JP3111693B2 - 往復動型圧縮機 - Google Patents

往復動型圧縮機

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JP3111693B2
JP3111693B2 JP04276295A JP27629592A JP3111693B2 JP 3111693 B2 JP3111693 B2 JP 3111693B2 JP 04276295 A JP04276295 A JP 04276295A JP 27629592 A JP27629592 A JP 27629592A JP 3111693 B2 JP3111693 B2 JP 3111693B2
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一哉 木村
太郎 尾関
圭一 加藤
英 廣田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両空調用に供して好
適な往復動型圧縮機の改良に関する。
【0002】
【従来技術】従来、例えば特開昭59−145378号
公報記載の斜板式圧縮機のように、シリンダブロックに
駆動軸と平行に形成された複数のボア内で各ピストンが
往復動することにより、冷媒ガスの圧縮を行う圧縮機が
知られている。この種の圧縮機では、シリンダブロック
の中心軸孔内に駆動軸が嵌挿支承され、各ピストンはこ
の駆動軸と共動するクランク室内の斜板に連係されて各
ボア内を直動する。シリンダブロックの端面には弁板を
介してハウジングが接合され、このハウジングにはボア
内に冷媒ガスを供給する吸入室と、ボア内でピストンに
よって圧縮された冷媒ガスが吐出される吐出室とが形成
されている。そして、吸入室からボア内への冷媒ガスの
吸入は、ピストンの下死点位置への移動により、弁板に
形成された吸入ポートと、この吸入ポートのボア側に設
けられてボア内の圧力に応じて吸入ポートを開放する吸
入弁とを介して行われる。また、ボア内から吐出室への
冷媒ガスの吐出は、ピストンの上死点位置への移動によ
り、弁板に形成された吐出ポートと、この吐出ポートの
吐出室側に設けられてボア内の圧力に応じて吐出ポート
を開放する吐出弁とを介して行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の圧縮機
では、吸入弁が閉弁状態を維持する方向に働くそれ自身
の弾性力に打ち勝って開弁するように構成されているた
め、圧力損失が大きい。また、従来の圧縮機では、吐出
終了直後のボア内、つまり上死点位置に達したピストン
と弁板との僅かな間隙や弁板の吐出ポート内に高圧の冷
媒ガスが残留する。この残留ガスはピストンの下死点位
置への移動に伴って再膨張するため、ボア内への吸入量
の減少を招来する。これら圧力損失、ボア内への吸入量
の減少は、体積効率の悪化に繋がってしまう。
【0004】そこで、本出願人は、特願平3−2291
66号において、体積効率の優れた往復動型圧縮機を提
案した。この圧縮機は、各ボアと中心軸孔とを放射状に
連通する導通路が形成され、駆動軸には回転弁が同期回
転可能に結合されている。回転弁には、吸入行程にある
各ボアの導通路と吸入室とを順次連通する吸入通路が形
成されているとともに、吐出終了時のボアから低圧側の
ボアへと残留ガスをバイパスする残留ガスバイパス通路
が形成されている。残留ガスバイパス通路としては、残
留ガスバイパス穴と残留ガスバイパス溝とが開示されて
いる。残留ガスバイパス穴及び残留ガスバイパス溝は、
吐出終了時のボアと導通路を介して連通する高圧側開口
と、低圧側のボアと導通路を介して連通する低圧側開口
と、これら高圧側開口及び低圧側開口を連通する連通路
とからなる。
【0005】この提案の圧縮機では、駆動軸と同期して
回転弁が回転することにより、吸入室の冷媒ガスが順次
各ボア内に吸入され、各ボアでは冷媒ガスの吸入作用が
円滑かつ安定して継続されるので、圧力損失がきわめて
小さくされる。また、駆動軸と同期して回転弁が回転す
ることにより、吐出終了時のボアから低圧側のボアへと
残留ガスがバイパスされ、ボアの吸入行程中に残留ガス
の再膨張が少なく、ボア内へ吸入室内の冷媒ガスが確実
