JP3572212B2 - サイリスタスイッチ駆動回路 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、サイリスタスイッチの駆動回路に係り、特に電話交換機の加入者回路等のフローティング電位に置かれたサイリスタスイッチにおいて、ゲート駆動電流によるアノード電流あるいはカソード電流の変動を防止したサイリスタスイッチの駆動回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
電話交換機の加入者回路は、電話交換局の給電回路に接続した一対の給電線およびこの給電線に接続した電話機から構成される。そして、加入者回路における給電回路の給電端に挿入するスイッチ回路にはサイリスタスイッチからなるスイッチ回路が設けられる。
【0003】
また、給電回路の電位は、一対の給電線の電位が加入者回路の作動状態によって変動するようにフローティング状態に置かれ、このため前記サイリスタスイッチの電位もフローティング状態にある。
【0004】
このように、フローティング状態にあるサイリスタスイッチのターンオン制御は、そのPゲートに駆動電流を供給して行い、ターンオフ制御はnpn型トランジスタのコレクタを前記Pゲートに接続し、エミッタをカソードに接続し、該トランジスタのベースにベース電流を供給することにより行うのが一般的である。
【0005】
そして、このような加入者回路は、例えば加入者回路の静電容量を試験する容量試験回路、あるいは特開平9−69879号公報に示されるような加入者回路の絶縁抵抗および静電容量を試験する試験回路を備えている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
前記容量試験回路は、加入者回路を所定電圧で充電し、次いで前記静電容量を放電する。そしてこのときの放電電流を電圧に変換して積分した値によって前記静電容量を検出している。また、前記絶縁抵抗および静電容量を試験する試験回路では、加入者回路の静電容量を充電する際の充電電流を電圧に変換して積分した値によって前記絶縁抵抗および静電容量を検出している。
【0007】
ところで、前記従来のサイリスタスイッチを用いた加入者回路では、フローティング電位にあるサイリスタのゲート電極にゲート駆動回路を介して駆動電流を供給すると、該駆動電流は前記サイリスタのゲート電極からカソード回路に流れ込むことになる。すなわち前記駆動電流は前記サイリスタスイッチのカソードを流れる主電流に加算されることになる。ここで、前記加入者回路の静電容量は100nF程度であり、該回路を流れる充電電流あるいは放電電流は100μA程度であり、一方、通常のサイリスタスイッチの駆動電流は300μA程度である。
【0008】
したがって、前記静電容量の充電電流あるいは放電電流100μAに対して前記駆動電流300μAが加算されることになり、前記検出回路の検出精度は低下する。
【0009】
前記サイリスタスイッチの代わりにリレースイッチあるいはフォトMOSトランジスタスイッチを用いることにより、前記充電電流あるいは放電電流に駆動電流が加算されることを回避することができる。しかしながら、この場合には加入者回路を正極性および負極性に切り替え接続するためのスイッチ回路を4個さらに外付け接続する必要がある。
【0010】
本発明は、前記種々の問題点に鑑みてなされたもので、フローティング電位に置かれたサイリスタスイッチのゲート駆動電流が加算されることによるアノード電流あるいはカソード電流の変動を防止して、リレースイッチあるいはフォトMOSトランジスタスイッチを使用しない、小型軽量化したサイリスタスイッチの駆動回路を提供する。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の課題を解決するために次のような手段を採用した。
【0012】
フローティング電位に置かれたPゲートサイリスタスイッチと、
電流入力回路および電流出力回路を備え、電流入力回路に入力した電流に等しい電流を電流出力回路から出力する第1のカレントミラー回路と、
