JP4093407B2 - 過電流検出回路 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、出力用のトランジスタを複数個有する構成の過電流検出回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、光電スイッチや近接スイッチなどには検出信号やクロック信号などのデジタル信号を外部に出力するための出力回路が設けられている。これらの出力回路においては、負荷に対応して、出力段のトランジスタにより電流を流しだしたり、流入させることで負荷を駆動するように構成されている。
【0003】
このような出力回路において、出力端子に負荷である外部機器を接続して使用する場合、短絡などの故障を検出すべく、過電流検出回路を備えるものがある(例えば特許文献1参照)。これは、第1のトランジスタに流れる電流を検出する第1の検出抵抗と、第2のトランジスタに流れる電流を検出する第2の検出抵抗を備えるものである。これにより、短絡等が発生しても、第1の検出抵抗あるいは第2の検出抵抗の電流を検出して、この電流に基づいて過電流あるいは短絡などを検出することができるというものである。
【0004】
【特許文献1】
特許第3079582号
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このような光電スイッチや近接スイッチなどの小型の製品においては、無駄な機能や構成を省いて部品点数を削減することが望まれている。上記した従来構成のものでは、過電流を検出するための構成がそれぞれのトランジスタに対応して設ける必要があるため、それらの回路をディスクリート回路で構成する場合には部品点数が多くなり、小型化の妨げになってしまうものであった。
【0006】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、出力用の第1および第2のトランジスタを備える出力回路においても、過電流検出を簡単な構成で成し得て、部品点数の削減を図ることができるようにした過電流検出回路を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の過電流検出回路は、第1および第2の抵抗要素を直列接続してなる検知抵抗と、 負荷の一端が電源端子またはグランド端子に接続されるとともに、この検知抵抗の第1および第2の抵抗要素の接続点に設けられ前記負荷の他端が接続される出力端子と、直流電源端子と前記検知抵抗の一端子との間に接続される第1のトランジスタと、グランド端子と前記検知抵抗の他端子との間に接続される第2のトランジスタと、
エミッタ・ベース間に前記検知抵抗の両端子が接続され、前記第1の抵抗要素を通じて前記出力端子に流れ出る過電流もしくは前記出力端子から前記第2の抵抗要素に流れ込む過電流で前記検知抵抗の端子間に発生する端子間電圧が印加されたときにオン動作する検出用トランジスタとを設ける構成としたところに特徴を有する。
【0008】
上記構成を採用することにより、出力端子に接続される負荷に対して第1および第2のトランジスタにより電流を流しだしたり、流入させることで負荷の駆動をすることができ、この場合に、負荷が短絡するなどして第1もしくは第2のトランジスタに過電流が流れるようになると、検知抵抗の第1もしくは第2の抵抗要素に流れる過電流で発生する端子間電圧信号を検出することにより過電流が流れていることを検出することができる。
【0009】
この場合、第1および第2の抵抗要素のいずれかに過電流が流れることで、検知抵抗の両端には過電流を検出する端子間電圧信号が発生するので、これを検出する回路構成を形成することで、簡単な構成としながら過電流検知を行う構成を得ることができ、部品点数の削減を図ることができるようになる。
【0010】
請求項2に記載の過電流検出回路は、上記構成において、前記第1のトランジスタを、NPN型トランジスタにより構成し、前記第2のトランジスタを、PNP型トランジスタにより構成したところに特徴を有する。
上記構成を採用することにより、出力端子にコンプリメンタリ出力を得ることができ、これによって、例えばデジタル出力方式として採用した場合などにおいては、出力回路の入力信号が中間電位の不安定な状態となっても、第1および第2のトランジスタが同時にオンするような事態を回避した構成で過電流を検出することができるようになる。
