JP2004152152A - レイアウトシステム及びレイアウトプログラム、並びにレイアウト方法 - Google Patents
レイアウトシステム及びレイアウトプログラム、並びにレイアウト方法 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】コンテンツ配信端末100は、レイアウト結果の総ページ数が第1上限ページ数を超えることとなるときは、レイアウト結果の総ページ数が第1上限ページ数を超えないようにレイアウトを行う第1レイアウト処理と、レイアウト結果の総ページ数が第1上限ページ数を超えてでもレイアウトを行う第2レイアウト処理とを選択的に行う。
【選択図】 図14
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、文書や画像等の掲載情報をレイアウトするシステムおよびプログラム、並びに方法に係り、特に、ユーザの希望に沿ったレイアウトを行うのに好適なレイアウトシステムおよびレイアウトプログラム、並びにレイアウト方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、文書や画像等の掲載情報をレイアウトする技術としては、例えば、特許文献1に開示されている文書整形装置(以下、第1の従来例という。)および特許文献2に開示されている(以下、第2の従来例という。)があった。
第1の従来例は、コード情報の系列からなる文書データおよび文書データを出力する際に納めるべきページ数を入力する入力部と、入力部により入力された文書データの形態的特徴を検出し、得られた形態的特徴から文書データの論理構造を解析する論理構造解析部と、論理構造解析部で得られた入力文書データの論理構造を記憶する論理構造記憶部と、論理構造記憶部に記憶された論理構造に基づいて文書データを展開する際の書式およびこの書式を決定する整形規則を記憶した整形規則辞書と、文書データが指定ページ数内に収まるように整形規則を利用して書式を決定する整形処理部と、整形処理部により処理された結果を出力する出力部とで構成されている。
【0003】
第2の従来例は、文書編集プログラムによる文書作成前に全角文字から半角文字に自動的に置換可能な文字を設定する全半置換文字設定プログラムと、全半置換文字設定プログラムにより設定された全半置換文字に対してその優先順位を設定する全半置換文字優先順位設定プログラムと、文書編集中に頁溢れ文字が発生した場合に頁溢れした文字数をカウントする頁溢れ文字数カウントプログラムと、最終段落内の文章中にある置換可能文字数をカウントする置換可能文字数カウントプログラムと、置換可能文字数が頁溢れ文字数より大きい場合に全半置換文字をその優先順位にしたがって全角文字から半角文字に置換する全半置換プログラムとを有し、レイアウト結果の総ページ数が指定ページ数を超えないようにレイアウトするようになっている。
【0004】
【特許文献1】
特開昭63−221457号公報
【特許文献2】
特開平8−241311号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、ニュース等の記事情報をレイアウトしてユーザに配信する場合、掲載対象となる記事情報は、その掲載量や記事数が毎日異なる。ユーザは、通常の日であれば、レイアウト結果の総ページ数が指定ページ数を超えないようにレイアウトを行うことを希望するが、重要なニュースがあるなどの特別な日であれば、レイアウト結果の総ページ数が指定ページ数を超えてでも、重要な記事がすべて掲載されるようにレイアウトを行うことを希望するかもしれない。
【0006】
しかしながら、第1および第2の従来例にあってはいずれも、レイアウト結果の総ページ数が指定ページ数を超えないようにレイアウトするようになっているため、指定ページ数を超えないようにレイアウトを行うか、または指定ページ数を超えてでもレイアウトを行うかの選択を行うことができなかった。したがって、ユーザの希望に沿ったレイアウトを十分に行うことができなかった。
【0007】
そこで、本発明は、このような従来の技術の有する未解決の課題に着目してなされたものであって、ユーザの希望に沿ったレイアウトを行うのに好適なレイアウトシステムおよびレイアウトプログラム、並びにレイアウト方法を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
〔発明1〕
上記目的を達成するために、発明1のレイアウトシステムは、
掲載情報をレイアウトするレイアウト手段を備え、前記レイアウト手段は、前記掲載情報を、レイアウト領域に配置される情報格納枠に格納することによりレイアウトを行うシステムであって、
前記レイアウト手段は、レイアウト結果の総ページ数が所定ページ数を超えることとなるときは、レイアウト結果の総ページ数が前記所定ページ数を超えないようにレイアウトを行う第1レイアウト処理と、レイアウト結果の総ページ数が前記所定ページ数を超えてでもレイアウトを行う第2レイアウト処理とを選択的に行うようになっていることを特徴とする。
【0009】
このような構成であれば、レイアウト結果の総ページ数が所定ページ数を超えることとなると、レイアウト手段により、第1レイアウト処理と第2レイアウト処理とが選択的に行われる。その結果、第1レイアウト処理が選択されると、レイアウト結果の総ページ数が所定ページ数を超えないようにレイアウトが行われる。また、第2レイアウト処理が選択されると、レイアウト結果の総ページ数が所定ページ数を超えてでもレイアウトが行われる。
【0010】
ここで、掲載情報には、文字情報、画像情報その他の情報が含まれる。以下、発明2および18のレイアウトシステム、発明19および20のレイアウトプログラム、並びに発明21および22のレイアウト方法において同じである。
また、レイアウトとは、例えば、画面上に表示することを目的として掲載情報をレイアウトする場合にはその表示レイアウトを、紙面上に印刷することを目的として掲載情報をレイアウトする場合にはその印刷レイアウトをいう。以下、発明2および18のレイアウトシステム、発明19および20のレイアウトプログラム、並びに発明21および22のレイアウト方法において同じである。
【0011】
また、本システムは、単一の装置、端末その他の機器として実現するようにしてもよいし、複数の装置、端末その他の機器を通信可能に接続したネットワークシステムとして実現するようにしてもよい。後者の場合、各構成要素は、それぞれ通信可能に接続されていれば、複数の機器等のうちいずれに属していてもよい。以下、発明2および18のレイアウトシステムにおいて同じである。
〔発明2〕
さらに、発明2のレイアウトシステムは、
複数の掲載情報を記憶するための掲載情報記憶手段と、前記掲載情報記憶手段のなかから前記掲載情報を選択する掲載情報選択手段と、前記掲載情報選択手段で選択した掲載情報をレイアウトするレイアウト手段とを備え、前記レイアウト手段は、前記掲載情報を、レイアウト領域に配置される情報格納枠に格納することによりレイアウトを行うシステムであって、
レイアウト結果の上限ページ数を設定する上限ページ数設定手段を備え、
前記レイアウト手段は、レイアウト結果の総ページ数が、前記上限ページ数設定手段で設定した上限ページ数を超えることとなるときは、レイアウト結果の総ページ数が前記上限ページ数を超えないようにレイアウトを行う第1レイアウト処理と、レイアウト結果の総ページ数が前記上限ページ数を超えてでもレイアウトを行う第2レイアウト処理とを選択的に行うようになっていることを特徴とする。
【0012】
このような構成であれば、掲載情報選択手段により、掲載情報記憶手段のなかから掲載情報が選択され、レイアウト手段により、選択された掲載情報が情報格納枠に格納されることによりレイアウトが行われる。レイアウトを行うに先立っては、上限ページ数設定手段により上限ページ数を設定する。レイアウトの過程では、レイアウト結果の総ページ数が上限ページ数を超えることとなると、レイアウト手段により、第1レイアウト処理と第2レイアウト処理とが選択的に行われる。その結果、第1レイアウト処理が選択されると、レイアウト結果の総ページ数が上限ページ数を超えないようにレイアウトが行われる。また、第2レイアウト処理が選択されると、レイアウト結果の総ページ数が上限ページ数を超えてでもレイアウトが行われる。
【0013】
ここで、掲載情報記憶手段は、掲載情報をあらゆる手段でかつあらゆる時期に記憶するものであり、掲載情報をあらかじめ記憶してあるものであってもよいし、掲載情報をあらかじめ記憶することなく、本システムの動作時に外部からの入力等によって掲載情報を記憶するようになっていてもよい。以下、発明18のレイアウトシステム、発明19および20のレイアウトプログラム、並びに発明21および22のレイアウト方法において同じである。
〔発明3〕
さらに、発明3のレイアウトシステムは、発明2のレイアウトシステムにおいて、
前記レイアウト領域に配置される情報格納枠のレイアウト書式を規定したレイアウトテンプレートを記憶するためのテンプレート記憶手段を備え、
前記レイアウト手段は、前記テンプレート記憶手段のレイアウトテンプレートに従って前記掲載情報をレイアウトするようになっていることを特徴とする。
【0014】
このような構成であれば、レイアウト手段により、テンプレート記憶手段のレイアウトテンプレートに従って掲載情報がレイアウトされる。
ここで、各レイアウトテンプレートは、それぞれ別々のファイルまたはデータとして構成してもよいし、1つのファイルまたはデータとして構成してもよい。すなわち、テンプレートの総数と、テンプレートを記述したファイルまたはデータの個数とは必ずしも関係しない。
【0015】
また、テンプレート記憶手段は、レイアウトテンプレートをあらゆる手段でかつあらゆる時期に記憶するものであり、レイアウトテンプレートをあらかじめ記憶してあるものであってもよいし、レイアウトテンプレートをあらかじめ記憶することなく、本システムの動作時に外部からの入力等によってレイアウトテンプレートを記憶するようになっていてもよい。
〔発明4〕
さらに、発明4のレイアウトシステムは、発明3のレイアウトシステムにおいて、
前記第1レイアウト処理は、前記レイアウトテンプレートで規定される情報格納枠の形状若しくは配置位置を変更し、前記情報格納枠に格納する掲載情報の書式を変更し、前記掲載情報の一部を破棄し、または前記掲載情報の内容を変更することにより、レイアウト結果の総ページ数が前記上限ページ数を超えないようにレイアウトを行うようになっていることを特徴とする。
【0016】
このような構成であれば、第1レイアウト処理が選択されると、レイアウト手段により、レイアウトテンプレートで規定される情報格納枠の形状若しくは配置位置が変更され、情報格納枠に格納する掲載情報の書式が変更され、掲載情報の一部が破棄され、または掲載情報の内容が変更されることにより、レイアウト結果の総ページ数が上限ページ数を超えないようにレイアウトが行われる。
【0017】
ここで、掲載情報の書式としては、例えば、掲載情報が文字情報であれば、文字サイズ、字間または行間を変更することが挙げられる。以下、発明6のレイアウトシステムにおいて同じである。
また、掲載情報の書式を変更する場合は、例えば、掲載情報が文字情報であれば、可読性を保持する範囲で変更するのが好ましい。以下、発明6のレイアウトシステムにおいて同じである。
〔発明5〕
さらに、発明5のレイアウトシステムは、発明3および4のいずれかのレイアウトシステムにおいて、
さらに、前記上限ページ数よりも大きい第2上限ページ数を設定する第2上限ページ数設定手段を備え、
前記第2レイアウト処理は、レイアウト結果の総ページ数が、前記第2上限ページ数設定手段で設定した第2上限ページ数を超えないようにレイアウトを行うようになっていることを特徴とする。
【0018】
このような構成であれば、第2レイアウト処理が選択されると、レイアウト手段により、レイアウト結果の総ページ数が第2上限ページ数を超えないようにレイアウトが行われる。
ここで、第2上限ページ数設定手段は、第2上限ページ数を設定するようになっていればどのような構成であってもよく、例えば、上限ページ数よりも大きい値を入力し、その入力値を第2上限ページ数として設定するようになっていてもよいし、上限ページ数に加算すべき値を入力し、その入力値を上限ページ数に加算することにより第2上限ページ数を設定するようになっていてもよい。
〔発明6〕
さらに、発明6のレイアウトシステムは、発明5のレイアウトシステムにおいて、
