JP4079843B2 - カード処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報処理装置に使用されるカードリーダライタのようなカード処理装置に関し、特に、カードに対するデータの処理中はカードが抜き取られないようにロックし、処理が終了するとロックを解除する機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動現金取引処理装置や電子マネー取引処理装置等の情報処理装置に使用されるカードリーダライタは、ICカードや磁気カードのような所定のデータを記憶するカードが利用者によって挿入されると、カードに対してデータの読み取りまたは書き込みを行う。しかし、このようなデータの処理中にカードがカードリーダライタから抜き取られると、データの処理が正常に行われず、カードに記憶されているデータが破壊されてしまうおそれがある。そこで、これらを防止するためにカードリーダライタには、カードが内部に完全に挿入されると、カードの通路を塞いでカードを抜き取られないようにロックし、データの処理が終了すると、カードの通路を開いてロックを解除する機構が備わっている。
【0003】
従来、上記のような機能を有するロック機構には、データの処理中は利用者がカードを力任せに引っ張っても、ロックが解除されないことが要求されている。この要求を満足するロック機構を備えたカードリーダライタとしては、例えば下記の特許文献1、2に記載されているものがある。
【0004】
特許文献1のカードリーダライタは、カードが挿入されると、モータが回転してモータ軸に固定しているクランクを時計回りに回転させ、このクランクにクランクピンを介して連結されたロックレバーを斜め下方に移動させてカードをロックする。そして、データの処理が終了すると、モータが逆回転してクランクを反時計回りに回転させ、ロックレバーを斜め上方に移動させてロックを解除する。このようなロック機構によれば、カードをロックしたとき、クランクピンの中心位置がモータ軸中心の高さより下に来るような構造になっているため、ロックしたカードを抜き取ろうとして引っ張ると、カードを引っ張る力が、カードの後端部からロックレバーを伝わってクランクピンにかかり、クランクを時計回りに回転させようとするので、ロックは一層解除されなくなる。
【0005】
特許文献2のカードリーダライタは、カードがカードリーダに挿入されると、カードの先端部に押されてプッシュロッドがカードの挿入方向へ移動し、この移動に連動してカードロックフックが正回転してカードをロックする。また、ソレノイドを励磁することとスプリングの弾性力によってロックレバーを右回転させ、このレバーによってカードの挿入方向へ移動したプッシュロッドをカードの抜き取り方向へ移動しないようにロックすることで、カードロックフックによるカードのロック状態を維持する。そして、データの処理が終了すると、ソレノイドを逆の極性に励磁してロックレバーを左回転させ、プッシュロッドのロックを解除する。ロックが解除されるとプッシュロッドはスプリングの弾性力によってカードの抜き取り方向へ移動し、この移動に連動してカードロックフックが逆回転してカードのロックを解除する。このようなロック機構によれば、プッシュロッドがロックレバーによってロックされているため、ロックしたカードを抜き取ろうとして引っ張っても、プッシュロッドはカードの抜き取り方向へ移動せず、カードロックフックも逆回転しないので、カードのロックは解除されない。
【0006】
【特許文献1】
特開2000−259777号公報(第3−4頁、第1図、第7図)
【特許文献2】
特開2000−293639号公報(第5−7頁、第8−16図)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、情報処理装置の利用者は、カードに対するデータの処理を急いでいると、データの処理終了後すぐにカードをカードリーダライタから抜き取りたいため、データ処理中にロック状態のカードを引っ張り続けることがある。しかし、このようにカードを引っ張り続けた場合、従来のカードリーダライタでは、データの処理終了後にカードのロックを解除しようとしても、それは非常に困難であった。例えば、特許文献1のカードリーダライタでは、ロック状態でカードを引っ張ると、カードを引っ張る力が、カードの後端部からロックレバーを伝わってクランクピンにかかり、クランクを時計回りに回転させようとするので、カードを引っ張った状態でロックを解除するには、カードを引っ張る力に抗してモータを逆回転させてクランクを反時計回りに回転させなければならず、ロックを解除することは非常に困難になる。また、特許文献2のカードリーダライタでは、ロック状態でカードを引っ張ると、カードを引っ張る力が、カードの後端部からカードロックフックとプッシュロッドとを伝わってプッシュロッドとロックレバーとの接触部分にかかり、ロックレバーにプッシュロッドが押し付けられる。このため、カードを引っ張った状態でロックを解除しようとしてソレノイドを励磁しても、ロックレバーはプッシュロッドから離れ難く、プッシュロッドのロックを解除することが非常に困難になり、カードのロックを解除することも非常に困難になる。
