JP5707045B2 - 遊技機用役物 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技球を用いて遊技を行うパチンコ機やメダルを用いて遊技を行うスロットマシンなどの遊技機に用いる役物に関する。
パチンコ機やスロットマシンに代表される遊技機には、遊技者に遊技結果を示唆する目的、その他の遊技に係る演出として用いる目的で可動役物が設けられることが多い。可動役物は、遊技が開始されたとき、遊技の途中などに可動する。そして、可動役物が可動する様子を見て、遊技者は、大当たりの可能性が高いのではないかと一喜一憂しながら遊技を楽しむのである。この可動役物の一例として、特許文献1に示すような技術が開示されている。
即ち、特許文献1に記載の可動役物は、パチンコ機に適用されるものであって、サーチライトをイメージした構成となっている。具体的には、3枚のフラップ(シャッター小片)で構成されたシャッター部材がサーチライト毎に前面に配設されており、3枚のフラップが一斉に開くとLEDの光が遊技者に届き、フラップが閉じるとLEDの光が遮断されるような構成となっている。この従来技術によれば、フラップの開閉動作により大当たりの可能性を示唆できるので、従来にはない面白い演出を行うことができる。
また、特許文献2に記載の可動役物も、特許文献1と同様なシャッター板(シャッター小片)が開閉する構造となっている。具体的には、3枚のシャッター板が箱形状の第2装飾部材(ケーシング)の内部に回動可能に取り付けられており、シャッター板の後方にはLEDが設けられた構成となっている。
特開2004−81525号公報(段落0025〜0032、図4、図5等) 特開2008−206533号公報(段落0013、0014、図3等)
しかしながら、特許文献1に記載の可動役物では、フラップが非光透過性の部材により形成されているため、フラップが閉じた状態においては背後に位置するLEDの光によって大当たりの可能性を示唆する演出を行うことができず、フラップとLEDとを用いた演出のバリエーションが乏しいという欠点が存在する。
また、特許文献2に記載の可動役物においても、シャッター板が閉じた状態においては背後に位置するLEDの光によって大当たりの可能性を示唆する演出を行うことができず、シャッター板とLEDとを用いた演出のバリエーションが乏しいという前記特許文献1と同様の欠点を有する。
本発明は、上記した実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、発光体の前方でシャッター小片が開閉する構造の可動役物において、シャッター小片が閉じた状態、或いは、シャッター小片が開放した状態の双方の状態においてLED等の発光体を用いた演出にバリエーションを付与することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、円筒状のケーシングと、当該ケーシングの円形状の開口部に配置され、当該開口部を開閉するシャッター部材と、前記ケーシングの内部であって前記シャッター部材の裏側に配置される発光体と、前記発光体よりも裏側に配置され、前記シャッター部材を開閉駆動する駆動装置とを備える遊技機用役物であって、前記シャッター部材は、前記円形状の開口部に合致する光透過性のある複数の短冊状部材と、これら各短冊状部材各々にその長手方向に沿って一体的に取り付けられ、前記ケーシングに軸支される軸部を有して構成され、前記円形状の開口部の中心線を対称軸として線対称となるように配置された複数のシャッター小片を備えて構成され、前記短冊状部材の表面に画像が記載され、前記複数の短冊状部材のうち、前記中心線から最も離れる一対の短冊状部材がそれぞれ、前記中心線に向く直線状の辺と、当該辺の両端を結び、前記円形状の開口部に沿う円弧とにより形成され、前記軸部が前記直線状の辺の両端部近傍の位置から延出し、前記複数の短冊状部材のうち、前記一対の短冊状部材よりも前記中心線側に位置する一対の短冊状部材がそれぞれ、前記中心線に向く直線状の辺と、当該直線状の辺よりも短く形成され、前記中心線から離れる方向に向く直線状の辺と、前記中心線に向く直線状の辺、及び前記中心線から離れる方向に向く直線状の辺の両端同士を結び、前記円形状の開口部に沿う円弧とにより形成され、前記軸部が前記中心線に向く直線状の辺の両端部近傍の位置から延出することを特徴としている。
また、前記画像が前記短冊状部材に分割して記載され、前記シャッター部材が前記開口部を閉鎖した状態において、前記短冊状部材に記載された画像が単一の画像を形成することも特徴としている。
本発明によれば、シャッター部材が光透過性のある短冊状部材を備え、当該短冊状部材の表面に画像が記載されたことにより、シャッター部材が閉じた状態、かつ、シャッター部材の裏側に配置される発光体が非発光状態では短冊状部材の表面に記載された画像を遊技者に視認させることができ、シャッター部材が閉じた状態、かつ、発光体が発光した状態では、短冊状部材の表面に記載された画像を発光体により照らし出すことにより、あたかも表面に記載された画像を浮かび上がらせるように視認させることができ、シャッター部材が開放した状態、かつ、発光体が発光した状態では短冊状部材の表面に記載された画像を視認困難とし、シャッター部材の裏側に配置される発光体それ自体及び発光体から照射される光をシャッター部材を介さずに直接視認させることができる。
また、画像が短冊状部材に分割して記載され、シャッター部材が前記開口部を閉鎖した状態において、前記短冊状部材に記載された画像が単一の画像を形成する構成とすれば、シャッター部材の開閉動作と連動して遊技者に対して画像を見せるか否かを切り替えることが可能となり、遊技に変化を付与することが可能となる。