【0011】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)
以下、本発明を多光軸光電スイッチの受光器の出力回路部に適用した場合の第1の実施形態について図1ないし図4を参照して説明する。
図2は多光軸光電スイッチの受光器1に設けた出力回路2部分を中心とした電気的構成を示している。光軸を構成する多数の受光素子3は、図示しないアナログスイッチを介した状態でシフトレジスタ4に接続されている。このシフトレジスタ4により各アナログスイッチを開くことによって受光素子3から入力される受光信号を順次出力端子から比較回路5に出力する。比較回路5は、受光信号のレベルが受光状態を示す信号か遮光状態を示す信号かをしきい値で比較して出力回路2に出力する。
【0012】
出力回路2は後述するように構成されていて、その出力信号をケーブル6を通じて外部のシーケンサなどに入力することができる信号に変換するように構成されている。この出力回路2は、負荷側の短絡状態を検出する検出端子S1を備えた構成とされている。
【0013】
クロック発生回路7は、投光器および受光器1の投光制御および受光制御を行うためのクロック信号CKを発生する回路で、投光器および受光器1のシフトレジスタ4にクロック信号を与えるように接続されると共に、外部にケーブル6を介して出力できるように出力回路8を介在させた構成とされている。この出力回路8にも負荷側の短絡状態を検出する検出端子S2が設けられている。
【0014】
図1は出力回路2あるいは8の電気的構成を示すもので、出力回路部9と過電流検知回路部10とから構成されている。この出力回路部9はいわゆるプッシュプル回路を構成しており、出力端子Qs(出力回路8においてはQc)はコンプリメンタリ出力を得るように構成されている。出力端子Qs(Qc)に接続される負荷として後述するようにプッシュプル出力が必要となる場合の構成である。
【0015】
この出力回路部9において、第1のトランジスタであるNPN型トランジスタ11のコレクタは電源端子Vdに接続されている。トランジスタ11のエミッタは、短絡検知用の第1および第2の抵抗要素としての抵抗12,13の直列回路を介して第2のトランジスタであるPNP型トランジスタ14のエミッタに接続されている。トランジスタ14のコレクタはグランド端子に接続されている。
【0016】
第1および第2の抵抗要素としての短絡検知用の第1および第2の抵抗12,13の共通接続点は、出力端子Qs(出力回路8においてはQc)として外部に導出されている。また、トランジスタ11および14のベースは信号入力端子Pに接続され、比較回路5から信号が入力されるようになっている。
【0017】
次に、過電流検知回路部10において、検知用のPNP型トランジスタ15のエミッタはトランジスタ11のエミッタに接続され、ベースは抵抗16を介してトランジスタ14のエミッタに接続されている。また、トランジスタ15のコレクタは抵抗17を介してグランド端子に接続されている。なお、検知用のPNP型トランジスタ15は、これに限らず、NPN型トランジスタを用いる構成とすることができるものである。
【0018】
出力用のNPN型トランジスタ18のコレクタは検知出力端子S1に接続されると共に、抵抗19を介して電源端子Vdに接続され、エミッタはグランド端子に接続されている。また、トランジスタ18のベースは抵抗20を介してトランジスタ15のコレクタに接続されている。
【0019】
上記構成において、短絡検知用の第1および第2の抵抗12,13は、その抵抗値R12,R13が数オーム程度の低い値のものが選定されており、トランジスタ15のベースに接続される入力抵抗16あるいはトランジスタ15のコレクタとグランド端子間の抵抗17の各抵抗値R16,R17は10kオーム程度の大きい抵抗値のものが選定されている。これらの抵抗値の設定は、後述する動作を達成するために適宜のものを選択して設定するものである。
【0020】
次に本実施形態の作用について図3および図4も参照して説明する。
クロック発生回路7は、所定の繰り返し周波数で図3(a)に示すようなクロック信号CKを投光器(図示せず)、シフトレジスタ4および出力回路8に出力する。クロック信号CKは同図(a)に示しているように、スタートパルスに続いて所定パルス幅(例えば35μsecのパルス幅)のパルスクロックCK1,CK2,…が出力される。
