JP4092467B2 - シールリングの分離装置および分離方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、セットされた多数のシールリングを1個ずつ分離するシールリングの分離装置および分離方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば図16に示すように、メインシャフト1とアイドルシャフト3との間に、張力を付与した状態で多数のシールリング5をセットし、この多数のシールリング5を、メインシャフト1の回転に伴う分離ローラ7の回転によって前方(図16中で左方向)へ1個ずつ分離して移動させるシールリング分離装置がある(特開平10−296551号公報参照)。
【0003】
ここで、メインシャフト1およびアイドルシャフト3には、それぞれコイルスプリング9,11が設けられており、各シャフト1,3が回転することで、各コイルスプリング9,11の螺旋形状に沿ってシールリング5が前方へ送られる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来のシールリングの分離装置は、シールリング5の材質、特に粘りのあるものについては、例えば図16中の矢印Pで示すように、シールリング5がその粘りによってコイルスプリング9を超えて戻ってしまうなど、シールリング5同士が密着し、1個のみの供給ができず複数個同時に供給する現象が発生する。
【0005】
そこで、この発明は、シールリングの材質に拘わらず、シールリングを1個ずつ確実に分離して供給できるようにすることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、請求項1の発明は、セットされた多数のシールリングを、回転により周囲に設けた螺旋部に沿って順次移動させるメインシャフトと、このメインシャフトとの間に掛け渡された前記多数のシールリングに張力が付与されるよう前記メインシャフトとの間に所定間隔をおいて配置したアイドルシャフトと、前記シールリングの移動方向前方側にて前記メインシャフトに近接して配置されてシールリングを1個ずつ分離するための回転可能な分離ローラとを備えたシールリングの分離装置において、前記メインシャフト前端部の前記分離ローラに対応する位置に、前記メインシャフト周囲の螺旋部よりも溝深さが大きく形成され、前記メインシャフト周囲の螺旋部に位置するシールリングよりも張力を低下させて前方側に案内する深溝螺旋部を設け、前記分離ローラのシールリング移動方向後端の角部と、前記メインシャフト周囲の螺旋部との間に、前記シールリング1個分が通る隙間を設け、前記深溝螺旋部は、前記隙間より大きい溝深さを備えている構成としてある。
【0008】
請求項2の発明は、請求項1の発明の構成において、前記分離ローラは、前記角部よりさらに後方側に、前記メインシャフト周囲の螺旋部との間でシールリング1個分が入り込む間隔を保ってメインシャフトと平行に延びる小径ローラを連接した構成としてある。
【0009】
請求項3の発明は、請求項1または2の発明の構成において、前記深溝螺旋部は、前記メインシャフト周囲の螺旋部よりも溝幅の大きなスクリュ状に形成され、メインシャフト周囲の螺旋部はコイル状部材で構成されている。
【0010】
請求項4の発明は、請求項1ないし3のいずれか1項の発明の構成において、前記分離ローラの表面に、凹凸を設けた構成としてある。
【0011】
請求項5の発明は、請求項1ないし4のいずれか1項の発明の構成において、前記メインシャフトとアイドルシャフトとの間のシールリング移動方向前方側に、前記各シャフト相互の間隔を維持するローラを回転可能に設けた構成としてある。
【0012】
請求項6の発明は、相互に所定間隔をおいて配置されたメインシャフトおよびアイドルシャフトに、多数のシールリングが、張力を付与された状態でセットされ、前記メインシャフトの回転により、メインシャフトの周囲に設けた螺旋部に沿って前記シールリングが移動し、この移動方向前方側にて、前記メインシャフトに伴って回転する分離ローラにより、前記シールリングを1個ずつ分離するシールリングの分離方法において、前記分離ローラのシールリング移動方向後端側の角部と前記メインシャフト周囲の螺旋部との間のシールリング1個分が通る隙間から1個のシールリングを移動方向前方へ送り出し、この送り出されたシールリングを、前記メインシャフト周囲の螺旋部よりも溝深さが大きく、かつ前記隙間より大きい溝深さを備えた深溝螺旋部で受け、張力を低下させて前方側に案内するシールリングの分離方法としてある。
【0014】
