JP4079087B2 - レイアウトシステム - Google Patents

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Description

本発明は、文書や画像等の掲載情報をレイアウトするシステム及びプログラム、並びに方法に係り、特に、デザイナが意図したレイアウトが損なわれるのを防止するのに好適なレイアウトシステム及びレイアウトプログラム、並びにレイアウト方法に関する。
従来、ニュース等のディジタルコンテンツをユーザに対して提供するディジタルコンテンツ配信システムがあり、ディジタルコンテンツ配信システムでは、一般に、コンテンツ登録データベース(以下、データベースのことを単にDBと略記する。)からディジタルコンテンツをいくつか読み出し、読み出したディジタルコンテンツを編集し、編集したディジタルコンテンツをユーザに対して配信する。ディジタルコンテンツの編集過程では、ユーザにとって見やすいものとなるようにディジタルコンテンツのレイアウトを行っている。このレイアウトを行う技術としては、例えば、特許文献1に開示されている文書処理装置(以下、第1の従来例という。)、特許文献2に開示されている文字列自動編集システム(以下、第2の従来例という。)、及び特許文献3に開示されているディジタルコンテンツ作成システム(以下、第3の従来例という。)がある。
第1の従来例は、アベイラブルエリア探索部、割付け構造保持部、アベイラブルエリアリスト保持部及びアベイラブルエリア分割部を備える。アベイラブルエリア探索部は、文書の内容部を流し込める領域を示すアベイラブルエリアを、割付け構造保持部に保持されている割付け途中の割付け構造を参照して探索する。アベイラブルエリア探索部によって探索されたアベイラブルエリア、またはそのアベイラブルエリアのリストは、アベイラブルエリアリスト保持部に保持される。アベイラブルエリア分割部は、アベイラブルエリアリスト保持部に保持されているアベイラブルエリアと、文書の論理構造に対する割付け処理以前に既に割付けられている割付け構造とが重なっている場合は、その既に割付けられている構造を考慮してそのアベイラブルエリアを分割するとともに、その分割後の各エリアのリストをアベイラブルエリアリスト保持部に登録する。
これにより、あらかじめ静的に割付け可能領域を分割しておくのではなく、動的に割付け可能領域を分割することによって、枠の固定、枠の浮動にかかわりなく、枠を避けての他の内容の流し込みを行うことができ、所望の割付け結果を得ることができる。
第2の従来例は、図形データ格納部、文字列検索部、文字列周囲検索部及び文字列移動部を備える。ディスプレイ装置に表示された登記図面を見て、オペレータは、文字列の重なりの編集をしたい領域をキーボードまたは不図示のマウスにより指定する。図形データ格納部から指定された領域の図形データを読み出し、文字列検索部が重なりの生じている文字列を検索し、文字列周囲検索部が、検索された文字列の周囲の空白領域を捜す。空白領域が発見されたら、文字列移動部がその場所へ文字列を自動的に移動して、重なりを解消する。空白領域が発見されなかった場合には、文字列縮小部が文字列を縮小する。縮小した後、再び文字列周囲検索部が縮小された文字列に対し、空白領域を捜し、見つかれば文字列移動部が自動的に文字列を移動し、見つからなければ文字列移動部はオペレータからの指示に従って、文字列を移動する。
これにより、編集作業の回数を効率的に押さえ、作業の効率化を図ることができる。
第3の従来例は、第1の情報格納枠と第2の情報格納枠とを、それらの一部を重ね合わせてレイアウト領域に配置した状態を定義したレイアウト定義ファイルを備える。また、レイアウト定義ファイルにおいて情報格納枠には格納順序を設定しておく。そして、複数の情報格納枠のうち第1の情報格納枠に格納する記事の情報量に基づいて、第1の情報格納枠の形状またはレイアウト領域上での位置を決定し、決定した形状または位置に基づいて、複数の情報格納枠のうち第1の情報格納枠と重なり合う第2の情報格納枠の形状またはレイアウト領域上での位置を決定する。さらに、選択した記事を格納順序に従って複数の情報格納枠に格納する。
これにより、掲載情報の内容、情報量、論理構造によって、デザイナが意図したレイアウトが損なわれる可能性を低減することができるとともに、情報の掲載順序に関して自由度を比較的向上することができる。
特開平5−89101号公報 特開平10−154174号公報 特開2002−297571号公報
ディジタルコンテンツの編集過程では、レイアウトを機械的に行っては見やすさや見栄えが著しく損なわれる可能性があるため、例えば、デザイナがあらかじめレイアウトのひな形をいくつか設計しておき、そのレイアウトのひな形に基づいてデザイナが意図したレイアウトとなるようにディジタルコンテンツを編集するといった対策が講じられる。この場合、掲載しようとする情報の内容、情報量、論理構造によらず、おおよそデザイナが意図したレイアウトとなるようにディジタルコンテンツを編集できることが望まれる。
しかしながら、第1の従来例にあっては、アベイラブルエリアリスト保持部のアベイラブルエリアと、文書の論理構造に対する割付け処理以前に既に割付けられている割付け構造とが重なっている場合は、その既に割付けられている構造を考慮してそのアベイラブルエリアを分割するようになっているが、アベイラブルエリアが画像情報を格納するものである場合、分割の前後においてアベイラブルエリアの幾何学的形状が変更されると、画像が変形したり空白が生じたりするなどして、デザイナが意図したレイアウトが損なわれる可能性があるという問題があった。例えば、2つのアベイラブルエリアに分割された場合は、一方のアベイラブルエリアと他方のアベイラブルエリアとが結合することがあるが、幅や高さ等の寸法がそれぞれ異なっていれば、結合後のアベイラブルエリアは、元のアベイラブルエリアと異なる幾何学的形状となる。
また、第2の従来例にあっては、複数の文字列が重なり合っているときは、文字列の周囲の空白領域を検索し、文字列が重なり合わないように文字列をその空白領域に移動するようになっているが、画像が重なり合っている場合は考慮されていない。
また、第3の従来例にあっては、情報格納枠が既に形状が決定している他の情報格納枠と重なり合っているときは、情報格納枠を移動可能な方向に変形・移動するようになっているが、情報格納枠の重なり具合、または掲載情報の内容、情報量若しくは論理構造によっては、複数の情報格納枠に分割されることもある。そのため、情報格納枠が画像情報を格納するものである場合、分割の前後において情報格納枠の幾何学的形状が変更されると、画像が変形したり空白が生じたりするなどして、デザイナが意図したレイアウトが損なわれる可能性があるという問題があった。
このことは、画像情報を格納する場合に限らず、分割の前後において情報格納枠の幾何学的形状を保持する必要がある場合には、文字情報格納枠その他の情報格納枠についても同様の問題が想定される。例えば、レイアウト構成上、デザイナが情報格納枠の変形を制限したい場合が考えられる。
そこで、本発明は、このような従来の技術の有する未解決の課題に着目してなされたものであって、デザイナが意図したレイアウトが損なわれるのを防止するのに好適なレイアウトシステム及びレイアウトプログラム、並びにレイアウト方法を提供することを目的としている。
〔発明1〕上記目的を達成するために、発明1のレイアウトシステムは、
掲載情報をレイアウトするレイアウト手段を備え、前記レイアウト手段は、所定のレイアウト領域に配置された複数の情報格納枠に前記掲載情報を格納することによりレイアウトを行うシステムであって、
前記レイアウト手段は、複数の前記情報格納枠が重なり合っているときは、それら情報格納枠が重なり合わないように、それら情報格納枠のうちいずれかの大きさを、その幾何学的形状を保持したまま変更するようになっていることを特徴とする。
このような構成であれば、レイアウト手段により、所定のレイアウト領域に配置された複数の情報格納枠に掲載情報が格納されることによりレイアウトが行われる。このとき、複数の情報格納枠が重なり合うと、レイアウト手段により、それら情報格納枠が重なり合わないように、それら情報格納枠のうちいずれかの大きさがその幾何学的形状を保持したまま変更される。
これにより、掲載情報の内容、情報量または論理構造にかかわらず、情報格納枠の大きさがその幾何学的形状を保持したまま変更されるので、従来に比して、画像が変形したり空白が生じたりするなどして、デザイナが意図したレイアウトが損なわれる可能性を低減することができるという効果が得られる。
ここで、幾何学的形状を保持したまま大きさを変更するとは、例えば、変更前の情報格納枠が四角形であるならば、変更後の情報格納枠も四角形となるように情報格納枠の大きさを変更することをいう。この場合、変更前後の形状は、四角形であることさえ保持されていればよく、相似形であってもよいし、相似形でなくてもよい。もちろん四角形は一例であり、四角形以外の多角形、円形、楕円形その他の幾何学的形状についても同様に取り扱うことができる。以下のレイアウトプログラム、及びレイアウト方法において同じである。
また、幾何学的形状を保持したまま大きさを変更するとは、少なくとも変更の前後において情報格納枠の幾何学的形状が保持されていればよく、変更の過程で幾何学的形状が保持されなくてもよい。以下のレイアウトプログラム、及びレイアウト方法において同じである。
また、掲載情報には、文字情報、画像情報その他の情報が含まれる。以下のレイアウトシステム、レイアウトプログラム、及びレイアウト方法において同じである。
また、レイアウトとは、例えば、画面上に表示することを目的として掲載情報をレイアウトする場合にはその表示レイアウトを、紙面上に印刷することを目的として掲載情報をレイアウトする場合にはその印刷レイアウトをいう。以下のレイアウトシステム、レイアウトプログラム、及びレイアウト方法において同じである。
また、本システムは、単一の装置、端末その他の機器として実現するようにしてもよいし、複数の装置、端末その他の機器を通信可能に接続したネットワークシステムとして実現するようにしてもよい。後者の場合、各構成要素は、それぞれ通信可能に接続されていれば、複数の機器等のうちいずれに属していてもよい。以下のレイアウトシステムにおいて同じである。
本発明において「情報格納枠」とは、所定のレイアウト領域内で前記掲載情報を格納するための枠であり、仮想的(論理的)な枠を含み、この枠は枠線という形で描画しない限りレイアウトにおいては必ずしも必要とされるものではない。また、視覚的に認識できるものであっても、できないものであってもよい(以下、同じ)。
また、この「情報格納枠」とは2次元的な平面状であり、「重なり合う」とは、これら情報格納枠同士が二次元平面上で上下に重なり合うことをいう(以下、同じ)。
また、ここで、「変更」とは、原則として情報格納枠の一方を他方と重なり合わないように縮小することをいう(以下、同じ)。
〔発明2〕発明2のレイアウトシステムは、
掲載情報をレイアウトするレイアウト手段を備え、前記レイアウト手段は、レイアウト領域に配置された複数の情報格納枠に前記掲載情報を格納してレイアウトを行うシステムであって、前記レイアウト手段は、前記掲載情報が前記情報格納枠に格納されたときに複数の前記情報格納枠が重なり合うと判断したときは、重なり合った前記情報格納枠のうちいずれかの情報格納枠に対し、当該情報格納枠の大きさを、当該情報格納枠の幾何学的形状を保持した状態で変更するようになっていることを特徴とする。
すなわち、本発明は、前記発明1とその内容は全く同じものを意図したものであり、その意味内容について疑義が生じないように他の表現を用いて発明の内容を示したものである。
これにより、発明1と同様に、掲載情報の内容、情報量または論理構造にかかわらず、情報格納枠の大きさがその幾何学的形状を保持したまま変更されるので、従来に比して、画像が変形したり空白が生じたりするなどして、デザイナが意図したレイアウトが損なわれる可能性を低減することができるという効果が得られる。
〔発明3〕さらに、発明3のレイアウトシステムは、
複数の掲載情報を記憶するための掲載情報記憶手段と、前記掲載情報記憶手段のなかから前記掲載情報を選択する掲載情報選択手段と、前記掲載情報選択手段で選択した掲載情報をレイアウトするレイアウト手段とを備え、前記レイアウト手段は、所定のレイアウト領域に配置された複数の矩形情報格納枠に前記掲載情報を格納することによりレイアウトを行うシステムであって、前記レイアウト手段は、複数の前記矩形情報格納枠が重なり合っているときは、それら矩形情報格納枠が重なり合わないように、それら矩形情報格納枠のうちいずれかの大きさを、矩形状を保持したまま変更するようになっていることを特徴とする。
このような構成であれば、掲載情報選択手段により、掲載情報記憶手段のなかから掲載情報が選択され、レイアウト手段により、所定のレイアウト領域に配置された複数の矩形情報格納枠に掲載情報が格納されることによりレイアウトが行われる。このとき、複数の矩形情報格納枠が重なり合うと、レイアウト手段により、それら矩形情報格納枠が重なり合わないように、それら矩形情報格納枠のうちいずれかの大きさが矩形状を保持したまま変更される。
これにより、掲載情報の内容、情報量または論理構造にかかわらず、矩形情報格納枠の大きさが矩形状を保持したまま変更されるので、従来に比して、画像が変形したり空白が生じたりするなどして、デザイナが意図したレイアウトが損なわれる可能性を低減することができるという効果が得られる。
ここで、矩形情報格納枠とは、矩形状の情報格納枠をいう。
また、掲載情報記憶手段は、掲載情報をあらゆる手段でかつあらゆる時期に記憶するものであり、掲載情報をあらかじめ記憶してあるものであってもよいし、掲載情報をあらかじめ記憶することなく、本システムの動作時に外部からの入力等によって掲載情報を記憶するようになっていてもよい。
