JP4090857B2 - バーハンドル型車両 - Google Patents

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    • B62K21/12Handlebars; Handlebar stems

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、全ての変速操作を手動で行う自動二輪車等のバーハンドル型車両に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、障害者の社会進出が急速に進んでおり、これを積極的に支援することが求められている。このような背景から、下肢障害者が自動二輪車等のバーハンドル型車両に乗車し、自力で運転を楽しめるようにすることが望まれている。
なお、この場合のバーハンドル型車両は、左右一対のハンドルバーよりなるバーハンドルにより操向操作を行う車両のことであり、バイク等の自動二輪車だけではなく、いわゆるスイング三輪バイクやバギー車のような4輪車等も包含するものとする。
【0003】
従来の一般的なバーハンドル型車両であるバイク等の自動二輪車においては、ライダーが手足を使用することにより変速操作を含む各種の操作を行って運転するようになっている。
手動のクラッチで変速操作を行う自動二輪車の場合、運転中に手動操作を行うものは主としてハンドルバーの両端部付近に配置されている。このうち、ハンドルバーの右側にはブレーキレバー及びスロットルグリップなどが配置され、左側にはクラッチレバー及びウインカースイッチなどが配置されている。また、運転中に足で操作を行うものとしては、左足側のチェンジレバーや右足側のブレーキレバーなどがある。
【0004】
一方、近年レジャー用として開発されたバギー車等のバーハンドル型車両においては、ハンドルバーに設けた変速スイッチを操作することで自動的に変速されるように構成されたものがある。この場合、手動によるクラッチ操作は不要となり、クラッチはチェンジ軸と連動すると共に、自動遠心発進クラッチが別に設けられた構成となっている。(たとえば、特許文献1参照)
【0005】
【特許文献1】
特開平11−82734号公報(第3−4頁、図3)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、手動でクラッチ操作を行う一般的なバーハンドル型車両を運転する場合には、左手によるクラッチレバーの操作と左足によるチェンジレバーの操作とをほぼ同時に行って手動変速する必要がある。このため、たとえば足によるレバー操作が困難となる下肢障害者の場合、従来のバーハンドル型車両構造のままでは、足によるチェンジレバー操作が必要な手動の変速操作を行うことができず、従って、ライダーが走行条件に応じた好みのギアを選択する変速操作を行って走行するという本格的な運転を自力で楽しむことはできなかった。
また、特許文献1に開示されたように、変速スイッチを操作して変速するものでは、足による操作は不要となるものの手動によるクラッチ操作の楽しみがなくなるという問題がある。
【0007】
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、足による変速操作が不要で、かつ、手動により変速操作を行って本格的な運転を楽しむことができるバーハンドル型車両の提供を目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を採用した。
請求項1に記載のバーハンドル型車両は、左右一対のハンドルバーよりなる操向操作用のバーハンドルを備え、変速操作を手動で行うバーハンドル型車両であって、手動クラッチ操作手段及びブレーキ操作手段を前記ハンドルバーの先端部近傍に左右振り分けて配置すると共に、前記クラッチ操作手段と反対側のハンドルバー先端部近傍に変速操作手段を配置したことを特徴とするものである。
【0009】
