JP4287629B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊技盤上に設けられた始動口に遊技球が入賞することで抽選が実行され、当該抽選の結果及び当該抽選に関する情報を、画像データに基づいて画像を表示する電気的表示装置と、所定の移動軌跡に従って動作する複数の可動部材、当該複数の可動部材を独立して動作させるための駆動源を備えた機械的表示装置と、を併用して遊技者に報知する表示装置を備えた遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
従来より、遊技機、特にパチンコ機において、始動入賞口(特別図柄始動入賞口)に入賞したパチンコ球を検出することで抽選がなされ、この抽選の結果、当たりとなると、大入賞口が所定期間、所定回数開放され(1回の開閉を1ラウンドとし、一般に10〜16ラウンド継続する。)、遊技球の入賞率を高める、遊技者に有利な状態とする機能(大当り)を持つパチンコ機がある。
【0003】
この種のパチンコ機では、抽選の結果を遊技者に報知する演出として、パチンコ機のゲージ盤の中央に液晶表示装置を設置している。この液晶表示装置は、複数の列の図柄変動画面が構成され(背景画面もある)、この変動する図柄が停止したときの並びで当たり外れを報知するようになっている。遊技者は、この図柄変動画面を見ることによって、当たりか外れかに一喜一憂するため、期待感を持たせることができる。
【0004】
ここで、前記表示部以外に、付加価値(例えば、確率変動や時短等)の抽選の結果や、抽選の結果の予告(以下、総称して抽選に関する情報という)を報知する表示部(サブ表示部)を設ける場合がある。このサブ表示部には、従来7セグメント構成やドットマトリクスパターン構成のものが広く適用されているが、近年では前記液晶表示装置に隣接させて、機械的な動作を持つ表示装置(以下、可動表示装置という)を設け、この可動表示装置によって前記抽選に関する情報を報知する構造が提案されている(一例として、特開2001−314604公報参照)。
【0005】
このように平面的な表示面であった液晶表示装置に加え、立体的な表示面を併用することで、抽選に関する情報の報知演出を効果的、すなわち、視認性を向上し、遊技者への情報伝達確実性を高めることができる。
【0006】
しかしながら、従来の可動表示装置は、1種類の可動部材が、予め定められた同一の移動軌跡を繰り返し移動するのみであり、情報を報知する必要がないときは非動作であるため、この可動表示装置自体の動作としては単調であり、遊技者は学習により期待感が薄れ、経時的に遊技者の注意を引くことができなくなり、結果として効果的に情報報知とならなくなる場合がある。
【0007】
本発明は上記事実を考慮し、電気的表示装置と、機械的表示装置とを併用し、抽選に関する情報を報知する場合に、機械的表示装置の可動部材の動作バリエーションを拡大し、多彩な演出を可能とすることで、遊技者への視認性の向上、情報伝達確実性を高めることができる遊技機を得ることが目的である。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、遊技盤上に設けられた始動口に遊技球が入賞することで抽選が実行され、当該抽選の結果及び当該抽選に関する情報を、画像データに基づいて画像を表示する電気的表示装置と、所定の移動軌跡に従って動作する複数の可動部材、当該複数の可動部材を独立して動作させるための駆動源を備えた機械的表示装置と、を併用して遊技者に報知する表示装置を備えた遊技機であって、前記機械的表示装置における、一部の可動部材の前記所定の移動軌跡中の所定の範囲内でのみ、他の一部の可動部材の動作状態が目視可能となるように、複数の可動部材を前記遊技盤に対する遊技者の視線方向に重複して配置し、かつ前記一部の可動部材の動作中のみ前記他の一部の可動部材の動作を有効とし、前記一部の可動部材が前記駆動源の駆動力により開閉可能なシャッター形状の前側可動部材であり、前記他の一部の可動部材が前記前側可動部材の裏面側に配設され当該前側可動部材の開放状態でのみ目視可能な領域を移動軌跡の一部として含む後側可動部材である、前記シャッター形状の前側可動部材の開閉動作、並びに当該前側可動部材の開放時での、前記後側可動部材が遊技者の視野の範囲に入るときと、入らないときとの動作パターンが、前記抽選の当りの度合いを表す予告報知である。
【0009】
請求項1記載の発明によれば、機械的に表示装置には、単純に複数の可動部材を設けるのではなく、一部の可動部材が予め定められた移動軌跡に従って移動するときの移動中のある一瞬のみ、他の一部の可動部材の動作状態が目視可能な構造とした。すなわち、複数の可動部材は、遊技者の視線の方向に沿って重複するように配置され、所謂親子の関係となっている。これにより、一部の可動部材の動作したとき、この動作を確認するのみならず、動作中に他の一部の可動部材の動作があったか否か等、1つの動作中で異なるパターンを設定することができ、遊技者の注意を引くことができ、情報の伝達を確実とすることができる。