【0021】
このクロック信号CKによりシフトレジスタ4においては、投光器と同期をとった状態で各光軸の受光素子3から入力された受光信号を順次比較回路5に出力する。比較回路5は受光レベルか否かをしきい値で比較して受光状態を示す信号もしくは遮光状態を示す信号として出力回路2に出力する。
【0022】
出力回路2においては、入力端子Pから入力される受光もしくは遮光を示す信号は、例えばハイレベルもしくはロウレベルに設定された信号であり、ハイレベルの信号が入力された場合には、トランジスタ11がオンして出力端子Qsがほぼ電源電圧Vdのハイレベルの出力信号Qs1となり、電流を流し出すことができるようになる。また、ロウレベルの信号が入力された場合には、トランジスタ14がオンして出力端子Qsがほぼグランド電位であるロウレベルの出力信号Qs1となり、電流を流入させることができるようになる。
【0023】
これにより、出力端子Qsに接続された負荷L(図4参照)が駆動されるようになる。この結果、シーケンサなどの負荷が接続されている場合には、そのシーケンサの動作を出力回路2の出力信号信号Qs1により駆動することができる。
【0024】
この場合、負荷Lが、電源端子Vdと出力端子Qsとの間に接続されている状態では、入力端子Pがハイレベルのときには、トランジスタ14がオフ状態にあって負荷Lに電流が流れることはない。これに対して、入力端子Pにロウレベルの信号が入力されるとトランジスタ14がオン状態となって出力端子Qsから電流を引き込む状態となり、負荷Lに通電されるようになる。
【0025】
また、負荷Lが、グランド端子と出力端子Qsとの間に接続されている状態では、入力端子Pがロウレベルのときには、トランジスタ11がオフ状態にあって負荷Lに電流が流れることはない。そして、入力端子Pにハイレベルの信号が入力されると、トランジスタ11がオン状態となって出力端子Qsから電流を流しだす状態となり、負荷Lに通電されるようになる。
【0026】
そして、負荷Lが、電源端子Vdとグランド端子との中間の任意電位に接続される場合には、上記した両方の状態を併せ持つことになり、入力端子Pにハイレベルの信号が入力されたときにはトランジスタ11から出力端子Qsを経て負荷Lに電流を流し出す状態になり、ロウレベルの信号が入力されたときにはトランジスタ14が負荷Lから出力端子Qsを介して電流を引き込む状態となる。
【0027】
一方、クロック発生回路7から出力されるクロック信号CKは出力回路8にも入力され、ここで出力端子Qcからケーブル6にクロック出力信号Qc1が出力されるようになる。このとき、ケーブル6は一般に浮遊容量Cfを持っているので、その出力の特性によっては時定数が大きくなって出力波形が鈍ることになり、速いクロック信号を取り扱うことができなくなる場合がある。
【0028】
この実施形態においては、コンプリメンタリ出力タイプの出力回路8を採用していることから、ケーブル6が有する浮遊容量Cfに起因した蓄積電荷を放電することができるので、波形が鈍るのを抑制でき、これによって繰り返し周期の短いクロックパルスCKでも取り扱うことができるようになる。
【0029】
図3(b)は、同図(a)のクロックパルスCKに対して、理想的な出力信号Qc0を示しているが、この出力回路8を用いた出力信号Qc1は同図(c)に示すような波形として得ることができるようになる。なお、このようなコンプリメンタリ出力タイプの出力回路8を使用しない場合には同図(d)に示すような時定数に起因した鈍った波形の出力信号Qc2となる。
【0030】
さて、同様にして、出力回路2においても、出力信号Qs1の波形が鈍らずに得ることができる。同図(e)は理想的な出力波形Qs0を示している。受光信号は光軸間が連続した状態で出力されるようになっているが、実際には、同図(f)に示すような波形の出力信号Qs1として得ることができる。また、同図(g)では、出力回路8を用いない場合の出力信号Qs2の波形を示している。この出力信号Qs2は、ロウレベルの信号として確実に検出することが困難となる場合があるが、本実施形態のように同図(f)のような波形の出力信号Qs1で得られることから、確実な検出動作を行うことができる。
【0031】
