JP2004164466A - 情報更新システム、情報処理装置および情報更新方法 - Google Patents

情報更新システム、情報処理装置および情報更新方法 Download PDF

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Abstract

【課題】データベースを適切なタイミングで、適切な内容に、しかも簡単かつ確実に更新できるようにする。
【解決手段】HD装置20に形成される音声認識のための単語用データベースは、マイクロホン12、音声認識処理部13を通じて入力された音声情報に合致する単語データが無かった場合などにサーバ装置に対して更新要求を通信I/F21を通じて送信し、外部から単語用データベースを更新するための更新データを得て、単語用データベースを更新し、入力された音声情報に合致する単語データが見つからないという状態を防止して、音声情報によって適切な処理を行うことができるようにする。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば、ゲーム機、音楽データの記録再生機、カーナビゲーション機器などの種々の情報処理装置に設けられた種々のデータベースを更新するようにするための情報更新システム、このシステムで用いられる情報処理装置、情報更新方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、音声の入力を受け付け、これを電気信号(音声信号)に変換して解析することにより、予め登録がなされている単語のデータベースの中から最も合致する単語を特定するようにする、いわゆる音声認識の技術が知られている。
【0003】
音声認識の技術の利用例としては、第1にユーザーインターフェースへの応用が挙げられる。例えば自動車の中に搭載されたカーナビゲーション機器等を扱う場合、運転者が運転のために手をカーナビゲーション機器の操作に使用できないことに鑑み、カーナビゲーション機器の操作を音声で代用することが挙げられる。
【0004】
この場合、カーナビゲーション機器で使用されそうな単語のデータベースを当該カーナビゲーション機器に予め用意しておけばよい。また自動車に搭載されるカーナビゲーション機器などの製品に限らず、例えば最近のいわゆるパーソナルコンピュータの階層構造を基本としたユーザーインターフェースの困難さを簡便化したり、様々な電子機器の取り扱いにおいて高齢者や障害者を対象とした福祉目的として利用したりする方法も考えられる。
【0005】
また、より直接的な方法として、いわゆるゲーム機やペットロボットといった娯楽を目的とした素材のコミュニケーション手段としての利用が挙げられる。つまり、ゲーム機に音声により、操作指示を入力するようにし、入力した音声に応じた処理を行わせるようにしたり、また、ペットロボットに対して音声により指示を出し、その音声による指示に反応させたりするようにすることも行われている。
【0006】
しかし、この場合、予め登録がなされた単語以外での認識は、できない仕様となっている。このため、例えば、以下に示す特許文献1にあるように、音声認識に用いるデータベースに対して、新たなデータの追加、不要なデータの削除、登録済みデータの修正などのメンテナンスを容易にできるようにしたデータベース検索システムなどが考えられている。
【0007】
【特許文献1】
特開平07−078183号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した音声認識のためのいわゆる単語用データベースに限らず、種々の電子機器で用いられている種々のデータベースを適切なタイミングで更新したいとする要求がある。
【0009】
例えば、前述したカーナビゲーション機器の場合には、特定の地域の詳細な地図情報を何時でも利用できるようにしたり、また、使用者の用途に合致した地図情報を利用できるようにしたりしたいとする要求がある。この場合の更新対象は、地図データベースである。また、ゲーム機の場合には、実行する面(ステージ)、キャラクタ、キャラクタの動き、ストーリ(ストーリの分岐を含む)等、ゲームを構成する種々のデータベースを利用者の要求に応じて、あるいは、ゲーム提供者の用意に応じて更新できるようにしたいとする要求がある。
【0010】
もちろん、音声認識用の単語データベースも例外ではない。例えば、音声による操作指示が可能なCDチェンジャーや複数のCDの楽曲データがリッピングされ格納されたハードディスク装置を、新たなCDの楽曲の再生をアーチスト名や楽曲名で行うとする場合には、その新たなCDについてのアーチスト名や楽曲名を単語用データベースに追加しなければならなくなる可能性が高くなる。つまり、この場合には、単語用データベースと楽曲データベースとのリンクを常に適切に取っておく必要がある。
【0011】
このように、近年においては、様々な電子機器において、様々なデータベースが用いられている。そして、様々な要求に答えるために、必要と考えられるデータを全てデータベースに収めるようにすることは、そのデータ量とデータベースが形成される記憶装置の記憶容量の兼ね合いから不可能な場合が多い。また、めったに使用されることの無いデータまでをデータベースに登録しておいた場合、検索に時間がかかってしまうなどの不都合を生じる原因にもなる。
【0012】
このように、様々なデータベースを半永久的にその内容を変えることなく固定的に使用できる場合は少なく、データベースを適切なタイミングで、適切な内容に更新できるようにすることが求められている。
【0013】
以上のことに鑑み、データベースを適切なタイミングで、適切な内容に、しかも簡単かつ確実に更新できるようにする情報更新システム、更新対象のデータベースを用いる情報処理装置、および、情報更新方法を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明の情報更新システムは、
所定のデータベースを記憶する記憶手段と、
入力情報を受け付ける入力情報受付手段と、
前記入力情報受付手段を通じて受け付けられた前記入力情報に基づいて、前記記録媒体の前記データベースを参照し、参照の結果得られた情報に基づいて、行うべき処理を決定するようにする決定手段と、
前記記憶手段の前記データベースの更新に用いるようにする更新情報の供給を受け付ける更新情報受付手段と、
前記更新情報受付手段を通じて受け付けた前記更新情報に基づいて、前記記録媒体の前記データベースを更新するようにする更新手段と
を備えた情報処理装置と、
前記情報処理装置の前記記憶手段に作成された前記データベースの更新に用いるようにされる前記更新情報を前記情報処理装置に提供するようにする更新情報提供手段を備え、前記情報処理装置の内部、あるいは、外部に設けられる情報提供装置と
からなることを特徴とする。
【0015】
この請求項1に記載の発明の情報更新システムは、入力情報に基づいてデータベースを参照して、行うべき処理を決定する情報処理装置においては、情報提供装置からデータベースを更新するために用いる更新情報の提供を受け、この更新情報に基づいて、データベースの更新が行われる。
【0016】
これにより、データベースを適切な内容に適宜更新することができるようにされる。しかも、情報処理装置の使用者が手間や時間をかけることなく、簡単かつ確実にデータベースの更新を行うことができるようにされる。
【0017】
また、請求項2に記載の発明の情報更新システムは、請求項1に記載の情報更新システムであって、
前記情報処理装置は、
前記情報提供装置に対して、前記データベースの更新に用いるようにする前記更新情報の提供要求を形成して前記情報提供装置に提供するようにする提供要求提供手段を備え、
前記情報提供装置は、
前記情報処理装置からの前記提供要求を受け付ける提供要求受付手段を備え、前記更新情報提供手段は、前記提供要求受付手段を通じて前記提供要求を受け付けた場合に、前記更新情報を提供するようにすることを特徴とする。
【0018】
この請求項2に記載の発明の情報更新システムによれば、情報処理装置のデータベースを更新するために用いられる更新情報は、情報処理装置からの要求に応じて、情報提供装置から提供するようにされる。これにより、情報処理装置が必要なタイミングで、確実にデータベースを更新することができるようにされる。
【0019】
また、請求項3に記載の発明の情報更新システムは、請求項2に記載の情報更新システムであって、
前記情報処理装置は、
前記入力情報受付手段を通じて受け付けた1つ以上の前記入力情報を分析して、必要な更新情報を特定するようにする分析手段を備え、
前記提供要求提供手段は、前記分析手段においての分析結果を考慮した前記提供要求を形成して提供するものであり、
前記情報提供装置において、
前記更新情報提供手段は、前記情報処理装置からの前記提供要求に基づいて、必要な更新情報を前記情報処理装置に提供するものであることを特徴とする。
【0020】
この請求項3に記載の情報更新システムによれば、情報提供装置から提供される更新情報は、情報処理装置においての入力情報の分析の結果に応じたものが要求するようにされる。これにより、情報処理装置は、必要な更新情報のみの提供を情報提供装置から確実に受けることができるようにされる。
【0021】
また、請求項4に記載の発明の情報更新システムは、請求項2に記載の情報更新システムであって、
前記情報処理装置において、
前記提供要求提供手段は、前記入力情報受付手段を通じて受け付けた1つ以上の前記入力情報を含む前記提供要求を形成して提供するものであり、
前記情報提供装置は、
前記提供要求受付手段を通じて受け付けた前記提供要求に含まれる1つ以上の前記入力情報を分析して、必要な更新情報を特定するようにする分析手段を備え、
前記更新情報提供手段は、前記分析手段の分析結果に基づいて、前記情報処理装置に提供すべき前記更新情報を特定し、これを提供するようにすることを特徴とする。
【0022】
この請求項4に記載の情報更新システムによれば、情報提供装置から提供される更新情報は、情報処理装置からの入力情報の情報提供装置においての分析の結果に応じたものが提供するようにされる。これにより、情報処理装置に負荷をかけることなく、情報処理装置は、必要な更新情報のみの提供を情報提供装置から確実に受けることができるようにされる。
【0023】
また、請求項5に記載の発明の情報更新システムは、請求項1、請求項2、請求項3または請求項4に記載の情報更新システムであって、
前記情報提供装置は、
前記情報処理装置の外部に設けられ、前記情報処理装置とは広域通信ネットワークを通じて接続することができるようにされたものであり、
前記更新情報の提供先に対して、前記更新情報の提供に応じた課金を発生させる課金手段と、
