JP2012174110A - 印刷制御装置、印刷制御装置の印刷制御方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 紙サイズ、用紙向きが混在する複数ページの文章情報から印刷情報を生成する印刷制御装置において、プリンタドライバが出力用紙サイズで特定される印刷領域内に各ページの文章情報を印刷するための領域をユーザが設定するレイアウトパラメータに従い決定される基準印刷領域の整数倍の領域に収まるように確定する(S1301〜S1313)。そして、プリンタドライバが確定した領域に各ページの文章情報を前記印刷領域に印刷可能なページ分前記レイアウトパラメータに従い決定される同じ縮小倍率で縮小してレイアウトする(S1314)。そして、プリンタドライバが複数のページの文章情報がレイアウトされた印刷データを印刷装置に送信する(S1318)構成を特徴とする。
【選択図】 図8
Description
また、異なる用紙サイズや向きが混在している文章をNup印刷する場合、ページを拡大縮小してN分割した印刷領域に配置して印刷する方法が知られている。
例えば、特許文献1には、領域決定手段が物理ページをN(N:自然数)分割して論理ページ1ページに対応する印刷領域を決定することが記載されている。さらに、特許文献1には、論理ページに対応する拡縮率で拡大縮小して各印刷領域に配置することが記載されている。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、本発明の目的は、用紙のサイズや向きが混在する複数ページの文章情報の文字サイズや図形サイズの整合性がとれ、かつ、印刷位置が揃ったレイアウト印刷結果が得られる仕組みを提供することである。
用紙サイズ、用紙向きが混在する複数ページの文章情報から印刷情報を生成する印刷制御装置であって、出力用紙サイズで特定される印刷領域内に各ページの文章情報を印刷するための領域をユーザが設定するレイアウトパラメータに従い決定される基準印刷領域の整数倍の領域に収まるように確定する確定手段と、前記確定手段が確定した領域に各ページの文章情報を前記印刷領域に印刷可能なページ分前記レイアウトパラメータに従い決定される同じ縮小倍率で縮小してレイアウトするレイアウト手段と、前記レイアウト手段により複数のページの文章情報がレイアウトされた印刷データを印刷装置に送信する送信手段と、を備えることを特徴とする。
<システム構成の説明>
〔第1実施形態〕
図1は、本実施形態を示す印刷制御装置を含む印刷システムの構成の一例を示す図である。本実施形態では、用紙サイズ、用紙向きが混在する複数ページの文章情報から印刷情報を生成する印刷制御装置を例とする。ここで、印刷制御装置は、データ処理装置にインストールされたOSで管理される印刷制御プログラム(プリンタドライバ)を実行することで実現される場合を例とする。
図1において、100は情報処理装置、150はプリンタ装置である。なお、情報処理装置100とプリンタ装置150とは双方向性インタフェース130を介して接続されている。ここで、双方向性インタフェース130には、いわゆるイーサネット(登録商標)等のネットワークインタフェースも含まれる。
情報処理装置100は、外部メモリ111に記憶された文章処理プログラム等に基づいて図形、イメージ、文字、表(表計算等を含む)等が混在した文章処理を実行するCPU101を備えている。ここで、外部メモリ111は、ハードディスク(HDD)、SSD、フレキシブルディスクドライブ(FDD)、USBメモリ等が含まれる。
CPU101は、システムバス104に接続される後述する各デバイスを総括的に制御する。また、外部メモリ111には、CPU101の制御プログラムであるオペレーティングシステムプログラム(以下OS)等が記憶されている。RAM102は、CPU101の主メモリ、ワークエリア等として機能する。
107はディスクコントローラ(DKC)で、ハードディスクドライブ(HDD)、フレキシブルディスク(FDD)等の外部メモリ111とのアクセスを制御する。111は外部メモリで、ブートプログラム、各種のアプリケーション、フォントデータ、ユーザファイル、編集ファイル、プリンタ制御コマンド生成プログラム(以下プリンタドライバ)等を記憶する。
108はプリンタコントローラ(PRTC)で、双方向性インタフェース130を介してプリンタ装置150に接続されて、プリンタ装置150との通信制御処理を実行する。