【0011】
請求項に記載の発明によれば、複数の可動部材が、前側可動部材と後側可動部材とで構成されており、前側可動部材はシャッター形状となっている。従って、シャッターが閉じているときはこの前側可動部材の後ろ側は見ることができないが、シャッターが開くときは前側可動部材の後ろを見ることができる。
【0012】
このシャッターの開放中に、後側可動部材を動作させるか否かによって伝達する情報が異なるようにすれば、遊技者は前側可動部材の開閉動作のみならず、その途中で起こり得る後側可動部材の動作状態を注目して見ることになる。
【0013】
これにより、機械的動作が単調とならず、注目度合いを高めることができるため、情報を確実に伝達することができる。
請求項に記載の発明は、前記請求項に記載の発明において、前記予告報知の信頼度を異なる設定とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
図1及び図2には、本発明の一実施の形態に係るパチンコ機10が示されている。パチンコ機10は外枠12を備え、外枠12の前面には、窓部を有する額縁状の内枠14の一側部(図1の左辺部)が開閉可能に取付けられている。内枠14の窓部には、所定の間隔で互いに平行とされた一対のガラス16をガラスフレーム18に装着したガラス枠20の一側部が開閉可能に取付けられており、このガラス枠20と内枠14は、内枠14の他側部(図1の右辺部)に設けられた施錠装置(シリンダ)22により施錠されるようになっている。
【0015】
ガラス枠20の下方位置には、パチンコ機本体内の賞球払出装置から賞球払出口23を通して払い出された賞球や貸球を貯留して打球発射装置へと誘導する球皿部24を備えた一体皿26が配設されている。
【0016】
一体皿26は、その一側部(図1の左辺部)が内枠14に対して開閉可能に取付けられている。一体皿26の前面には、左側下部に灰皿28が配置され、右側下部には打球発射装置(図示省略)から発射する打球の飛距離を調整するための発射ハンドル30が設けられている。
【0017】
また内枠14の窓部には、遊技盤載置台に載せて交換可能とされた遊技盤32が窓部に対応して設置されている。
【0018】
遊技盤32は、ベニヤ板33の表面に、合成樹脂製の薄肉シート状セル34が貼着されている。また、前記セル34が貼着された盤面32Aには、外バンド36及び内バンド37とレール飾り38、39とによって囲まれた略円形状の遊技領域40が形成されており、セル34の表面で遊技領域40と対応する範囲には、背景画像や各種キャラクター画像等を含む装飾画(図示省略)が印刷されている。
【0019】
遊技領域40には、センタ役物42に設けられたメイン表示装置102、このメイン表示装置102の正面に向かって右下に配設されたサブ表示装置100、並びに大入賞口(変動入賞装置)44等の役物、始動口46や入賞口48、風車50等の遊技部品が取り付けられており、最下位置にアウト口54が配置されている。
【0020】
また遊技盤32の右側端部に配置されたレール飾り38の右下隅には、証紙56を貼り付た証紙台58が取り付けられており、この証紙台58は、左方に配置されたヒンジ板60に支持されて、盤面32Aに対して開閉動するようになっている。また、レール飾り39には、その表面のほぼ前面に亘り、別の証紙59が貼着されている。
【0021】
なお、本実施形態のパチンコ機10は、打球発射装置を遊技盤32の左側下方に配置して遊技球を上方に発射する機種であり、従来機種に比べ、アウト口54の位置を下げることにより遊技領域40が拡大されている。
【0022】
またパチンコ機10の正面には、図2に示すように、ガラス枠20の前面に、賞球表示灯や完了表示灯等の機能を有する複数の表示灯62、63がガラス16を取り囲むように配列されており、左上隅近傍と右側端上部に、遊技の効果音を発生するスピーカー64、66が配置されている。
【0023】
図3に示される如く、本実施の形態のメイン表示装置102は、センタ役物42の中央部に設けられた矩形孔104から表示画面102Aが露出する電気的表示装置としての液晶表示装置で構成されている。メイン表示装置102では、前記始動口46にパチンコ球が入賞することで実行される抽選の結果を報知する。
【0024】
また、このメイン表示装置102の上部には機械的表示装置106(図4及び図5参照)の一部を構成する前側可動部材108が配設されている。
【0025】
前側可動部材108は、遊技機全体のテーマに沿った形状とされ、本実施の形態では、三連のサーチライトをイメージしており、このサーチライトの前面に配設されたシャッター部110が前側可動部材108である。
