JPH08205122A - 通信式カラオケシステム及びカラオケ端末 - Google Patents

通信式カラオケシステム及びカラオケ端末

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JPH08205122A
JPH08205122A JP7012625A JP1262595A JPH08205122A JP H08205122 A JPH08205122 A JP H08205122A JP 7012625 A JP7012625 A JP 7012625A JP 1262595 A JP1262595 A JP 1262595A JP H08205122 A JPH08205122 A JP H08205122A
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karaoke
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center
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JP7012625A
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Shizuka Yo
静 楊
Satoshi Furukawa
敏 古川
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EKUSHINGU KK
Brother Industries Ltd
Xing Inc
Original Assignee
EKUSHINGU KK
Brother Industries Ltd
Xing Inc
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Publication date
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  • Reverberation, Karaoke And Other Acoustics (AREA)
  • Meter Arrangements (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 カラオケ曲情報を情報センタからカラオケ端
末にビデオテックス通信網を介して配信することで、料
金徴収に面倒がない通信式カラオケシステムを提供す
る。 【構成】 MIDI情報を含むカラオケ曲情報を蓄積し
ている情報センタ1と、該情報センタ1からビデオテッ
クス通信網を介して配信されたカラオケ曲情報を記憶し
ておき、そのカラオケ曲情報に基づいて所定のカラオケ
演奏処理を行うカラオケ端末10とを備え、前記情報セ
ンタ1がカラオケ端末10へカラオケ曲情報を配信する
に際して送信した課金情報に基づいて、ビデオテックス
通信網9はカラオケ端末10に対する課金を実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カラオケ演奏における
伴奏音楽情報であるMIDI情報を含むカラオケ曲情報
を情報センタからカラオケ端末に配信し得るようにされ
ている通信式カラオケシステム及びそれに使用するカラ
オケ端末に係り、特に情報センタから配信するカラオケ
曲情報の料金を徴収する課金機能を備えたものに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年普及している通信式カラオケシステ
ムは、店舗等に設置された通信カラオケ端末に予め多数
のカラオケ曲情報を記憶しておき、新曲は電話回線を通
じて情報センタから配信するように構成されている。情
報センタは、カラオケ演奏における伴奏音楽情報である
MIDI情報を含むカラオケ曲情報を蓄積しているので
ある。そして、この新曲の配信に伴う料金徴収は、曲情
報配信事業者がカラオケ端末設置事業者の店舗等に直接
出向いたり、銀行口座に振り込んでもらうなどの方法に
よっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、カラオ
ケ端末の転売等によって、曲情報配信事業者側における
カラオケ端末を使用するカラオケ端末設置事業者の管理
が不可能になったりすると、以後のカラオケ端末への曲
情報配信サービス及び同サービスに対する料金徴収が難
しくなるという問題をもっている。
【0004】また、このようなカラオケ端末設置事業者
の管理や、曲情報配信に対する料金徴収は、曲情報配信
事業者側には大きな負担でもあった。そこで、本発明
は、MIDIデータを含むカラオケ曲情報を情報センタ
