JP4112135B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、磁性粒子を磁石の磁力により担持した帯電部材を使用して像担持体を注入帯電する磁気ブラシ帯電器を備えた電子写真方式の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
電子写真方式の画像形成装置である複写機,プリンタ,ファクシミリ等では、像担持体の表面に静電潜像を形成するのに先立って、その像担持体をいろいろな方法で均一に帯電させている。
その帯電方法で主流となっているのは、コロナ放電を利用したものである。しかしながら、このコロナ放電によるものは放電時に多量のオゾンが発生すると共に、4〜10kV程度の高圧電源を必要とするという欠点があった。
【0003】
そこで、近年ではコロナ放電による帯電器に代わる帯電装置として、帯電部材を感光体等の像担持体の表面に接触させた状態で帯電を行う接触帯電式の帯電装置が実用化されてきている。
この接触帯電装置は、導電性の部材でローラ状やブラシ状や、弾性ブレード状にそれぞれ形成した帯電部材を像担持体の表面に接触させ、その状態で帯電部材に電圧を印加することにより像担持体を帯電させるものであり、低オゾン化と低電力化が図れる(例えば特開昭56−144453号公報,特開平1−93762号公報等参照)。
【0004】
その接触帯電装置における帯電部材としては、特に導電性ローラ(帯電ローラ)を用いるローラ帯電方式が、帯電の安定性という点から適している。
そのローラ帯電方式では、帯電部材を構成する導電性の弾性ローラ部分を像担持体の表面に加圧当接させ、その状態で帯電部材に電圧を印加することにより像担持体を帯電する。
【0005】
ところで、帯電装置により帯電された帯電面に静電潜像が形成される像担持体としては、暗所で静電潜像(潜像電荷)を保持するために、一般にその表面の体積抵抗率が、暗中にて1012Ω・cm以上の比較的高い抵抗率を有するものが用いられる。
【0006】
従来の接触帯電装置を用いた画像形成装置でも、上述したような高抵抗の像担持体を用いることを前提としており、現在の技術解明状態では帯電装置の導電性部材と像担持体との微小ギャップの間で行われる放電現象によって、かかる高抵抗の像担持体が均一帯電されるものとされている。
【0007】
その根拠とするところは、像担持体と導電性部材との間でオゾンが発生することであり、図7に示すように帯電開始電圧Eが存在することである。
その図7に示した線図は、ローラ状やブラシ状に導電性部材で形成した帯電部材に印加する電圧をゼロから漸次上げていった場合に、像担持体の帯電電位がどのように変化するかを示したものであり、ゼロからEまでの間の電圧では像担持体がほとんど帯電されることがなく、印加電圧がEになると帯電電位が立ち上がるようになる。
【0008】
また、ローラ帯電方式に限らず接触式の帯電装置において、抵抗値の低い帯電部材を使用した場合には、ドラム上にキズやピンホールがあると帯電部材から過大なリーク電流が流れ込み、周辺の帯電不良やピンホールの拡大,帯電部材の通電破壊が生じたりする。
【0009】
それを防止するためには、帯電部材の抵抗値を1×10Ω 程度以上にする必要があるが、1×10Ω 以上にすると抵抗値が高過ぎて、今度は帯電に必要な電流を流すことができなくなる。
したがって、接触帯電部材の抵抗値は1×10〜1×10Ωの範囲でなければならない。つまり、電子写真に必要とされる像担持体表面電位Vdを得るためには、帯電ローラにはVd+E以上のDC電圧が必要となる。
【0010】
このようにして、DC電圧のみを接触帯電部材に印加して帯電を行う方法をDC帯電と称する。しかし、このDC帯電においては環境変動等によって接触帯電部材の抵抗値が変動したり、像担持体が削れることによって膜厚が変化すると帯電電位が立ち上がる電圧E(図7参照)が変動したりするため、像担持体の電位を所望の値にするのが難しかった。
このように、上述したいずれの帯電方法であっても、オゾンは少量ながら発生すると共に、帯電開始電圧(E)の分のロスもあって帯電ムラが生じやすいということがあった。
【0011】
そこで、このような帯電ムラを防止して帯電の均一化を図るため、所望のVdに相当するDC電圧に、2×E以上のピーク間電圧を持つAC成分を重畳した電圧を接触帯電部材に印加するAC帯電方式が提案されている(例えば特開昭63−149669号公報参照)。
【0012】
このAC帯電方式は、ACによる電位のならし効果を目的としたものであり、被帯電体(像担持体)の電位はAC電位のピークの中央であるVdに収束し、環境変動の如き外乱には影響されることがない。
しかしながら、このようなAC成分重畳の帯電方式による接触帯電装置であってもオゾンは発生する。
【0013】
オゾンが発生すると、従来より知られているように、窒素酸化物(以下NOxと称する)などの放電生成物が生成されるため、それが画像形成に悪影響を与えるようになる。
すなわち、帯電動作を開始させることにより放電が発生し、それによりNOxが形成されると、そのNOxが空気中の水分と反応して硝酸が生成されると共に、金属と反応して金属硝酸塩が生成される。
【0014】
その硝酸または硝酸塩が薄い膜になって像担持体の表面に形成されると、高湿環境下では画像が流れたような異常画像になる。これは硝酸や硝酸塩が吸湿することで低抵抗となり、像担持体の表面の静電潜像が壊れてしまうためである。
【0015】
そこで、このようなオゾンを発生させない帯電方式として、像担持体へ電荷を直接注入する帯電方式が、特開平6−3921号公報及び欧州特許出願公開No.0615177号 等に提案されている。
この帯電方式は、帯電ローラ,帯電ブラシ,帯電磁気ブラシ等の接触式の帯電部材に電圧を印加し、表面に注入層を設けた像担持体上のフロート電極に電荷を注入して接触注入帯電を行う方法である。
【0016】
具体的には、特開平6−3921号公報には、電荷注入層として導電フィラーであるアンチモンドープで導電化したSnO 粒子をアクリル樹脂に分散したものを像担持体表面に塗工して用いることが可能であるとの記述がある。
また、帯電装置に使用する帯電磁気ブラシは、導電性磁性粒子をマグネットロールで磁気拘束してブラシ状に形成した帯電部材であり、そのブラシ部分を像担持体に当接させた状態で帯電を行うものである。
