JP5238843B2 - 遊技機 - Google Patents

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本発明は、透明板を備えた遊技機に関する。
いわゆるパチンコ遊技機では、遊技盤に形成された遊技領域に遊技球が流下し、遊技球が遊技盤上に設けられた始動口に入賞すると、大当たり抽選が行われ、大当たりの抽選に当選すると、大当たりの制御を行うように構成されている。こうした大当たりの制御では、遊技盤上に設けられた大入賞口が開放され、遊技球の入賞を容易にして、当該大入賞口に入賞した遊技球に対応する賞球が遊技者に対して払い出されるようになっている。
また、一般的には大当たりの抽選に当選しづらいことから、大当たりに当選するまでの期間において、液晶表示装置等の画像表示装置、ランプ・LED等の発光装置などを用いた演出を実行することで、遊技の飽きを防止し、遊技機の稼働の維持を図っている。
ここで、遊技機で発光装置や画像表示装置を用いた演出を行った場合に、遊技盤の前面側に設けられたガラスに、遊技店の照明や後ろの遊技機が発光する光が遊技機のガラスに映りこみ、遊技機で行われている発光装置や画像表示装置を用いた演出の邪魔になるという問題があった。
そこで、モノクロ陰極線管に供給される画像信号の色に合わせてカラーシャッターの透過光の色を変化させることにより、面順次のカラー画像が再現し、遊技店の照明等の外乱光がカラーシャッターによって遮られることにより画像表示装置への写り込み等を防止し、充分な彩度を得られる画像表示装置が知られている(特許文献1参照)。
特開2000−300752号公報
しかしながら、特許文献1に記載の発明によれば、画像表示装置に対する光の写り込み等を防止することはできるものの、画像表示装置の前面側にガラスを備えた場合には、当該ガラスに対する光の映りこみに対しては、防止することができなかった。
本発明の目的は、遊技店の照明等の光が遊技機のガラスに映り込むことを防止し、より快適に遊技を行うことができる遊技機を提供することである。
第1の発明にかかる遊技機は、遊技球が流下する遊技領域が形成された遊技盤と、前記遊技盤の前面側に設けられ、前記遊技領域を視認可能な透明性を有する透明板とを備え、前記透明板を前記遊技盤に対して傾斜するように配置し、前記透明板の傾斜の角度を調整する傾斜角度調整部を更に備えたことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、前記透明板を傾斜させて配置させたことにより、遊技機の前記透明板によって遊技機外部からの光が反射される反射光の進行方向を、遊技機の正面視にいる遊技者の目線から外すことができる。
これにより、遊技店の照明や後ろの遊技機が発光する光が遊技機の透明板に映り込むことを防止し、より快適に遊技を行うことができる。
本発明によれば、前記透明板を傾斜させて配置させたことにより、遊技機の前記透明板によって遊技機外部からの光が反射される反射光の進行方向を、遊技機の正面視にいる遊技者の目線から外すことができるので、遊技店の照明等の光が遊技機のガラスに映り込むことを防止し、より快適に遊技を行うことができる。
遊技機の正面図である。 ガラス枠を開放させた状態の遊技機の斜視図である。 遊技機全体のブロック図である。 図1のA−A線における断面を模式的に示した断面図である。 遊技機に関わる光の経路を説明するための概念図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら具体的に説明する。
(遊技機の構成)
次に、図1、図2を参照して、遊技機1の構成について具体的に説明する。図1は本発明の遊技機1の正面図であり、図2は本発明のガラス枠を開放させた状態の遊技機1の斜視図である。
遊技機1は、遊技店の島設備に取り付けられる外枠60と、その外枠60と回動可能に支持されたガラス枠50とが備えられている。また、外枠60には、遊技球99が流下する遊技領域6が形成された遊技盤2が設けられている。ガラス枠50には、回動操作されることにより遊技領域6に向けて遊技球を発射させる操作ハンドル3と、スピーカからなる音声出力装置32と、複数のランプを有する演出用照明装置34と、押圧操作により演出態様を変更させるための演出ボタン35とが設けられている。
さらに、ガラス枠50には、複数の遊技球99を貯留する受け皿40が設けられており、この受け皿40は、操作ハンドル3の方向に遊技球99が流下するように下りの傾斜を有している。この受け皿40の下りの傾斜の端部には、遊技球を受け入れる受入口が設けられており、この受入口に受け入れられた遊技球は、玉送りソレノイド4bが駆動することにより、ガラス枠50の裏面に設けられた玉送り開口部41へ1個ずつ送り出される。そして、玉送り開口部41へ送り出された遊技球は、打出部材4cの方向に向けて下り傾斜を有している発射レール42により、発射レール42の下り傾斜の端部に誘導される。発射レール42の下り傾斜の端部の上方には、遊技球を停留させる停止するストッパー43が設けられており、玉送り開口部41から送り出された遊技球99は、発射レール42の下り傾斜の端部で1個の遊技球が停留されることになる。