からカラオケ端末に課金通信網を介して配信すること
で、料金徴収に面倒がない通信式カラオケシステム及び
カラオケ端末を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段、作用及び効果】上記目的
達成のためになされた請求項1に記載の通信式カラオケ
システムは、カラオケ演奏における伴奏音楽情報である
MIDI情報を含むカラオケ曲情報を蓄積している情報
センタと、該情報センタから課金通信網を介して配信さ
れたカラオケ曲情報を記憶しておき、そのカラオケ曲情
報に基づいて所定のカラオケ演奏処理を行うカラオケ端
末とを備える通信式カラオケシステムであって、前記情
報センタは、カラオケ端末へのカラオケ曲情報の配信に
際して、前記課金通信網を介して所定金額の課金情報を
送信する機能を備えていることを特徴とする。
【0006】本通信式カラオケシステムによれば、カラ
オケ端末に対して情報センタがカラオケ曲情報を配信す
るときには、課金通信網によって接続する。ここで、現
行のキャプテンシステムやダイヤルキューツーなどの課
金通信網では発呼側(電話をかけた側)に課金すること
となっているので、カラオケ端末側から情報センタをコ
ールして接続することになる。しかし、既に公衆電話回
線においても実用化されているように、コレクトコール
方式で着呼側(電話を受けた側)に課金するように課金
通信網の構成を変更することは可能である。よって、こ
こでの接続は、カラオケ端末側に課金される限りは、端
末側が発呼するものであっても情報センタ側が発呼する
ものであっても構わない。
【0007】こうしてカラオケ端末と情報センタとが接
続されると、情報センタは、課金通信網を介してカラオ
ケ曲情報を配信すると共に、その配信に際して所定金額
の課金情報を送信する。これにより、課金通信網の持つ
課金機能によって、カラオケ曲情報を配信したカラオケ
端末への課金が実行されるのである。なお、課金情報の
送信は、例えばカラオケ曲情報の配信の前に送信しても
よいし、カラオケ曲情報を配信した後に送信するように
してもよい。
【0008】ところで、この通信式カラオケシステムに
おいて、請求項2に示すように、前記情報センタは、前
記カラオケ端末からの配信要求に対して、配信対象とな
るカラオケ曲情報の目録をカラオケ端末側へ告知する情
報目録告知手段を備え、前記カラオケ端末は、該告知さ
れた情報目録からカラオケ曲情報を選択し、当該選択結
果を前情報センタに送信する情報選択手段を備えてお
り、前記情報センタは、そのカラオケ端末から送信され
た選択結果に基づくカラオケ曲情報を配信するように構
成されているものとすることもできる。
【0009】このように構成すれば、カラオケ端末側で
は、任意の曲を選択して配信を受けることが可能にな
る。以上は、通信式カラオケシステムについて説明した
が、このような場合に適するカラオケ端末は、次のよう
に構成することができる。
【0010】例えば、請求項3に示すように、カラオケ
演奏における伴奏音楽情報であるMIDI情報を含むカ
ラオケ曲情報を蓄積していると共に、そのカラオケ曲情
報の配信機能及びその情報配信に際して課金情報を送信
する機能を備えた情報センタと課金通信網を介して接続
する課金通信網接続手段と、前記情報センタからカラオ
ケ曲情報の配信を受けようとするときに、その旨を要求
する配信要求手段と、該配信要求に応じて前記情報セン
タから配信されたカラオケ曲情報を記憶しておく情報記
憶手段と、該情報記憶手段に記憶されたカラオケ曲情報
に基づいて所定のカラオケ演奏処理を行うカラオケ演奏
手段とを備えるカラオケ端末がそれである。
【0011】あるいは、請求項4に示すように、請求項
3に記載のカラオケ端末において、前記配信要求手段
は、前記情報センタと接続して配信要求を送信すると共
に、情報センタから配信対象情報の目録を受信し、当該
受信した情報目録からカラオケ曲情報を選択して情報セ
ンタに送信する情報選択手段を備えていることを特徴と
するカラオケ端末とすることができる。
【0012】なお、もちろん本発明の通信式カラオケシ
ステムを実現するに当たっては、これらのカラオケ端末
にだけ限られるものではなく、その目的・作用・効果を
共通とするものであれば上述の2例の端末とは異なる端
末を用いたものも含むことはいうまでもない。
【0013】以上のような通信式カラオケシステム及び
カラオケ端末によれば、MIDIデータを含むカラオケ
曲情報を情報センタからカラオケ端末に課金通信網を介
して配信するようにしたため、料金徴収に面倒がなくな
るという作用・効果を奏することができる。
【0014】なお、本発明のシステムにおいては、カラ
