JP4103822B2 - ピストン式圧縮機 - Google Patents
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Description
即ち、前記ピストン式圧縮機のハウジング内においてシリンダブロック81には、駆動軸82の周囲に複数(図面には一つのみ示す)のシリンダボア83が配列されている。各シリンダボア83には、それぞれピストン84が往復動可能に挿入されている。シリンダボア83内には、ピストン84と、シリンダブロック81に接合された弁・ポート形成体85とで圧縮室86が区画形成されている。なお、図示しないが、弁・ポート形成体85には、各圧縮室86に対応して吐出ポート及び吐出弁等がそれぞれ形成されている。
以下、請求項1の発明を具体化した一例たる第1実施形態について詳述する。
まず、容量可変型斜板式圧縮機(以下圧縮機とする)10について説明する。
図1及び図2に示すように、前記シリンダブロック11においてシリンダボア23に囲まれた中心部には、横断面円形をなす収容孔17が形成されている。弁・ポート形成体13には、収容孔17と吸入通路27とを連通する透孔57が貫通形成されている。収容孔17と各圧縮室26とは、シリンダブロック11において駆動軸16の軸線Lを中心とした放射状に形成された複数(本実施形態においては五つ)の導通路18を介してそれぞれ連通されている。
図3においては、前記ロータリバルブ35の回転運動を直線状に展開するとともに、吸入案内孔37の軸線L周りでの旋回を左方への移動に置換した状態を示している。該図に示すように、ロータリバルブ35の外周面35bにおいて前述したシール領域には、残留ガスバイパス通路としての残留ガスバイパス溝41が形成されている。残留ガスバイパス溝41は、ロータリバルブ35の軸線Lに沿う方向(図面の上下方向)へと延在される高圧側溝42、同じく軸線Lに沿う方向へと延在される低圧側溝43、及びロータリバルブ35の周方向(図面の左右方向)へと延在されて両溝42,43の前方側の端部間を連通する連通溝44とからなっている。
(1)吸入補助凹部61は、導通路18の圧縮室側開口部18aを、弁・ポート形成体13側ほどシリンダボア23の周方向へ広くするように形成されている。つまり、吸入行程初期における吸入抵抗を低減する観点においては、圧縮室側開口部18aの弁・ポート形成体13側近傍のみをシリンダボア23の周方向へ広くすればよい。従って、圧縮室側開口部18aにおいて、弁・ポート形成体13から離れた部位については、周方向へそれ程広くする必要がない。また、例えば、吸入補助凹部61が、弁・ポート形成体13から離れた位置においても圧縮室側開口部18aをシリンダボア23の周方向へ広くする構成では、該吸入補助凹部61の容積が大きくなることに伴う圧縮室26のデッドボリューム(ピストン24が上死点に位置した状態での圧縮室26の容積)の増大、ひいては圧縮機10の体積効率の低下を招いてしまうのである。
図5及び図6においては、請求項4の発明を具体化した一例たる第2実施形態を示す。
本実施形態においては、上記第1実施形態から吸入補助凹部61が削除されている。そして、吸入行程初期における吸入抵抗を低減するための構成として、ピストン24の頭部39において弁・ポート形成体13側の端部には、吸入補助部64が形成されている。
○第3実施形態
図7においては、請求項5の発明を具体化した一例たる第3実施形態を示す。
○第4実施形態
図8(a)及び(b)においては、上記第3実施形態の変更例たる第4実施形態を示す。
○上記第1実施形態において吸入補助凹部61は、導通路18の圧縮室側開口部18aを、弁・ポート形成体13に近いほどシリンダボア23の周方向へ広くするように形成されていた(図4参照)。これを変更し、圧縮室側開口部18aにおいて弁・ポート形成体13側の端部付近が、弁・ポート形成体13に対する接離方向に関してシリンダボア23の周方向へ一定の幅を持つように、吸入補助部を形成すること。
○本発明を、固定容量型のピストン式圧縮機において具体化すること。
○本発明を、両頭型のピストンを備えたピストン式圧縮機において具体化すること。
Claims (6)