請求項7の発明は、請求項1ないし5のいずれか1項の発明の構成において、前記螺旋部をコイル状部材で構成し、このコイル状部材の線材の線径が前記シールリングの線径とほぼ同等であり、前記コイル状部材のピッチ幅が前記シールリングの線径とほぼ等しい構成としてある。
【0015】
請求項8の発明は、請求項1ないし5のいずれか1項の発明の構成において、前記螺旋部をコイル状部材で構成し、このコイル状部材の線材の線径が前記シールリングの線径とほぼ同等であり、前記コイル状部材のピッチ幅は、シールリング移動方向前方側が、前記シールリングの線径とほぼ等しく、シールリング移動方向後方側が、前記シールリング1個を線材相互間に収容可能となるよう設定されている構成としてある。
【0016】
請求項9の発明は、請求項1ないし5のいずれか1項の発明の構成において、前記螺旋部をコイル状部材で構成し、このコイル状部材を前記メインシャフトとアイドルシャフトとの双方に設け、前記各コイル状部材は、その線材の線径が前記シールリングの線径とほぼ同等であり、前記各コイル状部材のピッチ幅は、シールリング移動方向前方側が、前記シールリングの外径とほぼ等しく、シールリング移動方向後方側が、前記シールリング1個を線材相互間に収容可能となるよう設定されている構成としてある。
【0017】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、シールリングは、材質として特に粘りのあるものであっても、1個のシールリングが、深溝螺旋部の溝内に入り込むことで張力が低下し、シールリング同士が密着することなく、1個ずつ確実に分離することができる。
また、分離ローラのシールリング移動方向後側(上流側)の後端の角部と、メインシャフト周囲の螺旋部との間の隙間を通して、シールリングを1個確実に分離ローラに対応する深溝螺旋部に移動させることができる。
【0019】
請求項2の発明によれば、小径ローラとメインシャフト周囲の螺旋部との間でシールリングを整列することができ、この整列したシールリングをその前方の隙間を通して1個のシールリングを確実に送り出すことができる。
【0020】
請求項3の発明によれば、メインシャフトと一体となって回転するコイル状部材により、セットされているシールリングを順次前方へ移動させることができ、この移動したシールリングが、深溝で溝幅の大きなスクリュ状の溝に入り込むことで、張力が大幅に低下し、シールリング同士が密着することなく、1個ずつ確実に分離することができる。
【0021】
請求項4の発明によれば、分離ローラの表面に凹凸を設けることで、分離ローラと螺旋部の外周縁との間にシールリングが挟まれたときに、分離ローラのシールリングに対する接触面積が、凹凸を設けない場合に比べて少なくなり、摩擦力が軽減されてシールリングを容易に外すことができる。
【0022】
請求項5の発明によれば、セットしたシールリング同士が絡んだり、シールリングのセット量が多くなって、メインシャフトとアイドルシャフトとが互いに近づく方向に力を受けても、各シャフト相互間に設けたローラにより、シールリング移動方向前方側(下流側)における各シャフト相互の間隔を、所定に維持することができる。
【0023】
請求項6の発明によれば、シールリングは、材質として特に粘りのあるものであっても、分離ローラ後端の角部と、メインシャフト周囲の螺旋部との間の隙間を通して、メインシャフト周囲の螺旋部よりも溝深さを大きくした深溝螺旋部に送られ、この深溝螺旋部の溝内に入り込むことで張力が低下し、シールリング同士が密着することなく、1個ずつ確実に分離することができる。
【0025】
請求項7の発明によれば、コイル状部材は、ほぼ隙間のない螺旋状に形成されることになり、このコイル状部材上にてシールリングが1個ずつ軸方向に沿って整列させることができる。
【0026】
請求項8の発明によれば、シールリングは、コイル状部材のシールリング移動方向後方側で線材相互間に1個が収容された状態となり、この状態からシールリング移動方向前方側に移動することで、コイル状部材上にて1個ずつ軸方向に沿って整列した状態となる。
【0027】
請求項9の発明によれば、シールリングは、メインシャフトおよびアイドルシャフトの各コイル状部材のシールリング移動方向後方側で線材相互間に1個が収容された状態となり、この状態からシールリング移動方向前方側に移動することで、各コイル状部材上にて1個ずつ軸方向に沿って整列した状態となる。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
【0029】