オケ端末が配信要求をしなくても情報センタが主導する
形でカラオケ曲情報の配信を行うようにしてもよいこと
はもちろんである。例えば、従来の通信式カラオケシス
テムにおいても、営業時間外となる深夜から早朝にかけ
てカラオケ曲情報を配信することが実行されていたが、
本システムにおいても、その時間帯に情報センタの主導
で、カラオケ曲情報の配信と共に自動的に課金処理を実
行するようにすることが考えられる。
【0015】
【実施例】以下、本発明を具体化した通信式カラオケシ
ステムの一実施例を図面を参照して説明する。最初に図
1を参照して、実施例としての通信式カラオケシステム
及び電話事業者側設備の構成を説明する。図1におい
て、情報センタ1とカラオケ端末10とが本発明の通信
式カラオケシステムであり、公衆回線網5や料金徴収代
行システム9は電話事業者側設備である。
【0016】図1に示す通信式カラオケシステムは最小
の構成例であり、1台の情報センタ1と1台のカラオケ
端末10から構成される。実際には、上記各装置1,1
0はそれぞれ複数台存在する場合もあり、1台の情報セ
ンタ1に対して複数台のカラオケ端末10が存在するの
が一般的である。また、カラオケ端末10は電話事業者
による公衆回線網5を介して情報センタ1と接続できる
ようになっていると共に、料金徴収代行システム9へ接
続された専用回線7を介しても情報センタ1と接続する
ように構成されている。本実施例では、この料金徴収代
行システム9及び専用回線7を経由する通信網として、
ビデオテックス通信網を想定している。
【0017】まず、カラオケ端末10についてその構成
及び機能の概略を説明する。カラオケ端末10は、中央
制御装置31、入力手段としての多目的入力キー32、
本発明の情報記憶手段に相当するハードディスク33、
背景映像供給装置34、音声再生回路35、画面表示制
御装置26、通信制御装置27を備えている。そして、
音声再生回路35にはミキサアンプ38が、画面表示制
御装置26には表示手段としてのテレビモニタ29がそ
れぞれ接続されている。また、ミキサアンプ38にはス
ピーカ41とマイクロフォン43が接続されている。
【0018】前記多目的入力キー32は各種キーを備え
ており、カラオケ曲の選択作業や、情報センタ1との接
続などの操作に使用される。中央制御装置31は、カラ
オケ端末装置全体の動作制御を行っている。通信制御装
置27は、電話事業者側設備である公衆回線網5を通し
て情報センタ1とデータ通信を行うためのものであり、
デジタルデータの音声帯域への変調、受信した音声帯域
信号のデジタルデータへの復調を行う。
【0019】カラオケ端末10は、カラオケ演奏を行う
ために必要なカラオケ曲情報を情報センタ1から有料で
供給を受け、内蔵するハードディスク33に記憶・蓄積
しておく。なお、前記ハードディスク33には記憶され
る1曲分のカラオケ曲情報は、曲同士を識別するための
識別情報である曲番号情報及び実体情報から構成されて
いる。この内の実体情報は、伴奏音楽の情報であるMI
DI(Musical Instrument Digital Interface)規格の
演奏情報、歌詞情報、歌詞の切替や色替えのタイミング
を指定するためのタイミング情報等からなっている。ま
た、ハードディスク33には、曲番号情報と曲内容に応
じて予め設定されたジャンル情報との対応を示したジャ
ンルテーブルも記憶されている。
【0020】そして、カラオケ利用者のリクエストに応
じてカラオケ曲情報をハードディスク33から読み出
し、音声信号及び字幕表示に変換して出力する。このカ
ラオケ端末10は、カラオケ端末設置事業者が管理す
る。そして、新しい曲情報を曲情報配信事業者から有料
で供給してもらい、ハードディスク33に順次記憶・蓄
積して演奏可能曲数を充実させていく。
【0021】カラオケ端末10は、上記のような構成か
らなり、実際にカラオケ演奏を行うための装置であっ
て、カラオケ演奏時には、カラオケ利用者のリクエスト
に応じたカラオケ曲情報をハードディスク33から読み
出して音声信号に変換して出力すると共に、前記背景映
像供給部34から供給された背景映像を歌詞テロップの
背景としてテレビモニタ29に表示する。
【0022】さらに説明すると、中央制御装置31は、
所定のカラオケ演奏プログラムに従って、カラオケ演奏
処理を実行するのであるが、中央制御装置31は、リク
エストされた曲に対応するカラオケ曲情報をハードディ
スク33から読み出し、演奏情報は音声再生回路35
に、歌詞情報は画面表示制御装置26にそれぞれ転送す
る。音声再生回路35に出力された演奏情報は、アナロ
グの演奏信号に変換された後、ミキサアンプ38へ送ら