また、一般に、矩形の方が情報格納枠の大きさを変更する処理(計算)の負荷が少ないため、コンピュータ等のハードウェア資源の処理負担が低減する。
〔発明4〕さらに、発明4のレイアウトシステムは、
複数の掲載情報を記憶する掲載情報記憶手段と、前記掲載情報記憶手段から前記掲載情報を選択する掲載情報選択手段と、前記掲載情報選択手段で選択した掲載情報をレイアウトするレイアウト手段とを備え、前記レイアウト手段は、レイアウト領域に配置された複数の矩形情報格納枠に前記掲載情報を格納してレイアウトを行うシステムであって、前記レイアウト手段は、前記掲載情報が前記情報格納枠に格納されたときに複数の前記矩形情報格納枠が重なり合うと判断したときは、重なり合った前記矩形情報格納枠のうちいずれかの情報格納枠に対し、当該情報格納枠の大きさを、矩形状を保持した状態で変更するようになっていることを特徴とする。
すなわち、本発明は、前記発明3とその内容は全く同じものを意図したものであり、その意味内容について疑義が生じないように他の表現を用いて発明の内容を示したものである。
これにより、発明3と同様に、掲載情報の内容、情報量または論理構造にかかわらず、矩形情報格納枠の大きさが矩形状を保持したまま変更されるので、従来に比して、画像が変形したり空白が生じたりするなどして、デザイナが意図したレイアウトが損なわれる可能性を低減することができるという効果が得られる。
〔発明5〕さらに、発明5のレイアウトシステムは、
発明3または4において、さらに、変更後の矩形情報格納枠の候補である変更候補を複数個保持した変更候補リストを記憶するための変更候補リスト記憶手段を備え、前記レイアウト手段は、前記重なり合っている複数の矩形情報格納枠のうちいずれかを分割対象情報格納枠として選択する分割対象選択手段と、前記分割対象選択手段で選択した分割対象情報格納枠を他の前記矩形情報格納枠と重なり合うことのない複数個の矩形情報格納枠に分割する情報格納枠分割手段と、前記情報格納枠分割手段で分割した矩形情報格納枠を前記変更候補リストに登録する変更候補登録手段と、前記変更候補リストのなかからいずれかの変更候補を選択する変更候補選択手段と、前記分割対象選択手段で選択した分割対象情報格納枠の大きさを、前記変更候補選択手段で選択した矩形情報格納枠に変更する情報格納枠変更手段とを有することを特徴とする。
このような構成であれば、複数の矩形情報格納枠が重なり合うと、分割対象選択手段により、重なり合っている複数の矩形情報格納枠のうちいずれかが分割対象情報格納枠として選択され、情報格納枠分割手段により、選択された分割対象情報格納枠が他の矩形情報格納枠と重なり合うことのない複数個の矩形情報格納枠に分割され、変更候補登録手段により、分割された矩形情報格納枠が変更候補リストに登録される。そして、変更候補選択手段により、変更候補リストのなかからいずれかが選択され、情報格納枠変更手段により、選択された分割対象情報格納枠の大きさが、選択された変更候補である矩形情報格納枠に変更される。
これにより、矩形状を保持したまま分割対象情報格納枠の大きさを比較的確実に変更することできるので、デザイナが意図したレイアウトが損なわれる可能性をさらに低減することができるという効果も得られる。
ここで、変更候補リストのデータ構造は、リスト構造に限らず、複数個の変更候補を保持できるデータ構造であればよく、例えば、配列構造であってもよい。
また、変更候補リスト記憶手段は、変更候補リストをあらゆる手段でかつあらゆる時期に記憶するものであり、変更候補リストをあらかじめ記憶してあるものであってもよいし、変更候補リストをあらかじめ記憶することなく、本システムの動作時に外部からの入力等によって変更候補リストを記憶するようになっていてもよい。
また、情報格納枠分割手段は、分割対象情報格納枠を実際に分割するようになっていてもよいし、実際に分割することなく仮想的に分割するようになっていてもよい。
〔発明6〕発明6レイアウトシステムは、
発明3または4において、さらに、前記レイアウト手段により前記大きさを変更された後の矩形情報格納枠の候補である変更候補を記憶する変更候補記憶手段を備え、前記レイアウト手段は、前記重なり合っている複数の矩形情報格納枠のうちいずれかを選択する情報格納枠選択手段と、前記情報格納枠選択手段で選択した情報格納枠を、前記重なり合っている複数の矩形情報格納枠のうち他の前記矩形情報格納枠と重なり合うことのない複数個の矩形情報格納枠に分割する情報格納枠分割手段と、前記情報格納枠分割手段で分割した矩形情報格納枠を前記変更候補記憶手段に登録する変更候補登録手段と、前記変更候補記憶手段のなかからいずれか一つの変更候補を選択する変更候補選択手段と、前記選択手段で選択した分割対象情報格納枠の大きさを、前記変更候補選択手段で選択した矩形情報格納枠に変更する情報格納枠変更手段とを有することを特徴とするものである。
すなわち、本発明は、前記発明6とその内容は全く同じものを意図したものであり、その意味内容について疑義が生じないように他の表現を用いて発明の内容を示したものである。
これにより、発明5と同様に矩形状を保持したまま情報格納枠の大きさを比較的確実に変更することできるので、デザイナが意図したレイアウトが損なわれる可能性をさらに低減することができるという効果も得られる。
〔発明7〕発明7レイアウトシステムは、
発明6において、前記変更候補記憶手段は、前記変更候補を複数個保持した変更候補リストを記憶する変更候補リスト記憶手段であることを特徴とする。
これにより、発明5と同様に分割された矩形情報格納枠が変更候補リストに登録され、その変更候補リストのなかからいずれかが選択された変更候補である矩形情報格納枠に変更されるため、変更候補となる矩形情報格納枠を効率的に取り扱うことができる。
〔発明8〕さらに、発明8のレイアウトシステムは、
発明5〜7のいずれかのレイアウトシステムにおいて、前記矩形情報格納枠の配置位置について上下左右方向のうち少なくとも3つの方向に優先度を設定し、前記変更候補選択手段は、前記変更候補リストに登録されている矩形情報格納枠のなかから、前記優先度に従ってその方向の配置位置が最端のものを選択するようになっていることを特徴とする。
このような構成であれば、変更候補選択手段により、変更候補リストに登録されている矩形情報格納枠のなかから、優先度に従ってその方向の配置位置が最端のものが選択される。
これにより、優先度の設定によって分割対象情報格納枠の変更態様を規定することができるので、デザイナが意図に沿って優先度を設定すれば、デザイナが意図したレイアウトが損なわれる可能性をさらに低減することができるという効果も得られる。
〔発明9〕さらに、発明9のレイアウトシステムは、
発明5〜7のいずれかのレイアウトシステムにおいて、請求項5〜7のいずれかにおいて、前記矩形情報格納枠の配置位置について前記所定のレイアウト領域における第1の方向、当該第1の方向と相反する方向である第2の方向、前記第1及び第2の方向と直交する方向で且つお互いに相反する方向である第3、第4の方向の優先度を設定し、前記変更候補選択手段は、前記変更候補記憶手段に登録されている矩形情報格納枠のなかから、優先度の最も高い方向の配置位置が最端のものを選択し、それらが複数ある場合は次に優先度の高い方向の配置位置が最端のものを選択するようになっていることを特徴とする。
すなわち、本発明は、前記発明8とその内容は全く同じものを意図したものであり、その意味内容について疑義が生じないように他の表現を用いて発明の内容を示したものである。
これにより、発明8と同様に4つの方向の優先度の設定によって分割対象情報格納枠の変更態様を規定することができるので、デザイナが意図に沿って優先度を設定すれば、デザイナが意図したレイアウトが損なわれる可能性をさらに低減することができるという効果も得られる。
〔発明10〕さらに、発明10のレイアウトシステムは、
発明5〜7のレイアウトシステムにおいて、前記変更候補選択手段は、前記変更候補リストに登録されている矩形情報格納枠のなかから面積が最大のものを選択するようになっていることを特徴とする。
このような構成であれば、変更候補選択手段により、変更候補リストに登録されている矩形情報格納枠のなかから面積が最大のものが選択される。
これにより、面積が最大の変更候補が選択されるので、レイアウト領域に空白が生じる可能性を低減することができ、比較的見栄えのよいレイアウトを実現することができるという効果も得られる。
〔発明11〕さらに、発明11のレイアウトシステムは、
発明5〜7のレイアウトシステムにおいて、前記変更候補選択手段は、変更候補選択条件に従って前記変更候補リストのなかからいずれかを選択するようになっていることを特徴とする。
このような構成であれば、変更候補選択手段により、変更候補選択条件に従って変更候補リストのなかからいずれかが選択される。
これにより、変更候補選択条件を指定することができるので、デザイナが意図に沿って条件を指定すれば、デザイナが意図したレイアウトが損なわれる可能性をさらに低減することができるという効果も得られる。
〔発明12〕さらに、発明12のレイアウトシステムは、
発明11のレイアウトシステムにおいて、前記変更候補選択条件は、前記変更候補リストに登録されている矩形情報格納枠のなかから面積が所定以上のものを選択する条件を含むことを特徴とする。
このような構成であれば、変更候補選択条件として上記条件が指定されると、変更候補選択手段により、変更候補リストに登録されている矩形情報格納枠のなかから面積が所定以上のものが選択される。
これにより、面積が所定以上の変更候補を選択して構成されるレイアウトをデザイナが意図する場合にその意図に比較的沿ったレイアウトを実現することができるので、デザイナが意図したレイアウトが損なわれる可能性をさらに低減することができるという効果も得られる。また、面積が所定以上の変更候補が選択されるので、レイアウト領域に空白が生じる可能性を低減することができ、比較的見栄えのよいレイアウトを実現することができるという効果も得られる。
〔発明13〕さらに、発明13のレイアウトシステムは、
発明11または12のいずれかのレイアウトシステムにおいて、前記変更候補選択条件は、前記変更候補リストに登録されている矩形情報格納枠のなかから面積が所定以下のものを選択する条件を含むことを特徴とする。
このような構成であれば、変更候補選択条件として上記条件が指定されると、変更候補選択手段により、変更候補リストに登録されている矩形情報格納枠のなかから面積が所定以下のものが選択される。
これにより、面積が所定以下の変更候補を選択して構成されるレイアウトをデザイナが意図する場合にその意図に比較的沿ったレイアウトを実現することができるので、デザイナが意図したレイアウトが損なわれる可能性をさらに低減することができるという効果も得られる。
〔発明14〕さらに、発明14のレイアウトシステムは、
発明11乃至13のいずれかのレイアウトシステムにおいて、前記変更候補選択条件は、前記変更候補リストに登録されている矩形情報格納枠のなかから左右方向の長さが所定以上のものを選択する条件を含むことを特徴とする。
このような構成であれば、変更候補選択条件として上記条件が指定されると、変更候補選択手段により、変更候補リストに登録されている矩形情報格納枠のなかから左右方向の長さが所定以上のものが選択される。
これにより、左右方向の長さが所定以上の変更候補を選択して構成されるレイアウトをデザイナが意図する場合にその意図に比較的沿ったレイアウトを実現することができるので、デザイナが意図したレイアウトが損なわれる可能性をさらに低減することができるという効果も得られる。
〔発明15〕さらに、発明15のレイアウトシステムは、
発明11乃至13のいずれかにおいて、前記変更候補選択条件は、前記変更候補リストに登録されている矩形情報格納枠のなかから左右方向(前記所定のレイアウト領域における第1の方向、当該第1の方向と相反する方向である第2の方向、前記第1及び第2の方向と直交する方向で且つお互いに相反する方向である第3、第4の方向のうち、第1及び第2の方向)の長さが所定以上のものを選択する条件を含むことを特徴とする。
すなわち、本発明は、前記発明14とその内容は全く同じものを意図したものであり、その意味内容について疑義が生じないように他の表現を用いて発明の内容を示したものである。
このような構成であれば、変更候補選択条件として上記条件が指定されると、変更候補選択手段により、変更候補リストに登録されている矩形情報格納枠のなかから左右方向(前記所定のレイアウト領域における第1の方向、当該第1の方向と相反する方向である第2の方向、前記第1及び第2の方向と直交する方向で且つお互いに相反する方向である第3、第4の方向のうち、第1及び第2の方向)の長さが所定以上のものが選択される。
これにより、第1及び第2の方向の長さが所定以上の変更候補を選択して構成されるレイアウトをデザイナが意図する場合にその意図に比較的沿ったレイアウトを実現することができるので、デザイナが意図したレイアウトが損なわれる可能性をさらに低減することができるという効果も得られる。
〔発明16〕さらに、発明16のレイアウトシステムは、
発明11乃至15のいずれかのレイアウトシステムにおいて、前記変更候補選択条件は、前記変更候補リストに登録されている矩形情報格納枠のなかから左右方向の長さが所定以下のものを選択する条件を含むことを特徴とする。
このような構成であれば、変更候補選択条件として上記条件が指定されると、変更候補選択手段により、変更候補リストに登録されている矩形情報格納枠のなかから左右方向の長さが所定以下のものが選択される。
これにより、左右方向の長さが所定以下の変更候補を選択して構成されるレイアウトをデザイナが意図する場合にその意図に比較的沿ったレイアウトを実現することができるので、デザイナが意図したレイアウトが損なわれる可能性をさらに低減することができるという効果も得られる。
〔発明17〕さらに、発明17のレイアウトシステムは、