プリンタ装置150は、CPU151により制御される。CPU151は、ROM153に記憶された制御プログラム等あるいは外部メモリ160に記憶された制御プログラム等に基づいてシステムバス154に接続される印刷部(プリンタエンジン)158に出力情報としての画像信号を出力する。また、このROM153には、CPU151の制御プログラム等を記憶する。ROM153のフォント用ROMには上記出力情報を生成する際に使用するフォントデータ等が記憶される。ROM153のデータ用ROMには、ハードディスク等の外部メモリ160がないプリンタの場合には、情報処理装置100で利用される情報等が記憶されている。
図2において、200は印刷原稿を生成する機能を備えた画像生成アプリケーションである。アプリケーション200は、プリンタ装置に対して印刷を行う際、グラフィックエンジン201を利用して、画像データをプリンタドライバ202に出力する。なお、アプリケーション200は、CPU101がRAM102にロードして実行することにより実現される。また、アプリケーション200には、文章処理、図形処理、イメージ処理等の様々なアプリケーションや、これらの処理を統合的に処理するアプリケーションも含まれる。
201はグラフィックエンジン(Windows(登録商標)OS(米国マイクロソフト社の登録商標)では、GDIと呼ばれるOSの描画手段に相当する。)である。グラフィックエンジンは、アプリケーション200から出力された画像データをプリンタドライバ202に中継する機能を備える。
次に、図3から図7を用いて本実施形態の印刷システムにおけるプリンタドライバ202のCRT110上のユーザインタフェースについて述べる。
図3において、301はページ設定シートで、ユーザインタフェースを介してページ設定に関する印刷設定パラメータを指定することができる。具体的には、ページ設定シート301には、倍率の固定を設定するチェックボックス303、基本原稿サイズを設定するボックス304、出力用紙サイズを設定するボックス305を備える。さらに、ページ設定シート301には、印刷を行う部数を設定するボックス306、ポートレートやランドスケープ等の印刷の向きを設定するボックス307、Nup等のページレイアウトを設定するボックス308を備える。さらに、ページ設定シート301には、自由拡縮の指定を行うボックス309、自由拡縮のための倍率を設定するボックス310を備える。
これにより、ユーザがページ設定シート301において「1ページ/枚(標準)」を指定して印刷を実行すると、1ページの原稿が1枚の用紙に印刷される。また、ユーザがページ設定シート301において「2ページ/枚」を指定して印刷を実行すると、プリンタドライバは、2ページの原稿を1枚の用紙に割りつけて印刷する。
さらに、ユーザが倍率の固定を設定するチェックボックス303を設定すると、プリンタドライバ202は、文章を構成する全てのページを同じ拡縮率で拡大、あるいは、縮小して印刷するための印刷データを生成する。ここで、印刷データには、ページ記述言語(PDL)に従うものも含まれる。
302はプレビュー画面で、ユーザが指定した印刷設定に従って実際に印刷されるドキュメントのイメージを表示する。311は標準に戻すボタンで、印刷設定をデフォルト状態に戻すために用いるボタンである。
313はキャンセルボタンで、ユーザがキャンセルボタン313を押下すると、プリンタドライバ202はユーザインタフェースで設定されていた各種印刷設定パラメータを全て破棄してプリンタドライバ202の印刷設定ダイアログを閉じる。
314は適用ボタンで、ユーザが適用ボタン314を押下すると、プリンタドライバ202はユーザインタフェースで設定された各種印刷設定パラメータを確定し、情報処理装置100の外部メモリ111に作成される設定情報保管領域に保存する。
図4において、401は仕上げシートで、ユーザは仕上げシート401に含まれるユーザインタフェースを介して印刷仕上げに関する印刷設定パラメータを指定することができる。具体的には、印刷方法403、配置順404、とじしろ405を指定することができる。
ユーザは、例えば印刷方法403のラジオボタンを押下することで、片面印刷、両面印刷、製本印刷のいずれかを指定することができる。さらに、ユーザは配置順404を設定するボックスでNup印刷時のページレイアウト順を指定することができる。
なお、図4において、402はプレビュー画面であり、ユーザが指定した印刷設定に従って実際に印刷されるドキュメントのイメージを表示する。
