JP3371035B2 - ボールスプライン - Google Patents

ボールスプライン

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JP3371035B2 JP18197894A JP18197894A JP3371035B2 JP 3371035 B2 JP3371035 B2 JP 3371035B2 JP 18197894 A JP18197894 A JP 18197894A JP 18197894 A JP18197894 A JP 18197894A JP 3371035 B2 JP3371035 B2 JP 3371035B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は,長手方向に軌道
溝を有するボールスプライン軸に多数の転動体を介在し
てスライダを摺動可能に構成したボールスプラインに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来,多数のボールを有する外筒をボー
ルスプライン軸に沿って直線運動させるボールスプライ
ンは,産業用ロボットやトランスファマシン等に適用さ
れてきた。従来のボールスプラインとしては,外筒に多
数のボールを保持するために保持器を備えたものと保持
器を備えていないものとが知られている。
【0003】従来の保持器を有さないボールスプライン
としては,図19に示すようなものが知られている。該
ボールスプラインは,外周面の所定箇所の軸方向に軌道
溝2を複数個形成したボールスプライン軸3と,ボール
スプライン軸3を摺動的に嵌挿する中空孔を有する中空
円筒形の外筒70とを有している。外筒70の中空孔内
周面には,ボールスプライン軸3の軌道溝2に対向する
軌道溝71とリターン路72が形成されている。更に,
上記ボールスプラインは,方向転換路73を形成したス
ペーサリング74,エンドキャップ75,端面シール7
6,及び各軌道溝間に嵌合される多数のボール7を有し
ている。スペーサリング74,エンドキャップ75及び
端面シール76は,ボルト77で外筒70の両側に取り
付けられ,スライダ78を構成している。外筒70に形
成された軌道溝71は,ボール7を保持するため,断面
で見た軌道溝71の縁端部窓幅がボール7の直径より小
さく形成されている(例えば,特公平3−61046号
公報参照)。
【0004】また,従来の保持器を有するボールスプラ
インとしては,図20に示すようなものが知られてい
る。該ボールスプラインは,外周面の所定箇所の軸方向
に軌道溝2を複数個形成したボールスプライン軸3と,
ボールスプライン軸3上を摺動するスライダ79とから
成る。スライダ79は,内側面にボールスプライン軸3
の軌道溝2に対向する軌道溝80とボール7を方向転換
させるための傾斜面81とを形成した外筒82,外筒8
2の内側面にボール7を保持する保持器83,及び複数
のボール7から構成されている。保持器83は,シーム
レス薄円筒状に形成され,保持器83のリターン通路8
4の無負荷域に在るボール7に対応する部分は径が大き
く,軌道溝80の負荷域に在るボール7に対応する部分
は径が小さく形成されている。また,保持器83には,
負荷域を転走するボール7がわずかに突出するように長
孔85が穿設されている。保持器83は,外筒82にそ
の内周面両側でナット蓋筒86を螺着することによって
外筒82に固定されている(例えば,実開昭58−52
317号公報参照)。
【0005】また,ボールスプラインとしては,図21
及び図22に示すように,ボールスプライン軸に2個の
スライダ88を軸方向に直列に配置したボールスプライ
ンが知られている。ボールスプライン軸3は,中空軸で
あり,軸芯即ち軸中心に対称に一対の軌道溝2が形成さ
れている。スライダ88は,ボールスプライン軸3の軌
道溝2に対向する軌道溝を有する円筒状の外筒89,外
筒89の軸方向両端に配置した円盤状のエンドキャップ
90,及びエンドキャップ90の反外筒(ケーシング)
側の端面に取り付けた側面シール91等から構成されて
いる。
【0006】一方,ボールスプラインと類似構造を備え
たものとしては,図23に示すような直動転がり案内ユ
ニットが知られている。該直動転がり案内ユニットは,
長手方向両側壁面に軌道溝92を形成した軌道レール9
3,軌道レール93に対して相対摺動可能であり且つ各
軌道溝92に対向する位置に軌道溝94を形成したケー
