JP4098846B2 - パチンコ機の賞球補給装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、島設備の球補給樋からパチンコ機の賞球タンクに賞球を補給する賞球補給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
賞球は、島設備の球補給樋から賞球補給装置を経てパチンコ機の前面枠の裏面上部に取付けられた賞球タンクに補給される。この賞球補給装置は、補給される賞球の数をカウントするとともに、前面枠が開放された際に、賞球が賞球タンクの外にこぼれないようにその補給を止めるものである。
【0003】
従来からの賞球補給装置として、特開平3−73181号公報に開示されたものが知られている。この従来技術では、パチンコ機の板面に沿って横方向に配設されたピン軸に、作動レバーの上端を回転可能に取付けて、下方に延びた姿勢に配設されている。また、この作動レバーの上部には、補給筒がパチンコ機側に水平に突出するように略直交して設けられている。そして前面枠を閉じた遊技可能な状態では、賞球タンクの背面が作動レバーを押圧して、これを略水平となる姿勢となるまで回転している。これによって、補給筒の先端は賞球タンク内に入り込んだ姿勢となり、賞球が補給される。一方、前面枠が開かれると、作動レバーは回転して下方に延びた姿勢に戻る。これによって、補給筒は略水平となる姿勢に戻る。この際、補給筒の基部の球通路が側壁によって閉鎖されて、賞球が補給されないようにしている。
【0004】
また、特開平7−265517に開示された賞球補給装置では、縦方向にピン軸を設け、このピン軸に水平方向に延びるレバーを設けている。そしてこのレバーの先端に下方に向けて作動レバーを取付け、前面枠が閉じられると、賞球タンクの背面が作動レバーを後方へ水平に回転する構成としている。また、ピン軸には、レバーの水平回転に従動する水平回転レバーが設けられ、この水平回転レバーの水平運動によって上下方向に回転する上下回転レバーが設けられている。この上下回転レバーによって補給筒を上下回転させるようにしている。そして、補給筒の出口に臨む部位に球止め板を配設して、前面枠が閉じている状態では、球止め板が補給筒の出口から後退して球通路を開放し、一方、前面枠が開いた状態では、球通路内に球止め板の先端が入り込んで、賞球の通過を阻止するように構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
特開平3−73181号公報に開示されたものでは、補給筒の基部で球止めするために、球止めされても数個の賞球が補給筒内に残留し、この残留した賞球が補給筒の回転運動に伴って放り投げられることになり、賞球タンクからこぼれ落ちることがあるという課題を有していた。
【0006】
また、特開平7−265517号公報に開示されたものは、補給筒の出口で球止めするために、賞球タンクからこぼれるという課題が解決されている。
しかし、作動レバーが後方に水平移動する構成としているために、作動レバーの後方への移動量は、レバーの長さによって定められてしまう。このため、奥行きの深い賞球タンクを備えたパチンコ機では、前面枠を閉じることができなくなってしまう。一方、奥行きの浅い賞球タンクを備えたパチンコ機では、作動レバーの後方への移動量が少なく、すなわち補給筒が十分に回転できないために、球止め板が十分に球通路から後退できなくなってしまう虞がある。このように、賞球タンクの奥行きはパチンコ機の機種によって相違するために、パチンコ機の台替に、十分に対応できないという問題があった。また、レバーの長さに基づいて、作動レバーの移動量が決まってしまうために、レバーの長さ、すなわち賞球補給装置を小型にすることができなかった。
さらに、レバーの水平回転力を水平回転レバーを介して、上下回転レバーに伝達し、補給筒を上下回転させる構成としているために、構造が複雑なものとなっていた。
【0007】
