JP3745086B2 - 印刷制御装置および方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、印刷制御装置および方法に関するもので、特に片面印刷用の印刷装置から、オペレータの介在により両面印刷を行わせる印刷制御装置および方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、両面印刷を行わせるための両面ユニットがない印刷装置を用いて用紙節約などのために用紙の両面に印刷を行わせる際は、出力されるページの順序をオペレータが決めなければならなかった。ページの出力順序を決めるためには、用いられる印刷装置の給紙方向や排紙のしかたなどを考慮する必要があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述の通り、従来の手動両面印刷においては、出力しようとするページの順序を考慮してユーザがアプリケーションから出力されるページンの順序を変えねばならない。このため、ユーザが印刷装置の給紙方向や排紙のしかたを知るためにテスト印刷などを行うなどする必要があった。さらに、得られた知識から意図に沿った出力が得られるようにページの出力順序を変更しなければならない。
【0004】
このように、オペレータに煩雑な操作を強いたり、テストによる用紙の無駄が生じるという欠点があった。
【0005】
本発明の上述の問題点に鑑みてなされたもので、片面印刷用の印刷装置を用いて、オペレータによる煩雑な操作やテスト印刷を行わずに、簡単に両面印刷を行うことができる印刷制御装置及び方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は次のような構成からなる。
記録媒体の片面への印刷を行い、操作者による再給紙後に前記記録媒体の他面への印刷を行う印刷装置で印刷されるべき印刷データを生成するホストコンピュータとしての印刷制御装置であって、
製本印刷を行うか否かを判定する判定手段と、
印刷すべきデータを、ページ単位に所望の順序で読み出し可能に格納する格納手段と、
印刷しようとするページ数を獲得するページ数獲得手段と、
前記判定手段により製本印刷が判定されると、ページ数獲得手段により獲得されたページ数に基づいて、前記印刷装置で片面への印刷が行われた記録媒体を再給紙することにより両面印刷される記録媒体を重ねて2つ折りにするとページが順に並ぶように印刷ページの順序を決定する順序決定手段と、
前記順序決定手段により決定される印刷ページの順序に基づいて、前記格納手段に格納されている印刷すべきデータを読み出し、前記印刷装置で印刷されるべき印刷データを生成する生成手段と、
操作者に対して片面印刷された記録媒体を再給紙させる要求を出力する再給紙要求手段とを備え、
前記順序決定手段は、フェイスアップ排紙とフェイスダウン排紙が可能な印刷装置における記録媒体の供給及び排出の方向を判断し、判断された供給及び排出の方向に応じて、複数の計算方法から1つの計算方法を特定して、特定した計算方法で印刷ページの順序を決定し、
前記再給紙要求手段は、記録媒体に対して画像が形成される向きに関する画像方向情報に応じて、印刷された記録媒体を印刷装置の給紙部に再給紙する方向を示す要求を出力する。
【0009】
また他の側面によれば本発明は次のような構成からなる。
記録媒体の片面への印刷を行い、操作者による再給紙後に前記記録媒体の他面への印刷を行う印刷装置で印刷されるべき印刷データを生成するホストコンピュータとしての印刷制御装置であって、
どのように製本レイアウトが行われるかを決定するための製本体裁を設定する製本設定手段と、
印刷すべきデータを、ページ単位に所望の順序で読み出し可能に格納する格納手段と、
印刷しようとするページ数を獲得するページ数獲得手段と、
前記製本設定手段により設定される製本体裁と、前記ページ数獲得手段により獲得されたページ数に基づいて、前記印刷装置で片面への印刷が行われた記録媒体を再給紙することにより両面印刷される記録媒体を重ねて2つ折りにするとページが順に並ぶように記録媒体上のページの配置及び前記格納手段に格納されているデータの読出順序を決定する順序決定手段と、
前記順序決定手段により決定される読出順序に応じて、前記格納手段にページ単位で格納されているデータを読み出し、前記決定された記録媒体上のページの配置に従って製本レイアウト済みの印刷データを生成する生成手段とを備え、
前記順序決定手段は、少なくともフェイスアップ排紙とフェイスダウン排紙が可能な印刷装置における記録媒体の排出の方向を判断し、該判断された排出の方向を用いて複数の計算方法から1つの計算方法を特定して、特定した計算方法で前記データの各ページの読出順序を決定する。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を適用するに好適である印刷システムについて説明を行う。
<印刷システムの構成>
図1は本実施形態におけるプリンタ制御システムのブロック図である。なお、本発明の機能が実行されるのであれば、単体の機器であっても、複数の機器からなるシステムであっても、LAN、WAN等のネットワークを介して接続が為され処理が行われるシステムであっても本発明を適用できる。
【0011】
同図において、ホストコンピュータ3000は、ROM3のプログラム用ROMあるいは外部メモリ11に記憶された文書処理プログラム等に基づいて図形、イメージ、文字、表(表計算等を含む)等が混在した文書処理を実行するCPU1を備えている。CPU1は、システムバス4に接続される各デバイスを統括的に制御する。また、このROM3のプログラム用ROMあるいは外部メモリ11には、CPU1の制御プログラムであるオペレーティングシステムプログラム(以下OS)等が記憶され、ROM3のフォント用ROMあるいは外部メモリ11には上記文書処理の際に使用するフォントデータ等が記憶され、ROM3のデータ用ROMあるいは外部メモリ11には上記文書処理等を行う際に使用する各種データが記憶される。RAM2は、CPU1の主メモリ、ワークエリア等として機能する。
【0012】
キーボードコントローラ(KBC)5は、キーボード9や不図示のポインティングデバイスからのキー入力を制御する。CRTコントローラ(CRTC)6は、CRTディスプレイ(CRT)10の表示を制御する。ディスクコントローラ(DKC)7は、ブートプログラム、各種のアプリケーション、フォントデータ、ユーザファイル、編集ファイル、プリンタ制御コマンド生成プログラム(以下プリンタドライバ)等を記憶するハードディスク(HD)、フロッピーディスク(FD)等の外部メモリ11とのアクセスを制御する。プリンタコントローラ(PRTC)8は、双方向インターフェース(インタフェース)21を介してプリンタ1500に接続されて、プリンタ1500との通信制御処理を実行する。
【0013】
なお、CPU1は、例えばRAM2上に設けられた表示情報RAMへのアウトラインフォントの展開(ラスタライズ)処理を実行し、CRT10上でのWYSIWYGを可能としている。また、CPU1はCRT10上の不図示のマウスカーソル等で指示されたコマンドに基づいて登録された種々のウインドウを開き、種々のデータ処理を実行する。ユーザは印刷を実行する際、印刷の設定に関するウインドウを開き、プリンタの設定や、印刷モードの選択を含むプリンタドライバに対する印刷処理方法の設定を行える。
【0014】