シング95,ケーシング95の長手方向両端に取り付け
た一対のエンドキャップ,対向する軌道溝間を循環移動
可能に転走する複数のボール7,各エンドキャップの外
側端面に設けた側面シール,並びに軌道レール93を挟
んで配置され且つケーシング95,エンドキャップ及び
軌道レール93に対してシールする下面シールを有す
る。上記直動転がり案内ユニットについては,スライダ
を構成するケーシング95の軌道溝94は,図24に示
すように,大径の砥石96を使用して精密研削加工され
るので,軌道溝94を高精度に加工することができる。
【0007】また,図19〜図22に示したボールスプ
ラインと図23に示した直動転がり案内ユニットの中間
的な構造を備えたものとして,図25に示すようなリニ
アベアリングがある(例えば,実開昭50−66057
号公報参照)。即ち,軌道レール97は,直動転がり案
内ユニットの軌道レール93によく似た断面形状を有し
ている。また,スライダは,円筒形の外筒の一箇所を軸
方向に120度カットしたスプラインナット98,スプ
ラインナット98に載せた取付台99等を有する。スプ
ラインナット98の内面には軌道レール97の軌道溝1
00と対向して軌道溝101が形成されており,両軌道
溝100と101間を多数のボール7が転走するように
構成されている。スプラインナット98の外周凸面は取
付台99の内周凹面に一致しており,自動調心性能を有
している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで,図19に示
す保持器を有さないボールスプラインは,外筒70の軌
道溝71の側縁部にボール保持部を形成していたが,ボ
ール保持部付き軌道溝71を形成するのはかなり困難で
ある。上記ボールスプラインについては,直動転がり案
内ユニットにおける軌道溝の加工のように,大径の砥石
を使用して軌道溝を加工することはできないので,外筒
70の内側の軌道溝71はブローチ加工し,その後で,
焼き入れして研磨加工による仕上げ等をして製作される
ことになる。このため,軌道溝の仕上げ加工が困難であ
り,製作工数が多くかかった。また,上記ボールスプラ
インについては,外筒70の内側の軌道溝加工はブロー
チ加工によるため,内径に対する軸方向の長さに制限が
あり,長いものは製作できなかった。このため,通常
は,図21に示すように2個以上のスライダ88を組み
合わせて使用していた。また,上記ボールスプラインに
ついては,外筒70に形成したボール負荷域の軌道溝7
1,スペーサリング74及びサイドリング75に形成し
た方向転換路73の形状を高精度に形成することが困難
であった。
【0009】図20に示す保持器を有するボールスプラ
インの外筒82の軌道溝80は,ボール負荷域の軌道溝
80の軸方向両端に,保持器83の方向転換路87を移
動するボール7を案内するために,傾斜させた溝からな
る逃げ部が形成されているため,軌道溝80の形成が難
しくコスト高になっていた。また,従来のボールスプラ
インでは,保持器83を装着する外筒82に対しては,
外筒82の軌道溝のブローチ加工とその溝の高精度の仕
上げに難点があり,また,外筒82に保持器83を装着
するための装着部を外筒82に形成することも面倒なも
のであり,外筒82の製造が高コストになるものであっ
た。
【0010】図25に示すリニアベアリングは,ボール
スプラインにおけるボールスプライン軸に比べて軌道レ
ール97の重量が大きいという問題がある。また,スラ
イダを構成するスプラインナット98は,ボールスプラ
インにおける円筒形の外筒の一箇所を軸方向に120度
カットしたものであるが,加工基準面を有していないの
で,軌道溝101を精度よく加工することが困難であっ
た。
【0011】この発明の目的は,上記の問題を解決する
ことであり,ボールスプラインの外筒の一部を軸方向に
全長にわたって切除して開口を形成し,スライダを構成
する外筒の断面形状が略C字状でボールスプライン軸を
跨架する形状に構成すると共に外面に加工基準面を設け
て,ボールスプラインでありながら直動転がり案内ユニ
ットのケーシングの軌道溝の加工方法を適用でき,スラ
イダの軌道溝の加工を容易にして加工精度を向上させ,
製造コストを低減し,更に外筒に加工基準面を設けたに
もかかわらずスライダによるハウジングの支持面積の減
少を最小限に抑えることができるボールスプラインを提