に吸入される。こうして、この圧縮機では高い体積効率
を維持できる。
【0006】また、本出願人は、特願平4−26497
7号において、十分な体積効率を維持するとともに、十
分な動力効率を確保し、吐出温度の上昇を抑制すること
のできる往復動型圧縮機を提案した。この圧縮機は、特
願平3−229166号のものと同様に、導通路と、吸
入通路をもつ回転弁とをもつとともに、この回転弁には
圧縮・吐出行程中のボアから漏れた漏れガスを低圧側の
ボアへとバイパスする漏れガスバイパス溝が形成されて
いる。漏れガスバイパス溝は、圧縮・吐出行程中のボア
の導通路と対向するシール領域の両端面側に周方向に形
成された回収溝と、この回収溝と連通して軸方向に延
び、低圧側のボアと導通路を介して連通する低圧側溝と
からなる。
【0007】この提案の圧縮機では、特願平3−229
166号のものと同様に、回転弁の吸入通路と導通路と
により、高い体積効率を維持できる。また、回転弁の軸
方向に移動せんとする漏れガスは回転弁に形成された回
収溝によって回収される。回収溝に回収された漏れガス
は、回収溝を介して低圧側溝へ移送され、導通路を介し
て低圧側のボアへとバイパスされる。こうして、漏れガ
スはクランク室、吸入室及び吸入通路に移行しにくく、
動力効率が向上し、吐出温度の上昇が抑制される。
【0008】しかしながら、各提案の圧縮機において、
図13に示すように(図13では残留ガスバイパス通路
の高圧側開口及び低圧側開口並びに漏れガスバイパス通
路の低圧側溝をすべて符合91で示す。)、導通路90
を断面円形状に形成すると、残留ガスバイパス通路の高
圧側開口及び低圧側開口91と継続して連通している幅
(角度θ)や、漏れガスバイパス溝の低圧側溝91と継
続して連通している幅(角度θ)が大きくなってしま
う。この連通幅(角度θ)が大きければ、回転弁の回転
により残留ガスバイパス通路及び漏れガスバイパス溝が
高圧化され、これにより残留ガスバイパス通路の低圧側
開口から高圧側開口を経たボア内への逆流が生じたり、
漏れガスバイパス溝の低圧側溝から回収溝を経たシール
領域への逆流が生じたりし、残留ガスや漏れガスを確実
にバイパスすることができない。また、連通幅(角度
θ)が大きければ、残留ガスバイパス通路の高圧側開口
と吸入通路との短絡を回避するために吸入遅れが生じて
しまう。
【0009】かといって、連通幅(角度θ)を小さくす
べく導通路90の断面積を小さくすれば、吸入室からボ
アへの吸入抵抗が大きくなり、体積効率の低下を生じて
しまう。本発明は、十分な体積効率を維持し、または十
分な体積効率を維持しつつ動力効率を向上させるととも
に吐出温度の上昇を抑制し、かつ導通路が残留ガスバイ
パス通路の高圧側開口及び低圧側開口並びに漏れガスバ
イパス溝の低圧側溝の少なくとも一つと小さい連通幅
(角度)で連通するようにすることを解決すべき課題と
する。
【0010】
【課題を解決するための手段】
(1)第1発明の往復動型圧縮機は、上記課題を解決す
るため、軸心まわりに複数のボアを有するシリンダブロ
ックと、該シリンダブロックの軸孔内に嵌挿支承された
駆動軸と、該駆動軸と共動するクランク室内の斜板に連
係されて該ボア内を直動するピストンとを備えた往復動
型圧縮機において、前記シリンダブロックには前記各ボ
アと前記軸孔との間に導通路が形成され、前記駆動軸に
は吸入行程にある各ボアの導通路と吸入室とを順次連通
する吸入通路をもつ回転弁が同期回転可能に結合されて
いるとともに、該回転弁には、吐出終了時のボアから低
圧側のボアへと残留ガスをバイパスする残留ガスバイパ
ス通路と、圧縮・吐出行程中のボアから漏れた漏れガス
を低圧側のボアへとバイパスする漏れガスバイパス溝と
の少なくとも一方が形成され、該各導通路は、一定の断
面積を有して断面が軸方向に長い長穴状に形成されてな
るという新規な構成を採用している。
【0011】この第1発明の圧縮機では、残留ガスバイ
パス通路の高圧側開口及び低圧側開口並びに漏れガスバ
イパス溝の低圧側溝の少なくとも一つは、端部により各
導通路と連通すべく軸方向に分割されてなることが好ま
しい。 (2)第2発明の往復動型圧縮機は、上記課題を解決す
るため、軸心まわりに複数のボアを有するシリンダブロ