発明11乃至16のいずれかにおいて、前記変更候補選択条件は、前記変更候補リストに登録されている矩形情報格納枠のなかから左右方向(前記所定のレイアウト領域における第1の方向、当該第1の方向と相反する方向である第2の方向、前記第1及び第2の方向と直交する方向で且つお互いに相反する方向である第3、第4の方向のうち、第1及び第2の方向)の長さが所定以下のものを選択する条件を含むことを特徴とする。
すなわち、本発明は、前記発明16とその内容は全く同じものを意図したものであり、その意味内容について疑義が生じないように他の表現を用いて発明の内容を示したものである。
このような構成であれば、変更候補選択条件として上記条件が指定されると、変更候補選択手段により、変更候補リストに登録されている矩形情報格納枠のなかから左右方向(前記所定のレイアウト領域における第1の方向、当該第1の方向と相反する方向である第2の方向、前記第1及び第2の方向と直交する方向で且つお互いに相反する方向である第3、第4の方向のうち、第1及び第2の方向)の長さが所定以下のものが選択される。
これにより、第1及び第2の方向の長さが所定以下の変更候補を選択して構成されるレイアウトをデザイナが意図する場合にその意図に比較的沿ったレイアウトを実現することができるので、デザイナが意図したレイアウトが損なわれる可能性をさらに低減することができるという効果も得られる。
〔発明18〕さらに、発明18のレイアウトシステムは、
発明11乃至17のいずれかのレイアウトシステムにおいて、前記変更候補選択条件は、前記変更候補リストに登録されている矩形情報格納枠のなかから上下方向の長さが所定以上のものを選択する条件を含むことを特徴とする。
このような構成であれば、変更候補選択条件として上記条件が指定されると、変更候補選択手段により、変更候補リストに登録されている矩形情報格納枠のなかから上下方向の長さが所定以上のものが選択される。
これにより、上下方向の長さが所定以上の変更候補を選択して構成されるレイアウトをデザイナが意図する場合にその意図に比較的沿ったレイアウトを実現することができるので、デザイナが意図したレイアウトが損なわれる可能性をさらに低減することができるという効果も得られる。
〔発明19〕さらに、発明19のレイアウトシステムは、
発明11乃至17のいずれかにおいて、
前記変更候補選択条件は、前記変更候補リストに登録されている矩形情報格納枠のなかから上下方向(前記所定のレイアウト領域における第1の方向、当該第1の方向と相反する方向である第2の方向、前記第1及び第2の方向と直交する方向で且つお互いに相反する方向である第3、第4の方向のうち、第3及び第4の方向)の長さが所定以上のものを選択する条件を含むことを特徴とする。
すなわち、本発明は、前記発明18とその内容は全く同じものを意図したものであり、その意味内容について疑義が生じないように他の表現を用いて発明の内容を示したものである。
このような構成であれば、変更候補選択条件として上記条件が指定されると、変更候補選択手段により、変更候補リストに登録されている矩形情報格納枠のなかから上下方向(前記所定のレイアウト領域における第1の方向、当該第1の方向と相反する方向である第2の方向、前記第1及び第2の方向と直交する方向で且つお互いに相反する方向である第3、第4の方向のうち、第3及び第4の方向)の長さが所定以上のものが選択される。
これにより、第3及び第4の方向の長さが所定以上の変更候補を選択して構成されるレイアウトをデザイナが意図する場合にその意図に比較的沿ったレイアウトを実現することができるので、デザイナが意図したレイアウトが損なわれる可能性をさらに低減することができるという効果も得られる。
〔発明20〕さらに、発明20のレイアウトシステムは、
発明11乃至19のいずれかのレイアウトシステムにおいて、前記変更候補選択条件は、前記変更候補リストに登録されている矩形情報格納枠のなかから上下方向の長さが所定以下のものを選択する条件を含むことを特徴とする。
このような構成であれば、変更候補選択条件として上記条件が指定されると、変更候補選択手段により、変更候補リストに登録されている矩形情報格納枠のなかから上下方向の長さが所定以下のものが選択される。
これにより、上下方向の長さが所定以下の変更候補を選択して構成されるレイアウトをデザイナが意図する場合にその意図に比較的沿ったレイアウトを実現することができるので、デザイナが意図したレイアウトが損なわれる可能性をさらに低減することができるという効果も得られる。
〔発明21〕さらに、発明21のレイアウトシステムは、
発明11乃至19のいずれかにおいて、
前記変更候補選択条件は、前記変更候補リストに登録されている矩形情報格納枠のなかから上下方向(前記所定のレイアウト領域における第1の方向、当該第1の方向と相反する方向である第2の方向、前記第1及び第2の方向と直交する方向で且つお互いに相反する方向である第3、第4の方向のうち、第3及び第4の方向)の長さが所定以下のものを選択する条件を含むことを特徴とする。
すなわち、本発明は、前記発明20とその内容は全く同じものを意図したものであり、その意味内容について疑義が生じないように他の表現を用いて発明の内容を示したものである。
このような構成であれば、変更候補選択条件として上記条件が指定されると、変更候補選択手段により、変更候補リストに登録されている矩形情報格納枠のなかから上下方向(前記所定のレイアウト領域における第1の方向、当該第1の方向と相反する方向である第2の方向、前記第1及び第2の方向と直交する方向で且つお互いに相反する方向である第3、第4の方向のうち、第3及び第4の方向)の長さが所定以下のものが選択される。
これにより、第3及び第4の方向の長さが所定以下の変更候補を選択して構成されるレイアウトをデザイナが意図する場合にその意図に比較的沿ったレイアウトを実現することができるので、デザイナが意図したレイアウトが損なわれる可能性をさらに低減することができるという効果も得られる。
〔発明22〕さらに、発明22のレイアウトシステムは、
発明2乃至21のいずれかのレイアウトシステムにおいて、さらに、ユーザに関するユーザ情報を記憶するためのユーザ情報記憶手段を備え、前記掲載情報選択手段は、前記ユーザ情報記憶手段のユーザ情報に基づいて、前記複数の掲載情報のなかから前記掲載情報を選択するようになっていることを特徴とする。
このような構成であれば、掲載情報選択手段により、ユーザ情報記憶手段のユーザ情報に基づいて、複数の掲載情報のなかから掲載情報が選択される。
これにより、掲載情報の選択に関してユーザの固有情報やユーザによる指定情報が参照されることから、ユーザの希望に比較的沿った掲載内容を作成することができるという効果も得られる。
ここで、ユーザ情報には、例えば、ユーザの年齢、性別、興味嗜好、住所、氏名またはユーザ端末に関する使用環境が含まれる。以下のレイアウトシステムにおいて同じである。
また、ユーザ情報記憶手段は、ユーザ情報をあらゆる手段でかつあらゆる時期に記憶するものであり、ユーザ情報をあらかじめ記憶してあるものであってもよいし、ユーザ情報をあらかじめ記憶することなく、本システムの動作時に外部からの入力等によってユーザ情報を記憶するようになっていてもよい。以下のレイアウトシステムにおいて同じである。
〔発明23〕さらに、発明23のレイアウトシステムは、
発明2乃至22のいずれかのレイアウトシステムにおいて、さらに、ユーザに関するユーザ情報を記憶するためのユーザ情報記憶手段を備え、前記レイアウト手段は、前記ユーザ情報記憶手段のユーザ情報に基づいて、前記掲載情報選択手段で選択した掲載情報をレイアウトするようになっていることを特徴とする。
このような構成であれば、レイアウト手段により、ユーザ情報記憶手段のユーザ情報に基づいて、選択された掲載情報がレイアウトされる。
これにより、レイアウトに関してユーザの固有情報やユーザによる指定情報が参照されることから、ユーザの希望に比較的沿ったレイアウト結果を作成することができるという効果も得られる。
ここで、ユーザ情報に基づいてレイアウトを行うこととして、ユーザ情報に年齢を含む場合は、ユーザが比較的年輩者であるならば、フォントサイズが比較的大きいレイアウトを採用することが考えられる。また、ユーザ情報に性別を含む場合は、性別が女性であれば、丸文字フォントのレイアウトを採用することが考えられる。また、ユーザ情報に興味嗜好を含む場合は、その興味嗜好に応じて、子供向け雑誌風、スポーツ新聞風または技術文書風のレイアウトを採用することが考えられる。また、ユーザ情報に住所を含む場合は、その住所のある土地に特化した風景の画像を背景としたレイアウトを採用することが考えられる。また、ユーザ情報に氏名を含む場合は、その氏名をタイトルとしたレイアウトを採用することが考えられる。また、ユーザ情報にユーザ端末に関する使用環境を含む場合は、ユーザ端末のRAMの容量が少ないときは、データ容量の大きな画像はできるだけ使用しないようなレイアウトを採用することが考えられる。
〔発明24〕一方、上記目的を達成するために、発明24のレイアウトプログラムは、
発明1のレイアウトシステムにおける前記レイアウト手段として実現される処理をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、前記レイアウト手段は、複数の前記情報格納枠が重なり合っているときは、それら情報格納枠が重なり合わないように、それら情報格納枠のうちいずれかの大きさを、その幾何学的形状を保持したまま変更するようになっていることを特徴とする。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、発明1のレイアウトシステムと同等の作用及び効果が得られる。
〔発明25〕さらに、上記目的を達成するために、発明25のレイアウトプログラムは、
発明1のレイアウトシステムにおける前記レイアウト手段として実現される処理をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
前記レイアウト手段は、複数の前記情報格納枠が重なり合うと判断したときは、それら情報格納枠が重なり合わないように、それら情報格納枠のうちいずれかの大きさを、その幾何学的形状を保持したまま変更するようになっていることを特徴とする。
すなわち、本発明は、前記発明24とその内容は全く同じものを意図したものであり、その意味内容について疑義が生じないように他の表現を用いて発明の内容を示したものである。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、発明1のレイアウトシステムと同等の作用及び効果が得られる。
〔発明26〕一方、上記目的を達成するために、発明26のレイアウト方法は、
掲載情報をレイアウトするレイアウトステップを含み、前記レイアウトステップは、所定のレイアウト領域に配置された複数の情報格納枠に前記掲載情報を格納することによりレイアウトを行う方法であって、前記レイアウトステップは、複数の前記情報格納枠が重なり合っているときは、それら情報格納枠が重なり合わないように、それら情報格納枠のうちいずれかの大きさを、その幾何学的形状を保持したまま変更することを特徴とする。
これにより、発明1のレイアウトシステムと同等の効果が得られる。
〔発明27〕さらに、上記目的を達成するために、発明27のレイアウト方法は、
掲載情報をレイアウトするレイアウトステップを含み、前記レイアウトステップは、所定のレイアウト領域に配置された複数の情報格納枠に前記掲載情報を格納することによりレイアウトを行う方法であって、前記レイアウトステップは、複数の前記情報格納枠が重なり合うと判断したときは、それら情報格納枠が重なり合わないように、それら情報格納枠のうちいずれかの大きさを、その幾何学的形状を保持したまま変更することを特徴とする。
すなわち、本発明は、前記発明26とその内容は全く同じものを意図したものであり、その意味内容について疑義が生じないように他の表現を用いて発明の内容を示したものである。これにより、発明1のレイアウトシステムと同等の効果が得られる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。図1乃至図33は、本発明に係るレイアウトシステム及びレイアウトプログラム、並びにレイアウト方法の実施の形態を示す図である。
本実施の形態は、本発明に係るレイアウトシステム及びレイアウトプログラム、並びにレイアウト方法を、図1に示すように、コンテンツ配信端末100において、ニュース等のディジタルコンテンツをユーザ端末200に配信する場合について適用したものである。
まず、本発明を適用するネットワークシステムの構成を図1を参照しながら説明する。
図1は、本発明を適用するネットワークシステムの構成を示すブロック図である。
インターネット199には、図1に示すように、ディジタルコンテンツを提供する複数のコンテンツ提供端末S1〜Snと、コンテンツ提供端末S1〜Snから提供されたディジタルコンテンツ(以下、コンテンツ提供端末S1〜Snから提供されたディジタルコンテンツを記事情報または記事と称することもある。)を収集蓄積して配信するコンテンツ配信端末100と、ユーザの利用に供するユーザ端末200とが接続されている。なお、発明の理解を容易にするため、ユーザ端末200を1台しか図示していないが、実際には、複数のユーザ端末がインターネット199に接続されている。
コンテンツ提供端末S1〜Snは、CPU、ROM、RAM及びI/F等をバス接続した一般的なコンピュータと同一機能を有して構成されており、ディジタルコンテンツを作成したときは、ディジタルコンテンツのカテゴリを特定するためのカテゴリNo.をそのディジタルコンテンツに付加し、コンテンツ配信端末100に送信するようになっている。なお、カテゴリNo.については、後段で詳細に説明する。
ユーザ端末200は、CPU、ROM、RAM及びI/F等をバス接続した一般的なコンピュータと同一機能を有して構成されており、WWW(World Wide Web)ブラウザを有し、WWWブラウザによりコンテンツ配信端末100にアクセスするようになっている。