前記広域通信ネットワークを通じて、あるいは、前記広域通信ネットワーク以外の経路で、前記課金手段により発生させた前記課金の内容を示す情報を前記情報処理装置側に通知するようにする課金内容通知手段と
を備えることを特徴とする。
【0024】
この請求項5に記載の発明の情報更新システムによれば、情報提供装置は、例えば、インターネットなどの広域通信網上に設けられたサーバ装置等であり、更新情報の提供に当たり、更新情報の提供先である情報処理装置の使用者に対して、課金を発生させるようにする。
【0025】
これにより、情報処理装置のデータベースを適切なタイミングで、適切な内容に、しかも簡単かつ確実に更新できるようにする情報更新システムを広範囲に無理なく形成することができるようにされる。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、図を参照しながら、この発明による情報更新システム、情報処理装置、情報更新方法の一実施の形態について説明する。
【0027】
[第1の実施の形態]
図1は、この発明による情報更新システム、情報更新方法が適用されて形成された第1の実施の形態の情報更新システムを説明するための図である。図1に示すように、この第1の実施の形態の情報更新システムは、通信機能を備えた多数のゲーム機1(1)〜1(n)とサーバ装置5とが、広域通信ネットワーク(公衆通信ネットワーク)を通じて接続されて形成されたものである。
【0028】
この第1の実施の形態において、ゲーム機1(1)〜1(n)は、この発明による情報処理装置が適用されて構成されたものである。なお、この実施の形態において、ゲーム機1(1)〜1(n)は同様に構成されるものであるので、以下においては、ゲーム機のそれぞれを区別すること無く、単にゲーム機1という。
【0029】
また、この第1の実施の形態において、公衆通信ネットワークは、図1にも示したように、公衆電話交換網などの公衆通信網2とISP(Internet Service Provider)3(1)、3(2)、…と、インターネット4とからなるものである。
【0030】
そして、この実施の形態のゲーム機1は、ゲームコントローラを通じての指示入力(操作入力)の他に、音声によって指示入力を行うことができるものである。つまり、この第1の実施の形態のゲーム機1は、使用者(ユーザ)から発せられた音声を認識するための音声認識機能を備えたものである。
【0031】
この音声認識機能を実現するため、ゲーム機1は音声認識用単語データベースを備えている。使用される単語はある程度予想できるので、これに応じて音声認識用単語データベースを整えることができる。しかし、使用者毎に他の使用者があまり使わない単語を良く使うといった個人差もあるし、また、使用者の年齢や種々の流行によって、よく使用される単語が変わることも考えられる。
【0032】
そこで、この実施の形態の情報更新システムにおいては、必要に応じて、ゲーム機1の音声認識用単語データベースを情報提供装置としてのサーバ装置5からの情報によって更新することができるようにしている。
【0033】
さらに、音声認識用単語データベースと同様に、ゲーム機1に設けられるデータベースであって、ゲームに用いる種々のデータベース、例えば、面(ステージ)を形成するためのデータベースや、キャラクタを形成するためのデータベース、ゲームのストーリやストーリの分岐についてのデータベースなどについても、サーバ装置5からの更新データに基づいて最新の状態に更新することができるようにしている。
【0034】
なお、この実施の形態において、サーバ装置5は、ゲーム機1からの要求に無条件に応じるものではなく、サーバ装置の運営者とゲーム機1の使用者との間で契約関係があり、会員として種々の会員情報がサーバ装置5に登録されている使用者のゲーム機1に対してのみ、更新データを提供するようにしている。この場合、更新情報の提供は、基本的には、有料で行うようにされ、サーバ装置はそのための課金機能(課金手段)、請求機能(請求手段)をも備えるものである。
【0035】
[ゲーム機の構成について]
次に、この第1の実施の形態において用いられるゲーム機1について説明する。図2は、この第1の実施の形態のゲーム機1を説明するためのブロック図である。図2に示すように、この第1の実施の形態のゲーム機1は、制御部11、マイクロホン12、音声認識処理部13、ゲームコントローラ14、操作入力インターフェース(以下、操作入力I/Fという。)15、LCD(Liquid CrystalDisplay)16、LCDコントローラ17、スピーカ18、音声出力処理部19、ハードディスク装置(以下、HD装置という。)20、通信インターフェース(以下、通信I/Fという。)を備えている。
【0036】
制御部11は、このゲーム機1の各部を制御するものであり、CPU(Central Processing Unit)111、ROM(Read Only Memory)112、RAM(Random Access Memory)113、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable ROM)114がCPUバスを通じて接続され、マイクロコンピュータの構成とされたものである。
【0037】
ここで、ROM112は、CPU111により実行するようにされる各種のプログラムや処理に必要になるデータ等が記録されたものであり、RAM113は、処理の途中結果を一時記憶するなど、主に作業領域として用いられるものである。また、EEPROM114は、いわゆる不揮発性のメモリであり、インターネットアクセス用のパラメータなど、電源が落とされても消去されては困る種々の情報等を記憶保持するものである。
【0038】
ゲーム機1のHD装置20には、ゲームプログラム、ゲームプログラムの実行時に用いられる種々のデータや音声認識のための単語用データベースなどが記憶するようにされている。
【0039】
このように構成されるこの第1の実施の形態のゲーム機1に対しては、マイクロホン12、音声認識処理部13を通じて、使用者の音声により種々の指示を入力することができるとともに、ゲームコントローラ14、操作入力I/F15を通じて、ゲームコントローラ14に対する使用者の操作入力によっても、種々の指示を入力することができるようにしている。
【0040】
そして、使用者からの音声による指示、あるいは、ゲームコントローラ14を通じての指示に応じて、制御部11は、HD装置20から目的とするゲームプログラムを読み出して実行し、使用者からの音声による指示、あるいは、ゲームコントローラ14を通じての指示を受けてゲームが進行するようにされる。
【0041】
そして、制御部11は、LCDコントローラ17、音声出力処理部19に必要な情報を提供するとともに、これらを制御することによって、ゲームの進行に応じてゲームについての画像をLCDコントローラ17を通じてLCD16に表示するとともに、ゲームについての音声を音声出力処理部19を通じてスピーカ18から放音することができるようにしている。
【0042】
また、通信I/F21は、いわゆるモデムとしての機能を有するものであり、送信するデータを変調して公衆通信ネットワークに送出したり、公衆通信ネットワークを通じて送信されて来た自機宛てのデータを受信して復調し、これを制御部11が取り込める形式のデータに変換したりするなどの機能を有するものである。なお、図2において、モジュラージャックMLは、公衆通信網2から屋内に引き込まれた通信線(電話線)の端部に設けられ、ゲーム機1などの通信機能を備えた種々の電子機器の接続を受け付ける接続端である。
【0043】
次に、このゲーム機1において、音声認識機能を実現する部分について説明する。図3は、ゲーム機1において音声認識機能を実現する部分を音声認識処理部13を中心として示したブロック図である。この図3に示した各構成要素は、制御部11によって制御される。
【0044】
そして、音声認識は以下のようにして行われる。使用者の声などの音声は、マイクロホン12により収音され、アナログ電気信号に変換されて音声認識処理部13の音声情報読み取り回路131に供給される。音声情報読み取り回路131は、増幅器やA/Dコンバータ(アナログ/デジタル変換器)を備えたものである。
【0045】
音声情報読み取り回路131は、これにアナログ電気信号として供給された音声信号を増幅し、デジタル信号に変換して、これを音声情報分析回路132に供給する。音声情報分析回路132は、これに入力された音声信号の波形形状や周波数情報等、様々な要素を分析し、予めHD装置20内に用意された音声認識用に用いられる単語用データベース201中の単語を検索することにより、最も合致した単語を選択する。
【0046】
なお、単語用データベース201には、いわゆる発音記号により表現するようにされた種々の単語(単語データ)が記憶されており、音声情報分析回路132は、制御部11を介して単語用データベース201を参照し、単語用データベース201からの単語データについて、音声情報読み取り回路131からの入力音声信号の場合と同様に、様々な要素分析を行い、入力音声信号と単語データとのマッチングを行うようにして、最も合致した単語データを選択するようにしている。
【0047】
音声情報分析回路132による分析を用いる方法としては、次の2つが考えられる。すなわち、分析を行った結果、殆ど合致が見られなかった場合に、相対的に評価を行い、必ず単語用データベース201の中から1つの単語を選択し、それを分析結果として用いる方法と、絶対的な指標としての評価を行い、合致した単語のみを分析結果として用いる2通りの方法が考えられる。この第1の実施の形態においては、例えば、後者の方法が用いられるようにされている。
【0048】
この後、音声情報分析回路132は、分析結果の情報、すなわち、入力された音声信号に合致する単語は何かを示す情報を処理決定回路133に伝送する。処理決定回路133では、通知された単語によって指示される処理は何かを決定し、これを制御部11に通知する。制御部11は、通知された処理を行うように関連する各部を制御する。
【0049】
ここで行うようにされる処理の一例をあげると、例えば、「右」、「左」、「上」、「下」などの音声が入力された場合には、ゲームのキャラクタをLCD16の表示画面上において、指示された方向に移動するようにしたり、「10」、「20」、…などの音声が入力された場合には、その数字をLCD16の表示画面に表示したり、認識された数値をゲーム内のパラメータとして適用したり、スピーカ19を通じて合成音声として放音するなど、音声認識された単語に応じた処理がなされるようにされる。
【0050】