図1は、この発明の実施の一形態を示すシールリングの分離装置の全体構成を示す正面図、図2は図1のA−A断面図、図3は図1の左側面図である。この分離装置は、ベースプレート13上に、図1中で左右一対の軸受ブラケット15を備え、この軸受ブラケット15には、軸受17(図5参照)を介してメインシャフト19が水平状態で回転可能に支持されている。このメインシャフト19は、図1中で右側の基端部が、前記ベースプレート13上に設置したモータブラケット21に装着したサーボモータ23に連動連結されている。
【0030】
上記メインシャフト19の外周面には、前記サーボモータ23によって回転したときに一束にまとめられたOリング、カットシールなどのごとき多数のシールリング25を図中左側の先端側へ移動させるためのコイル状部材であるコイルスプリングからなるメインシャフトスプリング27が固定してある。
【0031】
メインシャフトスプリング27は、図1中で左側の先端側に、図4に拡大して示すように、線材相互が密着する密着部27aを備え、シールリング25がメインシャフトスプリング27の外周に1列に整列した状態で乗り上げるようにしている。すなわち、メインシャフトスプリング27のシールリング移動方向前方側である密着部27aは、メインシャフトスプリング27の線径とシールリング25の線径とをほぼ同等とした場合に、メインシャフトスプリング27のピッチ幅がシールリング25の線径とほぼ等しくなっている。
【0032】
上記した密着部27aは、メインシャフト19周囲の螺旋部を構成している。
【0033】
この密着部27aの図1中で右側、すなわちメインシャフトスプリング27のシールリング移動方向後方側(上流側)は、リング収容部27bを備えている。このリング収容部27bは、メインシャフトスプリング27の線径とシールリング25の線径とをほぼ同等とした場合に、線材相互間に1個のシールリング25を収容可能となるようなピッチ幅に設定してある。
【0034】
メインシャフトスプリング27の上記したリング収容部27bのさらに図1中で右側は、ピッチ幅をリング収容部27bより広くしてある。
【0035】
なお、上記構成より明らかなように、メインシャフトスプリング27のピッチは、密着部27a,リング収容部27bおよびその他の部位によってそれぞれ異なる。したがって、螺旋部としてメインシャフトスプリング27に代えてメインシャフト19の外周面に螺旋溝を形成してもよいが、螺旋溝を加工するよりも、メインシャフトスプリング27の製造時にピッチを変えることにより、製造が容易かつ安価なものとなる。
【0036】
前記メインシャフト19にセットされた一束にまとめられたシールリング27に適宜の張力を付与するために、メインシャフト19の下側には、アイドルシャフト29を、水平状態で上下位置調節可能かつ回転可能に配置してある。
【0037】
上記アイドルシャフト29は、図1中で右側の固定軸部30が、前記軸受ブラケット15の上下に長い長孔15a(図2参照)内に移動可能に挿入され、この一対の軸受ブラケット15相互間に位置する下部可動支持ブロック31に固定されている。
【0038】
一方、前記したベースプレート13上の図2中で右側端部には、ガイドプレート33が立設され、このガイドプレート33には上下方向に延長されるガイドレール35が設けられている。このガイドレール35に、上記した下部可動支持ブロック31の図2中で右側の一側部が、上下動可能に設けられている。すなわち、下部可動支持ブロック31がガイドレール35に沿って上下動することで、アイドルシャフト29も固定軸部30とともに上下動する。
【0039】
上記した下部可動支持ブロック31の中心部の下方のベースプレート13上には、下部可動支持ブロック31の下方への移動を規制するストッパ36が設けられている。
【0040】
アイドルシャフト29は、図5および図6(a)に示すように、内部に中心軸37を備え、この中心軸37に対して左右一対の軸受39を介して外筒部41が回転可能となっている。そして、この外筒部41の図5中で右側の端部外周には、ベルト受け部43が形成され、これに対応して前記したメインシャフト19にもベルト受け部45が形成され、これら各ベルト受け部43,45相互間には、図1に示すように、駆動用ベルト47が掛け渡されて、メインシャフト19の回転動力がアイドルシャフト29に伝達されるようになっている。
【0041】
アイドルシャフト29は、前記したメインシャフト19より図1中で左側の先端側が突出しており、その全長にわたり、コイル状部材としてのコイルスプリングで構成されるアイドルシャフトスプリング49を設けてある。このアイドルシャフトプリング49は、前記メインシャフトスプリング27の密着部27a,リング収容部27bおよびその他の部位にそれぞれ対応する位置に、これら各部位と同様なピッチ幅をそれぞれ備えている。また、メインシャフト19より先端側が突出した部分のアイドルシャフトスプリング49は、上記メインシャフトスプリング27の他の部位とほぼ同幅の広いピッチ幅としてある。
