JP4079577B2 - 音声データ配信システム、同配信方法、同配信システムに利用される配信用サーバ、クライアント側端末、及び同配信システムに利用されるコンピュータに適用されるプログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体。 - Google Patents

音声データ配信システム、同配信方法、同配信システムに利用される配信用サーバ、クライアント側端末、及び同配信システムに利用されるコンピュータに適用されるプログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体。 Download PDF

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    • G06Q30/02Marketing; Price estimation or determination; Fundraising

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、互いに通信可能なクライアント側端末(例えば、携帯電話機などの携帯通信端末)と音声データ配信用サーバとを有し、前記クライアント側端末が所定のタイミング(例えば、携帯電話機の着信時)にて再生する音声データ(例えば、着信メロディ)を前記音声データ配信用サーバから前記クライアント側端末に配信するシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年の通信技術の発達に伴い、通信可能なクライアント側端末の一つとして無線技術を利用した携帯電話やモバイルコンピュータ等が広く普及している。一方、これらのクライアント側端末が受けることができるサービスとして、音声データ配信サービス(携帯電話機の場合には着信メロディ呼出サービスと呼ばれる。)も広く普及している。
【0003】
このサービスにおいては、一般に、クライアント側端末のユーザーが音声データ配信用サーバに準備されている多数の音声データの中から所望の音声データを選択し得るようになっている。また、音声データ配信用サーバは選択された音声データをクライアント側端末に配信するとともに、そのクライアント側端末のユーザーに対し課金するように構成されている。
【0004】
ところが、上記サービスにおいては、音声データがクライアント側端末に配信されたとき、同配信された音声データがクライアント側端末の不揮発性メモリに登録され、これによりクライアント側端末に登録されている音声データの一つが自動的に消去されるようになっている。このため、クライアント側端末のユーザーが、新たに配信された音声データに基づいて再生される曲を結果的には好ましいものでないと感じる場合、或いは、消去された音声データに基づいて再生される曲の方がより好ましかったと感じる場合等においては、上記サービスはユーザーにとって十分満足行くものとならない。
【0005】
そこで、例えば、特開平11−127262号公報に開示された装置は、配信された音声データを直ちには不揮発性メモリに登録せず、同配信された音声データを揮発性メモリに格納するとともに試聴(再生)可能に構成しておき、この試聴の結果に応じて所定のキー操作がなされたときに、同音声データを不揮発性メモリに登録するようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術においては、試聴用音声データと登録用の(正規の)音声データとが区別されていないため、クライアント側端末のユーザーが試聴のために音声データの配信を希望した場合であっても、同音声データの配信毎に同ユーザーに対し課金がなされてしまう。このため、試聴した結果がユーザーにとって好ましいものでない場合、上記従来のサービスは同ユーザーにとり十分満足の行くものとならない。従って、本発明の目的の一つは、ユーザーが配信される音声データの試聴を課金されることなく(又は、正規に音声データを購入する場合よりも低料金の課金により)行うことができるシステム、方法、前記システムを構成する配信用サーバ、実質的にコンピュータでもあるクライアント側端末、及びコンピュータ読取り可能な記録媒体を提供することにある。
【0007】
【本発明の概要】
上記目的を達成するための本発明の特徴は、互いに通信可能な携帯通信端末及び配信用サーバを有する音声データ配信システムであって、
前記配信用サーバは、
前記携帯通信端末からの要求が正規の音声データの要求であるか試聴用音声データの要求であるかを判定する要求判定手段と、
前記携帯通信端末からの要求が前記正規の音声データの要求であると判定されたときは同携帯通信端末のユーザーに対し課金するとともに同携帯通信端末に対し正規の音声データを配信し、同携帯通信端末からの要求が前記試聴用音声データの要求であると判定されたときは同携帯通信端末のユーザーに対し課金することなく同携帯通信端末に対し同正規の音声データに同音声データが試聴用音声データであることを示すデータを付加してなる試聴用音声データを配信するデータ配信手段とを備え、
前記携帯通信端末は、
前記配信された正規の音声データ及び前記配信された試聴用音声データを記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶された音声データに応じて発音を行い同音声データを再生する再生手段と
所定の条件が成立したときに前記記憶手段に記憶された音声データが前記正規の音声データであれば同音声データを同携帯通信端末の着信音、警告音又はBGMの音声データとして登録し、同音声データが前記試聴用音声データであれば同音声データを同携帯通信端末の着信音、警告音又はBGMの音声データとして登録しないように構成された登録手段と、
前記登録された着信音、警告音、又はBGMの音声データを同携帯通信端末に着信があったとき、同携帯通信端末が警告音を発生すべき状態となったとき、又は同携帯通信端末を用いての通話時或いは留守番電話の応答メッセージの再生時にそれぞれ再生する着信警告BGM音発生手段とを備え、
前記登録手段は、更に、前記携帯通信端末から前記配信サーバに対し前記記憶手段に記憶された試聴用音声データに対応する正規の音声データの購入指示があったとき、前記記憶手段に記憶された試聴用音声データから前記試聴用音声データであることを示すデータを消去することにより同試聴用音声データを正規の音声データに変更し、同変更した音声データを前記着信音、警告音又はBGMの音声データとして登録することを許容するように構成されてなることにある。
【0008】
本発明における配信用サーバは、多数の音声データを例えば音声データのデータベースに蓄積していて、携帯通信端末からの要求に従って同音声データのリストを携帯通信端末に送信し、携帯通信端末のユーザーが同リストから選択した音声データに対応する正規の音声データ又は試聴用音声データを携帯通信端末に配信するように構成してよい。また、音声データとは、携帯通信端末が例えば携帯電話機である場合には同携帯電話機の着信メロディを発生させるための曲データであってもよく、効果音等の他の音声データであってもよい。更に、試聴用音声データは、正規の音声データと同一の音声データを含み、同正規の音声データに同音声データが試聴用音声データであることを示すデータを付加してなるデータである。また、再生手段とは、携帯通信端末が配信用サーバから取得した音声データを所定の条件下にて外部に対して発音する際に使用する手段であって、例えば、携帯通信端末が携帯電話機である場合には、着信メロディを発生させるための音源回路、効果回路、増幅器及びスピーカを含むサウンドシステムがこれに該当する。
【0009】
そして、上記特徴によれば、携帯通信端末のユーザーが試聴を望む場合には、ユーザーは試聴用音声データを要求することができ、配信用サーバは試聴用音声データの要求があったときはユーザーに対して課金することなく試聴用音声データを配信する。この配信された試聴用音声データは、携帯通信端末の記憶手段に記憶され、再生手段により再生される。この結果、ユーザーは試聴用音声データを課金されることなく取得し、試聴に基づいて正規の音声データの購入を検討することが可能となる。
【0020】
また、上記構成によれば、所定の条件が成立したときに前記記憶手段に記憶された音声データが正規の音声データであれば同音声データ同携帯通信端末の着信音、警告音、又はBGMの音声データとして登録される。一方、前記記憶手段に記憶された音声データが試聴用音声データであれば同音声データ同携帯通信端末の着信音、警告音、又はBGMの音声データとして登録されない。この場合、前記所定の条件には、携帯通信端末のユーザーが音声データを着信音、警告音、又はBGM(バックグランドミュージック)として登録するために行う入力操作がなされることが含まれる。
【0021】
そして、前記登録手段は、前記携帯通信端末から前記配信用サーバに対し前記記憶手段に記憶された試聴用音声データに対応する正規の音声データの購入指示があったとき、前記記憶手段に記憶された前記試聴用音声データから前記試聴用音声データであることを示すデータを消去することにより同試聴用音声データを正規の音声データに変更し、同変更した音声データを同携帯通信端末の着信音、警告音、又はBGMの音声データとして登録することを許容する。
【0022】
これによれば、配信用サーバ側(のデータベース等)の記憶容量を低下させることが可能となる。また、ユーザーが、試聴後において正規のデータ(の購入)を要求したとき、試聴用音声データから同音声データが試聴用データであることを示すデータのみを削除するだけでよいので、全音声データを再度配信する必要がなく、通信時間を短縮することも可能となる。
【0023】
