JP4091337B2 - チタン酸マグネシウムカリウム及びチタン酸リチウムカリウムの製造方法 - Google Patents

チタン酸マグネシウムカリウム及びチタン酸リチウムカリウムの製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、チタン酸マグネシウムカリウム及びチタン酸リチウムカリウムを製造する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
チタン酸マグネシウムカリウム、チタン酸リチウムカリウム等の層状・板状チタン酸塩は、樹脂充填剤、各種触媒、摩擦材等に有用な化合物である。
【0003】
従来、これらの化合物を製造するためには、その原料の1つであるチタン源として、不純物含量の少ない特定粒径の高価なアナターゼ等を用いる必要があった。従って、鉄分等の不純物を比較的多量に含むイルメナイトを使用することは困難であった。
【0004】
また、良好な板状生成物を得ると共に、一定の用途おいて不都合で除去が困難である繊維状の副生物の生成を避けるためには、フラックスとして塩化カリウム等の使用が必須とされており、この点からも製造上のコストが高いものとなっていた。
【0005】
本発明の目的は、低純度のものを含めた広範囲のチタン源を原料として使用することができ、しかもフラックスを用いずに、均一な板状生成物を製造することができるチタン酸マグネシウムカリウム及びチタン酸リチウムカリウムの製造方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明者等は、上記従来の技術の課題を解決するため鋭意検討した結果、安価なイルメナイトを原料として用いた場合であっても、予め原料の振動ミルによる摩砕処理を行うことにより、フラックスを用いることなく均一に焼成反応を進行させることができ、かつ繊維状物の発生を防止できることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0007】
すなわち、本発明の第1の局面は、式K0.8Mg0.4Ti1.64で表わされるチタン酸マグネシウムカリウムを製造する方法であり、(1)チタン源、(2)カリウム源、及び(3)マグネシウム源を混合し、これを振動ミルにて摩砕処理した後、500〜1150℃の範囲内の温度で焼成することを特徴としている。
【0008】
本発明の第2の局面は、式K0.8Li0.27Ti1.734で表されるチタン酸リチウムカリウムを製造する方法であり、(1)チタン源、(2)カリウム源、及び(3)リチウム源を混合し、これを振動ミルにて摩砕処理した後、500〜1150℃の範囲内の温度で焼成することを特徴としている。
【0009】
本発明の第3の局面は、一般式K0.2 0.7Mg0.4Ti1.63.7 3.95で表されるチタン酸マグネシウムカリウムを製造する方法であり、(1)チタン源、(2)カリウム源、及び(3)マグネシウム源を混合し、これを振動ミルにて摩砕処理した後、500〜1150℃の範囲内の温度で焼成して式K0.8Mg0.4Ti1.64で表されるチタン酸マグネシウムカリウムを製造し、これを水洗または酸洗した後、400〜700℃の範囲内の温度で焼成することを特徴としている。
【0010】
本発明の第4の局面は、一般式K0.5 0.7Li0.27Ti1.733.85 3.95で表されるチタン酸リチウムカリウムを製造する方法であり、(1)チタン源、(2)カリウム源、及び(3)リチウム源を混合し、これを振動ミルにて摩砕処理した後、500〜1150℃の範囲内の温度で焼成して式K0.8Li0.27Ti1.734で表されるチタン酸リチウムカリウムを製造し、これを水洗または酸洗した後、400〜700℃の範囲内の温度で焼成することを特徴としている。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明において、原料として用いることができるチタン源としては、酸化チタン、チタン鉱物(イルメナイト、ルチル、アナターゼ)等を例示することができる。これらのチタン源のうち、イルメナイトは安価であるため経済的に有利である。イルメナイトは、酸洗して鉄分等を除去して酸化チタン含量を90%程度以上に高めたアップグレードイルメナイトとして用いるのが好ましい。
【0012】
本発明において、原料として用いることができるカリウム源としては、酸化カリウム、炭酸カリウム、水酸化カリウム、硝酸カリウム等を例示することができる。
【0013】
本発明において、原料として用いることのできるマグネシウム源としては、水酸化マグネシウム、炭酸マグネシウム、フッ化マグネシウム等を例示することができる。
【0014】