そして、遊技者が操作ハンドル3に触れることで、操作ハンドル3の内部に設けられているタッチセンサ3a(図3参照)が、操作ハンドル3と遊技者とが接触していることを検知する。その後、遊技者が操作ハンドル3を回動させると、操作ハンドル3に直結している可変抵抗器からなる発射ボリューム3b(図3参照)も回動し、発射ボリューム3bにより遊技球の発射強度が調整され、調整された発射強度で発射用ソレノイド4a(図3参照)に直結された打出部材4cが回転する。この打出部材4cが回転することで、打出部材4cにより発射レール42の下り傾斜の端部に貯留されている遊技球99が打ち出され、遊技球が遊技領域6に発射されることとなる。
上記のようにして発射された遊技球は、発射レール42からレール5a、5b間を上昇して玉戻り防止片5cを超えると、遊技領域6に到達し、その後遊技領域6内を落下する。このとき、遊技領域6に設けられた複数の遊技釘9や風車によって、遊技球は予測不能に落下することとなる。
また、上記遊技領域6には、複数の一般入賞口12が設けられている。これら各一般入賞口12には、一般入賞口検出スイッチ12aが設けられており、この一般入賞口検出スイッチ12aが遊技球の入賞を検出すると、所定の賞球(例えば10個の遊技球)が払い出される。
また、上記遊技領域6の中央下側の領域には、遊技球が入球可能な始動領域を構成する第1始動口14および第2始動口15と、遊技球が入球可能な第2大入賞口17とが設けられている。
この第2始動口15は、一対の可動片15bを有しており、これら一対の可動片15bが閉状態に維持される第1の態様と、一対の可動片15bが開状態となる第2の態様とに可動制御される。なお、第2始動口15が上記第1の態様に制御されているときには、当該第2始動口15の真上に位置する第2大入賞口17の入賞部材が障害物となって、遊技球の受入れを不可能としている。一方で、第2始動口15が上記第2の態様に制御されているときには、上記一対の可動片15bが受け皿として機能し、特別入賞口28への遊技球の入賞が容易となる。つまり、第2始動口15は、第1の態様にあるときには遊技球の入賞機会がなく、第2の態様にあるときには遊技球の入賞機会が増すこととなる。
ここで、第1始動口14には遊技球の入球を検出する第1始動口検出スイッチ14aが設けられ、第2始動口15には遊技球の入球を検出する第2始動口検出スイッチ15aが設けられている。そして、第1始動口検出スイッチ14aまたは第2始動口検出スイッチ15aが遊技球の入球を検出すると、後述する大当たり遊技を実行する権利獲得の抽選(以下、「大当たりの抽選」という)が行われる。また、第1始動口検出スイッチ14aまたは第2始動口検出スイッチ15aが遊技球の入球を検出した場合にも、所定の賞球(例えば3個の遊技球)が払い出される。
また、第2大入賞口17は、遊技盤2に形成された開口部から構成されている。この第2大入賞口17の下部には、遊技盤面側からガラス板52側に立設可能な第2大入賞口開閉扉17bを有しており、この第2大入賞口開閉扉17bが遊技盤面に立設する開放状態と、遊技盤面に埋没する閉鎖状態とに可動制御される。そして、第2大入賞口開閉扉17bが遊技盤面に立設していると、遊技球を第2大入賞口17内に導く受け皿として機能し、遊技球が第2大入賞口17に入球可能となる。この第2大入賞口17には第2大入賞口検出スイッチ17aが設けられており、この第2大入賞口検出スイッチ17aが遊技球の入球を検出すると、予め設定された賞球(例えば15個の遊技球)が払い出される。
さらに、上記遊技領域6の右側の領域には、遊技球が通過可能な普通領域を構成する普通図柄ゲート13と、遊技球が入球可能な第1大入賞口16とが設けられている。
このため、操作ハンドル3を大きく回動させ、強い力で打ち出された遊技球でないと、普通図柄ゲート13と第1大入賞口16とには遊技球が、通過または入賞しないように構成されている。
この普通図柄ゲート13には、遊技球の通過を検出するゲート検出スイッチ13aが設けられており、このゲート検出スイッチ13aが遊技球の通過を検出すると、後述する「普通図柄の抽選」が行われる。
第1大入賞口16は、通常は第1大入賞口開閉扉16bによって閉状態に維持されており、遊技球の入球を不可能としている。これに対して、後述する特別遊技が開始されると、第1大入賞口開閉扉16bが開放されるとともに、この第1大入賞口開閉扉16bが遊技球を第1大入賞口16内に導く受け皿として機能し、遊技球が第1大入賞口16に入球可能となる。第1大入賞口16には第1大入賞口検出スイッチ16aが設けられており、この第1大入賞口検出スイッチ16aが遊技球の入球を検出すると、予め設定された賞球(例えば15個の遊技球)が払い出される。
さらには、遊技領域6の最下部であって遊技領域6の最下部の領域には、一般入賞口12、第1始動口14、第2始動口15、第1大入賞口16および第2大入賞口17のいずれにも入球しなかった遊技球を排出するためのアウト口11が設けられている。
また、遊技領域6の中央には、遊技球の流下に影響を与える飾り部材7が設けられている。この飾り部材7の略中央部分には、液晶表示器(LCD)等からなる画像表示装置31が設けられており、この画像表示装置31の上方には、ベルトの形をした演出用駆動装置33が設けられている。なお、本実施形態においては、画像表示装置31を液晶表示器として用いているが、円環状の構造物からなるリールや、いわゆる7セグメントLED、ドットマトリクス等の表示装置を用いてもよい。
この画像表示装置31は、遊技が行われていない待機中に画像を表示したり、遊技の進行に応じた画像を表示したりする。なかでも、後述する大当りの抽選結果を報知するための3個の演出図柄36が表示され、特定の演出図柄36の組合せ(例えば、777等)が停止表示されることにより、大当りの抽選結果として大当りが報知される。