プリンタ1500は、CPU12により制御される。プリンタCPU12は、ROM13のプログラム用ROMに記憶された制御プログラム等あるいは外部メモリ14に記憶された制御プログラム等に基づいてシステムバス15に接続される印刷部(プリンタエンジン)17に出力情報としての画像信号を出力する。また、このROM13のプログラムROMには、CPU12の制御プログラム等を記憶する。ROM13のフォント用ROMには、上記出力情報を生成する際に使用するフォントデータ等が記憶され、ROM13のデータ用ROMには、ハードディスク等の外部メモリ14がないプリンタの場合には、ホストコンピュータ上で利用される情報等が記憶されている。
【0015】
CPU12は入力部18を介してホストコンピュータとの通信処理が可能となっており、プリンタ1500内の情報等をホストコンピュータ3000に通知できる。RAM19は、CPU12の主メモリや、ワークエリア等として機能するRAMで、図示しない増設ポートに接続されるオプションRAMによりメモリ容量を拡張することができるように構成されている。なお、RAM19は、出力情報展開領域、環境データ格納領域、NVRAM等に用いられる。前述したハードディスク(HD)、ICカード等の外部メモリ14は、メモリコントローラ(MC)20によりアクセスを制御される。外部メモリ14は、オプションとして接続され、フォントデータ、エミュレーションプログラム、フォームデータ等を記憶する。また、操作パネル1501には、操作スイッチおよびLED表示器等が配されている。
【0016】
また、外部メモリ14は1個に限らず、複数個備えられ、内蔵フォントに加えてオプションカード、言語系の異なるプリンタ制御言語を解釈するプログラムを格納した外部メモリを複数接続できるように構成されていてもよい。更に、図示しないNVRAMを有し、操作パネル1501からのプリンタモード設定情報を記憶するようにしてもよい。
【0017】
図2は、プリンタ等の印刷装置が直接接続されているか、あるいはネットワーク経由で接続されているホストコンピュータにおける典型的な印刷処理の構成図である。アプリケーション201、グラフィックエンジン202、プリンタドライバ203、およびシステムスプーラ204は、外部メモリ11に保存されたファイルとして存在し、実行される場合にOSやそのモジュールを利用するモジュールによってRAM2にロードされ実行されるプログラムモジュールである。また、アプリケーション201およびプリンタドライバ203は、外部メモリ11のFDや不図示のCD−ROM、あるいは不図示のネットワークを経由して外部ディスク11のHDに追加することが可能となっている。外部メモリ11に保存されているアプリケーション201はRAM2にロードされて実行されるが、このアプリケーション201からプリンタ1500に対して印刷を行う際には、同様にRAM2にロードされ実行可能となっているグラフィックエンジン202を利用して出力(描画)を行う。グラフィックエンジン202は印刷装置ごとに用意されたプリンタドライバ203を同様に外部メモリ11からRAM2にロードし、アプリケーション210の出力をプリンタドライバ203を用いてプリンタの制御コマンドに変換する。変換されたプリンタ制御コマンドはOSによってRAM2にロードされたシステムスプーラ204を経てインターフェース21経由でプリンタ1500へ出力される仕組みとなっている。
【0018】
本実施形態の印刷システムは、図2で示すプリンタとホストコンピュータからなるシステムに加えて、更に図3に示すように、アプリケーションからの印刷データを一旦中間コードデータでスプールする構成を有する。
<印刷制御システムの構成>
図3は、図2のシステムを拡張したもので、グラフィックエンジン202からプリンタドライバ203へ印刷命令を送る際に、一旦中間コードからなるスプールファイル303を生成する。図2のシステムでは、アプリケーション201が印刷処理から開放されるのはプリンタドライバ203がグラフィックエンジン202からのすべての印刷命令をプリンタの制御コマンドへ変換し終わった時点である。これに対して、図3のシステムでは、スプーラ302が全ての印刷命令を中間コードデータに変換してスプールファイル303に出力した時点である。通常、後者の方が短時間で済む。また、図3で示すシステムにおいては、スプールファイル303の内容に対して加工することができる。これにより、アプリケーションからの印刷データに対して、拡大縮小や、複数ページを1ページに縮小して印刷する等、アプリケーションの持たない機能を実現することができる。
【0019】
これらの目的のために、図2のシステムに対し、図3の様に中間コードデータでスプールする様、システムの拡張がなされてきている。なお、印刷データの加工を行うためには、通常プリンタドライバ203が提供する設定画面からオペレータが設定を行い、プリンタドライバ203がその設定内容をRAM2あるいは外部メモリ11上に保管する。
【0020】
以下、図3の詳細を説明する。図に示す通り、この拡張された処理方式では、グラフィックエンジン202からの印刷命令をディスパッチャ301が受け取る。ディスパッチャ301がグラフィックエンジン202から受け取った印刷命令が、アプリケーション201からグラフィックエンジン202へ発行された印刷命令の場合には、ディスパッチャ301は外部メモリ11に格納されているスプーラ302をRAM2にロードし、プリンタドライバ203ではなくスプーラ302へ印刷命令を送付する。
【0021】
スプーラ302は受け取った印刷命令を中間コードに変換してスプールファイル303に出力する。また、スプーラ302は、プリンタドライバ203に対して設定されている印刷データに関する加工設定をプリンタドライバ203から取得してスプールファイル303に保存する。なお、スプールファイル303は外部メモリ11上にファイルとして生成されるが、RAM2上に生成されても構わない。更にスプーラ302は、外部メモリ11に格納されているスプールファイルマネージャ304をRAM2上にロードし、スプールファイルマネージャ304に対してスプールファイル303の生成状況を通知する。その後、スプールファイルマネージャ304は、スプールファイル303に保存された印刷データに関する加工設定の内容に従って印刷を行えるか判断する。スプールファイルマネージャ304がグラフィックエンジン202を利用して印刷を行えると判断した際には、外部メモリ11に格納されているデスプーラ305をRAM2にロードし、デスプーラ305に対してスプールファイル303に記述された中間コードの印刷処理を行うように指示する。
【0022】
デスプーラ305はスプールファイル303に含まれる中間コードをスプールファイル303に含まれる加工設定の内容に従って加工し、もう一度グラフィックエンジン202経由で出力する。
【0023】
ディスパッチャ301がグラフィックエンジン202から受け取った印刷命令が、デスプーラ305からグラフィックエンジン202へ発行された印刷命令の場合には、ディスパッチャ301はスプーラ302ではなく、プリンタドライバ203に印刷命令を送る。
【0024】
プリンタドライバ203は受け取った印刷命令に応じてプリンタ制御コマンドを生成し、それをシステムスプーラ204,双方向インターフェース21経由でプリンタ1500に出力する。
<プリンタの構成>
図12は本実施形態で用いられるプリンタの一例の断面図である。同図はレーザビームプリンタ(以下、LBPと略す)の内部構造を示す断面図で、このLBPは、文字パターンデータ等を入力して記録紙等の印刷媒体に印刷することができる。
【0025】
