JP4098306B2 - Tcpハンドリング装置および当該装置における位置ずれ補正方法 - Google Patents

Tcpハンドリング装置および当該装置における位置ずれ補正方法 Download PDF

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Description

【技術分野】
本発明は、ICデバイスの1種であるTCP(Tape Carrier Package)やCOF(Chip On Film)(以下、TCP、COF、その他TAB(Tape Automated Bonding)実装技術によって製造されたデバイスを纏めて「TCP」という。)を試験するのに用いられるTCPハンドリング装置、およびTCPハンドリング装置におけるTCPとコンタクト部との位置ずれ補正方法に関するものである。
【背景技術】
ICデバイス等の電子部品の製造過程においては、最終的に製造されたICデバイスやその中間段階にあるデバイス等の性能や機能を試験する電子部品試験装置が必要であり、TCPの場合には、TCP用の試験装置が使用される。
TCP用の試験装置は、一般的にテスタ本体と、テストヘッドと、TCPハンドリング装置(以下「TCPハンドラ」という場合がある。)とから構成される。このTCPハンドラは、テープ(フィルムの概念も含むものとする。以下同じ。)上にTCPが複数形成されたキャリアテープを搬送して、テストヘッドに電気的に接続されているプローブカードのプローブにキャリアテープを押圧し、TCPの外部端子をプローブにコンタクトさせることにより、複数のTCPを順次試験に付す機能を備えている。
このようなTCPハンドラを使用して効率良く正確に試験を行うためには、TCPの外部端子とプローブカードの各プローブとを確実にコンタクトさせることが必要である。
従来、TCPとプローブとの位置合わせ方法として、キャリアテープをプッシャおよびクランプまたはコンタクトプレスとともにXY方向に移動させる方法(実公平6−2271号公報,特開平9−92695号公報,特開平8−29484号公報)や、プローブカードをXY方向に移動させる方法(特開平10−185996号公報,特開2002−181888号公報)が知られている。
しかしながら、このようなXY方向のみの2軸制御では、TCPとプローブとの位置合わせを必ずしも正確に行うことができず、コンタクト不良が発生することが少なからずあった。特に、将来的なデバイスの多ピン・狭ピッチ化に伴い、かかるコンタクト不良の発生頻度は大きくなると予想される。
一方、特開2002−181889号公報には、回転ステージに搭載したプローブカードをTCPに対して補正角度θだけ回転させることにより、TCPとプローブカードとの角度のずれを補正する発明が記載されている。
しかしながら、特開2002−181889号公報に記載の発明は、あくまでも初期設定時にプローブカードを回転させて位置合わせを行うものであるため、TCP試験装置の実稼動中にTCPとプローブカードとにずれが生じた場合、または初期設定自体が不正確で、それがTCP試験装置の実稼動中に発見された場合には対応することができなった。
【発明の開示】
本発明は、このような実状に鑑みてなされたものであり、TCPとコンタクト部との位置合わせを正確に行い、コンタクト不良の発生を低減させることのできるTCPハンドリング装置、およびTCPハンドリング装置における位置ずれ補正方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、第1に本発明は、テープ上にTCPが複数形成されたキャリアテープを搬送して、テストヘッドに電気的に接続されているコンタクト部にキャリアテープを押圧し、TCPの外部端子を前記コンタクト部に接続させることにより、複数のTCPを順次試験に付すことのできるTCPハンドリング装置であって、前記コンタクト部に対向する位置に設けられ、キャリアテープを吸着保持し、当該吸着保持したキャリアテープを前記コンタクト部に押圧することのできるプッシャユニットと、前記プッシャユニットに設けられ、前記プッシャユニットを垂直軸回りに回転移動させることのできるプッシャユニット移動装置とを備えたことを特徴とするTCPハンドリング装置を提供する(発明1)。
本明細書における「コンタクト部」には、TCPの外部端子が接続される接続端子(例えばプローブ)そのものと、そのような接続端子を備えた部材(例えばプローブカード)の双方の概念が含まれるものとする。
上記発明(発明1)によれば、プッシャユニット移動装置によってキャリアテープを垂直軸回りに回転移動させることにより、垂直軸回りにずれているTCPとコンタクト部との位置合わせを行い、コンタクト不良の発生を低減させることができる。
上記発明(発明1)において、前記プッシャユニット移動装置は、さらに前記プッシャユニットを平面方向に移動させることのできる機能を備えているのが好ましい(発明2)。
上記発明(発明2)によれば、プッシャユニット移動装置によってキャリアテープを垂直軸回りに回転移動および/または平面方向に移動させることにより、TCPとコンタクト部との位置合わせを確実に行い、コンタクト不良の発生を低減させることができる。
上記発明(発明2)において、前記プッシャユニットは、フレームと、前記フレームに取り付けられ、キャリアテープを吸着保持するプッシャ本体部とを備えており、前記プッシャユニット移動装置は、前記プッシャユニットのフレームにおける前記プッシャ本体部の背面側に設けられており、前記プッシャユニット移動装置は、前記プッシャユニットのフレームを介して前記プッシャ本体部を移動させることにより、前記プッシャ本体部が吸着保持しているキャリアテープを移動させてもよい発明3)。
上記発明(発明1〜3)に係る前記TCPハンドリング装置は、前記TCPハンドリング装置は、TCPと前記コンタクト部との位置ずれの情報を取得することのできる位置ずれ情報取得装置をさらに備えており、前記位置ずれ情報取得装置によって取得した位置ずれ情報に基づいて、前記プッシャユニット移動装置を駆動し、前記位置ずれを自動補正するのが好ましい(発明4)。
本明細書における「位置ずれ情報」には、位置ずれの方向(X・Y・θ)および位置ずれの量が含まれるものとする。