本発明によれば、シャッター部材と発光体とによって行われる演出のバリエーションを数多くすることが可能となる。
本発明の実施の形態例に係る遊技機用役物が搭載されるパチンコ機の外観斜視図である。 図1に示すパチンコ機のガラス扉を開放し、遊技盤を外した状態の外観斜視図である。 図1に示すパチンコ機の遊技盤の正面図である。 図1に示すパチンコ機の背面図である。 図1に示すパチンコ機の電気的構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態例に係る遊技機用役物の外観斜視図であって、シャッター部材が閉じた状態であることを示す図である。 図6に示す遊技機用役物の正面図である。 図6に示す遊技機用役物の平面図である。 図6に示す遊技機用役物の右側面図である。 図7に示す遊技機用役物のX−X断面図である。 図7に示す遊技機用役物のY−Y断面図である。 図10に示す遊技機用役物のZ部分を拡大した部分拡大図である。 図6に示す遊技機用役物のうちケーシングを取り外した状態の外観斜視図である。 図13に示す遊技機用役物の正面図である。 図13に示す遊技機用役物の平面図である。 図13に示す遊技機用役物の右側面図である。 本発明の実施の形態例に係る遊技機用役物の外観斜視図であって、シャッター部材が開いた状態であることを示す図である。 図17に示す遊技機用役物の正面図である。 図17に示す遊技機用役物の平面図である。 図17に示す遊技機用役物の右側面図である。 図18に示す遊技機用役物のX’−X’断面図である。 図18に示す遊技機用役物のY’−Y’断面図である。 図17に示す遊技機用役物のうちケーシングを取り外した状態の外観斜視図である。 図23に示す遊技機用役物の正面図である。 図23に示す遊技機用役物の平面図である。 図23に示す遊技機用役物の右側面図である。
以下、発明の実施の形態例について図面を参照して説明する。まず最初に、本発明の実施の形態例に係る可動役物(遊技機用役物)SYが搭載されるパチンコ機Pについて説明すると、図1および図2に示すように、パチンコ機Pは、遊技場の島設備に設置される縦長方形状の機枠1と、機枠1に扉状に開閉自在に取り付けられた前面枠2と、前面枠2の内側に収容された遊技盤3と、前面枠2の前面に扉状に開閉自在に取り付けられ、中央に大きく開口部8が形成されたガラス扉4と、このガラス扉4の開口部8に取り付けられた透明なガラス板10と、前面枠2の下側に開閉自在に配設され、遊技球を収容する受皿5を有する前面ボード6と、前面枠2の下部に設けられた発射装置(図示せず)と、前面ボード6に取り付けられたハンドル7等を具備している。さらに、ガラス扉4の上部にはスピーカ20が左右に1個ずつ取り付けられており、遊技に関する様々な効果音を発している。
また、図4に示すように、このパチンコ機Pは、背面側に、主制御処理部11と、副制御処理部を構成する演出制御処理部12a、特別図柄表示制御部12b、ランプ制御処理部12c、および普通図柄表示制御部12fと、払出制御処理部12eと、発射制御処理部13と、賞球払出装置14等を備えている。
次に、遊技盤3は、図3に示すように、その盤面(前面)に遊技領域31を有しており、前面枠2に遊技盤3が装着された後には、ガラス板10から遊技領域31が観察できるようになっている。遊技領域31は、遊技球を滑走させるガイドレール32と遊技球規制レール33によって略円形状となるように区画形成されており、発射装置9によって打ち出された遊技球はこの遊技領域31内を流下する。また、遊技領域31内には、本発明の実施の形態例に係る複数の可動役物SYが設けられるほか、演出表示装置34、スルーチャッカ21、電動チューリップ49、ステージ36、始動入賞口37、一般入賞口38、アウト口39、複数の遊技釘、風車、アタッカー装置41等の各種部品が設けられている。
遊技盤3に取り付けられたこれらの各種部品について簡単に説明を加えると、まず、演出表示装置34は、始動入賞口37に遊技球が入賞することを契機に行われた特別図柄に係る電子抽選の結果に基づいて所定の演出態様を表示(演出用の図柄を変動表示)するものであって、液晶表示器が用いられている。また、可動役物SYは、詳しくは後述するが、演出表示装置34の右側部に3個設けられ、演出表示装置34と連動して可動する装置である。スルーチャッカ21は、遊技球が通過可能なゲート構造を成しており、その内部には遊技球が通過したことを検知する磁気センサタイプのスルーチャッカ検知センサ46
(図5参照)が内蔵されている。このスルーチャッカ21を遊技球が通過したことを契機に普通図柄に係る電子抽選が行われ、当選すると電動チューリップ49が一定時間開放することとなる。その電動チューリップ49は、始動入賞口37の入口に設けられ、遊技盤3の面に直交する軸を中心に回動する一対の羽根部材を備えており、ソレノイドに通電がなされると一対の羽根部材が互いに離れる方向に回動して、始動入賞口37の入口を拡大するようになっている。
また、ステージ36は、演出表示装置34の下方に配置されており、遊技球が転動しながら一時的に滞在する構造物である。このステージ36の中央には溝が形成されており、この溝の真下の位置には始動入賞口37が配されている。そのため、溝から落下した遊技球は、高い確率で始動入賞口37へと導かれる。アタッカー装置41は、始動入賞口37に遊技球が入賞することを契機に行われる特別図柄に係る電子抽選の結果、大当たりとなって大当たり遊技に移行した場合に所定回数開放される装置である。このアタッカー装置41が開放すると、大入賞口42が露呈し、そこに遊技球が入賞することで多くの賞球が獲得できるようになっている。また、一般入賞口38に遊技球が入賞すると、所定個数の遊技球が賞球として遊技者に払い出される。そして、始動入賞口37や一般入賞口38に入らなかった遊技球は、アウト口39から回収される。なお、始動入賞口37、一般入賞口38、大入賞口42の内部にはそれぞれ遊技球の通過を検知するためのセンサ43、44、45(図5参照)が設けられている。