前記PゲートサイリスタスイッチのPゲート端子に前記Pゲートサイリスタをオン駆動するオン駆動電流を第1のカレントミラー回路の電流入力回路を介して供給する定電流回路と、
前記第1のカレントミラー回路の電流出力回路にその電流入力回路を接続し、電流出力回路を前記Pゲートサイリスタのカソード端子に接続した第2のカレントミラー回路とからなり、
前記PゲートサイリスタスイッチのPゲート端子に供給する電流に等しい電流を前記Pゲートサイリスタのカソード端子から引き抜くことを特徴とする。
【0013】
また、フローティング電位に置かれたPゲートサイリスタスイッチと、
前記PゲートサイリスタのPゲート端子とカソード間に接続したnpn型トランジスタと、
電流入力回路および電流出力回路を備え、電流入力回路に入力した電流に等しい電流を電流出力回路から出力する第1のカレントミラー回路と、
前記npnトランジスタのベース端子に前記Pゲートサイリスタをオフ駆動するオフ駆動電流を第1のカレントミラー回路の電流入力回路を介して供給する定電流回路と、
前記第1のカレントミラー回路の電流出力回路にその電流入力回路を接続し、電流出力回路を前記Pゲートサイリスタのカソード端子に接続した第2のカレントミラー回路とからなり、
前記npnトランジスタのベース端子に供給する電流に等しい電流を前記Pゲートサイリスタのカソード端子から引き抜くことを特徴とする。
【0014】
また、フローティング電位に置かれたNゲートサイリスタスイッチと、
電流入力回路および電流出力回路を備え、電流入力回路に入力した電流に等しい電流を電流出力回路から出力する第1のカレントミラー回路と、
前記NゲートサイリスタスイッチのNゲート端子に前記Nゲートサイリスタをオフ駆動するオフ駆動電流を第1のカレントミラー回路の電流入力回路を介して引き抜く定電流回路と、
前記第1のカレントミラー回路の電流出力回路にその電流入力回路を接続し、電流出力回路を前記Nゲートサイリスタのアノードに接続した第2のカレントミラー回路とからなり、
前記NゲートサイリスタスイッチのNゲート端子から引き抜く電流に等しい電流を前記Nゲートサイリスタのアノード端子に供給することを特徴とする。
【0015】
また、フローティング電位に置かれたNゲートサイリスタスイッチと、
前記NゲートサイリスタのNゲート端子とアノード端子間に接続したpnp型トランジスタと、
電流入力回路および電流出力回路を備え、電流入力回路に入力した電流に等しい電流を電流出力回路から出力する第1のカレントミラー回路と、
前記pnp型トランジスタのベース端子から前記Nゲートサイリスタをオフ駆動するオフ駆動電流を第1のカレントミラー回路の電流入力回路を介して引き抜く定電流回路と、
前記第1のカレントミラー回路の電流出力回路にその電流入力回路を接続し、電流出力回路を前記Nゲートサイリスタのアノード端子に接続した第2のカレントミラー回路とからなり、
前記pnp型トランジスタのベース端子から引き抜く電流に等しい電流を前記Nゲートサイリスタのアノード端子に供給することを特徴とする。
【0016】
また、フローティング電位に置かれたPゲートサイリスタスイッチと、
前記PゲートサイリスタのPゲート端子とカソード端子間に接続したpnp型トランジスタと、
電流入力回路および電流出力回路を備え、電流入力回路に入力した電流に等しい電流を電流出力回路から出力する第1のカレントミラー回路と、
前記pnp型トランジスタのベース端子から前記Pゲートサイリスタをオフ駆動するオフ駆動電流を第1のカレントミラー回路の電流入力回路を介して引き抜く定電流回路と、
前記第1のカレントミラー回路の電流出力回路にその電流入力回路を接続し、電流出力回路を前記Pゲートサイリスタのカソード端子に接続した第2のカレントミラー回路とからなり、
前記pnp型トランジスタのベース端子から引き抜く電流に等しい電流を前記Pゲートサイリスタのカソード端子に供給することを特徴とする。
【0017】
また、フローティング電位に置かれたNゲートサイリスタスイッチと、
前記NゲートサイリスタのNゲート端子とアノード間に接続したnpn型トランジスタと、