この演出図柄36は、第1始動口14または第2始動口15に遊技球が入球したときには、後述する特別図柄の変動表示に合わせて変動表示するとともに、所定の変動時間経過後に後述する特別図柄の停止表示に合わせて停止表示する。すなわち、演出図柄36と特別図柄との変動表示のタイミング、演出図柄36と特別図柄との停止表示のタイミングは、それぞれが対応している(同じ時間になっている)。さらに、本実施形態では、この演出図柄36は、第1始動口14に遊技球が入球したときであっても、第2始動口15に遊技球が入球したときであっても、同じ種類の図柄が変動表示又は停止表示されるようになっている。ただし、第1始動口14に遊技球が入球したときと、第2始動口15に遊技球が入球したときとで異なる種類の演出図柄36が変動表示又は停止表示されるようにしても構わない。
また、画像表示装置31は、この演出図柄39の変動表示中に、さまざまな画像やキャラクタ等を表示する。画像表示装置31に表示された画像によって、大当たりに当選するかもしれないという高い期待感を遊技者に与えるようにもしている。
上記演出用駆動装置33は、その動作態様によって遊技者に期待感を与えるものである。演出用駆動装置33は、例えば、ベルトが下方に移動したり、ベルト中央部の回転部材が回転したりする動作を行う。これら演出用駆動装置33の動作態様によって、遊技者にさまざまな期待感を与えるようにしている。
さらに、上記の各種の演出装置に加えて、音声出力装置32は、BGM(バックグランドミュージック)、SE(サウンドエフェクト)等を出力し、サウンドによる演出を行い、演出用照明装置34は、各ランプの光の照射方向や発光色を変更して、照明による演出を行うようにしている。
また、演出ボタン35は、例えば、上記画像表示装置31に当該演出ボタン35を操作するようなメッセージが表示されたときのみ有効となる。演出ボタン35には、演出ボタン検出スイッチ35aが設けられており、この演出ボタン検出スイッチ35aが遊技者の操作を検出すると、この操作に応じてさらなる演出が実行される。
遊技領域6の右下方には、第1特別図柄表示装置20、第2特別図柄表示装置21、普通図柄表示装置22、第1特別図柄保留表示器23、第2特別図柄保留表示器24、普通図柄保留表示器25が設けられている。
上記第1特別図柄表示装置20は、第1始動口14に遊技球が入球したことを契機として行われた大当たりの抽選結果を報知するものであり、7セグメントのLEDで構成されている。つまり、大当たりの抽選結果に対応する特別図柄が複数設けられており、この第1特別図柄表示装置20に大当たりの抽選結果に対応する特別図柄を表示することによって、抽選結果を遊技者に報知するようにしている。例えば、大当たりに当選した場合には「7」が表示され、ハズレであった場合には「−」が表示される。このようにして表示される「7」や「−」が特別図柄となるが、この特別図柄はすぐに表示されるわけではなく、所定時間変動表示された後に、停止表示されるようにしている。
ここで、「大当たりの抽選」とは、第1始動口14または第2始動口15に遊技球が入球したときに、特別図柄判定用乱数値を取得し、取得した特別図柄判定用乱数値が「大当たり」に対応する乱数値であるかの判定する処理をいう。この大当たりの抽選結果は即座に遊技者に報知されるわけではなく、第1特別図柄表示装置20において特別図柄が点滅等の変動表示を行い、所定の変動時間を経過したところで、大当たりの抽選結果に対応する特別図柄が停止表示して、遊技者に抽選結果が報知されるようにしている。なお、第2特別図柄表示装置21は、第2始動口15に遊技球が入球したことを契機として行われた大当たりの抽選結果を報知するためのもので、その表示態様は、上記第1特別図柄表示装置20における特別図柄の表示態様と同一である。
また、本実施形態において「大当たり」というのは、第1始動口14または第2始動口15に遊技球が入球したことを条件として行われる大当たりの抽選において、大当たり遊技を実行する権利を獲得したことをいう。「大当たり遊技」においては、第1大入賞口16または第2大入賞口17が開放されるラウンド遊技を計15回行う。各ラウンド遊技における第1大入賞口16または第2大入賞口17の総開放時間は最大29.5秒に設定されており、この間に第1大入賞口16または第2大入賞口17に所定個数の遊技球(例えば9個)が入球すると、1回のラウンド遊技が終了となる。つまり、「大当たり遊技」は、第1大入賞口16または第2大入賞口17に遊技球が入球するとともに、当該入球に応じた賞球を遊技者が獲得できることから、多量の賞球を獲得可能な遊技である。
また、普通図柄表示装置22は、普通図柄ゲート13を遊技球が通過したことを契機として行われる普通図柄の抽選結果を報知するためのものである。詳しくは後述するが、この普通図柄の抽選によって当たりに当選すると普通図柄表示装置22が点灯し、その後、上記第2始動口15が所定時間、第2の態様に制御される。
ここで、「普通図柄の抽選」とは、普通図柄ゲート13に遊技球が通過したときに、普通図柄判定用乱数値を取得し、取得した普通図柄判定用乱数値が「当たり」に対応する乱数値であるかどうかの判定する処理をいう。この普通図柄の抽選結果についても、普通図柄ゲート13を遊技球が通過して即座に抽選結果が報知されるわけではなく、普通図柄表示装置22において普通図柄が点滅等の変動表示を行い、所定の変動時間を経過したところで、普通図柄の抽選結果に対応する普通図柄が停止表示して、遊技者に抽選結果が報知されるようにしている。
