JP2580932Y2 - 電源異常検出回路 - Google Patents

電源異常検出回路

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JP2580932Y2
JP2580932Y2 JP10705091U JP10705091U JP2580932Y2 JP 2580932 Y2 JP2580932 Y2 JP 2580932Y2 JP 10705091 U JP10705091 U JP 10705091U JP 10705091 U JP10705091 U JP 10705091U JP 2580932 Y2 JP2580932 Y2 JP 2580932Y2
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JP
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power supply
transistor
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resistor
voltage
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JP10705091U
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幸男 高橋
秀雄 武田
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Yokogawa Electric Corp
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Yokogawa Electric Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】本考案は、電源の異常を検出する電源異常
検出回路に関し、更に詳しくは、複数の異なった電圧V
nを有する電源が設けられた電気回路において、いずれ
かの電源がダウンした場合に、この電源の異常を精度良
く検出することができる電源異常検出回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は、従来の電源異常検出回路の回路
図である。図中、1はNPNのトランジスタで、コレク
タが抵抗R10を介して正の電源+Vccに接続され、エミ
ッタが共通電位点に接続されている。
【0003】R11〜R13は一端がトランジスタ1のベ−
スに接続され、他端が電源V1 〜V3 に接続された抵抗
で、抵抗R11、R12、R13にはそれぞれ電流I11、I1
2、I13が流れる。R14はトランジスタ1のベ−スと共
通電位点に設けられた抵抗である。電源V1 〜V3 によ
って各抵抗R11〜R13に電流I11〜I13が流れると、ト
ランジスタ1のベ−スにはベ−ス電流IB が流れ、抵抗
R14には残りの電流I14が流れる。
【0004】抵抗R14に電流I14が流れ、抵抗R14の電
圧降下がベ−ス−エミッタ電圧VBE以上になると、トラ
ンジスタ1は、オンとなり、出力端子V0 は各電源V1
〜V3 が正常に動作している状態を示すロ−レベル信号
を出力する。しかし、電源V1 が故障したような場合、
抵抗R4 に流れる電流I14は、I12+I13−IB とな
り、抵抗R14における電圧降下は、トランジスタ1をオ
ンすることができるベ−ス−エミッタ電圧VBEに達しな
いため、出力端子V0 はフェイル信号であるハイレベル
状態に反転する。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】このような従来の電源
異常検出回路は、トランジスタに接続される電源の数が
増えるにしたがって、各電源から各抵抗に流れる電流を
小さな値にしなければならないため、一つの電源に故障
があっても抵抗R14を流れる電流I14の変化が小さくな
るため、電源の故障を正確に検出できないということが
あった。
【0006】本考案は、このような点に鑑みてなされた
もので、回路中の電源の数が増えても正確に各電源の動
作を監視することができるようにしたもので、多数の電
源の一つに異常が発生した場合でも、精度良く電源の異
常を検出することができる電源異常検出回路を提供する
ことを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】それぞれ異なった電圧
(V1〉V2〉…〉Vn)を出力するn個の電源の異常を検出
する電源異常検出回路において、前記電源の中で最大の
電圧V1を出力する電源と共通電位点との間に直列に設け
られた(n+1)個の抵抗と、i番目( i=1〜n)の
抵抗と( i+1)番目の抵抗の共通接続点と電圧(V
i+1)を出力する電源間に、この電源と逆バイアスで接
続されたダイオード(Di)と、共通電位点に接続され
た(n+1)番目の抵抗とn番目の抵抗との共通接続点
にベースが接続され、エミッタが共通電位点に接続され
たトランジスタ(1)と、を設け、前記いずれかの電源
のダウンを前記トランジスタのコレクタ出力の変化に基
づいて検出することを特徴としている。
【0008】
【作用】電源中で最大の電圧を有する電源と共通電位点
との間に直列接続された(n+1)個の抵抗の各分圧点
には、分圧電圧より大きな電圧の電源が接続され、共通
電位点に接続された抵抗の分圧点にはトランジスタのベ
−スが接続されている。各電源が正常な場合は、最大の
電圧を有する電源からの電流によってトランジスタはオ
ンしていて、電源のいずれかに異常が発生するとトラン
ジスタはオフされ、トランジスタのコレクタ出力から電
源の故障が検知される。
【0009】
【実施例】以下、図面を用いて本考案の一実施例を詳細
に説明する。図1は、本考案の電源異常検出回路の一実
施例を示す回路図である。尚、本実施例では、回路中の
電源が3個の場合を例に挙げて説明してあるが、更に個