前記第2レイアウト処理は、レイアウト結果の総ページ数が前記第2上限ページ数を超えることとなるときは、前記レイアウトテンプレートで規定される情報格納枠の形状若しくは配置位置を変更し、前記情報格納枠に格納する掲載情報の書式を変更し、前記掲載情報の一部を破棄し、または前記掲載情報の内容を変更することにより、レイアウト結果の総ページ数が前記第2上限ページ数を超えないようにレイアウトを行うようになっていることを特徴とする。
【0019】
このような構成であれば、第2レイアウト処理が選択され、レイアウト結果の総ページ数が第2上限ページ数を超えることとなると、レイアウト手段により、レイアウトテンプレートで規定される情報格納枠の形状若しくは配置位置が変更され、情報格納枠に格納する掲載情報の書式が変更され、掲載情報の一部が破棄され、または掲載情報の内容が変更されることにより、レイアウト結果の総ページ数が第2上限ページ数を超えないようにレイアウトが行われる。
〔発明7〕
さらに、発明7のレイアウトシステムは、発明3ないし6のいずれかのレイアウトシステムにおいて、
前記レイアウト手段は、レイアウト結果の総ページ数が前記上限ページ数を超えることとなるときは、前記第1レイアウト処理および前記第2レイアウト処理のいずれかを選択すべきことを通知し、その通知に応じていずれかの選択結果を入力したときは、入力した選択結果に基づいて、前記第1レイアウト処理および前記第2レイアウト処理のいずれかの選択を行うようになっていることを特徴とする。
【0020】
このような構成であれば、レイアウト結果の総ページ数が上限ページ数を超えることとなると、レイアウト手段により、第1レイアウト処理および第2レイアウト処理のいずれかを選択すべきことが通知される。そして、その通知に応じていずれかの選択結果を入力すると、レイアウト手段により、入力された選択結果に基づいて、第1レイアウト処理および第2レイアウト処理のいずれかの選択が行われる。
〔発明8〕
さらに、発明8のレイアウトシステムは、発明3ないし7のいずれかのレイアウトシステムにおいて、
前記第1レイアウト処理および前記第2レイアウト処理のいずれかの選択を前記レイアウトテンプレートに設定し、
前記レイアウト手段は、前記テンプレート記憶手段のレイアウトテンプレートに基づいて、前記第1レイアウト処理および前記第2レイアウト処理のいずれかの選択を行うようになっていることを特徴とする。
【0021】
このような構成であれば、レイアウト結果の総ページ数が上限ページ数を超えることとなると、レイアウト手段により、テンプレート記憶手段のレイアウトテンプレートに基づいて、第1レイアウト処理および第2レイアウト処理のいずれかの選択が行われる。
〔発明9〕
さらに、発明9のレイアウトシステムは、発明3ないし8のいずれかのレイアウトシステムにおいて、
前記第1レイアウト処理の内容および前記第2レイアウト処理の内容を前記レイアウトテンプレートに設定し、
前記レイアウト手段は、前記テンプレート記憶手段のレイアウトテンプレートに基づいて、前記第1レイアウト処理および前記第2レイアウト処理を行うようになっていることを特徴とする。
【0022】
このような構成であれば、レイアウト結果の総ページ数が上限ページ数を超えることとなると、レイアウト手段により、テンプレート記憶手段のレイアウトテンプレートに基づいて、第1レイアウト処理および第2レイアウト処理が行われる。
ここで、第1レイアウト処理の内容および第2レイアウト処理の内容を設定することには、上限ページ数または第2上限ページ数を設定することも含まれる。以下、発明15のレイアウトシステムにおいて同じである。
〔発明10〕
さらに、発明10のレイアウトシステムは、発明3ないし9のいずれかのレイアウトシステムにおいて、
前記第1レイアウト処理および前記第2レイアウト処理のいずれかの選択を前記掲載情報に設定し、
前記レイアウト手段は、前記掲載情報選択手段で選択した掲載情報に基づいて、前記第1レイアウト処理および前記第2レイアウト処理のいずれかの選択を行うようになっていることを特徴とする。
【0023】
このような構成であれば、レイアウト結果の総ページ数が上限ページ数を超えることとなると、レイアウト手段により、選択された掲載情報に基づいて、第1レイアウト処理および第2レイアウト処理のいずれかの選択が行われる。
〔発明11〕
さらに、発明11のレイアウトシステムは、発明3ないし10のいずれかのレイアウトシステムにおいて、
前記第1レイアウト処理の内容および前記第2レイアウト処理の内容を前記掲載情報に設定し、
前記レイアウト手段は、前記掲載情報選択手段で選択した掲載情報に基づいて、前記第1レイアウト処理および前記第2レイアウト処理を行うようになっていることを特徴とする。
【0024】
このような構成であれば、レイアウト結果の総ページ数が上限ページ数を超えることとなると、レイアウト手段により、選択された掲載情報に基づいて、第1レイアウト処理および第2レイアウト処理が行われる。
〔発明12〕
さらに、発明12のレイアウトシステムは、発明3ないし11のいずれかのレイアウトシステムにおいて、
前記レイアウト手段は、前記レイアウト手段として実現される処理をコンピュータに実行させるためのレイアウトプログラムからなり、
前記レイアウトプログラムは、前記第1レイアウト処理および前記第2レイアウト処理のいずれかの選択が引数として与えられたときは、与えられた引数に基づいて、前記第1レイアウト処理および前記第2レイアウト処理のいずれかの選択を行うようになっていることを特徴とする。
【0025】
このような構成であれば、第1レイアウト処理および第2レイアウト処理のいずれかの選択が引数として与えられ、レイアウト結果の総ページ数が上限ページ数を超えることとなると、レイアウトプログラムにより、与えられた引数に基づいて、第1レイアウト処理および第2レイアウト処理のいずれかの選択が行われる。
〔発明13〕
さらに、発明13のレイアウトシステムは、発明3ないし11のいずれかのレイアウトシステムにおいて、
前記レイアウト手段は、前記レイアウト手段として実現される処理をコンピュータに実行させるためのレイアウトプログラムからなり、
前記レイアウトプログラムは、前記第1レイアウト処理の内容および前記第2レイアウト処理の内容が引数として与えられたときは、与えられた引数に基づいて、前記第1レイアウト処理および前記第2レイアウト処理を行うようになっていることを特徴とする。
【0026】
このような構成であれば、第1レイアウト処理の内容および第2レイアウト処理の内容が引数として与えられ、レイアウト結果の総ページ数が上限ページ数を超えることとなると、レイアウトプログラムにより、与えられた引数に基づいて、第1レイアウト処理および第2レイアウト処理が行われる。
〔発明14〕
さらに、発明14のレイアウトシステムは、発明3ないし7のいずれかのレイアウトシステムにおいて、
前記第1レイアウト処理および前記第2レイアウト処理のいずれかの選択を前記レイアウトテンプレートに設定し、
前記第1レイアウト処理および前記第2レイアウト処理のいずれかの選択を前記掲載情報に設定し、
前記レイアウト手段は、前記レイアウト手段として実現される処理をコンピュータに実行させるためのレイアウトプログラムからなり、
前記レイアウトプログラムは、前記テンプレート記憶手段のレイアウトテンプレートに基づいて、前記第1レイアウト処理および前記第2レイアウト処理のいずれかの選択を行う第1選択処理、前記掲載情報選択手段で選択した掲載情報に基づいて、前記第1レイアウト処理および前記第2レイアウト処理のいずれかの選択を行う第2選択処理、並びに、前記第1レイアウト処理および前記第2レイアウト処理のいずれかの選択が引数として与えられたときは、与えられた引数に基づいて、前記第1レイアウト処理および前記第2レイアウト処理のいずれかの選択を行う第3選択処理を行うようになっており、
前記レイアウトテンプレートの設定、前記掲載情報の設定および前記引数による設定に対して優先度を設定し、
前記レイアウトプログラムは、さらに、前記レイアウトテンプレートの設定、前記掲載情報の設定および前記引数による設定のうち複数の設定が同時に行われたときは、前記優先度に基づいて、前記第1選択処理、前記第2選択処理および前記第3選択処理のいずれかを行うようになっていることを特徴とする。
【0027】
このような構成であれば、レイアウトテンプレートの設定、掲載情報の設定および引数による設定のうち複数の設定が同時に行われた状態において、レイアウト結果の総ページ数が上限ページ数を超えることとなると、レイアウトプログラムにより、優先度に基づいて、第1選択処理、第2選択処理および第3選択処理のいずれかが行われる。その結果、第1選択処理が行われると、テンプレート記憶手段のレイアウトテンプレートに基づいて、第1レイアウト処理および第2レイアウト処理のいずれかの選択が行われる。また、第2選択処理が行われると、選択された掲載情報に基づいて、第1レイアウト処理および第2レイアウト処理のいずれかの選択が行われる。また、第3選択処理が行われると、与えられた引数に基づいて、第1レイアウト処理および第2レイアウト処理のいずれかの選択が行われる。
〔発明15〕
さらに、発明15のレイアウトシステムは、発明3ないし7のいずれかのレイアウトシステムにおいて、
前記第1レイアウト処理の内容および前記第2レイアウト処理の内容を前記レイアウトテンプレートに設定し、
前記第1レイアウト処理の内容および前記第2レイアウト処理の内容を前記掲載情報に設定し、
前記レイアウト手段は、前記レイアウト手段として実現される処理をコンピュータに実行させるためのレイアウトプログラムからなり、
前記レイアウトプログラムは、前記テンプレート記憶手段のレイアウトテンプレートに基づいて、前記第1レイアウト処理および前記第2レイアウト処理を行う第1実行処理、前記掲載情報選択手段で選択した掲載情報に基づいて、前記第1レイアウト処理および前記第2レイアウト処理を行う第2実行処理、並びに、前記第1レイアウト処理の内容および前記第2レイアウト処理の内容が引数として与えられたときは、与えられた引数に基づいて、前記第1レイアウト処理および前記第2レイアウト処理を行う第3実行処理を行うようになっており、
前記レイアウトテンプレートの設定、前記掲載情報の設定および前記引数による設定に対して優先度を設定し、
前記レイアウトプログラムは、さらに、前記レイアウトテンプレートの設定、前記掲載情報の設定および前記引数による設定のうち複数の設定が同時に行われたときは、前記優先度に基づいて、前記第1実行処理、前記第2実行処理および前記第3実行処理のいずれかを行うようになっていることを特徴とする。
【0028】
このような構成であれば、レイアウトテンプレートの設定、掲載情報の設定および引数による設定のうち複数の設定が同時に行われた状態において、レイアウト結果の総ページ数が上限ページ数を超えることとなると、レイアウトプログラムにより、優先度に基づいて、第1実行処理、第2実行処理および第3実行処理のいずれかが行われる。その結果、第1実行処理が行われると、テンプレート記憶手段のレイアウトテンプレートに基づいて、第1レイアウト処理および第2レイアウト処理が行われる。また、第2実行処理が行われると、選択された掲載情報に基づいて、第1レイアウト処理および第2レイアウト処理が行われる。また、第3実行処理が行われると、与えられた引数に基づいて、第1レイアウト処理および第2レイアウト処理が行われる。
〔発明16〕
さらに、発明16のレイアウトシステムは、発明2ないし15のいずれかのレイアウトシステムにおいて、
ユーザに関するユーザ情報を記憶するためのユーザ情報記憶手段を備え、
前記掲載情報選択手段は、前記ユーザ情報記憶手段のユーザ情報に基づいて、前記掲載情報記憶手段のなかから前記掲載情報を選択するようになっていることを特徴とする。
【0029】
このような構成であれば、掲載情報選択手段により、ユーザ情報記憶手段のユーザ情報に基づいて、掲載情報記憶手段のなかから掲載情報が選択される。
ここで、ユーザ情報には、例えば、ユーザの年齢、性別、興味嗜好、住所、氏名またはユーザ端末に関する使用環境が含まれる。以下、発明17のレイアウトシステムにおいて同じである。
【0030】
また、ユーザ情報記憶手段は、ユーザ情報をあらゆる手段でかつあらゆる時期に記憶するものであり、ユーザ情報をあらかじめ記憶してあるものであってもよいし、ユーザ情報をあらかじめ記憶することなく、本システムの動作時に外部からの入力等によってユーザ情報を記憶するようになっていてもよい。以下、発明17のレイアウトシステムにおいて同じである。
〔発明17〕
さらに、発明17のレイアウトシステムは、発明2ないし15のいずれかのレイアウトシステムにおいて、
ユーザに関するユーザ情報を記憶するためのユーザ情報記憶手段を備え、
