JP3637100B2 - カラオケ通信システム - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、カラオケ通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、カラオケ装置には、例えばハードディスク等の記憶手段に記憶されている曲データを使用してカラオケ演奏を行うものがある。また、通信回線を経由してホストから送信される曲データをハードディスク等に追加記憶するものもある。
【0003】
このハードディスク等に記憶される曲データについては、曲データの提供者側へのデータ使用料の支払いを要求されるのが普通である。このデータ使用料は、例えばハードディスク等の記憶手段に記憶されている分に対して一括で支払われたり、通信によって曲データを得る毎に支払われたりする。また、一旦データ使用料を支払えばその後何回使用したとしても追加料金を支払う必要はなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、多数の曲データの中にはほとんど使用されないものもあり、カラオケ装置の所有者側としてはほとんど使わないに曲データであっても使用料を支払わねばならないというやや不利な面もあった。
【0005】
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであり、ほとんど使用されない等の理由でカラオケ装置の所有者側で不要と判断される曲データの使用料の減額あるいは免除を図れるカラオケ装置およびそのためのカラオケ通信システムを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための手段として、請求項1記載のカラオケ通信システムは、
通信回線を経由して送信される曲データを受信する曲データ受信手段と、
該曲データ受信手段により受信された曲データを記憶する曲データ記憶手段と、
前記曲データを使用してカラオケ演奏を実行する演奏手段と、
前記曲データ記憶手段に記憶されている曲データ中で入力手段により指定された曲又は予め設定された停止条件に該当する曲の曲データを前記演奏手段が使用できない使用停止状態とする使用停止手段とを備えるカラオケ装置と、
前記通信回線を経由して前記カラオケ装置に前記曲データを送信する曲データ送信手段と、
該曲データの送信実績に基づいて曲データ料を算出する料金算出手段とを有するホストとを備えるカラオケ通信システムにおいて、
前記使用停止状態とされた前記曲データに対応する停止曲リストを前記ホストに通知する通知手段を前記カラオケ装置に設けると共に、
前記料金算出手段は前記停止曲リストと予め設定された割引条件とに応じて算出される割引額を前記曲データ料から減額する構成である
ことを特徴とする。
【0007】
【0008】
【0009】
【0010】
【作用】
上記の構成になる請求項1記載のカラオケ通信システムにおいては、曲データ受信手段が通信回線を経由して送信される曲データを受信し、曲データ記憶手段は曲データ受信手段により受信された曲データを記憶し、演奏手段は、その曲データを使用してカラオケ演奏を実行する。
【0011】
使用停止手段は、曲データ記憶手段に記憶されている曲データ中で入力手段により指定された曲又は予め設定された停止条件に該当する曲の曲データを演奏手段が使用できない使用停止状態とする。
一方、ホストの曲データ送信手段は、通信回線を経由してカラオケ装置に曲データを送信し、料金算出手段曲データの送信実績に基づいて曲データ料を算出する。カラオケ装置に設けられた通知手段が、使用停止状態とされた曲データに対応する停止曲リストをホストに通知すると、料金算出手段は、停止曲リストと予め設定された割引条件とに応じて算出される割引額を曲データ料から減額する。
ホストの設置者(曲データの提供者)が、料金算出手段により算出された金額をカラオケ装置の所有者に請求すれば、ホストの設置者は使用停止状態とされた曲データの割引分が反映された料金を得て、カラオケ装置の所有者は使用しない曲データの使用料を還元してもらったのと同等になる。カラオケ装置の所有者側が、そのための特別な手続等をする必要もない。
なお、割引条件に応じての割引額の算出は、ホスト側で実行しても、カラオケ装置側で実行して例えば停止曲リストと併せてホストに通知してもよい。
【0012】
なお、使用停止状態とは、曲データを曲データ記憶手段の記憶から抹消することも含んでいる。また、カラオケ装置に提供される曲データが、例えばスクランブル処理を施されていて、そのままでは使用できない状態とされている場合などにおいて、このスクランブル等を解除しないことも使用停止状態に含まれる。したがって、使用停止手段は、積極的に使用停止状態とする場合(例:記憶から抹消する、曲データ記憶手段から読み出しできない状態にする)と消極的に使用停止状態とする場合(例:スクランブル等を解除しない)とがある。
【0013】
曲データを使用停止状態とするために、曲データを曲データ記憶手段の記憶から抹消する構成にすれば、曲データ記憶手段の記憶容量を有効に使用することが可能となり、記憶容量が限界に達することを回避できる。
【0014】
また、カラオケ装置に、曲データ毎の演奏手段による演奏実績を記憶する演奏実績記憶手段と、その演奏実績を外部出力する演奏実績出力手段とを設けて、演奏実績を例えば画面表示や印刷出力させれば、カラオケ装置の所有者側は、ある期間内でまったく使用されなかった曲等の使用頻度が低い曲を簡単に捜し出すことができる。これに基づいて入力手段を操作してそのような曲データを指定すれば、使用頻度が低い曲を適切に使用停止状態とできる。
【0015】
予め設定された停止条件に該当する曲データを使用停止状態とする場合の停止条件としては、1ヶ月間に1回も使用されない、6ヶ月間の使用回数が3回以下等、期間と使用回数とによる設定が例示される。
【0016】
停止条件に該当する曲データがあれば、使用停止手段が、その曲データを使用停止状態とするので、カラオケ装置の所有者や管理者が特別な操作をする必要はない。
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【実施例】
次に、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。
まず本実施例のカラオケ通信システムの構成について説明する。ここで参照される図1は、本実施例のカラオケ通信システムの構成を示すブロック図、図2はカラオケ通信システムのホストおよび監視端末の斜視図、図3はカラオケ通信システムのカラオケ装置の斜視図、図4はカラオケ装置のコマンダの拡大斜視図である。
【0021】
図1に示すように、本カラオケ通信システムは、ホスト1と複数のカラオケ装置3とが通信回線5を介して接続されて構成されている。なお、カラオケ装置3は1台のみを図示するが実際には多数ある。また、ホスト1には監視端末7が接続されている。
【0022】
ホスト1は、制御手段としてのコンピュータ11、記憶手段としてのデータベース12および通信手段であり曲データ送信手段としての通信制御装置13を備えており、データベース12および通信制御装置13はコンピュータ11に接続されている。さらに、通信制御装置13は通信回線5を介してカラオケ装置3に接続されている。
【0023】
コンピュータ11は、周知のCPU、ROM、RAM等(いずれも図示略)を備えており、ホスト1の制御手段として機能する他に料金算出手段としても機能する。
データベース12は、コンピュータ11が作動するための各種制御プログラム、コンピュータ11の演算処理に使用される各種のテーブル、カラオケ装置3に配信するための曲データ、各カラオケ装置3を識別するためにカラオケ装置3毎に設定されているパスワード、各カラオケ装置のシリアルナンバー、各カラオケ装置3の所有者名と住所、カラオケ装置3毎の曲データの配信記録、カラオケ装置3毎の曲データの削除通知の記録、各カラオケ装置3の所有者に対して請求すべきデータ使用料を始めとしてコンピュータ11により算出される各種のデータ等を記憶するためのものである。
【0024】
通信制御装置13は、通信回線5を介して接続されているカラオケ装置3に各種のデータやコマンド等を送信し、またカラオケ装置3から送られてくる各種のデータ等を受信するためのものであり、曲データ送信手段に相当している。
【0025】
図2に示すようにホスト1は箱状の外殻1aを備えている。また、監視端末7は、マイクロコンピュータ(マイコン)21、キーボード22、CRT23を備えており、図示は省略しているがプリンタ等も備えている。
監視端末7は、ホスト1に(正確にはコンピュータ11に)各種の指令を入力することができ、例えばデータベース12に記憶された各カラオケ装置3毎の曲データの配信記録等、各種のデータを監視端末7のマイクロコンピュータ21に転送させることや監視端末7からホスト1にさまざまなデータを入力することができる。また監視端末7のマイクロコンピュータ21は、ホスト1から取得したデータ類をCRT23に表示させたりプリンタによって印刷させたりすることができる。
【0026】
図1および図3に示すように、カラオケ装置3は、カラオケ装置3の中核となるコマンダ31、音量増幅用アンプ32、表示手段としてのCRT33、マイクロホン34、スピーカ35等を備えている。
図4に示すように、コマンダ31の前面には、0〜9の数字ボタン、A〜Fのアルファベットボタン、曲選択ボタン、訂正ボタン、演奏開始または演奏停止を指示するための演奏/停止ボタンからなり、利用者がカラオケ曲のリクエスト等を入力するための入力手段としてのプッシュボタン36とプッシュボタン36を介して入力された内容等を表示する7segLED37とが設けられている。また、コマンダ31の背面には、音量増幅用アンプ32を接続するための音声出力端子39、通信回線5に接続されるモジュラー端子40、CRT33を接続するための映像出力端子41等が設けられている。
【0027】
図1に示すように、コマンダ31には、制御手段であり本発明の演奏手段、指定手段および使用停止手段としても機能するCPU42が備えられている。このCPU42には、前述のプッシュボタン36、7segLED37が接続されている他、CPU42と共働して演奏手段として機能する音楽演奏回路43を介して音声出力端子39が、通信手段であり曲データ受信手段および通知手段に相当する通信制御装置45を介してモジュラー端子40が、演奏実績出力手段に相当する映像処理回路47を介して映像出力端子41が接続されている。なお、モジュラー端子40は通信回線5に接続されている。
【0028】
また、CPU42には、本発明の曲データ記憶手段並びに使用停止手段に相当するハードディスクメモリ(HDD)49が接続されている。ハードディスクメモリ49は、CPU42の動作プログラム49a、曲データ49b、カラオケ装置3の演奏実績49c、ホスト1との通信に当たってカラオケ装置3を識別するためのパスワード、CPU42の演算処理に使用される各種のテーブルやデータ等を記憶するためのものである。
【0029】
ハードディスクメモリ49には予め数千曲程度の曲データが記憶されており、この曲データはホスト1から新譜の曲データ(以下、新曲データともいう)を受信する毎に更新される。1曲分の曲データは、曲同士を識別するための識別情報である曲コードおよび曲名データと、実体情報とから構成されている。この内の実体情報は、伴奏音楽の情報であるMIDI(Musical Instrument Digital Interface)規格の演奏データ、歌詞を符号化した字幕表示用の歌詞データからなっている。なお、本実施例ではそのように構成されていないが、実体情報には背景画表示用の背景映像データが含まれることもある。
【0030】
ホスト1とカラオケ装置3との間での新曲データの送受について簡単に説明する。まずカラオケ装置3がホスト1に対して発呼し、ホスト1への着呼を待ってパスワードを送信する。ホスト1では通信制御装置13を介してこれを受け取り、コンピュータ11がパスワードで端末照合を行い、ホスト1に登録されているカラオケ装置3であれば、照合正常を返送する。
【0031】
カラオケ装置3は、この照合正常を受信してホスト1が受付可能状態となると、新曲データの有無を問い合わせる。ホスト1では、この問い合わせを受け付け、カラオケ装置3からの最新の曲データ情報若しくは各カラオケ装置3毎に作成されている曲データ送付済みテーブル等を参照して新曲データを検索し、新曲データが有るか無いかを示す回答をカラオケ装置3に送信する。
【0032】
カラオケ装置3は、この回答結果に基づいて新曲データが有るか無いか判断し、新曲データが有る場合には、ホスト1に新曲データの送信を要求し、その要求に応じてホスト1から送信されてくる新曲データを受信する。カラオケ装置3は、この通信回線5を介して送信されてきた新曲データを受信し、ハードディスクメモリ49内に記憶する。
【0033】
カラオケ装置3は、新曲データの受信・記憶が完了すると、ホスト1との通信を終了する。また、上述の新曲データの有無の問い合わせに対して新曲データなしが回答された場合にも、カラオケ装置3は、ホスト1との通信を終了する。
なお、この新曲データ有無を問い合わせるタイミングは、例えば電源投入時や、1週間に1度の割合、1月に1度の割合等色々考えられる。また、この問い合わせ時に、カラオケ装置3で持っている最新の曲データ情報を付加して問い合わせてもよい。
【0034】
CPU42は、このハードディスクメモリ49から曲データを読み出して、その演奏データを音楽演奏回路43に転送し、歌詞データを映像処理回路47に転送できる。
音楽演奏回路43は、演奏データに基づいてアナログの演奏信号を合成して音量増幅用アンプ32に出力できる。音量増幅用アンプ32は、演奏信号とマイクロホン34を介して入力する利用者の歌声とを適度な割合でミキシングして増幅し、スピーカ35に出力でき、スピーカ35はこれを演奏音として外部出力できる。
【0035】
また、歌詞データを転送される映像処理回路47は、歌詞データから再生される字幕用信号を、図示しない映像ソース(ビデオディスクプレーヤ等)から送られてくる背景映像信号と合成(スーパーインポーズ)してCRT33に出力し、背景映像に歌詞字幕が重ねられた映像として表示させることができる。
【0036】
次に、この実施例のカラオケ通信システムの動作について説明する。ここで参照される図5はカラオケ装置3のCPU42が実行する処理のフローチャート、図6はホスト1のコンピュータ11が定期的に実行する請求額算出処理のフローチャートである。
【0037】
まず図5に従って、カラオケ装置3の動作について説明する。
カラオケ装置3が起動されると、CPU42はプッシュボタン36を介してコードが入力されるのを待つ(S1)。コード入力があれば(S1:YES)、CPU42は入力されたコードの種類を判定する(S2)。入力されたコードが曲コードであれば(S2:曲コード)、CPU42は、ハードディスクメモリ49から入力された曲コードの曲データを検索する(S3)。続いて、CPU42はその曲データをハードディスクメモリ49から読み出し、その演奏データを音楽演奏回路43に転送し、歌詞データを映像処理回路47に転送する(S4)。
【0038】
音楽演奏回路43は、演奏データに基づいてアナログの演奏信号を合成して音量増幅用アンプ32に出力する。音量増幅用アンプ32は、演奏信号とマイクロホン34を介して入力する利用者の歌声とを適度な割合でミキシングして増幅し、スピーカ35に出力し、スピーカ35はこれを演奏音として外部出力する。また、歌詞データを転送される映像処理回路47は、歌詞データから再生される字幕用信号を、図示しない映像ソース(ビデオディスクプレーヤ等)から送られてくる背景映像信号と合成(スーパーインポーズ)してCRT33に出力する。CRT33は、背景映像に歌詞字幕が重ねられた映像として表示する。利用者は、歌詞字幕を見ながらカラオケを楽しむことができる。
【0039】
その後、CPU42は、S4で読み出した曲データの曲コードをハードディスクメモリ49に送って、演奏実績の更新を指示してS1に回帰する(S5)。ハードディスクメモリ49はこの曲コードをその日の年月日とリンクさせて記憶して演奏実績の記録を更新する。
【0040】
一方、入力されたコードの種類が演奏実績表示コードであれば(S2:演奏実績表示コード)、CPU42はハードディスクメモリ49から演奏実績を読み出し、これを映像処理回路47に転送してCRT33に画面表示させる(S6)。 次に、CPU42は、プッシュボタン36による入力があれば(S7:YES)、何を入力されたかを判定する(S8)。ここで演奏実績表示終了が入力されていれば(S8:演奏実績表示終了)CPU42はS1に回帰し、曲コードが入力されていれば(S8:曲コード)次のS9に移行する。
【0041】
S9では、CPU42は入力された曲コードの曲データの削除をハードディスクメモリ49に指示する。ハードディスクメモリ49が指示された曲データを削除すると、この曲データを使用してのカラオケ演奏はできなくなる。
次に、CPU42は、ハードディスクメモリ49に削除を指示した曲データの曲コードをホスト1に送信するための処理を実行する(S10)。このS10の処理は前述した新曲データの受信処理と同様に、CPU42が通信制御装置45を通してホスト1に対して発呼し、ホスト1への着呼を待ってパスワードを送信する。ホスト1では通信制御装置13を介してこれを受け取り、コンピュータ11がパスワードで端末照合を行い、ホスト1に登録されているカラオケ装置3であれば、照合正常を返送する。カラオケ装置3のCPU42は、この照合正常を受信してホスト1が受付可能状態となると、削除した曲データの曲コードをホスト1に送信する。ホスト1では、コンピュータ11がこの曲コードを受信してデータベース12に記憶させる。カラオケ装置3のCPU42は、曲コードの送信が完了すると、ホスト1との通信を終了する。
【0042】
なお、この説明で明らかなように、ここでカラオケ装置3からホスト1に送信される曲コードが停止曲リストに該当している。また、この曲コードの送信は、例えば1週間分や1ヶ月分をまとめて送信する構成としてもよい。
【0043】
次に、ホスト1の動作について説明する。
ホスト1のコンピュータ11は、例えば毎月一日になると図6に示される請求額算出処理を定期的に実行する。
図6に示すように、コンピュータ11は請求額算出処理を開始すると、まずデータベース12から1台のカラオケ装置3に関する配信記録を読み出す(S11)続いて、コンピュータ11は、読み出した配信記録に基づいて、前月1ヶ月間に該当のカラオケ装置3に配信した新曲データの使用料を算出する(S12)。次に、コンピュータ11は、このカラオケ装置3からの曲データの削除通知が前月にあれば(S13:YES)、このカラオケ装置3からの曲データの削除通知の記録をデータベース12から読み出し、同様にデータベースから読み出す割引テーブルに従って割引額を算出する(S14)。この割引テーブルは、例えば新曲データの配信から3ヶ月以内の削除ならば曲データ使用料の50%、1年以内なら30%、2年以内なら5%等と割引率が規定されている。また、この実施例ではそのように構成されていないが、新曲データがスクランブル処理などを施されている場合には、新曲データを使用可能とするまでは100%、使用可能とした日から起算して3ヶ月以内、1年以内等で割引率を設定することもできる。
【0044】
コンピュータ11は、カラオケ装置3からの曲データの削除通知が前月にはない場合(S13:NO)またはS14の処理の後、このカラオケ装置3の所有者に請求すべき金額を確定する。すなわち、曲データの削除通知に伴う割引があればその金額を新曲使用料から差し引いた額が請求額となり、割引がなければ新曲使用料が請求額となる。
【0045】
さらに、コンピュータ11は、この請求額算出処理の対象となるカラオケ装置3があれば(S16:YES)、S11に回帰して上述の処理を繰り返す。また、請求額算出処理の対象となるカラオケ装置3がなければ(S16:NO)、コンピュータ11は、この請求額算出処理を終了する。
【0046】
以上のように、この実施例のカラオケ通信システムによれば、カラオケ装置3の所有者は、演奏実績表示に基づいて、例えばある期間内でまったく使用されなかった曲等の使用頻度が低い曲を簡単に捜し出すことができる。これに基づいてそのような曲データを指示すれば、使用頻度が低い曲データを適切に抹消できる。
【0047】
また、カラオケ装置3が、抹消された曲データの曲コードをホスト1に通知すると、ホスト1のコンピュータ11が予め設定された割引条件とに応じて算出される割引額を新曲曲データの使用料から減額した請求額を算出する。このため、ホストの設置者(曲データの提供者)が、この請求額をカラオケ装置3の所有者に請求すれば、カラオケ装置3の所有者は使用しない曲データの使用料を還元してもらったのと同等になる。カラオケ装置3の所有者側が、そのための特別な手続等をする必要はなくなる。
【0048】
しかも、所望の曲データをハードディスクメモリ49から抹消することができるので、ハードディスクメモリ49の記憶容量を有効に使用することが可能となり、記憶容量が限界に達することを回避できる。
以上、実施例に従って、本発明について説明したが、本発明はこのような実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲でさまざまに実施できることは言うまでもない。
【0049】
