JPH06156444A - シール装置 - Google Patents

シール装置

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JPH06156444A
JPH06156444A JP33982492A JP33982492A JPH06156444A JP H06156444 A JPH06156444 A JP H06156444A JP 33982492 A JP33982492 A JP 33982492A JP 33982492 A JP33982492 A JP 33982492A JP H06156444 A JPH06156444 A JP H06156444A
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Hiroshi Yamaguchi
博史 山口
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Fuaburika Toyama Kk
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プラスチックフィルム製の袋体Wなどの熱シ
ールとシール箇所の冷却を連続的にできるようにする。 【構成】 袋体Wの口部近傍のシール箇所Waは、最初
にシール部材37と38の間に位置しており、加圧ブロ
ック35と36が互いに接近する方向へ駆動されると、
シール部材37,38が前記シール箇所Waを挟圧し、
シール箇所Waが熱シールされる。その直後に加圧ブロ
ック35と36が互いに離れシール部材37,38が袋
体Wから離れる。このとき袋体Wがわずかに下降し、熱
シール直後のシール箇所Waが冷却部材41,42に対
向する。そして加圧ブロック35,36が駆動され、冷
却部材41と42によりシール箇所Waが挟圧されて熱
シールされた部分が冷却される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば袋体などの被シ
ール体を加熱しまたは自己発熱させてシールし且つ冷却
するシール装置に係り、被シール体に対するシール工程
と冷却工程とを連続的に行うことができるようにしたシ
ール装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プラスチックフィルム製の袋体に
内容物を充填し、さらに袋体の口部を密閉してシールす
る工程を行う自動機として自動充填シール装置が使用さ
れている。従来の自動充填シール装置は、袋体を保持す
る保持爪が複数組設けられた間欠回転テーブルが設けら
れ、この間欠回転テーブルが間欠回転して停止したとき
に、それぞれの保持爪が、袋体の供給部、袋体の口部拡
開部、内容物充填部、袋体の口部をシールするシール
部、シール箇所を冷却する冷却部、および排出部などへ
順次移動する。そして袋体の供給部から供給された袋体
は前記保持爪に保持されて間欠周回し、停止するステー
ション毎に、内容物の充填、口部のシール、シール箇所
の冷却などが順次行われ、さらに排出される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の自動充填シ
ール装置には以下の問題点がある。 (1)保持爪に保持された袋体が、シール部や冷却部の
各ステーションごとに一定時間停止し、この停止時間中
に、内容物充填、口部シール、シール部の冷却などが行
われるため、この停止時間が無駄になり、単位時間あた
りの処理数を向上させるのに限界がある。
【0004】(2)袋体に充填される内容物が液体であ
る場合、これが袋体に充填された後に所定角度周回し、
さらにシール部などにて停止するときに、周回速度の急
激な変化によって、液体が袋体の口部から飛び出した
り、あるいは袋体のシール箇所に付着してシール不良が
生じるなどの問題が生じる。
【0005】このような場合に、袋体を保持してこれを
一定の速度で連続的に周回させ、ある周回角度の間にシ
ール部材を袋体に密着させて口部をシールし、次の所定
の周回角度にて冷却部材をシール箇所に密着して冷却す
るような構造とすることが好ましい。しかしながら、一
定速度にて周回する袋体に対してシール部材と冷却部材
とを個別の機構で密着させる構造とすると、シール工程
