JP5707045B2 - 遊技機用役物 - Google Patents
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Description
また、特許文献2に記載の可動役物においても、シャッター板が閉じた状態においては背後に位置するLEDの光によって大当たりの可能性を示唆する演出を行うことができず、シャッター板とLEDとを用いた演出のバリエーションが乏しいという前記特許文献1と同様の欠点を有する。
また、前記画像が前記短冊状部材に分割して記載され、前記シャッター部材が前記開口部を閉鎖した状態において、前記短冊状部材に記載された画像が単一の画像を形成することも特徴としている。
また、画像が短冊状部材に分割して記載され、シャッター部材が前記開口部を閉鎖した状態において、前記短冊状部材に記載された画像が単一の画像を形成する構成とすれば、シャッター部材の開閉動作と連動して遊技者に対して画像を見せるか否かを切り替えることが可能となり、遊技に変化を付与することが可能となる。
(図5参照)が内蔵されている。このスルーチャッカ21を遊技球が通過したことを契機に普通図柄に係る電子抽選が行われ、当選すると電動チューリップ49が一定時間開放することとなる。その電動チューリップ49は、始動入賞口37の入口に設けられ、遊技盤3の面に直交する軸を中心に回動する一対の羽根部材を備えており、ソレノイドに通電がなされると一対の羽根部材が互いに離れる方向に回動して、始動入賞口37の入口を拡大するようになっている。
また、ランプ制御処理部12cは、主制御処理部11からコマンドを受けて各種ランプや電飾の点灯制御を行うものである。
また、シャッター小片65a〜65fは、光透過性を有する例えば透明又は半透明のアクリル板等の樹脂製部材である後述の短冊状部材61a〜61fと、軸部62a〜62fとから構成され、各短冊状部材61a〜61fの表面(前側面又は後側面)には、シャッター小片65a〜65fが閉じた状態であるときに単一の画像を呈するように、単一の画像が分割された状態の分割画像が例えば白色及び黒色の着色材により記載される。
ここで「画像」とは、本例に示すように例えば特定のキャラクターの顔や、背景、その他の形象をいう。また、「単一の画像」とはキャラクターの顔や、背景、その他の形象を含め、各シャッター小片65a〜65fが閉じた状態において遊技者から視認可能なシャッター部材60全体に現れる像をいうものとする。以下、複数存在する可動役物SYのうちの1つを例として各シャッター小片65a〜65fについて詳細に説明する。
る。
また、短冊状部材61aは、単一の画像(キャラクターの顔)のうち、頭頂部、及び、頭頂部周囲の背景に相当する部分が黒色で着色され、頭部の輪郭を強調するためのラインが白色で着色されている。
延長線上の方向)かつ外方に向かって延びている。
また、短冊状部材61bは、単一の画像のうち、前記短冊状部材61aに記載された頭頂部から連なる前頭部,側頭部に相当する部分、及び、周囲の背景に相当する部分が黒色で着色され、前記短冊状部材61aから連なる頭部の輪郭を強調するためのライン、前頭部より下方の額に相当する部分、及び、キャラクターが所持する拳銃におけるサイト(標準)を含めた先端に相当する部分が白色で着色されている。
なお、軸部62bの一方の端部(図14では右側の端部)には、クランク状に曲げられたクランクアーム63bが設けられており、このクランクアーム63bの端部を回転させると、この回転に伴ってシャッター小片65bが回動するようになっている。
延長線上の方向)かつ外方に向かって延びている。
また、短冊状部材61cは、単一の画像のうち、前記短冊状部材61bに記載された側頭部から連なるモミアゲ、目や鼻の輪郭、及び、周囲の背景に相当する部分が黒色で着色され、前記短冊状部材61bに記載された額から連なる顔,耳、及び、短冊状部材61bに記載された拳銃の先端部から連なる銃身に相当する部分が白色で着色されている。
なお、軸部62cの一方の端部(図14では右側の端部)には、クランク状に曲げられたクランクアーム63cが設けられており、このクランクアーム63cの端部を回転させると、この回転に伴ってシャッター小片65cが回動するようになっている。
延長線上の方向)かつ外方に向かって延びている。
また、短冊状部材61dは、単一の画像のうち、口の輪郭、及び、周囲の背景に相当する部分が黒色で着色され、短冊状部材61cに記載された顔から連なる顎,襟元、拳銃の銃身に連なるトリガーを含めた銃身、及び拳銃を把持する指に相当する部分が白色で着色されている。
なお、軸部62dの一方の端部(図14では右側の端部)には、クランク状に曲げられたクランクアーム63dが設けられており、このクランクアーム63dの端部を回転させると、この回転に伴ってシャッター小片65dが回動するようになっている。
延長線上の方向)かつ外方に向かって延びている。