供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明は,直径方向に
対向した位置の長手方向外面に形成された一対の第1軌
道溝を備えた断面円形のボールスプライン軸,該ボール
スプライン軸に嵌挿し且つ前記第1軌道溝と対向する長
手方向内面に形成された第2軌道溝と該第2軌道溝に隔
置して形成されたリターン孔とを備えたケーシング,前
記第1軌道溝と前記第2軌道溝との間を転走する転動
体,該転動体を前記ケーシングと共働して保持する保持
器,前記第2軌道溝と前記リターン孔とにそれぞれ連通
する方向転換路を備え且つ前記ケーシングの両端にそれ
ぞれ配置されたエンドキャップ,及び該エンドキャップ
の端面にそれぞれ配置された側面シールを具備し,前記
ケーシングには長手方向の全長にわたって延びて前記ボ
ールスプライン軸を跨架する開口,及び該開口とは反対
側の外面に前記第2軌道溝を加工する際の基準面となる
平坦面の加工基準面が形成され,前記ケーシングは,中
空ハウジングの貫通孔に嵌合して固定され,前記ケーシ
ングの外面に形成される弧面が前記貫通孔の内周面に支
持され,前記弧面は,前記ハウジングの中心軸を通る平
面に跨がって延びていることを特徴とするボールスプラ
インに関する。
【0013】また,このボールスプラインは,前記ボー
ルスプライン軸の軸心と前記ハウジングの前記貫通孔の
軸心とが偏倚しているものが好ましい。
【0014】また,このボールスプラインは,前記ボー
ルスプライン軸の軸心と前記ハウジングの前記貫通孔の
軸心とを一致させ,前記加工基準面の中央部に前記ハウ
ジングの前記貫通孔の内周面に支持される支持部を設け
てもよい。
【0015】このボールスプラインは,上記のように構
成されているので,ケーシングの第2軌道溝は,従来の
ようなブローチ加工ではなくて直動転がり案内ユニット
における軌道溝の加工方法,即ち,大径の砥石を使用す
る方法によって形成することができるので,第2軌道溝
の加工を容易なものにすると共に加工精度を向上させる
ことができる。また,前記ケーシングは,ハウジングの
貫通孔に嵌合固定されており,その外面に前記ハウジン
グの貫通孔の内周面に支持可能な弧面を有しているの
で,前記ケーシングと前記ハウジングとの円周上での取
付位置即ち相対角度を調節することが可能である。
【0016】このボールスプラインは,前記ボールスプ
ライン軸の軸心と前記ハウジングの前記貫通孔の軸心と
を偏倚させることにより,前記ハウジングを支持する前
記ケーシングの支持面積を大きくすることができ,安定
して取り付けられる。また,このボールスプラインは,
前記ボールスプライン軸の軸心と前記ハウジングの貫通
孔の軸心とを一致させた場合には,前記加工基準面の中
央部に前記ハウジングの前記貫通孔の内周面に支持され
る支持部を設けることにより,前記ハウジングに支持さ
れる前記ケーシングの支持面積を大きくすることがで
き,安定して取り付けられる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下,図1〜図18を参照して,
この発明によるボールスプラインの実施例を説明する。
このボールスプラインの第一実施例について図1〜図1
4を参照して説明する。
【0018】このボールスプラインについて,図1,図
2,図3及び図4を参照して説明する。ボールスプライ
ン1は,長手方向外面に形成された第1軌道溝としての
軌道溝2を備えたボールスプライン軸3,ボールスプラ
イン軸3に嵌挿跨架し且つ軌道溝2と対向する長手方向
内面に形成された第2軌道溝としての軌道溝4と軌道溝
4に沿って隔置状態で延びるリターン路を形成するリタ
ーン孔5を備えたケーシング6,ケーシング6を転走す
る多数のボール7を保持する保持器としての保持バンド
8,軌道溝4とリターン孔5とにそれぞれ連通する方向
転換路9を備え且つケーシング6の端面にそれぞれ配置
されたエンドキャップ10,及びエンドキャップ10の
端面にそれぞれ配置された側面シール11を具備してい
る。ボールスプライン軸3の長手方向外面に形成された
軌道溝2は,直径方向に対向した位置,言い換えれば,
軸芯即ち軸中心に関して対称位置に位置している。ケー
シング6,エンドキャップ10,側面シール11等から
スライダ12が構成され,スライダ12は,図2に示す
ように,ボールスプライン軸3を跨ぐように配設される
と共に,ボールスプライン軸3と一緒にハウジング13
の貫通孔である円形孔20に嵌合固定されている。
