JPH08315031A - 通信式情報提供システム及び情報提供端末 - Google Patents

通信式情報提供システム及び情報提供端末

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JPH08315031A
JPH08315031A JP12387395A JP12387395A JPH08315031A JP H08315031 A JPH08315031 A JP H08315031A JP 12387395 A JP12387395 A JP 12387395A JP 12387395 A JP12387395 A JP 12387395A JP H08315031 A JPH08315031 A JP H08315031A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 転売等によって情報提供端末の設置事業者が
変更した場合でも、元の設置事業者に情報配信料等が課
金されてしまうことを防止する通信式情報提供システム
を提供する。 【構成】 中央制御装置31は、通信制御装置27を介
して課金通信網5に接続した後、カラオケ端末装置10
に接続されている公衆電話回線6の電話番号を受信す
る。そして、ハードディスク33に記憶されている端末
IDに対応した電話番号を読み出し、先程受信した電話
番号と照合する。その結果、両者が不一致であれば、課
金通信網5の接続を解除し、画面表示制御装置26を通
してテレビモニタ29に、例えば「電話番号の更新登録
がされていないため、スクランブル解除キーの取得がで
きません。更新登録手続をして下さい。」といい更新登
録を促す告知情報を表示させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、情報を蓄積している情
報センタから配信された情報に基づき所定の情報提供サ
ービスを実行し得るようにされている情報提供端末の設
置事業者から、前記配信される情報の料金を徴収するた
めの課金システムを備えた通信式情報提供システム及び
そのシステムに用いられて有効な情報提供端末に関し、
特に、ビデオテックス等の課金通信網を利用した技術に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年普及している通信カラオケシステム
は、店舗等に設置された通信カラオケ端末に予め多数の
曲データを記憶しておき、新曲は電話回線を通じてホス
トコンピュータから配信する様に構成されている。そし
て、この新曲の配信に伴う料金徴収は、曲データ配信事
業者がカラオケ端末設置事業者の店舗等に直接出向いた
り、銀行口座に振り込んでもらうなどの方法によってい
る。
【0003】しかしながら、カラオケ端末の転売等によ
って曲データ配信事業者側がカラオケ端末を使用するカ
ラオケ端末設置事業者の管理が不可能になったりする
と、以後のカラオケ端末への曲データ配信サービス及び
同サービスに対する料金徴収が難しくなるという問題を
もっている。
【0004】また、このようなカラオケ端末設置事業者
の管理や、曲データ配信に対する料金徴収は、曲データ
配信事業者側には大きな負担でもあった。そこで、出願
人は、近年実用化されているビデオテックスシステムや
ダイヤルキューツーシステムの様な課金通信網を利用し
た料金徴収システムの構築を検討することとした。
【0005】このビデオテックスシステムとしては、わ
が国ではキャプテンシステムとしてよく知られている。
このシステムは、ビデオテックス通信網を介して利用者
端末を情報センタに接続し、利用者端末からの要求に応
じて、情報センタから文字図形情報などを提供する会話
型画像情報通信として実用化されている。そして、情報
センタから提供した情報の料金を回収するため、上記の
ビデオテックス通信網は課金機能を備えており、情報単
位での料金徴収が可能となっている。
【0006】また、ダイヤルキューツーシステムは、利
用者端末と情報センタとを公衆回線を介して接続し、情
報センタ毎に設定された単位時間当りの情報料を公衆回
線使用料に上乗せして従量計算により料金徴収を行うも
のである。具体的には、センタ側に端末管理情報とし
て、カラオケ端末の識別情報(端末ID)と設置事業者
が契約して情報通信網への加入者番号、例えば公衆電話
回線における電話番号とを対応させて記憶させておく。
そして、カラオケ端末がその電話番号の電話回線に接続
されて情報配信を受ければ、その配信料は当該電話番号
の電話回線の使用料に上乗せされて請求されるというも
のである。なお、情報配信の際には、端末IDを照合す
る等して、システム内の端末であると認識されれば情報
配信が実行される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、こうし
た課金通信網を利用したシステムを採用したとしても、
次の様な問題を解決しなければ健全な情報提供事業を営
むことが困難となる。即ち、カラオケ端末は、所有権の
移転等に伴って設置場所が移動される可能性がある。い
わゆるリースシステムを採用している場合には、このよ
うな所有権の移転はリース先が変更するということであ
り、リース管理事業者がそのリース先を把握しているの
で、課金通信網を利用した課金を実行する場合でも、そ
のリース先の変更に伴って、上述した端末管理情報にお
ける電話番号を更新登録すればよい。
【0008】それに対して、いわゆる売り切り制を採用
した場合には、カラオケ端末の最初の販売先については
販売者によって把握でき、その販売先の電話番号を端末
管理情報として登録可能であるが、その最初の購入者が
さらに他人に転売が繰り返されたりすると、最終的な設
置事業者の把握が管理者側において非常に困難になって
くる。また、盗まれた場合にはほとんど把握は不可能で
ある。
【0009】そして、このような状況であっても、最終
的な設置事業者がカラオケ曲情報の配信を要求すると、
その端末IDはシステム内の端末であるため、情報配信
が実行される。その場合に端末管理情報が更新されない
とすると、その情報料は、カラオケ端末を転売した、あ
るいは盗まれた元の設置事業者の電話番号の電話回線の
使用料に上乗せされて請求されてしまうこととなる。こ
のように実際の使用していない元の設置事業者に対して
課金がなされてしまう状況を放置しておくことは、金銭
トラブルを招き、システム運営にとっても多大な障害を
招くおそれがあるのである。
【0010】加えて、この様なデータの配信に伴って料
金徴収するタイプのシステムだけでなく、カラオケ端末
装置に予め曲データを、そのままではサービスの提供に
は使用不可能な状態で蓄積しておき、課金が実行される
ことによって使用可能とするシステムであっても考えら
れる。この場合にも、ビデオテックス通信網を利用する