また、短冊状部材61eは、単一の画像のうち、周囲の背景に相当する部分が黒色で着色され、前記短冊状部材61dに記載された襟元、トリガーを含めた銃身から連なるグリップ、及び、拳銃を把持する指に連なる掌に相当する部分が白色で着色されている。
なお、軸部62eの一方の端部(図14では右側の端部)には、クランク状に曲げられたクランクアーム63eが設けられており、このクランクアーム63eの端部を回転させると、この回転に伴ってシャッター小片65eが回動するようになっている。
る。
また、短冊状部材61fは、単一の画像のうち、周囲の背景に相当する部分が黒色で着色され、前記シャッター小片65eに記載された掌に連なる掌の下部、及び、掌の下部よりも下方に位置する袖口に相当する部分が白色で着色されている。
65aとシャッター小片65bとが隙間なくぴったりと接触するため、後述する発光体90の光が隙間から外部に漏れることが防止されるのである。
ち長いい辺(上側の辺)の縁辺部にもテーパ状の傾斜66e−2が設けられており、シャッター小片65eの短冊状部材61eの裏面のうち短い辺(下側の辺)の縁辺部にもテーパ状の傾斜66e−1が設けられ、シャッター小片65fの短冊状部材61fの表面のうち直線上の辺(上側の辺)の縁辺部にもテーパ状の傾斜66fが設けられている。そして、隣り合う短冊状部材の傾斜同士が隙間なく接触することにより、発光体90からの光が隙間から漏えいすることを防止している。
その一方で、各短冊状部材61a〜61fには、黒色及び白色の着色剤によって、分割された画像が記載されていることから、各シャッター小片65a〜65fが閉じられた状態において後述の発光体90が発光すると、後方から照射される光によって、単一の画像における白色で着色された部分があたかも浮かび上がるように強調して照らし出されるため、大当たりの可能性を示唆する演出としてのバリエーションを効果的に付与することが可能となる。
具体的な演出としては、例えば発光体90を連続的に点滅させることにより、光に照らし出されていない状態の画像、及び、光に照らし出された状態の画像を遊技者に対して交互に見せるような演出や、短冊状部材61a〜61cの裏側に位置する発光体90のみを発光させることにより単一の画像の上半部のみを強調して浮かび上がらせるような演出が可能である。
即ち、各短冊状部材61a〜61fを光透過性のある部材から構成し、かつ、各短冊状部材61a〜61fに対して白色、及び、黒色の着色剤で画像を記載したことにより、各シャッター小片65a〜65fが閉じた状態であっても、シャッター部材60と発光体90とにより遊技者に対して多様な演出のバリエーションを提供することができる。
なお、本例においては画像を黒色及び白色で記載したが、色彩のコントラストを表現し得る色であればその色、或いは、色彩の数は問わない。また、本例においては、全ての短冊状部材65a〜65fが閉じた状態となることによって単一の画像を形成するようにしたが、単一の画像を形成するために、全ての短冊状部材65a〜65fについて着色を施す必要はないことは言うまでもない。
結バー81と係合するための係合穴71a−1が設けられ、他端に、先端側が開放された断面U字状の保持部71a−2が設けられ、L字状に屈曲した屈曲部に軸72aを挿し込むための軸穴が設けられた形状からなり、ソレノイド80の可動鉄心80aの直動動作により、軸72aを中心に保持部71a−2が回動するようになっている。
シャッター部材60を閉じた状態にする(閉じ位置まで回動させる)には、ソレノイド80を非励磁にする。そうすると、図15に示すようにソレノイド80の可動鉄心80aがバネの付勢力により図中A方向に突出するので、サブアーム71のL字アーム71aが軸72a回りに図中B方向に回動する。同時に、L字アーム71bも軸72b回りに図中B方向に回動する。
この回動により、メインアーム73のピン73a、73bが図中C方向に引っ張られるので、メインアーム73は図中C方向にスライドする。このメインアーム73のC方向へのスライド動作により、図16に示すように、第1シャッター小片の群を構成するシャッター小片65a〜65cのクランクアーム63a〜63cが、それぞれの軸部62a〜62cを中心として一斉に図中D方向(時計回り)に回動する。これにより、第1シャッター小片群65a〜65cの短冊状部材61a〜61cは、図14に示すように平伏した状態となる。
即ち、図10、図13等に示すようにシャッター小片65a〜65fの短冊状部材61a〜61fが全て平伏した状態となるまでシャッター小片65a〜65fがそれぞれ軸部62a〜62f回りに回動した位置が発光体の光路を遮断する光路遮断位置(閉じ位置)である。この位置は、全ての短冊状部材61d〜65fにより開口部51の内径と同じ円盤形状を形成するまでシャッター小片65a〜65fが回動した位置と言うこともできる。
