JP3904043B2 - パチンコ台における玉供給機構 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、遊戯場等に設置されるパチンコ台における玉供給機構に関するもので、特に、島の供給タンクから整列状態の玉を内枠の玉通路機構内に直接整列状態で供給することにより、玉詰り等のトラブルをなくし、かつ内枠開放時における玉落ちを防止できるパチンコ台における玉供給機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
通常、遊戯場におけるパチンコ台は、通路間に挾まれた島と称する壁状構造体の片面若しくは両面に並列状態で設置される。従来のパチンコ台は、図16に示されるように、遊戯場の島に取り付けられる外枠1と、この外枠1に対して開閉可能に取り付けられる内枠2との2つの部材から構成されており、内枠2は、その表面側にゲージ盤面3を備えるほか、玉を貯溜する上皿4a、下皿4b及び操作用ハンドル4c等が取り付けられている。そして、外枠1に対する内枠2の取り付けは、外枠1のヒンジブラケット1aに内枠2のヒンジブラケット2aを一致させ、両者のピンとピン穴とを整合させることにより行なっており、キーユニット4dの操作によりロック片4eを上下動作し、外枠1に対して内枠2をロックするようにしている。
【0003】
更に、従来のパチンコ台における内枠2の内面側には、玉の出入を管理する玉通路機構が設けられている。すなわち、図17に示すように、玉を貯溜する受け皿5が内枠2の最上部に設置されており、受け皿5で貯溜した玉は、整列通路6を経て賞球払出しユニット7内に供給され、ゲージ盤面3のチャッカーやアタッカー等に入賞した際に、この賞球払出しユニット7からシュート通路を通じて上皿4aに所定個数の賞球が払い出され、また、玉抜きが必要なときは、玉抜きユニット8を通じて下流側の下通路ユニット9に排出される。
【0004】
また、上記玉通路機構に加えて、玉を発射するための発射装置10、ディスプレイ(図8ではディスプレイカバーを符号11で示す)を制御する基板12等が内枠2の内面側に取り付けられている。
【0005】
次いで、島の供給タンクからの各パチンコ台に玉を供給する構成としては、図18に示されるように、補給レール13に図示しない島の供給タンクから玉が供給され、整列機構14により規則正しく一般には一列に規制した状態でジャバラ状の供給管15に送られ、この供給管15からイン玉カウント部16内に入った玉は、カウント処理された後、内枠2の内面上部側に設けられた受皿5に放出される。尚、内枠2の開放時、玉落ちがないようにシャッター板17がイン玉カウント部16の下部側に設置されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のパチンコ台においては、特に玉供給機構に着目した場合、補給レール13から補給される玉は整列機構14により規則正しく一般には一列に整列させた状態で供給管15を通じて受皿5に放出されるが、このとき、受皿5には不規則な状態で放出されるため、その後、内枠2に設けた整列通路6により再度規則正しく整列し直してから玉通路機構側に供給する必要があり、特に内枠2は頻繁に開放操作する関係で、この整列通路6で規則正しく整列させる機能にも限界があり、玉詰りが発生しやすく、トラブルの原因になるという問題点が指摘されている。
【0007】
また、供給側で整列状態である玉を受皿5で不規則状態にバラし、再度整列通路6で整列させるため、構造が複雑化し、かつ多くのスペースが必要となり、ゲージ盤面3に搭載するディスプレイ装置の寸法等、造形自由度においても制約を受けるという欠点が同時に指摘されている。
【0008】
更に、遊戯中のトラブル等で内枠2を開放した際、シャッター板17が有効に機能しないと、玉落ちが生じ、誤差玉が発生しやすく、玉数管理に支障が生じるという欠点も指摘されている。
【0009】
