JP3544571B2 - 端末装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、稼動の許可不許可を遠隔指令される端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、通信網を介して送信される特定のコマンドあるいはデータ等による稼動許可指令を受信すると所定の時間または所定の回数だけ稼動する端末装置が知られており、一例を挙げるとオンラインで接続されているホストコンピュータからの稼動許可指令があると所定の時間あるいは所定の曲数だけ演奏するカラオケ装置等がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、稼動許可指令となる特定のコマンドやデータ等を漏洩や解析によって不当に手に入れた者が、このコマンドやデータ等を端末装置に送信すれば、正規の稼動許可指令によらずに端末装置を稼動させることも可能であった。
【0004】
通常、この種の端末装置は、稼動許可指令の送信と引き換えに対価が支払われる契約下にあるため、不当に入手したコマンドやデータで稼動させた場合には、この対価の支払いを免れることになり、稼動許可指令を送信する側の損失となっていた。
【0005】
本発明は、不当に入手した稼動許可指令による端末装置の不正使用を防止すること目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための手段として、請求項1記載の端末装置は、通信網を介して指令センタにアクセス可能な通信手段を有し前記通信網を介して送信される稼動許可指令を受信すると所定の時間または所定の回数だけ稼動する端末装置において、現在の年月日時刻を算出する電子カレンダと、該電子カレンダから読み出された年月が更新された場合に前記通信網を介して指令センタに対して稼働許可指令の送信要求を送信する通信手段と、該算出された年月日時刻に応じて選定される判定基準に従って前記指令センタから送信されてきた稼動許可指令の正、不正を判定する判定手段と、該判定手段で前記稼動許可指令が正しいと判定された際に前記端末装置に前記所定の時間または所定の回数の稼動を許可する許可手段とを設けている。
【0007】
請求項2記載の端末装置は、請求項1記載の端末装置において、前記稼動許可指令が暗証コードであり、前記判定手段は、予め記憶手段に記憶されている照合用暗証コード群から前記電子カレンダが算出した年月日時刻に対応する照合用暗証コードを選択して、前記暗証コードと前記選択された照合用暗証コードとの一致をもって前記暗証コードが正であることを判定することを特徴とする。
【0008】
請求項3記載の端末装置は、課金通信網を介して課金を実行させる課金制御手段を有する課金センタにアクセス可能な通信手段を有し、前記課金通信網を介して送信される稼動許可指令を受信すると所定の時間または所定の回数だけ稼動する端末装置において、現在の年月日時刻を算出する電子カレンダと、該算出された年月日時刻に応じて選定される判定基準に従って前記稼動許可指令の正、不正を判定する判定手段と、該判定手段で前記稼動許可指令が正しいと判定された際に前記端末装置に前記所定の時間または所定の回数の稼動を許可する許可手段と、前記稼動許可指令を受信しようとするとき若しくは受信したときに前記課金センタに前記課金通信網の課金機能による課金処理を要求する課金処理要求手段を設けている。
【0009】
【作用】
上記の構成になる請求項1記載の端末装置においては、電子カレンダは、現在の年月日時刻を算出する。通信手段は、電子カレンダから読み出された年月が更新された場合に通信網を介して指令センタに対して稼働許可指令の送信要求を送信する。判定手段は、電子カレンダで算出された年月日時刻に応じて選定される判定基準に従って、指令センタから送信されてきた稼動許可指令の正、不正を判定する。ここで判定基準としては、例えば電子カレンダが算出した年月日を表す数字列、例えば1995年1月1日であれば19950101、その逆数列10105991、さらに特別な演算処理を施して算出される数等、年月日時刻を加工したものや年・月・日・時刻のいずれかひとつまたは複数をキーとして端末装置に記憶されているコードテーブルから抽出されるコード等が挙げられるが、要は年月日時刻に応じて一義的に決定されればよいのであって、これらに限定されるものではない。もちろん、稼動指令信号の内容もこの判定基準と整合するものとされている。
【0010】