から冷却工程への移行が円滑に行われず、またシール部
材や冷却部材を個別に動作させるための機構も複雑なも
のとなる。
【0006】本発明は上記従来の課題を解決するもので
あり、袋体などの被シール体のシール工程から冷却工程
へ短時間に移行できるようにして、例えば被シール体を
一定速度で回転させ、簡単な構造でシールと冷却とを連
続して行うことを可能としたシール装置を提供すること
を目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によるシール装置
は、シール部材と、このシール部材と並んで配置された
冷却部材と、被シール体のシール箇所を前記シール部材
と対向する位置から前記冷却部材に対向する位置へ相対
的に移動させる相対移動手段と、前記シール箇所がシー
ル部材に対向しているときにこのシール部材をシール箇
所に密着させ且つシール箇所が冷却部材に対向している
ときにこの冷却部材をシール箇所に密着させる駆動手段
が設けられていることを特徴とするものである。
【0008】また上記シール部材と冷却部材、およびシ
ール体を保持する保持部材を円周に沿って複数組設け、
これらを一定速度で周回させることも可能である。
【0009】
【作用】上記手段では、袋体などの被シール体のシール
箇所が最初にシール部材に対向しており、このときにシ
ール部材が被シール体のシール箇所に密着し、シール箇
所のプラスチックフィルムが加熱されあるいは自己発熱
されて溶着シールされる。シール部材がシール箇所から
離れた直後に被シール体が相対的に移動させられ、被シ
ール体のシール箇所が冷却部材に対向する位置へ移動す
る。このとき冷却部材がシール箇所に密着しシール完了
部分の冷却が行なわれる。
【0010】このように被シール体を相対移動させるだ
けでシール箇所のシールと冷却とが連続して且つ短時間
に完了できる。よって例えばシール部材と冷却部材およ
び被シール体を保持する保持部材を駆動手段により一定
速度で周回させた場合に、小さい周回角度により連続的
にシールと冷却とを完了でき、液体などを内容物とした
場合の連続回転シール作業も可能になる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面により説明す
る。図1は本発明によるシール装置の部分平面図、図2
は図1のII−II線の断面図、図3(A)(B)はシ
ールおよび冷却動作の説明図、図4は本発明のシール装
置を使用した機器の一例として液体の連続充填シール装
置を示す斜視図、図5はこの連続充填シール装置の機構
配置を説明する模式平面図である。図4と図5に示す連
続充填シール装置は、袋体設置部A、袋体の供給部B、
袋体の受渡しおよび印字部C、内容物の連続充填部D、
連続シール・冷却部E、完成品の排出部Fとから構成さ
れている。
【0012】前記袋体設置部Aでは、供給筒1内に多数
の袋体Wが重ねて保持されている。この袋体Wは、内層
に熱シール層を有するプラスチックフィルム製である。
前記袋体の供給部Bでは、図4に示すように反時計方向
へ回転するテーブル4上に複数の吸着棒2が設けられて
おり、この吸着棒2に設けられた吸着盤3により袋体供
給部Aから袋体Wが1枚ずつ剥がされて、受渡しおよび
印字部Cに供給される。受渡しおよび印字部Cでは、回
転体5が時計方向へ間欠回転する。回転体5上には複数
の吸着盤6が設けられており、その間欠回転により前記
袋体の供給部Bから袋体Wが1枚ずつ渡される。間欠回
転の停止区間中に袋体Wに製造年月日などの印字が行わ
れる。そして連続充填部Dとの接合部では、袋体Wの送
り速度と連続充填部Dの連続回転の周回速度とが一致
し、袋体Wが1枚ずつ連続充填部Dに渡される。
【0013】連続充填部Dには反時計方向へ一定の周速
度にて連続回転する回転テーブル7が設けられ、この回
転テーブル7の外周に複数組の保持爪8が設けられてい
る。前記受渡しおよび印字部Cから1枚ずつ送られる袋
体Wは、前記保持爪8により順次保持され、袋体Wは回
転テーブル7の回転動作により一定の周速度にて図5に
おける反時計方向へ連続周回する。前記保持爪8は、袋
体Wを保持した直後に対向間隔が狭まるように駆動され
て、図4に示すようにそれぞれの袋体Wの上端の口が拡
開される。
【0014】連続充填部Dの回転テーブル7の上にはこ