電流入力回路および電流出力回路を備え、電流入力回路に入力した電流に等しい電流を電流出力回路から出力する第1のカレントミラー回路と、
前記npn型トランジスタのベース端子に前記Nゲートサイリスタをオフ駆動するオフ駆動電流を第1のカレントミラー回路の電流入力回路を介して供給する定電流回路と、
前記第1のカレントミラー回路の電流出力回路にその電流入力回路を接続し、電流出力回路を前記Nゲートサイリスタのアノード端子に接続した第2のカレントミラー回路とからなり、
前記npn型トランジスタのベース端子に供給する電流に等しい電流を前記Nゲートサイリスタのアノード端子から引き抜くことを特徴とする。
【0018】
また、前記サイリスタスイッチの駆動回路において、
前記サイリスタスイッチは、一対の給電線を有する給電回路と該給電回路の電流を検出する電流検出器とからなる電話交換機の加入者回路の給電端に挿入したことを特徴とする。
【0019】
また、一対の給電線を有する給電回路、該給電回路の給電電流を検出する電流検出器および前記それぞれの給電線の給電端に挿入した第1および第2のPゲートサイリスタスイッチからなる電話交換機の加入者回路と、
電流入力回路並びに第1および第2の電流出力回路を備え、電流入力回路に入力した電流に等しい電流を第1および第2の電流出力回路から出力する第1のカレントミラー回路と、
前記第1のPゲートサイリスタスイッチのPゲート端子に前記Pゲートサイリスタをオン駆動するオン駆動電流を第1のカレントミラー回路の電流入力回路を介して供給するとともに、
前記第2のPゲートサイリスタスイッチのPゲート端子に前記第2のPゲートサイリスタをオン駆動するオン駆動電流を第1のカレントミラー回路の第1の電流出力回路を介して供給する定電流回路と、
前記第1のカレントミラー回路の第2の電流出力回路にその電流入力回路を接続し、第1の電流出力回路を前記第1のPゲートサイリスタのカソード端子に接続し、第2の電流出力回路を前記第2のPゲートサイリスタのカソード端子に接続した第2のカレントミラー回路とからなり、
前記第1のPゲートサイリスタスイッチのPゲート回路に供給する電流に等しい電流を前記1のPゲートサイリスタのカソード端子から引き抜き、前記第2のPゲートサイリスタスイッチのPゲート回路に供給する電流に等しい電流を前記2のPゲートサイリスタのカソード端子から引き抜くことを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の第1の実施形態を図1を用いて説明する。図1は本実施形態に係るサイリスタスイッチ駆動回路を示す図である。
【0021】
図において、1は正電源、2は負電源、3は電源スイッチ、4は定電流回路であり、定電流i1を発生する。5は第1のカレントミラー回路、5aは該カレントミラー回路の電流入力回路、5bは前記カレントミラー回路の電流出力回路である。カレントミラー回路5は電流入力回路5aに定電流i1の供給を受け、電流出力回路5bに前記定電流i1に等しい出力電流i2を出力する。6は第2のカレントミラー回路、6aは該カレントミラー回路の電流入力回路、6bは前記カレントミラー回路の電流出力回路である。カレントミラー回路6は電流入力回路6aに定電流i1に等しい定電流i2の供給を受け、電流出力回路6bに前記定電流i2に等しい出力電流i3を出力する。
【0022】
71はPゲートサイリスタスイッチ、Gはゲート端子、R1はゲート抵抗、Aは前記Pゲートサイリスタスイッチのアノード端子、Kは前記Pゲートサイリスタスイッチのカソード端子である。
【0023】
電源スイッチ3を投入すると定電流回路4が作動し、定電流i1を第1のカレントミラー回路5の電流入力回路5aを介してPゲートサイリスタ71のゲート端子Gに供給し、Pゲートサイリスタ71をターンオンする。
【0024】
前記第1のカレントミラー回路5は、その電流出力回路5bに前記定電流i1に等しい定電流i2を出力し、該定電流i2を第2のカレントミラー回路6の電流入力回路6aに供給する。
【0025】
前記第2のカレントミラー回路6は、その電流出力回路6bに前記定電流i2に等しい定電流i3を発生し、該定電流i3を前記Pゲートサイリスタ7のカソード端子から引き抜く。