許可手段は、判定手段で稼動許可指令が正しいと判定された際に端末装置に所定の時間または所定の回数の稼動を許可する。
したがって、仮にある年月日時刻における稼動許可指令を漏洩や解析によって不当に手に入れた者が、この不当に得た稼動許可指令(不正指令とよぶ)を端末装置に送信したとしても、時の経過によって判定基準が変更されているので、判定手段によって不正と判定される。よって許可手段は、端末装置の稼動を許可しないので、不正指令による端末装置の不正使用は防止される。
【0011】
請求項2記載の端末装置においては、稼動許可指令が暗証コードで、判定手段は、予め記憶手段に記憶されている照合用暗証コード群から電子カレンダが算出した年月日時刻に対応する照合用暗証コードを選択して、暗証コードと選択された照合用暗証コードとの一致をもって暗証コードが正であることを判定する。
【0012】
例えば照合用暗証コード選択のキーとして年月を設定し、記憶手段には年月ごとの照合用暗証コードを記憶させておけば、10年分や20年分の照合用暗証コード群でもわずかな記憶容量でまかなえる。また、照合用暗証コードの選択も簡単である。
【0013】
請求項3記載の端末装置は、課金通信網を介して課金を実行させる課金制御手段を有する課金センタにアクセス可能な通信手段を有し、課金通信網を介して送信される稼動許可指令を受信すると所定の時間または所定の回数だけ稼動するのであるが、判定手段が電子カレンダによって算出された現在の年月日時刻に応じて選定される判定基準に従って稼動許可指令の正、不正を判定し、許可手段は、判定手段で稼動許可指令が正しいと判定された際に端末装置に所定の時間または所定の回数の稼動を許可する。そして、課金処理要求手段は、稼動許可指令を受信しようとするとき若しくは受信したときに課金センタに課金通信網の課金機能による課金処理を要求する。
【0014】
端末装置が稼動許可指令を受け取る毎に課金センタにて課金が実行されるので、稼動許可指令を送信する側は、稼動許可指令の送信に対する対価を確実に得ることができる。しかも、対価を得るために課金端末装置の設置場所や所有者あるいは管理者の所在地まで出向いたりする集金業務も不要となる。
【0015】
【実施例】
次に、本発明の端末装置をカラオケ装置として具体化した一実施例を図面を参照して説明する。
図1は、実施例のカラオケ装置が含まれるネットワークの概略構成図、図2はカラオケ装置の構成を示すブロック図である。
【0016】
図1に示すように、本ネットワークは、課金センタ1と複数のカラオケ装置10とが、課金通信網5を介して接続されていると共に、情報センタ3と複数のカラオケ装置10とが、情報通信網7を介して接続されて構成されている。また、課金センタ1と情報センタ3とも接続されている。
【0017】
課金通信網5は、例えばビデオテックス通信網やダイヤルキューツー通信網のように、情報料に対して課金する機能を持つものである。現在の日本国内では、ビデオテックス網とダイヤルキューツー網がその代表的なものとして知られておいる。ダイヤルキューツー網は基本的に時間単位の従量計算であり、ビデオテックス網は、情報の内容毎に任意の料金を設定可能であり、いわゆるキャプテンシステム等に用いられている。
【0018】
その課金機能の一例として、ビデオテックス通信網について説明すると、ビデオテックス通信網は、具体的には例えば各情報処理装置に接続された公衆電話回線とビデオテックス通信処理装置(VCP)とで構成されている。このVCPが、ビデオテックス通信網にアクセスしようとしている公衆電話回線(現状としては特番166と5桁の課金センタ番号をダイヤルした公衆電話回線)の課金センタ1への接続・交換、利用者端末である情報処理装置の管理及び課金センタ1への加入者管理、通信料及び電話会社が代理徴収する情報使用料の課金、情報処理装置と課金センタ1との間の会話制御、プロトコル変換やコード/パターン変換などの変換処理等の通信処理機能を提供する。
【0019】
次に、カラオケ装置10の構成について説明する。図2に示すように、中央制御装置31は課金制御プログラム31aに従って所定の課金制御処理を実行するのであるが、この中央制御装置31には、本発明の記憶手段に相当するROM31bが内蔵されており、ROM31bには図4に示されるように、西暦の下2桁を表示する数字と月を表示する2桁の数字とからなる10年分の年月データ50aと10桁の数字で形成される暗証コード50bとを対応させた構造の暗証コード表50が記憶されている。この暗証コード50bの集合が本発明の照合用暗証コード群に該当する。また、中央制御装置31には、年月日時刻のリアルタイムを算出する電子カレンダ32が接続されており、中央制御装置31は電子カレンダ32が算出する年月日時刻を読込みできる。この電子カレンダ32は、バッテリでバックアップされており、カラオケ装置10の電源がオフにされてもその機能は失われない。
