JP3638661B2 - 情報提供端末及び該端末を備えた通信式情報提供システム - Google Patents

情報提供端末及び該端末を備えた通信式情報提供システム Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、情報記憶手段に記憶されたサービス提供用情報としてカラオケ曲情報を用いて所定の情報提供サービスを実行する場合に、課金状態記憶手段において課金済みであると記憶されたもののみ、その情報提供サービス処理への使用を許可するようにした情報提供端末及びその端末を備えた通信式情報提供システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、情報記憶手段にサービス提供用情報を記憶しているが、その全てを使用できるのはなく、その対価である所定料金の課金処理が済んだサービス提供用情報についてのみ所定の情報提供サービス処理のために使用可能とするものが提案されている。例えば、スクランブル情報を付加することで、そのままでは使用不可能な状態でサービス提供用情報としてのカラオケ曲情報を記憶させた記憶媒体(レーザディスクやCD等)を情報提供端末としてのカラオケ端末にセットし、ビデオテックス通信網等を用いた所定の課金処理が実行されると、その課金金額に応じてスクランブル情報を解除するための解除キーが送信され、カラオケ曲情報が使用可能となるもの等である。
【0003】
また、上記スクランブル情報の付加されたカラオケ曲情報を情報センタからオンラインで送信してカラオケ端末の情報記憶手段に記憶させ、上記例と同様に、ビデオテックス通信網等を用いた所定の課金処理に伴って受信した解除キーで、カラオケ曲情報を使用可能とするものも出願人は提案している。例えば、カラオケ端末の設置時には、内蔵のハードディスクに既にリリースされている数千曲程度のカラオケ曲情報を記憶させておき、その後順次リリースされる新曲については、その都度オンラインで送信し、曲数を充実させていくというものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このように新曲を自動的に送信して曲数を増やしていく方式を採用すると、いずれは情報記憶手段の記憶容量の限界に達してしまい、その後の新曲については受信して記憶させることができなくなってしまう。あるいは、そのような事態を考慮して大容量の情報記憶手段を準備しておくことも考えられるが、そのためには非常に大型の情報記憶手段を準備する必要があり、装置の大型化及びコストアップにつながる。
【0005】
また、上述したように課金が済んで初めて使用可能にする手法を採用した場合には、カラオケ曲情報自体は記憶されておりながら、実際のカラオケ演奏には使用されないという事態が生じる可能性がある。つまり、カラオケ端末の設置事業者が、例えばある特定のジャンルしか必要ない、あるいはある特定のジャンルについては不要だと考えて、記憶されているカラオケ曲情報を全て使用可能にするのではなく、自分が必要だと考えるカラオケ曲情報についてのみ、その料金を支払って使用可能にすることが考えられる。
【0006】
すると、必要度の低いカラオケ曲情報が記憶されていることが原因で、相対的に必要度の高い新曲については記憶させられなくなることも考えられる。あるいは、この必要度の低いカラオケ曲情報も含めて記憶するためには、必要以上に大型の情報記憶手段を準備しなくてはならない。このように、新しいカラオケ曲情報を追加して記憶させていきたい場合に、必要度の低いカラオケ曲情報の存在によって新曲の追加が不可能であったり必要以上に情報記憶手段が大型化してしまうという問題が生じるのである。
【0007】
こで、本発明は、内蔵する情報記憶手段を必要以上に大型化させることなく、半永久的に新しいサービス提供用情報としてカラオケ曲情報をその情報記憶手段に追加記憶させることが可能な情報提供端末及びその情報提供端末を備えた通信式情報提供システムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段、作用及び発明の効果】
上記目的を解決するためになされた請求項1に記載の発明は、
サービス提供用情報としてカラオケ曲情報を記憶している情報記憶手段と、該情報記憶手段に記憶されたサービス提供用情報を用いて所定の情報提供サービスを実行可能な情報提供実行手段と、前記情報記憶手段に記憶されたサービス提供用情報毎に、課金済みであるか未課金であるかを記憶しておく課金状態記憶手段と、該課金状態記憶手段において課金済みであると記憶されているサービス提供用情報についてのみ、前記情報提供実行手段による情報提供サービス処理への使用を許可する使用許可手段とを備えた情報提供端末であって、前記情報記憶手段に記憶されたサービス提供用情報毎に、前記課金状態記憶手段に記憶されている課金済みであるか未課金であるかの情報に基づいて、必要度を判断する判断手段と、所定の削除実行条件が成立した場合には、該判断手段によって必要度が低いと判断されたサービス提供用情報を、前記情報記憶手段より削除する情報削除手段とを備えていることを特徴とする情報提供端末である。
【0009】
この情報提供端末は、情報記憶手段に記憶しているサービス提供用情報としてカラオケ曲情報を用いて所定の情報提供サービス処理を実行することができるのであるが、情報記憶手段が記憶しているサービス提供用情報であれば、どれも無条件に使用して情報提供サービス処理を実行できるのではない。つまり、課金状態記憶手段が、情報記憶手段に記憶されたサービス提供用情報毎に課金済みであるか未課金であるかを記憶しており、使用許可手段は、課金状態記憶手段において課金済みであると記憶されている情報についてのみ、情報提供実行手段による情報提供サービス処理への使用を許可するのである。
【0010】
具体的には、例えば、未課金の場合にはスクランブル情報を付加した状態でサービス提供用情報としてカラオケ曲情報を記憶させ、そのままでは実質的に情報提供サービス処理に使用できないような状態にしておき、課金済みとなれば、そのスクランブル情報を解除することで使用許可することが考えられる。また、スクランブル情報の付加といったようにサービス提供用情報自体を使用不可にしておくのではなく、サービス提供用情報自体は物理的には使用可能であっても、課金状態が未課金である場合(例えばフラグ等で区別する)には、そのサービス提供用情報を使用する情報提供サービスがリクエストされても受け付けないように制御してもよい。
【0011】