ックと、該シリンダブロックの軸孔内に嵌挿支承された
駆動軸と、該駆動軸と共動するクランク室内の斜板に連
係されて該ボア内を直動するピストンとを備えた往復動
型圧縮機において、前記シリンダブロックには前記各ボ
アと前記軸孔との間に導通路が形成され、前記駆動軸に
は吸入行程にある各ボアの導通路と吸入室とを順次連通
する吸入通路をもつ回転弁が同期回転可能に結合されて
いるとともに、該回転弁には、吐出終了時のボアから低
圧側のボアへと残留ガスをバイパスする残留ガスバイパ
ス通路と、圧縮・吐出行程中のボアから漏れた漏れガス
を低圧側のボアへとバイパスする漏れガスバイパス溝と
の少なくとも一方が形成され、該各導通路は、一定の断
面積を有して断面円形状に形成され、該残留ガスバイパ
ス通路の高圧側開口及び低圧側開口並びに該漏れガスバ
イパス溝の低圧側溝の少なくとも一つは、端部により該
各導通路と連通すべく軸方向に分割されてなるという新
規な構成を採用している。 (3)第3発明の往復動型圧縮機は、上記課題を解決す
るため、軸心まわりに複数のボアを有するシリンダブロ
ックと、該シリンダブロックの軸孔内に嵌挿支承された
駆動軸と、該駆動軸と共動するクランク室内の斜板に連
係されて該ボア内を直動するピストンとを備えた往復動
型圧縮機において、前記シリンダブロックには前記各ボ
アと前記軸孔との間に導通路が形成され、前記駆動軸に
は吸入行程にある各ボアの導通路と吸入室とを順次連通
する吸入通路をもつ回転弁が同期回転可能に結合されて
いるとともに、該回転弁には、吐出終了時のボアから低
圧側のボアへと残留ガスをバイパスする残留ガスバイパ
ス通路と、圧縮・吐出行程中のボアから漏れた漏れガス
を低圧側のボアへとバイパスする漏れガスバイパス溝と
の少なくとも一方が形成され、該各導通路は、一定の断
面積を有して断面円形状に形成されているとともに該軸
孔側に軸方向に延びる切欠けを有し、該残留ガスバイパ
ス通路の高圧側開口及び低圧側開口並びに該漏れガスバ
イパス溝の低圧側溝の少なくとも一つは、端部により該
切欠けを介して該各導通路と連通すべく軸方向に分割さ
れてなるという新規な構成を採用している。
【0012】
【作用】第1〜3発明の往復動型圧縮機では、駆動軸と
同期して回転弁が回転することにより、吸入室の冷媒ガ
スが回転弁の吸入通路、吸入行程にある各ボアの導通路
を介して順次各ボア内に吸入され、各ボアでは冷媒ガス
の吸入作用が円滑かつ安定して継続されるので、圧力損
失がきわめて小さくされる。
【0013】第1〜3発明の圧縮機において、回転弁に
残留ガスバイパス通路が形成されている場合には、駆動
軸と同期して回転弁が回転することにより、吐出終了時
のボア内の残留ガスは、残留ガスバイパス通路の高圧側
開口で回収され、連通路を経て、低圧側開口によって低
圧側のボアへとバイパスされる。このため、これらの圧
縮機では、ボアの吸入行程時にガスの再膨張が少なく、
ボア内へ吸入室内の冷媒ガスが確実に吸入される。こう
して、この圧縮機では十分な体積効率を維持できる。
【0014】第1〜3発明の圧縮機において、回転弁に
漏れガスバイパス溝が形成されている場合には、回転弁
の軸方向に移動せんとする漏れガスは回転弁に形成され
た回収溝によって回収される。回収溝に回収された漏れ
ガスは、回収溝を介して低圧側溝へ移送され、導通路を
介して低圧側のボアへとバイパスされる。こうして、漏
れガスはクランク室、吸入室及び吸入通路に移行しにく
く、動力効率が向上し、吐出温度の上昇が抑制される。
【0015】また、第1発明の圧縮機では、各導通路の
断面が軸方向に長い長穴状に形成されている。このた
め、高圧側開口及び低圧側開口並びに低圧側溝の少なく
とも一つと継続して連通している幅(角度)は小さくな
る。ここで、第1発明の圧縮機において、残留ガスバイ
パス通路の高圧側開口及び低圧側開口並びに漏れガスバ
イパス溝の低圧側溝の少なくとも一つを軸方向に分割
し、端部により各導通路と連通させた場合には、これら
の連通幅(角度)がより小さくなるとともに、残留ガス
バイパス通路や漏れガスバイパス溝の容積が減少してバ
イパスに無駄が少なく、体積効率が向上する。
【0016】また、第2発明の圧縮機においては、各導
通路が断面円形状に形成されているが、高圧側開口及び