この場合、前記配信用サーバは、前記記憶手段に記憶された試聴用音声データに対応する前記正規の音声データの購入指示があったとき前記携帯通信端末のユーザーに対して課金する手段を備えることが好適である。
【0024】
また、前記携帯通信端末は、前記所定の条件が成立したときに前記記憶手段に記憶された音声データが前記試聴用音声データであれば同音声データを同携帯通信端末の着信音、警告音又はBGMの音声データとして登録することができない旨を報知する手段を備えることも好適である。
【0025】
発明の実施の形態】
以下、本発明による音声データ配信システムの各実施形態について、図面を参照しつつ説明する
【0026】
(第1実施形態)
図1は、本発明による音声データ配信システム(曲データ配信システム、着信メロディ配信システム)の第1実施形態の概略系統図である。このシステムは、インターネット10を利用した構成となっていて、同インターネット10には音声データ配信用サーバ20、課金サーバ30、及び中継サーバ40が接続され、中継サーバ40には無線基地局50が接続されている。また、クライアント側端末としての携帯電話機60は、無線基地局50、中継サーバ40、及びインターネット10を介して、音声データ配信用サーバ20と相互に通信可能(データ交換可能)となるように構成されている。なお、インターネット10は、専用回線などの通信回線(この通信回線は有線回線に限らず、衛星通信回線等の無線回線を含む)であってもよく、クライアント側端末としては、携帯電話機60に限らず、コンピュータを含み通信可能な装置であるモバイルコンピュータ、或いはPDA(Personal Digital Assistant)等であってもよい。
【0027】
音声データ配信用サーバ20は、コンピュータを含んで構成され、正規の音声データ及び試聴用音声データを携帯電話機60からの要求に従って同携帯電話機60に配信するためのものであり、WEBサーバ21、コンテンツとして多数の音声データ(この例では、着信メロディとして使用される多数の正規の曲データ、及び正規の曲データの各々に対応した多数の試聴用曲データ)を蓄積した音声データのデータベース22、携帯電話機60のユーザーに対して課金を行うため情報を蓄積する課金データベース23、及び携帯電話番号、暗証番号、ユーザー名等からなる携帯電話機60のユーザーに関するデータを蓄積した携帯電話機管理データベース24とを備えている。WEBサーバ21は、実際にはコンピュータ内に記憶されたプログラムであり、データベース22〜24から必要なデータを取出し、同データを所定の通信プロトコル(例えばHTTP)にしたがって課金サーバ30又は中継サーバ40に供給するとともに、課金サーバ30又は中継サーバ40から所定の通信プロトコルにしたがって供給されるデータを処理し、必要に応じてデータベース22〜24に蓄積するようになっている。
【0028】
課金サーバ30は、コンピュータを含んで構成され、上記ユーザーに対する課金を管理するためのものであって、音声データ配信用サーバ20からインターネット10を介して供給されるデータにしたがって携帯電話機60のユーザーに対して課金を行うようになっている。具体的には、課金サーバ30はユーザーが口座(銀行口座)を有する金融機関(銀行)のコンピュータと必要なデータ通信を行い、同ユーザーの口座から音声データ配信サービスの利用料金を自動的に引き落とすように構成されている。なお、課金サーバ30によりユーザーに対する請求書を発行させ、同請求書をユーザーに対して郵送するように構成してもよく、金融機関はユーザーの有するクレジットカードの管理会社であってもよい。更に、携帯電話機60の通話料金に音声データの購入金額を加算する形で課金を行ってもよい。課金方式は、1曲(1曲分の音声データを)購入する毎に所定金額(例えば、1曲あたり50円)を課金する従量制方式でもよいし、所定の基本料金で所定の期間内に所定の複数曲を購入可能とし(例えば、300円で一ヶ月以内に10曲まで購入可能)、1曲購入する毎に前記所定期間内に購入可能な残り曲数を減算する固定料金方式でもよい。或いは、上記従量制方式と上記固定料金方式を合わせた方式(例えば、所定の期間内に購入する曲数が所定の複数曲までは所定の基本料金とし、それ以降は1曲購入する毎に所定料金を加算する)としてもよい。
【0029】
中継サーバ40は、コンピュータを含んで構成され、音声データ配信用サーバ20からインターネット10を介して供給されるデータを所定の信号に変換して無線基地局50に送信するように構成されている。無線基地局50は、中継サーバ40から供給された信号を変調し、この変調した信号を携帯電話機60に対し発信するようになっている。また、無線基地局50は携帯電話機60から発信された信号を復調し、この復調した信号を中継サーバ40に供給し、中継サーバ40は無線基地局50から供給された信号を所定のデータに変換し、この変換したデータを音声データ配信用サーバ20に対し前記所定のプロトコルにしたがって供給するようになっている。
【0030】
携帯電話機60は、図2のブロック図により示したように、CPU61、ROM62、RAM63、不揮発性のRAM64、及びメモリカード等の外部記憶装置65、及び他のコンピュータ等と有線によるデータ通信を可能とする通信インターフェース66を備えていて、これらはバスを介して互いに接続され、CPU61により制御されるようになっている。なお、不揮発性RAM64は、EEPROMであってもよい。
【0031】
また、携帯電話機60は、アンテナ67、同アンテナ67に接続された送受信回路68、送受信回路68に接続されアンテナ67が受信した受信信号を復調するとともに、CPU61の制御により与えられアンテナ67から発信すべき信号を変調する変調・復調回路69、電話番号又はその他の指示を入力するための複数の押し釦式スイッチ等を有するパネル操作子70、パネル操作子70と接続され同パネル操作子70のスイッチングを検出する検出回路71、数字及び文字情報を表示するディスプレイ72、ディスプレイ72の表示を制御する表示回路73、音源回路74、音源回路74と接続された効果回路75、及び効果回路75と接続され増幅器及びスピーカを含むサウンドシステム76を備えている。このうち、変調・復調回路69、検出回路71、表示回路73、音源回路74、及び効果回路75はバスを介して互いに接続され、CPU61により制御されるようになっている。なお、音源回路74、効果回路75、及び効果回路75は、CPU62、RAM63、不揮発性RAM64とともに再生手段を構成している。
【0032】
CPU61は、同CPU61に接続されたタイマ61aのクロック情報を利用しながら、ROM62、外部記憶装置65に記憶されたプログラムを実行するようになっている。RAM63は、CPU61が上記プログラムを実行する際に必要なデータ、及び受信した音声データ等のデータを一時的に記憶する記憶手段として機能するようになっている。不揮発性RAM64は、図示しない主電源が投入(「オン」)されているときに書込みがなされたデータを、同主電源の「オフ」時においても記憶・保持し得るようになっていて、同手段電源の「オン」時にCPU61の要求にしたがって同CPU61に記憶・保持しているデータを供給するようになっている。この不揮発性RAM64は、携帯電話機60に着信があったとき、同携帯電話機60がサウンドシステム76から発音する着信メロディを登録する登録手段の一部を構成している。
【0033】
次に、このように構成された音声データ配信システムの作動について、図3〜図11を参照しながら説明する。
【0034】
先ず、携帯電話機60の正規のユーザーが所望の着信メロディ(音声データ,曲データ)を試聴した上で購入(取得)する場合について説明する。携帯電話機60の図示しない主電源が「オン」状態にあるときに、ユーザーがパネル操作子70を操作して着信メロディ取得モードとすると、同携帯電話機60のCPU61(以下、単に「携帯電話機60」とする。)は図3に示した着信メロディ取得ルーチンの処理をステップ300から開始する。
【0035】
次いで、携帯電話機60はステップ305に進み、同携帯電話機60を音声データ配信用サーバ20に接続する指示がなされたか否かを判定する。この接続指示とは、ユーザーが携帯電話機60を特定の電話番号、或いは特定のURL(Uniform Resource Locator)の相手先(即ち、音声データ配信用サーバ20)に接続する発信操作のことである。この接続指示がなされた場合、携帯電話機60はステップ305にて「Yes」と判定してステップ310に進み、同携帯電話機60と音声データ配信用サーバ20とを接続するための処理を行う(図5(1)の矢印を参照)。
【0036】
一方、音声データ配信用サーバ20は、図4に示した配信処理のためのプログラムを実行していて、ステップ405にて携帯電話機60が接続されたか否かをモニタしている。従って、音声データ配信用サーバ20は、携帯電話機60と接続されると、ステップ405にて「Yes」と判定してステップ410に進み、同携帯電話機60に対してユーザーの確認を行うために必要なデータ(ユーザーの氏名及び暗証番号等)を要求する(図5(2)の矢印を参照)。
【0037】
このとき、携帯電話機60はステップ315に進んでいて、同ステップ315にてユーザー確認用のデータ入力処理を行う。具体的には、携帯電話機60は音声データ配信用サーバ20から要求されるユーザー確認用データの種類をディスプレイ72に表示し、ユーザーに同データの入力を促す。そして、ユーザーが必要な情報を入力した際には、同入力されたデータを音声データ配信用サーバ20に送信する。(図5(3)の矢印を参照)。なお、初回接続の際のユーザー登録時のみ、ユーザーの氏名や暗証番号等を入力するようにし、2回目以降の接続時は必要な情報を携帯電話機60から自動的に送信するように構成し、ユーザーによるデータ入力を省略するようにしてもよい。
