JP6029169B2 - 切断機構を有するラップマシーン - Google Patents

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Description

本発明は、ロールベールにフィルムをラッピングさせるラップマシーンに関するものであり、より詳しくは、巻き付けられたフィルムを確実に切断できるようにした切断機構を有するラップマシーンに関するものである。
従来の一般的なラップマシーンの構造を図10に示す。
図10において、符号91は、円筒状に形成されたロールベール8を自転させる自転機構であり、符号92は、その自転機構91によって自転するロールベール8に対してフィルムを巻き付ける巻付機構である。また、符号94は、そのロールベール8に巻き付けられたフィルムに対してロッド93で傾倒させ、保持部材との間でフィルムを挟み込んで保持する保持機構であり、符号95は、その保持された部分とロールベール8の間のフィルムを切断する切断機構である。このようなラップマシーンでロールベール8にフィルムを巻き付ける場合、まず、ロールベール8を自転機構91を用いて自転させるとともに、そのロールベール8の外周にフィルムロールを公転させてフィルムロールを巻き付けていく。そして、ロールベール8のすべての部分にフィルムを巻き付けた後、ロッド93を傾倒させて保持部材との間でフィルムを挟み込み、その状態で、フィルムをカッターで切断させるようにしている。
ところで、このようなラップマシーンにおいて、フィルムを切断する方法として、従来では、フィルムの幅に対応した長いカッターを設けてフィルムを切断させる方法や(図10、特許文献1の図4参照)、フィルムの上端側もしくは下端側から束ねて短いカッターで切断させる方法などが用いられていた(特許文献1の図6、図53など参照)。
特開平10−297611号公報
しかしながら、このようなラップマシーンにおけるフィルムの切断方法では、次のような問題を生ずる。
すなわち、フィルムを束ねることなくロッド全体にフィルムを当接させて切断する方法では、ロッドを傾倒させる途中でフィルムが破れてしまう可能性があるばかりでなく、カッターが長くなってコストが高くなってしまう。一方、フィルムを束ねて切断する方法では、フィルムの破れを防止できるとともに、カッターを短くしてコストを低減することができる。しかしながら、フィルムを束ねて切断する方法では、フィルムが紐状に束ねられるため、固くなって切断しにくくなってしまうといった問題がある。
そこで、本発明はかかる問題に着目して、仮にフィルムを束ねた状態であっても確実にフィルムを切断できるようにしたラップマシーンを提供することを目的とする。
すなわち、本発明は上記課題を解決するために、ロールベールにフィルムを巻き付ける巻付機構と、当該巻き付けられたフィルムを保持する保持機構と、当該保持機構によって保持されたフィルムをカッターで切断する切断機構とを備えてなるラップマシーンにおいて、前記カッターとフィルムを相対的にカッターの刃を長く使用する方向に沿ってスライドさせることでフィルムを切断させるスライド手段を備えるようにしたものである。
このように構成すれば、カッターとフィルムが相対的にスライドするので、仮に、フィルムが束ねられた状態であっても、カッターの刃を長く使って確実にフィルムを切断させることができる。なお、ここで「相対的に」とは、カッターをスライドさせる場合の他、フィルム側をスライドさせる場合も含むものである。
また、このような発明において、さらに、ロールベールに巻き付けられたフィルムを当接させて傾倒させるグリップロッドを備え、当該グリップロッドの傾倒に伴ってカッターの刃をスライドさせるようにする。
このようにすれば、グリップロッドの傾倒に伴う保持と切断とのタイミングを取ることができ、フィルムを保持させた後に、確実にフィルムを切断させることができるようになる。
さらに、そのグリップロッドに、切断機構に当接する当接部を設け、グリップロッドの傾倒に伴って前記当接部を切断機構に当接させ、その当接による押圧力によってカッターの刃をスライドさせるようにする。
このようにすれば、グリップロッドの傾倒に伴う押圧力を利用してカッターをスライドさせることができるので、簡単な機構で確実にフィルムを切断させることができるようになる。