プリンタドライバ202は、あらかじめ決められたロジックに従って、指定された「印刷の向き」と「ページレイアウト」情報から出力用紙の向きを確定する。
例えば、下記のロジック1)〜4)に従って、出力用紙の向きを確定する。
1)印刷の向き「縦」で、ページレイアウトが「1up」、「4up」、「9up」、「16up」ならば、出力用紙の向きは「縦」とする。
2)印刷の向き「横」で、ページレイアウトが「2up」、「6up」、「8up」ならば、出力用紙の向きは「縦」とする。
3)印刷の向き「縦」で、ページレイアウトが「2up」、「6up」、「8up」ならば、出力用紙の向きは「横」とする。
4)印刷の向き「横」で、ページレイアウトが「1up」、「4up」、「9up」、「16up」ならば、出力用紙の向きは「横」とする。
さらに、プリンタドライバは出力用紙サイズとページレイアウト情報から基準印字領域のサイズを確定する。すなわち、プリンタドライバは、「出力用紙サイズの有効印字領域」の「ページレイアウト」分の1を基準印字領域のサイズとする。
図5において、ユーザは配置順404を設定するボックスで、左上から右向きの配置順501、左上から下向きの配置順502、右上から左向きの配置順503、右上から下向きの配置順504のいずれかの配置を配置順として設定可能に構成されている。
また、ユーザは印刷方法403で製本印刷が指定されている場合、とじ代405で中綴じ代の幅を指定することができる。より具体的には紙の中央部(折り目の位置)からの距離をmm単位で指定可能に構成されている。
図6において、601はA4横サイズの出力用紙、602はA4横サイズの有効印字領域、603は基準印字領域である。
図6に示されるように、プリンタドライバ202はA4横サイズの有効印字領域を、6分割して、A、B、C、D、E、Fの6個の印字領域を生成する。そしてA4横サイズの有効印字領域の6分の1のサイズを基準印字領域のサイズとする。
図7に示されるように、この文章情報は1、2、3、5、8ページがA4縦、4ページ目がA4横、6ページがA3横、7ページがB4横で構成されている。
[処理の説明]
以下、図7に示す文章情報を、プリンタドライバ202がNup印刷する場合の処理について説明する。
これにより、表示部110にプリンタドライバ202による印刷設定ダイアログが表示されるので、ユーザはページ設定シートに含まれるUIを介して、以下のパラメータを指定する。本例は、ユーザが基本原稿サイズ:A4、出力用紙サイズ:A4、印刷の向き:縦、ページレイアウト:6ページ/1枚(標準)、倍率の固定:固定を指定した例である。
次に、ユーザが仕上げタブTAB2を図示しないポインティングデバイスを操作して押下すると、図4の印刷設定ダイアログが表示される。ここで、ユーザは仕上げシートに含まれるユーザインタフェースを介して、印刷方法:片面印刷、配置順:左上から右向きを指定する。
S1301で、プリンタドライバ202はユーザが指定した、出力用紙サイズ、印刷の向き、ページレイアウト情報を基にして、出力用紙の向きを確定する。
次に、プリンタドライバ202は、S1303で、図3に示した画面において、ユーザが倍率の固定を設定するチェックボックス303に対して「固定」を指定されているか判断する。なお、指定するとは、チェックボックス303に対してユーザがチェックを入れることで実行される。
ここで倍率の固定で「固定」が指定されていると判断した場合、S1304に進む。本実施形態では、倍率の固定を設定するチェックボックス303で「固定」が指定されているため、処理はS1304に進む。
次に、S1305で、プリンタドライバ202は決定された基準印字領域のサイズと基準原稿サイズから基準倍率を下記の式(1)に従って計算しRAM102に保管する。
基準倍率=基準印字領域のサイズ/基準原稿サイズ×100 % …(1)
次に、S1306で、プリンタドライバ202は文章を構成する最初のページのサイズを取得し、S1307で、プリンタドライバ202は、取得したページのサイズが基準原稿サイズより小さいか判定する。
一方、S1307で取得したページのサイズが基準原稿サイズより大きいとプリンタドライバ202が判定した場合、S1309に進む。
そして、S1309でプリンタドライバ202は、あらかじめ決定されている図9に一例を示す確定ルールに従い、当該ページの印字領域サイズを基準印字領域サイズの整数倍に確定する。
図9のルールに従うと、ページサイズの横方向をx、縦方向をyとした場合、x≦基準原稿サイズ横で、かつ、y≦3f基準原稿サイズ縦の場合、印字領域サイズは基準印字領域サイズとなる。