このような帯電方式では、放電現象を用いないため、帯電に必要とされる電圧は所望する像担持体表面電位分のみのDC電圧であり、オゾンの発生もない。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このように磁性粒子によるブラシ部分を像担持体に当接させた状態で帯電を行う磁気ブラシ帯電器においては、磁性粒子をコートしている膜が削れたり、転写残トナーが磁気ブラシ帯電器のブラシ状に穂立ちした磁性粒子によって回収された際に、トナーが磁性粒子の表面に付着して取れなくなって、いわゆるスペントなどにより劣化してしまうということがあった。
【0018】
このように磁性粒子が劣化してしまうと抵抗が変化するため、像担持体への電荷注入帯電ができなくなって像担持体の表面電位が下がってしまう。
また、磁性粒子の帯電特性が変化して、その磁性粒子が帯電してしまうため、像担持体に磁性粒子が付着してしまうようにもなる。
【0019】
その磁性粒子が帯電時に像担持体に付着してしまったときには、像露光及び現像等の工程でトナー画像にむらが生じて画質に荒れが生じたり、像担持体を損傷させてしまったりするため、画像形成装置としての機能を損なってしまうようになる。
特に、近年では画像形成装置の長寿命化が必須の課題となっているため、このような寿命を短くしてしまう磁性粒子の劣化による帯電不良や像担持体への付着の問題は、重要な課題である。
【0020】
この発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、磁気ブラシ帯電器を用いた画像形成装置において、オゾン等の有害ガスの発生を伴なうことなく像担持体を所望の電位に帯電することができ、長期に亘って常に安定して高画質の画像が得られるようにすることを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】
この発明による画像形成装置は上記の目的を達成するため、内側に設けた磁石の磁力により表面に磁性粒子を担持する帯電部材を有する磁気ブラシ帯電器と、その帯電器の帯電部材に電圧が印加されることにより注入帯電される像担持体と、その像担持体上に形成された潜像を現像してトナー像とする現像装置と、その像担持体上に形成されたトナー像を転写材に転写する転写部材と、帯電部材が担持している磁性粒子を回収する磁性粒子回収手段と、新しい磁性粒子を帯電部材に補充する磁性粒子補充手段とを設けている。
上記磁性粒子回収手段は、帯電部材との間隔が一定の距離になるように配設した回転スリーブである磁性粒子回収部材と、その磁性粒子回収部材が回収した磁性粒子を保管する回収磁性粒子保管部と、上記磁性粒子回収部材に電圧を印加する電圧印加手段とを有している。
そして、上記帯電部材が担持している磁性粒子を回収する動作を行うときには、上記磁性粒子回収部材を回転させるとともに、その磁性粒子回収部材に上記電圧印加手段によって電圧を印加し、磁性粒子を回収する動作を行うとき以外は、上記磁性粒子回収部材に電圧を印加せず、その磁性粒子回収部材の回転も停止させて、該磁性粒子回収部材を上記帯電部材の表面に穂立ちした磁性粒子の量を規制する規制部材として機能させる。
【0022】
上記像担持体を、少なくとも導電性支持体上に感光層を有し、その感光層上に表面保護層を有する積層構成の電子写真用感光体とし、その表面保護層は水素を含有するダイヤモンド状カーボン若しくは非晶質カーボン構造にするとよい。
【0024】
また、上記回収磁性粒子保管部及び磁性粒子収納部は、それぞれ磁気ブラシ帯電器に対して取り外し可能に設けるとよい。
さらに、上記いずれかの画像形成装置において、磁性粒子補充手段は、帯電部材の近傍に配設した磁性粒子収納部を有し、その収納部内に新しい磁性粒子を保管しているようにするとよい。
【0025】
また、上記磁性粒子回収手段が回収する磁性粒子の量と、磁性粒子補充手段が帯電部材に対して補充する新しい磁性粒子の量とを同じ量にするとよい。
さらに、現像装置は、像担持体上に形成された潜像を現像してトナー像にすると同時にその像担持体上にトナー像の転写材への転写後に残留した転写残トナーを回収してクリーニングも行うようにするとよい。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1はこの発明による画像形成装置の作像部付近を示す概略構成図、図2は同じくその画像形成装置に設けられている像担持体である感光体ドラムを模式的に示す模式図、図3は同じくその画像形成装置に設けられている磁気ブラシ帯電器を感光体ドラムの一部と共に示す概略構成図である。
【0027】
この画像形成装置は、図1に作像部付近を示すように、矢示A方向に回転可能な像担持体である感光体ドラム1の回りに、磁気ブラシ帯電器2と、露光装置3と、現像装置4と、転写ローラ5と、除電ランプ6等をそれぞれ配設している。
【0028】
感光体ドラム1は、例えば直径が30mmで、長さが340mmに形成された電荷注入帯電性・負極性・回転ドラム型の電子写真OPC感光体であり、それが矢示A方向に125mm/secのプロセススピード(周速度)で回転駆動されるようになっており、磁気ブラシ帯電器2の帯電部材であるスリーブ21に電源10により電圧が印加されることにより注入帯電される。
【0029】
磁気ブラシ帯電器2は、上述したスリーブ21を備えており、そのスリーブ21の内側には磁石であるマグネットロール22を設けている。そして、そのマグネットロール22の磁力によりスリーブ表面に磁性粒子23を担持する。
【0030】
露光装置3は、感光体ドラム1の帯電処理された周面に対し目的とする画像情報に対応する露光La、すなわちレーザビーム走査露光、あるいは原稿画像のスリット露光等を行うことにより、感光体ドラム1の周面に露光画像情報に対応した静電潜像を形成する。
【0031】
現像装置4は、感光体ドラム1上に形成された静電潜像を現像してトナー像とする。転写部材である転写ローラ5は、感光体ドラム1上に形成されたトナー像を転写材Pに転写する。
なお、感光体ドラム1,磁気ブラシ帯電器2,現像装置4については、その詳しい説明を後述する。
【0032】
この画像形成装置は、作像動作を開始させると感光体ドラム1が矢示A方向に回転し、その周面が磁気ブラシ帯電器2により一様に帯電される。そして、その帯電面に、所定のタイミングで露光装置3から照射される露光Laにより書き込みが行われ、そこに静電潜像が形成される。
その静電潜像は、感光体ドラム1が矢示A方向に回転することにより現像装置4の位置まで移動されると、そこでスリーブ状の現像剤担持体41によりトナーが付着されてトナー像(顕像)となる。
【0033】
一方、図示しない給紙装置から転写材Pが給紙され、それがレジストローラ対8で一旦停止されて、その転写材Pの先端と感光体ドラム1上の画像の先端とが一致する正確なタイミングで、感光体ドラム1と転写ローラ5との間の接触ニップ部へ搬送され、そこで感光体ドラム1と転写ローラ5とにより挾持されて、図1で左方へ搬送されていく。