ことでいちいち出向かなくても料金の徴収ができるよう
になるのであるが、ここでもやはり上記の様な、実際に
使用していない元の設置事業者に対して課金がなされて
しまうという不正常な状況を招いてしまうという問題は
同様に生じて来る。
【0011】そして、こうした問題はもちろん通信カラ
オケシステムだけに限る訳ではなく、将来のマルチメデ
イア社会における各種の情報提供システムに共通するも
のである。そこで、本発明は、料金徴収に面倒がないだ
けでなく、転売等により設置事業者が変更した場合であ
っても、元の設置事業者に対して情報配信料等が課金さ
れてしまうことを防止し、健全なシステム運営を可能な
らしめるための通信式情報提供システム及びそのシステ
ムに用いて有効な情報提供端末を提供することを目的と
する。
【0012】
【課題を解決するための手段、作用及び効果】上記目的
を達成するためになされた請求項1に記載の発明は、情
報を蓄積している情報センタと、該情報センタから情報
通信網を介して配信された情報に基づいて所定の情報提
供サービスを実行し得るようにされている情報提供端末
と、該情報提供端末が情報センタから情報の配信を受け
るとき、当該情報提供端末と課金通信網を介して接続
し、該配信される情報の対価に相当する課金情報を当該
情報提供端末に対して送信することによって情報提供端
末に対する課金を実行させる課金センタとを備える通信
式情報提供システムであって、前記情報提供端末の識別
情報とその情報提供端末が接続されている情報通信網へ
の加入者番号とを対応させた端末管理情報を記憶してお
く端末管理情報記憶手段と、情報提供端末が現在接続さ
れている情報通信網への加入者番号が、前記端末管理情
報記憶手段に記憶されている加入者番号と一致しない場
合には、当該情報提供端末への情報配信を禁止する情報
配信禁止手段とを備えていることを特徴とする通信式情
報提供システムである。
【0013】この通信式情報提供システムによれば、情
報提供端末に対して情報センタが情報を配信するときに
は、情報提供端末と課金センタとを接続する。ここで、
現行のキャプテンシステムやダイヤルキューツーなどの
課金通信網では発呼側(電話をかけた側)に課金するこ
ととなっているので、情報提供端末側から課金センタを
コールして接続することになる。しかし、既に公衆電話
回線においても実用化されているように、コレクトコー
ル方式で着呼側(電話を受けた側)に課金するように課
金通信網の構成を変更することは可能である。よって、
ここでの接続は、情報提供端末側に課金される限りは、
端末側が発呼するものであっても課金センタ側が発呼す
るものであっても構わない。
【0014】こうして情報提供端末と課金センタとが接
続されると、課金センタは、配信される情報の対価に相
当する課金情報を当該情報提供端末に対して送信する。
これによって、課金通信網を介する情報提供端末への課
金が実行されるのである。ここで、課金センタによる課
金の完了を条件に情報センタが情報を配信するためのよ
り具体的手段としては、例えば、課金センタと情報セン
タとが一体のものであるなら内部で直接、課金のための
処理の完了を確認するという手法を採用すればよい。ま
た、別体に構成される場合には、両センタ間を通信網な
どを利用して接続し、課金の完了を課金センタから情報
センタへ告知するようにしてもよい。あるいは、両セン
タ間で情報をやりとりするのではなく、情報提供端末が
課金情報付きのダミーのデータや暗号解読キーとしての
データを受け取った場合に、これを情報センタに告知す
るようにしてもよい。もちろんこれら以外の方法であっ
ても技術的に実現可能な限りは除外されるものではな
い。
【0015】また、課金センタから情報提供端末に送信
される情報は、通常のビデオテックスシステムと同様
に、配信すべき実情報であってもよいが、情報通信網と
課金通信網とを別に持っているものでは、単なるダミー
のデータで十分である。また、情報提供端末に対して情
報センタが配信する情報自体も、例えば暗号解読キーと
しての情報であってもよい。これは、情報提供端末側に
予めスクランブル情報として情報を蓄積しておき、スク
ランブルを解除するための暗号解読キーを受信すること
によって情報を提供可能な形に解読あるいは変換等して
利用者に提供するようにすることもできるからである。
【0016】なお、本システムにおいて、情報通信網と
課金通信網とを異なる通信網とすれば、次の点で特に優
れた作用・効果を奏する。即ち、情報提供端末において
情報提供サービスに用いる情報としては、例えばカラオ
ケ演奏用の新曲データであるとか、ゲームソフトである
ように、情報量のかなり大きなものである場合が想定さ
れるが、そういった大きな情報そのものを情報センタか
ら配信する場合には、その配信に適した通信網を利用す
ることで、課金通信網を利用してそれらの情報を配信す
るよりも迅速であったり、データの信頼性が高かったり
するという点で、情報提供端末が受け取るべき情報の種
類に応じた最適なシステム構成が可能となるからであ
る。
【0017】ここまでの説明でも判る通り、本発明の通
信式情報提供システムにおける課金センタと情報センタ
は、別々の独立したセンタとして存在してもよいし、一
つのセンタの中に両機能を備えさせておいてもよい。い
ずれにしても情報提供端末に対して情報の配信が可能な
情報通信網の方を介して接続されたときに情報センタと
しての機能を発揮でき、課金通信網の方を介して接続さ
れたときに課金センタとしての機能が発揮でき、課金セ
ンタとしての機能を有する部分による課金の完了が何等
かの手段によって情報センタとしての機能を有する部分
に伝達される限りは、両センタが別体であろうと一体で
あろうと構わないのである。即ち、本発明においては、
情報センタと課金センタは概念として分けて表現されて
いるだけであって物として分かれている場合だけを意味
するわけではない。
【0018】このようにして、情報提供端末では、情報
センタから情報通信網を介して配信された情報に基づい
て所定の情報提供サービスを実行でき、その配信される
情報の対価に相当する課金情報が情報提供端末に対して
送信されることによって、課金通信網を介する情報提供
端末への課金が実行されるのであるが、その課金につい
て、以下のような問題が生じる可能性がある。
【0019】つまり、転売等がなされたり盗難があった
場合、最終的な設置事業者が情報の配信を要求すると、
その端末IDは通信式情報提供システム内の端末である
ため、情報配信が実行される。その場合にセンタ側にお
ける端末管理情報が更新されないとすると、その情報料
は、端末を転売した、あるいは盗まれた元の設置事業者
の電話番号の電話回線の使用料に上乗せされて請求され
てしまうこととなる。このように実際の使用していない
元の設置事業者に対して課金がなされてしまう状況を放
置しておくことは、金銭トラブルを招き、システム運営
