JP2005018399A - ページ処理装置およびページ処理方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】1枚の印刷媒体に複数のページを配置して印刷するマルチページ印刷において、良好な印刷結果を得るためのページ処理装置を提供する。
【解決手段】マルチページ印刷のために、各ページの割付け位置が示された配置情報を生成するページ処理装置において、前記複数のページに被重ね合わせページと重ね合わせページとを指定するページ指定部11と、前記ページ指定部で指定した前記被重ね合わせページの領域に、重ね合わせ可能な領域、もしくは重ね合わせ禁止領域を指定し、指定した領域を領域情報として取得する領域指定部12と、取得した前記領域情報に基づいて、前記各ページの配置位置を決定し、定めたページレイアウトを配置情報として取得する配置情報取得部14とを備える。
【選択図】 図1
【解決手段】マルチページ印刷のために、各ページの割付け位置が示された配置情報を生成するページ処理装置において、前記複数のページに被重ね合わせページと重ね合わせページとを指定するページ指定部11と、前記ページ指定部で指定した前記被重ね合わせページの領域に、重ね合わせ可能な領域、もしくは重ね合わせ禁止領域を指定し、指定した領域を領域情報として取得する領域指定部12と、取得した前記領域情報に基づいて、前記各ページの配置位置を決定し、定めたページレイアウトを配置情報として取得する配置情報取得部14とを備える。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、1枚の印刷媒体に複数のページを配置して印刷するマルチページ印刷のためのページ処理方法およびページ処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、モニタに表示される画面の印刷、いわゆるハードコピー印刷において、印刷すべき複数の表示画面を予め指定し、指定した複数の表示画面が所定の間隔で配置されているようにレイアウトするページ処理装置が特許文献1に記載されている。
また、特許文献2には、指定した複数の表示画面を所定の倍率で変換し、倍率変換を施した複数の画像が所定の間隔で配置されているようにレイアウトするページ処理装置が特許文献2に記載されている。
【0003】
【特許文献1】
特開平5−313853号公報
【特許文献2】
特開平11−212749号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、特許文献1のページ処理装置によれば、単に指定した画面を重ね合わせることから、重ね合わせた箇所に所望の文章や画像が隠れてしまうことがあり、これが問題となっていた。
また、特許文献2のページ処理装置によれば、指定した各表示画面(ページ)を様々な倍率で変換することから、倍率変換に格差が生じる恐れがあり、倍率変換に格差があるページが割付けられた印刷結果は、読み手にとって読み辛く、これが問題となっていた。
従って本発明の目的は、1枚の印刷媒体に複数のページを配置して印刷するマルチページ印刷において、良好な印刷結果を得るためのページ処理装置とページ処理方法とを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、以上の点を解決するために、次の構成を採用する。
マルチページ印刷のために、各ページの割付け位置が示された配置情報を生成するページ処理装置において、前記複数のページにおいて、被重ね合わせページと重ね合わせページとを指定するページ指定部と、前記ページ指定部で指定した前記被重ね合わせページの領域に、重ね合わせ可能な領域、もしくは重ね合わせ禁止領域を指定し、指定した領域を領域情報として取得する領域指定部と、取得した前記領域情報に基づいて、前記各ページの配置位置を決定し、定めたページレイアウトを配置情報として取得する配置情報取得部とを備えることを特徴とする。
【0006】
配置情報取得部は、前記被重ね合わせページの領域の重ね合わされる辺において、凹所の有無を調べ、凹所があるとき、該凹所内に前記重ね合わせページを嵌め込み可能か否かを調べ、嵌め込み可能であると判断したとき、前記凹所内に前記重ね合わせページを組み込むべく、前記各ページの配置位置を決定することができる。
【0007】
前記配置情報取得部は、前記被重ね合わせページおよび前記重ね合わせページを、一様な倍率で変換した後、該各ページの配置位置を決定することができる。
前記領域指定部は、指定した領域に重み付けを施した領域情報を生成し、前記配置情報取得部は、重み付けされた領域を示す領域情報に基づいて、前記各ページの配置位置を、重み付けに応じて決定することができる。
前記ページ処理装置は、取得した前記領域情報を保持する領域情報保持部を備えることができる。
【0008】
マルチページ印刷のために、各ページの割付け位置が示された配置情報を生成するページ処理方法において、前記複数のページにおいて、被重ね合わせページと重ね合わせページとを指定すること、指定した前記被重ね合わせページの領域に、重ね合わせ可能な領域、もしくは重ね合わせ禁止領域を指定し、指定した領域を領域情報として取得すること、取得した前記領域情報に基づいて、前記各ページの配置位置を決定し、定めたページレイアウトを配置情報として取得することを特徴とする。
【0009】
前記配置位置は、前記被重ね合わせページの領域の重ね合わされる辺において、凹所の有無を調べ、凹所があるとき、該凹所内に重ね合わせページを嵌め込み可能か否かを調べ、嵌め込み可能であると判断したとき、前記凹所内に前記重ね合わせページを組み込むべく、前記各ページの配置位置が決定されることを特徴とする。
【0010】
前記配置位置は、前記被重ね合わせページおよび前記重ね合わせページを、一様な倍率で変換した後、該各ページの配置位置が決定されることを特徴とする。
領域情報は、前記指定した領域に重み付けが付された情報であり、前記配置位置は、重み付けされた領域を示す領域情報に基づいて、前記各ページの配置位置を、重み付けに応じて決定されることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図を用いて詳細に説明する。
〈具体例1〉
本発明のページ処理装置10は、所定の印刷面積を有する印刷媒体に、モニタに表示される各画面を各ページと称し、該各ページを一括的に印刷(マルチページ印刷)すべく、前記各ページが割付けられた配置位置を配置情報として取得する。
本発明のページ処理装置10は、図1に示されているように、割り付けるべき複数のページに、被重ね合わせページ若しくは重ね合わせページの何れか一方を指定するページ指定部11と、該ページ指定部11で指定した被重ね合わせページにおける領域に、重ね合わせ可能領域、若しくは重ね合わせ禁止領域を指定する領域指定部12と、該領域指定部12で指定した領域を領域情報として保持する領域情報保持部13と、該領域情報保持部13で保持する領域情報に基づいて、前記各ページの配置位置を決定し、決定した位置関係を示す配置情報を取得する配置情報取得部14とを備える。
【0012】
ここで、本発明のページ処理装置10が組み込まれる印刷システム20を説明する。印刷システム20は、図2に示されているように、演算処理装置30と、該演算処理装置30に接続されるモニタ31と、演算処理装置30に接続されるプリンタ32とを備える。
モニタ31は、マウスなどのポインティングデバイスでウィンドウやアイコンなどの表示画面を操作するためのGUI(Graphical User Interface)に関する表示などを行う。
演算処理装置30は、印刷すべき文書を作成して印刷するためのアプリケーションソフトとしてのアプリケーション部33と、該アプリケーション部33から印刷要求されたジョブを待ち行列で管理するスプーラ34と、プリンタ32の機能に依存しないデータ形式、例えばウィンドウズ(登録商標:マイクロソフト社)ではEMF(Enhanced Metafile Format)と称される形式の印刷中間ファイルを生成するグラフィックデバイスインタフェース(以降、単にGDIと称す)35と、該GDI35で前記EMFを処理可能な形式に変換されたデータに基づいて、出力デバイス(プリンタ32)の機能に依存した印刷データを生成するプリンタグラフィックドライバ36と、利用者がGUIによりページサイズや印刷媒体の印字向きなどを設定するためのプリンタユーザインタフェースドライバ37と、利用者が設定したページサイズや印刷媒体の向きを示す情報をプリンタドライバ情報として保持するプリンタドライバ情報メモリ38とを備える。該プリンタドライバ情報メモリ38には、本発明のページ処理装置10の領域情報保持部13を含んでいる。
【0013】
前記したスプーラ34は、印刷ジョブのデータ形式に基づいて、適宜印刷ジョブの形式を変更するプリントプロセッサ39を備えている。該プリントプロセッサ39は、本発明のページ処理装置10の領域指定部12および配置情報取得部14をプログラムとして備えており、該プログラムを起動して前記EMFを処理する。