【0038】
ユーザー確認用のデータを受信した音声データ配信用サーバ20は、ステップ410にて、携帯電話機管理データベース24が蓄積しているデータを用いながら、接続されている携帯電話機60が正規のユーザーにより使用されているか否かを確認する。この場合、携帯電話機60のユーザーは正規のユーザーであるから、音声データ配信用サーバ20はステップ415にて「Yes」と判定してステップ420に進み、曲データベース22から携帯電話機60に配信し得る曲データのリストを読出して携帯電話機60に送信する(図5(4)の矢印を参照)。なお、正規のユーザーによる接続でない場合には、ステップ415にて「No」と判定し、ステップ455に進んで携帯電話機60との接続を終了する処理を行い、ステップ495にて本ルーチンを終了してステップ400へと戻る。
【0039】
一方、携帯電話機60はステップ320にて曲データのリストを受信したか否かをモニタするようになっているため、曲データのリストを受信するとステップ320にて「Yes」と判定してステップ325に進み、受信した曲リストをディスプレイ72に表示する(図6(A)の画面1参照)。なお、上記の曲データのリストについては、携帯電話機60からユーザーが所定の検索条件(曲のジャンル、アーティスト名、曲の歌い出しの歌詞等)を入力し、これを音声データ配信用サーバ20へと送信し、音声データ配信用サーバ20は、送信された検索条件に合致した曲のみからなる曲リストを携帯電話機60へと配信するようにしてもよい。
【0040】
携帯電話機60のユーザーは、この表示画面を参照し、パネル操作子70を操作して所望の曲を選択する。図6(A)は、第2曲目の曲(「かきくけこ」)が選択された様子を示している。このとき、携帯電話機60はステップ330に進んでディスプレイ72上に表示された曲の何れかの曲が選択されたか否かをモニタしていて、曲が選択された場合にはステップ335に進んで選択された曲を特定するデータを音声データ配信用サーバ20に送信する(図5(5)の矢印を参照)。
【0041】
音声データ配信用サーバ20は、ステップ425にて曲が選択されたか否かをモニタしている。これにより、携帯電話機60から送信された選択曲を特定するデータを受信するとステップ430に進み、携帯電話機60のユーザーが同選択曲の試聴(試聴用曲データ)を希望しているのか、又は購入(正規の曲データ)を希望しているのかの選択を要求するためのデータを送信する(図5(6)の矢印を参照)。
【0042】
このとき携帯電話機60は、ステップ340にて試聴又は購入の選択を要求するデータを受信したか否かをモニタしている。従って、試聴又は購入の選択を要求するデータを受信した場合には、ステップ340にて「Yes」と判定してステップ345に進み、選択した曲のデータを試聴するか又は購入するかを選択させるための画面を表示する(図6(B)の画面2参照)。次いで、携帯電話機60は、ステップ350にて「試聴」又は「購入」の選択を待ち、ユーザーがパネル操作子70を操作して「試聴」又は「購入」の何れかを選択した場合には、ステップ355に進み、その選択結果を音声データ配信用サーバ20に送信する(図5(7)の矢印を参照)。
【0043】
音声データ配信用サーバ20は、ステップ435にて上記選択結果の受信をモニタしているため、同選択結果を受信するとステップ440に進み、同選択結果に基づいて携帯電話機60のユーザーが先に選択した曲の試聴を希望しているか否かを判定する。この場合においては、ユーザーは試聴を希望しているから、音声データ配信用サーバ20はステップ440にて「Yes」と判定してステップ445に進み試聴用曲データの処理を行う。具体的には、音声データ配信用サーバ20は、図7に詳細に示された試聴用曲データ配信処理ルーチンの処理をステップ700から開始し、ステップ705にて選択された曲に対応する試聴用曲データを送信する(図5(8)の矢印を参照)。
【0044】
ここで、試聴用曲データについて説明を加えると、図8(A)は正規の曲データを示し、図8(B)は本実施形態にて使用される試聴用曲データを示している。正規の曲データは、4パートであって8小節からなり、第1小節の前には各パートの音色、テンポ等が書込まれたヘッダが配置されている。また、試聴用曲データは、そのヘッダ内に各パートの音色、テンポ等に加え、このデータが試聴用曲データであることを示すデータ、及び再生回数(再生許容回数)を示すデータが書込まれている点において正規の曲データと異なっている。
【0045】
再び、図3を参照すると、携帯電話機60は上記ステップ355の処理を実行した後ステップ360に進み、同ステップ360にてユーザーの選択結果が「試聴」か否かを判定する。この場合、ユーザーは曲データの「試聴」を選択しているので、携帯電話機60はステップ360にて「Yes」と判定してステップ365に進み、図9に詳細に示された試聴用曲データの処理ルーチンを実行する。
【0046】
具体的には、携帯電話機60は図9のステップ900から処理を開始し、ステップ905にて試聴用曲データを受信するとともに、同受信した試聴用曲データを揮発性メモリであるRAM63に記憶(蓄積)する。次いで、携帯電話機60はステップ910に進んでカウンタnに試聴用曲データのヘッダ内に書込まれている再生回数(例えば、「3」又は「1」等)をセットし、ステップ915にてユーザーによる試聴用曲データの再生指示(試聴指示)があるか否かをモニタする。
【0047】
今、ユーザーによる試聴用曲データの再生指示がなされたものとして説明を進めると、携帯電話機60はステップ915にて「Yes」と判定し、ステップ920に進んでカウンタnの値を「1」だけデクリメント(減少)し、ステップ925にて音源回路74、効果回路75、及びサウンドシステム76により試聴用曲データを再生する。これにより、ユーザーは自己の携帯電話機60の音源回路74、効果回路75、及びサウンドシステム76を使用して配信された試聴用曲データを再生することができ、その再生結果に基づいて正規の曲データを購入すべきか否かを判断すること可能となる。
【0048】
次いで、携帯電話機60はステップ930に進んでカウンタnの値が「0」か否かを判定し、カウンタnの値が「0」でなければステップ930にて「No」と判定してステップ915へと戻る。これにより、携帯電話機60は、再生指示がある毎にステップ920に進んでカウンタnの値をデクリメントし、ステップ925にて試聴用曲データに基づいて発音し、同データを再生する。従って、先のステップ910にてカウンタnにセットした再生回数だけ試聴用曲データが再生されると、同カウンタnの値は「0」となるため、携帯電話機60はステップ930にて「Yes」と判定し、ステップ970に進んで試聴用曲データをRAM63から消去(削除)し、ステップ975に進んで試聴用曲データをRAM63から削除した旨をディスプレイ72への表示及びサウンドシステム76による警告音により報知する。その後、携帯電話機60はステップ995を介して図3のステップ395へと戻り、着信メロディ取得ルーチンを終了する。なお、上記ステップ910〜930は、試聴用音声データの再生回数制限手段に相当し、ステップ970はデータ消去手段に相当する。
【0049】
次に、上記図9のステップ915の判断時に再生指示がないものとして説明をすすめると、この場合には携帯電話機60はステップ935に進み、ユーザーが試聴用曲データを着信メロディとして不揮発性RAM64に記憶(登録)させる指示を行ったか否かを判定する。そして、このステップ935の判断時において登録指示がないと、携帯電話機60はステップ915に戻り再生指示の有無を再び判定する。なお、着信メロディとは、携帯電話機60に着信があった場合の呼び出し音として発音される曲である。また、ここでの着信メロディは、携帯電話機60において所定の条件が成立したときに発生する警告音(例えば、設定した時刻になったときに鳴らすアラーム音)、携帯電話機60による通話時や留守番電話の応答メッセージにおいて使用されるBGM,又は、他の携帯電話機や他のパーソナルコンピュータ等へ電子メールを出す際の添付曲データファイル等に代えることもできる。
【0050】
上記ステップ935の判断時において登録指示があると、携帯電話機60はステップ940に進み、試聴用曲データを同携帯電話機60の着信メロディとして登録することができない旨を報知するため、ディスプレイ72にその旨を表示し、且つ特定の警告音をサウンドシステム76から発生する。次いで、携帯電話機60はステップ945に進み、試聴用曲データに対応する正規の曲データの購入を希望するか否かを確認するための画面を表示する(図6(C)の画面3を参照)。
【0051】
次いで、携帯電話機60は、ステップ950にて正規の曲データを「購入する」又は「購入しない」の何れかの指示を待ち、指示があった場合にはステップ955に進んで、同指示が正規の曲データの購入指示か否かを判定し、同指示が購入指示であった場合にはステップ960に進んで試聴用曲データのヘッダに書き込まれている試聴用曲データ特有のデータ、即ち、このデータが試聴用曲データであることを示すデータ、及び再生回数を示すデータを消去し、同試聴用曲データを正規の曲データに変更する。次いで、携帯電話機60は、ステップ965にて正規の曲データを購入する旨のデータを音声データ配信用サーバ20に送信し(図5(9)の矢印を参照)、その後図10に示した正規の曲データ処理ルーチンのステップ1010へと進んで後述する購入データの登録処理を行う。
【0052】