このように、課金済みであるサービス提供用情報のみが情報提供サービス処理に使用できるようになるのであるが、例えば、情報提供端末の設置事業者の意図によって未課金のまま放置されるサービス提供用情報も生じる可能性がある。つまり、そのサービス提供用情報はその設置事業者にとっては不要あるいは必要度があまり高くないので、あえて料金を支払ってまで使用可能とするものでもないと考える場合には、未課金のままとなる。例えば、情報提供端末をカラオケ端末に適用した場合で考えると、設置事業者が、例えばある特定のジャンルしか必要ない、あるいはある特定のジャンルについては不要だと考えて、記憶されているカラオケ曲情報を全て使用可能にするのではなく、自分が必要だと考えるカラオケ曲情報についてのみ、その料金を支払って使用可能にすることは十分に考えられる。
【0012】
すると、例えば、新曲を随時追加していくようなシステムを採用している場合には、必要度の低いカラオケ曲情報が記憶されているのに、相対的に必要度の高い新曲については記憶させられなくなったり、あるいは、この必要度の低いカラオケ曲情報も含めて記憶するために、必要以上に大型の情報記憶手段を準備しなくてはならないという問題が生じる。
【0013】
そこで、本情報提供端末においては、以下のように対処する。
つまり、判断手段によって、情報記憶手段に記憶されたサービス提供用情報毎に、課金状態記憶手段に記憶されている課金済みであるか未課金であるかの情報に基づいて、必要度を判断することができ、所定の削除実行条件が成立した場合には、情報削除手段が、その判断手段によって必要度が低いと判断されたサービス提供用情報を情報記憶手段より削除するのである。
【0014】
この「所定の削除実行条件が成立した場合」については、例えば請求項2に示すように、情報記憶手段における空き容量が所定量より少なくなった場合に所定の削除実行条件が成立したと判断することが考えられる。そして、その場合に、情報削除手段は、情報記憶手段における空き容量が所定量以上となるまで、必要度が低いと判断されたサービス提供用情報を削除する。
【0015】
このように、必要度が低いと判断されたサービス提供用情報としてカラオケ曲情報が情報記憶手段より削除されることで、情報記憶手段の空き容量が増すのである。例えば請求項2の場合であれば、常に情報記憶手段における空き容量が所定量以上となるようにすることができる。したがって、内蔵する情報記憶手段を必要以上に大型化させることなく、半永久的に新しいサービス提供用情報としてカラオケ曲情報をその情報記憶手段に追加記憶させることが可能となるのである。
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】
以上は、情報提供端末についてであったが、この情報提供端末を備えた通信式情報提供システムとしては以下のものが考えられる。
請求項に示す通信式情報提供システムは、請求項1または2に記載の情報提供端末と、該情報提供端末に対し、課金通信網を介して課金情報を送信可能な課金センタとを備え、該課金センタが前記課金通信網を介して課金情報を送信することによって、前記課金通信網の課金機能による課金がなされると共に、前記情報提供端末の課金状態記憶手段においては、その送信された課金情報に対応するサービス提供用情報が課金済みであると記憶されることを特徴とする。
【0023】
請求項1または2に示した情報提供端末においては、課金あるいは実際の料金徴収については特に限定せず、課金状態記憶手段が、サービス提供用情報としてカラオケ曲情報毎に課金済みであるか未課金であるかを記憶しておく点を明示した。したがって、例えば、サービス提供用情報提供者側のサービスマン等が、直接その情報提供端末の設置された場所まで出向き、設置事業者の要求に応じて課金済みに設定すると共に、その料金を徴収してもよいが、このような方法では非常に面倒である。
【0024】
そこで、請求項に示すものでは、課金センタが課金通信網を介して課金情報を送信することによって課金通信網の課金機能による課金がなされると共に、課金状態記憶手段においては、その送信された課金情報に対応するサービス提供用情報が課金済みであると記憶されるようにした。このようにすれば、例えば情報提供端末の設置事業者が課金を実行させてサービス提供用情報としてカラオケ曲情報を使用可能にしたいと考えたときには、その指示をするだけで課金通信網による課金機能を利用した課金がなされ、サービス提供用情報を使用可能にするための対価を、人の手を煩わさずに自動的に回収することが可能となるため、非常に便利である。
【0025】
なお、この課金処理を実行する際には、まず課金センタと情報提供端末とを課金通信網を介して接続する必要がある。ここで、現行のキャプテンシステムやダイヤルキューツーなどの課金通信網では発呼側(電話をかけた側)に課金することとなっているので、情報提供端末側から課金センタをコールして接続することになる。しかし、既に公衆電話回線においても実用化されているように、コレクトコール方式で着呼側(電話を受けた側)に課金するように課金通信網の構成を変更することは可能である。よって、ここでの接続は、情報提供端末側に課金される限りは、情報提供端末側が発呼するものであっても課金センタ側が発呼するものであっても構わない。
【0026】
また、情報記憶手段が記憶するサービス提供用情報の出所についても、上記情報提供端末の説明では特に限定していない。したがって、例えば、サービス提供用情報を記憶させた記憶媒体(LDやCD、あるいはハードディスク等)を情報提供端末にセットして情報記憶手段として機能させてもよいし、オンラインで受信してもよい。
【0027】
このオンラインでサービス提供用情報を受信するようにした通信式情報提供システムの一例が請求項に示すものである。すなわち、その構成は、請求項に記載の通信式情報提供システムであって、前記情報提供端末に対し、情報通信網を介してスクランブル情報の付加されたサービス提供用情報を送信可能な情報センタを備え、前記情報提供端末の使用許可手段は、情報センタから送信されて情報記憶手段に記憶されたサービス提供用情報の内、課金状態記憶手段に課金済みであると記憶された情報についてのみ、スクランブル情報を解除して情報提供サービス処理への使用を許可することを特徴とする。
【0028】
なお、サービス提供用情報としてカラオケ曲情報は先に送信しておき、その後、課金処理が済んだものだけ使用可能にするものであるため、先に送信するサービス提供用情報を未課金であるにもかかわらず不正に使用される可能性もある。したがって、情報センタから送信する時点ではスクランブル情報を付加しておき、課金が済んだものについては、スクランブルを解除するための暗号解読キーを受信することによって使用可能とすることが好ましい。
【0029】
また、本システムにおいて、情報通信網と課金通信網とを異なる通信網とすれば、次の点で特に優れた作用・効果を奏する。