図において、LBP本体740は、供給されるプリンタ制御コマンド等を基に、記録媒体である記録紙上に像を形成する。操作パネル1501は操作のためのスイツチ及びLED表示器などが配されている。プリンタ制御ユニット1000は、LBP740全体の制御及び文字パターン情報等を解析するプリンタ制御ユニツトである。このプリンタ制御ユニツト701は主にプリンタ制御コマンドをビデオ信号に変換してレーザドライバ702に出力する。プリンタ制御ユニット701には、フォントデータやページ記述言語のエミュレーションプログラム等を供給する外部メモリ711を接続することもできる。
【0026】
レーザドライバ702は半導体レーザ703を駆動するための回路であり、入力されたビデオ信号に応じて半導体レーザ703から発射されるレーザ光704をオン・オフ切替えする。レーザ光704は回転多面鏡705で左右方向に振られて静電ドラム706上を走査する。これにより、静電ドラム706上には文字パターンの静電潜像が形成される。この潜像は静電ドラム706周囲の現像ユニツト707により現像された後、記録紙に転写される。この記録紙にはカツトシートを用い、カツトシート記録紙はLBP740に装着した用紙カセツト708に収納され、給紙ローラ709及び搬送ローラ710により装置内に取込まれて、静電ドラム706に供給される。また、用紙カセット708の蓋部上面に設けられた手挿し給紙トレイから記録紙を供給することもできる。
【0027】
記録紙に転写されたトナー像は定着部712により加熱されて記録紙上に定着される。画像が形成された記録紙は、切り替えくさび713を上向きにした場合にはフェイスアップ排出部714から記録面を上にした状態で排紙トレイ716に排出され、くさび713を下向きにした場合にはフェイスダウン排出部715から記録面を下にした状態で排出される。
<印刷制御手順>
次に、本実施の形態の印刷システムにおける手動による両面印刷時の制御手順について詳しく説明する。
【0028】
図4は、スプールファイルマネージャ304によるスプールファイルからの印刷命令の出力手順を示すフローチャートである。ここでは、アプリケーション201からの印刷データが、グラフィックエンジン202,ディスパッチャ301,スプーラ302を介して、印刷命令としてスプールファイル303に論理ページ単位で格納されているものとする。なお、論理ページとはアプリケーションで作成され、その後必要に応じて縮小や拡大等が施された印刷データにおけるページ区切りの単位である。これに対して、プリンタから印刷出力される記録紙の片面を物理ページと呼ぶ。一回の印刷要求により1物理ページの出力が行われる。本実施の形態では、論理ページと物理ページとは一致している。
【0029】
スプールファイルマネージャ304は、スプールファイルから303からの出力可能と判断すると、図4の手順を実行する。
【0030】
同図において、ステップ401で印刷に必要な初期設定を行う。
【0031】
ステップ402において、印刷設定を取得する。この中にプリンタのハードウェア特性情報として、給紙タイプと排紙タイプとを含んでいる。この情報は、双方向インターフェース21を介してプリンタ1500から読み取られる。なお、この情報は、スプールファイルマネージャが直接プリンタにアクセスして読み出すのではない。スプールファイルマネージャは、プリンタドライにより読み出された情報をプリンタドライバから取得する。図12のプリンタは、給紙はフェイスアップ、排紙はフェイスアップとフェイスダウンとを切り替えられるタイプであり、現在設定されている状態がこのステップでホストに知らされる。
【0032】
ステップS403において、手差し両面印刷を行うかどうか判定し、行うならばステップ404へ進み、行わなければ通常の印刷処理を行うとしてステップ409へ進む。ステップ409では、印刷データは論理ページ順、あるいは指定された順に読み出されて印刷出力される。
【0033】
ステップ404において、アプリケーションからの印刷データの論理ページ数を取得する。
【0034】
ステップ405において、ステップ404で取得した論理ページ数が1ページかどうか判定する。1ページなら手差し両面印刷処理は行う必要がないとしてステップ409へ進み、1ページでなければステップS406へ進む。
【0035】
ステップ406において、オペレータに対する印刷された記録紙の裏返し要求を、プリンタに何回目の印刷要求を行う時点で行えばよいかを計算する。すなわち、片面用のプリンタで両面印刷を行うためには、裏面に印刷できるよう、片面の印刷が済んだ記録紙を再度給紙トレイに載置させるが、そのタイミングが物理ページにして何ページ目であるか計算する。裏返し要求を受けたオペレータは、排紙トレイから用紙を取出し、指定された方向に向けて給紙トレイに載置する。要求の方法については、図8のようなダイアログ表示などで行う。
【0036】
ステップ407において、ステップ402で取得したプリンタの給紙タイプ及び排紙タイプから、論理ページの印刷順序を計算する方法を決定する。印刷にあたっては、初めに奇数ページあるいは偶数ページのみ片面に印刷しておき、裏返した後で残りのページを印刷することになる。印刷順序は、2つの給紙タイプ(フェイスアップ/フェイスダウン)と2つの排紙タイプ(フェイスアップ/フェイスダウン)の組み合わせにより変わるため、4通りの計算方法があり、用いるプリンタの状態によりそのうちから1つ選択される。組合せとしては、図5に示したとおり、フェイスアップ給紙/フェイスアップ排紙(計算タイプ1),フェイスアップ給紙/フェイスダウン排紙(計算タイプ2),フェイスダウン給紙/フェイスアップ排紙(計算タイプ3),フェイスダウン給紙/フェイスダウン排紙(計算タイプ4)がある。計算方法の詳細については後述する。
【0037】
ステップ408において、手差し両面印刷処理を行う。処理の詳細については図6において説明する。
【0038】
図6は手差し両面印刷の処理の詳細について述べたものである。
【0039】
ステップ601において、アプリケーションからの印刷データについて全て印刷が終ったかどうかを判定し、終了していれば処理を終え、終了していなければステップ602へ進む。
【0040】
ステップ602において、図4におけるステップ407において設定された計算方法に従って、印刷要求を行う論理ページ番号を計算する。計算方法のタイプにより、印刷要求される論理ページ番号の順序は、例えば6ページの印刷データの場合次のようになる。
▲1▼計算タイプ1については、6,4,2,(裏返し要求),5,3,1の順で印刷要求をする。
▲2▼計算タイプ2については、6,4,2,(裏返し要求),1,3,5の順で印刷要求をする。
▲3▼計算タイプ3については、2,4,6,(裏返し要求),5,3,1の順で印刷要求をする。
▲4▼計算タイプ4については、2,4,6,(裏返し要求),1,3,5の順で印刷要求をする。
【0041】
ステップ602においては、このように、計算タイプに応じた順序で論理ページが出力されるよう、印刷要求する論理ページ番号を決定する。各タイプの計算方法の詳細は次の通りである。なお、印刷要求ページとは、印刷要求される論理ページ番号のことである。
【0042】
まず、印刷しようとするページが物理ページにして第1番目であれば、図10の通りとなる。図中、空白ページであれば、空白ページフラグを立てる。第2物理ページ以降では、次の手順で計算される。
▲1▼計算タイプ1の場合
印刷要求ページ←直前に印刷要求したページ−2
もし上式が0以下になった場合は以下の式によって再計算される。
【0043】
総ページ数が奇数の場合
印刷要求ページ←印刷データの最終ページ
総ページ数が偶数の場合
印刷要求ページ←印刷データの最終ページ−1