【0014】
次に、本発明のページ処理装置10を含む印刷システム20の動作を図3のフローチャートに沿って説明する。
印刷に先立ち、GUIを用いて所定の設定を行うべく、印刷設定項目をモニタ31に表示する(ステップS11)。
表示された印刷設定項目には、例えばマルチページ印刷を行うか、もしくは通常の印刷を行うかを設定するための項目や、1枚の印刷媒体に2ページを一括的に印刷する(2−UP設定)か、若しくは4ページを一括的に印刷する(4−UP設定)か、いわゆるN−UP設定のための項目などが示されている。
【0015】
利用者は、マルチページ印刷を行うか否かを判断する(ステップS12)。
マルチページ印刷を行うとき、1枚の印刷媒体に割り付けるべきページ数が利用者により設定される(ステップS13)。
次に、利用者は割り付けるべきページを重ね合わせるか否かを判断する(ステップS14)。
重ね合わせてページを割り付けるとき、その旨を示す設定が行われる(ステップS15)。
利用者は、前記した各種の設定内容を保持するか否か判断する(ステップS16)。
【0016】
利用者が設定内容を保存する判断を行い、画面に表示される「保存」ボタンを選択すると、前記した設定内容がプリンタドライバ情報としてプリンタドライバ情報メモリ38で保持される(ステップS17)。
その後、利用者は印刷設定項目が示された表示画面を閉じ設定処理を終了する(ステップS18)。
印刷に先立ち、利用者は表示された印刷設定項目に基づいて、各種設定を行うことにより、設定内容を印刷結果に反映させることができる。
【0017】
次に、印刷処理を図4のフローチャートに沿って説明する。
アプリケーション部33に設けられている印刷機能が起動されると、該アプリケーション部33から印刷命令がGDI35へ出力される。
印刷命令を受けたGDI35は、アプリケーション部33で作成した文書(ページ)に基づいて、印刷中間ファイルとしてのEMFを作成し(ステップS20)、スプーラ34へ出力(スプール)する。
【0018】
EMFを受けたスプーラ34は、該スプーラ34のプリントプロセッサ39で、前記EMFに示されているプリンタドライバ情報メモリ38にアクセスし、該プリンタドライバ情報メモリ38からプリンタドライバ情報を取得する。プリントプロセッサ39は取得したプリンタドライバ情報に、マルチページ印刷を行う設定が示されているか否かを判断する(ステップS21)。
マルチページ印刷の実施設定が行われていると判断したプリントプロセッサ39は、取得した前記プリンタドライバ情報に、重ね合わせを行う設定が示されているか否かを判断する(ステップS22)。
【0019】
前記したステップS21において、マルチページ印刷の実施設定が行われていないと判断したとき、1枚の印刷媒体に1ページを印刷、いわゆる通常印刷を行うべく、プリントプロセッサ39は、スプーラ34でスプールしているEMFをプリンタグラフィックドライバ36で処理可能な形式に変換すべく、GDI35を介してプリンタグラフィックドライバ36へ出力する(ステップS23)。
また、前記したステップS22において、ページを重ね合わせて割り付ける設定が行われていないと判断したとき、プリントプロセッサ39は、プリンタドライバ情報のN−UP情報に基づいて、印刷媒体の印刷面積に応じて、適宜拡大もしくは縮小したページを均等な間隔で割り付けて、ページレイアウトを決定する(ステップS24)。決定した配置位置は、配置情報としてプリンタドライバ情報メモリ38で保持される。
プリントプロセッサ39は、プリンタドライバ情報メモリ38で保持する配置情報を加味して、スプーラ34でスプールしているEMFをプリンタグラフィックドライバ36で処理可能な形式に変換すべく、GDI35を介してプリンタグラフィックドライバ36へ出力する(ステップS25)。
【0020】
一方、ステップS21において、マルチページ印刷の実施が設定されていると判断したとき、プリントプロセッサ39は、プリンタドライバ情報メモリ38から取得したプリンタドライバ情報に基づいて、印刷すべき文書(ページ)量を示すページサイズ情報および印刷媒体の向きを示す印刷向き情報をページ情報として取得し、該情報を纏めたリストを生成する(ステップS26)。
その後、プリントプロセッサ39に備えた、本発明のページ処理装置10をアプリケーションとして起動する(ステップS27)。
【0021】
アプリケーションが起動すると、リストに示されているページ情報に基づいて、モニタ31の表示画面に、印刷すべき各ページがプレビューされる(ステップS28)。
次に、プレビュー画面を参照した利用者により被重ね合わせページ、若しくは重ね合わせページを前記各ページに対し指定するためのデータが、ページ処理装置10のページ指定部11へ送られる。該データを受けたページ指定部11は、該データに基づいて、前記各ページに対し、被重ね合わせページ、若しくは重ね合わせページの何れか一方を指定する(ステップS29)。
【0022】
例えば、マルチページ印刷したいページが2ページであるとき、一方のページが被重ね合わせページとなり、他方のページが重ね合わせページとなる図5を例に説明すると、被重ね合わせページは「A」が示されている左ページであり、重ね合わせページは「B」が示されている右ページである。
その後、利用者により重ね合わせ禁止領域を指定すべく、禁止領域を指定するためのデータがページ処理装置10の領域指定部12へ送られる。領域指定部12は、取得したデータに基づいて被重ね合わせページの領域に重ね合わせ可能な領域、もしくは重ね合わせ禁止領域の何れか一方を指定し、指定した領域を領域情報として取得する(ステップS30)。取得した領域情報は、座標で管理されており、該領域情報は領域情報保持部13で保持される。
【0023】
ここで、領域情報の取得を、図5の表示画面例と図6のフローチャートを用いて詳細に説明する。
指定した被重ね合わせページを表示しているプレビュー表示画面で、マウスなどのポインティングデバイスを用いて、重ね合わせ可能な領域、もしくは重ね合わせ禁止領域を指定すべく、利用者は領域の始点とする箇所(Ps)でマウスボタンを押下する。これにより領域の開始箇所の座標データが領域指定部12へ送られる(ステップS41)。
利用者は、マウスボタンを押下したままで、プレビュー表示画面で、領域の終点としたい箇所(Pe)までマウスカーソルを移動する(ステップS42)。このとき、移動するマウスカーソルに応じて、変化する矩形領域が画面に表示される。
【0024】
終点としたい箇所まで利用者がマウスカーソルを移動した後、押下しているマウスボタンを解除すると、終点箇所の座標データが領域指定部12へ送られる。これにより、領域指定部12は始点から対角的な終点で囲われる矩形の領域を重ね合わせ可能な領域、もしくは重ね合わせ禁止領域として取得する(ステップS43)。
利用者は、必要に応じて指定した領域が所望の範囲であるか否か判断する(ステップS44)。
指定した領域が所望の範囲ではないと判断したとき、利用者は、再度、矩形領域を設定すべく、矩形領域の境界にマウスポインタを移動し、マウスボタンを押下する(ステップS45)。その後、前記したステップS42からの処理が行われる。
前記したステップS44で、利用者が指定した領域を修正する必要がないと判断したとき、指定した領域において、始点Psおよび終点Peが領域情報として、領域情報保持部13で保持される。
前記したPsおよびPeは、プレビューページにおいて、左上端を原点とする座標である。
【0025】
前記領域の指定は、重ね合わせ領域、若しくは重ね合わせ禁止領域の何れか一方を指定するが、本具体例では、領域は重ね合わせ禁止領域を指定し、該領域を示す領域情報に基づいて、以降の処理を説明する。
ここで、再び図4のフローチャートに戻って、ページ処理装置10の配置情報取得部14は、領域情報保持部13で保持する領域情報に基づいて、前記各ページの配置位置を決定し、決定した位置関係を示す配置情報を取得する(ステップS31)。
配置の取得を終えると、ページ処理装置10として起動しているアプリケーションを終了する(ステップS32)。
【0026】
ここで、配置情報の取得を図7、図8、図9および図10を用いて詳細に説明する。
ページ処理装置10の配置情報取得部14は、プリンタドライバ情報メモリ38で保持されているプリンタドライバ情報を参照し、利用者が設定したN−UPに対応する基本レイアウトをプレビュー表示する。該基本レイアウトは、図8に示されているように、例えば2−UPが設定されているとき、図8(a)および図8(b)のようにそれぞれのページを左右に割り付けるレイアウトが表示され、4−UPが設定されているとき、図8(c)では4分割した左上、右上、左下および右下の順に割付けを行い、図8(d)では4分割した左上、左下、右上、右下の順に割付けを行い、図8(e)では4分割した右上、左上、右下、左下の順に割付けを行い、図8(f)では4分割した右上、右下、左上、左下の順に割付けを行うレイアウトが表示される。
【0027】