れて電気的に増幅されるとともに、マイクロフォン43
を介して入力する利用者の歌声と適度な割合でミキシン
グされる。ミキシングされた音声信号は、スピーカ41
により演奏音として外部へ出力される。
【0023】一方、演奏情報と同期して出力される歌詞
情報は、画面表示制御装置26において、背景映像供給
装置34から読み出して再生された背景映像情報と合成
(スーパーインポーズ)されてテレビモニタ29に表示
される。これにより、テレビモニタ29には、背景映像
に歌詞テロップが合成された状態で表示される。なお、
この背景映像はリクエストされた曲のジャンルに応じた
ものが自動的に選択されるように制御される。
【0024】続いて、情報センタ1の構成を説明する。
情報センタ1は、ホストコンピュータ51と、情報記憶
装置53と、入力装置55と、通信制御装置57と、料
金徴収代行システム通信部58と、プリンタ59と、C
RT61とを備えている。
【0025】ホストコンピュータ51は、各種制御プロ
グラムに従って情報センタ装置全体の動作制御を行って
いる。情報記憶装置53には、カラオケ端末10へ配信
可能なカラオケ曲情報(上述したようにMIDI規格の
演奏情報等で構成される)が記憶・蓄積されている。ま
た、カラオケ端末10毎の稼働情報やカラオケ曲情報の
配信記録あるいは課金実績等もこの情報記憶装置53に
記憶させておくことができる。なお、入力装置55から
は各種指令を入力することができ、例えば、情報記憶装
置53に記憶された稼働情報や配信記録あるいは課金実
績等をプリンタ59によって印刷させたり、CRT61
に表示させたりすることができる。
【0026】また、通信制御装置57は、電話事業者側
設備である公衆回線網5を通してカラオケ端末10とデ
ータ通信を行うためのものであり、後述するカラオケ曲
情報の配信に係る場合以外は、情報センタ1の通信制御
装置57とカラオケ端末10の通信制御装置27とが公
衆回線網5を介してデータ通信を行なう。例えば、カラ
オケ端末10の稼働情報等を吸い上げる場合には、この
経路で行なう。
【0027】一方、料金徴収代行システム通信部58
は、専用回線7によって、料金徴収代行システム9と接
続し、料金徴収代行システム9経由で(さらに公衆回線
網5を介して)カラオケ端末10とデータ通信を行うた
めのものであり、情報記憶装置53に記憶されているカ
ラオケ曲情報は、この経路(つまりビデオテックス通信
網)でカラオケ端末10に配信される。そして、このカ
ラオケ曲情報の配信に伴う課金処理が実行されるのであ
るが、この課金処理はビデオテックス通信システムを利
用して行なわれる。
【0028】即ち、情報センタ1は、専用回線7及び料
金徴収代行システム9を通した課金通信網経由で各カラ
オケ端末10と接続し、各カラオケ端末10へカラオケ
曲情報を配信すると共に、その配信に際して所定金額の
課金情報を送信することによって、当該端末に対する課
金を実行する。この料金は、カラオケ端末10に対する
電話料金に上乗せした形で、電話事業者により代行徴収
され、手数料を控除した上でカラオケ曲情報配信事業者
へと渡される。
【0029】なお、情報センタ1は上記のような構成か
らなり、カラオケ端末10で使用するカラオケ曲情報の
供給用装置として機能する。このカラオケ曲情報の供給
に当たっては、カラオケ端末10からの要求に対して、
配信対象情報の目録、例えば新曲情報全部の目録やその
内の未配信曲の目録を送信し、その目録中からカラオケ
端末10によって指定された曲に対するカラオケ曲情報
をビデオテックス通信網を通して当該カラオケ端末10
へ配信するように動作する。これは曲情報配信事業者の
管理する設備である。
【0030】以上のように構成された本実施例のネット
ワークカラオケシステムでは、曲データ配信事業者から
カラオケ端末設置事業者への新曲データの配信が次のよ
うにして行われることになる。まず、カラオケ端末10
から情報センタ1に対してビデオテックス通信網経由で
接続する。そして、自己の端末を識別するためのIDコ
ード及び新曲データ目録の要求を送信する。これに対し
て、情報センタ1は、受信したIDコードによりカラオ
ケ端末10を特定し、当該端末への過去の配信実績と現
在センタ側に蓄積されている曲データとを照合し、未配
信曲目の目録を作成する。このとき、目録は、曲のジャ
ンル別などに作成すると一層便利である。そして、この
目録をカラオケ端末10へと送信する。カラオケ端末1
0では、この目録中から欲しい曲目を指定して情報セン
タ1へと配信要求を送信する。これにより配信すべき曲
データの特定が終了し、その特定された曲データが該当
するカラオケ端末10へと配信される。
【0031】なお、このカラオケ曲情報の配信に際し
て、所定金額の課金のための課金情報がビデオテックス
通信網を介してカラオケ端末10へと送信されるため、
カラオケ端末10に対するビデオテックス通信システム
上の課金が実行され、後日電話料金と共に端末設置者の
銀行口座から引き落とされることになる。この課金処理
の実績(課金実績)は、情報センタ1及び料金徴収代行
システム9のそれぞれに記録される。
【0032】以上のような機能を達成するための具体的
処理の内容について、カラオケ端末10の中央制御装置
31及び情報センタ1のホストコンピュータ51の実行
する制御処理を説明する。まず、カラオケ端末10の作
動を図2のフローチャートに基づいて説明する。
【0033】電源が投入されると、このメインルーチン
が実行開始される。まず、最初のステップS1にて、通
信制御装置27のリセット等の装置全体の初期化を行
う。次に、S2にて、カラオケ端末10の動作指定とし
て、カラオケ演奏モードが指定されたか否かをチェック
する。カラオケ端末設置事業者によってカラオケ演奏モ
ードの指定があればS3へ移行し、同指定がなければS
4へ移行する。
【0034】S3では、多目的入力キー32で選曲され
た曲情報をハードディスク33から読み出し、所定のカ
ラオケ演奏処理を行う。このカラオケ演奏処理の具体的
な偉容については上述したのでここでは省略する。この
S3はカラオケ演奏モードが解除されるまで利用客から
のリクエスト待ちとカラオケ演奏の実行とを繰り返し行
う。S3のステップは、カラオケ端末設置事業者による
カラオケ演奏モードの解除指定により終了し、S4へと
移行する。
【0035】S4では、カラオケ端末10の動作指定と
して、カラオケ端末設置事業者により曲情報リクエスト
モードが指定されたか否かをチェックする。曲情報リク
エストモードの指定があればS5へ移行し、同指定がな
ければS2へ移行する。S5では、サブルーチンをコー
ルして曲情報リクエスト処理を行う。この曲情報リクエ
スト処理を図3のフローチャートにて説明する。
【0036】本曲情報リクエスト処理の最初のステップ
S10では、情報センタ1とビデオテックス通信網を通
じて接続する。より具体的には、カラオケ端末10は、
所定の通信プロトコルに従って、まず、公衆回線網5を
通じて料金徴収代行システム9と接続し、さらに料金徴
収代行システム9と情報センタ1との間を専用回線7を
介して接続させることによって、情報センタ1との接続
を実行する。情報センタ1との接続処理終了後、S11
へ移行する。
【0037】S11では、情報センタ1からメニュー情
報を受信する。このメニュー情報は、上述したように過
去の配信実績と情報センタ1側に蓄積されているカラオ
ケ曲情報との関係から情報センタ1で自動作成されるも
のであって、システム中に存在する各端末毎の未配信曲
の目録である。カラオケ端末10は、このメニュー情報
の受信完了後にS12へ移行する。
【0038】S12では、S11で受信したメニュー情
報を解読し、必要な曲情報の配信要求を意味するように
メニュー選択を実行し、その選択情報を情報センタ1に
対して送信する。メニュー選択情報送信処理の完了後、
S13へ移行する。S13では、メニュー選択情報に対
する応答として、情報センタ1から送信されるカラオケ
曲情報を受信して、カラオケ曲情報は内蔵のハードディ
スク33へ記憶させる。また、課金情報の受信も行な
う。このハードディスク33への記憶処理が完了した
ら、S14へ移行し、情報センタ1との接続解除処理を
行う。
【0039】この後、本曲情報リクエスト処理を一旦終
了して、図2のフローチャートのS2のステップへ移行
し、電源オフとされるまでの間、S2以下の処理を繰り
返し実行する。以上がカラオケ端末10のCPU14の
作動であり、カラオケ演奏、カラオケ曲情報の配信要求
及び受信の各処理を行う。
【0040】次に、情報センタ1の作動を図4のフロー
チャートに基づいて説明する。情報センタ1では、電源
投入後S30のステップから実行する。S30では、通
信制御装置57のリセット等の装置全体の初期化を行
う。そして、S31へ移行し、カラオケ端末10から接
続要求があるかどうかを調べる。あればS32へ移行
し、なければS31の処理を繰り返し、待機状態とな
る。
【0041】S32では、カラオケ端末10からの接続
要求に対して当該カラオケ端末10との接続を行う。接
続完了後、S33へ移行し、当該カラオケ端末10に対
して未配信となっているカラオケ曲情報のメニュー情報
を送信する。送信処理完了後、S34へ移行し、カラオ
ケ端末10からの応答であるメニュー選択情報を受信す
る。このメニュー選択情報の受信完了後、S35へ移行
し、メニュー選択情報に基づいて選択されたカラオケ曲