の回転テーブル7と同期して回転する充填機構9が設け
られ、この充填機構9の周囲に設けられた複数の供給筒
10が、拡開した前記袋体Wの口部内に入れられ、袋体
Wと供給筒10とが同じ速度で周回しながら、袋体Wの
内部に液体などの内容物が充填される。内容物が所定量
(または所定重量)供給された後に前記保持爪8の間隔
が開き、袋体Wの口部が一旦閉じられる。そして内容物
が充填された後の袋体Wが、連続シール・冷却部Eに渡
される。連続シール・冷却部Eでは、時計方向へ一定の
周速度にて連続回転駆動される支持テーブル12が設け
られており、この支持テーブル12に、図1と図2に示
す12組のシール・冷却機構20が等角度間隔に放射状
に配置されている。
【0015】図2と図4に示すように、前記支持テーブ
ル12の下方位置には、12組の支持台13が設けられ
ている。この支持台13は前記12組のシール・冷却機
構20と同期して一緒に周回するようになっている。前
記支持台13は、内容物が充填された袋体Wを載せる底
板13aと、袋体Wの両側部を支える一対の側部支持板
13b,13bを有している。さらに支持台13の上方
位置には、袋体Wの両側部中腹部を掴んで前記シール・
冷却機構20および支持台13と一緒に回転する12組
の保持爪14が設けられている(図4では保持爪14を
1組だけ示している)。そして図示しない昇降機構によ
り、前記支持台13および保持爪14はその回動位置に
応じて所定寸法だけ昇降するように支持されている。
【0016】前記連続充填部Dの保持爪8と、連続シー
ル・冷却部Eの支持台13および保持爪14は同じ周速
度にて回転しており、連続充填部Dにて内容物が充填さ
れた袋体Wは、図5に示す(a)の位置にて前記支持台
13および保持爪14に同じ速度のまま受け渡される。
この受渡された状態での袋体Wは、内部に液体などの内
容物が充填され且つ上端の口部は開口した状態あるいは
半開き状態である。
【0017】次に図1と図2により、前記シール・冷却
機構20の構造について説明する。図1に示すように、
前記支持テーブル12は固定軸15に対し軸受を介して
回転自在に支持されており、且つ支持テーブル12はモ
ータの動力により時計方向へ一定の速度で回転駆動され
る。また前記固定軸15の上端には、前記支持テーブル
12の上側に位置する固定カム板16が固定され、常に
停止している固定カム板16に対して支持テーブル12
が相対的に回転するようになっている。この固定カム板
16はその円周方向の位置によって固定軸15から外周
面までの半径が相違しており、図1では、最も半径の小
さい外周面を16aで示し、最も半径の大きい外周面を
16bで示している。
【0018】図2に示すように、前記支持テーブル12
上には、12組の各シール・冷却機構20ごとに固定軸
21が固定されており、この固定軸21の上部に一対の
軸受22,22を介して駆動筒23が回転自在に支持さ
れている。この駆動筒23の外周には腕23aが一体に
設けられ、この腕23aに回転ローラによるフォロワー
24が設けられている。このフォロワー24は前記固定
カム板16の外周面に対向している。
【0019】前記駆動筒23が設けられている位置より
も外周位置での支持テーブル12には、各シール・冷却
機構20ごとに軸受部材25が固定されており、この軸
受部材25に保持された一対の軸受26,26により駆
動軸27が回動自在に支持されている。この駆動軸27
は支持テーブル12の上下方向に延びており、その上端
には腕部材28が固定されている。この腕部材28と、
前記駆動筒23に一体に設けられた腕23bとの間は連
結ロッド29により連結されている。また前記腕部材2
8の上面に突出するピン28aと、支持テーブル12上
に固定されたスタッド31との間に引っ張りコイルスプ
リング32が掛けられている。前記腕部材28は引っ張
りコイルスプリング32により図1において反時計方向
へ付勢されており、この腕部材28と連結ロッド29を
介して連結されている前記駆動筒23も図1において反
時計方向へ付勢され、この付勢力により前記フォロワー
24が固定カム板16の外周面に圧接されている。
【0020】それぞれのシール・冷却機構20では、支
持テーブル12の下側に加圧ブロック35と36が対向
して設けられている。前記連続充填部Dから連続シール
