JP4090579B2 - 二重エアゾール容器の製造方法及びこの製造方法により形成した二重エアゾール容器 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は頭髪用品、化粧品、消臭制汗剤、その他の人体用品、殺虫剤、コーティング材、クリーナー、その他の家庭用品、工業用品、自動車用品、医薬品、食品等の内容物を内袋に充填し、アンダーカップ充填により外容器に噴射剤を充填して使用する二重エアゾール容器及びその製造方法に係るものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、外容器の内部に内容物を充填した内袋を装着し、この内袋を内容物の減少に伴って、容積の減少を可能にするように形成したものが存在する。このような二重エアゾール容器は噴射剤とエアゾールの内容物とが、直接接触するのが好ましくないような内容処方に於て用いられている。
【0003】
そして、従来のこれらの二重エアゾール容器は、内袋をエアゾール容器の内部に装着し、内袋の開口縁をエアゾール容器のビード部に係合するとともに、内袋の下端をエアゾール容器の下底に接触させた状態で装着する。そして、このように装着した内袋内に噴射剤を伴わない内容物のみを充填する。
【0004】
この内容物を充填した後、マウンテンカップを内袋の内部に嵌合して、マウンテンカップとエアゾール容器のビード部の間隔に、内袋の上端開口部を配置した後、内袋及びマウンテンカップを上方に吊り上げ、内袋の開口部外周とエアゾール容器のビード部との間隔に噴射剤の充填間隔を形成し、この充填間隔から噴射剤をエアゾール容器内に充填するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この従来方法に於ては、マウンテンカップを嵌合する前の内袋を容器内に装着し、この状態で内容物を内袋内に装着するから、外気と内袋内は連通状態になる。また、この状態に於て内容物を充填すると、内容物を内袋の開口部近くまで多く充填すれば、マウンテンカップを嵌合した場合に内容物が外部に溢れ出る結果となる。また、内容物の充填量を少なくすれば、内袋内に外気が残留するものとなり、その結果、内容物が酸化し易い処方の場合には、内容物の酸化、変敗等を生じるものとなる。
【0006】
また、ジェルフォーム等のイソペンタンを用いた剤型の内容物に於ては、外気と接触する事によって変質したり、外気との接触による温度上昇によりイソペンタンが蒸発して発泡を生じたりし、充填作業時に好ましくないものとなる。また、内容物と外気とが接触すると、汚染防止の要求が強い、医薬品、化粧品、食品等に於いて特に好ましくないものである。
【0007】
また、内袋は内容物の充填前、エアゾール容器内に装着した状態に於て、内容物の充填時の重量に耐えるため、その下底をエアゾール容器の底壁の内面に接触させた状態としている。このように内袋の下端をエアゾール容器の下底と接触させる事により、内容物の重量に耐えて内袋を安定良くエアゾール容器内に配置する事ができる利点を有する。
【0008】
しかし、内袋の製造誤差、素材の伸縮等により内袋が規定寸法より長く成る場合には、エアゾール容器のビード部と内袋の開口部外周面との接触が正しく行われず、傾いたり、上方に突出してしまったりする事が生じやすい。この場合には、最終工程でのマウテンカップとビード部のクリンチ時に気密不良を生じるものとなる。また、内袋が規定寸法より短く形成された場合には、内袋がエアゾール容器内に脱落してしまったりする事故も生じ、製造工程上極めて不都合な事が多いものである。
【0009】
本発明は、上述の如き課題を解決しようとするものであって、内容物の充填時に内容物と外気との接触を防止し、内容物の酸化による変敗等を生じる事がないようにする。また、内容物の過充填や、充填不足を生じる事がないし、充填不足を生じても外気と内容物の接触による酸化を発生させることがない。
【0010】