次に、コンテンツ配信端末100の機能概要を図2を参照しながら詳細に説明する。
図2は、コンテンツ配信端末100の機能概要を示す機能ブロック図である。
コンテンツ配信端末100は、図2に示すように、XML(eXtensible Markup Language)形式のコンテンツデータファイル10を解析するXMLパーサ11と、XMLパーサ11で解析したコンテンツデータファイル10を入力するコンテンツデータファイル入力部12と、XML形式のレイアウト定義ファイル(後述のページテンプレート及びテンプレート適用ルールをいう。)13を解析するXMLパーサ14と、XMLパーサ14で解析したレイアウト定義ファイル13を入力するレイアウト定義ファイル入力部15と、入力部12,15で入力したコンテンツデータファイル10及びレイアウト定義ファイル13に基づいてレイアウトを行うレイアウティング部16と、レイアウティング部16からのXML形式の描画指定ファイル17を解析するXMLパーサ18と、XMLパーサ18で解析した描画指定ファイル17に基づいて描画を行うことによりPDF(Portable Document Format)形式のファイル20を作成するラスタライズ部19とで構成されている。本実施の形態は、これら構成要素のうち特にレイアウティング部16に特徴があるものである。
次に、コンテンツ配信端末100の構成を図3を参照しながら詳細に説明する。
図3は、コンテンツ配信端末100の構成を示すブロック図である。
コンテンツ配信端末100は、図3に示すように、制御プログラムに基づいて演算及びシステム全体を制御するCPU30と、所定領域にあらかじめCPU30の制御プログラム等を格納しているROM32と、ROM32等から読み出したデータやCPU30の演算過程で必要な演算結果を格納するためのRAM34と、外部装置に対してデータの入出力を媒介するI/F38とで構成されており、これらは、データを転送するための信号線であるバス39で相互にかつデータ授受可能に接続されている。
I/F38には、外部装置として、ユーザ情報を登録するユーザ情報登録DB40と、ページ単位のレイアウト領域についてレイアウトの枠組みを規定したページテンプレートを登録するテンプレート登録DB42と、コンテンツ提供端末S1〜Snから提供されたディジタルコンテンツを収集蓄積するコンテンツ登録DB44と、インターネット199に接続するための信号線とが接続されている。
次に、ユーザ情報登録DB40のデータ構造を図面を参照しながら詳細に説明する。
ユーザ情報登録DB40には、図4に示すように、ユーザ情報を登録するユーザプロファイルテーブル300が格納されている。
図4は、ユーザプロファイルテーブル300のデータ構造を示す図である。
ユーザプロファイルテーブル300は、図4に示すように、各ユーザごとに1または複数のレコードが登録可能となっている。各レコードは、ユーザを特定するためのユーザIDを登録するフィールド302と、ディジタルコンテンツの配信先アドレスを登録するフィールド304と、カテゴリNo.を登録するフィールド306と、キーワードを登録するフィールド308と、配信日を登録するフィールド310と、配信時刻を登録するフィールド312と、レイアウトNo.を登録するフィールド314と、最大ページ数を登録するフィールド316と、フォントサイズを登録するフィールド318とを含んで構成されている。
フィールド308には、ユーザが指定したキーワードを含むディジタルコンテンツを配信対象として選択する場合においてそのキーワードを登録する。キーワードとしては、例えば、ユーザが興味をもっているカテゴリの記事において頻出すると思われるキーワードを与える。図4の例では、フィールド308の第1段目には「プロセッサ」が、フィールド308の第2段目には「OS(Operating System)」がそれぞれ登録されている。
フィールド310には、ユーザがディジタルコンテンツの配信を希望する配信日を登録する。配信日としては、例えば、ディジタルコンテンツの配信を毎日希望する場合は「毎日」を指定し、平日のみ配信を希望する場合は「平日」を指定し、週末のみ配信を希望する場合は「週末」を指定する。図4の例では、フィールド310の第1段目には「毎日」が、フィールド310の第2段目には「平日」がそれぞれ登録されている。
フィールド312には、ユーザが指定した配信日においてディジタルコンテンツの配信を希望する配信時刻を登録する。配信時刻としては、例えば、1日を0時から23時までの24時間制時刻で表現したときのいずれかの時刻を指定する。図4の例では、フィールド312の第1段目には5時が、フィールド312の第2段目には11時がそれぞれ登録されている。
フィールド314には、ディジタルコンテンツの出力レイアウトを特定するためのレイアウトNo.を登録する。レイアウトNo.としては、例えば、ユーザが希望する出力レイアウトを特定するためのレイアウトNo.を指定する。図4の例では、フィールド314の第1段目にはレイアウトNo.2が、フィールド314の第2段目にはレイアウトNo.5がそれぞれ登録されている。なお、レイアウトNo.については、後段で詳細に説明する。
フィールド316には、ディジタルコンテンツの表示または印刷を行ったときにその上限となる最大ページ数を登録する。最大ページ数としては、例えば、上限となる最大ページ数を指定するほか、「u」という表記により上限を設定しないことを指定することもできる。図4の例では、フィールド316の第1段目には2ページが、フィールド316の第3段目には「u」がそれぞれ登録されている。
フィールド318には、ディジタルコンテンツの表示または印刷を行ったときのフォントのサイズを登録する。図4の例では、フィールド318の第1段目には「小」が、フィールド318の第3段目には「通常」がそれぞれ登録されている。
次に、テンプレート登録DB42のデータ構造を図面を参照しながら詳細に説明する。
テンプレート登録DB42には、異なる複数のページテンプレートが格納されている。ページテンプレートの構成を図5及び図6を参照しながら詳細に説明する。
図5は、ページテンプレートが規定するレイアウト状態を示す図である。
図6は、ページテンプレートのデータ構造を示す図である。
ページテンプレートは、図5に示すように、タイトル情報を格納するためのタイトル情報格納枠362と、文字情報を格納するための文字情報格納枠364と、画像情報を格納するための画像情報格納枠366と、画像情報格納枠368と、文字情報格納枠370とをレイアウト領域360に配置したレイアウト状態を規定している。なお、図5はあくまで一例であり、情報格納枠の形状、大きさ、個数またはレイアウト領域360での配置位置は、各ページテンプレートによってそれぞれ異なる。
ページテンプレートは、図6に示すように、所定の開始タグ(例えば、<page>)と終了タグ(例えば、</page>)との間に、開始タグと終了タグとのタグセットを記述することによりレイアウト書式を設定するようになっている。図6の例では、画像情報格納枠を設定するタグセット500,502と、画像情報格納枠の配置位置を設定するタグセット504,506と、画像情報格納枠の大きさの変更方法を設定するタグセット508,510とが記述されている。
また、タグセット504,506内では、画像情報格納枠の上辺のY座標を設定するタグセット512,514と、画像情報格納枠の左辺のX座標を設定するタグセット516,518と、画像情報格納枠の下辺のY座標を設定するタグセット520,522と、画像情報格納枠の右辺のX座標を設定するタグセット524,526とが記述されている。ここで、タグセット512,514により「10」が、タグセット516,518により「50」が、タグセット520,522により「220」が、タグセット524,526により「250」がそれぞれ記述されている。これは、レイアウト領域360のうち、座標(50,10)、(250,10)、(50,220)及び(250,220)で囲まれる領域を画像情報格納枠として定義している。以下、情報格納枠の配置位置は、上辺のY座標、左辺のX座標、下辺のY座標及び右辺のX座標をカンマで区切って示すものとする。
また、タグセット508,510内では、画像情報格納枠を複数の変更候補格納枠に分割してそれらのうちいずれかを選択する場合の変更候補選択条件を設定するタグセット528,530と、画像情報格納枠を複数の変更候補格納枠に分割してそれらのうちいずれかを選択する場合の変更候補選択方法を設定するタグセット532,534とが記述されている。
本実施の形態では、画像情報格納枠が他の情報格納枠と重なり合っているときは、画像情報格納枠を他の情報格納枠と重なり合うことのない変更候補格納枠に分割し、分割した変更候補格納枠を変更候補リストに登録する。そして、変更候補選択条件及び変更候補選択方法に基づいて変更候補リストのなかからいずれかを選択し、画像情報格納枠の大きさを、選択した変更候補格納枠に変更する。これにより、矩形形状を保持したまま画像情報格納枠の大きさを変更することができるとともに他の情報格納枠との重なり合いを解消することができる。
図7は、変更候補選択条件の種別の一覧を示す表である。
変更候補選択条件としては、図7に示すように、変更候補リストのなかから面積が所定以上の変更候補格納枠を選択する最小面積選択条件(min-area)と、変更候補リストのなかから幅(左右方向の長さ)が所定以上の変更候補格納枠を選択する最小幅選択条件(min-width)と、変更候補リストのなかから高さ(上下方向の長さ)が所定以上の変更候補格納枠を選択する最小高選択条件(min-height)とが設定可能である。また、変更候補リストのなかから面積が所定以下の変更候補格納枠を選択する最大面積選択条件(max-area)と、変更候補リストのなかから幅が所定以下の変更候補格納枠を選択する最大幅選択条件条件(max-width)と、変更候補リストのなかから高さが所定以下の変更候補格納枠を選択する最大高選択条件(max-height)とが設定可能である。
図6の例では、タグセット528,530により最小幅選択条件、最小高選択条件及び最大面積選択条件が記述されており、それぞれの値として、「40」、「40」及び「10000」が設定されている。これは、変更候補リストのなかから、幅が40以上、高さが40以上、面積が10000以下の変更候補格納枠を選択すべきことを示している。
図6に戻り、タグセット532,534内では、画像情報格納枠の配置位置について上下左右方向のうち少なくとも3つの方向に優先度を設定するタグセット536,538が記述されている。ここで、タグセット536,538により「left,right,top」が記述されている。これは、第1に、変更候補リストのなかから左方向の配置位置が最端(X座標が最小)の変更候補格納枠を選択することを示している。複数選択できた場合は、第2に、第1の選択結果のなかから右方向の配置位置が最端(X座標が最大)の変更候補格納枠を選択する。複数選択できた場合は、第3に、第2の選択結果のなかから上方向の配置位置が最端(Y座標が最小)の変更候補格納枠を選択する。複数選択できた場合は、第4に、第3の選択結果のなかから下方向の配置位置が最端(Y座標が最大)の変更候補格納枠を選択する。
また、テンプレート登録DB42には、図8に示すように、異なる複数のテンプレート適用ルールform01〜form06が格納されている。テンプレート適用ルールの構成を図8及び図9を参照しながら詳細に説明する。
図8及び図9は、テンプレート適用ルールのデータ構造を示す図である。
テンプレート適用ルールは、レイアウト結果が複数のレイアウト領域360に及ぶことを想定して各レイアウト領域360ごとに適用すべきテンプレートのルールを規定したものであり、図9に示すように、各ページごとに1つのレコードを登録してなる。各レコードは、ページ番号を登録するフィールド350と、ページテンプレートを特定するためのテンプレート番号を登録するフィールド352とを含んで構成されている。
図9の例では、第1段目のレコードには、ページ番号として「1」が、テンプレート番号として「1」がそれぞれ登録されている。これは、1ページ目のレイアウト領域360には、テンプレート番号「1」のページテンプレートを適用すべきことを意味している。
また、テンプレート登録DB42には、図10に示すように、テンプレート適用ルールform01〜form06とレイアウトNo.との対応関係を示すレイアウトNo.対応テーブル330が格納されている。レイアウトNo.対応テーブル330の構成を図10を参照しながら詳細に説明する。
図10は、レイアウトNo.対応テーブル330のデータ構造を示す図である。
レイアウトNo.対応テーブル330には、図10に示すように、各レイアウトNo.ごとに1つのレコードが登録されている。各レコードは、レイアウトNo.を登録するフィールド332と、テンプレート適用ルール名を登録するフィールド334とを含んで構成されている。
図10の例では、第1段目のレコードには、レイアウトNo.として「1」が、テンプレート適用ルール名として「form01」がそれぞれ登録されており、第2段目のレコードには、レイアウトNo.として「2」が、テンプレート適用ルール名として「form02」がそれぞれ登録されている。
また、テンプレート登録DB42には、記事を格納しかつ配置が確定している確定済格納枠を登録する確定済リスト400と、変更候補格納枠を登録する変更候補リスト450とが格納されている。確定済リスト400及び変更候補リスト450の構成を図11及び図12を参照しながら詳細に説明する。
図11は、確定済リスト400のデータ構造を示す図である。
図12は、変更候補リスト450のデータ構造を示す図である。
