JP3788265B2 - 楽曲宣伝方法、楽音発生装置、及びプログラム - Google Patents

楽曲宣伝方法、楽音発生装置、及びプログラム Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、実際に聴く、或いは譜面などを見ることなどによって大衆が鑑賞可能な楽曲の宣伝(広告)を行うための技術に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】
音楽の分野では、様々な楽曲が次々に大衆向けに発表され発売されている。それにより、現在、音楽市場は非常に大きな規模となっている。
これまで楽曲は、音楽CDなどの可搬性の記録媒体に記録して販売されていた。しかし、近年では、情報通信インフラストラクチャが充実してきていることもあって、楽曲をデータの形で販売することも盛んに行われている。例えばインターネットでは、楽曲のデータ(楽曲データ)を配信するサービスを行うサイト(以降、音楽サイトと呼ぶ)が多数、開設されている。それにより、その音楽サイトにアクセスした人は、インタラクティブに所望の楽曲のデータを随時、ダウンロードして再生することができるようになっている。
【0003】
個人による楽曲の購入(楽曲データのダウンロードを含む)は、通常、それが有償であることもあって、それを鑑賞、即ち実際に聴いたり、或いは楽譜などを見るなどして内容を確認してから行うことが多い。このため、楽曲をより多くの人に購入させるようにするには、その内容だけでなく、より多くの人に知る機会を与えるようにすることも非常に重要である。このことから、楽曲の宣伝は非常に重要視されている。
【0004】
楽曲を効果的に宣伝するには、それを人に実際に聴かせることが望ましい。このため、放送によって楽曲を人に聴かせられるテレビジョンやラジオなどは、非常に有効な広告媒体となっている。しかし、テレビジョンやラジオなどを利用した宣伝だけで十分というわけではない。このことから、より多くの人に購入されるように、それら以外のものを広告用の媒体として利用することが検討されている。
【0005】
上述したように、現在では、楽曲をデータの形で購入することが盛んに行われており、それを再生できる楽音発生装置は多数、社会に存在している。このことから、その楽音発生装置を広告(宣伝)用に利用すれば、高い宣伝効果が得られると考えられる。
【0006】
本発明の課題は、楽曲データを再生できる楽音発生装置を広告用の媒体として利用するための技術を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の楽曲宣伝方法は、大衆が鑑賞可能な楽曲の宣伝を行うために用いられることを前提とし、楽曲を広告として再生するための楽曲データを日時データとともに外部より取得し、この取得された楽曲データ及び日時データを一時記憶手段に記憶し、日時をカウントするとともに、カウントされた日時が一時記憶手段に記憶された日時となったか否か判定し、カウントされた日時が記憶された日時となったと判定されたときに一時記憶手段に記憶された日時データ及び楽曲データを削除し、楽曲の再生指示に応答して、一時記憶手段に楽曲データが記憶されているか否かを判定し、一時記憶手段に記憶されていると判定された場合は一時記憶手段に記憶された楽曲データを再生するとともに、記憶されていないと判定された場合は内部楽曲データ記憶手段に予め記憶された楽曲データを再生することにより、該楽曲を宣伝用に利用する。
また本発明の楽曲宣伝方法は、、カウントされた日時が記憶された日時となったと判定されたときに一時記憶手段に記憶された日時データを削除するとともに一時記憶手段に記憶された楽曲データを、当該楽曲データとは異なる楽曲データが予め記憶されている内部楽曲データ記憶手段に移動させ、楽曲の再生指示に応答して、一時記憶手段に楽曲データが記憶されているか否かを判定し、一時記憶手段に楽曲データが記憶されていると判定された場合は一時記憶手段に記憶された楽曲データを再生するとともに、記憶されていないと判定された場合は内部楽曲データ記憶手段に記憶された楽曲データのいずれかを再生することにより、該楽曲を宣伝用に利用する。
【0008】
本発明の楽曲宣伝装置は、楽曲を再生するための楽曲データを再生できるものであることを前提とし、日時データを含む楽曲データを外部より取得する楽曲データ取得手段と、この楽曲データ取得手段により取得された楽曲データ及び日時データを記憶する一時記憶手段と、楽曲データと異なる楽曲データを予め記憶する内部楽曲データ記憶手段と、日時をカウントする日時カウント手段と、この日時カウント手段でカウントされた日時が一時記憶手段に記憶された日時となったか否か判定する日時判定手段と、この日時判定手段により記憶された日時となったと判定されたときに一時記憶手段に記憶された日時データ及び楽曲データを削除する削除手段と、楽曲の再生指示に応答して一時記憶手段に楽曲データが記憶されているか否か判定する記憶判定手段と、この記憶判定手段により一時記憶手段に楽曲データが記憶されていると判定された場合は一時記憶手段に記憶された楽曲データを再生するとともに、記憶されていないと判定された場合は内部楽曲データ記憶手段に予め記憶された楽曲データを再生する再生手段と、を具備する。
また本発明の楽曲宣伝装置は、日時判定手段により記憶された日時となったと判定されたときに一時記憶手段に記憶された日時データを削除するとともに、一時記憶手段に記憶された楽曲データを内部楽曲データ記憶手段に移動させる削除移動手段と、楽曲の再生指示手段の再生指示に応答して一時記憶手段に楽曲データが記憶されているか否か判定する記憶判定手段と、この記憶判定手段により一時記憶手段に楽曲データが記憶されていると判定された場合に一時記憶手段に記憶された楽曲データを再生するとともに、記憶されていないと判定された場合は前記楽曲データ記憶手段に記憶された楽曲データのいずれかを再生する再生手段と、を具備する。
【0010】
本発明のプログラムは、楽曲を再生するための楽曲データを再生できるコンピュータに実行させることを前提とし、日時データを含む楽曲データを外部より取得する楽曲データ取得手順と、この楽曲データ取得手段により取得された楽曲データ及び日時データを一時記憶手段に記憶する手順と、日時をカウントする日時カウント手順と、この日時カウント手順でカウントされた日時が一時記憶手段に記憶された日時となったか否か判定する日時判定手順と、この日時判定手順により記憶された日時となったと判定されたときに一時記憶手段に記憶された日時データ及び楽曲データを削除する削除手順と、楽曲の再生指示に応答して一時記憶手段に楽曲データが記憶されているか否かを判定する記憶判定手順と、この記憶判定手順により一時記憶手段に楽曲データが記憶されていると判定された場合は一時記憶手段に記憶された楽曲データを再生するとともに、記憶されていないと判定された場合は内部楽曲データ記憶手段に予め記憶された楽曲データを再生する再生手順と、を実現させる。