利用者は、プレビューされた基本レイアウトパターンから、所望のレイアウトパターンを選択する(ステップS51)。
次に、配置情報取得部14は、選択した基本レイアウトに応じて、ページ指定部11で指定した被重ね合わせページに、重ね合わせページを重ね合わせるべく、はみ出している領域の大きさDを算出する(ステップS52)。
例えば、図9(a)に示されているように、被重ね合わせページとして「A」が示されている左ページの右端に、重ね合わせページとして「B」が示されている右ページを重ねるとき、図9(c)に示されているように、横幅寸法Wdと、縦長寸法Wlとを有する印刷媒体から、右ページにおいて、はみ出している矩形領域の横幅寸法D(はみ出し寸法)を式1を用いて算出する。
D=(W1+W2)*(拡大、縮小率)―Wd (式1)
但し、W1は左ページの横幅寸法、W2は右ページの横幅寸法、Wdは印刷媒体の横幅寸法である。また、拡大、縮小率は、例えば2−UPでは、約0.7であり、適宜、印刷可能な範囲の縦横の長さ寸法で変更される。
【0028】
次に、配置情報取得部14は、領域情報保持部13で保持している領域情報に基づいて、図9(b)で示されているように、重ね合わせ禁止領域として最大となる矩形を算出する(ステップS53)。
その後、図9(b)において、重ね合わせページの余白寸法D1を式2を用いて算出し、算出した余白寸法D1がはみ出し寸法Dよりも大きいか否かを配置情報取得部14で判断する(ステップS54)。
D1=W1−Xe (式2)
但し、Xeは重ね合わせ禁止領域における終点のX座標である。
【0029】
余白寸法D1がはみ出し寸法Dより大きいとき、配置情報取得部14は、割り付けるべき各ページを縮小することなく割り付ける。つまり、図9(f)に示されているように、被重ね合わせページに指定した左ページの重ね合わせ禁止領域に重ね合わさることのないように、重ね合わせページに指定した右ページを配置情報取得部14で割り付ける。詳細には、縮尺倍率を変更することなく、左ページの余白寸法(D1)で示される余白領域の左端と、右ページの左端とが揃うように割り付ける。
【0030】
一方、余白寸法D1がはみ出し寸法Dより小さいとき、配置情報取得部14は、図9の(d)に示されているように、左ページの重ね合わせ禁止領域に重ね合わさることのないように、右ページを割り付けると、D′で示される寸法分はみ出してしまう。このような場合、配置情報取得部14は、図10の(a)に示されているように、左ページの右端に凹所があるか否かを調べ、凹所があるとき、該凹所内に右ページの左端を嵌め込むことができるか否かを判定する(ステップS55)。
この判定で、左ページに凹所がないときや、左ページに凹所があっても、右ページを嵌め込むことができないとき、配置情報取得部14は、図9の(e)に示されているように、印刷媒体の寸法に応じて、左ページおよび右ページに倍率変換を施して割付けを行う(ステップS57)。
図9(e)では、倍率を縮小した左ページに右ページを重ね合わせない例を示しているが、倍率を縮小した左ページに右ページを重ね合わせるように、適宜、割付けを変更してもよい。
【0031】
一方、嵌め込み可能なとき、図10(c)に示されている凹所の窪み寸法D2が、前記したはみ出し寸法Dよりも大きいか否かを配置情報取得部14で判定する(ステップS56)。
窪み寸法D2が、はみ出し寸法Dよりも大きいとき、配置情報取得部14は、前記凹所内に右ページを嵌め込むように割り付ける。
また、窪み寸法D2が、はみ出し寸法Dよりも小さいとき、配置情報取得部14は、印刷媒体の寸法に応じて、左ページおよび右ページに倍率変換を施して割付けを行う(ステップS57)。
【0032】
ここで、前記した凹所に関する配置情報取得部14の処理を、更に詳細に説明する。
凹所は、図10(a)に示されているように、重ね合わせページにおける重ね合わせ禁止領域の窪みである。つまり、重ね合わせ禁止領域を矩形区域R1、矩形区域R2および矩形区域R3の3区域に分割したとき、矩形区域R2に該矩形区域R2の幅寸法より長い矩形区域R1および矩形区域R2が隣接している。
各矩形区域は、始点および終点を有しており、図10(b)に示されているように、左上を原点とすると、矩形区域R1は始点がPs1(X1,Y1)および終点がPe1(X3,Y2)、矩形区域R2は始点がPs2(X1,Y2)および終点がPe2(X2,Y3)、矩形区域R3は始点がPs3(X1,Y3)および終点がPe3(X3,Y4)で示されている。従って、前記した重ね合わせ禁止領域の各角は、図10(c)に示されているように、左上から反時計周りに、座標P1(X1,Y2)、座標P2(X1,Y4)、座標P3(X3,Y4)、座標P4(X3,Y3)、座標P5(X2,Y3)、座標P6(X2,Y2)、座標P7(X3,Y2)、座標P8(X3,Y1)と示すことができる。
【0033】
ところで、前記した各座標において、例えば座標P1、座標P2、座標P3、座標P4、座標P5、座標P6、座標P7、座標P8の順に各座標を検証すると、Y座標の値が増えた後はX座標の値が増え、X座標の値が増えた後はY座標の値が減り、Y座標が減った後はX座標が減り、X座標が減った後はY座標が減る関係にあるとき、複数の矩形領域で構成される重ね合わせ禁止領域の内角は、90度となり、該90度でないときは、270度となる。この270度となる座標は、図10(c)に示されているように、P5およびP6であり、P5およびP6を結ぶ線を凹所の底辺とすると、該底辺の長さ寸法L1′は、式3で示すように、P6のY座標の値からP5のY座標の値を引くことで算出することができる。
L1′=Y3−Y2 (式3)
【0034】
重ね合わせ禁止領域における凹所の位置は、座標P5の一つ前のP4座標と、P6の一つ後のP7座標とに基づいて、該重ね合わせ禁止領域の上下左右端の何処に設けられているか判定することができる。本具体例ではP4のX座標「X3」およびP7のX座標「X3」が共に、P5のX座標「X2」およびP6のX座標「X2」よりも大きいことから、重ね合わせ禁止領域の右端に凹所が設けられていることが判明する。
【0035】
本具体例では、被重ね合わせページとして指定した左ページの凹所内に、重ね合わせページとして指定した右ページを嵌め込み可能か判定すべく、図10(d)に示す重ね合わせページの長さ寸法L2と、凹所底辺の長さ寸法L1′とを比較する。これにより、L1′で示される長さ寸法がL2で示される長さ寸法より長いとき、凹所内に右ページを嵌め込むべく、図10(c)のD2で示される寸法分、右ページをシフトする。このとき、D2は、左ページの横幅寸法から、前記した凹所底辺までの距離を示すことから、式4の式で示される。
D2=W1−X2 (式4)
【0036】
ここで、再び図4のフローチャートのステップS32に戻って、前記した処理により決定したページレイアウトは、配置情報としてプリンタドライバ情報メモリ38で保持される。
プリントプロセッサ39は、プリンタドライバ情報メモリ38で保持する配置情報を加味して、スプーラ34でスプールしているEMFをプリンタグラフィックドライバ36で処理可能な形式に変換すべく、GDI35を介してプリンタグラフィックドライバ36へ出力する(ステップS33)。
【0037】
データを取得したプリンタグラフィックドライバ36は、該データをプリンタ32の機能に依存した印刷データに変換する(ステップS35)。
前記印刷データは、プリンタグラフィックドライバ36からGDI35およびスプーラ34を介してプリンタ32へ出力される。
印刷データを取得したプリンタ32は、該データに基づいて印刷を行う(ステップS36)。
【0038】
前記したように、マルチページ印刷のための配置情報を取得する本発明のページ処理装置10によれば、所望の文章や画像が含まれる領域を重ね合わせ禁止領域として指定し、該重ね合わせ禁止領域以外の領域で重ね合わせることから、所望の文章や画像が隠れることなくページレイアウトを行うことができ、かつレイアウトすべきページに倍率格差を設けなくとも、割り付けることができる。
【0039】
〈具体例2〉
次に、領域指定部12で指定する領域に重み付けを行い、重み付けに応じてページレイアウトを行うページ処理装置40を説明する。
具体例2のページ処理装置40は、図1に示すように、ページ指定部11、領域指定部120、配置情報取得部140および配置情報取得部14を備えている。
具体例2の領域指定部120は、図11に示すように、重み付け部121を備えており、該重み付け部121は、指定した領域に自然数で重み付けを行う。
具体例2の配置情報取得部140は、重み付け部121で付した重み付けを考慮して、ページレイアウトを行う。
【0040】
次に、領域指定部120の動作を図を用いて説明する。具体例2の領域指定部120は、前記した具体例1で領域指定部12の動作を説明するときに用いた図6のフローチャートにおいて、ステップS43で指定した領域に重み付けを行う。
