JP2002209831A - 内視鏡 - Google Patents

内視鏡

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JP2002209831A JP2001010603A JP2001010603A JP2002209831A JP 2002209831 A JP2002209831 A JP 2002209831A JP 2001010603 A JP2001010603 A JP 2001010603A JP 2001010603 A JP2001010603 A JP 2001010603A JP 2002209831 A JP2002209831 A JP 2002209831A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】通常の環境下で、移動光学系を有する対物光学
ユニットの組み立てを行う場合でも、鏡枠の内部へのゴ
ミ等の浸入を防止した内視鏡を提供すること。 【解決手段】対物光学ユニット30は、移動レンズ枠3
5を移動範囲の所定位置である最後端部に配した際、こ
の移動レンズ枠35の先端部が第1固定レンズ枠31の
基端部外周面に接した状態になるとともに、移動レンズ
枠35の後端部が第2固定レンズ枠32の内周面に接し
た状態になって、第2固定レンズ枠32の切り欠き部3
2bによって形成された開口を第1固定レンズ枠31及
び移動レンズ枠35によって閉塞状態になるように各部
品を構成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、挿入部先端部に設
けた対物光学ユニットを固定光学系と移動光学系とで構
成した内視鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】内視鏡の挿入部先端部に設けた対物光学
ユニットに移動光学系を設けた内視鏡が知られている。
例えば、実開昭55−151302号公報には手元側操
作部から操作ワイヤを介して操作することにより、対物
レンズを光軸方向に進退させてイメージガイドの先端面
に焦点合わせを行う焦点調整機構を備えた内視鏡が示さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記実
開昭55−151302号公報の内視鏡では、鏡枠に設
けたガイド溝である切り欠き部が、鏡枠の内部側と外部
側とを連通した状態にしている。このため、内視鏡を組
み立てる際、通常の環境下では鏡枠内にゴミ等が浸入す
るおそれがある。
【0004】この不具合を防止するため、鏡枠の内部側
と外部側とを連通する切り欠き部を有する場合には、組
立てをクリーンルーム内で行ってゴミ等の浸入を防止し
たり、組立後に十分な洗浄作業を行って浸入したゴミ等
の除去を行うようにしていたが、煩わしい作業であっ
た。
【0005】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、通常の環境下で、移動光学系を有する対物光学ユ
ニットの組み立てを行う場合でも、鏡枠の内部へのゴミ
等の浸入を防止した内視鏡を提供することを目的にして
いる。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の内視鏡は、挿入
部先端の先端構成部に固定されて光軸方向に沿った切り
欠き部を形成した固定レンズ枠を有する固定光学系と、
この固定レンズ枠内に摺動可能に配置され、前記切り欠
き部から突出する柄部を備えた移動レンズ枠を有する移
動光学系とで対物光学ユニットを構成する内視鏡であっ
て、前記対物ユニットの内部と外部とを連通する前記切
り欠き部によって形成される開口を、前記移動レンズ枠
をその移動範囲内において所定位置に配置させることに
よって、閉塞可能にしている。
【0007】この構成によれば、移動レンズ枠を移動範
囲内の所定位置に配することによって、ゴミ等の侵入経
路となる切り欠き部が塞がれるので、通常の環境下でも
鏡枠である固定レンズ枠内部へのゴミ等の浸入が防止さ
れる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1ないし図14は本発明の一実
施形態に係り、図1は内視鏡装置の構成を説明する図、
図2は挿入部の先端硬性部の構成を説明する長手方向断
面図、図3は通常観察時の対物光学ユニットの構成を説
明する長手方向断面図、図4は拡大観察時の対物ユニッ
トの構成を説明する長手方向断面図、図5は図3のA−
A線における対物ユニットの構成を説明する断面図、図