その際、感光体ドラム1上のトナー像が転写材Pに転写される。
【0034】
その転写材Pは、感光体ドラム1から分離されて定着装置9へ搬送され、そこでトナー像が定着され、その後は装置本体の外部に設けられている排紙トレイ等に排出されるが、裏面にも画像を形成する両面画像形成モードが選択されているときには、図示しない再給紙手段により再び作像部に向けて再給紙される。
そして、その後は、上記の作像工程が繰り返される。
【0035】
次に、感光体ドラム1について詳しく説明する。
感光体ドラム1は、一例を図2に直線的な形状として模式的に示すように機能分離型の感光感光体であり、導電性支持体である導電性基体1aの上に複数の各層が積層された構成になっている。すなわち、導電性基体1aの上に下引き層1eを介して電荷発生層1bが、その上に電荷輸送層1cが、さらにその上に電荷注入層を有する表面保護層1dがそれぞれ積層されている。
【0036】
そして、この例では、導電性基体1aと電荷発生層1bとの間に接着性の向上及びモアレのなどの防止を目的とする下引き層1eを設けているが、この下引き層1eを設けずに感光体ドラムを構成するようにしてもよい。
また、感光体ドラム1は、電荷発生層1bと電荷輸送層1cとで感光層を構成している。なお、その感光層は、単層型であっても積層型であってもよい。
【0037】
感光体ドラム1は、上述したように導電性基体1aの上に複数の各層を積層した構成になっているが、その導電性基体1aとしては、導電体を使用するか、あるいは導電処理をした絶縁体を使用する。
例えば、アルミニウム(Al),鉄(Fe),銅(Cu),金(Au)などの金属や、それらの合金を使用する。
【0038】
あるいは、ポリエステル,ポリカーボネート,ポリイミド,ガラス等の絶縁性基体上にアルミニウム(Al),銀(Ag),金(Au)等の金属あるいはIn,酸化スズ(SnO)等の導電材料の薄膜を形成したものや、導電処理をした紙等も使用することができる。
なお、導電性基体1aの形状は、特に制約はない。したがって、ドラム状の他に、板状やベルト状のものを使用するようにしてもよい。
【0039】
次に、積層型感光層について説明する。
電荷発生層1bは、電荷発生物質を主成分とする層であり、必要に応じてバインダー樹脂を用いることもある。
その電荷発生物質としては、無機系材料と有機系材料を用いることができる。電荷発生層を形成する方法には、例えば真空薄膜作製法と溶液分散系からのキャスティング法とが挙げられる。
【0040】
前者の真空薄膜作製法には、真空蒸着法,グロー放電重合法,イオンプレーティング法,スパッタリング法,反応性スパッタリング法,CVD法等が用いられ、そのいずれの方法を用いても、上述した無機系材料や有機系材料を良好に形成することができる。
【0041】
また、後述のキャスティング法により電荷発生層を形成するには、上述した無機系もしくは有機系電荷発生物質を必要ならばバインダー樹脂と共に、テトラヒドロフラン,シクロヘキサノン,ジオキサン,ジクロロエタン,ブタノン等の溶媒を用いてボールミル,アトライタ,サンドミル等により分散し、その分散液を適度に希釈して塗布することにより形成することができる。
このようにして形成する電荷発生層1bの膜厚は、0.01〜5μm 程度が適当であり、好ましくは0.05〜2μmである。
【0042】
電荷輸送層1cは、帯電電荷を保持させ、かつ露光により電荷発生層1bで発生分離した電荷を移動させて保持していた帯電電荷と結合させることを目的とする層である。したがって、帯電電荷を保持させる目的があることから、電気抵抗が高いことが要求される。
また、この電荷輸送層1cは、保持していた帯電電荷で高い表面電位を得るため、誘電率が小さく、且つ電荷移動性がよいことが要求される。
【0043】
電荷輸送層1cは、これらの要件を満足させるため、電荷輸送物質、及び必要に応じて用いられるバインダー樹脂より構成される。
すなわち、電荷輸送物質及びバインダー樹脂を適当な溶剤に溶解ないし分散し、それを形成しようとする場所に塗布して乾燥させることにより形成する。
また、必要に応じて上述した電荷輸送物質やバインダー樹脂以外に、可塑剤,酸化防止剤,レベリング剤等を適量添加したりする。
【0044】
電荷輸送物質としては、正孔輸送物質と電子輸送物質とがある。電荷輸送層の膜厚は5〜100μm程度が適当である。
また、その電荷輸送層の中に、ゴム,プラスチック,油脂類などに用いられる他の酸化防止剤や可塑剤を添加していてもかまわない。あるいは、その電荷輸送層の中に、レベリング剤を添加するようにしてもよい。
【0045】
そのレベリング剤としては、ジメチルシリコーンオイル,メチルフェニルシリコーンオイル等のシリコーンオイル類や、測鎖にパーフルオロアルキル基を有するポリマーあるいはオリゴマーが使用され、その使用量はバインダー樹脂100重量部に対して0〜1重量部が適当である。
【0046】
次に、感光層が単層構成の場合について述べる。
感光体ドラム1の感光層をキャスティング法で単層感光層に形成する場合には、電荷発生物質と低分子ならびに高分子電荷輸送物質を適当な溶剤に溶解ないし分散し、これを塗布、乾燥することにより形成する。
その電荷発生物質ならびに電荷輸送物質としては、積層型の感光層の説明の際に前述した各材料を用いることができる。
【0047】
また、必要に応じて可塑剤を添加するようにしてもよい。さらに、必要に応じて用いることのできるバインダー樹脂としては、先に電荷輸送層の説明の際に挙げたバインダー樹脂をそのまま用いる他に、電荷発生層の説明の際に挙げたバインダー樹脂を混合して用いるようにしてもよい。なお、単層感光体の膜厚は、5〜100μm程度が適当である。
そして、このようにして形成した感光層の上に、表面保護層1dを更に形成する。
【0048】
その表面保護層1dは、例えば次のような材料で形成する。
すなわち、表面保護層1dは、複写機の場合には複写枚数50万枚程度の使用に耐え得る耐摩耗性及び機械的強度を併せ持つように、樹脂の中に抵抗制御剤を分散し塗布したもので形成する。あるいは、a−C、a−Si:Nなど気相製膜法で形成してもよい。
【0049】
次に、樹脂中に抵抗制御剤を分散させて表面保護層1dを形成する場合について説明する。
表面保護層1dのバインダー樹脂としては、可視光に対して実質上透明であって、電圧絶縁性,強度,接着性に優れたものが望ましい。
【0050】
具体的には、例えばポリスチレン,MMA,n−BMA,ポリアミド、ポリエスタル,ポリウレタン,ポリカーボネート,ポリビニルホルマール,シリコーン樹脂,ポリビニルアセタール,ポリビニルブチラール,エチルセルロース,メラミン樹脂及びそれらの共重合体や混合物等を用いる。