▲2▼計算タイプ2の場合
直前に印刷要求したページが奇数の場合
印刷要求ページ←直前に印刷要求したページ+2
もし印刷要求ページが印刷データの総ページ数を超えた場合、空白ページフラグをONにする。
【0044】
直前に印刷要求したページが偶数の場合
印刷要求ページ←直前に印刷要求したページ−2
もし上式が0以下になった場合
印刷要求ページ←1
▲3▼計算タイプ3の場合
直前に印刷要求したページが奇数の場合
印刷要求ページ←直前に印刷要求したページ−2
直前に印刷要求したページが偶数の場合
印刷要求ページ←直前に印刷要求したページ+2
もし上式が印刷データの最終ページを超えた場合
総ページ数が奇数の場合
印刷要求ページ←印刷データの最終ページ
総ページ数が偶数の場合
印刷要求ページ←印刷データの最終ページ−1
▲4▼計算タイプ4の場合
もし直前に印刷要求したページが総ページ数以上であった場合、
印刷要求ページ←1
それ以外の場合
印刷要求ページ←直前に印刷要求したページ+2
もし印刷要求ページが印刷データの総ページ数を超えた場合、空白ページフラグをONにする。
【0045】
ステップ602では以上のようにして印刷要求するページ番号を算出する。
【0046】
ステップ603において、これから行う印刷要求の回数が、図4のステップ406によって算出された裏返し要求を出すまでの印刷要求回数と一致するならばステップ604へ進み、そうでなければステップ607へスキップする。
【0047】
ステップ604において、ユーザに対して裏返し要求ダイアログを表示する。ダイアログの表示については、図4のステップ402によって取得した給紙タイプ、および画像の用紙に対する向き(縦長:PORTRAIT、横長:LANDSCAPE)によって表示するダイアログの内容を変更可能である。図7は裏返し方法のパターンを表した表である。裏返し方法1から16に対応して表示ダイアログの内容を変更する。また図8に表示ダイアログの一例を示す。
【0048】
ステップ605において、ユーザから給紙準備完了を意味するイベントを待つ。
【0049】
ステップ606において、ユーザから給紙準備完了を意味するイベントがきたかどうか判定し、完了イベントならステップ607へ進み、そうでないならステップ605へ戻る。
【0050】
ステップ607において、ユーザが再給紙を完了し、その旨イベントを受けたので、プリンタに対して印刷要求可能かどうか判定し、可能ならばステップS608へ進み、可能でないなら可能になるまで待つ。
【0051】
ステップ608においては、ステップ602で計算された論理ページ番号の印刷データについて、デスプーラ305へ印刷要求を行う。
【0052】
図9は、空白ページ処理を含んだステップS608の印刷要求処理について説明したフローチャートである。
【0053】
ステップ901において、空白ページフラグがONならばステップ902へ進み、OFFならばステップ905へ進む。
【0054】
ステップ902において、次の印刷要求ページ計算のために架空の印刷要求ページ番号を計算する。ここでの空白ページは、ページ数が奇数の場合に最終ページの裏面に印刷されるとみなされるページであり、論理ページ番号にすると印刷データの最終ページ番号+1となる。
【0055】
ステップ903において、空白ページの出力要求を行なう。
【0056】
ステップ904において、空白ページの出力要求が終了したので、空白ページフラグをOFFにする。
【0057】
ステップ905において、ステップ602で計算されたページの出力要求を行う。このようにして空白ページを含めて印刷データを印刷する。
【0058】
ステップ609において、デスプーラ305より印刷終了通知かどうか判定し、きたらステップ601へ戻り、こなければ終了通知が来るまで待つ。
【0059】
以上の手順で印刷制御処理を行うことにより、オペレータは片面が印刷された用紙を表示された向きで給紙トレイに載置するだけで両面印刷が実現できる。このため、オペレータは給紙のタイプや排紙のタイプなどを勘案して印刷順を調整する必要も、テスト印刷を行う必要もない。
【0060】
なお、本実施の形態ではレーザビームプリンタを用いているが、印刷の方式はどのようなものであっても良い。
[第2の実施の形態]
前述の実施形態においては、用紙の片面、すなわち1物理ページにつき1ページ(論理ページ)の印刷を想定していたが、1物理ページに複数の論理ページをまとめて印刷する場合においても、各計算タイプの計算方法を拡張することによって本発明は適応できる。なお、簡単のため、1物理ページ中に格納する論理ページ数をNと表現する。本実施の形態では、図4,図6,図9,図10における「論理ページ」を「物理ページ」と置き換えれば、第1の実施の形態と同様の手順で印刷制御を実現できる。この手順を、論理ページベースで説明すると次のようになる。
【0061】
1物理ページにつきN論理ページの印刷を行う場合において、各計算タイプにおけるデスプーラ305への最初の印刷要求を行うページ番号については、図11の通りである。図11において、タイプ1及びタイプ2では、「空白ページ判定基準を満たす場合空白ページ出力」とされているが、空白ページ判定基準とは次のようようなものである。
【0062】
第P論理ページは、N論理ページを1物理ページにまとめる場合、第(P/N)番目の物理ページに含まれる(ただし、演算"X/Y"は、YによりXの除算を行い小数部を切り上げた値を表す)。第P/N番目の物理ページには、第((P/N−1)×N+1)論理ページから第((P/N)×N)論理ページまで(あるいは最終ページまで)が含まれる。従って、第P論理ページを最終ページとすると、それが含まれる物理ページ番号P/Nが奇数であることが、タイプ1またはタイプ2において最初の物理ページを空白ページとする判定基準となる。
【0063】
また、タイプ1またはタイプ2の場合、空白ページ判定条件が満たされない場合には、第(((P/N)−1)×N+1)論理ページから第P論理ページ(最終論理ページ)までをまとめた物理ページを最初に印刷要求する。
【0064】
又、表に記載された印刷する論理ページとは、印刷要求を行おうとする物理ページに含まれる最大論理ページ番号である。その印刷要求ページに対して印刷される物理ページには、第(印刷要求ページ−N+1)番目から第(印刷要求ページ)番目の論理ページが含まれる。
【0065】
また、第2物理ページ以降に印刷要求する論理ページの計算方法については以下の通りである。求められる印刷要求ページとは、印刷要求を行おうとする物理ページに含まれる最大論理ページ番号である。なお、この印刷要求ページは、印刷する最終論理ページより大きくなりケースがある。そのような論理ページは印刷されない。
【0066】
なお、除算による小数点以下は断りのない限り切り上げるものとする。また、印刷する論理ページLに対して必要な物理ページ数Fは、
F=L/N
である。例えば、全13ページの文書を4ページずつまとめて1物理ページを構成するように印刷するとすれば、F=13/4=4となる。また、以下では印刷要求ページをNEXTと表記する。左辺のNEXTは新たに求める印刷要求ページであり、右辺のNEXTは直前に印刷要求したページを表している。
▲1▼計算タイプ1の場合
NEXT←(NEXT/N−2)×N
もし上式が0以下になった場合は以下の式によって再計算される。
【0067】
Fが奇数の場合
NEXT←F×N
Fが偶数の場合
NEXT←(F−1)×N
▲2▼計算タイプ2の場合
直前に印刷要求した物理ページが奇数の場合
NEXT←NEXT+2×N
直前に印刷要求した物理ページが偶数の場合