位置ずれ情報取得装置としては、例えば、キャリアテープおよびコンタクト部を撮像することのできるカメラと画像処理装置との組合せ等を挙げることができる。
上記発明(発明4)によれば、オペレータの技量等にかかわらず、TCPとコンタクト部との位置ずれを自動的に確実に補正することが可能となる。
に本発明は、テープ上にTCPが複数形成されたキャリアテープを搬送して、テストヘッドに電気的に接続されているコンタクト部にキャリアテープを押圧し、TCPの外部端子を前記コンタクト部に接続させることにより、複数のTCPを順次試験に付すことのできるTCPハンドリング装置であって、TCPと前記コンタクト部との位置ずれの情報を取得することのできる位置ずれ情報取得装置と、前記コンタクト部に対向する位置に設けられ、キャリアテープを吸着保持し、当該吸着保持したキャリアテープを前記コンタクト部に押圧することのできるプッシャユニットと、前記プッシャユニットに設けられ、前記プッシャユニットを垂直軸回りに回転移動させることのできるプッシャユニット移動装置と、前記コンタクト部を、その垂直軸回りに回転移動させることのできるコンタクト部移動装置とを備えており、前記位置ずれ情報取得装置によって取得した位置ずれ量が所定の値より大きい場合または所定の値以上の場合には、前記コンタクト部移動装置を駆動して前記コンタクト部を垂直軸回りに回転移動させ、前記位置ずれ量が所定の値以下の場合または所定の値未満の場合には、前記プッシャユニット移動装置を駆動して前記プッシャユニットを垂直軸回りに回転移動させることにより、前記位置ずれを自動補正することを特徴とするTCPハンドリング装置を提供する(発明5)。
上記発明(発明5)によれば、プッシャユニット移動装置またはコンタクト部移動装置を駆動することにより、垂直軸回りにずれているTCPとコンタクト部との位置合わせを行い、コンタクト不良の発生を低減させることができる。
ここで、TCPハンドリング装置の構造上、テスタ本体に繋がるコードを多数備えたコンタクト部を移動させるコンタクト部移動装置と比較して、プッシャユニット移動装置は短時間で位置ずれ補正を行うことが可能である。しかしながら、プッシャユニット移動装置は、ガイドローラやスプロケット等によって支持されたキャリアテープを移動させるものであるため、その移動量が大きいとキャリアテープに応力がかかり、キャリアテープ上のTCP(特にリードまたはテストパッド)やキャリアテープ自体(特にスプロケットの爪が入る穴部またはその周辺部)を損傷してしまうおそれがある。
したがって、上記発明(発明5)によれば、位置ずれ量が大きい場合には、コンタクト部移動装置を駆動してTCPやキャリアテープの損傷を防止し、位置ずれ量が小さい場合には、プッシャユニット移動装置を駆動して位置ずれ補正の時間、ひいてはインデックスタイムを短くすることができる。
上記発明(発明5)に係るTCPハンドリング装置は、前記プッシャユニット移動装置は、さらに前記プッシャユニットを平面方向に移動させることのできる機能を備えており、前記コンタクト部移動装置は、さらに前記コンタクト部を平面方向に移動させることのできる機能を備えており、前記位置ずれ情報取得装置によって取得した位置ずれ量が所定の値より大きい場合または所定の値以上の場合には、前記コンタクト部移動装置を駆動して前記コンタクト部を垂直軸回りに回転移動および/または平面方向に移動させ、前記位置ずれ量が所定の値以下の場合または所定の値未満の場合には、前記プッシャユニット移動装置を駆動して前記プッシャユニットを垂直軸回りに回転移動および/または平面方向に移動させることにより、前記位置ずれを自動補正するのが好ましい(発明6)。
上記発明(発明6)によれば、プッシャユニット移動装置またはコンタクト部移動装置によってキャリアテープまたはコンタクト部を垂直軸回りに回転移動および/または平面方向に移動させることにより、TCPとコンタクト部との位置合わせを確実に行い、コンタクト不良の発生を低減させることができる。また、上記発明(発明6)によれば、位置ずれ量が大きい場合には、コンタクト部移動装置を駆動してTCPやキャリアテープの損傷を防止し、位置ずれ量が小さい場合には、プッシャユニット移動装置を駆動して位置ずれ補正の時間、ひいてはインデックスタイムを短くすることができる。
に本発明は、テープ上にTCPが複数形成されたキャリアテープを搬送して、テストヘッドに電気的に接続されているコンタクト部にキャリアテープを押圧し、TCPの外部端子を前記コンタクト部に接続させることにより、複数のTCPを順次試験に付すことのできるTCPハンドリング装置におけるTCPと前記コンタクト部との位置ずれ補正方法であって、前記TCPハンドリング装置(発明1)を使用して、キャリアテープを吸着保持している前記プッシャユニットを、前記プッシャユニット移動装置によって垂直軸回りに回転移動させることにより、TCPと前記コンタクト部との位置ずれを補正することを特徴とするTCPハンドリング装置における位置ずれ補正方法を提供する(発明7)。
上記発明(発明7)によれば、キャリアテープを垂直軸回りに回転移動させることにより、垂直軸回りにずれているTCPとコンタクト部との位置合わせを行い、コンタクト不良の発生を低減させることができる。
に本発明は、テープ上にTCPが複数形成されたキャリアテープを搬送して、テストヘッドに電気的に接続されているコンタクト部にキャリアテープを押圧し、TCPの外部端子を前記コンタクト部に接続させることにより、複数のTCPを順次試験に付すことのできるTCPハンドリング装置におけるTCPと前記コンタクト部との位置ずれ補正方法であって、前記TCPハンドリング装置(発明2)を使用して、キャリアテープを吸着保持している前記プッシャユニットを、前記プッシャユニット移動装置によって垂直軸回りに回転移動および/または平面方向に移動させることにより、TCPと前記コンタクト部との位置ずれを補正することを特徴とするTCPハンドリング装置における位置ずれ補正方法を提供する(発明8)。
上記発明(発明8)によれば、キャリアテープを垂直軸回りに回転移動および/または平面方向に移動させることにより、TCPとコンタクト部との位置合わせを確実に行い、コンタクト不良の発生を低減させることができる。
