JPH05149334A - スライドレールユニツト - Google Patents
スライドレールユニツトInfo
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- JPH05149334A JPH05149334A JP3314952A JP31495291A JPH05149334A JP H05149334 A JPH05149334 A JP H05149334A JP 3314952 A JP3314952 A JP 3314952A JP 31495291 A JP31495291 A JP 31495291A JP H05149334 A JPH05149334 A JP H05149334A
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- JP
- Japan
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- slide
- rail unit
- slide rail
- slide shaft
- rail
- Prior art date
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- Pending
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C29/00—Bearings for parts moving only linearly
- F16C29/04—Ball or roller bearings
- F16C29/045—Ball or roller bearings having rolling elements journaled in one of the moving parts
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C29/00—Bearings for parts moving only linearly
- F16C29/007—Hybrid linear bearings, i.e. including more than one bearing type, e.g. sliding contact bearings as well as rolling contact bearings
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Bearings For Parts Moving Linearly (AREA)
Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【目的】 スライドレールユニットを組込む製品のコス
トの低減を図ることができるとともに、設置空間を狭く
抑えることのできるスライドレールユニットを提供す
る。 【構成】 スライドレールユニットは、直線状に延びる
スライドシャフト２と、このスライドシャフト２に軸方
向に移動自在に設けられた移動台４と、スライドシャフ
ト２の軸方向に延在しこのスライドシャフト２を支持す
る支持台１とを備えており、支持台１には、スライドシ
ャフト２の両側にこのスライドシャフト２に平行なレー
ル面１ｂを有し、移動台４には、各レール面１ｂ上を回
転移動する車８を設ける。
トの低減を図ることができるとともに、設置空間を狭く
抑えることのできるスライドレールユニットを提供す
る。 【構成】 スライドレールユニットは、直線状に延びる
スライドシャフト２と、このスライドシャフト２に軸方
向に移動自在に設けられた移動台４と、スライドシャフ
ト２の軸方向に延在しこのスライドシャフト２を支持す
る支持台１とを備えており、支持台１には、スライドシ
ャフト２の両側にこのスライドシャフト２に平行なレー
ル面１ｂを有し、移動台４には、各レール面１ｂ上を回
転移動する車８を設ける。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、直進移動性を高度に
要求する例えばプリンタのヘッド等を案内保持するスラ
イドレールユニットに関する。
要求する例えばプリンタのヘッド等を案内保持するスラ
イドレールユニットに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種のスライドレールユニット
としては、直線状に形成されたスライドシャフトと、こ
のスライドシャフトに軸方向に移動自在に嵌合された移
動台とを備えたものが知られている。
としては、直線状に形成されたスライドシャフトと、こ
のスライドシャフトに軸方向に移動自在に嵌合された移
動台とを備えたものが知られている。
【０００３】上記のように構成されたスライドレールユ
ニットにおいては、移動台がスライドシャフトに軸方向
に移動自在であることから、その軸心回りにも回転自在
であり、このためスライドレールユニットを２本平行に
設けたり、あるいは回転止め用のレールを新たに設けた
りすることによって、移動台の回転を防止している。
ニットにおいては、移動台がスライドシャフトに軸方向
に移動自在であることから、その軸心回りにも回転自在
であり、このためスライドレールユニットを２本平行に
設けたり、あるいは回転止め用のレールを新たに設けた
りすることによって、移動台の回転を防止している。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
スライドレールユニットにおいては、２本平行に設置す
る場合には、スライドレールユニットを組込む製品のコ
ストアップになるとともに、設置空間も広く必要になる
という問題があり、回転止め用のレールを設置する場合
にも、コストの増加は低く抑えられるものの、設置空間
が広く必要になるという問題があった。
スライドレールユニットにおいては、２本平行に設置す
る場合には、スライドレールユニットを組込む製品のコ
ストアップになるとともに、設置空間も広く必要になる
という問題があり、回転止め用のレールを設置する場合
にも、コストの増加は低く抑えられるものの、設置空間
が広く必要になるという問題があった。
【０００５】この発明は上記事情に鑑みなされたもので
あって、スライドレールユニットを組込む製品のコスト
の低減を図ることができるとともに、設置空間を狭く抑
えることのできるスライドレールユニットを提供するこ
とを目的としている。
あって、スライドレールユニットを組込む製品のコスト
の低減を図ることができるとともに、設置空間を狭く抑
えることのできるスライドレールユニットを提供するこ
とを目的としている。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項１の発明は、直線状に延びるスライドシャフ
トと、このスライドシャフトに軸方向に移動自在に設け
られた移動台と、前記スライドシャフトの軸方向に延在
しこのスライドシャフトを支持する支持台とを備えたス
ライドレールユニットであって、前記支持台には、前記
スライドシャフトの両側にこのスライドシャフトに平行
なレール面を有し、前記移動台には、前記各レール面上
を回転移動する車を設けたことを特徴としている。
に、請求項１の発明は、直線状に延びるスライドシャフ
トと、このスライドシャフトに軸方向に移動自在に設け
られた移動台と、前記スライドシャフトの軸方向に延在
しこのスライドシャフトを支持する支持台とを備えたス
ライドレールユニットであって、前記支持台には、前記
スライドシャフトの両側にこのスライドシャフトに平行
なレール面を有し、前記移動台には、前記各レール面上
を回転移動する車を設けたことを特徴としている。
【０００７】また、請求項２の発明は、請求項１に記載
のスライドレールユニットにおいて、移動台が、スライ
ドシャフトに軸方向に移動自在に嵌合するスライドベア
リングに固定されていることを特徴としている。
のスライドレールユニットにおいて、移動台が、スライ
ドシャフトに軸方向に移動自在に嵌合するスライドベア
リングに固定されていることを特徴としている。
【０００８】また、請求項３の発明は、請求項２に記載
のスライドレールユニットにおいて、移動台には、スラ
イドベアリングの外周面に嵌合する凹部を有するととも