情報を特定し、その特定されたカラオケ曲情報をカラオ
ケ端末10へ配信すると共に、その配信に際して課金情
報もカラオケ端末10へ送信する。なお、この課金情報
の送信は、カラオケ曲情報の配信の前に送信してもよい
し、カラオケ曲情報を配信した後に送信するようにして
もよい。
【0042】カラオケ端末10と情報センタ1の通信路
の間に存在する料金徴収代行システム9は、この課金情
報を基に、該当するカラオケ端末10の設置事業者に対
して電話料金に上乗せした格好で料金徴収を行うのであ
る。こうしてS35で課金情報の送信が完了したら、S
36へ移行し、カラオケ端末10との接続を解除する。
接続解除処理が完了後、S37へ移行し、S32〜S3
6の処理の結果であるカラオケ曲情報の配信実績及び課
金実績を、情報記憶装置53に記録する。
【0043】最後に、電話事業者側設備である料金徴収
代行システム9の機能を説明する。上述のように、カラ
オケ端末10がカラオケ曲情報を情報センタ1から配信
してもらう場合には、この料金徴収代行システム9を経
由してデータのやり取りを行う。この時、料金徴収代行
システム9は、どのカラオケ端末10が情報センタ1か
ら、どのカラオケ曲情報を配信されたについての情報
を、データのやり取りの途中に位置する立場から課金実
績として取得する。この課金実績に基づき、本通信式カ
ラオケシステムでのものとして予め登録されている料金
リストを参照し、情報提供料金を算出する。
【0044】電話事業者は、この算出した情報提供料金
を、有料情報を読み出したカラオケ端末10の所有者で
あるカラオケ端末設置事業者に対する電話料金請求時に
これに上乗せする形で徴収し、情報提供者である曲情報
配信事業者へと渡すサービスを行っている。これ自体
は、NTTで行っているビデオテックスとしてよく知ら
れている。
【0045】なお、本実施例を通信シーケンス図で示す
と、図5のようになる。図5は、カラオケ端末10と情
報センタ1との間での通信シーケンスを示しており、ま
ず、カラオケ端末10がビデオテックス通信網を介して
情報センタ1に対して発呼し、接続できた後にパスワー
ドを送信する。情報センタ1ではこのパスワードに基づ
いて端末照合を行い、通信式カラオケシステム内のもの
として登録されている端末であれば、照合正常の旨を返
送する。
【0046】カラオケ端末10はこの照合正常を受信し
て情報センタ1が受付可能状態となって後に、新曲デー
タの有無を問い合わせる。情報センタ1では、この問い
合わせを受け付けて当該カラオケ端末10に対する新曲
データを検索し、問い合わせの回答をカラオケ端末10
に送信する。つまり、新曲データが有るか無いかを示す
回答と、もし該当する新曲データが有ればそのメニュー
である。
【0047】カラオケ端末10では、この回答結果に基
づいて新曲データが有るか無いか判断し、新曲データが
有る場合には送信されてきた新曲メニューの中から所望
の曲を選択して、情報センタ1に対して新曲データの購
入申込に相当する要求を送信する。情報センタ1は、こ
の選択結果に応じたカラオケ曲情報と所定金額の課金情
報をカラオケ端末10に向けて送信する。これを受けて
カラオケ端末10は情報センタ1との接続を切断する。
【0048】以上説明したことから明かなように、本実
施例の通信式カラオケシステムによれば、カラオケ端末
設置事業者によるMIDIデータをカラオケ曲情報の配
信要求に対してその受付処理を自動的に行い、さらに曲
情報配信事業者によるカラオケ曲情報を課金通信網を介
して配信するため、配信に伴う料金徴収については電話
事業者による代行サービスを利用することができ、これ
らのことから曲情報配信事業者の負担を軽減することが
できる。
【0049】また、上記実施例の場合であれば、カラオ
ケ端末10側で任意の曲を選択して配信を受けることが
可能になる。以上本発明はこのような実施例に何等限定
されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲に
おいて種々なる態様で実施し得る。例えば、上記実施例
においては、背景映像情報はカラオケ端末10側が予め
備えるようにしていたが、情報センタ1に蓄積されてい
るカラオケ曲情報の中に、例えば静止画像情報も含ませ
るようにしておくことも考えられる。
【0050】また、上記実施例の場合には、カラオケ端
末10が配信要求をし、任意の曲を選択して配信を受け
るようにしたが、情報センタ1が主導する形でカラオケ
曲情報の配信を行うようにしてもよいことはもちろんで
ある。例えば深夜から早朝にかけての時間帯等に、情報
センタ1の主導で、カラオケ曲情報を自動的に配信と共
