JP4108887B2 - ダンスゲーム機能を付加したカラオケ装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はゲーム機に係り、特に、楽曲の進行にあわせて遊戯者に対してステップ動作等の所定の所作を指示するゲーム機に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、ダンス・ダンス・レボリューション(DDR;商品名)と称されるダンスゲーム機がゲームセンター等で人気を博している。このダンスゲーム機には、複数の楽曲データと、各楽曲データに相応しいダンスを指示するステップ指示データとが記憶されている。遊戯者が何れか一の楽曲を選択すると、選択された楽曲が演奏されると共に、その楽曲の進行に従って刻々と変化するステップ指示データが画面上に表示される。遊戯者は、表示されたステップ指示データに従ってステップを踏む。その際、画面上には、現時点及び将来の所定時点までのステップ指示データが表示され、時間の経過に伴って、この表示がスクロールされる。かかる表示により、遊戯者は、次以降のステップ指示を予知しつつ、楽曲の進行に従ってダンスステップを踏むことができる。また、ダンスゲーム機には遊戯者のステップを検出するステップセンサが設けられており、ステップデータと遊戯者のステップとの一致度が判定される。そして、その一致度に応じて、一致度が高いほど高得点となるように得点が計算され得点表示部に表示される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、現在広く普及しているカラオケ装置は、最新の楽曲を含む非常に多数の楽曲を演奏できるようになっており、更に、通信回線を介して楽曲を適時追加できるように構成された通信カラオケ装置も広く利用されている。このように多数の楽曲を演奏可能なカラオケ装置と上記のDDRゲーム機とを組み合わせれば、カラオケと共にダンスを楽しむことが可能な、これまでにないゲーム機能付きカラオケ装置を実現できる。この場合、全ての楽曲について、各々の曲風に適合したダンスのステップデータを提供することが望ましいが、既存の全ての楽曲に対してステップデータを作成することは極めて大きな手間を必要とする。一方、DDR機能をセールスポイントとしたカラオケ装置でありながら、DDR機能を利用できない楽曲が存在したのでは、装置の利用者に対して失望感を与えてしまうことになる。
【0004】
かかる不都合を回避すべく、楽曲のジャンル毎にステップデータを用意することや、複数のステップデータからランダムに選択することが考えられる。しかし、ジャンル毎にステップデータを用意したのでは、同じステップデータが使い回されることとなり、遊戯者は直ぐに飽きてしまう。また、ステップデータをランダムに選択する場合には、同じ楽曲に対して毎回異なるステップデータが使用されることとなる。この場合、同じ楽曲について繰り返しダンスの練習を行うことで上達して友人等との間でダンスの完璧さを競い合うというゲーム本来の楽しみ方を実現することができなくなってしまう。
【0005】
本発明は上述の点に鑑みてなされたものであり、各楽曲に固有のステップ指示データを自動的に生成することが可能なゲーム機、及び、このゲーム機における所作指示データ生成方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明に係るカラオケ装置は、便宜的に分説すると、つぎの事項(1)〜(16)により特定されるものである。
(1)カラオケデータベースと、演奏手段と、記憶手段と、制御手段と、表示手段と、ステップ検出手段を備えたカラオケ装置であること
(2)カラオケデータベースは、楽曲IDとジャンルIDを含むカラオケデータを集約すること
(3)演奏手段は、制御手段の制御によりリクエスト曲のカラオケデータに基づいて伴奏音楽を出力すること
(4)記憶手段は、ステップパートデータテーブルと、選択枠ID決定テーブルと、パートID決定テーブルを格納すること
(5)ステップパートデータテーブルは、所定拍数分のステップパートデータと、ステップパートIDの対応付けを複数記述すること