に、この凹部に沿ってこの凹部側の内片と外側面側の外
片とに仕切るスリットを有し、前記外片には、前記外側
面から前記スリットへ貫通するネジ孔を有し、このネジ
孔には、前記スリットから内片をスライドベアリング側
に押すボルトを設けていることを特徴としている。
のスライドレールユニットにおいて、移動台には、スラ
イドベアリングの外周面に嵌合する凹部を有するととも
に、この凹部に沿ってこの凹部側の内片と外側面側の外
片とに仕切るスリットを有し、前記外片には、前記外側
面から前記スリットへ貫通するネジ孔を有し、このネジ
孔には、前記スリットから内片をスライドベアリング側
に押すボルトを設けていることを特徴としている。
【０００９】また、請求項４の発明は、請求項１ないし
請求項３のいずれかに記載のスライドレールユニットに
おいて、移動台には、車の外周面を囲むように、外側面
から凹状に形成された車の収納空間を有していることを
特徴としている。
請求項３のいずれかに記載のスライドレールユニットに
おいて、移動台には、車の外周面を囲むように、外側面
から凹状に形成された車の収納空間を有していることを
特徴としている。
【００１０】また、請求項５の発明は、請求項１ないし
請求項３のいずれかに記載のスライドレールユニットに
おいて、移動台には、車の外周面を覆うカバーを設けて
いることを特徴としている。
請求項３のいずれかに記載のスライドレールユニットに
おいて、移動台には、車の外周面を覆うカバーを設けて
いることを特徴としている。
【００１１】また、請求項６の発明は、請求項１ないし
請求項５のいずれかに記載のスライドレールユニットに
おいて、車は、移動台に保持された車軸に嵌合する内輪
と、レール面上を回転移動する外輪とを備えたころがり
軸受であることを特徴としている。
請求項５のいずれかに記載のスライドレールユニットに
おいて、車は、移動台に保持された車軸に嵌合する内輪
と、レール面上を回転移動する外輪とを備えたころがり
軸受であることを特徴としている。
【００１２】また、請求項７の発明は、請求項１ないし
請求項５のいずれかに記載のスライドレールユニットに
おいて、車は、移動台に保持された車軸に偏心カラーを
介して取り付けられており、前記偏心カラーは、前記車
軸に嵌合する内周面の軸心と、前記車に回転自在に嵌合
する外周面の軸心とがずれていることを特徴としてい
る。
請求項５のいずれかに記載のスライドレールユニットに
おいて、車は、移動台に保持された車軸に偏心カラーを
介して取り付けられており、前記偏心カラーは、前記車
軸に嵌合する内周面の軸心と、前記車に回転自在に嵌合
する外周面の軸心とがずれていることを特徴としてい
る。
【００１３】また、請求項８の発明は、請求項６に記載
のスライドレールユニットにおいて、車軸ところがり軸
受の内輪とは偏心カラーを介して結合されており、偏心
カラーは前記車軸に嵌合する内周面の軸心と前記内輪に
嵌合する外周面の軸心とがずれていることを特徴として
いる。
のスライドレールユニットにおいて、車軸ところがり軸
受の内輪とは偏心カラーを介して結合されており、偏心
カラーは前記車軸に嵌合する内周面の軸心と前記内輪に
嵌合する外周面の軸心とがずれていることを特徴として
いる。
【００１４】また、請求項９の発明は、請求項１ないし
請求項８のいずれかに記載のスライドレールユニットに
おいて、レール面が、支持台とは別体のレール部材の表
面に形成されていることを特徴としている。
請求項８のいずれかに記載のスライドレールユニットに
おいて、レール面が、支持台とは別体のレール部材の表
面に形成されていることを特徴としている。
【００１５】また、請求項１０の発明は、請求項９に記
載のスライドレールユニットにおいて、レール部材が支
持台に着脱自在に設けられていることを特徴としてい
る。
載のスライドレールユニットにおいて、レール部材が支
持台に着脱自在に設けられていることを特徴としてい
る。
【００１６】また、請求項１１の発明は、請求項１ない
し請求項１０のいずれかに記載のスライドレールユニッ
トにおいて、移動台には、スライドシャフトの軸方向の
少なくとも一方の端面に、スライドシャフトおよびレー
ル面の埃等を排除する防塵手段を設けていることを特徴
としている。
し請求項１０のいずれかに記載のスライドレールユニッ
トにおいて、移動台には、スライドシャフトの軸方向の
少なくとも一方の端面に、スライドシャフトおよびレー
ル面の埃等を排除する防塵手段を設けていることを特徴
としている。
【００１７】また、請求項１２の発明は、請求項１１に
記載のスライドレールユニットにおいて、防塵手段は、
可撓性を有する部材で板状に形成されたものであり、そ
のスライドシャフトあるいはレール面に接触する縁部が
これらのスライドシャフトあるいはレール面の埃等を排
除するシール部になっていることを特徴としている。
記載のスライドレールユニットにおいて、防塵手段は、
可撓性を有する部材で板状に形成されたものであり、そ
のスライドシャフトあるいはレール面に接触する縁部が
これらのスライドシャフトあるいはレール面の埃等を排
除するシール部になっていることを特徴としている。
【００１８】また、請求項１３の発明は、請求項１２に
記載のスライドレールユニットにおいて、防塵手段のシ
ール部は、スライドシャフトあるいはレール面との接触
部が線状に形成され、この接触部から移動台に向うにし
たがってスライドシャフトあるいはレール面から離れる
方向に斜めに切欠かれていることを特徴としている。
記載のスライドレールユニットにおいて、防塵手段のシ
ール部は、スライドシャフトあるいはレール面との接触
部が線状に形成され、この接触部から移動台に向うにし
たがってスライドシャフトあるいはレール面から離れる
方向に斜めに切欠かれていることを特徴としている。
【００１９】また、請求項１４の発明は、請求項１２に
記載のスライドレールユニットにおいて、防塵手段のシ
ール部は、スライドシャフトあるいはレール面との接触
部が少なくとも２つの凸条によって形成されていること
を特徴としている。
記載のスライドレールユニットにおいて、防塵手段のシ
ール部は、スライドシャフトあるいはレール面との接触
部が少なくとも２つの凸条によって形成されていること
を特徴としている。
【００２０】
【作用】上記のように構成された請求項１に記載の発明
においては、車によって、移動台がスライドシャフトの
軸心回りに回転するのを防止する。
においては、車によって、移動台がスライドシャフトの
軸心回りに回転するのを防止する。
【００２１】また、請求項２に記載の発明においては、
スライドシャフトにスライドベアリングが移動自在に嵌
合しているので、移動台の移動抵抗が小さくなるととも
に移動台の直進性も高くなる。
スライドシャフトにスライドベアリングが移動自在に嵌
合しているので、移動台の移動抵抗が小さくなるととも
に移動台の直進性も高くなる。
【００２２】また、請求項３に記載の発明においては、
ボルトをネジ孔にねじ込んでスリット部分から内片を押
すと、この内片が凹部側にたわんで、この凹部がスライ
ドベアリングの外周に密着する。したがって、スライド
ベアリングと移動台との連結部が精度よく強固に行なわ
れることになる。
ボルトをネジ孔にねじ込んでスリット部分から内片を押
すと、この内片が凹部側にたわんで、この凹部がスライ
ドベアリングの外周に密着する。したがって、スライド
ベアリングと移動台との連結部が精度よく強固に行なわ
れることになる。
【００２３】また、請求項４および請求項５に記載の発
明においては、収納空間やカバーによて、車の外周面に
埃等が付着するのを避けることができる。したがって、
車に付いた埃等をレール面上で乗り上げることによって
移動台の直進性が妨げられることを防止することができ
る。
明においては、収納空間やカバーによて、車の外周面に
埃等が付着するのを避けることができる。したがって、
車に付いた埃等をレール面上で乗り上げることによって
移動台の直進性が妨げられることを防止することができ
る。
【００２４】また、請求項６に記載の発明においては、
車がころがり軸受で構成されているので、車のころがり
抵抗が極めて小さくなるとともに、ころがり軸受はその
外周面と内周面との同軸度および外周面の真円度が極め
て高いので、移動台の直進性が向上する。