に本発明は、テープ上にTCPが複数形成されたキャリアテープを搬送して、テストヘッドに電気的に接続されているコンタクト部にキャリアテープを押圧し、TCPの外部端子を前記コンタクト部に接続させることにより、複数のTCPを順次試験に付すことのできるTCPハンドリング装置におけるTCPと前記コンタクト部との位置ずれ補正方法であって、前記TCPハンドリング装置(発明1)を使用して、TCPと前記コンタクト部との位置ずれの情報を取得し、前記取得した位置ずれ情報に基づいて、キャリアテープを吸着保持している前記プッシャユニットを、前記プッシャユニット移動装置によって垂直軸回りに回転移動させることにより、前記位置ずれを補正することを特徴とするTCPハンドリング装置における位置ずれ補正方法を提供する(発明9)。
上記発明(発明9)によれば、取得した位置ずれ情報に基づいてキャリアテープを垂直軸回りに回転移動させることにより、垂直軸回りにずれているTCPとコンタクト部との位置ずれを確実に補正することが可能となる。
に本発明は、テープ上にTCPが複数形成されたキャリアテープを搬送して、テストヘッドに電気的に接続されているコンタクト部にキャリアテープを押圧し、TCPの外部端子を前記コンタクト部に接続させることにより、複数のTCPを順次試験に付すことのできるTCPハンドリング装置におけるTCPと前記コンタクト部との位置ずれ補正方法であって、前記TCPハンドリング装置(発明2)を使用して、キャリアテープを吸着保持している前記プッシャユニットを、前記プッシャユニット移動装置によって垂直軸回りに回転移動および/またはその平面方向に移動させることにより、前記位置ずれを補正することを特徴とするTCPハンドリング装置における位置ずれ補正方法を提供する(発明10)。
上記発明(発明10)によれば、取得した位置ずれ情報に基づいてキャリアテープを垂直軸回りに回転移動および/または平面方向に移動させることにより、TCPとコンタクト部との位置ずれを確実に補正することが可能となる。
に本発明は、テープ上にTCPが複数形成されたキャリアテープを搬送して、テストヘッドに電気的に接続されているコンタクト部にキャリアテープを押圧し、TCPの外部端子を前記コンタクト部に接続させることにより、複数のTCPを順次試験に付すことのできるTCPハンドリング装置におけるTCPと前記コンタクト部との位置ずれ補正方法であって、前記TCPハンドリング装置(発明5)を使用して、前記位置ずれ情報取得装置によって取得した位置ずれ量が所定の値より大きい場合または所定の値以上の場合には、前記コンタクト部移動装置を駆動して前記コンタクト部を垂直軸回りに回転移動させ、前記位置ずれ量が所定の値以下の場合または所定の値未満の場合には、前記プッシャユニット移動装置を駆動して前記プッシャユニットを垂直軸回りに回転移動させることにより、前記位置ずれを補正することを特徴とするTCPハンドリング装置における位置ずれ補正方法を提供する(発明11)。
上記発明(発明11)によれば、垂直軸回りにずれているTCPとコンタクト部との位置合わせを行い、コンタクト不良の発生を低減させることができる。
ここで、TCPハンドリング装置の構造上、テスタ本体に繋がるコードを多数備えたコンタクト部を移動させて位置ずれ補正を行う時間よりも、キャリアテープを移動させて位置ずれ補正を行う時間の方が短くできるのが通常である。しかしながら、キャリアテープは通常ガイドローラやスプロケット等によって支持されているため、キャリアテープの移動量が大きいとキャリアテープに応力がかかり、キャリアテープ上のTCP(特にリードまたはテストパッド)やキャリアテープ自体(特にスプロケットの爪が入る穴部またはその周辺部)を損傷してしまうおそれがある。
したがって、上記発明(発明11)によれば、位置ずれ量が大きい場合には、コンタクト部を垂直軸回りに回転移動させてTCPやキャリアテープの損傷を防止し、位置ずれ量が小さい場合には、キャリアテープを垂直軸回りに回転移動させて位置ずれ補正の時間、ひいてはインデックスタイムを短くすることができる。
に本発明は、テープ上にTCPが複数形成されたキャリアテープを搬送して、テストヘッドに電気的に接続されているコンタクト部にキャリアテープを押圧し、TCPの外部端子を前記コンタクト部に接続させることにより、複数のTCPを順次試験に付すことのできるTCPハンドリング装置におけるTCPと前記コンタクト部との位置ずれ補正方法であって、前記TCPハンドリング装置(発明6)を使用して、前記位置ずれ情報取得装置によって取得した位置ずれ量が所定の値より大きい場合または所定の値以上の場合には、前記コンタクト部移動装置を駆動して前記コンタクト部を垂直軸回りに回転移動および/または平面方向に移動させ、前記位置ずれ量が所定の値以下の場合または所定の値未満の場合には、前記プッシャユニット移動装置を駆動して前記プッシャユニットを垂直軸回りに回転移動および/または平面方向に移動させることにより、前記位置ずれを補正することを特徴とするTCPハンドリング装置における位置ずれ補正方法を提供する(発明12)。
上記発明(発明12)によれば、コンタクト部またはキャリアテープを垂直軸回りに回転移動および/または平面方向に移動させることにより、TCPとコンタクト部との位置合わせを行い、コンタクト不良の発生を低減させることができる。また、上記発明(発明12)によれば、位置ずれ量が大きい場合には、コンタクト部を垂直軸回りに回転移動および/または平面方向に移動させてTCPやキャリアテープの損傷を防止し、位置ずれ量が小さい場合には、キャリアテープを垂直軸回りに回転移動および/または平面方向に移動させて位置ずれ補正の時間、ひいてはインデックスタイムを短くすることができる。
【図面の簡単な説明】
図1は、本発明の一実施形態に係るTCPハンドラを用いたTCP試験装置を示す正面図である。
図2は、同実施形態に係るTCPハンドラにおけるプッシャユニットの側面図である。
図3は、同実施形態に係るTCPハンドラにおけるプッシャステージの平面図である。
図4は、同実施形態に係るTCPハンドラにおけるプローブカードステージの平面図である。
図5は、同実施形態に係るTCPハンドラにおけるプローブカードステージの正面図である。
図6は、同実施形態に係るTCPハンドラの主動作を説明するフローチャートである。