低圧側開口並びに低圧側溝の少なくとも一つが軸方向に
分割されて端部により各導通路と連通する。このため、
これらの連通幅(角度)はやはり小さくなる。また、高
圧側開口及び低圧側開口並びに低圧側溝の少なくとも一
つが分割されていることにより、残留ガスバイパス通路
や漏れガスバイパス溝の容積が減少してバイパスに無駄
が少なく、体積効率が向上する。
【0017】さらに、第3発明の圧縮機においても、各
導通路は断面円形状に形成されているが、断面円形状の
各導通路には軸孔側に軸方向に延びる切欠けが形成さ
れ、高圧側開口及び低圧側開口並びに低圧側溝の少なく
とも一つが軸方向に分割されて端部により切欠けを介し
て各導通路と連通する。このため、これらの連通幅(角
度)はやはり小さくなる。また、高圧側開口及び低圧側
開口並びに低圧側溝の少なくとも一つが分割されている
ことにより、残留ガスバイパス通路や漏れガスバイパス
溝の容積が減少してバイパスに無駄が少なく、体積効率
が向上する。
【0018】一方、第1〜3発明の圧縮機では、各導通
路が一定の断面積を有していることから、吸入室からボ
アへ冷媒ガスは好適に吸入され、体積効率が維持され
る。
【0019】
【実施例】以下、本発明を具体化した実施例を図面に基
づき説明する。 (実施例1)図1及び図2において、1は軸方向に貫通
する中心軸孔1a及び6個のボア1A〜1Fを有するシ
リンダブロックであって、このシリンダブロック1の一
端面にはフロントハウジング2が接合され、他端面には
リング状の弁板3を介してリアハウジング4が接合され
ている。フロントハウジング2内のクランク室5には、
駆動軸6がフロントハウジング2及びシリンダブロック
1の中心軸孔1aに嵌挿され回転可能に支承されてい
る。この駆動軸6上にはロータ7が固着され、このロー
タ7の後面側に延出した支持アーム8の先端部には長孔
8aが貫設されている。この長孔8aにはピン8bがス
ライド可能に嵌入されており、同ピン8bには斜板9が
傾動可能に連結されている。
【0020】ロータ7の後端に隣接して駆動軸6上には
スリーブ10が遊嵌され、コイルばね11により常にロ
ータ7側へ付勢されるとともに、スリーブ10の左右両
側に突設された枢軸10a(一方のみ図示)が斜板9の
図示しない係合孔に嵌入されて、斜板9は枢軸10aの
周りを揺動しうるように支持されている。斜板9の後面
側には揺動板12がスラスト軸受等を介して支持され、
揺動板12は図示しない切欠けにより自転が拘束されて
いる。また、揺動板12の外縁には等間隔で6本のコン
ロッド14が係留され、各コンロッド14はボア1A〜
1F内のピストン15と係留されている。したがって、
駆動軸4の回転運動がロータ7及び斜板9の介入により
揺動板12の前後揺動に変換され、各ピストン15がボ
ア1A〜1F内を往復動するとともに、クランク室5内
の圧力と吸入圧力との差圧に応じてピストン15のスト
ローク及び揺動板12の傾角が変化するように構成され
ている。なお、クランク室5内の圧力はリアハウジング
4に内装された図示しない制御弁により冷房負荷に基づ
いて制御される。
【0021】リアハウジング4には、中央においてリア
側端面に開口するとともにシリンダブロック1の中心軸
孔1aと連通する吸入室17が設けられており、吸入室
17の外方域には吐出室18が形成されている。弁板3
には各ボア1A〜1Fのヘッドと連通する吐出ポート3
aが貫設され、各吐出ポート3aの吐出室18側には吐
出弁20を介してリテーナ21が挟持されている。
【0022】また、シリンダブロック1には、図2にも
示すように、各ボア1A〜1Fと中心軸孔1aとの間に
放射状に導通路2A〜2Fが形成されている。各導通路
2A〜2Fは、図3〜5にも示すように、断面が軸方向
に長い長穴状に形成されている。また、図1に示す中心
軸孔1a内に延出した駆動軸6の先端には、中心軸孔1
aと滑合する円柱状の回転弁22が装着されており、回
転弁22のリア側はスラスト軸受を介して吸入室17の
内壁に支持されている。
【0023】回転弁22には、吸入室17側の軸心中央
から軸方向に伸び、外周面において所定の角度開口する
吸入通路25が形成されている。また、回転弁22の外
周面における圧縮・吐出行程にある各ボア1A〜1Fの