次に、前面ボード6には遊技球を収容するとともに、外部に排出可能な受皿5が取り付けられている。この受皿5は、遊技者が投入した遊技球を収容するだけでなく、賞球払出装置14から賞球として払い出された遊技球も収容可能となっている。また、遊技球を遊技領域31に向けて発射するための発射装置9が前面枠2の下部に取り付けられており、受皿5に収容されている遊技球がこの発射装置9に1個ずつ供給される。そして、前面ボード6の右下に取り付けられたハンドル7を回動させると、その回動量に応じた発射強度で発射装置9が遊技球を遊技領域31へと発射することができるようになっている。また、図1に示すように、受皿5の側部には、遊技者が押下操作するタッチボタン60が設けられている。
主制御処理部11は、遊技盤3の裏面に支持部材等を介して設けられている。この主制御装置11は、CPU(Central Processing Unit)と、予め定められた制御プログラムを格納するROM(Read Only Memory)と、生成された処理情報の一時記憶及び記憶した情報の削除を行うRAM(Random Access Memory)等とにより構成されている。このCPUがROMに格納された各種プログラムやデータを読み込んで実行することにより、遊技に関する主要な処理が行われる。
具体的には、始動入賞口37に遊技球が入賞したことを契機に特別図柄に係る電子抽選を行う特別図柄抽選部110と、この特別図柄抽選部110が判定した抽選結果に応じて特別図柄を決定する特別図柄決定部120と、変動パターンコマンドを決定するための変動パターンコマンド決定部140と、特別図柄抽選部による抽選結果の判定が大当たりとなった場合にアタッカー装置41(のソレノイド)を作動させて大当たり遊技に移行する大当たり遊技制御部160と、スルーチャッカ21を遊技球が通過したことを契機に普通図柄に係る電子抽選を行う普通図柄抽選部170と、電動チューリップ49の作動を制御する電動チューリップ作動制御部180と、を備えて主制御処理部11は構成されている。
続いて、主制御処理部11からの指令(コマンド)を受けて各種装置を制御する副制御処理部について簡単に説明すると、副制御処理部を構成する演出制御処理部12a、特別図柄表示制御部12b、ランプ制御処理部12c、および普通図柄表示制御部12fは、遊技盤3の裏面に支持部材等を介して設けられており、主制御処理部11が生成した処理情報に従って、演出表示装置34やスピーカ、その他の演出装置(LED装置など)などの制御を行っている。なお、払出制御処理部12e、および発射制御処理部13は前面枠2の裏面下部に設けられている。
演出制御処理部12aは、主制御処理部11からのコマンドを受けて、演出表示装置34に表示する画像を決定したり、決定した画像を所定のタイミングで表示したりといった制御を行っている。加えて、この演出制御処理部12aは、所定のタイミングで複数の可動役物SYを個別に又は同時に可動させるよう動作の制御も行っている。また、特別図柄表示制御部12bは、主制御処理部11の特別図柄決定部120が決定した特別図柄のコマンドと、変動パターンコマンド決定部140が決定した変動パターンコマンドに基づいて特別図柄の表示を制御している。普通図柄表示制御部12fは、普通図柄抽選部170による普通図柄に係る抽選結果のコマンドを受け、そのコマンドに基づいて普通図柄の表示の制御を行っている。
また、ランプ制御処理部12cは、主制御処理部11からコマンドを受けて各種ランプや電飾の点灯制御を行うものである。
払出制御処理部12eは、CRユニットからの信号を受けて遊技球を遊技者に貸し出すように賞球払出装置14を制御する他、始動入賞口37などに遊技球が入賞した場合に所定個数の賞球を遊技者に対して払い出すように賞球払出装置14を制御している。発射制御処理部13は、ハンドル7の回動量に応じて、発射装置9に対する作動の制御を行う装置である。より具体的に言うと、発射装置9に対して通電させたり、通電を停止したり、あるいは、通電電流を変化させるといった制御処理を行う。なお、この発射制御処理部13は、払出制御処理部12eと接続されており、CRユニットが接続されていない場合に発射停止信号が受信されるようになっている。
続いて、本発明の実施の形態例に係る可動役物(遊技機用役物)SYについて、図6〜図26を参照しながら詳細に説明していくことにする。可動役物SYは、遊技盤3の上下方向に沿って複数(本例では3つ)配置される部品である。図6〜図11に示すように、可動役物SYは、ケーシング50と、このケーシング50の開口部51の内部に取り付けられ、開口部51を開閉するシャッター部材60と、ケーシング50の内部であって、シャッター部材60の裏面側に配置された発光体90と、この発光体90の裏面側に配置され、シャッター部材60を開閉駆動するソレノイド(駆動装置)80と、シャッター部材60とソレノイド80とを連結するリンク機構70とを備えて構成されている。
ケーシング50は、円筒形状を成し、その円形断面の開口部51を正面側に向けた状態で(遊技者を向くようにして)遊技盤3に取り付けられている。なお、遊技盤3への取り付けは、ケーシング50の後端側の上部に2か所と下部に2か所の合計4か所に設けられた取付座52a〜52d(図7参照)にネジ止めすることにより行われる。