そこで、本発明は上記に問題点に鑑み、賞球タンクの奥行きの相違するパチンコ機に対しても確実に対応できるとともに、構造の簡単な賞球補給装置とすることを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明では、賞球補給樋に接続するホース取付筒と賞球を計数するカウンタと軸心が横方向に固定されたピン軸に回転可能に軸支されて、賞球タンクに賞球を補給する補給筒とにより賞球が通過する球通路が形成され、また、ピン軸には上端が軸支されて賞球タンクに押圧されて跳ね上げ回転する作動レバーと、円弧形のラックに噛み合わされ、作動レバーの回転に伴って公転するとともに自転するピニオンとが設けられて、ピニオンの回転により補給筒がピン軸を回転中心として回転するとともに、補給筒の先端に形成された出口筒部に臨んで球止め板が配設され、パチンコ機の前面枠が開放された際に球止め板を出口筒部内に相対的に進出して賞球を止める構成としている。
【0009】
この構成により、前面枠が閉じられて遊技できる状態にあるときには、賞球補給樋に接続されたホース取付筒と、賞球を計数するカウンタと補給筒とにより賞球が通過する球通路が形成されて、賞球補給樋から賞球タンクに賞球の数が計測されて補給される。
【0010】
前面枠が開放されている状態では、作動レバーの上端は、軸心が横方向に固定されたピン軸に軸支されて、下方に延びた姿勢に維持されている。前面枠が閉じられると、作動レバーは賞球タンクに押圧されて跳ね上げ回転する。円弧形のラックに噛み合わされているピニオンは、作動レバーの回転によって、ラックに噛み合って自転及び公転する。このピニオンの回転により補給筒がピン軸を回転中心として回転して、その先端に形成した出口筒部が賞球タンク内に入り込む。この際、出口筒部に臨んで配設されている球止め板は、退避位置にあって、賞球が補給される。なお、賞球タンクの上縁によって、作動レバーが跳ね上げ回転するために、賞球タンクの奥行きが深くても、跳ね上げられた作動レバーの下方を進入できる。また、作動レバーの長さに関係なく、作動レバーの回転量を確保することができる。
【0011】
前面枠が開かれると、賞球タンクが後退するために、跳ね上げられている作動レバーは下方に延びる姿勢に戻る。この作動レバーの戻り回転に基づいて、ピニオンも戻り回転して、補給筒の先端が持ち上げられる。そして、球止め板が出口筒部内に進出して賞球を止める。球止めが出口筒部でなされるために、補給筒内に溜まっている賞球も球止めされる。
【0012】
請求項2の発明では、ホース取付筒は、その先端が軸線方向の複数のスリットによって分割された締付け片とされ、この外周に軸線方向に移動する締付け環が移動可能に取付けられている。
このため、締め付け片はスリットにより分割されているために、弾性を有し、締付け環をスライドすることによりスプリングホースの着脱を容易に行なうことができる。
【0013】
【発明の効果】
請求項1の発明では、賞球補給樋に接続するホース取付筒と賞球を計数するカウンタと軸心が横方向に固定されたピン軸に回転可能に軸支されて、賞球タンクに賞球を補給する補給筒とにより賞球が通過する球通路が形成され、また、ピン軸には上端が軸支されて賞球タンクに押圧されて跳ね上げ回転する作動レバーと、円弧形のラックに噛み合わされ、作動レバーの回転に伴って公転するとともに自転するピニオンとが設けられて、ピニオンの回転により補給筒がピン軸を回転中心として回転するとともに、補給筒の先端に形成された出口筒部に臨んで球止め板が配設され、パチンコ機の前面枠が開放された際に球止め板を出口筒部内に相対的に進出して賞球を止める構成としている。
【0014】
この構成により、構造が簡単であるにもかかわらず、賞球タンクから球こぼれが無いばかりか、奥行きの相違する賞球タンクを備えたパチンコ機に対応できる賞球補給装置とすることができる。
【0015】
請求項2の発明では、ホース取付筒は、その先端が軸線方向の複数のスリットによって分割された締付け片とされ、この外周に軸線方向に移動する締付け環が移動可能に取付けられているため、締め付け片の弾性により、締付け環をスライドすればスプリングホースの着脱を容易に行なうことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態について説明する。
図1に示すように、複数のパチンコ機1を列設した島2を一つの構成単位として、賞球補給樋3が各パチンコ機1に賞球aの補給を行なっている。この賞球補給樋3には、各パチンコ機1に分岐する分岐装置4を介してスプリングホース5に接続し、さらに、賞球補給装置6に連結している。そして、パチンコ機1の前面枠の裏側上部に設けられた賞球タンク7に賞球aが賞球補給装置6へ補給されるように配設されている。
【0017】