さて、上述のような動作を行ううちに、例えば負荷が何らかの条件により短絡したり低インピーダンスになるなどの故障が生ずると、過電流検知回路部10によりこれが検出されるようになる。以下の説明では、前述した負荷Lがグランド端子に接続された場合に負荷Lが短絡状態となった場合(a)と、負荷Lが電源端子Vd側に接続された場合に負荷Lが短絡常態となった場合(b)とに分けて説明する。
【0032】
(a)グランド端子と短絡状態になった場合
この場合には、図4(a)に示すように、負荷Lが短絡したことから、電源端子Vdから第1のトランジスタ11、第1の抵抗12を経て負荷Lからグランドに過電流Is1が流れるようになる。このとき第2のトランジスタ14はオフ状態であるから、回路を形成していない。また、第2の抵抗13と入力抵抗16はトランジスタ16の入力保護抵抗となる。
【0033】
これにより、第1の抵抗12に過電流Is1に応じた端子電圧Vs1(=Is1・R12(V))が発生し、この端子電圧Vs1がトランジスタ15のベースエミッタ間電圧を0.6V以上とするので、トランジスタ15がオンする。すると、トランジスタ18もオンするようになり、出力端子S1にロウレベルの短絡検出信号が出力されるようになる。この結果、受光制御回路側でこの短絡検出信号を受信すると、トランジスタ11および14の入力端子Pに強制的にロウレベルの信号を与えると共に、外部に異常判別の表示などを行うようになる。
【0034】
(b)電源端子Vd側と短絡状態になった場合
この場合には、図4(b)に示すように、負荷Lが短絡したことから、電源端子Vdから負荷L、第2の抵抗13、第2のトランジスタ14を経てグランドに過電流Is2が流れるようになる。このとき第1のトランジスタ11はオフ状態であるから、回路を形成していない。また、今度は第1の抵抗12にはトランジスタ15のエミッタ電流が流れるようになって、電圧降下を発生するが、ここでの電圧降下は、R12(数オーム)<<R17(10kオーム程度)であることから無視できるレベルである。
【0035】
これにより、第2の抵抗13に過電流Is2に応じた端子電圧Vs2(=Is2・R13(V))が発生し、この端子電圧Vs2がトランジスタ15のベースエミッタ間電圧を0.6V以上とするので、トランジスタ15がオンする。上述同様にして出力端子S1にロウレベルの短絡検出信号が出力されるようになる。以下、上述の(a)の場合と同様に動作する。
【0036】
上述と同様にして、クロック発生回路7の出力端子Qcに接続されている出力回路8についても同様に短絡状態の検出動作が行えるようになる。この場合には、負荷として電流の流し出しおよび流し込みの双方で動作させるものを接続しているので、いずれかで短絡事故が発生していることが簡単な構成で検出することができるようになる。
【0037】
このような本実施形態によれば、出力回路部9を、第1および第2のトランジスタ11,14を過電流検知用の抵抗12,13を介して接続し、抵抗12,13の共通接続点を出力端子Qsとして構成すると共に、過電流検知部10を、この過電流検知用の抵抗12,13の端子電圧を検出して動作するように構成した。これにより、出力端子Qsに接続される負荷Lが電源端子Vd側と短絡した場合あるいはグランド端子側と短絡した場合のいずれにおいても短絡状態を検出することができ、その構成を簡単で部品点数を少なくして得ることができる。特に、ディスクリート回路で構成する場合には省スペースで且つ低コストで構成することができるようになる。
【0038】
また、出力回路部9を構成するトランジスタ11,14を、エミッタが出力端子Q側となるエミッタフォロワタイプとしているので、入力端子Pに入力する信号のレベルが中間レベルとなったときに、同時にオンすることを防止でき、貫通電流を流さないように構成することができる。
【0039】
(第2〜4の実施形態)
図5(a),(b),(c)は本実施形態の第2〜第4の実施形態を示すもので、第1の実施形態と異なるところは、いずれも出力回路部9を構成するトランジスタ11,14の型の組み合わせを異なる構成としたところである。
【0040】