導通路2A〜2Fと対向するシール部位には、図3〜6
に示すように、残留ガスバイパス通路としての残留ガス
バイパス溝28が形成されている。この残留ガスバイパ
ス溝28は、軸方向に伸びて2分割された高圧側溝28
aと、軸方向に伸びて2分割された低圧側溝28bと、
高圧側溝28a及び低圧側溝28bを連通する連通溝2
8cとからなる。
【0024】以上のように構成された圧縮機は、車両空
調用冷凍装置としてその回路中に配設され、使用に供さ
れる。この圧縮機が運転されて図1に示す駆動軸6が回
転すると、斜板9は駆動軸6とともに回転しつつ揺動
し、揺動板12は斜板9に対して回転を規制された状態
で揺動運動のみを行い、これによりピストン15がボア
1A〜1F内を往復動する。そして、ボア1A〜1F内
でピストン15が上死点から下死点に向かって移動を開
始すれば、ボア1A〜1Fは吸入行程に入る。また、ボ
ア1A〜1F内でピストン15が下死点から上死点に向
かって移動を開始すれば、ボア1A〜1Fは圧縮・吐出
行程に入る。
【0025】ここで、駆動軸6と同期して回転弁22が
図2に矢視する方向に回転することにより、例えば図3
に示す段階となれば(図3〜5では、回転弁22及び中
心軸孔1aの展開図を示し、かつ回転弁22の回転に伴
い中心軸孔1aに開口する導通路2A〜2Fが矢視する
方向に移動する状態を示す。)、吸入行程にあるボア1
B〜1Dは、それらの導通路2B〜2Dが吸入通路25
と連通し、吸入室17の冷媒ガスが吸入通路25、導通
路2B〜2Dを介して順次各ボア1B〜1D内に吸入さ
れる。一方、圧縮行程にあるボア1E、1Fは、それら
の導通路2E、2Fが吸入通路25とは連通せず、回転
弁22のシール部位によって閉塞されている。このと
き、ボア1E、1F内は未だ吐出室18内の圧力より低
く、吐出弁20は閉弁されている。また、吐出行程にあ
るボア1Aも、その導通路2Aが吸入通路25とは連通
せず、回転弁22のシール部位によって閉塞されてい
る。しかし、このとき、ボア1A内は吐出室18内の圧
力より高くなり、吐出弁20が開弁される。
【0026】その後、回転弁22の回転により、図4、
図5に示す段階となれば、ボア1Aが吐出行程を終えて
吸入行程に移行し、またボア1Dが吸入行程を終了して
圧縮行程となる。こうして、ピストン15の往復動と同
期回転する回転弁22を介して、各ボア1A〜1Fは、
順次吸入・圧縮・吐出行程を繰り返す。このとき、吸入
行程にあるボア1A〜1Fは、導通路2A〜2F、吸入
通路25を介して吸入室17と連通され、冷媒ガスの吸
入作用が円滑かつ安定して継続されるので、圧力損失が
きわめて小さくされる。
【0027】また、例えば図4に示す段階となれば、吐
出終了時のボア1Aの導通路2Aが高圧側溝28aと連
通し、ボア1A内の残留ガスは高圧側溝28aによって
回収され、連通溝28cを介して低圧側溝28bへ移送
され、導通路2Dを介して吸入終了時の低圧のボア1D
へとバイパスされる。その後、回転弁22の回転によ
り、図5に示す段階を経て、ボア1Aがバイパスを終え
て吸入行程に移行し、またボア1Dが吸入行程を終了し
て圧縮行程となる。こうして、ボア1A〜1Fは、吸入
行程時に残留ガスの再膨張が少なく、ボア1A〜1F内
へ吸入室17内の冷媒ガスが確実に吸入される。このた
め、この圧縮機では、十分な体積効率が維持される。
【0028】さらに、この圧縮機では、図6に示すよう
に、各導通路2A〜2Fの断面を軸方向に長い長穴状に
形成し、残留ガスバイパス溝28の高圧側溝28a及び
低圧側溝28bを軸方向に分割して端部により各導通路
2A〜2Fと連通させているため、高圧側溝28a及び
低圧側溝28bと継続して連通している幅(角度θ)が
小さくなっている。
【0029】したがって、この圧縮機では、回転弁22
の回転により残留ガスバイパス溝28が高圧化されな
い。このため、残留ガスバイパス溝28の低圧側溝28
bから高圧側溝28aを経たボア1a〜1F内への逆流
は生じず、残留ガスを確実にバイパスすることができ
る。特に、高圧側溝28aと低圧側溝28bとがそれぞ
れ2分割されているため、残留ガスバイパス溝28の容
積が小さくされており、このバイパスに無駄も少ない。
また、連通幅(角度θ)が小さいため、高圧側溝28a