また、別の態様として、グリップロッドの傾倒方向に対してカッターの刃を斜めに設け、グリップロッドの傾倒に伴ってカッターの刃に沿って斜めにフィルムをスライドさせて切断させることもできる。
このようにすれば、固定されたカッターの斜めの刃に沿うようにフィルムをスライドさせるだけで、確実にフィルムを切断させることができるようになる。
本発明によれば、ロールベールにフィルムを巻き付ける巻付機構と、当該巻き付けられたフィルムを保持する保持機構と、当該保持機構によって保持されたフィルムをカッターで切断する切断機構とを備えてなるラップマシーンにおいて、前記カッターとフィルムを相対的にカッターの刃を長く使用する方向に沿ってスライドさせることでフィルムを切断させるスライド手段を備えるようにしたので、仮に、フィルムが束ねられた状態であっても、カッターの刃を長く使って確実にフィルムを切断させることができるようになる。
本発明の一実施の形態を示すラップマシーンの概観図 本発明の実施の形態における束ね機構を示す図 本発明の他の実施の形態における束ね機構を示す図 本発明の他の実施の形態における束ね機構を示す図 同形態における保持機構と切断機構を示す図 同形態における保持機構と切断機構を示す図 本発明の第一の実施の形態におけるスライド手段の作用を示す図 本発明の第二の実施の形態におけるスライド手段の作用を示す図 本発明の第三の実施の形態におけるスライド手段の作用を示す図 従来の一般的なラップマシーンを示す図
以下、本発明の一実施の形態について図面を参照して説明する。
本実施の形態におけるラップマシーン1は、ロールベーラーによって形成された円筒状のロールベール8に薄いフィルム71を巻き付けて内部から発酵させるようにしたものであって、図1に示すように、ロールベール8を載置させた状態で自転させる自転機構2と、そのロールベール8の外周にフィルム71を巻き付ける巻付機構3と、その巻き付けられたフィルム71から延出された部分を束ねる束ね機構4と、その束ねられたフィルム71を保持して切断するための保持機構5や切断機構6などを備えて構成されている。そして、特徴的に、束ねられたフィルム71を切断する際に、グリップロッド41の傾倒に伴ってカッター61を刃の長手方向に沿ってスライドさせるスライド手段60(図7など参照)を設け、フィルム71をカッター61の刃に当接させた状態でカッター61をスライドさせることで、束ねられたフィルム71を確実に切断できるようにしたものである。以下、本実施の形態における各構成について説明する。
まず、自転機構2は、前後一対のローラ21と、その前後一対のローラ21に掛け渡されたベルトと、そのベルトの幅方向の両端近傍に設けられたサイドローラ22によって構成される。そして、その前後一対のローラ21やベルト上にロールベール8を載置させてローラ21を回転させ、これによって、円筒状のロールベール8を自転させるようにしている。なお、ここでは、自転機構2の駆動源として、このラップマシーン1を牽引する車両からの動力源を用いるようにしている。
巻付機構3は、このように自転機構2によって自転するロールベール8の外周部分にフィルムロール7を公転させ、これによってフィルムロール7からフィルム71を繰り出してロールベール8全体にフィルム71を巻き付けるようにしている。この巻付機構3は、フレーム40の下方に位置する回転軸部31を中心に回転フレーム32を水平面内で回転させるとともに、その回転フレーム32の先端部分から支柱33を起立させ、その上端側にフィルムロール7を回転可能に保持させるようにしている。このフィルムロール7は、支柱33の上端側に位置するブラケット34に対して自由回転できるように取り付けられており、この回転フレーム32を回転させることによって、ロールベール8の外側で公転させ、このロールベール8への巻き付けに伴ってフィルム71を繰り出して巻き付けるようにしていく。このとき、ロールベール8は自転機構2によって自転しているため、フィルムロール7の公転動作に伴って、ロールベール8の表面に全体的にフィルム71が巻き付けられることになる。なお、この自転機構2や巻付機構3は、図示しないボタン動作によって駆動や停止が行われ、ロールベール8に対してフィルム71を巻き付け終わった時点では、ロールベール8からフィルム71が延出された状態となる。