にとっても多大な障害を招くおそれがあるのである。
【0020】そこで、そのような不都合を解消するため
に、本請求項1に記載のシステムは以下のように作動す
る。すなわち、端末管理情報記憶手段が、情報提供端末
の識別情報とその情報提供端末が接続されている情報通
信網への加入者番号とを対応させた端末管理情報を記憶
しており、情報配信禁止手段は、現在接続されている情
報通信網への加入者番号が、端末管理情報記憶手段に記
憶されている加入者番号と一致しない場合には、当該情
報提供端末への情報配信を禁止するのである。
【0021】加入者番号が一致しない場合には、高確率
でその情報提供端末の設置事業者の変動を伴うので、そ
の場合に、番号取得手段によって取得した加入者番号で
はなく、端末管理情報記憶手段に記憶されている加入者
番号に基づいて課金処理をしてしまうと、実際にはその
情報提供端末を使用していない元の設置事業者に対して
課金、そして料金徴収をしてしまうこととなる。
【0022】そこで、本システムの場合には、そのよう
な場合には要求があってもその情報提供端末への情報配
信は禁止するため、上述したような、実際にはその情報
提供端末を使用していない元の設置事業者に対して課金
・料金徴収をしてしまうような事態の発生を防止するこ
とができるのである。特に、盗難にあった場合、その盗
んだ者は元の設置事業者に対して課金されることを知り
ながら不正に使用を続けることが考えられるので、この
ように情報配信自体を禁止することは、情報の不正使用
防止、ひいては元の設置事業者に対する誤課金・徴収の
防止に有効である。
【0023】但し、善意で使用している場合、例えば転
売者から正式に購入した場合であっても、上述した端末
管理情報の更新登録の手続をし忘れていると、同様に情
報配信が禁止されてしまう。このような場合に、配信の
禁止がなされた原因を設置事業者が知らないと善意の使
用者にとっては不都合である。その場合は請求項2に示
すような対処が考えられる。すなわち、情報配信禁止手
段によって情報配信が禁止された場合には、当該情報提
供端末において加入者番号の更新登録を促す告知情報を
表示させるように制御するのである。例えば、課金セン
タから情報提供端末へ、加入者番号が一致しないため要
求を受け付けられない旨の情報を送信し、その情報を受
信すると、情報提供端末では上記告知情報を表示するよ
うに設定しておけばよい。
【0024】こうすれば、情報配信が禁止された原因
が、加入者番号の更新登録が済んでいないためであるこ
とが判り、情報配信を希望する設置事業者は早速更新登
録をすると考えられる。なお、請求項1の端末管理情報
記憶手段や情報配信禁止手段及び請求項2の告知情報送
信手段は、情報センタや課金センタが備えていてもよい
し、それらとは別の管理センタが備えていてもよい。少
なくとも、情報提供端末以外の装置が備えていることを
前提としており、最終的に情報の配信を禁止するように
できればよい。
【0025】次に、情報提供端末自体が情報配信の要求
をしないようにする例を説明する。請求項3に示す通信
式情報提供システムは、情報を蓄積している情報センタ
と、該情報センタから情報通信網を介して配信された情
報に基づいて所定の情報提供サービスを実行し得るよう
にされている情報提供端末とを備え、前記情報提供端末
は、情報センタから情報の配信を受けようとするときに
その旨を要求する配信要求手段を備える通信式情報提供
システムであって、前記情報提供端末は、自端末の識別
情報と登録された情報通信網への加入者番号とを対応さ
せた端末管理情報を記憶しておく端末管理情報記憶手段
と、現在接続されている情報通信網への加入者番号が、
前記端末管理情報記憶手段に記憶されている登録された
加入者番号と一致しない場合には、前記配信要求手段に
よる情報センタへの配信要求を禁止する配信要求禁止手
段とを備えていることを特徴とする。
【0026】この通信式情報提供システムの場合は、情
報提供端末の端末管理情報記憶手段が、自端末の識別情
報と登録された情報通信網への加入者番号とを対応させ
た端末管理情報を記憶しており、現在接続されている情
報通信網への加入者番号が、端末管理情報記憶手段に記
憶されている登録された加入者番号と一致しない場合に
は、情報提供端末が備える配信要求禁止手段が、配信要
求手段による情報センタへの配信要求を禁止するのであ
る。
【0027】このようにして、情報の配信要求自体をし
ないようにすることでも同様の効果がある。そして、上
記請求項2で説明した善意の設置事業者に対するフォロ
ーとして、この場合も請求項4に示すように、配信要求
禁止手段によって配信要求が禁止された場合には、加入
者番号の更新登録を促す告知情報を表示させる。
【0028】以上は、通信式カラオケシステムについて
説明したが、この様な場合に適する情報提供端末は、次
の様に構成することができる。例えば、請求項5に示す
ように、情報通信網を介して情報センタと接続する情報
通信網接続手段と、課金通信網を介して課金センタと接
続する課金通信網接続手段と、前記情報センタから配信
を受けた情報を記憶しておく情報記憶手段と、該情報記
憶手段に記憶された情報に基づいて所定の情報提供サー
ビスを実行する情報提供実行手段と、前記情報センタか
ら情報の配信を受けようとするときにその旨を要求する
配信要求手段とを備え、前記配信要求手段によって情報
センタからの情報配信を要求をするに際して、前記課金
通信網接続手段により前記課金通信網を介して課金セン
タと接続し、配信を要求した情報の対価に相当する課金
情報の送信を要求するように構成されている情報提供端
末であって、自端末の識別情報と登録された情報通信網
への加入者番号とを対応させた端末管理情報を記憶して
おく端末管理情報記憶手段と、現在接続されている情報
通信網への加入者番号が、前記端末管理情報記憶手段に
記憶されている登録された加入者番号と一致しない場合
には、前記配信要求手段による情報センタへの配信要求
を禁止する配信要求禁止手段とを備えていることを特徴
とする情報提供端末がそれである。
【0029】また、請求項6に示すものは、請求項5に
記載の情報提供端末において、前記配信要求禁止手段に
よって配信要求が禁止された場合には、加入者番号の更
新登録を促す告知情報を表示させる告知情報表示制御手
段を備えていることを特徴とする情報提供端末である。
【0030】なお、もちろん本発明の通信式カラオケシ
ステムを実現するに当たっては、これらのカラオケ端末
にだけ限られるものではなく、その目的・作用・効果を
共通とするものであれば上述の2例の端末とは異なる端
末を用いたものも含むことはいうまでもない。
【0031】以上のような通信式カラオケシステム及び
カラオケ端末によれば、料金徴収に面倒がないだけでな
く、転売等により設置事業者が変更した場合であって
も、元の設置事業者に対して情報配信料等が課金されて