車がころがり軸受で構成されているので、車のころがり
抵抗が極めて小さくなるとともに、ころがり軸受はその
外周面と内周面との同軸度および外周面の真円度が極め
て高いので、移動台の直進性が向上する。
【００２５】また、請求項７および請求項８に記載の発
明においては、偏心カラーによって、車の外周面とレー
ル面との当たりを最適な状態に調整することができるの
で、移動台の軸心回りのガタを完全にとることができ、
移動台の直進性が向上する。
明においては、偏心カラーによって、車の外周面とレー
ル面との当たりを最適な状態に調整することができるの
で、移動台の軸心回りのガタを完全にとることができ、
移動台の直進性が向上する。
【００２６】また、請求項９に記載の発明においては、
レール面を支持台とは別体のレール部材で形成している
から、このレール面を硬度の高い材料や潤滑性のすぐれ
た材料等で形成することができ、移動台の直進性を長期
にわたって安定的に維持することができる。
レール面を支持台とは別体のレール部材で形成している
から、このレール面を硬度の高い材料や潤滑性のすぐれ
た材料等で形成することができ、移動台の直進性を長期
にわたって安定的に維持することができる。
【００２７】また、請求項１０に記載の発明において
は、レール部材を支持台に着脱自在に設けているから、
レール面が磨耗した場合等でも、レール部材を取り替え
ることにより長期にわたって継続して使用することがで
きる。
は、レール部材を支持台に着脱自在に設けているから、
レール面が磨耗した場合等でも、レール部材を取り替え
ることにより長期にわたって継続して使用することがで
きる。
【００２８】また、請求項１１に記載の発明において
は、防塵手段により、スライドシャフトおよびレール面
上の埃等が常に排除されるので、埃等の上に車が乗るな
どにより移動台の直進性が妨げられたり、埃等により磨
耗が増進したりするなどの不具合を防止することができ
る。
は、防塵手段により、スライドシャフトおよびレール面
上の埃等が常に排除されるので、埃等の上に車が乗るな
どにより移動台の直進性が妨げられたり、埃等により磨
耗が増進したりするなどの不具合を防止することができ
る。
【００２９】また、請求項１２に記載の発明において
は、防塵手段が板状に形成されたものであるから、簡単
にかつ低コストで、移動台の端面に取り付けることが可
能であり、しかもシール部の破損等を外側からの目視に
より簡単に発見することができる。
は、防塵手段が板状に形成されたものであるから、簡単
にかつ低コストで、移動台の端面に取り付けることが可
能であり、しかもシール部の破損等を外側からの目視に
より簡単に発見することができる。
【００３０】また、請求項１３に記載の発明において
は、防塵手段のシール部が線状の接触部およびこれに連
なる斜めの斜面（移動台に向かうにしたがいスライドシ
ャフトあるいはレール面から離れる方向に斜めに切欠か
れている）により形成されているので、スライドシャフ
トあるいはレール面上の埃等がシール部から移動台側に
極めて侵入しにくく、よって移動台の直進性が長期にわ
たって保たれる。
は、防塵手段のシール部が線状の接触部およびこれに連
なる斜めの斜面（移動台に向かうにしたがいスライドシ
ャフトあるいはレール面から離れる方向に斜めに切欠か
れている）により形成されているので、スライドシャフ
トあるいはレール面上の埃等がシール部から移動台側に
極めて侵入しにくく、よって移動台の直進性が長期にわ
たって保たれる。
【００３１】また、請求項１４に記載の発明において
は、シール部に少なくとも２つの凸条が形成されている
から、一つの凸条を埃等が通過したとしても、もう一つ
の凸条でこの埃等を捕らえることができる。また、凸条
間の溝に潤滑油が保持されるので、シール部の潤滑性が
向上するとともに、この潤滑油で埃等を溝内に保持する
ことができる。
は、シール部に少なくとも２つの凸条が形成されている
から、一つの凸条を埃等が通過したとしても、もう一つ
の凸条でこの埃等を捕らえることができる。また、凸条
間の溝に潤滑油が保持されるので、シール部の潤滑性が
向上するとともに、この潤滑油で埃等を溝内に保持する
ことができる。
【００３２】
【実施例】以下、この発明の実施例を図１ないし図６を
参照して説明する。
参照して説明する。
【００３３】第１実施例 図１ないし図４を参照してこの発明の第１実施例を説明
する。
する。
【００３４】図１において、符号１は支持台であり、こ
の支持台１は、直線状に延びる平板状に形成されたもの
であり、その長手方向の中心線上には、スライドシャフ
ト２を保持する保持部１ａが形成されている。また、保
持部１ａの両側対称位置にはスライドシャフト２に平行
にレール面１ｂが形成されている。スライドシャフト２
は、断面円形の直線の棒状に形成されたものであり、高
度の円筒度および真直度を有している。このスライドシ
ャフト２は、支持台１の支持部１ａに固定されて、各レ
ール面１ｂに平行になってる。また、スライドシャフト
２には、図２ないし図４に示すように、スライドボール
ベアリング（スライドベアリング）３を介して移動台４
が設けられている。
の支持台１は、直線状に延びる平板状に形成されたもの
であり、その長手方向の中心線上には、スライドシャフ
ト２を保持する保持部１ａが形成されている。また、保
持部１ａの両側対称位置にはスライドシャフト２に平行
にレール面１ｂが形成されている。スライドシャフト２
は、断面円形の直線の棒状に形成されたものであり、高
度の円筒度および真直度を有している。このスライドシ
ャフト２は、支持台１の支持部１ａに固定されて、各レ
ール面１ｂに平行になってる。また、スライドシャフト
２には、図２ないし図４に示すように、スライドボール
ベアリング（スライドベアリング）３を介して移動台４
が設けられている。
【００３５】スライドボールベアリング３は、支持台１
の支持部１ａを挟むようにしてスライドシャフト２の外
周面に嵌合するように、断面Ｃ字状の円筒状に形成され
たものであり、その内側には、スライドシャフト２の外
周面上を転動する複数の球（図示せず）が設けられてい
る。移動台４は、四角形の箱状の外観を有するものであ
り、その底面４ａの中心線上には、スライドボールベア
リング３の外周面に嵌合する凹部４ｂが形成されてい
る。この凹部４ｂは、スライドボールベアリング３の外
周面を覆うように断面Ｃ字状の円筒状に形成されたもの
であり、その径はスライドボールベアリング３の外径よ
りわずかに大径に形成されている（図３参照）。
の支持部１ａを挟むようにしてスライドシャフト２の外
周面に嵌合するように、断面Ｃ字状の円筒状に形成され
たものであり、その内側には、スライドシャフト２の外
周面上を転動する複数の球（図示せず）が設けられてい
る。移動台４は、四角形の箱状の外観を有するものであ
り、その底面４ａの中心線上には、スライドボールベア
リング３の外周面に嵌合する凹部４ｂが形成されてい
る。この凹部４ｂは、スライドボールベアリング３の外
周面を覆うように断面Ｃ字状の円筒状に形成されたもの
であり、その径はスライドボールベアリング３の外径よ
りわずかに大径に形成されている（図３参照）。
【００３６】また、移動台４には、底面４ａから垂直に
かつ凹部４ｂの軸心に平行に、一つのスリット４ｃが形
成されており、このスリット４ｃは移動台４を凹部４ｂ
側の内片４ｄと外側面４ｅ側の外片４ｆとに分けてい
る。外片４ｆには、凹部４ｂの軸方向の両端位置に、外
側面４ｅからスリット４ｃへ貫通するネジ孔４ｇが形成
されており、このネジ孔４ｇには、先端がスリット４ｃ
から内片４ｄに達し、この内片４ｄを凹部４ｂ側にたわ
ませるボルト５が設けられている。
かつ凹部４ｂの軸心に平行に、一つのスリット４ｃが形
成されており、このスリット４ｃは移動台４を凹部４ｂ
側の内片４ｄと外側面４ｅ側の外片４ｆとに分けてい
る。外片４ｆには、凹部４ｂの軸方向の両端位置に、外
側面４ｅからスリット４ｃへ貫通するネジ孔４ｇが形成
されており、このネジ孔４ｇには、先端がスリット４ｃ
から内片４ｄに達し、この内片４ｄを凹部４ｂ側にたわ
ませるボルト５が設けられている。
【００３７】さらに、移動台４には、両側の外側面４ｅ
から所定の深さに、後述するボールベアリング８の収納
空間４ｈが形成されている。この収納空間４ｈは、底面