【0042】
前記メインシャフト19の上方には、フッ素樹脂製の分離ローラ51を先端に回転可能に備えたローラ支持軸53が水平にかつ上下動可能に設けてある。ローラ支持軸53の図1中で右側の基端部は、上部可動支持ブロック55に固定され、上部可動支持ブロック55は、前記したガイドレール35に対して上下動可能である。
【0043】
上部可動支持ブロック55と前記した下部可動支持ブロック31とは、一対の連結ねじ57により連結されて一体となって上下動する。上部可動支持ブロック55は、連結ねじ57に螺合しており、上部からナット59を締結することで連結ねじ57に固定される。
【0044】
一方下部可動支持ブロック31は、連結ねじ57に対して上下動可能であり、連結ねじ57の下端に螺合するナット61(図2参照)により下部への移動が規制されている。また下部可動支持ブロック31は、各可動支持ブロック31,55相互間の連結ねじ57に螺合するナット63との間に設けてあるスプリング64によって、下方に押し付けられている。すなわち、下部可動支持ブロック31は、スプリング64の弾性力より強い力で上方に向けて押されると、連結ねじ57に沿って上方へ移動可能である。
【0045】
また、上部可動支持ブロック55の上部には、位置決めプランジャ65が設けられている。位置決めプランジャ65は、固定フランジ部65aが上部可動支持ブロック55の上面に固定され、図2中で右側には位置決めロッド部65bを備えている。一方、ガイドプレート33の上端付近には、上下に二つの位置決め凹部33a,33bがそれぞれ形成されている。
【0046】
これら二つの位置決め凹部33a,33bのいずれかに、位置決めプランジャ65の位置決めロッド部65bが挿入されてロック可能となっている。位置決めプランジャ65は、位置決めロッド部65bと反対側に、レバー65cを備えており、このレバー65cの操作によって位置決めロッド部65bが、各位置決め凹部33a,33bのいずれかに入り込んだ状態と、引き抜かれた状態とに変位する。
【0047】
図6(a)に示すように、ローラ支持軸53の先端の分離ローラ51を支持する部分は、細径のローラ支持部53aとなっており、ローラ支持部53aの両端の軸受67を介して分離ローラ51を回転可能に支持している。
【0048】
分離ローラ51は、小径部51aと大径部51bとを備えている。小径部51aは、メインシャフトスプリング27の密着部27aの軸方向ほぼ中央位置から、メインシャフト19の先端面19aより僅かに前方側となる位置まで、メインシャフト19とほぼ平行に延びる小径ローラを構成している。この小径部51aとメインシャフトスプリング27との間は、シールリング25が1個分入り込む程度の間隔に形成されるとともに、大径部51bの角部51cとメインシャフトスプリング27との間には、シールリング25が1個分通る隙間69が形成されている。また、大径部51bの表面には、凹凸として微小のローレット加工を施してある。
【0049】
上記した分離ローラ51の大径部51bに対応して、前記メインシャフト19の先端には、メインシャフト19周囲の螺旋部すなわち密着部27aよりも、溝幅が大きなスクリュ状の深溝螺旋部71を備えている。この深溝螺旋部71は、密着部27aよりも溝深さが大きく形成され、シールリング25を、この密着部27aに位置するシールリング25よりも張力を低下させて前方側に案内する。
【0050】
上記した深溝螺旋部71は、細径の軸部71aの外周に螺旋板71bを備えたもので、螺旋板71aの溝73の幅は、シールリング25が1個入る程度となるようシールリング25の線径より僅かに大きくしてある。また、上記した溝73の深さとしては、シールリング25が2個入る程度として、シールリング25の線径より大きい溝深さとしてある。
【0051】
この深溝螺旋部71の溝73に1個ずつ送り込まれるシールリング25は、深溝螺旋部71の先端側でシールリングセンサ75によって検知される。シールリングセンサ75は、図6(a)に示すように、ローラ支持軸53の先端に設けたセンサ支持ブラケット77の下方へ延びる一対の支持アーム部77a(図3参照)に取り付けられている。
【0052】
前記アイドルシャフト29の先端部には、分離されたシールリング25の落下を案内するフィン状ガイド79が着脱可能に取り付けられる。フィン状ガイド79の下部には、図1に示すように1個のシールリング25を受けるリング受け台81が設置され、リング受け台81は、1個のシールリング25を受けた後、このシールリング25を次の作業工程に搬送すべく移動する。
【0053】