NEXT←NEXT−2×N
もし上式が0になった場合は以下の式によって再計算される。
【0068】
NEXT←N
▲3▼計算タイプ3の場合
NEXTがF×Nよりも大きい値であった場合
Fが奇数の場合
NEXT←F×N
Fが偶数の場合
NEXT←(F−1)×N
それ以外の場合
直前に印刷要求した物理ページが奇数の場合
NEXT←NEXT−2×N
直前に印刷要求した物理ページが偶数の場合
NEXT←NEXT+2×N
▲4▼計算タイプ4の場合
NEXTがF×Nよりも大きかった場合
NEXT←N
それ以外の場合
NEXT←NEXT+2×N
以上のような手順により、図6のステップ602において印刷要求する論理ページを決定することで、複数の論理ページを1物理ページにまとめて印刷する場合でも、オペレータは片面が印刷された用紙を表示された向きで給紙トレイに載置するだけで両面印刷が実現できる。このため、オペレータは給紙のタイプや排紙のタイプなどを勘案して印刷順を調整する必要も、テスト印刷を行う必要もない。
[第3の実施の形態]
前述の第1の実施の形態、第2の実施の形態の応用として、1物理ページに2論理ページを配置し、紙の両面に印刷するだけでなく、2つ折りにした結果、ページ順序があるように印刷する、いわゆる製本印刷が可能である。
【0069】
本実施形態では、図13に示すように、印刷される全ページをひとまとめにして2つ折りにすることで、ページ順序が整うように印刷する。
【0070】
また、図14に示すように、製本印刷によって出力される製本の体裁には以下の場合がある。
1.左から昇順にページ配置(左開き)
2.右から昇順にページ配置(右開き)
また、印刷されるページが横向きの場合も、ページの回転を行うだけで、ページの順序は変わらない。
【0071】
手差し製本印刷の場合、印刷要求ページの計算方法が異なるだけで、後の処理は前述の実施形態と同様である。
【0072】
図15は、図4に手差し製本印刷のための手順を追加したフローチャートである。図15におけるステップ1501において、手差し製本印刷を行うかどうか判定し、手差し製本印刷を行うならば後述するステップ1502に進む。手差し製本印刷を行わなければ、ステップ409へ進み、通常の印刷を行う。ステップ1501における判定は、ホストコンピュータ3000のキーボード9などから入力される印刷形式の指示に応じて行われる。
【0073】
ステップ1502において、ステップ404と同様に印刷ページ数を取得して、更に、製本を行なうのに必要な用紙枚数およびその時の印刷面数(FACEとする)を以下の式によって計算する。
【0074】
用紙枚数←印刷するページ数/4(小数点以下切り上げ)
これは、本実施形態の製本印刷においては、1物理ページに2論理ページを両面に印刷することから、1枚の用紙に対して4論理ページ分の印刷がなされることによる。例えば、図13の印刷例41においては、20論理ページ分であることから、用紙枚数は20/4=5枚となる。
【0075】
また、印刷面数FACEは1枚の用紙に対して表裏の2面存在するので、以下の式によって計算される。
【0076】
FACE←用紙枚数×2
1印刷面は前述の実施形態における1物理ページに相当する。図13の例では、FACE=5×2=10となる。印刷面1には第1,20論理ページ、印刷面2には第2,19論理ページ、…、印刷面10には第10,11論理ページが印刷されることになる。このため、本実施形態における印刷面を、第1の実施の形態における論理ページと考えれば、印刷面の出力順序は第1の実施の形態と同様に考えることができる。
【0077】
なお。ステップ1502において計算される値は、一度計算してしまえば再計算の必要はなく、繰り返し処理の中では省略される。
【0078】
以降、手差し製本印刷の処理、特に印刷要求するページ配置の決定について、図16及び図17を参照して詳しく説明する。図16は、図6のステップ602をステップ1602に置換したもので、他はかわらない。
【0079】
ステップ1202、すなわち手差し製本印刷における印刷要求ページの計算方法は、大きく次の2ステップの処理からなる。
1.印刷面を基に、第1実施形態の実施形態の要領で、印刷要求を行う印刷面を計算する。
2.印刷要求を行う印刷面に対して、製本印刷を実現するために配置する論理ページを計算する。
【0080】
項目1については、第1の実施例における論理ページを印刷面に置き換えて考えれば良い。これは図17のステップ1600で行われる。
【0081】
項目2はステップ1601以下に相当し、ステップ1600によって選ばれた印刷面をNEXTFACEとすると、印刷面NEXTFACEに配置する対応論理ページのうち、ページ番号の大きい方を以下の式によって計算する。
【0082】
対応論理ページ1←FACE+NEXTFACE
また、2つ目の論理ページは、以下の式によって計算される。
【0083】
対応論理ページ2←2×FACE+1−対応論理ページ1
例えば、11ページの文書を手差し製本印刷する場合、必要な用紙枚数は11/4=3枚、印刷面数FACE=3×2=6となる。
【0084】
これを例えば計算タイプ1について行う場合、6,4,2(裏返し要求)、5,3,1の印刷面の順で印刷要求をすることになり、最初に印刷要求を行う印刷面NEXTFACEは6である。よって、印刷面6に対する対応論理ページ1は、6+6=12ページとなり、対応論理ページ2は、2×6+1−12=1ページとなる。
【0085】
ステップ1602以下は、ステップ1601において計算された2つの論理ページを設定された製本の体裁に応じてどのように配置するかを決定する処理を示す。
【0086】
ステップ1602においては、計算された対応論理ページ1がアプリケーションからの印刷ページ数より大きいかどうか判定し、大きくなった場合は余白扱いとなり、ステップ1603へ進む。大きくなければステップ1604へスキップする。
【0087】
ステップ1603において、対応論理ページ1には余白が配置される。そのために、例えば余白をあらわすページ番号0を対応論理ページ1として示す代入する。
【0088】
ステップ1604およびステップ1605,1607において、印刷体裁(左開きか右開きか)および印刷面(折り込んだ際に内側にくるか外側にくるか)から計算された2つの論理ページの配置を決定する。
【0089】
具体的には、内側/外側の判定は、印刷面が偶数の場合内側、奇数の場合外側となる。ステップ1604およびステップ1605,1607による判定の結果、次のように処理が進む。
【0090】
左開きで折り込み内側になるページの場合ステップ1606へ進む。
【0091】
左開きで折り込み外側になるページの場合ステップ1608へ進む。
【0092】
右開きで折り込み外側になるページの場合ステップ1606へ進む。
【0093】
右開きで折り込み内側になるページの場合ステップ1608へ進む。
【0094】
ステップ1606において、印刷面における対応論理ページ2を左側に、対応論理ページ1を右側に配置する。
【0095】
ステップ1608において、印刷面における対応論理ページ2を右側に、対応論理ページ1を左側に配置する。
【0096】
このように配置された印刷面が、図16のステップ608で印刷要求され、印刷されることになる。なお、ステップ1604で判定される印刷体裁は、ホストコンピュータ3000のキーボードなどから設定ウインドウ等を用いて設定される。
【0097】
以上の処理により、手差し両面印刷における製本印刷が実現される。本実施形態においては、プリンタの給紙、排紙特性に応じた印刷要求面を計算し、その後対応する論理ページを計算することによって、ハードウェアの特性を意識せずに簡単に手差し両面印刷を用いた製本印刷が可能となる。