【0011】
本発明では、楽曲を広告として再生するための楽曲データを楽音発生装置にロードさせ、その楽音発生装置に、ロードさせた楽曲データを予め定めたタイミングで再生させる。その楽曲データを再生させることにより、楽音発生装置の周囲にいる人に楽曲を聴いてもらう機会が提供される。その結果、楽音発生装置は楽曲の広告用の媒体として機能し、その楽音発生装置を通して楽曲が宣伝されることとなる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本実施の形態による楽音発生装置を用いて構築されたシステムの構成を示す図である。
【0013】
本実施の形態による楽音発生装置101は電子楽器である。図1に示すシステムは、その電子楽器101を複数、ネットワーク102を介して曲サーバー103に接続させられるように構築されている。その電子楽器101に本発明を適用させたのは、電子楽器101のユーザは、それを利用しない人と比較して、音楽に対する関心がより高いと考えられることから、楽曲の購入を促すための宣伝効果も高いと期待できるためである。当然のことながら、パーソナル・コンピュータやPDA(Personal Digital Assistants )、或いは携帯電話機など、何らかのネットワークを介して楽曲データをダウンロードし保存して、それを随時、再生できる別の種類の楽音発生装置に本発明を適用させても良い。
【0014】
上記ネットワーク102は、例えばインターネットや公衆回線、及びLANなどをまとめて表したものである。電子楽器101は、例えば公衆回線、及びインターネットとの接続サービスを行っているISP(Internet Service Provider )を介してそのインターネットと接続される。
【0015】
上記曲サーバー103には、例えば音楽サイトで楽曲データを配信するサービスを行うために設置された1つ以上のコンピュータが対応する。ここでは混乱を避けるために、曲サーバー103に対応するコンピュータの数は1つとし、音楽サイトのために設置された他のサーバーなどには言及しないことにする。その曲サーバー103が配信する楽曲データについては、以降、曲データと呼ぶことにする。
【0016】
曲サーバー103は、通常の販売目的の曲データの他に、広告として再生させる曲データを配信する。電子楽器101は、後者の曲データを曲サーバー103からダウンロードすると、それが明確に認識できるように、言い換えれば目立つように、予め定められたタイミングで自動的に再生する。そのようにして、電子楽器101の周囲にいる人に、宣伝させたい楽曲を聴いてもらう機会を提供して、それの宣伝を行う。
【0017】
本実施の形態では、広告として再生させる曲データとして、ダウンロードしてから一定期間が経過した後にデリートさせるタイプと、デリートさせることなく、一定期間だけ広告として再生させるタイプと、の2種類を用意している。ここでは、著作権料の支払い義務に着目して、前者は完全免除の曲データ、後者は一定期間免除の曲データと呼ぶことにする。その曲データは、例えばスタンダードMIDIファイル、或いは音声データを予め決定された圧縮方式により圧縮したデータである。
【0018】
図2は、上記電子楽器(楽音発生装置)101の回路構成図である。
その電子楽器101は、図2に示すように、楽器101全体の制御を行う制御部201と、例えばRAMやROMをまとめて表したものであるメモリー202と、演奏のための操作の対象となる鍵盤203と、各種スイッチやポインティングデバイスを有する操作部204と、例えばLCDである表示部205と、ネットワーク102を介して通信を行うための通信制御部206と、制御部201の指示に従って楽音を放音させるサウンドシステム207と、を備えて構成されている。
【0019】
上記制御部201は例えばCPUであり、メモリー202を構成するROMには、それが実行するプログラムや、各種制御用データなどが格納されている。そのメモリー202を構成するRAMは、例えば図示しないバッテリーによって不揮発性化されている。それにより、曲サーバー103からダウンロードした曲データは、そのRAMに格納することで保存できるようになっている。
【0020】
上記サウンドシステム207は、例えばD/Aコンバータやアンプ、及びスピーカなどから構成されている。それにより、楽音の発音の指示は、制御部201がD/Aコンバータに、発音させる楽音の波高値である波形データを送出することで行われる。
【0021】
その制御部201は、ユーザの鍵盤203や操作部204への操作に対応する形で制御を行う。それにより、それらへの操作に応じて、表示部205の表示内容の切り換えや変更、サウンドシステム207への波形データの送出、通信制御部206を介して曲サーバー103などの外部装置との通信を行う。そのようなことを必要に応じて行うことにより、ユーザの鍵盤203や操作部204への操作に対応して電子楽器101を動作させる。
【0022】
メモリー202を構成するROMには、各種音色の波形データが格納されている。制御部201は、鍵盤203のなかで押鍵された鍵毎に、その音高に応じた速さで波形データを読み出し、読み出した波形データの値の合計値をサウンドシステム207に送出する。それにより、複数の鍵が押鍵されている場合には、各鍵にそれぞれ対応する音高の楽音を同時に発音させる。
【0023】
曲サーバー103は、例えば電子楽器101のユーザに対するサービスを提供するためにメーカ側が予め接続先として指定したものである。その電子楽器101のメーカを曲サーバー103が確認できるように、電子楽器101は、機種を表す機種番号、及びその製造番号を曲サーバー103に送信するようにしている。その機種番号や製造番号は、例えばメモりー202を構成するROMにデータとして格納されている。
【0024】
図3は、上記曲サーバー103の機能構成図である。
その曲サーバー103は、図3に示すように、ネットワーク102を介して電子楽器101を含む外部装置と通信を行うための通信制御部301と、接続してきた電子楽器101の認証を行う楽器認証部302と、その認証用の機種番号や製造番号をID(識別用データ)として管理するID管理部303と、ダウンロード可能な曲データを管理する曲データ管理部304と、曲データの販売に伴う決済を行う課金管理部305と、を備えて構成されている。
【0025】
上記課金管理部305は、例えば専用線(公衆回線)311を介して金融機関312と接続される。その金融機関312とは、例えば銀行、クレジットカード会社、或いはそれらの間におけるデータ中継サービスなどを行うセンタである。そのような金融機関312にアクセスして、課金管理部305は曲データの購入に伴う決済を行う。
【0026】
曲サーバー103に搭載された記録装置が備えている記録媒体、例えばハードディスク装置が備えているハードディスク上には、楽器IDデータベース306、及び曲データベース307が構築されている。なお、各データベース(以降、DBと略記する)306、307は、サーバー103と接続された記録装置の記録媒体上、或いはそれと接続された他の装置がアクセス可能な記録装置の記録媒体上に構築しても良い。そのような記録装置は複数であっても良い。
【0027】
上記楽器IDDB306には、曲サーバー103に接続してきた電子楽器101毎に、その機種番号や製造番号、氏名(ユーザの氏名)、課金先を指定するクレジット情報、及び請求額といったデータが格納される。
他方の曲DB307には、ダウンロード可能な曲データ毎に、曲番号、その種別、曲名、金額(購入代金)、曲データの保存先、その曲データが広告用であれば広告として再生させる期間(以降、広告再生期間と呼ぶ)、などといったデータが格納される。その種別とは、例えば通常の販売目的の曲データ、完全免除の曲データ、及び一定期間免除の曲データのうちの何れであるかを数値で表したものである。そのような種別を表すデータを曲DB307に格納することにより、種別に応じた形で曲データのダウンロードを行うようになっている。
【0028】
図3に示す各部302〜305は、それぞれ、上記DB306、307のうちの少なくとも一つにアクセスして、以下のような処理を行う。それにより、曲サーバー103にアクセスしてきた電子楽器101のユーザーに対して曲データの購入に係わるサービスを提供する。なお、それら各部302〜305は、例えば、特には図示しないCPUが、メモリー(主記憶装置)などを使用しながら、ハードディスク装置のハードディスクに記憶されたプログラムを実行することにより実現される。
【0029】
上述したように、曲サーバー103に接続した電子楽器101は機種番号、及び製造番号を送信する。楽器認証部302は、電子楽器101から受信した機種番号、及び製造番号の組み合わせを、楽器IDDB306に格納されているそれと比較することにより、その認証を行う。
【0030】
ID管理部303は、上記楽器認証部302による認証の結果、電子楽器101から受信した機種番号、製造番号の組み合わせが楽器IDDB306に格納されていないことを確認した場合に、受信した機種番号、製造番号は初めて接続された電子楽器101のそれであるとして、楽器IDDB306に登録する。電子楽器101のユーザが曲データを購入する際には、その電子楽器101から送信される氏名(ユーザの氏名)、課金先を指定するクレジット情報、及び請求額といったデータを、楽器IDDB306の対応するレコードに格納する。
【0031】
曲データ管理部304は、曲DB307を参照することで、電子楽器101からの要求に応じて、ダウンロード可能な曲のリストを配置した画面(例えばHTMLデータ)を作成して送信したり、ダウンロードを要求された曲データを送信するといった処理を行う。また、曲DB307への曲データの登録やそれの消去、種別の変更といった曲DB307の更新に係わる処理を行う。
【0032】
課金管理部305は、例えば電子楽器101に有償の曲データを送信した場合に、楽器IDDB306に格納(登録)されたクレジット情報や請求額などを参照して、金融機関312に、その請求額を指定の口座に振り替えることを要求することで決済を行う。そのようにして、有償の曲データをダウンロードさせたユーザからその対価を徴収する。
【0033】
次に、上述したような構成を備えた電子楽器101、及び曲サーバー103の各動作、及びそれらの動作によって実現される楽曲の宣伝方法について、図4〜図14に示す各種フローチャートを参照して詳細に説明する。
図4〜図10は、電子楽器101を曲サーバー103と接続させた場合に、それらが実行する処理の流れを示すフローチャートである。電子楽器101と曲サーバー103間の通信に係わる処理に着目して、それらが実行する処理を抜粋してその流れを示したものである。始めに、図4〜図10を参照して、電子楽器101を曲サーバー103と接続させた場合にそれらが実行する処理の内容、及びその流れについて詳細に説明する。
【0034】
なお、図4〜図10に示すフローチャートは、例えばそれぞれ、電子楽器101の制御部201を構成するCPUがメモリー202を構成するROMに格納されたプログラムを実行し、他方の曲サーバー103に搭載されたCPUが、それに搭載されたハードディスク装置のハードディスクに格納されたプログラムを実行することで実現される。電子楽器101と曲サーバー103の接続(リンクの確立)、即ち通信の開設は、例えばダイヤルアップ接続により電子楽器101をISPと接続させた後、曲サーバー103のURLを指定してそれとの接続を指示することで行われる。
【0035】
曲サーバー103との通信が開設すると、電子楽器101の制御部201は、メモリー202を構成するROMから機種番号や製造番号を読み出して通信制御部206に送り、それらの曲サーバー103への送信を指示する(ステップSG1)。
【0036】
機種番号や製造番号を受信した曲サーバー103は、それらの組み合わせをキーにして楽器IDDB306を検索することにより認証を行う。その認証の結果、それらの組み合わせが初めて受信したものであることが判明すれば、それらを楽器IDDB306に新たに登録する(以上、ステップSS1)。その後は、各種アイコンやボタン等を配置した初期画面(例えばHTMLデータ)を作成して、認証の対象となった電子楽器101に送信する。なお、初期画面の作成は、例えばオリジナルの初期画面上に、所定の情報を配置することで行われる。これは他の画面も同様である。所定の情報とは、例えば認証した電子楽器101のユーザに関する情報(楽器IDDB306に「氏名」が格納されていれば「氏名」など)やそのユーザに通知すべき情報などである。
【0037】
機種番号や製造番号を送信した電子楽器101は、曲サーバー103の応答待ちの状態にあり、その曲サーバー103から初期画面を受信すると、それを表示部205に表示させる(ステップSG2)。その初期画面を表示させた後は、初期画面上に配置されたアイコンへの操作(クリック)が行われるのを待って、操作された、言い換えれば初期画面上でユーザが選択したアイコンに割り当てられている機能を判定する(ステップSG3)。ユーザが操作したアイコンが曲データの購入を要求するためのものであった場合、その旨を判定して、曲データを購入するサービスを要求するための指示(曲購入指示)を曲サーバー103に送信する。そのアイコンがそれ以外のサービスなどを要求するためのものであった場合には、その旨を判定して、それに対応するための処理を行う。
【0038】
上記指示を受信した曲サーバー103は、購入形態選択画面を作成して、その指示を送信してきた電子楽器101に送信する(図5のステップSS3)。その電子楽器101は、その画面を受信して表示部205に表示させる(図5のステップSG4)。
【0039】
上述したように、曲サーバー103が送信可能な曲データは、通常の販売目的の曲データ(以降、完全購入の曲データと呼ぶ)、完全免除の曲データ、及び一定期間免除の曲データの3種類ある。上記購入形態選択画面は、それら3種類のなかからダウンロードを所望する曲データの種類を客(電子楽器101のユーザを含む)に選択させるためのものである。
【0040】
電子楽器101は、購入形態選択画面を表示させた後は、その画面上に配置されたアイコンへの操作(クリック)が行われるのを待って、操作された、言い換えれば購入形態選択画面上でユーザが選択したアイコンに割り当てられている機能を判定する(ステップSG5)。ユーザが操作したアイコンが完全免除の曲データを選択するためのものであった場合、その旨を判定して、完全免除の曲データをダウンロードできるサービスを要求するための指示(完全免除指示)を曲サーバー103に送信する。
【0041】
曲サーバー103は、上記完全免除指示を受信すると、完全免除の曲データのリストを配置した完全免除曲リスト画面を作成して、その指示を送信してきた電子楽器101に送信する(図6のステップSS4)。なお、その画面の作成は、例えば曲DB307から、完全免除の曲データの曲名を読み出し、それをオリジナルの完全免除曲リスト画面上に配置することで行われる。
【0042】
その完全免除曲リスト画面を受信した電子楽器101は、それを表示部205に表示させる(図6のステップSG6)。その後は、その画面上に配置されたアイコンなどへの操作(クリック)が行われるのを待って、ダウンロードする楽曲が選択されたか否か判定する。ユーザが所望する曲名を選択した後、そのダウンロードを指示したような場合、判定はYESとなり、その曲名に割り当てられた曲番号を曲サーバー103に送信することでそのダウンロードを要求する。そうでない場合には、判定はNOとなり、ユーザの要求に対応するための他の処理を実行する。
【0043】
曲番号を受信した曲サーバー103は、それを送信してきた電子楽器101に対応する楽器IDDB306中のレコードに、客(電子楽器101のユーザ)が購入した曲データを示す購入データとして、その曲番号を登録する(ステップSS5)。次に、その曲番号を持つ曲DB307中のレコードを読み出し、客が指定した曲データ(楽曲)の保存先を特定する(ステップSS6)。その後は、現在の日時に、そのレコードに格納されている広告再生期間を加算して、曲データを広告として使用する期間が終了する日時(使用終了日時)を演算し、その使用終了日時や種別を表す各データを曲データとともに、曲番号を送信してきた電子楽器101に送信する(ステップSS7)。それ以降は、電子楽器101からの要求に対応するための他の処理を行う。なお、日時は、例えば曲サーバー103に搭載されたCPUが有するタイマで計時したものである。
【0044】
曲番号を送信した電子楽器101は、曲サーバー103から使用終了日時などとともに曲データを受信すると、受信したそれらのデータをメモリー202のRAM内に確保した所定のエリアにストアする(ステップSG8)。その後は、ユーザの操作に対応するための他の処理を行う。なお、その所定のエリアについては、以降、一時エリアと呼ぶことにする。
【0045】
上記購入形態選択画面上のアイコンを操作することで電子楽器101のユーザが完全購入の曲データを選択した場合には、図5のステップSG5でその旨が判定され、完全購入の曲データをダウンロードできるサービスを要求するための指示(完全購入指示)を曲サーバー103に送信する。それにより、電子楽器101、及び曲サーバー103は、図7、図8に示すような流れで処理を行うことになる。
【0046】
曲サーバー103は、上記完全購入指示を受信すると、完全購入の曲データのリストを配置した購入曲リスト画面を作成して、その指示を送信してきた電子楽器101に送信する(ステップSS8)。なお、その画面の作成は、例えば曲DB307から、完全購入の曲データの曲名を読み出し、それをオリジナルの購入曲リスト画面上に配置することで行われる。
【0047】
その購入曲リスト画面を受信した電子楽器101は、それを表示部205に表示させる(ステップSG8)。その後は、その画面上に配置されたアイコンなどへの操作が行われるのを待って、ダウンロードする楽曲が選択されたか否か判定する。ユーザが所望する曲名を選択した後、そのダウンロードを指示したような場合、判定はYESとなり、その曲名に割り当てられた曲番号を曲サーバー103に送信することでそのダウンロードを要求する。そうでない場合には、判定はNOとなり、ユーザの要求に対応するための他の処理を実行する。
【0048】
曲番号を受信した曲サーバー103は、予め定めた項目へのデータ入力を求める購入画面を作成して、その曲番号を送信してきた電子楽器101に送信する(ステップSS9)。なお、その購入画面の作成は、例えば受信した曲番号を持つ曲DB307中のレコードを読み出し、それに格納されている曲名や、それに格納されている金額から算出した請求額などをオリジナルの購入画面上に配置することで行われる。データ入力を求める項目には、「氏名」や「クレジット情報」などが含まれる。
【0049】
その購入画面を受信した電子楽器101は、それを表示部205に表示させる(ステップSG10)。その後は、ユーザの操作部204への操作に応じて、購入画面上の入力ボックス内へのデータ入力を行う。データ入力が必要なボックスに全てデータ入力を行った後、曲データの購入をユーザが指示すると、ボックス内に入力されたデータを曲サーバー103に送信することでその購入を要求する(ステップSG11)。
【0050】
曲サーバー103は、そのデータを受信すると、それを送信してきた電子楽器101に対応する楽器IDDB306中のレコードに、そのデータのなかで登録すべきデータを登録する(ステップSS10)。それにより、曲データの購入に伴い、氏名やクレジット情報、曲番号、請求額などを楽器IDDB306に登録した後は、金融機関312にアクセスして、クレジット情報で指定された銀行の口座、或いはクレジットカード会社から音楽サイト用の口座への引き落としを依頼するといった形で課金処理を行う(ステップSS11)。その課金処理の実行後に、受信した曲番号を持つ曲DB307中のレコードを読み出し、それに格納された保存先で指定される曲データを、その曲番号を送信してきた電子楽器101に送信する(ステップSS12)。それ以降は、電子楽器101からの要求に対応するための他の処理を行う。
【0051】
曲番号を送信した電子楽器101は、曲サーバー103から曲データを受信すると、その曲データをメモリー202のRAM内に確保した所定のエリアにストアする(図8のステップSG12)。その後は、ユーザの操作に対応するための他の処理を行う。
【0052】
本実施の形態では、広告用に再生しない曲データはそれ用の曲データを保存する一時エリアとは別のエリアに保存するようにしている。広告用に再生しない曲データを保存するエリアについては、以降、デモ曲エリアと呼ぶことにする。
上記購入形態選択画面上のアイコンを操作することで電子楽器101のユーザが一定期間免除の曲データを選択した場合には、図5のステップSG5でその旨が判定され、一定期間免除の曲データをダウンロードできるサービスを要求するための指示(一定期間免除指示)を曲サーバー103に送信する。それにより、電子楽器101、及び曲サーバー103は、図9、図10に示すような流れで処理を行うことになる。
【0053】
曲サーバー103は、上記一定期間免除指示を受信すると、一定期間免除の曲データのリストを配置した一定期間免除曲リスト画面を作成して、その指示を送信してきた電子楽器101に送信する(ステップSS13)。なお、その画面の作成は、例えば曲DB307から、一定期間免除の曲データの曲名を読み出し、それをオリジナルの一定期間免除曲リスト画面上に配置することで行われる。
【0054】
その一定期間免除曲リスト画面を受信した電子楽器101は、それを表示部205に表示させる(ステップSG13)。その後は、その画面上に配置されたアイコンなどへの操作が行われるのを待って、ダウンロードする楽曲が選択されたか否か判定する(ステップSG14)。ユーザが所望する曲名を選択した後、そのダウンロードを指示したような場合、判定はYESとなり、その曲名に割り当てられた曲番号を曲サーバー103に送信することでそのダウンロードを要求する。そうでない場合には、判定はNOとなり、ユーザの要求に対応するための他の処理を実行する。
【0055】
曲番号を受信した曲サーバー103は、予め定めた項目へのデータ入力を求める購入画面を作成して、その曲番号を送信してきた電子楽器101に送信する(ステップSS14)。
その購入画面を受信した電子楽器101は、それを表示部205に表示させる(ステップSG15)。その後は、ユーザの操作部204への操作に応じて、購入画面上の入力ボックス内へのデータ入力を行う。データ入力が必要なボックスに全てデータ入力を行った後、曲データの購入をユーザが指示すると、ボックス内に入力されたデータを曲サーバー103に送信することでその購入を要求する(ステップSG16)。
【0056】
曲サーバー103は、そのデータを受信すると、それを送信してきた電子楽器101に対応する楽器IDDB306中のレコードに、そのデータのなかで登録すべきデータを登録する(図10のステップSS15)。それにより、曲データの購入に伴い、氏名やクレジット情報、曲番号、請求額などを楽器IDDB306に登録した後は、金融機関312にアクセスして、課金処理を行う(ステップSS16)。その課金処理の実行後には、受信した曲番号を持つ曲DB307中のレコードを読み出し、そのレコードに格納されている広告再生期間を現在の日時に加算して、一定期間免除の曲データを広告として使用する期間が終了する日時(免除終了日時)を演算する(ステップSS17)。そのようにして演算した免除終了日時や種別を表す各データを曲データとともに、曲番号を送信してきた電子楽器101に送信する(ステップSS18)。それ以降は、電子楽器101からの要求に対応するための他の処理を行う。
【0057】
曲番号を送信した電子楽器101は、曲サーバー103から曲データを受信すると、その曲データをメモリー202のRAM内に確保した所定のエリア(ここでは上記一時エリア)にストアする(図8のステップSG17)。その後は、ユーザの操作に対応するための他の処理を行う。
【0058】
このように、本実施の形態では、曲サーバー103からダウンロードした曲データの種類に応じて、その曲データを一時エリア、或いはデモ曲エリアに保存するようになっている。それにより、一時エリアに保存した曲データは、広告用に再生するようにしている。
【0059】
次に、図11〜図14に示す各種フローチャートを参照して、電子楽器101自体の動作、その動作によって実現される楽曲の宣伝方法について詳細に説明する。なお、図11〜図14に示す各種フローチャートは、例えば電子楽器101の制御部201を構成するCPUが、メモリー202を構成するROMに格納されたプログラムを実行することで実現される。
【0060】
図11は、電子楽器101が実行する全体処理のフローチャートである。電子楽器101自体の動作では、始めに図11を参照して、全体処理について詳細に説明する。
先ず、ステップ1101では、日時を計時し、時間の経過に応じた処理を行うための時間計測処理を実行する。続くステップ1102では、特には図示しない電源スイッチがオンの状態になったか否か判定する。その電源スイッチをユーザが操作して、電源をオンの状態にさせた場合、判定はYESとなってステップ1102に移行する。そうでない場合には、判定はNOとなって上記ステップ1101に戻る。それにより、電源スイッチがオンの状態になっていない間は、ステップ1101、1102で形成される処理ループを繰り返し実行する。その電源スイッチは、例えば操作部204を構成するスイッチの一つである。
【0061】
ステップ1103では、電子楽器101を予め定めた状態に設定するイニシャライズを行う。次に移行するステップ1104では、メモリー202のRAMに確保した一時エリアに保存されている曲データを広告用に再生(演奏)するCM曲演奏処理を実行する。その後はステップ1105に移行する。
【0062】
上記CM曲演奏処理を実行することにより、ユーザが電源をオンさせる度に、一時エリアに保存されている広告用の曲データが自動的に再生されることになる。それにより、ユーザが電源をオンさせた直後、電子楽器101は楽曲を宣伝する広告用媒体として機能する。その結果、電子楽器101を通して、そのユーザや周りにいる人に楽曲を宣伝することができることとなる。ユーザが電源をオンさせた直後に広告用の曲データを演奏することでは、その演奏はより目立つようになって、より高い宣伝効果が得られるようになる。
【0063】
ステップ1105では、曲サーバー103などの外部装置と通信を行う通信処理を実行する。続くステップ1106では、鍵盤203に行われた操作を検出して、押鍵された鍵に割り当てた音高の楽音を放音させる鍵盤演奏処理を実行する。その次に移行するステップ1107では、メモリー202のRAMに確保したデモ曲エリアに保存されている曲データを再生(演奏)するデモ曲演奏処理を実行する。それ以降は、ステップ1108で各種設定の変更などを行うその他の処理、ステップ1109で上記時間計測処理をそれぞれ実行した後、ステップ1110に移行する。
【0064】
図4〜図10に示すフローチャートを参照して説明した電子楽器101の動作は、上記ステップ1105として通信処理を実行することで実現される。それにより、ユーザは、曲サーバー103から所望の曲データを随時、ダウンロードできるようになっている。
【0065】
ステップ1110では、電源スイッチがオフの状態になったか否か判定する。その電源スイッチをユーザが操作して、電源をオフの状態にさせた場合、判定はYESとなって上記ステップ1101に移行する。そうでない場合には、判定はNOとなって上記ステップ1105に戻る。それにより、電源スイッチがオンの状態になっている間は、ステップ1105〜1110で形成される処理ループを繰り返し実行する。
【0066】
以降は、上述の全体処理内で実行される各種サブルーチン処理について詳細に説明する。
図12は、上記ステップ1101、或いは1109として実行される時間計測処理のフローチャートである。全体処理内で実行されるサブルーチン処理では、始めに図12を参照して、時間計測処理について詳細に説明する。
【0067】
先ず、ステップ1201では、例えば制御部201を構成するCPUに搭載のタイマの値を参照して、前回、所定時間が経過したと判定してからその所定時間が経過したか否か判定する。その所定時間が経過していた場合、判定はYESとなり、ステップ1202で変数である日時カウンタの値をインクリメントした後、ステップ1203に移行する。そうでない場合には、判定はNOとなり、ここで一連の処理を終了する。
【0068】
ステップ1203では、メモリー202のRAMに確保した一時エリアに広告用の曲データがあるか否か判定する。その一時エリアに曲データが格納されていた場合、判定はYESとなってステップ1204に移行する。そうでない場合には、判定はNOとなり、ここで一連の処理を終了する。
【0069】
ステップ1204では、一時エリアに格納された曲データの全てが、広告用に使用する最終の日時が日時カウンタの値が示す日時以降となっているか否か判定する。一時エリアに格納された曲データのなかで、それの使用終了日時、或いは免除終了日時が、日時カウントの値が示す日時よりも前となっているものが存在していた場合、言い換えれば、一時エリアに格納された曲データのなかで広告としての使用期間が過ぎたものが存在していた場合、判定はNOとなってステップ1205に移行する。そうでない場合には、判定はYESとなり、ここで一連の処理が終了する。
【0070】
ステップ1205では、その使用期間が過ぎた曲データの種類を判定する。その曲データに付加された種別を示すデータが完全免除の曲データであることを表していた場合、その旨が判定され、ステップ1206で使用期間が過ぎた曲データ、及びそれに付加されたデータを一時エリアから消去した後、一連の処理を終了する。そうでない場合には、即ちそれの種別を示すデータが一定期間免除の曲データであることを表していた場合には、その旨が判定され、ステップ1207で使用期間が過ぎた曲データに付加されているデータを一時エリアから消去し、更にステップ1208でその曲データを一時エリアからデモ曲エリアに移動させた後、一連の処理を終了する。
【0071】
このように、一時エリアに保存した一定期間免除の曲データは、その使用期間が経過した後に、デモ曲エリアにコピーして一時エリアからは消去させている。それにより、その使用期間が経過した後は、一定期間免除の曲データは完全購入の曲データと同様に扱うようにしている。
【0072】
図13は、図11に示す全体処理内でステップ1104として実行されるCM曲演奏処理のフローチャートである。次に、その図13を参照して、CM曲演奏処理について詳細に説明する。
先ず、ステップ1301では、一時エリアに曲データがあるか否か判定する。その一時エリアに曲データが保存されていた場合、判定はYESとなってステップ1302に移行する。そうでない場合には、判定はNOとなり、ここで一連の処理を終了する。
【0073】
ステップ1302では、一時エリアに保存されている曲データを予め定めた規則に従って演奏(再生)する処理を行う。その規則とは、例えば使用期間が経過するまでの残り時間が少ないほうから順に、或いはその逆の順に曲データを再生させるためのものである。それに続くステップ1303では、一時エリアに保存されている曲データの演奏(再生)が全て終了したか否か判定する。曲データの演奏が全て終了した場合、判定はYESとなり、ここで一連の処理が終了する。そうでない場合には、判定はNOとなり、上記ステップ1302に戻る。それにより、一時エリアに保存されている曲データを全て演奏するまでの間、ステップ1302、1303で形成される処理ループを繰り返し実行する。
【0074】
図11に示す全体処理のステップ1105の通信処理を実行した際に、曲サーバー103からダウンロードした完全免除、或いは一定期間免除の広告用の曲データは一時エリアに保存される。一時エリアに保存された曲データのなかで使用期間が経過したものは、図12に示す時間計測処理を実行することで一時エリアから消去される。そのようにして、一時エリアに保存されている曲データの数や種類が変化することに伴い、CM曲演奏処理の実行時に再生される曲データの数や種類、その再生順序も変化することになる。その再生順序については、日時に応じて変更させても良く、電源がオンされた回数に応じて変更させても良い。そのように、再生順序は様々な方法で随時、変更させても良い。
【0075】
図14は、図11に示す全体処理内でステップ1107として実行されるデモ曲演奏処理のフローチャートである。次に、その図14を参照して、デモ曲演奏処理について詳細に説明する。
デモ曲演奏処理は、メモリー202を構成するRAMに確保されたデモ曲エリアに保存されている曲データを再生(演奏)するための処理である。デモ曲エリアに保存されている曲データのなかで再生させる曲データは、例えば曲選択スイッチを操作(オン)させる度に、順次、サイクリックに切り換わっていくようになっている。その再生開始はスタートスイッチを操作(オン)することで指示し、その終了はストップスイッチを操作(オン)することで指示するようになっている。曲選択スイッチ、スタートスイッチ、及びストップスイッチは、全て操作部204を構成するスイッチとして電子楽器101に搭載されている。
【0076】
先ず、ステップ1401では、曲選択スイッチが操作されたか否か判定する。その曲選択スイッチをユーザが操作した場合、判定はYESとなり、ステップ1402において、デモ曲エリアに保存された曲データのなかで再生(演奏)の対象を次の曲データに切り換え、その曲データの先頭アドレスを指定した後、ステップ1403に移行する。そうでない場合には、判定はNOとなり、他のステップの処理を実行することなく、そのステップ1403に移行する。
【0077】
ステップ1403では、スタートスイッチが操作されたか否か判定する。そのスタートスイッチをユーザが操作した場合、判定はYESとなり、ステップ1404で変数STFに、曲データを演奏中であることを示す値の1を代入した後、ステップ1405に移行する。そうでない場合には、判定はNOとなってステップ1408に移行する。
【0078】
ステップ1405では、一時エリアに保存されている曲データがあるか否か判定する。その一時エリアに保存されている曲データが存在している場合、判定はYESとなり、ステップ1406でそこに保存されている曲データの演奏を開始した後、ステップ1408に移行する。そうでない場合には、判定はNOとなり、ステップ1407において、上記ステップ1402でアドレスを指定した曲データの演奏を開始した後、そのステップ1408に移行する。
【0079】
このように、本実施の形態では、一時エリアに広告用の曲データが存在していれば、その曲データを、ユーザが演奏用に選択した曲データを再生する前に自動的に演奏している。それにより、一時エリアに保存されている曲データを演奏することで宣伝するようにしている。一時エリアに保存されている曲データは、図13に示すCM曲演奏処理と同様に、その全てを演奏するようにしても良いが、そのうちの1つ、或いは複数の曲データだけを選択して演奏するようにしても良い。ユーザは選択した曲データの演奏を聴くことを所望していることから、後者のようにすることが望ましい。
【0080】
ステップ1408では、変数STFの値が1か否か判定する。現在、曲データを演奏中であった場合、変数STFには1が代入されていることから、判定はYESとなってステップ1409に移行する。そうでない場合には、判定はNOとなってステップ1410に移行する。
【0081】
ステップ1409では、ユーザが選択した曲データの演奏が終了するまで曲データの演奏を継続して行うための処理を実行する。その処理では、ユーザが選択した曲データの演奏が終了すれば、変数STFには0を代入して、演奏を終了させることも行う。
【0082】
ステップ1409に続くステップ1410では、ストップスイッチが操作されたか否か判定する。そのストップスイッチをユーザが操作した場合、判定はYESとなり、ステップ1411において、変数STFの値が1であれば演奏を停止(終了)させ、その変数STFには0を代入した後、一連の処理を終了する。変数STFの値が1でなければ、曲データの演奏は行っていないことから、特に処理は行わない。一方、そうでない場合には、判定はNOとなり、ここで一連の処理を終了する。
【0083】
なお、本実施の形態では、電子楽器101の電源がオンされたとき、及びデモ曲エリアに保存されている曲データの演奏(再生)が指示されたとき、一時エリアに保存されている広告用の曲データを演奏(再生)するようにしているが、その広告用の曲データを演奏するタイミングはそれらに限定されるものではない。その広告用の曲データは、例えば予め定めた日時、或いは時刻に自動的に演奏するようにしても良く、或いは所定のスイッチなどを操作した場合に演奏するようにしても良い。これらのように、それを演奏するタイミングは様々なものを採用することができる。
【0084】
一時エリアに保存される広告用の曲データが多くなるほど、それらの演奏に要する時間も長くなる。その時間が長いと感じさせることで、ユーザが悪い印象を持ってしまうことも考えられる。それは望ましくない。このことから、一時エリアに保存できる曲データの数、或いは演奏する曲データの数を制限するようにしても良い。スイッチなどを操作して、その演奏の終了を指示できるようにしても良い。使用期間が経過する前に、広告用の曲データをユーザが選択して消去できるようにしても良い。
【0085】
広告用の曲データは、ユーザの要求に応じて、ネットワーク102を介して曲サーバー103からユーザが選択したものをダウンロードするようになっているが、ユーザが選択していない曲データを自動的にダウンロードさせるようにしても良い。そのネットワーク102の種類は特に限定されるものではなく、曲データはCD−ROMやDVD、光磁気ディスクなどの記録媒体に記録して配布するようにしても良い。
【0086】
上述したような電子楽器101、或いはその変形例の動作を実現させるようなプログラムは、CD−ROM、DVD、フロッピーディスク、或いは光磁気ディスク等の記録媒体に記録させて配布しても良い。或いは、公衆網等で用いられる伝送媒体を介して、そのプログラムの一部、若しくは全部を配信するようにしても良い。そのようにした場合には、ユーザはプログラムを取得してコンピュータなどのデータ処理装置にロードすることにより、そのデータ処理装置に本発明を適用させることができる。このことから、記録媒体は、プログラムを配信する装置がアクセスできるものであっても良い。
【0087】
【発明の効果】
以上、説明したように本発明は、楽曲を広告として再生するための楽曲データを楽音発生装置にロードさせ、その楽音発生装置に、ロードさせた楽曲データを予め定めたタイミングで再生させる。その楽曲データを再生させることにより、楽音発生装置の周囲にいる人に楽曲を聴いてもらう機会を提供することができる。このため、楽音発生装置は楽曲の広告用の媒体として機能し、その楽音発生装置を通して楽曲を宣伝することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態による楽音発生装置(電子楽器)を用いて構築されたシステムの構成を示す図である。
【図2】本実施の形態による楽音発生装置(電子楽器)の回路構成図である。
【図3】曲サーバーの機能構成図である。
【図4】本実施の形態による電子楽器を曲サーバーと接続させた場合に、それらが実行する処理の流れを示すフローチャートである。
【図5】本実施の形態による電子楽器を曲サーバーと接続させた場合に、それらが実行する処理の流れを示すフローチャートである(続き1)。
【図6】本実施の形態による電子楽器を曲サーバーと接続させた場合に、それらが実行する処理の流れを示すフローチャートである(続き2)。
【図7】本実施の形態による電子楽器を曲サーバーと接続させた場合に、それらが実行する処理の流れを示すフローチャートである(続き3)。
【図8】本実施の形態による電子楽器を曲サーバーと接続させた場合に、それらが実行する処理の流れを示すフローチャートである(続き4)。
【図9】本実施の形態による電子楽器を曲サーバーと接続させた場合に、それらが実行する処理の流れを示すフローチャートである(続き5)。
【図10】本実施の形態による電子楽器を曲サーバーと接続させた場合に、それらが実行する処理の流れを示すフローチャートである(続き6)。
【図11】全体処理のフローチャートである。
【図12】時間計測処理のフローチャートである。
【図13】CM曲演奏処理のフローチャートである。
【図14】デモ曲演奏処理のフローチャートである。
【符号の説明】
101 楽音発生装置(電子楽器)
102 ネットワーク
103 曲サーバー
201 制御部
202 メモリー
