JP2001350314A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2001350314A
JP2001350314A JP2000166601A JP2000166601A JP2001350314A JP 2001350314 A JP2001350314 A JP 2001350314A JP 2000166601 A JP2000166601 A JP 2000166601A JP 2000166601 A JP2000166601 A JP 2000166601A JP 2001350314 A JP2001350314 A JP 2001350314A
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Japan
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image
carrier
forming apparatus
image forming
magnetic particles
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JP2000166601A
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English (en)
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Kenichi Shibuya
健一 渋谷
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁気ブラシ帯電器に転写残トナーが混入する
ことに起因する帯電不良を防止して、画像不良をなく
す。 【解決手段】 内側に配置した固定マグネットにより非
磁性スリーブ2a表面に注入キャリヤ2bをブラシ状に
保持して、感光ドラム1表面に接触させる。非磁性スリ
ーブ2aを回転させてバイアス電源2cに直流と交流と
を重畳させた電圧を印加して感光ドラム1表面を注入帯
電する。2万枚の画像形成を行うごとに、帯電時の交流
電圧よりも振幅の大きい交流電圧を非磁性スリーブ2a
に印加して磁性粒子2bの一部を感光ドラム1表面に付
着させ、その後、キャリヤ捕獲手段13で回収する。そ
して、回収したのと同じ量の注入キャリヤ2bを、補充
装置12によって磁性ブラシ帯電器2に序住する。磁性
キャリヤ2bを適宜、交換することで、帯電不良をなく
す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリン
タ、ファクシミリ等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、画像形成装置の小型化が進んでき
たが、帯電、露光、現像、転写、定着、クリーニング
を、プロセス機器をそれぞれ小型化するだけでは限界が
あった。また、トナー像の転写後に感光体表面に残った
トナー(転写残トナー)はクリーナによって廃トナーと
して回収されるが、この廃トナーは環境保護の面からも
無いことが好ましい。
【0003】そこで、クリーナをなくし、現像装置によ
って現像同時クリーニングを行う、いわゆるクリーナレ
ス装置も出現している。現像同時クリーニングとは、転
写後に感光体上に若干残留した転写残トナーを、次工程
以後の現像時にかぶり取りバイアス(現像手段に印加す
る直流電圧と感光体の表面電位間の電位差であるかぶり
取り電位差)Vbackによって回収するものである。
これによると、転写残トナーは現像手段に回収されて、
次工程以後に再利用されるため、廃トナーがでなくな
り、また、メンテナンスの手間も軽減される。さらに、
クリーナレスであることでスペース面での利点も大き
く、画像形成装置を大幅に小型化できるようになる。
【0004】上述のクリーナレスの画像形成装置におい
ては、感光体表面を帯電する帯電装置として接触帯電装
置を使用した場合、感光体に接触している帯電部材に転
写残トナーを一旦回収させ、それを再び感光体上に吐き
出させて現像装置で回収させることもできる。また、上
述の接触帯電装置は、電圧を印加した帯電部材を感光体
に当接させて感光体表面を帯電するものであり、低オゾ
ン化、低電力化等が可能である。
【0005】接触帯電装置の帯電部材としては、導電性
の繊維をブラシ状に形成したもの(ファーブラシ)や導
電性ゴムをローラ状に形成したもの(導電ゴムローラ)
や磁気ブラシを使用することができるが、帯電接触の安
定性という点から磁気ブラシ方式のものが好ましく用い
られている。
【0006】磁気ブラシ方式の接触帯電装置では、導電
性の磁性粒子を直接、マグネット又はマグネットを内包
するスリーブ上に磁気的に拘束させ、停止又は回転させ
ながら感光体に接触させ、これに電圧を印加することに
よって帯電が開始される。
【0007】上述の磁気ブラシ方式を採用し、被帯電体
として、通常の有機感光体上に導電性微粒子を分散させ
た表層を有するものや、アモルファスシリコン感光体な
どを用いると、磁気ブラシ(接触帯電部材)に印加した