と吸入通路25との短絡を容易に回避でき、吸入遅れが
生じない。一方、これら導通路2A〜2Fは、一定の断
面積を有していることから、吸入室17内の冷媒ガスを
ボア1A〜1Fへ好適に吸入し、体積効率が維持されて
いる。 (実施例2)この往復動型圧縮機は、図7に示すよう
に、実施例1と異なり、各導通路2A〜2Fを断面楕円
状に形成し、かつ残留ガスバイパス溝28の高圧側溝2
8a及び低圧側溝28bを軸方向に分割していないもの
である。他の構成は実施例1と同一であるため同一の構
成については同一符合を付し、同一の作用及び効果につ
いての詳述は省略する。
【0030】この圧縮機では、断面楕円状の導通路2A
〜2Fにより、実施例1の圧縮機と比べて加工が容易で
あるという利点を有する。なお、実施例2の断面楕円状
の各導通路2A〜2Fと、分割された残留ガスバイパス
溝28の高圧側溝28a及び低圧側溝28bとを組み合
わせ、各導通路2A〜2Fの円弧部位において高圧側溝
28a及び低圧側溝28bの端部が連通するようにすれ
ば、より小さい連通幅(角度θ)が得られる。 (実施例3)この往復動型圧縮機は、図8及び図9に示
すように、回転弁22に、実施例1の圧縮機と同様に残
留ガスバイパス溝28を形成しているとともに、回収溝
27aと低圧側溝27bとからなる漏れガスバイパス溝
27を形成している。また、実施例1の圧縮機と同様に
各導通路2A〜2Fの断面を軸方向に長い長穴状に形成
し、さらに残留ガスバイパス溝28の低圧側溝28bと
漏れガスバイパス溝27の低圧側溝27bとを軸方向に
分割してそれぞれ端部により各導通路2A〜2Fと連通
させたものである。他の構成は実施例1と同一であるた
め同一の構成については同一符合を付し、同一の作用及
び効果についての詳述は省略する。
【0031】この圧縮機では、回転弁22の軸方向に移
動せんとする漏れガスは、回収溝27aによって回収さ
れ、回収溝27aを介して低圧側溝27bへ移送され
る。そして、導通路2A〜2Fを介して低圧側のボア1
A〜1Fへとバイパスされる。こうして、漏れガスがク
ランク室5、吸入室17及び吸入通路25に移行しにく
く、動力効率が向上し、吐出温度の上昇が抑制される。
【0032】また、この圧縮機では、各導通路2A〜2
Fの断面を軸方向に長い長穴状に形成し、残留ガスバイ
パス溝28の低圧側溝28b及び漏れガスバイパス溝2
7の低圧側溝27bを軸方向に分割して端部により各導
通路2A〜2Fと連通させているため、低圧側溝28
b、27bとの連通幅(角度θ)が小さくなっている。
したがって、この圧縮機では、回転弁22の回転により
残留ガスバイパス溝28及び漏れガスバイパス溝27が
高圧化されない。このため、残留ガスバイパス溝28の
低圧側溝28bから高圧側溝28aを経たボア1a〜1
F内への逆流は生じず、漏れガスバイパス溝27の低圧
側溝27bから回収溝27aを経たシール領域への逆流
も生じず、残留ガス及び漏れガスを確実にバイパスする
ことができる。特に、低圧側溝28b、27bがそれぞ
れ2分割されているため、残留ガスバイパス溝28及び
漏れガスバイパス溝27の容積が小さくされており、こ
のバイパスに無駄も少ない。 (実施例4)この往復動型圧縮機は、図10に示すよう
に、回転弁22に残留ガスバイパス溝28とともに漏れ
ガスバイパス溝27を形成し、かつ各導通路2A〜2F
を断面円形状に形成し、残留ガスバイパス溝28の高圧
側溝28a及び低圧側溝28b並びに漏れガスバイパス
溝27の低圧側溝27bを軸方向に分割して端部により
各導通路2A〜2Fと連通させたものである。他の構成
は実施例3と同一であるため同一の構成については同一
符合を付し、同一の作用及び効果についての詳述は省略
する。
【0033】この圧縮機では、各導通路2A〜2Fが断
面円形状に形成されているが、高圧側溝28a及び低圧
側溝28b、27bが端部により各導通路2A〜2Fと
連通する。このため、これらの連通幅(角度θ)はやは
り小さくなる。 (実施例5)この往復動型圧縮機は、図11、12に示
すように、回転弁22に残留ガスバイパス溝28ととも
に漏れガスバイパス溝27を形成し、かつ各導通路2A
〜2Fを断面円形状に形成するとともに中心軸孔1a側
