JP2004240850A - 印刷制御装置、印刷制御方法及び実行プログラムを格納した媒体 - Google Patents
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Abstract
【目的】印刷ジョブの所有者の識別を高めることができる印刷制御装置を提供すること。
【構成】情報処理装置上でバナー(仕切り紙)を作成する手段と、前記情報処理装置上で作成したバナーにバナー開始命令と終了命令を付加する手段と、プリンタにおいてバナー開始命令と終了命令を抽出してバナーと本文を別ジョブとして処理する手段と、前記プリンタにおいてバナーと本文の間に第三者のジョブが割り込むのを防ぐ手段と、前記プリンタにおいてバナーと本文が同じトレイに出力されるように制御する手段と、バナー部の印刷色を指定する手段を含んで印刷制御装置を構成する。
【選択図】 図1
【構成】情報処理装置上でバナー(仕切り紙)を作成する手段と、前記情報処理装置上で作成したバナーにバナー開始命令と終了命令を付加する手段と、プリンタにおいてバナー開始命令と終了命令を抽出してバナーと本文を別ジョブとして処理する手段と、前記プリンタにおいてバナーと本文の間に第三者のジョブが割り込むのを防ぐ手段と、前記プリンタにおいてバナーと本文が同じトレイに出力されるように制御する手段と、バナー部の印刷色を指定する手段を含んで印刷制御装置を構成する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、印刷制御装置、印刷制御方法及び実行プログラムを格納した媒体に関するもので、特にパーソナルコンピュータ等の情報処理装置と、カラー印刷可能なプリンタから成るシステムにおけるバナーの生成及び印刷制御に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
バナーとは、Network Serverが作成するバナーや、Windows systemが作成するバナーのことを従来は指していた。例えば、Network Sever が作成するバナーを例に挙げて説明すると、クライアントPCでドライバが作成したジョブがNetwork Serverに届くと、Network Serverはログインしたユーザー名が記述されたバナーをテキストデータで作成し、これを送られてきたジョブの先頭につけてプリンタに送っていた。
【0003】
又、Windows systemが作成するバナーに関しても全く同様で、プリントの命令が実行されると、Windows systemがクライアントPCにログインしたユーザー名を記述したバナーを作成し、これをジョブの先頭につけてプリンタに送っていた。
【0004】
しかしながら、上記の方法では、Network Serverが作成するバナーや、Windows systemが作成するバナーは、プリンタドライバが作成するPDLプリントジョブとは別ジョブとしてプリンタに送られるため、他のユーザーからのプリントジョブがほぼ同時期に送られると、バナーとプリントジョブの間に第三者のプリントジョブが割り込む可能性があった。これは、自分が印刷したプリントジョブと第三者のプリントジョブを仕切ることがバナーの目的ということを考えると、バナーがプリントジョブと一対にならないことは、バナーの本来の目的を達していないことになる。しかも、最近は、1台のプリンタを複数のユーザーで共有するようなネットワーク接続の高速プリンタが普及してきているため、更にこの問題が顕著化する傾向にあった。
【0005】
又、ステイプル機能を有するフィニッシャーに、ステイプル指示がされたプリントジョブを送った場合、プリンタドライバが作成するPDLプリントジョブと、バナーが別ジョブとしてプリンタに送られると、ステイプルの指示がされたPDLプリントジョブだけがステイプル機能のあるトレイに出力され、ステイプルの指示がされていないバナーは、標準トレイ、つまりプリントジョブとは異なったトレイに出力されるといった問題もあった。
【0006】
これらの問題は、バナーがプリントジョブとは別ジョブとして作成されたために発生する問題であるが、昨今はプリンタドライバがバナーを作成し、それをプリンタがバナーとして認識することにより、上記問題を解決するようなモノクロディジタル複合機システムが存在するようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
バナー印刷は、主にネットワーク環境において、複数のクライアントPC(ユーザ)が1つのプリンタを共有するような場合、印刷ジョブの所有者を第三者から容易に識別可能にするために、印刷ジョブの先頭に識別情報を付加した出力を行うものであり、バナーページに含まれる情報はたかだかモノクロのテキストで充分に役割を果たすことができる。
【0008】
しかしながら、バナー印刷は印刷ジョブの所有者を第三者から容易に識別可能にするという目的があるが、従来のようなモノクロ印刷では、色表現が不可能であることから、識別情報としてテキスト情報に頼るしかなく、直感性に欠けるという欠点があった。
【0009】
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、バナーページに出力されるテキスト部に対してテキスト色を割り当てることによって、印刷ジョブの所有者の識別を高めることができる印刷制御装置、印刷制御方法及び実行プログラムを格納した媒体を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は次のような構成から成る。即ち、カラー印刷が可能なプリンタと接続されたパーソナルコンピュータ等の情報処理装置から成るシステムであって、前記情報処理装置上で、前記プリンタに送信される印刷データを生成する前に、一旦、最終的に前記プリンタに送付する印刷データとは異なる形式のデータ形式(所謂中間コード)での一時保存を行うスプール手段を備え、この中間コード形式で一時保存されたデータから改めて最終的に前記プリンタに送付する印刷データを生成するデスプール手段と、プリンタ制御コマンドを生成する手段を備えたシステムにおいて、前記情報処理装置上でバナー(仕切り紙)を作成する手段と、前記情報処理装置上で作成したバナーにバナー開始命令と終了命令を付加する手段と、前記プリンタにおいてバナー開始命令と終了命令を抽出してバナーと本文を別ジョブとして処理する手段と、前記プリンタにおいてバナーと本文の間に第三者のジョブが割り込むのを防ぐ手段と、前記プリンタにおいてバナーと本文が同じトレイに出力されるように制御する手段と、バナー部の印刷色を指定する手段を備える。
【0011】
更には、該印刷制御装置は、前記情報処理装置上でバナー部に対する印刷色指定を一括管理する手段を更に備える。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0013】
<実施の形態1>
以下、本発明を適用するのに好適である実施の形態について説明する。
【0014】
図1は本発明の実施の形態を示すプリンタ制御システムの構成を説明するブロック図である。尚、本発明の機能が実行されるのであれば、単体の機器であっても、複数の機器から成るシステムであっても、LAN、WAN等のネットワークを介して接続がなされ処理が行われるシステムであっても本発明を適用することができる。
【0015】
図1において、ホストコンピュータ3000は、ROM3のプログラム用ROM或は外部メモリ11に記憶された文書処理プログラム等に基づいて図形、イメージ、文字、表(表計算等を含む)等が混在した文書処理を実行するCPU1を備え、システムバス4に接続される各デバイスをCPU1が総括的に制御する。
【0016】
又、このROM3のプログラム用ROM或は外部メモリ11には、CPU1の制御プログラムであるオペレーティングシステムプログラム(以下、OS)等を記憶し、ROM3のフォント用ROM或は外部メモリ11には上記文書処理の際に使用するフォントデータ等を記憶し、ROM3のデータ用ROM或は外部メモリ11には上記文書処理等を行う際に使用する各種データを記憶する。RAM2は、CPU1の主メモリ、ワークエリア等として機能する。
【0017】
キーボードコントローラ(KBC)5は、キーボード9や不図示のポインティングデバイスからのキー入力を制御する。CRTコントローラ(CRTC)6は、CRTディスプレイ(CRT)10の表示を制御する。7はディスクコントローラ(DKC)で、ブートプログラム、各種のアプリケーション、フォントデータ、ユーザファイル、編集ファイル、プリンタ制御コマンド生成プログラム(以下、プリンタドライバ)等を記憶するハードディスク(HD)、フロッピーディスク(FD)等の外部メモリ11とのアクセスを制御する。プリンタコントローラ(PRTC)8は、双方向性インターフェース(インターフェース)21を介してプリンタ1500に接続されて、プリンタ1500との通信制御処理を実行する。
【0018】
尚、CPU1は、例えばRAM2上に設定された表示情報RAMへのアウトラインフォントの展開(ラスタライズ)処理を実行し、CRT10上でのWYSIWYGを可能としている。又、CPU1は、CRT10上の不図示のマウスカーソル等で指示されたコマンドに基づいて登録された種々のウインドウを開き、種々のデータ処理を実行する。ユーザは印刷を実行する際、印刷の設定に関するウインドウを開き、プリンタの設定や、印刷モードの選択を含むプリンタドライバに対する印刷処理方法の設定を行える。
【0019】
プリンタ1500は、CPU12により制御される。プリンタCPU12は、ROM13のプログラム用ROMに記憶された制御プログラム等或は外部メモリ14に記憶された制御プログラム等に基づいてシステムバス15に接続される印刷部(プリンタエンジン)17に出力情報としての画像信号を出力する。又、このROM13のプログラムROMには、CPU12の制御プログラム等を記憶する。ROM13のフォント用ROMには上記出力情報を生成する際に使用するフォントデータ等が記憶され、ROM13のデータ用ROMには、ハードディスク等の外部メモリ14が無いプリンタの場合には、ホストコンピュータ上で利用される情報等が記憶されている。