しまうことを防止し、健全なシステム運営を可能ならし
めることができる。
【0032】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面を
参照して説明する。図1は、実施例の通信式情報提供シ
ステムをカラオケに関するシステムに適用した場合の概
略構成図、図2はそのシステムの構成要素である情報提
供端末としてのカラオケ装置10の構成を示すブロック
図、図3は本発明における情報センタ及び課金センタの
両機能を備えるカラオケ課金センタ1の構成を示すブロ
ック図である。
【0033】図1に示すように、本通信式情報提供シス
テムは、カラオケ課金センタ1と複数のカラオケ装置1
0とが、課金通信網5を介して接続されて構成されてい
る。なお、カラオケ装置10は公衆電話回線6の端末と
して課金通信網5に接続されている。
【0034】また、図3に示すように、カラオケ課金セ
ンタ1は、情報配信禁止手段等に相当するホストコンピ
ュータ51、端末管理情報記憶手段に相当する記憶装置
53、入力装置55、通信制御装置57、プリンタ5
9、表示手段としてのCRT61とを備えている。記憶
装置53は、ホストコンピュータ51が作動するための
各種制御プログラムや、各カラオケ装置10毎の課金情
報を記憶している。また、カラオケ装置10の識別情報
(端末ID)とそのカラオケ装置10が接続されている
公衆電話回線6への電話番号とを対応させた端末管理情
報を記憶している。この端末管理情報の電話番号は、例
えばカラオケ装置10を設置する際に、設置作業をした
サービスマン等がその設置先の電話番号を控える等し、
それを登録したものである。そのことによって、後述す
るスクランブル解除キーの送信に係る料金を、その登録
された電話番号に対する電話料金に加算して徴収するこ
とができるのである。
【0035】なお、入力装置55からは各種指令を入力
することができ、例えば、記憶装置53に記憶された各
カラオケ装置10毎の課金情報を基にして課金実績等を
作成させたり、それをプリンタ59によって印刷させた
り、CRT61に表示させたりすることができる。
【0036】課金通信網5は、例えばビデオテックス通
信網やダイヤルキューツー通信網のように、情報料に対
して課金する機能を持つものである。現在の日本国内で
は、ビデオテックス網とダイヤルキューツー網がその代
表的なものとして知られておいる。ダイヤルキューツー
網は基本的に時間単位の従量計算であり、ビデオテック
ス網は、情報の内容毎に任意の料金を設定可能であり、
いわゆるキャプテンシステム等に用いられている。
【0037】その課金機能の一例として、ビデオテック
ス通信網について説明すると、ビデオテックス通信網
は、具体的には例えば各カラオケ装置10に接続された
公衆電話回線6とビデオテックス通信処理装置(VC
P)とで構成されている。このVCPが、ビデオテック
ス通信網にアクセスしようとしている公衆電話回線6
(現状としては特番166と5桁の課金センタ番号をダ
イヤルした公衆電話回線6)のカラオケ課金センタ1へ
の接続・交換、利用者端末であるカラオケ装置10の管
理及びカラオケ課金センタ1への加入者管理、通信料及
び電話会社が代理徴収する情報使用料の課金、カラオケ
装置10とカラオケ課金センタ1との間の会話制御、プ
ロトコル変換やコード/パターン変換などの変換処理等
の通信処理機能を提供する。また、課金通信網5は、カ
ラオケ装置10が接続されている公衆電話回線6の電話
番号をカラオケ装置10およびカラオケ課金センタ1に
通知することもできる。
【0038】次に、カラオケ装置10の構成について説
明する。図2に示すように、中央制御装置31には後述
するスクランブル解除キーをカラオケ課金センタ1から
受信するための通信において実行される課金通信プログ
ラムが格納されており、中央制御装置31はこの課金通
信プログラムに従ってカラオケ課金センタ1と通信でき
る。また、中央制御装置31には、カラオケ曲情報を始
めとする各種のデータを記憶する他、中央制御装置31
の作動プログラムを記憶し、本発明の情報記憶手段に相
当するハードディスク33が接続されている。
【0039】ハードディスク33は本発明の端末管理情
報記憶手段としても機能するが、その詳細については後
述する。中央制御装置31はハードディスク33に記憶
されている作動プログラムに従って、カラオケ演奏のた
めの処理やそれに付随するさまざまな処理を実行でき
る。すなわち、中央制御装置31が、本発明の配信要求
手段及び配信要求禁止手段に相当している。その詳細に
ついては後述する。
【0040】この中央制御装置31には、各種指示入力
を行なうための入力手段としての多目的入力キー32、
中央制御装置31によりハードディスク33から読み出
されて転送されるカラオケ曲情報に含まれる演奏情報を
アナログの演奏信号に変換しミキサアンプ38に出力す
る音声再生回路35、同じくカラオケ曲情報に含まれる
歌詞情報並びに背景映像情報を合成し表示手段としての
テレビモニタ29に表示させる画面表示制御装置26、
本発明の通信網接続手段となる通信制御装置27がそれ
ぞれ接続されており、音声再生回路35に接続されたミ
キサアンプ38にはスピーカ41とマイクロフォン43
が接続されている。
【0041】なお、前記ハードディスク33には予め数
千曲程度のカラオケ曲情報が記憶されている。カラオケ
装置10は、カラオケ装置設置事業者の管理であり、新
しい曲データができる毎に曲データ配信事業者から曲デ
ータの供給を受けることができる。そして、その新曲デ
ータ等もハードディスク33に後から記憶させることが
できる。その新曲の追加は、例えば図示しない通信網を
介して配信してもよいし、あるいは曲データ配信事業者
が直接カラオケ装置10の設置場所まで来て記憶させる
処理を行ってもよい。
【0042】また、1曲分のカラオケ曲情報は、曲同士
を識別するための識別情報である曲番号情報と、実体情
報とから構成されている。この内の実体情報は、伴奏音
楽の情報であるMIDI(Musical Instrument Digital
Interface)規格の演奏情報や、歌詞情報及び背景映像
情報からなっている。背景映像情報は曲毎に対応した映
像情報を符号化したものである。
【0043】ただし、カラオケ曲情報は例えばスクラン
ブル処理等が施されておりそのままでは使用できないよ
うにされている。使用するためには、通信制御装置27
および課金通信網5を介してカラオケ課金センタ1に接
続して、カラオケ課金センタ1からスクランブル解除キ
ーを受信する必要があり、この際中央制御装置31が課
金通信プログラムを実行し、カラオケ課金センタ1が課
金通信網5を介してスクランブル解除キーを送信する
と、課金通信網5による課金機能を利用した所定の課金
処理が行われて、カラオケ曲情報を使用することができ