(6)選択枠ID決定テーブルは、楽曲ID一部番号と、選択枠ID順列の対応付けを複数記述すること
(7)楽曲ID一部番号は、楽曲IDにおける所定の一部桁の番号であること
(8)選択枠ID順列は、所定拍数ごとに選択すべきステップパートデータの枠組を特定する選択枠IDの順列であること
(9)パートID決定テーブルは、ジャンルIDと、各選択枠IDに対応付けされたステップパートID集合との対応付けを複数記述すること
(10)制御手段は、リクエスト曲を演奏に合わせて、第1〜第5処理のステップ指示処理と、ステップ評価処理を行うこと
(11)第1処理は、リクエスト曲の楽曲IDから楽曲ID一部番号を抽出し、当該楽曲ID一部番号に該当する選択枠ID順列(ア)を選択枠ID決定テーブルから抽出すること
(12)第2処理は、リクエスト曲の楽曲IDに対応付けされたジャンルIDをカラオケデータベースから抽出し、当該ジャンルIDに該当する各選択枠IDに対応付けされたステップパートID集合(イ)を抽出すること
(13)第3処理は、リクエスト曲の演奏の所定拍数ごとに、選択枠ID順列(ア)から順番に1つの選択枠ID(ウ)を抽出するとともに、各選択枠IDに対応付けされたステップパートID集合(イ)から選択枠ID(ウ)に該当する1つのステップパートID(エ)を抽出すること
(14)第4処理は、ステップパートID(エ)に該当するステップパートデータ(オ)をステップパートデータテーブルから抽出すること
(15)第5処理は、リクエスト曲の演奏の所定拍数の期間に、演奏に同期し、ステップパートデータ(オ)に基づいてステップ指示画像を生成して表示手段に表示させること
(16)ステップ評価処理は、第5処理と同期し、ステップパートデータ(オ)とステップ検出手段の出力信号を比較し、遊技者のステップを採点すること
【0013】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の一実施例であるシステムの構成図である。本実施例のシステムは通信カラオケの端末装置として構成されていると共に、上記したDDRゲーム機としての機能を有している。すなわち、遊戯者が所望の楽曲を選曲すると、その楽曲の伴奏音楽が演奏されると共に、ディスプレイ上に、楽曲に対応するダンスのステップを示すステップ指示画像が表示される。遊戯者が、カラオケを歌いながら、このステップ指示画像に従って本システムが備えるステップパッドを踏むと、ステップ指示情報とユーザが行ったステップとの一致度に応じた得点が表示される。
【0014】
図1に示す如く、本実施例のシステムはカラオケ制御部10及びゲーム制御部12を備えている。カラオケ制御部10及びゲーム制御部12は何れもCPU、RAM、ROMを含んでいる。カラオケ制御部10とゲーム制御部12とは、MIDIバス14及びシリアル通信バス16により互いに接続されている。カラオケ制御部10はカラオケ装置としての機能を制御し、また、ゲーム制御部12は、DDRゲーム機としての機能を制御する。
【0015】
カラオケ制御部10には、システムバス18を介して、ハードディスク装置20、モデム22、操作制御部24、ビデオCD装置26、カラオケ用ビデオRAM28、及びシンセサイザ30が接続されている。モデム22は、ホスト装置32から電話回線34を経由して配信されたカラオケデータを受信してカラオケ制御部10へ供給する。カラオケ制御部10はこのカラオケデータをハードディスク装置20へ蓄積していく。なお、カラオケデータは、MIDIデータ等の伴奏音楽生成データ、楽曲の歌詞を示す歌詞描出データ、楽曲を識別するための楽曲IDデータ、楽曲のジャンルを識別するためのジャンルIDデータ等により構成される。
【0016】