前記レイアウト手段は、前記ユーザ情報記憶手段のユーザ情報に基づいて、前記掲載情報選択手段で選択した掲載情報をレイアウトするようになっていることを特徴とする。
【0031】
このような構成であれば、レイアウト手段により、ユーザ情報記憶手段のユーザ情報に基づいて、選択された掲載情報がレイアウトされる。
ここで、ユーザ情報に基づいてレイアウトを行うこととして、ユーザ情報に年齢を含む場合は、ユーザが比較的年輩者であるならば、フォントサイズが比較的大きいレイアウトを採用することが考えられる。また、ユーザ情報に性別を含む場合は、性別が女性であれば、丸文字フォントのレイアウトを採用することが考えられる。また、ユーザ情報に興味嗜好を含む場合は、その興味嗜好に応じて、子供向け雑誌風、スポーツ新聞風または技術文書風のレイアウトを採用することが考えられる。また、ユーザ情報に住所を含む場合は、その住所のある土地に特化した風景の画像を背景としたレイアウトを採用することが考えられる。また、ユーザ情報に氏名を含む場合は、その氏名をタイトルとしたレイアウトを採用することが考えられる。また、ユーザ情報にユーザ端末に関する使用環境を含む場合は、ユーザ端末のRAMの容量が少ないときは、データ容量の大きな画像はできるだけ使用しないようなレイアウトを採用することが考えられる。
〔発明18〕
さらに、発明18のレイアウトシステムは、
複数の掲載情報を記憶するための掲載情報記憶手段と、前記掲載情報記憶手段のなかから前記掲載情報を選択する掲載情報選択手段と、前記掲載情報選択手段で選択した掲載情報をレイアウトするレイアウト手段とを備え、前記レイアウト手段は、前記掲載情報を、レイアウト領域に配置される情報格納枠に格納することによりレイアウトを行うシステムであって、
レイアウト結果の第1上限ページ数を設定する第1上限ページ数設定手段と、前記第1上限ページ数設定手段で設定した第1上限ページ数よりも大きい第2上限ページ数を設定する第2上限ページ数設定手段とを備え、
前記レイアウト手段は、レイアウト結果の総ページ数が、前記第1上限ページ数設定手段で設定した第1上限ページ数を超えることとなるときは、レイアウト結果の総ページ数が、前記第2上限ページ数設定手段で設定した第2上限ページ数を超えないようにレイアウトを行うようになっていることを特徴とする。
【0032】
このような構成であれば、掲載情報選択手段により、掲載情報記憶手段のなかから掲載情報が選択され、レイアウト手段により、選択された掲載情報が情報格納枠に格納されることによりレイアウトが行われる。レイアウトを行うに先立っては、第1上限ページ数設定手段により第1上限ページ数を設定し、第2上限ページ数設定手段により第2上限ページ数を設定する。レイアウトの過程では、レイアウト結果の総ページ数が第1上限ページ数を超えることとなると、レイアウト手段により、レイアウト結果の総ページ数が第2上限ページ数を超えないようにレイアウトが行われる。
【0033】
ここで、第2上限ページ数設定手段は、第2上限ページ数を設定するようになっていればどのような構成であってもよく、例えば、第1上限ページ数よりも大きい値を入力し、その入力値を第2上限ページ数として設定するようになっていてもよいし、第1上限ページ数に加算すべき値を入力し、その入力値を第1上限ページ数に加算することにより第2上限ページ数を設定するようになっていてもよい。
〔発明19〕
一方、上記目的を達成するために、発明19のレイアウトプログラムは、
発明1のレイアウトシステムにおける前記レイアウト手段として実現される処理をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
前記レイアウト手段は、レイアウト結果の総ページ数が所定ページ数を超えることとなるときは、レイアウト結果の総ページ数が前記所定ページ数を超えないようにレイアウトを行う第1レイアウト処理と、レイアウト結果の総ページ数が前記所定ページ数を超えてでもレイアウトを行う第2レイアウト処理とを選択的に行うようになっていることを特徴とする。
【0034】
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、発明1のレイアウトシステムと同等の作用が得られる。
〔発明20〕
さらに、発明20のレイアウトプログラムは、
発明18のレイアウトシステムにおける前記レイアウト手段として実現される処理をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
前記レイアウト手段は、レイアウト結果の総ページ数が、前記第1上限ページ数設定手段で設定した第1上限ページ数を超えることとなるときは、レイアウト結果の総ページ数が、前記第2上限ページ数設定手段で設定した第2上限ページ数を超えないようにレイアウトを行うようになっていることを特徴とする。
【0035】
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、発明18のレイアウトシステムと同等の作用が得られる。
〔発明21〕
一方、上記目的を達成するために、発明21のレイアウト方法は、
掲載情報をレイアウトするレイアウトステップを含み、前記レイアウトステップは、前記掲載情報を、レイアウト領域に配置される情報格納枠に格納することによりレイアウトを行う方法であって、
前記レイアウトステップは、レイアウト結果の総ページ数が所定ページ数を超えることとなるときは、レイアウト結果の総ページ数が前記所定ページ数を超えないようにレイアウトを行う第1レイアウト処理と、レイアウト結果の総ページ数が前記所定ページ数を超えてでもレイアウトを行う第2レイアウト処理とを選択的に行うことを特徴とする。
〔発明22〕
さらに、発明22のレイアウト方法は、
掲載情報記憶手段のなかから掲載情報を選択する掲載情報選択ステップと、前記掲載情報選択ステップで選択した掲載情報をレイアウトするレイアウトステップとを含み、前記レイアウトステップは、前記掲載情報を、レイアウト領域に配置される情報格納枠に格納することによりレイアウトを行う方法であって、
レイアウト結果の第1上限ページ数を設定する第1上限ページ数設定ステップと、前記第1上限ページ数設定ステップで設定した第1上限ページ数よりも大きい第2上限ページ数を設定する第2上限ページ数設定ステップとを含み、
前記レイアウトステップは、レイアウト結果の総ページ数が、前記第1上限ページ数設定ステップで設定した第1上限ページ数を超えることとなるときは、レイアウト結果の総ページ数が、前記第2上限ページ数設定ステップで設定した第2上限ページ数を超えないようにレイアウトを行うことを特徴とする。
【0036】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。図1ないし図15は、本発明に係るレイアウトシステムおよびレイアウトプログラム、並びにレイアウト方法の実施の形態を示す図である。
本実施の形態は、本発明に係るレイアウトシステムおよびレイアウトプログラム、並びにレイアウト方法を、図1に示すように、コンテンツ配信端末100において、ニュース等のディジタルコンテンツをユーザ端末200に配信する場合について適用したものである。
【0037】
まず、本発明を適用するネットワークシステムの構成を図1を参照しながら説明する。図1は、本発明を適用するネットワークシステムの構成を示すブロック図である。
インターネット199には、図1に示すように、ディジタルコンテンツを提供する複数のコンテンツ提供端末S1〜Snと、コンテンツ提供端末S1〜Snから提供されたディジタルコンテンツ(以下、コンテンツ提供端末S1〜Snから提供されたディジタルコンテンツを記事情報または記事と称することもある。)を収集蓄積して配信するコンテンツ配信するコンテンツ配信端末100と、ユーザの利用に供するユーザ端末200とが接続されている。なお、発明の理解を容易にするため、ユーザ端末200を1台しか図示していないが、実際には、複数のユーザ端末がインターネット199に接続されている。
【0038】
コンテンツ提供端末S1〜Snは、CPU、ROM、RAMおよびI/F等をバス接続した一般的なコンピュータと同一機能を有して構成されており、ディジタルコンテンツを作成したときは、ディジタルコンテンツのカテゴリを特定するためのカテゴリNo.をそのディジタルコンテンツに付加し、コンテンツ配信端末100に送信するようになっている。なお、カテゴリNo.については、後段で詳細に説明する。
【0039】
ユーザ端末200は、CPU、ROM、RAMおよびI/F等をバス接続した一般的なコンピュータと同一機能を有して構成されており、WWW(World WideWeb)ブラウザを有し、WWWブラウザによりコンテンツ配信端末100にアクセスするようになっている。
次に、コンテンツ配信端末100の機能概要を図2を参照しながら詳細に説明する。図2は、コンテンツ配信端末100の機能概要を示す機能ブロック図である。
【0040】
コンテンツ配信端末100は、図2に示すように、XML(eXtensible Markup Language)形式のコンテンツデータファイル10を解析するXMLパーサ11と、XMLパーサ11で解析したコンテンツデータファイル10を入力するコンテンツデータファイル入力部12と、XML形式のレイアウト定義ファイル(後述のページテンプレートおよびテンプレート適用ルールをいう。)13を解析するXMLパーサ14と、XMLパーサ14で解析したレイアウト定義ファイル13を入力するレイアウト定義ファイル入力部15と、入力部12,15で入力したコンテンツデータファイル10およびレイアウト定義ファイル13に基づいてレイアウトを行うレイアウティング部16と、レイアウティング部16からのXML形式の描画指定ファイル17を解析するXMLパーサ18と、XMLパーサ18で解析した描画指定ファイル17に基づいて描画を行うことによりPDF(Portable Document Format)形式のファイル20を作成するラスタライズ部19とで構成されている。本実施の形態は、これら構成要素のうち特にレイアウティング部16に特徴があるものである。
【0041】
次に、コンテンツ配信端末100の構成を図3を参照しながら詳細に説明する。図3は、コンテンツ配信端末100の構成を示すブロック図である。
コンテンツ配信端末100は、図3に示すように、制御プログラムに基づいて演算およびシステム全体を制御するCPU30と、所定領域にあらかじめCPU30の制御プログラム等を格納しているROM32と、ROM32等から読み出したデータやCPU30の演算過程で必要な演算結果を格納するためのRAM34と、外部装置に対してデータの入出力を媒介するI/F38とで構成されており、これらは、データを転送するための信号線であるバス39で相互にかつデータ授受可能に接続されている。
【0042】
I/F38には、外部装置として、ユーザ情報を登録するユーザ情報登録データベース(以下、データベースのことを単にDBと略記する。)40と、ページ単位のレイアウト領域についてレイアウトの枠組みを規定したページテンプレートを登録するテンプレート登録DB42と、コンテンツ提供端末S1〜Snから提供されたディジタルコンテンツを収集蓄積するコンテンツ登録DB44と、インターネット199に接続するための信号線とが接続されている。
【0043】
次に、ユーザ情報登録DB40のデータ構造を図面を参照しながら詳細に説明する。
ユーザ情報登録DB40には、図4に示すように、ユーザ情報を登録するユーザプロファイルテーブル300が格納されている。図4は、ユーザプロファイルテーブル300のデータ構造を示す図である。
【0044】
ユーザプロファイルテーブル300は、図4に示すように、各ユーザごとに1または複数のレコードが登録可能となっている。各レコードは、ユーザを特定するためのユーザIDを登録するフィールド302と、ディジタルコンテンツの配信先アドレスを登録するフィールド304と、カテゴリNo.を登録するフィールド306と、キーワードを登録するフィールド308と、配信日を登録するフィールド310と、配信時刻を登録するフィールド312と、レイアウトNo.を登録するフィールド314と、第1上限ページ数を登録するフィールド316と、第1上限ページ数よりも大きい第2上限ページ数を登録するフィールド317と、フォントサイズを登録するフィールド318とを含んで構成されている。
【0045】
フィールド308には、ユーザが指定したキーワードを含むディジタルコンテンツを配信対象として選択する場合においてそのキーワードを登録する。キーワードとしては、例えば、ユーザが興味をもっているカテゴリの記事において頻出すると思われるキーワードを与える。図4の例では、フィールド308の第1段目には「プロセッサ」が、フィールド308の第2段目には「OS(Operating System)」がそれぞれ登録されている。