【0019】ケーシング6は,図4に示すように,略C
字状の断面形状を有する柱状体である。ケーシング6は
外面両側部に円弧面14をそれぞれ有し,外面中央部に
平坦面15が形成されている。また,ケーシング6は長
手方向の全長にわたって延びる開口16を有している。
ケーシング6の内面には,ボールスプライン軸3の軌道
溝2に対向する位置にV字状又は円弧状の軌道溝4が軸
方向即ち長手方向に形成されている。ケーシング6に
は,軌道溝4に平行にボール7のリターン路となるリタ
ーン孔5が長手方向に形成されている。また,ケーシン
グ6の長手方向の両端面17には,ケーシング6にエン
ドキャップ10及び側面シール11を取り付けるため,
ボルト18を螺入する取付穴19が形成されている。
【0020】ケーシング6は,ハウジング13に形成さ
れた円形孔20に嵌合可能であり,外面にハウジング1
3の円形孔20の内面に支持される円弧面14を有して
いる。ケーシング6の円弧面14は,ハウジング13を
支持する支持面14となる。ケーシング6は,円弧面1
4を有しているので,ハウジング13に形成した円形孔
20に挿入し易い構造になっている。また,ケーシング
6の円弧面14には,研削逃げ溝21が形成されてお
り,ケーシング6のハウジング13に対する支持面14
が複数箇所に分けられ,支持力のベクトル方向が異な
り,安定した支持が可能である。また,ケーシング6の
円弧面14には,ケーシング6をハウジング13に取り
付けるための取付孔22が形成されている。取付孔22
は,図2に示すように,ハウジング13の円形孔の中心
即ち軸心に向かって延びている。
【0021】ケーシング6に形成された平坦面15は,
ケーシング6の内面に軌道溝4を形成する際の加工基準
面となる。ケーシング6は,長手方向の全長にわたって
延びる開口16を有しているので,直動転がり案内ユニ
ットにおける軌道溝の加工方法を使用してケーシング6
の内面の軌道溝4を加工すること,即ち,図24に示す
ような大径の砥石96を使用してケーシング6の内面の
軌道溝4を加工することが可能である。従って,ケーシ
ング6は,長さの長い形状であっても精度良く加工する
ことができる。ケーシング6の軌道溝4は,引き抜きさ
れた素材を焼き入れした後で研削加工するだけでよく,
製作工数が少なくて済み,製作コストを抑えることがで
きる。更に,ケーシング6の研削加工により加工精度が
向上し,負荷容量も大きくできるので,軸断面の大きさ
がコンパクトなものになる。
【0022】ボールスプライン1には,ケーシング6に
平坦面の加工基準面15が形成されているので,従来の
ボールスプラインのようにボールスプライン軸の軸心と
ハウジングの円形孔の軸心を一致させた場合,ハウジン
グを支持する面が小さくなってしまう。しかしながら,
ボールスプライン1は,図2に示すように,ボールスプ
ライン軸3の軸心OB とハウジング13の円形孔20の
軸心Oをずらして位置させ,ボールスプライン軸3の軸
心OB とハウジング13の円形孔20の軸心Oとが偏倚
しているので,ハウジング13への支持面である円弧面
14を大きな支持面積にすることができ,ハウジング1
3に対する支持面14を大きくとることができる。言い
換えれば,ケーシング6には,長手方向の全長にわたっ
て延びてボールスプライン軸3を跨架する開口16,及
び開口16とは反対側の外面に軌道溝4を加工する際の
基準面となる加工基準面15が形成されている。
【0023】エンドキャップ10は,図5,図6及び図
7に示すように,合成樹脂又は金属等の材料によって略
C字状に形成されたものである。エンドキャップ10の
内端面23即ちケーシング6との当接面には,方向転換
路9を形成する断面形状が半円形の壁面24が形成され
ている。エンドキャップ10の外端面25即ち反ケーシ
ング面には係止溝26が形成され,係止溝26には保持
バンド8の係止部27が係止される。また,エンドキャ
ップ10の外端面25には,保持器としての保持板28
を取り付けるための凹部29も形成されている。係止溝
26は凹部29よりもエンドキャップ10の外端面25
に深く形成されている。係止溝26の深さは,保持バン
ド8を係止溝26に係止した状態において,保持バンド
8がエンドキャップ10の外端面25から突出しない程
度の深さに形成されている。また,凹部29の深さも,
保持板28を凹部29に取り付けた状態において,保持
板28がエンドキャップ10の外端面25から突出しな