【発明を実施するための最良の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
本発明の一実施形態に係るTCPハンドラを用いたTCP試験装置を図1に示す。
TCP試験装置1は、図示しないテスタ本体と、テスタ本体に電気的に接続されたテストヘッド10と、テストヘッド10の上側に設けられたTCPハンドラ2とから構成される。
TCPハンドラ2は、キャリアテープ5上に複数形成された各TCPを順次試験に付すものであり、本実施形態では、説明の簡略化のためにTCPを1個ごと試験に付すものとする。ただし、本発明はこれに限定されるものではなく、キャリアテープ5上において直列方向および/または並列方向に並んだ複数のTCPを同時に試験に付すようにしてもよい。
TCPハンドラ2は、巻出リール21と巻取リール22とを備えており、巻出リール21には試験前のキャリアテープ5が巻き取られている。キャリアテープ5は、巻出リール21から巻き出され、試験に付された後に巻取リール22に巻き取られる。
巻出リール21と巻取リール22との間には、キャリアテープ5から剥離した保護テープ51を巻出リール21から巻取リール22に架け渡す3個のスペーサロール23a,23b,23cが設けられている。各スペーサロール23a,23b,23cは、保護テープ51の張力を調整することができるように、それぞれ上下可動となっている。
巻出リール21の下側には、テープガイド24a、巻出リミットローラ25a、イン側サブスプロケット25bおよびイン側ガイドローラ25cが設けられており、巻出リール21から巻き出されたキャリアテープ5は、テープガイド24aによってガイドされつつ、巻出リミットローラ25a、イン側サブスプロケット25bおよびイン側ガイドローラ25cを経てプッシャユニット3に搬送される。
また、巻取リール22の下側には、テープガイド24b、巻取リミットローラ25f、アウト側サブスプロケット25eおよびアウト側ガイドローラ25dが設けられており、試験に付された後のキャリアテープ5は、アウト側ガイドローラ25d、アウト側サブスプロケット25eおよび巻取リミットローラ25fを経て、テープガイド24bによってガイドされつつ、巻取リール22に巻き取られる。
イン側ガイドローラ25cと、アウト側ガイドローラ25dとの間には、プッシャユニット3が設けられており、プッシャユニット3の前段側(図1中左側)には第1カメラ6aが、プッシャユニット3の下側(後述するプローブカードステージ7の内側)には第2カメラ6bが、プッシャユニット3の後段側(図1中右側)には第3カメラ6cが設けられている。また、プッシャユニット3と第3カメラ6cとの間には、マークパンチ26aおよびリジェクトパンチ26bが設けられている。
マークパンチ26aは、試験の結果に基づいて、該当するTCPにつき所定の位置に1個または複数個の孔を開けるものであり、リジェクトパンチ26bは、試験の結果不良品であると判断されたTCPを打ち抜くものである。
各カメラ6a,6b,6cは、図示しない画像処理装置に接続されており、第1カメラ6aおよび第3カメラ6cは、キャリアテープ5上におけるTCPの有無やマークパンチ26aによる孔の位置や数を判断するためのものであり、第2カメラ6bは、キャリアテープ5上のTCPとプローブとの位置ずれの情報を取得するためのものである。本実施形態における第2カメラ6bは、視野内の複数の対象についての位置ずれ情報を取得することができるようになっている。
第2カメラ6bは、カメラステージ61上に搭載されており、カメラステージ61が有するアクチュエータによって平面視縦横方向(X軸−Y軸方向)および上下方向(Z軸方向)に移動可能となっている。
図1および図2に示すように、プッシャユニット3のフレーム(プッシャフレーム)36には、ボールねじ32を回転させることのできるサーボモータ31がブラケット361を介して取り付けられているとともに、ボールねじ32が螺合しているプッシャ本体部33が2本のZ軸方向のリニアモーションガイド(以下「LMガイド」という。)37を介して取り付けられている。このプッシャ本体部33は、サーボモータ31を駆動させることにより、リニアモーションガイド37にガイドされながら上下方向(Z軸方向)に移動可能となっている。
このプッシャ本体部33の下端部には、エアを吸引することによりキャリアテープ5を吸着保持することのできる吸着プレート34が設けられている。
プッシャ本体部33の前段側(図1中左側)には、テンションスプロケット35aが設けられており、プッシャ本体部33の後段側(図1中右側)には、メインスプロケット35bが設けられている。
図2および図3に示すように、プッシャフレーム36におけるプッシャ本体部33の背面側には、基台38に載せられるようにしてプッシャステージ4が設置されており、プッシャステージ4の回転台であるトップテーブル48はプッシャフレーム36に固定されている。
プッシャステージ4のベース40上には、X軸方向に軸を有するボールねじ42aを回転させるサーボモータ41aと、Y軸方向に軸を有するボールねじ42bを回転させるサーボモータ41bと、Y軸方向に軸を有するボールねじ42cを回転させるサーボモータ41cとが設けられており、サーボモータ41bおよびサーボモータ41cは、それぞれベース40上の両端部に位置している。
ボールねじ42aには、X軸方向のLMガイド43a,43aにガイドされてX軸方向に摺動可能な摺動ブロック44aが螺合している。摺動ブロック44aには、Y軸方向のLMガイド45aを介して摺動板46aがY軸方向に摺動可能に取り付けられている。摺動板46aの上側には、内部にローラリングを有する回転部材47aが固定されており、回転部材47aは、トップテーブル48に回転自在に取り付けられている。
ボールねじ42bには、Y軸方向のLMガイド43b,43bにガイドされてY軸方向に摺動可能な摺動ブロック44bが螺合している。摺動ブロック44bには、X軸方向のLMガイド45bを介して摺動板46bがX軸方向に摺動可能に取り付けられている。摺動板46bの上側には、内部にローラリングを有する回転部材47bが固定されており、回転部材47bは、トップテーブル48に回転自在に取り付けられている。
