JPH05231308A - ピストン型圧縮機におけるシール構造 - Google Patents
ピストン型圧縮機におけるシール構造Info
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- JPH05231308A JPH05231308A JP4033645A JP3364592A JPH05231308A JP H05231308 A JPH05231308 A JP H05231308A JP 4033645 A JP4033645 A JP 4033645A JP 3364592 A JP3364592 A JP 3364592A JP H05231308 A JPH05231308 A JP H05231308A
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- Japan
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- compression chamber
- rotary
- suction
- rotary valve
- piston
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- Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ピストン型圧縮機の体積効率を向上する。
【構成】 回転軸4によって回転する回転駆動体6上に
は揺動斜板9が相対回転可能に支持されており、回転軸
4の回転によって揺動斜板9が揺動する。シリンダブロ
ンク1内のピストン10A1 ,10A4 はピストンロッ
ド10aによって揺動斜板9に連結されており、揺動斜
板9の揺動によってシリンダボア1a内を前後動する。
シリンダブロック1の収容凹部1bにはロータリバルブ
14が収容されており、カップリング16を介して回転
軸4に連結している。ロータリバルブ14内には吸入通
路17が設けられており、収容凹部1bの内周面には吸
入ポート1c1 ,1c4 が圧縮室P1 ,P4 に連通する
ように形成されている。ロータリバルブ14の周面には
洩れガス捕捉溝18が設けられている。洩れガス捕捉溝
18及び吸入通路17はロータリバルブ14の回転によ
って吸入ポート1c1,1c4 に順次連通する。
は揺動斜板9が相対回転可能に支持されており、回転軸
4の回転によって揺動斜板9が揺動する。シリンダブロ
ンク1内のピストン10A1 ,10A4 はピストンロッ
ド10aによって揺動斜板9に連結されており、揺動斜
板9の揺動によってシリンダボア1a内を前後動する。
シリンダブロック1の収容凹部1bにはロータリバルブ
14が収容されており、カップリング16を介して回転
軸4に連結している。ロータリバルブ14内には吸入通
路17が設けられており、収容凹部1bの内周面には吸
入ポート1c1 ,1c4 が圧縮室P1 ,P4 に連通する
ように形成されている。ロータリバルブ14の周面には
洩れガス捕捉溝18が設けられている。洩れガス捕捉溝
18及び吸入通路17はロータリバルブ14の回転によ
って吸入ポート1c1,1c4 に順次連通する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転軸の周囲に配列さ
れた複数のシリンダボア内にピストンを収容すると共
に、回転軸の回転に連動してピストンを往復動させるピ
ストン型圧縮機における冷媒ガス吸入構造に関するもの
である。
れた複数のシリンダボア内にピストンを収容すると共
に、回転軸の回転に連動してピストンを往復動させるピ
ストン型圧縮機における冷媒ガス吸入構造に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来のピストン型圧縮機では、ピストン
によってシリンダボア内に区画される圧縮室と吸入室と
の間の吸入ポートが圧縮室内のフラッパ弁によって開閉
されるようになっている。吸入室内の冷媒ガスは上死点
側から下死点側へ移動するピストンの吸入動作によって
フラッパ弁を押し開いて圧縮室へ流入する。ピストンが
下死点側から上死点側へ移動する吐出行程ではフラッパ
弁が吸入ポートを閉じ、圧縮室内の冷媒ガスが吐出ポー
トから吐出室へ吐出される。
によってシリンダボア内に区画される圧縮室と吸入室と
の間の吸入ポートが圧縮室内のフラッパ弁によって開閉
されるようになっている。吸入室内の冷媒ガスは上死点
側から下死点側へ移動するピストンの吸入動作によって
フラッパ弁を押し開いて圧縮室へ流入する。ピストンが
下死点側から上死点側へ移動する吐出行程ではフラッパ
弁が吸入ポートを閉じ、圧縮室内の冷媒ガスが吐出ポー
トから吐出室へ吐出される。
【0003】フラッパ弁の開閉動作は圧縮室と吸入室と
の間の圧力差に基づくものであり、吸入室の圧力が圧縮
室の圧力よりも高ければフラッパ弁は撓み変形して吸入
ポートを開く。吸入室の圧力が圧縮室の圧力よりも高く
なるのは上死点側から下死点側へ移動するピストンの吸