【0046】
フィールド310には、ユーザがディジタルコンテンツの配信を希望する配信日を登録する。配信日としては、例えば、ディジタルコンテンツの配信を毎日希望する場合は「毎日」を指定し、平日のみ配信を希望する場合は「平日」を指定し、週末のみ配信を希望する場合は「週末」を指定する。図4の例では、フィールド310の第1段目には「毎日」が、フィールド310の第2段目には「平日」がそれぞれ登録されている。
【0047】
フィールド312には、ユーザが指定した配信日においてディジタルコンテンツの配信を希望する配信時刻を登録する。配信時刻としては、例えば、1日を0時から23時までの24時間制時刻で表現したときのいずれかの時刻を指定する。図4の例では、フィールド312の第1段目には5時が、フィールド312の第2段目には11時がそれぞれ登録されている。
【0048】
フィールド314には、ディジタルコンテンツの出力レイアウトを特定するためのレイアウトNo.を登録する。レイアウトNo.としては、例えば、ユーザが希望する出力レイアウトを特定するためのレイアウトNo.を指定する。図4の例では、フィールド314の第1段目にはレイアウトNo.2が、フィールド314の第2段目にはレイアウトNo.5がそれぞれ登録されている。なお、レイアウトNo.については、後段で詳細に説明する。
【0049】
フィールド316,317には、ディジタルコンテンツの表示または印刷を行ったときにその上限となる上限ページ数を登録する。上限ページ数としては、例えば、ページ数を指定するほか、「u」という表記により上限を設定しないことを指定することもできる。図4の例では、フィールド316の第1段目には2ページが、フィールド316の第3段目には「u」がそれぞれ登録されている。
【0050】
フィールド318には、ディジタルコンテンツの表示または印刷を行ったときのフォントのサイズを登録する。図4の例では、フィールド318の第1段目には「小」が、フィールド318の第3段目には「通常」がそれぞれ登録されている。
次に、テンプレート登録DB42のデータ構造を図面を参照しながら詳細に説明する。
【0051】
テンプレート登録DB42には、異なる複数のページテンプレートが格納されている。ページテンプレートの構成を図5および図6を参照しながら説明する。図5は、ページテンプレートが規定するレイアウト状態を示す図である。図6は、ページテンプレートのデータ構造を示す図である。
ページテンプレートは、図5に示すように、タイトル情報を格納するためのタイトル情報格納枠362と、文字情報を格納するための文字情報格納枠364と、画像情報を格納するための画像情報格納枠366と、画像情報格納枠368と、文字情報格納枠370とをレイアウト領域360に配置したレイアウト状態を規定している。また、図示しないが、文字情報格納枠に文字情報が格納しきれず溢れた場合に、文字情報のうち文字情報格納枠に格納しきれなかったものを専ら格納するための文字情報格納枠(以下、フローオブジェクト格納枠という。)がレイアウト領域360に配置されることもある。もちろん、未使用の文字情報格納枠をフローオブジェクト格納枠として使用することもできる。以下、現在のページまたはそれよりも前のページで文字情報格納枠に格納しきれずに溢れた文字情報その他の溢れ情報をフローオブジェクトという。なお、図5はあくまで一例であり、情報格納枠の形状、大きさ、個数またはレイアウト領域360での配置位置は、各ページテンプレートによってそれぞれ異なる。
【0052】
ページテンプレートは、図6に示すように、所定の開始タグ(例えば、<page>)と終了タグ(例えば、</page>)との間に、開始タグと終了タグとのタグセットを記述することによりレイアウト書式を設定するようになっている。図6の例では、第1番目のページテンプレートとして、画像情報格納枠を設定するタグセット500,502と、レイアウト領域360における画像情報格納枠の配置位置を設定するタグセット504,506と、第1レイアウト処理および第2レイアウト処理のいずれかの選択を設定するタグセット508,510とが記述されている。
【0053】
ここで、第1レイアウト処理は、レイアウト結果の総ページ数が第1上限ページ数を超えないようにレイアウトを行う処理である。また、第2レイアウト処理は、レイアウト結果の総ページ数が第1上限ページ数を超えてでもレイアウトを行うが、レイアウト結果の総ページ数が第2上限ページ数を超えないようにレイアウトを行う処理である。以下、第1レイアウト処理が設定されていることを「ページ優先設定」といい、第2レイアウト処理が設定されていることを「ジャンプ優先設定」という。図6の例では、タグセット508,510により「true」が記述されており、これは、レイアウト結果の総ページ数が第1上限ページ数を超えることとなるときは、第2レイアウト処理を行うことを示している。また、図6の例では、複数のページテンプレートを1つのテンプレート定義ファイルに記述しており、各ページテンプレートは、テンプレート定義ファイルにおける記述順により特定することができる。例えば、テンプレート番号「3」のページテンプレートは、テンプレート定義ファイルにおいて3番目に記述されているページテンプレートを示す。
【0054】
また、テンプレート登録DB42には、図7に示すように、異なる複数のテンプレート適用ルールform01〜form06が格納されている。テンプレート適用ルールの構成を図7および図8を参照しながら説明する。図7および図8は、テンプレート適用ルールのデータ構造を示す図である。
テンプレート適用ルールは、レイアウト結果が複数のレイアウト領域に及ぶことを想定して各レイアウト領域ごとに適用すべきテンプレートのルールを規定したものであり、図8に示すように、各ページごとに1つのレコードを登録してなる。各レコードは、ページ番号を登録するフィールド350と、ページテンプレートを特定するためのテンプレート番号を登録するフィールド352とを含んで構成されている。
【0055】
図8の例では、第1段目のレコードには、ページ番号として「1」が、テンプレート番号として「1」がそれぞれ登録されている。これは、1ページ目のレイアウト領域には、テンプレート番号「1」のページテンプレートを適用すべきであることを示している。
また、テンプレート登録DB42には、図9に示すように、テンプレート適用ルールform01〜form06とレイアウトNo.との対応関係を示すレイアウトNo.対応テーブル330が格納されている。レイアウトNo.対応テーブル330の構成を図9を参照しながら説明する。図9は、レイアウトNo.対応テーブル330のデータ構造を示す図である。
【0056】
レイアウトNo.対応テーブル330には、図9に示すように、各レイアウトNo.ごとに1つのレコードが登録されている。各レコードは、レイアウトNo.を登録するフィールド332と、テンプレート適用ルール名を登録するフィールド334とを含んで構成されている。
図9の例では、第1段目のレコードには、レイアウトNo.として「1」が、テンプレート適用ルール名として「form01」がそれぞれ登録されており、第2段目のレコードには、レイアウトNo.として「2」が、テンプレート適用ルール名として「form02」がそれぞれ登録されている。
【0057】
次に、コンテンツ登録DB44のデータ構造を図面を参照しながら詳細に説明する。
コンテンツ登録DB44には、図10に示すように、コンテンツ提供端末S1〜Snから提供されたディジタルコンテンツと、メインカテゴリおよびサブカテゴリとカテゴリNo.との対応関係を示すカテゴリNo.対応テーブル340とが格納されている。図10は、ディジタルコンテンツおよびカテゴリNo.対応テーブル340のデータ構造を示す図である。
【0058】
コンテンツ提供端末S1〜Snから提供されたディジタルコンテンツには、図10(a)に示すように、記事番号およびカテゴリNo.が付されており、コンテンツ配信端末100は、そのカテゴリNo.に基づいて、ディジタルコンテンツをカテゴリごとに分類してコンテンツ登録DB44に登録する。登録の際には、カテゴリNo.対応テーブル340を参照して、記事番号およびカテゴリNo.のほか、さらにメインカテゴリおよびサブカテゴリをディジタルコンテンツに付加して登録する。また、ディジタルコンテンツは、記事のタイトルを示すタイトル情報と、記事の画像に関する画像情報と、記事の文章に関する文字情報とを含んで1つの記事として構成されている。
【0059】
カテゴリNo.対応テーブル340には、図10(b)に示すように、各メインカテゴリおよびサブカテゴリごとに1つのレコードが登録されている。各レコードは、カテゴリNo.を登録するフィールド342と、メインカテゴリを登録するフィールド344と、サブカテゴリを登録するフィールド346とを含んで構成されている。
【0060】
図10(b)の例では、第1段目のレコードには、カテゴリNo.として「1102」が、メインカテゴリとして「ワールドニュース」が、サブカテゴリとして「アメリカ」がそれぞれ登録されており、第6段目のレコードには、カテゴリNo.として「2010」が、メインカテゴリとして「スポーツ」が、サブカテゴリとして「野球」がそれぞれ登録されている。
【0061】
次に、CPU30の構成およびCPU30で実行される処理を図11および図12を参照しながら説明する。
CPU30は、マイクロプロセッシングユニットMPU等からなり、ROM32の所定領域に格納されている所定のプログラムを起動させ、そのプログラムに従って、図11および図12のフローチャートに示すユーザ登録処理およびコンテンツ配信処理をそれぞれ時分割で実行するようになっている。
【0062】
初めに、ユーザ登録処理を図11を参照しながら詳細に説明する。図11は、ユーザ登録処理を示すフローチャートである。
ユーザ登録処理は、アクセスのあったユーザに対してユーザID等の必要なユーザ情報の入力を要求し、入力したユーザ情報をユーザプロファイルテーブル300に登録する処理であって、CPU30において実行されると、まず、図11に示すように、ステップS100に移行するようになっている。なお、以下、各ステップでの入力は、すべてユーザとの対話型通信により行う。
【0063】
ステップS100では、メインカテゴリおよびサブカテゴリを入力し、ステップS102に移行して、ユーザIDおよびパスワードを入力し、ステップS104に移行して、配信先アドレスを入力し、ステップS106に移行して、配信日および配信時刻を入力し、ステップS108に移行する。
ステップS108では、レイアウトNo.を入力し、ステップS110に移行して、第1上限ページ数を入力し、ステップS111に移行して、第2上限ページ数を入力し、ステップS112に移行して、フォントサイズを入力し、ステップS114に移行して、ステップS100〜S112で入力したユーザ情報をユーザプロファイルテーブル300に登録し、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。なお、ユーザ情報のうち第1上限ページ数および第2上限ページ数は、入力を省略することもできる。入力を省略した場合、ユーザプロファイルテーブル300には、上限を設定しないことを示す「u」が登録される。
【0064】
次に、コンテンツ配信処理を図12を参照しながら詳細に説明する。図12は、コンテンツ配信処理を示すフローチャートである。
コンテンツ配信処理は、ユーザプロファイルテーブル300を参照してディジタルコンテンツをユーザ端末200に配信する処理であって、CPU30において実行されると、まず、図12に示すように、ステップS200に移行するようになっている。なお、以下、各ステップの処理は、ユーザプロファイルテーブル300の1つのレコードについての処理である。実際には、ユーザプロファイルテーブル300に登録されているレコード数だけ各ステップの処理を実行する。
【0065】
ステップS200では、ユーザプロファイルテーブル300から配信日および配信時刻を読み出し、ステップS202に移行して、読み出した配信日および配信時刻に基づいてディジタルコンテンツを配信すべき日時であるか否かを判定し、ディジタルコンテンツを配信すべき日時であると判定したとき(Yes)は、ステップS204に移行するが、そうでないと判定したとき(No)は、ステップS200に移行する。
【0066】
ステップS204では、ユーザプロファイルテーブル300からカテゴリNo.を読み出し、ステップS206に移行して、読み出したカテゴリNo.をもとにコンテンツ登録DB44のディジタルコンテンツを検索して、そのカテゴリNo.と一致するカテゴリNo.が付されたディジタルコンテンツを索出し、ステップS208に移行する。