ボールねじ42cには、Y軸方向のLMガイド43c,43cにガイドされてY軸方向に摺動可能な摺動ブロック44cが螺合している。摺動ブロック44cには、X軸方向のLMガイド45cを介して摺動板46cがX軸方向に摺動可能に取り付けられている。摺動板46cの上側には、内部にローラリングを有する回転部材47cが固定されており、回転部材47cは、トップテーブル48に回転自在に取り付けられている。
このような構成を有するプッシャステージ4においては、サーボモータ41aを駆動して、摺動ブロック44a、摺動板46bおよび摺動板46cをX軸方向に摺動させることにより、トップテーブル48をX軸方向に移動させることができる。また、サーボモータ41bおよびサーボモータ41cを駆動して、摺動ブロック44b、摺動ブロック44cおよび摺動板46aをY軸同方向に摺動させることにより、トップテーブル48をY軸方向に移動させることができる。さらには、サーボモータ41aを駆動して、摺動ブロック44aをX軸方向に摺動させるとともに、サーボモータ41bおよびサーボモータ41cを駆動して、摺動ブロック44bおよび摺動ブロック44cを互いにY軸反対方向に摺動させ、そして各回転部材47a,45b,45cを回転させることにより、トップテーブル48をその垂直軸回りに回転させることができる。
このプッシャステージ4によれば、プッシャユニット3をX軸−Y軸方向に移動させること、および垂直軸回りに回転移動させることができる。なお、本実施形態におけるプッシャステージ4は、その構造上X軸−Y軸方向の移動および垂直軸回りの回転移動を同時に行うことができ、また、移動対象であるプッシャユニット3は比較的軽量であるため、短時間で位置ずれを補正することができるという特徴がある。
一方、図1に示すように、プッシャユニット3の下側であって、テストヘッド10の上部には、プローブカード8を搭載したプローブカードステージ7が設置されている。
図4および図5に示すように、プローブカードステージ7の基台71上には、X軸方向に軸を有するボールねじ712を回転させるサーボモータ711と、4つのX軸方向のLMガイド713とが設けられている。それら4つのLMガイド713上には、各LMガイド713によりX軸方向に摺動可能にガイドされる矩形のXベース72が設けられている。このXベース72の一側部には、ボールねじ712が螺合している螺合部721が形成されている。
Xベース72上には、Y軸方向に軸を有するボールねじ723を回転させるサーボモータ722と、2本のY軸方向のLMガイド724とが設けられている。それら2本のLMガイド724上には、各LMガイド724によりY軸方向に摺動可能にガイドされる矩形のYベース73が設けられている。このYベース73の一側部には、ボールねじ723が螺合している螺合部731が形成されている。
Yベース73上には、Y軸方向に軸を有するボールねじ733を回転させるサーボモータ732と、カードリング735を回転自在に支持する接続リング734とが設けられている。カードリング735の一部には、ボールねじ733が螺合している螺合部736が形成されている。複数のプローブ81を備えたプローブカード8は、4本のピン82によってカードリング735に着脱自在に取り付けられている。
なお、図4および図5には示さないが、プローブカード8の各プローブ81は、テストヘッド10を介してテスタ本体に電気的に接続されており、プローブカード8の下側であって、プローブカードステージ7の内側には第2カメラ6bが位置している。
このような構成を有するプローブカードステージ7においては、サーボモータ711を駆動することにより、Xベース72、ひいてはプローブカード8をX軸方向に移動させることができ、サーボモータ722を駆動することにより、Yベース73、ひいてはプローブカード8をY軸方向に移動させることができる。また、サーボモータ732を駆動してボールねじ733を回転させ、螺合部736を移動させることにより、カードリング735およびプローブカード8をその垂直軸回りに回転させることができる。
ここで、前述したプッシャステージ3は、構造的に短時間で位置ずれ補正を行うことができるが、平面方向に多数の部材を備えており、平面方向のサイズが大きくなってしまうものである。プローブカードステージ7は、平面方向のスペースが限られているため、プッシャステージ3と同じ構造とすることは困難であり、仮にプッシャステージ3と同様の構造にするためにサーボモータ711,722,732を小型化すると、サーボモータ711,722,733の駆動力が弱くなり、テスタ本体に繋がるコードを多数備えたプローブカード8を確実に移動させることができなくなってしまう。すなわち、本実施形態におけるプローブカードステージ7は、その構造上、X軸−Y軸方向の移動と垂直軸回りの回転移動とを別々に行わなくてはならず、プッシャステージ3よりも位置ずれ補正に時間を要するが、狭いスペースで確実にプローブカード8を移動させることができるという特徴を有する。
次に、TCPハンドラ2の使用方法および動作について説明する。
TCPハンドラ2を使用する場合には、TCPハンドラ2を実稼動させる前に、あらかじめ初期設定を行う必要がある。すなわち、TCPの品種や、それに伴ってプローブカード8を変更した場合には、TCPの外部端子(以下「テストパッド」ということがある。)とプローブカード8のプローブ81とがコンタクトするように、プッシャステージ4およびプローブカードステージ7の基準位置を決定し、登録する必要がある(この位置を「登録位置」という)。
例えば、マニュアル操作にて、複数箇所(例えば3箇所)のプローブ81とそれに対応するテストパッドとを選択して粗位置を定め、次いで、第2カメラ6bおよび画像処理装置を利用して、それぞれのプローブ81ができる限り各テストパッドの中央に位置するように、プッシャステージ4および/またはプローブカードステージ7を自動制御で移動させることにより、基準位置を決定し登録することができる。なお、所望により、上記粗位置の決定についても、マニュアル操作ではなく自動制御により行ってもよい。