【0026】
図4及び図5に示される如く、このシャッター部110は、それぞれのサーチライト形状毎に3枚のフラップ112で構成されている。フラップ112の長手方向(横方向)両端部には回転軸114が取り付けられ、隣接するフラップ112の回転軸114と同軸的に突き合わされ、互いに固定されている。これにより、三連のサーチライトにおける横一列にならぶフラップ112は一体回転するようになっている。
【0027】
中央のフラップ112と遊技盤32に向かって右側のフラップ112との間の回転軸には、それぞれアーム116の一端が回転可能に取り付けられている。
【0028】
図6に示される如く、アーム116の他端は、クランクレバー118の先端に形成された切欠部118Aに収容されている。このクランクレバー118は、フラップ112の奥側に斜め上方に傾斜しながら延長されており、その途中(他端部に近い側)で駆動源であるソレノイド120のプランジャ122(図4及び図5参照)にレバー124を介して回転可能に取り付けられている。また、このクランクレバー118の他端部は、回転軸126に軸支されている。
【0029】
ソレノイド120は、非通電状態では、プランジャ122に取り付けられた圧縮コイルばね128の付勢力でプランジャ122を伸び出し状態で保持しており、この状態では、レバー124を下方に押し下げており、このレバー124の押し下げによって、クランクレバー118を介してアーム116を図6の時計方向に回転させ、フラップ112を閉止させている(図4及び図6(A)参照)。
【0030】
一方、ソレノイド120が通電されると、プランジャ122は、圧縮コイルばね128の付勢力に抗して引き込まれ、この引き込み動作によって、レバー124を引き上げる(回転軸126を中心とした回転)。これにより、クランクレバー118を介してアーム116を図6の反時計方向に回転させ、フラップを開放させることができる(図5及び図6(B)参照)。
【0031】
このようなフラップ112の開閉動作により、遊技盤32の正面からは、前側可動部材の内部が見える時期と見えない時期とが存在することになる。
【0032】
なお、このフラップ112の奥側には、図示しないLED等の光源が配設されており、フラップ112の開放時にこのLEDからの光が遊技者へ届くことになる。
【0033】
図4及び図5に示される如く、上記前側可動部材108における、遊技盤32に向かって右側のサーチライト形状の奥側には、この前側可動部材108と共に機械的表示装置106を構成する後側可動部材130が配設されている。
【0034】
この後側可動部材130は、略く字型に屈曲された可動部132と、この可動部132の上端部に連続(一体形成)された回転支持部134と、で構成されている。回転支持部134には、遊技盤32に対して略垂直な軸線となる円筒部134Aが形成されており、回転軸136が挿通されている。このため、回転支持部134は、回転軸136を中心に回転可能とされている。また、回転支持部136の上端部は、ソレノイド138のプランジャ140に軸142を介して取り付けられている。ソレノイド138のプランジャ140は、その軸線が遊技盤32と略平行とされている。
【0035】
ここで、ソレノイド138の非通電状態では、プランジャ140に取り付けられた圧縮コイルばね144の付勢力で、プランジャ140は伸び出し状態となる。この伸び出し状態では、前記回転支持部134を回転軸136を中心に図7の反時計方向へ回転させている。
【0036】
回転支持部134がこの状態で保持されると、可動部132は、遊技盤32に向かって右側のシャッター110のフラップ112と対向しない位置に退避される。
【0037】
すなわち、この状態で、フラップ112が開放しても後側可動部材130の可動部132は見ることができない(図4及び図7(A)に示す退避位置)。
【0038】
ここで、ソレノイド138が通電されると、プランジャ140が圧縮コイルばね142の付勢力に抗して引き込まれ、これにより、回転支持部134は回転軸136を中心に図7の時計方向へ回転する。
【0039】
これにより、可動部132は、遊技盤32に向かって右側のシャッター110のフラップ112と対向する位置に配置され、フラップ112が開放しているときに、遊技者の視野の範囲に入ることになる(図5及び図7(B)に示す露出位置)。
【0040】
なお、可動部132の先端(下端部)は、円形とされ、所定のキャラクタの図柄が表示されている。
【0041】
上記前側可動部材108と後側可動部材130とは、所謂親子の関係を形成しており、前側可動部材108の開放(フラップ112の開放)中のみ、後側可動部材130の可動状態(可動部132の可動状態)を確認することができる。このため、表1に示すような演出パターンを設定することができる。
【0042】
【表1】