束ね機構4は、グリップロッド41の傾倒に伴って、ロールベール8から延出しているフィルム71を短手方向から束ねるようにしている。
この束ね機構4については、種々の方法を用いることができるが、第一の実施の形態としては、図1や図2に示すように、グリップロッド41の傾倒に伴ってフィルム71の上辺と下辺の両方から束ねて行く機構を用いる。このような機構を用いる場合、フレーム40と、このフレーム40に回転可能に取り付けられたグリップロッド41や下部リンク42と、この下部リンク42やグリップロッド41に回転可能に連結された中間リンク43を有する四節回転リンク機構を用いる。この中間リンク43の上端側は、グリップロッド41の連結部43aから若干上方に延出させるようになっており、そこからグリップロッド41の先端側に向けてそこからL字状に屈曲させるようにしている。また、その屈曲する部分から上側に向けた先端側には、フィルム71の上辺側72に当接してフィルム71を束ねていくための上辺束ね機構44が設けられており、グリップロッド41の先端側に設けられた長穴44aに沿ってスライド部材44bをスライドさせることによって、そのスライド部材44bに取り付けられた下向きV字状の上辺当接部材44cにフィルム71を当接させて束ねられるようにしている。このような機構を用いて、フィルム71の上辺側72と下辺側73から束ねる場合、まず油圧シリンダー45によってグリップロッド41を起立させると(図2(a)の状態)、連結部43aで連結された中間リンク43が上昇し、その中間リンク43の下端側が下部リンク42に引っ張られて、グリップロッド41と中間リンク43が「くの字状」に屈曲する。このとき、グリップロッド41との連結部43aから延出する中間リンク43の上端部分は、グリップロッド41の先端側に向けて回転し、それに伴って、スライド部材44bが長穴44aに沿ってグリップロッド41の先端側にスライドする。このとき、スライド部材44bに取り付けられた下向きV字状の上辺当接部材44cが、グリップロッド41の先端部分まで移動することになる。このような状態で、フィルムロール7を公転させてフィルム71をグリップロッド41および中間リンク43に当接させると、そのフィルム71が略中央付近で「くの字状」に屈曲する。そして、この状態で油圧シリンダー45を用いてグリップロッド41を傾倒させることによって(図2(b)の状態)、下部リンク42も同じ方向に傾倒し、これに伴って、中間リンク43が水平方向となるように回転していく。すなわち、グリップロッド41を傾倒させると、グリップロッド41と中間リンク43によってフィルム71が上下方向から挟み込まれるようになる。このとき、グリップロッド41の傾倒に伴って、中間リンク43の上端のL字状に屈曲する部分が下方側へと変位し、これに伴って、スライド部材44bに設けられた下向きV字状の上辺当接部材44cが長穴44aに沿って連結部側へと変位する。これによって、フィルム71の上辺側72が上辺当接部材44cによって連結部側へと束ねられていく。一方、フィルム71の下辺側73については、中間リンク43がほぼ水平な状態となりながら下方へと回動していくため、フィルムロール7側に引っ張られるテンションによって連結部43a側へと自然に束ねられていく(図2(c)の状態)。
また、束ね機構4の第二の実施の形態としては、図3に示すように、グリップロッド41を傾倒させる際にフィルム71の下辺側73から束ねる機構を用いることもできる。このような機構としては、図3に示すように、油圧シリンダー45の動作によってリンク42bを起立させるように回転させ、これに伴って、そのリンク42bの先端側にスライド可能に連結されたグリップロッド41を起立・傾倒させるものを用いる。このような構成において、油圧シリンダー45でリンク42bを押圧させると、その下端側の回転軸を中心にリンク42bの先端側がグリップロッド41の回転中心側へと回転し、これに伴って、グリップロッド41が起立する(図3(a))。この状態から油圧シリンダー45を縮める方向に作用させると、回転軸を中心にリンク42bが図の左方向に回転し、グリップロッド41が傾倒する方向に動作する。このとき、リンク42bの先端部分は、グリップロッド41の傾倒に伴って、グリップロッド41の先端側にスライドし、これによって、リンク42bの先端部分に取り付けられた下辺当接部材でフィルム71をたくし上げる(図3(b))。