【0026】
すなわち、Pゲートサイリスタ71のゲート電極に供給したゲート電流と等しい電流が、第2のカレントミラー回路6によりPゲートサイリスタ71のカソード端子から引き抜かれるので前記Pゲートサイリスタのアノード電流とカソード電流は一致させることができ、前記検出用の充電電流および放電電流へゲート駆動電流が加算されることによる影響をなくすることができる。
【0027】
次に、本発明の第2の実施形態を図2を用いて説明する。図2は本実施形態に係るサイリスタスイッチ駆動回路を示す図である。
【0028】
図において、72はPゲートサイリスタスイッチ、Gはゲート端子、T1はゲート端子Gとカソード端子間に接続したnpnトランジスタ、Aは前記Pゲートサイリスタスイッチのアノード端子、Kは前記Pゲートサイリスタスイッチのカソード端子である。なお、図において図1に示される部分と同一部分については同一符号を付してその説明を省略する。
【0029】
電源スイッチ3を投入すると定電流回路4が作動し、定電流i1を第1のカレントミラー回路5の電流入力回路5aを介して前記npnトランジスタのベース端子に供給して該トランジスタをオンにし、これによりPゲートサイリスタ72のゲートを駆動して該サイリスタをターンオフする。
【0030】
前記第1のカレントミラー回路5は、その電流出力回路5bに前記定電流i1に等しい定電流i2を出力し、該定電流i2を第2のカレントミラー回路6の電流入力回路6aに供給する。
【0031】
前記第2のカレントミラー回路6は、その電流出力回路6bに前記定電流i2に等しい定電流i3を発生し、該定電流i3を前記Pゲートサイリスタ7のカソード端子から引き抜く。
【0032】
すなわち、npnトランジスタのベース端子に供給したベース電流と等しい電流が、第2のカレントミラー回路6によりPゲートサイリスタ72のカソード端子から引き抜かれるので前記Pゲートサイリスタのアノード電流とカソード電流は一致させることができ、前記検出用の充電電流および放電電流へゲート駆動電流が加算されることによる影響をなくすることができる。
【0033】
次に、本発明の第3の実施形態を図3を用いて説明する。図3は本実施形態に係るサイリスタスイッチ駆動回路を示す図である。
【0034】
図において、73はNゲートサイリスタスイッチ、Gはゲート端子、R2はゲート抵抗、Aは前記Nゲートサイリスタスイッチのアノード端子、Kは前記Nゲートサイリスタスイッチのカソード端子である。なお、図において図1に示される部分と同一部分については同一符号を付してその説明を省略する。
【0035】
電源スイッチ3を投入すると定電流回路4が作動し、定電流i1を第1のカレントミラー回路5の電流入力回路5aを介してNゲートサイリスタのゲート電流を引き抜き該サイリスタをターンオンする。
【0036】
前記第1のカレントミラー回路5は、その電流出力回路5bに前記定電流i1に等しい定電流i2を出力し、該定電流i2を第2のカレントミラー回路6の電流入力回路6aに供給する。
【0037】
前記第2のカレントミラー回路6は、その電流出力回路6bに前記定電流i2に等しい定電流i3を発生し、該定電流i3を前記Pゲートサイリスタ7のアノード端子に供給する。
【0038】
すなわち、Nゲートサイリスタ73のゲート端子から引く抜いた電流に等しい電流が、第2のカレントミラー回路6によりNゲートサイリスタ7のアノード端子に供給されるので前記Nゲートサイリスタのアノード電流とカソード電流は一致させることができ、前記検出用の充電電流および放電電流へゲート駆動電流が加算されることによる影響をなくすることができる。
【0039】
次に、本発明の第4の実施形態を図4を用いて説明する。図4は本実施形態に係るサイリスタスイッチ駆動回路を示す図である。
【0040】
図において、74はNゲートサイリスタスイッチ、Gはゲート端子、T2はアノード端子Aとゲート端子間に接続したpnp型トランジスタ、Aは前記Pゲートサイリスタスイッチのアノード端子、Kは前記Pゲートサイリスタスイッチのカソード端子である。なお、図において図1に示される部分と同一部分については同一符号を付してその説明を省略する。