い程度の深さに形成されている。エンドキャップ10の
内面30には,ボールスプライン軸3に形成された軌道
溝2に対応する部位に軌道溝2に納まる円弧状の突部3
1が形成されている。また,エンドキャップ10には,
ボルト18を挿通するための取付孔32が3箇所に形成
されており,各取付孔32にボルト18を挿通して締め
付けることによって,エンドキャップ10をケーシング
6に取り付けることができる。
【0024】図8及び図9に示したスペーサ33は,エ
ンドキャップ10に形成された壁面24と共働して方向
転換路9を構成するものである。スペーサ33は略扇状
の板材であって,板材の表面にボール7が転走する軌跡
に沿って溝34が形成されている。溝34は,転走する
ボール7の中心が描く軌跡を谷とするものであり,中央
部が高い山35になっている。スペーサ33は,エンド
キャップ10の内端面23に形成された扇状凹部36に
嵌合して取り付けられる。その際,スペーサ33は,溝
34が形成されている面を壁面24に対向させて扇状凹
部36に嵌合する。エンドキャップ10に形成された壁
面24とスペーサ33に形成された溝34の壁面とによ
って方向転換路9が形成される。
【0025】エンドキャップ10の内面30には,ボー
ルスプライン軸3に形成された軌道溝2に対応する部位
に軌道溝2に納まる円弧状の突部31が形成されている
ので,方向転換路9を形成する壁面24の突部31は,
ボール10を円滑に案内することができる。即ち,ボー
ル10が転走するためのボール無限循環路は,ケーシン
グ6に形成された軌道溝4,エンドキャップ10に形成
された壁面24とスペーサ33に形成された壁面とから
形成される方向転換路9,及びケーシング10に形成さ
れたリターン孔5によって形成され,多数のボール10
は,無限循環路をスムースに転走することができる。
【0026】図10に示す保持器としての保持バンド8
は,薄くて細長い金属板を折り曲げて略コ字状に形成し
たものであり,多数のボール7がケーシング6の軌道溝
4から脱落するのを防止するためにケーシング6に取り
付けられるものである。保持バンド8は,薄くて細い金
属板を折り曲げて製作されるので,製作が容易であり,
製造コストも低く抑えることができる。保持バンド8
は,多数のボール7をケーシング6の軌道溝4に並べた
状態で保持するための直線状のボール保持部37と,保
持バンド8をエンドキャップ10の係止溝26に引っ掛
けて係止できるようにボール保持部37の先端を折り曲
げて形成した係止部27とから成る。保持バンド8は,
その先端係止部27をエンドキャップ10の係止溝26
に係止させることによって,軌道溝4上を縦断するよう
に配置される。この状態において,ケーシング6の軌道
溝4に並べた多数のボール7は脱落しないように軌道溝
4内に保持される。
【0027】図11に示す保持器としての保持板28
は,細長い矩形板に開口38を形成すると共に,両端部
を直角に折り曲げてエンドキャップ10への取付片39
を形成したものであり,製造が容易であり,製造コスト
も低く抑えることができる。開口38は,中央領域の狭
幅部40と各端部領域の広幅部41とから成る。保持板
28は,取付片39をエンドキャップ10の外端面凹部
29に嵌め込むことによってエンドキャップ10に取り
付けられる。保持板28のエンドキャップ10への取付
状態については,保持板28の狭幅部40はケーシング
6の内面に位置し,また,広幅部41はエンドキャップ
10の内面に位置する。狭幅部40の開口幅は,ボール
7の直径よりも若干小さめに設定されているので,ケー
シング6からボール7が脱落しないように保持すること
ができる。また,幅広部41の開口幅は,ボール7の直
径よりも若干大きめに設定されており,ボール方向転換
路9を形成する壁面24の突部31が幅広部41に嵌め
込まれる。
【0028】エンドキャップ10の外端面25には,係
止溝26と凹部29が形成されているので,保持バンド
8及び保持板28はどちらもエンドキャップ10に取り
付けることができるが,いずれか一方を取り付ければ十
分である。なお,保持バンド8と保持板28の両方をエ
ンドキャップ10に取り付けることも可能であり,その
場合には,取付状態において保持板28の開口38から
保持バンド8が突出した状態になる。
【0029】図12に示す側面シール11は,ボールス
プライン軸3との間の摺接部分をシールするために両エ
ンドキャップ10の軸方向端面25に取り付けられるも