【0067】
ステップS208では、ユーザプロファイルテーブル300からレイアウトNo.を読み出し、ステップS210に移行して、レイアウトNo.対応テーブル330を参照して、読み出したレイアウトNo.に対応するテンプレート適用ルールをテンプレート登録DB42から読み出し、ステップS212に移行して、読み出したテンプレート適用ルールに基づいて、ステップS206で索出したディジタルコンテンツについて出力レイアウトを決定して提供用ディジタルコンテンツを作成する自動レイアウト処理を実行し、ステップS214に移行する。
【0068】
ステップS214では、ユーザプロファイルテーブル300から配信先アドレスを読み出し、ステップS216に移行して、読み出した配信先アドレス宛に、作成した提供用ディジタルコンテンツを配信し、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
次に、上記ステップS212の自動レイアウト処理を図13を参照しながら詳細に説明する。図13は、自動レイアウト処理を示すフローチャートである。
【0069】
自動レイアウト処理は、上記ステップS212において実行されると、図13に示すように、まず、ステップS300に移行するようになっている。
ステップS300では、先頭ページのレイアウト領域を処理対象として設定し、ステップS302に移行して、ステップS210で読み出したテンプレート適用ルールに基づいてテンプレート登録DB42のなかからページテンプレートを読み出し、ステップS304に移行して、読み出したページテンプレートを現在のページのレイアウト領域に適用し、ステップS306に移行する。
【0070】
ステップS306では、ページ内に固定的に配置される固定線の位置を決定し、ステップS308に移行して、ページ内に固定的に配置される固定文字情報の形状および位置を決定し、ステップS310に移行して、ページ内に固定的に配置される固定画像情報の形状および位置を決定し、ステップS312に移行する。
【0071】
ステップS312では、フローオブジェクト格納枠の形状および位置を決定し、フローオブジェクトをそのフローオブジェクト格納枠に格納する処理を実行し、ステップS314に移行して、所定の優先順位に基づいて、ステップS206で索出したディジタルコンテンツのなかからレイアウト領域に配置すべき記事を選択し、ステップS316に移行する。
【0072】
ステップS316では、ステップS314で選択した選択記事に基づいてタイトル情報格納枠の形状および位置を決定し、選択記事に含まれるタイトル情報をそのタイトル情報格納枠に格納する処理を実行し、ステップS318に移行して、選択記事に基づいて画像情報格納枠の形状および位置を決定し、選択記事に含まれる画像情報をその画像情報格納枠に格納する処理を実行し、ステップS320に移行して、選択記事に基づいて文字情報格納枠の形状および位置を決定し、選択記事に含まれる文字情報をその文字情報格納枠に格納する処理を実行し、ステップS322に移行する。
【0073】
ステップS322では、レイアウト領域内に未処理の情報格納枠が存在するか否かを判定し、未処理の情報格納枠が存在しないと判定したとき(No)は、ステップS324に移行して、ステップS206で索出したディジタルコンテンツのうち未掲載の記事が存在するか否かを判定し、未掲載の記事が存在しないと判定したとき(No)は、ステップS326に移行して、未処理のフローオブジェクトを掲載する処理を実行し、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
【0074】
一方、ステップS324で、未掲載の記事が存在すると判定したとき(Yes)は、ステップS328に移行して、次ページのレイアウト領域を処理対象として設定し、ステップS302に移行する。
一方、ステップS322で、レイアウト領域内に未処理の情報格納枠が存在すると判定したとき(Yes)は、ステップS314に移行する。
【0075】
次に、上記ステップS302のページテンプレート選択処理を図14を参照しながら詳細に説明する。図14は、ページテンプレート選択処理を示すフローチャートである。
ページテンプレート選択処理は、上記ステップS302において実行されると、図14に示すように、まず、ステップS400に移行するようになっている。
【0076】
ステップS400では、ステップS400の実行が初めての実行であるか否かを判定し、初めての実行であると判定したとき(Yes)は、ステップS402に移行して、変数nに「0」を設定し、ステップS404に移行して、テンプレート適用ルールの総レコード数を変数Nmaxに設定し、ステップS406に移行する。
【0077】
ステップS406では、テンプレート適用ルールのレコードのうち変数nの値により特定される順番のものからテンプレート番号を取得し、ステップS408に移行して、取得したテンプレート番号のページテンプレートをテンプレート登録DB42のなかから読み出し、ステップS410に移行する。
ステップS410では、ユーザプロファイルテーブル300から第1上限ページ数を読み出し、ステップS412に移行して、現在処理対象となっているレイアウト領域のページ(以下、単に現在のページという。)数を取得し、ステップS414に移行して、現在のページ数が第1上限ページ数よりも大きいか否かを判定し、現在のページ数が第1上限ページ数未満であると判定したとき(No)は、ステップS416に移行する。
【0078】
ステップS416では、変数nの値が、変数Nmaxの値から「1」を減算した値以上であるか否かを判定し、変数nの値が、変数Nmaxの値から「1」を減算した値未満であると判定したとき(No)は、ステップS418に移行して、変数nの値に「1」を加算したものを変数nの新たな値として設定し、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
【0079】
一方、ステップS416で、変数nの値が、変数Nmaxの値から「1」を減算した値以上であると判定したとき(Yes)は、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
一方、ステップS414で、現在のページ数が第1上限ページ数よりも大きいと判定したとき(Yes)は、ステップS420に移行して、ステップS408で読み出したページテンプレートに基づいて、第1レイアウト処理および第2レイアウト処理のうち第1レイアウト処理が選択されているか否かを判定し、第1レイアウト処理が選択されていると判定したとき(Yes)は、ステップS422に移行する。
【0080】
ステップS422では、レイアウト結果の総ページ数が第1上限ページ数を超えないように再レイアウトを行い、ステップS424に移行して、ステップS212の自動レイアウト処理を終了する。具体的に、ステップS422では、次の第1ないし第7の方法により再レイアウトを行う。
第1に、レイアウト領域の書式または画像情報格納枠の形状を変更することにより、未掲載の記事およびフローオブジェクトを第1上限ページ内に格納する。書式変更の内容としては、例えば、フォントサイズの変更、文字間・行間の調整である。
【0081】
第2に、掲載済みの記事、未掲載の記事またはフローオブジェクトの要約を作成することにより、未掲載の記事およびフローオブジェクトを第1上限ページ内に格納する。
第3に、掲載済みの記事、未掲載の記事またはフローオブジェクトに含まれる単語または文を略語に変換することにより、未掲載の記事およびフローオブジェクトを第1上限ページ内に格納する。この場合、語形の一部を省略した略語をその語形からなる単語または文と対応付けて記憶した略語登録テーブルをユーザ情報登録DB40等にあらかじめ格納しておき、略語登録テーブルを参照して、文字情報に含まれる単語または文を略語に変換する。
【0082】
第4に、文字情報格納枠と画像情報格納枠とが重なり合わない範囲を超えて文字情報格納枠の領域を拡大することにより、未掲載の記事およびフローオブジェクトを第1上限ページ内に格納する。この場合、文字情報格納枠を拡大した結果、文字情報格納枠と画像情報格納枠とが重なり合う場合は、画像情報格納枠のうち重なり合う部分の色彩に基づいて、文字情報格納枠のうち重なり合う部分の文字の色彩を決定する。例えば、画像情報格納枠のうち重なり合う部分の色彩が黒であれば、文字情報格納枠のうち重なり合う部分の文字の色彩を白にする。
【0083】
第5に、掲載済みまたは未掲載のフローオブジェクトを破棄し、それらフローオブジェクトの文字数よりも少ない文字数の記事を掲載することにより、未掲載の記事およびフローオブジェクトを第1上限ページ内に格納する。ただし、掲載可能な代替記事が存在しない場合は、レイアウト結果の総ページ数が第1上限ページ数を超えて掲載済みまたは未掲載のフローオブジェクトを掲載してもよい。
【0084】
第6に、フローオブジェクトを破棄することにより、未掲載の記事を第1上限ページ内に格納する。この場合、文字情報のうちフローオブジェクト以外のものを格納した文字情報格納枠に、フローオブジェクトを破棄したことを示す案内情報を格納するのが好ましい。案内情報としては、破棄したことを示す印(省略記号)や「以下省略」というメッセージ、コンテンツ配信端末100若しくはコンテンツ提供端末S1〜SnのURL(Uniform Resource Locator)のうち破棄したフローオブジェクトを格納した端末のURL、コンテンツ配信端末100若しくはコンテンツ提供端末S1〜Snにおいて破棄したフローオブジェクトを参照するための記事番号、その記事番号を示すバーコード、またはコンテンツ配信端末100若しくはコンテンツ提供端末S1〜Snにおいて破棄したフローオブジェクトにアクセスするためのパスワードを格納する。
【0085】
第7に、第1ないし第5の方法により、未掲載のフローオブジェクトのうちレイアウト可能な部分のみレイアウトし、レイアウト不可能な部分を破棄することにより、未掲載の記事およびフローオブジェクトを第1上限ページ内に格納する。この場合も、第6の方法同様に、文字情報のうちフローオブジェクト以外のものを格納した文字情報格納枠に、フローオブジェクトを破棄したことを示す案内情報を格納するのが好ましい。
【0086】
一方、ステップS420で、第1レイアウト処理および第2レイアウト処理のうち第2レイアウト処理が選択されていると判定したとき(No)は、ステップS426に移行して、第2上限ページ数が有限値として設定されているか否かを判定し、第2上限ページ数が有限値として設定されていると判定したとき(Yes)は、ステップS428に移行する。
【0087】
ステップS428では、ユーザプロファイルテーブル300から第2上限ページ数を読み出し、ステップS430に移行して、現在のページ数が第2上限ページ数よりも大きいか否かを判定し、現在のページ数が第2上限ページ数よりも大きいと判定したとき(Yes)は、ステップS432に移行する。
ステップS432では、レイアウト結果の総ページ数が第2上限ページ数を超えないように再レイアウトを行い、ステップS424に移行する。具体的に、ステップS432では、上記第1ないし第7の方法と同様の方法により再レイアウトを行う。
【0088】
一方、ステップS430で、現在のページ数が第2上限ページ数未満であると判定したとき(No)は、ステップS416に移行する。
一方、ステップS426で、第2上限ページ数が有限値として設定されていないと判定したとき(No)は、ステップS434に移行して、ページ数の増加を極力抑えるようにレイアウトを行い、ステップS424に移行する。具体的に、ステップS434では、上記第1〜第4の方法と同様の方法によりレイアウトを行う。
【0089】
一方、ステップS400で、ステップS400の実行が初めての実行でないと判定したとき(No)は、ステップS406に移行する。
次に、本実施の形態の動作を図面を参照しながら説明する。図15は、レイアウト結果の一例を示す図である。
まず、ディジタルコンテンツを配信するために必要な情報を登録する場合を説明する。
【0090】
ユーザがディジタルコンテンツの配信を希望する場合、ユーザは、ユーザ端末200において、WWWブラウザによりコンテンツ配信端末100にアクセスし、ユーザ登録要求を入力する。
ユーザ端末200では、ユーザ登録要求が入力されると、コンテンツ配信端末100との通信により、必要なユーザ情報を入力すべき要求がユーザに対して行われる。ここで、ユーザは、その入力要求に応じて、ユーザ情報として、メインカテゴリ、サブカテゴリ、ユーザID、パスワード、配信先アドレス、配信日、配信時刻、レイアウトNo.、第1上限ページ数、第2上限ページ数、フォントサイズを入力すると、それらユーザ情報がコンテンツ配信端末100に送信される。