【0020】
CPU12は、入力部18を介してホストコンピュータとの通信処理が可能となっており、プリンタ内の情報等をホストコンピュータ3000に通知できる。RAM19は、CPU12の主メモリや、ワークエリア等として機能するRAMで、図示しない増設ポートに接続されるオプションRAMによりメモリ容量を拡張することができるように構成されている。
【0021】
尚、RAM19は、出力情報展開領域、環境データ格納領域、NVRAM等に用いられる。前述したハードディスク(HD)、ICカード等の外部メモリ14は、メモリコントローラ(MC)20によりアクセスを制御される。外部メモリ14は、オプションとして接続され、フォントデータ、エミュレーションプログラム、フォームデータ等を記憶したり、展開した印刷データのスプール用として使われる。又、18は前述した操作パネルで操作のためのスイッチ及びLED表示器等が配されている。
【0022】
又、前述した外部メモリ14は1個に限らず、複数個備えられ、内蔵フォントを加えたオプションカード、展開した印刷データのスプール用メモリ、言語系の異なるプリンタ制御言語を解釈するプログラムを格納した外部メモリを複数接続できるように構成されていても良い。更に、図示しないNVRAMを有し、操作パネル1501からのプリンタモード設定情報を記憶するようにしても良い。
【0023】
図2はプリンタ等の印刷装置が直接接続されているか、或はネットワーク経由で接続されているホストコンピュータにおける典型的な印刷処理の構成図である。
【0024】
アプリケーション201、グラフィックエンジン202、プリンタドライバ203及びシステムスプーラ204は、外部メモリ11に保存されたファイルとして存在し、実行される場合にOSやそのモジュールを利用するモジュールによってRAM2にロードされ実行されるプログラムモジュールである。又、アプリケーション201及びプリンタドライバ203は、外部メモリ11のFDや不図示のCD−ROM、或は不図示のネットワークを経由して外部ディスク11のHDに追加することが可能となっている。外部メモリ11に保存されているアプリケーション201は、RAM2にロードされて実行されるが、このアプリケーション201からプリンタ1500に対して印刷を行う際には、同様にRAM2にロードされ実行可能となっているグラフィックエンジン202を利用して出力(描画)を行う。
【0025】
グラフィックエンジン202は、印刷装置ごとに用意されたプリンタドライバ203を同様に外部メモリ11からRAM2にロードし、アプリケーション201の出力をプリンタドライバ203に設定する。そして、アプリケーション201から受け取るGDI(Graphic Device Interface)関数からDDI(Device Driver Interface )関数に変換して、プリンタドライバ203へDDI関数を出力する。
【0026】
プリンタドライバ203は、グラフィックエンジン202から受け取ったDDI関数に基づいて、プリンタが認識可能な制御コマンド、例えばPDL(Pag e Description Language)に変換する。変換されたプリンタ制御コマンドは、OSによってRAM2にロードされたシステムスプーラ204を経てインタフェース21経由でプリンタ1500へ印刷データとして出力される仕組みとなっている。
【0027】
本実施の形態に係る印刷システムは、図2で示すプリンタとホストコンピュータから成る印刷システムに加えて、更に第3図に示すように、アプリケーションからの印刷データを一旦中間コードデータでスプールする構成を有する。
【0028】
図3は図2のシステムを拡張したもので、グラフィックエンジン202からプリンタドライバ20バ203へ印刷命令を送る際に、一旦中間コードから成るスプールファイル303を生成する構成を採る。図2のシステムでは、アプリケーション201が印刷処理から開放されるのはプリンタドライバ203がグラフィックエンジン202からの全ての印刷命令をプリンタの制御コマンドへ変換し終った時点である。これに対して、図3のシステムでは、スプーラ302が全ての印刷命令を中間コードデータに変換し、スプールファイル303に出力した時点である。
【0029】
通常、後者の方が短時間で済む。又、図3で示すシステムにおいては、スプールファイル303の内容に対して加工することができる。これによりアプリケーションからの印刷データに対して、拡大縮小や、複数ページを1ページに縮小して印刷する等、アプリケーションの持たない機能を実現することができる。
【0030】
これらの目的のために、図2のシステムに対し、図3のように中間コードデータでスプールするよう、システムの拡張がなされてきている。尚、印刷データの加工を行うためには、通常プリンタドライバ203が提供するウインドウから設定を行い、プリンタドライバ203がその設定内容をRAM2上或は外部メモリ11上に保管する。
【0031】
以下、図3の詳細を説明する。
【0032】
図3に示すように、この拡張された処理方式では、グラフィックエンジン202からの印刷命令をディスパッチャ301が受け取る。ディスパッチャ301がグラフィックエンジン202から受け取った印刷命令がアプリケーション201からグラフィックエンジン202へ発行された印刷命令の場合には、ディスパッチャ301は、外部メモリ11に格納されているスプーラ302をRAM2にロードし、プリンタドライバ203ではなくスプーラ302へ印刷命令を送付する。
【0033】
スプーラ302は、受け取った印刷命令を中間コードに変換してスプールファイル303に出力する。又、スプーラ302は、プリンタドライバ203に対して設定されている印刷データに関する加工設定をプリンタドライバ203から取得してスプールファイル303に保存する。尚、スプールファイル303は外部メモリ11上にファイルとして生成するが、RAM2上に生成されても構わない。更に、スプーラ302は、外部メモリ11に格納されているスプールファイルマネージャ304をRAM2にロードし、スプールファイルマネージャ304に対してスプールファイル303の生成状況を通知する。その後、スプールファイルマネージャ304は、スプールファイル303に保存された印刷データに関する加工設定の内容に従って印刷を行えるか判断する。
【0034】
スプールファイルマネージャ304がグラフィックエンジン202を利用して印刷を行えると判断した際には、外部メモリ11に格納されているデスプーラ305をRAM2にロードし、デスプーラ305に対して、スプールファイル303に記述された中間コードの印刷処理を行うように指示する。
【0035】
デスプーラ305は、スプールファイル303に含まれる中間コードをスプールファイル303に含まれる加工設定の内容に従って加工し、もう一度グラフィックエンジン202経由で出力する。
【0036】
ディスパッチャ301がグラフィックエンジン202から受け取った印刷命令がデスプーラ305からグラフィックエンジン202へ発行された印刷命令の場合には、ディスパッチャ301は、スプーラ302ではなく、プリンタドライバ203に印刷命令を送る。
【0037】
プリンタドライバ203は、プリンタ制御コマンドを生成し、システムスプーラ204経由でプリンタ1500に出力する。
【0038】
図4はクライアントでバナーを作成する時の制御方法を示したフローチャート。図5はバナー付きプリントジョブを受け取ったプリンタがどのようにバナーを制御するかを示したフローチャート、図6はクライアントで作成されるバナー付きPDLプリントジョブをコマンドレベルで説明した例を示す図、図7はクライアントから送られてくるバナー付きプリントジョブをコントローラとエンジンがどのように時系列的に処理するかを示す図、図8及び図9は本発明であるバナー印刷時のカラーモード制御方法をユーザが設定するための手段の一例を示したものである。
【0039】
以下、図4及び図5に示すフローチャートを中心にして本実施の形態を詳しく説明する。
【0040】
先ず、図4の401で示すように、ホストコンピュータ上のアプリケーションから印刷実行命令が指示されると、図3の301のディスパッチャがグラフィックエンジンから印刷命令を受け取り、プリンタドライバに対して設定されているバナーの設定項目をプリンタドライバから取得する。ここで、図4の402で示すように、バナー印刷が設定されている場合には、図3の304のスプールファイルマネージャがデスプーラにその旨を伝え、図4の403で示すように、デスプーラでバナーの作成を行う。
【0041】
本発明におけるバナーのテキスト色は、前記バナーの設定項目に含まれており、デスプーラによってテキスト色が設定される。デスプーラにてバナーの印刷が設定されていない場合には、バナーの作成は行わない。バナーの作成が終わると、デスプーラは、もう一度グラフィックエンジンにデータを送り、送られてきたデータは、図4の404で示すようにプリンタドライバで、バナー開始命令と終了命令が付加されて、PDLプリントジョブとしてプリンタに送出される。この際、バナーのテキスト色については、PDLコマンドとしてプリンタに送出される。
【0042】
図5はプリンタドライバによって作成されたプリンタ制御コマンドがシステムスプーラ経由でプリンタに送られてきた場合のプリンタ側の制御方法を説明したものである。
【0043】
先ず、図5の501で、「バナーの開始命令がプリントジョブの先頭にあるか」の確認が行われる。開始命令としては、以下のようなJLコマンドで指定される。
【0044】