入動作時である。
の間の圧力差に基づくものであり、吸入室の圧力が圧縮
室の圧力よりも高ければフラッパ弁は撓み変形して吸入
ポートを開く。吸入室の圧力が圧縮室の圧力よりも高く
なるのは上死点側から下死点側へ移動するピストンの吸
入動作時である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】弾性変形であるフラッ
パ弁の撓み変形は弾性抵抗として作用し、吸入室の圧力
が圧力室の圧力をある程度上回らなければフラッパ弁は
開放しない。即ち、フラッパ弁の開放が遅れる。圧縮機
内の潤滑を行なうために冷媒ガス中には潤滑油が混入さ
れており、この潤滑油が冷媒ガスと共に圧縮機内の必要
な潤滑部位に送りこまれる。この潤滑油は冷媒ガスの流
通領域ならばどこへでも入り込み可能であり、吸入ポー
トを閉じているフラッパ弁とその密接面との間にも潤滑
油が付着する。この付着潤滑油は前記密接面とフラッパ
弁との間の密着力を高め、フラッパ弁の撓み変形開始が
一層遅れる。このような変形開始遅れは圧縮室への冷媒
ガス流入量の低下、即ち体積効率の低下をもたらす。
又、フラッパ弁が開いている場合にもフラッパ弁の弾性
抵抗が吸入抵抗として作用し、冷媒ガス流入量が低下す
る。
パ弁の撓み変形は弾性抵抗として作用し、吸入室の圧力
が圧力室の圧力をある程度上回らなければフラッパ弁は
開放しない。即ち、フラッパ弁の開放が遅れる。圧縮機
内の潤滑を行なうために冷媒ガス中には潤滑油が混入さ
れており、この潤滑油が冷媒ガスと共に圧縮機内の必要
な潤滑部位に送りこまれる。この潤滑油は冷媒ガスの流
通領域ならばどこへでも入り込み可能であり、吸入ポー
トを閉じているフラッパ弁とその密接面との間にも潤滑
油が付着する。この付着潤滑油は前記密接面とフラッパ
弁との間の密着力を高め、フラッパ弁の撓み変形開始が
一層遅れる。このような変形開始遅れは圧縮室への冷媒
ガス流入量の低下、即ち体積効率の低下をもたらす。
又、フラッパ弁が開いている場合にもフラッパ弁の弾性
抵抗が吸入抵抗として作用し、冷媒ガス流入量が低下す
る。
【0005】さらに外部冷媒回路から吸入室に流入した
冷媒ガスが圧縮機自体の発生熱によって膨張し、吸入室
内の冷媒ガスの密度が低下する。通常、吸入室は吐出室
と隣接しており、吸入室の冷媒ガスは高温ガスの存在領
域である吐出室の熱によって膨張する。圧縮室へ流入す
る前の冷媒ガスの密度低下は圧縮室における実質的な圧
縮容量の低下、即ち体積効率の低下に繋がる。
冷媒ガスが圧縮機自体の発生熱によって膨張し、吸入室
内の冷媒ガスの密度が低下する。通常、吸入室は吐出室
と隣接しており、吸入室の冷媒ガスは高温ガスの存在領
域である吐出室の熱によって膨張する。圧縮室へ流入す
る前の冷媒ガスの密度低下は圧縮室における実質的な圧
縮容量の低下、即ち体積効率の低下に繋がる。
【0006】本発明はこの体積効率を向上しつつシール
性にも優れたピストン型圧縮機を提供することを目的と
する。
性にも優れたピストン型圧縮機を提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】そのために本発明では、
ピストンによってシリンダボア内に区画される圧縮室に
冷媒ガスを導入するための吸入通路をロータリバルブ上
に形成すると共に、ピストンの往復動に同期して前記圧
縮室の吸入ポートと前記吸入通路とを順次接続するよう
に前記ロータリバルブを設け、吐出行程にある圧縮室の
吸入ポートを閉塞するロータリバルブのシール周面に洩
れガス捕捉溝を形成し、下死点付近に配置されたピスト
ンによって区画される圧縮室の吸入ポートにロータリバ
ルブの回転に伴って洩れガス捕捉溝の一部を順次接続す
るようにした。
ピストンによってシリンダボア内に区画される圧縮室に
冷媒ガスを導入するための吸入通路をロータリバルブ上
に形成すると共に、ピストンの往復動に同期して前記圧
縮室の吸入ポートと前記吸入通路とを順次接続するよう
に前記ロータリバルブを設け、吐出行程にある圧縮室の
吸入ポートを閉塞するロータリバルブのシール周面に洩
れガス捕捉溝を形成し、下死点付近に配置されたピスト
ンによって区画される圧縮室の吸入ポートにロータリバ
ルブの回転に伴って洩れガス捕捉溝の一部を順次接続す
るようにした。
【0008】
【作用】ロータリバルブ上の吸入通路はロータリバルブ
の回転に伴って複数の圧縮室に順次連通する。吸入通路
と圧縮室とが連通しているときに圧縮室の圧力が吸入通
路の圧力(設定吸入圧)以下まで低下していく。この圧
力低下により吸入通路の冷媒ガスが圧縮室へ流入する。
フラッパ弁の場合とは異なり、吸入通路は予め決められ
たタイミングで圧縮室に連通する。
の回転に伴って複数の圧縮室に順次連通する。吸入通路
と圧縮室とが連通しているときに圧縮室の圧力が吸入通
路の圧力(設定吸入圧)以下まで低下していく。この圧
力低下により吸入通路の冷媒ガスが圧縮室へ流入する。
フラッパ弁の場合とは異なり、吸入通路は予め決められ
たタイミングで圧縮室に連通する。