４ａに沿う部分が開口した断面円形の穴状に形成された
ものであり、その軸心が各外側面４ｅの幅方向中央（凹
部４ｂの軸線方向の中央）に位置している。また、この
収納空間４ｈの軸心位置には、その側壁にネジ孔４ｉが
形成されているとともに、このネジ孔４ｉと同軸に円形
状の座面４ｊが形成されている。そして、これらのネジ
孔４ｉおよび座面４ｊを介して車軸６が取り付けられて
いる。
から所定の深さに、後述するボールベアリング８の収納
空間４ｈが形成されている。この収納空間４ｈは、底面
４ａに沿う部分が開口した断面円形の穴状に形成された
ものであり、その軸心が各外側面４ｅの幅方向中央（凹
部４ｂの軸線方向の中央）に位置している。また、この
収納空間４ｈの軸心位置には、その側壁にネジ孔４ｉが
形成されているとともに、このネジ孔４ｉと同軸に円形
状の座面４ｊが形成されている。そして、これらのネジ
孔４ｉおよび座面４ｊを介して車軸６が取り付けられて
いる。
【００３８】車軸６は、上記円形状の座面４ｉに精密に
嵌合する円盤状のフランジ６ａを有し、このフランジ６
ａの一端側に上記ネジ孔４ｉに螺合する雄ネジ６ｂを有
し、他端側に軸受部６ｃおよび雄ネジ６ｄを有するもの
である。この車軸６は、その一端の雄ネジ６ｂをネジ孔
４ｉに螺合させるとともに、フランジ６ａを座面４ｊに
嵌合させて移動台４に固定されており、軸受部６ｃには
偏心カラー７を介してころがり軸受（車）８が設けられ
ている。
嵌合する円盤状のフランジ６ａを有し、このフランジ６
ａの一端側に上記ネジ孔４ｉに螺合する雄ネジ６ｂを有
し、他端側に軸受部６ｃおよび雄ネジ６ｄを有するもの
である。この車軸６は、その一端の雄ネジ６ｂをネジ孔
４ｉに螺合させるとともに、フランジ６ａを座面４ｊに
嵌合させて移動台４に固定されており、軸受部６ｃには
偏心カラー７を介してころがり軸受（車）８が設けられ
ている。
【００３９】偏心カラー７は、軸受６の軸受部６ｃに嵌
合する内周面７ａの軸心と外周面７ｂの軸心とを平行に
ずらしたものであり、外周面７ｂの一方の端部には外周
面にローレットを有する鍔７ｃが形成されている。ころ
がり軸受８は、偏心カラー７の外周面７ｂに嵌合する内
輪８ａと、車の外周面を構成する外輪８ｂと、これらの
間に挟まれた球（図示せず）とを備えたものである。こ
のころがり軸受８は、雄ネジ６ｄに螺合するナット９に
より、内輪８ａの両端面がフランジ６ａおよび鍔７ｃで
挟みつけられて車軸６に固定されている。
合する内周面７ａの軸心と外周面７ｂの軸心とを平行に
ずらしたものであり、外周面７ｂの一方の端部には外周
面にローレットを有する鍔７ｃが形成されている。ころ
がり軸受８は、偏心カラー７の外周面７ｂに嵌合する内
輪８ａと、車の外周面を構成する外輪８ｂと、これらの
間に挟まれた球（図示せず）とを備えたものである。こ
のころがり軸受８は、雄ネジ６ｄに螺合するナット９に
より、内輪８ａの両端面がフランジ６ａおよび鍔７ｃで
挟みつけられて車軸６に固定されている。
【００４０】また、移動台４の移動方向の両方の端面に
は、防塵部材（防塵手段）１０が設けられている。防塵
部材１０は、ゴム等の可撓性を有する板状の部材で形成
されたものであり、そのシール部１０ａがスライドシャ
フト２の外周面および両側の各レール面１ｂに合致する
形状に形成されている。さらにこのシール部１０ａは、
スライドシャフト２の外周面およびレール面１ｂに接す
る部分が線状に形成され、この線状の部分から移動台に
近付くにしたがってスライドシャフト２あるいはレール
面１ｂから離れる方向に斜めに切欠かれている。この防
塵部材１０は、ネジ１１によって、移動台に固定されて
いる。
は、防塵部材（防塵手段）１０が設けられている。防塵
部材１０は、ゴム等の可撓性を有する板状の部材で形成
されたものであり、そのシール部１０ａがスライドシャ
フト２の外周面および両側の各レール面１ｂに合致する
形状に形成されている。さらにこのシール部１０ａは、
スライドシャフト２の外周面およびレール面１ｂに接す
る部分が線状に形成され、この線状の部分から移動台に
近付くにしたがってスライドシャフト２あるいはレール
面１ｂから離れる方向に斜めに切欠かれている。この防
塵部材１０は、ネジ１１によって、移動台に固定されて
いる。
【００４１】さらに、移動台４の凹部４ｂには、図４に
示すように、スライドボールベアリング３の両端にダス
トシール１２が設けられている。ダストシール１２は、
防塵部材１０と同様に、スライドシャフト２とスライド
ボールベアリング３との間に埃等が侵入するのを防止す
るものである。このダストシール１２は、リテーナ１３
によって、凹部４ｂ内に固定されている。
示すように、スライドボールベアリング３の両端にダス
トシール１２が設けられている。ダストシール１２は、
防塵部材１０と同様に、スライドシャフト２とスライド
ボールベアリング３との間に埃等が侵入するのを防止す
るものである。このダストシール１２は、リテーナ１３
によって、凹部４ｂ内に固定されている。
【００４２】上記のように構成されたスライドレールユ
ニットにおいては、スライドボールベアリング３に移動
台４の凹部４ｂを嵌合させた状態で、各ボルト５を締め
付け、凹部４ｂをスライドボールベアリング３の外周面
に密着させる。これにより、スライドボールベアリング
３と移動台４とが完全にがたつきのない状態に連結され
る。また、偏心カラー７を回してころがり軸受８を上下
させ、左右両側のころがり軸受８が各レール面１ｂに適
度な力で接するように調整する。これにより、移動台４
におけるスライドシャフト２の軸心回りのがたつきが完
全になくなる。
ニットにおいては、スライドボールベアリング３に移動
台４の凹部４ｂを嵌合させた状態で、各ボルト５を締め
付け、凹部４ｂをスライドボールベアリング３の外周面
に密着させる。これにより、スライドボールベアリング
３と移動台４とが完全にがたつきのない状態に連結され
る。また、偏心カラー７を回してころがり軸受８を上下
させ、左右両側のころがり軸受８が各レール面１ｂに適
度な力で接するように調整する。これにより、移動台４
におけるスライドシャフト２の軸心回りのがたつきが完
全になくなる。
【００４３】また、移動台４の移動に伴い、防塵部材１
０がスライドシャフト２およびレール面１ｂ上の埃等を
常に排除する。特に、防塵部材１０のシール部１０ａ
は、スライドシャフト２およびレール面１ｂに線状の部
分で接し、この線状の部分から移動台４に近付くにした
がって、スライドシャフト２およびレール面１ｂから離
れる方向に傾斜しているので、シール部１０ａを通って
移動台４側に侵入する埃等はほとんどない。
０がスライドシャフト２およびレール面１ｂ上の埃等を
常に排除する。特に、防塵部材１０のシール部１０ａ
は、スライドシャフト２およびレール面１ｂに線状の部
分で接し、この線状の部分から移動台４に近付くにした
がって、スライドシャフト２およびレール面１ｂから離
れる方向に傾斜しているので、シール部１０ａを通って
移動台４側に侵入する埃等はほとんどない。
【００４４】さらに、ダストシール１３があるので、ス
ライドボールベアリング３内に侵入する埃等はより少な
くなる。また、車として設けられたころがり軸受８の外
周は収納空間４ｈによって囲まれているので、このころ
がり軸受８の外周に埃等が積ることがない。
ライドボールベアリング３内に侵入する埃等はより少な
くなる。また、車として設けられたころがり軸受８の外
周は収納空間４ｈによって囲まれているので、このころ
がり軸受８の外周に埃等が積ることがない。
【００４５】上記のように構成されたスライドレールユ
ニットによれば、ころがり軸受８により移動台４のスラ
イドシャフト２の軸心回りの回転を完全に防止すること
ができるので、移動台４の回転を防止するためにスライ
ドレールユニットを２つ平行に設けたり、回り止め用の
レールを新たに設けたりする必要がなくなる。したがっ
て、スライドレールユニットを組み込む製品のコストダ
ウンを図ることができるとともに、組み込む部分の空間
を狭くすることができる。さらに、車としてころがり軸
受８を使用しているので、レール面１ｂ上を転がる抵抗
を極めて小さくすることができる。
ニットによれば、ころがり軸受８により移動台４のスラ
イドシャフト２の軸心回りの回転を完全に防止すること