フィン状ガイド79の上端には、図6(a)に示すように、アイドルシャフト支持部83を備え、このアイドルシャフト支持部83の支持孔83aに、アイドルシャフト29の中心軸37先端の支持軸部85が挿入される。アイドルシャフト支持部83の下部には、支持孔83aに挿入された支持軸部85を固定するための固定用プランジャ87が着脱可能に取り付けられる。
【0054】
上記したアイドルシャフト支持部83の上部には、ローラ支持ブラケット89,91,93を介して一対のローラ95が回転可能に設けられている。このローラ95は、フィン状ガイド79を、図1のようにアイドルシャフト29に装着した状態で、メインシャフト19先端のメインシャフトスプリング27の下部に接触し、メインシャフト19の回転に伴って回転するもので、メインシャフト19とアイドルシャフト29との相互の間隔を所定に維持するものである。
【0055】
上記したローラ支持ブラケット93は、一対のローラ95を回転可能に支持しているが、図6(a)のB矢視図である図6(b)に示すように、ローラ支持ブラケット91に対し、長孔93aに挿入された調整ねじ97で固定され、メインシャフト19とアイドルシャフト29との相互の間隔に対応して調整可能となっている。
【0056】
次に作用を説明する。図7(a)は、セットした多数のシールリングをすべて1個ずつ供給し終わった状態を示しており、この状態から、ローラ95を備えたフィン状ガイド79を、同図(b)のようにアイドルシャフト29から取り外す。
【0057】
図7(b)の状態で、前記図1および図2に示してある位置決めプランジャ65の位置決めロッド65bを下部の位置決め孔33bから外してロックを解除し、図9に示すように、上部可動支持ブロック55を下部可動支持ブロック31とともに上昇させて、位置決めロッド65bを上部の位置決め孔33aに挿入してロックする。上部可動支持ブロック55および下部可動支持ブロック31の上昇に伴って、ローラ支持軸53およびアイドルシャフト29も上昇する。
【0058】
これにより、図7(c)に示すように、分離ローラ51がローラ支持軸53とともに上昇して深溝螺旋部71から離れた状態となる。この状態で、図8(a)のように、一束にまとめたシールリング25をメインシャフト19およびアイドルシャフト29に掛け渡してセットする。
【0059】
セット後、前記位置決めプランジャ65のロックを外した上で、上部可動支持ブロック55および下部可動支持ブロック31を下降させる。この下降により、ローラ支持軸53およびアイドルシャフト29も下降し、図8(b)のように、分離ローラ51が深溝螺旋部71に接近し、この状態すなわち前記図2の位置で、位置決めプランジャ65をロックする。
【0060】
次に、フィン状ガイド79を図8(c)のように取り付けるが、このときシールリング25の絡みや重さにより、メインシャフト19とアイドルシャフト29との先端側の間隔が、図8(b)で示すように狭くなるため、特殊プライヤ99で両シャフト19,29相互の上記先端側の間隔を押し広げた状態とする。
【0061】
図10は、メインシャフト19とアイドルシャフト29との間隔を押し広げている状態を示す図8(b)のD矢視図であり、特殊プライヤ99の工具先端に形成してある凹曲面部99a,99bを、メインシャフトスプリング27,アイドルシャフトスプリング49にそれぞれ押し付けている。これにより、図11に示すように、特殊プライヤ99使用前のメインシャフト19とアイドルシャフト29との間隔L1に対し、特殊プライヤ99使用後の同間隔L2は、各シャフト19,29の基部側と同等となって全体として平行となり、ローラ95を備えたフィン状ガイド79のセットが容易となる。
【0062】
次に、図8(c)の状態から、サーボモータ23を駆動して、図5に示すように、メインシャフト19を回転させると、駆動ベルト47で連結されているアイドルシャフト29も回転し、メインシャフトスプリング27とアイドルシャフトスプリング49のスクリュ効果で、束になっているシールリング25を解しながら先端側へ移動させる。
【0063】
このとき、ローラ95は、メインシャフトスプリング27に接触しながらメインシャフトスプリング27の回転に伴って回転し、メインシャフト19とアイドルシャフト29とが互いに平行となるよう間隔を所定に保っている。また、スプリング64に押圧されている下部可動支持ブロック31は、セットされているシールリング25の状態に連動してアイドルシャフトスプリング49とともに上下動する。
【0064】
ここで、メインシャフト19の駆動回転に対してアイドルシャフト29が従動回転であることにより、シールリング25は、メインシャフト19側が先行しアイドルシャフト29側が遅れる傾向にあり、一まとまりのシールリング25から個々のシールリング25に解されつつ先端側へ移動することになる。
【0065】