すなわち、同図(a)に示す出力回路部21では、第1の実施形態におけるトランジスタ11,14に代えて、PNP型のトランジスタ22,NPN型のトランジスタ23を設ける構成とし、各トランジスタ22,23のベースを入力端子P1,P2とした構成としている。この構成の場合には、入力端子P1,P2への入力信号のレベルが一方をONさせるときに他方をオフさせるレベルとなるように調整された信号が採用される。これは、例えば、1つの制御信号に基づいて各入力端子P1,P2に適切な入力信号を与えるようにした回路を付加することで実現できる。
【0041】
同様に、同図(b)に示す出力回路部24では、第1の実施形態におけるトランジスタ14に代えて、NPN型のトランジスタ23を設ける構成としている。また、トランジスタ11,23が共にNPN型となるので、入力端子Pからトランジスタ23のベースに至る経路にインバータ25を介在させることで反転した入力信号を与えるように構成している。この構成によっても第1の実施形態と同様の動作を行わせることができる。
【0042】
また、同図(c)に示す出力回路26では、第1の実施形態におけるトランジスタ11に代えて、PNP型のトランジスタ22を設ける構成とすると共に、インバータ回路25を設ける構成としている。この構成によっても、第2の実施形態と同様の動作を行わせることができるようになる。
【0043】
【発明の効果】
本発明は以上の説明から明らかなように、第1および第2の抵抗要素を直列接続してなる検知抵抗と、負荷の一端が電源端子またはグランド端子に接続されるとともに、この検知抵抗の第1および第2の抵抗要素の接続点に設けられ前記負荷の他端が接続される出力端子と、直流電源端子と前記検知抵抗の一端子との間に接続される第1のトランジスタと、グランド端子と前記検知抵抗の他端子との間に接続される第2のトランジスタと、エミッタ・ベース間に前記検知抵抗の両端子が接続され、前記第1の抵抗要素を通じて前記出力端子に流れ出る過電流もしくは前記出力端子から前記第2の抵抗要素に流れ込む過電流で前記検知抵抗の端子間に発生する端子間電圧が印加されたときにオン動作する検出用トランジスタとを設ける構成としたので、負荷が短絡するなどして第1もしくは第2のトランジスタに過電流が流れるようになると、検知抵抗の第1もしくは第2の抵抗要素に流れる過電流で発生する端子間電圧を検出することにより過電流が流れていることを検出することができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態を示す電気的構成図
【図2】 受光部の概略的なブロック構成図
【図3】 本実施形態の各部の信号波形を示すと共に比較のために示す従来技術の同等箇所の信号波形を示す図
【図4】 作用説明図
【図5】 本発明の第2〜第4の実施形態を示す出力回路部の電気的構成図
【符号の説明】
1は受光器、2,8は出力回路、3は受光素子、4はシフトレジスタ、5は比較回路、6はケーブル、7はクロック発生回路、9,21,24,26は出力回路部、10は過電流検知部、11はNPN型のトランジスタ(第1のトランジスタ)、12は検知抵抗の第1の抵抗(第1の抵抗要素)、13は検知抵抗の第2の抵抗(第2の抵抗要素)、14はPNP型のトランジスタ(第2のトランジスタ)、15は過電流検知用のトランジスタ、16は入力抵抗、18は出力用のNPN型トランジスタである。

Claims (2)

  1. 第1および第2の抵抗要素を直列接続してなる検知抵抗と、
    負荷の一端が電源端子またはグランド端子に接続されるとともに、この検知抵抗の第1および第2の抵抗要素の接続点に設けられ前記負荷の他端が接続される出力端子と、
    直流電源端子と前記検知抵抗の一端子との間に接続される第1のトランジスタと、
    グランド端子と前記検知抵抗の他端子との間に接続される第2のトランジスタと、
    エミッタ・ベース間に前記検知抵抗の両端子が接続され、前記第1の抵抗要素を通じて前記出力端子に流れ出る過電流もしくは前記出力端子から前記第2の抵抗要素に流れ込む過電流で前記検知抵抗の端子間に発生する端子間電圧が印加されたときにオン動作する検出用トランジスタとを備えたことを特徴とする過電流検出回路。
  2. 請求項1に記載の過電流検出回路において、
    前記第1のトランジスタは、NPN型トランジスタにより構成され、
    前記第2のトランジスタは、PNP型トランジスタにより構成されていることを特徴とする過電流検出回路。
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