また、エアゾール容器のビード部とマウンテンカップ及び内袋の開口部外周縁とを確実に接触させ、気密漏れ等を生じさせる事がないようにクリンチ固定するとともに、内容物の酸化による変敗等を生じる事がないようにするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上述の如き課題を解決するため、内容物の減少に伴なって容積を減少可能とする内袋の開口部内周に、バルブ機構を配置したマウンテンカップを挿入固定し、このマウンテンカップと内袋からなる液収納体のマウンテンカップを、エアゾール容器のビード部に固定する事なく仮に嵌合して内袋をエアゾール容器に挿入し、この液収納体を仮嵌合した状態に於いて、内袋の下端とエアゾール容器の底壁内面とを非接触状態とするとともに、エアゾール容器に噴射剤の充填ヘッドを接続し、マウンテンカップをビード部から上方に引き上げ、マウンテンカップとビード部の間に充填間隔を形成するとともに噴射剤をエアゾール容器内に充填し、同時にエアゾール容器のビード部にマウンテンカップをクリンチして固定する事により、マウンテンカップとエアゾール容器とを内袋の開口縁を介在して固定した後、バルブ機構を介して内容物を内袋内に充填する事を特徴とする二重エアゾール容器の製造方法に係るものである。
【0012】
また、本発明は、内容物の減少に伴なって容積を減少可能とする内袋の開口部内周に、バルブ機構を配置したマウンテンカップを挿入固定し、このマウンテンカップと内袋からなる液収納体のマウンテンカップを、エアゾール容器のビード部に固定する事なく仮に嵌合して内袋をエアゾール容器に挿入し、この液収納体を仮嵌合した状態に於いて、内袋の下端とエアゾール容器の底壁内面とを非接触状態とするとともに、エアゾール容器に噴射剤の充填ヘッドを接続し、マウンテンカップをビード部から上方に引き上げ、マウンテンカップとビード部の間に充填間隔を形成するとともに噴射剤をエアゾール容器内に充填し、同時にエアゾール容器のビード部にマウンテンカップをクリンチして固定する事により、マウンテンカップとエアゾール容器とを内袋の開口縁を介在して固定した後、バルブ機構を介して内容物を内袋内に充填する事により形成したことを特徴とする二重エアゾール容器に係るものである。
【0013】
また、内袋の開口部内周へのマウンテンカップの挿入係合は、分離不能に止着して行うものであっても良い。
【0014】
また、内袋の開口部内周へのマウンテンカップの挿入係合は、内袋の吊り下げ状態に於いて内袋が自身の重量によって脱落することのない引抜嵌合力により行うものであっても良い。
【0015】
また、液収納体のエアゾール容器への装着状態に於いて、ビード部の内周面と内袋の外周面との間に、0.01mm〜1.00mmの噴射剤の流通間隔を形成したものであっても良い。
【0016】
【作用】
本発明は、上述の如く構成したものであるから、二重エアゾール容器を製造するには、まず、内容物を充填する内袋に、内容物の充填前に、マウンテンカップを嵌合装着する。このマウンテンカップは、エアゾール容器の開口部内周に嵌合し、その嵌合状態はマウンテンカップと内袋を接着、溶着等の固着状態で行っても良いし、また内袋がマウテンカップの外周に吊り下げた状態に於て、内袋が自身の重量でマウンテンカップから脱落しない程度の嵌合力で接続すれば良い。また、マウテンカップはステム、ハウジング等のバルブ機構を備えている。
【0017】
そして、このようにマウンテンカップを接続した内袋を、次にエアゾール容器のビード部に係合して内袋をエアゾール容器内に装着する。この状態に於て、内袋の下端は内容物の底壁の内面と接触しない程度の寸法としている。そのため、内袋は、エアゾール容器の下底と接触する事によって生じるビード部との接触不良を生ずる事がなく、マウンテンカップ及び内袋はビード部に確実に装着する事が可能となる。
【0018】
そして、このマウンテンカップをエアゾール容器に装着した状態に於いて、マウンテンカップとエアゾール容器は仮嵌合状態であって固定状態にはないし、内容物の内袋への充填も行われていない。従って、エアゾール容器の下壁と内袋の下端が非接触状態でも、内袋の開口部内周へのマウンテンカップの挿入係合は、内袋の吊り下げ状態に於いて内袋が自身の重量によって脱落することのない引抜嵌合力により行なわれていれば充分なものである。
【0019】
しかし、内袋を接続したマウテンカップを同一の容器等に大量に収納したり、自動機によりエアゾール容器に高速で装着したりする場合の如く、内袋とマウテンカップに分離方向の力が作用する可能性のある場合には、内袋の開口部内周へのマウンテンカップの挿入係合は、分離不能に止着して行うのが好ましいものである。