【0009】吐出行程にある圧縮室の吸入ポートはロー
タリバルブのシール周面によって閉塞されているが、吸
入ポートに対して相対移動しているシール周面によって
圧縮室内の高圧冷媒ガスの洩れを完全に防ぐことは難し
い。このシール部位から洩れ出た冷媒ガスは洩れガス捕
捉溝によって捕捉される。洩れガス捕捉溝は、下死点付
近に配置されたピストンによって区画される圧縮室の吸
入ポートにロータリバルブの回転に伴って接続する。洩
れガス捕捉溝に接続した圧縮室は吸入圧相当の低圧であ
り、洩れガス捕捉溝に捕捉された冷媒ガスは低圧の圧縮
室へ移行する。従って、ロータリバルブの吸入通路を通
過した冷媒ガスが吸入通路側の吸入圧領域に還流するこ
とはない。
タリバルブのシール周面によって閉塞されているが、吸
入ポートに対して相対移動しているシール周面によって
圧縮室内の高圧冷媒ガスの洩れを完全に防ぐことは難し
い。このシール部位から洩れ出た冷媒ガスは洩れガス捕
捉溝によって捕捉される。洩れガス捕捉溝は、下死点付
近に配置されたピストンによって区画される圧縮室の吸
入ポートにロータリバルブの回転に伴って接続する。洩
れガス捕捉溝に接続した圧縮室は吸入圧相当の低圧であ
り、洩れガス捕捉溝に捕捉された冷媒ガスは低圧の圧縮
室へ移行する。従って、ロータリバルブの吸入通路を通
過した冷媒ガスが吸入通路側の吸入圧領域に還流するこ
とはない。
【0010】
【実施例】以下、本発明を可変容量型の揺動斜板式圧縮
機に具体化した一実施例を図1〜図4に基づいて説明す
る。
機に具体化した一実施例を図1〜図4に基づいて説明す
る。
【0011】シリンダブロック1の前後にはフロントハ
ウジング2及びリヤハウジング3が接合固定されてお
り、シリンダブロック1及びフロントハウジング2に回
転可能に支持された回転軸4には回転支持体5が止着さ
れている。回転支持体5には回転駆動体6がアーム5a
上の長孔5bとピン7との係合により傾斜角可変に連結
支持されている。回転駆動体6は回転軸4上のガイドス
リーブ8の左右両側に突設された軸ピン8aにより揺動
可能に支持されており、回転駆動体6上には揺動斜板9
が相対回転可能に支持されている。
ウジング2及びリヤハウジング3が接合固定されてお
り、シリンダブロック1及びフロントハウジング2に回
転可能に支持された回転軸4には回転支持体5が止着さ
れている。回転支持体5には回転駆動体6がアーム5a
上の長孔5bとピン7との係合により傾斜角可変に連結
支持されている。回転駆動体6は回転軸4上のガイドス
リーブ8の左右両側に突設された軸ピン8aにより揺動
可能に支持されており、回転駆動体6上には揺動斜板9
が相対回転可能に支持されている。
【0012】シリンダブロック1には複数のシリンダボ
ア1a(本実施例では6つ)が回転軸4の軸方向に貫設
されており、回転軸4の周囲に等間隔角度位置に配列さ
れている。シリンダボア1a内にはピストン10A1 ,
10A2 ,10A3 ,10A 4 ,10A5 ,10A6 が
収容されている。各ピストン10Aj (j=1〜6)は
ピストンロッド10aを介して揺動斜板9に連結されて
いる。回転軸4の回転運動は回転支持体5及び回転駆動
体6を介して揺動斜板9の前後往復揺動に変換され、ピ
ストン10Aj がシリンダボア1a内を前後動する。
ア1a(本実施例では6つ)が回転軸4の軸方向に貫設
されており、回転軸4の周囲に等間隔角度位置に配列さ
れている。シリンダボア1a内にはピストン10A1 ,
10A2 ,10A3 ,10A 4 ,10A5 ,10A6 が
収容されている。各ピストン10Aj (j=1〜6)は
ピストンロッド10aを介して揺動斜板9に連結されて
いる。回転軸4の回転運動は回転支持体5及び回転駆動
体6を介して揺動斜板9の前後往復揺動に変換され、ピ
ストン10Aj がシリンダボア1a内を前後動する。
【0013】シリンダブロック1とリヤハウジング3と
の間にはバルブプレート11、弁形成プレート12及び
リテーナ形成プレート13が挟まれており、リヤハウジ
ング3内には吐出室3aが形成されている。ピストン1
0Aj によって各シリンダボア1a内に区画される圧縮
室P1 ,P2 ,P3 ,P4 ,P5 ,P5 ,P6 はバルブ
プレート11によって吐出室3aから区画され、バルブ
プレート11上には吐出ポート11aが形成されてい
る。弁形成プレート12上にはフラッパ弁型の吐出弁1
2aが形成されており、リテーナ形成プレート13上に
はリテーナ13aが形成されている。吐出弁12aは吐
出室3a側で吐出ポート11aを開閉し、リテーナ13
aは吐出弁12aの撓み変形量を規制する。
の間にはバルブプレート11、弁形成プレート12及び
リテーナ形成プレート13が挟まれており、リヤハウジ
ング3内には吐出室3aが形成されている。ピストン1
0Aj によって各シリンダボア1a内に区画される圧縮
室P1 ,P2 ,P3 ,P4 ,P5 ,P5 ,P6 はバルブ
プレート11によって吐出室3aから区画され、バルブ
プレート11上には吐出ポート11aが形成されてい
