JP4107477B2 - 電子内視鏡の操作部 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は電子内視鏡の操作部に関する。
【0002】
【従来の技術】
電子内視鏡においては一般に、挿入部の先端で撮像された観察画像をモニタ画面に単に表示するだけでなく、観察画像をモニタ画面上で一時的に静止(フリーズ)させたり、観察画像の一駒撮影や動画記録等を行うことができるようになっており、そのような処理を行うための外部電子機器を遠隔操作するためのリモートコントロール釦が操作部に突設されている。
【0003】
図4は、そのような従来のリモートコントロール釦90を示しており、スイッチ91をオン/オフ操作するためのピストン体92が軸線方向に可動にシリンダ体93内に収容されていて、それらの外面がシリンダ体93の外周面にライニング成形された弾力性のあるゴムカバー94により水密に被覆されている。1aは操作部の外壁である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述のような従来のリモートコントロール釦90においては、操作部外壁1aに形成された取付孔6内にゴムカバー94の基端縁が嵌め込まれているので、その立ち上がり部Aの角部分に汚物等が溜まりやすく、汚物が一度こびり付いたりすると完全に洗浄するのが容易ではない。
【0005】
しかも、そのようなリモートコントロール釦90は一般に操作部に3〜4個程度設けられているので、隣り合うリモートコントロール釦90の間を洗浄する際には、リモートコントロール釦90の立ち上がり部Aを小さなブラシ等で擦りながら時間をかけて洗う必要があり、内視鏡の洗浄に時間がかかる大きな要因になっていた。
【0006】
そこで本発明は、リモートコントロール釦の立ち上がり部に汚物が溜まり難く、汚物が溜まった場合でも容易に洗浄することができる電子内視鏡の操作部を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明の電子内視鏡の操作部は、内視鏡観察画像の映像信号の処理を行うための電子機器を遠隔操作するリモートコントロール釦が突設された電子内視鏡の操作部において、リモートコントロール釦の操作部表面からの立ち上がり部が、リモートコントロール釦の外表面と操作部の外表面とを滑らかに連続させるアール形状に全周にわたって形成されているものである。
【0008】
なお、リモートコントロール釦の立ち上がり部が、弾力性のあるゴムカバーによって形成されていてもよい。
【0009】
【発明の実施の形態】
図面を参照して本発明の実施例を説明する。
図3は電子内視鏡の操作部1を示しており、その下端には挿入部2が連結されている。
【0010】
挿入部2の図示されていない先端部分には、観察像を撮像するための固体撮像素子が内蔵されており、固体撮像素子から出力されて外部に配置されているビデオプロセッサで処理された映像信号が、図示されていない公知のモニタ、静止画像記録装置及び動画記録装置等の外部電子機器に送られるようになっている。
【0011】
また、操作部1の上半部の側面には湾曲操作レバー3が配置され、その前後面部分には、ビデオプロセッサや他の外部電子機器の遠隔操作を行うための複数のリモートコントロール釦10が突出配置されている。4は吸引操作弁(又は送水操作弁)、5は処置具挿入口に取り付けられた鉗子栓である。
【0012】
リモートコントロール釦10は、観察画像をモニタ画面上で一時的に静止(フリーズ)させたり、静止画像記録装置及び動画記録装置等を遠隔操作するためのものであり、この実施例においては、操作部1の前面に3個並んで配置され、後面に1個配置されているが、その数や配列は適宜選択されるものである。
【0013】
図1と図2は、複数のリモートコントロール釦10のうちの1個の断面を示しており、図1はスイッチオフの待機状態、図2はスイッチオンにプッシュ操作された状態を示している。
【0014】