に自動的に課金処理を実行するようにすることも考えら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例の通信式カラオケシステムの概略構成
図である。
【図2】 実施例のカラオケ端末におけるメイン処理を
示すフローチャートである。
【図3】 実施例のカラオケ端末における曲情報リクエ
スト処理を示すフローチャートである。
【図4】 実施例の情報センタにおけるメイン処理を示
すフローチャートである。
【図5】 実施例におけるカラオケ端末と情報センタと
の間の通信シーケンス図である。
【符号の説明】
1…情報センタ 5…公衆回線網 7…専用回線 9…料金徴収代行シ
ステム 10…カラオケ端末 26…画面表示制御装
置 27…通信制御装置 29…テレビモニタ 31…中央制御装置 32…多目的入力キー 33…ハードディスク 34…背景映像供給装
置 35…音声再生回路 38…ミキサアンプ 41…スピーカ 43…マイクロフォン 51…ホストコンピュータ 51…料金徴収代行シ
ステム 53…情報記憶装置 55…入力装置 57…通信制御装置 58…料金徴収代行シ
ステム通信部 59…プリンタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 7/16 C

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カラオケ演奏における伴奏音楽情報であ
    るMIDI情報を含むカラオケ曲情報を蓄積している情
    報センタと、 該情報センタから課金通信網を介して配信されたカラオ
    ケ曲情報を記憶しておき、そのカラオケ曲情報に基づい
    て所定のカラオケ演奏処理を行うカラオケ端末とを備え
    る通信式カラオケシステムであって、 前記情報センタは、カラオケ端末へのカラオケ曲情報の
    配信に際して、前記課金通信網を介して所定金額の課金
    情報を送信する機能を備えていることを特徴とする通信
    式カラオケシステム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の通信式カラオケシステ
    ムにおいて、 前記情報センタは、前記カラオケ端末からの配信要求に
    対して、配信対象となるカラオケ曲情報の目録をカラオ
    ケ端末側へ告知する情報目録告知手段を備え、 前記カラオケ端末は、該告知された情報目録からカラオ
    ケ曲情報を選択し、当該選択結果を前情報センタに送信
    する情報選択手段を備えており、 前記情報センタは、そのカラオケ端末から送信された選
    択結果に基づくカラオケ曲情報を配信するように構成さ
    れていることを特徴とする通信式カラオケシステム。
  3. 【請求項3】 カラオケ演奏における伴奏音楽情報であ
    るMIDI情報を含むカラオケ曲情報を蓄積していると
    共に、そのカラオケ曲情報の配信機能及びその情報配信
    に際して課金情報を送信する機能を備えた情報センタと
    課金通信網を介して接続する課金通信網接続手段と、 前記情報センタからカラオケ曲情報の配信を受けようと
    するときに、その旨を要求する配信要求手段と、 該配信要求に応じて前記情報センタから配信されたカラ
    オケ曲情報を記憶しておく情報記憶手段と、 該情報記憶手段に記憶されたカラオケ曲情報に基づいて
    所定のカラオケ演奏処理を行うカラオケ演奏手段とを備
    えるカラオケ端末。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のカラオケ端末におい
    て、 前記配信要求手段は、 前記情報センタと接続して配信要求を送信すると共に、
    情報センタから配信対象情報の目録を受信し、当該受信
    した情報目録からカラオケ曲情報を選択して情報センタ
    に送信する情報選択手段を備えていることを特徴とする
    カラオケ端末。
JP7012625A 1995-01-30 1995-01-30 通信式カラオケシステム及びカラオケ端末 Pending JPH08205122A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001312774A (ja) * 2000-04-28 2001-11-09 Canon Inc 課金管理装置、課金管理システム、課金管理方法、及び記憶媒体

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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