この発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、遊戯場に設置されるパチンコ台における玉供給機構において、従来の受皿及び整列通路を廃止して、遊戯場の島の供給タンクから供給管を通じて整列状態で送られてくる玉をそのまま整列状態で直接に玉通路機構内に送り込むことにより、玉詰りの解消、ゲーム部面積の増大による造形自由度の向上を図る一方、内枠開放時における玉落ちを確実に防止でき、精度の良い玉数管理が行なえるパチンコ台における玉供給機構を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、第1の発明は、遊戯場の島に取り付けられる外枠と、表面側にゲージ盤面を備え、裏面側に玉通路機構を装備し、上記外枠にヒンジ機構を介して開閉自在に取り付けられる内枠とから構成されるパチンコ台の玉通路機構に玉を供給するパチンコ台における玉供給機構において、上記玉供給機構は、外枠側に設置され、島の玉供給管から玉を整列状態で受ける連結ノズルと、内枠の玉通路機構の上流側に設置された連結ノズルとを備え、双方の連結ノズルを通じて玉通路機構内に整列状態の玉が供給され、かつ上記玉供給機構における外枠側の連結ノズルは、回転かつスライド自在に外枠側に支持されるとともに、内枠側の連結ノズルは回転自在に支持され、双方の連結ノズル間に可撓性を有し、玉を整列状に供給できる連結管が連設されていることを特徴とする。
【0011】
ここで、外枠は、遊戯場の各島毎の支持台上に設置され、内枠は、外枠に対してヒンジ機構を介して開閉可能に取り付けられる。
【0012】
内枠の内面側に設置される玉通路機構としては、例えば、通路切替えユニット、上下側玉通路、賞球払出しユニット(CR機の場合にはCR機用貸出しユニットも含む)、玉抜きユニット、セーフ玉ユニット、アウト玉ユニット等を含むとともに、チャッカーやアタッカーに入賞するために賞球を払出し動作させる制御装置、並びに下皿満杯時に発射口に玉の供給をストップする制御装置等が含まれるであろう。
【0013】
従って、第1の発明によれば、島の供給タンクから供給管を通じて整列状に供給される玉は、外枠側の連結ノズルと内枠側の連結ノズルを通じて直接玉通路機構の上流側に整列状で供給できるため、従来の受皿、並びに整列通路を廃止することができ、整列通路でのトラブルがなく、玉詰り等の問題も少なくなる。
【0014】
また、島の供給タンクから供給管を通じて供給される玉は、外枠にスライド自在に支持される連結ノズルに供給された後、連結管に送られ、その後、玉通路機構の上部側の連結ノズルに供給されるため、従来の上皿、並びに整列通路を廃止できるのに加えて、内枠を外枠に対して開閉操作する際、双方の連結ノズル間の距離が可変しても、両連結ノズルが回転するとともに、外枠に設置される連結ノズルがスライド動作し、連結管が可撓変形するため、常に整列状態の玉をパチンコ台の玉通路機構内に供給することができる。
【0015】
更に、第2の発明は、遊戯場の島に取り付けられる外枠と、表面側にゲージ盤面を備え、裏面側に玉通路機構を装備し、上記外枠にヒンジ機構を介して開閉自在に取り付けられる内枠とから構成されるパチンコ台の玉通路機構に玉を供給するパチンコ台における玉供給機構において、上記玉供給機構は、外枠側に設置され、島の玉供給管から玉を整列状態で受ける連結ノズルと、内枠の玉通路機構の上流側に設置された連結ノズルとを備え、双方の連結ノズルを通じて玉通路機構内に整列状態の玉が供給され、かつ上記玉供給機構における外枠側の連結ノズルは、スライダー上に取り付けられるとともに、内枠側の連結ノズルは、上記スライダーを動作させるガイド部を備え、内枠を外枠に対して閉鎖した状態で双方の連結ノズルを通じて玉通路機構内に玉が整列状で供給されるととももに、内枠を開放した際、上記ガイド部によりスライダーがスライドし、玉通路内にストッパー片が侵入することにより玉供給が停止されることを特徴とする。
【0016】
従って、第2の発明によれば、島の供給タンクから供給管を通じて供給される玉は、外枠側の連結ノズルに供給され、内枠の閉鎖時にはこの外枠に設置される連結ノズルから内枠の玉通路機構上流側に設けた連結ノズルとが連通しており、玉通路機構内に整列状態で玉を供給することができるとともに、内枠の開放状態においては、内枠の開放操作と連携してスライダーが動作し、玉通路内にストッパー片が侵入し、玉の供給が停止するため、内枠開放時に玉落ちが生じることがない。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るパチンコ台の実施形態について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
【0018】
図1は遊戯場の島に本発明に係るパチンコ台を並列状に複数台配置した状態を示す説明図、図2は本発明に係るパチンコ台の第1実施形態の概略構成を示す分解斜視図、図3は図2に示すパチンコ台における内枠を裏面側から見た斜視図、図4は本発明に係る玉供給機構の第1実施形態を示す分解斜視図、図5は本発明に係る玉供給機構の第1実施形態を示す内枠の裏面側から見た正面図、図6,図7は本発明に係る玉供給機構の第1実施形態の動作を示すもので、図6は内枠閉鎖状態、図7は内枠開放状態をそれぞれ示す平面図である。