しかし、例えば、動いているキャラクタを停止させるために用いられる単語として、「止まれ」、「動くな」という単語を想定し、これらについて単語用データベース201に登録しておいたとする。しかし、使用者が、動いているキャラクタを停止させるために用いられる単語として、「止まれ」、「動くな」という単語ではなく、「ストップ」や「フリーズ」などの単語を用いた場合には、適正な音声認識ができずに、キャラクタを停止させることができない。
【0051】
そこで、この第1の実施の形態のゲーム機1においては、入力された音声情報を蓄積し、その蓄積量が予め決められた量になった場合に、入力された音声データをサーバ装置1に送信し、よく使われる単語で、ゲーム機1の単語用データベース201に登録されていない単語についての更新情報をサーバ装置1から得て、単語用データベース201を更新するようにしている。
【0052】
なお、サーバ装置5からは、更新情報だけでなく、更新に伴う一連の制御を行うための制御信号も必要となるため、必要となる制御信号もサーバ装置5からゲーム機1に供給するようにされている。
【0053】
このように、ゲーム機1は、必要に応じてサーバ装置5から更新情報を得て、単語用データベース201を更新することによって、使用者に応じた音声認識処理をより確実に行うことができるようにしている。
【0054】
[単語用データベースの更新処理について]
次に、この第1の実施の形態の情報更新システムにおけるゲーム機1の単語用データベース201の更新処理について、ゲーム機1の動作と、サーバ装置5の動作とに分け、図4、図5のフローチャートを参照しながら説明する。まず、ゲーム機1の動作について説明する。
【0055】
図4は、ゲーム機1においての音声認識にかかる部分の処理を示すフローチャートであり、サーバ装置5に対して、更新情報の提供を要求するゲーム機1の動作を説明するためのものである。
【0056】
ゲーム機1に電源が投入され、所定のゲームプログラムが実行するようにされると、制御部11は、音声認識処理部13などを制御して、図4に示す音声認識処理を含む一連の処理を実行させる。制御部11は、音声認識処理部13の音声情報読み取り回路131において、マイクロホン12が収音して電気信号に変換した音声情報を増幅し、これをデジタル信号に変換して、読み取るようにする(ステップS101)。このステップS101の処理においては、不必要な音声情報を読み取ることなく、使用者からの単語の音声情報のみを読み取ることができるように、帯域制限やレベル制限などの必要な制限処理も行われる。
【0057】
そして、制御部11は、音声情報読み取り回路131においてデジタル信号とされた単語の音声情報をHD装置20の予め決められた領域、あるいは、EEPROM114などの所定の記憶領域に蓄積して、これを管理するようにする(ステップS102)。
【0058】
また、音声情報読み取り回路131において読み取られた音声情報は、音声認識処理部13の音声情報分析回路132に供給され、ここで波形形状や周波数情報などの必要な分析を行うとともに、制御部11を通じてHD装置20の単語用データベース201に登録されている単語データを参照し、参照した単語データについての波形形状や周波数情報などの分析をも行って、これらの分析結果のマッチングを取ることにより、合致する単語データを特定するようにする(ステップS103)。
【0059】
そして、制御部11は、音声情報分析回路132においてのマッチング結果に基づいて、合致する単語が特定できたか否かを判断する(ステップS104)。ステップS104の判断処理において、合致する単語データが特定できたと判断したときには、制御部11は、音声情報分析回路132において特定した単語データを音声認識処理部13の処理決定回路133に供給するようにし、処理決定回路133において、使用者からの単語の音声情報に応じた処理を決定する(ステップS105)。
【0060】
処理決定回路133においての決定の結果は、制御部11に通知され、制御部11は、処理決定回路133からの通知に応じて各部を制御して、決定した処理を実行するようにする(ステップS106)。この決定した処理は、具体的には、上述もしたように、キャラクタの動作を使用者からの音声情報に応じて変えるなど、実行中のゲームについての種々の処理が行われることになる。
【0061】
また、ステップS104の判断処理において、合致する単語データが特定できなかったと判断したときには、制御部11は、非マッチング時の処理、例えば、音声認識した単語を無視して、ゲームをそのまま進行させる、あるいは再度音声入力をうながすようにするなどの所定の処理を行うようにする(ステップS107)。
【0062】
ステップS106、または、ステップS107の処理の後、この実施の形態において制御部11は、読み取って所定の記憶領域に蓄積している音声情報(デジタル音声信号)が所定量に達したか否かに基づいて、単語用データベース201の更新を行うか否かを判断する(ステップS108)。
【0063】
ステップS108の判断処理において、読み取った音声情報はまだ所定量に達していないために単語用データベース201の更新は行わないと判断したときには、制御部11は、ステップS101からの処理を繰り返すようにする。また、ステップS108の判断処理において、読み取った音声情報が所定量に達しており、単語用データベース201の更新を行うと判断したときには、制御部11は、読み取って蓄積した音声情報を含む単語用データベース更新要求を生成し、これを通信I/F21を通じてサーバ装置5に対して送信する(ステップS109)。
【0064】
そして、ステップS109において送信した単語用データベース更新要求に応じて、サーバ装置5から更新情報が送信されてくるので、これを受信する(ステップS110)。そして、制御部11は、受信した更新情報とこれに付随する制御信号に基づいて、HD装置20に設けられた単語用データベース201を更新し(ステップS111)、この後、ステップS101からの処理を繰り返す。
【0065】
なお、単語用データベースは、図3において、A.txt、B.txt、C.txtというように、例えば、ゲームの面(ステージ)ごとなどに複数設けられており、サーバ装置1からの制御信号により、どのデータベースに対して更新を行うかなどについて制御するなどのことができるようにされている。つまり、単語用データベース201内で、細かくデータベースをファイル化しておき、各場面ごとに所望のファイルを参照するようにしておくことで、どの場面で、どの反応をするかといった設定を行うことができる。
【0066】
また、上述のステップ102では入力音声情報を記憶するとしているが、続くステップ103における音声情報分析処理により得られる分析結果(発音記号など)を代わりに記憶するようにして、ステップ109において、その分析結果をサーバ装置5に送信するようにしてもよい。
【0067】
さらに、同一データベースファイル内においても、認識される単語と、その単語が認識された場合、どのようなプログラム処理を行うべきかを示すカテゴリーコードのようなものを定義しておけば、プログラムはこのカテゴリーコードを参照することで反応処理を決定できるようになる。こうした場合は、当然単語の更新時に、このカテゴリーコードについても更新処理がなされるものとする。
【0068】
次に、サーバ装置5の動作について説明する。図5は、ゲーム機1からの単語用データベース更新要求に応じて、要求元のゲーム機1に対して更新情報を提供するサーバ装置5の動作を説明するためのフローチャートである。
【0069】
サーバ装置5は、通信機能を備えるとともに、CPU、ROM、RAM、HD装置などを備えたコンピュータであり、ゲーム機1からの更新要求を受信するまで待ち状態となっている(ステップS201)。
【0070】
サーバ装置5は、ゲーム機1からの更新要求を受信すると、更新要求に含まれているゲーム機1の識別情報を抽出し、認証処理を行い、認証が取れたか否かを判断する(ステップS202)。この認証処理は、上述もしたように、単語データの提供を受けることができるようにサーバ装置1の運営会社との間で契約がなされ、会員登録された使用者のゲーム機からの要求か否かの認証を確認するものである。ステップS202の判断処理において、認証が取れなかったと判断したときには、その更新要求は無視され、ステップS201からの処理が繰り返される。あるいはこのフローを終了する。
【0071】
ステップS202の判断処理において、認証が取れたと判断したときには、サーバ装置5においては、受信したゲーム機1からの更新要求に含まれる音声情報あるいは音声情報分析結果を抽出して分析し(ステップS203)、この分析結果に基づいて、ゲーム機1の単語用データベース201に登録されていない単語データを選び出す(ステップS204)。そして、選び出した単語データを要求元のゲーム機1に対して提供するにあたり発生する課金を計算し、要求元のゲーム機1の使用者に対して発生した課金を請求するようにする処理を行う(ステップS205)。
【0072】
このステップS205の具体的な処理は、例えば、提供する単語データの数に応じて課金を計算し、請求書を発行したり、登録された銀行口座から請求金額を引き落とすように例えば通信回線を通じて銀行に請求したりするなどの処理である。
【0073】
なお、発生した課金金額を当該公衆通信ネットワークを通じてリアルタイムにゲーム機1側に通知し、ゲーム機1からの了承を得た後に正式に請求処理を行い更新情報を提供するようにすることもできる。もちろん、発生した課金金額を当該公衆通信ネットワークを通じてリアルタイムにゲーム機1側に通知するだけでもよい。また、公衆通信ネットワークを通じてではなく、請求書を発行してこれを郵送するなどの手続を行うようにすることももちろん可能である。
【0074】
この後、ステップS204において選び出された単語データおよび制御信号を、更新情報として、要求元のゲーム機1に対して送信し(ステップS206)、ステップS201からの処理を繰り返すようにする。
【0075】
このように、ゲーム機1からの比較的多くの音声情報の提供を受けることにより、サーバ装置1においての分析の精緻化が可能となり、ゲーム機1において必要となっている単語データを確実に提供することが出きるようにされる。すなわち、ゲーム機1からの音声情報は、多ければ多いほど、サーバ装置5におけるゲーム機1における必要な単語データの分析を精緻化することが可能となる。
【0076】
なお、ここでは、ゲーム機1において、読み取られ、蓄積された音声情報の量が一定量以上になった場合に、単語用データベースの更新を要求するようにしたが、これに限るものではない。例えば、一定期間ごとに定期的に行うようにするなど、種々のタイミングで単語用データベースの更新を要求するようにすることも可能である。