る。弁形成プレート12上にはフラッパ弁型の吐出弁1
2aが形成されており、リテーナ形成プレート13上に
はリテーナ13aが形成されている。吐出弁12aは吐
出室3a側で吐出ポート11aを開閉し、リテーナ13
aは吐出弁12aの撓み変形量を規制する。
【0014】シリンダブロック1及びリヤハウジング3
の対向端面中心部には収容凹部1b,3bが形成されて
おり、回転軸4の端部が収容凹部1b内に突出してい
る。両収容凹部1b,3bは回転軸4の軸方向に軸芯を
持つ円柱形状の収容室を構成し、収容室1b,3b内に
はロータリバルブ14が回転可能に収容されている。収
容凹部3bの底面とロータリバルブ14の端面との間に
はスラストベアリング15が介在されており、収容凹部
1b側のロータリバルブ14の端面にはカップリング1
6が嵌入固定されている。収容凹部1b内に突出する回
転軸4の突出端部4aとカップリング16とは相対回転
不能に嵌合しており、ロータリバルブ14は回転軸4と
一体的に収容室1b,3b内で図2の矢印R方向に回転
する。スラストベアリング15はロータリバルブ14に
対するスラスト荷重を受け止める。
の対向端面中心部には収容凹部1b,3bが形成されて
おり、回転軸4の端部が収容凹部1b内に突出してい
る。両収容凹部1b,3bは回転軸4の軸方向に軸芯を
持つ円柱形状の収容室を構成し、収容室1b,3b内に
はロータリバルブ14が回転可能に収容されている。収
容凹部3bの底面とロータリバルブ14の端面との間に
はスラストベアリング15が介在されており、収容凹部
1b側のロータリバルブ14の端面にはカップリング1
6が嵌入固定されている。収容凹部1b内に突出する回
転軸4の突出端部4aとカップリング16とは相対回転
不能に嵌合しており、ロータリバルブ14は回転軸4と
一体的に収容室1b,3b内で図2の矢印R方向に回転
する。スラストベアリング15はロータリバルブ14に
対するスラスト荷重を受け止める。
【0015】ロータリバルブ14には吸入通路17が収
容凹部3b側の端面から周面にかけて貫設されている。
リヤハウジング3の中心部には導入口3cが収容凹部3
bに接続するように形成されており、吸入通路17の入
口17aが導入口3cに連通している。
容凹部3b側の端面から周面にかけて貫設されている。
リヤハウジング3の中心部には導入口3cが収容凹部3
bに接続するように形成されており、吸入通路17の入
口17aが導入口3cに連通している。
【0016】収容凹部1bの周面には圧縮室P1 〜P6
と同数の吸入ポート1c1 ,1c2,1c3 ,1c4 ,
1c5 ,1c6 が等間隔角度位置に配列形成されてい
る。吸入ポート1cj と圧縮室Rj (j=1〜6)とは
1対1で常に連通しており、吸入工程にある各吸入ポー
ト1cj は吸入通路17の出口17bの周回領域に接続
している。図1及び図2に示す状態ではピストン10A
1 は上死点位置にあり、180°の回転対称位置にある
ピストン10A4 は下死点位置にある。このようなピス
トン配置状態のとき、出口17bは吸入ポート1c1 ,
1c4 に接続することなく両者間に配置される。即ち、
ピストン10A1 が上死点位置から下死点位置に向かう
吸入行程に入った時には吸入通路17は圧縮室P1 に連
通し、導入口3cから供給される冷媒ガスがロータリバ
ルブ14内の吸入通路17を経由して圧縮室P1 に吸入
される。このような冷媒ガス吸入は他の圧縮室P2 〜P
6 においても同様に行われる。
と同数の吸入ポート1c1 ,1c2,1c3 ,1c4 ,
1c5 ,1c6 が等間隔角度位置に配列形成されてい
る。吸入ポート1cj と圧縮室Rj (j=1〜6)とは
1対1で常に連通しており、吸入工程にある各吸入ポー
ト1cj は吸入通路17の出口17bの周回領域に接続
している。図1及び図2に示す状態ではピストン10A
1 は上死点位置にあり、180°の回転対称位置にある
ピストン10A4 は下死点位置にある。このようなピス
トン配置状態のとき、出口17bは吸入ポート1c1 ,
1c4 に接続することなく両者間に配置される。即ち、
ピストン10A1 が上死点位置から下死点位置に向かう
吸入行程に入った時には吸入通路17は圧縮室P1 に連
通し、導入口3cから供給される冷媒ガスがロータリバ
ルブ14内の吸入通路17を経由して圧縮室P1 に吸入
される。このような冷媒ガス吸入は他の圧縮室P2 〜P
6 においても同様に行われる。
【0017】図3に示すようにロータリバルブ14の周
面には洩れガス捕捉溝18が形成されている。洩れガス
捕捉溝18は、ロータリバルブ14の軸線方向に平行な
排出溝18aと、周方向に平行な収拾溝18b,18c
とで構成されている。排出溝18aはロータリバルブ1
4の回転に伴って吸入ポート1cj に順次連通してゆ
く。又、洩れガス捕捉溝18によって包囲されているロ
ータリバルブ14の周面領域Hはロータリバルブ14の
回転に伴って吸入ポート1cj を順次閉塞してゆき、ピ
ストン10Aj が下死点位置から上死点位置に向かう圧