即ち、情報提供端末において情報提供サービスに用いるサービス提供用情報はカラオケ曲情報であり情報量のかなり大きなものとなる場合が想定されるが、そういった大きな情報そのものを情報センタから配信する場合には、その配信に適した通信網を利用することが好ましい。つまり、課金通信網を利用してサービス提供用情報自体を配信するよりも迅速であったり、データの信頼性が高かったりするという点で、情報提供端末が受け取るべき情報の種類に応じた最適なシステム構成が可能となるからである。
【0030】
ここまでの説明でも判る通り、本発明の通信式情報提供システムにおける課金センタと情報センタは、別々の独立したセンタとして存在してもよいし、一つのセンタの中に両機能を備えさせておいてもよい。いずれにしても情報提供端末に対して情報の配信が可能な情報通信網の方を介して接続されたときに情報センタとしての機能を発揮でき、課金通信網の方を介して接続されたときに課金センタとしての機能が発揮でき、課金センタとしての機能を有する部分による課金の完了が何等かの手段によって情報センタとしての機能を有する部分に伝達される限りは、両センタが別体であろうと一体であろうと構わないのである。即ち、本発明においては、情報センタと課金センタは概念として分けて表現されているだけであって物として分かれている場合だけを意味するわけではない。
【0031】
【実施例】
以下、本発明を具体化した一実施例を図面を参照して説明する。
図1は、実施例の通信式情報提供システムをカラオケに関するシステムに適用した場合の概略構成図、図2はそのシステムの構成要素である情報提供端末としてのカラオケ端末10の構成を示すブロック図である。
【0032】
図1に示すように、本実施例のシステムは、課金関連処理を担当する課金センタ1と複数のカラオケ端末10とが、課金通信網5を介して接続されていると共に、カラオケ曲情報の送信関連処理を担当する情報センタ3と複数のカラオケ端末10とが、情報通信網7を介して接続されて構成されている。また、課金センタ1と情報センタ3との間も接続されている。
【0033】
課金通信網5は、例えばビデオテックス通信網やダイヤルキューツー通信網のように、情報料に対して課金する機能を持つものである。現在の日本国内では、ビデオテックス網とダイヤルキューツー網がその代表的なものとして知られておいる。ダイヤルキューツー網は基本的に時間単位の従量計算であり、ビデオテックス網は、情報の内容毎に任意の料金を設定可能であり、いわゆるキャプテンシステム等に用いられている。
【0034】
その課金機能の一例として、ビデオテックス通信網について説明すると、ビデオテックス通信網は、具体的には例えば各カラオケ端末10に接続された公衆電話回線とビデオテックス通信処理装置とで構成されている。このビデオテックス通信処理装置が、ビデオテックス通信網にアクセスしようとしている公衆電話回線の課金センタ1への接続・交換、利用者装置であるカラオケ端末10の管理及び課金センタ1への加入者管理、通信料及び電話会社が代理徴収する情報提供料の課金、カラオケ端末10と課金センタ1との間の会話制御、プロトコル変換やコード/パターン変換などの変換処理等の通信処理機能を提供する。
【0035】
続いてカラオケ端末10の構成について、図2を参照して説明する。使用許可手段、判断手段及び情報削除手段等に相当する中央制御装置31には、各種指示入力を行なうための入力手段としての多目的入力キー32、情報記憶手段としてのハードディスク33、音声再生回路35、画面表示制御装置26、情報通信網7と接続可能な第1通信制御装置27a及び課金通信網5と接続可能な第2通信制御装置27bとを備えている。また、音声再生回路35にはミキサアンプ38が、画面表示制御装置26には表示手段としてのテレビモニタ29がそれぞれ接続されている。また、ミキサアンプ38にはスピーカ41とマイクロフォン43が接続されている。
【0036】
そして、この中央制御装置31は所定の課金制御処理を実行する。この課金制御処理については後で詳しく説明するが、従来の課金通信網5の利用方法とは異なるので、その点を説明しておく。従来は、利用者端末がこの課金通信網5を介して情報を受信し、その情報を用いて所定の処理を実行する。そして、課金通信網5はその情報の代金として所定の料金(情報内容毎に設定された所定料金)を課金することとなる。
【0037】
それに対して、本実施例では、カラオケ端末10がカラオケ演奏処理に用いる情報は、ハードディスク33が記憶している。ハードディスク33には予め数千曲程度のカラオケ曲情報が記憶されている。なお、カラオケ端末10は、カラオケ端末設置事業者の管理であり、新しい曲データがリリースされる毎に曲データ配信事業者から曲データの供給を受けることができる。本実施例のシステムでは、第1通信制御装置27aを介して情報通信網7と接続し、情報センタ3からその新曲データを受信して、ハードディスク33に後から記憶させることができるようにされている。
【0038】
なお、前記ハードディスク33に記憶されるカラオケ曲情報は、曲同士を識別するための識別情報である曲番号情報と、実体情報とから構成されている。この内の実体情報は、伴奏音楽の情報であるMIDI(Musical Instrument Digital Interface)規格の演奏情報や、歌詞情報及び背景映像情報からなっている。背景映像情報は曲毎に対応した映像情報を符号化したものである。
【0039】
そして、このカラオケ曲情報はそのままでは使用できないようにされている。使用するためには、課金通信網5に第2通信制御装置27bを通して接続し、中央制御装置31が課金制御プログラムを実行することによって、課金通信網5による課金機能を利用した所定の課金処理が行われて、カラオケ曲情報を使用することができる状態となる。
【0040】
例えば、未課金状態ではカラオケ曲情報にスクランブル情報を付加しておき、そのままでは使用できなくしてある場合に、課金処理によって解除キーを配信してもらい、その解除キーによってスクランブル情報を解除することで使用許可することが考えられる。また、スクランブル情報の付加といったようにカラオケ曲情報自体を使用不可にしておくのではなく、カラオケ曲情報自体は物理的には使用可能であっても、課金状態が未課金である場合には、使用禁止フラグを設定しておき、そのカラオケ曲情報がリクエストされても受け付けないような制御をするようにしてもよい。そして、課金済みとなると、その使用禁止フラグを使用可能フラグに変更するといったような制御をすれば実現できる。
【0041】
本実施例では、課金・使用実績テーブル中において、曲毎に使用可能フラグあるいは使用禁止フラグのいずれかが設定されており、そのフラグに応じて使用を許可したり、禁止したりするようにされている。図11には、ハードディスク33に格納されたその課金・使用実績テーブルを示す。カラオケ曲情報毎に、その曲番号・曲名・そのカラオケ曲情報に対する料金・課金日・課金状態・使用許可禁止フラグ・受信日または最終リクエスト日・使用回数の項目からなるテーブルが存在する。