シャッター部材60は、図13および図14に主に示すように、6個のシャッター小片65a〜65fを備えている。シャッター小片65a〜65fは、開口部51に上下方向に一列に整列して並べられており、これらのシャッター小片65a〜65fが回動することにより、開口部51の内部が遮蔽されたり露呈されたりするようになっている。
また、シャッター小片65a〜65fは、光透過性を有する例えば透明又は半透明のアクリル板等の樹脂製部材である後述の短冊状部材61a〜61fと、軸部62a〜62fとから構成され、各短冊状部材61a〜61fの表面(前側面又は後側面)には、シャッター小片65a〜65fが閉じた状態であるときに単一の画像を呈するように、単一の画像が分割された状態の分割画像が例えば白色及び黒色の着色材により記載される。
ここで「画像」とは、本例に示すように例えば特定のキャラクターの顔や、背景、その他の形象をいう。また、「単一の画像」とはキャラクターの顔や、背景、その他の形象を含め、各シャッター小片65a〜65fが閉じた状態において遊技者から視認可能なシャッター部材60全体に現れる像をいうものとする。以下、複数存在する可動役物SYのうちの1つを例として各シャッター小片65a〜65fについて詳細に説明する。
シャッター小片65aは、開口部51に合致する(開口部51と略同一径の大きさの)円盤状部材を水平方向に6個に分割した形状の短冊状部材61a〜61fのうちの1つの短冊状部材61aと、この短冊状部材61aのうち分割により形成された辺の略延長線上に軸部62aが一体的に取り付けられて構成されている。より詳細に言えば、短冊状部材61aは、分割により形成された直線状の辺と、この辺の両端を結ぶ円弧で形成された半月板の如き形状を成しており、軸部62aは、短冊状部材61aの直線状の辺の両端部近傍の位置から互いに水平(直線状の辺の略延長線上の方向)かつ外方に向かって延びてい
る。
また、短冊状部材61aは、単一の画像(キャラクターの顔)のうち、頭頂部、及び、頭頂部周囲の背景に相当する部分が黒色で着色され、頭部の輪郭を強調するためのラインが白色で着色されている。
そして、このシャッター小片65aは、上記した辺が下側を向くようにしてケーシング50の開口部51の内部に配置され、この状態で軸部62aの両端部がケーシング50に軸支される。よって、軸部62a回りに短冊状部材61aを回動しても、短冊状部材61aがケーシング50の内壁と干渉することはないのである。なお、軸部62aの一方の端部(図14では右側の端部)には、クランク状に曲げられたクランクアーム63aが設けられており、このクランクアーム63aの端部を回転させると、この回転に伴ってシャッター小片65aが回動するようになっている。
シャッター小片65bは、開口部51に合致する(開口部51と略同一径の大きさの)円盤状部材を水平方向に6個に分割した形状の短冊状部材61a〜61fのうちの1つの短冊状部材61bと、この短冊状部材61bのうち分割により形成された辺の略延長線上に軸部62bが一体的に取り付けられて構成されている。より詳細に言えば、短冊状部材61bは、分割により形成された直線状の2つの辺と、これら2つの辺の両端同士を結ぶ2つの円弧で形成された略台形の如き形状を成しており、軸部62bは、短冊状部材61bの直線状の2つの辺のうち長い辺の両端部近傍の位置から互いに水平(長い方の辺の略
延長線上の方向)かつ外方に向かって延びている。
また、短冊状部材61bは、単一の画像のうち、前記短冊状部材61aに記載された頭頂部から連なる前頭部,側頭部に相当する部分、及び、周囲の背景に相当する部分が黒色で着色され、前記短冊状部材61aから連なる頭部の輪郭を強調するためのライン、前頭部より下方の額に相当する部分、及び、キャラクターが所持する拳銃におけるサイト(標準)を含めた先端に相当する部分が白色で着色されている。
そして、このシャッター小片65bは、上記した2つの辺のうち長い辺が下側を向くようにしてケーシング50の開口部51の内部に配置され、この状態で軸部62bの両端部がケーシング50に軸支される。よって、軸部62b回りに短冊状部材61bを回動しても、短冊状部材61bの両角部がケーシング50の内壁と干渉することはないのである。
なお、軸部62bの一方の端部(図14では右側の端部)には、クランク状に曲げられたクランクアーム63bが設けられており、このクランクアーム63bの端部を回転させると、この回転に伴ってシャッター小片65bが回動するようになっている。
シャッター小片65cは、開口部51に合致する(開口部51と略同一径の大きさの)円盤状部材を水平方向に6個に分割した形状の短冊状部材61a〜61fのうちの1つの短冊状部材61cと、この短冊状部材61cのうち分割により形成された辺の略延長線上に軸部62cが一体的に取り付けられて構成されている。より詳細に言えば、短冊状部材61cは、分割により形成された直線状の2つの辺と、これら2つの辺の両端同士を結ぶ2つの円弧で形成された略台形の如き形状を成しており、軸部62cは、短冊状部材61cの直線状の2つの辺のうち長い辺の両端部近傍の位置から互いに水平(長い方の辺の略
延長線上の方向)かつ外方に向かって延びている。
また、短冊状部材61cは、単一の画像のうち、前記短冊状部材61bに記載された側頭部から連なるモミアゲ、目や鼻の輪郭、及び、周囲の背景に相当する部分が黒色で着色され、前記短冊状部材61bに記載された額から連なる顔,耳、及び、短冊状部材61bに記載された拳銃の先端部から連なる銃身に相当する部分が白色で着色されている。
そして、このシャッター小片65cは、上記した2つの辺のうち長い辺が下側を向くようにしてケーシング50の開口部51の内部に配置され、この状態で軸部62cの両端部がケーシング50に軸支される。よって、軸部62c回りに短冊状部材61cを回動しても、短冊状部材61cの両角部がケーシング50の内壁と干渉することはないのである。