このとき、第2カメラ6bの視野内における所定の対象の位置座標を併せて登録する。位置座標は複数箇所、特にカメラの視野内にて離れた対象について3箇所以上登録するのが好ましい。それにより、位置ずれ情報を高い精度で取得することが可能となる。所定の対象としては、例えば、キャリアテープ5におけるアライメントマーク、TCPの対角線上にある2つ以上のテストパッドまたは特徴のあるリード、それらに対応する2つ以上のプローブ81先端部等を選択することができる。
TCPハンドラ2を実稼動させるときのTCPハンドラ2の主動作を、図6のフローチャートを参照しながら説明する。
TCPハンドラ2が主動作を開始すると、プッシャステージ4およびプローブカードステージ7は登録位置に移動する(ステップS01)。そして、巻出リール21および巻取リール22が所定角度回転することによりキャリアテープ5を移動させ、1個目のTCPを吸着プレート34の下側の所定位置まで搬送する(ステップS02)。
TCPが吸着プレート34の下側まで搬送されてきたら、プッシャユニット3のサーボモータ31が駆動し、プッシャ本体部33を介して吸着プレート34をZ軸下方向に移動させる。吸着プレート34は、キャリアテープ5を吸着し、撮像位置まで下降する(ステップS03)。なお、テンションスプロケット35aは、キャリアテープ5の走行方向と逆方向に回転することによりキャリアテープ5に所定のテンションをかけ、キャリアテープ5の位置精度を向上させる。
この状態で第2カメラ6bは撮像を行い(ステップS04)、画像情報を画像処理装置に送信する。画像処理装置は、受信した画像情報から、あらかじめ登録された所定の対象の位置座標と、実際に撮像した対象の位置座標との位置ずれの情報(位置ずれの方向(X・Y・θ)および位置ずれの量)を取得する。例えば、アライメントマーク、2つ以上のテストパッドおよびそれらに対応する2つ以上のプローブ先端部の位置座標が登録されていれば、それら登録されている位置座標と、実際に撮像したアライメントマーク、2つ以上のテストパッドおよびそれらに対応する2つ以上のプローブ先端部の位置座標との位置ずれの情報を取得する。
画像処理装置は、取得した位置ずれ情報に基づいて、X軸方向、Y軸方向および垂直軸回りの位置ずれ量を演算する(ステップS05)。
なお、複数のTCPを同時に試験する場合には、各TCPについての位置ずれ量の平均値を出すものとする。
演算の結果、位置ずれ補正の必要がないと判断された場合(ステップS06−No)には、後述するステップS10にスキップする。
演算の結果、位置ずれ補正の必要があると判断された場合(ステップS06−Yes)には、位置ずれ量が所定の値T以上であるか否かを判断する(ステップS07)。この場合における「位置ずれ量」は、垂直軸回りの位置ずれ量だけを対象としてもよいし、垂直軸回りの位置ずれ量およびY軸方向の位置ずれ量を対象としてもよいし、垂直軸回りの位置ずれ量、Y軸方向の位置ずれ量およびX軸方向の位置ずれ量を対象としてもよい。位置ずれ量の要素が複数ある場合には、それらを適宜組み合わせて判断すればよい。
位置ずれ量が所定の値T以上である場合(ステップS07−Yes)には、プローブカードステージ7のサーボモータ711,722,732が駆動してXベース72、Yベース73またはカードリング735を動かし、プローブカード8をX軸−Y軸方向に移動および/または垂直軸回りに回転移動させることにより位置ずれを補正する(ステップS08)。
それに対し、位置ずれ量が所定の値T未満である場合(ステップS07−No)には、プッシャステージ4のサーボモータ41a,41b,41cが駆動してトップテーブル48、ひいてはプッシャユニット3を動かし、吸着プレート34で吸着しているキャリアテープ5をX軸−Y軸方向に移動および/または垂直軸回りに回転移動させることにより位置ずれを補正する(ステップS09)。
位置ずれ量が大きい場合に、プッシャステージ4によりキャリアテープ5を移動させると、イン側ガイドローラ25c、テンションスプロケット35a、メインスプロケット35bおよびアウト側ガイドローラ25dによって支持されているキャリアテープ5に応力がかかり、キャリアテープ5上のTCP、特にリードまたはテストパッドや、キャリアテープ自体、特にテンションスプロケット35aおよびメインスプロケット35bの爪が入る穴部またはその周辺部を損傷してしまうおそれがある。このような問題は、特にキャリアテープ5を垂直軸回りに回転移動させた場合に発生し易く、またキャリアテープ5をY軸方向に移動させた場合にも発生することがある。
本実施形態では、位置ずれ量が大きい場合(T以上の場合)には、プローブカードステージ7によりプローブカード8を移動させて位置ずれ補正を行うため、上記のような問題がない。Tの値は、TCPのサイズ(特にX軸方向のパーフォレーションサイズやテストパッドサイズ)等によって異なってくるが、上記のようにTCPやキャリアテープ5の損傷リスクを考慮して適宜設定すればよい。通常、垂直軸回りの位置ずれ量(度)としてのTの値は0.1(度)以内となる。
一方、位置ずれ量が小さい場合(T未満の場合)には、位置ずれ補正に要する時間が短いプッシャステージ4によりキャリアテープ5を移動させることによって、インデックスタイム(テストエンドからテストスタートまでの時間)を短縮することができる。
ステップS08またはステップS09により位置ずれ補正が行われたら、プッシャユニット3のサーボモータ31が駆動し、プッシャ本体部33を介して吸着プレート34をさらにZ軸下方向に移動させる。キャリアテープ5を吸着した吸着プレート34は、コンタクト位置まで下降し、TCPをプローブカード8のプローブ81に対して押圧する(ステップS10)。
TCPのテストパッドがプローブ81にコンタクトしたら、TCPにはテスタ本体からテストヘッド10を通じてテスト信号が印加され、TCPから読み出された応答信号は、テストヘッド10を通じてテスタ本体に送られる。これによりTCPの性能や機能等が試験され、その試験結果に基づいてマークパンチ26aまたはリジェクトパンチ26bが駆動することとなる。