【0042】
ここで、受信日または最終リクエスト日とは、カラオケ曲情報を受信してから一度もリクエストされずにカラオケ演奏処理に使用されてしない場合には、受信日が記憶され、リクエストがあってカラオケ演奏処理に使用された場合には、そのリクエスト毎に更新されていき、最後にリクエストがあった日がここに記憶されることとなる。また、使用回数とは、リクエストによってカラオケ演奏として使用された回数である。
【0043】
また、課金状態とは、所定の課金処理が済んでいる「課金済み」か課金処理が済んでいない「未課金」かのいずれかである。そして、使用許可禁止フラグとしては、上述したように許可か禁止のフラグが設定されるのであるが、これはまず、課金状態が「未課金」の場合には、禁止フラグが設定されて曲の使用ができないロック状態とされている。そして、所定の課金処理によって「課金済み」となると許可フラグが設定されてロック状態が解除され、曲情報は自由に使用できるようになる。
【0044】
上記許可フラグが設定されて、カラオケ曲情報が使用できるようになると、利用者は多目的入力キー32を操作することで歌いたい曲を選択する。すると中央制御装置31は、所定のカラオケ演奏プログラムに従って、カラオケ演奏処理を実行する。簡単に説明すると、中央制御装置31は、選択された曲に対応する演奏情報、歌詞情報および背景映像情報をハードディスク33から読み出し、演奏情報は音声再生回路35に、歌詞情報および背景映像情報は画面表示制御装置26にそれぞれ転送する。
【0045】
音声再生回路35に出力された演奏情報は、アナログの演奏信号に変換された後、ミキサアンプ38へ送られて電気的に増幅されるとともに、マイクロフォン43を介して入力する利用者の歌声と適度な割合でミキシングされる。ミキシングされた音声信号は、スピーカ41により演奏音として外部へ出力される。
【0046】
一方、演奏情報と同期して出力される歌詞情報は、画面表示制御装置26において、後述する背景映像信号と合成(スーパーインポーズ)されてテレビモニタ29に表示される。これにより、テレビモニタ29には、背景映像に歌詞テロップが合成された状態で表示される。
【0047】
続いて、課金センタ1の構成を図3を参照して説明する。
課金センタ1は、ホストコンピュータ51と、記憶装置53と、入力装置55と、通信制御装置57と、プリンタ59と、CRT61とを備えている。前記記憶装置53は、ホストコンピュータ51が作動するための各種制御プログラムや、前記各カラオケ端末10毎の課金実績等を記憶するためのものである。つまり、図11に示した課金・使用実績テーブルに似たものが、各カラオケ端末10に対応して記憶されているのである。詳しくは、図11に示したデータ項目の内の使用許可禁止フラグは記憶しておく必要がないので、その使用許可禁止フラグの項目を除く。また受信日または最終リクエスト日の項目には配信日が記憶される。そして使用回数の項目はない。すなわち、カラオケ曲情報毎に、その曲番号・曲名・そのカラオケ曲情報に対する料金・課金日・課金状態・配信日の項目からなるテーブルが存在する。したがって、カラオケ端末10毎に、どの曲が課金済みであるかが判るようになっている。
【0048】
なお、入力装置55からは各種指令を入力することができ、例えば、記憶装置53に記憶された各カラオケ端末10毎の課金情報を基にして課金実績等を作成させたり、それをプリンタ59によって印刷させたり、CRT61に表示させたりすることができる。
【0049】
次に、情報センタ3の構成及び機能について説明する。
情報センタ3は、図3に示すとおり、情報通信網7を介してカラオケ端末10と接続する通信制御装置77と、カラオケ端末10に配信するカラオケ曲データを蓄積する記憶装置73とを備え、これらが中央制御装置としてのホストコンピュータ71によって制御されている。また、ホストコンピュータ71には、入力装置75、プリンタ79、CRT81などの各種機器が接続されている。また、記憶装置73には、カラオケ曲データの他に、ホストコンピュータ71が作動するための各種制御プログラム等も記憶されている。
【0050】
このように構成された情報センタ3は、カラオケ曲データを、情報通信網7を介して各カラオケ端末10に対して送信する。この送信は、新曲データの追加のために、数日おき程度のペースで情報センタ3側から行われるが、例えばカラオケ端末10側からの定期的に(例えば1日1回)新曲問い合わせをし、その問い合わせに応えて配信すべき新曲があれば配信処理をするようにしてもよい。いずれにしても、結果としてカラオケ曲情報が情報センタ3からカラオケ端末10へと送信されることになる。
【0051】
次に、上記構成を有する本実施例のシステムにおける動作について説明する。まず、図4〜図8のフローチャートに基づいて、カラオケ端末10の作動を説明する。
電源が投入されると、このメインルーチンが開始される。
【0052】
まず、最初のステップS1にて、通信制御装置27a,28bのリセット等の装置全体の初期化を行う。次に、S2にて、カラオケ端末10の動作指定として、カラオケ演奏モードが指定されたか否かをチェックする。カラオケ端末設置事業者によってカラオケ演奏モードの指定があればS3へ移行し、同指定がなければS4へ移行する。
【0053】
S3では、サブルーチンをコールしてカラオケ演奏処理を行う。このカラオケ演奏処理を図5のフローチャートにて説明する。
本カラオケ演奏処理の最初のステップS30では、多目的入力キー32からのキー入力を待ち、キー入力があれば(S30:YES)、S31にて、それがリクエスト番号の入力かどうかを判断する。そして、リクエスト番号入力である場合には、S32に移行して、その曲がロック対象であるかどうかを判断する。これは、上述した課金・使用実績テーブル(図11参照)の使用許可禁止フラグの項目において、禁止フラグが設定されているかどうかで判断する。
【0054】
許可フラグが設定されている場合にはS33へ移行して、そのリクエストされた番号の曲の演奏を実行するが、禁止フラグが設定されている場合には、ロック対象であるので、S35へ移行し、テレビモニタ29に利用不可であることを示す表示をする。このS33あるいはS35の処理の後でS34へ移行する。
【0055】
一方、S31にてリクエスト番号入力でないと判断された場合には、S36にて、その他のキー入力に応じた処理を実行してからS34へ移行する。S34ではカラオケモード終了の指示があったかどうかを判断し、終了指示がない場合にはS30へ戻り、終了指示があった場合には、本カラオケ演奏処理を終了して、図4のフローチャートのS4へ移行する。
【0056】