【0008】
本発明は、上記問題点を解決するものであって、その課題とするところは、データの処理中にカードが引っ張られてもロックを解除せず、データの処理終了後にカードが引っ張られている状態ではロックを容易に解除できるカード処理装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るカード処理装置は、第1の支点を中心に回転することにより、爪をカードの通路に飛び出させて当該通路を塞ぎ、爪をカードの通路から引っ込ませて当該通路を開ける第1のビームと、第2の支点を中心に回転する第2のビームと、第1のビームを第1の支点以外の第1の関節で回転自在に接続するとともに、第2のビームを第2の支点以外の第2の関節で回転自在に接続する第3のビームと、第2のビームを回転させるアクチュエータとを備えていて、爪がカードの通路を塞いでいるときには、第1の関節と第2の関節と第2の支点とが略一直線上に並ぶ。
【0010】
上記のような構成において、カードがカード処理装置に完全に挿入された後に、アクチュエータで第2のビームを第2の支点を中心に所定の方向に回転させると、第2のビームを第2の関節で接続した第3のビームが移動して、第1の関節で接続した第1のビームを第1の支点を中心に所定の方向に回転させる。これにより、第1のビームに設けられた爪がカードの通路に飛び出して通路を塞ぐ。つまり、カードを装置内から抜き取れないようにロックした状態となる。またこのとき、第1の関節と第2の関節と第2の支点とが略一直線上に並ぶ。そして、挿入されたカードに対するデータの処理終了後に、アクチュエータで第2のビームを第2の支点を中心に上記の所定の方向とは反対方向に回転させると、第3のビームが移動して第1のビームを第1の支点を中心に上記の所定の方向とは反対方向に回転させる。これにより、第1のビームに設けられた爪がカードの通路から引っ込んで通路を開ける。つまり、カードのロックが解除された状態となり、カードを装置内から抜き取ることが可能となる。
【0011】
このようなロック機構によると、挿入されたカードに対するデータの処理中にカードが引っ張られた場合は、カードが第1のビームに当接して、カードの引張力が第1のビームに伝わり、第1のビームに第1の支点を中心とした回転モーメントが働く。そして、この回転モーメントが第1の関節を介して第3のビームに伝わり、第3のビームを第1の関節と第2の関節とを結んだ直線と平行で、かつ第2のビームに向かう方向に移動させようとする力が働く。然るに、このとき上述したように第1の関節と第2の関節と第2の支点とが略一直線上に並んでいるので、上記の力が固定点である第2の支点からの反力に打ち消されて、第3のビームが移動することはない。このため、第1のビームが第1の支点を中心に回転せず、カードの通路を塞いでいた爪が通路を開けることはない。すなわち、カードに対するデータの処理中にカードが引っ張られても、ロックが解除されることはない。
【0012】
また、カードに対するデータの処理終了後にカードが引っ張られている場合には、アクチュエータで第2のビームを上述した所定の方向とは反対方向に回転させようとすると、第2のビームに第2の支点を中心とした回転モーメントが働く。そして、この回転モーメントによって第2のビームが回転するとともに、第2の関節に第1の関節と第2の関節と第2の支点とを結ぶ直線と垂直な方向の力が働いて、第3のビームが移動する。このとき、第3のビームの移動により、第1の関節と第2の関節と第2の支点とが並んでいた略一直線上からずれると、既に第3のビームにはカードの引張力により、第1の関節と第2の関節とを結んだ直線と平行で、かつ第2のビームに向かう方向に移動させようとする力が働いているので、第2のビームが容易に回転するとともに、第3のビームが容易に移動する。このため、第1のビームが第1の支点を中心に上記の所定の方向とは反対方向に容易に回転して、カードの通路を塞いでいた爪が通路を開ける。すなわち、カードに対するデータの処理終了後にカードが引っ張られても、ロックを容易に解除することができる。
【0013】
