摺動の摺動方向両端部には夫々シール部材が摺動方向に少なくとも2枚並設され、外側の前記シール部材は前記軸と当接するリップ部の上方位置に内側が開口する凹溝が設けられ、このリップ部は外側から力が作用した場合には内側に湾曲しやすく前記軸上の塵埃の通過を許容し、一方、内側から力が作用した場合に外側に湾曲しにくく前記軸上の潤滑油の通過を阻止するリップ部に構成され、内側の前記シール部材は前記軸と当接するリップ部の上方位置に外側に開口する凹溝が設けられ、このリップ部は内側から力が作用した場合に外側に湾曲しやすく前記軸上の潤滑油の通過を許容し、一方、外側から力が作用した場合には内側に湾曲しにくく前記軸上の塵埃の通過を阻止するリップ部に構成されていることを特徴とする摺動装置。
  4. 請求項1〜3いずれか1項に記載の摺動装置において、前記夫々のリップ部は所定の間隔を有するように設定されていることを特徴とする摺動装置。
  5. 請求項1〜4いずれか1項に記載の摺動装置において、前記夫々のリップ部の先端縁同志は近接するように設定されていることを特徴とする摺動装置。
  6. 請求項1〜5いずれか1項に記載の摺動装置において、前記シール部材の間には空間が設けられ、この空間は潤滑油を保持する油保持部に設定されていることを特徴とする摺動装置。
  7. 請求項6記載の摺動装置において、前記油保持部に潤滑油を供給するための油供給部が設けられていることを特徴とする摺動装置。
  8. 請求項1〜7いずれか1項に記載の摺動装置において、前記摺動体は前記軸に被嵌されるものであり、前記摺動体の摺動方向両端部には前記軸に被嵌される円環状のエンドキャップが夫々設けられ、このエンドキャップの内部には二枚の円環状の前記シール部材が夫々設けられていることを特徴とする摺動装置。
  9. 請求項1〜8いずれか1項に記載の摺動装置において、摺動機構として、前記軸と前記摺動体との間には負荷路が設けられ、前記摺動体には、無負荷路と、前記無負荷路と前記負荷路とを連通するリターン路とが設けられ、更に、前記負荷路と前記無負荷路と前記リターン路とで構成される無限循環部に前記転動体が配設され、前記摺動体が前記軸に対して摺動移動する際、前記転動体が前記無限循環部を転動移動するように構成されている摺動機構が採用されていることを特徴とする摺動装置。
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