ができるので、移動台４の回転を防止するためにスライ
ドレールユニットを２つ平行に設けたり、回り止め用の
レールを新たに設けたりする必要がなくなる。したがっ
て、スライドレールユニットを組み込む製品のコストダ
ウンを図ることができるとともに、組み込む部分の空間
を狭くすることができる。さらに、車としてころがり軸
受８を使用しているので、レール面１ｂ上を転がる抵抗
を極めて小さくすることができる。
【００４６】しかも、ころがり軸受は、一般に、その外
周面の真円度や内周面と外周面との同軸度等の精度が極
めて高いので、移動台４をレール面１ｂに平行に案合す
ることができ、移動台４の直進性の向上を図ることがで
きる。さらに、偏心カラー７により、ころがり軸受８の
外周面をレール面１ｂに所定の力で接するように調整す
ることができるから、この点からも移動台４の直進性を
向上させることができる。
周面の真円度や内周面と外周面との同軸度等の精度が極
めて高いので、移動台４をレール面１ｂに平行に案合す
ることができ、移動台４の直進性の向上を図ることがで
きる。さらに、偏心カラー７により、ころがり軸受８の
外周面をレール面１ｂに所定の力で接するように調整す
ることができるから、この点からも移動台４の直進性を
向上させることができる。
【００４７】さらに、ボルト５を締めることによって、
スライドボールベアリング３と移動台４の凹部４ｂとを
完全に密着させることができるから、スライドボールベ
アリング３と移動台４との接続部のがたつきを完全に排
除することができ、移動台４の直進性をより向上させる
ことができる。また、防塵部材１０やダストシール１２
によって、スライドシャフト２やレール面１ｂ上の埃等
を排除することができるから、埃等の上をスライドボー
ルベアリング３内の球やころがり軸受８の外周面が乗り
上げる等によって、移動台４の直進性が損なわれるなど
の不具合を防止することができるとともに、これらスラ
イドボールベアリング３やころがり軸受８の寿命を向上
させることができる。
スライドボールベアリング３と移動台４の凹部４ｂとを
完全に密着させることができるから、スライドボールベ
アリング３と移動台４との接続部のがたつきを完全に排
除することができ、移動台４の直進性をより向上させる
ことができる。また、防塵部材１０やダストシール１２
によって、スライドシャフト２やレール面１ｂ上の埃等
を排除することができるから、埃等の上をスライドボー
ルベアリング３内の球やころがり軸受８の外周面が乗り
上げる等によって、移動台４の直進性が損なわれるなど
の不具合を防止することができるとともに、これらスラ
イドボールベアリング３やころがり軸受８の寿命を向上
させることができる。
【００４８】さらにまた、収納空間４ｈによって、ころ
がり軸受８の外周面に埃等が積するのを防止することが
できるので、たとえばころがり軸受８の外周面に堆積し
た埃等をレール面１ｂ上で踏むことによって移動台４の
直進性を損なうといった不具合を防止することができ
る。また、防塵部材１０が移動台４の端面に取り付けら
れているので、目視によりシール部１０ａの劣化や破損
等を容易に発見することができ、埃等による移動台４の
直進性の悪化や、磨耗等の発生の前に早期に防塵部材１
０を取り替える等の処置ができる。
がり軸受８の外周面に埃等が積するのを防止することが
できるので、たとえばころがり軸受８の外周面に堆積し
た埃等をレール面１ｂ上で踏むことによって移動台４の
直進性を損なうといった不具合を防止することができ
る。また、防塵部材１０が移動台４の端面に取り付けら
れているので、目視によりシール部１０ａの劣化や破損
等を容易に発見することができ、埃等による移動台４の
直進性の悪化や、磨耗等の発生の前に早期に防塵部材１
０を取り替える等の処置ができる。
【００４９】第２実施例 図５ないし図６を参照してこの発明の第２実施例を説明
する。ただし、図１ないし図４に示した第１実施例の構
成要素と同一の要素には同一の符号を付し、その説明を
省略する。
する。ただし、図１ないし図４に示した第１実施例の構
成要素と同一の要素には同一の符号を付し、その説明を
省略する。
【００５０】第２実施例のスライドレールユニットが第
１実施例のスライドレールユニットと異なる点は、図５
に示すように、移動台２０の形状が異なりカバー２１が
設けられている点である。すなわち、移動台２０は、底
面４ａ、凹部４ｂ、スリット４ｃおよび内片４ｄについ
ては第１実施例と同一であるが、左右の外側面２０ａお
よび外片２０ｂの形状が異なっている。外側面２０ａ
は、移動台２０の上部側端部２０ｃを残して断面Ｌ字状
に切欠かれた形状になっている。外片２０ｂは、スリッ
ト４ｃによって外側面２０ａ側に分割されたものであ
る。
１実施例のスライドレールユニットと異なる点は、図５
に示すように、移動台２０の形状が異なりカバー２１が
設けられている点である。すなわち、移動台２０は、底
面４ａ、凹部４ｂ、スリット４ｃおよび内片４ｄについ
ては第１実施例と同一であるが、左右の外側面２０ａお
よび外片２０ｂの形状が異なっている。外側面２０ａ
は、移動台２０の上部側端部２０ｃを残して断面Ｌ字状
に切欠かれた形状になっている。外片２０ｂは、スリッ
ト４ｃによって外側面２０ａ側に分割されたものであ
る。
【００５１】両側の各外側面２０ａには、それぞれ移動
台２０の移動方向（凹部４ｂの軸線の方向）の前進側の
端部および後進側の端部に、ネジ孔４ｉおよび座面４ｊ
が形成されている。すなわち、ネジ孔４ｉおよび座面４
ｊは、図６に示すように、各外側面２０ａの前進側の端
部と後進側の端部のそれぞれ移動方向において最も離れ
た位置に互い違いに配置されている。また、外片２０ｂ
には、移動台２０の移動方向の中央位置に、外側面２０
ａからスリット４ｃに貫通するネジ孔２０ｄが形成され
ており、このネジ孔２０ｄには、このネジ孔２０ｄ内に
沈み込む形状で頭部に六角形の孔を有するネジ（ボル
ト）２２が螺合されている。
台２０の移動方向（凹部４ｂの軸線の方向）の前進側の
端部および後進側の端部に、ネジ孔４ｉおよび座面４ｊ
が形成されている。すなわち、ネジ孔４ｉおよび座面４
ｊは、図６に示すように、各外側面２０ａの前進側の端
部と後進側の端部のそれぞれ移動方向において最も離れ
た位置に互い違いに配置されている。また、外片２０ｂ
には、移動台２０の移動方向の中央位置に、外側面２０
ａからスリット４ｃに貫通するネジ孔２０ｄが形成され
ており、このネジ孔２０ｄには、このネジ孔２０ｄ内に
沈み込む形状で頭部に六角形の孔を有するネジ（ボル
ト）２２が螺合されている。
【００５２】ネジ２２は、先端で内片４ｄを凹部４ｂ側
にたわませて、凹部４ｂをスライドボールベアリング３
の外周に密着させるようになっている。また、カバー２
１は、左右に設けられたころがり軸受８を外側面２０ａ
と共同して囲むように形成されており、その底部には、
ころがり軸受８の外周面がレール面１ｂに接するための
開口部２１ａが形成されている（図６参照）。このカバ
ー２は、ボルト２３によって、移動台２０の上部側端部
２０ｃに固定されている。
にたわませて、凹部４ｂをスライドボールベアリング３
の外周に密着させるようになっている。また、カバー２
１は、左右に設けられたころがり軸受８を外側面２０ａ
と共同して囲むように形成されており、その底部には、
ころがり軸受８の外周面がレール面１ｂに接するための
開口部２１ａが形成されている（図６参照）。このカバ
ー２は、ボルト２３によって、移動台２０の上部側端部
２０ｃに固定されている。
【００５３】上記のように構成されたスライドレールユ
ニットにおいては、第１実施例と同様の作用を生ずる
が、さらに左右のころがり軸受８が移動方向に離れた位
置に設けられていることから、スライドボールベアリン
グ３のみではどうしても解消できない移動台２０の移動
方向両端部での上下方向のがたつきを解消することがで
きる。しかも、偏心カラー７によって、各ころがり軸受
８の外周面をレール面に所定の力で接するように調節す
ることができるから、上記の上下方向のがたつきを完全
に解消することができる。
ニットにおいては、第１実施例と同様の作用を生ずる
が、さらに左右のころがり軸受８が移動方向に離れた位
置に設けられていることから、スライドボールベアリン
グ３のみではどうしても解消できない移動台２０の移動