TCPハンドラ2は、試験を行ったTCPが最後のデバイスであるか否かを判断し(ステップS11)、最後のデバイスであると判断した場合には(ステップS11−Yes)、主動作を終了する。一方、最後のデバイスでないと判断した場合には(ステップS11−No)、プッシャユニット3のサーボモータ31が駆動し、プッシャ本体部33を介して吸着プレート34をZ軸上方向に移動させるとともに、プッシャステージ4およびプローブカードステージ7が登録位置に移動する(ステップS12)。そして、吸着プレート34は、キャリアテープ5の吸着を停止してキャリアテープ5を解放するとともに、さらにZ軸上方向に移動する(ステップS13)。その後はステップS02に戻る。
本実施形態に係るTCPハンドラ2によれば、プッシャステージ4および/またはプローブカードステージ7によって、TCPハンドラ2の実稼動中に、キャリアテープ5および/またはプローブカード8をX軸−Y軸方向のみならず、垂直軸回りに移動させて位置ずれ補正を行うことができるため、TCPとプローブ81との位置合わせを確実に行い、コンタクト不良の発生を低減させることができる。また、プッシャステージ4およびプローブカードステージ7を使い分けることにより、TCPやキャリアテープを損傷することなく、インデックスタイムを可能な限り短縮することができる。
以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。したがって、上記実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。
例えば、プッシャステージ4およびプローブカードステージ7の構造は特に限定されるものではなく、両者の構造が入れ替わってもよいし、両者とも同様の構造とされてもよい。
また、上記TCPハンドラ2においては、プローブカードステージ7が省略され、プッシャステージ4のみによって位置ずれ補正を行ってもよい。この場合であっても、プッシャステージ4によりキャリアテープ5を垂直回りに回転移動させることができるため、X軸−Y軸方向のみの2軸制御と比較して、TCPとプローブ81との位置合わせを正確に行うことが可能である。
さらに、上記TCPハンドラ2においては、プッシャステージ4が省略され、プローブカードステージ7のみによって位置ずれ補正を行ってもよい。この場合であっても、プローブカードステージ7により、TCPハンドラ2の実稼動中にプローブカード8をX軸−Y軸方向に移動および垂直軸回りに回転移動させることができるため、TCPとプローブ81とのコンタクト不良の発生を低減させることが可能である。
さらに、上記TCPハンドラ2のプローブカードステージ7においては、垂直軸回りの回転移動機構のみを、第2カメラ6bおよび画像処理装置を使用した自動制御にし、X軸−Y軸方向の移動機構は、第2カメラ6bで撮像した画像を見ながらのマニュアル操作式にしてもよい。またこの場合において、プッシャステージ3は、垂直軸回りの回転移動機構が省略され、X軸−Y軸方向の移動機構のみが自動制御されるようにしてもよい。
【産業上の利用の可能性】
以上説明したように、本発明に係るTCPハンドリング装置または位置ずれ補正方法によれば、TCPとコンタクト部との位置合わせを正確に行い、コンタクト不良の発生を低減させることができる。すなわち、本発明に係るTCPハンドリング装置および位置ずれ補正方法は、正確・確実に効率良くTCPの試験を行うのに有用である。

Claims (12)

  1. テープ上にTCPが複数形成されたキャリアテープを搬送して、テストヘッドに電気的に接続されているコンタクト部にキャリアテープを押圧し、TCPの外部端子を前記コンタクト部に接続させることにより、複数のTCPを順次試験に付すことのできるTCPハンドリング装置であって、
    前記コンタクト部に対向する位置に設けられ、キャリアテープを吸着保持し、当該吸着保持したキャリアテープを前記コンタクト部に押圧することのできるプッシャユニットと、
    前記プッシャユニットに設けられ、前記プッシャユニットを垂直軸回りに回転移動させることのできるプッシャユニット移動装置と
    を備えたことを特徴とするTCPハンドリング装置。
  2. 前記プッシャユニット移動装置は、さらに前記プッシャユニットを平面方向に移動させることのできる機能を備えていることを特徴とする請求項1に記載のTCPハンドリング装置。
  3. 前記プッシャユニットは、フレームと、前記フレームに取り付けられ、キャリアテープを吸着保持するプッシャ本体部とを備えており、
    前記プッシャユニット移動装置は、前記プッシャユニットのフレームにおける前記プッシャ本体部の背面側に設けられており、
    前記プッシャユニット移動装置は、前記プッシャユニットのフレームを介して前記プッシャ本体部を移動させることにより、前記プッシャ本体部が吸着保持しているキャリアテープを移動させることを特徴とする請求項1または2に記載のTCPハンドリング装置。
  4. 前記TCPハンドリング装置は、TCPと前記コンタクト部との位置ずれの情報を取得することのできる位置ずれ情報取得装置をさらに備えており、
    前記位置ずれ情報取得装置によって取得した位置ずれ情報に基づいて、前記プッシャユニット移動装置を駆動し、前記位置ずれを自動補正することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のTCPハンドリング装置。
  5. テープ上にTCPが複数形成されたキャリアテープを搬送して、テストヘッドに電気的に接続されているコンタクト部にキャリアテープを押圧し、TCPの外部端子を前記コンタクト部に接続させることにより、複数のTCPを順次試験に付すことのできるTCPハンドリング装置であって、
    TCPと前記コンタクト部との位置ずれの情報を取得することのできる位置ずれ情報取得装置と、
    前記コンタクト部に対向する位置に設けられ、キャリアテープを吸着保持し、当該吸着保持したキャリアテープを前記コンタクト部に押圧することのできるプッシャユニットと、
    前記プッシャユニットに設けられ、前記プッシャユニットを垂直軸回りに回転移動させることのできるプッシャユニット移動装置と、
    前記コンタクト部を、その垂直軸回りに回転移動させることのできるコンタクト部移動装置とを備えており、