【0098】
【他の実施形態】
なお、本発明は、複数の機器(例えばホストコンピュータ,インタフェイス機器,リーダ,プリンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装置(例えば、複写機,ファクシミリ装置など)に適用してもよい。
【0099】
また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、達成される。
【0100】
この場合、記憶媒体から読出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0101】
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピディスク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMなどを用いることができる。
【0102】
また、コンピュータが読出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
【0103】
さらに、記憶媒体から読出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
【0104】
【発明の効果】
以上説明したとおり、本発明によれば、オペレータは片面が印刷された用紙を表示された向きで給紙トレイに載置するだけで両面印刷が実現できる。このため、オペレータは給紙のタイプや排紙のタイプなどを勘案して印刷順を調整する必要も、テスト印刷を行う必要もない。この際には、用紙の片面に1ページ印刷するようにも、複数ページを印刷するようにもできる。また、製本印刷を行うことも可能である。
【0105】
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態の印刷システムのブロック図である。
【図2】ホストコンピュータにおける典型的な印刷データ生成を示す図である。
【図3】中間コードを生成する図2を拡張した印刷データ生成を示す図である。
【図4】本発明に係る印刷制御手順のフローチャートである。
【図5】ハードウェア特性と計算タイプの関係を表す図である。
【図6】図4における印刷処理のフローチャートである。
【図7】ユーザに対する裏返し要求方法の分類を表した図である。
【図8】ユーザに対する裏返し要求ダイアログの一例を示す図である。
【図9】空白ページ印刷の処理のフローチャートである。
【図10】各計算タイプにおける最初に印刷要求を行うページを示す図である。
【図11】1物理ページにつき複数論理ページの印刷を行う場合において、各計算タイプにおける最初の印刷要求を行うページ数を示す図である。
【図12】レーザビームプリンタの断面図である。
【図13】製本印刷について説明する図である。
【図14】製本印刷の体裁について説明する図である。
【図15】手差し製本印刷処理のフローチャートである。
【図16】手差し製本印刷処理のフローチャートである。
【図17】手差し製本印刷時のページ配置処理のフローチャートである。
【符号の説明】
1 CPU
2 RAM
3 ROM
4 システムバス
12 CPU
13 ROM
19 RAM
3000 ホストコンピュータ
1500 プリンタ
Claims (34)
- 記録媒体の片面への印刷を行い、操作者による再給紙後に前記記録媒体の他面への印刷を行う印刷装置で印刷されるべき印刷データを生成するホストコンピュータとしての印刷制御装置であって、
製本印刷を行うか否かを判定する判定手段と、
印刷すべきデータを、ページ単位に所望の順序で読み出し可能に格納する格納手段と、
印刷しようとするページ数を獲得するページ数獲得手段と、
前記判定手段により製本印刷が判定されると、ページ数獲得手段により獲得されたページ数に基づいて、前記印刷装置で片面への印刷が行われた記録媒体を再給紙することにより両面印刷される記録媒体を重ねて2つ折りにするとページが順に並ぶように印刷ページの順序を決定する順序決定手段と、
前記順序決定手段により決定される印刷ページの順序に基づいて、前記格納手段に格納されている印刷すべきデータを読み出し、前記印刷装置で印刷されるべき印刷データを生成する生成手段と、
操作者に対して片面印刷された記録媒体を再給紙させる要求を出力する再給紙要求手段とを備え、
前記順序決定手段は、フェイスアップ排紙とフェイスダウン排紙が可能な印刷装置における記録媒体の供給及び排出の方向を判断し、判断された供給及び排出の方向に応じて、複数の計算方法から1つの計算方法を特定して、特定した計算方法で印刷ページの順序を決定し、
前記再給紙要求手段は、記録媒体に対して画像が形成される向きに関する画像方向情報に応じて、印刷された記録媒体を印刷装置の給紙部に再給紙する方向を示す要求を出力することを特徴とする印刷制御装置。 - 前記再給紙要求手段は、前記ページ数獲得手段により獲得されたページ数の半分を印刷要求した時点で、操作者に対して記録媒体を再給紙させる要求を出力することを特徴とする請求項1に記載の印刷制御装置。
- 前記ページ数獲得手段は、前記格納手段への印刷データの格納時にページ数を数えることを特徴とする請求項1または2に記載の印刷制御装置。
- 前記印刷装置における記録媒体の供給及び排出の方向を含む特性情報を取得する特性取得手段を更に備え、
前記順序決定手段は、前記特性取得手段により取得される特性情報の前記記録媒体の供給及び排出の方向に応じて、印刷ページの順序を決定することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の印刷制御装置。 - 製本印刷される記録媒体が右開きか左開きかを示す体裁情報を設定する体裁設定手段を更に備え、
前記順序決定手段は、前記体裁情報に応じて印刷ページの配置順序を決定することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の印刷制御装置。 - 記録媒体の片面への印刷を行い、操作者による再給紙後に前記記録媒体の他面への印刷を行う印刷装置で印刷されるべき印刷データを生成するホストコンピュータにおける印刷制御方法であって、
製本印刷を行うか否かを判定する判定工程と、
印刷すべきデータを、ページ単位に所望の順序で読み出し可能に格納手段へ格納する格納工程と、
印刷しようとするページ数を獲得するページ数獲得工程と、
前記判定工程により製本印刷が判定されると、ページ数獲得工程により獲得されたページ数に基づいて、前記印刷装置で片面への印刷が行われた記録媒体を再給紙することにより両面印刷される記録媒体を重ねて2つ折りにするとページが順に並ぶように印刷ページの順序を決定する順序決定工程と、
前記順序決定工程により決定される印刷ページの順序に基づいて、前記格納手段に格納されている印刷すべきデータを読み出し、前記印刷装置で印刷されるべき印刷データを生成する生成工程と、
操作者に対して片面印刷された記録媒体を再給紙させる要求を出力する再給紙要求工程とを備え、
前記順序決定工程は、フェイスアップ排紙とフェイスダウン排紙が可能な印刷装置における記録媒体の供給及び排出の方向を判断し、判断された供給及び排出の方向に応じて、複数の計算方法から1つの計算方法を特定して、特定した計算方法で印刷ページの順序を決定し、