【0091】
コンテンツ配信端末100では、登録要求に伴ってユーザ情報を受信すると、ステップS100〜S114を経て、受信したユーザ情報がユーザプロファイルテーブル300に登録される。
次に、ユーザプロファイルテーブル300を参照してディジタルコンテンツを配信する場合を説明する。
【0092】
コンテンツ配信端末100では、ユーザプロファイルテーブル300を参照してディジタルコンテンツを配信すべき日時になると、ステップS204,S206を経て、ユーザプロファイルテーブル300からカテゴリNo.が読み出され、読み出されたカテゴリNo.をもとにコンテンツ登録DB44のディジタルコンテンツを検索して、そのカテゴリNo.と一致するカテゴリNo.が付されたディジタルコンテンツが索出される。次いで、ステップS208〜S212を経て、ユーザプロファイルテーブル300からレイアウトNo.が読み出され、レイアウトNo.対応テーブル330を参照して、読み出されたレイアウトNo.に対応するテンプレート適用ルールがユーザ情報登録DB40から読み出され、読み出されたテンプレート適用ルールに基づいて、索出されたディジタルコンテンツについて出力レイアウトが決定されて提供用ディジタルコンテンツが作成される。
【0093】
レイアウトの過程では、まず、ステップS300,S400〜S404を経て、先頭ページのレイアウト領域が処理対象として設定され、変数nに「0」が、テンプレート適用ルールの総レコード数が変数Nmaxにそれぞれ設定される。次いで、ステップS406,S408を経て、テンプレート適用ルールのレコードのうち変数nの値により特定される順番のものからテンプレート番号が取得され、取得されたテンプレート番号のページテンプレートがテンプレート登録DB42のなかから読み出される。
【0094】
次いで、ステップS410〜S414を経て、ユーザプロファイルテーブル300から第1上限ページ数が読み出され、現在のページ数が取得され、現在のページ数が第1上限ページ数よりも大きいか否かが判定される。ここで、現在のページ数が第1上限ページ数よりも大きい場合には、ステップS420を経て、ステップS408で読み出されたページテンプレートに基づいて、第1レイアウト処理および第2レイアウト処理のうち第1レイアウト処理が選択されているか否かが判定される。その結果、第1レイアウト処理が選択されていると、ステップS422を経て、レイアウト結果の総ページ数が第1上限ページ数を超えないように再レイアウトが行われる。再レイアウトが完了した後は、ステップS212の自動レイアウト処理が終了する。例えば、図15(a)の例では、第1上限ページ数から記事が溢れてしまっている。そこで、ページ優先設定の場合には、第1レイアウト処理により溢れを解消するように処理を行う。その結果、図15(b)のレイアウト結果が得られる。図15(b)の例では、溢れたコンテンツの文章の書式変更と図版を縮小し、さらにレイアウト済の領域に対しても書式の変更を行うことで第1上限ページ数内に記事が収まるようにしている。
【0095】
一方、第2レイアウト処理が選択されていると、ステップS428,S430を経て、ユーザプロファイルテーブル300から第2上限ページ数が読み出され、現在のページ数が第2上限ページ数よりも大きいか否かが判定される。現在のページ数が第2上限ページ数よりも大きい場合には、ステップS432を経て、レイアウト結果の総ページ数が第2上限ページ数を超えないように再レイアウトが行われる。再レイアウトが完了した後は、ステップS212の自動レイアウト処理が終了する。例えば、図15(a)の例では、第1上限ページ数から記事が溢れてしまっている。そこで、ジャンプ優先設定の場合には、図15(c)に示すように、第2レイアウト処理により第2上限ページ数の設定がないまたは第2上限ページ数に達しないときはそのままページを追加してレイアウトを行う。
また、第2上限ページ数の設定がありかつ第2上限ページ数に達した場合は第2上限ページ数内に記事が収まるように処理を行う。図15(d)の例では、第1上限ページ数が2ページの場合で、記事が収まるように溢れたコンテンツの書式変更を行っている。また、溢れ領域をできるだけ小さくする処理を行うことで図15(e)のようにもなる。
【0096】
なお、第2レイアウト処理が選択されているが第2上限ページ数が設定されていないと、ステップS434を経て、ページ数の増加を極力抑えるようにレイアウトが行われる。レイアウトが完了した後は、ステップS212の自動レイアウト処理が終了する。
一方、現在のページ数が第1上限ページ数未満である場合、または第2レイアウト処理が選択されている場合において現在のページ数が第2上限ページ数未満である場合には、ステップS416,S418を経て、変数nの値に「1」を加算したものが変数nの新たな値として設定される。次いで、ステップS304〜S314を経て、読み出されたページテンプレートが現在のページのレイアウト領域に適用され、固定線の位置、固定文字情報の形状および位置、並びに固定画像情報の形状および位置がその順で決定され、所定の優先順位に基づいて、ステップS206で索出されたディジタルコンテンツのなかからレイアウト領域に配置すべき記事が選択される。
【0097】
選択記事にタイトル情報が含まれている場合には、ステップS316を経て、選択記事に含まれるタイトル情報がタイトル情報格納枠に格納される。具体的には、選択記事に含まれるタイトル情報の情報量が算出され、算出された情報量に基づいてタイトル情報格納枠の形状および位置が決定され、選択記事に含まれるタイトル情報がそのタイトル情報格納枠に格納される。
【0098】
選択記事に画像情報が含まれている場合には、ステップS318を経て、選択記事に含まれる画像情報が画像情報格納枠に格納される。具体的には、選択記事に含まれる画像情報の情報量が算出され、算出された情報量に基づいて、他の情報格納枠と重なり合わないように画像情報格納枠の形状および位置が決定され、選択記事に含まれる画像情報がその画像情報格納枠に格納される。
【0099】
選択記事に文字情報が含まれている場合には、ステップS320を経て、選択記事に含まれる文字情報が文字情報格納枠に格納される。具体的には、選択記事に含まれる文字情報の情報量が算出され、算出された情報量に基づいて、他の情報格納枠と重なり合わないように文字情報格納枠の形状および位置が決定され、選択記事に含まれる文字情報がその文字情報格納枠に格納される。このとき、文字情報格納枠に文字情報が格納しきれず溢れると、フローオブジェクトが保存される。
【0100】
そして、このようなタイトル情報格納枠への格納処理、画像情報格納枠への格納処理および文字情報格納枠への格納処理が、レイアウト領域内に未処理の情報格納枠が存在しなくなるまで繰り返し実行される。これにより、先頭ページのレイアウト領域内に記事が配置される。
次に、レイアウト領域内に未処理の情報格納枠が存在しなくなると、ステップS328を経て、次ページのレイアウト領域が処理対象として設定され、テンプレート適用ルールのレコードのうち変数nの値により特定される順番のものからテンプレート番号が取得され、取得されたテンプレート番号のページテンプレートがテンプレート登録DB42のなかから読み出される。その後の処理は、上記同様にして、第1レイアウト処理および第2レイアウト処理のいずれかが行われる場合以外は、変数nの値に「1」を加算したものが変数nの新たな値として設定される。
【0101】
次いで、フローオブジェクトが保存されかつフローオブジェクト格納枠がレイアウト領域に存在する場合には、ステップS312を経て、フローオブジェクトがフローオブジェクト格納枠に格納される。具体的には、フローオブジェクトの情報量が算出され、算出された情報量に基づいて、フローオブジェクト格納枠の形状および位置が決定されるとともに、そのフローオブジェクト格納枠と重なり合わないように他の情報格納枠の形状および位置が決定され、フローオブジェクトがそのフローオブジェクト格納枠に格納される。次いで、タイトル情報格納枠への格納処理、画像情報格納枠への格納処理および文字情報格納枠への格納処理が、上記同様に、レイアウト領域内に未処理の情報格納枠が存在しなくなるまで繰り返し実行される。
【0102】
そして、このようなフローオブジェクト格納枠への格納処理、タイトル情報格納枠への格納処理、画像情報格納枠への格納処理および文字情報格納枠への格納処理の繰り返し処理が、ステップS206で索出されたディジタルコンテンツのうち未掲載の記事が存在しなくなるまで実行される。これにより、索出されたディジタルコンテンツに含まれるすべての記事が掲載されることになり、ディジタルコンテンツの出力レイアウトが決定される。出力レイアウトが決定されると、ステップS222,S224を経て、ユーザプロファイルテーブル300から配信先アドレスが読み出され、読み出された配信先アドレス宛に、作成された提供用ディジタルコンテンツが配信される。
【0103】
このようにして、本実施の形態では、コンテンツ配信端末100は、レイアウト結果の総ページ数が第1上限ページ数を超えることとなるときは、レイアウト結果の総ページ数が第1上限ページ数を超えないようにレイアウトを行う第1レイアウト処理と、レイアウト結果の総ページ数が第1上限ページ数を超えてでもレイアウトを行う第2レイアウト処理とを選択的に行うようになっている。
【0104】
これにより、レイアウト結果の総ページ数が第1上限ページ数を超えることとなるときは、第1上限ページ数を超えないようにレイアウトを行うか、または第1上限ページ数を超えてでもレイアウトを行うかの選択を行うことができるので、ユーザの自由度が増し、従来に比して、ユーザの希望に比較的沿ったレイアウトを行うことができる。
【0105】
さらに、本実施の形態では、第1レイアウト処理は、ページテンプレートで規定される情報格納枠の形状若しくは配置位置を変更し、情報格納枠に格納する記事の書式を可読性を保持する範囲で変更し、記事の一部を破棄し、または記事の内容を変更することにより、レイアウト結果の総ページ数が第1上限ページ数を超えないようにレイアウトを行うようになっている。
【0106】
これにより、レイアウト結果の総ページ数が第1上限ページ数を超えないレイアウトを実現しつつも、比較的見やすいレイアウトとなる。
さらに、本実施の形態では、第2レイアウト処理は、レイアウト結果の総ページ数が第2上限ページ数を超えないようにレイアウトを行うようになっている。これにより、ページ数の際限なくレイアウトが行われる可能性を低減することができる。また、第2上限ページ数を設定することができるので、ユーザの自由度が向上し、ユーザの希望にさらに沿ったレイアウトを行うことができる。
【0107】
さらに、本実施の形態では、第2レイアウト処理は、レイアウト結果の総ページ数が第2上限ページ数を超えることとなるときは、ページテンプレートで規定される情報格納枠の形状若しくは配置位置を変更し、情報格納枠に格納する記事の書式を可読性を保持する範囲で変更し、記事の一部を破棄し、または記事の内容を変更することにより、レイアウト結果の総ページ数が第2上限ページ数を超えないようにレイアウトを行うようになっている。
【0108】
これにより、レイアウト結果の総ページ数が第2上限ページ数を超えないレイアウトを実現しつつも、比較的見やすいレイアウトとなる。
さらに、本実施の形態では、コンテンツ配信端末100は、第1レイアウト処理および第2レイアウト処理のいずれかの選択をページテンプレートに設定し、テンプレート登録DB42のページテンプレートに基づいて、第1レイアウト処理および第2レイアウト処理のいずれかの選択を行うようになっている。
【0109】
これにより、第1レイアウト処理および第2レイアウト処理のいずれかの選択を比較的簡単に設定することができる。
さらに、本実施の形態では、コンテンツ配信端末100は、レイアウト結果が複数のレイアウト領域に及ぶことを想定して各レイアウト領域ごとに適用すべきページテンプレートのルールを規定したテンプレート適用ルールに基づいて、レイアウトに必要となる各レイアウト領域ごとに、テンプレート登録DB42のなかからページテンプレートを選択し、選択したページテンプレートに従って記事をレイアウトするようになっている。
【0110】
これにより、異なる複数のページテンプレートおよびテンプレート適用ルールを作成するだけで、各ページごとにレイアウト書式を任意に設定することができる。したがって、レイアウト書式の設定が比較的容易となるので、記事の内容や量があらかじめ確定できない場合でも、比較的適切なレイアウトを実現することができる。