【0077】
また、図4、図5を用いて説明した方式の場合には、ゲーム機1において読み取った音声情報の全部を更新要求に含めサーバ装置5に送信するようにしたが、これに限るものではない。その他にも例えば音声情報分析回路132で合致なしとの分析結果となった音声情報に限定したり、マッチング度が所定の範囲内の値であった音声情報に限定したり、ある程度波形の類似性から頻度の高いと思われる音声情報のみに限定したりして、サーバ装置5へ送るといった方法も考えられる。
【0078】
図6は、音声情報分析回路132で合致なしとの分析結果となった音声情報のみについての単語データの追加を要求するようにする場合のゲーム機1の処理を説明するためのフローチャートである。図6において、図4と同様に行われる部分には同じ参照符号を付している。
【0079】
この図6の場合には、図4に示したステップS102の読み取ったすべての音声情報の蓄積処理は行わず、ステップS104において、読み取った音声情報に合致する単語データが特定できなかった場合に、ステップS301において、合致する単語データが特定できなかった音声情報を、例えばHD装置20の所定の記憶領域に蓄積する。このとき、特定できなかった回数を記憶する所定の記憶領域のデータをインクリメントする。
【0080】
そして、合致する単語データが特定できなかった音声情報が所定量に達した場合に、その蓄積した音声情報を含む単語用データの更新要求を形成し、サーバ装置5に送信する。このようにすることでゲーム機1が必要とする単語データのみをサーバ装置1に要求してこれを得ることができるようにできる。したがって、サーバ装置5における音声情報の分析を行わないようにすることが可能である。
【0081】
また、上述もしたように、読み取った音声情報のすべてをゲーム機1に蓄積し、ある程度波形の類似性から使用頻度(入力頻度)の高いと思われる音声情報、あるいは、その中でも合致する単語データの特定ができなかった音声情報のみについての単語データの提供をサーバ装置5に対して要求するようにすることも可能である。
【0082】
このように、ゲーム機1の単語用データベースに追加すべき単語データを特定するための分析処理を、図5に示した例のように、サーバ装置5側で行うようにしてもよいし、また、ゲーム機1側で行うようにしてもよい。
【0083】
なお、サーバ装置5において、ゲーム機1が必要とする単語データを抽出するための分析方法としては、例えば単語用データベースに類似したかたちで、莫大な情報の中から検出を行う方法や、人間が直接聞き取りを行う方法等が挙げられる。
【0084】
この分析結果を鑑み、ゲーム機1の使用者に有効となる単語用データベースに登録すべき単語データをサーバ装置5から送信し、単語用データベース201の更新を行うようにすることにより、ゲーム機1の使用者にあった形でゲームをスムーズに進行させゲームをより自然に楽しむことができるようにすることができる。
【0085】
また、ゲーム機1のプログラムの更新も可能なシステムにすれば、更新した単語データに対応したプログラム更新を行うことによって、より高度な対応が行えるようになるのは明白である。この結果使用者は、更新以前の期間では、ある音声入力に対して所望の反応が得られなかったものが、更新後にはその単語を理解し、所望の反応が得られる結果となり、ゲームのバージョンアップ感や、キャラクタの成長等を表現し、より娯楽要素を強めることが可能となる。
【0086】
この第1の実施の形態においては、ある程度図1に示した構成の範囲内で完結したものとなっているが、例えばサーバ装置5側で、全く別の経路で入手した個人情報によって分析したデータを反映させるようにしてもよい。すなわち、サーバ装置5において、更新情報の提供を受けることが可能な会員の会員情報を管理しているので、例えば、年齢や性別、職業や趣味など、ゲーム機1の使用者ごと(会員ごと)の情報に応じて、使用可能な単語データを変えるようにすることができる。
【0087】
また、ここでは、単語用データベースへの単語データ追加(付加)によるデータ更新の例を示したが、目的に応じてデータベースの単語情報を削除する形での更新も考えられる。この場合に削除する単語の例としては、使用頻度の少ない単語や時代性に合致しなくなった単語や付加された単語に類似した単語等が考えられる。こうした削除の操作は、記録容量の効率的な仕様や、音声情報分析回路132で行う分析速度の向上等が可能となる。
【0088】
また、上述した第1の実施の形態の場合には、単語用データベースを更新するための更新情報の提供をゲーム機1からサーバ装置5に要求するようにしたが、これに限るものではない。サーバ装置5側からゲーム機1側に蓄積した音声情報の提供を要求して収集し、これに基づき必要な単語データを分析して提供するようにしてもよい。すなわち、サーバ装置5側からゲーム機1の単語用データベースの更新のためのアクションを起こすようにすることも可能である。
【0089】
また、サーバ装置5側から、一方向的に、必要と思われる更新情報を例えば定期的に提供し、自動的にゲーム機1の単語用データベース201を更新するようにすることもできる。この場合には、使用者の年齢や性別、職業や趣味など、ゲーム機1の使用者ごとの情報に応じて、必要な単語データを選び出すことができるし、時代性や流行などを単語用データベースに自動的に反映させるようにすることが可能である。
【0090】
このように、サーバ装置5から送出する更新情報については、各使用者の条件に依存したものとすることも可能であるし、外部に設けられたサーバ装置5からの一方向的なものとすることも可能である。
【0091】
また、ゲーム機1とサーバ装置5とを接続する公衆通信ネットワークは、この第1の実施の形態の場合に限られるものではなく、専用線、衛星回線、ケーブルテレビ網、その他の地上波放送網、衛星放送網などさまざまなものが考えられる。なお、種々の放送網を用いる場合には、ゲーム機1に放送の受信機能を持たせるようにする。これにより、放送信号によりブロードキャストで複数のゲーム機1に対して同じ単語データなどの更新情報を提供するようにすることができる。
【0092】
[他の構成例]
上述した第1の実施の形態においては、公衆通信ネットワークを通じて接続される外部のサーバ装置5から単語用データベース201を更新するための更新情報の提供を受けるようにした。しかし、これに限るものではない。例えば、図7に示すように、ゲーム機1と有線で、あるいは無線で、直接的に接続されるディスク装置6などの電子機器から更新データの提供を受けるようにすることもできる。この場合、ディスク装置6などの電子機器は、ゲーム機1からの要求に応じて、要求された単語データを提供することになる。
【0093】
また、ディスク装置6などの電子機器が、例えばホームサーバとして用いられているパーソナルコンピュータなどのインテリジェンスな電子機器である場合には、上述したサーバ装置5の場合と同様に、当該電子機器6がゲーム機から蓄積された音声情報の提供を受け、これを分析することにより必要な単語データを抽出し、これをゲーム機1に提供することも可能である。
【0094】
また、図8に示すように、単語用データベースには登録されていない単語データを保持するCD−ROMやDVDなどのディスクドライブ24をゲーム機1が内蔵している場合には、そのゲーム機1に内蔵のディスクドライブ24に装填されたディスクから単語用データベースを更新するための更新情報の提供を受けるようにすることも可能である。
【0095】
[辞書データへの応用]
また、上述した第1の実施の形態の場合には、音声認識のための単語用データベースを更新する場合について説明した。しかし、これをさらに、テキスト入力される情報に基づいて使用される辞書データ(辞書データベース)の更新にも適用することができる。
【0096】
この第1の実施の形態のゲーム機1においては、ゲームコントローラ14は、通常のゲーム機の場合と同様に、ゲームに対する指示入力、例えば、ゲームキャラクタに対する動作の指示入力などを受け付け、これが操作入力I/F15を通じて制御部11に供給され、ゲームキャラクタを使用者からの操作入力に応じて動作させることができるようにしている。
【0097】
さらに、この第1の実施の形態のゲーム機1においては、ゲームコントローラ14を通じて、使用者の名前やゲームキャラクタの名前、あるいは、ゲームについての種々の条件やゲームの進行についての指示などをテキストデータとして入力することもできるようにしている。
【0098】
このようにして入力されるテキストデータは、漢字変換されてLCD16に表示するようにされたり、音声変換(音声合成)されてスピーカ18から放音するようにされたり、あるいは、入力されたテキストデータに応じた処理を実行することができるようにしている。
【0099】
このため、ゲーム機1の操作入力I/F15は、テキストデータの入力を受け付けて、処理する機能をも有するようにしたものである。図9は、操作入力I/F15を中心として、ゲーム機1においてテキストデータの入力を受け付け、テキストデータの変換やテキストデータに応じた処理を行うようにする部分を示したブロック図である。この図9に示した各構成要素は、制御部11によって制御される。
【0100】
図9に示すように、この実施の形態の操作入力I/F15は、テキスト情報読み取り回路151、辞書参照回路152、処理決定回路153を備えたものであり、この操作入力I/F15通じて受け付けられる使用者からのテキストデータは、以下のようにして使用される。
【0101】
ゲームコントローラ14を通じて入力されたテキストデータは、操作入力I/F15のテキスト情報読み取り回路151により読み取られ、このゲーム機1において処理可能な形式に変換されて、辞書参照回路152に供給される。辞書参照回路152は、これに供給されたテキストデータに基づいて、目的とする辞書が参照され、入力されたテキストデータに合致する辞書データが読み出される。
【0102】
ここで、テキストデータが使用者の名前やキャラクタに付けけるようにする名前である場合には、辞書参照回路152は制御部11の制御に応じて漢字辞書を参照し、合致する漢字データを読み出し、これを制御部11、LCDコントローラ17を通じてLCD16に表示するようにする。
【0103】
また、テキストデータが使用者の名前やキャラクタに付けけるようにする名前である場合には、辞書参照回路152は制御部11の制御に応じて音声変換辞書を参照し、合致する発音データを読み出し、これを制御部11、音声処理回路19を通じて、スピーカ18から放音するようにする。
【0104】
さらに、テキストデータが、ゲームに対する指示、例えば、「次へ」、「戻る」などである場合には、辞書参照回路152は制御部11の制御に応じてゲームに対する指示入力辞書を参照し、合致する指示データを読み出し、これを処理決定回路153に供給する。