6は図3のB−B線における対物光学ユニットの構成を
説明する図、図7は図3のC−C線における対物光学ユ
ニットの構成を説明する図、図8は組み付け前の防塵カ
バーを説明する図、図9は対物光学ユニットの構成を説
明する斜視図、図10は焦点切換レバー部の構成を説明
する正面図、図11は焦点切換レバー部の構成を説明す
る側面図、図12は操作部折れ止め部材の構成を説明す
る図、図13は操作部に設けられた印刷面を説明する操
作部裏面図、図14は操作部に設けられた印刷面を説明
する操作部側面図である。
【0009】図1に示すように本実施形態の内視鏡装置
1は、撮像手段を内蔵した内視鏡2と、この内視鏡2に
照明光を供給する光源装置3と、前記内視鏡2の撮像手
段に対する信号処理を行うビデオプロセッサ4と、この
ビデオプロセッサ4から出力される映像信号を表示する
モニタ5とで主に構成され、前記ビデオプロセッサ4に
は図示しないVTRデッキ、ビデオプリンタ、ビデオデ
ィスク、画像ファイル装置等が接続できるようになって
いる。
【0010】前記内視鏡2は、細長で可撓性を有する挿
入部6と、この挿入部6の基端に設けられた操作部7
と、この操作部7の側部から延出するユニバーサルコー
ド8とで構成され、このユニバーサルコード8の端部に
はコネクタ部9が設けられている。また、前記挿入部6
と操作部7との接続部分には急激な曲がりを防止するた
めの操作部折れ止め部材10が設けられている。
【0011】前記挿入部6は、先端側から順に、後述す
る対物光学系である対物光学ユニットを内蔵した先端硬
性部11、複数の関節駒を連設して所望の方向、角度に
湾曲可能な湾曲部12、可撓性を有する可撓管部13を
連接して構成されている。
【0012】前記操作部7には観察画像のフリーズ、レ
リーズ等の操作を行うリモートスイッチ14や送気・送
水操作を行う送気・送水ボタン15,吸引操作を行う吸
引ボタン16,前記湾曲部12の上下/左右方向の湾曲
操作を行う湾曲操作ノブ17が設けられている。この湾
曲操作ノブ17の内側には焦点切換レバー18が設けら
れている。
【0013】前記コネクタ部9は、前記光源装置3に着
脱自在に接続され、側部には電気コネクタ受け19が設
けられている。この電気コネクタ受け19には前記ビデ
オプロセッサ4と電気的に接続するための接続コード2
0が着脱自在に装着されるようになっている。また、こ
のコネクタ部9には加圧管口金21,送水管口金22,
吸引管口金23が設けられており、図示しない流体制御
装置や吸引装置に接続されるようになっている。
【0014】なお、符号24は操作部7の前側端部近傍
に設けられた鉗子挿入口であり、この鉗子挿入口24か
ら生検鉗子等の処置具を挿入することにより、挿入部内
を挿通する図示しない鉗子チャンネルを経て先端硬性部
11のチャンネル開口より処置具の先端を突出させるこ
とができるようになっている。
【0015】図2に示すように先端硬性部11は、金属
製、例えばステンレス材で略円柱形状に形成された先端
部本体25と、この先端部本体25の先端側に被嵌され
て接着剤によって一体的に固定された樹脂製の先端カバ
ー26とで構成されている。この先端部本体25の基端
部には前記湾曲部12を構成する複数の湾曲駒12a,
…を覆う湾曲ゴムチューブ28の先端部が被覆されてお
り、この先端部本体25に糸巻き接着部を設けて強固に
固定されている。なお、前記先端部本体25の基端部に
は湾曲部12を構成する最先端の湾曲駒12aが固定さ
れている。
【0016】前記先端部本体25には対物光学ユニット
(以下対物ユニットと略記する)30を配置する貫通孔
27が形成されている。この貫通孔27は、基端側より
先端側が細径に形成されており、対物ユニット30と先
端部本体25との間には水密を確保する水密リング29
が配置されるようになっている。
【0017】前記対物ユニット30の基端には図示しな
い固体撮像素子等が固定されたCCD枠40が配置され
ており、この固体撮像素子から延出する信号ケーブル
(不図示)が、挿入部6,操作部7,ユニバーサルコー
ド8,コネクタ部9及び接続コード20を介してビデオ
プロセッサ4に電気的に接続されるようになっている。
【0018】ここで、前記図2ないし図9を参照して対
物ユニット30の具体的な構成及び作用を説明する。図
2及び図3に示すように前記対物ユニット30は、固定
光学系と移動光学系とを有して構成されている。
【0019】前記固定光学系は、先端部本体25に固設
された鏡枠である第1固定レンズ枠31に例えば複数の
光学レンズ33a,33b,33cを配設して構成した