のであり,鋼板等からなる芯金にゴム又は合成樹脂等の
弾性材から成るシール部材を焼付け等により固着したも
のである。また,側面シール11には,エンドキャップ
10に形成した取付孔32と対応する箇所に,取付孔4
2がそれぞれ形成されている。側面シール11は,取付
孔42に挿通したボルト18を締め付けることによっ
て,エンドキャップ10と一緒にケーシング6に固定さ
れる。
【0030】図13及び図14に示すボールスプライン
軸3は,貫通孔43を有し,ボールスプライン軸3の外
周面には長手方向に延びる一対の軌道溝2が軸芯即ち軸
中心に対して対称位置,言い換えれば,直径方向に対向
した位置に形成されている。ボールスプライン軸3は,
中空軸であるから直動転がり案内ユニットの軌道レール
と比べて軽量である。軌道溝2は,ケーシング6に形成
した軌道溝4に対向する位置に形成されている。軌道溝
2の底には,スライダ12がボールスプライン軸3を摺
動する際に,ボール保持バンド8がボールスプライン軸
3に摺接しないように,凹溝44が形成されている。ボ
ールスプライン軸3の一端にはボルト等を挿通するため
の取付孔45が穿孔されており,他端には4箇所に突起
46が形成されている。
【0031】ボールスプライン1は,例えば,のこ刃部
が機台に対して摺動自在に設けられたスライド式電動の
こぎりに適用することができる。スライド式電動のこぎ
りについては,取付孔45を介してのこ刃部をボールス
プライン軸3の一端に対して取り付け,ボールスプライ
ン軸3と相対的に摺動するスライダ12を機台のハウジ
ング13の円形孔20に嵌合して取り付ける。また,突
起46を介してボールスプライン軸3の他端にストッパ
を固定し,のこ刃部を取り付けたボールスプライン軸3
がスライダ12から抜けるのを防止することができる。
【0032】次に,図15及び図16を参照して,この
発明によるボールスプラインの第二実施例について説明
する。第二実施例におけるボールスプライン50は,ス
ライダ51の構造が第一実施例のスライダ12とは一部
相違するものの,ボールスプライン軸3の構造は第一実
施例のものと同一である。
【0033】第二実施例のボールスプライン50におけ
るケーシング52は,図4に示すケーシング6と同様に
断面形状が略C字状をなしている。ケーシング52の外
周面は,両側部が円弧面53で,ケーシング52の中央
部が平坦面54をなしている。ケーシング52の平坦面
54には,ハウジング55を取り付けるための取付孔5
6が平坦面54に垂直に形成されている。ケーシング5
2の円弧面53はハウジング55の支持面53となる。
ボールスプライン50においても,図16に示すよう
に,ボールスプライン軸3の軸芯即ち軸中心とハウジン
グ55の円形孔47の軸芯即ち軸中心とが偏倚している
ので,ハウジング55に対する支持面53を大きくとる
ことができる。ケーシング52の内面には,ボールスプ
ライン軸3の軌道溝2に対向する位置にV字状又は円弧
状の軌道溝が軸方向即ち長手方向に形成されている。軌
道溝は,ケーシング52の平坦面54を加工基準面とし
て形成される。また,ケーシング52には,軌道溝に平
行にボール7のリターン路となるリターン孔が長手方向
に形成されている。ケーシング52の長手方向の両端面
57には,ケーシング52にエンドキャップ58及び側
面シール59を取り付けるため,ボルト60を螺入する
取付穴が形成されている。
【0034】ボールスプライン50におけるエンドキャ
ップ58は,合成樹脂又は金属等の材料によって形成さ
れたものであって,図16に示すように,円弧状の一対
の部材からなる。また,図示していないが,エンドキャ
ップ58の内端面即ちケーシング52との当接面には,
方向転換路を形成する断面形状が半円形の壁面が形成さ
れている。また,エンドキャップ58の外端面即ち反ケ
ーシング面には係止溝が形成されており,上記係止溝に
はボールを保持するための保持バンド8の係止部を係止
することができる。また,エンドキャップ58の外端面
には,保持板28を取り付けるための凹部も形成されて
いる。これらの構造は,第一実施例のものと同じである
から説明を省略する。また,エンドキャップ58にはボ
ルト60を挿通するための取付孔が4箇所に形成されて
おり,各取付孔にボルト60を挿通して締め付けること
によって,エンドキャップ58を側面シール59と一緒
にケーシング52に取り付けることができる。なお,側