確定済リスト400には、図11に示すように、各確定済格納枠ごとに1つのレコードが登録される。各レコードは、確定済格納枠のIDを登録するフィールド402と、確定済格納枠の上辺のY座標を登録するフィールド404と、確定済格納枠の左辺のX座標を登録するフィールド406と、確定済格納枠の下辺のY座標を登録するフィールド408と、確定済格納枠の右辺のX座標を登録するフィールド410とを含んで構成されている。
変更候補リスト450には、図12に示すように、各変更候補格納枠ごとに1つのレコードが登録される。各レコードは、変更候補格納枠のIDを登録するフィールド452と、変更候補格納枠の上辺のY座標を登録するフィールド454と、変更候補格納枠の左辺のX座標を登録するフィールド456と、変更候補格納枠の下辺のY座標を登録するフィールド458と、変更候補格納枠の右辺のX座標を登録するフィールド460と、変更候補格納枠の幅を登録するフィールド462と、変更候補格納枠の高さを登録するフィールド464と、変更候補格納枠の面積を登録するフィールド466とを含んで構成されている。
次に、コンテンツ登録DB44のデータ構造を図面を参照しながら詳細に説明する。
コンテンツ登録DB44には、図13に示すように、コンテンツ提供端末S1〜Snから提供されたディジタルコンテンツと、メインカテゴリ及びサブカテゴリとカテゴリNo.との対応関係を示すカテゴリNo.対応テーブル340とが格納されている。
図13は、ディジタルコンテンツ及びカテゴリNo.対応テーブル340のデータ構造を示す図である。
コンテンツ提供端末S1〜Snから提供されたディジタルコンテンツには、図13(a)に示すように、記事番号及びカテゴリNo.が付されており、コンテンツ配信端末100は、そのカテゴリNo.に基づいて、ディジタルコンテンツをカテゴリごとに分類してコンテンツ登録DB44に登録する。登録の際には、カテゴリNo.対応テーブル340を参照して、記事番号及びカテゴリNo.のほか、さらにメインカテゴリ及びサブカテゴリをディジタルコンテンツに付加して登録する。また、ディジタルコンテンツは、記事のタイトルを示すタイトル情報と、記事の画像に関する画像情報と、記事の文章に関する文字情報とを含んで1つの記事として構成されている。
カテゴリNo.対応テーブル340には、図13(b)に示すように、各メインカテゴリ及びサブカテゴリごとに1つのレコードが登録されている。各レコードは、カテゴリNo.を登録するフィールド342と、メインカテゴリを登録するフィールド344と、サブカテゴリを登録するフィールド346とを含んで構成されている。
図13(b)の例では、第1段目のレコードには、カテゴリNo.として「1102」が、メインカテゴリとして「ワールドニュース」が、サブカテゴリとして「アメリカ」がそれぞれ登録されており、第6段目のレコードには、カテゴリNo.として「2010」が、メインカテゴリとして「スポーツ」が、サブカテゴリとして「野球」がそれぞれ登録されている。
次に、CPU30の構成及びCPU30で実行される処理を図14及び図15を参照しながら説明する。
CPU30は、マイクロプロセッシングユニットMPU等からなり、ROM32の所定領域に格納されている所定のプログラムを起動させ、そのプログラムに従って、図14及び図15のフローチャートに示すユーザ登録処理及びコンテンツ配信処理をそれぞれ時分割で実行するようになっている。
初めに、ユーザ登録処理を図14を参照しながら詳細に説明する。
図14は、ユーザ登録処理を示すフローチャートである。
ユーザ登録処理は、アクセスのあったユーザに対してユーザID等の必要なユーザ情報の入力を要求し、入力したユーザ情報をユーザプロファイルテーブル300に登録する処理であって、CPU30において実行されると、まず、図14に示すように、ステップS100に移行するようになっている。なお、以下、各ステップでの入力は、すべてユーザとの対話型通信により行う。
ステップS100では、メインカテゴリ及びサブカテゴリを入力し、ステップS102に移行して、ユーザID及びパスワードを入力し、ステップS104に移行して、配信先アドレスを入力し、ステップS106に移行して、配信日及び配信時刻を入力し、ステップS108に移行する。
ステップS108では、レイアウトNo.を入力し、ステップS110に移行して、最大ページ数を入力し、ステップS112に移行して、フォントサイズを入力し、ステップS114に移行して、ステップS100〜S112で入力したユーザ情報をユーザプロファイルテーブル300に登録し、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
次に、コンテンツ配信処理を図15を参照しながら詳細に説明する。
図15は、コンテンツ配信処理を示すフローチャートである。
コンテンツ配信処理は、ユーザプロファイルテーブル300を参照してディジタルコンテンツをユーザ端末200に配信する処理であって、CPU30において実行されると、まず、図15に示すように、ステップS200に移行するようになっている。なお、以下、各ステップの処理は、ユーザプロファイルテーブル300の1つのレコードについての処理である。実際には、ユーザプロファイルテーブル300に登録されているレコード数だけ各ステップの処理を実行する。
ステップS200では、ユーザプロファイルテーブル300から配信日及び配信時刻を読み出し、ステップS202に移行して、読み出した配信日及び配信時刻に基づいてディジタルコンテンツを配信すべき日時であるか否かを判定し、ディジタルコンテンツを配信すべき日時であると判定したとき(Yes)は、ステップS204に移行するが、そうでないと判定したとき(No)は、ステップS200に移行する。
ステップS204では、ユーザプロファイルテーブル300からカテゴリNo.を読み出し、ステップS206に移行して、読み出したカテゴリNo.をもとにコンテンツ登録DB44のディジタルコンテンツを検索して、そのカテゴリNo.と一致するカテゴリNo.が付されたディジタルコンテンツを索出し、ステップS208に移行する。
ステップS208では、ユーザプロファイルテーブル300からレイアウトNo.を読み出し、ステップS210に移行して、レイアウトNo.対応テーブル330を参照して、読み出したレイアウトNo.に対応するテンプレート適用ルールをテンプレート登録DB42から読み出し、ステップS212に移行して、読み出したテンプレート適用ルールに基づいて、ステップS206で索出したディジタルコンテンツについて出力レイアウトを決定して提供用ディジタルコンテンツを作成する自動レイアウト処理を実行し、ステップS214に移行する。
ステップS214では、ユーザプロファイルテーブル300から配信先アドレスを読み出し、ステップS216に移行して、読み出した配信先アドレス宛に、作成した提供用ディジタルコンテンツを配信し、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
次に、上記ステップS212の自動レイアウト処理を図16を参照しながら詳細に説明する。
図16は、自動レイアウト処理を示すフローチャートである。
自動レイアウト処理は、上記ステップS212において実行されると、図16に示すように、まず、ステップS300に移行するようになっている。
ステップS300では、先頭ページのレイアウト領域360を処理対象として設定し、ステップS302に移行して、ステップS210で読み出したテンプレート適用ルールに基づいてテンプレート登録DB42のなかからページテンプレートを読み出し、ステップS304に移行して、読み出したページテンプレートを現在のレイアウト領域360に適用し、ステップS306に移行する。
ステップS306では、ページ内に固定的に配置される固定線の位置を決定し、ステップS308に移行して、ページ内に固定的に配置される固定文字情報の形状及び位置を決定し、ステップS310に移行して、ページ内に固定的に配置される固定画像情報の形状及び位置を決定し、ステップS312に移行する。
ステップS312では、所定の優先順位に基づいて、ステップS206で索出したディジタルコンテンツのなかからレイアウト領域360に配置すべき記事を選択し、ステップS314に移行して、所定の優先順位に基づいて、現在処理対象となっているレイアウト領域360(以下、単に現在のレイアウト領域360という。)のなかから情報格納枠を選択し、ステップS316に移行する。
ステップS316では、変更候補リスト450を作成する処理を実行し、ステップS318に移行して、変更候補リスト450のなかから変更候補格納枠を選択する処理を実行し、ステップS320に移行して、ステップS312で選択した記事(以下、単に選択記事という。)を、ステップS314で選択した情報格納枠(以下、単に選択情報格納枠という。)に格納する処理を実行し、ステップS322に移行する。
ステップS322では、現在のレイアウト領域360内に未処理の情報格納枠が存在するか否かを判定し、未処理の情報格納枠が存在しないと判定したとき(No)は、ステップS324に移行して、ステップS206で索出したディジタルコンテンツのうち未掲載の記事が存在するか否かを判定し、未掲載の記事が存在しないと判定したとき(No)は、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
一方、ステップS324で、未掲載の記事が存在すると判定したとき(Yes)は、ステップS326に移行して、次ページのレイアウト領域360を処理対象として設定し、ステップS302に移行する。
一方、ステップS322で、現在のレイアウト領域360内に未処理の情報格納枠が存在すると判定したとき(Yes)は、ステップS312に移行する。
次に、上記ステップS316の変更候補リスト作成処理を図17を参照しながら詳細に説明する。
図17は、変更候補リスト作成処理を示すフローチャートである。
変更候補リスト作成処理は、選択情報格納枠が他の確定済格納枠と重なり合っているときは、選択情報格納枠を他の確定済格納枠と重なり合うことのない変更候補格納枠に分割し、分割した変更候補格納枠を変更候補リスト450に登録する処理であって、上記ステップS316において実行されると、図17に示すように、まず、ステップS400に移行するようになっている。
ステップS400では、変更候補リスト450を初期化して選択情報格納枠を変更候補リスト450に登録し、ステップS402に移行して、確定済リスト400の先頭レコードから確定済格納枠を読み出し、ステップS404に移行して、変更候補リスト450の先頭レコードから変更候補格納枠を読み出し、ステップS406に移行する。
ステップS406では、確定済格納枠と変更候補格納枠とが重なり合っているか否かを判定し、確定済格納枠と変更候補格納枠とが重なり合っていると判定したとき(Yes)は、ステップS408に移行して、確定済格納枠と重なり合わないように変更候補格納枠を複数の情報格納枠に分割し、ステップS410に移行する。
ステップS410では、分割した各分割情報格納枠を変更候補リスト450に上書き登録する。具体的には、変更候補リスト450から直前に読み出した変更候補格納枠に代えて各分割情報格納枠を変更候補リスト450に登録する。
次いで、ステップS412に移行して、変更候補リスト450の末尾に到達したか否かを判定し、変更候補リスト450の末尾に到達したと判定したとき(Yes)は、ステップS414に移行して、確定済リスト400の末尾に到達したか否かを判定し、確定済リスト400の末尾に到達したと判定したとき(Yes)は、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
一方、ステップS414で、確定済リスト400の末尾に到達していないと判定したとき(No)は、ステップS416に移行して、確定済リスト400の次のレコードから確定済格納枠を読み出し、ステップS404に移行する。
一方、ステップS412で、変更候補リスト450の末尾に到達していないと判定したとき(No)は、ステップS418に移行して、変更候補リスト450の次のレコードから変更候補格納枠を読み出し、ステップS406に移行する。
一方、ステップS406で、確定済格納枠と変更候補格納枠とが重なり合っていないと判定したとき(No)は、ステップS412に移行する。
次に、上記ステップS318の変更候補選択処理を図18を参照しながら詳細に説明する。
図18は、変更候補選択処理を示すフローチャートである。
変更候補選択処理は、変更候補選択条件及び変更候補選択方法に基づいて変更候補リスト450のなかからいずれかを選択し、選択情報格納枠の大きさを、選択した変更候補格納枠に変更する処理であって、上記ステップS318において実行されると、図18に示すように、まず、ステップS500に移行するようになっている。
ステップS500では、未処理の変更候補選択条件が選択情報格納枠に存在するか否かを判定し、未処理の変更候補選択条件が選択情報格納枠に存在すると判定したとき(Yes)は、ステップS502に移行して、未処理の変更候補選択条件を選択情報格納枠から取得し、ステップS504に移行して、取得した変更候補選択条件を満たさない変更候補格納枠を変更候補リスト450から削除し、ステップS500に移行する。
一方、ステップS500で、未処理の変更候補選択条件が選択情報格納枠に存在しないと判定したとき(No)は、ステップS506に移行して、優先度が最も高い方向を選択情報格納枠から取得し、ステップS508に移行する。
ステップS508では、取得した方向を判定し、取得した方向が上方向であると判定したとき(top)は、ステップS510に移行して、変更候補リスト450に登録されている変更候補格納枠のうち上方向の配置位置が最端(Y座標が最小)でないものを削除し、ステップS512に移行する。
ステップS512では、変更候補リスト450の登録数が複数であるか否かを判定し、変更候補リスト450の登録数が1つであると判定したとき(No)は、ステップS514に移行して、選択情報格納枠の大きさを、変更候補リスト450に登録されている変更候補格納枠に変更し、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