選曲情報は、リモコン送信機36又は操作パネル38により入力される。入力された選曲情報は、リモコン受信部18を介して、又は操作パネル38より直接、操作制御部24へ供給され、更に、カラオケ制御部10へ供給される。カラオケ制御部10は、選曲された楽曲のカラオケデータをハードディスク装置20から読み出す。読み出されたカラオケデータのうち、伴奏音楽生成データはシンセサイザ30へ転送され、シンセサイザ30により伴奏音楽のオーディオデータが生成される。このオーディオデータは、ミキシングアンプ42において、マイクロフォン44からの歌唱者の音声信号と混合された後スピーカ46へ出力される。また、カラオケ制御部10は、ビデオCD装置26に対して、選曲された楽曲に対応する背景映像を映像制御部48へ出力すべき旨の制御信号を供給する。カラオケデータに含まれる歌詞描出データはカラオケ用ビデオRAM28へ供給され、伴奏音楽に同期して、歌詞画像としてカラオケ用ビデオRAM28へ順次ビットマップ展開される。映像制御部48は、ビデオCD装置26から出力された背景映像に、カラオケ用ビデオRAM28に展開された歌詞画像、及び、後述の如く、ゲーム用ビデオRAM56に展開されたステップ指示画像をスーパインポーズしてディスプレイ50に表示させる。
【0017】
ゲーム制御部12には、得点表示部52、足踏みセンサ54、及びゲーム用ビデオRAM56が接続されている。足踏みセンサ54は、ディスプレイ50の前方の床上に設置されている。図2は、足踏みセンサ54の構成を示す。図2に示す如く、足踏みセンサ54は、前後左右に配置され、それぞれ、左向き矢印(「←」)、上向き矢印(「↑」)、下向き矢印(「↓」)、及び右向き矢印(「→」)の表示が付与された4つの足踏み区画54a〜54dを備えており、何れの足踏み区画が踏まれているかを示す信号をゲーム制御部12へ供給する。なお、足踏みセンサ54が検出可能な足踏み位置は4方向に限らず、例えば、斜め方向を加えた8方向の足踏み位置を検出可能な構成としてもよい。
【0018】
カラオケ制御部10は、シリアル通信バス16を介して、選曲された楽曲の楽曲ID及びジャンルIDをゲーム制御部12へ供給する。更に、後述する如く、カラオケ制御部10は、MIDIバス14を介して、演奏中の楽曲の進行に同期した拍信号をゲーム制御部12へ供給する。ゲーム制御部12は、以下に詳細に説明する手法により、楽曲ID及びジャンルIDに基づいて、選曲された楽曲に相応しいステップ指示データを生成する。そして、このステップ指示データを表示するための画像信号をゲーム用ビデオRAM56へ供給し、順次ビットマップ展開させる。
【0019】
ところで、ハードディスク装置20には多数の楽曲に対応するカラオケデータが蓄えられており、更に、上記の如く、ホスト装置32から配信された新曲のカラオケデータが逐次追加して蓄えられる。このような多数のカラオケデータの夫々に対して、曲調に相応しいステップ指示データを作成することは多大な手間を必要とする。また、既存のカラオケ配信システムにおいて、カラオケデータにステップ指示データを付加するのは容易でない。一方、楽曲のジャンル毎にステップ指示データを作成することも考えられるが、この場合には、同じジャンルの楽曲に対して同じステップ指示データが用いられることとなり、遊戯者は直ぐに飽きてしまう。また、各楽曲に対してランダムにステップ指示データを割り当てるものとすると、同じ楽曲に対して異なるステップ指示が表示されることとなり、同じ楽曲のプレイを繰り返しながら上達するというゲーム機本来の楽しみ方を実現できない。
【0020】
これに対して、本実施例のシステムは、楽曲ID及びジャンルIDに基づいて、各楽曲の曲調に相応しく、かつ、各楽曲に固有のステップ指示データを自動生成するものである。以下、本実施例において、ステップ指示データを生成する手法について説明する。
【0021】
まず、楽曲ID及びジャンルIDについて説明する。
本実施例において、楽曲IDは、例えば「1234−01」の如く、(4桁の数値)−(2桁の数値)のフォーマットで表され、異なる楽曲に対して異なる楽曲IDが与えられる。また、ジャンルIDは、下記のように、楽曲の歌手の性別や曲調等に応じて例えば1〜12の数値で表される。
ジャンルID 1: 男性歌手の明るいポップス
ジャンルID 2: 女性歌手の明るいポップス
ジャンルID 3: 男女歌手の明るいポップス