S4では、カラオケ端末10の動作指定として、カラオケ端末設置事業者により曲情報リクエストモードが指定されたか否かをチェックする。曲情報リクエストモードの指定があればS5へ移行し、同指定がなければS6へ移行する。
S5では、サブルーチンをコールして曲情報リクエスト処理を行う。この曲情報リクエスト処理を図6のフローチャートにて説明する。
【0057】
本曲情報リクエスト処理は、未課金であるため禁止フラグが設定され使用不可となっている曲情報について、所定の課金処理を実行させて使用可能にするための処理であり、最初のステップS50では、禁止フラグが設定され使用不可となっている曲情報の一覧をテレビモニタ29に表示させる。この際、「課金を希望する曲を指定して下さい」といった選択を促す表示も出すとよい。カラオケ端末10の設置事業者は、この曲情報一覧から所望の曲を1曲以上選択し、選択終了を指示する。選択が終了すると(S51:YES)、課金センタ1と課金通信網5を通じて接続する(S52)。課金センタ1との接続処理終了後、S53へ移行する。
【0058】
S53では、選択された曲についての課金を課金センタ1に対して要求する。そして、続くS54では、課金要求に対する応答として、課金センタ1から送信される課金情報の受信を行なう。この課金情報の受信処理が完了したら、S55へ移行し、課金センタ1との接続解除処理を行う。
【0059】
S55での接続解除処理が終了すると、S56にて、上記選択された曲情報について課金・使用実績テーブル(図11参照)の課金状態の項目に「課金済み」と設定し、S57では、その「課金済み」と設定された曲情報、つまり選択された曲情報についての使用許可禁止フラグの項目に許可フラグを設定して、その曲情報の使用が可能な状態にする。
【0060】
この後、本曲情報リクエスト処理を一旦終了して、図4のフローチャートのS6のステップへ移行する。
S6では、カラオケ端末10の動作指定として、新曲問い合わせのための所定時刻であるかどうかをチェックする。これは、新曲のデータをなるべく早く取得するため、例えば1日に1回、情報センタ3から配信すべき曲データがあるかどうかを問い合わせるためのものである。新曲問い合わせのための所定時刻であればS7へ移行して曲情報削除処理を実行した後、S8へ移行して新曲問い合わせ処理を実行する。また、新曲問い合わせの所定時刻でなければS2へ移行する。
【0061】
S7では、サブルーチンをコールして曲情報削除処理を行う。この曲情報削除処理は、これから新曲を受ける可能性があるので、その前にハードディスク33の空き容量をチェックしておき、もし空き容量が十分でなければ記憶されているカラオケ曲情報を必要度の低いものから削除して、空き容量を確保するための処理である。この曲情報削除処理を図7のフローチャートにて説明する。
【0062】
最初のステップS70で、ハードディスク33の空き容量が所定量未満かどうかを判断する。S70で否定判断、すなわちハードディスク33の空き容量が所定量以上確保されている場合には、この状態で新曲のカラオケ曲情報を受信してもなんら支障がないため、S71以降の処理を実行することなく、本曲情報削除処理を終了して、図4のフローチャートのS8へ移行する。
【0063】
一方、ハードディスク33の空き容量が所定量未満である場合には(S70:YES)、S71へ移行する。
S71では、課金・使用実績テーブル(図11参照)の課金状態の項を参照して、未課金である曲を探す。これは、例えばテーブルのレコード番号順に見ていき、図11の場合でいけば曲番号「0002」のものが最初に該当する。
【0064】
したがって、この場合にはS72で未課金曲ありと判断され(S72:YES)S73へ移行する。S73では、その未課金状態が長期間続いているかどうかを判断するため、受信日からα日以上経過しているかどうかを判断する。未課金の場合は使用禁止フラグが設定されているのでリクエストされることはなく、受信日または最終リクエスト日の項は必ず受信日となる。そのため、その受信日を見て、α日以上経過しているかどうかを判断するのである。
【0065】
例えば、α=180として、およそ6か月以上未課金状態が続いているものは削除してもよいとし、例えば平成7年4月1日にこの処理を実行したとすると、上記曲番号「0002」のものの受信日は平成4年1月7日なので、S73で肯定判断となって、S74へ移行する。
【0066】
S74では、ハードディスク33に記憶されているそのカラオケ曲情報を削除する。そして、続くS75では、課金・使用実績テーブル中から対応するレコードを削除して、S70へ戻る。
こうして、例えばまず曲番号「0002」のカラオケ曲情報をハードディスク33から削除し、課金・使用実績テーブル中からも対応するレコードを削除して、S70で再度ハードディスク33の空き容量が所定量未満かどうかを判断する。
【0067】
そして、まだハードディスク33の空き容量が所定量未満の場合には、S71以下の処理を繰り返す。図11の例でいけば、続いて曲番号「0005」のカラオケ曲情報が削除され、次いで曲番号「0014」,「0015」のカラオケ曲情報が削除候補となる。これら2曲が削除されてもまだS70で肯定判断となる場合には、曲番号「0021」のカラオケ曲情報が削除候補となるが、これは受信日が平成7年1月14日で180日以上経過していないので、S73で否定判断となる。なお、受信日から所定期間が経過していない場合には削除しないとしたのは、これらの曲については今後図4のS5に示した曲情報リクエスト処理が実行されて、課金済みと設定される可能性がまだ十分にあるとの判断に基づくものである。
【0068】
このように受信日から所定期間が経過していない曲の場合には、S71〜S73のループを繰り返すだけとなるので、制御上、例えばS73で否定判断となった曲については、S71における未課金曲であるとの判断対象から除外することとする。
このようにして、未課金曲で受信日からα日以上経過しているものについて全て削除してもまだハードディスク33の空き容量が所定量未満の場合には、S72で否定判断となり、S76へ移行する。
【0069】
S76以降では、今度は課金済みであっても一度もリクエストされていなかったり、あるいは少なくとも一度はリクエストされていても、その後長期間にわたってリクエストがされていない曲は必要度も相対的に低いと見なして削除する。なお、以降の説明のため、未課金曲で受信日からα日以上経過しているものについて全て削除した状態の課金・使用実績テーブルを図12に示す。
【0070】
S76では、まず課金・使用実績テーブル(図12)についてレコード順に検査していくためn=1とし、続くS77で、そのレコードの受信日または最終リクエスト日を読み出す。例えば、図12に示す場合では、最初のレコードである曲番号「0001」についての受信日または最終リクエスト日は平成6年1月7日である。