一方、ステップS512で、変更候補リスト450の登録数が複数であると判定したとき(Yes)は、ステップS516に移行して、優先度が次に高い方向を選択情報格納枠から取得し、ステップS508に移行する。
一方、ステップS508で、取得した方向が左方向であると判定したとき(left)は、ステップS518に移行して、変更候補リスト450に登録されている変更候補格納枠のうち左方向の配置位置が最端(X座標が最小)でないものを変更候補リスト450から削除し、ステップS512に移行する。
一方、ステップS508で、取得した方向が下方向であると判定したとき(bottom)は、ステップS520に移行して、変更候補リスト450に登録されている変更候補格納枠のうち下方向の配置位置が最端(Y座標が最大)でないものを変更候補リスト450から削除し、ステップS512に移行する。
一方、ステップS508で、取得した方向が右方向であると判定したとき(right)は、ステップS522に移行して、変更候補リスト450に登録されている変更候補格納枠のうち右方向の配置位置が最端(X座標が最大)でないものを変更候補リスト450から削除し、ステップS512に移行する。
次に、上記ステップS320の情報格納枠への格納処理を図19を参照しながら詳細に説明する。
図19は、情報格納枠への格納処理を示すフローチャートである。
情報格納枠への格納処理は、選択情報格納枠に選択記事を格納する処理であって、上記ステップS320において実行されると、図19に示すように、まず、ステップS600に移行するようになっている。
ステップS600では、選択情報格納枠に選択記事を格納し、ステップS602に移行して、選択情報格納枠を確定済リスト400に登録し、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
次に、本実施の形態の動作を説明する。
まず、ディジタルコンテンツを配信するために必要な情報を登録する場合を説明する。
ユーザがディジタルコンテンツの配信を希望する場合、ユーザは、ユーザ端末200において、WWWブラウザによりコンテンツ配信端末100にアクセスし、ユーザ登録要求を入力する。
ユーザ端末200では、ユーザ登録要求が入力されると、コンテンツ配信端末100との通信により、必要なユーザ情報を入力すべき要求がユーザに対して行われる。ここで、ユーザは、その入力要求に応じて、ユーザ情報として、メインカテゴリ、サブカテゴリ、ユーザID、パスワード、配信先アドレス、配信日、配信時刻、レイアウトNo.、最大ページ数、フォントサイズを入力すると、それらユーザ情報がコンテンツ配信端末100に送信される。
コンテンツ配信端末100では、登録要求に伴ってユーザ情報を受信すると、ステップS100〜S114を経て、受信したユーザ情報がユーザプロファイルテーブル300に登録される。
次に、ユーザプロファイルテーブル300を参照してディジタルコンテンツを配信する場合を説明する。
コンテンツ配信端末100では、ユーザプロファイルテーブル300を参照してディジタルコンテンツを配信すべき日時になると、ステップS204,S206を経て、ユーザプロファイルテーブル300からカテゴリNo.が読み出され、読み出されたカテゴリNo.をもとにコンテンツ登録DB44のディジタルコンテンツを検索して、そのカテゴリNo.と一致するカテゴリNo.が付されたディジタルコンテンツが索出される。次いで、ステップS208〜S212を経て、ユーザプロファイルテーブル300からレイアウトNo.が読み出され、レイアウトNo.対応テーブル330を参照して、読み出されたレイアウトNo.に対応するテンプレート適用ルールがユーザ情報登録DB40から読み出され、読み出されたテンプレート適用ルールに基づいて、索出されたディジタルコンテンツについて出力レイアウトが決定されて提供用ディジタルコンテンツが作成される。
レイアウトの過程を図20乃至図33を参照しながら詳細に説明する。
レイアウトの過程では、まず、ステップS300〜S304を経て、先頭ページのレイアウト領域360が処理対象として設定され、読み出されたテンプレート適用ルールに基づいてテンプレート登録DB42のなかからページテンプレートが読み出され、読み出されたページテンプレートが現在のレイアウト領域360に適用される。次いで、ステップS306〜S310を経て、固定線の位置、固定文字情報の形状及び位置、並びに固定画像情報の形状及び位置がその順で決定される。
図20は、情報格納枠が重なり合って配置されているレイアウト状態を示す図である。
例えば、図20に示すように、2つの確定済格納枠600,602と未処理の情報格納枠604とが重なり合っているとする。図20の例では、情報格納枠604の右上領域において確定済格納枠600の全領域が重なり合っており、情報格納枠604の左下領域において確定済格納枠602の右半分領域が重なり合っている。確定済格納枠600,602及び情報格納枠604の配置位置は、それぞれ(50,130,100,220)、(120,20,180,90)及び(10,50,220,250)である。
このように重なり合っている場合、ステップS312,S314を経て、所定の優先順位に基づいて、ステップS206で索出されたディジタルコンテンツのなかからレイアウト領域360に配置すべき記事が選択され、現在のレイアウト領域360のなかから情報格納枠604が選択される。
図21は、情報格納枠604を分割する場合のレイアウト状態を示す図である。
図20のレイアウトの場合、まず、ステップS400〜S404を経て、選択情報格納枠604が変更候補リスト450に登録され、確定済リスト400から確定済格納枠600が読み出され、変更候補リスト450から変更候補格納枠として選択情報格納枠604が読み出される。ここで、確定済格納枠600と変更候補格納枠604とが重なり合っているので、ステップS408を経て、確定済格納枠600と重なり合わないように変更候補格納枠604が4つの情報格納枠606〜612に分割される。具体的には、図21(a)に示すように、変更候補格納枠604のうち確定済格納枠600の上辺よりも上の矩形領域が情報格納枠606として分割される。図21(b)に示すように、変更候補格納枠604のうち確定済格納枠600の左辺よりも左の矩形領域が情報格納枠608として分割される。図21(c)に示すように、変更候補格納枠604のうち確定済格納枠600の下辺よりも下の矩形領域が情報格納枠610として分割される。図21(d)に示すように、変更候補格納枠604のうち確定済格納枠600の右辺よりも右の矩形領域が情報格納枠612として分割される。情報格納枠606〜612の配置位置は、それぞれ(10,50,50,250)、(10,50,220,130)、(100,50,220,250)及び(10,220,220,250)である。そして、ステップS410を経て、変更候補格納枠604に代えて各分割情報格納枠606〜612が変更候補リスト450に登録される。
次に、確定済リスト400には確定済格納枠602が登録されているので、ステップS416,S404を経て、確定済リスト400から確定済格納枠602が読み出され、変更候補リスト450から変更候補格納枠として情報格納枠606が読み出される。ここで、確定済格納枠602と変更候補格納枠606とは重なり合っていないので、変更候補格納枠606については分割は行われない。
図22は、情報格納枠608を分割する場合のレイアウト状態を示す図である。
次に、ステップS412,S418を経て、変更候補リスト450から変更候補格納枠として情報格納枠608が読み出される。ここで、図22(a)に示すように、確定済格納枠602と変更候補格納枠608とが重なり合っているので、ステップS408を経て、確定済格納枠602と重なり合わないように変更候補格納枠608が3つの情報格納枠614〜618に分割される。具体的には、図22(b)に示すように、変更候補格納枠608のうち確定済格納枠602の上辺よりも上の矩形領域が情報格納枠614として分割される。図22(c)に示すように、変更候補格納枠608のうち確定済格納枠602の下辺よりも下の矩形領域が情報格納枠616として分割される。図22(d)に示すように、変更候補格納枠608のうち確定済格納枠602の右辺よりも右の矩形領域が情報格納枠618として分割される。情報格納枠614〜618の配置位置は、それぞれ(10,50,120,130)、(180,50,220,130)及び(10,90,220,130)である。そして、ステップS410を経て、変更候補格納枠608に代えて各分割情報格納枠614〜618が変更候補リスト450に登録される。
図23は、情報格納枠610を分割する場合のレイアウト状態を示す図である。
次に、ステップS412,S418を経て、変更候補リスト450から変更候補格納枠として情報格納枠610が読み出される。ここで、図23(a)に示すように、確定済格納枠602と変更候補格納枠610とが重なり合っているので、ステップS408を経て、確定済格納枠602と重なり合わないように変更候補格納枠610が3つの情報格納枠620〜624に分割される。具体的には、図23(b)に示すように、変更候補格納枠610のうち確定済格納枠602の上辺よりも上の矩形領域が情報格納枠620として分割される。図23(c)に示すように、変更候補格納枠610のうち確定済格納枠602の下辺よりも下の矩形領域が情報格納枠622として分割される。図23(d)に示すように、変更候補格納枠610のうち確定済格納枠602の右辺よりも右の矩形領域が情報格納枠624として分割される。情報格納枠620〜624の配置位置は、それぞれ(100,50,120,250)、(180,50,220,250)及び(100,90,220,250)である。そして、ステップS410を経て、変更候補格納枠610に代えて各分割情報格納枠620〜624が変更候補リスト450に登録される。
次に、ステップS412,S418を経て、変更候補リスト450から変更候補格納枠として情報格納枠612が読み出される。ここで、確定済格納枠602と変更候補格納枠612とは重なり合っていないので、変更候補格納枠612については分割は行われない。
図24は、変更候補リスト450のデータ構造を示す図である。
このように、確定済格納枠600,602を対象とした分割処理が行われて確定済リスト400の末尾に到達すると、ステップS316の変更候補リスト作成処理が終了する。その結果、変更候補リスト450には、図24に示すように、変更候補格納枠606,614,616,618,620,622,624,612について配置位置、幅、高さ及び面積が登録される。図24において、ID1〜8のレコードは、それぞれ変更候補格納枠606,614,616,618,620,622,624,612に対応している。
次に、変更候補リスト450のなかからいずれかを選択する場合を説明する。
始めに、選択情報格納枠604に対して、変更候補選択条件が設定されておらず、変更候補選択方法として上方向、左方向及び下方向の順に優先度が設定されている場合を図25乃至図27を参照しながら詳細に説明する。
図25乃至図27は、変更候補リスト450のデータ構造を示す図である。
まず、ステップS506,S510を経て、優先度が最も高い方向として上方向(top)が選択情報格納枠604から取得され、変更候補リスト450に登録されている変更候補格納枠のうち上方向の配置位置が最端でないものが削除される。具体的には、変更候補格納枠606,614,616,612の上辺のY座標が「10」と最小なので、変更候補格納枠618,620,622,624が変更候補リスト450から削除される。その結果、変更候補リスト450には、図25に示すように、レコードが4つ残る。
次に、ステップS516,S518を経て、優先度が次に高い方向として左方向(left)が選択情報格納枠604から取得され、変更候補リスト450に登録されている変更候補格納枠のうち左方向の配置位置が最端でないものが削除される。具体的には、変更候補格納枠606,614の左辺のX座標が「50」と最小なので、変更候補格納枠616,612が変更候補リスト450から削除される。その結果、変更候補リスト450には、図26に示すように、レコードが2つ残る。
次に、ステップS516,S520を経て、優先度が次に高い方向として下方向(bottom)が選択情報格納枠604から取得され、変更候補リスト450に登録されている変更候補格納枠のうち下方向の配置位置が最端でないものが削除される。具体的には、変更候補格納枠614の下辺のY座標が「120」と最大なので、変更候補格納枠606が変更候補リスト450から削除される。その結果、変更候補リスト450には、図27に示すように、レコードが1つだけ残る。
変更候補リスト450のレコードが1つだけになると、ステップS514,S600,S602を経て、選択情報格納枠604の大きさが変更候補格納枠614に変更され、選択情報格納枠604に選択記事が格納され、選択情報格納枠604が確定済リスト400に登録される。
次に、選択情報格納枠604に対して、変更候補選択条件が設定されておらず、変更候補選択方法として上方向、下方向及び左方向の順に優先度が設定されている場合を図28及び図29を参照しながら詳細に説明する。
図28及び図29は、変更候補リスト450のデータ構造を示す図である。
まず、ステップS506,S510を経て、優先度が最も高い方向として上方向(top)が選択情報格納枠604から取得され、変更候補リスト450に登録されている変更候補格納枠のうち上方向の配置位置が最端でないものが削除される。具体的には、変更候補格納枠606,614,616,612の上辺のY座標が「10」と最小なので、変更候補格納枠618,620,622,624が変更候補リスト450から削除される。