ジャンルID 4: 男性歌手の渋めのポップス
ジャンルID 5: 女性歌手の渋めのポップス
ジャンルID 6: 男女歌手の渋めのポップス
ジャンルID 7: 男性歌手の明るい演歌
ジャンルID 8: 女性歌手の明るい演歌
ジャンルID 9: 男女歌手の明るい演歌
ジャンルID 10: 男性歌手の渋い演歌
ジャンルID 11: 女性歌手の渋い演歌
ジャンルID 12: 男女歌手の渋い演歌
【0022】
また、本実施例において、ゲーム制御部12が備えるROM12aには、ステップ指示データの構成要素となる所定長さ(例えば8拍分)のステップパートデータが複数記憶されており、各ステップパートデータにはステップパートIDが付与されている。
【0023】
図3は、ステップパートデータの一例を示す。図3に示す如く、各ステップパートデータは、各桁が「0」又は「1」からなる4桁の数値(以下、単位指示データと称す)を基本単位として構成されており、各単位指示データは1拍分のステップを示している。従って、各ステップパートデータは、所定の拍数分(例えば8拍分)の単位指示データにより構成される。単位指示データの各桁は、上位桁から順に左向き矢印(「←」)、上向き矢印(「↑」)、下向き矢印(「↓」)、及び右向き矢印(「→」)に対応しており、「1」は該当する向きの足踏みパッドを踏むべきであることを、「0」は該当する向きの足踏みパッドを踏むべきでないことをそれぞれ示す。例えば、図3において、ステップパートIDが「01」のステップパートデータは、「上」,「下」,「左右」,「上下」,「左」,「右」,「上下」,「左右」の順でステップを指示することになる。
【0024】
本実施例では、上記の楽曲IDとジャンルIDとに基づいてステップパートデータの順列を決定し、この順列によりステップ指示データを生成する。図4及び図5は、楽曲IDとジャンルIDとに基づいてステップ指示データを生成すべくゲーム制御部12が参照するテーブルの例を示す。図4は、楽曲IDから選択枠IDの順列(以下、選択枠ID列と称す)を決定するための選択枠ID決定テーブルであり、また、図5は、ジャンルIDと選択枠ID列とからステップパートIDの順列(以下、ステップパートID列と称す)を決定するためのパートID列決定テーブルである。なお、図4及び図5に示すテーブルも、ステップパートデータと同様に、ゲーム制御部12が備えるROM内に記憶されている。なお、ステップパートデータ、及び、図4・図5に示すテーブルを、例えば、ゲーム制御部12に接続されたCD−ROMやハードディスク等の外部記憶装置に記憶しておき、システムの起動時にRAMに読み込むこととしてもよい。
【0025】
図4に示す選択枠ID決定テーブルにおいて、左欄は楽曲IDの下位2桁を示し、また、右欄はこの下位2桁の値に対応する選択枠ID列を示している。例えば、楽曲IDの下位2桁の値「03」に対応して、選択枠ID列「c,a,e,j,h,f」が対応付けられている。また、図5に示すパートID列決定テーブルでは、各行がジャンルIDに、各列が選択枠IDに、それぞれ対応しており、行と列とにより指定される各欄にはステップパートIDが格納されている。パートID列決定テーブルは、各ジャンルIDに対して、ジャンルに相応しいステップパートデータが対応するように構成されている。
【0026】
なお、図4に示す選択枠ID決定テーブルおいて、例えば楽曲ID「01」には、選択枠ID列「a,2,d,c,f」が対応付けられている。この順列において、選択枠ID「a」に続く数字「2」は、直前の選択枠ID(この場合「a」)が2度繰り返されることを意味する。すなわち、選択枠ID列「a,2,d,c,f」は、「a,a,d,c,f」を意味する。同様に、楽曲IDの下位2桁「25」に対応する選択枠ID列「g,3,a,2,c,4,d,2」は、「g,g,g,a,a,c,c,c,c,d,d」を意味する。このように、同じ選択枠IDの繰り返し回数を数値で示すことで、選択枠IDの繰り返しが多い場合にも、選択枠ID列の長さを抑制して、選択枠ID決定テーブルを保持するのに必要な記憶領域を小さくすることができる。
【0027】