【0020】
中央制御装置31には、他にハードディスク33、音声再生回路35、画面表示制御装置26、情報通信網用の第1通信制御装置27a、本発明の通信手段に相当する課金通信網用の第2通信制御装置27bが接続されており、音声再生回路35にはミキサアンプ38、画面表示制御装置26にはテレビモニタ29がそれぞれ接続されている。さらに、ミキサアンプ38にはスピーカ41とマイクロフォン43が接続されている。
【0021】
なお、この中央制御装置31による課金制御プログラム31aに従った所定の課金制御処理の実行が、本発明における課金処理要求手段としての処理の実行に該当する。また、中央制御装置31は、本発明の判定手段および許可手段としても機能するが、これら課金処理を要求するための処理等については後で詳しく説明する。
【0022】
ハードディスク33には予め数千曲程度のカラオケ曲情報が記憶されており、さらに、情報センタ3より新曲データを受信して、このハードディスク33に記憶させることができる。また、1曲分のカラオケ曲情報は、曲同士を識別するための識別情報である曲番号情報と、実体情報とから構成されている。この内の実体情報は、伴奏音楽の情報であるMIDI(Musical Instrument Digital Interface)規格の演奏情報や、歌詞情報及び背景映像情報からなっている。背景映像情報は曲毎に対応した映像情報を符号化したものである。
【0023】
以下、カラオケ演奏の手順に従ってカラオケ演奏に関わる各部の機能、動作について説明をする。まず、利用者が図示しない操作パネルあるいはリモコン等を操作することで歌いたい曲を選択する。すると中央制御装置31は、所定のカラオケ演奏プログラムに従って、カラオケ演奏処理を実行する。具体的には、中央制御装置31は、選択された曲に対応する演奏情報、歌詞情報および背景映像情報をハードディスク33から読み出し、演奏情報は音声再生回路35に、歌詞情報および背景映像情報は画面表示制御装置26にそれぞれ転送する。
【0024】
音声再生回路35に出力された演奏情報は、アナログの演奏信号に変換された後、ミキサアンプ38へ送られて電気的に増幅されるとともに、マイクロフォン43を介して入力する利用者の歌声と適度な割合でミキシングされる。ミキシングされた音声信号は、スピーカ41により演奏音として外部へ出力される。
【0025】
一方、演奏情報と同期して出力される歌詞情報は、画面表示制御装置26において、図示しない映像ソース(ビデオディスクプレーヤ等)から出力されて、カラオケ装置10に入力される背景映像信号と合成(スーパーインポーズ)されてテレビモニタ29に表示される。これにより、テレビモニタ29には、背景映像に歌詞テロップが合成された状態で表示される。
【0026】
続いて、課金センタ1及び情報センタ3の構成を図3を参照して説明する。
課金センタ1は、ホストコンピュータ51と、記憶装置53と、入力装置55と、通信制御装置57と、プリンタ59と、CRT61とを備えている。記憶装置53は、ホストコンピュータ51が作動するための各種制御プログラムや、前記各情報処理装置毎の課金情報等を記憶するためのものである。なお、記憶装置53には、図4に示される暗証コード表50と同じデータが記憶されており、ホストコンピュータ51は、年月に対応して選択される暗証コードを読み出してカラオケ装置10に送信できる。こうして送信される暗証コードが、特許請求の範囲に示した稼動許可指令としての暗証コードに相当する。
【0027】
また、入力装置55からは各種指令を入力することができ、例えば、記憶装置53に記憶された各カラオケ装置10毎の課金情報を基にして課金実績等を作成させたり、それをプリンタ59によって印刷させたり、CRT61に表示させたりすることができる。
【0028】
一方、情報センタ3も課金センタ1と同様の構成であり、ホストコンピュータ71と、記憶装置73と、入力装置75と、通信制御装置77と、プリンタ79と、CRT81とを備えている。記憶装置73は、ホストコンピュータ71が作動するための各種制御プログラムや、カラオケ装置10に送信するための新曲データ及びその新曲データの配信記録等を記憶するためのものである。