面シール59の形状は,エンドキャップ58の形状とほ
ぼ同一である。
【0035】次に,図17及び図18を参照して,この
発明によるボールスプラインの第三実施例について説明
する。第三実施例のおけるボールスプライン61は,ス
ライダ62の構造が第一実施例のスライダ12とは相違
するものの,ボールスプライン軸3の構造は第一実施例
のものと同一である。
【0036】ボールスプライン61は,ボールスプライ
ン軸3の軸芯即ち軸中心とハウジング63の円形孔の軸
芯即ち軸中心を一致させた点では,従来のボールスプラ
インと変わりはないが,加工基準面となる平坦面64に
支持部材65を設けた点で従来のボールスプラインと異
なるものである。支持部材65の外面形状は円弧面66
となるように形成されている。また,ケーシング67の
外面も円弧面68として形成されており,ケーシング6
7の円弧面68と支持部材65の円弧面66とでハウジ
ング63を支持するように構成されているので,ハウジ
ング63に対する支持面66,68を大きくとることが
できる。なお,支持部材65は,別部材として製作して
ケーシング67の平坦面64に取り付けるようにしても
よいし,或いはケーシング67と一体に製作してもよ
い。
【0037】第三実施例のボールスプラインはボールス
プライン軸3の軸芯即ち軸中心とハウジング63の円形
孔の軸芯即ち軸中心を一致させたことに伴ってケーシン
グ67,側面シール69の形状が第二実施例のボールス
プラインと多少異なるが,その他の点については,概ね
第一実施例及び第二実施例のボールスプラインと同一で
あるから,説明は省略する。
【0038】
【発明の効果】この発明によるボールスプラインは,上
記のように構成されているので,ケーシングに第2軌道
溝を加工する際に従来から使用されてきた加工方法をそ
のまま適用でき,前記ケーシングに前記第2軌道溝を容
易に且つ高精度に研削加工することができる。従って,
このボールスプラインでは,長さの長いスライダでも製
作することができるようになり,スライダの使用個数を
少なくすることができる。これに対して,従来のスライ
ダは円筒体であったため,スライダへの第2軌道溝の加
工はブローチ加工によって行われており,それ故に,製
作できるスライダは内径に対する軸方向の長さに制限が
あり,長さの長いスライダは製作できず,複数個のスラ
イダを軸方向に直列に配置して使用しなければならなか
った。
【0039】また,従来の円筒状のスライダについて
は,前記軌道溝はブローチ加工し,その後で焼き入れを
行い,更に研磨加工による仕上げ等を行って製作してい
たので,製作工数が多くかかっていたが,この発明によ
るボールスプラインは,直動転がり案内ユニットにおけ
る加工方法を適用できるので,前記スライダの第2軌道
溝は,引き抜きされた素材を焼き入れした後に研削加工
するだけで製作でき,製作工数が少なくて済み,製作コ
ストを抑えることができる。
【0040】また,このボールスプラインでは,前記ス
ライダの軌道溝の加工は研削加工により行われるので,
加工精度が向上する。また,前記ボールスプライン軸の
軸心と前記ハウジングの円形孔の軸心とを偏倚させるこ
とにより,前記ハウジングに支持される前記ケーシング
の支持面積を大きくすることができる。
【0041】また,このボールスプラインは,前記ボー
ルスプライン軸の軸心と前記ハウジングの円形孔の軸心
とを一致させた場合には,前記加工基準面の中央部に前
記ハウジングの円形孔の内周面に支持する支持部を設け
ることにより,前記ハウジングに支持される前記ケーシ
ングの支持面積を大きくすることができるので,負荷容
量も大きくすることができる。従って,この発明による
ボールスプラインは,軸断面の大きさがコンパクトなも
のになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるボールスプラインの第一実施例
を示す一部破断の正面図である。
【図2】図1のボールスプラインを示す側面図である。
【図3】図1のボールスプラインにおけるケーシングを
示す正面図である。
【図4】図3のケーシングを示す端面図である。
【図5】図1のボールスプラインにおけるエンドキャッ
プを示す正面図である。
【図6】図5のエンドキャップの内端面を示す背面図で
ある。
【図7】図5のエンドキャップの外端面を示す側面図で
ある。
【図8】図1のボールスプラインにおけるスペーサを示
す説明図である。
【図9】図8のスペーサを示す説明図である。