このようなバーハンドル型車両とすれば、手動クラッチ操作手段及びブレーキ操作手段をハンドルバーの先端部近傍に左右振り分けて配置すると共に、クラッチ操作手段と反対側のハンドルバー先端部近傍に変速操作手段を配置したので、両手を使用し、足による変速操作が全く不要な手動の変速操作を容易に行うことができる。なお、基本的な変速操作では、左右の手がそれぞれ一つの操作を行えばよい。
なお、この場合のブレーキ操作手段は、前後輪(全輪)を連動して操作することができる前後輪(全輪)連動ブレーキレバーとするのが好ましい。
【0010】
また、請求項1記載のバーハンドル型車両の変速装置においては、変速操作手段が、スロットルグリップを設けたハンドルバー側に配置されていることが好ましく、これにより、アクセル操作とクラッチ操作を異なる手で実施できるため、クラッチ操作が容易になる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るバーハンドル型車両の一実施形態を図1ないし図5に基づいて説明する。
図1に示すバーハンドル型車両は、足に障害のある下肢障害者の運転を可能にした自動二輪車(バイク)である。この下肢障害者用自動二輪車(以下、「バイク」と呼ぶ)は、たとえば低車高フレームの採用や燃料タンク位置の変更など従来の自動二輪車(バイク)を改良することにより、足に障害のある下肢障害者が自力でバイクの運転をできるようにしたものである。
【0012】
このバイクは、通常の自動二輪車と同じく、フレーム1の内側にエンジン2を抱き、フレーム1の前部にはフロントフォーク3を介して前輪4が取り付けられ、フレーム1の後部にはリアアーム5を介して後輪6が取り付けられている。
フロントフォーク3にはテレスコピック型のサスペンション機構(図示略)が内蔵されている。リアアーム5は基端をフレーム1に軸支されて揺動自在であり、さらにフレーム1とリアアーム5との間にはクッションユニット7が介装されることによってリンク型のサスペンション機構が構成されている。
【0013】
フレーム1下部のエンジン2後方には、前後輪4,6とは別に、必要に応じて路面に接する二つの補助輪8,9が、車幅方向に振り分けられて車体(フレーム1と一体構造と見なせる部分)の両側に配設されている。
また、このバイクには、乗降時に走行時よりも車高を下げることにより、車椅子からシート50へ乗り移る乗車及びシート50から車椅子へ乗り移る降車を容易にするための車高調整機構(図示略)と、停止時及び低速走行時に補助輪8,9を下降させて車体の自立を可能とし、所定値以上の走行速度で補助輪を上昇させてコーナリング時の妨げとならないようにしたアウトリガー機構(図示略)とが設けられている。
【0014】
ここで使用するシート50は、左右にサイドサポート51を備えた可動フォールディングバケットとシートが好ましい。この場合のサイドサポート51には、貫通部51aが設けられている。
サイドサポート51は、図2に示すように、走行時(図2に想像線で示す)には走行固定位置にあってライダーの腰部を左右から支える機能を有しており、少なくとも一方(図示の例では進行方向左側)のサイドサポート51が、図2に白抜矢印52で示したように略90度程度外側に開いた乗降性向上位置(図2に実線で示す)に移動する可動式となっている。すなわち、乗降時にサイドサポート51を走行固定位置から乗降性確保位置に開いて背もたれ部分と略同一面上に位置させることにより、下肢障害者の乗降性を向上させている。
なお、他方のサイドサポート51については、走行時の状態にしておくことにより、貫通部51aを乗降時のハンドルグリップとして使用することが可能となり、これによっても乗降性が向上する。
【0015】
図中の符号30は操向操作を行うバーハンドルであり、上述したフロントフォーク3の上端部に連結固定されて一体に回動し、前輪4を所望の進行方向へ向けることができるようになっている。
このバーハンドル30は、図3に示すように、中央部より突出する左右一対のハンドルバー31L,31Rよりなり、シート50に着座したライダーがハンドルバー31L,31Rの両先端部近傍にそれぞれ取り付けられたグリップ部32L,32Rを握って操向等の各種運転操作を行うようになっている。
【0016】