・冷却部Eに受け渡されて支持台13と保持爪14とで
保持された袋体Wの上端部分は、図2に示すように両加
圧ブロック35と36の間に位置する。一方の加圧ブロ
ック35にはシール部材37が、他方の加圧ブロック3
6にはシール部材38が支持されている。それぞれのシ
ール部材37と38には、ヒータ37a,38a、ヒー
トパイプ37b,38b、および熱センサ37c,38
cが設けられている。またシール部材37と38の下側
位置には、冷却部材41と42が設けられている。この
冷却部材41,42の内部には、冷却媒体が送られる冷
却パイプ41a,42aが形成されている。
【0021】一方の側のシール部材37と冷却部材41
は加圧ブロック35に固定されている。他方の側のシー
ル部材38は、加圧ブロック36に対し進退自在に支持
され且つ圧縮スプリング43により突出方向へ付勢され
ている。同様に冷却部材42も加圧ブロック36に進退
自在に支持され且つ圧縮スプリング44により突出方向
へ付勢されている。図3(A)に拡大して示すように、
シール部材38と冷却部材42が前記スプリング43と
44に付勢されて突出している状態において、冷却部材
42の先端面はシール部材38の先端面よりも微小寸法
δだけ突出している。両加圧ブロック35と36とが接
近して、シール部材37と38および冷却部材41と4
2が互いに圧接するときに、前記微小寸法δにより冷却
部材41と42がわずかに先行して袋体Wに圧接し、こ
れよりも遅れてシール部材37と38が圧接する。冷却
部材41と42が先行して袋体Wを挟持することによ
り、袋体W内の空気が排出され、空気排出後にシール部
材37と38が袋体Wに圧接して加熱シールが行われる
ようになる。
【0022】前記支持テーブル12の下面には、各シー
ル・冷却機構20ごとに、一対の軸受ブロック45と4
6が固定されている。この軸受ブロック45と46は支
持テーブル12の半径方向へ所定の間隔を介して配置さ
れている。軸受ブロック45にはスライド軸受47が保
持され、軸受ブロック46にはスライド軸受48が保持
され、両スライド軸受47と48により摺動軸49が図
2の図示左右方向へ摺動自在に支持されている。図1に
示すように、上記摺動軸49は、各シール・冷却機構2
0ごとに2本ずつ平行に設けられ、支持テーブル12の
ほほ半径方向へ延びている。
【0023】図2に示すように、前記加圧ブロック36
は、摺動軸49の先端の雄ねじ部49aに螺着されて、
ナット51a,51bにより固定されている。雄ねじ部
49aの加圧ブロック36に対するねじ込み量を変える
ことにより、加圧ブロック36の図示左右方向の位置を
変えて、シール部材37と38および冷却部材41と4
2の加圧力を調整できるようになっている。図示左側の
加圧ブロック35の上端にはスライド軸受52が固定さ
れ、加圧ブロック35はこのスライド軸受52により前
記摺動軸49に対して軸方向へ摺動自在に支持されてい
る。
【0024】支持テーブル12の表裏方向に延びる前記
駆動軸27の下端には駆動アーム55が固定されてい
る。この駆動アーム55の所定位置に保持された軸受ス
リーブ56には回動リンク58に固定されたピン57が
回動自在に支持されている。この回動リンク58は、軸
受スリーブ59を介して駆動ピン61により回動自在に
支持されており、この駆動ピン61に固定されたブラケ
ット62が前記摺動軸49の端部49bに連結されてい
る。駆動アーム55の他の位置には軸受スリーブ63が
保持されて、回動リンク64に固定されたピン65がこ
の軸受スリーブ63に回動自在に支持されている。回動
リンク64に固定された軸受スリーブ66には駆動ピン
67が回動自在に支持され、この駆動ピン67に固定さ
れたブラケット68が前記加圧ブロック35に連結され
ている。
【0025】モータの動力により支持テーブル12が図
1において時計方向へ回転駆動されると、前記フォロワ
ー24が、常に停止している固定カム板16の外周面を
転動するが、この固定カム板16の外周面の半径が大き
い部分にフォロワー24が移動すると、フォロワー24
が設けられている駆動筒23が時計方向へ駆動され、連
結ロッド29を介して腕部材28がスプリング32の弾
性力に対抗して時計方向へ駆動される。この回動力は駆
動軸27を介して駆動アーム55に伝達される。図2で