なお、軸部62cの一方の端部(図14では右側の端部)には、クランク状に曲げられたクランクアーム63cが設けられており、このクランクアーム63cの端部を回転させると、この回転に伴ってシャッター小片65cが回動するようになっている。
シャッター小片65dは、開口部51に合致する(開口部51と略同一径の大きさの)円盤状部材を水平方向に6個に分割した形状の短冊状部材61a〜61fのうちの1つの短冊状部材61dと、この短冊状部材61dのうち分割により形成された辺の略延長線上に軸部62dが一体的に取り付けられて構成されている。より詳細に言えば、短冊状部材61dは、分割により形成された直線状の2つの辺と、これら2つの辺の両端同士を結ぶ2つの円弧で形成された略台形の如き形状を成しており、軸部62dは、短冊状部材61dの直線状の2つの辺のうち長い辺の両端部近傍の位置から互いに水平(長い方の辺の略
延長線上の方向)かつ外方に向かって延びている。
また、短冊状部材61dは、単一の画像のうち、口の輪郭、及び、周囲の背景に相当する部分が黒色で着色され、短冊状部材61cに記載された顔から連なる顎,襟元、拳銃の銃身に連なるトリガーを含めた銃身、及び拳銃を把持する指に相当する部分が白色で着色されている。
そして、このシャッター小片65dは、上記した2つの辺のうち長い辺が上側を向くようにしてケーシング50の開口部51の内部に配置され、この状態で軸部62dの両端部がケーシング50に軸支される。よって、軸部62d回りに短冊状部材61dを回動しても、短冊状部材61dの両角部がケーシング50の内壁と干渉することはないのである。
なお、軸部62dの一方の端部(図14では右側の端部)には、クランク状に曲げられたクランクアーム63dが設けられており、このクランクアーム63dの端部を回転させると、この回転に伴ってシャッター小片65dが回動するようになっている。
シャッター小片61eは、開口部51に合致する(開口部51と略同一径の大きさの)円盤状部材を水平方向に6個に分割した形状の短冊状部材61a〜61fのうちの1つの短冊状部材61eと、この短冊状部材61eのうち分割により形成された辺の略延長線上に軸部62eが一体的に取り付けられて構成されている。より詳細に言えば、短冊状部材61eは、分割により形成された直線状の2つの辺と、これら2つの辺の両端同士を結ぶ2つの円弧で形成された略台形の如き形状を成しており、軸部62eは、短冊状部材61eの直線状の2つの辺のうち長い辺の両端部近傍の位置から互いに水平(長い方の辺の略
延長線上の方向)かつ外方に向かって延びている。
また、短冊状部材61eは、単一の画像のうち、周囲の背景に相当する部分が黒色で着色され、前記短冊状部材61dに記載された襟元、トリガーを含めた銃身から連なるグリップ、及び、拳銃を把持する指に連なる掌に相当する部分が白色で着色されている。
そして、このシャッター小片65eは、上記した2つの辺のうち長い辺が上側を向くようにしてケーシング50の開口部51の内部に配置され、この状態で軸部62eの両端部がケーシング50に軸支される。よって、軸部62e回りに短冊状部材61eを回動しても、短冊状部材61eの両角部がケーシング50の内壁と干渉することはないのである。
なお、軸部62eの一方の端部(図14では右側の端部)には、クランク状に曲げられたクランクアーム63eが設けられており、このクランクアーム63eの端部を回転させると、この回転に伴ってシャッター小片65eが回動するようになっている。
シャッター小片65fは、開口部51に合致する(開口部51と略同一径の大きさの)円盤状部材を水平方向に6個に分割した形状の短冊状部材61a〜61fのうちの1つの短冊状部材61fと、この短冊状部材61fのうち分割により形成された辺の略延長線上に軸部62fが一体的に取り付けられて構成されている。より詳細に言えば、短冊状部材61fは、分割により形成された直線状の辺と、この辺の両端を結ぶ円弧で形成された半月板の如き形状を成しており、軸部62fは、短冊状部材61fの直線状の辺の両端部近傍の位置から互いに水平(直線状の辺の略延長線上の方向)かつ外方に向かって延びてい
る。
また、短冊状部材61fは、単一の画像のうち、周囲の背景に相当する部分が黒色で着色され、前記シャッター小片65eに記載された掌に連なる掌の下部、及び、掌の下部よりも下方に位置する袖口に相当する部分が白色で着色されている。
そして、このシャッター小片65fは、上記した辺が上側を向くようにしてケーシング50の開口部51の内部に配置され、この状態で軸部62fの両端部がケーシング50に軸支される。よって、軸部62f回りに短冊状部材61fを回動しても、短冊状部材61fがケーシング50の内壁と干渉することはないのである。なお、軸部62fの一方の端部(図14では右側の端部)には、クランク状に曲げられたクランクアーム63fが設けられており、このクランクアーム63fの端部を回転させると、この回転に伴ってシャッター小片65fが回動するようになっている。
ここで、シャッター小片65aとシャッター小片65fとは、同一形状をなす一対のシャッター小片であり、シャッター小片65bとシャッター小片65eとは、同一形状をなす一対のシャッター小片であり、シャッター小片65cとシャッター小片65dとは、同一形状をなす一対のシャッター小片である。即ち、シャッター部材60は、一対のシャッター小片を3組備えて構成されており、それぞれの対のうちの一方であるシャッター小片65a、シャッター小片65b、およびシャッター小片65cにより第1シャッター小片の群が構成され、それぞれの対のうちの他方であるシャッター小片65d、シャッター小片65e、およびシャッター小片65fにより第2シャッター小片の群が構成されている。これら第1シャッター小片の群と第2シャッター小片の群は、それぞれのシャッター小片の軸部が水平線に沿って互いに平行に並べられると共に、開口部51の中心点を通る水平線(中心線)を対称軸として線対称となるように配置されている。