さらに、特別図柄の変動表示中や後述する特別遊技中等、第1始動口14または第2始動口15に遊技球が入球して、即座に大当たりの抽選が行えない場合には、一定の条件のもとで、大当たりの抽選の権利が保留される。より詳細には、第1始動口14に遊技球が入球したときに取得された特別図柄判定用乱数値を第1保留として記憶し、第2始動口15に遊技球が入球したときに取得された特別図柄判定用乱数値を第2保留として記憶する。
これら両保留は、それぞれ上限保留個数を4個に設定し、その保留個数は、それぞれ第1特別図柄保留表示器23と第2特別図柄保留表示器24とに表示される。なお、第1保留が1つの場合には、第1特別図柄保留表示器23の左側のLEDが点灯し、第1保留が2つの場合には、第1特別図柄保留表示器23の2つのLEDが点灯する。また、第1保留が3つの場合には、第1特別図柄保留表示器23の左側のLEDが点滅するとともに右側のLEDが点灯し、第1保留が4つの場合には、第1特別図柄保留表示器23の2つのLEDが点滅する。また、第2特別図柄保留表示器24においても、上記と同様に第2保留の保留個数が表示される。
そして、普通図柄の上限保留個数も4個に設定されており、その保留個数が、上記第1特別図柄保留表示器23および第2特別図柄保留表示器24と同様の態様によって、普通図柄保留表示器25において表示される。
ガラス枠50は、遊技盤2の前面側において遊技領域6を視認可能に覆うガラス板52を支持している。
このガラス板52は、透明性を有する2枚のガラス板で構成されており、具体的には、遊技領域6の前面側に設けられた第1のガラス板52aと、その第1のガラス板52aの前面側に設けられた第2のガラス板52bとで構成されている(図4参照)。
そして、第1のガラス板52aは遊技盤2の盤面に対して水平に配置され、第2のガラス板52bは遊技盤2の盤面に対して傾斜して配置されている。この第1のガラス板52a及び第2のガラス板52bの詳しい構成については、図4を用いて後述する。
またガラス枠50は、左右方向の一端側(たとえば遊技機1に正対して左側)においてヒンジ機構部51を介して外枠60に連結されており、ヒンジ機構部51を支点として左右方向の他端側(たとえば遊技機1に正対して右側)を外枠60から開放させる方向に回動可能とされている。ガラス枠50は、ガラス板52とともに遊技盤2を覆い、ヒンジ機構部51を支点として扉のように回動することによって、遊技盤2を含む外枠60の内側部分を開放することができる。ガラス枠50の他端側には、ガラス枠50の他端側を外枠60に固定するロック機構が設けられている。ロック機構による固定は、専用の鍵によって解除することが可能とされている。また、ガラス枠50には、ガラス枠50が外枠60から開放されているか否かを検出する扉開放スイッチ133も設けられている。
遊技機1の裏面には、主制御基板110、演出制御基板120、払出制御基板130、電源基板170、遊技情報出力端子板30などが設けられている。また、電源基板170に遊技機1に電力を給電するための電源プラグ171や、図示しない電源スイッチが設けられている。
(制御手段の内部構成)
次に、図3の遊技機1全体のブロック図を用いて、遊技の進行を制御する制御手段について説明する。
主制御基板110は遊技の基本動作を制御する主制御手段であり、第1始動口検出スイッチ14a等の各種検出信号を入力して、第1特別図柄表示装置20や第1大入賞口開閉ソレノイド16c等を駆動させて遊技を制御するものである。
この主制御基板110は、メインCPU110a、メインROM110bおよびメインRAM110cから構成されるワンチップマイコン110mと、主制御用の入力ポートと出力ポート(図示せず)と少なくとも備えている。
この主制御用の入力ポートには、払出制御基板130、一般入賞口12に遊技球が入球したことを検知する一般入賞口検出スイッチ12a、普通図柄ゲート13に遊技球が入球したことを検知するゲート検出スイッチ13a、第1始動口14に遊技球が入球したことを検知する第1始動口検出スイッチ14a、第2始動口15に遊技球が入球したことを検知する第2始動口検出スイッチ15a、第1大入賞口16に遊技球が入球したことを検知する第1大入賞口検出スイッチ16a、第2大入賞口17に遊技球が入球したことを検知する第2大入賞口検出スイッチ17aが接続されている。この主制御用の入力ポートによって、各種信号が主制御基板110に入力される。
また、主制御用の出力ポートには、払出制御基板130、第2始動口15の一対の可動片15bを開閉動作させる始動口開閉ソレノイド15c、第1大入賞口開閉扉16bを動作させる第1大入賞口開閉ソレノイド16c、第2大入賞口開閉扉17bを動作させる第2大入賞口開閉ソレノイド17c、特別図柄を表示する第1特別図柄表示装置20と第2特別図柄表示装置21、普通図柄を表示する普通図柄表示装置22、特別図柄の保留球数を表示する第1特別図柄保留表示器23と第2特別図柄保留表示器24、普通図柄の保留球数を表示する普通図柄保留表示器25、外部情報信号を出力する遊技情報出力端子板30が接続されている。この主制御用の出力ポートによって、各種信号が出力される。
メインCPU110aは、各検出スイッチやタイマからの入力信号に基づいて、メインROM110bに格納されたプログラムを読み出して演算処理を行うとともに、各装置や表示器を直接制御したり、あるいは演算処理の結果に応じて他の基板にコマンドを送信したりする。