【0051】
また、それらの樹脂の中に分散させる抵抗制御剤としては、例えば脂肪酸塩類,高級アルコール類,硫酸エステル類,脂肪酸アミン類,第4級アンモニウム塩類,アルキルピリジウム塩類,ポリオキシエチレンアルキルエーテル類,ポリオキシエチレンアルキルエステル類,ソルビタンアルキルエステル類,イミダゾリン誘導体等のアニオン系,カチオン系,又はノニオン系有機電解質が挙げられる。
【0052】
あるいは、金(Au),銀(Ag),銅(Cu),ニッケル(Ni),アルミニウム(Al)等の金属や,ZnO,TiO ,SnO ,In ,Sb 含有SnO ,In 含有SnO 等の金属酸化物、さらにはMgF,CaF,BiF,AlF,SnF,SnF,TiF等の金属フッ化物も挙げられる。
【0053】
さらにまた、その抵抗制御剤としては、テトラインプロピルチタネート,テトラノルマルブチルチタネート,チタンアセチルアセトネート,チタンラクテートエチルエステル等の有機チタン化合物及びそれらの混合物等も挙げられる。
なお、表面保護層1dの中には、接着性や平滑性等を向上させる目的で種々添加剤を加えるようにしてもよい。
【0054】
一方、気相製膜法で表面保護層1dを形成する場合には、膜を炭素や珪素を主成分とする気相製膜法で高硬度の膜を作製する。その膜は、炭素、珪素を含有するガスやターゲットを用いて、プラズマCVD法,グロー放電分解法,光CVD法,スパッタリング法等により製膜する。
【0055】
なお、その膜には、抵抗や光透過率の制御を目的として、炭素,珪素以外のドーピング元素を添加していてもよい。特に、その製膜法は限定されるものではないが、表面層として良好な特性を有する膜を形成する方法として、プラズマCVD法でありながらスパッタ効果を伴わせつつ製膜させる方法(特開昭58−49609号公報に記載有り)等が知られている。
そのプラズマCVD法を利用した表面層の製膜法では、支持体を特に加熱する必要がなく、約150℃以下の低温で被膜を形成できるため、耐熱性の低い有機系感光層上に表面層を形成する際にも、何ら支障がないというメリットがある。
【0056】
なお、表面保護層1dの膜厚は10μm以下が好ましく、樹脂に抵抗制御剤を添加したものは強度の点から2〜6μmがより好ましい。また、a−c、a−Si;N等の膜強度の高いものは、膜厚を0.5〜2μmにすることが好ましい。
また、表面保護層1dの体積抵抗率は、前述したように1011Ω・cm以下に設定するが、その抵抗率が低すぎると、感光体ドラム1に形成される静電潜像が乱される恐れがあるので、この点について注意する必要がある。
【0057】
また、この実施の形態では表面保護層1dを、水素を含有するダイヤモンド状カーボン若しくは非晶質カーボン構造を有するものにする。
そして、その表面保護層1dは、好ましくはSP3軌道を有するダイアモンドと類似のC−C結合を有する方が望ましい。なお、この表面保護層1dは、SP2軌道を有するグラファイトと類似の構造を持つ膜でも構わないし、更に非晶質性のものであってもよい。
【0058】
その表面保護層1dの添加物元素は、窒素,フッ素,硼素,リン,塩素,臭素及び沃素が含有されていることが望ましい。また。その表面保護層1dの体積抵抗率は、10〜1012Ω・cm であることが望ましい。
その表面保護層1dの膜厚は、0.5〜5μm であることが望ましい。また、その表面保護層1dは、ヌープ硬度が400kg/mm 以上であることが望ましく、光透過率も露光される光の波長に対して、50%以上であることが望ましい。
【0059】
この表面保護層1dを作製するときには、炭化水素ガス(メタン,エタン,エチレン,アセチレン等)を主材料として、H,アルゴン(Ar)等のキャリアガスを用いる。更に、添加物元素を供給するガスとしては、減圧下で気化できるもの、加熱することにより気化できるガスを使用する。
【0060】
例えば、窒素を供給するガスとしてNH ,N 等を用い、フッ素を供給するガスとしてC,CHF 等を用い、硼素を供給するガスとしてはB等を用い、リンを供給するガスとしてはPH 等を用い、塩素を供給するガスとしてはCHCl,CHCl,CHCl,CCl等を用い、臭素を供給するガスとしてはCHBr等を用い、沃素を供給するガスとしては、CHI等を用いることができる。
【0061】
また、添加物元素を複数供給するガスとしては、NF,BCl,BBr,BF,PF,PCl 等を用いる。上記のようなガスを用い、プラズマCVD法、グロー放電分解法、光CVD法などやグラファイト等をターゲットとしたスパッタリング法等により表面保護層1dを形成する。
特にその製膜法は限定されるものではないが、表面保護層1dとして良好な特性を有する炭素を主成分とする膜を形成する方法として、プラズマCVD法でありながらスパッタ効果を伴わせつつ製膜させる方法(特開昭58−49609号公報参照)等が知られている。
【0062】
プラズマCVD法を利用した炭素を主成分とする表面層の製膜法では、支持体を特に加熱する必要がなく、約150℃以下の低温で被膜を形成できるため、耐熱性の低い有機系感光層上に保護層を形成する際にも、何ら支障がないというメリットがある。
【0063】
このように、感光体ドラム1の最表層には、電荷注入層の機能を持った水素を含有するダイヤモンド状カーボン若しくは非晶質カーボン構造を有する表面保護層1dを設ける。
その電荷注入層は、いわゆるコンデンサの電極的役割を果たすものであり、その電極に対して、図1で説明した磁気ブラシ帯電器2の導電性の接触帯電部材であるスリーブ21を磁性粒子23を介して当接させ、そこに電圧を印加すると、感光体ドラム1の表面を電荷注入帯電することができる。
【0064】
したがって、このような電荷注入層を設けていない場合には、感光体ドラムの表面には電極となりうるものがないので、十分な電荷注入ができない。
ところが、この感光体ドラム1のように、電荷注入層を感光層の表面に設けることにより、その電荷注入層の下側に位置する感光層面に均一なチャージシートを形成することができる。
【0065】
なお、電荷注入層は、磁気ブラシ帯電器2により印加された電荷を速やかに感光層の表層に移動させ、均一なチャージシートを形成する特性が要求される。
その均一なチャージシートを形成させるためには、電荷注入層及び接触式の磁気ブラシ帯電器2の双方が均一な接触性を有すると共に、それらのニップ、接触抵抗及び各部材の体積固有抵抗等が適正なものである必要がある。
【0066】
次に、磁気ブラシ帯電器2について、図3を参照して詳しく説明する。