縮行程に入ったときには吸入通路17と圧縮室Pj との
連通が遮断される。
面には洩れガス捕捉溝18が形成されている。洩れガス
捕捉溝18は、ロータリバルブ14の軸線方向に平行な
排出溝18aと、周方向に平行な収拾溝18b,18c
とで構成されている。排出溝18aはロータリバルブ1
4の回転に伴って吸入ポート1cj に順次連通してゆ
く。又、洩れガス捕捉溝18によって包囲されているロ
ータリバルブ14の周面領域Hはロータリバルブ14の
回転に伴って吸入ポート1cj を順次閉塞してゆき、ピ
ストン10Aj が下死点位置から上死点位置に向かう圧
縮行程に入ったときには吸入通路17と圧縮室Pj との
連通が遮断される。
【0018】圧縮室Pj 内へ吸入された冷媒ガスはピス
トンが下死点位置から上死点位置に向かう吐出動作によ
って圧縮されつつ吐出室3aへ吐出されるが、クランク
室2a内の圧力と圧縮室Rj 内の吸入圧とのピストンを
介した差圧に応じてピストンのストロークが変わり、圧
縮容量を左右する揺動斜板9の傾斜角が変化する。クラ
ンク室2a内の圧力は、吐出圧領域の冷媒ガスをクラン
ク室2aへ供給すると共に、図示しない制御弁機構によ
ってクランク室2a内の冷媒ガスを吸入圧領域へ放出制
御することによって行われる。
トンが下死点位置から上死点位置に向かう吐出動作によ
って圧縮されつつ吐出室3aへ吐出されるが、クランク
室2a内の圧力と圧縮室Rj 内の吸入圧とのピストンを
介した差圧に応じてピストンのストロークが変わり、圧
縮容量を左右する揺動斜板9の傾斜角が変化する。クラ
ンク室2a内の圧力は、吐出圧領域の冷媒ガスをクラン
ク室2aへ供給すると共に、図示しない制御弁機構によ
ってクランク室2a内の冷媒ガスを吸入圧領域へ放出制
御することによって行われる。
【0019】フラッパ弁型の吸入弁の場合には潤滑油が
吸入弁とその密接面との間の吸着力を大きくしてしま
い、吸入弁の開放開始タイミングが前記吸着力によって
遅れる。この遅れ、吸入弁の弾性抵抗による吸入抵抗及
び吸入室内の冷媒ガスの熱膨張が体積効率を低下させ
る。しかしながら、強制回転されるロータリバルブ14
の採用では潤滑油に起因する吸着力及び吸入弁の弾性抵
抗による吸入抵抗の問題はなく、圧縮室Pj 内が設定吸
入圧を僅かに下回れば冷媒ガスが直ちに圧縮室Pjに流
入する。又、外部冷媒回路から圧縮室Pj へ流入する冷
媒ガスは吐出室3aから比較的隔たったロータリバルブ
14内の吸入通路17という経路を経由するため、冷媒
ガスの熱膨張も抑制される。従って、ロータリバルブ1
4採用の場合には体積効率がフラッパ弁型の吸入弁採用
の場合に比して大幅に向上する。
吸入弁とその密接面との間の吸着力を大きくしてしま
い、吸入弁の開放開始タイミングが前記吸着力によって
遅れる。この遅れ、吸入弁の弾性抵抗による吸入抵抗及
び吸入室内の冷媒ガスの熱膨張が体積効率を低下させ
る。しかしながら、強制回転されるロータリバルブ14
の採用では潤滑油に起因する吸着力及び吸入弁の弾性抵
抗による吸入抵抗の問題はなく、圧縮室Pj 内が設定吸
入圧を僅かに下回れば冷媒ガスが直ちに圧縮室Pjに流
入する。又、外部冷媒回路から圧縮室Pj へ流入する冷
媒ガスは吐出室3aから比較的隔たったロータリバルブ
14内の吸入通路17という経路を経由するため、冷媒
ガスの熱膨張も抑制される。従って、ロータリバルブ1
4採用の場合には体積効率がフラッパ弁型の吸入弁採用
の場合に比して大幅に向上する。
【0020】図4のグラフの曲線Cはピストン10Aj
のストローク曲線を表し、縦軸はストローク位置Yを表
す。横軸は回転軸4の回転角度θを表す。θ=0°,3
60°はピストン10A1 が上死点位置にあるときの回
転軸4の回転角度位置として設定してあり、θ=180
°はピストン10A4 が下死点位置にあるときの回転軸
4の回転角度位置となっている。ストローク位置Yはバ
ルブプレート11とピストン10Aj との対向端面間の
距離で表されており、ストローク位置Y1 は上死点位置
を表し、ストローク位置Y2 は下死点位置を表す。
のストローク曲線を表し、縦軸はストローク位置Yを表
す。横軸は回転軸4の回転角度θを表す。θ=0°,3
60°はピストン10A1 が上死点位置にあるときの回
転軸4の回転角度位置として設定してあり、θ=180
°はピストン10A4 が下死点位置にあるときの回転軸
4の回転角度位置となっている。ストローク位置Yはバ
ルブプレート11とピストン10Aj との対向端面間の
距離で表されており、ストローク位置Y1 は上死点位置
を表し、ストローク位置Y2 は下死点位置を表す。
【0021】曲線E1 は吸入ポート1cj と吸入通路1
7の出口17bとの接続に伴う通過断面積曲線を表し、
曲線E2 は吸入ポート1cj と排出溝18aとの接続に
伴う通過断面曲線を表す。縦軸は通過断面積Sを表す。
通過断面積S1 は吸入ポート1cj の通過断面積を表
し、通過断面積S2 は吸入ポート1cj と排出溝18a
とが完全に重合した場合の重合面積を表す。