例えば上記ホスト1から受信する新曲データを、そのままでは使用できないように例えばスクランブル処理を施しておき、曲データ使用するためのスクランブル解除キー等を送信する毎に使用料を計上する構成としてもよい。この場合に、日本電信電話(株)のビデオテックス通信網等のように、スクランブル解除キー等の情報を伝送する毎に送信先の電話回線の使用者に対して課金処理をし、例えば電話回線の使用料と併せて代理徴収することができる通信網を使用すれば、曲データ使用料の回収は確実かつ簡単である。
【0050】
また、通常のカラオケ装置はプリンタを備えていないが、例えばファクシミリ装置をカラオケ装置に接続し、これをプリンタとして使用して演奏実績等を印刷することも可能である。
【0051】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1記載のカラオケ通信システムによれば、曲データ記憶手段に記憶されている曲データ中の所望の曲又は停止条件に該当する曲の曲データを演奏手段が使用できない使用停止状態とできる。
【0052】
【0053】
【0054】
【0055】
そして、カラオケ装置に設けられた通知手段が、使用停止状態とされた曲データに対応する停止曲リストをホストに通知すると、料金算出手段は、停止曲リストと予め設定された割引条件とに応じて算出される割引額を曲データ料から減額する。このため、ホストの設置者(曲データの提供者)が、料金算出手段により算出された金額をカラオケ装置の所有者に請求すれば、ホストの設置者は使用停止状態とされた曲データの割引分が反映された料金を得て、カラオケ装置の所有者は使用しない曲データの使用料を還元してもらったのと同等になる。カラオケ装置の所有者側が、そのための特別な手続等をする必要もない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例のカラオケ通信システムの構成を示すブロック図である。
【図2】 実施例のカラオケ通信システムのホストおよび監視端末の斜視図である。
【図3】 実施例のカラオケ通信システムのカラオケ装置の斜視図である。
【図4】 実施例のカラオケ装置のコマンダの拡大斜視図であり、図4(a)は正面斜視図、図4(b)は背面斜視図である。
【図5】 実施例のカラオケ装置のCPUが実行する処理のフローチャートである。
【図6】 実施例のホストのコンピュータが定期的に実行する請求額算出処理のフローチャートである。
【符号の説明】
1・・・ホスト、
3・・・カラオケ装置、
5・・・通信回線、
11・・・コンピュータ(料金算出手段)、
12・・・データベース、
13・・・通信制御装置(曲データ送信手段)、
31・・・コマンダ、
32・・・音量増幅用アンプ、
36・・・プッシュボタン、
42・・・CPU(演奏手段、使用停止手段)、
43・・・音楽演奏回路(演奏手段)、
45・・・通信制御装置(曲データ受信手段、通知手段)、
47・・・映像処理回路(演奏実績出力手段)、
49・・・ハードディスクメモリ(曲データ記憶手段、使用停止手段)。

Claims (1)

  1. 通信回線を経由して送信される曲データを受信する曲データ受信手段と、
    該曲データ受信手段により受信された曲データを記憶する曲データ記憶手段と、
    前記曲データを使用してカラオケ演奏を実行する演奏手段と、
    前記曲データ記憶手段に記憶されている曲データ中で入力手段により指定された曲又は予め設定された停止条件に該当する曲の曲データを前記演奏手段が使用できない使用停止状態とする使用停止手段とを備えるカラオケ装置と、
    前記通信回線を経由して前記カラオケ装置に前記曲データを送信する曲データ送信手段と、
    該曲データの送信実績に基づいて曲データ料を算出する料金算出手段とを有するホストとを備えるカラオケ通信システムにおいて、
    前記使用停止状態とされた前記曲データに対応する停止曲リストを前記ホストに通知する通知手段を前記カラオケ装置に設けると共に、
    前記料金算出手段は前記停止曲リストと予め設定された割引条件とに応じて算出される割引額を前記曲データ料から減額する構成である
    ことを特徴とするカラオケ通信システム。
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