左右一対のハンドルバー31L,31Rのうち、左側のハンドルバー31Lには、グリップ部32Lと所定の間隔をもって略平行に配置したクラッチ操作手段のクラッチレバー33が設けられている。このクラッチレバー33は、手動で駆動系に設けられたクラッチ(図示略)の断続操作を行うものである。
また、グリップ部32Lの近傍となるハンドルバー31Lには、ウインカースイッチ34等のスイッチ類(図示略)が設置されている。
【0017】
一方、右側のハンドルバー31Rには、グリップ部32Rと所定の間隔をもって略平行に配置したブレーキ操作手段のブレーキレバー35が設けられている。このブレーキレバー35には、一つのレバーで前後輪4,6を連動させて操作する前後輪連動ブレーキレバーを採用している。
また、グリップ部32Rの近傍となるハンドルバー31Rには、変速操作手段となる一対の変速スイッチ36A,36Bが設けられている。これらの変速スイッチ36A,36Bはプッシュ式であり、一方の変速スイッチ36Aがシフトアップ用で、他方の変速スイッチ36Bがシフトダウン用である。この場合の変速スイッチ36A,36Bは、指での操作性を考慮して、ハンドルバー31Rの周方向(上下方向)に配置するのが好ましい。
なお、上述した変速スイッチ36A,36Bについては、上述したプッシュ式に限定されることはなく、たとえば中立位置を備えた2接点(シフトアップ及びシフトダウン)のスイッチ等の使用も可能である。
【0018】
さらに、右側のハンドルバー31R先端部に取り付けられたグリップ部32Rは、エンジン2の出力を制御するスロットルグリップ(アクセル)としての機能を有している。すなわち、このグリップ32Rを所望の方向へ回動操作することにより、燃料供給量を調整してエンジン回転数及び出力の制御がなされるようになっている。
【0019】
また、このバーハンドル30は、乗降時における下肢障害者の乗降性を向上させるため、フロントフォーク3の上端部に対して上下方向へ回動可能に支持されている。すなわち、バーハンドル30は、たとえばヒンジ(図示略)等を介してフロントフォーク3の上端部に支持され、乗降時以外に選択される図3に実線で示した走行固定位置(通常位置)と、乗降時に選択されて走行固定位置から上方へ持ち上げられ、シート50前方の空間を広げる乗降性確保位置(図3に想像線で表示)との間で、ヒンジを支点とする上下方向(白抜矢印37で表示)の揺動が可能になっている。
なお、バーハンドル30は、走行固定位置及び乗降性確保位置のそれぞれにおいて、優れた操作性及び信頼性を有する適当な位置固定手段(図示略)を備えている。
【0020】
また、この身障者用バイクには、シート50に着座したライダーの前方にカウル60やガード70のような車体カバー(前方構造物)が設けられている。この車体カバーは、走行時に大きな減速加速度が作用した場合などライダーが前方へ移動するのを防止する第1の機能と、高速走行時の空気抵抗を低減する第2の機能とを有している。
【0021】
上述した第1の機能は、主としてシート50の前方に位置するカウル60の機能である。また、カウル60の下方でかつシート50の前方両側面に配設された一対のガード70についても、上述したカウル60と協働してライダーが前方へ移動するのを防止する機能を有している。すなわち、このガード70を設けたことにより、ライダーの上半身がカウル60に当たって前方への移動が阻止され、これと同時に、カウル60とガード70との間に形成された空間部にライダーの脚部が存在して車体両側面側への移動が阻止されるようになっている。
上述した第2の機能は、カウル60及びガード70が協働することにより得られるものである。この場合、カウル60は主としてライダーに当たる風圧を低減する防風作用と共に車体上部の整流作用を発揮し、ガード70は主として車体側部の整流作用を発揮する。
【0022】
上述したカウル60は、たとえばフレーム1の先端部近傍にヒンジ(図示略)等を介して移動可動に支持され、バーハンドル30の中央部上方を通ってシート50の前端部に至る一体構造の部品である。このカウル60は、カウル本来の機能を発揮する走行固定位置(通常位置:図2に想像線で示す)と、乗降時においてシート前方の乗降空間を広くする乗降性確保位置(図2に実線で示す)との間で、ヒンジを支点として上下方向(図2の白抜矢印61参照)に揺動可能に構成されている。