一方、音声データ配信用サーバ20は、上記ステップ705にて試聴用曲データを送信した後、ステップ710にて購入に関する指示を受信したか否かをモニタしている。従って、音声データ配信用サーバ20は、正規の曲データを購入する旨のデータを受信すると、ステップ710にて「Yes」と判定してステップ715に進み、同ステップ715にて購入指示であるか否かを判定し、この場合においては、同ステップ715にて「Yes」と判定して図11に示した正規の曲データ配信処理ルーチンのステップ1110に進んで課金処理を行う。即ち、音声データ配信用サーバ20は、ステップ1110にて、課金データベース23にその旨を当該曲データの購入を行ったユーザーに関連させて書き込み、所定のタイミングにて課金サーバ30に対して当該ユーザーを特定するために必要な電話番号や氏名等のデータ、及び料金に関するデータを送信する(図5(10)の矢印を参照)。
【0053】
このデータに基づいて、課金サーバ30は携帯電話機60のユーザの銀行口座から料金を引き落とすために必要な課金処理を実行する。その後、音声データ配信用サーバ20は、ステップ1195を介して図4のステップ455に進み、携帯電話機60との接続を終了し、次いでステップ495に進んで本配信処理ルーチンを終了する。
【0054】
また、図10のステップ1010に進んだ携帯電話機60は、同ステップ1010にて不揮発性RAM64の着信メロディ登録領域に登録されている複数の曲データの中から登録された日時が最も古いデータを検索し、同データを削除する。次いで、携帯電話機60はステップ1015に進み、今回購入した正規の曲データ(試聴用曲データから正規の曲データに変更されたデータを含む)を上記削除したデータが登録されていた領域に現在の日時とともに登録し、その後ステップ1095を介して図3のステップ395に進む。これにより、今回購入した正規の曲データは、携帯電話機60のユーザーにより同携帯電話機60の着信時に再生されるメロディとして選択され得る登録曲データの一つとなる。
【0055】
このように、携帯電話機60は試聴用曲データの処理にあたり、先ず受信した試聴用曲データをRAM63に格納するとともにステップ910にてカウンタnに再生回数をセットする。次いで、携帯電話機60はステップ915にて再生指示の有無をモニタし、再生指示があればステップ920以降に進んで試聴用曲データを再生する。一方、再生指示がない場合には登録指示の有無をモニタし、登録指示があったときはステップ940に進んでディスプレイ72の表示及びサウンドシステム76からの警告音にて試聴用曲データは登録できない旨を報知し、その後、再びステップ915に戻って再生指示の有無をモニタする。
【0056】
次に、図3のステップ350の実行時において、ユーザーが正規の曲データを購入するための操作を行った場合、即ち、ステップ355にて正規の曲データを購入する旨を携帯電話機60から音声データ配信用サーバ20に送信した場合について説明する。この場合、携帯電話機60、音声データ配信用サーバ20は、そ図10及び図11に示した正規の曲データ処理ルーチンをそれぞれ実行する。
【0057】
即ち、音声データ配信用サーバ20は、図4のステップ440にて携帯電話機60からの要求が試聴用曲データの配信要求ではない、つまり、正規の曲データの配信要求であると判定すると、ステップ450に進んで正規の曲データ配信処理ルーチンを実行する。具体的には、音声データ配信用サーバ20は、図11のステップ1100から処理を開始し、ステップ1105にて選択されている曲に対応する正規の曲データを、音声データのデータベース22から読出し、これを携帯電話機60に配信する。その後、音声データ配信用サーバ20は、上記ステップ1110にて課金処理を行い、ステップ1195を介して図4のステップ455に戻る。
【0058】
一方、携帯電話機60は、図3のステップ360にてユーザーの希望が正規の曲データの購入であると判定するとステップ370に進み、図10に示した正規の曲データ処理ルーチンの処理をステップ1000から開始し、続くステップ1005にて正規の曲データを受信してRAM63内に蓄積し、その後、上述したステップ1010にて不揮発性RAM64に記憶された登録日時が最も古い曲データを検索し、同データを削除してステップ1015に進み、ステップ1005にて受信した正規の曲データを上記削除したデータが登録されていた領域に日時とともに登録し、その後ステップ1095を介して図3のステップ395に進む。これにより、今回購入した正規の曲データは、携帯電話機60のユーザーにより同携帯電話機60の着信時に再生されるメロディとして選択され得る登録曲データの一つとなる。なお、ステップ1010においては、既に登録されている複数の曲データのうちの登録日時が最も古いデータを削除するものに限らず、削除すべき曲データをユーザーが指定できるように構成してもよい。
【0059】
以上説明したように、第1実施形態によれば、試聴用曲データは課金されることなく携帯電話機60に配信され、同携帯電話機60にて所定の回数だけ再生され得るので、著作権を有効に保護しながらユーザーが満足し得るサービスを提供することができる。なお、上記図4のステップ440は、携帯電話機60からの要求が正規の音声データの要求であるか、試聴用音声データの要求であるかを判定する判定手段を構成し、ステップ440、445、450は前記要求にしたがってデータを配信するデータ配信手段を構成している。また、上記実施形態においては、曲データのヘッダ中に再生許容回数が書込まれていたが、これに限らず、曲データとは独立して再生許容回数が記録されているデータを前記曲データと共に(関連させて)受信するように構成してもよく、この受信した再生許容回数データに基づいて上記と同様の処理を実行すればよい。
【0060】
(第2実施形態)
次に、本発明による音声データ配信システムの第2実施形態について説明すると、第2実施形態は携帯電話機60のCPU61が図9に示した試聴用曲データの処理ルーチンに代わり図12及び図13に示した試聴用曲データの処理ルーチンを実行する点、及び試聴用曲データのヘッダに再生回数に代わり再生許容時間が書込まれている点においてのみ第1実施形態と異なっている。従って、以下においては、図12及び図13を参照しながら第1実施形態との相違点について説明する。
【0061】
第2実施形態においても、ユーザーが携帯電話機60のパネル操作子70を操作して着信メロディ取得モードとすると、同携帯電話機60のCPU61(以下、単に「携帯電話機60」とする。)は図3に示したプログラムを実行する。従って、ユーザーが所望の着信メロディを試聴した上で購入する場合には、携帯電話機はステップ365に進み、図12に示した試聴用曲データの処理ルーチンを実行する。
【0062】
具体的には、携帯電話機60は図12のステップ1200から処理を開始し、ステップ1205にて試聴用曲データを受信するとともに、同受信した試聴用曲データをRAM63に記憶(蓄積)する。この試聴用曲データは第1実施形態と同様に音声データ配信用サーバ20から送信されるものであって、図8(B)に示したように、4パートであって第1〜第8小節からなり、第1小節の前には各パートの音色、テンポ等が書込まれたヘッダが配置されている点においては図8(A)に示した正規の曲データと同一である。一方、試聴用曲データは、そのヘッダ内に各パートの音色、テンポ等に加え、後述するタイマTの初期値TS(再生許容時間に相当)を示すデータが書込まれている点において正規の曲データと異なっている。
【0063】
再び図12を参照すると、携帯電話機60はステップ1210に進んでタイマTの値に試聴用曲データのヘッダ内に書込まれているタイマ初期時間TS(例えば、1分)をセットし、ステップ1215にてタイマTの値が「0」以下か否かを判定する。
【0064】
このタイマTの値は、図13に示した所定時間の経過毎に実行されるタイマ割込み処理ルーチンにより変更される。具体的には、携帯電話機60(のCPU61)は、この割込み処理が起動されるとステップ1300から処理を開始し、ステップ1305にてタイマTの値を正の所定値αだけ減算し、ステップ1395に進んで本ルーチンを終了する。これにより、タイマTの値は、前記所定時間の経過毎に所定値αだけ減少して行く。
【0065】
再び図12を参照すると、現時点におていはタイマTに初期値TSが与えられた直後であるので、携帯電話機60はステップ1215にて「No」と判定してステップ1220に進み、ユーザーによる試聴用曲データの再生指示(試聴指示)があるか否かを判定する。そして、ユーザーが試聴用曲データの再生を指示している場合には、携帯電話機60はステップ1225に進んで音源回路74、効果回路75、及びサウンドシステム76により試聴用曲データを再生する。これにより、ユーザーは自己の携帯電話機60の音源回路74、効果回路75、及びサウンドシステム76を使用して配信された試聴用曲データを再生することができ、その再生結果に基づいて正規の曲データを購入すべきか否かを判断することが可能となる。その後、携帯電話機60はステップ1215に戻る。
【0066】
一方、上記ステップ1220の実行時点にて再生指示がない場合には、携帯電話機60はステップ1220にて「No」と判定してステップ1230に進み、ユーザーが試聴用曲データを着信メロディとして不揮発性RAM64に記憶(登録)させる指示を行ったか否かを判定する。そして、このステップ1230の判断時において登録指示がないと、携帯電話機60はステップ1215に戻る。
【0067】
また、前記ステップ1230の判断時において登録指示があると、携帯電話機60はステップ1235に進み、試聴用曲データを同携帯電話機60の着信メロディとして登録することができない旨、及び登録するためには正規の曲データを購入する必要がある旨を報知するために、ディスプレイ72にその旨を表示し、且つ特定の警告音をサウンドシステム76から発生し、その後ステップ1215に戻る。
【0068】