【0105】
処理決定回路153は、辞書参照回路からの指示データに基づいて、次に行うべき処理を決定する。例えば、入力されたテキストデータがゲームに対する指示である「次へ」というものであった場合には、次に表示すべきキャラクタを読み出して、これをLCD16に表示する処理を行うように決定し、これを制御部11に通知する。これにより制御部11は、処理決定回路153からの通知に基づき、決定された処理を行うことにより、ゲームを使用者からの指示に応じて進行させるようにすることができる。
【0106】
このように、この第1の実施の形態のゲーム機1においては、テキストデータの入力を受け付けてこれを処理するようにするための漢字辞書、音声変換辞書、指示入力辞書などの様々な辞書を用いるようにしている。そして、これら種々の辞書の辞書データについても、前述した音声認識のための単語用データベースの場合と同様にしてサーバ装置から辞書更新情報の提供を受けて更新することができるようにしている。
【0107】
この場合、入力されたテキストデータを全て蓄積しておき、これをサーバ装置5に送信して、サーバ装置5側において分析し、必要な辞書データを追加するようにするための辞書更新情報を抽出して、ゲーム機1に提供するようにすることができる。
【0108】
また、該当する辞書に合致する辞書データが無かった入力されたテキストデータについてのみ、サーバ装置5に辞書更新情報の提供を要求するようにしてももちろんよい。
【0109】
このように、用いる辞書を更新できるようにしておくことにより、変換不能なテキストデータが入力された場合であって、サーバ装置5からの辞書更新情報に基づいて辞書を更新することにより、入力されたテキストデータの変換不能な状態が無くなり、良好にテキストデータの入力を行い、ゲームを楽しむことができるようにされる。
【0110】
すなわち、前述した漢字辞書の場合には、これを更新可能にしておくことにより、漢字に変換不能なテキストデータを無くすことができ、音声変換辞書の場合には、入力されたテキストデータに応じた音声が放音できない状態を無くすことができる。指示入力辞書の場合には、入力されたテキストデータに応じた処理が行えなくなるということを無くすことができる。
【0111】
なお、入力されたテキストデータに応じた音声が一応放音可能であっても、いわゆる自然なイントネーションで放音(発音)させるようにするために自然韻律情報を更新するようにすることにより、入力されたテキストデータを自然なイントネーションで発音させるようにすることもできる。なお、自然韻律辞書を別途設けるようにし、これを更新するようにしてももちろんよい。
【0112】
また、更新が可能な辞書は、上述したものに限るものではない。漢字辞書、音声変換辞書、指示入力辞書の他、英和/和英辞書、キャラクタを形成するためのデータを保持するキャラクタ辞書、複数のストーリを持つようにするためのストーリの分岐などをも含むストーリ辞書など、種々の辞書を更新対象とすることができる。
【0113】
また、辞書データだけでなく、プログラムの更新も合わせて行うようにするなど、音声認識のための単語用データベースの場合と同様にして、種々の辞書の辞書データを更新することができる。
【0114】
面(ステージ)を形成するためのデータベースや、キャラクタを形成するためのデータベース、ゲームのストーリやストーリの分岐についてのデータベースなどについても、サーバ装置5からの更新データに基づいて最新の状態に更新することができるようにしている。
【0115】
このようにしておくことにより、第1面(第1ステージ)だけを購入して実行し、面白ければ、第2面以降も購入するなどということも可能になるし、開発途中のゲームプログラムを完成したステージから順次に提供を受けるようにするなどのこともできる。
【0116】
また、基本機能には無かったパラメータを利用できるようにするために、例えば、感情パラメータを更新要求として送信するようにし、この送信した感情パラメータに応じてキャラクタに感情表現させるためのキャラクタ情報を更新するようにすることもできる。
【0117】
具体的には、当初、キャラクタの感情は表現できなかったが、その後のプログラムの開発によりキャラクタの感情が表現できるようになったとする。この場合には、感情パラメータA1がうれしい、A2が悲しい、A3が起こるであるというように規定した場合に、これらの内の必要な感情パラメータを更新要求に付加してサーバ装置5に送信することによって、それらの感情を表現するキャラクタを形成するための更新情報を得て、キャラクタデータベースなどを更新することにより、ゲームをバージョンアップさせるようにすることもできる。
【0118】
[第2の実施の形態]
次に、第2の実施の形態の情報更新システムについて説明する。この第2の実施の形態の情報更新システムもまた、この発明による情報更新システム、情報更新方法が適用されたものである。しかし、この第2の実施の形態の情報更新システムの場合には、一般使用者が使用するこの発明による情報処理装置が適用された電子機器として、オーディオ機器(音楽記録再生機)であるディスク装置を用いるようにしたものである。
【0119】
すなわち、図1に示した情報更新システムにおいて、ゲーム機1が示されている部分に、通信機能を備えたディスク装置を用いるようにしたものがこの第2の実施の形態の情報更新システムである。その他の部分については、第1の実施の形態の情報更新システムと同様に構成されている。
【0120】
そして、この第2の実施の形態のディスク装置の場合には、再生、停止、早送り、早戻し、スキップ、一時停止などの種々の操作を音声により指示することができるとともに、音声により演奏者名(アーチスト名)や楽曲名を指示することにより、再生する楽曲を指示することができるようにしたものである。つまり、音声認識機能を、再生、停止といった制御の命令に利用したり、所有する楽曲の演奏者や曲名情報の検索や指定に利用したりすることができるようにしている。
【0121】
以下、この第2の実施の形態のオーディオ機器であるディスク装置について説明する。図10は、この第2の実施の形態のディスク装置7を説明するためのブロック図である。図10において、図2に示したゲーム機1と同様に構成される部分には、同じ参照符号を付し、その説明については省略する。
【0122】
この図10に示すディスク装置7は、外部入力端子25、外部入力インターフェース(以下、外部入力I/Fという。)を備えている。この外部入力端子25には、例えばCDプレーヤを接続することができるようにされ、接続されたCDプレーヤから楽曲情報(楽曲データ)やその他の管理に必要なデータ、例えば、楽曲の識別情報や演奏時間、ISRC(International Standard Recording Code)などの供給を受ける。
【0123】
外部入力I/F26は、外部入力端子25を通じて供給を受けたデータをこのディスク装置7において扱える形式のデータに変換し、これを制御部11を通じてHD装置20のハードディスクに記録する。この場合、楽曲情報については、制御部11において所定の方式でデータ圧縮を行い、圧縮後の楽曲情報を記録するようにしてもよい。このようにデータ圧縮して記録するようにした場合には、再生時に制御部11あるいは音声出力処理部19などにおいて、データ伸張処理を行うようにすればよい。
【0124】
そして、HD装置20のハードディスク上に記録した楽曲情報を扱うような場合、一括管理を行うための管理情報をハードディスク上に形成し、効率よく管理することができるようにする。この管理情報と単語用データベースをリンクさせるようにすれば、音声により入力された演奏者や曲名などによる指示が可能となる。
【0125】
このとき、新たなCDを購入してきてHD装置20のハードディスク上に展開した場合に、新しい演奏者(アーチスト)や新しい楽曲およびそれらを短縮形で表現した名称や通称・俗称で表したものについては音声認識することができない場合が多々発生することが考えられる。
【0126】
そこで、一般的にCDに用いられている識別情報であるISRCを含む更新要求を用いて、図1に示したように外部に設けられるサーバ装置5にアクセスすることによって、サーバ装置5上に予め用意されている演奏者や曲名情報用の単語データを決定し、この決定した単語データを含む更新情報をディスク装置7に返信するようにする。
【0127】
ディスク装置7においては、サーバ装置5からの更新情報を受信し、受信した更新情報を自機の音声認識のための単語用データベースに付加する形で更新を行い、上述した一括管理を行うための管理情報とリンクさせるようにする。このような構成とすることで、使用者は新たに楽曲をCDで購入し、これをHD装置20のハードディスク上にリッピングした場合でも、当該CDの演奏者や曲名を音声入力による指定や検索が可能となる。
【0128】
図11は、オーディオ機器としてのディスク装置7において、音声認識機能を実現する部分を音声認識処理部13を中心として示したブロック図である。この図11において、図3に示したゲーム機1の場合と同様に構成される部分には同じ参照符号を付し、その説明は省略する。
【0129】
そして、この図11に示すディスク装置7の場合には、ハードディスク20内には、単語用データベース2031、多数の楽曲情報が記録された楽曲ファイル2032が設けられる。この2つを直接的にリンクさせるようにしてもよいが、この実施の形態においては上述もしたように、楽曲ファイル2032に記録された各楽曲情報の記録アドレス等を管理する管理ファイル2033を設け、この管理ファイル2033と単語用データベース2031とをリンクさせるようにしている。
【0130】
そして、この第2の実施の形態のディスク装置7においては、CDからの楽曲情報のHD装置へのリッピング時に例えばISRCに基づいて単語用データベースを更新したか否かを確認し、更新していないときには、当該ISRCを含む更新要求をサーバ装置5に送信することにより、更新情報を得て、新たにリッピングするようにした楽曲情報の曲名や演奏者名などの単語データを単語データベース2031に更新するとともに、管理ファイルとリンクを取るようにしている。
【0131】
このようにすることにより、マイクロホン12を通じて受け付けた例えば楽曲名の音声信号は、音声情報読み取り回路131で読み取られ、音声情報分析回路132に供給され、ここで分析される。この分析結果は、音声情報分析回路132において、単語用データベースの単語データを分析し得た分析結果とマッチングするようにされ、合致した楽曲名が特定される。
【0132】