【0071】
そして、続くS78では、一度もリクエストされていない状態が長期間続いているかどうかを判断するため、受信日または最終リクエスト日からβ日以上経過しているかどうかを判断する。例えば、β=180として、およそ6か月以上リクエストされない状態が続いているものは削除してもよいとし、例えば平成7年4月1日にこの処理を実行したとすると、上記曲番号「0001」のものの受信日または最終リクエスト日は平成6年1月7日なので、S78で肯定判断となって、S74へ移行する。
【0072】
S74では、ハードディスク33に記憶されているそのカラオケ曲情報を削除する。そして、続くS75では、課金・使用実績テーブル中から対応するレコードを削除して、S70へ戻る。
こうして、例えばまず曲番号「0001」のカラオケ曲情報をハードディスク33から削除し、課金・使用実績テーブル(この場合は図12参照)中からも対応するレコードを削除して、S70で再度ハードディスク33の空き容量が所定量未満かどうかを判断する。
【0073】
そして、まだハードディスク33の空き容量が所定量未満の場合には、S71以下の処理を繰り返す。具体的には、再度S76へ移行し、続くS77で最初のレコードの受信日または最終リクエスト日を読み出すのであるが、この場合には図12に示す状態から曲番号「0001」のレコードが削除されているので、最初のレコードは曲番号「0003」のものとなる。S77では読みだされる日は平成6年11月24日である。これは、使用回数の項に「1」とあることからも判るように、平成6年11月24日に一度リクエストされたことがある。
【0074】
この場合にはβ日以上経過していないので(S78:NO)、S79へ移行する。S79では、次のレコードを検査するため、nをインクリメント(n←n+1)して、S77へ戻る。こうして、順番にレコードを検査してくのであるが、図12に示す場合で説明すると、曲番号「0004」,「0006」,「0007」の3つについてはいずれもβ日以上経過していないので削除されず、その次の曲番号「0008」の受信日または最終リクエスト日がβ日以上経過しているので、削除されることとなる。
【0075】
このように本曲情報削除処理においては、まず未課金曲で受信日からα日以上経過しているカラオケ曲情報について削除し、該当するものを全て削除してもまだハードディスク33の空き容量が所定量未満の場合には、課金済みであってもβ日以上リクエストがされたことがないカラオケ曲情報を削除して、ハードディスク33が所定量以上の空き容量を備えるように制御するのである。
【0076】
こうして曲情報削除処理が終了すると、図4のフローチャートのS8へ移行する。
S8では、サブルーチンをコールして新曲問い合わせ・受信処理を行う。この新曲問い合わせ・受信処理について図8のフローチャートを参照して説明する。
【0077】
新曲問い合わせ・受信処理の最初のステップS80では、情報通信網7を介して情報センタ3と接続する。情報センタ3との接続処理終了後、S81へ移行する。
S81では、新曲の有無を情報センタ3に問い合わせ、S82でその問い合わせに対する回答を受信する。その回答により、配信すべき新曲データが有ると判断された場合には(S83:YES)、S84へ移行して、その配信すべき新曲を全曲取得する要求を情報センタ3に送信する。続くS85では、その全曲取得要求に対する応答として、情報センタ3から送信される新曲にかかるカラオケ曲情報を受信して内蔵のハードディスク33へセーブする。このハードディスク33へのセーブが完了したら、S86へ移行し、情報センタ3との接続解除処理を行う。
【0078】
なお、S83にて、配信すべき新曲データが無いと判断された場合には(S83:NO)、S87へ移行して新曲データ無しを記憶してから、S86へ移行する。この場合、新曲データが無い旨をテレビモニタ29に表示するようにしてもよい。
【0079】
S86での情報センタ3との接続解除の完了後、図4のフローチャートのS2へ移行する。
以上がカラオケ端末10の中央制御装置31の作動であり、カラオケ演奏、カラオケ曲情報を使用可能とするための課金情報の要求、曲情報削除、及び配信された新曲に係るカラオケ曲情報の受信の各処理を行う。
【0080】
次に、課金センタ1の作動を図9のフローチャートを基に説明する。
課金センタ1では、電源投入後、S100のステップから実行する。
S100では、通信制御装置57のリセット等の装置全体の初期化を行う。S100の処理を終了後、S101へ移行する。
【0081】
S101では、カラオケ端末10からの接続要求があるかどうか調べる。あればS102へ移行し、なければS101の処理を繰り返し、待機状態となる。
S102では、カラオケ端末10からの接続要求に対して同カラオケ端末10との接続を行う。接続完了後、S103へ移行する。
【0082】
S103では、カラオケ端末10からの課金要求情報を受信する。課金要求情報とは、図6に示すS53において要求される情報であり、未課金であるため禁止フラグが設定され使用不可となっているカラオケ曲情報を使用可能とするために、所定の課金処理の実行を要求するものである。
【0083】
S104では、その要求に応じて所定の課金情報を該当するカラオケ端末10に送信する。送信完了後、S105へ移行する。
S105では、接続中のカラオケ端末10との接続を解除する。接続解除完了後、S101へ移行する。
【0084】
以上が課金センタ1のホストコンピュータ51の作動であり、カラオケ端末10から課金要求情報を受け取り、その内容を参照した上で、所定の課金情報を送信する処理を行う。
なお、この処理は、図6に示すカラオケ端末10側での曲情報リクエスト処理との関連で実行されるものであり、両者の通信処理について、図13の通信シーケンス図を参照して説明する。
【0085】
カラオケ端末10が課金センタ1に対して発呼し、接続できた後にパスワードを課金センタ1に送信する。
課金センタ1では、通信制御装置57を介してこれを受け取り、ホストコンピュータ51が電話番号やパスワード等で端末照合を行い、課金センタ1に登録されているカラオケ端末10であれば、照合正常を返送する。カラオケ端末10はこの照合正常を受信して課金センタ1が受付可能状態となって後に、上記選択された曲についての課金情報要求を送信するのである。
【0086】
この課金情報要求は所定の情報提供料を課金するために行われるのであるが、この場合の情報提供料は、カラオケ端末10側で決定し、その料金に基づく課金情報が送信されるように課金センタ1に要求してもよいし、あるいは選択された曲情報を課金センタ1に送信し、その曲情報に基づく料金の決定は課金センタ1側に任せ、その決定した料金での課金情報が送信されるように要求してもよい。