このような作動が継続されると、タイマTの値は次第に減少し、所定の時間が経過するとタイマTの値は「0」以下となる。この結果、携帯電話機60はステップ1215にて「Yes」と判定し、ステップ1240に進んで試聴用曲データをRAM63から消去(削除)し、ステップ1245に進んで試聴用曲データをRAM63から削除した旨を、ディスプレイ72への表示及びサウンドシステム76による警告音により報知する。その後、携帯電話機60はステップ1295を介して図3のステップ395へと戻り、着信メロディ取得モードを終了する
【0069】
以上説明したように、第2実施形態によれば、試聴用曲データは課金されることなく携帯電話機60に配信され、同携帯電話機60にて所定の時間が経過するまで再生され得るので、著作権を有効に保護しながらユーザーが満足し得るサービスを提供することができる。なお、上記ステップ1210、1215、1240、及びステップ1245は、所定の時間が経過した後は試聴用曲データの再生を不可能とする再生可能時間制限手段を構成し、また同所定の時間が経過した後に試聴用曲データを記憶手段であるRAM63から消去するデータ消去手段を構成している。
【0070】
なお、上記第2実施形態においては、携帯電話機60が試聴用曲データを受信し、RAM63内に蓄積した時点にてタイマTに初期値TSを設定し、同タイマTの値が「0」以下となるまでの時間が経過すると、試聴用曲データをRAM63から消去していた。即ち、上記第2実施形態では、携帯電話機60が試聴用曲データを受信し、RAM63内に蓄積した時点(試聴用曲データが再生可能となった時点)からタイマによる計時を開始し、その時点から所定の時間が経過すると試聴用曲データをRAM63から消去していたが、このタイマによる計時開始時点を、ステップ1225による試聴用曲データの再生が初めて実行された時点とすることもできる。更に、上記実施形態では、試聴用曲データの再生を禁止するタイミングと消去するタイミングは同一であるが、試聴用曲データの再生を禁止した後に、同試聴用曲データを消去するように構成してもよい。即ち、上記タイマの計時開始後から試聴用曲データの再生を禁止するまでの所定時間以上の時間の経過後に同試聴用曲データを消去するように構成してもよい。
【0071】
また、上記第2実施形態においては、ユーザーが試聴用曲データを不揮発性RAM64に着信メロディの一つとして登録しようと希望した場合に、同試聴用曲データは登録できない旨を報知する(ステップ1235)だけに留まっていたが、上記第1実施形態と同様に正規の曲データの購入を促し、購入指示があった場合には試聴用曲データのヘッダから試聴用曲データ特有のデータ(試聴用曲データであることを示すデータ、及び再生許容時間)を消去して同試聴用曲データとし、を正規の曲データとし、且つ、不揮発性RAM64に着信メロディの一つとして登録する(又は、登録することを可能とする)とともに、音声データ配信用サーバ20がユーザーに対して課金を実行するように構成することもできる。また、上記実施形態においては、曲データのヘッダ中に再生許容時間が書込まれていたが、これに限らず、曲データとは独立して再生許容時間が記録されているデータを前記曲データと共に(関連させて)受信するように構成してもよく、この受信した再生許容時間データに基づいて上記と同様の処理を実行すればよい。
【0072】
(第3実施形態)
次に、本発明による音声データ配信システムの第3実施形態について説明すると、第3実施形態は携帯電話機60のCPU61が図9に示した試聴用曲データの処理ルーチンに代わり図14に示した試聴用曲データの処理ルーチンを実行する点、及び試聴用曲データのヘッダには正規の曲データのヘッダに書込まれているデータに加え、同データが試聴用曲データであることを示すデータのみが書込まれている点において第1実施形態と異なっている。従って、以下においては、図14を参照しながら第1実施形態との相違点について説明する。
【0073】
この第3実施形態においても、ユーザーが携帯電話機60のパネル操作子70を操作して着信メロディ取得モードとすると、同携帯電話機60のCPU61(以下、単に「携帯電話機60」とする。)は図3に示したプログラムを実行する。従って、ユーザーが所望の着信メロディを試聴した上で購入する場合には、携帯電話機はステップ365に進み、図14に示した試聴用曲データの処理ルーチンを実行する。
【0074】
具体的には、携帯電話機60は図14のステップ1400から処理を開始し、ステップ1405にて試聴用曲データを受信するとともに、同受信した試聴用曲データをRAM63に記憶(蓄積)する。この試聴用曲データは音声データ配信用サーバ20から送信されるものであって、図8(C)に示したように、そのヘッダ内に同データが試聴用曲データであることを示すデータが書込まれている点を除き、図8(A)に示した正規の曲データと同一である。
【0075】
次いで、携帯電話機60はステップ1410に進み、ユーザーによる試聴用曲データの再生指示(試聴指示)があるか否かを判定する。そして、ユーザーが試聴用曲データの再生を指示している場合には、携帯電話機60はステップ1415に進んで音源回路74、効果回路75、及びサウンドシステム76により試聴用曲データの一部分のパートのみ、又は、第1〜第4小節まで等の一部分の区間のみの再生を行う。より具体的には、携帯電話機60はステップ1415において、再生すべきRAM63に記憶している曲データが正規の曲データか試聴用曲データかを、同曲データのヘッダに書込まれているデータに基づき判定する。この場合、RAM63に記憶している曲データは、先のステップ1405にて取得したものであるので試聴用曲データであり、従って、携帯電話機60は、ステップ1415にて同曲データを部分的に再生する。
【0076】
これにより、ユーザーは自己の携帯電話機60の音源回路74、効果回路75、及びサウンドシステム76を使用して配信された正規の曲データと同じ曲データを部分的にではあるが再生することができ、その再生結果に基づいて正規の曲データを購入すべきか否かを判断すること可能となる。その後、携帯電話機60はステップ1410に戻る。
【0077】
また、ステップ1410の実行時点において再生指示がない場合には、携帯電話機60はステップ1420に進み、ユーザーが試聴用曲データを着信メロディとして不揮発性RAM64に記憶(登録)させる指示を行ったか否かを判定する。そして、このステップ1420の判断時において登録指示がないと、携帯電話機60はステップ1410に戻り再生指示の有無を再び判定する。
【0078】
また、上記ステップ1420の判断時において登録指示があると、携帯電話機60はステップ1425に進み、試聴用曲データを同携帯電話機60の着信メロディとして登録することができない旨を報知するために、ディスプレイ72にその旨を表示し、且つ特定の警告音をサウンドシステム76から発生する。次いで、携帯電話機60はステップ1430に進み、試聴用曲データに対応する正規の曲データの購入を希望するか否かを確認するための画面を表示する(図6(C)の画面3を参照)。
【0079】
次いで、携帯電話機60は、ステップ1435にて正規の曲データを「購入する」又は「購入しない」の何れかの指示を待ち、指示があった場合にはステップ1440に進んで、同指示が正規の曲データの購入指示か否かを判定する。このとき、同指示が購入指示であった場合にはステップ1445に進んで試聴用曲データのヘッダに書き込まれている試聴用曲データであることを示すデータを消去し、同試聴用曲データを正規の曲データに変更する。次いで、携帯電話機60は、ステップ1450にて正規の曲データを購入する旨のデータを音声データ配信用サーバ20に送信し、その後図10に示した正規の曲データ処理ルーチンのステップ1010以降へと進んで前述した購入データの登録処理を行う。なお、この場合、音声データ配信用サーバ20は、第1実施形態と同様に図7の試聴用曲データ配信処理ルーチンのステップ710を実行しているので、上記購入指示を受信するとステップ710及びステップ715にて「Yes」と判定し、図11のステップ1110に進んで、携帯電話機60のユーザーに対する課金処理を行う。
【0080】
以上説明したように、第3実施形態によれば、発音に必要な曲データとしては正規の曲データと同一の試聴用曲データが課金されることなく携帯電話機60に配信されるとともに、この試聴用曲データは同携帯電話機60にて部分的に再生されるので、著作権を有効に保護しながらユーザーが満足し得るサービスを提供することができる。
【0081】
なお、上記第3実施形態においては、試聴用曲データのヘッダに試聴用曲データであることを示すデータが書込まれていたが、これに加え、又はこれに代え、正規の曲データのヘッダに正規の曲データであることを示すデータを書込んでおくように構成することもできる。この場合、携帯電話機60は、ステップ1410にて再生指示があると判定した場合、ステップ1415にてRAM63に記憶した曲データが試聴用曲データであるか否かを正規の曲データであることを示すデータの有無により判定するように構成することができる。また、試聴用曲データのヘッダに試聴用曲データであることを示すデータが書込まれている場合においては、ステップ1445にてRAM63に記憶した曲データのヘッダから試聴用曲データであること示すデータを消去するとともに、同曲データが正規の曲データであることを示すデータを書込むようにしておく。なお、上記においては、曲データのヘッダ中に試聴用である旨が書込まれていたが、これに限らず、曲データとは独立して試聴用である旨が記録されているデータを曲データと共に(関連させて)受信するように構成してもよく、この受信した試聴用である旨のデータに基づいて上記と同様の処理を実行すればよい。更に、第3実施形態においても、第1,第2実施形態と同様に、試聴用曲データは所定回数の再生がなされた後、又は所定の時間が経過した後は消去されるようにして、その場合には正規の曲データの購入をユーザーに促すように構成してもよい。
【0082】
(第4実施形態)
次に、本発明による音声データ配信システムの第4実施形態について説明すると、第4実施形態は携帯電話機60のCPU61が図9に示した試聴用曲データの処理ルーチンに代わり図15に示した試聴用曲データの処理ルーチンを実行する点、音声データ配信用サーバ20が図7の試聴用曲データ配信処理ルーチンに代わり図16の試聴用曲データ配信処理ルーチンを実行する点、及び試聴用曲データのヘッダに再生回数が書込まれている代わりに、試聴用曲データ自体が正規の曲データの一部からなっている点において第1実施形態と異なっている。従って、以下においては、主として図15及び図16を参照しながら第1実施形態との相違点について説明する。
【0083】
この第4実施形態においても、ユーザーが携帯電話機60のパネル操作子70を操作して着信メロディ取得モードとすると、同携帯電話機60のCPU61(以下、単に「携帯電話機60」とする。)は図3に示したプログラムを実行する。従って、ユーザーが所望の着信メロディを試聴した上で購入する場合には、携帯電話機60はステップ335,355にて特定の試聴用曲データの配信を音声データ配信用サーバ20に対して要求し、ステップ365に進んで図15に示した試聴用曲データの処理ルーチンを実行する。
【0084】
このとき、音声データ配信用サーバ20は、図4のステップ440を実行している。従って、携帯電話機60から特定の試聴用曲データの配信要求があると、ステップ440にて「Yes」と判定し、ステップ445に進んで図16に示した試聴用曲データ配信処理ルーチンを実行する。具体的には、音声データ配信用サーバ20は、ステップ1600から処理を開始してステップ1605に進み、ユーザーにより特定(選択)された曲に対応する試聴用曲データの配信を実行する。
【0085】
一方、携帯電話機60は図15のステップ1500から処理を開始し、ステップ1505にて試聴用曲データを受信するとともに、同受信した試聴用曲データをRAM63に記憶(蓄積)する。本例におていは、正規の曲データは、図8(A)に示したように、4パートであって第1〜第8小節からなり、上記試聴用曲データは、図8(D)に示したように、正規の曲データのパートと同一の4パートで第1〜第4小節からなっている。即ち、試聴用曲データは正規の曲データの一部の長さ(正規の曲データの一部の区間のみを取り出したデータ)からなっている。
【0086】
次いで、携帯電話機60はステップ1510に進み、ユーザーによる試聴用曲データの再生指示(試聴指示)があるか否かを判定する。そして、ユーザーが試聴用曲データの再生を指示している場合には、携帯電話機60はステップ1515に進んで音源回路74、効果回路75、及びサウンドシステム76により試聴用曲データの再生を行う。この場合、試聴用曲データは正規の曲データの一部のみであるので、再生される曲も正規の曲の一部である。しかしながら、ユーザーは、自己の携帯電話機60の音源回路74、効果回路75、及びサウンドシステム76を使用して購入を検討している曲データの一部を実際に再生することができるので、その再生結果に基づいて正規の曲データを購入すべきか否かを正しく判断することが可能となる。その後、携帯電話機60はステップ1510に戻り、再び再生指示の有無をモニタする。
【0087】
また、ステップ1510の実行時点において再生指示がない場合には、携帯電話機60はステップ1520に進み、ユーザーが試聴用曲データを着信メロディとして不揮発性RAM64に記憶(登録)させる指示を行ったか否かを判定する。そして、このステップ1520の判断時において登録指示がないと、携帯電話機60はステップ1510に戻り再生指示の有無を再び判定する。
【0088】
また、上記ステップ1520の判断時において登録指示があると、携帯電話機60はステップ1525に進み、試聴用曲データを同携帯電話機60の着信メロディとして登録することができない旨を報知するため、ディスプレイ72にその旨を表示し、且つ特定の警告音をサウンドシステム76から発生する。次いで、携帯電話機60はステップ1530に進み、試聴用曲データに対応する正規の曲データの購入を希望するか否かを確認するための画面を表示する(図6(C)の画面3を参照)。
【0089】
次いで、携帯電話機60は、ステップ1535にて正規の曲データを「購入する」又は「購入しない」の何れかの指示を待ち、指示があった場合にはステップ1540に進んで同指示が正規の曲データの購入指示か否かを判定し、同指示が購入指示であった場合にはステップ1545に進んで正規の曲データを購入する旨を音声データ配信用サーバ20に送信する。
【0090】
このとき、音声データ配信用サーバ20は、図16の試聴用曲データ配信処理ルーチンにおけるステップ1610を実行しているので、同ステップ1610にて「Yes」と判定してステップ1615に進み、同ステップ1615にても「Yes」と判定して図11に示した正規の曲データ配信処理ルーチンのステップ1105に進んで、選択された曲の正規の曲データを携帯電話機60に送信し、続くステップ1110にて前述の課金処理を行う。
【0091】
そして、携帯電話機60はステップ1550にて正規の曲データを受信し、図10に示した正規の曲データ処理ルーチンのステップ1010以降へと進んで前述した購入データの登録処理を行う。
【0092】
(第4実施形態の変形例)
上記第4実施形態においては、正規の曲データは4パートであって第1〜第8小節からなり、試聴用曲データは4パートで第1〜第4小節からなっている。これに対し、第4実施形態の変形例においては、正規の曲データは4パートであって第1〜第8小節からなり、試聴用曲データは、図8(E)に示したように、正規の曲データの4パートのうちの1パートのみで構成された第1〜第8小節からなっている。その他の点は、第4実施形態と同一である。なお、試聴用曲データは、正規の曲データを構成するパート数より少ないパート数により構成されていればよく、上記のように1パートから構成されている必要はない。
【0093】
これにより、携帯電話機60がステップ1515にて試聴用曲データを再生すると、正規の曲データと同じ長さであはあるが、同正規の曲データを構成する複数のパートのうちの一つのパートのみが再生され、ユーザーはこの再生結果に基づいて正規の曲データの購入を検討することが可能となる。なお、この試聴用曲データは上記第4実施形態と同様に着信メロディとしては登録できないようになっている。
【0094】
以上説明したように、第4実施形態とその変形例によれば、正規の曲データの一部からなる試聴用曲データが課金されることなく携帯電話機60に配信され、同携帯電話機60にて再生され得るので、著作権を有効に保護しながらユーザーが満足し得るサービスを提供することができる。
【0095】
(第5実施形態)
次に、本発明による音声データ配信システムの第5実施形態について説明すると、第5実施形態は携帯電話機60のCPU61が図9に示した試聴用曲データの処理ルーチンに代わり図17に示した試聴用曲データの処理ルーチンを実行する点、音声データ配信用サーバ20が図7の試聴用曲データ配信処理ルーチンに代わり図18の試聴用曲データ配信処理ルーチンを実行する点、及び試聴用曲データは正規の曲データと全く同一であるがストリーム配信される点において第1実施形態と異なっている。従って、以下においては、主として図17及び図18を参照しながら第1実施形態との相違点について説明する。
【0096】
この第5実施形態においても、ユーザーが携帯電話機60のパネル操作子70を操作して着信メロディ取得モードとすると、同携帯電話機60のCPU61(以下、単に「携帯電話機60」とする。)は図3に示したプログラムを実行する。従って、ユーザーが所望の着信メロディを試聴した上で購入する場合には、携帯電話機はステップ335にて希望する曲を特定するデータを、また、ステップ355にて試聴を希望する旨を示すデータを音声データ配信用サーバ20に送信し、その後、ステップ365に進んで図17に示した試聴用曲データの処理ルーチンを実行する。
【0097】
このとき、音声データ配信用サーバ20は図18の試聴用曲データ配信処理をステップ1800から開始しており、ステップ1805にて試聴用曲データ(本実施形態の場合は、試聴用曲データと正規の曲データとは同一データであるので、以下においては両曲データを単に曲データと称する。)の発音タイミングが到来したか否かをモニタする。
【0098】
これにより、曲データの発音タイミングが到来すると、音声データ配信用サーバ20はステップ1805にて「Yes」と判定してステップ1810に進み、発音イベント(携帯電話機60が新たな発音をするために必要な情報)を送信し、その後、ステップ1815にて曲データが終了したか否かを判定する。そして、曲データが終了していなければ、ステップ1815にて「No」と判定してステップ1805に戻り、次の発音タイミングの到来を待つ。以上により、音声データ配信用サーバ20は、曲データの終了まで発音タイミングの到来時毎に発音イベントを携帯電話機60に送信(パケット通信による)する。即ち、音声データ配信用サーバ20は、携帯電話機60に対して曲データをストリーム配信する。また、配信すべき曲データが終了すると、ステップ1815にて「Yes」と判定してステップ1820に進み、曲データが終了した旨のデータを携帯電話機60に送信する。
【0099】
一方、携帯電話機60は、図17のステップ1705にて音声データ配信用サーバ20から送信された発音イベントをバッファ(RAM63でもよい)に一時的に記憶し、ステップ1710にて同バッファに記憶した内容に基づいて発音する。次いで、ステップ1715にてバッファの内容を直ちに消去し、ステップ1720に進んで曲データが終了したか否かを、音声データ配信用サーバ20が送信する曲データ終了の旨のデータの有無に基づき判定する。そして、曲データが終了していなければ、ステップ1720にて「No」と判定してステップ1705に戻り、曲データが終了していればステップ1720にて「Yes」と判定してステップ1725に進む。
【0100】
この結果、携帯電話機60は、音声データ配信用サーバ20からストリーム配信される曲データを音源回路74、効果回路75、及びサウンドシステム76により逐次再生する。従って、ユーザーは、実際にその曲データが自己の携帯電話機60によりどのように再生されるかを知ることができ、その再生結果に基づいて正規の曲データを購入すべきか否かを正しく判断することが可能となる。
【0101】
ストリーム配信される曲データが終了すると、携帯電話機60はステップ1725に進み、選択した曲データの購入を希望するか否かを確認するための画面を表示する(図6(C)の画面3を参照)。そして、携帯電話機60は、ステップ1730にて正規の曲データを「購入する」又は「購入しない」の何れかの指示を待ち、指示があった場合にはステップ1735に進んで同指示が正規の曲データの購入指示か否かを判定し、同指示が購入指示であった場合にはステップ1740に進んで曲データを購入する旨を音声データ配信用サーバ20に送信し、その後ステップ1795を介して図3のステップ395へと戻る。また、上記指示が正規の曲データの購入指示でなかった場合にはステップ1735からステップ1795に直接進み、図3のステップ395へと戻る。
【0102】
このとき、音声データ配信用サーバ20は、図18の試聴用曲データ配信処理ルーチンにおけるステップ1825を実行している。このため、携帯電話機60からの上記指示が購入指示である場合には、音声データ配信用サーバ20はステップ1825にて「Yes」と判定してステップ1830に進み、同ステップ1830にても「Yes」と判定して図11に示した正規の曲データ配信処理ルーチンのステップ1105に進み、同ステップ1105にて選択された曲の正規の曲データを携帯電話機60に送信し、続くステップ1110にて前述の課金処理を行う。
【0103】
他方、携帯電話機60からの上記指示が購入指示でない場合には、音声データ配信用サーバ20はステップ1825にて「Yes」と判定した後ステップ1830にて「No」と判定し、ステップ1835を介して図4に示したステップ445以降へ進む。
【0104】
このように、第5実施形態においては、他の実施形態と同様に、音声データ配信用サーバ20が携帯電話機60からの要求に基づいて同携帯電話機60に配信する正規の曲データは、同携帯電話機60のRAM63に全てが一旦蓄積され、その後不揮発性RAM64に着信メロディとして登録される。これに対し、試聴用曲データについては、音声データ配信用サーバ20から携帯電話機60に対し、発音イベントの到来毎にそのイベントに関して発音に必要なデータが順次配信され、携帯電話機60は、データの配信毎に発音を行う。このとき、携帯電話機60はRAM63内に試聴用曲データを残さないので、同試聴用曲データは自動的に携帯電話機60から消滅し(消去され)、従って、着信メロディとして不揮発性RAM64に登録されることはない。
【0105】
以上説明したように、第5実施形態によれば、試聴用曲データが課金されることなく携帯電話機60にストリーム配信され、同携帯電話機60にて逐次(発音イベント毎、配信毎に)再生されるとともに同配信された試聴用曲データは携帯電話機から消去される。従って、著作権を有効に保護しながらユーザーが満足し得るサービスを提供することができる。なお、第5実施形態においてストリーム配信されるデータは、第4実施形態のように、正規の曲データの一部であってもよい。また、上記においては、音声データ配信用サーバ20は、発音イベントをストリーム配信する際に1発音イベント毎にパケット化して配信していたが、これに限らず、発音時間の近い複数の発音イベントを各イベントの発音時間差に関するデータも含めてパケット化し、携帯電話機60において受信したパケットに含まれる複数の発音イベントを発音時間差に関するデータに基づいて順次再生するように構成してもよい。
【0106】
以上に説明したように、本発明による各実施形態においては、携帯電話機60から音声データ配信用サーバ20にユーザーが取得を望む曲についての試聴用曲データ又は正規の曲データの配信要求がなされ、音声データ配信用サーバ20は携帯電話機60に対し前記要求に応じた曲データを配信する。また、音声データ配信用サーバ20は、正規の曲データを配信する際には配信先の携帯電話機60のユーザーに対し課金を行い、試聴用曲データを配信する際には同ユーザーに対して課金を行わない。これにより、ユーザーは、購入を検討する曲データに対応する試聴用曲データを無料で取得し、これを自己の携帯電話機60により実際に再生(発音)させることができる。この結果、この音声データ配信システムによるサービスは、携帯電話機のユーザーにとって満足の行くものとなる。
【0107】
また、上記各実施形態においては、曲データ購入指示があった場合にのみ、配信された曲データを着信メロディとして不揮発性RAM64に登録することができる。これにより、配信される曲データの著作権が有効に保護され得る。なお、上記各実施形態においては、携帯電話機60のユーザーは着信メロディとして不揮発性RAM64に登録された複数の曲データの中から、実際の着信時に発音される曲データを選択して設定しておくことができる。
【0108】
更に、本発明は上記実施形態に限定されることはなく、本発明の範囲内において種々の変形例を採用することができる。例えば、上記各実施形態においては、正規の曲データの購入と同時に同正規の曲データを着信メロディとして不揮発性RAM64に自動的に登録するようにしていたが、同正規の曲データを取得した後に(RAM63に蓄積した後に)、更にユーザーの登録指示が別途あった場合にのみ着信メロディとして不揮発性RAM64に登録するようにしてもよい。
【0109】
また、上記各実施形態においては、音声データ配信用サーバ20は、試聴用曲データを配信する際にユーザーに対して課金を行わなかったが、試聴用曲データを配信する際には正規の曲データを配信する際の料金よりも安い料金だけ課金するように構成することもできる。例えば、従量制方式の場合には、試聴用曲データは正規の曲データの半額としたり、固定料金方式の場合には、試聴用曲データは正規の曲データの0.5曲分としてカウントするようにしてもよい。
【0110】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の音声データ配信システムの概略図である。
【図2】 本発明において使用する携帯電話機の概略構成を示すブロック図である。
【図3】 本発明の第1実施形態に係る携帯電話機のCPUが実行する着信メロディ取得ルーチンのフローチャートである。
【図4】 本発明の第1実施形態に係る音声データ配信用サーバが実行する着信メロディ配信処理ルーチンのフローチャートである。
【図5】 本発明の第1実施形態において携帯電話機のユーザーが試聴用曲データを取得する際の、携帯電話機と音声データ配信用サーバとの間のデータの流れを示した図である。
【図6】 本発明において携帯電話機のディスプレイに表示される内容を模式的に示した図である。
【図7】 本発明の第1実施形態に係る音声データ配信用サーバが実行する試聴用曲データ配信処理ルーチンのフローチャートである。
【図8】 本発明で使用する正規の曲データ及び試聴用曲データの構造を説明するための図である。
【図9】本発明の第1実施形態に係る携帯電話機のCPUが実行する試聴用曲データ処理ルーチンのフローチャートである。
【図10】 本発明の第1実施形態に係る携帯電話機のCPUが実行する正規の曲データの処理ルーチンのフローチャートである。
【図11】 本発明の第1実施形態に係る音声データ配信用サーバが実行する正規の曲データ配信処理ルーチンのフローチャートである。
【図12】 本発明の第2実施形態に係る携帯電話機のCPUが実行する試聴用曲データの処理ルーチンのフローチャートである。
【図13】 本発明の第2実施形態に係る携帯電話機のCPUが実行するタイマ割込みルーチンのフローチャートである。
【図14】 本発明の第3実施形態に係る携帯電話機のCPUが実行する試聴用曲データの処理ルーチンのフローチャートである。
【図15】 本発明の第4実施形態に係る携帯電話機のCPUが実行する試聴用曲データの処理ルーチンのフローチャートである。
【図16】 本発明の第4実施形態に係る音声データ配信用サーバが実行する試聴用曲データ配信処理ルーチンのフローチャートである。
【図17】 本発明の第5実施形態に係る携帯電話機のCPUが実行する試聴用曲データの処理ルーチンのフローチャートである。
【図18】 本発明の第5実施形態に係る音声データ配信用サーバが実行する試聴用曲データ配信処理ルーチンのフローチャートである。
【符号の説明】
10…インターネット、20…音声データ配信用サーバ、21…WEBサーバ、22…音声データのデータベース(曲データベース)、23…課金データベース、24…携帯電話機管理データベース、30…課金サーバ、40…中継サーバ、50…無線基地局、60…携帯電話機、RAM…63、不揮発性RAM…64、72…ディスプレイ、73…表示回路、74…音源回路、75…効果回路、76…サウンドシステム。

Claims (10)

  1. 互いに通信可能な携帯通信端末及び配信用サーバを有する音声データ配信システムであって、
    前記配信用サーバは、