また、基準原稿サイズ横≦x≦基準原稿サイズ横×2で、かつ、 y≦基準原稿サイズ縦の場合、印字領域サイズは基準印字領域の横2倍のサイズとなる。また、基準原稿サイズ横×2≦x≦基準原稿サイズ横×3で、かつ、y≦基準原稿サイズ縦の場合、印字領域サイズは基準印字領域の横3倍のサイズとなる。
さらに、基準原稿サイズ横×2≦x≦基準原稿サイズ横×3で、かつ、基準原稿サイズ縦≦y≦基準原稿サイズ縦×2の場合、印字領域サイズは基準印字領域の縦2倍横3倍のサイズとなる。
図10において、901は文章を構成する各ページ、902は文章を構成する各ページの印字領域サイズを表している。
本実施形態では、図10に示されるように、1、2、3、5、8ページの印字領域サイズは基準印字領域サイズとなり、4、6、7ページの印字領域サイズは基準印字領域の横2倍のサイズとなる。
具体的には、まず、プリンタドライバ202は、配置順に従って、ページが割りつけられていない分割印字領域を探して始点領域とする。次に、プリンタドライバ202は、始点領域から配置順の縦横方向にS1309で確定した印字領域サイズの縦横のサイズ分の分割印字領域が存在するかチェックする。ここで、分割印字領域が存在する場合、印字領域サイズが確保できると判定する。
同様に、図7で示される文章の4ページ目の印字領域が確保できるか判定する場合、プリンタドライバ202は、1枚目の出力用紙の始点領域Dから基準印字領域の縦1倍、横2倍分の分割印字領域が存在するかチェックする。この場合、分割印字領域D+Eが存在するため、領域サイズが確保できると判定し、分割印字領域D+Eを印字領域とする。
例えば、図7で示される文章情報の7ページ目の印字領域が確保できるか判定する場合、プリンタドライバ202は、2枚目の出力用紙の始点領域となる分割印字領域Cから基準印字領域の縦1倍、横2倍分の分割印字領域が存在するかチェックする。この場合、分割印字領域Cから横2倍分の分割印字領域が存在しないため、領域サイズが確保できないと判定する。
プリンタドライバ202は、1枚目の出力用紙に印字領域が確保できない場合、2枚目の出力用紙に移動して印字領域を確保する。
そして、プリンタドライバ202は、ページを割りつけるための印字領域が確保できるまでS1310、S1311を繰り返す。
次に、S1313でプリンタドライバ202は配置順情報に従い割りつけの揃え位置を図11に示すように確定する。
図11に示されるように、この場合、印字データの揃え位置は、上辺、および、左辺となる。ラインC1〜C3、L1、L2は、配置の基準位置を例示的に示したものである。
図12は、配置順503で「右上から左向き」、あるいは、配置順504「右上から下向き」が指定された場合の揃え位置の一例を表し例であり、この場合、印字データの揃え位置は、上辺、および、右辺となる。なお、図11,図12に示すレイアウト例は、プリンタドライバ202が、レイアウトパラメータに従い決定される印刷領域に確保できる最大基準印刷領域数よりも少ないページ数分の文章情報を印刷領域にレイアウトした例である。図11に示す最大基準印刷領域数が6の場合に、レイアウトしたページ数が5の場合である。
次に、S1314で、プリンタドライバ202は、文章を構成するページを、RAM102に保管されている基準倍率で縮小して、S1312で確定した印字領域に位置を揃えて割り付ける。具体的には、プリンタドライバ202が確定した領域に各ページの文章情報を前記印刷領域に印刷可能なページ分前記レイアウトパラメータに従い決定される同じ縮小倍率で縮小してレイアウト(割り付ける)する。
次に、S1315で、プリンタドライバ202は、全ての文章を構成するページの割りつけが終了したか判断する。ここで、全ての割り付けが終了していないとプリンタドライバ202が判断した場合、S1306に戻り、プリンタドライバ202は次のページの割り付け処理を行う。
なお、プリンタドライバ202は、文章を構成する全てのページの割り付けが終了するまでS1306〜S1315の処理を繰り返す。
すなわち、図7の文章を構成する各ページが同じ縮小率で縮小され、1枚目の出力用紙に文章のページ1〜5が5upで、2枚目の出力用紙に文章の6〜8ページが3upで位置を揃えて印刷される。
一方、S1303で「固定」が指定されていないとプリンタドライバ202が判断した場合、S1316に進む。
そして、S1316において、プリンタドライバ202は印刷データを生成するために、文章情報を構成するページを分割された有効印字領域に収まるように拡大、縮小して、配置順で指定された順に割り付ける。