主制御基板110のメインROM110bには、遊技制御用のプログラムや各種の遊技に決定に必要なデータ、テーブルが記憶されている。
例えば、大当たり抽選に参照される大当り判定テーブル、普通図柄の抽選に参照される当り判定テーブル、特別図柄の停止図柄を決定する図柄決定テーブル等がメインROM110bに記憶されている。
なお、上述したテーブルは、本実施形態におけるテーブルのうち、特徴的なテーブルを一例として列挙しているに過ぎず、遊技の進行にあたっては、この他にも不図示のテーブルやプログラムが多数設けられている。
主制御基板110のメインRAM110cは、メインCPU110aの演算処理時におけるデータのワークエリアとして機能し、複数の記憶領域を有している。
例えば、メインRAM110cには、普通図柄保留数(G)記憶領域、普通図柄保留記憶領域、第1特別図柄保留数(U1)記憶領域、第2特別図柄保留数(U2)記憶領域、判定記憶領域、第1特別図柄乱数値記憶領域、第2特別図柄乱数値記憶領域、ラウンド遊技回数(R)記憶領域、開放回数(K)記憶領域、大入賞口入球数(C)記憶領域、遊技状態記憶領域、遊技状態バッファ、停止図柄データ記憶領域、演出用伝送データ格納領域、各種のタイマカウンタが設けられている。なお、上述した記憶領域も一例に過ぎず、この他にも多数の記憶領域が設けられている。
遊技情報出力端子板30は、主制御基板110において生成された外部情報信号を遊技店のホールコンピュータ等に出力するための基板である。遊技情報出力端子板30は、主制御基板110と配線接続され、外部情報を遊技店のホールコンピュータ等と接続をするためのコネクタが設けられている。
電源基板170は、コンデンサからなるバックアップ電源を備えており、遊技機1に電源電圧を供給するとともに、遊技機1に供給する電源電圧を監視し、電源電圧が所定値以下となったときに、電断検知信号を主制御基板110に出力する。より具体的には、電断検知信号がハイレベルになるとメインCPU110aは動作可能状態になり、電断検知信号がローレベルになるとメインCPU110aは動作停止状態になる。バックアップ電源はコンデンサに限らず、例えば、電池でもよく、コンデンサと電池とを併用して用いてもよい。
演出制御基板120は、主に遊技中や待機中等の各演出を制御する。この演出制御基板120は、サブCPU120a、サブROM120b、サブRAM120cを備えており、主制御基板110に対して、当該主制御基板110から演出制御基板120への一方向に通信可能に接続されている。サブCPU120aは、主制御基板110から送信されたコマンド、または、上記演出ボタン検出スイッチ35a、タイマからの入力信号に基づいて、サブROM120bに格納されたプログラムを読み出して演算処理を行うとともに、当該処理に基づいて、対応するデータをランプ制御基板140または画像制御基板150に送信する。サブRAM120cは、サブCPU120aの演算処理時におけるデータのワークエリアとして機能する。
例えば、演出制御基板120におけるサブCPU120aは、主制御基板110から特別図柄の変動態様を示す変動パターン指定コマンドを受信すると、受信した変動パターン指定コマンドの内容を解析して、画像表示装置31、音声出力装置32、演出用駆動装置33、演出用照明装置34に所定の演出を実行させるための演出用データを生成し、かかる演出用データを画像制御基板150やランプ制御基板140へ送信する。
演出制御基板120のサブROM120bには、演出制御用のプログラムや各種の遊技の決定に必要なデータ、テーブルが記憶されている。
例えば、主制御基板から受信した変動パターン指定コマンドに基づいて演出パターンを決定するための演出パターン決定テーブル、停止表示する演出図柄36の組み合わせを決定するための演出図柄決定テーブル等がサブROM120bに記憶されている。なお、上述したテーブルは、本実施形態におけるテーブルのうち、特徴的なテーブルを一例として列挙しているに過ぎず、遊技の進行にあたっては、この他にも不図示のテーブルやプログラムが多数設けられている。
演出制御基板120のサブRAM120cは、複数の記憶領域を有している。
サブRAM120cには、コマンド受信バッファ、遊技状態記憶領域、演出モード記憶領域、演出パターン記憶領域、演出図柄記憶領域等が設けられている。なお、上述した記憶領域も一例に過ぎず、この他にも多数の記憶領域が設けられている。
払出制御基板130は、遊技球の発射制御と賞球の払い出し制御を行う。この払出制御基板130は、図示しない払出CPU、払出ROM、払出RAMから構成されるワンチップマイコンを備えており、主制御基板110に対して、双方向に通信可能に接続されている。払出CPUは、遊技球が払い出されたか否かを検知する払出球計数検知スイッチ132、扉開放スイッチ133、タイマからの入力信号に基づいて、払出ROMに格納されたプログラムを読み出して演算処理を行うとともに、当該処理に基づいて、対応するデータを主制御基板110に送信する。また、払出制御基板130の出力側には、遊技球の貯留部から所定数の賞球を遊技者に払い出すための賞球払出装置の払出モータ131が接続されている。払出CPUは、主制御基板110から送信された払出個数指定コマンドに基づいて、払出ROMから所定のプログラムを読み出して演算処理を行うとともに、賞球払出装置の払出モータ131を制御して所定の賞球を遊技者に払い出す。このとき、払出RAMは、払出CPUの演算処理時におけるデータのワークエリアとして機能する。