次に、ゲーム制御部12が図4及び図5に示すテーブルを参照してステップ指示データを生成するプロセスを具体例により説明する。例えば、楽曲IDが「3456−03」の楽曲が選曲され、この楽曲のジャンルIDが「2」(女性歌手の明るいポップス)であるとする。この場合、図4に示す選択枠IDテーブルより、楽曲IDの下位2桁「03」に対応する選択枠ID列「c,a,e,j,h,f」が得られる。そして、図5にパートID列決定テーブルより、選択枠ID列「c,a,e,j,h,f」とジャンルID「2」とに基づいて、ステップパートID列が得られる。すなわち、図5に示すパートID列決定テーブルでは、ジャンルID「2」に対応する行の、選択枠ID「c」、「a」、「e」、「j」、「h」、「f」に対応する欄には、それぞれ、ステップパートID「13」、「11」、「15」、「20」、「18」、「16」が格納されているので、ステップパートID列「13、11、15、20、18、16」が得られる。このステップパートID列に対応するステップパートデータの順列が繰り返されることで、単位指示データの順列からなる一曲分のステップ指示データが生成される。そして、ゲーム制御部12は、以下に述べる如く、生成したステップ指示データに基づいて、演奏される楽曲の進行に伴ってスクロールするステップ指示画像をディスプレイ50に表示させる。
【0028】
図6は、本実施例におけるディスプレイ50上の表示画面の一例を示す。図6に示す如く、ディスプレイ50には、カラオケ背景映像100の上に歌詞画像102、及びステップ指示画像104が重畳して表示される。ステップ指示画像104は、表示画面における左側から順に、左向き矢印(「←」)、上向き矢印(「↑」)、下向き矢印(「↓」)、及び右向き矢印(「→」)に夫々対応する4つの表示領域からなる単位指示画像106が上下に複数段(図6では5段)設けられて構成されている。各段の単位指示画像106はそれぞれ単位指示データに対応しており、上段から下段へ、所定拍数分(本例では5拍分)のステップ指示を表示する。すなわち、各単位指示画像106の4つの表示領域は単位指示データの各桁に対応しており、該当する桁が「1」の場合には矢印が表示され、「0」の場合には矢印が非表示とされる。
【0029】
ゲーム制御部12は、以下に述べる如く、カラオケ制御部10から供給される拍信号に同期して、ステップ指示画像104の最上段に達した単位指示画像106aが現時点でのステップ指示を示すように、各単位指示画像106を上向きに連続的にスクロールさせる。例えば、図6に示す例では、現時点のステップ指示が「上」、次のステップ指示が「下」、2拍先のステップ指示が「左右」、3拍先のステップ指示が「上下」、4拍先のステップ指示が「左」であることを表している。なお、現時点のステップ指示を示す最上段の単位指示画像106aは、例えば枠囲いや反転表示等によって強調表示される。
【0030】
カラオケ制御部10は、楽曲が選曲されると、その楽曲の演奏を開始する前に、ハードディスク装置20から読み出したMIDIデータに基づいて、拍子のタイミングを規定する拍タイミングデータを生成する。図7は、拍タイミングデータの内容を示す図である。図7に示す如く、拍タイミングデータは、演奏開始時点を基準とする拍のタイミングを示すタイミング情報(例えばミリ秒を単位とする時間で表される)と、各タイミングでの拍の強弱を示す拍情報とにより構成されている。カラオケ制御部10は、楽曲の演奏中、拍タイミングデータに基づいて楽曲の強弱の拍を示す拍信号をリアルタイムで生成してゲーム制御部12へ供給する。
【0031】
ゲーム制御部12は、楽曲の演奏が開始される時点で、ステップ指示データ内の先頭の単位指示データがステップ指示画像104の最上段に表示され、先頭から1拍〜4拍分先の単位指示データが、それぞれ、2段目〜5段目に表示されるように、ゲーム用ビデオRAM56へ描画情報を供給する。そして、演奏が開始されると、カラオケ制御部10から強拍の拍信号を受信したタイミングが小節の先頭に対応する単位指示データとなるように同期をとりつつ、強拍又は弱拍の拍情報を受信する毎に、各単位指示画像106が1段分だけ上に移動し、かつ、最下段には4拍先の新たな単位指示データが表示されるように、ゲーム用ビデオRAM56へ描画情報を供給する。かかる処理により、上記の如く、ステップ指示データがディスプレイ50上にスクロール表示される。