方向両端部での上下方向のがたつきを解消することがで
きる。しかも、偏心カラー７によって、各ころがり軸受
８の外周面をレール面に所定の力で接するように調節す
ることができるから、上記の上下方向のがたつきを完全
に解消することができる。
【００５４】上記のように構成されたスライドレールユ
ニットによれば、スライドボールベアリング３のみでは
どうしても解消できなかった移動台２０の移動方向両端
部での上下方向のがたつきを完全に解消することができ
るから、移動台２０の直進性をより向上させることがで
きる。その他、第１実施例と同一の効果を奏する。
ニットによれば、スライドボールベアリング３のみでは
どうしても解消できなかった移動台２０の移動方向両端
部での上下方向のがたつきを完全に解消することができ
るから、移動台２０の直進性をより向上させることがで
きる。その他、第１実施例と同一の効果を奏する。
【００５５】なお、上記第２実施例においては、移動台
２０のころがり軸受８を、移動方向にずらした位置にそ
れぞれ互い違いに設けたが、このころがり軸受８あるい
は車を、図７に示すように、底面視で四角形状に形成さ
れた移動台３０の４隅部に設けるように構成してもよい
ことはいうまでもない。この場合には、４つのころがり
軸受８で移動台３０を支持しているので、極めてバラン
ス良く移動台３０を支持することができ、移動台３０の
直進性をさらに向上させることができる。また、第１実
施例に示した移動台４を同一のスライドシャフト２に直
列に配置し、これらの移動台４を連結する部材を設ける
ことによっても、図７に示すスライドレールユニットと
同様の作用効果を奏する。
２０のころがり軸受８を、移動方向にずらした位置にそ
れぞれ互い違いに設けたが、このころがり軸受８あるい
は車を、図７に示すように、底面視で四角形状に形成さ
れた移動台３０の４隅部に設けるように構成してもよい
ことはいうまでもない。この場合には、４つのころがり
軸受８で移動台３０を支持しているので、極めてバラン
ス良く移動台３０を支持することができ、移動台３０の
直進性をさらに向上させることができる。また、第１実
施例に示した移動台４を同一のスライドシャフト２に直
列に配置し、これらの移動台４を連結する部材を設ける
ことによっても、図７に示すスライドレールユニットと
同様の作用効果を奏する。
【００５６】また、上記各実施例および図７の例におい
ては、スライドボールベアリング３を介して移動台４、
２０、３０を設けたが、移動台４または移動台２０を直
接スライドシャフト２に軸方向に移動自在に設けてもよ
いことはいうまでもない。さらに、スライドボールベア
リング３の代わりに滑り軸受を用いてもよいことはいう
までもない。さらにまた、上記各実施例および図７の例
においては、車としてころがり軸受８を用いたが、この
車は、偏心カラー７の外周面７ｂあるいは車軸６の軸受
部６ｃに回転自在に設けた単なる環状のものであっても
よいことはいうまでもない。
ては、スライドボールベアリング３を介して移動台４、
２０、３０を設けたが、移動台４または移動台２０を直
接スライドシャフト２に軸方向に移動自在に設けてもよ
いことはいうまでもない。さらに、スライドボールベア
リング３の代わりに滑り軸受を用いてもよいことはいう
までもない。さらにまた、上記各実施例および図７の例
においては、車としてころがり軸受８を用いたが、この
車は、偏心カラー７の外周面７ｂあるいは車軸６の軸受
部６ｃに回転自在に設けた単なる環状のものであっても
よいことはいうまでもない。
【００５７】さらに、上記各実施例においては、レール
面１ｂを支持台１に形成しているが、このレール面１ｂ
は、支持台１とは別の材料を支持台１に層状にコーティ
ングあるいは鍍金した上でその上に形成してもよいこと
はいうまでもない。この場合には、レール面１ｂのみを
硬度の高い材料や含油材料等の潤滑性の優れた材料で形
成することができるから、レール面１ｂの耐久性の向上
や車（ころがり軸受）のころがり抵抗の低減を図ること
ができる。しかも、レール面１ｂの部分にのみ硬度の高
い材料等の特殊の材料を使うだけであるから、耐久性等
の向上にともなうコスト増加を最小限に抑えることがで
きる。
面１ｂを支持台１に形成しているが、このレール面１ｂ
は、支持台１とは別の材料を支持台１に層状にコーティ
ングあるいは鍍金した上でその上に形成してもよいこと
はいうまでもない。この場合には、レール面１ｂのみを
硬度の高い材料や含油材料等の潤滑性の優れた材料で形
成することができるから、レール面１ｂの耐久性の向上
や車（ころがり軸受）のころがり抵抗の低減を図ること
ができる。しかも、レール面１ｂの部分にのみ硬度の高
い材料等の特殊の材料を使うだけであるから、耐久性等
の向上にともなうコスト増加を最小限に抑えることがで
きる。
【００５８】さらにまた、上記レール面１ｂは、図８に
示すように、支持台１とは別体のレール部材４０の上面
に形成したものであってもよい。このレール部材４０
は、レール部材４０の下面に設けたＴ型凸部４０ａと支
持台１に設けたＴ型凹部１ｃとを嵌め合わすことにより
支持台１に着脱自在に取り付けられている。この場合に
は、レール部材４０に硬度の高い材料や潤滑性の優れた
材料を用いることにより、耐久性の向上を図ることがで
きるとともに、レール部材４０を交換することにより、
長期にわたって継続して高い性能を維持することができ
るという利点がある。
示すように、支持台１とは別体のレール部材４０の上面
に形成したものであってもよい。このレール部材４０
は、レール部材４０の下面に設けたＴ型凸部４０ａと支
持台１に設けたＴ型凹部１ｃとを嵌め合わすことにより
支持台１に着脱自在に取り付けられている。この場合に
は、レール部材４０に硬度の高い材料や潤滑性の優れた
材料を用いることにより、耐久性の向上を図ることがで
きるとともに、レール部材４０を交換することにより、
長期にわたって継続して高い性能を維持することができ
るという利点がある。
【００５９】また、上記各実施例において、防塵部材１
０は移動台４、２０の移動方向の両方の端面に設けた
が、一方の端面のみに設けてもよいことはいうまでもな
い。さらに、防塵部材１０のシール部１０ａは、一つの
斜面で形成したが、図９に示す防塵部材５０のように、
例えば２つの凸条５１を有するものであってもよい。こ
れら各凸条５１は、鋸刃状に形成されており、一方の面
がレール面１ｂあるいはスライドシャフト２の外周面に
直交し、他方の面が移動台４、２０に近付くにしたがっ
て、レール面１ｂ等から離れる方向に傾斜されている。
０は移動台４、２０の移動方向の両方の端面に設けた
が、一方の端面のみに設けてもよいことはいうまでもな
い。さらに、防塵部材１０のシール部１０ａは、一つの
斜面で形成したが、図９に示す防塵部材５０のように、
例えば２つの凸条５１を有するものであってもよい。こ
れら各凸条５１は、鋸刃状に形成されており、一方の面
がレール面１ｂあるいはスライドシャフト２の外周面に
直交し、他方の面が移動台４、２０に近付くにしたがっ
て、レール面１ｂ等から離れる方向に傾斜されている。
【００６０】この防塵部材５０によれば、一つの凸条５
１を埃等が通過したとしても、もう一つの凸条５１でこ
の埃等を捕らえることができる。また、凸条５１間の溝
に潤滑油が保持されるので、シール部の潤滑性を向上さ
せることができるとともに、この潤滑油で埃等を溝内に
保持し、埃等が溝から移動台４、２０側に逃げるのを防
止することができる。
１を埃等が通過したとしても、もう一つの凸条５１でこ
の埃等を捕らえることができる。また、凸条５１間の溝
に潤滑油が保持されるので、シール部の潤滑性を向上さ
せることができるとともに、この潤滑油で埃等を溝内に
保持し、埃等が溝から移動台４、２０側に逃げるのを防
止することができる。
【００６１】
【発明の効果】請求項１の発明によれば、車によって、
移動台がスライドシャフトの軸心回りに回転するのを防
止することができるから、移動台の回転止めのために二
つのスライドレールユニットを使ったり、回転止め用の
レールを新たに設けたりする必要がなくなる。したがっ
て、スライドレールユニットを組み込む製品のコストダ
ウンを図ることができるとともに、スライドレールユニ
ットの設置空間を狭く抑えることができるという優れた