【0020】
上述の如く、内袋と接続したマウテンカップをエアゾール容器のビード部に仮嵌合した状態で、マウンテンカップの上部に充填ヘッドを接続し、マウンテンカップ及び内袋を上方に引き上げて、マウンテンカップ若しくは内袋とビード部との間に噴射剤の充填間隔を形成する。
【0021】
そして、この噴射剤の充填間隔から噴射剤をエアゾール容器内に充填した後、マウンテンカップをエアゾール容器のビード部にクリンチする事により、マウンテンカップによってエアゾール容器を密閉状態に保持するとともにエアゾール容器、マウテンカップ及び内袋を一体に固定する。
【0022】
この状態に於て、マウンテンカップに固定したバルブ機構を介して、スルーザバルブ方式により内袋内に内容物を充填する。
【0023】
本発明は上述の如く、マウンテンカップと内袋とが、エアゾール容器内に装着する前に装着係合状態にあるから、内袋内は外気と接触する事がないように構成する事が出来る。また、内容物の充填はバルブ機構を介して行うものである。そのため、内袋内に内容物を充填する場合に於ては、外気と接触する事なく内袋内に内容物の充填が可能となるし、過充填を生じることもない。そのため、酸化しやすい内容物や、外気との接触による温度上昇により発泡する、ジェルフォーム等の内容物を充填する場合にも全く支障のない充填が可能となる。また、内容物と外気とを接触することなく、内容物の充填が可能であるから、汚染防止の要求が強い、医薬品、化粧品、食品等に於いて特に好ましいものである。
【0024】
また、マウンテンカップとビード部との接続は内袋の下端がエアゾール容器の下端と接触する事なく、間隔を形成した状態となっているから、内袋によってマウテンカップが突き上げられて傾いたりする事がない。そのため、マウテンカップ若しくは内袋は、エアゾール容器のビード部と正確な配置で確実に嵌合する事ができ、噴射剤充填後のマウンテンカップとエアゾール容器とのクリンチ固定が確実に行われ、ガス漏れ等を生じる事がないものである。またマウンテンカップと内袋とがエアゾール容器への装着前に係合関係にあるから、取り扱いが極めて容易で作業効率を高める事ができるものである。
【0025】
そして、上記の内袋に充填する内容物は、頭髪用品として、ヘアスプレー、ヘアトリートメント、ヘアシャンプー、リンス、酸性染毛剤、酸化型2剤タイプ永久染毛剤、カラースプレー・脱色剤、パーマ剤、育毛剤、ヘアフォーム、ヘアトニック、寝癖直しスプレー、髪用フレグランス等に用いる事ができる。
【0026】
また、化粧品として、シェービングクリーム、アフターシェーブローション、アフターシェーブ(ジェル)、香水・オーデコロン、洗顔剤、日焼け止め、化粧水、ファンデーション、脱毛・脱色剤、浴用剤、歯磨き、パック剤等に用いる事ができる。
【0027】
また、消臭・制汗剤としては、制汗剤、消臭剤、ボディシャンプー等に用いる事ができる。また、その他の人体用品としては、筋肉消炎剤、皮膚疾患剤、水虫薬、害虫忌避剤、清拭剤、口腔剤、傷薬、やけど治療剤、その他の医薬品等に用いる事ができる。
【0028】
また、殺虫剤としては、空間殺虫剤、ゴキブリ用殺虫剤、園芸用殺虫剤、殺ダニ剤、不快害虫剤等に用いる事ができる。また、コーテング剤としては、家庭用塗料、自動車用塗料、アンダーコーテング等に用いる事ができる。
【0029】
また、クリーナーとしては、家庭用ガラスクリーナー、絨毯クリーナー、浴用クリーナー、床・家具艶だしクリーナー、靴・皮革クリーナー、ワックス艶だし剤等に用いる事ができる。また、その他の家庭用品としては、室内消臭剤、トイレ用消臭剤、防水スプレー、洗濯糊、除草剤、衣類用防虫剤、防炎剤・消火具、除菌剤、ごみ用消臭剤等に用いる事ができる。
【0030】
また、工業用としては、潤滑防錆剤、接着剤、金属探傷剤、離型剤、コーキング剤等に用いる事ができる。また、自動車用としては、防曇剤、解氷剤、パンク修理剤、エンジンクリーナー等に用いる事ができる。その他、動物用品、趣味娯楽用品、食品、例えばコーヒー、ジュース、クリーム、チーズ等に用いる事ができる。
【0031】
【実施例】