例えばWebページの表示画面をマルチページ印刷する場合で説明する。図12に示されているように、被重ね合わせページとして指定した左ページは「A」と示された本文領域と左端の広告領域とで構成されており、重ね合わせページとして指定した右ページは、「B」と示された本文領域と、左端の広告領域とで構成されており、利用者が本文領域を所望としているとき、該本文領域と比較して広告領域の重要度は低く、自己の重要度に応じて領域に重み付けを行う。
このとき、例えばプレビューされるページの各領域が重み付け値が高くなるのに従って、濃い色で表示することにより、利用者は自身が重み付けした各区域の重み付け状態を容易に把握することができる。
例えば、前記具体例1では割り込み禁止領域を1箇所しか指定しなかったが、具体例2では、領域に重み付けを行うことから、複数の割り込み禁止領域が指定されるが、重み付けが低い領域は、必要に応じて後述する処理で重ね合わされることもある。
【0041】
次に具体例2の配置情報取得部140の動作を図13のフローチャートに沿って説明する。プリンタドライバ情報メモリ38で保持されているプリンタドライバ情報が参照され、利用者が設定したN−UPに対応する基本レイアウトがプレビュー表示される。このとき、例えばプレビューされるページの各領域が重み付け値が高くなるに従って濃い色で表示することにより、利用者はページの各区域の重み付けを把握することができる。
利用者は、プレビューされた基本レイアウトパターンから、所望のレイアウトパターンを選択する(ステップS61)。
次に、選択した基本レイアウトに応じて、ページ指定部11で指定した被重ね合わせページに、重ね合わせページを重ね合わせるべく、はみ出している領域の大きさDを配置情報取得部140で算出する(ステップS62)。
例えば、図14(a)に示されているように、被重ね合わせページとして「A」が示されている左ページの右端に、重ね合わせページとして「B」が示されている右ページを重ねるとき、図14(c)に示されているように、横幅寸法Wdと、縦長寸法Wlとを有する印刷媒体から、右ページにおいて、はみ出している矩形領域の横幅寸法D(はみ出し寸法)を式1を用いて配置情報取得部140で算出する。
【0042】
はみ出し寸法を算出した後、配置情報取得部140はカウンタ値を0に初期化する(ステップS63)。
次に、後述するステップS65からステップS69までの処理を繰り返すことにより、インクリメントされるカウンタ値と、重み付けで付した最大値とを比較する(ステップS64)。
このとき、配置情報取得部140は、カウンタ値が重み付けで付した最大値以上であるとき、印刷媒体の寸法に応じて、左ページおよび右ページを一様な倍率で変換を施して割付けを行う(ステップS70)。
【0043】
一方、カウンタ値が重み付けで付した最大値未満であるとき、配置情報取得部140は、重ね合わせるべき領域を算出すべく、先ず、領域情報保持部13で保持している領域情報に基づいて、カウンタ値より大きな値で重み付けられた領域を重ね合わせ禁止領域として、該領域の最大座標値および最小座標値を調べ、図14(b)で示されているように、当該重ね合わせ禁止領域として最大となる矩形を算出する(ステップS65)。
その後、配置情報取得部140は、図14(b)において、重ね合わせページの余白寸法D1を式2を用いて算出し、算出した余白寸法D1がはみ出し寸法Dよりも大きいか否かを判断する(ステップS66)。
【0044】
余白寸法D1がはみ出し寸法Dより大きいとき、配置情報取得部140は、割り付けるべき各ページを縮小することなく割り付ける。つまり、図14(c)および図14(d)に示されているように、被重ね合わせページに指定した左ページの重ね合わせ禁止領域に重ね合わさることのないように、重ね合わせページに指定した右ページを段階的にずらしながら割り付ける。つまり、印刷媒体の所定寸法で割付けが行えないとき、配置情報取得部140は、左ページの広告領域などの重み付けが低い領域の左端に右ページの左端が揃うように割付けを行う。
割り付けるべき、重要度に応じた重み付けをページの各領域に付すことにより、割付けを行うとき、重要度の低い領域から順に割付けを行えることから、重要度の高い領域でページレイアウトを行うことができる。
【0045】
一方、余白寸法D1がはみ出し寸法Dより小さいとき、図14の(c)に示されているように、左ページの重ね合わせ禁止領域に重ね合わさることのないように、右ページを割り付けると、Dで示される寸法分はみ出してしまう。このような場合、図10の(a)に示されているように、配置情報取得部140は、左ページの右端に凹所があるか否かを調べ、凹所があるとき、該凹所内に右ページの左端を嵌め込むことができるか否かを判定する(ステップS67)。
この判定で、左ページに凹所がないときや、左ページに凹所があっても、右ページを嵌め込むことができないとき、配置情報取得部140は、カウンタ値をインクリメントして(ステップS69)、前記したステップS64からの処理を行う。
【0046】
一方、嵌め込み可能なとき、図10(c)に示されている凹所の窪み寸法D2が、前記したはみ出し寸法Dよりも大きいか否かを判定する(ステップS68)。
窪み寸法D2が、はみ出し寸法Dよりも大きいとき、配置情報取得部140は、前記凹所内に右ページをはめ込むように割り付ける。
また、窪み寸法D2が、はみ出し寸法Dよりも小さいとき、配置情報取得部140は、カウンタ値をインクリメントして(ステップS69)、前記したステップS64からの処理を行う。
【0047】
具体例2のページ処理装置40によれば、利用者がページを構成する各領域に重要度に応じた重み付けを行うことにより、該重み付けの低い領域から順に、重ね合わせた割付けを行うことができることから、ページレイアウトに利用者の重要度を反映させることができる。
【0048】
前記した具体例では、先ずページ指定部11で被重ね合わせページおよび重ね合わせページを割り付けるべき各ページに対し指定し、次に配置情報取得部14で被重ね合わせページおよび重ね合わせページに対し、必要に応じて拡大縮小を施してページレイアウトを行ったが、被重ね合わせページおよび重ね合わせページを任意に指定した条件下でページレイアウトを行うために拡大縮小を施すための変換倍率の値を求めることを全ての組合わせにおいて行い、該変換倍率の値が最も高くなるように、前記各ページに対し、被重ね合わせページおよび重ね合わせページを指定してもよい。
【0049】
前記した具体例は、領域指定部12で重ね合わせ禁止領域を指定し、指定した重ね合わせ禁止領域に重ならない様にページレイアウトを行ったが、領域指定部12で重ね合わせ可能領域を指定し、指定した重ね合わせ可能領域内で重ね合わさる様にページレイアウトを行ってもよい。
【0050】
【発明の効果】
本発明のページ処理装置によれば、割り付けるべき各ページに対し、被重ね合わせページおよび重ね合わせページを指定し、指定した前記被重ね合わせページの領域に、重ね合わせ可能な領域、もしくは重ね合わせ禁止領域を指定し、指定した領域に基づいて、前記各ページの配置位置を決定することにより、所望の文章や画像が隠れることなくページレイアウトを行うことができ、かつレイアウトすべきページに倍率格差を設けなくとも、割り付けることができることから、マルチページ印刷における良好な印刷結果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のページ処理装置のブロック図である。
【図2】本発明のページ処理装置を組み込む印刷システムのブロック図である。
【図3】印刷システムの設定フローチャートである。
【図4】印刷システムの印刷フローチャートである。
【図5】領域情報を取得するための表示画面を示す図である。
【図6】領域情報の取得フローチャートである。
【図7】配置情報を取得するためのページレイアウトのフローチャートである。
【図8】マルチページの基本レイアウトを示す図である。
【図9】2−UPマルチページのレイアウトの処理を示す図である。
【図10】凹所を示す図である。
【図11】具体例2の領域指定部を示すブロック図である。
【図12】具体例2において、領域情報を取得するための表示画面を示す図である。
【図13】具体例2のページレイアウト処理を示すフローチャートである。
【図14】重み付けに応じて、段階的に重ね合わせる領域を増やす処理を示す図である。
【符号の説明】
10 ページ処理装置
11 ページ指定部
12 領域指定部
13 領域情報保持部
14 配置情報取得部
【発明の属する技術分野】
本発明は、1枚の印刷媒体に複数のページを配置して印刷するマルチページ印刷のためのページ処理方法およびページ処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、モニタに表示される画面の印刷、いわゆるハードコピー印刷において、印刷すべき複数の表示画面を予め指定し、指定した複数の表示画面が所定の間隔で配置されているようにレイアウトするページ処理装置が特許文献1に記載されている。
また、特許文献2には、指定した複数の表示画面を所定の倍率で変換し、倍率変換を施した複数の画像が所定の間隔で配置されているようにレイアウトするページ処理装置が特許文献2に記載されている。