に軸方向に延びる切欠け30を形成し、残留ガスバイパ
ス溝28の高圧側溝28a及び低圧側溝28b並びに漏
れガスバイパス溝27の低圧側溝27bを軸方向に分割
して端部により切欠け30を介して各導通路2A〜2F
と連通させたものである。他の構成は実施例3と同一で
あるため同一の構成については同一符合を付し、同一の
作用及び効果についての詳述は省略する。
【0034】この圧縮機では、各導通路2A〜2Fは断
面円形状に形成されているが、これら導通路2A〜2F
には切欠け30が形成され、高圧側溝28a及び低圧側
溝28b、27bが端部により切欠け30を介して各導
通路2A〜2Fと連通する。このため、これらの連通幅
(角度θ)はやはり小さくなる。また、この圧縮機で
は、図12に示すように、導通路2A〜2Fをボア1A
〜1Fから中心軸孔1aの前方に向かうべくシリンダブ
ロック1に貫設しているため、導通路2A〜2Fの加工
が容易であるとともに、各ボア1A〜1Fのデッドスペ
ースが減少する。
【0035】なお、上述の実施例1〜5は、残留ガスバ
イパス通路として、高圧側溝28aと、低圧側溝28b
と、連通溝28cとからなる残留ガスバイパス溝28を
採用したが、回転弁の外周面に開口する高圧側開口と、
同外周面に開口する低圧側開口と、これら高圧側開口及
び低圧側開口を回転弁を貫通して連通する連通路とから
なる残留ガスバイパス穴を採用することもできる。
【0036】
【発明の効果】以上詳述したように、第1〜3発明の往
復動型圧縮機では、請求項1〜3記載の構成を採用して
いるため、導通路が残留ガスバイパス通路の高圧側開口
及び低圧側開口並びに漏れガスバイパス溝の低圧側溝の
少なくも一つと小さい連通幅(角度)で連通することが
できる。
【0037】したがって、第1〜3発明の往復動型圧縮
機において、回転弁に残留ガスバイパス通路を形成した
場合には、残留ガスバイパス通路の低圧側開口から高圧
側開口を経たボア内への逆流は生じず、残留ガスバイパ
ス通路の高圧側開口と吸入通路との短絡を回避しても吸
入遅れが生じない。また、この場合、上記効果を発揮し
つつ、導通路と、吸入通路をもつ回転弁とにより、十分
な体積効率を維持することができる。
【0038】また、第1〜3発明の往復動型圧縮機にお
いて、回転弁に漏れガスバイパス溝を形成した場合に
は、漏れガスバイパス溝の低圧側溝から回収溝を経たシ
ール領域への逆流は生じない。また、この場合、上記効
果を発揮しつつ、導通路と、吸入通路をもつ回転弁とに
より、十分な体積効率を維持しつつ動力効率を向上させ
るとともに吐出温度の上昇を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の圧縮機の縦断面図である。
【図2】実施例1の圧縮機の横断面図である。
【図3】実施例1の圧縮機に係り、回転弁と導通路との
展開図である。
【図4】実施例1の圧縮機に係り、回転弁と導通路との
展開図である。
【図5】実施例1の圧縮機に係り、回転弁と導通路との
展開図である。
【図6】実施例1の圧縮機における導通路の平面図であ
る。
【図7】実施例2の圧縮機における導通路の平面図であ
る。
【図8】実施例3の圧縮機に係り、回転弁と導通路との
展開図である。
【図9】実施例3の圧縮機に係り、回転弁と導通路との
展開図である。
【図10】実施例4の圧縮機における導通路の平面図で
ある。
【図11】実施例5の圧縮機における導通路の平面図で
ある。
【図12】実施例5の圧縮機における導通路を示す断面
図である。
【図13】他の圧縮機における導通路の平面図である。
【符号の説明】
1…シリンダブロック 1a…中心軸孔 1A
〜1F…ボア 3…弁板 4…リヤハウジング 6…
駆動軸 5…クランク室 9…斜板 15
…ピストン 17…吸入室 18…吐出室 2A
〜2F…導通路 22…回転弁 25…吸入通路 28…残留ガスバイパス溝(残留ガスバイパス通路) 28a…高圧側溝(高圧側開口) 28b…低圧側溝
(低圧側開口) 28c…連通溝(連通路) 27…漏れガスバイパス溝 27a…回収溝 27b…低圧側溝 30…切欠け