また、本発明においては、爪がカードの通路を塞いでいるときに、第1の関節と第2の関節と第2の支点とを結ぶ直線と、第1の関節と第1の支点とを結ぶ直線とが略垂直に交わる。このようにすると、挿入されたカードに対するデータの処理中にカードが引っ張られた場合は、その引張力に起因して働く第1のビームの第1の支点を中心とした回転モーメントが第1の関節から第3のビームに伝わり、第3のビームを移動させようとする力が、第1の関節と第2の関節とを結んだ直線と平行で、かつ第2のビームに向かう方向に集中して働き、他の方向に分散しなくなる。このため、その力が第2の支点からの反力に確実に打ち消されて、第3のビームが移動することはなく、それにより第1のビームが回転しなくなって、カードの通路を塞いでいた爪が通路を開けることはない。
【0014】
また、本発明においては、アクチュエータで第2のビームを所定の方向に回転させることにより、第3のビームが移動して第1のビームを所定の方向に回転させ、爪がカードの通路を塞ぐとともに、第1の関節と第2の関節と第2の支点とが略一直線上に並び、当該略一直線上に並んだ状態以降の第3のビームの移動を規制するストッパを設ける。このようにすると、各部の寸法誤差等により、第3のビームが過度に移動して、一旦略一直線上に並んだ第1の関節と第2の関節と第2の支点とがずれて略一直線上に並ばなくなるのを防ぐことができる。また、爪がカードの通路を塞いでいるときに、カードが異常に強い力で引っ張られることにより、その引張力が第1のビームに伝わった後に、第3のビームに第2のビームを所定の方向に回転させるような力が働いても、第1の関節と第2の関節と第2の支点とがずれて略一直線上に並ばなくなるのを防ぐことができる。
【0015】
また、本発明においては、アクチュエータは、第2のビームを所定の方向に回転させるための力を加えるソレノイドと、当該ソレノイドの力よりも小さな力で第2のビームを所定の方向とは反対方向に付勢するばねとを備えている。このようにすると、カードがカード処理装置に完全に挿入された後にソレノイドを駆動すると、第2のビームが所定の方向に回転することにより、第3のビームが移動して第1のビームを所定の方向に回転させるので、爪がカードの通路に飛び出して通路を塞ぐ。そして、挿入されたカードに対するデータの処理終了後に、ソレノイドの駆動を停止すると、ばねの弾性力で第2のビームが所定の方向とは反対方向に回転することにより、第3のビームが移動して第1のビームを所定の方向とは反対方向に回転させるので、爪がカードの通路から引っ込んで通路を開ける。また、停電時や情報処理装置に電源が投入されていない状態では、カード処理装置への通電が断たれてソレノイドが駆動しないので、カードが挿入されても各ビームは移動せず、爪がカードの通路に飛び出して通路を塞ぐことはない。すなわち、挿入されたカードはロックされずに、装置内から抜き取ることが可能である。さらに、カードに対するデータの処理中にカード処理装置への通電が断たれた場合には、ソレノイドの駆動が停止するので、上述したようにばねの弾性力で各ビームがそれぞれ移動して、爪がカードの通路から引っ込んで通路を開ける。すなわち、カードのロックが解除された状態となり、カードを装置内から抜き取ることが可能となる。
【0016】
さらに、本発明においては、爪がカードの通路を塞いでいるときに、第1の関節と第2の関節と第2の支点とが、カードの通路と平行な略一直線上に並ぶ。このようにすると、ロック機構を低背にして、カード処理装置を小型化することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
図1および図2は、本発明に係るカード処理装置の一例としてのカードリーダライタの構造を説明する図である。図1はカードリーダライタの斜視図、図2は図1においてロック機構を分解した斜視図である。図1において、1はカードリーダライタであって、自動現金取引処理装置や電子マネー取引処理装置などの情報処理装置に使用される。2は所定のデータを記憶するカードであって、IC接点2aを有している。3はカードリーダライタ1の本体部を構成するハウジング、4はカード2が挿入される挿入口、5はIC接触子5aを実装したFPC(Flexible Printed Circuit)である。カードリーダライタ1はカード2が挿入口4からA方向に挿入されると、IC接触子5aをIC接点2aに接触させてカード2に対してデータの読み取りまたは書き込み(以下、データの処理と記す)を行う。
【0018】
6は挿入されたカード2の先端部2bが当接することによりA方向に移動するレバーであって、上面に突起6aが形成されている。カードリーダライタ1の上部には図示しない基板が取り付けられ、その基板にはカード2の完全挿入を検出するフォトセンサが実装されている。カード2がカードリーダライタ1に完全に挿入されると、カード2の先端部2bがレバー6に当接して、レバー6がA方向に移動し、上記のフォトマイクロセンサがレバー6の突起6aを検知してON状態からOFF状態に切り替わるので、カード2がカードリーダライタ1に完全に挿入されたことが検出される。なお、カード2が完全に挿入された状態とは、IC接触子5aをカード2のIC接点2aに接触させてデータの処理を行うことが可能な位置までカード2がハウジング3の内部に挿入された状態のことである。