【0032】
ゲーム制御部12は、足踏みセンサ54の出力信号に基づいて何れの足踏み区画がどのようなタイミングで踏まれたかを検出し、その検出結果と、現時点でのステップ指示データとを比較することにより、遊戯者の実際のステップとステップ指示データとの一致度に応じた点数を計算する。このように計算された各タイミングの点数を累計し、その累計値を得点表示部52に表示する。
【0033】
上述の如く、本実施例によれば、楽曲IDとジャンルIDとに基づいてステップ指示データが生成される。このため、同じ楽曲には必ず同一のステップ指示データを生成できるので、同じ楽曲の練習を繰り返してダンスを上達するというゲーム機本来の楽しみ方を維持できる。また、楽曲IDの下2桁及びジャンルIDの一方が異なれば異なるステップ指示データが生成される。このため、同じステップ指示データが繰り返されることにより遊戯者が飽きるのを防止することができる。更に、図6に示す選択枠ID決定テーブルは、各ジャンルIDに対して、夫々のジャンルに相応しいステップパートデータ群が対応付けられるように構成されている。従って、ジャンルIDに対応付けられたステップパートデータ群からステップパートデータが選択されることで、楽曲のジャンルに相応しいステップ指示データを生成することができる。
【0034】
また、ステップパートデータの順列によりステップ指示データを生成するため、少数のステップパートデータを予め用意することのみで、多様なステップ指示データを得ることができる。このため、ステップパートデータを作成する手間を軽減できると共に、ステップパートデータを記憶するためのメモリ領域を小さくすることができる。
【0035】
なお、上記実施例では、楽曲の属性を示す属性ID情報として1種類のID情報、すなわち、ジャンルIDを用いたが、本発明はこれに限定されるものではなく、2種類以上の属性ID情報(例えば、楽曲のテンポを示す情報や、拍子数を示す情報)に基づいてステップパートデータを組合わせてステップ指示データを生成することとしてもよい。
【0036】
また、上記実施例では、ダンスのステップを指示するステップ指示データが表示され、このステップ指示データに従って遊戯者がステップを踏むものとした。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、何らかの検出手段(例えば、タッチセンサ、加速度センサ、テレビカメラ等)により検出可能な遊戯者の任意の所作を指示することとしてもよい。例えば、複数の手押しパッドを設けると共に、遊戯者が操作すべき手押しパッドを指示する指示データを表示して、遊戯者が操作したパッドと指示データとの一致度に応じた得点を表示することとしてもよい。
【0037】
また、上記実施例では、本発明がホスト装置32からカラオケデータが配信される通信カラオケ装置に適用された場合について説明したが、これに限らず、カラオケデータがビデオディスク等のメディアに記憶されるカラオケ装置にも適用できる。
【0038】
更に、本発明はDDR機能がカラオケ装置に適用される場合に限らず、単独の(つまり、カラオケ機能を有しない)DDRゲーム機にも適用可能である。すなわち、単独のDDRゲーム機において多数の楽曲を演奏可能とした場合(例えば、上記実施例の場合と同様に、電話回線を介してホスト装置から供給された楽曲データを蓄積する場合や、大容量ビデオディスク等に多数の楽曲を記憶する場合)にも、本発明を適用することにより、楽曲毎にステップ指示データを作成するのを不要とすることができる。
【0039】
【発明の効果】
本発明によれば、楽曲に固有の楽曲ID情報、及び、楽曲の属性を示す少なくとも1つの属性ID情報に基づいて基本所作データを組合わせることにより、所作指示データを自動的に生成することができる。このため、予め基本所作データを用意しておくだけで、楽曲毎に異なる所作指示データを自動的に生成することができ、各楽曲について所作指示データを作成することが不要となる。また、楽曲ID情報は楽曲に固有なので、同一の楽曲に対して必ず同一の所作指示データを生成できる。このため、同じ楽曲を繰り返しプレイして上達するというゲーム機本来の楽しみ方を維持することができる。また、何れかのID情報が異なれば異なる所作指示データを生成できるので、同じ所作指示データが繰り返し用いられることにより遊戯者が飽きてしまうのを防止できる。更に、楽曲のジャンルを示すジャンルIDを属性ID情報として用いることで、楽曲のジャンルに相応しい所作指示データを生成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるゲーム機能付カラオケ装置の構成図である。
【図2】本実施例のゲーム機能付カラオケ装置が備える足踏みセンサの構成図である。
【図3】ステップパートデータの具体例を示す図である。
【図4】楽曲IDから選択枠ID列を得るべくゲーム制御部が参照する選択枠ID決定テーブルの一例である。
【図5】ジャンルIDと選択枠ID列とからステップパートID列を得るべくゲーム制御部が参照するパートID列決定テーブルの一例である。
【図6】本実施例におけるディスプレイ上の表示画面の一例を示す図である。
【図7】拍タイミングデータの一例を示す図である。
【符号の説明】
10 カラオケ制御部
12 ゲーム制御部
12a ROM
20 ハードディスク装置
30 シンセサイザ
42 ミキシングアンプ
50 ディスプレイ
54 足踏みセンサ
Claims (1)
- カラオケデータベースと、演奏手段と、記憶手段と、制御手段と、表示手段と、ステップ検出手段を備えたカラオケ装置であって、
カラオケデータベースは、楽曲IDとジャンルIDを含むカラオケデータを集約し、
演奏手段は、制御手段の制御によりリクエスト曲のカラオケデータに基づいて伴奏音楽を出力し、
記憶手段は、ステップパートデータテーブルと、選択枠ID決定テーブルと、パートID決定テーブルを格納し、
ステップパートデータテーブルは、所定拍数分のステップパートデータと、ステップパートIDの対応付けを複数記述し、
選択枠ID決定テーブルは、楽曲ID一部番号と、選択枠ID順列の対応付けを複数記述し、
楽曲ID一部番号は、楽曲IDにおける所定の一部桁の番号であり、
選択枠ID順列は、所定拍数ごとに選択すべきステップパートデータの枠組を特定する選択枠IDの順列であり、
パートID決定テーブルは、ジャンルIDと、各選択枠IDに対応付けされたステップパートID集合との対応付けを複数記述し、
制御手段は、リクエスト曲を演奏に合わせて、第1〜第5処理のステップ指示処理と、ステップ評価処理を行い、
第1処理は、リクエスト曲の楽曲IDから楽曲ID一部番号を抽出し、当該楽曲ID一部番号に該当する選択枠ID順列(ア)を選択枠ID決定テーブルから抽出し、
第2処理は、リクエスト曲の楽曲IDに対応付けされたジャンルIDをカラオケデータベースから抽出し、当該ジャンルIDに該当する各選択枠IDに対応付けされたステップパートID集合(イ)を抽出し、
第3処理は、リクエスト曲の演奏の所定拍数ごとに、選択枠ID順列(ア)から順番に1つの選択枠ID(ウ)を抽出するとともに、各選択枠IDに対応付けされたステップパートID集合(イ)から選択枠ID(ウ)に該当する1つのステップパートID(エ)を抽出し、
第4処理は、ステップパートID(エ)に該当するステップパートデータ(オ)をステップパートデータテーブルから抽出し、
第5処理は、リクエスト曲の演奏の所定拍数の期間に、演奏に同期し、ステップパートデータ(オ)に基づいてステップ指示画像を生成して表示手段に表示させ、
ステップ評価処理は、第5処理と同期し、ステップパートデータ(オ)とステップ検出手段の出力信号を比較し、遊技者のステップを採点する
カラオケ装置。
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