る状態となる。
【0044】このスクランブル処理が施されて使用不可
能となっているカラオケ曲情報を使用可能な状態にする
処理について、図4の通信シーケンス図に従って説明す
る。カラオケ装置10は、通信制御装置27を介してカ
ラオケ課金センタ1に対して発呼する。続いて、カラオ
ケ課金センタ1への着呼を待って、自身を識別するID
番号を発信する。
【0045】カラオケ課金センタ1では、カラオケ装置
10からのID番号を受け取ると、ホストコンピュータ
51が端末照合を行い、カラオケ課金センタ1に登録さ
れているカラオケ装置10であれば、照合正常としてI
D確認信号を返送する。ID確認信号を受信すると、カ
ラオケ装置10は、課金通信プログラムに従って、所定
の曲(例えば新曲分)のカラオケ曲情報のスクランブル
解除キー送信の要求(課金処理要求)をカラオケ課金セ
ンタ1に送信する。つまり、カラオケ装置10は、スク
ランブル解除キーとなる課金情報の送信を要求すると同
時に課金処理を要求することになる。
【0046】カラオケ課金センタ1では、スクランブル
解除キーの送信要求(課金処理要求)を受信すると、予
め設定されているスクランブル解除キー(課金情報)を
通信制御装置57を介してカラオケ装置10側に送信す
る。カラオケ課金センタ1からのスクランブル解除キー
の送信がなされると、このスクランブル解除キーの送信
に対して予め設定されている料金が、課金通信網5によ
って、カラオケ装置10が接続されている公衆電話回線
6の加入契約者に対して課金される。この料金は、電話
回線使用料と合わせて代理徴収される。
【0047】カラオケ装置10は、スクランブル解除キ
ーを受信すると、カラオケ課金センタ1に通信切断要求
を発信する。カラオケ課金センタ1は、この要求を受信
するとカラオケ装置10との通信を終了する。また、カ
ラオケ装置10は、通信切断要求の発信後、受信したス
クランブル解除キーを使用して上述した新曲データのス
クランブルを解除してカラオケ演奏可能な状態とする。
【0048】こうした処理がなされて所定のカラオケ曲
情報が使用できるようになる。このようにして、カラオ
ケ曲情報が使用可能となった状態で、利用者は多目的入
力キー32あるいは図示しないリモコン等を操作するこ
とで歌いたい曲を選択する。すると中央制御装置31
は、所定のカラオケ演奏プログラムに従って、カラオケ
演奏処理を実行する。
【0049】そのカラオケ演奏処理の内容を簡単に説明
しておく。中央制御装置31は、選択された曲に対応す
る演奏情報、歌詞情報および背景映像情報をハードディ
スク33から読み出し、演奏情報は音声再生回路35
に、歌詞情報および背景映像情報は画面表示制御装置2
6にそれぞれ転送する。
【0050】音声再生回路35に出力された演奏情報
は、アナログの演奏信号に変換された後、ミキサアンプ
38へ送られて電気的に増幅されるとともに、マイクロ
フォン43を介して入力する利用者の歌声と適度な割合
でミキシングされる。ミキシングされた音声信号は、ス
ピーカ41により演奏音として外部へ出力される。
【0051】一方、演奏情報と同期して出力される歌詞
情報は、画面表示制御装置26において、背景映像情報
と合成(スーパーインポーズ)されてテレビモニタ29
に表示される。これにより、テレビモニタ29には、背
景映像に歌詞テロップが合成された状態で表示される。
【0052】なお、課金処理が実行されておらず、スク
ランブル情報が付加されたままのカラオケ曲情報に対す
るリクエストがあった場合には、リクエストを受け付け
られない旨の表示をテレビモニタ29にして、再度別の
曲をリクエストするように促すとよい。
【0053】以上が新曲データのカラオケ曲情報を使用
可能な状態にするための通常の処理であるが、本実施例
においては、このようにカラオケ装置10との間で通信
がなされる毎に、カラオケ課金センタ1では電話番号の
照合処理が実行され、登録されている電話番号と一致し
た場合は上述のような通信処理が行われるが、もしも一
致しない場合には、上述したスクランブル解除キーの送
信は実施しない。
【0054】このカラオケ課金センタ1で実行される電
話番号の照合処理について、図5を参照して説明する。
この照合処理は、上述した図4の通信シーケンスにおけ
るID照合における処理である。つまり、課金通信網5
を介してカラオケ装置10と接続し、カラオケ装置10
から端末IDを受信した後に実行される。
【0055】図5に示すように、本照合処理が開始する
と、まず最初のステップS1において、通信制御装置5
7を介して接続されている課金通信網5から、通信対象
のカラオケ装置10が接続されている公衆電話回線6の
電話番号を受信する。電話番号の受信後、S2に移行す
る。S2では、記憶装置53の端末管理情報を参照し
て、カラオケ装置10から受信した端末IDに対応して
登録されている電話番号を読み出し、S1で受信した電
話番号とを照合する。上述したように、この電話番号
は、例えばカラオケ装置10を設置する際に、その設置
先の電話番号として登録されたものであり、課金・料金
徴収の対象となる電話番号である。
【0056】したがって、この電話番号の照合で、両者
が一致していれば(S3:YES)、課金・料金徴収の
対象確認に関して何等問題はないので、S8に移行し
て、ID確認信号をカラオケ装置10に送信する。この
ID確認信号の送信後、このルーチンの処理を終了す
る。
【0057】この場合は、図4の通信シーケンスに示す
ように、ID確認信号を受信したカラオケ装置10から
スクランブル解除キーの送信要求がなされ、カラオケ課
金センタ1はその要求に応じた解除キーの送信が実行さ
れることとなる。一方、照合の結果、両電話番号が不一
致であれば(S3:NO)、S4に移行し、電子タイマ
65から現在の年月日を読み込む。続くS5では、上記
S4で読み込んだ年月日と新しい電話番号(今回の通信
で使用された公衆電話回線6の電話番号)とを対応させ
て記憶装置53の端末管理情報として更新記憶させる。
なお、旧電話番号の記憶は抹消されないこととする。
【0058】この更新登録が終了すると、S6へ移行す
る。S6では、照合不正常のためにIDが確認できなか
った旨を示す信号(ID確認不可信号)をカラオケ装置
10に送信する。このID確認不可信号の送信後、S7
へ移行して、カラオケ装置10との接続を解除する。こ
の接続解除後、このルーチンの処理を終了する。
【0059】この場合は、図4の通信シーケンスに示す
ようなカラオケ装置10からのスクランブル解除キーの
送信要求はなされない。つまり、ID確認不可信号を受
信したカラオケ装置10では、そのままカラオケ課金セ
ンタ1との接続を解除する。なお、本実施例の場合、カ
ラオケ装置10がID確認不可信号を受信すると、テレ
ビモニタ29に電話番号の更新登録を促す告知情報を表
示するようにされている。例えば、「電話番号の更新登
録がされていないため、スクランブル解除キーの取得が
できません。更新登録手続をして下さい。」といった表
示をする。
【0060】ここでS3で否定判断となったときにS4
〜S6の処理を実行する理由について説明する。S3で
否定判断となるのは、カラオケ課金センタ1の記憶装置
53に端末管理情報として記憶されている電話番号と一
致しない場合である。つまり、カラオケ装置10が以前
接続されていた公衆電話回線6の電話番号と今回の通信
に当たって接続された公衆電話回線6の電話番号(課金
通信網5から送信されてきた電話番号)とが一致しない
状態である。
【0061】これはカラオケ装置10の設置場所が変更
されたとみなすことができ、また設置場所の変動は、高
確率で端末の設置事業者の変動を伴う。したがって、カ
ラオケ装置10が接続される電話番号の変更をもって端
末設置事業者の変更とみて差し支えない。
【0062】そして、このような場合に、記憶装置53
に端末管理情報として記憶されている電話番号に基づい
て課金処理をしてしまうと、実際にはそのカラオケ装置
10を使用していない元の設置事業者に対して課金、そ
して料金徴収をしてしまうこととなる。
【0063】そこで、本システムでは、端末IDの照合
が不正常である場合には、ID確認不可信号を送信して
カラオケ装置10との接続を解除して、その後の通信を
受け付けなくして、カラオケ装置10へのスクランブル
解除キーの配信が実行されないようにしている。そのた
め、上述したような、実際にはそのカラオケ装置10を
使用していない元の設置事業者に対して課金・料金徴収
をしてしまうような事態の発生を防止することができる
のである。特に、カラオケ装置10が盗難にあった場合
には、その盗んだ者は元の設置事業者に対して課金され
ることを知りながら不正に使用を続けることが考えられ
るので、このようにスクランブル解除キーの配信が禁止
されることで、カラオケ曲情報の不正使用防止、ひいて
は元の設置事業者に対する誤課金・徴収の防止が実現で
きる。
【0064】但し、善意で使用している場合、例えばカ
ラオケ装置10を転売者(元の設置事業者)から正式に
購入した場合であっても、上述した端末管理情報の更新
登録の手続をし忘れていると、同様に解除キー配信が禁
止されてしまう。このような場合に、解除キー配信の禁
止がなされた原因を善意の使用者である現在の設置事業
者が知らないと不都合である。
【0065】そのため、本実施例では、ID確認不可信
号を受信したカラオケ装置10のテレビモニタ29に、
電話番号の更新登録を促す告知情報を表示するように構
成されている。こうすれば、解除キー配信が禁止された
原因が、電話番号の更新登録が済んでいないためである
ことが判り、解除キー配信を希望する設置事業者は早速
更新登録をすると考えられる。なお、この照合に用いる
現在使用している電話番号は、課金通信網5からカラオ
ケ課金センタ1に通知されるので、電話番号を取得する
ための特別な機構を備える必要がない。
【0066】また、本実施例では、電話番号は年月日と
リンクして記憶され、それらは過去の分も抹消されずに
記憶され、カラオケ課金センタ1は、この年月日と電話
番号のデータを取得できるようにされている。そのた
め、カラオケ課金センタ1側でカラオケ装置10の移動
の履歴を得ることができ、例えば所有者の変動等を追跡
することも可能となる。しかも、年月日と電話番号をリ
ンクさせたデータを取得できるので、ある年月日におけ
るカラオケ装置10の設置場所を特定でき、例えば、カ
ラオケ曲情報の対価が未払いのまま所有者が変動した場
合などに、対価の請求相手を特定するのに有効である。
【0067】以上説明した実施例は、カラオケ課金セン
タ1において、電話番号の照合を行い、電話番号が一致
しない場合に、スクランブル解除キーを送信しないこと
で、カラオケ曲情報の不正使用等を防止するようにし
た。次に、変形例として、カラオケ装置10において上
記電話番号の照合処理を行い、その結果一致しない場合
には解除キーの送信要求をしないように制御する例を説
明する。
【0068】基本的な構成は上記実施例と同様である。
但し、カラオケ装置10のハードディスク33には、自
らのカラオケ装置10の識別情報(端末ID)とそれに
対応する電話番号とを対応させた端末管理情報が記憶さ
れている。この端末管理情報の電話番号は、例えばカラ
オケ装置10を設置する際に、設置作業をしたサービス
マン等がその設置先の電話番号を控えると共に、そのカ
ラオケ装置10のハードディスク33に登録させたもの
である。この登録は、設置事業者では実行できないよう
にされている。
【0069】この変形例においては、カラオケ課金セン
タ1との通信がなされる毎にカラオケ装置10で電話番
号の照合処理が実行される。この照合処理を図6を参照
して説明する。図6に示すように、本照合処理が開始す
ると、まず最初のステップS11にて、通信制御装置2
7を介して課金通信網5に接続する。続くS12では、
課金通信網5から、カラオケ装置10が接続されている
公衆電話回線6の電話番号を受信する。
【0070】電話番号の受信後、S13に移行する。S
13では、ハードディスク33に記憶されている端末管
理情報から登録記憶されている端末IDに対応した電話
番号を読み出し、S12で受信した電話番号と照合す
る。上述したように、この電話番号は、例えばカラオケ
装置10を設置する際に、サービスマン等が設置事業者
を確認して登録したものであり、課金・料金徴収の対象
となる電話番号である。
【0071】したがって、この電話番号の照合で、両者
が一致していれば(S14:YES)、課金・料金徴収
の対象確認に関して何等問題はないので、S17に移行
して、ID番号の発信処理を行う。このID番号の発信
処理の完了後、このルーチンの処理を終了する。なお、
この場合は、図4の通信シーケンスに示すような通信が
実行されて、スクランブル解除キーの送信要求、及びそ
れに応じた解除キーの送信等がなされる。
【0072】一方、照合の結果、両電話番号が不一致で
あれば(S14:NO)、S15に移行し、課金通信網
5との接続を解除する。つまり、サービスマン等が設置
事業者を確認して登録し、課金・料金徴収の対象となる
電話番号としては不適格な番号であるため、その後の処
理を続行しないのである。そして、その接続解除後、S
16へ移行して、電話番号の更新登録を促す告知情報を
テレビモニタ29に表示する。例えば、「電話番号の更
新登録がされていないため、センタとの通信ができませ
ん。更新登録手続をして下さい。」といった表示をす
る。上記実施例と同様に、この更新登録を促す告知情報
を表示することで、解除キー配信が禁止された原因が、
電話番号の更新登録が済んでいないためであることが判
り、解除キー配信を希望する設置事業者は早速更新登録
をすると考えられる。
【0073】なお、この更新登録をカラオケ装置10に
よって実行できるようにすることも考えられる。その一
例を説明する。例えば、上記図6のS12で受信した電
話番号を記憶した上で、上記S16の「電話番号の更新
登録がされていないため、センタとの通信ができませ
ん。更新登録手続をして下さい。」という表示に加え
て、「更新登録手続する場合には、○○キーを押して下
さい。なお、料金は現電話番号の「……」の回線使用料
に加算されます。」といった旨の表示を出す。
【0074】そして、設置事業者が、更新登録を実行す
るための所定の処理(○○キーの押下)を行うと、カラ
オケ装置10では、S12で受信して記憶しておいた電
話番号をハードディスク33に記憶された端末管理情報
の電話番号として更新登録する処理が実行される。そし
て、カラオケ課金センタ1と接続して、その新電話番号
を送信し、カラオケ課金センタ1における端末管理情報
の更新を要求する。このようにして更新登録が完了する
と、次回のスクランブル解除キーの要求はうまく実行さ
れるようになる。
【0075】以上本発明はこの様な実施例に何等限定さ
れるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲にお
いて種々なる態様で実施し得る。例えば、上述した実施
例は、カラオケ装置10のハードディスク33には、ス
クランブル情報の付加されたカラオケ曲情報が記憶さ
れ、課金処理に実行に伴ってカラオケ課金センタ1から
送信されたスクランブル解除キーによってスクランブル
を解除し、カラオケ演奏を可能とするものであった。し
かし、カラオケ装置10側へは課金済みのカラオケ曲情
報だけが送信されるようにすることも考えられる。その
場合のシステムである別実施例を以下に説明する。
【0076】本別実施例のシステムの概略は、図7に示
すように、課金関連処理を担当する課金センタ2と複数
のカラオケ装置10とが、課金通信網5を介して接続さ
れていると共に、カラオケ曲情報の送信関連処理を担当
する情報センタ3と複数のカラオケ装置10とが、情報
通信網7を介して接続されて構成されている。従って図
8に示すように、カラオケ装置10は、情報通信網7と
接続可能な第1通信制御装置27aと課金通信網5と接
続可能な第2通信制御装置27bとを備えている。その
他の構成は、図2に示す実施例のものと同様なので説明
は省略する。
【0077】また、課金センタ2と情報センタ3同士も
接続されている。この場合の課金センタ2は、課金関連
の処理だけを行なうので、図3に示すカラオケ課金セン
タ1と同様の機能を持つこととなる。そして、情報セン
タ3は、基本的構成は図3に示すカラオケ課金センタ1
と同様であり、図9に示すように、ホストコンピュータ
71と、記憶装置73と、入力装置75と、通信制御装
置77と、プリンタ79と、CRT81とを備えてい
る。
【0078】本別実施例のシステムによれば、カラオケ
装置10から課金通信網5を介して情報の提供料に対す
る所定の課金処理要求を送信すると、課金センタ2で
は、その課金処理要求に対し、課金通信網5を介して課
金情報を送信することによって課金通信網の課金機能に
よる課金をさせる。そして、その課金処理に対応したカ
ラオケ曲情報を該当するカラオケ装置10に送信するよ
う、情報センタ3に指示する。
【0079】一方、情報センタ3の記憶装置73にはカ
ラオケ曲情報が記憶されており、情報センタ3のホスト
コンピュータ71は、課金センタ2から送信指示のあっ
たカラオケ曲情報についてのみ、情報通信網7を介して
カラオケ装置10に送信するのである。
【0080】そして、カラオケ装置10においては、こ
の送信されてきたカラオケ曲情報を第1通信制御装置2
7aを介して受信し、一旦ハードディスク33に記憶
し、この記憶されたカラオケ曲情報を用いて所定のカラ
オケ演奏処理を実行することができる。なお、本別実施
例においても、上記実施例の場合と同様の通信シーケン
スとなる。
【0081】このような構成を採用すれば、課金処理が
完了して初めてカラオケ曲情報がカラオケ装置10側に
送信されるようにできるため、未課金であるのに情報だ
け使用されてしまうという不正の防止の点で有利であ
る。また、この場合には、スクランブル情報等を付加し
ておく必要はなく、そのまま使用可能な状態で情報を送
信してもよい。
【0082】そして、この構成であってもやはり、実際
にはそのカラオケ装置10を使用していない元の設置事
業者に対して課金し、そして料金徴収をしてしまうこと
を防止する必要がある。したがって、この場合には、課
金センタ2において上記実施例と同じように電話番号の
照合を行い、一致しない場合には、情報センタ3に対し
てカラオケ曲情報の送信を指示しないというような制御
をする。なお、この場合にも、ID確認不可信号をカラ
オケ装置10に送信して、テレビモニタ29に、電話番
号の更新登録を促す告知情報を表示させるようにするこ
とが好ましい。
【0083】また、カラオケ装置10側で制御する変形
例としては、カラオケ装置10において電話番号の照合
処理を行い、その結果一致しない場合には、課金処理の
要求自体を送信しないように制御すればよい。また、上
記実施例においては、ビデオテックス通信網から自己の
電話番号を取得するように構成されていたが、ハードデ
ィスク33に記憶されている電話番号に端末が自ら電話
し、いわゆる「話中」であるかどうかを調査することに
よって、ハードディスク33に記憶されている電話番号
と現在端末が接続されている電話番号とが一致するかど
うかを判断してもよい。もし、電話番号が一致すれば、
必ず話中となるが、電話番号が変更されていれば、その
電話番号にかかってしまうため、これらから電話番号の
一致・不一致が判断できる。
【0084】なお、上記実施例あるいは別実施例ではカ
ラオケ装置及びそのシステムとして適用した場合の一例
を示したが、情報提供サービス用の「情報」としては、
カラオケ曲情報に限らず、例えばゲームソフト情報等で
も同様に適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例の通信式情報提供システムの概略構成
図である。
【図2】 実施例の通信式情報提供システムの構成要素
であるカラオケ装置の構成を示すブロック図である。
【図3】 実施例の通信式情報提供システムのカラオケ
課金センタの構成を示すブロック図である。
【図4】 実施例の通信式情報提供システムにおいてカ
ラオケ課金センタとカラオケ装置との間で行われる通信
のシーケンス図である。
【図5】 実施例のカラオケ課金センタで実行される電
話番号の照合処理を示すフローチャートである。
【図6】 変形例としてカラオケ装置で実行した場合の
電話番号の照合処理を示すフローチャートである。
【図7】 別実施例の通信式情報提供システムの概略構