この特定された楽曲名は、処理決定回路133に供給され、その楽曲名で指示された楽曲の再生が制御部11に指示するようにされる。これにより、制御部11は各部を制御し、音声による楽曲名の入力に応じて、その指示された楽曲の再生が行うようにされ、音声により入力された楽曲名が認識できないために、音声によりその楽曲を再生したりすることができないという不都合を防止することができるようにされる。
【0133】
この他、演奏者名や楽曲名の一部を音声入力して、該当する楽曲候補リストを表示し、選択させるなどの応用も可能である。
【0134】
[単語用データベースの更新処理について]
次に、この第2の実施の形態の情報更新システムにおけるディスク装置7の単語用データベース2031の更新処理について、ディスク装置7の動作と、サーバ装置5の動作とに分け、図12、図13のフローチャートを参照しながら説明する。まず、ディスク装置7の動作について説明する。
【0135】
図12は、ディスク装置7において外部のCDプレーヤからの楽曲データをHD装置のハードディスクにリッピングする場合の動作を説明するためのものである。
【0136】
ディスク装置7に電源が投入され、外部入力端子25を通じて入力される楽曲情報のハードディスクへの記録(リッピング)が行うようにされると、まず制御部11は、外部入力I/F26を通じて供給されるISRCを取得し、これをRAM113などに一時記憶するようにする(ステップS401)。
【0137】
次に、制御部11は、外部入力I/F26を通じて供給される楽曲情報をHD装置20のハードディスクに記録するとともに、その管理ファイルを作成するようにする(ステップS402)。そして、制御部11は、ステップS401において取得したISRCに基づいて、単語用データベースは更新済みかを確認する(ステップS403)。
【0138】
このステップS403の処理は、例えば、リッピングされたCDのISRCを保持するファイルを参照し、既に同じISRCが登録されているか否かを確認する処理である。そして、ステップS403の確認処理に基づいて、今回ハードディスクにリッピングするようにしたCD用の単語データは、既に単語用データベースに更新されているか否かを判断する(ステップS404)。
【0139】
ステップS404の判断処理において、既に更新済みであると判断したときには、図12に示す処理を終了する。ステップS404の判断処理において、更新済みでないと判断したときには、当該CDのISRCを含む更新要求を生成して、公衆通信ネットワークを通じてサーバ装置5に送信する(ステップS405)。
【0140】
そして、自機が送出した更新要求に応じて、サーバ装置5から送信されてくる更新情報を受信し(ステップS406)、受信したサーバ装置5からの更新情報に基づいて、HD装置20の単語用データベース2031を更新するとともに、管理ファイルとの間でリンクを取るようにし(ステップS407)、この図12に示す処理を終了する。
【0141】
次に、サーバ装置5の動作について説明する。図13は、ディスク装置7からの単語用データベース更新要求に応じて、要求元のディスク装置7に対して更新情報を提供するサーバ装置5の動作を説明するためのフローチャートである。
【0142】
第2の実施の形態のサーバ装置5の動作を説明するための図13のフローチャートと第1の実施の形態で用いた図5に示したフローチャートとを比較すると分かるように、基本的には、第1の実施の形態において説明したゲーム機1に対して更新情報を提供するサーバ装置5の場合とほぼ同様の処理となる。しかし、この第2の実施の形態の場合には、音声情報についての分析は必要なく、ISRCというデータ情報だけで、目的とする単語データの抽出が可能となる。
【0143】
以下、図13のフローチャートに沿って、サーバ装置5の動作について説明する。サーバ装置5は、ディスク装置7からの更新要求を受信するまで待ち状態となっている(ステップS501)。サーバ装置5は、ディスク装置7からの更新要求を受信すると、更新要求に含まれているディスク装置7の識別情報を抽出し、認証処理を行い、認証が取れたか否かを判断する(ステップS502)。
【0144】
この認証処理は、単語データの提供を受けることができるようにサーバ装置1の運営会社とディスク装置7の使用者との間で契約がなされ、会員登録された使用者のディスク装置からの要求か否かの認証を確認するものである。ステップS502の判断処理において、認証が取れなかったと判断したときには、その更新要求は無視され、ステップS501からの処理が繰り返される。
【0145】
ステップS502の判断処理において、認証が取れたと判断したときには、サーバ装置5においては、受信したディスク装置7からの更新要求に含まれるISRCを抽出し(ステップS503)、抽出したISRCに基づいて、ディスク装置7から要求されたCDの演奏者や楽曲名についての単語データを抽出する(ステップS504)。
【0146】
そして、抽出した単語データを要求元のディスク装置7に対して提供するにあたり発生する課金を計算し、要求元のディスク装置7の使用者に対して発生した課金を請求するようにする処理を行う(ステップS505)。
【0147】
このステップS505の具体的な処理は、第1の実施の形態においても説明したように、例えば、提供する単語データの数に応じて課金を計算し、請求書を発行したり、登録された銀行口座から請求金額を引き落とすように銀行に請求したりするなどの処理である。
【0148】
この後、ステップS504において抽出した単語データおよび制御信号を、更新情報として、要求元のディスク装置7に対して送信し(ステップS506)、ステップS501からの処理を繰り返すようにする。
【0149】
このように、サーバ装置5は、ディスク装置7からの更新要求に含まれるISRCに基づいて、ディスク装置7が必要とする単語データを抽出し、これを提供することができるものである。すなわち、サーバ装置5は、新たなCDが発売されるごとに、そのCDの演奏者や楽曲名を正確に音声認識するための単語データが供給され、これを保持し、会員のディスク装置7からの要求に応じて提供することができるものである。
【0150】
なお、この第2の実施の形態の情報更新システムにおいても、例えば、一定期間ごとにサーバ装置5から一方向的に新譜についての更新情報を自動的に提供するようにすることもできるし、会員の年齢や嗜好などの情報に基づき、会員ごとに必要となるであろう単語データを一方向的に提供することも可能である。
【0151】
また、この第2の実施の形態においては、オーディオ機器であるHD装置を備えたディスク装置に、この発明による情報処理装置を適用した場合を例にして説明したが、これに限るものではない。たとえば、CDのような記録媒体を複数枚扱うチェジャー機器のような場合にも同様に適用することが可能である。
【0152】
[第3の実施の形態]
次に、第3の実施の形態の情報更新システムについて説明する。この第3の実施の形態の情報更新システムもまた、この発明による情報更新システム、情報更新方法が適用されたものである。しかし、この第3の実施の形態の情報更新システムの場合には、一般使用者が使用するこの発明による情報処理装置が適用された電子機器として、カーナビゲーションシステムを用いるようにしたものである。
【0153】
すなわち、図1に示した情報更新システムにおいて、ゲーム機1が示されている部分に、通信機能を備えたカーナビゲーションシステムを用いるようにしたものがこの第3の実施の形態の情報更新システムである。その他の部分については、第1の情報更新システムと同様に構成される。ただし、カーナビゲーションシステムは、自動車に搭載されて用いられるため、通信機能として携帯電話端末機能を有するようにしたものであり、公衆通信網2への接続は、基地局を通じて行われる。
【0154】
そして、この第3の実施の形態のカーナビゲーションシステムの場合には、全国版の地図情報は備えているものの、その全国版の地図ではフォローしていない、ごく限られた地域の詳細な地図情報などが欲しい場合に、音声により、あるいは、キー操作により指示することにより、必要な地図の提供を要求する提供要求をサーバ装置5に送信し、地図情報の提供を受けるようにするものである。
【0155】
以下、この第3の実施の形態のカーナビゲーションシステムについて説明する。図14は、この第2の実施の形態のディスク装置7を説明するためのブロック図である。図14において、図2に示したゲーム機1、あるいは、図10に示したディスク装置7と同様に構成される部分には、同じ参照符号を付し、その説明については省略する。
【0156】
この図14に示すカーナビゲーションシステム8の場合には、携帯電話端末と同様の無線通信機能を実現するための無線通信部29、送受信アンテナ30を備えるとともに、人口衛星からの情報を受信して現在位置を取得するための部分であるGPS部32、GPS用受信アンテナ33とを備えている。また、DVD装置31は、主に地図情報が記録されたDVDが装填され、これを再生するためのものである。
【0157】
そして、カーナビゲーションシステム8は、GPS部32を通じて取得した現在位置に応じた地図情報をDVD装置31に装填されたDVDから読み出して、これをLCD16に表示するとともに、その表示した地図上に現在位置を示すマークを表示することができるものである。
【0158】
また、上述した第1の実施の形態のゲーム機1、第2の実施の形態のディスク装置7の場合と同様に、この第3の実施の形態のカーナビゲーションシステム8の場合にも、使用者は音声により種々の操作を行うことができるものである。
【0159】
図15は、カーナビゲーションシステム8において音声認識機能を実現する部分を音声認識処理部13を中心として示したブロック図である。この図15に示した各構成要素は、制御部11によって制御される。
【0160】
そして、マイクロホン12を通じて、例えば、「詳細地図」と音声入力すると、前述した第1の実施の形態のゲーム機1の場合と同様に、入力音声を音声情報読み取り回路131でデジタル信号として読み取り、音声情報分析回路132において分析して単語用データベースの単語データとマッチングするようにして、入力音声に合致する単語データを特定する。
【0161】
そして、処理決定回路133において、特定した単語データに基づいて、次に実行すべき処理が決定され、これが制御部11に通知されて、その処理が実行するようにされる。この場合、「詳細地図」と音声入力されたのであるから、これに応じた地図情報の提供要求をサーバ装置5に送信することになる。
【0162】
具体的には、制御部11は、GPS部32を通じて取得した緯度情報、経度情報を含む地図提供要求を形成し、これを無線通信部29、送受信アンテナ30を通じてサーバ装置5に送信するようにする。