@PJL COMMENT CANPJL SET DOCUMENTTYPE=BANNER
ここで、Yesの場合は、図5の502で示すように、バナー終了命令がくるまでのデータをバナーとして認識し、プリンタメモリ上にバナーをビットマップで展開する。バナーに対してモノクロ印刷を指定した場合のプリントジョブは、バナー開始命令の直後に以下の命令が発行される。
【0045】
@PJL COMMENT CANPJL SET COLORMODE=MONO
これにより、プリンタは、バナー部に関してモノクロモードで動作する。
【0046】
一方、バナーに対してカラー印刷を指定した場合のプリントジョブについては、バナー開始命令の直後に以下の命令が発行される。
【0047】
@PJL COMMENT CANPJL SET COLORMODE=COLOR
これにより、プリンタは、バナー部に関してカラーモードで動作する。
【0048】
そして、本発明におけるバナーをカラーモードで印刷する場合のテキスト色は、ステップS502内でPDLコマンドとして送信されてくるので、プリンタはPDLコマンドに従い処理を行えばよい。
【0049】
又、バナーの終了命令としては、以下のようなJLコマンドで指定される。
【0050】
@PJL COMMENT CANPJL SET DOCUMENTTYPE=JOB
以降の命令は、本文用の命令として処理される。
【0051】
次に、図5の503で示すように、バナー終了命令に続くフィニッシング制御コマンドの確認を行い、引き続き展開をする実際の描画データを特定のトレイに出力しなくてならない場合には、図5の504で示すように、前記で展開したバナーを、描画データが出力されるのと同じトレイに出力する。特に、特定のトレイに出力する必要がない場合には、図5の505で示すように、例えば、プリンタのパネルで設定されているデフォルトのトレイにバナーの出力を行う。ここで言っている、描画データを特定のトレイに出力しなくてはならない場合であるが、例えばステイプルが選択されている場合で、且つ、プリンタがステイプルを行えないトレイを持っている場合等である。バナーの出力が終わると、図5の506で示すように、実際の描画データをメモリ上に展開して順次プリンタに出力する。
【0052】
図6は本実施の形態でプリンタドライバが作成するプリンタ制御コマンドの例を示したものである。
【0053】
先ず、ジョブ開始命令が発行され、次に「バナー開始命令」と「バナー終了命令」に囲まれたバナーの実体が続く。そして、その後に、フィニッシング等の設定内容を示す命令が発行される。
【0054】
本実施の形態では、PJLのコメントを用いてフィニッシング等の制御を行っているが、これは誤って本ドライバから、本システムをサポートしていない他社のプリンタにプリントジョブが送られた場合でも、PJLのコメントとして追加された独自コマンドならば誤動作等を起こさないという特徴がある。
【0055】
次に、フィニッシング機能を例に取り、独自コマンドとして追加したPJLについて説明する。
【0056】
例えば、「ステイプルを左上に打ちたい」といった内容が設定される場合には、
@PJL COMMENT CANPJL SET STAPLE=GENERICON
@PJL COMMENT CANPJL SET LOCATION=UPPER_LEFT
というPJLが発行される。プリンタは、2行目のCANPJL SET STAPLE のチェックを行い、ここがGENERICON であればステイプルありと判断し、上記で説明したように、必要があればバナーの出力されるトレイを変更する。
【0057】
本実施の形態では、バナー開始命令、終了命令及びカラーモードの指定についてもPJLのコメントとして追加した独自コマンドとして実現している。
【0058】
本実施の形態で説明しているプリンタドライバは、バナーと描画データを1つのジョブとしてプリンタに送っているが、プリンタ内部では、バナーと描画データは、別ジョブとして処理されている。つまり、プリントジョブを受け取ったプリンタは、バナーの終了命令を受け取った時点でジョブを一度クローズして、エンジンに対して出力命令を行う。これは、バナーも含めた描画データを1ジョブと見なすと、例えば描画データに対してステイプル命令があった場合に、バナーまで本文と一緒にステイプルされてしまうためである。つまり、図6で示すフィニッシング等の設定を示すJL Commandの影響する範囲は、バナーを含まない本文だけということである。
【0059】
図7はプリンタドライバで作成されるバナー付きプリントジョブをコントローラとエンジンがどのように時系列的に処理をしているかを示した図である。
【0060】
前述のように、プリンタは、バナーと描画データを別ジョブとして内部的には処理を行っているが、別ジョブにしたことにより、バナーと本文の間に、第三者のプリントジョブが割り込む可能性が出てくる。これを防ぐために、たとえプリンタが並列処理を行って、第三者のバナーのイメージ展開を本文のプリントジョブの展開より早く終わらせても、バナーと対になった本文の印刷が終わるまでは第三者のバナー出力を行わないようにする。
【0061】
図8及び図9はバナーの印刷制御方法をユーザに通知する手段を示したものである。
【0062】
図8で示す「バナーを付ける」が設定されると、本チェックボックスの右にある「Details 」が有効となり、これを選択すると、図9で示すようなバナーに対してモノクロ印刷を行うかどうかのチェックボックスが表示される。同チェックボックスがチェックされている場合は、バナー部に対してモノクロ印刷命令が発行される。更に、バナー部に出力するテキスト色を指定可能なドロップダウンリストボックスを提供している。このドロップダウンリストボックスは、バナーをモノクロモードで印刷する場合は選択不可能となる。
【0063】
図9において、バナーに対してモノクロ印刷が指定されていない場合、バナー印刷開始命令の直後に以下の命令が発行されることになる。
【0064】
@PJL COMMENT CANPJL SET COLORMODE=COLOR
更に、テキスト色については、PDL描画時にそのテキスト色がPDLによって指定される。
【0065】
図10は本文の印刷モードを変更するユーザインタフェースの一例を示す図である。同図において、「Monochrome」が選択されると、本文はモノクロモードで印刷され、「Full Color」が選択されると、本文はカラーモードで印刷される。
具体的には、
@PJL COMMENT CANPJL SET DOCUMENTTYPE=JOB
命令発行後、PDLコマンド発行前に以下のJLコマンドが発行される。
【0066】
カラー印刷の場合 @PJL COMMENT CANPJL SET COLORMODE=COLOR
モノクロ印刷の場合 @PJL COMMENT CANPJL SET COLORMODE=MONO
尚、本文に対してモノクロ印刷が指定されている場合には、図9においてチェックボックスがチェックされていなくても、バナーがカラーで印刷されることはない。つまり、
@PJL COMMENT CANPJL SET DOCUMENTTYPE=BANNER
の直後に、設定によらず
@PJL COMMENT CANPJL SET COLORMODE=MONO
が発行されるように制御される。
【0067】
図11は本文の印刷モードとバナーのカラーモードの制御方法を示すフローチャートである。
【0068】
ステップS1101において、本文の印刷モードがFull Colorであれば、ステップS1102へ進み、バナー部のカラーモードを確認する。ここで、バナー部についてモノクロモードでの印刷が選択されていた場合、ステップS1103へ進み、バナーをモノクロモードで印刷するように制御する。
【0069】
又、ステップS1101において、本文に対してモノクロモードが選択されていた場合は、S1103へ進み、バナーについてもモノクロモードで印刷を行う。ステップS1102において、バナーに対してカラー印刷が選択されていた場合は、ステップS1104へ進み、バナーについてカラーモードで印刷する。この場合、テキスト色は、図9のドロップダウンリストボックスにおいて指定されたテキスト色が適用され、PDLコマンドによってテキスト色が指定されることになる。
【0070】
そして、S1105において、本文に対して、選択された印刷モードで印刷が行われる。
【0071】
以上の処理により、カラー印刷が可能なプリンタに対して、バナーと本文の間に第三者のプリントジョブが割り込むといった弊害を防ぎ、本文とバナーが必ず対となった出力を実現しながら、バナー部に描画されるテキスト色をつけて印刷にすることによる印刷者の容易な識別が可能となる。
【0072】
<実施の形態2>
一括管理( サーバクライアント)
WindonsNT系のOSにおいて、ユーザごとに権限が異なる場合においては、プリンタドライバは管理者権限が与えられたユーザが特定のPCに対してインストールを行い、一般ユーザはPoint&Print 等の接続により、各クライアントからサーバ側にインストールされたプリンタドライバ使用するといった形態が一般的である。
【0073】
又、クライアントPCにプリンタドライバがインストールされている場合でも、ログインユーザに対して管理者権限が与えられていない場合、設定可能な項目を限定することが可能である。
【0074】
図15は管理者権限を有するユーザに対して提供されるユーザ毎のバナー色変更設定画面の一例を示す図である。
【0075】
図15中の「ユーザごとのバナー色指定」ボタンは、管理者権限を有するユーザに対してのみ設定可能である。同ボタンを押下すると、図12に示すようなダイアログが表示される。管理者権限を有するユーザは、このダイアログによってユーザごとのバナー色を設定可能となる。
【0076】
図18にユーザごとのテキスト色を管理するテーブルの一例を示す。