成図である。
【図8】 別実施例の通信式情報提供システムの構成要
素であるカラオケ装置の構成を示すブロック図である。
【図9】 別実施例の通信式情報提供システムの課金セ
ンタ及び情報センタの構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1…カラオケ課金センタ 2…課金センタ 3
…情報センタ 5…課金通信網 6…公衆電話回線 7
…情報通信網 10…カラオケ装置 26…画面表示制御装置 2
7…通信制御装置 27a…第1通信制御装置 27b…第2
通信制御装置 29…テレビモニタ 31…中央制御装置 3
2…多目的入力キー 33…ハードディスク 35…音声再生回路 3
8…ミキサアンプ 41…スピーカ 43…マイクロフォン 51,71…ホストコンピュータ 53,73…記憶
装置 55,75…入力装置 57,75…通信
制御装置 59,79…プリンタ 65…電子
タイマ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報を蓄積している情報センタと、 該情報センタから情報通信網を介して配信された情報に
    基づいて所定の情報提供サービスを実行し得るようにさ
    れている情報提供端末と、 該情報提供端末が情報センタから情報の配信を受けると
    き、当該情報提供端末と課金通信網を介して接続し、該
    配信される情報の対価に相当する課金情報を当該情報提
    供端末に対して送信することによって情報提供端末に対
    する課金を実行させる課金センタとを備える通信式情報
    提供システムであって、 前記情報提供端末の識別情報とその情報提供端末が接続
    されている情報通信網への加入者番号とを対応させた端
    末管理情報を記憶しておく端末管理情報記憶手段と、 情報提供端末が現在接続されている情報通信網への加入
    者番号が、前記端末管理情報記憶手段に記憶されている
    加入者番号と一致しない場合には、当該情報提供端末へ
    の情報配信を禁止する情報配信禁止手段とを備えている
    ことを特徴とする通信式情報提供システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の通信式情報提供システ
    ムにおいて、 前記情報配信禁止手段によって情報配信が禁止された場
    合には、当該情報提供端末にて、加入者番号の更新登録
    を促す告知情報を表示させる告知情報表示制御手段を備
    えていることを特徴とする通信式情報提供システム。
  3. 【請求項3】 情報を蓄積している情報センタと、 該情報センタから情報通信網を介して配信された情報に
    基づいて所定の情報提供サービスを実行し得るようにさ
    れている情報提供端末とを備え、前記情報提供端末は、
    情報センタから情報の配信を受けようとするときにその
    旨を要求する配信要求手段を備える通信式情報提供シス
    テムであって、 前記情報提供端末は、 自端末の識別情報と登録された情報通信網への加入者番
    号とを対応させた端末管理情報を記憶しておく端末管理
    情報記憶手段と、 現在接続されている情報通信網への加入者番号が、前記
    端末管理情報記憶手段に記憶されている登録された加入
    者番号と一致しない場合には、前記配信要求手段による
    情報センタへの配信要求を禁止する配信要求禁止手段と
    を備えていることを特徴とする通信式情報提供システ
    ム。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の通信式情報提供システ
    ムにおいて、 前記配信要求禁止手段によって配信要求が禁止された場
    合には、加入者番号の更新登録を促す告知情報を表示さ
    せる告知情報表示制御手段を前記情報提供端末が備えて
    いることを特徴とする通信式情報提供システム。
  5. 【請求項5】 情報通信網を介して情報センタと接続す
    る情報通信網接続手段と、 課金通信網を介して課金センタと接続する課金通信網接
    続手段と、 前記情報センタから配信を受けた情報を記憶しておく情
    報記憶手段と、 該情報記憶手段に記憶された情報に基づいて所定の情報
    提供サービスを実行する情報提供実行手段と、 前記情報センタから情報の配信を受けようとするときに
    その旨を要求する配信要求手段とを備え、前記配信要求
    手段によって情報センタからの情報配信を要求をするに
    際して、前記課金通信網接続手段により前記課金通信網
    を介して課金センタと接続し、配信を要求した情報の対
    価に相当する課金情報の送信を要求するように構成され
    ている情報提供端末であって、 自端末の識別情報と登録された情報通信網への加入者番
    号とを対応させた端末管理情報を記憶しておく端末管理
    情報記憶手段と、 現在接続されている情報通信網への加入者番号が、前記
    端末管理情報記憶手段に記憶されている登録された加入
    者番号と一致しない場合には、前記配信要求手段による
    情報センタへの配信要求を禁止する配信要求禁止手段と
    を備えていることを特徴とする情報提供端末。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の情報提供端末におい
    て、 前記配信要求禁止手段によって配信要求が禁止された場
    合には、加入者番号の更新登録を促す告知情報を表示さ
    せる告知情報表示制御手段を備えていることを特徴とす
    る情報提供端末。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7214099B2 (en) 2004-03-18 2007-05-08 Yamaichi Electronics Co., Ltd. Integrated circuit (IC) card connector including a movable braking piece
JP2016224217A (ja) * 2015-05-29 2016-12-28 株式会社第一興商 仮運用時の設定を引き継ぎ可能なカラオケシステム

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7214099B2 (en) 2004-03-18 2007-05-08 Yamaichi Electronics Co., Ltd. Integrated circuit (IC) card connector including a movable braking piece
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