作用効果を奏する。
移動台がスライドシャフトの軸心回りに回転するのを防
止することができるから、移動台の回転止めのために二
つのスライドレールユニットを使ったり、回転止め用の
レールを新たに設けたりする必要がなくなる。したがっ
て、スライドレールユニットを組み込む製品のコストダ
ウンを図ることができるとともに、スライドレールユニ
ットの設置空間を狭く抑えることができるという優れた
作用効果を奏する。
【００６２】また、請求項２に記載の発明においては、
スライドシャフトにスライドベアリングを嵌合し、この
スライドベアリングに移動台を固定しているので、移動
台のの移動抵抗を極めて小さくすることができるととも
に、移動台の直進性を向上させることができる。
スライドシャフトにスライドベアリングを嵌合し、この
スライドベアリングに移動台を固定しているので、移動
台のの移動抵抗を極めて小さくすることができるととも
に、移動台の直進性を向上させることができる。
【００６３】また、請求項３に記載の発明においては、
ボルトをねじ込むことによって移動台の凹部をスライド
ベアリングの外周に密着固定することができるから、ス
ライドベアリングと移動台との接続部のがたつきを完全
に排除することができ、移動台の直進性をより向上させ
ることができる。
ボルトをねじ込むことによって移動台の凹部をスライド
ベアリングの外周に密着固定することができるから、ス
ライドベアリングと移動台との接続部のがたつきを完全
に排除することができ、移動台の直進性をより向上させ
ることができる。
【００６４】また、請求項４および請求項５に記載の発
明においては、収納空間やカバーによて、車の外周面に
埃等が付着するのを避けることができから、車に付いた
埃等をレール面上で乗り上げるなどにより移動台の直進
性が妨げられることを防止することができ、よって移動
台の直進性を向上させることができる。
明においては、収納空間やカバーによて、車の外周面に
埃等が付着するのを避けることができから、車に付いた
埃等をレール面上で乗り上げるなどにより移動台の直進
性が妨げられることを防止することができ、よって移動
台の直進性を向上させることができる。
【００６５】また、請求項６に記載の発明においては、
車がころがり軸受で構成されているので、移動台の移動
抵抗を極めて小さくすることができる。しかも、ころが
り軸受は外周面と内周面との同軸度および外周面の真円
度が極めて高いので、移動台の直進性を向上させること
ができる。
車がころがり軸受で構成されているので、移動台の移動
抵抗を極めて小さくすることができる。しかも、ころが
り軸受は外周面と内周面との同軸度および外周面の真円
度が極めて高いので、移動台の直進性を向上させること
ができる。
【００６６】また、請求項７および請求項８に記載の発
明においては、偏心カラーによって、車の外周面とレー
ル面との当たりを最適な状態に調整することができるの
で、移動台の軸心回りのガタを完全に排除することがで
き、移動台の直進性を向上させることができる。
明においては、偏心カラーによって、車の外周面とレー
ル面との当たりを最適な状態に調整することができるの
で、移動台の軸心回りのガタを完全に排除することがで
き、移動台の直進性を向上させることができる。
【００６７】また、請求項９に記載の発明においては、
レール面を支持台とは別体のレール部材で形成している
から、このレール面を硬度の高い材料や潤滑性のすぐれ
た材料等で形成することができ、移動台の直進性等の精
度を長期にわたって安定的に維持することができる。
レール面を支持台とは別体のレール部材で形成している
から、このレール面を硬度の高い材料や潤滑性のすぐれ
た材料等で形成することができ、移動台の直進性等の精
度を長期にわたって安定的に維持することができる。
【００６８】また、請求項１０に記載の発明において
は、レール部材を支持台に着脱自在に設けているから、
レール面が磨耗した場合等でも、レール部材を取り替え
ることにより長期にわたって継続して使用することがで
きる。
は、レール部材を支持台に着脱自在に設けているから、
レール面が磨耗した場合等でも、レール部材を取り替え
ることにより長期にわたって継続して使用することがで
きる。
【００６９】また、請求項１１に記載の発明において
は、防塵手段により、スライドシャフトおよびレール面
上の埃等を常に排除することができるので、埃等の上に
車が乗るなどにより移動台の直進性が妨げられたり、埃
等により磨耗が促進してしまったりするなどの不具合を
防止することができる。したがって、移動台の直進性を
向上させることができる。
は、防塵手段により、スライドシャフトおよびレール面
上の埃等を常に排除することができるので、埃等の上に
車が乗るなどにより移動台の直進性が妨げられたり、埃
等により磨耗が促進してしまったりするなどの不具合を
防止することができる。したがって、移動台の直進性を
向上させることができる。
【００７０】また、請求項１２に記載の発明において
は、防塵手段が板状に形成されたものであるから、防塵
手段を簡単にかつ低コストで、移動台の端面に取り付け
ることができる。しかも、シール部の破損等を外側から
目視により簡単に発見することができるから、埃等によ
る移動台の直進性が悪化したり、磨耗等が発生したりす
る前に防塵手段を取り替えるなどの対策を早期に実施す
ることができる。
は、防塵手段が板状に形成されたものであるから、防塵
手段を簡単にかつ低コストで、移動台の端面に取り付け
ることができる。しかも、シール部の破損等を外側から
目視により簡単に発見することができるから、埃等によ
る移動台の直進性が悪化したり、磨耗等が発生したりす
る前に防塵手段を取り替えるなどの対策を早期に実施す
ることができる。
【００７１】また、請求項１３に記載の発明において
は、防塵手段のシール部が線状の接触部から移動台に近
付くにしたがいスライドシャフトあるいはレール面から
離れる方向に斜めに形成されているので、スライドシャ
フトあるいはレール面上の埃等がシール部から移動台側
に極めて侵入しにくい。したがって、移動台の直進性を
長期にわたって保つことができる。
は、防塵手段のシール部が線状の接触部から移動台に近
付くにしたがいスライドシャフトあるいはレール面から
離れる方向に斜めに形成されているので、スライドシャ
フトあるいはレール面上の埃等がシール部から移動台側
に極めて侵入しにくい。したがって、移動台の直進性を
長期にわたって保つことができる。
【００７２】また、請求項１４に記載の発明において
は、シール部に少なくとも２つの凸条を形成しているか
ら、一つの凸条を埃等が通過したとしても、もう一つの
凸条でこの埃等を捕らえることができる。また、凸条間
の溝に潤滑油が保持されるので、シール部の潤滑性が向
上するとともに、この潤滑油で埃等を溝内に保持するこ
とができる。したがって、移動台の直進性をより長期に
わたって保つことができるという優れた効果を奏する。
は、シール部に少なくとも２つの凸条を形成しているか
ら、一つの凸条を埃等が通過したとしても、もう一つの
凸条でこの埃等を捕らえることができる。また、凸条間
の溝に潤滑油が保持されるので、シール部の潤滑性が向
上するとともに、この潤滑油で埃等を溝内に保持するこ
とができる。したがって、移動台の直進性をより長期に
わたって保つことができるという優れた効果を奏する。
【図１】この発明の第１実施例として示したスライドレ
ールユニットの外観斜視図。
ールユニットの外観斜視図。
【図２】同スライドレールユニットの移動台の分解斜視
図。
図。
【図３】同スライドレールユニットの移動方向の端面視
図。
図。
【図４】同スライドレールユニットの移動台の底面視
図。
図。
【図５】この発明の第２実施例として示したスライドレ
ールユニットの移動台の分解斜視図。
ールユニットの移動台の分解斜視図。
【図６】同スライドレールユニットの移動台の底面視
図。
図。
【図７】この発明の第１実施例および第２実施例の他の
例として示した移動台の底面視図。
例として示した移動台の底面視図。
【図８】この発明の第１実施例および第２実施例の他の
例として示した支持台の外観斜視図。
例として示した支持台の外観斜視図。
【図９】この発明の第１実施例および第２実施例の他の
例として示した防塵部材の断面図。