このとき、図4に示すように、メインシャフトスプリング27のリング収容部27bでは、シールリング25が、メインシャフトスプリング27の線材相互の隙間に入り込んで互いに重なり合う状態が見られるが、密着部27aでは、線材相互が隙間なく密着しているので、シールリング25が、材質として特に粘りのあるものであっても、その外周側にて1個ずつ整列した状態となる。
【0066】
このような現象は、アイドルシャフトスプリング49を備えているアイドルシャフト29側でも同様に見られ、シールリング25は、上下の各シャフト19,29側で1個ずつ整列した状態となる。
【0067】
この整列した状態は、分離ローラ51の小径部51aとの間で確実に保たれ、その後大径部51bの角部51cとメインシャフトスプリング27との間の隙間69から、1個のシールリング25が確実に深溝螺旋部71に送り出される。
【0068】
仮に、シールリング25が互いに重なり合って隙間69に向けて移動したとしても、この重なり合ったシールリング25は、大径部51bの図4中で右側端面によって塞き止められ、隙間69からは、1個のシールリング25が確実に深溝螺旋部71に送られ、深溝螺旋部71の溝73に、1個のシールリング25が入り込む。
【0069】
深溝螺旋部71の溝73に入り込んだシールリング25は、張力が解除されて深溝螺旋部71にぶら下がった状態となるので、シールリング25が、材質として特に粘りのあるものであっても、1個ずつ分離された状態のまま前方へ順次送られ、フィン状ガイド79に沿ってリング受け台81に落下する。リング受け台81は、1個シールリング25を受けた後、このシールリング25を次の作業工程に搬送すべく移動する。
【0070】
ここで、1個のシールリング25が深溝螺旋部71から落下する際に、リングセンサ75が検知してサーボモータ23を一旦停止させ、メインシャフト19の回転動作、すなわちシールリング25の移送動作を一旦停止させる。この停止状態で、落下したシールリング25を受けた受け台81が、次の工程へ移送後、戻ってきた時点で、再度サーボモータ23を駆動してシールリング25の移送動作を再開する。
【0071】
このようにして、シールリング25を1個ずつ、フィン状がイド79に向けて落下させ、セットした一束のシールリング25をすべて落下させたら、前記したように、フィン状ガイド79を外して、上記した動作を繰り返す。
【0072】
上記したシールリングの分離装置によれば、シールリング25が、材質として特に粘りのあるものであっても、シールリング25同士が密着することなく、1個ずつ確実に分離することができる。
【0073】
また、分離ローラ51の大径部51bと深溝螺旋部71の螺旋板71bの外周との間にシールリング25が挟まった場合には、大径部51bの表面を微小なローレット加工を施して大径部51bのシールリング25に対する接触面積が小さくなっているので、両者相互の摩擦力が軽減され、シールリング25は容易に外れることになる。
【0074】
さらに、シールリング25のセット後は、フィン状ガイド79に設けてあるローラ95によって、メインシャフト19とアイドルシャフト29との間が所定の間隔に保持されているので、セットしたシールリング25同士が絡まっていたり、シールリング25のセット量が多くなっても、メインシャフト19とアイドルシャフト29との間隔が狭まることはなく、シールリング25を1個ずつ確実に分離供給することができる。
【0075】
図12は、この発明の他の実施形態を示している。この実施形態は、シールリング25が、滑りのある材質の場合に対応している。この場合のメインシャフトスプリング270は、その全長にわたり、前記図4に示したメインシャフトスプリング27の密着部27aと同様な形状としてある。すなわち、このメインシャフトスプリング270は、その直径をシールリング25の直径とほぼ同等とした場合、そのピッチ幅は、シールリング25の外径とほぼ等しいものとなっている。
【0076】
これにより、メインシャフトスプリング270は、線材相互間にほぼ隙間のない螺旋状に形成されることになる。この場合、図4のようにリング収容部27bを備えている場合に対し、シールリング25がメインシャフトスプリング270の外周部に位置していて線材相互の隙間に入り込まないので、シールリング25の移動前方への推進力が弱く、したがってシールリング25は、滑りのある材質のあっても、メインシャフトスプリング270上にて重なり合うことなく1個ずつ軸方向に沿って整列した状態となり、1個ずつの分離を確実に行うことができる。
【0077】
一方、アイドルシャフト29には、アイドルシャフトスプリングを設けていない。このため、アイドルシャフト29には、シールリング25送る機能が働かず、メインシャフト19側によって送られるシールリング25は、アイドルシャフト29側ではただ引きずれられて進むだけであり、互いの重なり合いは回避されている。