【0023】
上述したガード70は、その前端部が車体の適所、たとえばフレーム1に支持された前照灯後端部にヒンジ(図示略)等を介して移動可能に支持されている部材である。このガード70は、ガード本来の機能を発揮する走行固定位置(通常位置:図2に想像線で示す)と、乗降時においてシート前方の乗降空間を広くする乗降性確保位置(図2に実線で示す)との間で、ヒンジを支点として水平方向(図2の白抜矢印71参照)へ揺動(開閉)可能に構成されている。
【0024】
上述した身障者用バイクは、図4及び図5に示すように、走行時にライダーの不自由な脚部を固定して保護するため、車体の適所に設けた足載台80及びベルト81を備えている。なお、図4は乗降時の状態を示し、図5は走行時の状態を示している。
足載台80は、下肢障害者が容易に足先を拘束できるスリッパ状を採用し、車体に対して前後方向のスライド(白抜矢印83参照)が可能となっている。このスライドにより、足載台80の位置を調整できるので、ライダーの体格差にも対応可能である。
また、ベルト81は、たとえば面ファスナー等を使用して大腿部を車体に固定するものであり、一端を車体の適所に固定しておき、大腿部付近に巻き付けるように持ち上げて他端を粘着させれば(白抜矢印84参照)、容易に固定することができる。
【0025】
このように構成されたバイクによれば、ライダーが変速操作を行う際には、以下に説明する手順により手動の変速を行うことができる。
最初に、バーハンドル30に設けられたハンドルバー31L側のクラッチレバー33を左手で操作し、クラッチを切って駆動系を分離した状態とする。この状態になると、エンジン2の駆動力は駆動輪まで伝達されないので、変速操作が可能となる。
続いて、クラッチを切ったままの状態を維持し、ハンドルバー31Rに設けられた変速スイッチ36A,36Bのいずれか一方を右手で操作する。この時、シフトアップをする場合には変速スイッチ36Aを操作し、シフトダウンする場合には変速スイッチ36Bを操作すればよい。
【0026】
こうして変速スイッチ36A,36Bのスイッチ操作が終了した後には、クラッチレバー33を操作してクラッチを接続する。この結果、エンジン2の駆動力は変速操作により新たに選択したギアを含む駆動系を介して駆動輪に伝達されるようになり、一連の変速操作は終了する。
すなわち、このような変速操作においては、左右のハンドルバー31L,31Rに振り分けて設けられているクラッチレバー33及び変速スイッチ36A,36Bに対応するいずれか一方のみを左右の手でそれぞれ操作し、全ての操作を容易に実施することができるので、優れた操作性が得られると共に誤操作もしにくくなり、しかも、不自由な足による操作は全く不要となる。従って、足の不自由な下肢障害者であっても、手動のクラッチ操作で好みのギアを選択して運転するという本格的な変速操作を行って、バイク等のバーハンドル型車両の運転を楽しむことができるようになる。
【0027】
また、変速スイッチ36A,36Bをスロットルグリップとして機能するグリップ部32Rと共に右側のハンドルバー31Rに配置し、クラッチレバー33を左側のハンドルバー31Lに配置したので、変速操作時には、クラッチ操作を左手で行い、スロットルグリップによるアクセル操作を右手で行うことができる。従って、左手ではアクセル操作の必要はなく、クラッチレバー33のみを操作すればよいので、クラッチ操作が容易になる。
【0028】
一方、右手で操作するものには、アクセル操作、変速スイッチ36A,36Bの操作及びブレーキレバー35がある。このうち、一般的な運転ではアクセル操作とブレーキ操作とを同時に行うことはないが、アクセル操作と変速スイッチ36A,36Bとを略同時に操作したり、ブレーキ操作と変速スイッチ36A,36Bとの操作を略同時に操作することはある。
このような場合、特にアクセル操作方向との関連を学習することにより、変速スイッチ36A,36Bを確実に操作できるようになり、誤操作のない確実な変速操作が可能となる。すなわち、左手でクラッチレバー33を握ったままの状態で、右手でアクセル操作及び変速操作を行うので、クラッチ操作をしながら誤操作のない確実な変速操作や中立位置出しを容易に行うことができる。