操作部1の外壁1aに形成された取付孔6にシリンダ体11が通されて、操作部外壁1aの内側から固定ナット12によって固定されている。そのシリンダ体11の奥側半部内には、タクトスイッチ13の取り付け座13aが操作部外壁1aの内側から押圧ナット14によって押圧固定されている。15は、タクトスイッチ13に接続されている電線である。
【0015】
シリンダ体11の突端側半部内には、ピストン体16が軸線方向に進退自在に嵌挿配置されている。ピストン体16の突端部分はシリンダ体11の突端より外方に突出しており、シリンダ体11の内周面には、ピストン体16が外方に抜け出さないようにピストン体16の外面段部と当接する内面段部11aが形成されている。
【0016】
そして、シリンダ体11の外面とピストン体16の外面とが、シリンダ体11の外周面にライニング成形されたシリコンゴム又はフッ素ゴム等からなるゴムカバー17により水密に被覆されている。
【0017】
なお、上述のような内面段部11aがシリンダ体11の内周面に形成されていることにより、シリンダ体11へのライニング加工時に溶解状態のゴムがピストン体16との摺接面内に流れ込まない。
【0018】
操作部外壁1aの表面からのリモートコントロール釦10の立ち上がり部Aはゴムカバー17によって形成されており、ゴムカバー17は、その立ち上がり部Aがリモートコントロール釦10の外表面と操作部外壁1aの外表面とを滑らかに連続させるアール形状に全周にわたって形成されている。
【0019】
その結果、リモートコントロール釦10の立ち上がり部Aに汚物が溜まり難く、汚物が溜まった場合でも容易に洗浄することができ、内視鏡使用後の操作部1の洗浄を短時間で行うことができる。
【0020】
このような構成により、図1に示される待機状態においては、ピストン体16がタクトスイッチ13に内蔵されている戻しバネ(図示せず)によって外方に押し出されてタクトスイッチ13がオフになっている。
【0021】
そして、図2に示されるように、ピストン体16をゴムカバー17の外面から押し込むことによりタクトスイッチ13がオンになり、その押し込み力を解除すれば図1に示される待機状態に戻る。
【0022】
【発明の効果】
本発明によれば、内視鏡の操作部から突出するリモートコントロール釦の操作部表面からの立ち上がり部が、リモートコントロール釦の外表面と操作部の外表面とを滑らかに連続させるアール形状に全周にわたって形成したことにより、リモートコントロール釦の立ち上がり部に汚物が溜まり難く、汚物が溜まった場合でも容易に洗浄することができるので、内視鏡使用後の操作部の洗浄を短時間で確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のリモートコントロール釦の待機状態の縦断面図である。
【図2】本発明の実施例のリモートコントロール釦の操作状態の縦断面図である。
【図3】本発明の実施例の内視鏡の操作部の側面図である。
【図4】従来のリモートコントロール釦の縦断面図である。
【符号の説明】
1 操作部
1a 操作部外壁
6 取付孔
10 リモートコントロール釦
11 シリンダ体
13 タクトスイッチ
16 ピストン体
17 ゴムカバー
A 立ち上がり部
Claims (1)
- 内視鏡観察画像の映像信号の処理を行うための電子機器を遠隔操作するリモートコントロール釦が突設された電子内視鏡の操作部において、
上記操作部から外方に突出して設けられたシリンダ体を外側から水密に覆うゴムカバーが上記シリンダ体の外周面にライニング成形されて、
上記ゴムカバーがライニングされている上記リモートコントロール釦の上記操作部表面からの立ち上がり部が、上記リモートコントロール釦の外表面と上記操作部の外表面とを滑らかに連続させるアール形状に全周にわたって形成され、
上記シリンダ体内にピストン体が軸線方向に進退自在に嵌挿配置されると共に、上記ピストン体が上記シリンダ体内から外方に抜け出さず、且つ上記シリンダ体に上記ゴムカバーがライニング加工される際に溶解状態のゴムが上記シリンダ体内の上記ピストン体との摺接面内に流れ込まないようにするための段部が、上記シリンダ体の突端側内周面に形成されていることを特徴とする電子内視鏡の操作部。
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