【0111】
さらに、本実施の形態では、コンテンツ配信端末100は、レイアウトに必要となる各レイアウト領域ごとに、テンプレート適用ルールからテンプレート番号を所定順序で取得し、取得したテンプレート番号のページテンプレートをテンプレート登録DB42のなかから選択するようになっている。
これにより、テンプレート番号を配列するだけでテンプレート適用ルールを作成することができるので、テンプレート適用ルールを比較的容易に作成することができる。
【0112】
さらに、本実施の形態では、コンテンツ配信端末100は、ユーザ情報登録DB40のユーザ情報に基づいて、ディジタルコンテンツをコンテンツ登録DB44のなかから索出するようになっている。
これにより、ディジタルコンテンツの選択に関してユーザの固有情報やユーザによる指定情報が参照されることから、ユーザの希望に比較的沿った内容の提供用ディジタルコンテンツを作成することができる。
【0113】
さらに、本実施の形態では、コンテンツ配信端末100は、ユーザ情報登録DB40のユーザ情報に基づいて、ディジタルコンテンツの出力レイアウトを決定して提供用ディジタルコンテンツを作成するようになっている。
これにより、出力レイアウトの決定に関してユーザの固有情報やユーザによる指定情報が参照されることから、ユーザの希望に比較的沿った出力レイアウトで提供用ディジタルコンテンツを作成することができる。
【0114】
さらに、本実施の形態では、コンテンツ配信端末100は、フローオブジェクト格納枠と他の情報格納枠とが重なり合うこととなるときは、フローオブジェクト格納枠と重なり合わないように、他の情報格納枠の形状および位置を決定するようになっている。
これにより、他の情報格納枠に格納する情報の配置よりも、フローオブジェクトの配置を優先的に行うことができる。
【0115】
さらに、本実施の形態では、コンテンツ配信端末100は、タイトル情報、画像情報または文字情報を格納するのに必要最小限の大きさとなるように、タイトル情報格納枠、画像情報格納枠および文字情報格納枠の形状を決定するようになっている。
これにより、タイトル情報格納枠、画像情報格納枠または文字情報格納枠にタイトル情報、画像情報または文字情報を効率的に格納することができる。
【0116】
さらに、本実施の形態では、コンテンツ配信端末100は、タイトル情報格納枠、画像情報格納枠および文字情報格納枠の順番で、その情報格納枠の形状および位置を決定するようになっている。
これにより、レイアウトを重視すべき順番でレイアウトを決定することができるので、比較的見やすい出力レイアウトで提供用ディジタルコンテンツを作成することができる。
【0117】
上記実施の形態において、ユーザ情報登録DB40は、発明16または17のユーザ情報記憶手段に対応し、テンプレート登録DB42は、発明3または8のテンプレート記憶手段に対応し、コンテンツ登録DB44は、発明2、16、18または22の掲載情報記憶手段に対応している。また、ステップS110は、発明2の上限ページ数設定手段、発明18若しくは20の第1上限ページ数設定手段、または発明22の第1上限ページ数設定ステップに対応し、ステップS111は、発明5、18若しくは20の第2上限ページ数設定手段、または発明22の第2上限ページ数設定ステップに対応している。
【0118】
また、上記実施の形態において、ステップS206は、発明2、16ないし18の掲載情報選択手段、または発明22の掲載情報選択ステップに対応し、ステップS212は、発明1ないし3、8、17ないし20のレイアウト手段、または発明21若しくは22のレイアウトステップに対応している。また、記事は、発明1ないし4、6、16ないし18、21または22の掲載情報に対応し、ページテンプレートは、発明3、4、6または8のレイアウトテンプレートに対応している。
【0119】
なお、上記実施の形態においては、レイアウト結果の総ページ数が第1上限ページ数を超えることとなるときは、テンプレート登録DB42のページテンプレートに基づいて、第1レイアウト処理および第2レイアウト処理のいずれかの選択を行うように構成したが、これに限らず、ユーザに選択させるように構成してもよい。具体的には、レイアウト結果の総ページ数が第1上限ページ数を超えることとなるときは、第1レイアウト処理および第2レイアウト処理のいずれかを選択すべきことをユーザ端末200に対して通知し、その通知に応じていずれかの選択結果を入力したときは、入力した選択結果に基づいて、第1レイアウト処理および第2レイアウト処理のいずれかの選択を行う。
【0120】
これにより、ユーザは、レイアウト結果の総ページ数が第1上限ページ数を超えることを把握することができる。また、ユーザは、その通知に応じて選択結果を入力すれば、自己の意図をレイアウトに反映させることができるので、ユーザの希望にさらに沿ったレイアウトを行うことができる。
この場合において、ステップS212は、発明7のレイアウト手段に対応している。
【0121】
また、上記実施の形態においては、第1レイアウト処理および第2レイアウト処理のいずれかの選択をページテンプレートに設定するように構成したが、これに限らず、第1レイアウト処理および第2レイアウト処理のいずれかの選択を記事に設定し、または引数として与えるように構成してもよい。この場合、記事または引数に基づいて、第1レイアウト処理および第2レイアウト処理のいずれかの選択を行う。
【0122】
これにより、第1レイアウト処理および第2レイアウト処理のいずれかの選択を比較的簡単に設定することができる。
この場合において、ステップS206は、発明10の掲載情報選択手段に対応し、ステップS212は、発明10または12のレイアウト手段に対応し、記事は、発明10の掲載情報に対応している。
【0123】
また、第1レイアウト処理および第2レイアウト処理のいずれかの選択をページテンプレート若しくは記事に設定し、および引数として与えるように構成した場合には、ページテンプレートの設定、記事の設定および引数による設定のうち複数の設定を同時に行うことができるが、複数の設定が同時に行われた結果、相互の設定内容に矛盾が生じる場合が想定される。その場合は、ページテンプレートの設定、記事の設定および引数による設定に対して優先度を設定し、ページテンプレートの設定、記事の設定および引数による設定のうち複数の設定が同時に行われたときは、優先度に基づいて、ページテンプレートの設定に基づいて第1レイアウト処理および第2レイアウト処理のいずれかの選択を行うか、記事の設定に基づいて第1レイアウト処理および第2レイアウト処理のいずれかの選択を行うか、引数による設定に基づいて第1レイアウト処理および第2レイアウト処理のいずれかの選択を行うかを決定する。
【0124】
これにより、複数の設定が同時に行われた結果、相互の設定内容に矛盾が生じても、優先度に応じていずれかの設定が採用されるので、レイアウトが損なわれる可能性を低減することができる。
この場合において、テンプレート登録DB42は、発明14のテンプレート記憶手段に対応し、ステップS206は、発明14の掲載情報選択手段に対応し、ステップS212は、発明14のレイアウト手段に対応し、記事は、発明14の掲載情報に対応している。また、ページテンプレートは、発明14のレイアウトテンプレートに対応している。
【0125】
また、上記実施の形態においては、第1レイアウト処理の内容および第2レイアウト処理の内容(第1上限ページ数の設定および第2上限ページ数の設定を含む。)をプログラムの一部として構成したが、これに限らず、第1レイアウト処理の内容および第2レイアウト処理の内容をページテンプレート若しくは記事に設定し、または引数として与えるように構成してもよい。この場合、ページテンプレート、記事または引数に基づいて、第1レイアウト処理および第2レイアウト処理を行う。
【0126】
第1に、第1レイアウト処理の内容および第2レイアウト処理の内容を引数として与える場合、例えば、「−page 6」という引数を与えたときは、第1上限ページ数を6ページに設定することを、「−overflow」という引数を与えたときは、溢れを許可する(デフォルトでは許可しない。)ことを、「−limit 2」という引数を与えたときは、第2上限ページ数を第1上限ページ数よりも2ページ多いものとして設定することをそれぞれ示している。また、「−proc style,blank」という引数を与えたときは、ページに収める処理として書式変更を行いだめなときは空白化の順で処理することを示している。「−proc」に続く引数としては、「style」、「summary」、「pile」、「blank」、「part」、「another」、「styleall」、「summaryall」または「pileall」を処理優先度が高い順にカンマで区切って指定する。ここで、引数「style」は書式変更を、引数「summary」は要約作成を、引数「pile」は重ね合わせを許可を、引数「blank」は空白化を、引数「part」はレイアウトできない部分を破棄をそれぞれ示している。また、引数「another」は別のコンテンツに変更を、引数「styleall」はレイアウト済のコンテンツも含め書式変更を、引数「summaryall」はレイアウト済のコンテンツも含めて要約作成を、引数「pileall」はレイアウト済のコンテンツも含めて重ね合わせ許可をそれぞれ示している。また、「blank:30%」のように指定したときは、ページ全体の30%までの空白を許可することを示している。
【0127】
第2に、第1レイアウト処理の内容および第2レイアウト処理の内容をページテンプレートに設定する場合には、例えば、図16ないし図18に示すように設定することができる。
第1上限ページ数を設定する場合、ページテンプレートは、図16に示すように、所定の開始タグ(例えば、<setting>)と終了タグ(例えば、</setting>)との間に、開始タグと終了タグとのタグセットを記述することによりレイアウト書式を設定するようになっている。図16の例では、第1上限ページ数を設定するタグセット512,514により「8」が記述されている。これは、第1上限ページを8ページに設定することを示している。図16は、第1上限ページ数を設定する場合のページテンプレートのデータ構造を示す図である。
【0128】
また、第2上限ページ数を設定する場合、ページテンプレートは、図17に示すように、所定の開始タグ(例えば、<setting>)と終了タグ(例えば、</setting>)との間に、開始タグと終了タグとのタグセットを記述することによりレイアウト書式を設定するようになっている。図17の例では、第2上限ページ数を設定するタグセット516,518により「2」が記述されている。これは、第2上限ページを第1上限ページ数よりも2ページ多いものとして設定することを示している。図17は、第2上限ページ数を設定する場合のページテンプレートのデータ構造を示す図である。
【0129】
また、ページ内に記事を納める処理を設定する場合、ページテンプレートは、図18に示すように、所定の開始タグ(例えば、<setting>)と終了タグ(例えば、</setting>)との間に、開始タグと終了タグとのタグセットを記述することによりレイアウト書式を設定するようになっている。図18の例では、フォントサイズの変更による格納処理を設定するタグセット520,522により「80%」が、空白を設けることによる格納処理を設定するタグセット524,526により「35%」が、要約の作成による格納処理を設定するタグ528がそれぞれ記述されている。これは、書式変更(フォントサイズを80%まで)してレイアウトを行い、それでも格納しきれないときはページに対し35%までなら空白とし、さらにそれでも格納しきれないときは要約を作成することを示している。図18は、ページ内に記事を納める処理を設定する場合のページテンプレートのデータ構造を示す図である。
【0130】
これにより、第1レイアウト処理および第2レイアウト処理の内容を比較的簡単に設定することができる。
この場合において、テンプレート登録DB42は、発明9のテンプレート記憶手段に対応し、ステップS206は、発明11の掲載情報選択手段に対応し、ステップS212は、発明9、11または13のレイアウト手段に対応し、記事は、発明11の掲載情報に対応している。また、ページテンプレートは、発明9のレイアウトテンプレートに対応している。
【0131】