【0077】
以降、図14のフローチャートを用いて本実施の形態における処理の流れを説明する。本フローチャートは図4における403内の処理として実行される。
【0078】
先ず、ステップ1401において、ジョブからユーザ名情報を取得する。
【0079】
ステップ1402において、取得したユーザ情報がPC内に格納されたユーザ情報に合致するか判定し、合致する場合は対応するカラーによってプリンタ内のユーザごとのバナー色情報をプリンタドライバ内で登録する。合致しない場合は登録外ユーザに対応するバナー色情報をプリンタドライバ内で登録する。
【0080】
ステップ1403において、ステップ1402において登録された色情報を用いて、バナーページに対する文字色情報を描画する。
【0081】
以上の処理により、管理者権限を有するユーザが、ユーザごとのバナー色を一括管理することが可能となる。
【0082】
<実施の形態3>
実施の形態2では、サーバクライアント環境や権限の区別によって、PC側でユーザ毎のバナー色指定を一括管理したが、プリンタ側にユーザごとのバナー色情報を登録することによっても実現可能である。
【0083】
この場合の処理を図17のフローチャートを用いて説明する。
【0084】
本フローチャートは、図5における501と502の間によって実行される。
【0085】
先ず、ステップ1701において、ジョブからユーザ名情報を取得する。プリンタがジョブ名を取得する方法としては、以下のPJLが用いられる。
【0086】
@PJL SET USERNAME=“kujirai ”
ステップ1702において、取得したユーザ情報が格納されたユーザ情報に合致するか判定し、合致する場合は対応するカラーによってプリンタ内のユーザごとのバナー色情報をデフォルトカラーとして本体内で登録する。合致しない場合は登録外ユーザに対応するバナー色情報をデフォルトカラーとして本体内で登録する。
【0087】
ステップ1703において、バナーページに対する文字色情報を指定するPDLを受け取る。この際、「本体内のデフォルト色を使用する」ことを意味するコマンドがプリンタドライバより発行される。そして、1702で登録されたカラーを用いてバナーのテキストが描画される。
【0088】
以降、図5の502によって、プリンタドライバから発行されるコマンドを順次処理し、本体内で設定された色によってバナーページに対する描画が行われる。
【0089】
プリンタに格納されるデータ形式は実施の形態2における図18のような形式であって構わない。又、格納方法はプリンタ本体パネルからの直接入力であっても良く、ホストからのデータダウンロードであっても良い。又、プリンタに格納されたユーザごとのバナー色情報は、実施の形態2における図15及び図12の画面同様のユーザインタフェースにより、プリンタドライバから参照可能であっても良い。
【0090】
<実施の形態4>
先の実施の形態では、PJLコマンドを用いたコマンド体系について説明してきたが、本発明を満たすという点では、PJLを使用せずとも、例えば図13に示すように、本システムをサポートしているプリンタのみが識別可能なデータ形式によってバナー部とプリントジョブ部を識別可能なデータ形式を採用しても良い。
【0091】
図13では、バナー印刷用データ部1301と通常印刷用データ部1302が第2階層で分離されている。プリンタは各階層の開始及び終了を示すコマンドを解析可能である。
【0092】
本実施の形態においては、バナー印刷用データにはバナー印刷用のカラーモード指定1303及び排紙先指定1305が、プリントジョブ用データにはプリントジョブ用のカラーモード指定1304及びフィニッシング指定1306がそれぞれ包含されることになる。バナー部とプリントジョブ部同じトレイに出力するには、排紙先指定1304及び1306に同一の場所を指定すれば良い。
【0093】
又、プリントジョブにのみステイプルを行うためには、ステイプル指定1307をプリントジョブ部1302にのみ指定すれば良い。
【0094】
この印刷ジョブを受け取ったプリンタは、コマンドの解析を行い、バナー印刷に関してはバナーページに対してに指定されたカラーモードを、プリントジョブに関してはプリントジョブに対して指定されたカラーモードを用いてそれぞれ印刷物の生成をおこなうことになる。
【0095】
<他の実施の形態>
尚、本発明は、複数の機器(例えば、ホストコンピュータ、インタフェイス機器、リーダ、プリンタ等)から構成されるシステムに適用しても、1つの機器から成る装置(複写機、プリンタ、ファクシミリ装置等)に適用しても良い。
【0096】
又、本発明の目的は、前述した実施の形態の機能を実現する手順を実現するプログラムコードを記憶した記憶媒体を、システム或は装置のコンピュータ(又はCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても達成される。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0097】
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピーディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。
【0098】
又、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施の形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施の形態の機能が実現される場合も含まれる。
【0099】
更に、記憶媒体から読出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施の形態の機能が実現される場合も含まれる。
【0100】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、カラー印刷が可能なプリンタにおいて、バナーと本文の間に第三者のプリントジョブが割り込むといった弊害を防ぎ、本文とバナーが必ず対となった出力を実現しながら、バナー部の印刷を本文の印刷設定と独立してモノクロ印刷を指定できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る印刷制御装置の構成を説明するブロック図である。
【図2】ホストコンピュータにおける典型的な印刷データ生成方法を説明するブロック図である。
【図3】中間コードを生成する図2を拡張した印刷データ生成方法を説明するブロック図である。
【図4】クライアントでバナーを作成するときの制御方法を示したフローチャートである。
【図5】バナー付きプリントジョブを受け取ったプリンタがどのようにバナーを制御するかを示したフローチャートである。
【図6】クライアントで作成されるバナー付きPDLプリントジョブをコマンドレベルで説明した例を示す図である。
【図7】クライアントから送られてくるバナー付きプリントジョブをコントローラとエンジンがどのように時系列的に処理するかを示した図である。
【図8】バナー印刷制御方法をユーザが設定するための手段の一例を示した図である。
【図9】バナー印刷時のカラーモード制御方法をユーザが設定するための手段の一例を示した図である。
【図10】本文の印刷モードを変更するユーザインタフェースの一例を示す図である。
【図11】管理者権限を有するユーザに対して提供される、ユーザ毎のバナー色変更設定画面の一例を示す図である。
【図12】管理者権限を有するユーザに対して提供される、ユーザ毎のバナー色変更設定画面の一例を示す図である。
【図13】クライアントで作成されるバナー付きPDLプリントジョブのデータ形式を示す一例である。
【図14】本発明の実施の形態2の処理を示すフローチャートである。
【図15】本発明の実施の形態22におけるユーザごとのカラー設定設定画面の一例を示す図である。
【図16】本発明の実施の形態2におけるユーザごとのテキスト色を管理するテーブルの一例を示す図である。
【図17】本発明の実施の形態3の処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 CPU
2 RAM
3 ROM
4 システムバス
12 CPU
13 ROM
19 RAM
3000 ホストコンピュータ
1500 プリンタ
【発明の属する技術分野】
本発明は、印刷制御装置、印刷制御方法及び実行プログラムを格納した媒体に関するもので、特にパーソナルコンピュータ等の情報処理装置と、カラー印刷可能なプリンタから成るシステムにおけるバナーの生成及び印刷制御に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
バナーとは、Network Serverが作成するバナーや、Windows systemが作成するバナーのことを従来は指していた。例えば、Network Sever が作成するバナーを例に挙げて説明すると、クライアントPCでドライバが作成したジョブがNetwork Serverに届くと、Network Serverはログインしたユーザー名が記述されたバナーをテキストデータで作成し、これを送られてきたジョブの先頭につけてプリンタに送っていた。
【0003】
又、Windows systemが作成するバナーに関しても全く同様で、プリントの命令が実行されると、Windows systemがクライアントPCにログインしたユーザー名を記述したバナーを作成し、これをジョブの先頭につけてプリンタに送っていた。
【0004】