【0041】
電源スイッチ3を投入すると定電流回路4が作動し、定電流i1を第1のカレントミラー回路5の電流入力回路5aを介して前記pnp型トランジスタのベース端子から引き抜き該トランジスタをオンにし、これによりNゲートサイリスタ74のゲートを駆動して該サイリスタをターンオフする。
【0042】
前記第1のカレントミラー回路5は、その電流出力回路5bに前記定電流i1に等しい定電流i2を出力し、該定電流i2を第2のカレントミラー回路6の電流入力回路6aに供給する。
【0043】
前記第2のカレントミラー回路6は、その電流出力回路6bに前記定電流i2に等しい定電流i3を発生し、該定電流i3を前記Nゲートサイリスタ7のアノード端子に供給する。
【0044】
すなわち、pnp型トランジスタのベース端子から引き抜いたベース電流と等しい電流が、第2のカレントミラー回路6によりNゲートサイリスタ74のアノード端子に供給されるので前記Pゲートサイリスタのアノード電流とカソード電流は一致させることができ、前記検出用の充電電流および放電電流へゲート駆動電流が加算されることによる影響をなくすることができる。
【0045】
次に、本発明の第5の実施形態を図5を用いて説明する。図5は本実施形態に係るサイリスタスイッチ駆動回路を示す図である。
【0046】
図において、75はPゲートサイリスタスイッチ、Gはゲート端子、T3はゲート端子Gとカソード端子Kと間に接続したpnp型トランジスタ、Aは前記Pゲートサイリスタスイッチのアノード端子、Kは前記Pゲートサイリスタスイッチのカソード端子である。なお、図において図1に示される部分と同一部分については同一符号を付してその説明を省略する。
【0047】
電源スイッチ3を投入すると定電流回路4が作動し、定電流i1を第1のカレントミラー回路5の電流入力回路5aを介して前記pnp型トランジスタのベース端子から引き抜き該トランジスタをオンにし、これによりPゲートサイリスタ74のゲートを駆動して該サイリスタをターンオフする。
【0048】
前記第1のカレントミラー回路5は、その電流出力回路5bに前記定電流i1に等しい定電流i2を出力し、該定電流i2を第2のカレントミラー回路6の電流入力回路6aに供給する。
【0049】
前記第2のカレントミラー回路6は、その電流出力回路6bに前記定電流i2に等しい定電流i3を発生し、該定電流i3を前記Pゲートサイリスタ75のアノード端子に供給する。
【0050】
すなわち、pnp型トランジスタのベース端子から引き抜いたベース電流と等しい電流が、第2のカレントミラー回路6によりPゲートサイリスタ75のアノード端子に供給されるので前記Pゲートサイリスタのアノード電流とカソード電流は一致させることができ、前記検出用の充電電流および放電電流へゲート駆動電流が加算されることによる影響をなくすることができる。
【0051】
次に、本発明の第6の実施形態を図6を用いて説明する。図6は本実施形態に係るサイリスタスイッチ駆動回路を示す図である。
【0052】
図において、76はNゲートサイリスタスイッチ、Gはゲート端子、T4はアノード端子Aとゲート端子間に接続したnpn型トランジスタ、Aは前記Nゲートサイリスタスイッチのアノード端子、Kは前記Nゲートサイリスタスイッチのカソード端子である。
【0053】
電源スイッチ3を投入すると定電流回路4が作動し、定電流i1を第1のカレントミラー回路5の電流入力回路5aを介して前記npn型トランジスタのベース端子に供給し該トランジスタをオンにし、これによりNゲートサイリスタ76のゲートを駆動して該サイリスタをターンオフする。
【0054】
前記第1のカレントミラー回路5は、その電流出力回路5bに前記定電流i1に等しい定電流i2を出力し、該定電流i2を第2のカレントミラー回路6の電流入力回路6aに供給する。
【0055】
前記第2のカレントミラー回路6は、その電流出力回路6bに前記定電流i2に等しい定電流i3を発生し、該定電流i3を前記Nゲートサイリスタ76のアノード端子から引き抜く。