さらに、束ね機構4の第三の実施の形態として、グリップロッド41の傾倒によってフィルム71の上辺から束ねる機構を用いることもできる。このような機構としては、図4に示すように、グリップロッド41の先端側に、フィルム71の上辺側72に当接する上辺当接部材44cを設け、グリップロッド41を油圧シリンダー45を用いて起立させた状態から(図4(a))傾倒させていく際に(図4(b))、その上辺当接部材44cにフィルム71の上辺側72を当接させるようにして束ねていくような機構を用いる。
この保持機構5は、図1や図6などに示すように、グリップロッド41を載置するV字状に折り曲げられた平板状の保持部材51を備えており、この保持部材51にグリップロッド41を載置させてフィルム71を挟み込ませるようにしている(図5の状態)。また、この保持機構5は、図5や図6に示すように、全体として長穴53に沿って上下方向にスライドできるようになっており、バネ52の押圧力によって常時上方に位置させるとともに、グリップロッド41が載置された際には、バネ52の押圧力に抗して、長穴53に沿って下方へスライドできるようになっている。
このような構成において、切断機構6は、束ねられたフィルム71に対してカッター61の刃を水平方向にスライドさせて切断できるように構成されている。
<第一の実施の形態>
この切断機構6の第一の実施の形態について説明すると、この切断機構6は、図7などに示すように、カッター61を取り付けたカッタープレート62と、このカッタープレート62を刃の長手方向に沿ってスライドさせるスライド手段60とを備えて構成されている。このカッタープレート62には、グリップロッド41の側方から突出するピン41b(図5、図7など参照)を当接させるための湾曲部63がコーナーに設けられており、グリップロッド41の傾倒に伴って、そのピン41bを湾曲部63に当接させるようになっている。一方、スライド手段60は、ピン41bを湾曲部63からさらに押し下げることによって、バネ64の押圧力に抗して長穴65やガイド66に沿ってカッタープレート62を水平方向(図7の右側)にスライドさせられるように構成されている。このときの動作を説明すると、グリップロッド41が保持部材51に載置された状態からさらに押し下げられると、保持部材51がバネ52の押圧力に抗して下方へと押し下げられる。そして、ピン41bによって湾曲部63が押圧され、カッタープレート62が、長穴65やガイド66に沿って水平方向にスライドする。そして、このカッタープレート62のスライドによって、カッター61の刃が長手方向にスライドし、刃を長く使って束ねられたフィルム71を切断する。
<第二の実施の形態>
次に、このスライド手段60の第二の実施の形態について説明する。上記第一の実施の形態におけるスライド手段60は、グリップロッド41に設けられたピン41bを湾曲部63に押圧させてカッター61をスライドさせるようにしているが、この第二の実施の形態は、図8に示すように、モーターやソレノイド67などの駆動力を用いてカッター61をスライドさせるようにしたものである。
図8に、そのスライド手段60を説明すると、フレーム40に、グリップロッド41が傾倒してフィルム71が保持された状態を検知するセンサS(図1参照)が設けられており、そのセンサSによってフィルム71が保持された状態を検出できるようにする。このとき、保持部材51で保持されたフィルム71は、カッター61に当接した状態となっている。そして、このようにフィルム71を保持させた状態で、さらにグリップロッド41を押し下げることによって、センサSがこれを検知し、モーターやソレノイド67を駆動させてカッター61を長穴65やガイド66に沿ってスライドさせる(図8(a)から図8(b))。これにより、カッター61の刃を長く使って、束ねられたフィルム71を確実に切断することができる。
<第三の実施の形態>
さらに、このスライド手段60の第三の実施の形態について説明する。上述の実施の形態では、カッター61をスライドさせてフィルム71を切断させるようにしたが、この第三の実施の形態では、フィルム71をカッター61上でスライドさせるようにしたものである。図9にこの一例を示す。このカッター61は、直線状に傾斜させた刃を有するように構成されており、カッタープレート62に固定された状態で取り付けられている。また、このカッター61は、フィルム71が保持部材51で保持された状態のときには、フィルム71に当接しないようになっており、グリップロッド41がそこからさらに押し下げられたときに当接するようになっている。そして、このようにグリップロッド41を保持された状態から押下させることによって、束ねられたフィルム71を、斜めに形成されたカッター61の刃に沿ってスライドさせ、これによって刃を長く用いて確実に切断させるようにする。