は、駆動アーム55に連結された回動リンク58と64
の位置を図示左右方向に平面的に示しているが、実際の
装置では、回動リンク58と64のピン57と65が支
持テーブル12の円周方向に向けて位置しており、前記
駆動アーム55の時計方向の回転によって、摺動軸49
およびこれに固定されている加圧ブロック36が図2の
図示左方向へ駆動され、加圧ブロック35が図示右方向
へ駆動されて、シール部材37と38および冷却部材4
1と42とにより袋体Wの上部が挟圧される。
【0026】前述のようにこの挟圧動作は、固定カム板
16の外周面の半径寸法が大きい位置で行われることに
なる。図5に示すように、12組のシール・冷却機構2
0の所定時刻での周回位置を(a)から(l)で示した
場合、例えば(c)の位置から(i)までの周回位置に
て前記加圧ブロック35と36とが接近方向へ駆動さ
れ、前記の挟圧動作が行われる。ただし、加熱シール工
程と冷却工程との切換え時において、例えば図5に示す
(f)の位置と(g)の位置との間において、前記固定
カム板16の外周面の半径が部分的に狭くなって、加圧
ブロック35と36が互いに開く方向へ駆動され、前記
挟圧が短時間だけ解除される。また各シール・冷却機構
20が(j)の周回位置まで移動すると、そこに排出部
Fが位置している。図4に示すように、この排出部Fに
は排出台あるいは排出コンベア71が設けられており、
口部のシールと冷却とが完了して密閉された袋体Wが、
支持台13と保持爪14から放され、順次排出される。
【0027】次に上記装置の動作について説明する。図
4と図5において、前記袋体設置部Aの供給筒1内に重
ねて保持されている袋体Wは、袋体の供給部Bに設けら
れた吸着盤3により1枚ずつ剥がされ、さらに受渡しお
よび印字部Cの吸着盤6に渡される。受渡しおよび印字
部Cでは、間欠回転する吸着盤6に保持された袋体Wに
製造年月日などの印字が施される。さらに吸着盤6の回
動速度が、連続充填部Dの保持爪8の周速度と一致した
時点で、受渡しおよび印字部Cから連続充填部Dの保持
爪8に袋体Wが1枚ずつ渡される。連続充填部Dでは、
一定の周速度で袋体Wが周回する経路において、保持爪
8により袋体Wの口部が拡開され、充填機構9に設けら
れた供給筒10により、液体状などの内容物が連続的に
袋体Wの内部に充填される。
【0028】そして、内容物が充填された袋体Wは保持
爪8により一旦口部が閉じられるなどして、連続シール
・冷却部Eに渡される。連続充填部Dと連続シール・冷
却部Eでは、袋体Wの周速度が同じになっており、図5
に示す(a)の位置にて、連続充填部Dの保持爪8から
連続シール・冷却部Eの支持台13および保持爪14へ
袋体Wが受け渡される。連続シール・冷却部Eでは、モ
ータの動力により支持テーブル12が時計方向へ一定の
速度で連続回転するが、12組のそれぞれのシール・冷
却機構20が図5における(j)の位置から(b)の位
置へ移動する間、その角度範囲において前記固定カム板
16の外周面の半径が図1にて16aで示すように小さ
くなっている。よって固定カム板16の外周面を転動す
るフォロワー24にしたがって駆動筒23が反時計方向
へ回動した状態であり、連結ロッド29、腕部材28、
駆動軸27を介して駆動アーム55が反時計方向へ回動
させられ、図2に示すように摺動軸49が図示右方向へ
また加圧ブロック35が図示左方向へ移動し、シール部
材37と38および冷却部材41と42が互いに開いた
状態となっている。
【0029】図5に示す(a)の位置においては、支持
台13と保持爪14は昇降機構により上昇させられ、連
続充填部Dから支持台13および保持爪14に受け渡さ
れた袋体Wは、やや持ち上げられた状態であり、図3
(A)に示すように、袋体Wの口部付近のシール箇所W
aが両シール部材37と38の間に対向している。この
ように袋体Wが持ち上げられている状態は、図5に示す
(f)の位置まで続く。支持テーブル12の回転によ
り、各シール・冷却機構20が(b)の位置から(c)
の位置へ移動する間に、この位置における固定カム板1
6の外周面の半径が大きくなり、これに転動するフォロ
ワー24により駆動筒23が図1において時計方向へ駆
動され、連結ロッド29を介して腕部材28が時計方向
へ駆動される。この回動力は駆動軸27から駆動アーム