【0056】
すなわち、npn型トランジスタのベース端子に供給したベース電流と等しい電流が、第2のカレントミラー回路6によりNゲートサイリスタ76のアノード端子から引き抜かれるので前記Pゲートサイリスタのアノード電流とカソード電流は一致させることができ、前記検出用の充電電流および放電電流へゲート駆動電流が加算されることによる影響をなくすることができる。
【0057】
次に、本発明の第7の実施形態を図7を用いて説明する。図7は本実施形態に係るサイリスタスイッチ駆動回路を示す図である。
【0058】
図において、1は正電源、2は負電源、3は電源スイッチ、4は定電流回路であり、定電流i1を発生する。51は第1のカレントミラー回路、51aは該カレントミラー回路の電流入力回路、51bは前記カレントミラー回路の第1の電流出力回路、51cは前記カレントミラー回路の第2の電流出力回路である。カレントミラー回路51は電流入力回路51aに定電流i1の供給を受け、第1の電流出力回路51bおよび第2の電流出力回路51cに前記定電流i1に等しい出力電流i2およびi3をそれぞれ出力する。61は第2のカレントミラー回路、61aは該カレントミラー回路の電流入力回路、61bは前記カレントミラー回路の第1の電流出力回路、61cは前記カレントミラー回路の第2の電流出力回路である。カレントミラー回路61は電流入力回路61aに定電流i1に等しい定電流i3の供給を受け、第1の電流出力回路61bおよび第2の電流出力回路61cに前記定電流i3に等しい出力電流i4およびi5をそれぞれ出力する。
【0059】
77は給電回路のB線に挿入したPゲートサイリスタスイッチ、78は給電回路のA線に挿入したPゲートサイリスタスイッチ、Gはゲート端子、R3およびR4はゲート抵抗、Aは前記Pゲートサイリスタスイッチのアノード端子、Kは前記Pゲートサイリスタスイッチのカソード端子である。
【0060】
電源スイッチ3を投入すると定電流回路4が作動し、定電流i1を第1のカレントミラー回路51の電流入力回路51aを介してPゲートサイリスタ77のゲート端子Gに供給し、Pゲートサイリスタ77をターンオンする。
【0061】
前記第1のカレントミラー回路51は、その第1の電流出力回路5bに前記定電流i1に等しい定電流i2を出力し、該電流をPゲートサイリスタ78のゲート端子Gに供給し、Pゲートサイリスタ78をターンオンする。また前記第1のカレントミラー回路51は、その第2の電流出力回路5cに前記定電流i1に等しい定電流i3を出力し、該定電流i3を第2のカレントミラー回路61の電流入力回路61aに供給する。
【0062】
前記第2のカレントミラー回路61は、その第1の電流出力回路61bに前記定電流i3に等しい定電流i4を発生し、該定電流i4を前記Pゲートサイリスタ7のカソード端子から引き抜く。また、前記第2のカレントミラー回路61は、その第2の電流出力回路61cに前記定電流i3に等しい定電流i5を発生し、該定電流i5を前記Pゲートサイリスタ78のカソード端子から引き抜く。
【0063】
すなわち、Pゲートサイリスタ77および78のゲート電極に供給したゲート電流と等しい電流が、第2のカレントミラー回路61によりPゲートサイリスタ77および78のカソード端子からそれぞれ引き抜かれるので前記それぞれのPゲートサイリスタのアノード電流とカソード電流は一致させることができ、前記検出用の充電電流および放電電流へゲート駆動電流が加算されることによる影響をなくすることができる。
【0064】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、フローティング電位に置かれたサイリスタスイッチのゲート駆動電流が加算されることによるアノード電流あるいはカソード電流の変動を防止できる。また、リレースイッチあるいはフォトMOSトランジスタスイッチを使用しないので、小型軽量化したサイリスタスイッチの駆動回路を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るサイリスタスイッチ駆動回路を示す図である。