Figure 0004287629
【0043】
上記表1における信頼度とは、抽選の結果の当りの度合いを予告報知するものであり、信頼度が高ければ高いほど、現在抽選中の当りの信頼度が高いことを意味する。なお、実際の当りの確率とは異なるものであり、遊技者に対する期待感を得る演出効果として適用されるものである。
【0044】
このため、遊技者は、前側可動部材108のフラップ112の開放状態を確認すると共に、この前側可動部材108のフラップ112の開放中に後側可動部材130の可動部132が出現するか否か(見えるか否か)に注目することになり、フラップ112の開放中の注意を引き込み、前記信頼度等の情報伝達を確実とすることが可能となる。
【0045】
以下に本実施の形態の作用を説明する。
【0046】
(通常の遊技の流れ)
遊技者がハンドル30を把持し、発射のための操作を行なうと、このハンドル操作量(回転量)に応じた強度で、パチンコ球が打ち出される。
【0047】
パチンコ球が打ち出されると、外バンド36及び内バンド37に案内されて盤面32Aの釘や風車50等に当接しながら、予測し得ない移動をしながら落下していく。ここで、入賞口46にパチンコ球が入賞すると、乱数カウンタを用いて所定の確率下で大当り抽選が開始される。この大当り抽選の結果、当り/外れが決定すると、それぞれにおいて、予め準備された図柄変動パターン(図柄変動パターン)を選択(乱数カウンタで選択してもよい)し、メイン表示装置102に図柄変動パターンを表示する。この図柄変動パターンにおいては、リーチを経由した当り、外れリーチ、リーチを経由しない外れ等、様々な演出があり、遊技者は期待感をもって抽選結果を待つことができる。
【0048】
すなわち、当り時の図柄変動制御が終了すると、予め設定したラウンド数(例えば、15ラウンド)の大当たり処理が実行される。この大当たり処理中は、大入賞口44がほとんど開放状態であるため、遊技者によって有利な状態とすることができる。所定ラウンドの大当たり処理が終了すると、通常の遊技に戻る。
【0049】
ここで、本実施の形態では、前記メイン表示装置102による図柄変動パターンの報知に加え、センタ役物42に装備した機械的表示装置106による演出を同時に行っている。
【0050】
この機械的表示装置106では、前記抽選の結果を報知する図柄変動パターンにおける当りの信頼度を報知するようになっており、遊技者のこの機械的表示装置106による報知情報(表示状態)に注目することで、遊技の趣向性を向上することができる。
【0051】
ところで、従来は、このような機械的表示装置における報知では、可動部材が単純に予め定められた動作を実行するか否か(例えば、往復移動や回転移動)による、所謂1パターンの情報報知でしかなかった。また、報知パターンを増やすためには、複数の可動部材を併設することで対応するしかなく、限られた遊技盤スペースを有効利用することができなかった。
【0052】
これに対して本実施の形態では、2つの可動部材(前側可動部材108及び後側可動部材130)を遊技盤32の奥行き方向に重複させて配設したため、機械的表示装置106の占有面積を変えることなく、演出(報知)パターンを増加することができる。
【0053】
前側可動部材108は、サーチライトのシャッター110形状であり、シャッター110を構成するフラップ112を開閉する動作を行う。
【0054】
フラップ112を閉止させる場合には、ソレノイド120を非通電時とする。これにより、プランジャ122は、圧縮コイルばね128の付勢力で伸び出し状態となる。この状態では、レバー124が押し下げられ、クランクレバー118を介してアーム116が図6の時計方向に回転され、フラップ112を閉止状態とすることができる(図4及び図6(A)の状態)。
【0055】
一方、フラップ112を開放させる場合には、ソレノイド120を通電する。これにより、プランジャ122は、圧縮コイルばね128の付勢力に抗して引き込まれる。この状態では、レバー124が上方に押し上げられ、クランクレバー118を介してアーム116が図6の反時計方向に回転され、フラップ112を開放状態とすることができる(図5及び図6(B)参照)。
【0056】
このフラップ112の閉止状態では、後側の可動部材130の動作状態は確認できないが、フラップ112の開放状態(実際には、完全閉止状態以外の開放途中、閉止途中も含む)では、後側可動部材130を動作させるか否かによって信頼度の度合いに違いを持たせている。
【0057】
後側可動部材130(可動部132)は、露出位置及び退避位置をとり得る。具体的には、ソレノイド138を非通電とすると、プランジャ140に取り付けられた圧縮コイルばね142の付勢力で、プランジャ140は伸び出し状態となり、回転支持部134を回転軸136を中心に図7の反時計方向へ回転させる。
【0058】