また、図10、図12および図14に主に示すように、シャッター小片65a〜65fが閉じている状態において、短冊状部材61aの直線状の辺と、短冊状部材61bの2つの辺のうち短い方の辺とは、前後方向に重なり合っており、短冊状部材61aの表面のうち直線状の辺の縁辺部には、コーナーエッジを辺に沿って切り落としたテーパ状の傾斜66aが形成されている。一方、短冊状部材61bの裏面のうち短い辺(上側の辺)の縁辺部にも、同様にコーナーエッジを辺に沿って切り落としたテーパ状の傾斜66b−1が形成されている。この傾斜66aと傾斜66b−1とが重なり合うことで、シャッター小片
65aとシャッター小片65bとが隙間なくぴったりと接触するため、後述する発光体90の光が隙間から外部に漏れることが防止されるのである。
同様にして、シャッター小片65bの短冊状部材61bの表面のうち長い辺(下側の辺)の縁辺部にもテーパ状の傾斜66b−2が設けられ、シャッター小片65cの短冊状部材61cの裏面のうち短い辺(上側の辺)の縁辺部にもテーパ状の傾斜66cが設けられており、この傾斜66b−2と傾斜66c−1とが重なり合うことにより、シャッター小片65bとシャッター小片65cとが隙間なく接触するようになっている。同じように、シャッター小片65dの短冊状部材61dの裏面のうち短い辺(下側の辺)の縁辺部にもテーパ状の傾斜66dが設けられ、シャッター小片65eの短冊状部材61eの表面のう
ち長いい辺(上側の辺)の縁辺部にもテーパ状の傾斜66e−2が設けられており、シャッター小片65eの短冊状部材61eの裏面のうち短い辺(下側の辺)の縁辺部にもテーパ状の傾斜66e−1が設けられ、シャッター小片65fの短冊状部材61fの表面のうち直線上の辺(上側の辺)の縁辺部にもテーパ状の傾斜66fが設けられている。そして、隣り合う短冊状部材の傾斜同士が隙間なく接触することにより、発光体90からの光が隙間から漏えいすることを防止している。
その一方で、各短冊状部材61a〜61fには、黒色及び白色の着色剤によって、分割された画像が記載されていることから、各シャッター小片65a〜65fが閉じられた状態において後述の発光体90が発光すると、後方から照射される光によって、単一の画像における白色で着色された部分があたかも浮かび上がるように強調して照らし出されるため、大当たりの可能性を示唆する演出としてのバリエーションを効果的に付与することが可能となる。
具体的な演出としては、例えば発光体90を連続的に点滅させることにより、光に照らし出されていない状態の画像、及び、光に照らし出された状態の画像を遊技者に対して交互に見せるような演出や、短冊状部材61a〜61cの裏側に位置する発光体90のみを発光させることにより単一の画像の上半部のみを強調して浮かび上がらせるような演出が可能である。
即ち、各短冊状部材61a〜61fを光透過性のある部材から構成し、かつ、各短冊状部材61a〜61fに対して白色、及び、黒色の着色剤で画像を記載したことにより、各シャッター小片65a〜65fが閉じた状態であっても、シャッター部材60と発光体90とにより遊技者に対して多様な演出のバリエーションを提供することができる。
なお、本例においては画像を黒色及び白色で記載したが、色彩のコントラストを表現し得る色であればその色、或いは、色彩の数は問わない。また、本例においては、全ての短冊状部材65a〜65fが閉じた状態となることによって単一の画像を形成するようにしたが、単一の画像を形成するために、全ての短冊状部材65a〜65fについて着色を施す必要はないことは言うまでもない。
ここで、シャッター小片65cとシャッター小片65dとは互いに逆向きに回動するようになっているため、これらのシャッター小片の短冊状部材同士が重なり合うような構成とはなっていない。即ち、短冊状部材66cの長い辺の部分(下側の辺)と短冊状部材66dの長い辺の部分(上側の辺)にはテーパ状の傾斜は形成されていないのである。
なお、図10および図12において、隣り合うシャッター小片の短冊状部材が重なり合う部分、即ち傾斜が形成されている部分は、隙間が生じているような図になっているが、これはテーパ状の傾斜が形成されていることを明確に示すためにこのような図となっているだけであり、シャッター小片65a〜65fが図10にあるように閉じた状態では、実際には傾斜同士は接触している。
次に、リンク機構70について説明すると、図13、図15および図16に主に示すように、リンク機構70は、サブアーム71と、一端側がサブアーム71と係合し、他端側がシャッター小片65a〜65fのクランクアーム63a〜63fと係合するメインアーム73とを備えて構成されている。具体的な構成について説明すると、まず、サブアーム71は、L字型の形状をなす1対のL字アーム71a、71bと、これら1対のL字アーム71a、71bをそれぞれ回動自在に支持する軸72a、72bとを備えている。L字アーム71aは、その一端にソレノイド80の可動鉄心80aの先端に取り付けられた連
結バー81と係合するための係合穴71a−1が設けられ、他端に、先端側が開放された断面U字状の保持部71a−2が設けられ、L字状に屈曲した屈曲部に軸72aを挿し込むための軸穴が設けられた形状からなり、ソレノイド80の可動鉄心80aの直動動作により、軸72aを中心に保持部71a−2が回動するようになっている。