【0163】
サーバ装置5は地図提供要求を受信すると、その要求中に含まれる経度情報、緯度情報に基づいて、自己の地図データベースに保持している要求地点の詳細な地図情報を抽出し、これを前述した第1、第2の実施の形態の情報更新システムの場合と同様に有料で提供するようにする。
【0164】
カーナビゲーションシステム8は、サーバ装置5からの地図情報を受信し、これを図15において、点線で示した地図情報2051として、ハードディスク内に格納し、これを利用することができるようにされる。これにより、カーナビゲーションシステム8の使用者は、全国版の地図では良く分からなかった地域の詳細な地図を得て、これを利用することができるようにされる。
【0165】
また、「コンビニ名」、「ビル名」などと音声入力すると、カーナビゲーションシステム8からコンビニ名やビル名が詳細に表示するようにされた地図を要求する地図提供要求を形成してサーバ装置5に送信し、コンビニ名やビル名が分かりやすく表示するようにされた地図の提供を受けて、これを利用することができるようにされる。
【0166】
あるいは、正式名称ではないものの通称で呼ばれる道路名、最近建設されたビル名、店舗名、施設名などを含んだデータベースに更新することにより、いっそう使いやすく認識率を向上させたナビゲーションシステムとすることができる。
【0167】
このように、通常はあまり使用しないが、従来の全国版地図では情報が足りなかったり、分かり難かったりする場合に、必要な情報がある種々の詳細地図の提供を受け、これを利用することができるようにされる。
【0168】
また、カーナビゲーションシステム8において、音声認識のための分析の結果得られた単語が、ある地名であった場合には、DVD装置31に装填されたDVDから該当する地名を含む地図を読み出して、これを表示することができることはいうまでもない。
【0169】
また、このカーナビゲーションシステム8で用いる音声認識のための単語用データについても、前述した第1のゲーム機1の場合と同様に更新を要求し、更新情報を得て更新することもできるようにされる。
【0170】
以上、第1〜第3の実施の形態について述べたが、本発明によれば、サーバ5に対しデータベースの更新を要求する際に、使用者の個人識別情報や装置の識別情報を含めて送信することにより、サーバ装置5から使用者あるいは装置ごとに適切な更新情報の提供を受けるようにすることができる。
【0171】
この更新処理を概略のフローチャートで示すと図16のようになる。図16は、個人識別情報をサーバ装置5に通知して更新情報の提供を受ける場合の処理を説明するためのフローチャートである。通常の場合には、プログラムやデータが収録されたCDやDVD等のディスク媒体を購入し、これを上述した実施の形態のゲーム機、ディスク装置、カーナビゲーションシステムなどの電子機器のデータベースに展開し、あるいは、ディスク記録媒体を直接的にアクセスすることにより、ゲームを実行して楽しんだり、音楽などを再生して楽しんだり、また、地図情報を表示して現在位置と目的地までの道順を確認するなどのことができるようにされる(ステップS601)。
【0172】
そして、上述もしたように、使用者からの指示に応じて、あるいは、データベース等に該当するデータが無かった場合などの所定の場合に、それぞれの機器が備える通信機能を用いて、個人識別情報およびデータ提供要求をサーバ装置5に送信する(ステップS602)。
【0173】
サーバ装置5は、受信した個人識別情報に基づき、その個人識別情報で特定される使用者に応じた更新情報を形成し、これを送信する。ゲーム機などの使用者側の各電子機器は、サーバ装置5からの自機宛ての更新情報(個人用更新データ)を受信し(ステップS603)、取得した更新情報をデータベースに展開して(ステップS604)、これを利用できるようにする。
【0174】
このようにすることにより、その電子機器の使用者に対して有効な更新情報を提供することができるようにされる。また、ゲーム機などの使用者側の電子機器の識別IDを上述した個人識別情報と同様にしてサーバ装置5に送信することにより、その電子機器に対してのみ有効な更新情報を提供するなどのことができるようにされる。
【0175】
ここで、個人識別情報は、例えば、ゲーム機やディスク装置などの再生機器である使用者側の電子機器に備わるメモリあるいはHD装置などに使用者ごとに区分された個人IDを記憶しておき、当該電子機器の起動時に使用者に応じた個人識別情報を選択し設定するようにしたり、使用者の個人IDが記憶されるメモリカードをその電子機器に挿入し、個人IDをその機器のメモリに読み出すようにして使用したりするなどのことができるようにされる。
【0176】
また、機器の識別情報は、例えばROM112やEEPROM114などに記憶された装置の型式記号や機種名などを使用すればよい。
【0177】
そして、例えば、ゲームのキャラクタなどを操作する音声コマンドとして、ある使用者は主として日本語を、またある使用者は主として英語を、それぞれ使用できるようにするできる。すなわち、この場合には、例えば、サーバ装置5側で、送信されてきた個人識別情報に基づいて、過去の更新情報の提供履歴などから、日本語の音声用データを提供するのか、英語の音声用データを提供するのかを判別することができるようにされる。
【0178】
また、CDやDVDなどの再生機器において、送信された機器の識別情報により、機器に供給されるデータベース更新用のデータを変更することができる。例えば、使用機器によっては装備されない機能の音声コマンドは供給する必要はなく、むしろ、これを含めて多くの認識用データを供給することは大容量のメモリを必要とし音声認識率の低下を引き起こすので望ましくないため、不必要な情報の提供を防止することが可能となる。
【0179】
さらに、カーナビゲーションシステムにおいて、送信された個人識別情報に基づいてサーバ5がその使用者に適したデータベース更新用のデータを送ることができる。例えば、使用者が主としてドライブすることの多い地域(例えば、東京/横浜)を特定し、その地域に含まれる地名や施設名などのデータに対して重み付けして合致しやすくしたり、逆にその地域以外の地名や施設名のデータに合致しにくくするよう重み付けしたりするなどといった適用が可能である。
【0180】
このように、ゲーム機などの更新可能なデータベースを備えた電子機器の使用者の個人識別情報やその電子機器の識別IDを更新情報の提供先であるサーバ装置側に送信することにより、より的を絞った更新情報の提供が可能となり、使用者側の電子機器の機能を的確に向上させることができるとともに、無駄な更新情報の供給を受けないようにしてメモリを無駄に使用しないようにすることができる。
【0181】
本実施例では、娯楽用のゲーム機やオーディオ機器、カーナビゲーションシステムでの利用についてのべたが、これに限るものではない。ペットロボットやその他の種々の電子機器であって、何らかのデータベースを使用している電子機器にこの発明を適用することができる。
【0182】
そして、上述した第1の実施の形態においては、音声認識できなかった入力音声についての単語データを得るようにする場合を例にして説明したが、これに限るものではなく、使用する頻度が高い音声情報についての単語データを得るようにすることももちろん考えられる。
【0183】
また、第2の実施の形態においては、購入したCDに応じて必要な単語データを取得する場合を例にして説明したが、これに限るものではない。単語用データベースをサーバ装置から見て順次最新のものにするようにしてももちろんよい。
【0184】
また、第3の実施の形態においては、使用者が必要な情報を必要な場合に取得する場合を例にして説明した。これをさらに進め、複数の使用者が使用する場合などにおいて、各使用者ごとにデータベースをカスタマイズするようにすることもできる。
【0185】
また、単語データベースに時事キーワード、流行キーワードを必要に応じて更新するようにすることも可能である。
【0186】
このように、サーバ装置等に必要に応じて接続し、単語用データベース、辞書データベース、その他の種々のデータベースを更新する更新情報を得て、それらのデータベースを更新する方法を用いることにより、それらのデータベースを用いる電子機器の能力や信頼性を高め、より高い利便性を獲得することが可能となる。特に、音声認識機能を用いる電子機器においては、音声認識における認識の幅を広げるとともに、個々の使用者に合った電子機器を形成していくようにすることが可能となる。
【0187】
なお、更新情報に含めて送信する情報としては、上述もしたように、いずれも入力情報としての音声情報、テキストデータ、ISRCや感情パラメータなどのデータ等が考えられるが、この他、ゲーム機1、ディスク装置7、カーナビゲーションシステム8などにおいて形成される各種のデータなどを、サーバ装置で分析対象の情報として用いられたり、必要な情報を抽出するためのキー情報として用いられたりする情報として更新要求に含めて送信するようにしてもよい。
【0188】
また、上述した各実施の形態においては、音声入力はマイクロホン12を通じて受け付けるものとして説明したが、これに限るものではない。いわゆる一般的なアナログオーディオ入力回路として構成することも可能である。その他、所望のデバイスを用いることで、ディジタルオーディオインターフェースによる入力への対応を始め、パーソナルコンピュータとしてのファイル情報としての入力も可能である。
【0189】
また、音声情報読み取り回路131でデジタル化された信号は、音声情報分析回路132に伝送されることになるが、このようなデジタル信号の伝送に際しては、例えばいわゆるUSBケーブル等の種々のデジタルインターフェースを用いることが考えられる。
【0190】
また、前述した実施の形態において、サーバ装置5は、更新情報の提供に当たり、課金を行うようにしたが、必ずしも課金を行うようにする必要は無い。データベースを更新するための更新情報を無料で提供するようにしてももちろんよい。もちろん、提供する更新情報のデータ量に応じて課金を変えたり、また、更新情報の提供回数に応じて課金を変えたり、また、会員に応じて課金を変えたり、また、提供する更新情報の内容に応じて課金を変えたりすることもできる。
【0191】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、種々のデータベースを適切なタイミングで、適切な内容に、しかも簡単かつ確実に更新できるようにすることができる。
【0192】
また、種々のデータベースを更新する更新情報を得て、それらのデータベースを更新する方法を用いることにより、それらのデータベースを用いる電子機器の能力や信頼性を高め、より高い利便性を獲得することができる。