例として示した防塵部材の断面図。
１ 支持台 １ｂ レール面 ２ スライドシャフト ３ スライドベアリング（スライドボールベアリング） ４、２０、３０ 移動台 ４ｂ 凹部 ４ｃ スリット ４ｄ 内片 ４ｅ、２０ａ 外側面 ４ｆ、２０ｂ 外片 ４ｇ、２０ｄ ネジ孔 ４ｈ 収納空間 ５ ボルト ６ 車軸 ７ 偏心カラー ７ａ 内周面 ７ｂ 外周面 ８ 車（ころがり軸受） ８ａ 内輪 ８ｂ 外輪 １０、５０ 防塵手段（防塵部材） １０ａ シール部 ２１ カバー ２２ ネジ（ボルト） ４０ レール部材 ５１ 凸条
Claims (14)
- 【請求項１】 直線状に延びるスライドシャフトと、こ
のスライドシャフトに軸方向に移動自在に設けられた移
動台と、前記スライドシャフトの軸方向に延在しこのス
ライドシャフトを支持する支持台とを備えたスライドレ
ールユニットであって、 前記支持台には、前記スライドシャフトの両側にこのス
ライドシャフトに平行なレール面を有し、前記移動台に
は、前記各レール面上を回転移動する車を設けたことを
特徴とするスライドレールユニット。 - 【請求項２】 移動台は、スライドシャフトに軸方向に
移動自在に嵌合するスライドベアリングに固定されてい
ることを特徴とする請求項１に記載のスライドレールユ
ニット。 - 【請求項３】 移動台には、スライドベアリングの外周
面に嵌合する凹部を有するとともに、この凹部に沿って
この凹部側の内片と外側面側の外片とに仕切るスリット
を有しており、前記外片には、前記外側面から前記スリ
ットへ貫通するネジ孔を有し、このネジ孔には、前記ス
リットから内片をスライドベアリング側に押すボルトを
設けていることを特徴とする請求項２に記載のスライド
レールユニット。 - 【請求項４】 移動台には、車の外周面を囲むように、
外側面から凹状に形成された車の収納空間を有している
ことを特徴とする請求項１ないし請求項３のいずれかに
記載のスライドレールユニット。 - 【請求項５】 移動台には、車の外周面を覆うカバーを
設けていることを特徴とする請求項１ないし請求項３の
いずれかに記載のスライドレールユニット。 - 【請求項６】 車は、移動台に保持された車軸に嵌合す
る内輪と、レール面上を回転移動する外輪とを備えたこ
ろがり軸受であることを特徴とする請求項１ないし請求
項５のいずれかに記載のスライドレールユニット。 - 【請求項７】 車は、移動台に保持された車軸に偏心カ
ラーを介して取り付けられており、前記偏心カラーは、
前記車軸に嵌合する内周面の軸心と、前記車に回転自在
に嵌合する外周面の軸心とがずれていることを特徴とす
る請求項１ないし請求項５のいずれかに記載のスライド
レールユニット。 - 【請求項８】 車軸ところがり軸受の内輪とは偏心カラ
ーを介して結合されており、偏心カラーは前記車軸に嵌
合する内周面の軸心と前記内輪に嵌合する外周面の軸心
とがずれていることを特徴とする請求項６に記載のスラ
イドレールユニット。 - 【請求項９】 レール面は、支持台とは別体のレール部
材の表面に形成されていることを特徴とする請求項１な
いし請求項８のいずれかに記載のスライドレールユニッ
ト。 - 【請求項１０】 レール部材は支持台に着脱自在に設け
られていることを特徴とする請求項９に記載のスライド
レールユニット。 - 【請求項１１】 移動台には、スライドシャフトの軸方
向の少なくとも一方の端面に、スライドシャフトおよび
レール面の埃等を排除する防塵手段を設けていることを
特徴とする請求項１ないし請求項１０のいずれかに記載
のスライドレールユニット。 - 【請求項１２】 防塵手段は、可撓性を有する部材で板
状に形成されたものであり、そのスライドシャフトある
いはレール面に接触する縁部がこれらのスライドシャフ
トあるいはレール面の埃等を排除するシール部になって
いることを特徴とする請求項１１に記載のスライドレー
ルユニット。 - 【請求項１３】 防塵手段のシール部は、スライドシャ
フトあるいはレール面との接触部が線状に形成され、こ
の接触部から移動台に向うにしたがってスライドシャフ
トあるいはレール面から離れる方向に斜めに切欠かれて
いることを特徴とする請求項１２に記載のスライドレー
ルユニット。 - 【請求項１４】 防塵手段のシール部は、スライドシャ
フトあるいはレール面との接触部が少なくとも２つの凸
条によって形成されていることを特徴とする請求項１２
に記載のスライドレールユニット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3314952A JPH05149334A (ja) | 1991-11-28 | 1991-11-28 | スライドレールユニツト |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3314952A JPH05149334A (ja) | 1991-11-28 | 1991-11-28 | スライドレールユニツト |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05149334A true JPH05149334A (ja) | 1993-06-15 |
Family
ID=18059642
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3314952A Pending JPH05149334A (ja) | 1991-11-28 | 1991-11-28 | スライドレールユニツト |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05149334A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015163441A (ja) * | 2014-02-28 | 2015-09-10 | 日立工機株式会社 | 卓上切断機 |
| CN110206819A (zh) * | 2019-06-21 | 2019-09-06 | 苏州策林智能科技有限公司 | 一种新型精密滚动直线导轨装置 |
| JP2021524923A (ja) * | 2019-04-30 | 2021-09-16 | 北京小米移動軟件有限公司Ｂｅｉｊｉｎｇ Ｘｉａｏｍｉ Ｍｏｂｉｌｅ Ｓｏｆｔｗａｒｅ Ｃｏ．，Ｌｔｄ． | ポップアップ式撮影モジュール及び端末 |
| WO2022218881A1 (de) * | 2021-04-12 | 2022-10-20 | Igus Gmbh | Statisch optimiertes hybrid-rollenlager |
-
1991
- 1991-11-28 JP JP3314952A patent/JPH05149334A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015163441A (ja) * | 2014-02-28 | 2015-09-10 | 日立工機株式会社 | 卓上切断機 |
| US9950376B2 (en) | 2014-02-28 | 2018-04-24 | Hitachi Koki Co., Ltd. | Miter saw having dust proof structure for bearing which allows cutting unit to move in parallel to base surface |
| JP2021524923A (ja) * | 2019-04-30 | 2021-09-16 | 北京小米移動軟件有限公司Ｂｅｉｊｉｎｇ Ｘｉａｏｍｉ Ｍｏｂｉｌｅ Ｓｏｆｔｗａｒｅ Ｃｏ．，Ｌｔｄ． | ポップアップ式撮影モジュール及び端末 |
| CN110206819A (zh) * | 2019-06-21 | 2019-09-06 | 苏州策林智能科技有限公司 | 一种新型精密滚动直线导轨装置 |
| WO2022218881A1 (de) * | 2021-04-12 | 2022-10-20 | Igus Gmbh | Statisch optimiertes hybrid-rollenlager |
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