以下本発明の一実施例を図面に於て説明すれば、(1)は内袋で、内部に充填した内容物の減少に伴って、容積を減少可能となるよう、柔らかい材質で形成するか、プリーツ状に形成している。また、この内袋(1)の開口部(2)内周には、図1に示す如く、バルブ機構(3)を配置したマウンテンカップ(4)を挿入固定する。
【0032】
この挿入固定は、マウンテンカップ(4)と内袋(1)とを接着剤、溶着等等の適宜の方法によって、分離不能に固定したものであっても良い。また内袋(1)がマウテンカップ(4)の外周に吊り下げた状態に於て、マウンテンカップ(4)から自身の重量で脱落する事のない程度の挿入引き抜き嵌合力により、マウテンカップ(4)に嵌合するものであっても良い。
【0033】
また、バルブ機構(3)は従来公知の構成を用いることができ、一実施例では図10に示す如く、マウテンカップ(4)の中央部にハウジング(5)を固定し、このハウジング内に、押圧発条(6)で外部方向に付勢したステム(7)を挿入している。そして、このステム(7)のオリフィス(8)を、環状ガスケット(10)の内周端面で密閉することにより、ステム(7)の押圧時以外は、エアゾール容器(13)の内部と外部との連通を遮断し、内容物(11)の外部への噴出を阻止している。そして、上記の内袋(1)とマウンテンカップ(4)とにより液収納体(12)を構成している。
【0034】
次に、内袋(1)内の外気を排除するため、エアゾール容器(13)内に内袋(1)を装着する前に、図3、図4に示す如く、バルブ機構(3)のステム(7)を押し下げ開放して、内袋(1)内の外気をバキュームし外部に排出する。この内袋(1)内の外気の排出は、必ずしも確実に行う必要はなく、相当程度の内袋(1)内の外気を排出できるものであれば良い。また、この内袋(1)内のバキュームは行うことが好ましいが、必ずしも必要なものではない。そして、このようにバキュームした内袋(1)を、エアゾール容器(13)内にビード部(14)を介して挿入する。この内袋(1)内の外気を排出した状態に於て、内袋(1)の外径はビード部(14)の内径よりも小さくし、エアゾール容器(13)への挿入に支障ないように構成している。
【0035】
次に、マウンテンカップ(4)と内袋(1)とを、図5に示す如く、エアゾール容器(13)の内部に装着し、マウンテンカップ(4)とエアゾール容器(13)のビード部(14)とを接触する。この接触は図5に示す如く、マウンテンカップ(4)とビード部(14)との間に内袋(1)の上端縁を介在させて行う。また、この装着状態に於て内袋(1)の下端は、エアゾール容器(13)の底壁(15)の内面と非接触状態と成っている。このように、内袋(1)の下端を、エアゾール容器(13)の底壁(15)の内面と非接触状態とする事により、内袋(1)がエアゾール容器(13)の底壁(15)と接触する事によって上方に押し上げられたり、傾いたりする事がないから、マウンテンカップ(4)とエアゾール容器(13)のビード部(14)との接触を確実に行う事ができるものとなる。
【0036】
また、このマウンテンカップ(4)をエアゾール容器(13)に装着した状態に於ては、図7に示す如く、内袋(1)の開口部(2)の外周とビード部(14)との間隔に、0.01〜1.0mmの噴射剤の流通間隔(16)を形成している。また、この内袋(1)をエアゾール容器(13)内部に装着した状態に於ては、マウンテンカップ(4)とエアゾール容器(13)とは固定する事なく仮嵌合状態を保っている。
【0037】
そして、このように内袋(1)をエアゾール容器(13)内に挿入し、マウンテンカップ(4)とビード部(14)との仮嵌合を行った状態に於て、図6に示す如く、エアゾール容器の上部に充填ヘッド(17)を装着し、この充填ヘッド(17)の作用により、マウンテンカップ(4)を上方に吊り上げる。この吊り上げは、バキュームによって行っても良いし、機械的操作によって行っても良い。この吊り上げ状態に於て、ビード部(14)とマウンテンカップ(4)との間に噴射剤の充填間隔(18)が生じる。そして、この状態に於てこの充填間隔(18)からエアゾール容器(13)内の外気を外部にバキュームして排除する。
【0038】
次に図8に示す如く、この噴射剤の充填間隔(18)からエアゾール容器(13)内に窒素等の噴射剤を圧力充填する。この噴射剤の充填によって、図8に示す如く、内袋(1)は確実に圧縮された状態となる。この圧縮後に、図9、図10に示す如く、エアゾール容器(13)のビード部(14)とマウンテンカップ(4)とをクリンチし、エアゾール容器(13)に対しマウンテンカップ(4)を確実に固定する。この固定状態に於ては、マウンテンカップ(4)とビード部(14)との間隔に内袋(1)の開口縁を介在させ、内袋(1)にパッキングとしての作用を持たせている。
【0039】
そして、このマウンテンカップ(4)のクリンチ後に、内袋(1)内のピンホール等を検査するピンホール検査を行う。このピンホール検査は、図11に示す如く、ステム(7)を押圧してバルブ機構(3)を開放し、内袋(1)内をバキュームする事により、このバキュームによって引き出される気体成分を測定し、噴射剤がバルブ機構(3)から同時に排出されるならば、内袋(1)にはピンホールが生じているものとなるから、製造工程からこの製品を排除する。
【0040】
このピンホール検査に於て、内袋(1)内に異常が発見できない場合は、図12に示す如く、バルブ機構(3)に内容物(11)の充填ヘッド(17)を接続し、バルブ機構(3)を介し、エアゾール容器(13)内に内容物(11)を充填する。この充填は、バルブ機構(3)を介し、内袋(1)内が確実な密閉状態で行われるから、内容物(11)が外気と接触する事がない。そのため、内袋(1)内に、外気との接触により酸化を生じる染毛剤等を充填したり、外気との接触によって発泡するイソペンタン等を用いたジェルフォームを充填したりする場合に於ても全く支障がないものである。そして、内容物(11)を内袋(1)内に充填し、エアゾール容器(13)内と内袋(1)内の圧力が平衡した状態で内容物(11)の充填を完了する。
【0041】
また、内袋(1)は、内容物(11)を充填すると、プリーツを拡開する事により、幅方向に均一に容積を増加する。また、内袋(1)はポリエチレン樹脂で形成し、充填した内容物(11)がエアゾール容器(13)内に漏れたり、噴射剤が内袋(1)内に透過したりする事はないものとなる。
【0042】
そして、上述の如く製造したエアゾール容器(13)を操作して、内容物(11)を噴射する際は、内袋(1)の外周面全体に加えられる噴射剤の圧力により、内容物(11)が外部に良好に噴射される。また、プリーツ形状であるから、噴射剤によって加圧される事により、内袋(1)は、内容物(11)の減少に伴う収縮が、安定して行われる。従って、噴射の終期まで均一な噴射が持続するとともに、内容物(11)を無駄なく噴射し得るものとなる。
【0043】
また、上記実施例では、内袋(1)を、ポリエチレン樹脂で形成しているが、ポリプロピレン樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリアクリルニトリル樹脂等で形成しても良い。また、このように一種類の樹脂を用いて、内袋(1)を単層構造としても良いが、複数種の樹脂を積層して、多層構造の内袋(1)を形成しても良い。例えば、ポリエチレン樹脂の外面に、エチレン・ビニールアルコール共重合体を配置し、その外面にポリエチレン樹脂を配置する事により、多層構造の内袋(1)を形成する。また、他の実施例として、ポリエチレン樹脂の外面に、ポリエチレンテレフタレート樹脂を配置し、その外面にポリエチレン樹脂を配置する事により、多層構造の内袋(1)を形成する。上記の何れの場合でも、内容物(11)や噴射剤の成分に対して、耐久性を有する素材を適宜に用いて内袋(1)を形成する。
【0044】
また、上記の内袋(1)には、頭髪用品、化粧品、消臭・制汗剤、その他人体用品、殺虫剤、家庭用品を充填した場合の、各々の内容物(11)の処方例を以下に示す。尚、エアゾール容器に充填する噴射剤は、窒素、炭酸ガス、亜酸化窒素、空気等の圧縮ガス、液化石油ガス、ジメチルエーテル等の液化ガスの中から選択した、一種類または複数種の混合ガスを噴射剤として充填している。
【0045】
頭髪用品として、ヘアスプレー、ヘアトリートメント、ヘアトニック、育毛剤、酸性染毛剤の処方例を以下に示す。
【0046】
ヘアスプレー
アクリル樹脂アルカノールアミン液(30%) 4.00wt%
ポリオキシエチレンオレイルエーテル 0.01wt%
トリエタノールアミン 0.50wt%
香料 0.17wt%
99%変性エタノール 95.32wt%
合 計 100.00wt%