しかしながら、上記の方法では、Network Serverが作成するバナーや、Windows systemが作成するバナーは、プリンタドライバが作成するPDLプリントジョブとは別ジョブとしてプリンタに送られるため、他のユーザーからのプリントジョブがほぼ同時期に送られると、バナーとプリントジョブの間に第三者のプリントジョブが割り込む可能性があった。これは、自分が印刷したプリントジョブと第三者のプリントジョブを仕切ることがバナーの目的ということを考えると、バナーがプリントジョブと一対にならないことは、バナーの本来の目的を達していないことになる。しかも、最近は、1台のプリンタを複数のユーザーで共有するようなネットワーク接続の高速プリンタが普及してきているため、更にこの問題が顕著化する傾向にあった。
【0005】
又、ステイプル機能を有するフィニッシャーに、ステイプル指示がされたプリントジョブを送った場合、プリンタドライバが作成するPDLプリントジョブと、バナーが別ジョブとしてプリンタに送られると、ステイプルの指示がされたPDLプリントジョブだけがステイプル機能のあるトレイに出力され、ステイプルの指示がされていないバナーは、標準トレイ、つまりプリントジョブとは異なったトレイに出力されるといった問題もあった。
【0006】
これらの問題は、バナーがプリントジョブとは別ジョブとして作成されたために発生する問題であるが、昨今はプリンタドライバがバナーを作成し、それをプリンタがバナーとして認識することにより、上記問題を解決するようなモノクロディジタル複合機システムが存在するようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
バナー印刷は、主にネットワーク環境において、複数のクライアントPC(ユーザ)が1つのプリンタを共有するような場合、印刷ジョブの所有者を第三者から容易に識別可能にするために、印刷ジョブの先頭に識別情報を付加した出力を行うものであり、バナーページに含まれる情報はたかだかモノクロのテキストで充分に役割を果たすことができる。
【0008】
しかしながら、バナー印刷は印刷ジョブの所有者を第三者から容易に識別可能にするという目的があるが、従来のようなモノクロ印刷では、色表現が不可能であることから、識別情報としてテキスト情報に頼るしかなく、直感性に欠けるという欠点があった。
【0009】
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、バナーページに出力されるテキスト部に対してテキスト色を割り当てることによって、印刷ジョブの所有者の識別を高めることができる印刷制御装置、印刷制御方法及び実行プログラムを格納した媒体を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は次のような構成から成る。即ち、カラー印刷が可能なプリンタと接続されたパーソナルコンピュータ等の情報処理装置から成るシステムであって、前記情報処理装置上で、前記プリンタに送信される印刷データを生成する前に、一旦、最終的に前記プリンタに送付する印刷データとは異なる形式のデータ形式(所謂中間コード)での一時保存を行うスプール手段を備え、この中間コード形式で一時保存されたデータから改めて最終的に前記プリンタに送付する印刷データを生成するデスプール手段と、プリンタ制御コマンドを生成する手段を備えたシステムにおいて、前記情報処理装置上でバナー(仕切り紙)を作成する手段と、前記情報処理装置上で作成したバナーにバナー開始命令と終了命令を付加する手段と、前記プリンタにおいてバナー開始命令と終了命令を抽出してバナーと本文を別ジョブとして処理する手段と、前記プリンタにおいてバナーと本文の間に第三者のジョブが割り込むのを防ぐ手段と、前記プリンタにおいてバナーと本文が同じトレイに出力されるように制御する手段と、バナー部の印刷色を指定する手段を備える。
【0011】
更には、該印刷制御装置は、前記情報処理装置上でバナー部に対する印刷色指定を一括管理する手段を更に備える。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0013】
<実施の形態1>
以下、本発明を適用するのに好適である実施の形態について説明する。
【0014】
図1は本発明の実施の形態を示すプリンタ制御システムの構成を説明するブロック図である。尚、本発明の機能が実行されるのであれば、単体の機器であっても、複数の機器から成るシステムであっても、LAN、WAN等のネットワークを介して接続がなされ処理が行われるシステムであっても本発明を適用することができる。
【0015】
図1において、ホストコンピュータ3000は、ROM3のプログラム用ROM或は外部メモリ11に記憶された文書処理プログラム等に基づいて図形、イメージ、文字、表(表計算等を含む)等が混在した文書処理を実行するCPU1を備え、システムバス4に接続される各デバイスをCPU1が総括的に制御する。
【0016】
又、このROM3のプログラム用ROM或は外部メモリ11には、CPU1の制御プログラムであるオペレーティングシステムプログラム(以下、OS)等を記憶し、ROM3のフォント用ROM或は外部メモリ11には上記文書処理の際に使用するフォントデータ等を記憶し、ROM3のデータ用ROM或は外部メモリ11には上記文書処理等を行う際に使用する各種データを記憶する。RAM2は、CPU1の主メモリ、ワークエリア等として機能する。
【0017】
キーボードコントローラ(KBC)5は、キーボード9や不図示のポインティングデバイスからのキー入力を制御する。CRTコントローラ(CRTC)6は、CRTディスプレイ(CRT)10の表示を制御する。7はディスクコントローラ(DKC)で、ブートプログラム、各種のアプリケーション、フォントデータ、ユーザファイル、編集ファイル、プリンタ制御コマンド生成プログラム(以下、プリンタドライバ)等を記憶するハードディスク(HD)、フロッピーディスク(FD)等の外部メモリ11とのアクセスを制御する。プリンタコントローラ(PRTC)8は、双方向性インターフェース(インターフェース)21を介してプリンタ1500に接続されて、プリンタ1500との通信制御処理を実行する。
【0018】
尚、CPU1は、例えばRAM2上に設定された表示情報RAMへのアウトラインフォントの展開(ラスタライズ)処理を実行し、CRT10上でのWYSIWYGを可能としている。又、CPU1は、CRT10上の不図示のマウスカーソル等で指示されたコマンドに基づいて登録された種々のウインドウを開き、種々のデータ処理を実行する。ユーザは印刷を実行する際、印刷の設定に関するウインドウを開き、プリンタの設定や、印刷モードの選択を含むプリンタドライバに対する印刷処理方法の設定を行える。
【0019】
プリンタ1500は、CPU12により制御される。プリンタCPU12は、ROM13のプログラム用ROMに記憶された制御プログラム等或は外部メモリ14に記憶された制御プログラム等に基づいてシステムバス15に接続される印刷部(プリンタエンジン)17に出力情報としての画像信号を出力する。又、このROM13のプログラムROMには、CPU12の制御プログラム等を記憶する。ROM13のフォント用ROMには上記出力情報を生成する際に使用するフォントデータ等が記憶され、ROM13のデータ用ROMには、ハードディスク等の外部メモリ14が無いプリンタの場合には、ホストコンピュータ上で利用される情報等が記憶されている。
【0020】
CPU12は、入力部18を介してホストコンピュータとの通信処理が可能となっており、プリンタ内の情報等をホストコンピュータ3000に通知できる。RAM19は、CPU12の主メモリや、ワークエリア等として機能するRAMで、図示しない増設ポートに接続されるオプションRAMによりメモリ容量を拡張することができるように構成されている。
【0021】
尚、RAM19は、出力情報展開領域、環境データ格納領域、NVRAM等に用いられる。前述したハードディスク(HD)、ICカード等の外部メモリ14は、メモリコントローラ(MC)20によりアクセスを制御される。外部メモリ14は、オプションとして接続され、フォントデータ、エミュレーションプログラム、フォームデータ等を記憶したり、展開した印刷データのスプール用として使われる。又、18は前述した操作パネルで操作のためのスイッチ及びLED表示器等が配されている。
【0022】
又、前述した外部メモリ14は1個に限らず、複数個備えられ、内蔵フォントを加えたオプションカード、展開した印刷データのスプール用メモリ、言語系の異なるプリンタ制御言語を解釈するプログラムを格納した外部メモリを複数接続できるように構成されていても良い。更に、図示しないNVRAMを有し、操作パネル1501からのプリンタモード設定情報を記憶するようにしても良い。
【0023】
図2はプリンタ等の印刷装置が直接接続されているか、或はネットワーク経由で接続されているホストコンピュータにおける典型的な印刷処理の構成図である。
【0024】
アプリケーション201、グラフィックエンジン202、プリンタドライバ203及びシステムスプーラ204は、外部メモリ11に保存されたファイルとして存在し、実行される場合にOSやそのモジュールを利用するモジュールによってRAM2にロードされ実行されるプログラムモジュールである。又、アプリケーション201及びプリンタドライバ203は、外部メモリ11のFDや不図示のCD−ROM、或は不図示のネットワークを経由して外部ディスク11のHDに追加することが可能となっている。外部メモリ11に保存されているアプリケーション201は、RAM2にロードされて実行されるが、このアプリケーション201からプリンタ1500に対して印刷を行う際には、同様にRAM2にロードされ実行可能となっているグラフィックエンジン202を利用して出力(描画)を行う。
【0025】
グラフィックエンジン202は、印刷装置ごとに用意されたプリンタドライバ203を同様に外部メモリ11からRAM2にロードし、アプリケーション201の出力をプリンタドライバ203に設定する。そして、アプリケーション201から受け取るGDI(Graphic Device Interface)関数からDDI(Device Driver Interface )関数に変換して、プリンタドライバ203へDDI関数を出力する。