7の出口17bとの接続に伴う通過断面積曲線を表し、
曲線E2 は吸入ポート1cj と排出溝18aとの接続に
伴う通過断面曲線を表す。縦軸は通過断面積Sを表す。
通過断面積S1 は吸入ポート1cj の通過断面積を表
し、通過断面積S2 は吸入ポート1cj と排出溝18a
とが完全に重合した場合の重合面積を表す。
【0022】回転角度0°〜180°の範囲は圧縮室P
1 に関して吸入行程となり、回転角度180°〜360
°は圧縮室P1 に関して吐出行程となる。180°の回
転対称位置にある圧縮室P4 に関しては回転角度0°〜
180°の範囲は吐出行程となり、回転角度180°〜
360°の範囲は圧縮室P4 に関して吸入行程となる。
従って、図2の状態では圧縮室P2 ,P3 は吐出行程に
あり、圧縮室P5 ,P 6 は吸入行程にある。又、圧縮室
P1 は吐出完了状態にあり、圧縮室P4 は吸入完了状態
にある。
1 に関して吸入行程となり、回転角度180°〜360
°は圧縮室P1 に関して吐出行程となる。180°の回
転対称位置にある圧縮室P4 に関しては回転角度0°〜
180°の範囲は吐出行程となり、回転角度180°〜
360°の範囲は圧縮室P4 に関して吸入行程となる。
従って、図2の状態では圧縮室P2 ,P3 は吐出行程に
あり、圧縮室P5 ,P 6 は吸入行程にある。又、圧縮室
P1 は吐出完了状態にあり、圧縮室P4 は吸入完了状態
にある。
【0023】収拾溝18b,18cは出口17bの始端
17b1 の近傍から終端17b2 の近傍にわたり、排出
溝18aは終端17b2 の近傍にある。図2に示すW1
はロータリバルブ14の回転中心(即ち回転軸4の回転
中心)を中心とした吸入ポート1cj の幅角度を表し、
W2 は排出溝18aと終端17b2 との幅角度を表す。
幅角度W2 は幅角度W1 よりも大きくしてあり、排出溝
18aと出口17bとが吸入ポート1cj に同時に接続
することはない。
17b1 の近傍から終端17b2 の近傍にわたり、排出
溝18aは終端17b2 の近傍にある。図2に示すW1
はロータリバルブ14の回転中心(即ち回転軸4の回転
中心)を中心とした吸入ポート1cj の幅角度を表し、
W2 は排出溝18aと終端17b2 との幅角度を表す。
幅角度W2 は幅角度W1 よりも大きくしてあり、排出溝
18aと出口17bとが吸入ポート1cj に同時に接続
することはない。
【0024】図2の状態では吐出行程にある圧縮室
P2 ,P3 の吸入ポート1c2 ,1c3が周面領域Hに
よって閉塞されるが、このシール周面Hによって圧縮室
P2 ,P 3 内の高圧冷媒ガスの洩れを防止することは難
しい。即ち、収容凹部1b,3b内でロータリバルブ1
4を円滑回転可能に収容するには収容凹部1b,3bの
内周面とロータリバルブ14周面との間に適度なクリア
ランスを確保しておく必要がある。圧縮室P2 ,P3 内
の高圧冷媒ガスはこのクリアランスを通って収容凹部1
b,3b側へ抜け出ようとする。しかしながら、この漏
洩冷媒ガスの大半は収拾溝18b,18c及び排出溝1
8aに入り込む。即ち、洩れガス捕捉溝18は漏洩冷媒
ガスの大半を捕捉する。
P2 ,P3 の吸入ポート1c2 ,1c3が周面領域Hに
よって閉塞されるが、このシール周面Hによって圧縮室
P2 ,P 3 内の高圧冷媒ガスの洩れを防止することは難
しい。即ち、収容凹部1b,3b内でロータリバルブ1
4を円滑回転可能に収容するには収容凹部1b,3bの
内周面とロータリバルブ14周面との間に適度なクリア
ランスを確保しておく必要がある。圧縮室P2 ,P3 内
の高圧冷媒ガスはこのクリアランスを通って収容凹部1
b,3b側へ抜け出ようとする。しかしながら、この漏
洩冷媒ガスの大半は収拾溝18b,18c及び排出溝1
8aに入り込む。即ち、洩れガス捕捉溝18は漏洩冷媒
ガスの大半を捕捉する。
【0025】収拾溝18b,18cに連なる排出溝18
aは各吸入ポート1cj に順次接続してゆくが、この接
続時期は吐出行程開始直後である。図2の場合には排出
溝18aは吐出行程開始直後の圧縮室P4 に連通する吸
入ポート1c4 の手前にある。吐出行程開始直後の圧縮
室P4 内の圧力は吸入圧相当の低圧であり、排出溝18
aと吸入ポート1c4 とが連通すれば圧縮室P2 ,P3
から洩れガス捕捉溝18に洩れ出た冷媒ガスは圧縮室P
4 へ流入する。洩れガス捕捉溝18から圧縮室P4 へ流
入した冷媒ガスは圧縮室P4 から吐出される。
aは各吸入ポート1cj に順次接続してゆくが、この接
続時期は吐出行程開始直後である。図2の場合には排出
溝18aは吐出行程開始直後の圧縮室P4 に連通する吸
入ポート1c4 の手前にある。吐出行程開始直後の圧縮
室P4 内の圧力は吸入圧相当の低圧であり、排出溝18
aと吸入ポート1c4 とが連通すれば圧縮室P2 ,P3
から洩れガス捕捉溝18に洩れ出た冷媒ガスは圧縮室P
4 へ流入する。洩れガス捕捉溝18から圧縮室P4 へ流
入した冷媒ガスは圧縮室P4 から吐出される。
【0026】即ち、洩れガス捕捉溝18に捕捉された冷