【0003】
【特許文献1】
特開平5−313853号公報
【特許文献2】
特開平11−212749号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、特許文献1のページ処理装置によれば、単に指定した画面を重ね合わせることから、重ね合わせた箇所に所望の文章や画像が隠れてしまうことがあり、これが問題となっていた。
また、特許文献2のページ処理装置によれば、指定した各表示画面(ページ)を様々な倍率で変換することから、倍率変換に格差が生じる恐れがあり、倍率変換に格差があるページが割付けられた印刷結果は、読み手にとって読み辛く、これが問題となっていた。
従って本発明の目的は、1枚の印刷媒体に複数のページを配置して印刷するマルチページ印刷において、良好な印刷結果を得るためのページ処理装置とページ処理方法とを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、以上の点を解決するために、次の構成を採用する。
マルチページ印刷のために、各ページの割付け位置が示された配置情報を生成するページ処理装置において、前記複数のページにおいて、被重ね合わせページと重ね合わせページとを指定するページ指定部と、前記ページ指定部で指定した前記被重ね合わせページの領域に、重ね合わせ可能な領域、もしくは重ね合わせ禁止領域を指定し、指定した領域を領域情報として取得する領域指定部と、取得した前記領域情報に基づいて、前記各ページの配置位置を決定し、定めたページレイアウトを配置情報として取得する配置情報取得部とを備えることを特徴とする。
【0006】
配置情報取得部は、前記被重ね合わせページの領域の重ね合わされる辺において、凹所の有無を調べ、凹所があるとき、該凹所内に前記重ね合わせページを嵌め込み可能か否かを調べ、嵌め込み可能であると判断したとき、前記凹所内に前記重ね合わせページを組み込むべく、前記各ページの配置位置を決定することができる。
【0007】
前記配置情報取得部は、前記被重ね合わせページおよび前記重ね合わせページを、一様な倍率で変換した後、該各ページの配置位置を決定することができる。
前記領域指定部は、指定した領域に重み付けを施した領域情報を生成し、前記配置情報取得部は、重み付けされた領域を示す領域情報に基づいて、前記各ページの配置位置を、重み付けに応じて決定することができる。
前記ページ処理装置は、取得した前記領域情報を保持する領域情報保持部を備えることができる。
【0008】
マルチページ印刷のために、各ページの割付け位置が示された配置情報を生成するページ処理方法において、前記複数のページにおいて、被重ね合わせページと重ね合わせページとを指定すること、指定した前記被重ね合わせページの領域に、重ね合わせ可能な領域、もしくは重ね合わせ禁止領域を指定し、指定した領域を領域情報として取得すること、取得した前記領域情報に基づいて、前記各ページの配置位置を決定し、定めたページレイアウトを配置情報として取得することを特徴とする。
【0009】
前記配置位置は、前記被重ね合わせページの領域の重ね合わされる辺において、凹所の有無を調べ、凹所があるとき、該凹所内に重ね合わせページを嵌め込み可能か否かを調べ、嵌め込み可能であると判断したとき、前記凹所内に前記重ね合わせページを組み込むべく、前記各ページの配置位置が決定されることを特徴とする。
【0010】
前記配置位置は、前記被重ね合わせページおよび前記重ね合わせページを、一様な倍率で変換した後、該各ページの配置位置が決定されることを特徴とする。
領域情報は、前記指定した領域に重み付けが付された情報であり、前記配置位置は、重み付けされた領域を示す領域情報に基づいて、前記各ページの配置位置を、重み付けに応じて決定されることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図を用いて詳細に説明する。
〈具体例1〉
本発明のページ処理装置10は、所定の印刷面積を有する印刷媒体に、モニタに表示される各画面を各ページと称し、該各ページを一括的に印刷(マルチページ印刷)すべく、前記各ページが割付けられた配置位置を配置情報として取得する。
本発明のページ処理装置10は、図1に示されているように、割り付けるべき複数のページに、被重ね合わせページ若しくは重ね合わせページの何れか一方を指定するページ指定部11と、該ページ指定部11で指定した被重ね合わせページにおける領域に、重ね合わせ可能領域、若しくは重ね合わせ禁止領域を指定する領域指定部12と、該領域指定部12で指定した領域を領域情報として保持する領域情報保持部13と、該領域情報保持部13で保持する領域情報に基づいて、前記各ページの配置位置を決定し、決定した位置関係を示す配置情報を取得する配置情報取得部14とを備える。
【0012】
ここで、本発明のページ処理装置10が組み込まれる印刷システム20を説明する。印刷システム20は、図2に示されているように、演算処理装置30と、該演算処理装置30に接続されるモニタ31と、演算処理装置30に接続されるプリンタ32とを備える。
モニタ31は、マウスなどのポインティングデバイスでウィンドウやアイコンなどの表示画面を操作するためのGUI(Graphical User Interface)に関する表示などを行う。
演算処理装置30は、印刷すべき文書を作成して印刷するためのアプリケーションソフトとしてのアプリケーション部33と、該アプリケーション部33から印刷要求されたジョブを待ち行列で管理するスプーラ34と、プリンタ32の機能に依存しないデータ形式、例えばウィンドウズ(登録商標:マイクロソフト社)ではEMF(Enhanced Metafile Format)と称される形式の印刷中間ファイルを生成するグラフィックデバイスインタフェース(以降、単にGDIと称す)35と、該GDI35で前記EMFを処理可能な形式に変換されたデータに基づいて、出力デバイス(プリンタ32)の機能に依存した印刷データを生成するプリンタグラフィックドライバ36と、利用者がGUIによりページサイズや印刷媒体の印字向きなどを設定するためのプリンタユーザインタフェースドライバ37と、利用者が設定したページサイズや印刷媒体の向きを示す情報をプリンタドライバ情報として保持するプリンタドライバ情報メモリ38とを備える。該プリンタドライバ情報メモリ38には、本発明のページ処理装置10の領域情報保持部13を含んでいる。
【0013】
前記したスプーラ34は、印刷ジョブのデータ形式に基づいて、適宜印刷ジョブの形式を変更するプリントプロセッサ39を備えている。該プリントプロセッサ39は、本発明のページ処理装置10の領域指定部12および配置情報取得部14をプログラムとして備えており、該プログラムを起動して前記EMFを処理する。
【0014】
次に、本発明のページ処理装置10を含む印刷システム20の動作を図3のフローチャートに沿って説明する。
印刷に先立ち、GUIを用いて所定の設定を行うべく、印刷設定項目をモニタ31に表示する(ステップS11)。
表示された印刷設定項目には、例えばマルチページ印刷を行うか、もしくは通常の印刷を行うかを設定するための項目や、1枚の印刷媒体に2ページを一括的に印刷する(2−UP設定)か、若しくは4ページを一括的に印刷する(4−UP設定)か、いわゆるN−UP設定のための項目などが示されている。
【0015】
利用者は、マルチページ印刷を行うか否かを判断する(ステップS12)。
マルチページ印刷を行うとき、1枚の印刷媒体に割り付けるべきページ数が利用者により設定される(ステップS13)。
次に、利用者は割り付けるべきページを重ね合わせるか否かを判断する(ステップS14)。
重ね合わせてページを割り付けるとき、その旨を示す設定が行われる(ステップS15)。
利用者は、前記した各種の設定内容を保持するか否か判断する(ステップS16)。
【0016】
利用者が設定内容を保存する判断を行い、画面に表示される「保存」ボタンを選択すると、前記した設定内容がプリンタドライバ情報としてプリンタドライバ情報メモリ38で保持される(ステップS17)。
その後、利用者は印刷設定項目が示された表示画面を閉じ設定処理を終了する(ステップS18)。
印刷に先立ち、利用者は表示された印刷設定項目に基づいて、各種設定を行うことにより、設定内容を印刷結果に反映させることができる。
【0017】
次に、印刷処理を図4のフローチャートに沿って説明する。
アプリケーション部33に設けられている印刷機能が起動されると、該アプリケーション部33から印刷命令がGDI35へ出力される。
印刷命令を受けたGDI35は、アプリケーション部33で作成した文書(ページ)に基づいて、印刷中間ファイルとしてのEMFを作成し(ステップS20)、スプーラ34へ出力(スプール)する。
【0018】
EMFを受けたスプーラ34は、該スプーラ34のプリントプロセッサ39で、前記EMFに示されているプリンタドライバ情報メモリ38にアクセスし、該プリンタドライバ情報メモリ38からプリンタドライバ情報を取得する。プリントプロセッサ39は取得したプリンタドライバ情報に、マルチページ印刷を行う設定が示されているか否かを判断する(ステップS21)。