【0026】
プリンタドライバ203は、グラフィックエンジン202から受け取ったDDI関数に基づいて、プリンタが認識可能な制御コマンド、例えばPDL(Pag e Description Language)に変換する。変換されたプリンタ制御コマンドは、OSによってRAM2にロードされたシステムスプーラ204を経てインタフェース21経由でプリンタ1500へ印刷データとして出力される仕組みとなっている。
【0027】
本実施の形態に係る印刷システムは、図2で示すプリンタとホストコンピュータから成る印刷システムに加えて、更に第3図に示すように、アプリケーションからの印刷データを一旦中間コードデータでスプールする構成を有する。
【0028】
図3は図2のシステムを拡張したもので、グラフィックエンジン202からプリンタドライバ20バ203へ印刷命令を送る際に、一旦中間コードから成るスプールファイル303を生成する構成を採る。図2のシステムでは、アプリケーション201が印刷処理から開放されるのはプリンタドライバ203がグラフィックエンジン202からの全ての印刷命令をプリンタの制御コマンドへ変換し終った時点である。これに対して、図3のシステムでは、スプーラ302が全ての印刷命令を中間コードデータに変換し、スプールファイル303に出力した時点である。
【0029】
通常、後者の方が短時間で済む。又、図3で示すシステムにおいては、スプールファイル303の内容に対して加工することができる。これによりアプリケーションからの印刷データに対して、拡大縮小や、複数ページを1ページに縮小して印刷する等、アプリケーションの持たない機能を実現することができる。
【0030】
これらの目的のために、図2のシステムに対し、図3のように中間コードデータでスプールするよう、システムの拡張がなされてきている。尚、印刷データの加工を行うためには、通常プリンタドライバ203が提供するウインドウから設定を行い、プリンタドライバ203がその設定内容をRAM2上或は外部メモリ11上に保管する。
【0031】
以下、図3の詳細を説明する。
【0032】
図3に示すように、この拡張された処理方式では、グラフィックエンジン202からの印刷命令をディスパッチャ301が受け取る。ディスパッチャ301がグラフィックエンジン202から受け取った印刷命令がアプリケーション201からグラフィックエンジン202へ発行された印刷命令の場合には、ディスパッチャ301は、外部メモリ11に格納されているスプーラ302をRAM2にロードし、プリンタドライバ203ではなくスプーラ302へ印刷命令を送付する。
【0033】
スプーラ302は、受け取った印刷命令を中間コードに変換してスプールファイル303に出力する。又、スプーラ302は、プリンタドライバ203に対して設定されている印刷データに関する加工設定をプリンタドライバ203から取得してスプールファイル303に保存する。尚、スプールファイル303は外部メモリ11上にファイルとして生成するが、RAM2上に生成されても構わない。更に、スプーラ302は、外部メモリ11に格納されているスプールファイルマネージャ304をRAM2にロードし、スプールファイルマネージャ304に対してスプールファイル303の生成状況を通知する。その後、スプールファイルマネージャ304は、スプールファイル303に保存された印刷データに関する加工設定の内容に従って印刷を行えるか判断する。
【0034】
スプールファイルマネージャ304がグラフィックエンジン202を利用して印刷を行えると判断した際には、外部メモリ11に格納されているデスプーラ305をRAM2にロードし、デスプーラ305に対して、スプールファイル303に記述された中間コードの印刷処理を行うように指示する。
【0035】
デスプーラ305は、スプールファイル303に含まれる中間コードをスプールファイル303に含まれる加工設定の内容に従って加工し、もう一度グラフィックエンジン202経由で出力する。
【0036】
ディスパッチャ301がグラフィックエンジン202から受け取った印刷命令がデスプーラ305からグラフィックエンジン202へ発行された印刷命令の場合には、ディスパッチャ301は、スプーラ302ではなく、プリンタドライバ203に印刷命令を送る。
【0037】
プリンタドライバ203は、プリンタ制御コマンドを生成し、システムスプーラ204経由でプリンタ1500に出力する。
【0038】
図4はクライアントでバナーを作成する時の制御方法を示したフローチャート。図5はバナー付きプリントジョブを受け取ったプリンタがどのようにバナーを制御するかを示したフローチャート、図6はクライアントで作成されるバナー付きPDLプリントジョブをコマンドレベルで説明した例を示す図、図7はクライアントから送られてくるバナー付きプリントジョブをコントローラとエンジンがどのように時系列的に処理するかを示す図、図8及び図9は本発明であるバナー印刷時のカラーモード制御方法をユーザが設定するための手段の一例を示したものである。
【0039】
以下、図4及び図5に示すフローチャートを中心にして本実施の形態を詳しく説明する。
【0040】
先ず、図4の401で示すように、ホストコンピュータ上のアプリケーションから印刷実行命令が指示されると、図3の301のディスパッチャがグラフィックエンジンから印刷命令を受け取り、プリンタドライバに対して設定されているバナーの設定項目をプリンタドライバから取得する。ここで、図4の402で示すように、バナー印刷が設定されている場合には、図3の304のスプールファイルマネージャがデスプーラにその旨を伝え、図4の403で示すように、デスプーラでバナーの作成を行う。
【0041】
本発明におけるバナーのテキスト色は、前記バナーの設定項目に含まれており、デスプーラによってテキスト色が設定される。デスプーラにてバナーの印刷が設定されていない場合には、バナーの作成は行わない。バナーの作成が終わると、デスプーラは、もう一度グラフィックエンジンにデータを送り、送られてきたデータは、図4の404で示すようにプリンタドライバで、バナー開始命令と終了命令が付加されて、PDLプリントジョブとしてプリンタに送出される。この際、バナーのテキスト色については、PDLコマンドとしてプリンタに送出される。
【0042】
図5はプリンタドライバによって作成されたプリンタ制御コマンドがシステムスプーラ経由でプリンタに送られてきた場合のプリンタ側の制御方法を説明したものである。
【0043】
先ず、図5の501で、「バナーの開始命令がプリントジョブの先頭にあるか」の確認が行われる。開始命令としては、以下のようなJLコマンドで指定される。
【0044】
@PJL COMMENT CANPJL SET DOCUMENTTYPE=BANNER
ここで、Yesの場合は、図5の502で示すように、バナー終了命令がくるまでのデータをバナーとして認識し、プリンタメモリ上にバナーをビットマップで展開する。バナーに対してモノクロ印刷を指定した場合のプリントジョブは、バナー開始命令の直後に以下の命令が発行される。
【0045】
@PJL COMMENT CANPJL SET COLORMODE=MONO
これにより、プリンタは、バナー部に関してモノクロモードで動作する。
【0046】
一方、バナーに対してカラー印刷を指定した場合のプリントジョブについては、バナー開始命令の直後に以下の命令が発行される。
【0047】
@PJL COMMENT CANPJL SET COLORMODE=COLOR
これにより、プリンタは、バナー部に関してカラーモードで動作する。
【0048】
そして、本発明におけるバナーをカラーモードで印刷する場合のテキスト色は、ステップS502内でPDLコマンドとして送信されてくるので、プリンタはPDLコマンドに従い処理を行えばよい。
【0049】
又、バナーの終了命令としては、以下のようなJLコマンドで指定される。
【0050】
@PJL COMMENT CANPJL SET DOCUMENTTYPE=JOB
以降の命令は、本文用の命令として処理される。
【0051】
次に、図5の503で示すように、バナー終了命令に続くフィニッシング制御コマンドの確認を行い、引き続き展開をする実際の描画データを特定のトレイに出力しなくてならない場合には、図5の504で示すように、前記で展開したバナーを、描画データが出力されるのと同じトレイに出力する。特に、特定のトレイに出力する必要がない場合には、図5の505で示すように、例えば、プリンタのパネルで設定されているデフォルトのトレイにバナーの出力を行う。ここで言っている、描画データを特定のトレイに出力しなくてはならない場合であるが、例えばステイプルが選択されている場合で、且つ、プリンタがステイプルを行えないトレイを持っている場合等である。バナーの出力が終わると、図5の506で示すように、実際の描画データをメモリ上に展開して順次プリンタに出力する。
【0052】
図6は本実施の形態でプリンタドライバが作成するプリンタ制御コマンドの例を示したものである。
【0053】
先ず、ジョブ開始命令が発行され、次に「バナー開始命令」と「バナー終了命令」に囲まれたバナーの実体が続く。そして、その後に、フィニッシング等の設定内容を示す命令が発行される。
【0054】
本実施の形態では、PJLのコメントを用いてフィニッシング等の制御を行っているが、これは誤って本ドライバから、本システムをサポートしていない他社のプリンタにプリントジョブが送られた場合でも、PJLのコメントとして追加された独自コマンドならば誤動作等を起こさないという特徴がある。
【0055】
次に、フィニッシング機能を例に取り、独自コマンドとして追加したPJLについて説明する。