【0193】
また、音声認識機能を用いる電子機器においては、音声認識における認識の幅を広げるとともに、個々の使用者に合った電子機器を形成していくようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による情報更新システムの一実施の形態を説明するための図である。
【図2】この発明による情報処理装置の一実施の形態が適用されるゲーム機1を説明するためのブロック図である。
【図3】図2に示したゲーム機1の音声認識に係る部分と単語用データベースについて説明するためのブロック図である。
【図4】図2に示したゲーム機1において実行される処理を説明するためのフローチャートである。
【図5】ゲーム機1からの要求に応じて更新情報を提供するサーバ装置5において実行される処理を説明するためのフローチャートである。
【図6】図2に示したゲーム機1において実行される処理の他の例を説明するためのフローチャートである。
【図7】この発明による情報処理装置の一実施の形態が適用されるゲーム機1の他の例を説明するためのブロック図である。
【図8】この発明による情報処理装置の一実施の形態が適用されるゲーム機1の他の例を説明するためのブロック図である。
【図9】図2に示したゲーム機1のテキストデータの取り込みを行う部分と辞書データの利用に係る部分について説明するためのブロック図である。
【図10】この発明による情報処理装置の一実施の形態が適用されるディスク装置7を説明するためのブロック図である。
【図11】図10に示したディスク装置7の音声認識に係る部分と単語データベース、楽曲ファイル、管理ファイルについて説明するためのブロック図である。
【図12】図10に示したディスク装置7において実行される処理を説明するためのフローチャートである。
【図13】図10に示したディスク装置からの要求に応じて更新情報を提供するサーバ装置5において実行される処理を説明するためのフローチャートである。
【図14】この発明による情報処理装置の一実施の形態が適用されるカーナビゲーションシステム8を説明するためのブロック図である。
【図15】図14に示したカーナビゲーションシステムの音声認識に係る部分と地図データベースについて説明するためのブロック図である。
【図16】個人識別情報や装置IDなどに応じた更新情報の提供を受ける場合の処理を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1…ゲーム機、2…公衆通信網、3…ISP、4…インターネット、5…サーバ装置、11…制御部、111…CPU、112…ROM、113…RAM、114…EEPROM、12…マイクロホン、13…音声認識処理部、14…ゲームコントローラ、15…操作入力I/F、16…LCD、17…LCDコントローラ、18…スピーカ、19…音声出力処理部、20…HD装置、21…通信I/F、ML…モジュラージャック

Claims (14)

  1. 所定のデータベースを記憶する記憶手段と、
    入力情報を受け付ける入力情報受付手段と、
    前記入力情報受付手段を通じて受け付けられた前記入力情報に基づいて、前記記録媒体の前記データベースを参照し、参照の結果得られた情報に基づいて、行うべき処理を決定するようにする決定手段と、
    前記記憶手段の前記データベースの更新に用いるようにする更新情報の供給を受け付ける更新情報受付手段と、
    前記更新情報受付手段を通じて受け付けた前記更新情報に基づいて、前記記録媒体の前記データベースを更新するようにする更新手段と
    を備えた情報処理装置と、
    前記情報処理装置の前記記憶手段に作成された前記データベースの更新に用いるようにされる前記更新情報を前記情報処理装置に提供するようにする更新情報提供手段を備え、前記情報処理装置の内部、あるいは、外部に設けられる情報提供装置と
    からなる情報更新システム。
  2. 請求項1に記載の情報更新システムであって、
    前記情報処理装置は、
    前記情報提供装置に対して、前記データベースの更新に用いるようにする前記更新情報の提供要求を形成して前記情報提供装置に提供するようにする提供要求提供手段を備え、
    前記情報提供装置は、
    前記情報処理装置からの前記提供要求を受け付ける提供要求受付手段を備え、
    前記更新情報提供手段は、前記提供要求受付手段を通じて前記提供要求を受け付けた場合に、前記更新情報を提供するようにすることを特徴とする情報更新システム。
  3. 請求項2に記載の情報更新システムであって、
    前記情報処理装置は、
    前記入力情報受付手段を通じて受け付けた1つ以上の前記入力情報を分析して、必要な更新情報を特定するようにする分析手段を備え、
    前記提供要求提供手段は、前記分析手段においての分析結果を考慮した前記提供要求を形成して提供するものであり、
    前記情報提供装置において、
    前記更新情報提供手段は、前記情報処理装置からの前記提供要求に基づいて、必要な更新情報を前記情報処理装置に提供するものであることを特徴とする情報更新システム。
  4. 請求項2に記載の情報更新システムであって、
    前記情報処理装置において、
    前記提供要求提供手段は、前記入力情報受付手段を通じて受け付けた1つ以上の前記入力情報を含む前記提供要求を形成して提供するものであり、
    前記情報提供装置は、
    前記提供要求受付手段を通じて受け付けた前記提供要求に含まれる1つ以上の前記入力情報を分析して、必要な更新情報を特定するようにする分析手段を備え、
    前記更新情報提供手段は、前記分析手段の分析結果に基づいて、前記情報処理装置に提供すべき前記更新情報を特定し、これを提供するようにすることを特徴とする情報更新システム。
  5. 請求項1、請求項2、請求項3または請求項4に記載の情報更新システムであって、
    前記情報提供装置は、
    前記情報処理装置の外部に設けられ、前記情報処理装置とは広域通信ネットワークを通じて接続することができるようにされたものであり、
    前記更新情報の提供先に対して、前記更新情報の提供に応じた課金を発生させる課金手段と、
    前記広域通信ネットワークを通じて、あるいは、前記広域通信ネットワーク以外の経路で、前記課金手段により発生させた前記課金の内容を示す情報を前記情報処理装置側に通知するようにする課金内容通知手段と
    を備えることを特徴とする情報更新システム。
  6. 所定のデータベースを記憶する記憶手段と、
    入力情報を受け付ける入力情報受付手段と、
    前記入力情報受付手段を通じて受け付けられた前記入力情報に基づいて、前記記録媒体の前記データベースを参照し、参照の結果得られた情報に基づいて、行うべき処理を決定するようにする決定手段と、
    前記記憶手段の前記データベースの更新に用いるようにする更新情報の供給を受け付ける更新情報受付手段と、
    前記更新情報受付手段を通じて受け付けた前記更新情報に基づいて、前記記録媒体の前記データベースを更新するようにする更新手段と
    を備えたことを特徴とする情報処理装置。
  7. 請求項6に記載の情報処理装置であって、
    前記更新情報は、当該情報処理装置の内部、あるいは、外部に設けるようにされる情報提供装置から提供を受けるものであり、
    前記情報提供装置に対して、前記データベースの更新に用いるようにする前記更新情報の提供要求を形成して前記情報提供装置に提供するようにする提供要求提供手段を備えることを特徴とする情報処理装置。
  8. 請求項7に記載の情報処理装置であって、
    前記入力情報受付手段を通じて受け付けた1つ以上の前記入力情報を分析して、必要な更新情報を特定するようにする分析手段を備え、
    前記提供要求提供手段は、前記分析手段においての分析結果を考慮した前記提供要求を形成して提供するものであることを特徴とする情報処理装置。
  9. 請求項7に記載の情報処理装置であって、
    前記提供要求提供手段は、前記入力情報受付手段を通じて受け付けた1つ以上の前記入力情報を含む前記提供要求を形成して提供するものであることを特徴とする情報処理装置。
  10. 入力情報に基づいて参照され、参照の結果得られた情報に基づいて、行うべき処理を決定するようにするためのデータベースを最新の状態に更新するようにする情報更新方法であって、
    自機の内部、あるいは、外部に設けられる情報提供装置から、前記データベースを更新するようにするための更新情報の提供を受け付ける更新データ受付ステップと、
    前記更新情報受付ステップにおいて受け付けた前記更新データを用いて、前記データベースを更新する更新ステップと
    を有することを特徴とする情報更新方法。
  11. 請求項10に記載の情報更新方法であって、
    前記情報提供装置に対して、前記データベースの更新に用いるようにする前記更新情報の提供要求を形成して前記情報提供装置に提供するようにする提供要求提供ステップを有することを特徴とする情報更新方法。
  12. 請求項10に記載の情報更新方法であって、
    受け付けた1つ以上の前記入力情報を分析して、必要な更新情報を特定するようにする分析ステップを有し、
    前記提供要求提供ステップにおいては、前記分析ステップにおいての分析結果を考慮した前記提供要求を形成することを特徴とする情報更新方法。
  13. 請求項10に記載の情報更新システムであって、
    前記提供要求提供ステップにおいては、受け付けた1つ以上の前記入力情報を含む前記提供要求を形成して前記情報提供装置に提供し、
    前記情報提供装置において、受け付けた前記提供要求に含まれる1つ以上の前記入力情報を分析して、必要な更新情報を特定し、特定した更新情報を前記データベースに提供するようにすることを特徴とする情報更新方法。
  14. 請求項10、請求項11、請求項12または請求項14に記載の情報更新方法であって、
    前記情報提供装置は、前記情報処理装置の外部に設けられ、前記情報処理装置とは広域通信ネットワークを通じて接続することができるようにされており、
    前記情報提供装置においては、
    前記更新情報の提供先に対して、前記更新情報の提供に応じた課金を発生させる課金ステップと、
    前記広域通信ネットワークを通じて、あるいは、前記広域通信ネットワーク以外の経路で、前記課金手段により発生させた前記課金の内容を示す情報を前記情報処理装置側に通知するようにする課金内容通知ステップと
    を備えることを特徴とする情報更新方法。
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