先端側レンズ群33と、鏡枠である第2固定レンズ枠3
2に例えば複数の光学レンズ34a,34bを配設して
構成した基端側レンズ群34とで構成されている。前記
第1固定レンズ枠31と第2固定レンズ枠32とは接着
固定によって一体的に固定される。
【0020】一方、前記移動光学系は、前記第2固定レ
ンズ枠32の内周面を摺動するように配置されされた移
動レンズ枠35に、前記固定光学系の光軸と一致するよ
うに例えば可変焦点レンズ36を配設して構成されてい
る。そして、前記移動レンズ枠35は、前記焦点切換レ
バー18を操作することにより、前記先端側レンズ群3
3と前記基端側レンズ群34との間を移動して、図3に
示す通常観察(広角観察)位置や図4に示す拡大観察位
置に配置されて、通常の観察や拡大による観察を行える
ようになっている。
【0021】図5に示すように前記第2固定レンズ枠3
2の先端部の断面形状は、前記第1固定レンズ枠31及
び移動レンズ枠35が配置される貫通孔32aを有する
略円形形状であり、図中下部側には先端側で開放して光
軸に沿って細長な切り欠き部32bが形成されている。
【0022】また、この第2固定レンズ枠32の先端側
外周面には蓋部材37で水密に接着固定される貫通孔3
8aを有する突出部38bを設けた略逆さ凸字形状の押
さえ環38が配置されている。
【0023】前記突出部38bの周囲には接着剤等によ
って断面形状が略U字形状で細長に形成された防塵カバ
ー39が水密に接着固定されている。なお、前記貫通孔
38aは、後述するワイヤ受け部材41に対向する組み
付けのための透孔であり、組み付け完了後、前記蓋部材
37が水密的に接着固定される。
【0024】図6に示すように前記第2固定レンズ枠3
2の中途部の断面形状は、先端側より太径な円形形状で
あり、先端側と同様前記移動レンズ枠35が摺動配置さ
れる貫通孔32aを有している。
【0025】また、前記第2固定レンズ枠32の下端部
には平行な平面部を有する一対の段部32cが形成され
ており、この段部32cに前記防塵カバー39の開口側
端面部が接着剤等によって水密に接着固定されている。
【0026】一方、前記貫通孔32aに摺動配置される
移動レンズ枠35は、前記第1固定レンズ枠31の基端
部が配置される凹部35aを形成した略円筒形状の筒部
35bと、この筒部35bの略中央部外周面より突出し
て前記切り欠き部32bを通って前記第2固定レンズ枠
32の外表面から突出する柄部35cとで構成されてい
る。この柄部35cにはワイヤ受け部材41が配置され
る構成になっている。
【0027】図7に示すように前記第2固定レンズ枠3
2の基端部の断面形状は、貫通孔32aを有する略円形
形状の外周面の一部に枠突出部32dを設けた略逆さ凸
字形状である。前記枠突出部32dには一端部をワイヤ
受け部材41に固定し、他端部を操作部7内で前記焦点
切換レバー18に連結した操作ワイヤ43が挿通するワ
イヤガイド管44を保持する保持部材45が前記ワイヤ
受け部材41と同軸になるように螺合固定されている。
【0028】前記枠突出部32dの外形形状は、前記押
さえ環38の突出部38bと同形状であり、この枠突出
部32dの外周面には前記防塵カバー39が接着配置さ
れている。
【0029】また、前記保持部材45の先端側外周には
前記柄部35cの移動量を規制するストッパ46が配さ
れている。このストッパ46と相対する第2固定レンズ
枠32には前記ワイヤ受け部材41が光軸に近接して配
されるように、平面部32eが形成してあり、前記移動
レンズ枠35の移動操作時に加わる回転力が極力小さく
なる構成になっている。
【0030】そして、前記図4に示すように移動レンズ
枠35を移動範囲内の所定位置である最後端部に配した
際、この移動レンズ枠35の先端部が第1固定レンズ枠
31の基端部外周面に接した状態になるとともに、移動
レンズ枠35の後端部が第2固定レンズ枠32の内周面
に接した状態になって、前記第2固定レンズ枠32の切
り欠き部32bによって形成された開口を前記第1固定
レンズ枠31及び移動レンズ枠35によって閉塞状態に
なるように各部品が構成されている。
【0031】なお、前記防塵カバー39は、第2固定レ
ンズ枠32の枠突出部32d及押さえ環38の突出部3
8bと略同形状であるが、組付け前には図7に示すよう
にU字形状の開口端部の幅寸法Dは組み付け状態の幅寸
法より小さく形成されている。このため、前記防塵カバ
ー39を枠突出部32d及び突出部38bに組み付けた
際、防塵カバー39の有する弾性力によって枠突出部3
2d及び突出部38bに仮固定されるので安定した接着
作業を行える。