賞球補給装置6は、図2に示すように、島2の桟2aに固定する取付板8に基板10が取付けられている。この基板10には、島設備の球補給樋3に連結するホース取付筒20と、補給される賞球aを計数するカウンタ30と、パチンコ機1の前面枠が開放された際に、賞球aの補給を止めする球止め手段40とが設けられている。また、予定数の賞球aの払出しが終了したいわゆる打止め時に、賞球aの補給を停止する打止め手段70が取付けられている。
【0018】
取付板8には、引掛け片8dが背面に突出していて(図3参照)、パチンコ機1を取付ける取付枠2aに対して、その上縁に引っ掛けるた上でねじによって固定される。また、図2に示すように、取付板8の左側には嵌合片8aが設けられるとともに、右縁に固定片8bが前面へ折り曲げ形成され、この8bに縦方向に長い固定孔8cが設けられている。
【0019】
基板10には、左縁が嵌合片8aに嵌合する係合片10a、右縁が前面へ折り曲げられて固定片8bに接する取付片10bが設けられていて、係合片10aを嵌合片8aに差し込み、固定孔8cを介して上下方向の取付位置を調整した上で蝶ねじ11によって取付板8に固定されている。
【0020】
また、基板10の上縁から上面板10cが前方に折り曲げて形成されている。この上面板10cの前部には、透明プラスチック板からなるカバー12が取付けられている。
【0021】
基板10の上面板10cには、賞球aが通過する通過孔10dが開口している。そして、スプリングホース5に接続するホース取付筒20の他端が、通過孔10dに臨んで取付けられて、スプリングホース5から補給される賞球aがカウンタ30へ導かれる。
【0022】
ホース取付筒20は、略「く」の字形に湾曲していて、その基部側では上面板10cに取付けられたホルダ21によって、回転自由に取付けられている。そして、基部が通過孔10dに連続して賞球aが通過できるようにされている。ホース取付筒20の先端は複数に切り込んだスリット22によって締め付け片23が形成され、締め付け環24が移動自由に取付けられている。この締め付け環24をスライドさせることによって、ホース取付筒20内に差し込まれたスプリングホース5の先端を締め付けて取付固定することができるようにされている。
基板10の右側には、二枚のカウンタ取付片10e、10eが突設され、略直方体のカウンタ30が、この両カウンタ取付片10e、10eの間に収容固定されている。
【0023】
カウンタ30は、図3に示すように、賞球aが縦方向に通過する球通路31が設けられていて、通過孔10dの下方に連続して配設されている。このカウンタ30内には、回動自在に軸着したスプロケット32の先端部分が球通路31内に臨ませてあり、一個ずつ通過する賞球球aによって、スプロケット32を所定の角度だけ回転するようにされている。この回転量を検出して、補給した賞球aの量が監視所に伝達される構成とされている。なお、略直方体のカウンタ30は、基板10に対して直交して取付けられて、基板10の横幅のコンパクト化が図られている。
カウンタ30の下方には、球通路31に連続して、L字状に湾曲する球通過筒26が取付けられている。この球通過筒26は、後述するラック片52に一体成形された半筒部52aと、この半筒部52aと対をなす半筒片26aにより構成されていて(図4参照)、取付ねじ14によって基板10に取付固定されている。この球通過筒26によって球通路31を上から流れてきた賞球aを横方向に流れるようして、球圧を軽減している。そして、この球通過筒26の出口側に球止め手段40が設けられている。
【0024】
球止め手段40には、球通過筒26に連続して賞球aの通路を形成する補給筒41が配設され、賞球aが球通過筒26を経て補給筒41内を通過して賞球タンク7内に供給されるようになっている(図2参照)。なお、図2は補給筒41が下方に回転して賞球aが供給される状態を示し、また、図3は補給筒41が水平となる上方に回転した球止めの状態を示している。
【0025】
球止め手段40を図4を中心として詳細に説明すると、基板10の略中央に軸受ねじ13により門形の軸受片42が水平に固定されている。この軸受片42は両脚部に形成された軸孔42aにピン軸43が取付けられている。このピン軸43には、軸受片42の両脚部間に作動レバー44とピニオン取付片45と、作動レバー44を下方に回転した姿勢に付勢するストッパばね46が取付けられている。さらに、軸受片42の右側に球止め板49の一端に設けたピン孔49aを貫通して、ピン軸43の先端が補給筒41の軸孔41aに挿入している。