媒ガスはロータリバルブ14の回転に伴って順次圧縮室
Pj に排出され、収容凹部1b,3bを経由してクラン
ク室2a、導入口3cといった吸入圧領域に還流するこ
とはない。従って、ロータリバルブ14を介して圧縮室
Pj へ送りこまれた冷媒ガスがロータリバルブ14の手
前の吸入圧領域へ還流する割合は洩れガス捕捉溝18の
ない場合に比して低減し、圧縮室Pj から吐出される冷
媒ガス量が増え、体積効率が向上する。
媒ガスはロータリバルブ14の回転に伴って順次圧縮室
Pj に排出され、収容凹部1b,3bを経由してクラン
ク室2a、導入口3cといった吸入圧領域に還流するこ
とはない。従って、ロータリバルブ14を介して圧縮室
Pj へ送りこまれた冷媒ガスがロータリバルブ14の手
前の吸入圧領域へ還流する割合は洩れガス捕捉溝18の
ない場合に比して低減し、圧縮室Pj から吐出される冷
媒ガス量が増え、体積効率が向上する。
【0027】本発明は勿論前記実施例にのみ限定される
ものではなく、例えば奇数個のピストンを備えた圧縮機
に本発明を適用することもできる。
ものではなく、例えば奇数個のピストンを備えた圧縮機
に本発明を適用することもできる。
【0028】
【発明の効果】以上詳述したように本発明は、ピストン
の往復動に同期して圧縮室の吸入ポートとロータリバル
ブ上の吸入通路とを順次接続し、下死点付近に配置され
たピストンによって区画される圧縮室の吸入ポートにロ
ータリバルブの回転に伴って洩れガス捕捉溝の一部を順
次接続するようにしたので、圧縮室から洩れ出る高圧冷
媒ガスが洩れガス捕捉溝によって他の圧縮室へ移され、
ロータリバルブの採用及びそのシール性の向上によって
体積効率を高め得るという優れた効果を奏する。
の往復動に同期して圧縮室の吸入ポートとロータリバル
ブ上の吸入通路とを順次接続し、下死点付近に配置され
たピストンによって区画される圧縮室の吸入ポートにロ
ータリバルブの回転に伴って洩れガス捕捉溝の一部を順
次接続するようにしたので、圧縮室から洩れ出る高圧冷
媒ガスが洩れガス捕捉溝によって他の圧縮室へ移され、
ロータリバルブの採用及びそのシール性の向上によって
体積効率を高め得るという優れた効果を奏する。
【図1】 本発明を具体化した一実施例を示す圧縮機全
体の側断面図である。
体の側断面図である。
【図2】 図1のA−A線断面図である。
【図3】 ロータリバルブの斜視図である。
【図4】 ピストンストローク曲線及び吸入ポートにお
ける通過断面積曲線を示すグラフである。
ける通過断面積曲線を示すグラフである。
1a…シリンダボア、1c1 ,1c2 ,1c3 ,1
c4 ,1c5 ,1c6 …吸入ポート、10A1 ,10A
2 ,10A3 ,10A4 ,10A5 ,10A6 …ピスト
ン、14…ロータリバルブ、17…吸入通路、18…洩
れガス捕捉溝、P1,P2 ,P3 ,P4 ,P5 ,P6 …
圧縮室。
c4 ,1c5 ,1c6 …吸入ポート、10A1 ,10A
2 ,10A3 ,10A4 ,10A5 ,10A6 …ピスト
ン、14…ロータリバルブ、17…吸入通路、18…洩
れガス捕捉溝、P1,P2 ,P3 ,P4 ,P5 ,P6 …
圧縮室。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤澤 由裕 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内
Claims (1)
- 【請求項1】回転軸の周囲に配列された複数のシリンダ
ボア内にピストンを収容すると共に、回転軸の回転に連
動してピストンを往復動させるピストン式圧縮機におい
て、ピストンによってシリンダボア内に区画される圧縮
室に冷媒ガスを導入するための吸入通路をロータリバル
ブ上に形成すると共に、ピストンの往復動に同期して前
記圧縮室の吸入ポートと前記吸入通路とを順次接続する
ように前記ロータリバルブを設け、吐出行程にある圧縮
室の吸入ポートを閉塞するロータリバルブのシール周面
に洩れガス捕捉溝を形成し、下死点付近に配置されたピ
ストンによって区画される圧縮室の吸入ポートにロータ
リバルブの回転に伴って洩れガス捕捉溝の一部を順次接
続するようにしたピストン型圧縮機におけるシール構
造。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4033645A JP2743682B2 (ja) | 1992-02-20 | 1992-02-20 | ピストン型圧縮機におけるシール構造 |
DE4294541T DE4294541T1 (de) | 1991-12-24 | 1992-12-22 | Kühlgasleitungsmechanismus für einen Kolbenkompressor |
KR1019930702567A KR100215080B1 (ko) | 1991-12-24 | 1992-12-22 | 피스톤형 압축기의 냉매 가스 안내구조 |