【0032】また、前記防塵カバー39は、突出部38
b、段部32cの平面部、枠突出部32dに面接触した
状態で接着固定されているので、接着剤が内部に流れ込
むことを防止された状態で水密が確保される。
【0033】さらに、前記ワイヤ受け部材41には前記
移動レンズ枠35を対物ユニット30の光軸に沿って移
動させるための操作ワイヤ43の端部が半田等によって
一体的に固定されている。又、前記ワイヤ受け部材41
には前記柄部35cに螺合固定するための雄ネジ部41
aが設けられている。
【0034】図3、図4及び図9を参照して対物ユニッ
ト30組立時の作用について説明する。まず、第1固定
レンズ枠31に、先端側開口より順に光学レンズ33
c、33b、33aを落とし込み接着剤によって固定す
る。また、第2固定レンズ枠32に、手元側開口より順
に光学レンズ34a、34bを落とし込み接着剤によっ
て固定する。ここまでの作業は、拡大観察機能を有して
いない通常の内視鏡における作業と同じである。さら
に、移動レンズ枠35に可変焦点レンズ36を接着固定
する。
【0035】なお、上述した作業においては、それぞれ
単体での洗浄作業が容易であるので、ゴミ等が付着して
いた場合には洗浄を行うことによって容易にゴミ等の除
去を行える。
【0036】次に、前記移動レンズ枠35の柄部35c
を、前記第2固定レンズ枠32の切り欠き部32bに配
した状態にし、前記移動レンズ枠35を先端側開口より
貫通孔32aに挿入配置する。
【0037】次いで、前記第2固定レンズ枠32の先端
側外周に押さえ環38を外嵌した後、第1固定レンズ枠
31の基端部を第2固定レンズ枠32の先端側開口から
貫通孔32aに挿入する。そして、接着剤によって第1
固定レンズ枠31と第2固定レンズ枠32とを一体的に
固定する。このとき、前記移動レンズ枠35は、第2固
定レンズ枠32の貫通孔32a内で摺動自在な状態であ
り、前記第2固定レンズ枠32の内部空間と外部とが切
り欠き部32bの形成する開口によって連通された状態
になっている。
【0038】ここで、前記移動レンズ枠35を手元側に
移動する。すると、図で示すように前記切り欠き部32
bの形成する開口によって第2固定レンズ枠32の内部
空間と外部とが連通した状態から第1固定レンズ枠31
及び移動レンズ枠35によって前記開口が塞がれた状態
になる。つまり、第2固定レンズ枠32の内部空間へゴ
ミ等が侵入する経路を遮断した状態になる。そして、こ
の後の作業を切り欠き部32bを塞いだ状態で行う。
【0039】まずこの状態で、ワイヤガイド管44が固
定された保持部材45を第2固定レンズ枠32の枠突出
部32dに螺合固定し、ストッパ46を保持部材45に
螺合し、前記移動レンズ枠35の移動量が所定の距離に
なる位置で接着固定する。
【0040】次に、操作ワイヤ43が固定されたワイヤ
受け部材41を先端側より押さえ環38の貫通孔38a
を介して挿入し、操作ワイヤ43をワイヤガイド管44
内に挿通した後、ワイヤ受け部材41の雄ネジ部41a
を移動レンズ枠35の枠柄部35cに螺合固定する。
【0041】この後、蓋部材37及び防塵カバー39を
水密的に接着固定する。このことで、対物ユニット30
の内部が完全に水密状態になる。この状態では、前記移
動レンズ枠35を先端側に移動させて切り欠き部32b
による開口が形成されてもゴミ等が第2固定レンズ枠3
2の内部に浸入することは無い。
【0042】そして最後に、固体撮像素子等が組み付け
られたCCD枠40を第2固定レンズ枠32に固定し、
先端部本体25に組み込むことで内視鏡2の組み立てを
完了する。
【0043】このように、移動レンズ枠を最後端部に配
した際、移動レンズ枠の先端部が第1固定レンズ枠の基
端部外周面に接するとともに、移動レンズ枠の後端部が
第2固定レンズ枠の内周面に接して、第2固定レンズ枠
の切り欠き部によって形成された開口を、第1固定レン
ズ枠及び移動レンズ枠によって閉塞するように各部品を
構成したことによって、通常の内視鏡を組み立てるのと
同様の作業で、移動光学系を備えた対物光学ユニットの
内部にゴミ等を侵入させることなく、組み立てを行うこ
とができる。
【0044】ところで、図10及び図11に示すように
回動する焦点切換レバー18に相対する操作部7に、前
記焦点切換レバー18を例えば中間倍率位置で固定する
ための固定用凸部58を設けることによって、この固定
用凸部58で焦点切換レバー18を保持して中間倍率で
の観察を容易に行うことができる。
【0045】また、図10に示すように前記操作部7の
焦点切換レバー18に相対する位置に、例えば通常観察