マルチページ印刷の実施設定が行われていると判断したプリントプロセッサ39は、取得した前記プリンタドライバ情報に、重ね合わせを行う設定が示されているか否かを判断する(ステップS22)。
【0019】
前記したステップS21において、マルチページ印刷の実施設定が行われていないと判断したとき、1枚の印刷媒体に1ページを印刷、いわゆる通常印刷を行うべく、プリントプロセッサ39は、スプーラ34でスプールしているEMFをプリンタグラフィックドライバ36で処理可能な形式に変換すべく、GDI35を介してプリンタグラフィックドライバ36へ出力する(ステップS23)。
また、前記したステップS22において、ページを重ね合わせて割り付ける設定が行われていないと判断したとき、プリントプロセッサ39は、プリンタドライバ情報のN−UP情報に基づいて、印刷媒体の印刷面積に応じて、適宜拡大もしくは縮小したページを均等な間隔で割り付けて、ページレイアウトを決定する(ステップS24)。決定した配置位置は、配置情報としてプリンタドライバ情報メモリ38で保持される。
プリントプロセッサ39は、プリンタドライバ情報メモリ38で保持する配置情報を加味して、スプーラ34でスプールしているEMFをプリンタグラフィックドライバ36で処理可能な形式に変換すべく、GDI35を介してプリンタグラフィックドライバ36へ出力する(ステップS25)。
【0020】
一方、ステップS21において、マルチページ印刷の実施が設定されていると判断したとき、プリントプロセッサ39は、プリンタドライバ情報メモリ38から取得したプリンタドライバ情報に基づいて、印刷すべき文書(ページ)量を示すページサイズ情報および印刷媒体の向きを示す印刷向き情報をページ情報として取得し、該情報を纏めたリストを生成する(ステップS26)。
その後、プリントプロセッサ39に備えた、本発明のページ処理装置10をアプリケーションとして起動する(ステップS27)。
【0021】
アプリケーションが起動すると、リストに示されているページ情報に基づいて、モニタ31の表示画面に、印刷すべき各ページがプレビューされる(ステップS28)。
次に、プレビュー画面を参照した利用者により被重ね合わせページ、若しくは重ね合わせページを前記各ページに対し指定するためのデータが、ページ処理装置10のページ指定部11へ送られる。該データを受けたページ指定部11は、該データに基づいて、前記各ページに対し、被重ね合わせページ、若しくは重ね合わせページの何れか一方を指定する(ステップS29)。
【0022】
例えば、マルチページ印刷したいページが2ページであるとき、一方のページが被重ね合わせページとなり、他方のページが重ね合わせページとなる図5を例に説明すると、被重ね合わせページは「A」が示されている左ページであり、重ね合わせページは「B」が示されている右ページである。
その後、利用者により重ね合わせ禁止領域を指定すべく、禁止領域を指定するためのデータがページ処理装置10の領域指定部12へ送られる。領域指定部12は、取得したデータに基づいて被重ね合わせページの領域に重ね合わせ可能な領域、もしくは重ね合わせ禁止領域の何れか一方を指定し、指定した領域を領域情報として取得する(ステップS30)。取得した領域情報は、座標で管理されており、該領域情報は領域情報保持部13で保持される。
【0023】
ここで、領域情報の取得を、図5の表示画面例と図6のフローチャートを用いて詳細に説明する。
指定した被重ね合わせページを表示しているプレビュー表示画面で、マウスなどのポインティングデバイスを用いて、重ね合わせ可能な領域、もしくは重ね合わせ禁止領域を指定すべく、利用者は領域の始点とする箇所(Ps)でマウスボタンを押下する。これにより領域の開始箇所の座標データが領域指定部12へ送られる(ステップS41)。
利用者は、マウスボタンを押下したままで、プレビュー表示画面で、領域の終点としたい箇所(Pe)までマウスカーソルを移動する(ステップS42)。このとき、移動するマウスカーソルに応じて、変化する矩形領域が画面に表示される。
【0024】
終点としたい箇所まで利用者がマウスカーソルを移動した後、押下しているマウスボタンを解除すると、終点箇所の座標データが領域指定部12へ送られる。これにより、領域指定部12は始点から対角的な終点で囲われる矩形の領域を重ね合わせ可能な領域、もしくは重ね合わせ禁止領域として取得する(ステップS43)。
利用者は、必要に応じて指定した領域が所望の範囲であるか否か判断する(ステップS44)。
指定した領域が所望の範囲ではないと判断したとき、利用者は、再度、矩形領域を設定すべく、矩形領域の境界にマウスポインタを移動し、マウスボタンを押下する(ステップS45)。その後、前記したステップS42からの処理が行われる。
前記したステップS44で、利用者が指定した領域を修正する必要がないと判断したとき、指定した領域において、始点Psおよび終点Peが領域情報として、領域情報保持部13で保持される。
前記したPsおよびPeは、プレビューページにおいて、左上端を原点とする座標である。
【0025】
前記領域の指定は、重ね合わせ領域、若しくは重ね合わせ禁止領域の何れか一方を指定するが、本具体例では、領域は重ね合わせ禁止領域を指定し、該領域を示す領域情報に基づいて、以降の処理を説明する。
ここで、再び図4のフローチャートに戻って、ページ処理装置10の配置情報取得部14は、領域情報保持部13で保持する領域情報に基づいて、前記各ページの配置位置を決定し、決定した位置関係を示す配置情報を取得する(ステップS31)。
配置の取得を終えると、ページ処理装置10として起動しているアプリケーションを終了する(ステップS32)。
【0026】
ここで、配置情報の取得を図7、図8、図9および図10を用いて詳細に説明する。
ページ処理装置10の配置情報取得部14は、プリンタドライバ情報メモリ38で保持されているプリンタドライバ情報を参照し、利用者が設定したN−UPに対応する基本レイアウトをプレビュー表示する。該基本レイアウトは、図8に示されているように、例えば2−UPが設定されているとき、図8(a)および図8(b)のようにそれぞれのページを左右に割り付けるレイアウトが表示され、4−UPが設定されているとき、図8(c)では4分割した左上、右上、左下および右下の順に割付けを行い、図8(d)では4分割した左上、左下、右上、右下の順に割付けを行い、図8(e)では4分割した右上、左上、右下、左下の順に割付けを行い、図8(f)では4分割した右上、右下、左上、左下の順に割付けを行うレイアウトが表示される。
【0027】
利用者は、プレビューされた基本レイアウトパターンから、所望のレイアウトパターンを選択する(ステップS51)。
次に、配置情報取得部14は、選択した基本レイアウトに応じて、ページ指定部11で指定した被重ね合わせページに、重ね合わせページを重ね合わせるべく、はみ出している領域の大きさDを算出する(ステップS52)。
例えば、図9(a)に示されているように、被重ね合わせページとして「A」が示されている左ページの右端に、重ね合わせページとして「B」が示されている右ページを重ねるとき、図9(c)に示されているように、横幅寸法Wdと、縦長寸法Wlとを有する印刷媒体から、右ページにおいて、はみ出している矩形領域の横幅寸法D(はみ出し寸法)を式1を用いて算出する。
D=(W1+W2)*(拡大、縮小率)―Wd (式1)
但し、W1は左ページの横幅寸法、W2は右ページの横幅寸法、Wdは印刷媒体の横幅寸法である。また、拡大、縮小率は、例えば2−UPでは、約0.7であり、適宜、印刷可能な範囲の縦横の長さ寸法で変更される。
【0028】
次に、配置情報取得部14は、領域情報保持部13で保持している領域情報に基づいて、図9(b)で示されているように、重ね合わせ禁止領域として最大となる矩形を算出する(ステップS53)。
その後、図9(b)において、重ね合わせページの余白寸法D1を式2を用いて算出し、算出した余白寸法D1がはみ出し寸法Dよりも大きいか否かを配置情報取得部14で判断する(ステップS54)。
D1=W1−Xe (式2)
但し、Xeは重ね合わせ禁止領域における終点のX座標である。
【0029】
余白寸法D1がはみ出し寸法Dより大きいとき、配置情報取得部14は、割り付けるべき各ページを縮小することなく割り付ける。つまり、図9(f)に示されているように、被重ね合わせページに指定した左ページの重ね合わせ禁止領域に重ね合わさることのないように、重ね合わせページに指定した右ページを配置情報取得部14で割り付ける。詳細には、縮尺倍率を変更することなく、左ページの余白寸法(D1)で示される余白領域の左端と、右ページの左端とが揃うように割り付ける。
【0030】
一方、余白寸法D1がはみ出し寸法Dより小さいとき、配置情報取得部14は、図9の(d)に示されているように、左ページの重ね合わせ禁止領域に重ね合わさることのないように、右ページを割り付けると、D′で示される寸法分はみ出してしまう。このような場合、配置情報取得部14は、図10の(a)に示されているように、左ページの右端に凹所があるか否かを調べ、凹所があるとき、該凹所内に右ページの左端を嵌め込むことができるか否かを判定する(ステップS55)。