磁気ブラシ帯電器2は、アルミニウム,真鍮,ステンレス,導電性樹脂等の非磁性体を円筒状に形成したスリーブ21と、そのスリーブ21に内包したマグネットロール22と、スリーブ21上に磁気拘束された磁性粒子23と、電源10とを備えている。
さらに、この磁気ブラシ帯電器2は、スリーブ21がマグネットロール22の磁力により表面に担持している磁性粒子23を回収する磁性粒子回収手段と、新しい磁性粒子23′をスリーブ21に補充する磁性粒子補充手段も備えている。
【0067】
その磁性粒子回収手段としては、この実施の形態ではスリーブ21の近傍に回転可能に配設した磁性粒子回収部材24と、その磁性粒子回収部材24が回収した磁性粒子23を保管する回収磁性粒子保管部26と、磁性粒子回収部材24に電圧を印加する電圧印加手段である電源11とが機能する。
【0068】
なお、磁性粒子回収部材24は、スリーブ21の表面に穂立ち状態に磁気拘束された磁性粒子23の担持量(スリーブ21の周面からの高さ)を規制する規制部材としての役割も兼ねている。
また、磁性粒子補充手段としては、スリーブ21の上部近傍に配設した新しい磁性粒子23′を保管するための磁性粒子収納部27と、その磁性粒子収納部27のV字状に傾斜した下部に設けたシャッタ28とが機能する。
【0069】
この磁気ブラシ帯電器2の磁気ブラシの磁力の強さは、スリーブ21の表面において400〜1500ガウス、好ましくは600〜1300ガウスにするとよい。
また、この磁気ブラシ帯電器2に用いるマグネットロール22の磁極は、2極以上であることが好ましい。
【0070】
この磁気ブラシ帯電器2のマグネットロール22の磁極の位置は、好ましくは磁気ブラシ帯電器2の中心(スリーブ21の中心)と感光体ドラム1の中心(ドラム中心)を結ぶ位置から、磁気ブラシ帯電器2の中心から感光体ドラム1の回転方向に20°までの範囲にする。
【0071】
そして、そのマグネットロール22の磁極の位置は、より好ましくは磁気ブラシ帯電器2の中心(スリーブ21の中心)と感光体ドラム1の中心(ドラム中心)を結ぶ位置から、磁気ブラシ帯電器2の中心から感光体ドラムの回転方向の10°までの範囲に磁極のピークが向くように設定するのがよい。
【0072】
この磁気ブラシ帯電器2は、スリーブ21の表面と感光体ドラム1の表面との距離が0.6mm になるよう、スリーブ21の長手方向の端部を面板部材(非図示)によって支持し、マグネットロール22を固定したままスリーブ21を感光体ドラム1と同方向(図3において矢示B方向)に回転するようにしている。
そして、帯電時にはスリーブ21に、電源10から所望の電圧を印加することで電荷注入層として機能する表面保護層1d(図2)に電荷を注入し、感光体ドラム1の表面を最終的に磁気ブラシと同電位に帯電(充電)する。
【0073】
磁性粒子23は、フェライト,マグネタイトの如き導電性金属の単一、あるいは混晶の種々の材料が使用可能である。そして、一度焼結した帯電キャリアを還元又は酸化処理し、後述する抵抗値に調節したものである。
磁性粒子23は、導電性及び磁性を有する微粒子をバインダーポリマーと混練し、粒状に成型することによって得られた導電性及び磁性を有する微粒子がバインダーポリマー中に分散された粒子や、上記の導電性磁性粒子を更に樹脂でコートする構成にしてもよい。
そのときは、コートした樹脂層の抵抗をカーボンの如き導電剤の含有量を調整することで、磁性粒子23の全体の抵抗調整を行う。
【0074】
この磁気ブラシ帯電器2では、磁性粒子23の平均粒径は1〜100μm(好ましくは5〜50μm)のものが使用可能であり、その粒径のものは帯電性と粒子の保持の両立という点て優れている。
なお、上記磁性粒子23の平均粒径は、光学顕微鏡または走査型電子顕微鏡により磁性粒子をランダムに100個以上抽出し、その水平方向最大弦長をもって体積粒度分布を算出し、その50(%)平均粒径をもって決定した。
また、その磁性粒子23の体積抵抗値は、1010Ωcm以下のものを使用するが、好ましくは、10〜10Ωcmのものを使用するとよい。
【0075】
すなわち、磁性粒子23の体積抵抗値が1010Ωcmを超えると、帯電に必要な電流を流すことができなくなるため、帯電不良が生じて画質が劣化する。
また、この実施の形態では、磁性粒子23の体積抵抗値は、底面積228mm の筒状の容器に磁性粒子23を2g充填して加圧し、上下から100Vの電圧を印加して、この系に流れる電流から算出して正規化したもので定義した。
なお、磁気ブラシの構成は、スリーブ21を用いずに、直接マグネットロール22に磁性粒子23を担持させて帯電を行うようにすることも可能である。
【0076】
磁性粒子23の磁気特性は飽和磁化が、好ましくは30(Am/kg)以上、より好ましくは40〜300(Am/kg)が適し、保持力と残留磁化については特に制限するものではない。
磁化測定は、振動磁力計VSM−3S−15(東英工業製)により、5Kエルステッド下において行ない、その磁化量を飽和磁化とした。
【0077】
次に、現像装置4について詳しく説明する。
図1に示したように、現像装置4にはスリーブ状の現像剤担持体41が、感光体ドラム1に近接して設けられており、その現像剤担持体41と感光体ドラム1との対向部分に現像領域が形成されるようになっている。
その現像剤担持体41は、アルミニウム,真鍮,ステンレス,導電性樹脂などの非磁性体を円筒状に形成したものであり、図示を省略している回転駆動機構により矢印C方向に回転されるようになっている。
【0078】
なお、この実施の形態では、現像剤担持体41の外径は16mmであり、その線速度は312.5mm/sec であり、感光体ドラム1のドラム径は前述したように30mmで、その線速度は125mm/secに設定している。
【0079】
したがって、現像剤担持体41の線速度の感光体ドラム1の線速度に対する線速度比は2.5 になっている。また感光体ドラム1と現像剤担持体41との間隔である現像ギャップは、0.6mm に設定している。
なお、この現像ギャップは、現像剤粒径の30倍以下に設定するとよい。それより現像ギャップを広くすると、画像濃度が出ない画像となる。また、上述したスリーブ線速比は、1.1 以上であれば画像濃度が十分に得られる。
【0080】
現像剤担持体41内には、図4に明示するように、その現像剤担持体41の周面に現像剤を穂立ちさせるように磁界を形成する磁石ローラ体43が固定状態で設けられており、現像剤を構成するキャリアは、その磁石ローラ体43から発せられる磁力線に沿うようにして現像剤担持体41上にチェーン状に穂立ちされると共に、このチェーン状に穂立ちされたキャリアに対して帯電トナーが付着されて磁気ブラシが構成される。
【0081】
その磁気ブラシは、現像剤担持体41の矢示C方向への回転移送に伴って同方向に移送される。