【図2】本発明の第2の実施形態に係るサイリスタスイッチ駆動回路を示す図である。
【図3】本発明の第3の実施形態に係るサイリスタスイッチ駆動回路を示す図である。
【図4】本発明の第4の実施形態に係るサイリスタスイッチ駆動回路を示す図である。
【図5】本発明の第5の実施形態に係るサイリスタスイッチ駆動回路を示す図である。
【図6】本発明の第6の実施形態に係るサイリスタスイッチ駆動回路を示す図である。
【図7】本発明の第7の実施形態に係るサイリスタスイッチ駆動回路を示す図である。
【符号の説明】
1 正電源
2 負電源
3 電源スイッチ
4 定電流回路
5,51 第1のカレントミラー回路
6,61 第2のカレントミラー回路
71,75 Pゲートサイリスタスイッチ
72,73,74 Nゲートサイリスタスイッチ
T1,T4 npn型トランジスタ
T2,T3 pnp型トランジスタ

Claims (8)

  1. フローティング電位に置かれたPゲートサイリスタスイッチと、
    電流入力回路および電流出力回路を備え、電流入力回路に入力した電流に等しい電流を電流出力回路から出力する第1のカレントミラー回路と、
    前記PゲートサイリスタスイッチのPゲート端子に前記Pゲートサイリスタをオン駆動するオン駆動電流を第1のカレントミラー回路の電流入力回路を介して供給する定電流回路と、
    前記第1のカレントミラー回路の電流出力回路にその電流入力回路を接続し、電流出力回路を前記Pゲートサイリスタのカソード端子に接続した第2のカレントミラー回路とからなり、
    前記PゲートサイリスタスイッチのPゲート端子に供給する電流に等しい電流を前記Pゲートサイリスタのカソード端子から引き抜くことを特徴とするサイリスタスイッチ駆動回路。
  2. フローティング電位に置かれたPゲートサイリスタスイッチと、
    前記PゲートサイリスタのPゲート端子とカソード間に接続したnpn型トランジスタと、
    電流入力回路および電流出力回路を備え、電流入力回路に入力した電流に等しい電流を電流出力回路から出力する第1のカレントミラー回路と、
    前記npnトランジスタのベース端子に前記Pゲートサイリスタをオフ駆動するオフ駆動電流を第1のカレントミラー回路の電流入力回路を介して供給する定電流回路と、
    前記第1のカレントミラー回路の電流出力回路にその電流入力回路を接続し、電流出力回路を前記Pゲートサイリスタのカソード端子に接続した第2のカレントミラー回路とからなり、
    前記npnトランジスタのベース端子に供給する電流に等しい電流を前記Pゲートサイリスタのカソード端子から引き抜くことを特徴とするサイリスタスイッチ駆動回路。
  3. フローティング電位に置かれたNゲートサイリスタスイッチと、
    電流入力回路および電流出力回路を備え、電流入力回路に入力した電流に等しい電流を電流出力回路から出力する第1のカレントミラー回路と、
    前記NゲートサイリスタスイッチのNゲート端子に前記Nゲートサイリスタをオフ駆動するオフ駆動電流を第1のカレントミラー回路の電流入力回路を介して引き抜く定電流回路と、
    前記第1のカレントミラー回路の電流出力回路にその電流入力回路を接続し、電流出力回路を前記Nゲートサイリスタのアノードに接続した第2のカレントミラー回路とからなり、
    前記NゲートサイリスタスイッチのNゲート端子から引き抜く電流に等しい電流を前記Nゲートサイリスタのアノード端子に供給することを特徴とするサイリスタスイッチ駆動回路。
  4. フローティング電位に置かれたNゲートサイリスタスイッチと、
    前記NゲートサイリスタのNゲート端子とアノード端子間に接続したpnp型トランジスタと、
    電流入力回路および電流出力回路を備え、電流入力回路に入力した電流に等しい電流を電流出力回路から出力する第1のカレントミラー回路と、
    前記pnp型トランジスタのベース端子から前記Nゲートサイリスタをオフ駆動するオフ駆動電流を第1のカレントミラー回路の電流入力回路を介して引き抜く定電流回路と、