【0029】
また、入力装置75からは各種指令を入力することができ、例えば、記憶装置73に記憶された各カラオケ装置10毎の稼働情報や配信記録をプリンタ79によって印刷させたり、CRT81に表示させたりすることができる。
なお、課金センタ1の通信制御装置57と情報センタ3の通信制御装置77とは接続されており、相互に情報通信が可能とされている。
【0030】
次に、情報センタ3とカラオケ装置10との間での新曲データの送受について図5に示す通信シーケンス図を参照して説明する。
まずカラオケ装置10が情報センタ3に対して発呼し、情報センタ3への着呼を待ってパスワードを送信する。情報センタ3では通信制御装置77を介してこれを受け取り、ホストコンピュータ71が電話番号やパスワード等で端末照合を行い、情報センタ3に登録されているカラオケ装置10であれば、照合正常を返送する。カラオケ装置10は、この照合正常を受信して情報センタ3が受付可能状態となると、新曲データの有無を問い合わせる。
【0031】
情報センタ3では、この問い合わせを受け付け、カラオケ装置10からの最新の曲データ情報若しくは各カラオケ装置10毎に作成されている曲データ送付済みテーブル等を参照して新曲データを検索し、新曲データが有るか無いかを示す回答をカラオケ装置10に送信する。
【0032】
カラオケ装置10は、この回答結果に基づいて新曲データが有るか無いか判断し、新曲データが有る場合には、情報センタ3に新曲データの送信を要求し、その要求に応じて情報センタ3から送信されてくる新曲データを受信する。カラオケ装置10は、この情報通信網7を介して送信されてきた新曲データを受信し、ハードディスク33内に記憶する。
【0033】
カラオケ装置10は、新曲データの受信・記憶が完了すると、情報センタ3との通信を終了する。また、上述の新曲データの有無の問い合わせに対して新曲データなしが回答された場合にも、カラオケ装置10は、情報センタ3との通信を終了する。
【0034】
なお、この新曲データ有無を問い合わせるタイミングは、例えば電源投入時や、1週間に1度の割合、1月に1度の割合等色々考えられる。また、この問い合わせ時に、カラオケ装置10で持っている最新の曲データ情報を付加して問い合わせてもよい。
【0035】
次に、課金センタ1からの暗証コードの受信とそれに伴う暗証コードの照合処理について説明する。
カラオケ装置10の中央制御装置31は、は、カラオケ装置10が起動された直後および起動後でカラオケ装置10がカラオケ演奏に使用されていないときに、図6に示される処理を繰り返し実行する。
【0036】
まず、中央制御装置31は、電子カレンダ32から年月を読み出す(S1)。
続いて、年月が更新されたかを判断する(S2)。この判断は、前回に課金センタ1から暗証コードを受信した際の年月を記憶しておいて、この記憶されている年月とS1で読み出した年月とを比較することで行われる。ここで年月が更新されていなければ(S2でNO)、中央制御装置31は、一旦このルーチンを終了する。一方、年月が更新されていれば(S2でYES)、中央制御装置31は、次のS3に進んで課金センタ1と通信して暗証コードを受信するための処理を実行する。
【0037】
図7に示される通信シーケンスを参照して、S3の処理について詳述すると、中央制御装置31は、第2通信制御装置27bに指令して課金センタ1に発呼させる。続いて、中央制御装置31は、課金センタ1への着呼を待って、パスワードを送信する。
【0038】
課金センタ1では通信制御装置57を介してカラオケ装置10からのパスワードを受け取り、ホストコンピュータ51が電話番号やパスワード等で端末照合を行い、課金センタ1に登録されているカラオケ装置10であれば、照合正常としてパスワードOKを返送する。
【0039】
パスワードOKを受信すると、中央制御装置31は、課金制御プログラム31aに従って、暗証コードの送信要求を課金センタ1に送信する。つまり、中央制御装置31は、暗証コードの送信を要求すると同時に課金処理を要求することになる。
【0040】
課金センタ1では、暗証コードの送信要求(課金処理要求)を受信すると、ホストコンピュータ51が、当日の年月に対応して選択される暗証コードを読み出し、その暗証コードを通信制御装置57を介してカラオケ装置10側に送信させる。この課金センタ1からの暗証コードの送信がなされると、暗証コードの送信に対して予め設定されている料金が、カラオケ装置10が接続されている電話回線の加入契約者に対して課金される。この料金は、電話回線使用料と合わせて代理徴収される。
