JP4112055B2 - 熱シール機の安全装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、熱可塑性フイルムの袋、ポリエチレン容器、その他包材を熱板の圧着で溶着し密封状に熱シール又は重合部を接着するためのロータリー式熱シール機の安全装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
上下の熱板間に熱可塑性フイルムの包装袋等の包材を供給し連続的に通過せさることによりシール部を加熱溶着しシールする熱シール機は、例えば実開昭60−18906号、実公平5−35049号公報等に開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような熱シール機においては、熱シールの温度を一定又は所定の範囲に保持する必要がある。熱シール温度が設定温度より低いとシール不良を起し、又高過ぎるとオーバーヒートして故障の原因になる。そのため従来の熱シール機では、熱シールの適正温度範囲を越えると機械を停止させたり、又は製品供給部にシャッターを設けて通路を遮断するといった方法が採用されていた。しかし、この方法は連続した流れの一貫した作業を中断させ且つ復旧正常化運転までに相当の時間を要するため作業性、生産性の面で問題があった。又シャッターにて製品供給停止を行う場合も同様で、その上メカニカル要素を別途に附設するため熱シール機のコストアップにつながるといった問題点を有していた。
【0004】
本発明は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、熱シールの適正温度範囲を設定してその範囲を越えるとロータリーシール機の搬送装置を自動的に逆転させて熱シールすべき製品を熱シール部に供給できないようにするとともに、適正温度範囲に戻すと即座に正回転させて引き続き連続的に製品の供給を正常に行い適正温度範囲での熱シールを効率良く実施することを可能にした熱シール機の安全装置を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明における熱シール機の安全装置は、圧接状に支持された上下一対の熱板1、2間に、上下の耐熱押えベルト3、4で挟持された状態のシート状処理物を通過させて連続且つ自動的に熱シールするようにしたロータリー式熱シール機において、耐熱押えベルト3、4の駆動ローラー5に、動力を伝達する駆動装置6と、この駆動装置に熱シール温度及び速度を適正に調整するスピードコントロール装置8と、このスピードコントロール装置よりの指令で、熱シールの適正温度の枠を越えると逆転し適正温度範囲に戻ると正回転するように作動する正逆転装置9とを設けてなるものである。
【0006】
【実施例】
本発明の好ましい実施例を図面について説明する。
【0007】
熱シール機は図1に示す構成からなる。本体フレーム10に、圧接状に支持された上下一対の熱板1.2と、この熱板間にシート状の熱処理物を挟持して通過させるように配置された上下一対の耐熱押えベルト3.4と、移送ベルトコンベヤ7及びこれらの駆動装置(モーター)6とを具有する。
【0008】
駆動装置6は駆動ローラー5より耐熱押えベルト1.2及び移送ベルトコンベヤ7に動力を伝達するとともに、この駆動装置に熱シール温度及び速度を適正に調整するスピードコントロール装置8と、熱シールの設定適正温度の範囲を越えると逆転するように作動する正逆転装置9とが設けられている。
【0009】
正逆転装置9は、図2に示すようにモーター回路9aに並列に設けられたコンデンサーCと、スピードコントロール装置8よりの指令で作動するリレーRを設けてなり、リレーRは接点9b.9cに対する切換え接片9dを具有している。接片9dが接点9bに接しているときは、モーター6は正回転し、接点9cに切換わると、逆回転となる。
【0010】
【作用】
電源スイッチを入れて上下に対向する熱板1.2を加熱し、同時に駆動装置(モーター)6を駆動させると、耐熱押えベルト3.4とともに、移送ベルトコンベヤ7が一斉に駆動されてコンベヤ7上より移送されてくる熱処理物のシール部位を押えベルト3.4間に挟持されたまま図1の矢印(イ方向)へ移送されその間にベルト3.4を通して熱板1.2により加熱圧着されて熱シールされる。上下熱板1.2の圧着部を通過し終ると、冷却装置11を経て押えベルト1.2の至端部より送り出される。
【0011】
熱シールの適正温度の範囲は図3に示す通りであるが、時間経過とともに温度は変化するから、この適正温度の範囲を越えると、スピードコントロールよりの指令でリレーRが作動し接片9dが接点9bより9cに切換わる。すると今まで正回転していた駆動装置が逆回転するようになるため、移送コンベヤ7及び耐熱押えベルト3.4は図1の矢印(イ方向)とは逆に駆動されるため、製品の挿入はできなくなる。再び適正温度の範囲に戻ると即座にリレーRの作動で接片の切換えが行われる為再び正回転駆動となり、製品は挿入可能となる。
【0012】
【発明の効果】
本発明は上記のように、耐熱押えベルト3.4の駆動ローラー5に、動力を伝達する駆動装置6と、この駆動装置に熱シール温度及び速度を適正に調整するスピードコントロール装置8と、熱シールの適正温度の枠を越えると逆転するように作動する正逆転装置9とを設けてなるものであって、この構成により熱シールすべき製品の温度を常に一定の範囲に管理することが可能となるとともに、適正範囲を少しでも越えると、耐熱押えベルトへの製品の挿入が阻止されて不良熱シールを防ぐことができ、また適正温度に戻ると自動的にリレーの作動で接片の切換えが行われて正回転駆動となるため人手にたよることなく自動運転が実施され作業性を大幅に高めることが可能である。又機械を停止させたり、シャッターのようなメカニカル附設機構を要しないため構成が簡単でコスト的にも有利である。
【0013】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施した熱シール機の一例を示す正面図である。
【図2】正逆転装置の回路図である。
【図3】熱シールの適正温度の上限と下限の範囲を示すグラフ図である。
【符号の説明】
1.2 熱板
3.4 耐熱押えベルト
5 駆動ローラー
6 駆動装置(モーター)
7 移送ベルトコンベヤ
8 スピードコントロール装置
9 正逆転装置
10 本体フレーム
Claims (1)
- 圧接状に支持された上下一対の熱板1、2間に、上下の耐熱押えベルト3、4で挟持された状態のシート状処理物を通過させて連続且つ自動的に熱シールするようにしたロータリー式熱シール機において、耐熱押えベルト3、4の駆動ローラー5に、動力を伝達する駆動装置6と、この駆動装置に熱シール温度及び速度を適正に調整するスピードコントロール装置8と、このスピードコントロール装置よりの指令で、熱シールの適正温度の枠を越えると逆転し適正温度範囲に戻ると正回転するように作動する正逆転装置9とを設けてなることを特徴とする熱シール機の安全装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34076697A JP4112055B2 (ja) | 1997-11-25 | 1997-11-25 | 熱シール機の安全装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34076697A JP4112055B2 (ja) | 1997-11-25 | 1997-11-25 | 熱シール機の安全装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11157512A JPH11157512A (ja) | 1999-06-15 |
JP4112055B2 true JP4112055B2 (ja) | 2008-07-02 |
Family
ID=18340113
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34076697A Expired - Lifetime JP4112055B2 (ja) | 1997-11-25 | 1997-11-25 | 熱シール機の安全装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP4112055B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2001354210A (ja) * | 2000-06-09 | 2001-12-25 | Fujimori Kogyo Co Ltd | シール方法、シール装置及び袋体 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
1997
- 1997-11-25 JP JP34076697A patent/JP4112055B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11157512A (ja) | 1999-06-15 |
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