この判定で、左ページに凹所がないときや、左ページに凹所があっても、右ページを嵌め込むことができないとき、配置情報取得部14は、図9の(e)に示されているように、印刷媒体の寸法に応じて、左ページおよび右ページに倍率変換を施して割付けを行う(ステップS57)。
図9(e)では、倍率を縮小した左ページに右ページを重ね合わせない例を示しているが、倍率を縮小した左ページに右ページを重ね合わせるように、適宜、割付けを変更してもよい。
【0031】
一方、嵌め込み可能なとき、図10(c)に示されている凹所の窪み寸法D2が、前記したはみ出し寸法Dよりも大きいか否かを配置情報取得部14で判定する(ステップS56)。
窪み寸法D2が、はみ出し寸法Dよりも大きいとき、配置情報取得部14は、前記凹所内に右ページを嵌め込むように割り付ける。
また、窪み寸法D2が、はみ出し寸法Dよりも小さいとき、配置情報取得部14は、印刷媒体の寸法に応じて、左ページおよび右ページに倍率変換を施して割付けを行う(ステップS57)。
【0032】
ここで、前記した凹所に関する配置情報取得部14の処理を、更に詳細に説明する。
凹所は、図10(a)に示されているように、重ね合わせページにおける重ね合わせ禁止領域の窪みである。つまり、重ね合わせ禁止領域を矩形区域R1、矩形区域R2および矩形区域R3の3区域に分割したとき、矩形区域R2に該矩形区域R2の幅寸法より長い矩形区域R1および矩形区域R2が隣接している。
各矩形区域は、始点および終点を有しており、図10(b)に示されているように、左上を原点とすると、矩形区域R1は始点がPs1(X1,Y1)および終点がPe1(X3,Y2)、矩形区域R2は始点がPs2(X1,Y2)および終点がPe2(X2,Y3)、矩形区域R3は始点がPs3(X1,Y3)および終点がPe3(X3,Y4)で示されている。従って、前記した重ね合わせ禁止領域の各角は、図10(c)に示されているように、左上から反時計周りに、座標P1(X1,Y2)、座標P2(X1,Y4)、座標P3(X3,Y4)、座標P4(X3,Y3)、座標P5(X2,Y3)、座標P6(X2,Y2)、座標P7(X3,Y2)、座標P8(X3,Y1)と示すことができる。
【0033】
ところで、前記した各座標において、例えば座標P1、座標P2、座標P3、座標P4、座標P5、座標P6、座標P7、座標P8の順に各座標を検証すると、Y座標の値が増えた後はX座標の値が増え、X座標の値が増えた後はY座標の値が減り、Y座標が減った後はX座標が減り、X座標が減った後はY座標が減る関係にあるとき、複数の矩形領域で構成される重ね合わせ禁止領域の内角は、90度となり、該90度でないときは、270度となる。この270度となる座標は、図10(c)に示されているように、P5およびP6であり、P5およびP6を結ぶ線を凹所の底辺とすると、該底辺の長さ寸法L1′は、式3で示すように、P6のY座標の値からP5のY座標の値を引くことで算出することができる。
L1′=Y3−Y2 (式3)
【0034】
重ね合わせ禁止領域における凹所の位置は、座標P5の一つ前のP4座標と、P6の一つ後のP7座標とに基づいて、該重ね合わせ禁止領域の上下左右端の何処に設けられているか判定することができる。本具体例ではP4のX座標「X3」およびP7のX座標「X3」が共に、P5のX座標「X2」およびP6のX座標「X2」よりも大きいことから、重ね合わせ禁止領域の右端に凹所が設けられていることが判明する。
【0035】
本具体例では、被重ね合わせページとして指定した左ページの凹所内に、重ね合わせページとして指定した右ページを嵌め込み可能か判定すべく、図10(d)に示す重ね合わせページの長さ寸法L2と、凹所底辺の長さ寸法L1′とを比較する。これにより、L1′で示される長さ寸法がL2で示される長さ寸法より長いとき、凹所内に右ページを嵌め込むべく、図10(c)のD2で示される寸法分、右ページをシフトする。このとき、D2は、左ページの横幅寸法から、前記した凹所底辺までの距離を示すことから、式4の式で示される。
D2=W1−X2 (式4)
【0036】
ここで、再び図4のフローチャートのステップS32に戻って、前記した処理により決定したページレイアウトは、配置情報としてプリンタドライバ情報メモリ38で保持される。
プリントプロセッサ39は、プリンタドライバ情報メモリ38で保持する配置情報を加味して、スプーラ34でスプールしているEMFをプリンタグラフィックドライバ36で処理可能な形式に変換すべく、GDI35を介してプリンタグラフィックドライバ36へ出力する(ステップS33)。
【0037】
データを取得したプリンタグラフィックドライバ36は、該データをプリンタ32の機能に依存した印刷データに変換する(ステップS35)。
前記印刷データは、プリンタグラフィックドライバ36からGDI35およびスプーラ34を介してプリンタ32へ出力される。
印刷データを取得したプリンタ32は、該データに基づいて印刷を行う(ステップS36)。
【0038】
前記したように、マルチページ印刷のための配置情報を取得する本発明のページ処理装置10によれば、所望の文章や画像が含まれる領域を重ね合わせ禁止領域として指定し、該重ね合わせ禁止領域以外の領域で重ね合わせることから、所望の文章や画像が隠れることなくページレイアウトを行うことができ、かつレイアウトすべきページに倍率格差を設けなくとも、割り付けることができる。
【0039】
〈具体例2〉
次に、領域指定部12で指定する領域に重み付けを行い、重み付けに応じてページレイアウトを行うページ処理装置40を説明する。
具体例2のページ処理装置40は、図1に示すように、ページ指定部11、領域指定部120、配置情報取得部140および配置情報取得部14を備えている。
具体例2の領域指定部120は、図11に示すように、重み付け部121を備えており、該重み付け部121は、指定した領域に自然数で重み付けを行う。
具体例2の配置情報取得部140は、重み付け部121で付した重み付けを考慮して、ページレイアウトを行う。
【0040】
次に、領域指定部120の動作を図を用いて説明する。具体例2の領域指定部120は、前記した具体例1で領域指定部12の動作を説明するときに用いた図6のフローチャートにおいて、ステップS43で指定した領域に重み付けを行う。
例えばWebページの表示画面をマルチページ印刷する場合で説明する。図12に示されているように、被重ね合わせページとして指定した左ページは「A」と示された本文領域と左端の広告領域とで構成されており、重ね合わせページとして指定した右ページは、「B」と示された本文領域と、左端の広告領域とで構成されており、利用者が本文領域を所望としているとき、該本文領域と比較して広告領域の重要度は低く、自己の重要度に応じて領域に重み付けを行う。
このとき、例えばプレビューされるページの各領域が重み付け値が高くなるのに従って、濃い色で表示することにより、利用者は自身が重み付けした各区域の重み付け状態を容易に把握することができる。
例えば、前記具体例1では割り込み禁止領域を1箇所しか指定しなかったが、具体例2では、領域に重み付けを行うことから、複数の割り込み禁止領域が指定されるが、重み付けが低い領域は、必要に応じて後述する処理で重ね合わされることもある。
【0041】
次に具体例2の配置情報取得部140の動作を図13のフローチャートに沿って説明する。プリンタドライバ情報メモリ38で保持されているプリンタドライバ情報が参照され、利用者が設定したN−UPに対応する基本レイアウトがプレビュー表示される。このとき、例えばプレビューされるページの各領域が重み付け値が高くなるに従って濃い色で表示することにより、利用者はページの各区域の重み付けを把握することができる。
利用者は、プレビューされた基本レイアウトパターンから、所望のレイアウトパターンを選択する(ステップS61)。
次に、選択した基本レイアウトに応じて、ページ指定部11で指定した被重ね合わせページに、重ね合わせページを重ね合わせるべく、はみ出している領域の大きさDを配置情報取得部140で算出する(ステップS62)。
例えば、図14(a)に示されているように、被重ね合わせページとして「A」が示されている左ページの右端に、重ね合わせページとして「B」が示されている右ページを重ねるとき、図14(c)に示されているように、横幅寸法Wdと、縦長寸法Wlとを有する印刷媒体から、右ページにおいて、はみ出している矩形領域の横幅寸法D(はみ出し寸法)を式1を用いて配置情報取得部140で算出する。
【0042】
はみ出し寸法を算出した後、配置情報取得部140はカウンタ値を0に初期化する(ステップS63)。
次に、後述するステップS65からステップS69までの処理を繰り返すことにより、インクリメントされるカウンタ値と、重み付けで付した最大値とを比較する(ステップS64)。