【0041】
以上がS3の処理とこれに伴う課金センタ1側の処理である。
ここで図6に示されるルーチンの説明に戻る。カラオケ装置10の中央制御装置31は、S3の処理に続いて、暗証コード表50からS1で読み出した年月に該当する年月データ50aに対応する暗証コード50bを読み出す(S4)。
【0042】
次に、中央制御装置31は、課金センタ1から送信された暗証コードとS4で読み出した暗証コード50bとを照合する(S5)。ここで両暗証コードが一致すれば(S5でYES)、中央制御装置31はカラオケ装置10の所定の時間または所定の回数の稼動を許可する(S6)。なお、この実施例では、カラオケ装置10は1ヶ月の稼動を許可される設定である。つまり、上述の課金センタ1からの暗証コードの送信に際して課金される料金は、カラオケ装置10のハードディスク33に記憶されているカラオケ曲情報の1ヶ月の使用料に該当するといえる。
【0043】
一方、課金センタ1から送信された暗証コードとS4で読み出した暗証コード50bとが一致しなければ(S5でNO)、中央制御装置31は、カラオケ装置10の稼動を禁止する(S7)。ここで稼動を禁止するとは、例えばカラオケ装置10の電源がオンされていても、操作パネルあるいはリモコン等を介しての指令を一切受け付けず、音声再生回路35や画面表示制御装置26等をまったく作動させない状態とする等、カラオケ装置10として作動しない状態とすることである。したがって、例えば「課金センタと接続してください。」等のメッセージを出力するような、警告機能まで禁止するものではない。
【0044】
このようにカラオケ装置10を稼動禁止状態とするのは、送信されてきた暗証コードが正しい暗証コードではないことは、例えば過去に使用された暗証コードを漏洩や解析によって不当に手に入れた者が、課金センタ1による課金を免れてカラオケ装置10を不正に稼動させる目的で送信してきた可能性がきわめて高いからである。
【0045】
本実施例では、月が変わると暗証コード自体が変わるので、過去に不当に入手した暗証コードが送信されてきたとしても、カラオケ装置10を稼動させることはできない。したがって、不当に入手した暗証コードによる端末装置の不正使用を有効に防止することができる。この際、上述のような警告を発する構成とすれば一層効果的である。
【0046】
また、ROM31bに記憶されている暗証コード表50から選択される暗証コード50bによって、送信されてきた暗証コードの正、不正を判定するので、10年分や20年分の暗証コード表でもROM31bの記憶容量はわずかで済み、照合に使用する暗証コード50bの選択も簡単である。
【0047】
しかも、カラオケ装置10が正当な暗証コードを受け取る毎に課金センタ1によって課金が実行されるので、暗証コードの送信によってカラオケ装置10の稼動を許可する側は、暗証コードの送信=カラオケ装置10の稼動に対する対価を確実に得ることができる。しかも、対価を得るためにカラオケ装置の設置場所や所有者あるいは管理者の所在地まで出向いたりする集金業務も不要となる。
【0048】
以上、実施例に従って本発明について説明したが、本発明はこのような実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲でさまざまに実施できることは言うまでもない。
例えば、実施例では端末装置としてカラオケ装置を例に採ったが、本発明はカラオケ装置に限定されるものではなく、ビデオゲーム機、携帯電話、有料のテレビ放送用チューナ等、端末装置の使用ないし端末装置を用いての情報の使用に対して対価を要求されるものに有効である。
【0049】
また、実施例では、情報通信網と課金通信網とを利用する構成としているが、いずれか一方のみを利用する構成としてもよい。ただし、情報通信網のみを使用する場合には、稼動許可指令の送信と対価の確保とが同時に行われるわけではないので、対価を確実に得るためには予め対価を取得してから稼動許可指令を送信するといった手順が必要となる。
【0050】
なお、暗証コード変更のタイミングは月の変わり毎に限らない。要は、時の経過に伴って暗証コードが変更されればよいのであり、年、月、日、時刻のいずれによってもよい。