【0019】
また、図8は本発明に係るパチンコ台の第2実施形態を示す分解斜視図、図9は図8に示すパチンコ台における内枠を裏面側から見た斜視図、図10は本発明に係る玉供給機構の第2実施形態を示す分解斜視図、図11は本発明に係る玉供給機構の第2実施形態を示す内枠の裏面側から見た正面図、図12乃至図15は本発明に係る玉供給機構の第2実施形態の動作を示すもので、図12,図13は内枠を閉鎖した状態、図13乃至図15は内枠を開放した状態をそれぞれ示す各平面図並びに断面図である。
【0020】
本発明に係るパチンコ台は、例えば図1に示されるように、各島の支持テーブル20上に、CR機用カードユニット21を挾んで並列に複数台配置される。このパチンコ台30は、図2に示されるように、島に取り付けられる外枠31と、この外枠31に対してヒンジ機構を介して開閉可能に取り付けられる内枠32とから構成されている。本実施形態においては、この内枠32を中間枠33と前枠34との2つの部材から構成している。もっとも、内枠32を従前のパチンコ台におけると同様に一体化構造としても良い。
【0021】
更に詳しくは、外枠31は、パチンコ台30全体を支持する強度を有する木枠で構成され、一方の側縁部の上下にはヒンジブラケット311が設けられており、また外枠31の上縁部の内面側には後述する玉供給機構に関係する支持金具40が取り付けられている。
【0022】
中間枠33は、金属鋼板を素材とした補強フレーム体から構成され、外枠31のヒンジブラケット311に対応して、ヒンジブラケット331がビス止め、あるいはスポット溶接等により固定されており、このヒンジ軸側の側縁部には奥行側に向けて玉通路機構50(詳しくは後述する)が設置される一方、ヒンジ軸側と反対側の側縁部にはキーユニット332、キーユニット332の操作により外枠31に対して中間枠33をロックするロック片333が設けられ、かつ玉を発射する発射ソレノイド等の発射装置334が設置されている。
【0023】
前枠34の表面側には、図1に示されるように、ゲージ盤面341、貯溜する上皿342、下皿343が設置され、発射装置334を操作する操作用ハンドル344が右側下方部分に設けられている。前枠34の裏面側には、ゲージ盤面341の中央部に位置するディスプレイ装置のカバー345が取り付けられており、更に、このディスプレイ装置を制御する基板346もゲージカバーに装着されている。なお、前枠34は中間枠33に対してレバー347の回動操作により着脱可能に装着される。
【0024】
ところで、本発明は、この種パチンコ台30における玉供給機構に関するもので、その第1実施形態について、図3乃至図7に基づき詳細に説明する。
【0025】
まず、中間枠33に取り付けられる玉通路機構50の構成について簡単に説明すると、中間枠33のヒンジ側の側縁部には、上下方向に沿って、かつ奥行側に向けてベースプレート51が取り付けられており、このベースプレート51の内面側には上下方向に沿って玉通路機構50が設置されている。
【0026】
この玉通路機構50は、上流側から順に、通路切替えユニット52、その下部に設置される上通路ユニット53、上通路ユニット53の下部側に並列状に設置される賞球払出しユニット54、CR機用貸出しユニット55、それらの下部に設置される玉抜きユニット56、下通路ユニット57、及びセーフ玉ユニット58、アウト玉ユニット59の各種ユニットから構成されている。
【0027】
次に、本発明の要部である玉供給機構について図3,図4を基に説明する。尚、図3では便宜上、玉通路機構50との関係がわかるように、中間枠33側に支持金具40が示されているが、この支持金具40は、実際には外枠31に取り付けられている。
【0028】
まず、2つの支持金具40には、2列のガイド長孔401,402が相互にずらせた位置に設けられており、この支持金具40の内面には、各ガイド長孔401,402の両側に沿ってガイドプレート403,404,405が取り付けられている。尚、外枠31に対して支持金具40のフランジ406が取り付けられている。
【0029】
そして、ガイド長孔401,402及びガイドプレート403,404,405により形成されるガイド部に装着されるスライダー41は、半割り体411,412を接合して構成され、スライダー41は、スライドノズル413と連結ノズル42を保持し、連結ノズル42は、特に回転自在に保持されている。そして、スライドノズル413は、ロックメンバー414を介して島の供給タンクから玉を供給する図示しないジャバラ状の供給管と連結している。
【0030】