位置、中間倍率位置及び最大倍率位置を使用者に目視的
に告知する指標47を設けることにより、観察時に使用
者は焦点切換えレバー18の位置する指標47を視認し
て観察状態の確認を行うことできる。なお、この指標4
7は、記号或いは倍率を表わす数字等でもよく、この指
標47を設ける位置も操作部7の側面であってもよい。
【0046】ところで、折れ止め部材10と操作部7と
の間の水密を図るため、図12に示すように可撓管部1
3の手元側端部を手元側口金48に固定し、この手元側
口金48を操作部7の内部に配されているフレーム部材
49に止めナット50によって固定している。このと
き、フレーム部材49と手元口金48との当接面に水密
リング51を設けて水密を確保する。
【0047】一方、操作部折れ止め部材10は、弾性ゴ
ムよりなる折れ止め部52と、前記フレーム部材49に
螺合固定された硬質の口金部53とにより構成され、こ
の口金部53と折れ止め部52とはインサート成形によ
り一体的に構成している。そして、前記口金部53の手
元側端部に形成された押圧用凸部53aの外周を折れ止
め部52が被覆した状態にしている。
【0048】つまり、押圧用凸部53aの外周を被覆す
る折れ止め部52は、操作部7の外周を覆う操作部ケー
シング54の先端側端面に押圧された状態で配設される
ので、操作部ケーシング54と折れ止め部52との間の
水密を確保することができる。
【0049】また、折れ止め部52の内部に前記口金部
53の押圧用凸部53aが配され、硬質部材によって挟
み込まれているので、押圧力によって折れ止め部52が
変形すること無く安定した水密を確保することができ
る。
【0050】ところで、図13及び図14に示すように
操作部7の例えば裏面側に例えば社名等を表す文字や記
号などを印刷する印刷面56を設ける際、この印刷面5
6の近傍に保護用凸部57を設けることによって、操作
部7の印刷面56を下側にして置いた場合でも、印刷面
に印刷されている文字や記号が削れることを防止するこ
とができる。
【0051】なお、本発明は、以上述べた実施形態のみ
に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範
囲で種々変形実施可能である。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、通
常の環境下で、移動光学系を有する対物光学ユニットの
組み立てを行う場合でも、鏡枠の内部へのゴミ等の浸入
を防止した内視鏡を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1ないし図14は本発明の一実施形態に係
り、図1は内視鏡装置の構成を説明する図
【図2】挿入部の先端硬性部の構成を説明する長手方向
断面図
【図3】通常観察時の対物光学ユニットの構成を説明す
る長手方向断面図
【図4】拡大観察時の対物ユニットの構成を説明する長
手方向断面図
【図5】図3のA−A線における対物ユニットの構成を
説明する断面図
【図6】図3のB−B線における対物光学ユニットの構
成を説明する図
【図7】図3のC−C線における対物光学ユニットの構
成を説明する図
【図8】組み付け前の防塵カバーを説明する図
【図9】対物光学ユニットの構成を説明する斜視図
【図10】焦点切換レバー部の構成を説明する正面図
【図11】焦点切換レバー部の構成を説明する側面図
【図12】操作部折れ止め部材の構成を説明する図
【図13】操作部に設けられた印刷面を説明する操作部
裏面図
【図14】操作部に設けられた印刷面を説明する操作部
側面図
【符号の説明】
2…内視鏡 30…対物光学ユニット 31…第1固定レンズ枠 32…第2固定レンズ枠 32b…切り欠き部 35…移動レンズ枠 35c…柄部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 挿入部先端の先端構成部に固定されて光
    軸方向に沿った切り欠き部を形成した固定レンズ枠を有
    する固定光学系と、この固定レンズ枠内に摺動可能に配
    置され、前記切り欠き部から突出する柄部を備えた移動
    レンズ枠を有する移動光学系とで対物光学ユニットを構
    成する内視鏡において、 前記対物ユニットの内部と外部とを連通する前記切り欠
    き部によって形成される開口を、前記移動レンズ枠をそ
    の移動範囲内において所定位置に配置させることによっ
    て、閉塞可能にしたことを特徴とする内視鏡。
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