また、L字状アーム71bもL字状アーム71aと同じように、その一端にソレノイド80の可動鉄心80aの先端に取り付けられた連結バー81と係合するための係合穴71b−1が設けられ、他端に、先端側が開放された断面U字状の保持部71b−2が設けられ、L字状に屈曲した屈曲部に軸72bを挿し込むための軸穴が設けられた形状となっている(図11参照)。そして、ソレノイド80の動作によって、L字アーム71aと71bは一体となって軸72a、72b回りに回動する。
メインアーム73は、その一端に設けられ、複数の連結穴75a〜75fを有する連結部74と、その他端から後方に延在する一対の支持腕77a、77bと、これら一対の支持腕77a,77bから互いに近接するように鉛直方向に突出した一対のピン73a、73bとを備えた構成となっている。連結穴75a〜75fは、シャッター小片65a〜65fのクランクアーム63a〜63fの直径より若干大きい幅の長穴形状を成しており、クランクアーム63a〜63fは、連結穴75a〜75fに挿入された状態で当該連結穴の内部を移動することができるようになっている。また、一対のピン73a、73bは、L字アーム71a、71bの断面U字状の保持部71a−2、71b−2に挟まれるようにして取り付けられており、L字アーム71a、71bがソレノイド80により回動する動作に伴って、メインアーム73がピン73a、73bを介して直線運動するようになっている。
ソレノイド80は、可動鉄心80aが直動するタイプのものであって、通常はバネの付勢力によって可動鉄心80aは突出した状態となっているが、内蔵されたコイルが励磁されると、この可動鉄心80aがバネの付勢力に抗して引き込まれるようになっている。また、発光体90は、円盤状の基板91の上に複数個のLED92を設けて構成されており、シャッター部材60が閉じた状態、或いは、開けられた状態において遊技者に向けて光を発することができるようになっている。なお、シャッター部材60と発光体90の間には、光を拡散するためにローレット加工が施された透明板が設けられている。
次に、このように構成された可動役物SYの開閉動作について説明する。通常の状態では、シャッター部材60は、図6に示すように閉じた状態となっており、遊技者から見た場合、シャッター部材60の全体に記載された単一の画像を視認することが可能である。
シャッター部材60を閉じた状態にする(閉じ位置まで回動させる)には、ソレノイド80を非励磁にする。そうすると、図15に示すようにソレノイド80の可動鉄心80aがバネの付勢力により図中A方向に突出するので、サブアーム71のL字アーム71aが軸72a回りに図中B方向に回動する。同時に、L字アーム71bも軸72b回りに図中B方向に回動する。
この回動により、メインアーム73のピン73a、73bが図中C方向に引っ張られるので、メインアーム73は図中C方向にスライドする。このメインアーム73のC方向へのスライド動作により、図16に示すように、第1シャッター小片の群を構成するシャッター小片65a〜65cのクランクアーム63a〜63cが、それぞれの軸部62a〜62cを中心として一斉に図中D方向(時計回り)に回動する。これにより、第1シャッター小片群65a〜65cの短冊状部材61a〜61cは、図14に示すように平伏した状態となる。
一方、第2シャッター小片の群を構成するシャッター小片65d〜65fのクランクアーム63d〜63fは、それぞれの軸部62d〜62fを中心として一斉に図中E方向(反時計回り)に回動する。これにより、第2シャッター小片群65d〜65fの短冊状部材61d〜61fは、図14に示すように平伏した状態となる。このように、ケーシング50の開口部51の内部で、シャッター小片65a〜65fが閉じた状態となって短冊状部材61a〜61fが開口部51を塞ぐため、各シャッター小片65a〜65fの隙間から発光体90の光が漏えいすることはない。
即ち、図10、図13等に示すようにシャッター小片65a〜65fの短冊状部材61a〜61fが全て平伏した状態となるまでシャッター小片65a〜65fがそれぞれ軸部62a〜62f回りに回動した位置が発光体の光路を遮断する光路遮断位置(閉じ位置)である。この位置は、全ての短冊状部材61d〜65fにより開口部51の内径と同じ円盤形状を形成するまでシャッター小片65a〜65fが回動した位置と言うこともできる。
次に、シャッター部材60を開けた状態にする(開き位置まで回動させる)には、ソレノイド80を励磁する。そうすると、図25に示すようにソレノイド80の可動鉄心80aが磁力により図中F方向に引き込まれるため、サブアーム71のL字アーム71aが軸72a回りに図中G方向に回動する。同時に、L字アーム71bも軸72b回りに図中G方向に回動する。この回動により、メインアーム73のピン73a、73bが図中H方向に押されるので、メインアーム73は図中H方向にスライドする。このメインアーム73のH方向へのスライド動作により、図26に示すように、第1シャッター小片の群を構成
するシャッター小片65a〜65cのクランクアーム63a〜63cが、それぞれの軸部62a〜62cを中心として一斉に図中I方向(反時計回り)に回動する。これにより、第1シャッター小片群65a〜65cの短冊状部材61a〜61cは、図17,図18,図21,図24等に示すように互いに対面するように起き上がった状態となる。
一方、第2シャッター小片の群を構成するシャッター小片65d〜65fのクランクアーム63a〜63cは、それぞれの軸部62d〜62fを中心として一斉に図中J方向(時計回り)に回動する。これにより、第2シャッター小片群65d〜65fの短冊状部材61d〜61fは、図17,図18,図21,図24等に示すように互いに対面するように起き上がった状態となる。