ランプ制御基板140は、遊技盤2に設けられた演出用照明装置34を点灯制御したり、光の照射方向を変更するためのモータに対する駆動制御をしたりする。また、演出用駆動装置33を動作させるソレノイドやモータ等の駆動源を通電制御する。このランプ制御基板140は、演出制御基板120に接続されており、演出制御基板120から送信されたデータに基づいて、上記の各制御を行うこととなる。
ランプ制御基板140は、演出制御基板120、演出用駆動装置33および演出用照明装置34と接続されている。このランプ制御基板140は、演出制御基板120から演出用データ(各種のコマンド)を受信し、受信した演出用データに基づいて、演出用駆動装置33を動作させるソレノイドやモータ等の駆動源の通電制御、演出用照明装置34における光の点灯制御、光の照射方向を変更するためのモータの駆動制御を行う。
画像制御基板150は、演出制御基板120、画像表示装置31および音声出力装置32と接続されている。この画像制御基板150は、演出制御基板120から演出用データ(各種のコマンド)を受信し、受信した演出用データに基づいて、画像表示装置31における画像の表示制御、音声出力装置32における音声の出力制御を行う。
発射制御基板160は、遊技球の発射制御を行う。この発射制御基板160は、入力側にタッチセンサ3aおよび発射ボリューム3bが接続されており、出力側に発射用ソレノイド4aおよび玉送りソレノイド4bを接続している。発射制御基板160は、タッチセンサ3aからのタッチ信号を入力するとともに、発射ボリューム3bから供給された電圧に基づいて、発射用ソレノイド4aや玉送りソレノイド4bを通電させる制御を行う。
タッチセンサ3aは、操作ハンドル3の内部に設けられ、遊技者が操作ハンドル3に触れたことによる静電容量の変化を利用した静電容量型の近接スイッチから構成される。タッチセンサ3aは、遊技者が操作ハンドル3に触れたことを検知すると、発射制御基板160(図π参照)に発射用ソレノイド4aの通電を許可するタッチ信号を出力する。発射制御基板160は、大前提としてタッチセンサ3aからタッチ信号の入力がなければ、遊技球200を遊技領域6に発射させないように構成されている。
発射ボリューム3bは、操作ハンドル3が回動する回動部に直結して設けられ、可変抵抗器から構成される。発射ボリューム3bは、その発射ボリューム3bに印加された定電圧(例えば5V)を可変抵抗器により分圧して、分圧した電圧を発射制御基板160に供給する(発射制御基板160に供給する電圧を可変させる)。発射制御基板160は、発射ボリューム3bにより分圧された電圧に基づいて、発射用ソレノイド4aを通電して、発射用ソレノイド4aに直結された打出部材4cを回転させることで、遊技球200を遊技領域6に発射させる。
発射用ソレノイド4aは、ロータリーソレノイドから構成され、発射用ソレノイド4aには打出部材4cが直結されており、発射用ソレノイド4aが回転することで、打出部材4cを回転させる。
ここで、発射用ソレノイド4aの回転速度は、発射制御基板160に設けられた水晶発振器の出力周期に基づく周波数から、約99.9(回/分)に設定されている。これにより、1分間における発射遊技数は、発射ソレノイドが1回転する毎に1個発射されるため、約99.9(個/分)となる。すなわち、1個の遊技球は約0.6秒毎に発射されることになる。
玉送りソレノイド4bは、直進ソレノイドから構成され、受け皿40にある遊技球を、発射用ソレノイド4aに直結された打出部材4cに向けて1個ずつ送り出す。
(大当たりの種類の説明)
本実施形態においては、第1大入賞口16を開放させる「長当たり」と第2大入賞口17を開放させる「短当たり」との2種類の「大当たり」が設けられている。
本実施形態において「長当たり」というのは、第1始動口14または第2始動口15に遊技球が入球したことを条件として行われる大当たりの抽選において、大当りに当選し、長大当たりに対応する特別図柄が決定されたときに実行される遊技をいう。
「長当たり」においては、第1大入賞口16が開放されるラウンド遊技を例えば合計15回行う。各ラウンド遊技における第1大入賞口16の総開放時間は最大29秒に設定されており、この間に第1大入賞口16に規定個数(例えば9個)の遊技球が入球すると、1回のラウンド遊技が終了となる。つまり、「長当たり」は、第1大入賞口16に遊技球が入球するとともに、当該入球に応じた賞球を遊技者が獲得できることから、多量の賞球を獲得可能な特別遊技である。また、第1大入賞口16は、遊技領域6の右側の領域に設けられていることから、「長当たり」のときには、操作ハンドル3を大きく回動させ、強い発射強度で遊技球を発射して遊技を行うように構成されている。
本実施形態において「短当たり」というのは、第1始動口14または第2始動口15に遊技球が入球したことを条件として行われる大当たりの抽選において、大当りに当選し、短当たりに対応する特別図柄が決定されたときに実行される遊技をいう。
「短当たり」においては、第2大入賞口17が開放されるラウンド遊技を例えば合計15回行う。各ラウンド遊技における第2大入賞口17の総開放時間は、最大0.052秒に設定されており、1個の遊技球が発射される発射時間(約0.6秒)よりも短くなっている。この間に第2大入賞口17に規定個数(例えば9個)の遊技球が入球すると、1回のラウンド遊技が終了となるが、上記のとおり第2大入賞口17の開放時間が極めて短いため、遊技球が入球することはほとんどない。つまり、「短当たり」は、「長当たり」とは異なり、賞球の獲得が困難な特別遊技である。