フロントページの続き (72)発明者 廣田 英 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式 会社豊田自動織機製作所内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F04B 27/08 F04B 27/14

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】軸心まわりに複数のボアを有するシリンダ
    ブロックと、該シリンダブロックの軸孔内に嵌挿支承さ
    れた駆動軸と、該駆動軸と共動するクランク室内の斜板
    に連係されて該ボア内を直動するピストンとを備えた往
    復動型圧縮機において、 前記シリンダブロックには前記各ボアと前記軸孔との間
    に導通路が形成され、前記駆動軸には吸入行程にある各
    ボアの導通路と吸入室とを順次連通する吸入通路をもつ
    回転弁が同期回転可能に結合されているとともに、 該回転弁には、吐出終了時のボアから低圧側のボアへと
    残留ガスをバイパスする残留ガスバイパス通路と、圧縮
    ・吐出行程中のボアから漏れた漏れガスを低圧側のボア
    へとバイパスする漏れガスバイパス溝との少なくとも一
    方が形成され、 該各導通路は、一定の断面積を有して断面が軸方向に長
    い長穴状に形成されてなることを特徴とする往復動型圧
    縮機。
  2. 【請求項2】残留ガスバイパス通路の高圧側開口及び低
    圧側開口並びに漏れガスバイパス溝の低圧側溝の少なく
    とも一つは、端部により各導通路と連通すべく軸方向に
    分割されてなることを特徴とする請求項1記載の往復動
    型圧縮機。
  3. 【請求項3】軸心まわりに複数のボアを有するシリンダ
    ブロックと、該シリンダブロックの軸孔内に嵌挿支承さ
    れた駆動軸と、該駆動軸と共動するクランク室内の斜板
    に連係されて該ボア内を直動するピストンとを備えた往
    復動型圧縮機において、 前記シリンダブロックには前記各ボアと前記軸孔との間
    に導通路が形成され、前記駆動軸には吸入行程にある各
    ボアの導通路と吸入室とを順次連通する吸入通路をもつ
    回転弁が同期回転可能に結合されているとともに、 該回転弁には、吐出終了時のボアから低圧側のボアへと
    残留ガスをバイパスする残留ガスバイパス通路と、圧縮
    ・吐出行程中のボアから漏れた漏れガスを低圧側のボア
    へとバイパスする漏れガスバイパス溝との少なくとも一
    方が形成され、 該各導通路は、一定の断面積を有して断面円形状に形成
    され、 該残留ガスバイパス通路の高圧側開口及び低圧側開口並
    びに該漏れガスバイパス溝の低圧側溝の少なくとも一つ
    は、端部により該各導通路と連通すべく軸方向に分割さ
    れてなることを特徴とする往復動型圧縮機。
  4. 【請求項4】軸心まわりに複数のボアを有するシリンダ
    ブロックと、該シリンダブロックの軸孔内に嵌挿支承さ
    れた駆動軸と、該駆動軸と共動するクランク室内の斜板
    に連係されて該ボア内を直動するピストンとを備えた往
    復動型圧縮機において、 前記シリンダブロックには前記各ボアと前記軸孔との間
    に導通路が形成され、前記駆動軸には吸入行程にある各
    ボアの導通路と吸入室とを順次連通する吸入通路をもつ
    回転弁が同期回転可能に結合されているとともに、 該回転弁には、吐出終了時のボアから低圧側のボアへと
    残留ガスをバイパスする残留ガスバイパス通路と、圧縮
    ・吐出行程中のボアから漏れた漏れガスを低圧側のボア
    へとバイパスする漏れガスバイパス溝との少なくとも一
    方が形成され、 該各導通路は、一定の断面積を有して断面円形状に形成
    されているとともに該軸孔側に軸方向に延びる切欠けを
    有し、 該残留ガスバイパス通路の高圧側開口及び低圧側開口並
    びに該漏れガスバイパス溝の低圧側溝の少なくとも一つ
    は、端部により該切欠けを介して該各導通路と連通すべ
    く軸方向に分割されてなることを特徴とする往復動型圧
    縮機。
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