バイアスのうちの直流成分とほぼ同等の帯電電位を感光
体表面に得ることが可能である。このような帯電方法を
注入帯電という。この注入帯電を用いれば、感光体への
帯電がコロナ帯電器を用いて行われるような放電現像を
利用しないのでオゾンレスで、かつ低電力消費型の帯電
が可能である。
【0008】また、現像同時クリーニング方式において
クリーニング効率を向上させるためには、例えば重合法
によって製造されたトナーのように離型性に非常に優れ
たトナーを用いることが大変有効である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述のような、接触帯
電部材として磁気ブラシを用いた画像形成装置において
は、画像形成を繰り返すと、顕画材であるトナー粒子等
が磁気ブラシに混入してしまうことがある。特に、転写
残トナーを感光体表面から除去するためのクリーニング
装置を有しない系、いわゆるクリーナレスシステムにお
いては磁気ブラシに転写残トナーが多く混入する。
【0010】クリーナレスシステムでは磁気ブラシに転
写残トナーを一旦回収させ、それを再び感光体上に吐き
出させて現像装置で回収させる。
【0011】しかし、画像形成を繰り返していくと、磁
気ブラシに回収された転写残トナーの中には、磁気ブラ
シを構成する導電性の磁性粒子と融着して再び感光体上
に吐き出されないものがでてくる。
【0012】通常、トナー粒子の電気抵抗は比較的高い
ものが用いられているので、導電性の磁性粒子にトナー
粒子が融着すると、導電性の磁性粒子の抵抗が上昇して
しまい、感光体表面を所望の電位にまで帯電できなくな
ったり、帯電むらが生じたりして、かぶりやゴーストと
いった画像不良が発生するおそれがある。
【0013】本発明は、上述事情に鑑みてなされたもの
であり、磁気ブラシ帯電器が転写残トナーによって汚染
されることに起因する画像不良を防止するようにした画
像形成装置を提供することを目的とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めの請求項1に係る本発明は、移動可能な表面を有する
像担持体と、前記像担持体表面を均一に帯電する帯電手
段と、帯電後の前記像担持体表面を露光して静電潜像を
形成する露光手段と、前記静電潜像にトナーを付着させ
てトナー像として現像する現像手段と、を備えた画像形
成装置において、前記帯電手段は、保持部材と、前記保
持部材によってブラシ状に保持されるとともに前記像担
持体表面に接触される導電性の磁性粒子と、前記磁性粒
子に電圧を印加して前記像担持体表面を帯電させるバイ
アス電源と、を有する磁気ブラシ帯電器であり、前記磁
気ブラシ帯電器は、前記バイアス電源が前記保持部材に
印加する電圧を制御して前記磁性粒子の少なくとも一部
を前記像担持体表面に付着させて前記磁気ブラシ帯電器
外部に放出する、ことを特徴とする。
【0015】請求項2に係る本発明は、請求項1に記載
の画像形成装置において、前記バイアス電源は、前記磁
性粒子を前記像担持体に付着させる際に、前記磁性粒子
に対して直流電圧に交流電圧を重畳させた電圧を印加す
る、ことを特徴とする。
【0016】請求項3に係る本発明は、請求項1又は2
に記載の画像形成装置において、前記磁気ブラシ帯電器
に対して前記磁性粒子を補充する補充手段を備える、こ
とを特徴とする。
【0017】請求項4に係る本発明は、請求項1、2、
又は3に記載の画像形成装置において、前記像担持体表
面の移動方向に沿っての前記磁気ブラシ帯電器と前記現
像手段との間に、前記像担持体表面に付着された磁性粒
子を回収する回収手段を備える、ことを特徴とする。
【0018】請求項5に係る本発明は、請求項1、2、
又は3に記載の画像形成装置において、前記像担持体か
らトナー像が転写される記録材を表面に担持する記録材
担持体と、前記記録材担持体表面を清掃するクリーニン
グ手段と、を備え、前記クリーニング手段は、前記像担
持体に付着された後さらに前記像担持体から前記記録材
担持体に転写された磁性粒子を回収する、ことを特徴と
する。
【0019】請求項6に係る本発明は、請求項1、2、
又は3に記載の画像形成装置において、前記像担持体か
らトナー像が転写される中間転写体と、前記中間転写体
表面を清掃するクリーニング手段と、を備え、前記クリ
ーニング手段は、前記像担持体に付着された後さらに前
記像担持体から前記中間転写体に転写された磁性粒子を
回収する、ことを特徴とする。
【0020】請求項7に係る本発明は、請求項1、2、
又は3に記載の画像形成装置において、前記像担持体に
付着された磁性粒子を、前記現像手段によって回収す
る、ことを特徴とする。
【0021】請求項8に係る本発明は、請求項1、2、
3、4、5、6、又は7に記載の画像形成装置におい
て、前記磁性粒子を前記像担持体に付着させる際の交流
電圧の振幅が、画像形成を行う際に前記磁性粒子に印加
する交流電圧の振幅よりも大きい、ことを特徴とする。
【0022】請求項9に係る本発明は、請求項1、2、
3、4、5、6、7、又は8に記載の画像形成装置にお
いて、前記像担持体が電子写真感光体である、ことを特
徴とする。
【0023】請求項10に係る本発明は、請求項9に記