【0078】
図13は、前記図7(c)の状態で、シールリング25をセットするときに、リングセット治具101を用いる例を示している。このリングセット治具101は、長方形状の平板をほぼ直角形状に屈曲形成した屈曲材を一対備えている。
【0079】
図14(a)に示すように、上記したリングセット治具101を各屈曲片の凹部側を向かい合わせた状態でスタンド103上に立たせ、この立たせた状態のリングセット治具101に、リング収納袋105に収納されているシールリング25をセットする。このとき、向かい合わせた状態のリングセット治具101の幅Hは、シールリング25の内径より充分小さくしてあるので、セット作業が容易にできる。
【0080】
セット後は、図14(b)に示すように、リングセット治具101を寝かせた状態で回転させ、シールリング25を整列させる。
【0081】
整列後、図15(a)に示すように、リングセット治具101の各屈曲片を互いに離反させ、屈曲片相互間に、前記図13の状態のメインシャフト19とアイドルシャフト29とが入り込むようにする。
【0082】
図15(b)は、リングセット治具101の各屈曲片相互間に、メインシャフト19とアイドルシャフト29とを挿入させた状態を示している。この挿入動作は、シールリング25がメインシャフトスプリング27およびアイドルシャフトスプリング49に接触しないので、容易にできる。
【0083】
次に、上記図15(b)の状態から同図(c)に示すように、リングセット治具101を、90°程度回転させ、シールリング25とアイドルシャフトスプリング49との間に間隙Tを形成した状態で引き抜く。この引き抜き動作は、各屈曲片の凸部101aがシールリング25に接触するので、接触抵抗が少なく、容易に行うことができる。
【0084】
なお、図12の実施形態においては、アイドルシャフト29にも、メインシャフトスプリング270と同形状のアイドルシャフトスプリングを設けてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の一形態を示すシールリングの分離装置の全体構成を示す正面図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】図1の左側面図である。
【図4】図1中で左側の先端側を拡大して示した説明図である。
【図5】図1中で右側の基端側を一部断面で示した説明図である。
【図6】(a)は図1中で左側の先端側を一部断面で示した説明図、(b)は(a)のB矢視図である。
【図7】図1のシールリングの分離装置の動作説明図で、(a)はフィン状ガイドが取り付けられた状態、(b)は(a)の状態からフィン状ガイドを取り外した状態、(c)は(b)の状態から分離ローラをアイドルシャフトとともに上昇させた状態を、それぞれ示す。
【図8】図1のシールリングの分離装置の動作説明図で、(a)は図7(c)の状態からシールリングをセットした状態、(b)は(a)の状態から分離ローラをアイドルシャフトとともに下降させた状態、(c)は(b)の状態からフィン状ガイドを取り付けた状態を、それぞれ示す。
【図9】(a)はシールリングをセットした状態での図1中で右側の基端側を一部断面で示した説明図、(b)は(a)のC−C断面図である。
【図10】両シャフト相互の間隔を押し広げている状態を示す、図8(d)のD矢視図である。
【図11】図10の押し広げ動作による両シャフト相互の間隔の違いを示す説明図である。
【図12】この発明の他の実施形態を示す、図1中で左側の先端側を拡大して示した説明図である。
【図13】図7(c)の状態で、シールリングをセットするときに、リングセット治具を用いる例を示す動作説明図である。
【図14】図13のリングセット治具による動作説明図で、(a)はリングセット治具にシールリングをセットする状態、(b)はセットしたシールリングを整列させている状態を、それぞれ示す。
【図15】図13のリングセット治具による動作説明図で、(a)は図14(b)の状態からリングセット治具の各屈曲片を互いに離反させた状態、(b)は屈曲片相互間にメインシャフトとアイドルシャフトとを挿入した状態、(c)は(b)状態からリングセット治具を引き抜く状態、をそれぞれ示す。
【図16】従来例に係わるシールリングの分離装置の要部を示す正面図である。
【符号の説明】
19 メインシャフト
25 シールリング
27 メインシャフトスプリング(メインシャフト周囲の螺旋部,コイル状部材,コイルスプリング)
29 アイドルシャフト
49 アイドルシャフトスプリング(コイル状部材,コイルスプリング)
51 分離ローラ