【0019】
10はカードリーダライタ1に挿入されたカード2を抜き取れないようにロックするロック機構である。11は第1ビームであって、このビーム11は、図2に示す孔11aとハウジング3の突起3aに形成された孔3bとに軸21を貫通させることで、ハウジング3に回転自在に固定される。第1ビーム11の回転中心となる軸21を、以下では第1支点21という。11cは第1ビーム11の先端に形成された爪である。この爪11cは、後述するように第1ビーム11が第1支点21を中心に回転することにより、カード2の通路20(例えば、図3(a)に図示)に飛び出して通路20を塞いだり、カード2の通路20から引っ込んで通路20を開けたりする。
【0020】
図1に示す12は第2ビームであって、このビーム12は、図2に示す孔12aとハウジング3の突起3cに形成された孔3dとに軸22を貫通させることで、ハウジング3に回転自在に固定される。第2ビーム12の回転中心となる軸22を、以下では第2支点22という。13は第3ビームであって、このビーム13は、B方向側に図示しない孔が形成されていて、その孔と第1ビーム11の孔11bとに軸31を貫通させることで、第1ビーム11に回転自在に接続される。なお、軸31はハウジング3に固定されていないので、第3ビーム13と第1ビーム11とは、軸31を中心に相対的に回転可能となる。第3ビーム13と第1ビーム11との接続点となる軸31を、以下では第1関節31という。また、第3ビーム13は、A方向側に孔13aが形成されていて、その孔13aと第2ビーム12の孔12bとに軸32を貫通させることで、第2ビーム12と回転自在に接続される。なお、軸32はハウジング3に固定されていないので、第3ビーム13と第2ビーム12とは、軸32を中心に相対的に回転可能となる。第3ビーム13と第2ビーム12との接続点となる軸32を、以下では第2関節32という。15は対応する孔に貫通させた各軸21、22、31、32の抜けを防止する抜止金具である。16は第3ビーム13の移動を規制するストッパである。このストッパ16は、ハウジング3を突出させることによりハウジング3と一体的に形成されている。なお、ストッパは、これ以外に、別の部材をハウジング3に固定することにより設けてもよい。
【0021】
図1に示す7はハウジング3に固定されたソレノイド、8はソレノイド7に備わるプランジャである。ソレノイド7は、情報処理装置から供給される電流で励磁されて駆動しているときは、プランジャ8を吸引してカード2の挿入方向Aへ移動させる。また、ソレノイド7は、駆動を停止しているときは、プランジャ8の吸引を開放する。9はソレノイド7の吸引力より小さな弾性力(ここでは、伸張力)を有するばねであって、プランジャ8をカード2の抜き取り方向Bへ付勢する。14は第4ビームであって、このビーム14は、図2に示すプランジャ8の孔8aに軸部14aを貫通させることで、プランジャ8に回転自在に固定される。第4ビーム14の回転中心となる軸部14aを、以下では第3支点14aという。また、第4ビーム14は、図2に示す第2ビーム12の孔12cに軸部14bを貫通させることで、第2ビーム12と回転自在に接続される。なお、軸部14bはハウジング3に固定されていないので、第4ビーム14と第2ビーム12とは、軸部14bを中心に相対的に回転可能となる。第4ビーム14と第2ビーム12との接続点となる軸部14bを、以下では第3関節14bという。
【0022】
上記のように第4ビーム14を設けると、ソレノイド7がプランジャ8をA方向に吸引することで、後述するように第4ビーム14がA方向に移動して、第2ビーム12を第2支点22を中心に回転させる。つまり、ソレノイド7は、プランジャ8と第4ビーム14とを介して第2ビーム12を回転させる。また、ソレノイド7がプランジャ8の吸引を開放しているときは、ばね9がプランジャ8をB方向に付勢することで、後述するように第4ビーム14がB方向に移動して、第2ビーム12を第2支点22を中心にプランジャ8の吸引時とは反対方向に回転させる。つまり、ばね9は、プランジャ8と第4ビーム14とを介して第2ビーム12をソレノイド7の駆動時とは反対方向に回転させる。
【0023】
上記のような構造において、第1ビーム11は、本発明における第1のビームの一実施形態を構成し、第2ビーム12は、本発明における第2のビームの一実施形態を構成し、第3ビーム13は、本発明における第3のビームの一実施形態を構成する。第1支点21は、本発明における第1の支点の一実施形態を構成し、第2支点22は、本発明における第2の支点の一実施形態を構成し、第1関節31は、本発明における第1の関節の一実施形態を構成し、第2関節32は、本発明における第2の関節の一実施形態を構成する。ソレノイド7とばね9と第4ビーム14とは、本発明におけるアクチュエータの一実施形態を構成する。ストッパ16は、本発明におけるストッパの一実施形態を構成する。
【0024】
図3〜図5は、上記カードリーダライタ1の動作を説明する図であって、図1においてロック機構10をZ方向から見た側面図を示している。以下、これらを参照してハウジング3の内部に挿入されたカード2をロックする動作と、ロックを解除する動作を説明する。図3(a)はカード2が挿入される前の待機状態を示している。この状態では、ソレノイド7が駆動しておらず、プランジャ8がばね9の弾性力F1でB方向に付勢されて突出している。これにより、第4ビーム14がプランジャ8にB方向へ押されて、第3関節14bを介して第2ビーム12を回転モーメントM1で第2支点22を中心にR方向に回転させている。そして、第2ビーム12が第2関節32を介して第3ビーム13を力F3で引っ張り、第3ビーム13が第1関節31を介して第1ビーム11を回転モーメントM3で第1支点21を中心にP方向に回転させている。このため、第1ビーム11に設けられた爪11cがカード2の通路20に飛び出さずに通路20を開けて、カード2が挿入口4から挿入可能な状態となっている。
【0025】
上記の待機状態において、カード2が挿入口4からA方向に挿入されて、カードリーダライタ1に完全に挿入されたことを前述のフォトセンサによって検出すると、ソレノイド7が電流の供給を受けて駆動し、図3(b)に示すようにプランジャ8を力F2でA方向に吸引する。これにより、第4ビーム14がプランジャ8にA方向へ引っ張られて、第3関節14bを介して第2ビーム12に回転モーメントM2が働き、第2ビーム12が第2支点22を中心にL方向に回転する。そして、第3ビーム13が第2関節32を介して第2ビーム12に力F4で押されて移動し、第1関節31を介して第1ビーム11を回転モーメントM4で第1支点21を中心にQ方向に回転させる。このため、爪11cが、図3(c)に示すように通路20に飛び出して行く。そして、ソレノイド7がプランジャ8を完全にA方向に吸引すると、上述した各ビーム11〜14の移動によって爪11cが一層通路20に飛び出して、図4(d)に示すように通路20を完全に塞ぐようになる。この状態が、カード2をカードリーダライタ1内から抜き取れないようにロックした状態である。このとき、第1関節31と第2関節32と第2支点22とが、略一直線X上に並ぶ。なお、各部の寸法誤差等により、第3ビーム13が過度に下方に移動するおそれがあるが、関節31、32と支点22とが直線X上に並んだ状態以降の第3ビーム13の下方への移動をストッパ16によって規制しているので、一旦直線X上に並んだ関節31、32と支点22とがずれて直線X上に並ばなくなるのを防ぐことができる。また、上記のようにロックした状態では、関節31、32と支点22とが並んだ直線Xは、第1関節31と第1支点21とを結んだ直線Yと垂直に交わり、カード2の通路20と平行になる。
【0026】
上記のようなロック状態になると、カードリーダライタ1は、IC接触子5a(図1)をカード2のIC接点2a(図1)に接触させて、カード2に対してデータの処理を行う。そして、データの処理が終了すると、情報処理装置からカードリーダライタ1に処理終了信号が送られるため、カードリーダライタ1は、その処理終了信号を受けて、ソレノイド7への通電を停止する。これにより、ソレノイド7が駆動を停止して、プランジャ8の吸引を開放するので、プランジャ8が、図4(e)に示すようにばね9の弾性力F1でB方向に付勢される。このため、第4ビーム14がプランジャ8にB方向へ押されて、第3関節14bを介して第2ビーム12に回転モーメントM1が働き、この回転モーメントM1で第2ビーム12が第2支点22を中心にR方向に回転する。そして、図4(f)に示すように第3ビーム13が第2ビーム12に第2関節32を介して力F3で引っ張られて移動し、第1関節31を介して第1ビーム11を回転モーメントM3で第1支点21を中心にP方向に回転させる。これにより、爪11cが通路20から引っ込んで、通路20を完全に開ける。すなわち、カード2に対するロックが解除された状態となり、カード2をカードリーダライタ1内から抜き取ることが可能となる。
【0027】
一方、図4(d)に示したロック状態において、カード2に対するデータの処理中にカード2がB方向に引っ張られた場合は、カード2が通路20を移動して、図5(g)に示すようにカード2の後端部2cが爪11cに当接する。このため、カード2を引っ張る力F5が後端部2cから爪11cを介して第1ビーム11に伝わり、第1ビーム11に第1支点21を中心とした回転モーメントM5が働く。そして、この回転モーメントM5が第1関節31を介して第3ビーム13に伝わり、第3ビーム13を移動させようとする力F6が働く。このとき、上述したように第1関節31と第2関節32と第2支点22とを結んだ直線Xと、第1関節31と第1支点21とを結んだ直線Yとが垂直に交わっているので、第3ビーム13を移動させようとする力F6は、直線Xと平行でかつ第2ビーム12に向かう方向Aに集中して働き、他の方向に分散しなくなる。このような力F6が働くと、第3ビーム13が移動しようとするが、上述したように第1関節31と第2関節32と第2支点22とが一直線X上に並んでいるので、その力F6が固定点である第2支点22からの反力F6’に確実に打ち消されて、第3ビーム13が移動することはない。なお、カード2が特殊な治具等で異常な引っ張られ方をした場合は、第1ビーム11に働く回転モーメントによって、第3ビーム13に第2ビーム12をL方向(例えば、図3(a)に図示)に回転させるような力が働いて、第3ビーム13を下方に移動させるおそれがあるが、第3ビーム13の移動をストッパ16によって規制しているので、直線X上に並んだ関節31、32と支点22とがずれて直線X上に並ばなくなるのを防ぐことができ、第3ビーム13が一層移動しなくなる。上記のように第3ビーム13が移動しなければ、第1ビーム11が第1支点21を中心にP方向に回転せず、通路20を塞いでいた爪11cが通路20を開けることはない。すなわち上記のことから、カード2に対するデータの処理中にカード2が引っ張られても、ロックが解除されることはない。
【0028】
上記のようにカード2が引っ張られている状態で、カード2に対するデータの処理が終了すると、前述したようにソレノイド7が駆動を停止して、プランジャ8の吸引を開放する。これにより、プランジャ8が、図5(h)に示すようにばね9の弾性力F1でB方向に付勢されて、第4ビーム14をB方向に押すので、第3関節14bを介して第2ビーム12に回転モーメントM1が働く。そして、この回転モーメントM1によって第2ビーム12が第2支点22を中心にR方向に回転するとともに、第2関節32に直線Xに対して垂直な上方向の力F7が働いて、第3ビーム13が上方に移動する。このとき、第2ビーム12の回転や第3ビーム13の移動を妨げる力として、各支点21、22、14aや各関節31、32、14bにおける摩擦力があるが、それらを構成する軸および軸部は全て半径が小さいため、摩擦力は微小で殆ど影響はない。上記のように第3ビーム13が上方に移動することによって、第1関節31と第2関節32と第2支点22とが一直線X上からずれると、既に第3ビーム13にはカード2の引張力F5に起因する力F6が働いているので、図5(i)に示すように、第2ビーム12が回転モーメントM1と力F6とで容易にR方向に回転するとともに、第3ビーム13が回転モーメントM1と力F6とで容易に上方に移動する。このため、第1ビーム11が、カード2の引張力F5に起因する回転モーメントM5と、第1関節31を介して伝わる第2ビーム12の回転モーメントM1とで第1支点21を中心にP方向に容易に回転する。このとき、第1ビーム11の回転を妨げる力として、爪11cとカード2の後端部2cとの間の摩擦力があるが、一般的にカード2の厚みは薄いので、摩擦力は回転モーメントM1、M5に比べて微小で殆ど影響はない。上記のように第1ビーム11がP方向に回転することによって、通路20を塞いでいた爪11cがP方向に移動して、通路14を開ける。すなわち上記のことから、カード2に対するデータの処理終了後にカード2が引っ張られても、ロックを容易に解除することができる。
【0029】
ところで、カード処理装置のロック機構には、上述した機能に加えて、停電時や情報処理装置に電源が投入されていない状態では、利用者がカードを挿入しても、ロックせずにカードを抜き取れるようにすることが従来から要求されている。この要求に対して、本実施形態のカードリーダライタ1では、停電時等の場合には、カードリーダライタ1への通電が断たれてソレノイド7が駆動しなくなる。このため、図3(a)に示した待機状態でカード2が挿入口4から挿入されても、プランジャ8は吸引されず、各ビーム11、12、13、14も移動しないので、爪11cが通路20に飛び出して通路20を塞ぐことはない。すなわち、挿入されたカード2はロックされずに、カードリーダライタ1内から抜き取ることが可能となる。
【0030】
また、情報処理装置では、挿入されたカードに対するデータの処理中に停電等で通電が断たれた状態となることがある。このような状態になった場合、従来のカードリーダライタでは、カードリーダライタへの通電も断たれるので、カードのロックを解除できず、利用者はカードリーダライタからカードを抜き取ることができない。例えば、特許文献1のカードリーダライタでは、モータを逆回転させることでカードのロックを解除するため、通電が断たれると、モータを逆回転させることができず、カードのロックを解除できない。また、特許文献2のカードリーダライタでは、ソレノイドを逆の極性に励磁することでプッシュロッドのロックを解除して、カードロックフックによるカードのロックを解除するため、通電が断たれると、ソレノイドを励磁することができず、プッシュロッドのロックを解除できず、カードのロックも解除できない。これらに対して、本実施形態のカードリーダライタ1では、図4(d)に示したカード2のロック状態において、カード2に対するデータの処理中にカードリーダライタ1への通電が断たれた場合は、ソレノイド7の駆動が停止して、プランジャ8の吸引を開放する。このため、図4(f)に示したように、ばね9の弾性力F1でプランジャ8がB方向に付勢されて、各ビーム11、12、13、14がそれぞれ移動するので、爪11cが通路20から引っ込んで通路20を開ける。すなわち、カード2のロックが解除された状態となり、カード2をカードリーダライタ1内から抜き取ることが可能となる。
【0031】
さらに、図4(d)に示したロック状態において、第1関節31と第2関節32と第2支点22とが略一直線X上に並び、その直線Xとカード2の通路20とを平行にしたことで、ロック機構10を低背にして、カードリーダライタ1を小型化することができる。
【0032】
以上述べた実施形態においては、ソレノイド7のプランジャ8をカード2の挿入方向Aに移動させることで、第3ビーム13を下方に移動させて、爪11cで通路20を塞ぎ、プランジャ8をカード2の抜き取り方向Bに移動させることで、第3ビーム13を上方に移動させて、爪11cで塞いでいた通路20を開けるロック機構10を用いた場合を例に挙げているが、本発明はこれのみに限定するものではない。これ以外に、例えば図6に示すような、第1ビーム11以外の各部が、図3〜図5に示したロック機構10とは上下逆に取り付けられているロック機構60を用いてもよい。なお、図6では、図3〜図5に示した各部と同一部品には同一符号を付している。図6のロック機構60では、図6(a)に示す待機状態からソレノイド7がプランジャ8を力F2でA方向に吸引すると、第4ビーム14を介して第2ビーム12が第2支点22を中心にR方向に回転して、第3ビーム13を上方に移動させる。このため、第1ビーム11が第1支点21を中心にQ方向に回転して、図6(b)に示すように爪11cが通路20を塞ぎ、カード2をロックした状態となる。また、図6(b)に示すロック状態からソレノイド7がプランジャ8の吸引を開放すると、ばね9の弾性力F1によって第4ビーム14を介して第2ビーム12が第2支点22を中心にL方向に回転して、第3ビーム13を下方に移動させる。このため、第1ビーム11が第1支点21を中心にP方向に回転して、図6(a)に示すように爪11cが通路20を開いて、カード2のロックが解除された状態となる。
【0033】
また、例えば図7に示すような、プランジャ8の移動方向が通路20に対して垂直になるようにソレノイド7を取り付けたロック機構70を用いてもよい。なお、図7では、図3〜図5に示した各部と同一部品には同一符号を付している。図7のロック機構70では、図7(a)に示す待機状態からソレノイド7がプランジャ8を力F2で上方向に吸引すると、第4ビーム14を介して真直な第2ビーム12zが第2支点22を中心にL方向に回転して、第3ビーム13を下方に移動させる。このため、第1ビーム11が第1支点21を中心にQ方向に回転して、図7(b)に示すように爪11cが通路20を塞ぎ、カード2をロックした状態となる。また、図7(b)に示すロック状態からソレノイド7がプランジャ8の吸引を開放すると、ばね9の弾性力F1によって第4ビーム14を介して第2ビーム12zが第2支点22を中心にR方向に回転して、第3ビーム13を上方に移動させる。このため、第1ビーム11が第1支点21を中心にP方向に回転して、図7(a)に示すように爪11cが通路20を開いて、カード2のロックが解除された状態となる。
【0034】
また、上記実施形態では、ソレノイド7の吸引力F2またはばね9の弾性力F1を、プランジャ8から第4ビーム14を介して第2ビーム12に与えた場合を例に挙げているが、本発明はこれのみに限定するものではない。これ以外に、例えばプランジャの先端に第2ビームを取り付けて、ソレノイドの吸引力をプランジャから第2ビームに直接与えるようにしてもよい。また、例えばばねの一端を第2ビームに取り付け、他端をハウジングに取り付けて、ばねの弾性力を第2ビームに直接与えて第2ビームを所定の回転方向に付勢するようにしてもよい。