次に、このように構成されたラップマシーン1の使用方法について説明する。
まず、ロールベール8にフィルム71を巻き付ける際、グリップロッド41を傾倒させた状態にしておき、この状態で、自転機構2および巻付機構3を用いてロールベール8全体にフィルム71を巻き付けていく。そして、ロールベール8へのフィルム71の巻き付けが終わった状態で、グリップロッド41を起立させ、その状態でフィルムロール7を公転させて、グリップロッド41にフィルム71を当接させる(図1の状態)。
この状態で、油圧シリンダー45を動作させてグリップロッド41を傾倒させると、第一の実施の形態から第三の実施の形態などの束ね機構4を用いて、上辺側72、下辺側73あるいは両辺側から束ねられていき、その状態で保持部材との間にフィルム71を挟み込ませる(図2(b))。
そして、このようにフィルム71を保持した状態でグリップロッド41をさらに下方へ押し込むと、保持部材が全体的にバネ52の押圧力に抗して下方へスライドするとともに、第一の実施の形態では、グリップロッド41の側方から突出するピン41bがカッタープレート62の湾曲部63に当接し、カッタープレート62が長穴65やガイド66に沿って水平方向へスライドする(図2(c))。このとき、保持部材51が下方に移動しているため、束ねられたフィルム71がカッター61に当接する。また、これと同時に、グリップロッド41のピン41bが湾曲部63に当接することによって、カッタープレート62が水平方向にスライドし、これによってカッター61の刃を長く使ってフィルム71を切断させることができる(図7)。また、第二の実施の形態におけるスライド手段60を用いる場合は、グリップロッド41を保持状態からさらに下方へと押し下げることによって、センサSがこれを検知し、モーターやソレノイド67を駆動させてカッター61を水平方向にスライドさせてフィルム71を切断させる。もしくは、第三の実施の形態のように、カッター61の刃を斜めに形成する場合は、グリップロッド41をさらに押し下げることによって、束ねられたフィルム71をカッター61の刃の上でスライドさせて切断させるようにする。
そして、このようにフィルム71を切断した状態で、フィルム71を巻き付けたロールベール8を、フレーム40を後方に向けて傾斜させることで圃場に向けて排出させる。
このように上記実施の形態によれば、ロールベール8にフィルム71を巻き付ける巻付機構3と、当該巻き付けられたフィルム71を保持する保持機構5と、当該保持機構5によって保持されたフィルム71をカッター61で切断する切断機構6とを備えてなるラップマシーン1において、前記カッター61とフィルム71を相対的にスライドさせてフィルム71を切断させるスライド手段60を備えるようにしたので、仮に、フィルム71が束ねられた状態であっても、カッター61の刃を長く使って確実にフィルム71を切断させることができるようになる。
また、ロールベール8に巻き付けられたフィルム71に当接させるように傾倒するグリップロッド41を備え、そのグリップロッド41の傾倒に伴ってカッター61の刃をスライドさせるようにするようにしたので、グリップロッド41の傾倒に伴う保持と切断とのタイミングを取ることができ、フィルム71を保持させた後に確実にフィルム71を切断させることができるようになる。
さらには、第一の実施の形態におけるスライド手段60のように、グリップロッド41にピン41bを設け、グリップロッド41の傾倒に伴ってピン41bをカッタープレート62の湾曲部63に当接させ、そこから押圧させるようにすることで、カッター61の刃をスライドさせるようにした場合は、グリップロッド41の傾倒に伴う押圧力を利用してカッター61をスライドさせることができ、簡単な構成で確実にフィルム71を切断させることができるようになる。