(ガラス板の構成)
次に、2枚のガラスで構成されているガラス板52についての説明をする。図4は、図1のA−A線における断面を模式的に示した断面図である。
上述した通り、ガラス板52は、遊技盤2の前面側に設けられた第1のガラス板52aと、その第1のガラス板52aの前面側に設けられた第2のガラス板52bとで構成されている。
第1のガラス板52aは、その第1のガラス板52aの上端部側の固定部53aと下端部側の固定部53bによって、遊技盤2の盤面に対して水平にガラス枠50に取り付けられている。
このため、遊技盤2の遊技領域を流下する遊技球に対して、遊技球の落下方向に影響を与えることが少ない。
第2のガラス板52bは、その第2のガラス板52bの上端部側の固定部54aと下端部側の固定部54bによって、遊技盤2の盤面に対して傾斜して、ガラス枠50に取り付けられている。
また、第2のガラス板52bの上端部には、第2のガラス板52bを固定部54aに軸支し、ガラス枠50に対して回動可能に支持する回動支持部56aが備えられている。
この回動支持部56aによって、後述するように、第2のガラス板52bの傾斜角度が調整可能になっている。
また、第2のガラス板52bの下端部側のガラス枠50における底部は、遊技盤側から遊技者側に対して下り傾斜を有している。
そして、第2のガラス板52bの下端部側に備えられた、固定部54b、回転体56b、クランク56c、バネ56dによって、第2のガラス板52bの下端部を移動可能に支持している。
クランク56cは、固定部54bと回転体56bとに接続されており、回転体56bが回転することで、クランク56cが固定部54bを遊技盤側又は遊技者側の方向に移動させる。すなわち、回転体56bの回転によって、第2のガラス板52bの下端部が移動することになる。
そして、この回転体56bの一部は、ガラス枠50から露出しており、遊技店員等が回転体56bを回転させることが可能に構成されている。このため、遊技店員等が回転体56bを回転させることで、第2のガラス板52bの傾斜角度が調整される。
本実施形態では、回動支持部56a、回転体56b及びクランク56cが傾斜角度調整部を構成している。
また、回転体56bは、ガラス枠50に備えられたロック部57と係止することによって、回転体56bの回転動作が固定される。
バネ56dは、第2のガラス板52bの下端部を遊技盤側に付勢している。
これにより、第2のガラス板52bの傾斜角度が調整されて固定された後であっても、遊技者が第2のガラス板52bを遊技盤側に向けて押圧しても、第2のガラス板52bにガタつきが生じることがない。すなわち、第2のガラス板52bの下端部を遊技者側に付勢してしまうと、第2のガラス板52bの傾斜角度が調整されて固定された後であっても、遊技者が第2のガラス板52bを遊技盤側に向けて押圧すると、バネ56dの付勢力に反して、第2のガラス板52bにガタつきが生じる。本実施形態では、バネ56dが第2のガラス板52bの下端部を遊技盤側に付勢していることで、第2のガラス板52bのガタつきを防止している。
さらに、第2のガラス板52bの下端部側には、第2のガラス板52bの下端部が移動することによりできる空間に、ゴミや不正部材が進入することを防止するための進入防止部材58が備えられている。
この進入防止部材58は、ガラス枠50の内側に設けられた挿入口に、第2のガラス板52bの下端部が移動する分だけ、挿入又は引き出されて行くことができるように構成されている。なお、進入防止部材58をアコーディオンの蛇腹のように伸縮できるように構成してもよい。
また、ガラス枠50には、第1のガラス板52aの上端部側と第2のガラス板52bの上端部側との間に、所定の光を発光する発光部34aが備えられている。この発光部34aとしては、LED、冷陰極管、蛍光灯等で構成されている。
(光の経路の説明)
次に、図5を用いて、遊技機1に関わる光の経路について説明する。
ここでは、遊技機外部からの光が遊技機1のガラス板52に入射していくときの光の経路と、ガラス枠50に備えられた発光部34aからの光がガラス板52を出射していくときの光の経路について説明する。
(遊技機外部からの光)
まず、遊技機外部からの光が遊技機1のガラス板52に入射していくときの光の経路について説明する。
ここでは、遊技機外部から光として、遊技機1が設置される遊技店の照明100について説明を行うが、遊技機外部から光としては、遊技店の照明100からの光に限られず、後ろの遊技機が発光する光についても同様である。
遊技機1が設置される遊技店の照明100から出射された光は、第2のガラス板52bに入射する。第2のガラス板52bに入射した入射光101aの一部は、反射光101bとして反射され、一部は屈折光101cとして第2のガラス板52bの内部に入射する。第2のガラス板52bの内部の屈折光101cは、ガラスから抜け出るときには、再び屈折して、出射光101dとして空気に出射する。
図5に示すように、第2のガラス板52bで光が反射する場合には、光の反射の法則から、反射光101bの反射角度B2と入射光101aの入射角度B1とは等しい角度になっている(B2=B1)。
また、空気からガラスに光が入射する場合には、屈折光101cの屈折角度C1は、入射光101aの入射角度B1よりも小さい角度になっている(C1<B1)。
また、ガラスから空気に光が出射する場合には、出射光101dの出射角度Dは、屈折光101cの屈折角度C2よりも大きい角度になっている(D>C2)。
なお、入射角度、反射角度、屈折角度、出射角度は、光の進行方向と境界面の垂線との間の角度を意味する。
このように、遊技機1のガラス板52で反射する反射光は、第2のガラス板52bを下り傾斜としたことから、遊技機外部から光の反射光は、より下方に進行することになる。
これにより、遊技機1のガラス板52で反射した反射光は、遊技者の目線から外れやすくなるので、遊技店の照明や後ろの遊技機が発光する光が遊技機1のガラス板52に映り込むことを防止し、より快適に遊技を行うことができる。
なお、第2のガラス板52bを下り傾斜させたものの、第1のガラス板52aは遊技盤2の盤面に対して水平にガラス枠50に取り付けられていることから、第2のガラス板52bの傾斜により、遊技盤2の遊技領域を流下する遊技球に対して、遊技球の落下方向に影響を与えることもない。
(ガラス枠に備えられた発光部からの光)
次に、ガラス枠50に備えられた発光部34aからの光がガラス板52を出射していくときの光の経路について説明する。
ガラス枠50に備えられた発光部34aからの出射された光は、まず第2のガラス板52bに入射する。第2のガラス板52bに入射した入射光102aの一部は、反射光102bとして反射され、一部は屈折光102cとして第2のガラス板52bの内部に入射する。第2のガラス板52bの内部の屈折光102cは、ガラスから抜け出るときには、再び屈折して、出射光102dとして空気に出射する。
図5に示すように、第2のガラス板52bで光が反射する場合には、光の反射の法則から、反射光102bの反射角度E2と入射光102aの入射角度E1とは等しい角度になっている(E2=E1)。
また、空気からガラスに光が入射する場合には、屈折光102cの屈折角度F1は、入射光102aの入射角度E1よりも小さい角度になっている(F1<E1)。
また、ガラスから空気に光が出射する場合には、出射光102dの出射角度Gは、屈折光102cの屈折角度F2よりも大きい角度になっている(G>C2)。
このように、ガラス枠50に備えられた発光部34aからの光がガラス板52を出射していくときには、発光部34aを第2のガラス板52bの上端部側に設け、第2のガラス板52bを下り傾斜としたことから、出射光は、より下方に進行することになる。
これにより、発光部34aからのガラス板52を出射した光は、遊技者に直接届きにくく、発光部からの光が点に見えたり、眩しすぎたりすることもなく、遊技盤2の盤面を明るく照らすことができる。
本実施形態によれば、第1の透明板及び第2の透明板をガラスで構成したが、透明性を有すれば、ポリカーボネイト樹脂、アクリル樹脂、ポリアリレート樹脂、メタクリル樹脂等の透明性を有する合成樹脂で構成してもよい。
また、ここでの透明性とは、必ずしも完全な透明である必要性はなく、遊技領域を流下する遊技球が視認可能な程度の半透明であってもよい。
また、本実施形態によれば、第2のガラス板52bを上下方向に傾斜させて構成したが、第2のガラス板52bを左右方向に傾斜させて構成してもよい。
また、本実施形態によれば、第2のガラス板52bの傾斜角度を調整できるように構成したが、第2のガラス板52bの傾斜角度を固定してもよい。
さらに、本実施形態によれば、ガラス板52を、遊技領域6の前面側に設けられた第1のガラス板52aと、その第1のガラス板52aの前面側に設けられた第2のガラス板52bとの2枚のガラス板で構成したが、ガラス板52を傾斜する第2のガラス板52bの1枚のガラス板だけで構成しても構わない。
さらに、本実施形態によれば、ガラス板52(第2のガラス板52b)の全体を傾斜させるように構成したが、予めガラス板52の一部を傾斜させて形成しておき、ガラス板52がガラス枠50に支持された際、ガラス板52の一部が前記遊技盤に対して傾斜するように構成してもよい。この際、傾斜するガラス板52の一部は、画像表示装置31の画像表示領域に対向する箇所であることが望ましい。
この場合にも、ガラス板52を傾斜する第2のガラス板52bだけで構成しても構わない。
1 遊技機
2 遊技盤
6 遊技領域
9 遊技釘
34a 発光部
50 ガラス枠
52a 第1のガラス板
52b 第2のガラス板
56a 回動支持部
56b 回転体
56c クランク
56d バネ
57 ロック部
58 進入防止部材

Claims (3)

  1. 遊技球が流下する遊技領域が形成された遊技盤と、
    前記遊技盤の前面側に設けられ、前記遊技領域を視認可能な透明性を有する透明板とを備え、
    前記透明板を前記遊技盤に対して傾斜するように配置し
    前記透明板の傾斜の角度を調整する傾斜角度調整部を更に備えたことを特徴とする遊技機。
  2. 前記透明板は、前記遊技領域の前面側に設けられ、該遊技領域を覆う第1の透明板と、
    前記第1の透明板の前面側に設けられた第2の透明板とから構成され、
    前記第1の透明板を前記遊技盤に対して略水平に配置し、
    前記第2の透明板を前記遊技盤に対して傾斜するように配置したことを特徴とする請求項1に遊技機。
  3. 前記第2の透明板の上端側から下端側に向けての傾斜が、前記遊技盤の下端側に向けて下り傾斜となるように、前記第2の透明板を傾斜させて配置し、
    前記第1の透明板の上端側と前記第2の透明板の上端側との間に、所定の光を発光する発光部を設けたことを特徴とする請求項2に記載の遊技機。
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