このとき、配置情報取得部140は、カウンタ値が重み付けで付した最大値以上であるとき、印刷媒体の寸法に応じて、左ページおよび右ページを一様な倍率で変換を施して割付けを行う(ステップS70)。
【0043】
一方、カウンタ値が重み付けで付した最大値未満であるとき、配置情報取得部140は、重ね合わせるべき領域を算出すべく、先ず、領域情報保持部13で保持している領域情報に基づいて、カウンタ値より大きな値で重み付けられた領域を重ね合わせ禁止領域として、該領域の最大座標値および最小座標値を調べ、図14(b)で示されているように、当該重ね合わせ禁止領域として最大となる矩形を算出する(ステップS65)。
その後、配置情報取得部140は、図14(b)において、重ね合わせページの余白寸法D1を式2を用いて算出し、算出した余白寸法D1がはみ出し寸法Dよりも大きいか否かを判断する(ステップS66)。
【0044】
余白寸法D1がはみ出し寸法Dより大きいとき、配置情報取得部140は、割り付けるべき各ページを縮小することなく割り付ける。つまり、図14(c)および図14(d)に示されているように、被重ね合わせページに指定した左ページの重ね合わせ禁止領域に重ね合わさることのないように、重ね合わせページに指定した右ページを段階的にずらしながら割り付ける。つまり、印刷媒体の所定寸法で割付けが行えないとき、配置情報取得部140は、左ページの広告領域などの重み付けが低い領域の左端に右ページの左端が揃うように割付けを行う。
割り付けるべき、重要度に応じた重み付けをページの各領域に付すことにより、割付けを行うとき、重要度の低い領域から順に割付けを行えることから、重要度の高い領域でページレイアウトを行うことができる。
【0045】
一方、余白寸法D1がはみ出し寸法Dより小さいとき、図14の(c)に示されているように、左ページの重ね合わせ禁止領域に重ね合わさることのないように、右ページを割り付けると、Dで示される寸法分はみ出してしまう。このような場合、図10の(a)に示されているように、配置情報取得部140は、左ページの右端に凹所があるか否かを調べ、凹所があるとき、該凹所内に右ページの左端を嵌め込むことができるか否かを判定する(ステップS67)。
この判定で、左ページに凹所がないときや、左ページに凹所があっても、右ページを嵌め込むことができないとき、配置情報取得部140は、カウンタ値をインクリメントして(ステップS69)、前記したステップS64からの処理を行う。
【0046】
一方、嵌め込み可能なとき、図10(c)に示されている凹所の窪み寸法D2が、前記したはみ出し寸法Dよりも大きいか否かを判定する(ステップS68)。
窪み寸法D2が、はみ出し寸法Dよりも大きいとき、配置情報取得部140は、前記凹所内に右ページをはめ込むように割り付ける。
また、窪み寸法D2が、はみ出し寸法Dよりも小さいとき、配置情報取得部140は、カウンタ値をインクリメントして(ステップS69)、前記したステップS64からの処理を行う。
【0047】
具体例2のページ処理装置40によれば、利用者がページを構成する各領域に重要度に応じた重み付けを行うことにより、該重み付けの低い領域から順に、重ね合わせた割付けを行うことができることから、ページレイアウトに利用者の重要度を反映させることができる。
【0048】
前記した具体例では、先ずページ指定部11で被重ね合わせページおよび重ね合わせページを割り付けるべき各ページに対し指定し、次に配置情報取得部14で被重ね合わせページおよび重ね合わせページに対し、必要に応じて拡大縮小を施してページレイアウトを行ったが、被重ね合わせページおよび重ね合わせページを任意に指定した条件下でページレイアウトを行うために拡大縮小を施すための変換倍率の値を求めることを全ての組合わせにおいて行い、該変換倍率の値が最も高くなるように、前記各ページに対し、被重ね合わせページおよび重ね合わせページを指定してもよい。
【0049】
前記した具体例は、領域指定部12で重ね合わせ禁止領域を指定し、指定した重ね合わせ禁止領域に重ならない様にページレイアウトを行ったが、領域指定部12で重ね合わせ可能領域を指定し、指定した重ね合わせ可能領域内で重ね合わさる様にページレイアウトを行ってもよい。
【0050】
【発明の効果】
本発明のページ処理装置によれば、割り付けるべき各ページに対し、被重ね合わせページおよび重ね合わせページを指定し、指定した前記被重ね合わせページの領域に、重ね合わせ可能な領域、もしくは重ね合わせ禁止領域を指定し、指定した領域に基づいて、前記各ページの配置位置を決定することにより、所望の文章や画像が隠れることなくページレイアウトを行うことができ、かつレイアウトすべきページに倍率格差を設けなくとも、割り付けることができることから、マルチページ印刷における良好な印刷結果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のページ処理装置のブロック図である。
【図2】本発明のページ処理装置を組み込む印刷システムのブロック図である。
【図3】印刷システムの設定フローチャートである。
【図4】印刷システムの印刷フローチャートである。
【図5】領域情報を取得するための表示画面を示す図である。
【図6】領域情報の取得フローチャートである。
【図7】配置情報を取得するためのページレイアウトのフローチャートである。
【図8】マルチページの基本レイアウトを示す図である。
【図9】2−UPマルチページのレイアウトの処理を示す図である。
【図10】凹所を示す図である。
【図11】具体例2の領域指定部を示すブロック図である。
【図12】具体例2において、領域情報を取得するための表示画面を示す図である。
【図13】具体例2のページレイアウト処理を示すフローチャートである。
【図14】重み付けに応じて、段階的に重ね合わせる領域を増やす処理を示す図である。
【符号の説明】
10 ページ処理装置
11 ページ指定部
12 領域指定部
13 領域情報保持部
14 配置情報取得部
Claims (9)
- マルチページ印刷のために、各ページの割付け位置が示された配置情報を生成するページ処理装置において、
前記複数のページにおいて、被重ね合わせページと重ね合わせページとを指定するページ指定部と、
前記ページ指定部で指定した前記被重ね合わせページの領域に、重ね合わせ可能な領域、もしくは重ね合わせ禁止領域を指定し、指定した領域を領域情報として取得する領域指定部と、
取得した前記領域情報に基づいて、前記各ページの配置位置を決定し、定めたページレイアウトを配置情報として取得する配置情報取得部とを備えることを特徴とするページ処理装置。 - 配置情報取得部は、前記被重ね合わせページの領域の重ね合わされる辺において、凹所の有無を調べ、凹所があるとき、該凹所内に前記重ね合わせページを嵌め込み可能か否かを調べ、嵌め込み可能であると判断したとき、前記凹所内に前記重ね合わせページを組み込むべく、前記各ページの配置位置を決定する請求項1記載のページ処理装置。
- 前記配置情報取得部は、前記被重ね合わせページおよび前記重ね合わせページを、一様な倍率で変換した後、該各ページの配置位置を決定することを特徴とする請求項1記載のページ処理装置。
- 前記領域指定部は、指定した領域に重み付けを施した領域情報を生成し、
前記配置情報取得部は、重み付けされた領域を示す領域情報に基づいて、前記各ページの配置位置を、重み付けに応じて決定する請求項1記載のページ処理装置。 - 前記ページ処理装置は、取得した前記領域情報を保持する領域情報保持部を備えることを特徴とする請求項1記載のページ処理装置。
- マルチページ印刷のために、各ページの割付け位置が示された配置情報を生成するページ処理方法において、
前記複数のページにおいて、被重ね合わせページと重ね合わせページとを指定すること、
指定した前記被重ね合わせページの領域に、重ね合わせ可能な領域、もしくは重ね合わせ禁止領域を指定し、指定した領域を領域情報として取得すること、
取得した前記領域情報に基づいて、前記各ページの配置位置を決定し、定めたページレイアウトを配置情報として取得することを特徴とするページ処理方法。 - 前記配置位置は、前記被重ね合わせページの領域の重ね合わされる辺において、凹所の有無を調べ、凹所があるとき、該凹所内に重ね合わせページを嵌め込み可能か否かを調べ、嵌め込み可能であると判断したとき、前記凹所内に前記重ね合わせページを組み込むべく、前記各ページの配置位置が決定されることを特徴とする請求項6記載のページ処理方法。
- 前記配置位置は、前記被重ね合わせページおよび前記重ね合わせページを、一様な倍率で変換した後、該各ページの配置位置が決定されることを特徴とする請求項6記載のページ処理方法。
- 領域情報は、前記指定した領域に重み付けが付された情報であり、
前記配置位置は、重み付けされた領域を示す領域情報に基づいて、前記各ページの配置位置を、重み付けに応じて決定されることを特徴とする請求項6記載のページ処理方法。
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