一方、S1317で全ての文章割り付けが終了したとプリンタドライバ202が判断した場合、S1318に進む。そして、S1318において、プリンタドライバ202は生成された印刷データをプリンタ装置150に送信して印刷を実行して、本処理を終了する。この場合、S1316で用紙サイズの異なるページを同じ大きさの印刷領域に収まるように拡大縮小されるため、ページ毎に縮小率が異なる印刷物が出力される。
上記実施形態では、異なる用紙サイズや向きが混在している文章をNup印刷する場合について説明したが、異なる用紙サイズや向きが混在している文章をNup製本印刷する場合の処理について説明する。
図14に示すように、この文章情報は1、2、3、4、5、7ページがA4縦、6ページ目がA4横で構成されている例である。
ユーザは、情報処理装置100でアプリケーションからプリンタドライバ202を起動すると、CPU101は、外部メモリ111からプリンタドライバを読み出しRAM102にロードして実行する。
次に、ユーザが仕上げタブを押下すると、図4の印刷設定ダイアログが表示部110に表示される。ここで、ユーザは仕上げシートに含まれるユーザインタフェースを介して、印刷方法:製本印刷、配置順:左上から右向きを、とじしろ30mmを指定し、OKボタン407を押下すると、プリンタドライバ202の印刷処理が開始される。以下、図8に示すステップを適宜示して、本実施形態における印刷制御方法について説明する。
本実施形態では、出力用紙サイズ:A4、印刷の向き:縦、が指定されているため、出力用紙の向きは横向きとなる。次に、S1302で、プリンタドライバ202は出力用紙の有効印字領域を、ページレイアウトで指定された値(NupのN)で分割してN個の印字領域を生成する。
本実施形態では、ページレイアウト:8ページ/1枚が指定されているため、図15で示されるようにA4横の出力用紙の有効印字領域を8分割し、A、B、C、D、E,F、G、Hの6個の印字領域を生成する。
図15において、1401は基準印字領域、1402は中綴じ代領域である。
第1実施形態と同様に、プリンタドライバ202は、A4横サイズの有効印字領域を、8分割して、A、B、C、D、E、F、G、Hの8個の印字領域を生成する。そしてA4横サイズの有効印字領域の8分の1のサイズを基準印字領域のサイズとする。そして、図8に示したS1303〜S1309の処理を第1実施形態と同様に実行する。
そして、S1309の処理により、第2実施形態では、1、2、3、4、5、7ページの印字領域サイズは基準印字領域サイズとなり、6ページの印字領域サイズは基準印字領域の横2倍のサイズとなる。
これにより、本実施形態の場合、プリンタドライバ202は、図16で示されるように印字領域を確定する。
図16において、1501は中綴じ代領域で、1502は文章の1ページ目のための印字領域、1503は文章の2ページ目のための印字領域、1504は文章の3ページ目のための印字領域である。1505は文章の4ページ目のための印字領域、1506は文章の5ページ目のための印字領域である。1507は文章の6ページ目のための印字領域であり中綴じ代0mm(なし)として確保される。1508は文章の7ページ目のための印字領域である。
次に、S1315に進み、プリンタドライバ202は、全ての文章を構成するページの割りつけが終了したか判断する。ここで、全ての割り付けが終了していないとプリンタドライバ202が判断した場合、S1306に戻り、プリンタドライバ202は次のページの割り付け処理を行う。なお、プリンタドライバ202は、文章情報を構成する全てのページの割り付けが終了するまでS1306〜S1315の処理を繰り返す。
一方、S1315で全ての文章割り付けが終了したとプリンタドライバ202が判断した場合、S1318に進み、プリンタドライバ202は生成された印刷データをプリンタ装置150に送信して印刷を実行させる。
一方、S1303で「固定」が指定されていないとプリンタドライバ202が判断したる場合、S1316に進む。
そして、S1316において、プリンタドライバ202は、印刷データを生成するために、文章情報を構成するページを分割された有効印字領域に収まるように拡大、縮小して、配置順で指定された順に割り付ける。
そして、プリンタドライバ202は、文章を構成する全てのページの割り付けが終了するまでS1316、S1317の処理を繰り返す。