前記再給紙要求工程では、記録媒体に対して画像が形成される向きに関する画像方向情報に応じて、印刷された記録媒体を印刷装置の給紙部に再給紙する方向を示す要求を出力することを特徴とする印刷制御方法。 - 前記再給紙要求工程では、前記ページ数獲得工程により獲得されたページ数の半分を印刷要求した時点で、操作者に対して記録媒体を再給紙させる要求を出力することを特徴とする請求項6記載の印刷制御方法。
- 前記ページ数獲得工程は、前記格納手段への印刷データの格納時にページ数を数えることを特徴とする請求項6または7に記載の印刷制御方法。
- 前記印刷装置における記録媒体の供給及び排出の方向を含む特性情報を取得する特性取得工程を更に備え、
前記順序決定工程では、前記特性取得工程により取得される特性情報の前記記録媒体の供給及び排出の方向に応じて、印刷ページの順序を決定することを特徴とする請求項6乃至8のいずれか1項に記載の印刷制御方法。 - 製本印刷される記録媒体が右開きか左開きかを示す体裁情報を設定する体裁設定工程を更に備え、
前記順序決定工程は、前記体裁情報に応じて印刷ページの配置順序を決定することを特徴とする請求項6乃至9のいずれか1項に記載の印刷制御方法。 - 記録媒体の片面への印刷を行い、操作者による再給紙後に前記記録媒体の他面への印刷を行う印刷装置で印刷されるべき印刷データをホストコンピュータにより生成させるためのコンピュータプログラムを格納するコンピュータ可読の記憶媒体であって、前記プログラムは、
製本印刷を行うか否かを判定する判定手段と、
印刷すべきデータを、ページ単位に所望の順序で読み出し可能に格納する格納手段と、
印刷しようとするページ数を獲得するページ数獲得手段と、
前記判定手段により製本印刷が判定されると、ページ数獲得手段により獲得されたページ数に基づいて、前記印刷装置で片面への印刷が行われた記録媒体を再給紙することにより両面印刷される記録媒体を重ねて2つ折りにするとページが順に並ぶように印刷ページの順序を決定する順序決定手段と、
前記順序決定手段により決定される印刷ページの順序に基づいて、前記格納手段に格納されている印刷すべきデータを読み出し、前記印刷装置で印刷されるべき印刷データを生成する生成手段と、
操作者に対して片面印刷された記録媒体を再給紙させる要求を出力する再給紙要求手段とを備え、
前記順序決定手段は、フェイスアップ排紙とフェイスダウン排紙が可能な印刷装置における記録媒体の供給及び排出の方向を判断し、判断された供給及び排出の方向に応じて、複数の計算方法から1つの計算方法を特定して、特定した計算方法で印刷ページの順序を決定し、
前記再給紙要求手段は、記録媒体に対して画像が形成される向きに関する画像方向情報に応じて、印刷された記録媒体を印刷装置の給紙部に再給紙する方向を示す要求を出力する印刷制御装置としてコンピュータを機能させることを特徴とする記憶媒体。 - 前記再給紙要求手段は、前記ページ数獲得手段により獲得されたページ数の半分を印刷要求した時点で、操作者に対して記録媒体を再給紙させる要求を出力することを特徴とする請求項11に記載の記憶媒体。
- 前記ページ数獲得手段は、前記格納手段への印刷データの格納時にページ数を数えることを特徴とする請求項11または12に記載の記憶媒体。
- 前記プログラムは、前記印刷装置における記録媒体の供給及び排出の方向を含む特性情報を取得する特性取得手段を更に実現し、
前記順序決定手段は、前記特性取得手段により取得される特性情報の前記記録媒体の供給及び排出の方向に応じて、印刷ページの順序を決定することを特徴とする請求項11乃至13のいずれか1項に記載の記憶媒体。 - 前記プログラムは、製本印刷される記録媒体が右開きか左開きかを示す体裁情報を設定する体裁設定手段を更に実現し、
前記順序決定手段は、前記体裁情報に応じて印刷ページの配置順序を決定することを特徴とする請求項11乃至14のいずれか1項に記載の印記憶媒体。 - 記録媒体の片面への印刷を行い、操作者による再給紙後に前記記録媒体の他面への印刷を行う印刷装置と、該印刷装置で印刷されるべき印刷データを生成するホストコンピュータとしての印刷制御装置とを接続してなる印刷システムであって、
前記印刷制御装置は、製本印刷を行うか否かを判定する判定手段と、印刷すべきデータを、ページ単位に所望の順序で読み出し可能に格納する格納手段と、印刷しようとするページ数を獲得するページ数獲得手段と、前記判定手段により製本印刷が判定されると、ページ数獲得手段により獲得されたページ数に基づいて、前記印刷装置で片面への印刷が行われた記録媒体を再給紙することにより両面印刷される記録媒体を重ねて2つ折りにするとページが順に並ぶように印刷ページの順序を決定する順序決定手段と、前記順序決定手段により決定される印刷ページの順序に基づいて、前記格納手段に格納されている印刷すべきデータを読み出し、前記印刷装置で印刷されるべき印刷データを生成する生成手段と、操作者に対して片面印刷された記録媒体を再給紙させる要求を出力する再給紙要求手段とを備え、
前記順序決定手段は、フェイスアップ排紙とフェイスダウン排紙が可能な印刷装置における記録媒体の供給及び排出の方向を判断し、判断された供給及び排出の方向に応じて、複数の計算方法から1つの計算方法を特定して、特定した計算方法で印刷ページの順序を決定し、
前記再給紙要求手段は、記録媒体に対して画像が形成される向きに関する画像方向情報に応じて、印刷された記録媒体を印刷装置の給紙部に再給紙する方向を示す要求を出力し、
前記印刷装置は、前記出力手段により出力される順序で印刷出力を行うことを特徴とする印刷システム。 - 記録媒体の片面への印刷を行い、操作者による再給紙後に前記記録媒体の他面への印刷を行う印刷装置で印刷されるべき印刷データを生成するホストコンピュータとしての印刷制御装置であって、
どのように製本レイアウトが行われるかを決定するための製本体裁を設定する製本設定手段と、
印刷すべきデータを、ページ単位に所望の順序で読み出し可能に格納する格納手段と、
印刷しようとするページ数を獲得するページ数獲得手段と、
前記製本設定手段により設定される製本体裁と、前記ページ数獲得手段により獲得されたページ数に基づいて、前記印刷装置で片面への印刷が行われた記録媒体を再給紙することにより両面印刷される記録媒体を重ねて2つ折りにするとページが順に並ぶように記録媒体上のページの配置及び前記格納手段に格納されているデータの読出順序を決定する順序決定手段と、
前記順序決定手段により決定される読出順序に応じて、前記格納手段にページ単位で格納されているデータを読み出し、前記決定された記録媒体上のページの配置に従って製本レイアウト済みの印刷データを生成する生成手段とを備え、
前記順序決定手段は、少なくともフェイスアップ排紙とフェイスダウン排紙が可能な印刷装置における記録媒体の排出の方向を判断し、該判断された排出の方向を用いて複数の計算方法から1つの計算方法を特定して、特定した計算方法で前記データの各ページの読出順序を決定することを特徴とする印刷制御装置。 - 前記順序決定手段は、製本印刷が可能な最小限の枚数の用紙となるよう印刷ページの配置を決定することを特徴とする請求項17に記載の印刷制御装置。
- 前記製本体裁は右開きか左開きかを設定する方向情報を更に含み、前記順序決定手段は、前記方向情報に応じて印刷ページの配置を決定することを特徴とする請求項17または18に記載の印刷制御装置。
- 操作者に対して片面印刷された記録媒体を再給紙させる要求を出力する再給紙要求手段を更に備え、
前記再給紙要求手段は、記録媒体に対して画像が形成される向きに関する画像方向情報に応じて、印刷された記録媒体を印刷装置の給紙部に再給紙する方向を示す要求を出力することを特徴とする請求項17乃至19のいずれか1項に記載の印刷制御装置。 - 記録媒体の片面への印刷を行い、操作者による再給紙後に前記記録媒体の他面への印刷を行う印刷装置で印刷されるべき印刷データを生成するホストコンピュータにおける印刷制御方法であって、