回転支持部134がこの状態で保持されると、可動部132は、遊技盤32に向かって右側のシャッター110と対向しない位置に退避され(退避位置)、この状態では、フラップ112が開放しても後側可動部材130の可動部132は見ることができない。
【0059】
一方、ソレノイド138を通電すると、プランジャ140が圧縮コイルばね142の付勢力に抗して引き込み状態となり、回転支持部134は回転軸136を中心に図7の時計方向へ回転させる。
【0060】
これにより、可動部132は、遊技盤32に向かって右側のシャッター110と対向する位置に配置され、フラップ112が開放しているときに、遊技者の視野の範囲に入る(露出位置)。
【0061】
このような前側可動部材108と後側可動部材130の動作を組み合わせることで、表1に示す3パターンの状態を形成することができる。すなわち、フラップ112の閉の場合は信頼度は「低」、フラップ112の開かつ可動部132の退避の場合は信頼度が「中」、フラップ112の開かつ可動部132の露出の場合は信頼度が「高」となる。
【0062】
以上説明したように、遊技盤32上の限られたスペースを有効利用するべく、遊技盤32の奥行き方向に、機械的稼動部材106として2つの可動部材(前側可動部材108及び後側可動部材130)を配設し、互いに親子の関係とすることで、前側可動部材108の動作中(フラップ112の開放中)のみ、後側可動部材130の動作(可動部132の露出/退避動作)が有効となるという、従来には見られない、複数の機械的動作をする可動部材の関連付けが可能となる。
【0063】
また、単純に複数の可動部材の組み合わせでは、視線が異なることが多く、遊技者からすれば、情報の確認の確実性が乏しかったが、本実施の形態では、視線がほぼ同一方向で、2つの可動部材の動作状態を確認することができるため、情報の伝達確実性を向上することができる。
【0064】
なお、本実施の形態では、2つの可動部材(前側可動部材108と後側可動部材130)としたが、3個以上の可動部材を遊技盤32の奥行き方向に重ねて配設してもよい。
【0065】
【発明の効果】
以上説明した如く本発明では、電気的表示装置と、機械的表示装置とを併用し、抽選に関する情報を報知する場合に、機械的表示装置の可動部材の動作バリエーションを拡大し、多彩な演出を可能とすることで、遊技者への視認性の向上、情報伝達確実性を高めることができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係るパチンコ機の斜視図である。
【図2】本実施の形態に係るパチンコ機の正面図である。
【図3】センタ役物の正面図である。
【図4】機械的可動部材の斜視図(前側可動部材が閉状態、後側可動部材が退避状態)である。
【図5】機械的稼動部材の斜視図(前側可動部材が開状態、後側可動部材が露出状態)である。
【図6】前側可動部材の側面図であり、(A)は閉止状態、(B)は開放状態を示す。
【図7】後前側可動部材の側面図であり、(A)は退避状態、(B)は露出状態を示す。
【符号の説明】
10 パチンコ機
32 遊技盤
42 センタ役物
102 メイン表示装置
106 機械的表示装置
108 前側可動部材
110 シャッター部
112 フラップ
120 ソレノイド
130 後側可動部材
132 可動部
134 回転支持部
138 ソレノイド

Claims (2)

  1. 遊技盤上に設けられた始動口に遊技球が入賞することで抽選が実行され、当該抽選の結果及び当該抽選に関する情報を、画像データに基づいて画像を表示する電気的表示装置と、所定の移動軌跡に従って動作する複数の可動部材、当該複数の可動部材を独立して動作させるための駆動源を備えた機械的表示装置と、を併用して遊技者に報知する表示装置を備えた遊技機であって、
    前記機械的表示装置における、一部の可動部材の前記所定の移動軌跡中の所定の範囲内でのみ、他の一部の可動部材の動作状態が目視可能となるように、複数の可動部材を前記遊技盤に対する遊技者の視線方向に重複して配置し、かつ前記一部の可動部材の動作中のみ前記他の一部の可動部材の動作を有効とし
    前記一部の可動部材が前記駆動源の駆動力により開閉可能なシャッター形状の前側可動部材であり、前記他の一部の可動部材が前記前側可動部材の裏面側に配設され当該前側可動部材の開放状態でのみ目視可能な領域を移動軌跡の一部として含む後側可動部材である、
    前記シャッター形状の前側可動部材の開閉動作、並びに当該前側可動部材の開放時での、前記後側可動部材が遊技者の視野の範囲に入るときと、入らないときとの動作パターンが、前記抽選の当りの度合いを表す予告報知である遊技機。
  2. 前記予告報知の信頼度を異なる設定とする請求項1記載の遊技機。
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