そして、S1318において、プリンタドライバ202は生成された印刷データをプリンタ装置150に送信して印刷を実行させる。この場合、S1316で用紙サイズの異なるページを同じ大きさの印刷領域に収まるように拡大縮小しているため、ページ毎に縮小率が異なる印刷物が出力される。このとき、ページ6の中綴じ代は30mmとなる。
なお、本実施形態に示すプリンタドライバの処理を、ネットワーク上のサーバ装置で提供する環境、例えばクラウドコンピューティング環境でレイアウト印刷を行う構成にも本発明を適用可能であることはいうまでもない。その場合には、ユーザのクライアント装置には、サーバ装置との通信を行うWebブラウザ環境を備え、所定の印刷設定画面を要求してレイアウト印刷要求を行う。また、その際、印刷情報を出力する出力先の印刷能力に応じて、出力先毎に異なるレイアウト結果をプレビューして、ユーザが出力先を変更したり、レイアウトパラメータを変更したりできるように構成してもよい。
また、上記実施形態では、1つのアプリケーションで、異なる用紙サイズ、異なる用紙向きの文章情報をレイアウト処理する場合について説明したが、例えばPDFのように、各ページを自在に連結したり、分離して複数のページからなる異なる用紙サイズ、異なる用紙向きの文章情報をレイアウト処理したりする場合にも本発明を適用可能である。
なお、上記プレビュー結果から、プリンタドライバがユーザからページ順変更の指示を受け付けて、再度レイアウト処理したり、再度レイアウトプレビュー処理を実行したりできるように構成してもよい。
150 プリンタ
200 アプリケーション
202 プリンタドライバ
Claims (7)
- 用紙サイズ、用紙向きが混在する複数ページの文章情報から印刷情報を生成する印刷制御装置であって、
出力用紙サイズで特定される印刷領域内に各ページの文章情報を印刷するための領域をユーザが設定するレイアウトパラメータに従い決定される基準印刷領域の整数倍の領域に収まるように確定する確定手段と、
前記確定手段が確定した領域に各ページの文章情報を前記印刷領域に印刷可能なページ分前記レイアウトパラメータに従い決定される同じ縮小倍率で縮小してレイアウトするレイアウト手段と、
前記レイアウト手段により複数のページの文章情報がレイアウトされた印刷データを印刷装置に送信する送信手段と、
を備えることを特徴とする印刷制御装置。 - 前記レイアウト手段は、前記レイアウトパラメータで特定される配置順では前記文章情報のページをレイアウトできない基準印刷領域を白紙ページとして処理することを特徴とする請求項1記載の印刷制御装置。
- 前記レイアウト手段は、前記レイアウトパラメータで特定される配置順で決定される配置位置に各ページの基準位置が揃うように各ページの文章情報をレイアウトすることを特徴とする請求項1記載の印刷制御装置。
- 前記レイアウト手段は、前記レイアウトパラメータに従い決定される前記印刷領域に確保できる最大基準印刷領域数よりも少ないページ数分の文章情報を前記印刷領域にレイアウトすることを特徴とする請求項1記載の印刷制御装置。
- 前記レイアウトパラメータは、製本処理における綴じ代量を設定する製本パラメータを含み、
前記レイアウト手段は、前記製本パラメータが設定されている綴じ代領域と、前記基準印刷領域とが重なるかどうかを判断する判断手段を備え、
前記レイアウト手段は、前記判断手段が前記綴じ代領域と、前記基準印刷領域とが重なると判断した場合、当該綴じ代領域を綴じ代設定領域対象から外して、対応するページの文章情報をレイアウトすることを特徴とする請求項1記載の印刷制御装置。 - 用紙サイズ、用紙向きが混在する複数ページの文章情報から印刷情報を生成する印刷制御装置の印刷制御方法であって、
出力用紙サイズで特定される印刷領域内に各ページの文章情報を印刷するための領域をユーザが設定するレイアウトパラメータに従い決定される基準印刷領域の整数倍の領域に収まるように確定する確定工程と、
前記確定工程が確定した領域に各ページの文章情報を前記印刷領域に印刷可能なページ分前記レイアウトパラメータに従い決定される同じ縮小倍率で縮小してレイアウトするレイアウト工程と、
前記レイアウト工程により複数のページの文章情報がレイアウトされた印刷データを印刷装置に送信する送信工程と、
を備えることを特徴とする印刷制御装置の印刷制御方法。 - 請求項6に記載の印刷制御装置の印刷制御方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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