【0056】
例えば、「ステイプルを左上に打ちたい」といった内容が設定される場合には、
@PJL COMMENT CANPJL SET STAPLE=GENERICON
@PJL COMMENT CANPJL SET LOCATION=UPPER_LEFT
というPJLが発行される。プリンタは、2行目のCANPJL SET STAPLE のチェックを行い、ここがGENERICON であればステイプルありと判断し、上記で説明したように、必要があればバナーの出力されるトレイを変更する。
【0057】
本実施の形態では、バナー開始命令、終了命令及びカラーモードの指定についてもPJLのコメントとして追加した独自コマンドとして実現している。
【0058】
本実施の形態で説明しているプリンタドライバは、バナーと描画データを1つのジョブとしてプリンタに送っているが、プリンタ内部では、バナーと描画データは、別ジョブとして処理されている。つまり、プリントジョブを受け取ったプリンタは、バナーの終了命令を受け取った時点でジョブを一度クローズして、エンジンに対して出力命令を行う。これは、バナーも含めた描画データを1ジョブと見なすと、例えば描画データに対してステイプル命令があった場合に、バナーまで本文と一緒にステイプルされてしまうためである。つまり、図6で示すフィニッシング等の設定を示すJL Commandの影響する範囲は、バナーを含まない本文だけということである。
【0059】
図7はプリンタドライバで作成されるバナー付きプリントジョブをコントローラとエンジンがどのように時系列的に処理をしているかを示した図である。
【0060】
前述のように、プリンタは、バナーと描画データを別ジョブとして内部的には処理を行っているが、別ジョブにしたことにより、バナーと本文の間に、第三者のプリントジョブが割り込む可能性が出てくる。これを防ぐために、たとえプリンタが並列処理を行って、第三者のバナーのイメージ展開を本文のプリントジョブの展開より早く終わらせても、バナーと対になった本文の印刷が終わるまでは第三者のバナー出力を行わないようにする。
【0061】
図8及び図9はバナーの印刷制御方法をユーザに通知する手段を示したものである。
【0062】
図8で示す「バナーを付ける」が設定されると、本チェックボックスの右にある「Details 」が有効となり、これを選択すると、図9で示すようなバナーに対してモノクロ印刷を行うかどうかのチェックボックスが表示される。同チェックボックスがチェックされている場合は、バナー部に対してモノクロ印刷命令が発行される。更に、バナー部に出力するテキスト色を指定可能なドロップダウンリストボックスを提供している。このドロップダウンリストボックスは、バナーをモノクロモードで印刷する場合は選択不可能となる。
【0063】
図9において、バナーに対してモノクロ印刷が指定されていない場合、バナー印刷開始命令の直後に以下の命令が発行されることになる。
【0064】
@PJL COMMENT CANPJL SET COLORMODE=COLOR
更に、テキスト色については、PDL描画時にそのテキスト色がPDLによって指定される。
【0065】
図10は本文の印刷モードを変更するユーザインタフェースの一例を示す図である。同図において、「Monochrome」が選択されると、本文はモノクロモードで印刷され、「Full Color」が選択されると、本文はカラーモードで印刷される。
具体的には、
@PJL COMMENT CANPJL SET DOCUMENTTYPE=JOB
命令発行後、PDLコマンド発行前に以下のJLコマンドが発行される。
【0066】
カラー印刷の場合 @PJL COMMENT CANPJL SET COLORMODE=COLOR
モノクロ印刷の場合 @PJL COMMENT CANPJL SET COLORMODE=MONO
尚、本文に対してモノクロ印刷が指定されている場合には、図9においてチェックボックスがチェックされていなくても、バナーがカラーで印刷されることはない。つまり、
@PJL COMMENT CANPJL SET DOCUMENTTYPE=BANNER
の直後に、設定によらず
@PJL COMMENT CANPJL SET COLORMODE=MONO
が発行されるように制御される。
【0067】
図11は本文の印刷モードとバナーのカラーモードの制御方法を示すフローチャートである。
【0068】
ステップS1101において、本文の印刷モードがFull Colorであれば、ステップS1102へ進み、バナー部のカラーモードを確認する。ここで、バナー部についてモノクロモードでの印刷が選択されていた場合、ステップS1103へ進み、バナーをモノクロモードで印刷するように制御する。
【0069】
又、ステップS1101において、本文に対してモノクロモードが選択されていた場合は、S1103へ進み、バナーについてもモノクロモードで印刷を行う。ステップS1102において、バナーに対してカラー印刷が選択されていた場合は、ステップS1104へ進み、バナーについてカラーモードで印刷する。この場合、テキスト色は、図9のドロップダウンリストボックスにおいて指定されたテキスト色が適用され、PDLコマンドによってテキスト色が指定されることになる。
【0070】
そして、S1105において、本文に対して、選択された印刷モードで印刷が行われる。
【0071】
以上の処理により、カラー印刷が可能なプリンタに対して、バナーと本文の間に第三者のプリントジョブが割り込むといった弊害を防ぎ、本文とバナーが必ず対となった出力を実現しながら、バナー部に描画されるテキスト色をつけて印刷にすることによる印刷者の容易な識別が可能となる。
【0072】
<実施の形態2>
一括管理( サーバクライアント)
WindonsNT系のOSにおいて、ユーザごとに権限が異なる場合においては、プリンタドライバは管理者権限が与えられたユーザが特定のPCに対してインストールを行い、一般ユーザはPoint&Print 等の接続により、各クライアントからサーバ側にインストールされたプリンタドライバ使用するといった形態が一般的である。
【0073】
又、クライアントPCにプリンタドライバがインストールされている場合でも、ログインユーザに対して管理者権限が与えられていない場合、設定可能な項目を限定することが可能である。
【0074】
図15は管理者権限を有するユーザに対して提供されるユーザ毎のバナー色変更設定画面の一例を示す図である。
【0075】
図15中の「ユーザごとのバナー色指定」ボタンは、管理者権限を有するユーザに対してのみ設定可能である。同ボタンを押下すると、図12に示すようなダイアログが表示される。管理者権限を有するユーザは、このダイアログによってユーザごとのバナー色を設定可能となる。
【0076】
図18にユーザごとのテキスト色を管理するテーブルの一例を示す。
【0077】
以降、図14のフローチャートを用いて本実施の形態における処理の流れを説明する。本フローチャートは図4における403内の処理として実行される。
【0078】
先ず、ステップ1401において、ジョブからユーザ名情報を取得する。
【0079】
ステップ1402において、取得したユーザ情報がPC内に格納されたユーザ情報に合致するか判定し、合致する場合は対応するカラーによってプリンタ内のユーザごとのバナー色情報をプリンタドライバ内で登録する。合致しない場合は登録外ユーザに対応するバナー色情報をプリンタドライバ内で登録する。
【0080】
ステップ1403において、ステップ1402において登録された色情報を用いて、バナーページに対する文字色情報を描画する。
【0081】
以上の処理により、管理者権限を有するユーザが、ユーザごとのバナー色を一括管理することが可能となる。
【0082】
<実施の形態3>
実施の形態2では、サーバクライアント環境や権限の区別によって、PC側でユーザ毎のバナー色指定を一括管理したが、プリンタ側にユーザごとのバナー色情報を登録することによっても実現可能である。
【0083】
この場合の処理を図17のフローチャートを用いて説明する。
【0084】
本フローチャートは、図5における501と502の間によって実行される。
【0085】
先ず、ステップ1701において、ジョブからユーザ名情報を取得する。プリンタがジョブ名を取得する方法としては、以下のPJLが用いられる。
【0086】
@PJL SET USERNAME=“kujirai ”
ステップ1702において、取得したユーザ情報が格納されたユーザ情報に合致するか判定し、合致する場合は対応するカラーによってプリンタ内のユーザごとのバナー色情報をデフォルトカラーとして本体内で登録する。合致しない場合は登録外ユーザに対応するバナー色情報をデフォルトカラーとして本体内で登録する。
【0087】
ステップ1703において、バナーページに対する文字色情報を指定するPDLを受け取る。この際、「本体内のデフォルト色を使用する」ことを意味するコマンドがプリンタドライバより発行される。そして、1702で登録されたカラーを用いてバナーのテキストが描画される。
【0088】
以降、図5の502によって、プリンタドライバから発行されるコマンドを順次処理し、本体内で設定された色によってバナーページに対する描画が行われる。
【0089】
プリンタに格納されるデータ形式は実施の形態2における図18のような形式であって構わない。又、格納方法はプリンタ本体パネルからの直接入力であっても良く、ホストからのデータダウンロードであっても良い。又、プリンタに格納されたユーザごとのバナー色情報は、実施の形態2における図15及び図12の画面同様のユーザインタフェースにより、プリンタドライバから参照可能であっても良い。
【0090】
<実施の形態4>