従って、左右一対のスライダー41が支持金具40のガイド長孔401,402にスライド可能に装着され、このスライダー41に保持されているスライドノズル413、連結ノズル42内に島の供給タンクから玉が供給される。
【0031】
次いで、内枠32(中間枠33)に設置されている玉通路機構50には、玉通路機構50の最上部に位置する通路切替えユニット52に連結ノズル43がホルダ431により取り付けられており、この内枠32側に設置される連結ノズル43と外枠側に設置される連結ノズル42間には、可撓性を有するバネ材からなる連結管44が連設されている。尚、符号432は、連結ノズル43と連結管44とのロックメンバーを示す。
【0032】
従って、通常状態、すなわち、内枠32を外枠31に対して閉鎖している状態においては、島の供給タンクから供給管を通じて供給される玉は、スライドノズル413、連結ノズル42に供給され、連結管44を通じて内枠32側の連結ノズル43に到達し、整列状態を維持したまま、通路切替えユニット52に供給される。
【0033】
すなわち、タンクの供給管から整列状に供給される玉は、本実施形態における玉供給機構を介して整列状態で玉通路機構50に供給されることになり、従来の受け皿及び整列通路を廃止することができ、従来玉詰りのネックとなっていた整列通路を廃止することにより、玉詰り等のトラブルを未然に防止できるという利点がある。
【0034】
また、従来の受け皿及び整列通路を廃止することにより、ディスプレイ装置等、他部品との干渉を考慮する必要がなく、大型のディスプレイ装置の搭載も可能となり、パチンコ台30のゲージ盤面341の造形自由度を大幅に向上させることができるという有利さがある。
【0035】
更に、本実施形態における玉供給機構においては、図7に示すように、内枠32(中間枠33)を開放操作した際には、各連結ノズル42,43が回転するとともに、スライダー41がガイド長孔401,402に沿ってスライド動作することになり、更に、バネ材からなる連結管44が可撓変形することにより、内枠32を開放操作しても玉を整列状態で澱みなく供給することができる。
【0036】
従って、従来のように内枠開放時に玉落ちが生じるという不具合がなく、玉数管理を精度良く行なうことができ、しかも、内枠32の開放状態においても継続して整列状態の玉を供給することができ、玉切れ等の問題もなくなる。
【0037】
次いで、図8乃至図13は、本発明に係る玉供給機構の第2実施形態を示すもので、従来の受け皿及び整列通路を廃止して、玉を整列状態で直接玉通路機構50に供給することは第1実施形態と同様であるが、第1実施形態に使用するスライダー41や可撓性をもつ連結管44の替わりに、内枠32の開閉操作により玉通路内に臨むストッパー片を進退させるという構成である。尚、玉供給機構以外の構成は、第1実施形態と同一であるので、同一符号を付しその説明は省略する。
【0038】
この第2実施形態における玉供給機構は、図9,図10を基に説明する。外枠31のヒンジ側上縁部の内面側に支持プレート60がフランジ601の取付孔602にスペーサー603、バネ604、ワッシャー605を介して固定されている。
【0039】
そして、この支持プレート60上にスライダー61がスプリング611を介してスプリング611の引っ張り方向に付勢された状態でスライド可能に取り付けられており、このスライダー61に連結ノズル62がホルダ621により取り付けられ、連結ノズル62の供給側には、島の供給管からの玉を受容するロックメンバー622が設置されている。
【0040】
更に、スライダー61は、支持プレート60に対してスライド可能であるため、スライダー61の長孔612に対してワッシャー613、段付ビス614が嵌め込まれ、プレート60の大径の丸孔606内にスライダー61の下面に設けた円筒部615が嵌まり込み、円筒部615に設けた切欠き616内に丸孔606の縁部に形成したストッパー片607が侵入可能であり、スプリング611のバネ力が作用している時(内枠32開放時)は、連結ノズル62と内部が連通している円筒部615の切欠き616内にストッパー片607が侵入して玉通路617内で玉の通過を遮断するという構成である(図15参照)。
【0041】
そして、このスライダー61を動作させる手段として、内枠32(中間枠33)のベースプレート51に連結ノズル63が取付具631を介して取り付けられている。この連結ノズル63は、上記外枠31側の連結ノズル62と開口が一致して玉供給が行なわれる中空円筒状の玉通路632が設定されているとともに、上縁に沿って波状のフランジ633が形成されており、このフランジ633がスライダー61の円筒部615と当接して、内枠32の開閉動作に連携してスライダー61を動作させることになる。