    前記第1のカレントミラー回路の電流出力回路にその電流入力回路を接続し、電流出力回路を前記Nゲートサイリスタのアノード端子に接続した第2のカレントミラー回路とからなり、
    前記pnp型トランジスタのベース端子から引き抜く電流に等しい電流を前記Nゲートサイリスタのアノード端子に供給することを特徴とするサイリスタスイッチ駆動回路。
  5. フローティング電位に置かれたPゲートサイリスタスイッチと、
    前記PゲートサイリスタのPゲート端子とカソード端子間に接続したpnp型トランジスタと、
    電流入力回路および電流出力回路を備え、電流入力回路に入力した電流に等しい電流を電流出力回路から出力する第1のカレントミラー回路と、
    前記pnp型トランジスタのベース端子から前記Pゲートサイリスタをオフ駆動するオフ駆動電流を第1のカレントミラー回路の電流入力回路を介して引き抜く定電流回路と、
    前記第1のカレントミラー回路の電流出力回路にその電流入力回路を接続し、電流出力回路を前記Pゲートサイリスタのカソード端子に接続した第2のカレントミラー回路とからなり、
    前記pnp型トランジスタのベース端子から引き抜く電流に等しい電流を前記Pゲートサイリスタのカソード端子に供給することを特徴とするサイリスタスイッチ駆動回路。
  6. フローティング電位に置かれたNゲートサイリスタスイッチと、
    前記NゲートサイリスタのNゲート端子とアノード間に接続したnpn型トランジスタと、
    電流入力回路および電流出力回路を備え、電流入力回路に入力した電流に等しい電流を電流出力回路から出力する第1のカレントミラー回路と、
    前記npn型トランジスタのベース端子に前記Nゲートサイリスタをオフ駆動するオフ駆動電流を第1のカレントミラー回路の電流入力回路を介して供給する定電流回路と、
    前記第1のカレントミラー回路の電流出力回路にその電流入力回路を接続し、電流出力回路を前記Nゲートサイリスタのアノード端子に接続した第2のカレントミラー回路とからなり、
    前記npn型トランジスタのベース端子に供給する電流に等しい電流を前記Nゲートサイリスタのアノード端子から引き抜くことを特徴とするサイリスタスイッチ駆動回路。
  7. 請求項1ないし請求項6の何れか1の記載において、
    前記サイリスタスイッチは、一対の給電線を有する給電回路と該給電回路の電流を検出する電流検出器とからなる電話交換機の加入者回路の給電端に挿入したことを特徴とするサイリスタスイッチの駆動回路。
  8. 一対の給電線を有する給電回路、該給電回路の給電電流を検出する電流検出器および前記それぞれの給電線の給電端に挿入した第1および第2のPゲートサイリスタスイッチからなる電話交換機の加入者回路と、
    電流入力回路並びに第1および第2の電流出力回路を備え、電流入力回路に入力した電流に等しい電流を第1および第2の電流出力回路から出力する第1のカレントミラー回路と、
    前記第1のPゲートサイリスタスイッチのPゲート端子に前記Pゲートサイリスタをオン駆動するオン駆動電流を第1のカレントミラー回路の電流入力回路を介して供給するとともに、
    前記第2のPゲートサイリスタスイッチのPゲート端子に前記第2のPゲートサイリスタをオン駆動するオン駆動電流を第1のカレントミラー回路の第1の電流出力回路を介して供給する定電流回路と、
    前記第1のカレントミラー回路の第2の電流出力回路にその電流入力回路を接続し、第1の電流出力回路を前記第1のPゲートサイリスタのカソード端子に接続し、第2の電流出力回路を前記第2のPゲートサイリスタのカソード端子に接続した第2のカレントミラー回路とからなり、
    前記第1のPゲートサイリスタスイッチのPゲート回路に供給する電流に等しい電流を前記1のPゲートサイリスタのカソード端子から引き抜き、前記第2のPゲートサイリスタスイッチのPゲート回路に供給する電流に等しい電流を前記2のPゲートサイリスタのカソード端子から引き抜くことを特徴とするサイリスタスイッチ駆動回路。
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