するシャッター小片65a〜65cのクランクアーム63a〜63cが、それぞれの軸部62a〜62cを中心として一斉に図中I方向(反時計回り)に回動する。これにより、第1シャッター小片群65a〜65cの短冊状部材61a〜61cは、図17,図18,図21,図24等に示すように互いに対面するように起き上がった状態となる。
即ち、図21、図23等に示すようにシャッター小片65a〜65fの短冊状部材61a〜61fが全て起立した状態となるまでシャッター小片65a〜65fが軸部62a〜62f回りに回動した位置が発光体の光路を開放する光路開放位置(開き位置)である。このように、シャッター部材60はソレノイド80の励磁/非励磁により開閉動作が選択的に切り替わるのである。
短冊状部材61a〜61fが互いに対面するように起き上がった状態となると、シャッター部材60を正面視した場合、遊技者からは短冊状部材61a〜61fに記載された画像を視認することが困難となる。つまり、これまで正面から視認可能であった単一の画像が瞬間的に消えるような状態となる。
その一方、ケーシング50の開口部51の内部で、シャッター小片65a〜65fの短冊状部材61a〜61f全てが起き上がった状態となることにより、短冊状部材と短冊状部材との間に隙間ができるので、この隙間により発光体90の光路が開放され、遊技者に対してシャッター部材60の裏側に配置される発光体90それ自体(ローレット加工が施された透明板も含む)、或いは、発光体から照射される光をシャッター部材を介さずに直接視認させる演出を行うことが可能となる。
具体的な演出としては、例えばシャッター部材60を開いた状態として、発光体90それ自体を遊技者に視認させた後に、複数の発光体90を全て発光させることや、段階的に発光させること、あるいは、発光体90が発光した状態で、シャッター部材60を開閉方向に連続して動作させることにより光路に変化を与え、発光体90が照射する光の方向を変化させるような演出(サーチライト演出)等、シャッター部材60の開閉動作と発光体90の発光動作とが連動した演出を効果的に行うことができる。
また、シャッター小片65a〜65fを回動させても、全ての短冊状部材61a〜61fがケーシング50の内壁と干渉することがないので、シャッター部材60を円筒状のケーシング50の開口部51の内部に取り付けることができる。そのため、矩形箱状のケーシングに比べて4つの角部の分だけ可動役物の大きさを小型化できる。
51 開口部
60 シャッター部材
61a〜61f 短冊状部材
62a〜62f 軸部
63a〜63f クランクアーム
65a〜65f シャッター小片
66a、66c、66d、66f 傾斜
66b−1,66b−2,66e−1,66e−2 傾斜
70 リンク機構
71 サブアーム
71a,71b L字アーム
71a−1、71b−1 係合穴
71a−2、71b−2 保持部
72a,72b 軸
73 メインアーム
73a,73b ピン
74 連結部
75a〜75f 連結穴
77a,77b 支持腕
80 ソレノイド(駆動装置)
80a 可動鉄心
81 連結バー
90 発光体
91 基板
92 LED
P パチンコ機(遊技機)
SY 可動役物(遊技機用役物)
Claims (2)
- 円筒状のケーシングと、
当該ケーシングの円形状の開口部に配置され、当該開口部を開閉するシャッター部材と、
前記ケーシングの内部であって前記シャッター部材の裏側に配置される発光体と、
前記発光体よりも裏側に配置され、前記シャッター部材を開閉駆動する駆動装置とを備える遊技機用役物であって、
前記シャッター部材は、前記円形状の開口部に合致する光透過性のある複数の短冊状部材と、これら各短冊状部材各々にその長手方向に沿って一体的に取り付けられ、前記ケーシングに軸支される軸部を有して構成され、前記円形状の開口部の中心線を対称軸として線対称となるように配置された複数のシャッター小片を備えて構成され、
前記短冊状部材の表面に画像が記載され、
前記複数の短冊状部材のうち、前記中心線から最も離れる一対の短冊状部材がそれぞれ、前記中心線に向く直線状の辺と、当該辺の両端を結び、前記円形状の開口部に沿う円弧とにより形成され、前記軸部が前記直線状の辺の両端部近傍の位置から延出し、
前記複数の短冊状部材のうち、前記一対の短冊状部材よりも前記中心線側に位置する一対の短冊状部材がそれぞれ、前記中心線に向く直線状の辺と、当該直線状の辺よりも短く形成され、前記中心線から離れる方向に向く直線状の辺と、前記中心線に向く直線状の辺、及び前記中心線から離れる方向に向く直線状の辺の両端同士を結び、前記円形状の開口部に沿う円弧とにより形成され、
前記軸部が前記中心線に向く直線状の辺の両端部近傍の位置から延出することを特徴とする遊技機用役物。 - 前記画像は、前記短冊状部材に分割して記載され、前記シャッター部材が前記開口部を閉鎖した状態において、前記短冊状部材に記載された画像が単一の画像を形成することを特徴とする請求項1に記載の遊技機用役物。
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