【0042】
すなわち、図9,図11,図12,図13で示す内枠32の閉鎖状態においては、連結ノズル63によりスライダー61は図12中矢印A方向に押圧されているため、外枠31側の連結ノズル62と連通する円筒部615の玉通過穴617と内枠32側の連結ノズル63の玉通路632の双方の開口が一致している。
【0043】
従って、島の供給タンクから供給される玉は整列状態で連結ノズル62,63を通じて通路切替えユニット52に供給されるため、この実施形態においても、従来の上皿、整列通路を廃止して、直接整列状態で玉を供給することが可能となり、玉詰り等のトラブルを極力抑えることができ、かつ上皿並びに整列通路を廃止することによりゲーム部の面積を拡大させることができるという第1実施形態同様の作用効果を有する。
【0044】
そして、内枠32(中間枠33)を開放した状態においては、図14,図15に示すように、連結ノズル63のフランジ633からの押圧力が解除されるため、スプリング611によりスライダー61が図14中矢印B方向にスライドすることにより、図15に示すように、連結ノズル62と連通する円筒部615の玉通過穴617内にストッパー片607が侵入して、シャッターとして機能するため、連結ノズル62から連結ノズル63への玉の供給が行なわれず、玉供給が停止する。従って、内枠32開放に伴なう玉落ち等の不具合はなく、精度の良い玉数管理を行なうことができる。
【0045】
以上説明した通り、本発明に係るパチンコ台30における玉供給機構は、第1実施形態のように、上側の連結ノズル42をスライダー41を介して外枠31側に取り付け、上側の連結ノズル42と下側の連結ノズル43との間に可撓性を有する連結管44を設置する構成や、第2実施形態のように内枠32の開閉動作に対応して駆動するシャッター機能をもつスライダー61により連結ノズル62,63間の玉流れを停止させるような構成を採用したが、島の供給タンクから外枠31側の連結ノズル、玉通路機構50の上流側に設置した連結ノズルを通じて玉を整列状で直接供給する構成であれば、第1実施形態、第2実施形態に限定されることなく、適宜構造を変更しても本発明を逸脱するものではない。
【0046】
【発明の効果】
以上説明した通り、本発明に係るパチンコ台における玉供給機構は、以下に記載する格別の作用効果を有する。
【0047】
(1)第1の発明によれば、島の供給タンクから供給管を通じて整列状に供給される玉は、外枠側の連結ノズルと内枠側の連結ノズルを通じて直接玉通路機構の上流側に整列状で供給できるため、従来の受皿、並びに整列通路を廃止することができ、整列通路でのトラブルがなく、玉詰り等の不具合を有効に解決できるという効果を有する。
【0048】
更に、従来の受け皿、整列通路を廃止できるため、他部品の設置自由度が向上するとともに、大型のディスプレイ装置の使用が可能になる等、造形自由度が向上するという効果を有する。
【0049】
また、玉落ちを防止できることから、精度の良い玉数管理が行なえるという効果を有する。
【0050】
加えて、島の供給タンクから供給管を通じて供給される玉は、外枠にスライド自在に支持される連結ノズルに供給された後、連結管に送られ、その後、玉通路機構の上部側の連結ノズルに供給されるため、従来の上皿、並びに整列通路を廃止できるのに加えて、内枠を外枠に対して開閉操作する際、双方の連結ノズル間の距離が可変しても、両連結ノズルが回転するとともに、外枠に設置される連結ノズルがスライド動作し、連結管が可撓変形するため、常に整列状態の玉をパチンコ台の玉通路機構内に供給することができ、玉詰り、玉切れ等の不具合を有効に解決できるという効果を有する。
【0051】
(2)第2の発明によれば、島の供給タンクから供給管を通じて供給される玉は、外枠側の連結ノズルに供給され、内枠の閉鎖時にはこの外枠に設置される連結ノズルから内枠の玉通路機構上流側に設けた連結ノズルとが連通しており、玉通路機構内に整列状態で玉を供給することができるとともに、内枠の開放状態においては、内枠の開放操作と連携してスライダーが動作し、玉通路内にストッパー片が侵入し、玉の供給が停止するため、内枠開放時に玉落ちが生じることがなく、精度の良い玉数管理が行なえるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るパチンコ台の配置構成を示す説明図である。
【図2】 本発明に係る玉供給機構の第1実施形態を適用したパチンコ台の構成を示す分解斜視図である。