磁石ローラ体43は、複数の磁極を備えている。すなわち、現像領域部分に現像剤を穂立ちさせる現像主磁極P1と、現像剤担持体41上に現像剤を汲み上げるための磁極P5と、現像剤担持体41上に現像剤を汲み上げられた現像剤を現像領域まで搬送させる磁極P6と、現像後の領域で現像剤を搬送させる磁極P2及びP3を備えている。
【0082】
これら各磁極P1,P5,P6,P2及びP3は、現像剤担持体41の半径方向に向けてそれぞれ配置されている。
この磁石ローラ体43は、6極の磁石によって構成されているが、現像剤の汲み上げ性や黒ベタ画像追従性を向上させるために、P3極からドクタブレード45の間に磁極を更に増やして8極以上で構成するようにしてもよい。
【0083】
なお、この実施の形態では、現像剤担持体41上で85mT以上の磁力を有する磁石を用いているが、60mT以上の磁力を有すれば、キャリア付着などの異常画像の発生が無いことも既に確認している。
実際に現像に寄与する磁極は主磁力である磁極P1であり、その磁極P1により感光体ドラム1上の潜像をトナー像に現像する。
【0084】
現像領域に対して、現像剤の搬送方向(図4で反時計回り方向)上流側には、現像剤によるチェーン穂の穂高さ、すなわち現像剤の量を規制するドクタブレード45が設置されている。
そして、そのドクタブレード45と現像剤担持体41の外面との間隔であるドクタギャップを0.55mm に設定している。
【0085】
さらに、現像剤担持体41の後方には、図1に示したように現像ケーシング46内の現像剤を撹拌しながらその現像剤を現像剤担持体41側に汲み上げる前スクリュウ47が設けられている。
また、現像ケーシング46内には、その長手方向の前後に開口部を持つ仕切り板48を境にして、後スクリュウ49も設けられている。
【0086】
さらに、現像ケーシング46の後端部には、新規トナーを蓄えたトナーカートリッジ12が着脱自在に装着されている。そのトナーカートリッジ12により供給されるトナーは後スクリュウ49に供給され、それが後スクリュウ49の回転により、図1で奥側に搬送され、現像剤と混合撹拌される。
【0087】
その混合撹拌された現像剤は、仕切り板48の開口部より前スクリュウ47に供給される。さらに、その前スクリュウに47に供給された現像剤は、前スクリュウ47の回転により図1で手前側に搬送される。
このとき、現像剤担持体41に磁界によって現像剤が供給され、その現像剤が現像剤担持体41上で搬送される。
【0088】
すなわち、現像剤担持体41に、現像ケーシング46内に蓄えられた現像剤が撹拌・帯電された上で図4に示した磁極P5により汲み上げられる。その現像剤担持体41上に汲み上げられた現像剤は、磁極P6により現像領域まで搬送され、現像主極P1によって現像領域部分に現像剤が穂立ちされる。
そして、残った現像剤は、図1で手前側に搬送され、仕切り板48の開口部より後スクリュウ49に供給され循環する。
【0089】
ところで、この実施の形態による現像装置4は、感光体ドラム1上に形成された静電潜像を現像してトナー像にすると同時に、トナー像の転写材Pへの転写後に感光体ドラム1上に残留した転写残トナーを回収することによりクリーニングも行う。
すなわち、この実施の形態による画像形成装置は、専用の転写残トナーを回収するクリーニング装置を持たないクリーナレスであり、現像同時クリーニングの画像形成装置である。
【0090】
画像形成装置では、転写工程において転写装置の種類、あるいは転写部材に印加する電圧や電流によってトナーの帯電特性が変化することがある。したがって、転写後の感光体ドラム1に残留する転写残トナーは、その多くが現像時とは反転した極性に帯電している。
【0091】
この実施の形態による画像形成装置では、現像時のトナーはマイナス帯電であるため、トナー像の転写後に感光体ドラム1上に存在する多くの転写残トナーはプラス帯電になっている。
ところが、この画像形成装置は、感光体ドラム1を磁気ブラシ帯電器2がマイナスに帯電するために、逆極性に帯電したトナーを含む感光体ドラム1上の転写残トナーは、磁気ブラシ帯電器2を通過することにより一様に正規のマイナスに帯電される。
【0092】
そして、その磁気ブラシ帯電器2から吐き出されて極性が制御(マイナス帯電)されたトナーは、感光体ドラム1の矢示A方向への回転により現像装置4の位置に到達する。
なお、この実施の形態では、感光体ドラム1の帯電電位が−900Vに、露光後電位が−150Vになるように制御する。また、現像剤担持体41には−600Vの直流電圧を印加することにより現像を行なう。
したがって、感光体ドラム1の未露光部(非画像部)のトナーは現像剤担持体41上に回収され、感光体ドラム1の露光部(画像部)のトナーはそのままの状態で動かないで、現像剤担持体41上のトナーにより現像される。
【0093】
なお、使用するトナーとしては、転写残トナーの量を少なくすることができる球形のトナーが適す。そして、このような球形のトナーは、流動性に優れており、トナー間、あるいはトナーと感光体ドラム1との間の離型性も優れているため、転写効率が高い。
【0094】
次に、磁気ブラシ帯電器2内の磁性粒子23の回収方法について説明する。
図3に示したように、磁気ブラシ帯電器2のフレーム29内には、前述したようにスリーブ21に近接させて磁性粒子23を回収するための磁性粒子回収部材24を配置している。
この磁性粒子回収部材24は、例えばアルミニウム,真鍮,ステンレス,導電性樹脂などの非磁性体を円筒状に形成してなる回転スリーブであり、それが図3の矢示E方向に回転するようになっている。
【0095】
その磁性粒子回収部材24は、スリーブ21との間隙が一定の距離になるように設けてあり、その磁性粒子回収部材24には電源11から電圧が印加されるようになっている。
そして、スリーブ21と磁性粒子回収部材24との間の電位差により、帯電しているスリーブ21の表面に穂立ちした状態にある磁性粒子23を磁性粒子回収部材24側に移動させる。
【0096】
そのとき、磁性粒子23はマグネットロール22により磁力を受けるため、スリーブ21上の磁性粒子23を磁性粒子回収部材24側に移動させるためには、そのマグネットロール22による磁力以上の静電的な力が必要となる。
そこで、この実施の形態では、スリーブ21と磁性粒子回収部材24との間隙を0.6mm にし、スリーブ21に0Vの電圧を印加すると共に、磁性粒子回収部材24に−600V以下の電圧を印加するようにしている。
【0097】
すなわち、実験により、スリーブ21と磁性粒子回収部材24との間で600V以上の電位差になるようにすれば、スリーブ21上の磁性粒子23が磁性粒子回収部材24側に移動することを確認したので、そのような電位差になるように、スリーブ21と磁性粒子回収部材24とにそれぞれ電圧を印加する。