載の画像形成装置において、前記電子写真感光体が、表
面に電荷注入層を有する、ことを特徴とする。
【0024】請求項11に係る本発明は、請求項10に
記載の画像形成装置において、前記電荷注入層が、絶縁
性のバインダ中に導電性微粒子を分散させて形成したも
のである、ことを特徴とする。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図面に沿って、本発明の実
施の形態について説明する。
【0026】〈実施の形態1〉図1に、本発明に係る画
像形成装置の一例を示す。同図に示す画像形成装置は、
電子写真方式のレーザプリンタであり、同図はその概略
構成を示す縦断面図である。
【0027】同図に示す画像形成装置は、像担持体とし
てドラム型の電子写真感光体(以下「感光ドラム」とい
う。)1を備えている。感光ドラム1としては、一般的
に使用される有機感光体等を用いることができる。さら
に望ましくは、有機感光体の表面に体積抵抗値が109
〜1014Ω・cmの表面層を有するものや、アモルファ
スシリコン感光体などを用いると、電荷注入帯電を実現
することができ、オゾン発生の防止、及び消費電力の低
減に効果がある。また、帯電性についても向上させるこ
とが可能となる。そこで本実施の形態では、負帯電特性
の有機感光体であって、直径30mmのアルミニウム製
のドラム基体(以下「アルミ基体」という。)上に下記
の第1層〜第5層の5つの層を下から順に(アルミ基体
側から順に)設けた感光ドラムを用いた。
【0028】第1層は下引き層であり、アルミ基体の欠
陥等を均すために設けられている厚さ20μmの導電層
である。
【0029】第2層は正電荷注入防止層であり、アルミ
基体から注入された正電荷が感光ドラム表面に帯電され
た負電荷を打ち消すのを防止する役割を果たし、アミラ
ン樹脂とメトキシメチル化ナイロンによって1×106
Ω・cm程度に抵抗調整された厚さ1μmの中抵抗値で
ある。
【0030】第3層は電荷発生層であり、ジスアゾ系の
顔料を樹脂に分散させた厚さ約0.3μmの層であり、
露光を受けることによって正負の電荷対を発生する。
【0031】第4層は電荷輸送層であり、ポリカーボネ
ート樹脂にヒドラゾンを分散させたものであり、P型半
導体である。したがって、感光ドラム表面に帯電された
負電荷はこの層を移動することができず、電荷発生層で
発生した正電荷のみを感光ドラム表面に輸送することが
できる。
【0032】第5層は電荷注入層であり、絶縁性樹脂の
バインダに導電性のSnO2 超微粒子を分散させた材料
の塗工層である。具体的には絶縁性樹脂に光透過性の絶
縁フィラーであるアンチモンをドーピングして低抵抗化
(導電化)した粒径約0.03μmのSnO2 粒子を、
樹脂に対して70重量パーセント分散させた材料の塗工
層である。このように調合した塗工液をディッピング塗
工法、スプレー塗工法、ロール塗工法、ビーム塗工法等
の適当な塗工法にて厚さ約3μmに塗工して電荷注入層
とした。
【0033】本実施の形態においては帯電手段として、
磁気ブラシ帯電器2を用いた。本実施の形態において用
いた磁気ブラシ帯電器2は、内部に固定マグネットが設
けられた回転自在の外径16mmの非磁性スリーブ(保
持部材)2aと、この非磁性スリーブ2a上に保持され
た導電性の磁性粒子である注入キャリヤ2bと、上述の
非磁性スリーブ2aに電圧を印加するバイアス印加電源
(バイアス電源)2cとを有している。注入キャリヤ2
bは、非磁性スリーブ2aの磁界によって上述の非磁性
スリーブ2a表面にブラシ状に保持されて、先端を感光
ドラム1表面に接触させている。注入キャリヤ2bは、
非磁性スリーブ2aの回転に伴って同方向に搬送され
る。また、非磁性スリーブ2aは感光ドラム1に対しカ
ウンター方向(矢印R2方向)に回転しており、本実施
の形態においては、感光ドラム1の回転速度100mm
/secに対し、150mm/secで回転している。
上述のバイアス印加電源2cによって非磁性スリーブ2
aに帯電電圧を印加することにより、注入キャリヤ2b
から電荷が感光ドラム1上に直接注入され、これにより
感光ドラム1表面は、帯電電圧に対応した電位に帯電さ
れる。なお、磁気ブラシ帯電器2の回転速度については
速いほど帯電均一性が良好になる傾向にある。
【0034】また帯電部材として用いる注入キャリヤ2
bとしては、平均粒径が10〜100μm、飽和磁化が
20〜250emu/cm3 、体積抵抗値が1×102
〜1×1010Ω・cmのものが好ましく、感光ドラム1
表面にピンホールのような絶縁の欠陥が存在することを
考慮すると1×106 Ω・cm以上のものを用いること
が好ましい。帯電性能をよくするにはできるだけ抵抗の
小さいものを用いる方がよいので、本実施の形態におい
ては、平均粒径25μm、飽和磁化200emu/cm
3 、体積抵抗値が5×106 Ω・cmの注入キャリヤ2
bを用いた。
【0035】ここで、注入キャリヤ2bの体積抵抗値
は、底面積が228(mm2 )の金属セルに注入キャリ
ヤ2bを2g入れた後、加重6.6kgを加え、100
Vの電圧を印加して測定している。
【0036】注入キャリヤ2bとしては、樹脂中に磁性