【0035】
さらに、上記実施形態では、IC接点を有するICカードに対してデータの処理を行うICカード用のカードリーダライタ1を例に挙げているが、本発明はこれ以外にも、磁気ストライプを有する磁気カードに対してデータの処理を行う磁気カード用のカードリーダライタや、IC接点と磁気ストライプの両方を有するハイブリッドカードに対してデータの処理を行うハイブリッドカード用のカードリーダライタ等、各種のカードに対してデータの処理を行うカード処理装置に適用することができる。
【0036】
【発明の効果】
本発明によれば、爪がカードの通路を塞いでカードをロックしているときに、第1の関節と第2の関節と第2の支点とが略一直線上に並ぶので、カードに対するデータの処理中にカードが引っ張られても、その引張力が第2の支点に打ち消されて、ロックが解除されることはない。また、データの処理終了後にカードが引っ張られていても、第2ビームを第2の支点を中心に回転させることで、第2の関節に第1の関節と第2の関節と第2の支点とを結ぶ直線と垂直な方向の力が働いて、カードの通路を塞いでいた爪が通路を開けるので、カードのロックを容易に解除することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】カードリーダライタの斜視図である。
【図2】カードリーダライタのロック機構を分解した斜視図である。
【図3】カードリーダライタの動作を説明する図である。
【図4】カードリーダライタの動作を説明する図である。
【図5】カードリーダライタの動作を説明する図である。
【図6】他の実施形態を示す図である。
【図7】他の実施形態を示す図である。
【符号の説明】
1 カードリーダライタ
2 カード
7 ソレノイド
9 ばね
11 第1ビーム
11c 爪
12 第2ビーム
12z 第2ビーム
13 第3ビーム
14 第4ビーム
16 ストッパ
20 通路
21 第1支点
22 第2支点
31 第1関節
32 第2関節
X 第1関節と第2関節と第2支点とが並ぶ直線
Y 第1関節と第1支点とを結ぶ直線

Claims (5)

  1. 挿入されたカードに対してデータの処理を行うカード処理装置において、
    第1の支点を中心に回転することにより、爪をカードの通路に飛び出させて当該通路を塞ぎ、爪をカードの通路から引っ込ませて当該通路を開ける第1のビームと、
    第2の支点を中心に回転する第2のビームと、
    前記第1のビームを前記第1の支点以外の第1の関節で回転自在に接続するとともに、前記第2のビームを前記第2の支点以外の第2の関節で回転自在に接続する第3のビームと、
    前記第2のビームを回転させるアクチュエータと、を備え、
    前記爪がカードの通路を塞いでいるときに、前記第1の関節と前記第2の関節と前記第2の支点とが略一直線上に並ぶことを特徴とするカード処理装置。
  2. 請求項1に記載のカード処理装置において、
    前記爪がカードの通路を塞いでいるときに、前記第1の関節と前記第2の関節と前記第2の支点とを結ぶ直線と、前記第1の関節と前記第1の支点とを結ぶ直線とが略垂直に交わることを特徴とするカード処理装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載のカード処理装置において、
    前記アクチュエータで前記第2のビームを所定の方向に回転させることにより、前記第3のビームが移動して前記第1のビームを所定の方向に回転させ、前記爪がカードの通路を塞ぐとともに、前記第1の関節と前記第2の関節と前記第2の支点とが略一直線上に並び、
    当該略一直線上に並んだ状態以降の前記第3のビームの移動を規制するストッパを設けたことを特徴とするカード処理装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のカード処理装置において、
    前記アクチュエータは、前記第2のビームを所定の方向に回転させるための力を加えるソレノイドと、当該ソレノイドの力よりも小さな力で前記第2のビームを前記所定の方向とは反対方向に付勢するばねとを備えていることを特徴とするカード処理装置。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のカード処理装置において、
    前記爪がカードの通路を塞いでいるときに、前記第1の関節と前記第2の関節と前記第2の支点とが、カードの通路と平行な略一直線上に並ぶことを特徴とするカード処理装置。
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