【0029】
さて、上述した実施形態では、本発明をバイクに適用した場合について説明したが、本発明はこれに限定されることはなく、健常者が使用するバイク等の自動二輪車は勿論のこと、スイング三輪車やバギー車など、各種のバーハンドル型車両に適用可能なことは言うまでもない。
また、本発明の構成は上述した実施形態に限定されるものではなく、たとえば上述した手動クラッチ手段やブレーキ操作手段等に関する全ての配置が左右逆になるよう変更するなど、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において適宜変更することができる。
【0030】
【発明の効果】
上述した本発明のバーハンドル型車両とすれば、手動クラッチ操作手段及びブレーキ操作手段をハンドルバーの先端部近傍に左右振り分けて配置すると共に、クラッチ操作手段と反対側のハンドルバー先端部近傍に変速操作手段を配置したので、両手を使用して足による変速操作が全く不要な手動の変速操作を容易に行うことができる。従って、手足を使用した運転操作と比較して発進等の運転操作が容易になり、しかも、クラッチ操作による手動変速の楽しみが失われるようなこともない。
そして、本発明を下肢障害者用の車両に適用すれば、足による運転操作が困難な下肢障害者は、両手を使用して手動の変速操作を行い、手動で変速操作を行う本格的な運転を自力で楽しむことができる。
【0031】
また、上述した変速操作手段がアクセルグリップを設けたハンドルバー側に配置されていると、クラッチ操作とアクセル操作を左右の手でそれぞれ実施すればよい。従って、アクセル操作方向との関連を学習することにより、たとえば左手でクラッチ操作を行いながら、左手で変速操作手段(変速スイッチ)を確実に操作できる良好な操作性を得ることができ、クラッチ操作手段(クラッチレバー)を握ったままの状態で、誤操作のない確実な変速操作や中立位置出しを容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るバーハンドル型車両の一実施形態として下肢障害者用自動二輪車(バイク)を示す側面図である。
【図2】 図1のバーハンドル型車両について、乗降時の状態を示す要部拡大図である。
【図3】 図1のバーハンドル型車両に設けられる操向ハンドルの構成例を示す斜視図である。
【図4】 乗降時の操作を示す図1の要部拡大図である。
【図5】 走行時の状態を示す図1の要部拡大図である。
【符号の説明】
1 フレーム
3 フロントフォーク
5 リアアーム
30 バーハンドル
31L,31R ハンドルバー
32L グリップ部
32R グリップ部(スロットルグリップ)
33 クラッチレバー(クラッチ操作手段)
34 ウインカースイッチ
35 ブレーキレバー(ブレーキ操作手段)
36A,36B 変速スイッチ(変速操作手段)
50 シート
51 サイドサポート
60 カウル(車体カバー)
70 ガード(車体カバー)
80 足載台
81 ベルト

Claims (3)

  1. 左右一対のハンドルバーよりなり、フロントフォークの上端部から後方へ延出する操向操作用のバーハンドルを備え、手動クラッチ操作手段によりクラッチを断続しながら変速操作を手動で行うバーハンドル型車両であって、
    前記手動クラッチ操作手段及びブレーキ操作手段を前記後方へ延出するハンドルバーの先端部近傍に左右振り分けて配置すると共に、前記クラッチ操作手段と反対側のハンドルバー先端部近傍に変速操作手段を配置し、前記変速操作手段は、前記ハンドルバーの周方向で上下一対に配置したプッシュ式スイッチとされることを特徴とするバーハンドル型車両。
  2. 前記変速操作手段が、スロットルグリップを設けたハンドルバー側に配置されていることを特徴とする請求項1記載のバーハンドル型車両。
  3. 前記ハンドルバーが、前記フロントフォークの上端部に上下方向へ回動可能に支持されることを特徴とする請求項1又は2に記載のバーハンドル型車両。
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