このようにして、上記の電圧をそれぞれ印加しながら、スリーブ21と磁性粒子回収部材24を回転させることによって、スリーブ21上の磁性粒子23を磁性粒子回収部材24側に逐次移動させることができる。
【0098】
その磁性粒子回収部材24の周面には、クリーニングブレード25が当接するように設けてあり、磁性粒子回収部材24の回転時にクリーニングブレード25により、磁性粒子回収部材24の周面に付着した磁性粒子23が掻き落とされるようになっている。
そして、そのクリーニングブレード25により掻き落とされた磁性粒子23は、回収磁性粒子保管部26に回収されて保管される。
【0099】
なお、この磁気ブラシ帯電器2では、磁性粒子回収部材24が磁性粒子23を回収する動作を行うとき以外は、その磁性粒子回収部材24に電源11から電圧を印加しない。そして、磁性粒子回収部材24の回転も停止させている。
したがって、この磁性粒子回収部材24は、磁性粒子23を回収する動作を停止しているときには、スリーブ21の表面に穂立ちした磁性粒子23の量を規制(穂立ち高さの規制)する規制部材として機能する。
【0100】
次に、新しい磁性粒子23′をスリーブ21に補充する方法について説明する。
磁気ブラシ帯電器2内には、前述したように新しい磁性粒子23′を保管しておく磁性粒子収納部27を設けている。そして、その磁性粒子収納部27の下部に設けているシャッタ28を開くことにより、磁性粒子収納部27内の磁性粒子23′が、その自重により落下してスリーブ21に補充されるようになっている。
【0101】
そして、この画像形成装置では、磁性粒子回収部材24が回収する磁性粒子23の量と、磁性粒子収納部27からスリーブ21に対して補充する新しい磁性粒子23′の量とが同じ量になるようにしている。
【0102】
その磁性粒子23の磁性粒子回収部材24による回収と、新しい磁性粒子23′のスリーブ21への補充動作を行うタイミングは、感光体ドラム1の表面電位を図5に示すセンサ15で読み取り、その読み取った帯電電位が所定の値よりも下がったと判断したときに画像形成の動作、つまり感光体ドラム1を帯電するとき以外のときに行う。
すなわち、そのときに磁性粒子回収部材24を回転させる回収部材駆動系17を駆動させると共に、電源11を磁性粒子回収部材24に所定の電圧を印加するように制御する。
【0103】
また、回収磁性粒子保管部26内にはセンサ16を設けており、そのセンサ16からの信号により、回収磁性粒子保管部26内に回収された磁性粒子23の量を判断できるようにしている。
そして、その回収した磁性粒子23の回収量と同じ量の新しい磁性粒子23′を、磁性粒子収納部27からスリーブ21に対して補充するようにシャッタ28の開閉を制御する。
【0104】
このようにして、劣化した磁性粒子23とフレッシュな磁性粒子23′が入れ替わる。
なお、感光体ドラム1の表面電位を検知せずに、予め決めた設定回数に画像出力回数が達する度に、上述した磁性粒子23の回収と補充の動作を行うように制御してもよい。
【0105】
そして、上述した磁性粒子23の回収及び新しい磁性粒子23′の補充の制御は、全て制御装置50が行う。
その制御装置50は、各種判断及び処理機能を有する中央処理装置(CPU)と、各処理プログラム及び固定データを格納したROMと、処理データを格納するデータメモリであるRAMと、入出力回路(I/O)とからなるマイクロコンピュータを備えている。
そして、この制御装置50は、上記の磁性粒子の交換の制御の他に、この画像形成装置全体の動作も制御する。
【0106】
図6は回収磁性粒子保管部と磁性粒子収納部を磁気ブラシ帯電器のフレームに対して独立して取り外し可能にした画像形成装置の磁気ブラシ帯電器の実施の形態を示す概略図であり、図3と対応する部分には同一の符号を付してある。
この画像形成装置では、回収磁性粒子保管部26′と磁性粒子収納部27′を、磁気ブラシ帯電器2′のフレーム69に対してそれぞれが独立して図6の矢印方向に取り外しができるようにしている。
【0107】
したがって、回収磁性粒子保管部26′内に回収した磁性粒子23が満杯になったことをセンサ15(図5)が検知したときには、それを空の新しい回収磁性粒子保管部(回収容器)26′と交換すれば、引き続き画像形成動作を続行させることができる。
【0108】
同様に、磁性粒子収納部27′内の新しい磁性粒子23′をセンサ16(図5)が検知しなくなったときには、磁性粒子23′が充填されている新しい磁性粒子収納部27′と交換すれば、引き続き画像形成動作を続行させることができる。
このように、上述した各実施の形態による画像形成装置によれば、磁気ブラシ帯電器2,2′において劣化した磁性粒子23は自動的に回収磁性粒子保管部26,26′に回収され、スリーブ21には磁性粒子収納部27,27′から新しい磁性粒子23′が、その回収された量と同量だけ補充されるので、磁気ブラシ帯電器2,2′の寿命が感光体ドラム1以上の寿命になる。
【0109】
したがって、オゾンを発生させない電荷注入型の帯電を用いて長期に亘って画像形成動作を行っても、それにより劣化した磁性粒子23を回収して、その代わりに新しい磁性粒子23′を補充するので、常に安定した状態で感光体ドラム1を帯電させることができる。
【0110】
また、現像装置4が、感光体ドラム1上の転写残トナーを回収してクリーニングもするので、従来のブレード状のクリーニング部材を感光体ドラムの表面に摺接させて転写残トナーを掻き取るタイプのクリーニング装置を設けている場合に比べて感光体ドラム1を削ることがないので、それだけ長期に亘って高品質で安定した画像が得られる。
【0111】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、次に記載する効果を奏する。
請求項1の画像形成装置によれば、磁気ブラシ帯電器で使用した磁性粒子が劣化することにより帯電特性が低下しても、その帯電部材上の劣化した磁性粒子を帯電部材と磁性粒子回収手段の磁性粒子回収部材との間の電位差により、確実に磁性粒子回収部材に移動させて回収して、その代わりに新しい磁性粒子を磁性粒子補充手段により補充することができるので、長期に亘って安定した帯電特性が得られる。
また、磁気ブラシ帯電器の寿命を、像担持体の寿命と同じか、それ以上にすることができる。
【0112】
請求項2の画像形成装置によれば、像担持体の表面保護層は水素を含有するダイヤモンド状カーボン若しくは非晶質カーボン構造であるので、耐摩耗性及び画像特性が向上し、良好な注入帯電ができる。
【0114】