55に伝達され、回動リンク58と64が駆動アーム5
5により駆動される。これにより摺動軸49が図2にお
いて左方向へ、加圧ブロック35が図示右方向へ駆動さ
れ袋体Wの口部が挟圧される。
【0030】図3(A)に示すように、冷却部材42の
先端面はシール部材38の先端面よりもδだけ突出して
いるため、上記の挟圧動作では、まず最初に冷却部材4
1と42とで、袋体Wのシール箇所Waよりも下側の部
分が挟圧され、袋体W内部の内容物の上部に残っている
空気が排出される。その直後にシール部材37と38と
により袋体Wのシール箇所Waが挟圧される。このとき
各シール部材37と38は所定の加熱温度となってお
り、この加熱により、袋体Wの内層部分が熱溶融され、
シール箇所Waにて袋体Wの口部が閉じられて熱シール
される。
【0031】この熱シール動作は、シール・冷却機構2
0が、図5の(c)の位置から(f)の位置まで周回す
る間に行われる。そして(f)の位置へ移動すると、固
定カム板16の外周面の半径がその位置において小さく
なっており、フォロワー24の固定カム板16の外周面
での転動に伴い、駆動筒23が反時計方向へ回動して、
熱シール完了後のシール部材37と38が共に袋体Wか
ら離れ、ほぼ同時に冷却部材41と42も袋体Wから離
れる。シール部材37,38と冷却部材41,42が袋
体Wから離れた直後に、支持台13と保持爪14とが昇
降機構により下げられ、これらに保持されている熱シー
ル後の袋体Wが下降して、袋体Wのシール箇所Waがシ
ール部材37と38への対向位置から冷却部材41,4
2への対向位置まで下がる。
【0032】その直後に支持テーブル12の回動により
シール・冷却機構20が図5にて(g)で示す位置へ移
動する。この位置では前記固定カム板16の外周面の半
径が大きくなり、フォロワー24がこの外周面を転動す
るに至ると、加圧ブロック35と36が互いに接近する
方向へ駆動され、図3(B)に示すように、熱シール直
後のシール箇所Waが冷却部材41と42により挟圧さ
れる。冷却部材41,42の冷却パイプ41a,42a
内には冷却水などの冷却媒体が供給されており、熱シー
ル直後のシール箇所Waが冷却部材41と42により冷
却される。なおこのとき図3(B)に示すように、上側
に位置しているシール部材37と38も互いに圧接する
が、袋体Wの上端はこのシール部材37と38の圧接位
置よりも下側へ降りており、シール部材37と38はい
わゆる空打ち動作となる。
【0033】支持テーブル12の回転によりシール・冷
却機構20が回転しながら上記冷却が行われ、図5にて
(j)で示す位置へ至ると、固定カム板16の外周面の
半径の変化により、加圧ブロック35と36が開いて、
冷却部材41と42が袋体Wから離れる。同時に保持爪
14による袋体Wの保持が解除され、図示しない排出機
構により、シールおよび冷却が完了した袋体Wが排出部
Fへ排出される。上記実施例では、連続充填部Dにおい
て袋体が一定速度で周回して内容物が充填され、さらに
袋体Wが連続シール・冷却部Eにて一定の周速度で周回
させられて袋体Wの口部のシール・冷却が連続的に行わ
れるため、袋体Wの速度変化がなく、よって内容物が液
体の場合であっても、シール前に液体が袋体Wの口部か
ら飛び散るようなことがない。
【0034】また、連続シール・冷却部Eでは、シール
部材37,38と冷却部材41,42が上下に配置さ
れ、一定速度で周回する袋体Wの高さ位置を変えるだけ
で、袋体Wのシールから冷却へ連続的にスムーズに移行
でき、連続シール・冷却部Eにおいてシール完了から冷
却完了までを短時間で且つ短い周長にて完了できる。ま
たシール部材37,38と冷却部材41,42を同じ機
構にて圧接離反動作させ、シール部材の駆動機構と冷却
部材の駆動機構を兼用しているため、構造が非常に簡単
である。上記実施例においては、冷却部材42の先端の
突出寸法δにより、冷却部材41,42がシール部材3
7,38よりも先行して袋体Wに圧接し袋体Wの空気抜
きができるようになっているが、図3(A)にて鎖線で
示すように冷却部材41,42の下端に、空気抜きを確
実にするためのゴムなどの弾圧部材75を設けてもよ
い。
【0035】なお上記実施例では共通の加圧ブロック3
5と36の動作によりシール部材37,38と冷却部材