本発明において、原料として用いることのできるリチウム源としては、水酸化リチウム、炭酸リチウム、フッ化リチウム等を例示することができる。
上記の各原料の配合割合は、式K0.8Mg0.4Ti1.64で表わされるチタン酸マグネシウムカリウムを製造する場合、モル比でK:Ti:Mg=0.8:1.28〜1.92:0.32〜0.48とするのが好ましく、より好ましくはK:Ti:Mg=0.8:1.6:0.4程度とする。
【0015】
式K0.8Li0.27Ti1.734で表されるチタン酸リチウムカリウムを製造する場合、上記各原料の配合割合は、モル比でK:Ti:Li=0.8:1.5〜2.0:0.22〜0.32とするのが好ましく、より好ましくはK:Ti:Li=0.8:1.73:0.27程度とする。
【0016】
本発明においては、まず、原料を混合した後、振動ミルによる摩砕処理を行う。ここで、原料の混合は、乾式混合、湿式混合等の任意の手段で行うことができる。
【0017】
振動ミルによる摩砕処理の条件は、使用する原料の種類及び量に応じて適宜設定されるが、通常は、大気中の雰囲気で行うことが好ましく、振動数は500〜3000cpm程度、振幅は3〜20mm程度、摩砕時間は5分〜3時間程度の範囲を例示することができる。
【0018】
本発明においては、振動ミルによる摩砕処理を行うことにより、混合粉体の摩砕によるせん断応力により、原子配列の乱れと原子間距離の減少が同時におこり、異種粒子の接点部分で原子移動が起こる結果、準安定相が得られる。これにより、反応温度を低下させることができ、均一な反応生成物を得ることができる。このため、従来困難であった、イルメナイト等の純度の低いチタン源を使用することが可能になると共に、フラックスを使用することなく、均一な生成物を得ることができる。
【0019】
本発明の第1の局面では、得られた摩砕混合物を500〜1150℃の範囲内の温度で焼成することにより、目的とする式K0.8Mg0.4Ti1.64で表わされる板状のチタン酸マグネシウムカリウムを得ることができる。焼成温度としては、一般に1〜12時間程度が好ましい。
【0020】
本発明の第2の局面では、得られた摩砕混合物を500〜1150℃の範囲内の温度で焼成することにより、式K0.8Li0.27Ti1.734で表される板状のチタン酸リチウムカリウムを得ることができる。焼成時間としては、一般に1〜12時間程度が好ましい。
【0021】
本発明の第1の局面及び第2の局面で得られるチタン酸塩は、通常、平均さしわたし径1〜100μm、平均アスペクト比1〜1000程度の板状物または粒状物として得られる。得られるチタン酸塩の形状は、原料の選択や焼成条件の設計により適宜制御することができる。
【0022】
本発明における焼成処理は、電気炉、トンネルキルン、ロータリーキルン等任意の加熱装置を用いて行うことができ、焼成後は徐冷処理するのが好ましい。
また、焼成に先立ち、バインダーとして水を適量加えて混合した後、加圧成形し、得られた成形体を焼成することが好ましい。成形はプレス機等を用いて常法に従ってペレット形状、円筒形状、ブロック形状等の任意の形状に行うことができる。添加する水の量としては、摩砕混合物100重量部に対して、3〜20重量部程度とするのが好ましい。
【0023】
本発明の第1の局面及び第2の局面で得られたチタン酸塩は、必要に応じて、水洗又は酸洗することにより、カリウム分を溶出させることができる。本発明の第3の局面及び第4の局面においては、このようにして水洗または酸洗した後、400〜700℃の範囲内の温度で焼成する。焼成時間は、一般に1〜12時間程度が好ましい。焼成は、第1及び第2の局面と同様に、電気炉等を用いて行うことができる。
【0024】
本発明の第3の局面では、式K0.8Mg0.4Ti1.6O4で表わされるチタン酸マグネシウムカリウムを、上記のように水洗または酸洗した後、400〜70℃の範囲内の温度で焼成することにより、一般式K0.2 0.7Mg0.4Ti1.63.7 3.95で表されるチタン酸マグネシウムカリウムを製造する。
【0025】
本発明の第4の局面では、式K0.8Li0.27Ti1.734で表されるチタン酸リチウムカリウムを、上記のように水洗または酸洗した後、400〜700℃の範囲内の温度で焼成することにより、一般式K0.5 0.7Li0.27Ti1.733.85 3.95で表されるチタン酸リチウムカリウムを製造する。
【0026】
本発明の第3の局面及び第4の局面で得られるチタン酸塩は、一般に平均さしわたし径1〜100μm、平均アスペクト比1〜1000程度の板状物または粒状物として得られる。得られるチタン酸塩の形状は、原料である第1及び第2のチタン酸塩の選択や焼成条件の設計により適宜制御することができる。