数が増えたような場合でも動作は同じで、異なることは
ない。図中、1はNPNのトランジスタで、コレクタが
抵抗R10を介して正の電源+Vccに接続され、エミッタ
が共通電位点に接続されている。V1 〜V3 は異なった
電圧Vを有する電源で、それぞれの電圧値はV1 >V2
>V3 の関係になっている。
【0010】R1 〜R4 は電源中V1 〜V3 で最大の電
圧値を有する電源V1 と共通電位点との間に直列に接続
された抵抗で、抵抗R1 と抵抗R2 の接続点aは、逆極
性のダイオ−ドD1 を介して電源V2 に接続され、抵抗
R2 と抵抗R3 の接続点bは、逆極性のダイオ−ドD2
を介して電源V3 に接続されている。そして、抵抗R3
と抵抗R4 の接続点cは、トランジスタ1のベ−スに接
続されている。
【0011】尚、接続点aの電位V2*は、電源V2 より
も低く、接続点bの電位V3*は、電源V3 よりも低くな
るように、抵抗R1 〜R3 によって設定されている。
【0012】次にこのように構成された電源異常検出回
路の動作を説明する。各電源が正常な場合 ダイオ−ドD1,2 は逆バイアスになっているので、電源
V2,3 側から電流が抵抗R1 〜R4 に流れ込むことも、
電源V1 による電流I1 が電源V2,3 に流れ込むことも
ない。
【0013】すなわち正常時は、電源V1 からの電流I
1 のみがトランジスタ1のベ−スと抵抗R4 に流れるよ
うになっている。この時、トランジスタ1のベ−スには
ベ−ス電流IB が流れ、抵抗R4 には残りの電流I4 、
すなわちI1 −IB が流れる。
【0014】抵抗R4 に流れた電流I4 によって、トラ
ンジスタ1はオンとなり、コレクタの出力端子V0 は各
電源V1 〜V3 が正常に動作している状態を示すロ−レ
ベル信号を出力する。
【0015】いずれかの電源がダウンした場合 例えば、電源V2がダウンした場合(電圧ゼロの場
合)、電源V2と接続点aの電圧の関係がV2*> V2に反転
し、ダイオードD1は順バイアスになる。この為、電源V1
の電流I1は、電源V2に向かって流れ込み、抵抗R4に流れ
る電流I4はゼロになる。トランジスタ1は、抵抗R4に流
れる電流I4がゼロになるためにオフとなり、出力端子V0
は、フェイル信号であるハイレベル信号に反転する。
【0016】図2は、本考案の電源異常検出回路の他の
実施例を示した回路図である。正の電源が設けられてい
る回路は先に説明した実施例と同様なので、ここでは負
の電源が設けられた回路についてのみ説明する。
【0017】2はPNPのトランジスタで、エミッタが
トランジスタ1のエミッタに接続され、コレクタが共通
電位点に接続されている。−V1〜−V3は負の電源、R
1-〜R4-は電源−V1と抵抗R4との間に直列に接続され
た抵抗で、抵抗R4と抵抗R4-の接続点が共通電位点に接
続されている。接続点a-はダイオードD1-を介して電
源V2-に接続され、接続点b-はダイオードD2-を介し
て電源V3-に接続されている。接続点a-及びb-は、接続
された電源電圧−V2、−V3より、高い電位に設定され
ていて、各ダイオードD1-、D2-は、共に逆バイアスにな
っている。一方、抵抗R3-〜R4‐の接続点c-は、トラ
ンジスタ2のベースに接続される。
【0018】次に、このように構成された電源異常検出
回路において、電源−V2に故障が発生した場合を例に
挙げて説明する。尚、各電源が正常な場合、電流I1、
I1-は以下に示す関係になっていて、トランジスタ1、
2は、共にオンとなっている。 I1=I4+IB I1-=I4-+IB- 電源−V2が故障すると、接続点a-と電源−V2の電圧
の関係が−V2*<−V2に反転し、ダイオードD1-は、順
バイアスになる。この為、電流は、−V2から−V1に流
れ、抵抗R4-に流れる電流I4-はゼロになり、トランジ
スタ1、2はオフとなる。よって、出力端子V0は、フ
ェイル信号であるハイレベルに反転する。
【0019】
【考案の効果】以上、詳細に説明したように本考案の電
源異常検出回路は、電源のダウンを警告するトランジス
タの駆動を、一電源で行っているためトランジスタのオ
ン/オフを精度良く行うことができるので、電源の数が
増えても電源のダウンを正確に把握することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の電源異常検出回路の一実施例を示す回
路図である。
【図2】本考案の電源異常検出回路の他の実施例を示し
た回路図である。
【図3】従来の電源異常検出回路の回路図である。
【符号の説明】
1、2 トランジスタ V1 〜V3 、−V1 〜−V3 電源 R1 〜R4 、R1- 〜R4- 抵抗 D1,2 、D1-,2- ダイオ−ド

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ異なった電圧(V 1 〉V 2 〉…〉V
    n)を出力するn個の電源の異常を検出する電源異常検
    出回路において、 前記電源の中で最大の電圧V1を出力する電源と共通電位
    点との間に直列に設けられた(n+1)個の抵抗と、 i番目( i=1〜n)の抵抗と( i+1)番目の抵抗
    の共通接続点と電圧( i+1 を出力する電源間に、こ
    の電源と逆バイアスで接続されたダイオード(Di)
    と、 共通電位点に接続された(n+1)番目の抵抗とn番目
    の抵抗との共通接続点にベースが接続され、エミッタが
    共通電位点に接続されたトランジスタ(1)と、を設
    け、前記いずれかの電源のダウンを前記トランジスタの
    コレクタ出力の変化に基づいて検出することを特徴とし
    た電源異常検出回路。
JP10705091U 1991-08-27 1991-12-25 電源異常検出回路 Expired - Lifetime JP2580932Y2 (ja)

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