【0047】
ヘアトリートメント
流動パラフィン 1.50wt%
プロピレングリコール 0.20wt%
メチルフェニールポリシロキサン 0.10wt%
香料 0.20wt%
99%変性エタノール 98.00wt%
合 計 100.00wt%
【0048】
ヘアトニック
酢酸トコフェノール 0.05wt%
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(E.O 60) 0.30wt%
L−メントール 0.28wt%
dl−カンフル 0.05wt%
トウガラシチンキ 0.05wt%
乳酸 0.02wt%
香料 0.20wt%
95%変性エタノール 57.00wt%
精製水 42.05wt%
合 計 100.00wt%
【0049】
育毛剤
サルチル酸 0.30wt%
酢酸トコフェノール 0.05wt%
センブリエキス 0.20wt%
L−メントール 0.05wt%
濃グリセリン 1.00wt%
95%変性エタノール 60.00wt%
精製水 38.40wt%
合 計 100.00wt%
【0050】
酸性染毛剤(ジェル)
ペンジルアルコール 10.00wt%
オレイン酸 5.00wt%
乳酸 5.00wt%
ヒドロキシエチルセルロース 2.00wt%
ポリエチレングリコール 7.00wt%
エデトン酸ニナトリウム 0.20wt%
ヘアロン酸 0.05wt%
色素 0.50wt%
染料 0.10wt%
95%変性エタノール 10.00wt%
精製水 60.15wt%
合 計 100.00wt%
【0051】
化粧品として、オーデコロン、日焼け止め、シェービングクリーム、化粧水、アフターシェーブ、パック剤、洗顔剤の処方例を以下に示す。
【0052】
オーデコロン
ジメチルポリシロキサン 0.70wt%
トリイソステアリン酸POEグリセリン 1.00wt%
香料 2.00wt%
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(E.O 60) 1.00wt%
精製水 35.00wt%
95%変性エタノール 60.30wt%
合 計 100.00wt%
【0053】
日焼け止め
セチルオクタネート 30.00wt%
ペンゾフェノン−3 3.00wt%
酢酸トコフェノール 0.10wt%
オクチルメトキシシナメート 6.00wt%
ミネラルオイル 60.90wt%
合 計 100.00wt%
【0054】
シェービングクリーム(後発泡シェーブジエル)
パルミチン酸 10.00wt%
ジブチルヒドロキシトルエン 0.10wt%
オレイルアルコール 1.00wt%
グリセリン 5.00wt%
ソルビット液(70%) 5.00wt%
ヒドロキシエチルセルロース 0.50wt%
トリエタノールアミン 6.50wt%
防腐剤 0.20wt%
色素(1%水溶液) 0.05wt%
イソペンタン/イソブタン 95/5 3.50wt%
精製水 68.15wt%
合 計 100.00wt%
【0055】
化粧水
クエン酸 0.10wt%
パラフェノールスルホンサン亜鉛 0.20wt%
ソルビット液(70%) 0.15wt%
グリセリン 0.10wt%
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(E.O 60) 0.50wt%
防腐剤 0.20wt%
香料 0.10wt%
95%変性エタノール 1.50wt%
精製水 97.15wt%
合 計 100.00wt%
【0056】
アフターシェーブ(ジェル)
カルボキシビニールポリマー 0.25wt%
イソプロピルメチルフェノール 0.30wt%
トリエタノールアミン 2.50wt%
香料 0.10wt%
アラントイン 0.10wt%
1.3ブチレングリコール 1.50wt%
防腐剤 0.12wt%
95%変性エタノール 15.00wt%
精製水 80.13wt%
合 計 100.00wt%
【0057】
パック剤
ポリビニールアルコール 15.00wt%
カルボキシメチルセルロース 5.00wt%
ポリプロピレングリコール 3.00wt%
香料 0.10wt%
防腐剤 0.20wt%
95%変性エタノール 10.00wt%
精製水 66.70wt%
合 計 100.00wt%