- ハウジングには駆動軸が回転可能に支持され、前記ハウジング内においてシリンダブロックには複数のシリンダボアが貫通形成され、前記各シリンダボアにはピストンが往復動可能に挿入され、前記シリンダボア内には、前記ピストンと、前記シリンダブロックに接合された弁・ポート形成体とで圧縮室が区画形成され、前記弁・ポート形成体には、前記各圧縮室に対応して吐出ポート及び吐出弁がそれぞれ形成され、前記シリンダブロックにおいて前記シリンダボアに囲まれた中心部には収容孔が形成され、該収容孔内にはロータリバルブが収容され、該ロータリバルブには外周面で開口する吸入案内孔が形成され、前記シリンダブロックには前記各圧縮室と前記ロータリバルブとを接続する導通路がそれぞれ貫通形成され、該導通路において前記圧縮室側の端部は前記シリンダボアの内周面において前記駆動軸の軸線に沿って延びる長孔状に開口され、前記導通路において前記ロータリバルブ側の端部は前記収容孔の内周面において前記駆動軸の軸線に沿って延びる長孔状に開口されており、前記ロータリバルブが前記駆動軸と同期回転することで、前記吸入案内孔が前記各導通路へと順次連通されて、吸入圧領域から前記圧縮室への前記吸入案内孔及び前記導通路を介したガスの吸入が行われるピストン式圧縮機において、
前記導通路の圧縮室側開口部は、前記シリンダボアの内周面において最も前記弁・ポート形成体側に設けられ、
前記シリンダボアの内周面には、前記圧縮室側開口部の前記弁・ポート形成体側の端部で前記シリンダボアの周方向へ連接する吸入補助凹部が凹設されていることを特徴とするピストン式圧縮機。 - 前記吸入補助凹部は、前記導通路の前記圧縮室側開口部を前記弁・ポート形成体に近いほど前記シリンダボアの周方向へ広くするように形成されている請求項1に記載のピストン式圧縮機。
- 前記吸入補助凹部は、前記導通路の前記圧縮室側開口部に対して前記シリンダボアの周方向前後にそれぞれ形成されている請求項1又は2に記載のピストン式圧縮機。
- ハウジングには駆動軸が回転可能に支持され、前記ハウジング内においてシリンダブロックには複数のシリンダボアが貫通形成され、前記各シリンダボアにはピストンが往復動可能に挿入され、前記シリンダボア内には、前記ピストンと、前記シリンダブロックに接合された弁・ポート形成体とで圧縮室が区画形成され、前記弁・ポート形成体には、前記各圧縮室に対応して吐出ポート及び吐出弁がそれぞれ形成され、前記シリンダブロックにおいて前記シリンダボアに囲まれた中心部には収容孔が形成され、該収容孔内にはロータリバルブが収容され、該ロータリバルブには外周面で開口する吸入案内孔が形成され、前記シリンダブロックには前記各圧縮室と前記ロータリバルブとを接続する導通路がそれぞれ貫通形成され、該導通路において前記圧縮室側の端部は前記シリンダボアの内周面で開口され、前記導通路において前記ロータリバルブ側の端部は前記収容孔の内周面で開口されており、前記ロータリバルブが前記駆動軸と同期回転することで、前記吸入案内孔が前記各導通路へと順次連通されて、吸入圧領域から前記圧縮室への前記吸入案内孔及び前記導通路を介したガスの吸入が行われるピストン式圧縮機において、
前記弁・ポート形成体において前記圧縮室に臨む位置には、前記導通路の圧縮室側開口部に連接して吸入補助凹部が形成されており、
前記吐出ポートにおける前記圧縮室側の開口端部が、前記吸入補助凹部を兼ねていることを特徴とするピストン式圧縮機。 - 前記ハウジング内にはクランク室が区画形成され、該クランク室において駆動軸にはカムプレートが一体回転可能でかつ傾動可能に連結され、該カムプレートには前記ピストンが連結されており、前記駆動軸の回転運動が前記カムプレートを介して前記ピストンの往復運動に変換されるとともに、前記クランク室の内圧を調節することで、前記クランク室の内圧と前記圧縮室の内圧との前記ピストンを介した差が変更され、前記カムプレートの傾斜角度が変更される結果、吐出容量が調節される請求項1〜4のいずれか一項に記載のピストン式圧縮機。
- 前記ロータリバルブには、吐出終了後の高圧側の前記圧縮室への前記導通路と低圧側の前記圧縮室への前記導通路とを連通する残留ガスバイパス通路が形成されている請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載のピストン式圧縮機。
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