    前記位置ずれ情報取得装置によって取得した位置ずれ量が所定の値より大きい場合または所定の値以上の場合には、前記コンタクト部移動装置を駆動して前記コンタクト部を垂直軸回りに回転移動させ、前記位置ずれ量が所定の値以下の場合または所定の値未満の場合には、前記プッシャユニット移動装置を駆動して前記プッシャユニットを垂直軸回りに回転移動させることにより、前記位置ずれを自動補正することを特徴とするTCPハンドリング装置。
  6. 前記プッシャユニット移動装置は、さらに前記プッシャユニットを平面方向に移動させることのできる機能を備えており、
    前記コンタクト部移動装置は、さらに前記コンタクト部を平面方向に移動させることのできる機能を備えており、
    前記位置ずれ情報取得装置によって取得した位置ずれ量が所定の値より大きい場合または所定の値以上の場合には、前記コンタクト部移動装置を駆動して前記コンタクト部を垂直軸回りに回転移動および/または平面方向に移動させ、前記位置ずれ量が所定の値以下の場合または所定の値未満の場合には、前記プッシャユニット移動装置を駆動して前記プッシャユニットを垂直軸回りに回転移動および/または平面方向に移動させることにより、前記位置ずれを自動補正することを特徴とする請求項に記載のTCPハンドリング装置。
  7. テープ上にTCPが複数形成されたキャリアテープを搬送して、テストヘッドに電気的に接続されているコンタクト部にキャリアテープを押圧し、TCPの外部端子を前記コンタクト部に接続させることにより、複数のTCPを順次試験に付すことのできるTCPハンドリング装置におけるTCPと前記コンタクト部との位置ずれ補正方法であって、
    請求項1に記載のTCPハンドリング装置を使用して、
    キャリアテープを吸着保持している前記プッシャユニットを、前記プッシャユニット移動装置によって垂直軸回りに回転移動させることにより、TCPと前記コンタクト部との位置ずれを補正することを特徴とするTCPハンドリング装置における位置ずれ補正方法。
  8. テープ上にTCPが複数形成されたキャリアテープを搬送して、テストヘッドに電気的に接続されているコンタクト部にキャリアテープを押圧し、TCPの外部端子を前記コンタクト部に接続させることにより、複数のTCPを順次試験に付すことのできるTCPハンドリング装置におけるTCPと前記コンタクト部との位置ずれ補正方法であって、
    請求項2に記載のTCPハンドリング装置を使用して、
    キャリアテープを吸着保持している前記プッシャユニットを、前記プッシャユニット移動装置によって垂直軸回りに回転移動および/または平面方向に移動させることにより、TCPと前記コンタクト部との位置ずれを補正することを特徴とするTCPハンドリング装置における位置ずれ補正方法。
  9. テープ上にTCPが複数形成されたキャリアテープを搬送して、テストヘッドに電気的に接続されているコンタクト部にキャリアテープを押圧し、TCPの外部端子を前記コンタクト部に接続させることにより、複数のTCPを順次試験に付すことのできるTCPハンドリング装置におけるTCPと前記コンタクト部との位置ずれ補正方法であって、
    請求項1に記載のTCPハンドリング装置を使用して、
    TCPと前記コンタクト部との位置ずれの情報を取得し、前記取得した位置ずれ情報に基づいて、キャリアテープを吸着保持している前記プッシャユニットを、前記プッシャユニット移動装置によって垂直軸回りに回転移動させることにより、前記位置ずれを補正することを特徴とするTCPハンドリング装置における位置ずれ補正方法。
  10. テープ上にTCPが複数形成されたキャリアテープを搬送して、テストヘッドに電気的に接続されているコンタクト部にキャリアテープを押圧し、TCPの外部端子を前記コンタクト部に接続させることにより、複数のTCPを順次試験に付すことのできるTCPハンドリング装置におけるTCPと前記コンタクト部との位置ずれ補正方法であって、
    請求項2に記載のTCPハンドリング装置を使用して、
    キャリアテープを吸着保持している前記プッシャユニットを、前記プッシャユニット移動装置によって垂直軸回りに回転移動および/またはその平面方向に移動させることにより、前記位置ずれを補正することを特徴とするTCPハンドリング装置における位置ずれ補正方法。
  11. テープ上にTCPが複数形成されたキャリアテープを搬送して、テストヘッドに電気的に接続されているコンタクト部にキャリアテープを押圧し、TCPの外部端子を前記コンタクト部に接続させることにより、複数のTCPを順次試験に付すことのできるTCPハンドリング装置におけるTCPと前記コンタクト部との位置ずれ補正方法であって、
    請求項5に記載のTCPハンドリング装置を使用して、
    前記位置ずれ情報取得装置によって取得した位置ずれ量が所定の値より大きい場合または所定の値以上の場合には、前記コンタクト部移動装置を駆動して前記コンタクト部を垂直軸回りに回転移動させ、前記位置ずれ量が所定の値以下の場合または所定の値未満の場合には、前記プッシャユニット移動装置を駆動して前記プッシャユニットを垂直軸回りに回転移動させることにより、前記位置ずれを補正する
    ことを特徴とするTCPハンドリング装置における位置ずれ補正方法。
  12. テープ上にTCPが複数形成されたキャリアテープを搬送して、テストヘッドに電気的に接続されているコンタクト部にキャリアテープを押圧し、TCPの外部端子を前記コンタクト部に接続させることにより、複数のTCPを順次試験に付すことのできるTCPハンドリング装置におけるTCPと前記コンタクト部との位置ずれ補正方法であって、
    請求項6に記載のTCPハンドリング装置を使用して、
    前記位置ずれ情報取得装置によって取得した位置ずれ量が所定の値より大きい場合または所定の値以上の場合には、前記コンタクト部移動装置を駆動して前記コンタクト部を垂直軸回りに回転移動および/または平面方向に移動させ、前記位置ずれ量が所定の値以下の場合または所定の値未満の場合には、前記プッシャユニット移動装置を駆動して前記プッシャユニットを垂直軸回りに回転移動および/または平面方向に移動させることにより、前記位置ずれを補正する
    ことを特徴とするTCPハンドリング装置における位置ずれ補正方法。
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