【0087】
なお、課金通信網5を構成する料金徴収代行システムでは、どのカラオケ端末10が課金センタ1から課金通信網5を介して課金情報が送信されたかを課金実績として取得する。この課金実績に基づき、予め登録されている料金リストを参照して算出した情報提供料金を、電話事業者は、該当するカラオケ端末10の設置事業者に対する電話料金請求時にこれに上乗せする形で徴収し、情報提供者である曲情報配信事業者へと渡すサービスを行っている。これ自体は、NTTで行っているビデオテックスとしてよく知られているものである。
【0088】
そして、電話事業者側において実際に料金が徴収されると、その徴収実績は課金センタ1の記憶装置53に記憶される。つまり、課金センタ1の記憶装置53には、図11と似たテーブル(上述したように使用許可禁止フラグや使用回数の項目は不要であるために無く、受信日または最終リクエスト日の項目には配信日が記憶されている。)が各カラオケ端末10に対応して格納されており、カラオケ端末10からの課金要求があれば、課金情報を送信すると共に、該当する曲情報の課金状態を課金済みに設定する。
【0089】
次に、情報センタ3の作動を図10のフローチャートに基づいて説明する。情報センタ3では、電源投入後、S120のステップから実行する。
S120では、通信制御装置77のリセット等の装置全体の初期化を行う。そして、S121へ移行し、カラオケ端末10から接続要求があるかどうかを調べる。あればS122へ移行し、なければS121の処理を繰り返し、待機状態となる。
【0090】
S122では、カラオケ端末10からの接続要求に対して当該カラオケ端末10との接続を行う。接続完了後、S123へ移行する。
S123では、カラオケ端末10からの新曲有無の問い合わせを受信し、S124でその回答を送信する。その回答が新曲データ無しの場合には(S125:NO)、上述したようにカラオケ端末10側でもそのまま回線接続が切断され、その後の通信が必要でなくなるため、当該カラオケ端末10との接続を解除して(S140)、S121へ戻る。
【0091】
一方、回答が新曲データ有りの場合には(S125:YES)、カラオケ端末10からの要求があるのでそれを受信する(S126)。上記図8のS84で説明したように、この要求は全曲取得の要求であるため、続くS127では、配信すべき新曲に係るカラオケ曲情報を全部送信する。
【0092】
こうしてS128で新曲データの送信が完了したら、S129へ移行し、当該カラオケ端末10との接続を解除する。接続解除処理が完了後、S121へ移行し、上記の処理を繰り返す。
以上が情報センタ3のホストコンピュータ71の作動であり、カラオケ端末10からの新曲問い合わせに対して、配信すべき新曲データがあれば、それを配信する処理を実行する。
【0093】
なお、この処理は、図8に示すカラオケ端末10側での新曲問い合わせ・受信処理との関連で実行されるものであり、両者の通信処理について、図14の通信シーケンス図を参照して説明する。
カラオケ端末10が情報通信網7を介して情報センタ3に対して発呼し、接続できた後にパスワードを情報センタ3に送信する。
【0094】
情報センタ3では、通信制御装置77を介してこれを受け取り、ホストコンピュータ71が電話番号やパスワード等で端末照合を行い、情報センタ3に登録されているカラオケ端末10であれば、照合正常を返送する。カラオケ端末10はこの照合正常を受信して情報センタ3が受付可能状態となって後に、新曲有無の問い合わせを行なう。
【0095】
情報センタ3では、この問い合わせを受け付けて当該カラオケ端末10に対する新曲データを検索し、問い合わせの回答をカラオケ端末10に送信する。つまり、新曲データが有るか無いかを示す回答である。
カラオケ端末10では、この回答結果に基づいて新曲データが有るか無いか判断し、新曲データが有る場合には情報センタ3に対して新曲データの全曲取得要求を送信する。そして、この要求を受信した情報センタ3は、該当する新曲データすなわちカラオケ曲情報をカラオケ端末10に送信する。これを受信してセーブしたカラオケ端末10は情報センタ3との接続を切断する。
【0096】
以上説明した本実施例によれば、カラオケ端末10において、ハードディスク33が記憶している所定のカラオケ曲情報の内、課金通信網5から課金情報を受信し、使用許可フラグの設定された曲情報についてのみカラオケ演奏に使用可能とされている。
【0097】
このように、課金済みであるカラオケ曲情報のみがカラオケ演奏処理に使用できるようになるのであるが、例えば、カラオケ端末10の設置事業者の意図によって未課金のまま放置されるカラオケ曲も生じる可能性がある。つまり、そのカラオケ曲情報はその端末設置事業者にとっては不要あるいは必要度があまり高くないので、あえて料金を支払ってまで使用可能とするものでもないと考える場合には、未課金のままとなる。例えば、ある特定のジャンルしか必要ない、あるいはある特定のジャンルについては不要だと考えて、記憶されているカラオケ曲情報を全て使用可能にするのではなく、自分が必要だと考えるカラオケ曲情報についてのみ、その料金を支払って使用可能にすることは十分に考えられる。
【0098】
すると、例えば、新曲を随時追加していくようなシステムであるので、必要度の低いカラオケ曲情報が記憶されていることで、相対的に必要度の高い新曲については記憶させられなくなったり、あるいは、この必要度の低いカラオケ曲情報も含めて記憶するために、必要以上に大型のハードディスク33を準備しなくてはならないという問題が生じる。
【0099】
これに対して、本実施例のカラオケ端末10では、新曲を受信する前に、ハードディスク33の空き容量を判断し、新曲を受信するためには空き容量が十分でない場合には、カラオケ曲情報毎に必要度を判断して、必要度が低いものから削除していくのである。これにより、ハードディスク33の空き容量が増し、ハードディスク33を必要以上に大型化させることなく、半永久的に新曲の受信が可能となるのである。
【0100】
なお、上記実施例では、未課金であることと、長期間リクエストがないことを要因として削除するデータを決定したが、図11のテーブルに示した使用回数、つまりリクエストされた回数を削除データの決定の際に考慮することも考えられる。つまり、一見使用されていない期間が長くても、長期的に見た場合に、コンスタントにされており、その使用回数はトータルで多くなる場合もある。また、逆に使用回数は少なくても、そのカラオケ曲情報の受信時期あるいは課金時期が最近である場合には、使用回数が少なくても当然であるので、所定期間使用されていない、あるいは使用回数が少ないというだけで単純に必要度が低いと判断するのではなく、例えば使用されてない期間と使用頻度等を総合的に分析して必要度を判断するようにすることが好ましい。