203 鍵盤
204 操作部
205 表示部
206、301 通信制御部
207 サウンドシステム
302 楽器認証部
303 ID管理部
304 曲データ管理部
306 楽器IDデータベース
307 曲データベース

Claims (6)

  1. 日時データを含む楽曲データを外部より取得し、
    この取得された楽曲データ及び日時データを一時記憶手段に記憶し、
    日時をカウントするとともに、カウントされた日時が前記一時記憶手段に記憶された日時となったか否か判定し、
    カウントされた日時が前記記憶された日時となったと判定されたときに前記一時記憶手段に記憶された日時データ及び楽曲データを削除し、
    楽曲の再生指示に応答して、前記一時記憶手段に楽曲データが記憶されているか否かを判定し、
    前記一時記憶手段に記憶されていると判定された場合は前記一時記憶手段に記憶された楽曲データを再生するとともに、記憶されていないと判定された場合は内部楽曲データ記憶手段に予め記憶された楽曲データを再生する、
    楽曲宣伝方法。
  2. 日時データを含む楽曲データを外部より取得する楽曲データ取得手段と、
    この楽曲データ取得手段により取得された楽曲データ及び日時データを記憶する一時記憶手段と
    前記楽曲データと異なる楽曲データを予め記憶する内部楽曲データ記憶手段と、
    日時をカウントする日時カウント手段と、
    この日時カウント手段でカウントされた日時が前記一時記憶手段に記憶された日時となったか否か判定する日時判定手段と、
    この日時判定手段により前記記憶された日時となったと判定されたときに前記一時記憶手段に記憶された日時データ及び楽曲データを削除する削除手段と、
    楽曲の再生指示に応答して前記一時記憶手段に楽曲データが記憶されているか否か判定する記憶判定手段と、
    この記憶判定手段により前記一時記憶手段に楽曲データが記憶されていると判定された場合は前記一時記憶手段に記憶された楽曲データを再生するとともに、記憶されていないと判定された場合は前記内部楽曲データ記憶手段に予め記憶された楽曲データを再生する再生手段と、
    を有する楽音発生装置。
  3. コンピュータに、
    日時データを含む楽曲データを外部より取得する楽曲データ取得手順と、
    この楽曲データ取得手段により取得された楽曲データ及び日時データを一時記憶手段に記憶する手順と、
    日時をカウントする日時カウント手順と、
    この日時カウント手順でカウントされた日時が前記一時記憶手段に記憶された日時となったか否か判定する日時判定手順と、
    この日時判定手順により前記記憶された日時となったと判定されたときに前記一時記憶手段に記憶された日時データ及び楽曲データを削除する削除手順と、
    楽曲の再生指示に応答して前記一時記憶手段に楽曲データが記憶されているか否かを判定する記憶判定手順と、
    この記憶判定手順により前記一時記憶手段に楽曲データが記憶されていると判定された場合は前記一時記憶手段に記憶された楽曲データを再生するとともに、記憶されていないと判定された場合は内部楽曲データ記憶手段に予め記憶された楽曲データを再生する再生手順と、
    を実行させるためのプログラム。
  4. 日時データを含む楽曲データを外部より取得し、
    この取得された楽曲データ及び日時データを一時記憶手段に記憶し、
    日時をカウントするとともに、カウントされた日時が前記一時記憶手段に記憶された日時となったか否か判定し、
    カウントされた日時が前記記憶された日時となったと判定されたときに前記一時記憶手段に記憶された日時データを削除するとともに前記一時記憶手段に記憶された楽曲データを、当該楽曲データとは異なる楽曲データが予め記憶されている内部楽曲データ記憶手段に移動させ、
    楽曲の再生指示に応答して、前記一時記憶手段に楽曲データが記憶されているか否かを判定し、
    前記一時記憶手段に楽曲データが記憶されていると判定された場合は前記一時記憶手段に記憶された楽曲データを再生するとともに、記憶されていないと判定された場合は前記内部楽曲データ記憶手段に記憶された楽曲データのいずれかを再生する、
    楽曲宣伝方法。
  5. 日時データを含む楽曲データを外部より取得する楽曲データ取得手段と、
    この楽曲データ取得手段により取得された楽曲データ及び日時データを記憶する一時記憶手段と
    前記楽曲データと異なる楽曲データを予め記憶する内部楽曲データ記憶手段と、
    日時をカウントする日時カウント手段と、
    この日時カウント手段でカウントされた日時が前記一時記憶手段に記憶された日時となったか否か判定する日時判定手段と、
    この日時判定手段により前記記憶された日時となったと判定されたときに前記一時記憶手段に記憶された日時データを削除するとともに、前記一時記憶手段に記憶された楽曲データを前記内部楽曲データ記憶手段に移動させる削除移動手段と、
    楽曲の再生指示手段の再生指示に応答して前記一時記憶手段に楽曲データが記憶されているか否か判定する記憶判定手段と、
    この記憶判定手段により前記一時記憶手段に楽曲データが記憶されていると判定された場合に前記一時記憶手段に記憶された楽曲データを再生するとともに、記憶されていないと判定された場合は前記内部楽曲データ記憶手段に記憶された楽曲データのいずれかを再生する再生手段と、
    を有する楽音発生装置。
  6. コンピュータに、
    日時データを含む楽曲データを外部より取得する楽曲データ取得手順と、
    この楽曲データ取得手段により取得された楽曲データ及び日時データを一時記憶手段に記憶する手順と、
    日時をカウントする日時カウント手順と、
    この日時カウント手順でカウントされた日時が前記一時記憶手段に記憶された日時となったか否か判定する日時判定手順と、
    この日時判定手順により前記記憶された日時となったと判定されたときに前記一時記憶手段に記憶された日時データ及び楽曲データを削除するとともに、前記一時記憶手段に記憶された楽曲データを、当該楽曲データとは異なる楽曲データが予め記憶されている内部楽曲データ記憶手段に移動させる削除移動手順と、
    再生指示手段の再生指示に応答して前記一時記憶手段に楽曲データが記憶されているか否かを判定する記憶判定手順と、
    この記憶判定手順により前記一時記憶手段に楽曲データが記憶されていると判定された場合は、前記一時記憶手段に記憶された楽曲データを再生するとともに、記憶されていないと判定された場合は前記内部楽曲データ記憶手段に記憶された楽曲データのいずれかを再生する再生手順と、
    を実行させるためのプログラム。
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