41,42をほぼ同時に圧接させているが、図4に概略
的に図示しているように、シール部材37,38と冷却
部材41,42を交互に圧接駆動し、熱シールを行うと
きにはシール部材37と37のみを袋体Wに圧接させ、
冷却を行うときには、前記昇降機構により袋体Wの位置
を下げて、下側の冷却部材41,42のみを袋体Wに圧
接させてもよい。さらに支持台13と保持爪14を昇降
させず袋体Wの高さ位置を変えずに、シール部材37,
38と冷却部材41,42を上昇させて、袋体Wのシー
ル箇所Waをシール部材37,38に対向する位置から
冷却部材41,42に対向する位置へ相対的に移動させ
てもよい。
【0036】さらに本発明は、図4と図5に示すような
周回式の連続シール・冷却部Eに対してのみ適用される
ものではなく、例えば袋体に内容物が充填されてコンベ
アなどにより直線的に移動するものにおいて、シール部
材37,38と冷却部材41,42を直線的に移動さ
せ、シール部材による熱シール完了後に袋体のシール箇
所を冷却部材に対向する位置へ相対的に移動させ、直線
移動中に冷却部材による冷却を行うものであってもよ
い。
【0037】さらに被シール体は袋体に限られず、例え
ば袋体などを製造する過程においてシート状のフィルム
どうしを合わせてシールし且つ冷却する装置などにも適
用できる。さらに図の実施例では、シール部材37,3
8に、ヒータ37a,38aとヒートパイプ37b,3
8bなどが設けられて加熱シール機能を発揮するもので
あるが、例えば超音波や高周波を使用した自己発熱機能
によるシール部材であってもよい。
【0038】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、シール部
材と冷却部材が並んで設けられ、これに対して被シール
体を相対的に移動させるだけで、シールと冷却ができる
ため、シールから冷却への工程移行がスムーズである。
またシール部材と冷却部材の駆動機構も簡単に構成でき
る。
【0039】また請求項2記載の発明では、例えば内容
物が充填された袋体を一定速度で周回させて、シールと
冷却を連続にできるようになり、例えば内容物が液体の
場合であっても、シールから冷却への移行過程において
袋体の速度変化がなく内容物の飛び散りなどを防止でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例として連続充填シール装置に
用いられた連続シール・冷却部を示す部分平面図、
【図2】図1のII−II線の断面図、
【図3】(A)はシール動作の説明図、(B)は冷却動
作の説明図、
【図4】連続充填シール装置の全体の構造を示す斜視
図、
【図5】連続充填シール装置の全体の構造を示す模式平
面図
【符号の説明】
A 袋体設置部 B 袋体の供給部 C 受渡しおよび印字部 D 連続充填部 E 連続シール・冷却部 F 排出部 W 袋体 12 支持テーブル 13 支持台 14 保持爪 16 固定カム板 20 シール・冷却機構 23 駆動筒 24 フォロワー 35,36 加圧ブロック 37,38 シール部材 41,42 冷却部材 49 摺動軸 55 駆動アーム 58,64 回動リンク

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シール部材と、このシール部材と並んで
    配置された冷却部材と、被シール体のシール箇所を前記
    シール部材と対向する位置から前記冷却部材に対向する
    位置へ相対的に移動させる相対移動手段と、前記シール
    箇所がシール部材に対向しているときにこのシール部材
    をシール箇所に密着させ且つシール箇所が冷却部材に対
    向しているときにこの冷却部材をシール箇所に密着させ
    る駆動手段が設けられていることを特徴とするシール装
    置。
  2. 【請求項2】 シール部材と冷却部材、およびシール体
    を保持する保持部材が円周に沿って複数組設けられてお
    り、且つこれらを一定速度で周回させる回転駆動手段が
    設けられている請求項1記載のシール装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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