先の実施の形態では、PJLコマンドを用いたコマンド体系について説明してきたが、本発明を満たすという点では、PJLを使用せずとも、例えば図13に示すように、本システムをサポートしているプリンタのみが識別可能なデータ形式によってバナー部とプリントジョブ部を識別可能なデータ形式を採用しても良い。
【0091】
図13では、バナー印刷用データ部1301と通常印刷用データ部1302が第2階層で分離されている。プリンタは各階層の開始及び終了を示すコマンドを解析可能である。
【0092】
本実施の形態においては、バナー印刷用データにはバナー印刷用のカラーモード指定1303及び排紙先指定1305が、プリントジョブ用データにはプリントジョブ用のカラーモード指定1304及びフィニッシング指定1306がそれぞれ包含されることになる。バナー部とプリントジョブ部同じトレイに出力するには、排紙先指定1304及び1306に同一の場所を指定すれば良い。
【0093】
又、プリントジョブにのみステイプルを行うためには、ステイプル指定1307をプリントジョブ部1302にのみ指定すれば良い。
【0094】
この印刷ジョブを受け取ったプリンタは、コマンドの解析を行い、バナー印刷に関してはバナーページに対してに指定されたカラーモードを、プリントジョブに関してはプリントジョブに対して指定されたカラーモードを用いてそれぞれ印刷物の生成をおこなうことになる。
【0095】
<他の実施の形態>
尚、本発明は、複数の機器(例えば、ホストコンピュータ、インタフェイス機器、リーダ、プリンタ等)から構成されるシステムに適用しても、1つの機器から成る装置(複写機、プリンタ、ファクシミリ装置等)に適用しても良い。
【0096】
又、本発明の目的は、前述した実施の形態の機能を実現する手順を実現するプログラムコードを記憶した記憶媒体を、システム或は装置のコンピュータ(又はCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても達成される。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0097】
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピーディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。
【0098】
又、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施の形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施の形態の機能が実現される場合も含まれる。
【0099】
更に、記憶媒体から読出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施の形態の機能が実現される場合も含まれる。
【0100】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、カラー印刷が可能なプリンタにおいて、バナーと本文の間に第三者のプリントジョブが割り込むといった弊害を防ぎ、本文とバナーが必ず対となった出力を実現しながら、バナー部の印刷を本文の印刷設定と独立してモノクロ印刷を指定できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る印刷制御装置の構成を説明するブロック図である。
【図2】ホストコンピュータにおける典型的な印刷データ生成方法を説明するブロック図である。
【図3】中間コードを生成する図2を拡張した印刷データ生成方法を説明するブロック図である。
【図4】クライアントでバナーを作成するときの制御方法を示したフローチャートである。
【図5】バナー付きプリントジョブを受け取ったプリンタがどのようにバナーを制御するかを示したフローチャートである。
【図6】クライアントで作成されるバナー付きPDLプリントジョブをコマンドレベルで説明した例を示す図である。
【図7】クライアントから送られてくるバナー付きプリントジョブをコントローラとエンジンがどのように時系列的に処理するかを示した図である。
【図8】バナー印刷制御方法をユーザが設定するための手段の一例を示した図である。
【図9】バナー印刷時のカラーモード制御方法をユーザが設定するための手段の一例を示した図である。
【図10】本文の印刷モードを変更するユーザインタフェースの一例を示す図である。
【図11】管理者権限を有するユーザに対して提供される、ユーザ毎のバナー色変更設定画面の一例を示す図である。
【図12】管理者権限を有するユーザに対して提供される、ユーザ毎のバナー色変更設定画面の一例を示す図である。
【図13】クライアントで作成されるバナー付きPDLプリントジョブのデータ形式を示す一例である。
【図14】本発明の実施の形態2の処理を示すフローチャートである。
【図15】本発明の実施の形態22におけるユーザごとのカラー設定設定画面の一例を示す図である。
【図16】本発明の実施の形態2におけるユーザごとのテキスト色を管理するテーブルの一例を示す図である。
【図17】本発明の実施の形態3の処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 CPU
2 RAM
3 ROM
4 システムバス
12 CPU
13 ROM
19 RAM
3000 ホストコンピュータ
1500 プリンタ
Claims (6)
- カラー印刷が可能なプリンタと接続されたパーソナルコンピュータ等の情報処理装置から成るシステムであって、前記情報処理装置上で、前記プリンタに送信される印刷データを生成する前に、一旦、最終的に前記プリンタに送付する印刷データとは異なる形式のデータ形式(所謂中間コード)での一時保存を行うスプール手段を備え、この中間コード形式で一時保存されたデータから改めて最終的に前記プリンタに送付する印刷データを生成するデスプール手段と、プリンタ制御コマンドを生成する手段を備えたシステムにおいて、
前記情報処理装置上でバナー(仕切り紙)を作成する手段と、前記情報処理装置上で作成したバナーにバナー開始命令と終了命令を付加する手段と、前記プリンタにおいてバナー開始命令と終了命令を抽出してバナーと本文を別ジョブとして処理する手段と、前記プリンタにおいてバナーと本文の間に第三者のジョブが割り込むのを防ぐ手段と、前記プリンタにおいてバナーと本文が同じトレイに出力されるように制御する手段と、バナー部の印刷色を指定する手段を備えたことを特徴とする印刷制御装置。 - 前記情報処理装置上でバナー部に対する印刷色指定を一括管理する手段を更に備えることを特徴とする請求項1記載の印刷制御装置。
- カラー印刷が可能なプリンタと接続されたパーソナルコンピュータ等の情報処理装置から成るシステムであって、前記情報処理装置上で、前記プリンタに送信される印刷データを生成する前に、一旦、最終的に前記プリンタに送付する印刷データとは異なる形式のデータ形式(所謂中間コード)での一時保存を行うスプール工程を備え、この中間コード形式で一時保存されたデータから改めて最終的に前記プリンタに送付する印刷データを生成するデスプール工程と、プリンタ制御コマンドを生成する工程を備えたシステムにおいて、
前記情報処理装置上でバナー(仕切り紙)を作成する工程と、前記情報処理装置上で作成したバナーにバナー開始命令と終了命令を付加する工程と、前記プリンタにおいてバナー開始命令と終了命令を抽出してバナーと本文を別ジョブとして処理する工程と、前記プリンタにおいてバナーと本文の間に第三者のジョブが割り込むのを防ぐ工程と、前記プリンタにおいてバナーと本文が同じトレイに出力されるように制御する工程と、バナー部の印刷色を指定する工程を備えたことを特徴とする印刷制御方法。 - 前記情報処理装置上でバナー部に対する印刷色指定を一括管理する工程を更に備えることを特徴とする請求項3記載の印刷制御方法。
- カラー印刷が可能なプリンタと接続されたパーソナルコンピュータ等の情報処理装置から成るシステムであって、前記情報処理装置上で、前記プリンタに送信される印刷データを生成する前に、一旦、最終的に前記プリンタに送付する印刷データとは異なる形式のデータ形式(所謂中間コード)での一時保存を行うスプール手段を備え、この中間コード形式で一時保存されたデータから改めて最終的に前記プリンタに送付する印刷データを生成するデスプール手段と、プリンタ制御コマンドを生成する手段を備えたシステムにおいて、
前記情報処理装置上でバナー(仕切り紙)を作成する手段と、前記情報処理装置上で作成したバナーにバナー開始命令と終了命令を付加する手段と、前記プリンタにおいてバナー開始命令と終了命令を抽出してバナーと本文を別ジョブとして処理する手段と、前記プリンタにおいてバナーと本文の間に第三者のジョブが割り込むのを防ぐ手段と、前記プリンタにおいてバナーと本文が同じトレイに出力されるように制御する手段と、バナー部の印刷色を指定する手段を備えたことを特徴とする実行プログラムを格納した媒体。 - 前記情報処理装置上でバナー部に対する印刷色指定を一括管理する手段を更に備えることを特徴とする請求項5記載の実行プログラムを格納した媒体。
Priority Applications (1)
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2006092292A (ja) * | 2004-09-24 | 2006-04-06 | Fuji Xerox Co Ltd | 出力制御装置、出力装置及びプログラム |
JP2010208115A (ja) * | 2009-03-10 | 2010-09-24 | Fuji Xerox Co Ltd | 印刷制御装置、画像形成装置、印刷制御システムおよびプログラム |
-
2003
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