【0027】
上記の水洗または酸洗は、原料となるチタン酸塩を濃度1〜30重量%程度のスラリーとした後、攪拌し、吸引濾過等により脱水し、減圧下または常圧下で、必要に応じて30〜200℃程度に加温して乾燥させることにより行うことができる。
【0028】
処理液及び攪拌処理時間は、原料配合や目的とする生成物の組成により異なる。例えば、目的物としてK0.6 0.7Mg0.4Ti1.63.9 3.95またはK0.6 0.7Li0.27Ti1.733.9 3.95を得るには、10分〜10時間程度水洗するのが好ましい。
【0029】
また、目的物としてK0.2 0.4Mg0.4Ti1.63.7 3.8またはK0.5 0.6Li0.27Ti1.733.85 3.9を得るためには、1時間〜10時間程度酸洗することが好ましい。酸洗に用いる溶液としては、硫酸、塩酸、硝酸等の鉱酸溶液または酢酸等の有機酸溶液を用いることができる。酸洗する際のpHとしては、6〜8程度が好ましい。
【0030】
本発明において得られたチタン酸塩は、篩等を用いて適宜分級して用いることができる。
【0031】
【実施例】
以下に実施例及び比較例を挙げ、本発明をさらに詳細に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
【0032】
なお、実施例で使用したアップグレードイルメナイトは、インド産イルメナイト鉱石を酸処理し、酸化チタン含量を95%程度にグレードアップしたものであり、レーザー回折式粒度分布計にて測定した平均粒径が220μmのものである。
【0033】
(実施例1:式K0.8Mg0.4Ti1.64で表されるチタン酸マグネシウムカリウムの合成)
アップグレードイルメナイト496.9g、炭酸カリウム213.7g、水酸化マグネシウム89.4gを常法により混合し、原料混合物を振動ミル(中央化工機社製、MB−1)に充填し、振動数1200cpm、振幅6.0mmの条件で30分間摩砕処理した。摩砕混合物に水48mlを加えて混合し、この摩砕混合物の15gを油圧プレス機にて圧力10MPaでペレット形状に成形した。
【0034】
このペレットを電気炉中にて1000℃で4時間焼成した後、徐冷し、得られた焼成物を粉砕し、平均さしわたし径4μm、平均アスペクト比10程度の淡黄色粉末(以下、このものをKTMO−aという)を得た。蛍光X線分析のF.P法及びX線回折の結果、このものはK0.8Mg0.4Ti1.64であることが判明した。X線回折チャートを図1に示す。
【0035】
(実施例2:式K0.6Mg0.4Ti1.63.9で表されるチタン酸マグネシウムカリウムの合成)
実施例1で得られたKTMO−aの10重量%水性スラリー1Lを調製し、ディスパミル(ホソカワミクロン社製)にて、15分間分散させ、この水性スラリーを吸引濾過し、分取したケーキ(固形分)を110℃で乾燥し、電気炉にて600℃で1時間焼成した後、徐冷し、得られた焼成物を20メッシュの篩に通して、平均さしわたし径4μm、平均アスペクト比10程度の淡黄色粉末を得た。
【0036】
得られた淡黄色粉末(KTMO)は、蛍光X線分析のF.P法及びX線回折の結果、K0.6Mg0.4Ti1.63.9の組成であることを確認した。X線回折チャートを図2に示す。また、得られたチタン酸マグネシウムカリウム(KTMO)の走査型電子顕微鏡写真を図6に示す。
【0037】
図6から明らかなように、得られたチタン酸マグネシウムカリウムは板状の形状を有しており、繊維状物が含まれていないことがわかる。
【0038】
(実施例3:式K0.8Li0.27Ti1.734で表されるチタン酸リチウムカリウムの合成)
アップグレードイルメナイト542.0g、炭酸カリウム216.8g、炭酸リチウム41.2gを常法により混合し、原料混合物を振動ミル(中央化工機社製、MB−1)に充填し、振動数1200cpm、振幅6.0mmの条件で30分間摩砕処理した。摩砕混合物に水48mlを加えて混合し、この摩砕混合物の15gを油圧プレス機にて圧力10MPaでペレット形状に成形した。
【0039】
このペレットを電気炉中にて1000℃で4時間焼成した後、徐冷し、得られた焼成物を粉砕し、平均さしわたし径15μm、平均アスペクト比10程度の淡黄色粉末(以下、このものをKTLO−aという)を得た。蛍光X線分析のF.P法及びX線回折の結果、このものはK0.8Li0.27Ti1.734であることが判明した。X線回折チャートを図3に示す。
【0040】
(実施例4:式K0.6Li0.27Ti1.733.9で表されるチタン酸リチウムカリウムの合成)