【0026】
また、ピニオン取付片45は門形とされ、その両脚部に前述したピン軸43が貫通して回転自由に取付けられ、また、頭部に設けた取付孔45aにピニオン取付軸47が挿通されて、このピニオン取付軸47の先端にピニオン48が回転自由に取付けられている。なお、ストッパばね46の脚部は、一方が作動レバー44に、また、他方がピニオン取付片45との間に掛けられている。このため、作動レバー44が約90度跳ね上げ回転されると、ストッパばね46の付勢力によってピニオン取付片45がピン軸43を中心として起立し、これに伴って、ピニオン48がピン軸43の周りを公転する。
【0027】
補給筒41は、前述した軸孔41aの軸線方向に形成された入口筒部41bと、これに直角に延びる筒本体41cと、更に直角に折れ曲がる出口筒部41dが設けられて、球通過筒26から流れてくる賞球aが補給筒41の出口筒部41dから流れ出すように球通路が形成されている。また、軸孔41aと同軸に歯車部41eが外周に形成されている。さらに、入口筒部41bの外周には、掛け突起41fが設けられ、捻りばね53の一端が引っ掛けられている。この捻りばね53の他側はラック片52に当接していて、常に水平姿勢を保つように付勢している。さらに軸孔41aの側方にねじ孔41gが設けられている。
【0028】
球止め板49は、前述したように一端に設けられたピン孔49aにピン軸43が挿通していて回転自由に取付けられている。この球止め板49の他端側に球止め部49bが設けられるとともに中央に長孔49cが形成されている。長孔49cには、ねじピン51の軸が貫通してねじ孔41gに取付けられていて、付勢ばね41hによって長孔49cの一側へ付勢して、常に筒本体41cに沿った姿勢、すなわち、図6に示すように、球止め部49bが出口筒部41d内に進出して球止め姿勢に保持される。このため、球止め板49は補給筒41とともに回転することになる。また、球止め板49の一端側には当接突起49dが設けられている。そして、補給筒41が約70度回転した際に、当接突起49dが軸受片42に当接し、付勢ばね41hの付勢力に抗して、それ以上の回転をしないようにされている。
【0029】
ラック片52は、取付ねじ14によって、半筒片26aとともに基板10に取付固定される半筒部52aと、この半筒部52aの他方に、1/4円の円弧をなすラック52bが形成されている。このラック52bはピニオン48に噛み合っていて、ピニオン取付片45がピン軸43を中心として公転する際に、ピニオン48を自転させ、このピニオン48の自転によって、歯車部41eに回転力を与える。このようにして、作動レバー44が回転すると、ピニオン48が公転し、これに伴って補給筒41がピン軸43を回転中心として回転することになる。
【0030】
打止め手段70は、図5に示すように、基板10の中央部に取付けられたラッチングソレノイド71と、このラッチングソレノイド71の励磁により伸縮するプランジャ72と、このプランジャ72にピン連結された「く」の字形の連係杆73と、連係杆73の他端にピン連結された連係杆74とを介してスライダ75が連結されて構成されている。
【0031】
また、連係杆73には、基板10に突成されたばね掛ピン76に捻りばね77が掛けられて、連係杆73を反時計方向に付勢している。また、スライダ75には長孔78が設けられ、上面板10cの下面に沿って左右にスライド可能に配設されている。この長孔78に、上面板10cに固定された二本の吊下げピン79、79によって左右移動可能に吊下されている。そして、スライダ75の先端が通過孔10dの側方に臨んで配設されている。
【0032】
ここで、ラッチングソレノイド71が励磁すると、プランジャ72を吸着して連係杆73が起立する。これにより、スライダ75が前進して、スライダ75の先端が通過孔10d内に進出して、賞球aがカウンタ30に流入するのを阻止する。なお、ラッチングソレノイド31を使用しているので、一旦励磁した後は、次に励磁するまで、その打止め状態が維持される。
【0033】
次に、この実施の形態の作用について説明する。