51a 小径部(小径ローラ)
51c 角部
69 シールリング1個分が通る隙間
71 深溝螺旋部
73 溝
95 ローラ
270 メインシャフトスプリング(コイル状部材)
Claims (9)
- セットされた多数のシールリングを、回転により周囲に設けた螺旋部に沿って順次移動させるメインシャフトと、このメインシャフトとの間に掛け渡された前記多数のシールリングに張力が付与されるよう前記メインシャフトとの間に所定間隔をおいて配置したアイドルシャフトと、前記シールリングの移動方向前方側にて前記メインシャフトに近接して配置されてシールリングを1個ずつ分離するための回転可能な分離ローラとを備えたシールリングの分離装置において、前記メインシャフト前端部の前記分離ローラに対応する位置に、前記メインシャフト周囲の螺旋部よりも溝深さが大きく形成され、前記メインシャフト周囲の螺旋部に位置するシールリングよりも張力を低下させて前方側に案内する深溝螺旋部を設け、前記分離ローラのシールリング移動方向後端の角部と、前記メインシャフト周囲の螺旋部との間に、前記シールリング1個分が通る隙間を設け、前記深溝螺旋部は、前記隙間より大きい溝深さを備えていることを特徴とするシールリングの分離装置。
- 前記分離ローラは、前記角部よりさらに後方側に、前記メインシャフト周囲の螺旋部との間でシールリング1個分が入り込む間隔を保ってメインシャフトと平行に延びる小径ローラを連接したことを特徴とする請求項1記載のシールリングの分離装置。
- 前記深溝螺旋部は、前記メインシャフト周囲の螺旋部よりも溝幅の大きなスクリュ状に形成され、メインシャフト周囲の螺旋部はコイル状部材で構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のシールリングの分離装置。
- 前記分離ローラの表面に、凹凸を設けたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載のシールリングの分離装置。
- 前記メインシャフトとアイドルシャフトとの間のシールリング移動方向前方側に、前記各シャフト相互の間隔を維持するローラを回転可能に設けたことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載のシールリングの分離装置。
- 相互に所定間隔をおいて配置されたメインシャフトおよびアイドルシャフトに、多数のシールリングが、張力を付与された状態でセットされ、前記メインシャフトの回転により、メインシャフトの周囲に設けた螺旋部に沿って前記シールリングが移動し、この移動方向前方側にて、前記メインシャフトに伴って回転する分離ローラにより、前記シールリングを1個ずつ分離するシールリングの分離方法において、前記分離ローラのシールリング移動方向後端側の角部と前記メインシャフト周囲の螺旋部との間のシールリング1個分が通る隙間から1個のシールリングを移動方向前方へ送り出し、この送り出されたシールリングを、前記メインシャフト周囲の螺旋部よりも溝深さが大きく、かつ前記隙間より大きい溝深さを備えた深溝螺旋部で受け、張力を低下させて前方側に案内することを特徴とするシールリングの分離方法。
- 前記螺旋部をコイル状部材で構成し、このコイル状部材の線材の線径が前記シールリングの線径とほぼ同等であり、前記コイル状部材のピッチ幅が前記シールリングの線径とほぼ等しいことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載のシールリングの分離装置。
- 前記螺旋部をコイル状部材で構成し、このコイル状部材の線材の線径が前記シールリングの線径とほぼ同等であり、前記コイル状部材のピッチ幅は、シールリング移動方向前方側が、前記シールリングの線径とほぼ等しく、シールリング移動方向後方側が、前記シールリング1個を線材相互間に収容可能となるよう設定されていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載のシールリングの分離装置。
- 前記螺旋部をコイル状部材で構成し、このコイル状部材を前記メインシャフトとアイドルシャフトとの双方に設け、前記各コイル状部材は、その線材の線径が前記シールリングの線径とほぼ同等であり、前記各コイル状部材のピッチ幅は、シールリング移動方向前方側が、前記シールリングの外径とほぼ等しく、シールリング移動方向後方側が、前記シールリング1個を線材相互間に収容可能となるよう設定されていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項にシールリングの分離装置。
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