【図10】図1のボールスプラインにおける保持バンド
を示す平面図である。
【図11】図1のボールスプラインにおける保持板を示
す正面図である。
【図12】図1のボールスプラインにおける側面シール
を示す側面図である。
【図13】図1のボールスプラインにおけるボールスプ
ライン軸を示す一部破断の正面図である。
【図14】図13のボールスプライン軸を示す端面図で
ある。
【図15】この発明によるボールスプラインの第二実施
例を示す正面図である。
【図16】図15のボールスプラインを示す側面図であ
る。
【図17】この発明によるボールスプラインの第三実施
例を示す正面図である。
【図18】図17のボールスプラインを示す側面図であ
る。
【図19】従来のボールスプラインの一例を示す一部破
断の斜視図である。
【図20】従来のボールスプラインの別の例を示す一部
破断の断面図である。
【図21】従来のボールスプラインの更に別の例を示す
正面図である。
【図22】図21のボールスプラインを示す端面図であ
る。
【図23】従来の直動転がり案内ユニットを示す断面図
である。
【図24】図23の直動転がり案内ユニットのスライダ
の加工方法を示す概略図である。
【図25】従来のリニアベアリングを示す一部破断の斜
視図である。
【符号の説明】
1 ボールスプライン 2 軌道溝(第1軌道溝) 3 ボールスプライン軸 4 軌道溝(第2軌道溝) 5 リターン孔 6,52,67 ケーシング 7 ボール(転動体) 8 保持バンド(保持器) 9 方向転換路 10,58 エンドキャップ 11,59,69 側面シール 13,55,63 ハウジング 14 支持面〔円弧面(弧面)〕 15,54,64 平坦面(加工基準面) 16 開口 20 円形孔(貫通孔) 28 保持板(保持器) 47 円形孔 53,66,68 円弧面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−60132(JP,A) 特開 昭55−97518(JP,A) 特開 昭59−69521(JP,A) 特開 昭53−21346(JP,A) 特開 昭63−152719(JP,A) 実開 平4−42917(JP,U) 実開 昭55−29771(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16C 29/00 - 31/06

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直径方向に対向した位置の長手方向外面
    に形成された一対の第1軌道溝を備えた断面円形のボー
    ルスプライン軸,該ボールスプライン軸に嵌挿し且つ前
    記第1軌道溝と対向する長手方向内面に形成された第2
    軌道溝と該第2軌道溝に隔置して形成されたリターン孔
    とを備えたケーシング,前記第1軌道溝と前記第2軌道
    溝との間を転走する転動体,該転動体を前記ケーシング
    と共働して保持する保持器,前記第2軌道溝と前記リタ
    ーン孔とにそれぞれ連通する方向転換路を備え且つ前記
    ケーシングの両端にそれぞれ配置されたエンドキャッ
    プ,及び該エンドキャップの端面にそれぞれ配置された
    側面シールを具備し, 前記ケーシングには長手方向の全長にわたって延びて
    前記ボールスプライン軸を跨架する開口,及び該開口と
    は反対側の外面に前記第2軌道溝を加工する際の基準面
    となる平坦面の加工基準面が形成され 前記ケーシングは中空ハウジングの貫通孔に嵌合して固
    定され,前記ケーシングの外面に形成される弧面が前記
    貫通孔の内周面に支持され,前記弧面は前記ハウジング
    の中心軸を通る平面に跨がって延び ていることを特徴と
    するボールスプライン。
  2. 【請求項2】 前記ボールスプライン軸の軸心と前記ハ
    ウジングの前記貫通孔の軸心とが偏倚していることを特
    徴とする請求項に記載のボールスプライン。
  3. 【請求項3】 前記ボールスプライン軸の軸心と前記ハ
    ウジングの前記貫通孔の軸心とを一致させ,前記加工基
    準面の中央部に前記ハウジングの前記貫通孔の内周面に
    支持される支持部を設けたことを特徴とする請求項
    記載のボールスプライン。
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