【0058】
洗顔剤
ポリエチレングリコール 0.30wt%
香料 0.20wt%
カルボキシビニールポリマー 2.00wt%
ココアミドプロピルベタイン 20.00wt%
椰子油脂肪酸ジエタールアミド 2.00wt%
クエン酸 0.10wt%
防腐剤 0.20wt%
色素(1%水溶液) 0.05wt%
95%変性エタノール 0.95wt%
精製水 74.20wt%
合 計 100.00wt%
【0059】
消臭・制汗剤として、制汗消臭剤の処方例を以下に示す。
【0060】
制汗消臭剤
ジプロピレングリコール 4.00wt%
テトラハイドロプロピールエチレンジアミン 0.20wt%
フェノールスルフォン酸亜鉛 2.00wt%
香料 0.10wt%
クエン酸 0.40wt%
イソプロピルメチルフェノール 0.20wt%
95%変性エタノール 32.00wt%
精製水 61.10wt%
合 計 100.00wt%
【0061】
その他人体用品として、筋肉消炎剤、害虫忌避剤の処方例を以下に示す。
【0062】
筋肉消炎剤
L−メントール 3.00wt%
サルチル酸メチル 2.70wt%
酢酸トコフェノール 0.20wt%
99%変性エタノール 94.10wt%
合 計 100.00wt%
【0063】
害虫忌避剤
N.N−ジエチル−mトルアミド 4.00wt%
2−N−プロピル−イソシンクロメロネート 1.00wt%
N-(2-エチルヘキシル)-ビシクロ2.2.1-ヘプタ-5エン2.3-ジカルボキシイミド 2.00wt%
ポリオキシエチレングリコール#400 1.50wt%
99%変性エタノール 91.50wt%
合 計 100.00wt%
【0064】
殺虫剤として、ゴキブリ用殺虫剤、園芸用殺虫剤の処方例を以下に示す。
【0065】
ゴキブリ用殺虫剤
0.0-ジメチル-0-(3.-メチル-4-ニトロフェニール)フォスフオロチオネート 1.25wt%
ピペロニルブトキサイド 1.95wt%
香料 0.01wt%
ケロシン 96.79wt%
合 計 100.00wt%
【0066】
園芸用殺虫剤
(1.3.4.5.6.7-ヘキサヒドロ-1.3-ジオキソ-2-イソインドリル)メチルdl-シス/トランス-クリサンテマート
0.20wt%
ポリオキシアルキルリン酸エステル 0.20wt%
イソプロピルアルコール 4.00wt%
精製水 95.60wt%
合 計 100.00wt%
【0067】
家庭用品として、ごみ用消臭剤、防水スプレーの処方例を以下に示す。
【0068】
ごみ用消臭剤
ラウリルメタアクリレート 2.00wt%
イソプロピルメチルフェノール 0.20wt%
ヒノキチオール 0.01wt%
ジプロピレングリコール 0.90wt%
香料 1.00wt%
99%変性エタノール 95.89wt%
合 計 100.00wt%
【0069】
防水スプレー
フッ素油 1.20wt%
メチルポリシロキサン 2.50wt%
へキシレングリコール 5.00wt%
99%変性エタノール 91.30wt%
合 計 100.00wt%
【0070】
【発明の効果】
本発明は、上述の如く構成したものであるから、内袋内の内容物と外気とが接触する恐れがなく、製造工程に於て確実に外気を遮断した状態に於て内袋内に内容物を充填する事ができる。そのために内袋内に充填する内容物が酸化し易いものであったり、外気との接触により汚染しやすい医薬品、化粧品、食品等であったり、外気との接触による温度上昇によって発泡を生じるようなものであっても、変質を生じる事のない確実な充填を可能とする事ができる。
【0071】
また、内袋の下端がエアゾール容器の底壁と接触する事がない状態で、エアゾール容器内にセットされるから、マウンテンカップとビード部との係合が確実に行われ、ビード部が傾いたりする事によって生じる気密漏れを発生させる事がない。
【0072】
また、内袋とマウンテンカップはエアゾール容器に装着する前に係合関係が生じているから、製造工程に於てエアゾール容器内に内袋をセットするのに手数を要する事がなく、効率的で誤差のない製造を可能とする事ができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 マウンテンカップと内袋を装着した状態の断面図である。