次に、ステップS516,S520を経て、優先度が次に高い方向として下方向(bottom)が選択情報格納枠604から取得され、変更候補リスト450に登録されている変更候補格納枠のうち下方向の配置位置が最端でないものが削除される。具体的には、変更候補格納枠616,612の下辺のY座標が「220」と最大なので、変更候補格納枠606,614が変更候補リスト450から削除される。その結果、変更候補リスト450には、図28に示すように、レコードが2つ残る。
次に、ステップS516,S518を経て、優先度が次に高い方向として左方向(left)が選択情報格納枠604から取得され、変更候補リスト450に登録されている変更候補格納枠のうち左方向の配置位置が最端でないものが削除される。具体的には、変更候補格納枠616の左辺のX座標が「90」と最小なので、変更候補格納枠612が変更候補リスト450から削除される。その結果、変更候補リスト450には、図29に示すように、レコードが1つだけ残る。
変更候補リスト450のレコードが1つだけになると、ステップS514,S600,S602を経て、選択情報格納枠604の大きさが変更候補格納枠616に変更され、選択情報格納枠604に選択記事が格納され、選択情報格納枠604が確定済リスト400に登録される。
次に、選択情報格納枠604に対して、変更候補選択条件として最小幅選択条件、最小高選択条件及び最大面積選択条件が設定されているとともに、変更候補選択方法として左方向、右方向及び上方向の順に優先度が設定されている場合を図30乃至図33を参照しながら詳細に説明する。なお、最小幅選択条件は「min-width=40」であり、最小高選択条件は「min-height=40」であり、最大面積選択条件は「max-area=10000」である。
図30乃至図33は、変更候補リスト450のデータ構造を示す図である。
まず、ステップS500〜S504を繰り返し経て、変更候補選択条件が選択情報格納枠604から取得され、取得された変更候補選択条件を満たさない変更候補格納枠が変更候補リスト450から削除される。具体的には、変更候補格納枠612の幅が40未満であるので、最小幅選択条件に従って変更候補格納枠612が変更候補リスト450から削除される。また、変更候補格納枠620の高さが40未満であるので、最小高選択条件に従って変更候補格納枠620が変更候補リスト450から削除される。また、変更候補格納枠624の面積が10000より大きいので、最大面積選択条件に従って変更候補格納枠624が変更候補リスト450から削除される。その結果、変更候補リスト450には、図30に示すように、レコードが5つ残る。
次に、ステップS506,S518を経て、優先度が最も高い方向として左方向(left)が選択情報格納枠604から取得され、変更候補リスト450に登録されている変更候補格納枠のうち左方向の配置位置が最端でないものが削除される。具体的には、変更候補格納枠606,614,618,622の左辺のX座標が「50」と最小なので、変更候補格納枠616が変更候補リスト450から削除される。その結果、変更候補リスト450には、図31に示すように、レコードが4つ残る。
次に、ステップS516,S522を経て、優先度が次に高い方向として右方向(right)が選択情報格納枠604から取得され、変更候補リスト450に登録されている変更候補格納枠のうち右方向の配置位置が最端でないものが削除される。具体的には、変更候補格納枠606,622の右辺のX座標が「250」と最大なので、変更候補格納枠614,618が変更候補リスト450から削除される。その結果、変更候補リスト450には、図32に示すように、レコードが2つ残る。
次に、ステップS516,S510を経て、優先度が次に高い方向として上方向(top)が選択情報格納枠604から取得され、変更候補リスト450に登録されている変更候補格納枠のうち上方向の配置位置が最端でないものが削除される。具体的には、変更候補格納枠606の上辺のY座標が「10」と最小なので、変更候補格納枠622が変更候補リスト450から削除される。その結果、変更候補リスト450には、図33に示すように、レコードが1つだけ残る。
変更候補リスト450のレコードが1つだけになると、ステップS514,S600,S602を経て、選択情報格納枠604の大きさが変更候補格納枠606に変更され、選択情報格納枠604に選択記事が格納され、選択情報格納枠604が確定済リスト400に登録される。
そして、すべてのページのレイアウト領域360内に記事が配置され、ディジタルコンテンツの出力レイアウトが決定されると、ステップS222,S224を経て、ユーザプロファイルテーブル300から配信先アドレスが読み出され、読み出された配信先アドレス宛に、作成された提供用ディジタルコンテンツが配信される。
このようにして、本実施の形態では、コンテンツ配信端末100は、複数の情報格納枠が重なり合っているときは、それら情報格納枠が重なり合わないように、それら情報格納枠のうちいずれかの大きさを、矩形状を保持したまま変更するようになっている。
これにより、記事の内容、情報量または論理構造にかかわらず、情報格納枠の大きさが矩形状を保持したまま変更されるので、従来に比して、画像が変形したり空白が生じたりするなどして、デザイナが意図したレイアウトが損なわれる可能性を低減することができる。
さらに、本実施の形態では、コンテンツ配信端末100は、選択情報格納枠を他の情報格納枠と重なり合うことのない情報格納枠に分割し、分割した情報格納枠を変更候補リストに登録し、変更候補リストのなかからいずれかを選択し、選択情報格納枠の大きさを、選択した変更候補格納枠に変更するようになっている。
これにより、矩形状を保持したまま選択情報格納枠の大きさを比較的確実に変更することできるので、デザイナが意図したレイアウトが損なわれる可能性をさらに低減することができる。
さらに、本実施の形態では、コンテンツ配信端末100は、情報格納枠の配置位置について上下左右方向のうち少なくとも3つの方向に優先度を設定し、変更候補リストに登録されている情報格納枠のなかから、優先度に従ってその方向の配置位置が最端のものを選択するようになっている。
これにより、優先度の設定によって選択情報格納枠の変更態様を規定することができるので、デザイナの意図に沿って優先度を設定すれば、デザイナが意図したレイアウトが損なわれる可能性をさらに低減することができる。
さらに、本実施の形態では、コンテンツ配信端末100は、変更候補選択条件に従って変更候補リストのなかからいずれかを選択するようになっている。
これにより、変更候補選択条件を指定することができるので、デザイナの意図に沿って条件を指定すれば、デザイナが意図したレイアウトが損なわれる可能性をさらに低減することができる。
さらに、本実施の形態では、変更候補選択条件は、変更候補リストのなかから面積が所定以上の変更候補格納枠を選択する最小面積選択条件を含む。
これにより、面積が所定以上の変更候補格納枠を選択して構成されるレイアウトをデザイナが意図する場合にその意図に比較的沿ったレイアウトを実現することができるので、デザイナが意図したレイアウトが損なわれる可能性をさらに低減することができる。また、面積が所定以上の変更候補格納枠が選択されるので、レイアウト領域に空白が生じる可能性を低減することができ、比較的見栄えのよいレイアウトを実現することができる。
さらに、本実施の形態では、変更候補選択条件は、変更候補リストのなかから面積が所定以下の変更候補格納枠を選択する最大面積選択条件を含む。
これにより、面積が所定以下の変更候補格納枠を選択して構成されるレイアウトをデザイナが意図する場合にその意図に比較的沿ったレイアウトを実現することができるので、デザイナが意図したレイアウトが損なわれる可能性をさらに低減することができる。
さらに、本実施の形態では、変更候補選択条件は、変更候補リストのなかから幅が所定以上の変更候補格納枠を選択する最小幅選択条件を含む。
これにより、幅が所定以上の変更候補格納枠を選択して構成されるレイアウトをデザイナが意図する場合にその意図に比較的沿ったレイアウトを実現することができるので、デザイナが意図したレイアウトが損なわれる可能性をさらに低減することができる。
さらに、本実施の形態では、変更候補選択条件は、変更候補リストのなかから幅が所定以下の変更候補格納枠を選択する最大幅選択条件を含む。
これにより、幅が所定以下の変更候補格納枠を選択して構成されるレイアウトをデザイナが意図する場合にその意図に比較的沿ったレイアウトを実現することができるので、デザイナが意図したレイアウトが損なわれる可能性をさらに低減することができる。
さらに、本実施の形態では、変更候補選択条件は、変更候補リストのなかから高さが所定以上の変更候補格納枠を選択する最小高選択条件を含む。
これにより、高さが所定以上の変更候補格納枠を選択して構成されるレイアウトをデザイナが意図する場合にその意図に比較的沿ったレイアウトを実現することができるので、デザイナが意図したレイアウトが損なわれる可能性をさらに低減することができる。
さらに、本実施の形態では、変更候補選択条件は、変更候補リストのなかから高さが所定以下の変更候補格納枠を選択する最大高選択条件を含む。
これにより、高さが所定以下の変更候補格納枠を選択して構成されるレイアウトをデザイナが意図する場合にその意図に比較的沿ったレイアウトを実現することができるので、デザイナが意図したレイアウトが損なわれる可能性をさらに低減することができる。
さらに、本実施の形態では、コンテンツ配信端末100は、ユーザ情報登録DB40のユーザ情報に基づいて、ディジタルコンテンツをコンテンツ登録DB44のなかから索出するようになっている。
これにより、ディジタルコンテンツの選択に関してユーザの固有情報やユーザによる指定情報が参照されることから、ユーザの希望に比較的沿った内容の提供用ディジタルコンテンツを作成することができる。
さらに、本実施の形態では、コンテンツ配信端末100は、ユーザ情報登録DB40のユーザ情報に基づいて、ディジタルコンテンツの出力レイアウトを決定して提供用ディジタルコンテンツを作成するようになっている。
これにより、出力レイアウトの決定に関してユーザの固有情報やユーザによる指定情報が参照されることから、ユーザの希望に比較的沿った出力レイアウトで提供用ディジタルコンテンツを作成することができる。
なお、上記実施の形態においては、記事情報として文字情報及び画像情報を採用したが、これに限らず、例えば、動画像情報、音声情報その他のマルチメディアデータを記事情報として採用することができる。
また、上記実施の形態においては、確定済リスト400と変更候補リスト450をテンプレート登録DB42に格納するように構成したが、これに限らず、自動レイアウト処理を実行中に確定済リスト400と変更候補リスト450をRAM34上に格納するように構成してもよい。
また、上記実施の形態においては、情報格納枠の配置位置について上下左右方向のうち少なくとも3つの方向に優先度を設定し、変更候補リストに登録されている情報格納枠のなかから、優先度に従ってその方向の配置位置が最端のものを選択するように構成したが、これに限らず、変更候補リストに登録されている情報格納枠のなかから面積が最大のものを選択するような構成にしてもよい。この場合には図24の変更候補リストのなかから、面積が19200である(100,90,220,250)が選択されることになる。
これにより、面積が最大の変更候補格納枠が選択されるので、レイアウト領域に空白が生じる可能性を低減することができ、比較的見栄えのよいレイアウトを実現することができる。
また、上記実施の形態においては、情報格納枠の形状及び位置を動的に決定しながらレイアウトを行うように構成したが、これに限らず、レイアウト領域360内のすべての情報格納枠に一旦情報を格納してから、各情報格納枠の形状及び位置を決定することによりレイアウトを行うように構成してもよい。
また、上記実施の形態においては、ユーザ情報に基づいて、ディジタルコンテンツの出力レイアウトを決定するように構成したが、これに限らず、ディジタルコンテンツに含まれる画像の数またはディジタルコンテンツに含まれる文字情報の量に基づいて、ディジタルコンテンツの出力レイアウトを決定するように構成してもよい。
これにより、ディジタルコンテンツに含まれる画像の数またはディジタルコンテンツに含まれる文字情報の量が多かったり、また逆に少なかったりしても、比較的見やすい出力レイアウトにすることができる。
また、上記実施の形態においては、ステップS212のレイアウト処理をコンテンツ配信端末100で実行するように構成したが、これに限らず、それらレイアウト処理をユーザ端末200で実行するように構成してもよい。これにより、コンテンツ配信端末100に処理負荷が集中するのを低減することができる。
また、上記実施の形態において、図14乃至図19のフローチャートに示す処理を実行するにあたってはいずれも、ROM32にあらかじめ格納されている制御プログラムを実行する場合について説明したが、これに限らず、これらの手順を示したプログラムが記憶された記憶媒体から、そのプログラムをRAM34に読み込んで実行するようにしてもよい。
ここで、記憶媒体とは、RAM、ROM等の半導体記憶媒体、FD、HD等の磁気記憶型記憶媒体、CD、CDV、LD、DVD等の光学的読取方式記憶媒体、MO等の磁気記憶型/光学的読取方式記憶媒体であって、電子的、磁気的、光学的等の読み取り方法のいかんにかかわらず、コンピュータで読み取り可能な記憶媒体であれば、あらゆる記憶媒体を含むものである。
また、上記実施の形態においては、本発明に係るレイアウトシステム及びレイアウトプログラム、並びにレイアウト方法を、インターネット199からなるネットワークシステムに適用した場合について説明したが、これに限らず、例えば、インターネット199と同一方式により通信を行ういわゆるイントラネットに適用してもよい。もちろん、インターネット199と同一方式により通信を行うネットワークに限らず、通常のネットワークに適用することもできる。