今、前面枠が開放している状態から遊技可能な閉じた状態に移行する際の作用について説明する。図6に示すように、前面枠が開放されている状態では、ストッパばね46の付勢力によって作動レバー44が、下方に延びた姿勢に維持されている。そして、前面枠が閉じられると、図7に示すように、賞球タンク7が作動レバー44を押圧して、約90度反時計方向に回転させる。この作動レバー44の回転に基づいて、ストッパばね46の付勢力によりストッパばね46の他方が懸架されているピニオン取付片45が回転して起立する。すなわち、ピニオン取付片45と同軸のピン軸43に取付けられているピニオン48が、噛み合うラック片52によって自転しながら公転する。このピニオン48の回転によって、歯車部41eが回転され、補給筒41がピン軸43を中心として回転する。
【0034】
また、補給筒41の回転に伴って、球止め板49も回転する。しかし、球止め板49は、約70度回転すると、当接突起49dが軸受片42の前縁に当接し、付勢ばね41hの付勢力に抗して、これ以上の回転が阻止される。一方、補給筒41は約90度回転する。この際 ねじピン51は、長孔49c内を一端から他端まで移動する。この約20度の回転量の差によって、球止め部49bが出口筒部41dから相対的に後退し、賞球aが通過できるようになる。このようにして図7に示すように、補給筒41の先端である出口筒部41dが賞球タンク7内に入り込んだ状態で賞球aが補給されることになる。
【0035】
次に、前面枠が開かれると、賞球タンク7が、図6に示すように左側に移動し、この賞球タンク7の移動に従って、作動レバー44がストッパばね46の付勢力によって下方に延びる状態に回転していく。そして、約20度回転して、補給筒41が球止め板49に沿った姿勢になると、当接突起49dは軸受片42との当接状態が解除され、球止め板49は補給筒41に沿った姿勢で、水平状態になるまで回転していく。すなわち、補給筒41が上昇回転し始めると、出口筒部41dの外方に退避した状態の球止め部49bが、相対的に出口筒部41d内に進出して、賞球aの通過を阻止する。この賞球aの通過を阻止した状態で、補給筒41とともに球止め板49がさらに回転して、図6に示す水平状態に戻る。
【0036】
また、予定の賞球aが供給され、打止め状態にするには、打止め手段70を駆動させる。ラッチングソレノイド71を励磁するとプランジャ72が吸引される。この吸引によって、連係杆73が捻りばね77の付勢力によって起立し、スライダ75が右方向に伸長して、その先端が通過孔10d内に進出する。これによって,賞球aがカウンタ30内へ入ることを阻止し、以後の遊技が不能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】島設備の裏側の一部の概略図
【図2】一部切欠正面図
【図3】図2のA−A線で切断した球止め状態を示す断面図
【図4】一部の分離斜視図
【図5】球止め手段の斜視図
【図6】球止め状態を示す一部の断面図
【図7】遊技状態を示す一部の断面図
【符号の説明】
a…賞球a 3…賞球補給樋 5…スプリングホース 7…賞球タンク 20…ホース取付筒 24…締め付け環 30…カウンタ 41…補給筒 41d…出口筒部 41e…歯車部 43…ピン軸 44…作動レバー 48…ピニオン49…球止め板 49b…球止め部 49d…当接突起 52b…ラック

Claims (2)

  1. 島設備の賞球補給樋からパチンコ機の賞球タンクに賞球を補給する賞球補給装置であって、該賞球補給樋に接続するホース取付筒と賞球を計数するカウンタと軸心が横方向に固定されたピン軸に回転可能に軸支されて、前記賞球タンクに賞球を補給する補給筒とにより賞球が通過する球通路が形成され、また、前記ピン軸には上端が軸支されて前記賞球タンクに押圧されて跳ね上げ回転する作動レバーと、円弧形のラックに噛み合わされ、該作動レバーの回転に伴って公転するとともに自転するピニオンとが設けられて、該ピニオンの回転により前記補給筒が前記ピン軸を回転中心として回転するとともに、該補給筒の先端に形成された出口筒部に臨んで球止め板が配設され、パチンコ機の前面枠が開放された際に該球止め板を該出口筒部内に相対的に進出して賞球を止めることを特徴とする賞球補給装置。
  2. ホース取付筒は、その先端が軸線方向の複数のスリットによって分割された締付け片とされ、この外周に軸線方向に移動する締付け環が移動可能に取付けられていることを特徴とする請求項1記載の賞球補給装置。
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