【図3】 図である2に示すパチンコ台における中間枠を裏面側から見た斜視図である。
【図4】 本発明に係る玉供給機構の第1実施形態を示す分解斜視図である。
【図5】 本発明に係る玉供給機構の第1実施形態を示す内枠裏面側から見た正面図である。
【図6】 本発明に係る玉供給機構の第1実施形態における内枠閉鎖状態を示す平面図である。
【図7】 本発明に係る供給機構の第1実施形態における内枠開放状態を示す平面図である。
【図8】 本発明に係る玉供給機構の第2実施形態を適用したパチンコ台の構成を示す分解斜視図である。
【図9】 図である8に示すパチンコ台における中間枠を裏面側から見た斜視図である。
【図10】 本発明に係る玉供給機構の第2実施形態を示す分解斜視図である。
【図11】 本発明に係る玉供給機構の第2実施形態を示す内枠裏面側から見た正面図である。
【図12】 本発明に係る玉供給機構の第2実施形態における内枠の閉鎖状態を示す平面図である。
【図13】 図である11中XIII−XIII線断面図である。
【図14】 本発明に係る玉供給機構の第2実施形態における内枠開放状態時の平面図である。
【図15】 内枠開放状態時の図である13と同一部位を示す断面図である。
【図16】 従来のパチンコ台の構成を示す概略図である。
【図17】 従来のパチンコ台における内枠を裏面側から見た正面図である。
【図18】 従来のパチンコ台における玉供給機構の構成を示す説明図である。
【符号の説明】
20 支持テーブル
21 CR機用カードユニット
30 パチンコ台
31 外枠
311 ヒンジブラケット
32 内枠
33 中間枠
331 ヒンジブラケット
332 キーユニット
334 発射ユニット
34 前枠
40 支持金具
41 スライダー
42,43 連結ノズル
44 連結管
50 玉通路機構
52 通路切替えユニット
60 支持プレート
61 スライダー
62,63 連結ノズル
Claims (2)
- 島に取り付けられる外枠と、表面側にゲージ盤面を備え、裏面側に玉通路機構を装備し、上記外枠にヒンジ機構を介して開閉自在に取り付けられる内枠とから構成されるパチンコ台の玉通路機構に玉を供給するパチンコ台における玉供給機構において、
上記玉供給機構は、外枠側に設置され、島の玉供給管から玉を整列状態で受ける連結ノズルと、内枠の玉通路機構の上流側に設置された連結ノズルとを備え、双方の連結ノズルを通じて玉通路機構内に整列状態の玉が供給され、かつ
上記玉供給機構における外枠側の連結ノズルは、回転かつスライド自在に外枠側に支持されるとともに、内枠側の連結ノズルは回転自在に支持され、双方の連結ノズル間に可撓性を有し、玉を整列状態で供給できる連結管が連設されていることを特徴とするパチンコ台における玉供給機構。 - 島に取り付けられる外枠と、表面側にゲージ盤面を備え、裏面側に玉通路機構を装備し、上記外枠にヒンジ機構を介して開閉自在に取り付けられる内枠とから構成されるパチンコ台の玉通路機構に玉を供給するパチンコ台における玉供給機構において、
上記玉供給機構は、外枠側に設置され、島の玉供給管から玉を整列状態で受ける連結ノズルと、内枠の玉通路機構の上流側に設置された連結ノズルとを備え、双方の連結ノズルを通じて玉通路機構内に整列状態の玉が供給され、かつ
上記玉供給機構における外枠側の連結ノズルは、スライダー上に取り付けられるとともに、内枠側の連結ノズルは、上記スライダーを動作させるガイド部を備え、内枠を外枠に対して閉鎖した状態で双方の連結ノズルを通じて玉通路機構内に玉が整列状態で供給されるととももに、内枠を開放した際、上記ガイド部によりスライダーがスライドし、玉通路内にストッパー片が侵入することにより玉供給が停止されることを特徴とするパチンコ台における玉供給機構。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP28558098A JP3904043B2 (ja) | 1998-10-07 | 1998-10-07 | パチンコ台における玉供給機構 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP28558098A JP3904043B2 (ja) | 1998-10-07 | 1998-10-07 | パチンコ台における玉供給機構 |
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Publication Number | Publication Date |
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