【図2】 エアゾール容器の断面図である。
【図3】 内袋内の外気をバルブ機構を介して外部に排出している状態の断面図である。
【図4】 図3のマウンテンカップ部分の拡大断面図である。
【図5】 内袋及びマウンテンカップをエアゾール容器に仮嵌合した状態の断面図である。
【図6】 エアゾール容器の上端に噴射剤の充填ヘッドを装着し、エアゾール容器内をバキュームしている状態の断面図である。
【図7】 図6のマウンテンカップ部分の拡大断面図である。
【図8】 エアゾール容器内に噴射剤を充填する状態の断面図である。
【図9】 マウンテンカップとエアゾール容器をクリンチした状態の断面図である。
【図10】 図9のマウンテンカップ部分の拡大断面図である。
【図11】 内袋内のピンホールの検査状態を示す断面図である。
【図12】 内袋内に内容物を充填した状態の断面図である。
【符号の説明】
1 内袋
2 開口部
3 バルブ機構
4 マウテンカップ
11 内容物
12 液収納体
13 エアゾール容器
14 ビード部
15 底壁
16 流通間隔
17 充填ヘッド
18 充填間隔
Claims (8)
- 内容物の減少に伴なって容積を減少可能とする内袋の開口部内周に、バルブ機構を配置したマウンテンカップを挿入固定し、このマウンテンカップと内袋からなる液収納体のマウンテンカップを、エアゾール容器のビード部に固定する事なく仮に嵌合して内袋をエアゾール容器に挿入し、この液収納体を仮嵌合した状態に於いて、内袋の下端とエアゾール容器の底壁内面とを非接触状態とするとともに、エアゾール容器に噴射剤の充填ヘッドを接続し、マウンテンカップをビード部から上方に引き上げ、マウンテンカップとビード部の間に充填間隔を形成するとともに噴射剤をエアゾール容器内に充填し、同時にエアゾール容器のビード部にマウンテンカップをクリンチして固定する事により、マウンテンカップとエアゾール容器とを内袋の開口縁を介在して固定した後、バルブ機構を介して内容物を内袋内に充填する事を特徴とする二重エアゾール容器の製造方法。
- 内容物の減少に伴なって容積を減少可能とする内袋の開口部内周に、バルブ機構を配置したマウンテンカップを挿入固定し、このマウンテンカップと内袋からなる液収納体のマウンテンカップを、エアゾール容器のビード部に固定する事なく仮に嵌合して内袋をエアゾール容器に挿入し、この液収納体を仮嵌合した状態に於いて、内袋の下端とエアゾール容器の底壁内面とを非接触状態とするとともに、エアゾール容器に噴射剤の充填ヘッドを接続し、マウンテンカップをビード部から上方に引き上げ、マウンテンカップとビード部の間に充填間隔を形成するとともに噴射剤をエアゾール容器内に充填し、同時にエアゾール容器のビード部にマウンテンカップをクリンチして固定する事により、マウンテンカップとエアゾール容器とを内袋の開口縁を介在して固定した後、バルブ機構を介して内容物を内袋内に充填する事により形成したことを特徴とする二重エアゾール容器。
- 内袋の開口部内周へのマウンテンカップの挿入係合は、分離不能に止着して行うものであることを特徴とする請求項1の二重エアゾール容器の製造方法。
- 内袋の開口部内周へのマウンテンカップの挿入係合は、分離不能に止着して行うものであることを特徴とする請求項2の二重エアゾール容器。
- 内袋の開口部内周へのマウンテンカップの挿入係合は、内袋の吊り下げ状態に於いて内袋が自身の重量によって脱落することのない引抜嵌合力により行うものであることを特徴とする請求項1の二重エアゾール容器の製造方法。
- 内袋の開口部内周へのマウンテンカップの挿入係合は、内袋の吊り下げ状態に於いて内袋が自身の重量によって脱落することのない引抜嵌合力により行うものであることを特徴とする請求項2の二重エアゾール容器。
- 液収納体のエアゾール容器への装着状態に於いて、ビード部の内周面と内袋の外周面との間に、0.01mm〜1.00mmの噴射剤の流通間隔を形成した事を特徴とする請求項1の二重エアゾール容器の製造方法。
- 液収納体のエアゾール容器への装着状態に於いて、ビード部の内周面と内袋の外周面との間に、0.01mm〜1.00mmの噴射剤の流通間隔を形成した事を特徴とする請求項2の二重エアゾール容器。
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