また、第三の実施の形態におけるスライド手段60のように、グリップロッド41の傾倒方向に対してカッター61の刃を斜めに設け、グリップロッド41の傾倒に伴ってカッター61の刃に沿って斜めにフィルム71をスライドさせるようにした場合についても、カッター61の刃を長く使って、確実にフィルム71を切断させることができるようになる。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されることなく、種々の態様で実施することができる。
例えば、上記実施の形態において、相対的にカッター61とフィルム71をスライドさせる際に、カッター61をスライドさせる方法や、カッター61の刃を斜めにしてフィルム71をスライドさせる方法を用いたが、カッター61の刃を水平状態に固定しておき、束ねられたフィルム71を水平方向にスライドさせることによってフィルム71を切断させるようにしてもよい。
また、上記実施の形態では、カッター61をスライドさせる際に、水平方向にスライドさせるようにしたが、水平方向に限定されるものではなく、刃を長く使用できるようにする方向にスライドさせればよい。また、このようなスライドとしては、例えば、円盤状のカッター61を回転させて切断させるような方法も採用することもできる。
さらに、上記実施の形態では、保持部材51を下方に押し下げ、これによってカッター61の刃にフィルム71を当接させてスライドさせるようにしたが、これとは逆に、グリップロッド41を保持部材51の載置させた状態でカッター61を上方に押し上げて、その状態でカッター61を長手方向に沿ってスライドさせるようにしてもよい。
また、上記実施の形態では、束ねられたフィルム71を切断する場合について説明したが、フィルム71を束ねることなく切断する場合についても使用することができる。
1・・・ラップマシーン
2・・・自転機構
21・・・ローラ
22・・・サイドローラ
3・・・巻付機構
31・・・回転軸部
32・・・回転フレーム
33・・・支柱
34・・・ブラケット
4・・・束ね機構
40・・・フレーム
41・・・グリップロッド
41a・・・グリップロッド回転軸
41b・・・ピン
42・・・下部リンク
42a・・・下部リンク回転軸
43・・・中間リンク
43a・・・連結軸
44・・・上辺束ね機構
44a・・・長穴
44b・・・スライド部材
44c・・・上辺当接部材
45・・・油圧シリンダー
5・・・保持機構
51・・・保持部材
52・・・バネ
53・・・長穴
6・・・切断機構
60・・・スライド手段
61・・・カッター
61a・・・刃
62・・・カッタープレート
63・・・湾曲部
64・・・バネ
65・・・長穴
66・・・ガイド
67・・・モーター・ソレノイド
7・・・フィルムロール
71・・・フィルム
72・・・上辺側
73・・・下辺側
8・・・ロールベール

Claims (4)

  1. ロールベールにフィルムを巻き付ける巻付機構と、
    当該巻き付けられたフィルムを保持する保持機構と、
    当該保持機構によって保持されたフィルムをカッターで切断する切断機構と、
    を備えてなるラップマシーンにおいて、
    前記カッターとフィルムを相対的にカッターの刃を長く使用する方向に沿ってスライドさせることでフィルムを切断させるスライド手段を備えたことを特徴とするラップマシーン。
  2. 請求項1に記載のラップマシーンにおいて、さらに、
    前記ロールベールに巻き付けられたフィルムに当接させるように傾倒するグリップロッドを備え、
    前記スライド手段が、当該グリップロッドの傾倒に伴ってカッターの刃をスライドさせるようにしたものである請求項1に記載のラップマシーン。
  3. 請求項2に記載のラップマシーンにおいて、
    前記グリップロッドに前記切断機構に当接する当接部を設け、
    前記スライド手段が、当該グリップロッドの傾倒に伴って前記当接部を切断機構に当接させ、当該当接による押圧力によってカッターの刃をスライドさせるようにしたものであるラップマシーン。
  4. 前記スライド手段が、グリップロッドの傾倒方向に対してカッターの刃を斜めに設け、グリップロッドの傾倒に伴ってカッターの刃に沿って斜めにフィルムをスライドさせるようにしたものである請求項2に記載のラップマシーン。
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