【0101】
また、削除されたカラオケ曲情報についても今後必要となる場合も想定されるので、その場合の対処として、例えば、削除したレコードを記憶しておき、そこから所望のカラオケ曲情報を選択して情報センタ3に配信を要求できるようにしておくとよい。
【0102】
以上本発明はこの様な実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々なる態様で実施し得る。例えば、上記実施例では、新曲のカラオケ曲情報は情報通信網7を用いて送信していたが、課金通信網5を用いても送信するようにしてもよい。但し、上記実施例のように、情報通信網7を課金通信網5とは異なる通信網として、その情報通信網7によってカラオケ曲情報を送信する場合には、次の点で特に優れた作用・効果を奏する。すなわち、カラオケ曲情報は、情報量のかなり大きなものとなる場合が想定されるが、そういった大きな情報そのものを配信する場合には、その配信に適した通信網を利用することが好ましい。これは、課金通信網5を利用してカラオケ曲情報自体を配信するよりも迅速であったり、データの信頼性が高かったりするという点で、カラオケ端末10が受け取るべき情報の種類に応じた最適なシステム構成が可能となるからである。
【0103】
さらに、新曲を追加していくのに情報通信網7を用い、いわゆるオンラインで送信するようにしたが、本発明の情報提供端末としては、上記実施例のような通信式カラオケシステムにおけるカラオケ端末10には限らない。例えば、スタンドアロンタイプのものであって、新曲の追加を例えば曲配信事業者のサービスマンが直接出向いて、ハードディスク33に追加記憶させるような場合でも、不要なカラオケ曲情報を削除することは、新曲を追加する場合に、その追加ができなくなることを防止する等、上述したオンラインの場合と同様の効果を奏する。
【0104】
また、本発明の適用対象は、通信式カラオケシステムに限らず、ゲームソフトの配信ネットワーク等として適用してもよいことはいうまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例の通信式情報提供システムをカラオケに関するシステムに適用した場合の概略構成図である。
【図2】 実施例のシステムの構成要素であるカラオケ端末の構成を示すブロック図である。
【図3】 実施例のシステムの構成要素である課金センタ及び情報センタの構成を示すブロック図である。
【図4】 実施例のカラオケ端末におけるメイン処理を示すフローチャートである。
【図5】 実施例のカラオケ端末におけるカラオケ演奏処理を示すフローチャートである。
【図6】 実施例のカラオケ端末における曲情報リクエスト処理を示すフローチャートである。
【図7】 実施例のカラオケ端末における曲情報削除処理を示すフローチャートである。
【図8】 実施例のカラオケ端末における新曲問い合わせ・受信処理を示すフローチャートである。
【図9】 実施例の課金センタにおけるメイン処理を示すフローチャートである。
【図10】 実施例の情報センタにおけるメイン処理を示すフローチャートである。
【図11】 実施例のカラオケ端末のハードディスクに格納された課金・使用実績テーブルの説明図である。
【図12】 同じく課金・使用実績テーブルの説明図であり、削除が実行された後の状態を示す説明図である。
【図13】 実施例の曲情報リクエスト処理における通信シーケンス図である。
【図14】 実施例の新曲問い合わせ及び新曲送受信処理における通信シーケンス図である。
【符号の説明】
1…課金センタ 3…情報センタ
5…課金通信網 7…情報通信網
10…カラオケ端末 26…画面表示制御装置
27a…第1通信制御装置 27b…第2通信制御装置
29…テレビモニタ 31…中央制御装置
32…多目的入力キー 33…ハードディスク
35…音声再生回路 38…ミキサアンプ
41…スピーカ 43…マイクロフォン
51,71…ホストコンピュータ 53,73…記憶装置
55,75…入力装置 57,77…通信制御装置
59,79…プリンタ 61,81…CRT

Claims (4)

  1. サービス提供用情報としてカラオケ曲情報を記憶している情報記憶手段と、
    該情報記憶手段に記憶されたサービス提供用情報を用いて所定の情報提供サービスを実行可能な情報提供実行手段と、
    前記情報記憶手段に記憶されたサービス提供用情報毎に、課金済みであるか未課金であるかを記憶しておく課金状態記憶手段と、
    該課金状態記憶手段において課金済みであると記憶されているサービス提供用情報についてのみ、前記情報提供実行手段による情報提供サービス処理への使用を許可する使用許可手段と
    を備えた情報提供端末であって、
    前記情報記憶手段に記憶されたサービス提供用情報毎に、前記課金状態記憶手段に記憶されている課金済みであるか未課金であるかの情報に基づいて、必要度を判断する判断手段と、
    所定の削除実行条件が成立した場合には、該判断手段によって必要度が低いと判断されたサービス提供用情報を、前記情報記憶手段より削除する情報削除手段と
    を備えていることを特徴とする情報提供端末。
  2. 請求項1に記載の情報提供端末において、
    前記情報記憶手段における空き容量が所定量より少なくなった場合に前記所定の削除実行条件が成立したと判断し、前記情報削除手段は、前記情報記憶手段における空き容量が所定量以上となるまで、必要度が低いと判断されたサービス提供用情報を削除することを特徴とする情報提供端末。
  3. 請求項1または2に記載の情報提供端末と、
    該情報提供端末に対し、課金通信網を介して課金情報を送信可能な課金センタと
    を備え、該課金センタが前記課金通信網を介して課金情報を送信することによって、前記課金通信網の課金機能による課金がなされると共に、前記情報提供端末の課金状態記憶手段においては、その送信された課金情報に対応するサービス提供用情報が課金済みであると記憶されることを特徴とする通信式情報提供システム。
  4. 請求項に記載の通信式情報提供システムであって、
    前記情報提供端末に対し、情報通信網を介してスクランブル情報の付加されたサービス提供用情報を送信可能な情報センタを備え、
    前記情報提供端末の使用許可手段は、情報センタから送信されて情報記憶手段に記憶されたサービス提供用情報の内、課金状態記憶手段に課金済みであると記憶された情報についてのみ、スクランブル情報を解除して情報提供サービス処理への使用を許可することを特徴とする通信式情報提供システム。
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