どのように製本レイアウトが行われるかを決定するための製本体裁を設定する製本設定工程と、
印刷すべきデータを、ページ単位に所望の順序で読み出し可能に格納手段に格納する格納工程と、
印刷しようとするページ数を獲得するページ数獲得手段と、
前記製本設定工程により設定される製本体裁と、前記ページ数獲得工程により獲得されたページ数に基づいて、前記印刷装置で片面への印刷が行われた記録媒体を再給紙することにより両面印刷される記録媒体を重ねて2つ折りにするとページが順に並ぶように記録媒体上のページの配置及び前記格納手段に格納されているデータの読出順序を決定する順序決定工程と、
前記順序決定工程により決定される読出順序に応じて、前記格納手段にページ単位で格納されているデータを読み出し、前記決定された記録媒体上のページの配置に従って製本レイアウト済みの印刷データを生成する生成工程とを備え、
前記順序決定工程は、少なくともフェイスアップ排紙とフェイスダウン排紙が可能な印 刷装置における記録媒体の排出の方向を判断し、該判断された排出の方向を用いて複数の計算方法から1つの計算方法を特定して、特定した計算方法で前記データの各ページの読出順序を決定することを特徴とする印刷制御方法。 - 前記順序決定工程は、製本印刷が可能な最小限の枚数の用紙となるよう印刷ページの配置を決定することを特徴とする請求項21に記載の印刷制御方法。
- 前記製本体裁は右開きか左開きかを設定する方向情報を更に含み、前記順序決定工程は、前記方向情報に応じて印刷ページの配置を決定することを特徴とする請求項21または22に記載の印刷制御方法。
- 操作者に対して片面印刷された記録媒体を再給紙させる要求を出力する再給紙要求工程を更に備え、
前記再給紙要求工程では、記録媒体に対して画像が形成される向きに関する画像方向情報に応じて、印刷された記録媒体を印刷装置の給紙部に再給紙する方向を示す要求を出力することを特徴とする請求項21乃至23のいずれか1項に記載の印刷制御方法。 - 記録媒体の片面への印刷を行い、操作者による再給紙後に前記記録媒体の他面への印刷を行う印刷装置で印刷されるべき印刷データをホストコンピュータにより生成させるためのコンピュータプログラムを記憶するコンピュータ可読記憶媒体であって、前記プログラムは、
どのように製本レイアウトが行われるかを決定するための製本体裁を設定する製本設定手段と、
印刷すべきデータを、ページ単位に所望の順序で読み出し可能に格納する格納手段と、
印刷しようとするページ数を獲得するページ数獲得手段と、
前記製本設定手段により設定される製本体裁と、前記ページ数獲得手段により獲得されたページ数に基づいて、前記印刷装置で片面への印刷が行われた記録媒体を再給紙することにより両面印刷される記録媒体を重ねて2つ折りにするとページが順に並ぶように記録媒体上のページの配置及び前記格納手段に格納されているデータの読出順序を決定する順序決定手段と、
前記順序決定手段により決定される読出順序に応じて、前記格納手段にページ単位で格納されているデータを読み出し、前記決定された記録媒体上のページの配置に従って製本レイアウト済みの印刷データを生成する生成手段とをコンピュータにより実現させ、
前記順序決定手段は、少なくともフェイスアップ排紙とフェイスダウン排紙が可能な印刷装置における記録媒体の排出の方向を判断し、該判断された排出の方向を用いて複数の計算方法から1つの計算方法を特定して、特定した計算方法で前記データの各ページの読出順序を決定することを特徴とする記憶媒体。 - 前記順序決定手段は、製本印刷が可能な最小限の枚数の用紙となるよう印刷ページの配置を決定することを特徴とする請求項25に記載の記憶媒体。
- 前記製本体裁は右開きか左開きかを設定する方向情報を更に含み、前記順序決定手段は、前記方向情報に応じて印刷ページの配置を決定することを特徴とする請求項25または26に記載の記憶媒体。
- 前記プログラムは、操作者に対して片面印刷された記録媒体を再給紙させる要求を出力する再給紙要求手段を更に備え、
前記再給紙要求手段は、記録媒体に対して画像が形成される向きに関する画像方向情報に応じて、印刷された記録媒体を印刷装置の給紙部に再給紙する方向を示す要求を出力することを特徴とする請求項25乃至27のいずれか1項に記載の記憶媒体。 - 記録媒体の片面への印刷を行い、操作者による再給紙後に前記記録媒体の他面への印刷を行う印刷装置と、該印刷装置で印刷されるべき印刷データを生成するホストコンピュータとしての印刷制御装置を接続してなる印刷システムであって、
前記印刷制御装置は、どのように製本レイアウトが行われるかを決定するための製本体裁を設定する製本設定手段と、印刷すべきデータを、ページ単位に所望の順序で読み出し可能に格納する格納手段と、印刷しようとするページ数を獲得するページ数獲得手段と、前記製本設定手段により設定される製本体裁と、前記ページ数獲得手段により獲得されたページ数に基づいて、前記印刷装置で片面への印刷が行われた記録媒体を再給紙することにより両面印刷される記録媒体を重ねて2つ折りにするとページが順に並ぶように記録媒体上のページの配置及び前記格納手段に格納されているデータの読出順序を決定する順序決定手段と、前記順序決定手段により決定される読出順序に応じて、前記格納手段にページ単位で格納されているデータを読み出し、前記決定された記録媒体上のページの配置に従って製本レイアウト済みの印刷データを生成する生成手段とを備え、
前記順序決定手段は、少なくともフェイスアップ排紙とフェイスダウン排紙が可能な印刷装置における記録媒体の排出の方向を判断し、該判断された排出の方向を用いて複数の計算方法から1つの計算方法を特定して、特定した計算方法で前記データの各ページの読出順序を決定し、
前記印刷装置は、前記出力手段により出力される順序で印刷出力を行うことを特徴とする印刷システム。 - 前記印刷制御装置は、操作者に対して片面印刷された記録媒体を再給紙させる要求を出力する再給紙要求手段を更に備え、
前記再給紙要求手段は、記録媒体に対して画像が形成される向きに関する画像方向情報に応じて、印刷された記録媒体を印刷装置の給紙部に再給紙する方向を示す要求を出力することを特徴とする請求項29に記載の印刷システム。 - 前記順序決定手段は、前記特定された計算方法を用いて、前記記録媒体の印刷面の出力順序を求め、求まった印刷面の出力順序に応じて、各印刷面に配置する2ページ分のデータの読み出し順序を決定することを特徴とする請求項17に記載の印刷制御装置。
- 前記順序決定工程は、前記特定された計算方法を用いて、前記記録媒体の印刷面の出力順序を求め、求まった印刷面の出力順序に応じて、各印刷面に配置する2ページ分のデータの読出順序を決定することを特徴とする請求項21に記載の印刷制御方法。
- 前記順序決定手段は、前記特定された計算方法を用いて、前記記録媒体の印刷面の出力順序を求め、求まった印刷面の出力順序に応じて、各印刷面に配置する2ページ分のデータの読出順序を決定することを特徴とする請求項25に記載の記憶媒体。
- 前記順序決定手段は、前記特定された計算方法を用いて、前記記録媒体の印刷面の出力順序を求め、求まった印刷面の出力順序に応じて、各印刷面に配置する2ページ分のデータの読出順序を決定することを特徴とする請求項29に記載の印刷システム。
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