かつ、磁性粒子回収部材は帯電部材の表面に穂立ちした状態にある磁性粒子の量を規制する規制部材の役割も兼ねるので、別に規制部材を設けることなく穂立ちの高さを均一にすることができ、像担持体への良好な注入帯電ができる。
【0115】
請求項の画像形成装置によれば、劣化して回収した磁性粒子が回収磁性粒子保管部内に満タンになっても、それを取り外して新しい空の状態の回収磁性粒子保管部に交換すれば、多量の磁性粒子の回収及び保管ができる。したがって、画像形成装置を長期に亘って使用することができる。
【0116】
請求項の画像形成装置によれば、劣化した磁性粒子を磁性粒子回収手段により回収することにより帯電部材が担持する磁性粒子の量が減少しても、そこには磁性粒子収納部内に貯留している新しい磁性粒子を補充することができるので、良好な帯電動作を長期に亘って継続することができる。
【0117】
請求項の画像形成装置によれば、磁性粒子収納部に保管している新しい磁性粒子が総べて供給し尽くすことにより無くなっても、それを取り外してそこに新たに磁性粒子を充満状態に収納した新しい磁性粒子収納部を取り付けることで、画像形成装置を長期に亘って使用することができる。
【0118】
請求項の画像形成装置によれば、磁性粒子回収手段が回収した磁性粒子の量と、磁性粒子補充手段が帯電部材に対して補充する新しい磁性粒子の量とが同じ量であるため、常に安定した帯電ができる。
【0119】
請求項の画像形成装置によれば、像担持体上の転写残トナーをクリーニングする専用のクリーニング装置を必要としないため、その分だけ装置を小型化できると共にコストダウンが図れる。
また、エコロジーの観点でみると、転写残トナーを現像装置で回収して再利用するので、トナーの有効活用が図れると共に、廃トナーが発生しない環境面に優れたシステムにすることができる。
【0120】
さらに、従来の画像形成装置に見られるように、像担持体の表面にクリーニングブレード等のクリーニング部材を摺接させて像担持体上の転写残トナーを掻き取るようなことをしないので、像担持体の表面を削ることがないため像担持体の寿命を延ばすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による画像形成装置の作像部付近を示す概略構成図である。
【図2】同じくその画像形成装置に設けられている像担持体である感光体ドラムを模式的に示す模式図である。
【図3】同じくその画像形成装置に設けられている磁気ブラシ帯電器を感光体ドラムの一部と共に示す概略構成図である。
【図4】図1の画像形成装置が有する現像装置に設けられている磁石ローラ体を説明するための概略図である。
【図5】図1の画像形成装置の制御系を示すブロック図である。
【図6】回収磁性粒子保管部と磁性粒子収納部を磁気ブラシ帯電器のフレームに対して独立して取り外し可能にした画像形成装置の磁気ブラシ帯電器の実施の形態を示す概略図である。
【図7】帯電装置における帯電開始電圧を説明するための線図である。
【符号の説明】
1:感光体ドラム(像担持体)
1a:導電性基体(導電性支持体)
1b:電荷発生層(感光層)
1c:電荷輸送層(感光層)
1d:表面保護層 2,2′:磁気ブラシ帯電器
4:現像装置 5:転写ローラ(転写部材)
11:電源(電圧印加手段)
21:スリーブ(帯電部材)
22:マグネットロール(磁石)
23,23′:磁性粒子
24:磁性粒子回収部材
26,26′:回収磁性粒子保管部
27,27′:磁性粒子収納部 P:転写材

Claims (7)

  1. 内側に設けた磁石の磁力により表面に磁性粒子を担持する帯電部材を有する磁気ブラシ帯電器と、該帯電器の前記帯電部材に電圧が印加されることにより注入帯電される像担持体と、該像担持体上に形成された潜像を現像してトナー像とする現像装置と、その像担持体上に形成されたトナー像を転写材に転写する転写部材と、前記帯電部材が担持している磁性粒子を回収する磁性粒子回収手段と、新しい磁性粒子を前記帯電部材に補充する磁性粒子補充手段とを設け、
    前記磁性粒子回収手段は、前記帯電部材との間隔が一定の距離になるように配設した回転スリーブである磁性粒子回収部材と、該磁性粒子回収部材が回収した磁性粒子を保管する回収磁性粒子保管部と、前記磁性粒子回収部材に電圧を印加する電圧印加手段とを有し、
    前記帯電部材が担持している磁性粒子を回収する動作を行うときには、前記磁性粒子回収部材を回転させるとともに、該磁性粒子回収部材に前記電圧印加手段によって前記電圧を印加し、
    磁性粒子を回収する動作を行うとき以外は、前記磁性粒子回収部材に前記電圧を印加せず、該磁性粒子回収部材の回転も停止させて、該磁性粒子回収部材を前記帯電部材の表面に穂立ちした磁性粒子の量を規制する規制部材として機能させることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記像担持体は、少なくとも導電性支持体上に感光層を有し、その感光層上に表面保護層を有する積層構成の電子写真用感光体であり、前記表面保護層は水素を含有するダイヤモンド状カーボン若しくは非晶質カーボン構造であることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記回収磁性粒子保管部は、前記磁気ブラシ帯電器に対して取り外し可能に設けられていることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 請求項1乃至のいずれか一項に記載の画像形成装置において、前記磁性粒子補充手段は、帯電部材の近傍に配設した磁性粒子収納部を有し、該収納部内に新しい磁性粒子を保管していることを特徴とする画像形成装置。
  5. 前記磁性粒子収納部は、前記磁気ブラシ帯電器に対して取り外し可能に設けられていることを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
  6. 前記磁性粒子回収手段が回収する磁性粒子の量と、前記磁性粒子補充手段が前記帯電部材に対して補充する新しい磁性粒子の量とを同じ量にしたことを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  7. 前記現像装置は、前記像担持体上に形成された潜像を現像してトナー像にすると同時に該像担持体上にトナー像の転写材への転写後に残留した転写残トナーを回収してクリーニングも行うことを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の画像形成装置。
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