実施例3で得られたKTLO−aの10重量%水性スラリー1Lを調製し、ディスパミル(ホソカワミクロン社製)にて、15分間分散させ、この水性スラリーを吸引濾過し、分取したケーキ(固形分)を110℃で乾燥し、電気炉にて600℃で1時間焼成した後、徐冷し、得られた焼成物を20メッシュの篩に通して、平均さしわたし径15μm、平均アスペクト比10程度の淡黄色粉末を得た。
【0041】
得られた淡黄色粉末(KTLO)は、蛍光X線分析のF.P法及びX線回折の結果、K0.6Li0.27Ti1.733.9の組成であることを確認した。X線回折チャートを図4に示す。また、得られたチタン酸リチウムカリウム(KTLO)の走査型電子顕微鏡写真を図7に示す。
【0042】
図7に示す写真から明らかなように、得られたチタン酸リチウムカリウムは板状の形状を有しており、繊維状物が含まれていないとこがわかる。
【0043】
(比較例1)
アップグレードイルメナイト496.9g、炭酸カリウム213.7g、水酸化マグネシウム89.4gを常法により混合し、振動ミルにより摩砕処理しないこと以外は実施例1と同様にしてペレットを成形し、焼成処理を行って焼成物を得た。得られた焼成物を粉砕したところ、平均さしわたし径4μmの淡黄色粉末と平均繊維長10μmの繊維状物の混合物が得られた。蛍光X線分析のF.P法及びX線回折の結果、このものは板状のK0.8Mg0.4Ti1.64と繊維状のK2Ti613の混合物であることが判明した。X線回折チャートを図5に示す。また、走査型電子顕微鏡写真を図8に示す。図8に示す写真から明らかなように、この比較例1においては、板状物と繊維状物とが混合されている。
【0044】
以上の結果から、本発明に従い振動ミルにより摩砕処理を行うことにより、繊維状物の副生物を生じることなく、所望のチタン酸マグネシウムカリウムまたはチタン酸リチウムカリウムを製造できることがわかる。
【0045】
【発明の効果】
本発明によれば、低純度のものを含めた広範囲のチタン源を原料として使用することができ、かつフラックスを用いずに、均一な板状生成物を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1で得られたチタン酸マグネシウムカリウムのX線回折チャート。
【図2】実施例2で得られたチタン酸マグネシウムカリウムのX線回折チャート。
【図3】実施例3で得られたチタン酸リチウムカリウムのX線回折チャート。
【図4】実施例4で得られたチタン酸リチウムカリウムのX線回折チャート。
【図5】比較例1で得られたチタン酸塩のX線回折チャート。
【図6】実施例2で得られたチタン酸マグネシウムカリウムの走査型電子顕微鏡写真(倍率3000倍)。
【図7】実施例4で得られたチタン酸リチウムカリウムの走査型電子顕微鏡写真(倍率1000倍)。
【図8】比較例1で得られたチタン酸塩の走査型電子顕微鏡写真(倍率3000倍)。

Claims (4)

  1. 式K0.8Mg0.4Ti1.64で表わされるチタン酸マグネシウムカリウムを製造する方法であって、
    (1)チタン源、(2)カリウム源、及び(3)マグネシウム源を混合し、これを振動ミルにて摩砕処理した後、500〜1150℃の範囲内の温度で焼成することを特徴とするチタン酸マグネシウムカリウムの製造方法。
  2. 式K0.8Li0.27Ti1.734で表されるチタン酸リチウムカリウムを製造する方法であって、
    (1)チタン源、(2)カリウム源、及び(3)リチウム源を混合し、これを振動ミルにて摩砕処理した後、500〜1150℃の範囲内の温度で焼成することを特徴とするチタン酸リチウムカリウムの製造方法。
  3. 一般式K0.2 0.7Mg0.4Ti1.63.7 3.95で表されるチタン酸マグネシウムカリウムを製造する方法であって、
    (1)チタン源、(2)カリウム源、及び(3)マグネシウム源を混合し、これを振動ミルにて摩砕処理した後、500〜1150℃の範囲内の温度で焼成して式K0.8Mg0.4Ti1.64で表されるチタン酸マグネシウムカリウムを製造し、これを水洗または酸洗した後、400〜700℃の範囲内の温度で焼成することを特徴とするチタン酸マグネシウムカリウムの製造方法。
  4. 一般式K0.5 0.7Li0.27Ti1.733.85 3.95で表されるチタン酸リチウムカリウムを製造する方法であって、
    (1)チタン源、(2)カリウム源、及び(3)リチウム源を混合し、これを振動ミルにて摩砕処理した後、500〜1150℃の範囲内の温度で焼成して式K0.8Li0.27Ti1.734で表されるチタン酸リチウムカリウムを製造し、これを水洗または酸洗した後、400〜700℃の範囲内の温度で焼成することを特徴とするチタン酸リチウムカリウムの製造方法。
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