材料としてマグネタイトを分散させ、導電化、及び抵抗
調整のためにカーボンブラックを分散させて形成した樹
脂キャリヤ、又はフェライト等のマグネタイト単体表面
を酸化、還元処理して抵抗調整を行ったもの、又はフェ
ライト等のマグネタイト単体表面樹脂でコーティングし
て抵抗調整を行ったもの等が用いられ得る。また、注入
キャリヤ2bは、感光ドラム1に対して形成されるニッ
プ幅(感光ドラム1の回転方向の寸法)がほぼ6mmに
なるように調整されている。
【0037】露光手段3は、例えばレーザスキャナを使
用することができる。レーザスキャナは、原稿台10に
載置された原稿Gを光源9によって照射し、原稿Gから
の反射光に基づく画像情報に応じてレーザ光のオン/オ
フし、これにより感光ドラム1表面を走査露光するもの
である。
【0038】ここで図4を参照して、現像工程について
説明する。同図は、本実施の形態において用いた2成分
磁気ブラシ現像用の現像装置4の概略構成を示す縦断面
図である。同図中の符号4aは現像スリーブ、4bは現
像スリーブ4a内に固定配置されたマグネットローラ、
4c、4dは攪拌スクリュー、4eは、現像剤を現像ス
リーブ4a表面に薄層形成するために配置された規制ブ
レード、4fは現像容器である。現像スリーブ4aは、
矢印R4方向に回転し、少なくとも現像時においては、
感光ドラム1に対し最近接領域が約500μmになるよ
うに配置され、現像剤が感光ドラム1に対して接触する
状態で現像できるように設定されている。
【0039】本実施の形態において用いた2成分現像剤
は、トナー粒子は粉砕法によって製造された平均粒径6
μmのネガ帯電トナーに対して平均粒径20nmの酸化
チタンを重量比1%外添したものを用い、キャリヤとし
ては飽和磁化が200emu/cm3 の平均粒径25μ
mの磁性キャリヤを用いた。またこのトナーと磁性キャ
リヤとを重量比6:94で混合したものを現像剤として
用いた。
【0040】ここで、感光ドラム1表面に形成された静
電潜像を、上述の現像装置4を用いて2成分磁気ブラシ
法により顕像化する現像工程と、現像剤の循環系とにつ
いて説明する。
【0041】まず、現像スリーブ4aの回転に伴ってマ
グネットローラ4bのN3極で汲み上げられた現像剤
は、S2極→N1極と搬送される過程において、現像ス
リーブ4aに対して垂直に配置された規制ブレード4e
によって規制され、現像スリーブ4a上に薄層形成され
る。ここで薄層形成された現像剤が、現像主極であるS
1極に搬送されてくると磁気力によって穂立ちが形成さ
れる。感光ドラム1上の静電潜像は、この穂状に形成さ
れた現像剤によって現像される。感光ドラム1上の静電
潜像の現像に供されなかった現像スリーブ4a上の現像
剤は、その後N2極、N3極の反発磁界によって現像容
器4f内に戻される。
【0042】現像スリーブ4aには電源4gから直流電
圧と交流電圧とが重畳された現像バイアスが印加され
る。本実施の形態では、直流電圧として−500V、交
流電圧としてピーク間電圧Vpp=1500V、周波数
Vf=2000Hzが印加されている。一般に二成分現
像法においては交流電圧を印加すると現像効率が増し、
画像は高品位になるが、逆にかぶりが発生しやすくなる
おそれがある。このため、通常、現像装置4に印加する
直流電圧と感光ドラム1の表面電位間に電位差を設ける
ことによって、かぶりを防止することを実現している。
【0043】このトナー像は、図1に示すように、転写
装置5により記録材Pに転写される。転写装置5は、表
面に記録材Pを担持する無端状の転写ベルト(記録材担
持体)5aと、これが掛け渡される駆動ローラ5b及び
従動ローラ5cとを有しており、転写ベルト5aは、図
1中の矢印R5方向に回転駆動される。さらに転写ベル
ト5a内には、転写帯電ブレード5dが配置されてお
り、この転写帯電ブレード5dは、転写ベルト5aに対
し、その内側から感光ドラム1方向に加圧力を発生しつ
つ、高圧電源(不図示)によって給電されることで記録
材Pの裏側からトナーと逆極性の帯電を行う。これによ
り、感光ドラム1上のトナー像は、順次記録材P表面に
転写される。また転写工程終了後、転写ベルト5aはク
リーニング部材5eによりクリーニングされる。
【0044】ここで記録材Pは、給紙ローラ6a、レジ
ストローラ6b等を有する給紙搬送装置6により、感光
ドラム1の回転と同期をとって適正なタイミングを持っ
て感光ドラム1と転写ベルト5aがつくる転写部Nへ搬
送される。また、本実施の形態においては、転写ベルト
5aとして膜厚75μmのポリイミド樹脂からなるもの
を用いた。転写ベルト5aの材質としてはポリイミド樹
脂に限定されるものではなく、ポリカーボネート樹脂
や、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリフッ化ビニ
リデン樹脂、ポリエチレンナフタレート樹脂、ポリエー
テルエーテルケトン樹脂、ポリエーテルサルフォン樹
脂、ポリウレタン樹脂などのプラスチックや、フッ素
系、シリコン系のゴムを好適に用いることができる。厚
みについても75μmに限定されるものではなく、ほぼ
25〜2000μm、好ましくは50〜150μmのも
のが好適に用いられ得る。
【0045】さらに転写帯電ブレード5dとしては、抵
抗が1×105 〜1×107 Ωで、板厚が2mm、長さ
306mmのものを用いた。この転写帯電ブレード5d
に+15μAのバイアスを定電流制御により印加して転
写を行った。
【0046】このようにして、感光ドラム1上に形成さ
れたトナー像は、転写帯電ブレード5dによって記録材
P上に静電転写される。その後記録材Pは、定着装置7
に搬送され、ここで定着ローラ7aと加圧ローラ7bと
によって加熱・加圧されて、表面にトナー像が定着され
る。トナー像定着後の記録材Pは、排紙トレイ8上に排
出される。
【0047】一方、トナー像転写後の感光ドラム1表面
には、記録材P表面に転写されなかった転写残トナーが
残留している。この転写残トナーは、そのまま磁気ブラ
シ帯電器2を通過させると前述のゴーストが発生してし
まう。転写残トナーは、感光ドラム1と接触した状態の
磁気ブラシ帯電器2を通過しても、ほとんどの場合、前
画像の形状を溜めたままであり、適正な帯電条件におけ
る磁気ブラシ帯電器2の設定下では均一に分散されてい
るようなことはなかった。
【0048】そこで、感光ドラム1の回転に伴い帯電領
域に到達した転写残トナーを磁気ブラシ帯電器2に取り
込み、前画像の履歴を消してしまうことが必要となる。
このとき、バイアス電源2cによって直流電圧を磁気ブ
ラシ帯電器2に印加するのみでは磁気ブラシ帯電器2へ
のトナーの取り込みは十分に行われないが、磁気ブラシ
帯電器2に交番電圧を印加すると感光ドラム1と磁気ブ
ラシ帯電器2との間に形成される電界による振動効果に
よって、磁気ブラシ帯電器2へのトナーの取り込みが比
較的容易に行われる。
【0049】しかしながら、帯電領域に到達した転写残
トナーの帯電量によっては磁気ブラシ帯電器2への取り
込みが非常に困難な場合が生じる。つまり転写残トナー
が帯電している以上、磁気ブラシ帯電器2と感光ドラム
1との間の電位差や、トナーと感光ドラム1との間の鏡
映力が取り込み性を大きく左右する。
【0050】ここで、磁気ブラシ帯電器2の印加電圧に
対し、通過する感光ドラム1の表面電位は等しく帯電さ
れることが理想であるが、実際には磁気ブラシ帯電器2
の接触部にも幅があり、最終的にはほぼ等しい電位に帯
電されるとしても、接触部通過初期には十分な帯電が得
られていないため、そこに磁気ブラシ帯電器2と感光ド
ラム1との間に電位差が生じている。
【0051】本実施の形態の場合、磁気ブラシ帯電器2
に印加する直流電圧Vdcを設定しているため、接触部
通過初期で感光ドラム表面電位がそれより低い領域で
は、正帯電トナーは磁気ブラシ帯電器2方向へ取り込ま
れやすいが、負帯電のトナーは取り込まれない。また、
転写残トナーの帯電量が極端に大きく、感光ドラム1と
の鏡映力が大きすぎても感光ドラム1上に残ってしま
う。よって本来、負帯電性のトナーではあるが、転写残
トナーは正帯電されていることが望ましい。ただし、正
帯電されていなくても、帯電量の絶対値が十分小さけれ
ば、磁気ブラシ帯電器2によって強制的に掻き取られる
効果は期待できる。
【0052】実際、転写残トナーは転写時の剥離放電等
により、帯電極性が反転してしまうことも多いが、等し
い転写効率であっても、転写電流によって転写残トナー
の帯電量分布は大きく異なり、また長期にわたり使用す
ると現像剤自体が劣化し、転写効率が低下してくるた
め、負帯電のまま感光ドラム上に残るトナー比率も増え
てくる。そこで転写電流を強めたり、転写残トナーを反
対極性に帯電せしめる手段を持ったりすることが好まし
い。
【0053】本実施の形態では、図1に示すように感光
ドラム1の回転方向(矢印R1方向)に沿っての転写装
置5と磁気ブラシ帯電器2との間に、導電性ブラシ11
を当接させ、この導電性ブラシ11に、帯電バイアスと
逆極性のバイアスを印可する。正極性の転写残トナーは
磁気ブラシ11を通過し、負極性の転写残トナーは一時
的に導電性ブラシ11に捕獲され、除電された後に再び
感光ドラム1上に送り出される。これにより転写残トナ
ーは磁気ブラシ帯電器2方向へより取り込まれやすくな
り、ゴーストが発生する要因が除去される。この場合、
導電性ブラシ11に代えて導電性ゴムローラを使用して
もよい。
【0054】上述の転写残トナーは、一旦、磁気ブラシ
帯電器2に回収されても、正帯電されたままであると、
磁気ブラシ帯電器2と感光ドラム1との電位差の関係は
前述したとおりであるため磁気ブラシ帯電器2から吐き
出されることなく磁気ブラシ帯電器2内に蓄積される。
この蓄積されたトナーは、その抵抗値等にもよるが、磁
気ブラシ帯電器2に所定量以上のトナーが混入すると、
交番電圧を重畳した場合においても帯電能が低下してし
まうことになる。
【0055】また仮に磁気ブラシ帯電器2の遠心力等で
感光ドラム1上に吐き出されたとしても、正規の負極性
帯電でなければ非画像部において現像装置4で回収され
ず、残ってしまう。そこで一旦磁気ブラシ帯電器2内に
取り込まれたら今度は正規の負帯電トナーに転じてはじ
めて長期安定したクリーナレスプロセスが完成する。こ
れは、トナーと磁気ブラシ帯電器2の注入キャリヤ2b
との摩擦帯電系列が、トナーの方が負極性寄りにある組
み合わせを設定することにより実現することができる。
本実施の形態においては、バインダ樹脂にポリエステル
を用いたネガトナーに対し、注入帯電のための注入キャ
リヤ2aとしてフェライト等のマグネタイト単体表面樹
脂でコーティングし抵抗調整を行ったものを用いた。
【0056】このような画像形成装置において、70g
の注入キャリヤ2bが充填されている磁気ブラシ帯電器
2を使用して、10%の画像比率でベタ画像を作像する
試験を行った。
【0057】図5は、記録材Pの通紙枚数(試験枚数)
に対する感光ドラム1の帯電電位の変化を示す図であ
る。転写残トナーが磁気ブラシ帯電器2に混入して注入
キャリヤ2bの抵抗が上がったために、感光ドラム1の
帯電電位は作像した枚数にほぼ比例して低下した。3万
枚に達した時点で感光ドラム1の帯電電位と現像バイア
スとの電位差Vbackが100V以下になり、その後
作像を続けていくと、かぶりやゴーストが発生してき
た。そこで2万枚に達した時点で注入キャリヤ2bを2
0g回収して、新しい注入キャリヤ2bを20g、磁気
ブラシ帯電器2に充填して作像したところ、感光ドラム
1の帯電電位は初期(通紙枚数0枚)と比べて若低いも
のの、ある程度まで上昇した。そして2万枚に1回ずつ
20gの注入キャリヤ2bを新しいものと交換すること
で10万枚まで、かぶりやゴーストなどといった画像不
良は発生しなかった。
【0058】このように注入キャリヤ2bを通紙試験の
途中である程度の量を交換することは、注入キャリヤ2
bの寿命を延ばし、帯電不良によるかぶりやゴーストと
いった画像不良を防止する手段として有効である。
【0059】しかしながら完成された画像形成装置にお
いて、一定の量の注入キャリヤ2bを回収することは困
難であり手間がかかる。
【0060】一方このような注入帯電方式を用いた画像
形成装置において、感光ドラム1は磁気ブラシ帯電器2
の帯電ニップを通過して帯電される。DC印加だけで帯
電を行うと、感光ドラム1が帯電ニップと接触しはじめ
るときは、非磁性スリーブ2aと感光ドラム1との間の
電位差が大きいので注入キャリヤ2bの抵抗は低く電流
は流れやすい。しかし、感光ドラム1が帯電ニップから
離れる直前は、図2に示すように、感光ドラム1表面に
電位がのって非磁性スリーブ(注入スリーブ)2aと感
光ドラム(ドラム)1との電位差が小さくなり、注入キ
ャリヤ2bの抵抗が高くなる。そして電流が流れにくく
なり感光ドラム1への帯電性が低下することがわかって
いる。そこで注入帯電方式ではDC印加にACを同時に
印加する方法が多く用いられている。AC印加すると注
入キャリヤ2bの抵抗が下がって電流が流れやすくな
り、感光ドラム1への帯電性が上がり、所望の電位まで
帯電できる。
【0061】しかしながら、AC同時印加で帯電を行う
と、ACバイアスの波形の分だけ感光ドラム1と非磁性
スリーブ2aとの間にミクロな電位差が生じる。図3に
例を示す。例えば、DC印加で−500Vの帯電を行
い、同時にAC700Vppを印加する場合、局所的に
非磁性スリーブ2aと感光ドラム1に−150Vと−8
50Vとの電位が存在する。感光ドラム1が帯電ニップ
を通過中は非磁性スリーブ2aと感光ドラム1との電位
は等しいが、感光ドラム1が帯電ニップを通過した直後
に非磁性スリーブ2aと感光ドラム1との間で電位の位
相がずれてしまう。非磁性スリーブ2aが−150V、
感光ドラム1が−850Vとのような位相のずれが起こ
った場合、非磁性スリーブ2aと感光ドラム1との間に
700Vの電位差が生じる。このとき非磁性スリーブ2
aと感光ドラム1との間では、注入キャリヤ2bと感光
ドラム1との間での電圧降下が一番大きいので、注入キ
ャリヤ2bが感光ドラム1へと引き付けられる。この現
象をキャリヤ付着と呼ぶ。
【0062】このキャリヤ付着によって感光ドラム1表
面に付着される注入キャリヤ2bの量は、磁性ブラシ帯
電器2に印加するACを上げていくほど非磁性スリーブ
2aと感光ドラム1との間にできる電位差が大きくなる
ので増えていく。
【0063】ここで図6に、最初に70gの注入キャリ
ヤ2bを磁性ブラシ帯電器2内に充填させて、DC印加
で−500Vの帯電を行い、同時にAC700Vpp、
1000Vppを印加したときのキャリヤ付着量の経時
変化を示す。なお、キャリヤ付着量は磁気ブラシ帯電器
2内に残っている注入キャリヤ量から算出した。
【0064】通常の作像時に印加している700Vpp
ではキャリヤ付着量は時間が経過しても微量であるが、
1000Vppを印加するとキャリヤ付着量は著しく増
加する。15分間、磁気ブラシ帯電器2で帯電を続けて
いくとキャリヤ付着量は20gに達した。
【0065】本発明においては、このキャリヤ付着を利
用して注入キャリヤ2bの交換を行うようにした。最初
に70gの注入キャリヤ2bを磁気ブラシ帯電器2内に
充填させておき、また補充用の注入キャリヤ2b、80
gが充填されている補充容器12(図1参照)を磁気ブ
ラシ帯電器2の上方に配設する。そして通紙枚数が2万
枚に達した時点でDC−500V印加にAC1000V
ppを重畳させて帯電のみを15分間行った。15分
後、磁気ブラシ帯電器2内の注入キャリヤ2bの量は2
0g減少しているので補充容器12から新しい注入キャ
リヤ2bを20gだけ磁性ブラシ帯電器2に充填した。
【0066】また感光ドラム1に付着された注入キャリ
ヤ2bは、現像装置4の手前に配設したキャリヤ捕獲手
段13で回収する。注入キャリヤ2bはキャリヤ捕獲手
段13のマグネット(不図示)で磁気的に引き付けた。
この回収手段としては、ブレードやローラなどを感光ド
ラム1に当接させて注入キャリヤ2bを掻き取る物であ
ってもよい。またそれらを組み合わせてもよい。
【0067】その後、通紙枚数が4万枚、6万枚、8万
枚に達した時点でも同様の方法で、注入キャリヤ2bの
交換を行ったところ、10万枚まで、かぶりやゴースト
などといった画像不良は発生することなく良好な画像が
得られた。
【0068】〈実施の形態2〉本実施の形態では、磁気
ブラシ帯電器2から感光ドラム1表面に付着させた注入
キャリヤ2bを転写部N(図1参照)において転写ベル
ト5a上に転写し、注入キャリヤ2bを転写ベルト5a
のクリーニング部材5eによって回収するようにした。
【0069】前述の実施の形態1では現像装置4の手前
にキャリヤ捕獲手段13を配設することで感光ドラム1
の周囲に余分なスペースが必要となり、装置が大型にな
ってしまうおそれがあった。
【0070】これに対し、転写ベルト5aのクリーニン
グ部材5eで転写ベルト5aを清掃すると同時に、キャ
リヤ付着させた注入キャリヤ2bを回収させるので注入
キャリヤ2bを回収するための余分なスペースが不必要
となった。
【0071】〈実施の形態3〉本実施の形態に係る画像
形成装置について説明する。
【0072】本実施の形態では、実施の形態1の構成に
おいて、キャリヤ捕獲手段13を設ける代わりに、現像
装置でキャリヤ付着した注入キャリヤ2bを回収する方
法を用いた。
【0073】実施の形態1、2では、注入キャリヤ2b
を回収するときには、15分間、作像(画像形成)がで
きなくなるため、その分、余分な待機時間が必要となっ
た。また実施の形態1では現像装置の手前にキャリヤ捕
獲手段13を配設するため、感光ドラム周りに余分なス
ペースが必要となり、装置が大型化してしまう。
【0074】また実施の形態1、2でキャリヤ交換時に
作像を行うと、キャリヤ付着した注入キャリヤ2bが多
量に露光部を通過するので、画像にかぶりや白抜けとい
った現象が生じた。
【0075】本実施の形態3では2万枚に通紙枚数が達
した時点で、通常の作像時ではDC−500V印加に対
してAC700Vppのところ、AC850Vppを重
畳させて60分間帯電と現像を行って作像させた。図6
に示すように、AC850Vppでは20gのキャリヤ
付着させるのに60分の時間を要する。しかしキャリヤ
付着した単位時間当たりの注入キャリヤ2bは実施の形
態1に比べて微少なので画像にかぶりや白抜けといった
現像はほとんど見られなかった。
【0076】本実施の形態では感光ドラム1に対してキ
ャリヤ付着した注入キャリヤ2bは現像スリーブ4aの
磁力で引き付けて現像装置4へ回収した。磁気ブラシ帯
電器2を構成する注入キャリヤ2bと、現像剤を構成す
るキャリヤとは、材質を同じものとすることが可能であ
り、この場合には、注入キャリヤ2bが現像装置4内に
混入しても何ら問題はない。
【0077】磁気ブラシ帯電器2内の注入キャリヤ2b
の量は、単位時間ごとに少しずつ減少していくので、減
少した分だけ新しい注入キャリヤ2bを単位時間ごと
に、補充容器12から磁気ブラシ帯電器2に充填した。
【0078】その後4万枚、6万枚、8万枚通紙した時
点でも同様の方法を用いて、注入キャリヤ2bの交換を
行ったところ、10万枚まで、かぶりやゴーストなどと
いった画像不良は発生することなく良好な画像が得られ
た。またキャリヤ捕獲手段13が不要で、注入キャリヤ
交換時に余分な待機時間を設ける必要がなくなった。
【0079】上述の実施の形態1〜3においては、記録
材Pを記録材担持体としての転写ベルト5aによって担
持する方式の画像形成装置について説明したが、これに
代えて、感光ドラム1表面のトナー像が転写される中間
転写体(例えば、中間転写ベルト、中間転写ドラム)を
使用し、磁気ブラシ帯電器2から放出した注入キャリヤ
を感光ドラム表面に付着させ、さらに感光ドラム表面か
ら上述の中間転写体に転写し、この転写された注入キャ
リヤを、中間転写体を清掃するためのクリーニング手段
によって除去するようにしてもよい。この場合にも、注
入キャリヤを回収するための特別な容器等が不要であ
る。
【0080】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
磁気ブラシ帯電器を構成する磁性粒子を適宜に交換する
ことができるので、磁気ブラシ帯電器が転写残トナーに
よって汚染されることに起因する帯電不良、ひいては画
像不良を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1の画像形成装置の概略構成を示す
縦断面図。
【図2】注入スリーブと感光ドラムとの電位差に対する
注入キャリヤの抵抗の変化を表す図。
【図3】DC印加した注入スリーブにACを重畳した時
の電位を示す図。
【図4】実施の形態1における2成分現像装置を示す縦
断面図。
【図5】通紙枚数に対する感光ドラムの帯電電位の変化
を表す図。
【図6】各AC印加の時間に対するキャリヤ付着量の変
化を示す図。
【符号の説明】
1 像担持体(電子写真感光体、感光ドラム) 2 帯電手段(磁気ブラシ帯電器) 2a 保持部材(非磁性スリーブ) 2b 磁性粒子(注入キャリヤ) 2c バイアス電源 3 露光手段 4 現像手段(現像装置) 5a 記録材担持体(転写ベルト) 5e クリーニング手段(クリーニング部材) 12 補充手段(補充容器) 13 回収手段(キャリヤ捕獲手段) P 記録材

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動可能な表面を有する像担持体と、前
    記像担持体表面を均一に帯電する帯電手段と、帯電後の
    前記像担持体表面を露光して静電潜像を形成する露光手
    段と、前記静電潜像にトナーを付着させてトナー像とし
    て現像する現像手段と、を備えた画像形成装置におい
    て、 前記帯電手段は、保持部材と、前記保持部材によってブ
    ラシ状に保持されるとともに前記像担持体表面に接触さ
    れる導電性の磁性粒子と、前記磁性粒子に電圧を印加し
    て前記像担持体表面を帯電させるバイアス電源と、を有
    する磁気ブラシ帯電器であり、 前記磁気ブラシ帯電器は、前記バイアス電源が前記保持
    部材に印加する電圧を制御して前記磁性粒子の少なくと
    も一部を前記像担持体表面に付着させて前記磁気ブラシ
    帯電器外部に放出する、 ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記バイアス電源は、前記磁性粒子を前
    記像担持体に付着させる際に、前記磁性粒子に対して直
    流電圧に交流電圧を重畳させた電圧を印加する、 ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記磁気ブラシ帯電器に対して前記磁性
    粒子を補充する補充手段を備える、 ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装
    置。
  4. 【請求項4】 前記像担持体表面の移動方向に沿っての
    前記磁気ブラシ帯電器と前記現像手段との間に、前記像
    担持体表面に付着された磁性粒子を回収する回収手段を
    備える、 ことを特徴とする請求項1、2、又は3に記載の画像形
    成装置。
  5. 【請求項5】 前記像担持体からトナー像が転写される
    記録材を表面に担持する記録材担持体と、前記記録材担
    持体表面を清掃するクリーニング手段と、を備え、 前記クリーニング手段は、前記像担持体に付着された後
    さらに前記像担持体から前記記録材担持体に転写された
    磁性粒子を回収する、ことを特徴とする請求項1、2、
    又は3に記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記像担持体からトナー像が転写される
    中間転写体と、前記中間転写体表面を清掃するクリーニ
    ング手段と、を備え、 前記クリーニング手段は、前記像担持体に付着された後
    さらに前記像担持体から前記中間転写体に転写された磁
    性粒子を回収する、 ことを特徴とする請求項1、2、又は3に記載の画像形
    成装置。
  7. 【請求項7】 前記像担持体に付着された磁性粒子を、
    前記現像手段によって回収する、 ことを特徴とする請求項1、2、又は3に記載の画像形
    成装置。
  8. 【請求項8】 前記磁性粒子を前記像担持体に付着させ
    る際の交流電圧の振幅が、画像形成を行う際に前記磁性
    粒子に印加する交流電圧の振幅よりも大きい、 ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、又は
    7に記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記像担持体が電子写真感光体である、 ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、
    又は8に記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記電子写真感光体が、表面に電荷注
    入層を有する、 ことを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
  11. 【請求項11】 前記電荷注入層が、絶縁性のバインダ
    中に導電性微粒子を分散させて形成したものである、 ことを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。
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