【0051】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1記載の端末装置によれば、仮にある年月日時刻における稼動許可指令を漏洩や解析によって不当に手に入れた者が、この不当に得た稼動許可指令(不正指令)を端末装置に送信したとしても、時の経過によって判定基準が変更されているので、判定手段によって不正と判定される。よって許可手段は、端末装置の稼動を許可しないので、不正指令による端末装置の不正使用は防止される。
【0052】
請求項2記載の端末装置によれば、記憶手段の記憶容量は少なくて済み、照合用暗証コードの選択も簡単である。
請求項3記載の端末装置によれば、稼動許可指令を送信する側は、稼動許可指令の送信に対する対価を確実に得ることができる。しかも、対価を得るために課金端末装置の設置場所や所有者あるいは管理者の所在地まで出向いたりする集金業務も不要となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のカラオケ装置が含まれるネットワークの概略構成図である。
【図2】実施例のカラオケ装置の構成を示すブロック図である。
【図3】実施例における課金センタ及び情報センタの構成を示すブロック図である。
【図4】実施例のカラオケ装置に記憶されている暗証コード表の説明図である。
【図5】実施例のカラオケ装置と情報センタとの間で実行される通信のシーケンス図である。
【図6】実施例のカラオケ装置で暗証コードの受信に際して実行される処理のフローチャートである。
【図7】実施例のカラオケ装置と課金センタとの間で実行される通信のシーケンス図である。
【符号の説明】
1・・・課金センタ(指令センタ)、3・・・情報センタ、5・・・課金通信網、7・・・情報通信網、10・・・カラオケ装置(端末装置)、27b・・・第2通信制御装置(通信手段)、31・・・中央制御装置(判定手段、許可手段、課金処理要求手段)、31a・・・課金制御プログラム(課金処理要求手段)、31b・・・ROM(記憶手段)、32・・・電子カレンダ、50・・・暗証コード表(照合用暗証コード群)、50a・・・年月データ、50b・・・暗証コード(照合用暗証コード)、51・・・ホストコンピュータ(課金制御手段)。

Claims (3)

  1. 通信網を介して指令センタにアクセス可能な通信手段を有し前記通信網を介して送信される稼動許可指令を受信すると所定の時間または所定の回数だけ稼動する端末装置において、
    現在の年月日時刻を算出する電子カレンダと、
    該電子カレンダから読み出された年月が更新された場合に前記通信網を介して指令センタに対して稼働許可指令の送信要求を送信する通信手段と、
    該算出された年月日時刻に応じて選定される判定基準に従って前記指令センタから送信されてきた稼動許可指令の正、不正を判定する判定手段と、
    該判定手段で前記稼動許可指令が正しいと判定された際に前記端末装置に前記所定の時間または所定の回数の稼動を許可する許可手段と
    を設けたことを特徴とする端末装置。
  2. 前記稼動許可指令が暗証コードであり、
    前記判定手段は、予め記憶手段に記憶されている照合用暗証コード群から前記電子カレンダが算出した年月日時刻に対応する照合用暗証コードを選択して、前記暗証コードと前記選択された照合用暗証コードとの一致をもって前記暗証コードが正であることを判定する
    ことを特徴とする請求項1記載の端末装置。
  3. 課金通信網を介して課金を実行させる課金制御手段を有する課金センタにアクセス可能な通信手段を有し、前記課金通信網を介して送信される稼動許可指令を受信すると所定の時間または所定の回数だけ稼動する端末装置において、
    現在の年月日時刻を算出する電子カレンダと、
    該算出された年月日時刻に応じて選定される判定基準に従って前記稼動許可指令の正、不正を判定する判定手段と、
    該判定手段で前記稼動許可指令が正しいと判定された際に前記端末装置に前記所定の時間または所定の回数の稼動を許可する許可手段と、
    前記稼動許可指令を受信しようとするとき若しくは受信したときに前記課金センタに前記課金通信網の課金機能による課金処理を要求する課金処理要求手段とを設けたことを特徴とする端末装置。
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KR100576162B1 (ko) * 2004-08-23 2006-05-03 엘지전자 주식회사 락 코드를 이용한 광디스크 재생 제어장치 및 방법

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