DE4294541A DE4294541C2 (de) | 1991-12-24 | 1992-12-22 | Kühlgasleitungsmechanismus für einen Kolbenkompressor |
PCT/JP1992/001679 WO1993013313A1 (en) | 1991-12-24 | 1992-12-22 | Refrigerant gas guiding mechanism for piston type compressor |
US08/098,332 US5368449A (en) | 1991-12-24 | 1992-12-22 | Refrigerant gas guiding mechanism for piston type compressor |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4033645A JP2743682B2 (ja) | 1992-02-20 | 1992-02-20 | ピストン型圧縮機におけるシール構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05231308A true JPH05231308A (ja) | 1993-09-07 |
JP2743682B2 JP2743682B2 (ja) | 1998-04-22 |
Family
ID=12392185
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4033645A Expired - Fee Related JP2743682B2 (ja) | 1991-12-24 | 1992-02-20 | ピストン型圧縮機におけるシール構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2743682B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5385450A (en) * | 1992-10-02 | 1995-01-31 | Kabushiki Kaisha Toyoda Jidoshokki Seisakusho | Reciprocating-piston type refrigerant compressor with an improved rotary-type suction-valve mechanism |
EP1548281A2 (en) * | 2003-12-04 | 2005-06-29 | Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki | Piston type compressor |
KR100675547B1 (ko) * | 2005-04-06 | 2007-01-30 | 가부시키가이샤 도요다 지도숏키 | 피스톤식 압축기 |
CN108591010A (zh) * | 2018-04-13 | 2018-09-28 | 台州动林汽车空调压缩机有限公司 | 一种斜盘式汽车空调压缩机 |
-
1992
- 1992-02-20 JP JP4033645A patent/JP2743682B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5385450A (en) * | 1992-10-02 | 1995-01-31 | Kabushiki Kaisha Toyoda Jidoshokki Seisakusho | Reciprocating-piston type refrigerant compressor with an improved rotary-type suction-valve mechanism |
EP1548281A2 (en) * | 2003-12-04 | 2005-06-29 | Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki | Piston type compressor |
EP1548281A3 (en) * | 2003-12-04 | 2005-09-28 | Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki | Piston type compressor |
KR100675547B1 (ko) * | 2005-04-06 | 2007-01-30 | 가부시키가이샤 도요다 지도숏키 | 피스톤식 압축기 |
CN108591010A (zh) * | 2018-04-13 | 2018-09-28 | 台州动林汽车空调压缩机有限公司 | 一种斜盘式汽车空调压缩机 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2743682B2 (ja) | 1998-04-22 |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |