JP3725850B2 - 内視鏡 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は内視鏡、更に詳しくは湾曲部に設けられる操作ワイヤのワイヤ受け部分に特徴のある内視鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、体腔内に細長の挿入部を挿入することにより体腔内の臓器を観察したり、必要に応じて処置具挿通チャンネル内に挿入した処置具を用いて各種治療処置のできる内視鏡が広く用いられている。
【0003】
このような内視鏡として、実開昭60−32903号公報や、特開平5−38325号公報が知られている。
【0004】
前者は、体腔内挿入部の外径を太くすることなく処置具挿通チャンネルの外径を太くした湾曲構造を得るために、関節駒の内面4カ所に突出したワイヤ受けの間隔を90°より広げてその広がったワイヤ受け内に処置具挿通チャンネルを挿入配置したものである。ここで、用いられているワイヤ受けの形状(外径含む)は4カ所共全て同じものであると図面より読み取れる。
【0005】
後者は、内視鏡湾曲部を湾曲させる際の操作力量が小さくて済み、かつ、スムーズに湾曲部を湾曲させるために、湾曲部の複数の湾曲方向のうち、最大湾曲角が大きい湾曲方向を除く湾曲方向に対応する操作ワイヤを挿通したワイヤ受けの少なくとも1つを関節駒の中心を通る湾曲方向から、ずれた位置に設けたものである。ここで用いられているワイヤ受けの形状(外径含む)も上下左右4カ所共全て同じものであると図面より読み取れる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
実開昭60−32903号公報と特開平5−38325号公報共に、従来の内視鏡は、全ての湾曲方向のワイヤ受けと操作ワイヤとのクリアランスはその湾曲角度にかかわらず同じであった。通常の上部消化管内視鏡の湾曲角度は、上側の湾曲方向が、他の湾曲方向に比べて2倍以上大きく、その分、ワイヤとワイヤ受けとの牽引時の摩耗も大きいため、上側のワイヤの耐性が他の方向よりも劣るという不具合がある。
【0007】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、湾曲部を含む挿入外径を太くすることなく、ワイヤとワイヤ受けとの牽引時の摩耗による、最大湾曲角が最も大きい湾曲方向(上部消化管内視鏡では上側のことが多い)のワイヤの耐性が他の方向よりも劣るという不具合を解消した耐久性の良い内視鏡を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の内視鏡は、互いに回転自在に連結した複数の関節駒の内側に設けた複数のワイヤ受けを介して、前記複数の関節駒内に挿通される複数の操作ワイヤに応動して、前記複数の関節駒が湾曲する湾曲部を有し、前記湾曲部の複数の湾曲方向の最大湾曲角が異なる内視鏡において、
前記湾曲部の複数の湾曲方向のうち、最大湾曲角が最も大きい湾曲方向に設けた前記ワイヤ受けと前記操作ワイヤとのクリアランスが、他の前記ワイヤ受けと前記操作ワイヤとのクリアランスよりも大きく構成される。
【0009】
本発明の内視鏡では、前記湾曲部の複数の湾曲方向のうち最大湾曲角が最も大きい湾曲方向に設けた前記ワイヤ受けと前記操作ワイヤとのクリアランスを、他の前記ワイヤ受けと前記操作ワイヤとのクリアランスよりも大きくすることで、湾曲部を含む挿入部外径を太くすることなく、湾曲部の操作ワイヤの耐性を湾曲する方向にかかわらず向上させ、優れた耐久性を有する内視鏡の実現を可能とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について述べる。
【0011】
図1ないし図12は本発明の第1の実施の形態に係わり、図1は内視鏡の構成を示す構成図、図2は図1の内視鏡の先端構成部の先端面の構成を示す構成図、図3は図2のA−B−O−C−D線の挿入軸方向の断面を示す断面図、図4は図3のJ−J線断面を示す断面図、図5は図3のK−K線断面を示す断面図、図6は図3のL−L線断面を示す断面図、図7は図1の湾曲部の作用を説明する説明図、図8は図2のE−F−G−B−H線の挿入軸方向の断面を示す断面図、図9は図1の操作部の外観を示す外観図、図10は図9の操作部の挿入軸方向の断面を示す断面図、図11は図10の前方送水管路の洗滌を説明する説明図、図12は図9の前方送水口金を塞ぐキャップの構成を示す構成図である。
【0012】
図1に示すように、内視鏡1は、体腔内に挿入される挿入部2と、挿入部2の基端側の操作部3と、操作部3より延出され先端にコネクタ4を備えたユニバーサルコード5とを備えて構成されている。
【0013】
前記挿入部2は、図示しない撮像手段(例えばCCD)を有する先端構成部6と、この先端構成部6に連接された上下左右に湾曲可能な湾曲部7と、湾曲部7に連設された可撓性を有する可撓管8とから構成される。
【0014】
ユニバーサルコード5のコネクタ4は、図示しない光源装置を内設したビデオプロセッサ9に接続され、内視鏡1の撮像手段からの撮像信号をユニバーサルコード5を介してビデオプロセッサ9に伝送するようになっている。
【0015】
このビデオプロセッサ9は、内視鏡1からの撮像信号を処理する信号処理回路(図示せず)を有しており、処理した信号がビデオプロセッサ9に接続されたモニタ10に伝送され画像表示されるようになっている。
【0016】
また、前記操作部3には、湾曲部7を遠隔的に湾曲操作する操作ノブ11が設けられている。そして、この操作ノブ11を湾曲操作することによって後述する4本の操作ワイヤ12を引っ張り操作し、湾曲部7を上(U)下(D)・左(L)右(R)の4方向に湾曲できるようになっている。
【0017】
先端構成部6は、先端に、図2に示すように、観察窓13、照明窓14、吸引口を兼ねる処置具挿入口15、観察窓13を洗浄、水切りする送気送水ノズル16及び、被検者の患部の血液、粘液等を洗浄する前方送水ノズル17を具備している。
【0018】
図2のE−F−G−B−H線の挿入軸方向の断面である図8に示すように、挿入部2内には、送気送水ノズル16に連通する送気送水パイプ18と、前方送水ノズル17に連通する前方送水パイプ19が先端硬質部材20に接着または半田付により水密に固定してあり隣接している。
【0019】
ここで、先端部の外径を極力小さくして被検者の苦痛を軽減するために送気送水パイプ18と前方送水パイプ19は極力近づけてある。一方、送気送水パイプ18と前方送水パイプ19の先端硬質部材20からの突出長は違えてあり、送気送水パイプ18の方が、前方送水パイプ19より長くしてある。
【0020】
送気送水パイプ18には、まず位置決め用のチューブ、パイプなどの管状部材21が挿入され、管状部材21に突き当たるように可撓性の送気送水チューブ22が管状部材21に被せてあり、糸縛り接着で水密に固定されている。さらに、管状部材21と送気送水チューブ22に跨がるように保護用の熱収縮チューブ23が固定してある。前方送水パイプ19には前記熱収縮チューブ23を避ける前側に可撓性の前方送水チューブ24と保護用の熱収縮チューブ25が前方送水パイプ19と前方送水チューブ24に跨がるように固定してある。
【0021】
図8からわかるように、照明窓14に連結される可撓性で折れやすいライトガイドファイバ26が短い方のパイプである前方送水パイプ19の横に配置してある。これは、折れやすいライトガイドファイバ26が硬質部材であるパイプに接触するのを防ぐための配慮である。
【0022】
前記操作部3を詳細に説明すると、操作部3には、図9に示すように、前記操作ノブ11と、フリーズ及びレリーズ等のリモートスイッチ40との間に、前記前方送水ノズル17に連通する後述する前方送水口金41があり、ここには、不使用時にフタをするゴムやエラストマー等の弾性材料からなるキャップ42が着脱可能に固定してある。なお、図9(a)は操作部3を上部から見た図を示し、図9(b)は図9(a)の矢印方向から操作部3を見た図を示している。
【0023】
ここで、リモートスイッチ40もゴムやエラストマー等の弾性材料で水密的に覆われている。リモートスイッチ40の弾性材料が押し込まれて一番低くなる位置よりもキャップ42の高さはさらに低くなるようにしてあるので、キャップ42がリモートスイッチ40の横にあってもスイッチ操作に支障を生じることはない。また、リモートスイッチ40とキャップ42は同材質でできているので、キャップ42がちょうどスイッチを操作しない時の指置き部の働きをすることにもなる。
【0024】
キャップ42の固さはリモートスイッチ40の弾性材料の硬さと同じかもしくは軟らかくしてあり、スイッチ操作時に指がキャップ42に触れても違和感がなく痛く感じないようにしてある。
【0025】
操作部3の挿入軸方向の断面である図10に示すように、前方送水チューブ24は操作部3内において、テーパカン43と連結ナット44により操作部3側の前方送水チューブ45が固定された口金46に水密的に固定してある。
【0026】
前方送水チューブ45は操作部3内で、図10のように滑らかに屈曲して配置してあり、図11のようにキャップ42を開けた時に、管路内全長をブラッシングするための掃除用ブラシ47をスムーズに挿入、抜去できるようになっている。また、チューブと口金やパイプとの連結部内面は掃除用ブラシ47がひっかかりにくいようにテーパ状にしてあったり、面取りがしてあり滑らかになっている。また、内視鏡検査中や検査終了後の前方送水管路の洗滌時には、ねじ込むことで前方送水口金41と水密的に連結できる洗滌チューブ48を介してシリンジ49を用いて手動で送液、送気することができる。
【0027】
キャップ42は、図12に示すような形状をしており、キャップ本体部50と前方送水口金41周囲への固定部51と両者の連結部52よりなり、連結部52の外表面には判別用の記号、名称等が記載された文字部53が設けられている。
【0028】
キャップ本体部50には、キャップ42の開閉をしやすくするための指かけ部54が連結部52の反対側に出っ張っている。また、内側には、前方送水口金41のフランジ部55(図10参照)の下に入り込んで、抜け止めとなる前記フランジ部55より内径の細いひっかかり部56を有している。このひっかかり部56は、図12に示すように他の部分よりも内径が大きいへこみ部57を中心対象で2カ所に有している。また、このへこみ部57は連結部52の出る方向に対して垂直方向に設けてある。
【0029】
つまり、キャップ本体部50を、図10のように前方送水口金41のフランジ部54の下のスペースのはめ込む時に、ひっかかり部56に一部(ここでは2カ所)へこみ部57が設けてあるので、へこみ部57がないものに比べてひっかかり部56が変形しやすくなり、装着力量が軽くなるという利点を有している。また、連結部52に対して垂直方向にへこみ部57があるので、キャップ本体部50の外面を指で押してへこませた時にへこみ部57が広がりやすく、キャップ42の洗滌・消毒時に中の空気が抜けやすいという利点を有している。さらに、指かけ部54を連結部52の反対側のみに設けたので、横にリモートスイッチ40があってもスイッチ操作のじゃまにならないという利点を有している。
【0030】
一方、図2のA−B−O−C−D線の挿入軸方向の断面である図3に示すように、前記処置具挿入口15には可撓性で滑り性の良い材質例えばフッ素樹脂材が形成された他の内臓物より厚肉(0.4〜0.6mm)で大内径の処置具挿通チャンネル27が連通している。
【0031】
また、図3に示すように、前記湾曲部7は、短い円筒状をした関節駒28をリベット等の連結部材29により交互に多数連結して、湾曲自在に構成した湾曲管30を内設していると共に、湾曲管30を覆って金属製のブレード31とその外周に弾性を有する被覆チューブ32を有している。
【0032】
湾曲管30の先端には、操作ワイヤ12をロー付等により強固に固定するための切り欠き部33を有している。切り欠き部33は、図3のJ−J線断面である図4よりわかるように、内蔵物との干渉を避けるように本来の上下左右方向に対し下側と左側がずらした位置に設けられている。撮像手段である固体撮像素子34のある右側の切り欠き部33aは、他の方向に比べてスペースが少ないので、切り欠き部33aに操作ワイヤ12を固定した後にカシメなどの手段で内側への突出量が少なくなるようにつぶしている。
【0033】
図3のK−K線断面である図5に示すように、関節駒28には、ほぼ上下左右4方向にワイヤ受け35を固定した駒と、ほぼ上下方向にワイヤ受け35を固定した駒とがあり、図3のように適切な配列で連結してある。
【0034】
処置具挿通チャンネル27は、挿入部2内の左下側のスペースに挿通してあり、湾曲部4においては、下側と左側のワイヤ受け35と関節駒28の内面との間に収納してある。ここで、下側と左側のワイヤ受け35の外径は、上側と右側のワイヤ受け35の外径よりも小さいものが用いられている。
【0035】
また、下側と左側のワイヤ受け35の内径は上側と右側のワイヤ受け35の内径よりも小さくし、肉厚が同じにしてある。この結果、上側と右側のワイヤ受け35と操作ワイヤ12とのクリアランスは、下側と左側のワイヤ受け35と操作ワイヤ12とのクリアランスよりも大きくなり、操作ワイヤ12牽引時の磨耗は上、右側よりも少なくなる。ここで、上側の湾曲角度は180°〜210°に設定してあり、その他の湾曲角度は90°〜100°に設定してある。
【0036】
なお、ワイヤ受けと操作ワイヤとのクリアランスを湾曲方向により変えることは、一般の内視鏡においても以下のような効果を有する。つまり、例えば上部消化管用内視鏡の場合、湾曲角度は、上方向が他の方向に比べ2倍以上に大きく、その分操作ワイヤとワイヤ受けとの牽引時の摩擦も上方向が大きくなり、上側の操作ワイヤの耐性が他の操作ワイヤより劣るといった不具合があるが、本実施の形態のように、湾曲部の複数の関節駒に固定したワイヤ受けと操作ワイヤとのクリアランスを、湾曲角度が一番大きい方向のものがそれ以外のものより大きくすることで、湾曲部を含む挿入部外径を太くすることなく、湾曲部の操作ワイヤの耐性を湾曲方向に関わらず向上させることができ、耐久性の優れた内視鏡が実現できる。
【0037】
次に、図5及び図3のL−L線断面である図6からわかるように、対象物の配光不良を防ぐために照明系であるライトガイドファイバ26が挿入部内において2本具備し、さらにその太さが異なるものにおいて、湾曲部4内での折れ等の損傷を防ぐための可撓性の保護チューブ36の肉厚を本数が多く太い方を、本数が少なく細い方に比べて薄肉にしてある。これは、本数が少なく細い方は腰がなく折れやすいのに比べて本数が多く太い方は折れにくいためで、挿入部2の外径を太くすることなく適切な保護ができる肉厚のものが組み込まれている。
【0038】
固体撮像素子34からの信号を送受する信号ケーブル37にもライトガイドファイバ26と同様に保護チューブ38が被せてあるが、一番損傷しにくいのでライトガイドファイバ26の保護チューブ36よりもさらに薄肉のものが用いられている。
【0039】
ライトガイドファイバー26の細い方の保護チューブ36は0.3〜0.4mmで、太い方の保護チューブ36の肉厚は0.2〜0.25mmで、信号ケーブル37の保護チューブ38の肉厚は0.1〜0.15mmに、本実施の形態では設定してあり、全て発泡性のフッ素樹脂材が用いられている。
【0040】
上記の図4ないし図6よりわかるように、操作ワイヤ12は、上側は、湾曲部4先端の切り欠き部33(図4)も湾曲部4の中央部のワイヤ受け35(図5)も可撓管5のコイルパイプ39の固定部(図6)も、全て本来の上側(真上側)にあるが、他の方向は内蔵物との干渉を避けるためにずらしてある。
【0041】
つまり、本来の上下左右方向を0°とした時そこからのずれ角を示す右下左方向は以下のようになっている。
【0042】
ここで、図5と図6を比較すると、処置具挿通チャンネル27をはさむ下側と左側が図5より図6の方が大きくずらしてあることがわかる。これは、湾曲反り上り等の湾曲異常の原因となる湾曲部4では極力ずれ角を小さくする必要より狭めてあるが、そうでない可撓管5の先端部では、全体の内蔵物の働きを考えてコイルパイプ39を固定したためである。
【0043】
なお、本発明は、上記各実施の形態に限定されず、例えば第1の実施の形態の被覆チューブ32を湾曲部7の先端側に比べて後端側を約0.2〜0.5mm厚くして先端側から曲がりやすくしたものと組み合わせても良く、この方がさらに湾曲反り上りやストレートに戻した時の反りの軽減に有効である。この他、各実施の形態を組み合わせたりすることも可能であるし、ワイヤ受け35と関節駒28は別体でなく一体のものでも当然よい。発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能である。
【0044】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の内視鏡によれば、湾曲部を含む挿入部外径を太くすることなく、ワイヤとワイヤ受けとの牽引時の摩耗による、最大湾曲角が最も大きい湾曲方向(上部消化管内視鏡では上側のことが多い)のワイヤの耐性が他の方向よりも劣るという不具合を解消して耐久性を向上させることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る内視鏡の構成を示す構成図
【図2】図1の内視鏡の先端構成部の先端面の構成を示す構成図
【図3】図2のA−B−O−C−D線の挿入軸方向の断面を示す断面図
【図4】図3のJ−J線断面を示す断面図
【図5】図3のK−K線断面を示す断面図
【図6】図3のL−L線断面を示す断面図
【図7】図1の湾曲部の作用を説明する説明図
【図8】図2のE−F−G−B−H線の挿入軸方向の断面を示す断面図
【図9】図1の操作部の外観を示す外観図
【図10】図9の操作部の挿入軸方向の断面を示す断面図
【図11】図10の前方送水管路の洗滌を説明する説明図
【図12】図9の前方送水口金を塞ぐキャップの構成を示す構成図
【符号の説明】
1…内視鏡
2…挿入部
3…操作部
4…コネクタ
5…ユニバーサルコード
6…先端構成部
7…湾曲部
8…可撓管
9…ビデオプロセッサ
10…モニタ
11…操作ノブ
12…操作ワイヤ
13…観察窓
14…照明窓
15…処置具挿入口
16…送気送水ノズル
17…前方送水ノズル
27…処置具挿通チャンネル
28…関節駒
29…連結部材
30…湾曲管
31…ブレード
32…被覆チューブ
33、33a…切り欠き部
34…固体撮像素子
35…ワイヤ受け
36、38…保護チューブ
37…信号ケーブル
39…コイルパイプ
Claims (1)
- 互いに回転自在に連結した複数の関節駒の内側に設けた複数のワイヤ受けを介して、前記複数の関節駒内に挿通される複数の操作ワイヤに応動して、前記複数の関節駒が湾曲する湾曲部を有し、前記湾曲部の複数の湾曲方向の最大湾曲角が異なる内視鏡において、
前記湾曲部の複数の湾曲方向のうち、最大湾曲角が最も大きい湾曲方向に設けた前記ワイヤ受けと前記操作ワイヤとのクリアランスが、他の前記ワイヤ受けと前記操作ワイヤとのクリアランスよりも大きいことを特徴とする内視鏡。
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