    前記携帯通信端末からの要求が正規の音声データの要求であるか試聴用音声データの要求であるかを判定する要求判定手段と、
    前記携帯通信端末からの要求が前記正規の音声データの要求であると判定されたときは同携帯通信端末のユーザーに対し課金するとともに同携帯通信端末に対し正規の音声データを配信し、同携帯通信端末からの要求が前記試聴用音声データの要求であると判定されたときは同携帯通信端末のユーザーに対し課金することなく同携帯通信端末に対し同正規の音声データに同音声データが試聴用音声データであることを示すデータを付加してなる試聴用音声データを配信するデータ配信手段とを備え、
    前記携帯通信端末は、
    前記配信された正規の音声データ及び前記配信された試聴用音声データを記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された音声データに応じて発音を行い同音声データを再生する再生手段と、
    所定の条件が成立したときに前記記憶手段に記憶された音声データが前記正規の音声データであれば同音声データを同携帯通信端末の着信音、警告音又はBGMの音声データとして登録し、同音声データが前記試聴用音声データであれば同音声データを同携帯通信端末の着信音、警告音又はBGMの音声データとして登録しないように構成され、同携帯通信端末から前記配信用サーバに対し同記憶手段に記憶された試聴用音声データに対応する正規の音声データの購入指示があったとき、同記憶手段に記憶された試聴用音声データから前記試聴用音声データであることを示すデータを消去することにより同試聴用音声データを正規の音声データに変更し、同変更した音声データを同携帯通信端末の着信音、警告音又はBGMの音声データとして登録することを許容するように構成された登録手段と、
    前記登録された着信音、警告音、又はBGMの音声データを同携帯通信端末に着信があったとき、同携帯通信端末が警告音を発生すべき状態となったとき、又は同携帯通信端末を用いての通話時或いは留守番電話の応答メッセージの再生時にそれぞれ再生する着信警告BGM音発生手段と、
    を備えたことを特徴とする音声データ配信システム。
  2. 請求項1に記載の音声データ配信システムにおいて、
    前記配信用サーバは、前記記憶手段に記憶された試聴用音声データに対応する前記正規の音声データの購入指示があったとき前記携帯通信端末のユーザーに対して課金する手段を備えたことを特徴とする音声データ配信システム。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の音声データ配信システムにおいて、
    前記携帯通信端末は、前記所定の条件が成立したときに前記記憶手段に記憶された音声データが前記試聴用音声データであれば同音声データを同携帯通信端末の着信音、警告音又はBGMの音声データとして登録することができない旨を報知する手段を備えたことを特徴とする音声データ配信システム。
  4. 互いに通信可能な携帯通信端末と配信用サーバとを用い同配信用サーバから同携帯通信端末に音声データを配信する音声データ配信方法において、
    前記携帯通信端末から前記配信用サーバに対し正規の音声データが要求されたときは同携帯通信端末のユーザーに対して課金がなされるとともに同正規の音声データが同携帯通信端末に配信され、
    前記携帯通信端末から前記配信用サーバに対し試聴用音声データが要求されたときは同携帯通信端末のユーザーに対して課金がなされることなく前記正規の音声データに同音声データが試聴用音声データであることを示すデータを付加してなる試聴用音声データが同携帯通信端末に配信され、
    前記正規の音声データは前記携帯通信端末の着信音、警告音、又はBGMの音声データとして同携帯通信端末への登録が許容されるとともに、前記試聴用音声データは前記携帯通信端末の着信音、警告音又はBGMの音声データとして同携帯通信端末への登録が禁止され、
    前記携帯通信端末から前記配信サーバに対し前記試聴用音声データに対応する正規の音声データの購入指示がなされた場合には同試聴用音声データから前記試聴用音声データであることを示すデータが消去されることにより同試聴用音声データが前記正規の音声データに変更され、同変更された音声データが同携帯通信端末の着信音、警告音又はBGMの音声データとして登録され得るようになることを特徴とする音声データ配信方法。
  5. 請求項4に記載の音声データ配信方法において、
    前記試聴用音声データに対応する前記正規の音声データの購入指示がなされたとき前記携帯通信端末のユーザーに対して課金がなされることを特徴とする音声データ配信方法。
  6. 請求項4又は請求項5に記載の音声データ配信方法において、
    前記試聴用音声データを前記携帯通信端末の着信音、警告音又はBGMの音声データとして登録する指示がなされたとき、同登録ができない旨が同携帯通信端末のユーザに報知されることを含む音声データ配信方法。
  7. 音声データの配信用サーバと通信可能な携帯通信端末であって、
    前記配信用サーバに対し正規の音声データ又は試聴用音声データの何れかの音声データを要求する要求手段と、
    前記要求に応じ前記配信用サーバから配信された前記正規の音声データ又は前記正規の音声データに同音声データが試聴用音声データであることを示すデータを付加してなる試聴用音声データを記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された音声データに応じて発音を行い同音声データを再生する再生手段と、
    所定の条件が成立したときに前記記憶手段に記憶された音声データが前記正規の音声データであれば同音声データを同携帯通信端末の着信音、警告音、又はBGMの音声データとして登録し、同音声データが前記試聴用音声データであれば同音声データを同携帯通信端末の着信音、警告音、又はBGMの音声データとして登録しないように構成され、同携帯通信端末から前記配信用サーバに対し同記憶手段に記憶された試聴用音声データに対応する正規の音声データの購入指示がなされたとき、同記憶手段に記憶された試聴用音声データから前記試聴用音声データであることを示すデータを消去することにより同試聴用音声データを正規の音声データに変更し、同変更した音声データを同携帯通信端末の着信音、警告音又はBGMの音声データとして登録することを許容するように構成された登録手段と、
    前記登録された着信音、警告音、又はBGMの音声データを同携帯通信端末に着信があったとき、同携帯通信端末が警告音を発生すべき状態となったとき、又は同携帯通信端末を用いての通話時或いは留守番電話の応答メッセージの再生時にそれぞれ再生する着信警告BGM音発生手段と、
    を備えたことを特徴とする携帯通信端末。
  8. 請求項7に記載の携帯通信端末において、
    前記所定の条件が成立したときに前記記憶手段に記憶された音声データが前記試聴用音声データであれば同音声データを同携帯通信端末の着信音、警告音又はBGMの音声データとして登録することができない旨を報知する手段を備えたことを特徴とする携帯通信端末。
  9. 音声データの配信用サーバと通信可能なクライアント側コンピュータに適用されるプログラムにおいて、
    前記配信用サーバに対し正規の音声データ又は試聴用音声データの何れかの音声データを要求する音声データ要求処理と、
    前記要求に応じ前記配信用サーバから配信された前記正規の音声データ又は同正規の音声データに同音声データが試聴用音声データであることを示すデータを付加してなる試聴用音声データを記憶手段に記憶する記憶処理と、
    所定の条件が成立したときに前記記憶手段に記憶された音声データが前記正規の音声データであれば同音声データを前記クライアント側コンピュータの着信音、警告音、又はBGMの音声データとして登録し、同音声データが前記試聴用音声データであれば同音声データを同クライアント側コンピュータの着信音、警告音、又はBGMの音声データとして登録することを禁止する登録処理と、
    前記クライアント側コンピュータから前記配信サーバに対し前記記憶手段に記憶された試聴用音声データに対応する正規の音声データの購入指示があったとき、前記記憶手段に記憶された試聴用音声データから前記試聴用音声データであることを示すデータを消去することにより同試聴用音声データを前記正規の音声データに変更し、同変更した音声データを前記着信音、警告音又はBGMの音声データとして登録することを許容する登録許容処理と、
    前記登録された着信音、警告音、又はBGMの音声データを同クライアント側コンピュータに着信があったとき、同クライアント側コンピュータが警告音を発生すべき状態となったとき、又は同クライアント側コンピュータを用いての通話時或いは留守番電話の応答メッセージの再生時にそれぞれ再生する着信警告BGM音発生処理と、
    を含むプログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体。
  10. 請求項9に記載のプログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体において、
    前記プログラムは、更に、
    前記所定の条件が成立したときに前記記憶手段に記憶された音声データが前記試聴用音声データであれば同音声データを同携帯通信端末の着信音、警告音又はBGMの音声データとして登録することができない旨を報知する報知処理を含むプログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体。
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