即ち、図21、図23等に示すようにシャッター小片65a〜65fの短冊状部材61a〜61fが全て起立した状態となるまでシャッター小片65a〜65fが軸部62a〜62f回りに回動した位置が発光体の光路を開放する光路開放位置(開き位置)である。このように、シャッター部材60はソレノイド80の励磁/非励磁により開閉動作が選択的に切り替わるのである。
短冊状部材61a〜61fが互いに対面するように起き上がった状態となると、シャッター部材60を正面視した場合、遊技者からは短冊状部材61a〜61fに記載された画像を視認することが困難となる。つまり、これまで正面から視認可能であった単一の画像が瞬間的に消えるような状態となる。
その一方、ケーシング50の開口部51の内部で、シャッター小片65a〜65fの短冊状部材61a〜61f全てが起き上がった状態となることにより、短冊状部材と短冊状部材との間に隙間ができるので、この隙間により発光体90の光路が開放され、遊技者に対してシャッター部材60の裏側に配置される発光体90それ自体(ローレット加工が施された透明板も含む)、或いは、発光体から照射される光をシャッター部材を介さずに直接視認させる演出を行うことが可能となる。
具体的な演出としては、例えばシャッター部材60を開いた状態として、発光体90それ自体を遊技者に視認させた後に、複数の発光体90を全て発光させることや、段階的に発光させること、あるいは、発光体90が発光した状態で、シャッター部材60を開閉方向に連続して動作させることにより光路に変化を与え、発光体90が照射する光の方向を変化させるような演出(サーチライト演出)等、シャッター部材60の開閉動作と発光体90の発光動作とが連動した演出を効果的に行うことができる。
以上、説明したように本実施形態に係る可動役物SYによれば、開閉自在に動作するシャッター小片65a〜65fを構成する短冊状部材61a〜61fが光透過性のある部材により構成され、かつ、その表面に画像が記載されていることから、シャッター部材60の開閉動作と発光体90の発光動作との組み合わせにより、大当たりの可能性を示唆する演出のバリエーションを効果的に増加させることが可能となる。
また、シャッター小片65a〜65fを回動させても、全ての短冊状部材61a〜61fがケーシング50の内壁と干渉することがないので、シャッター部材60を円筒状のケーシング50の開口部51の内部に取り付けることができる。そのため、矩形箱状のケーシングに比べて4つの角部の分だけ可動役物の大きさを小型化できる。
しかも、短冊状部材同士が重なり合う部分にはテーパ状の傾斜66a、66b−1、66b−2、66c、66d、66e−1、66e−2、66fがあり、シャッター部材60が閉じている状態(光路遮断位置にある状態)では、この傾斜によりシャッター小片同士が隙間なく接触することができるため、発光体90の光路を確実に遮断できる。つまり、隙間から光が漏れるのを防止できるのである。
50 ケーシング
51 開口部
60 シャッター部材
61a〜61f 短冊状部材
62a〜62f 軸部
63a〜63f クランクアーム
65a〜65f シャッター小片
66a、66c、66d、66f 傾斜
66b−1,66b−2,66e−1,66e−2 傾斜
70 リンク機構
71 サブアーム
71a,71b L字アーム
71a−1、71b−1 係合穴
71a−2、71b−2 保持部
72a,72b 軸
73 メインアーム
73a,73b ピン
74 連結部
75a〜75f 連結穴
77a,77b 支持腕
80 ソレノイド(駆動装置)
80a 可動鉄心
81 連結バー
90 発光体
91 基板
92 LED
P パチンコ機(遊技機)
SY 可動役物(遊技機用役物)

Claims (2)

  1. 円筒状のケーシングと、
    当該ケーシングの円形状の開口部に配置され、当該開口部を開閉するシャッター部材と、
    前記ケーシングの内部であって前記シャッター部材の裏側に配置される発光体と、
    前記発光体よりも裏側に配置され、前記シャッター部材を開閉駆動する駆動装置とを備える遊技機用役物であって、
    前記シャッター部材は、前記円形状の開口部に合致する光透過性のある複数の短冊状部材と、これら各短冊状部材各々にその長手方向に沿って一体的に取り付けられ、前記ケーシングに軸支される軸部を有して構成され、前記円形状の開口部の中心線を対称軸として線対称となるように配置された複数のシャッター小片を備えて構成され、
    前記短冊状部材の表面に画像が記載され、
    前記複数の短冊状部材のうち、前記中心線から最も離れる一対の短冊状部材がそれぞれ、前記中心線に向く直線状の辺と、当該辺の両端を結び、前記円形状の開口部に沿う円弧とにより形成され、前記軸部が前記直線状の辺の両端部近傍の位置から延出し、
    前記複数の短冊状部材のうち、前記一対の短冊状部材よりも前記中心線側に位置する一対の短冊状部材がそれぞれ、前記中心線に向く直線状の辺と、当該直線状の辺よりも短く形成され、前記中心線から離れる方向に向く直線状の辺と、前記中心線に向く直線状の辺、及び前記中心線から離れる方向に向く直線状の辺の両端同士を結び、前記円形状の開口部に沿う円弧とにより形成され、
    前記軸部が前記中心線に向く直線状の辺の両端部近傍の位置から延出することを特徴とする遊技機用役物。
  2. 前記画像は、前記短冊状部材に分割して記載され、前記シャッター部材が前記開口部を閉鎖した状態において、前記短冊状部材に記載された画像が単一の画像を形成することを特徴とする請求項1に記載の遊技機用役物。
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