また、上記実施の形態においては、本発明に係るレイアウトシステム及びレイアウトプログラム、並びにレイアウト方法を、図1に示すように、コンテンツ配信端末100において、ニュース等のディジタルコンテンツをユーザ端末200に配信する場合について適用したが、これに限らず、本発明の主旨を逸脱しない範囲で他の場合にも適用可能である。
一方、情報格納枠が矩形ではなく楕円形等であって相互に重なり合っている位置を正確に求める必要がない場合は、図34に示すように楕円形の情報格納枠630を当該情報格納枠630に外接(又は内接)する仮想的な矩形情報格納枠632とみなすことによって、楕円形の情報格納枠630の変形処理の負荷を低減することが可能である。すなわち、図示するように、(a)の状態の円形情報格納枠630をその状態から縦方向に拡大、縮小する場合には同図(b)に示すように、その矩形情報格納枠632を上下に拡縮すればよく、また、その円形情報拡大枠630を横方向に拡大、縮小する場合には同図(c)に示すように、その矩形情報格納枠632を左右に拡縮すればよい。さらに、その円形情報拡大枠630を相似形に拡大、縮小する場合には同図(d)に示すようにその矩形情報格納枠632を相似形に拡縮すればよく、さらに、その円形情報拡大枠630を任意の大きさに拡大、縮小する場合には同図(a)と(b)の拡縮変形を適当に組み合わせればよい。
本発明を適用するネットワークシステムの構成を示すブロック図である。 コンテンツ配信端末100の機能概要を示す機能ブロック図である。 コンテンツ配信端末100の構成を示すブロック図である。 ユーザプロファイルテーブル300のデータ構造を示す図である。 ページテンプレートが規定するレイアウト状態を示す図である。 ページテンプレートのデータ構造を示す図である。 変更候補選択条件の種別の一覧を示す表である。 テンプレート適用ルールのデータ構造を示す図である。 テンプレート適用ルールのデータ構造を示す図である。 レイアウトNo.対応テーブル330のデータ構造を示す図である。 確定済リスト400のデータ構造を示す図である。 変更候補リスト450のデータ構造を示す図である。 ディジタルコンテンツ及びカテゴリNo.対応テーブル340のデータ構造を示す図である。 ユーザ登録処理を示すフローチャートである。 コンテンツ配信処理を示すフローチャートである。 自動レイアウト処理を示すフローチャートである。 変更候補リスト作成処理を示すフローチャートである。 変更候補選択処理を示すフローチャートである。 情報格納枠への格納処理を示すフローチャートである。 情報格納枠が重なり合って配置されているレイアウト状態を示す図である。 情報格納枠604を分割する場合のレイアウト状態を示す図である。 情報格納枠608を分割する場合のレイアウト状態を示す図である。 情報格納枠610を分割する場合のレイアウト状態を示す図である。 変更候補リスト450のデータ構造を示す図である。 変更候補リスト450のデータ構造を示す図である。 変更候補リスト450のデータ構造を示す図である。 変更候補リスト450のデータ構造を示す図である。 変更候補リスト450のデータ構造を示す図である。 変更候補リスト450のデータ構造を示す図である。 変更候補リスト450のデータ構造を示す図である。 変更候補リスト450のデータ構造を示す図である。 変更候補リスト450のデータ構造を示す図である。 変更候補リスト450のデータ構造を示す図である。 円形情報格納枠を矩形情報格納枠と共に変形する一例を示す図である。
符号の説明
10…コンテンツデータファイル,11,14,18…XMLパーサ,12…コンテンツデータファイル入力部,13…レイアウト定義ファイル,15…レイアウト定義ファイル入力部,16…レイアウティング部,17…描画指定ファイル,19…ラスタライズ部,100…コンテンツ配信端末,200…ユーザ端末,S1〜Sn…コンテンツ提供端末,30…CPU,32…ROM,34…RAM,38…I/F,40…ユーザ情報登録DB,42…テンプレート登録DB,44…コンテンツ登録DB,300…ユーザプロファイルテーブル,330…レイアウトNo.対応テーブル,340…カテゴリNo.対応テーブル,360…レイアウト領域,362…タイトル情報格納枠,364,370…文字情報格納枠,366,368…画像情報格納枠,400…確定済リスト,450…変更候補リスト,500〜538…タグセット,600,602…確定済格納枠,604…選択情報格納枠,606〜624…変更候補格納枠,630…円形情報格納枠,632…仮想的な矩形情報格納枠。

Claims (14)

  1. 複数の掲載情報を記憶するための掲載情報記憶手段と、
    前記掲載情報記憶手段のなかから前記掲載情報を選択する掲載情報選択手段と、
    前記掲載情報選択手段で選択した掲載情報を所定のレイアウト領域に配置された複数の矩形情報格納枠に格納すると共に、複数の前記矩形情報格納枠が重なり合っているときは、それら矩形情報格納枠が重なり合わないように、それら矩形情報格納枠のうちいずれかの大きさを、矩形状を保持したまま変更することによりレイアウトを行うレイアウト手段と、を備えたレイアウトシステムであって、
    変更後の矩形情報格納枠の候補である変更候補を複数個保持した変更候補リストを記憶するための変更候補リスト記憶手段を備え、
    前記レイアウト手段は、
    複数の前記矩形情報格納枠が重なり合っているときは、前記重なり合っている複数の矩形情報格納枠のうちいずれかを分割対象情報格納枠として選択する分割対象選択手段と、前記分割対象選択手段で選択した分割対象情報格納枠を他の前記矩形情報格納枠と重なり合うことのない複数個の矩形情報格納枠に分割する情報格納枠分割手段と、前記情報格納枠分割手段で分割した矩形情報格納枠を前記変更候補リストに登録する変更候補登録手段と、前記変更候補リストのなかからいずれかの変更候補を選択する変更候補選択手段と、前記分割対象選択手段で選択した分割対象情報格納枠の大きさを、前記変更候補選択手段で選択した矩形情報格納枠に変更する情報格納枠変更手段とを有し、
    かつ、前記矩形情報格納枠の配置位置について上下左右方向のうち少なくとも3つの方向に優先度を設定し、
    前記変更候補選択手段は、前記変更候補リストに登録されている矩形情報格納枠のなかから、前記優先度に従ってその方向の配置位置が最端のものを選択するようになっていることを特徴とするレイアウトシステム。
  2. 複数の掲載情報を記憶するための掲載情報記憶手段と、
    前記掲載情報記憶手段のなかから前記掲載情報を選択する掲載情報選択手段と、
    前記掲載情報選択手段で選択した掲載情報を所定のレイアウト領域に配置された複数の矩形情報格納枠に格納すると共に、複数の前記矩形情報格納枠が重なり合っているときは、それら矩形情報格納枠が重なり合わないように、それら矩形情報格納枠のうちいずれかの大きさを、矩形状を保持したまま変更することによりレイアウトを行うレイアウト手段と、を備えたレイアウトシステムであって、
    変更後の矩形情報格納枠の候補である変更候補を複数個保持した変更候補リストを記憶するための変更候補リスト記憶手段を備え、
    前記レイアウト手段は、
    複数の前記矩形情報格納枠が重なり合っているときは、前記重なり合っている複数の矩形情報格納枠のうちいずれかを分割対象情報格納枠として選択する分割対象選択手段と、前記分割対象選択手段で選択した分割対象情報格納枠を他の前記矩形情報格納枠と重なり合うことのない複数個の矩形情報格納枠に分割する情報格納枠分割手段と、前記情報格納枠分割手段で分割した矩形情報格納枠を前記変更候補リストに登録する変更候補登録手段と、前記変更候補リストのなかからいずれかの変更候補を選択する変更候補選択手段と、前記分割対象選択手段で選択した分割対象情報格納枠の大きさを、前記変更候補選択手段で選択した矩形情報格納枠に変更する情報格納枠変更手段とを有し、
    かつ、前記矩形情報格納枠の配置位置について前記所定のレイアウト領域における第1の方向、当該第1の方向と相反する方向である第2の方向、前記第1及び第2の方向と直交する方向で且つお互いに相反する方向である第3、第4の方向の優先度を設定し、
    前記変更候補選択手段は、前記変更候補記憶手段に登録されている矩形情報格納枠のなかから、優先度の最も高い方向の配置位置が最端のものを選択し、それらが複数ある場合は次に優先度の高い方向の配置位置が最端のものを選択するようになっていることを特徴とするレイアウトシステム。
  3. 複数の掲載情報を記憶するための掲載情報記憶手段と、
    前記掲載情報記憶手段のなかから前記掲載情報を選択する掲載情報選択手段と、
    前記掲載情報選択手段で選択した掲載情報を所定のレイアウト領域に配置された複数の矩形情報格納枠に格納すると共に、複数の前記矩形情報格納枠が重なり合っているときは、それら矩形情報格納枠が重なり合わないように、それら矩形情報格納枠のうちいずれかの大きさを、矩形状を保持したまま変更することによりレイアウトを行うレイアウト手段と、を備えたレイアウトシステムであって、
    変更後の矩形情報格納枠の候補である変更候補を複数個保持した変更候補リストを記憶するための変更候補リスト記憶手段を備え、
    前記レイアウト手段は、
    複数の前記矩形情報格納枠が重なり合っているときは、前記重なり合っている複数の矩形情報格納枠のうちいずれかを分割対象情報格納枠として選択する分割対象選択手段と、前記分割対象選択手段で選択した分割対象情報格納枠を他の前記矩形情報格納枠と重なり合うことのない複数個の矩形情報格納枠に分割する情報格納枠分割手段と、前記情報格納枠分割手段で分割した矩形情報格納枠を前記変更候補リストに登録する変更候補登録手段と、前記変更候補リストのなかからいずれかの変更候補を選択する変更候補選択手段と、前記分割対象選択手段で選択した分割対象情報格納枠の大きさを、前記変更候補選択手段で選択した矩形情報格納枠に変更する情報格納枠変更手段とを有し、
    前記変更候補選択手段は、前記変更候補リストに登録されている矩形情報格納枠のなかから面積が最大のものを選択するようになっていることを特徴とするレイアウトシステム。
  4. 請求項1〜3のいずれかにおいて、
    前記変更候補選択手段は、変更候補選択条件に従って前記変更候補リストのなかからいずれかを選択するようになっていることを特徴とするレイアウトシステム。
  5. 請求項4において、
    前記変更候補選択条件は、前記変更候補リストに登録されている矩形情報格納枠のなかから面積が所定以上のものを選択する条件を含むことを特徴とするレイアウトシステム。
  6. 請求項4及び5のいずれかにおいて、
    前記変更候補選択条件は、前記変更候補リストに登録されている矩形情報格納枠のなかから面積が所定以下のものを選択する条件を含むことを特徴とするレイアウトシステム。
  7. 請求項4乃至6のいずれかにおいて、
    前記変更候補選択条件は、前記変更候補リストに登録されている矩形情報格納枠のなかから左右方向の長さが所定以上のものを選択する条件を含むことを特徴とするレイアウトシステム。
  8. 請求項4乃至6のいずれかにおいて、
    前記変更候補選択条件は、前記変更候補リストに登録されている矩形情報格納枠のなかから左右方向(前記所定のレイアウト領域における第1の方向、当該第1の方向と相反する方向である第2の方向、前記第1及び第2の方向と直交する方向で且つお互いに相反する方向である第3、第4の方向のうち、第1及び第2の方向)の長さが所定以上のものを選択する条件を含むことを特徴とするレイアウトシステム。
  9. 請求項4乃至8のいずれかにおいて、
    前記変更候補選択条件は、前記変更候補リストに登録されている矩形情報格納枠のなかから左右方向の長さが所定以下のものを選択する条件を含むことを特徴とするレイアウトシステム。
  10. 請求項4乃至8のいずれかにおいて、
    前記変更候補選択条件は、前記変更候補リストに登録されている矩形情報格納枠のなかから左右方向(前記所定のレイアウト領域における第1の方向、当該第1の方向と相反する方向である第2の方向、前記第1及び第2の方向と直交する方向で且つお互いに相反する方向である第3、第4の方向のうち、第1及び第2の方向)の長さが所定以下のものを選択する条件を含むことを特徴とするレイアウトシステム。
  11. 請求項4乃至10のいずれかにおいて、
    前記変更候補選択条件は、前記変更候補リストに登録されている矩形情報格納枠のなかから上下方向の長さが所定以上のものを選択する条件を含むことを特徴とするレイアウトシステム。
  12. 請求項4乃至10のいずれかにおいて、
    前記変更候補選択条件は、前記変更候補リストに登録されている矩形情報格納枠のなかから上下方向(前記所定のレイアウト領域における第1の方向、当該第1の方向と相反する方向である第2の方向、前記第1及び第2の方向と直交する方向で且つお互いに相反する方向である第3、第4の方向のうち、第3及び第4の方向)の長さが所定以上のものを選択する条件を含むことを特徴とするレイアウトシステム。
  13. 請求項4乃至12のいずれかにおいて、
    前記変更候補選択条件は、前記変更候補リストに登録されている矩形情報格納枠のなかから上下方向の長さが所定以下のものを選択する条件を含むことを特徴とするレイアウトシステム。
  14. 請求項4乃至12のいずれかにおいて、
    前記変更候補選択条件は、前記変更候補リストに登録されている矩形情報格納枠のなかから上下方向(前記所定のレイアウト領域における第1の方向、当該第1の方向と相反する方向である第2の方向、前記第1及び第2の方向と直交する方向で且つお互いに相反する方向である第3、第4の方向のうち、第3及び第4の方向)の長さが所定以下のものを選択する条件を含むことを特徴とするレイアウトシステム。
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