また、第1レイアウト処理の内容および第2レイアウト処理の内容をページテンプレート若しくは記事に設定し、および引数として与えるように構成した場合には、ページテンプレートの設定、記事の設定および引数による設定のうち複数の設定を同時に行うことができるが、複数の設定が同時に行われた結果、相互の設定内容に矛盾が生じる場合が想定される。その場合は、ページテンプレートの設定、記事の設定および引数による設定に対して優先度を設定し、ページテンプレートの設定、記事の設定および引数による設定のうち複数の設定が同時に行われたときは、優先度に基づいて、ページテンプレートの設定に基づいて第1レイアウト処理および第2レイアウト処理を行うか、記事の設定に基づいて第1レイアウト処理および第2レイアウト処理を行うか、引数による設定に基づいて第1レイアウト処理および第2レイアウト処理を行うかを決定する。
【0132】
これにより、複数の設定が同時に行われた結果、相互の設定内容に矛盾が生じても、優先度に応じていずれかの設定が採用されるので、レイアウトが損なわれる可能性を低減することができる。
この場合において、テンプレート登録DB42は、発明15のテンプレート記憶手段に対応し、ステップS206は、発明15の掲載情報選択手段に対応し、ステップS212は、発明15のレイアウト手段に対応し、記事は、発明15の掲載情報に対応している。また、ページテンプレートは、発明15のレイアウトテンプレートに対応している。
【0133】
また、上記実施の形態においては、テンプレート適用ルールに基づいて、レイアウトに必要となる各レイアウト領域ごとに、テンプレート登録DB42のなかからページテンプレートを選択し、選択したページテンプレートに従って記事をレイアウトするように構成したが、ページテンプレートの数が少なく、第2レイアウト処理を許可するページテンプレートをコピーして利用するケースでは、ページ数指定を優先したい場合に、最終ページとしてコピーしたテンプレートの第2レイアウト処理をキャンセルする必要がある。したがって、その際には設定中に、<final−page−reassign/>といったタグを付与して、最終ページでの第2レイアウト処理をキャンセルして第2上限ページ数内に記事を収める処理を行う。
【0134】
また、上記実施の形態においては、ページテンプレートに固有のテンプレート番号を関連付け、テンプレート番号を所定順序で登録してテンプレート適用ルールを構成し、レイアウトに必要となる各レイアウト領域ごとに、テンプレート適用ルールからテンプレート番号を所定順序で取得し、取得したテンプレート番号のページテンプレートをテンプレート登録DB42のなかから選択するように構成したが、これに限らず、ページテンプレートの関連付けを文字列により管理するように構成することもできる。具体的には、ページテンプレートに固有の識別用文字列を関連付け、識別用文字列を所定順序で登録してテンプレート適用ルールを構成し、レイアウトに必要となる各レイアウト領域ごとに、テンプレート適用ルールから識別用文字列を所定順序で取得し、取得した識別用文字列に対応するページテンプレートをテンプレート登録DB42のなかから選択する。
【0135】
例えば、テンプレート適用ルールとして「top」、「economy」および「sports」を記述した場合には、1ページ目のレイアウト領域には、識別用文字列「top」が付されたページテンプレートが適用され、2ページ目のレイアウト領域には、識別用文字列「economy」が付されたページテンプレートが適用され、3ページ目のレイアウト領域には、識別用文字列「sports」が付されたページテンプレートが適用される。
【0136】
これにより、識別用文字列を配列するだけでテンプレート適用ルールを作成することができるので、テンプレート適用ルールを比較的容易に作成することができる。
また、上記実施の形態においては、フローオブジェクト格納枠と他の情報格納枠とが重なり合うこととなるときは、フローオブジェクト格納枠と重なり合わないように、他の情報格納枠の形状および位置を決定するように構成したが、これに限らず、フローオブジェクト格納枠と他の情報格納枠とが重なり合うこととなるときは、他の情報格納枠と重なり合わないように、フローオブジェクト格納枠の形状および位置を決定するように構成してもよい。
【0137】
これにより、フローオブジェクトの配置よりも、他の情報格納枠に格納する情報の配置を優先的に行うことができる。
また、上記実施の形態においては、フローオブジェクトとして文字情報を取り扱うように構成したが、これに限らず、タイトル情報または画像情報を取り扱うように構成してもよい。ただし、タイトル情報または画像情報は、タイトル情報格納枠または画像情報格納枠から溢れることが望ましくないので、文字情報のような溢れ処理はむしろ行わない方がレイアウトの面で好適な場合がある。
【0138】
また、上記実施の形態においては、記事情報として文字情報および画像情報を採用したが、これに限らず、例えば、動画像情報、音声情報その他のマルチメディアデータを記事情報として採用することができる。
また、上記実施の形態においては、タイトル情報格納枠、画像情報格納枠および文字情報格納枠の順番で、その情報格納枠の形状および位置を決定するように構成したが、これに限らず、任意の順番で、情報格納枠の形状および位置を決定するように構成してもよい。また、形状および位置の決定順序をユーザ情報としてユーザプロファイルテーブル300に登録しておいてもよい。
【0139】
また、上記実施の形態においては、情報格納枠の形状および位置を動的に決定しながらレイアウトを行うように構成したが、これに限らず、レイアウト領域内のすべての情報格納枠に一旦情報を格納してから、各情報格納枠の形状および位置を決定することによりレイアウトを行うように構成してもよい。
また、上記実施の形態においては、ユーザ情報に基づいて、ディジタルコンテンツの出力レイアウトを決定するように構成したが、これに限らず、ディジタルコンテンツに含まれる画像の数またはディジタルコンテンツに含まれる文字情報の量に基づいて、ディジタルコンテンツの出力レイアウトを決定するように構成してもよい。
【0140】
これにより、ディジタルコンテンツに含まれる画像の数またはディジタルコンテンツに含まれる文字情報の量が多かったり、また逆に少なかったりしても、比較的見やすい出力レイアウトにすることができる。
また、上記実施の形態においては、ステップS212のレイアウト処理をコンテンツ配信端末100で実行するように構成したが、これに限らず、それらレイアウト処理をユーザ端末200で実行するように構成してもよい。これにより、コンテンツ配信端末100に処理負荷が集中するのを低減することができる。
【0141】
また、上記実施の形態において、図11ないし図14のフローチャートに示す処理を実行するにあたってはいずれも、ROM32にあらかじめ格納されている制御プログラムを実行する場合について説明したが、これに限らず、これらの手順を示したプログラムが記憶された記憶媒体から、そのプログラムをRAM34に読み込んで実行するようにしてもよい。
【0142】
ここで、記憶媒体とは、RAM、ROM等の半導体記憶媒体、FD、HD等の磁気記憶型記憶媒体、CD、CDV、LD、DVD等の光学的読取方式記憶媒体、MO等の磁気記憶型/光学的読取方式記憶媒体であって、電子的、磁気的、光学的等の読み取り方法のいかんにかかわらず、コンピュータで読み取り可能な記憶媒体であれば、あらゆる記憶媒体を含むものである。
【0143】
また、上記実施の形態においては、本発明に係るレイアウトシステムおよびレイアウトプログラム、並びにレイアウト方法を、インターネット199からなるネットワークシステムに適用した場合について説明したが、これに限らず、例えば、インターネット199と同一方式により通信を行ういわゆるイントラネットに適用してもよい。もちろん、インターネット199と同一方式により通信を行うネットワークに限らず、通常のネットワークに適用することもできる。
【0144】
また、上記実施の形態においては、本発明に係るレイアウトシステムおよびレイアウトプログラム、並びにレイアウト方法を、図1に示すように、コンテンツ配信端末100において、ニュース等のディジタルコンテンツをユーザ端末200に配信する場合について適用したが、これに限らず、本発明の主旨を逸脱しない範囲で他の場合にも適用可能である。
【0145】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る請求項1記載のレイアウトシステムによれば、レイアウト結果の総ページ数が所定ページ数を超えることとなるときは、所定ページ数を超えないようにレイアウトを行うか、または所定ページ数を超えてでもレイアウトを行うかの選択を行うことができるので、ユーザの自由度が向上し、従来に比して、ユーザの希望に比較的沿ったレイアウトを行うことができるという効果が得られる。
【0146】
さらに、本発明に係る請求項2ないし17記載のレイアウトシステムによれば、レイアウト結果の総ページ数が上限ページ数を超えることとなるときは、上限ページ数を超えないようにレイアウトを行うか、または上限ページ数を超えてでもレイアウトを行うかの選択を行うことができるので、ユーザの自由度が増し、従来に比して、ユーザの希望に比較的沿ったレイアウトを行うことができるという効果が得られる。
【0147】
さらに、本発明に係る請求項4記載のレイアウトシステムによれば、情報格納枠の形状若しくは配置位置が変更され、情報格納枠に格納する掲載情報の書式が変更され、掲載情報の一部が破棄され、または掲載情報の内容が変更されることによりレイアウトが行われる。したがって、レイアウト結果の総ページ数が上限ページ数を超えないレイアウトを実現しつつも、比較的見やすいレイアウトとなるという効果も得られる。
【0148】
さらに、本発明に係る請求項5または6記載のレイアウトシステムによれば、第2レイアウト処理が選択されても、レイアウト結果の総ページ数が第2上限ページ数を超えないようにレイアウトが行われるので、ページ数の際限なくレイアウトが行われる可能性を低減することができるという効果も得られる。また、第2上限ページ数を設定することができるので、ユーザの自由度が向上し、ユーザの希望にさらに沿ったレイアウトを行うことができるという効果も得られる。
【0149】
さらに、本発明に係る請求項6記載のレイアウトシステムによれば、情報格納枠の形状若しくは配置位置が変更され、情報格納枠に格納する掲載情報の書式が変更され、掲載情報の一部が破棄され、または掲載情報の内容が変更されることによりレイアウトが行われる。したがって、レイアウト結果の総ページ数が第2上限ページ数を超えないレイアウトを実現しつつも、比較的見やすいレイアウトとなるという効果も得られる。
【0150】
さらに、本発明に係る請求項7記載のレイアウトシステムによれば、レイアウト結果の総ページ数が上限ページ数を超えることとなるときは、第1レイアウト処理および第2レイアウト処理のいずれかを選択すべきことが通知されるので、ユーザは、レイアウト結果の総ページ数が上限ページ数を超えることを把握することができるという効果も得られる。また、ユーザは、その通知に応じて選択結果を入力すれば、自己の意図をレイアウトに反映させることができるので、ユーザの希望にさらに沿ったレイアウトを行うことができるという効果も得られる。
【0151】
さらに、本発明に係る請求項8記載のレイアウトシステムによれば、第1レイアウト処理および第2レイアウト処理のいずれかの選択をレイアウトテンプレートに設定するようにしたので、選択の設定を比較的簡単に行うことができるという効果も得られる。
さらに、本発明に係る請求項9記載のレイアウトシステムによれば、第1レイアウト処理の内容および第2レイアウト処理の内容をレイアウトテンプレートに設定するようにしたので、処理内容の設定を比較的簡単に行うことができるという効果も得られる。
【0152】
さらに、本発明に係る請求項10記載のレイアウトシステムによれば、第1レイアウト処理および第2レイアウト処理のいずれかの選択を掲載情報に設定するようにしたので、選択の設定を比較的簡単に行うことができるという効果も得られる。
さらに、本発明に係る請求項11記載のレイアウトシステムによれば、第1レイアウト処理の内容および第2レイアウト処理の内容を掲載情報に設定するようにしたので、処理内容の設定を比較的簡単に行うことができるという効果も得られる。
【0153】
さらに、本発明に係る請求項12記載のレイアウトシステムによれば、第1レイアウト処理および第2レイアウト処理のいずれかの選択を引数として与えるようにしたので、選択の設定を比較的簡単に行うことができるという効果も得られる。
さらに、本発明に係る請求項13記載のレイアウトシステムによれば、第1レイアウト処理の内容および第2レイアウト処理の内容を引数として与えるようにしたので、処理内容の設定を比較的簡単に行うことができるという効果も得られる。
【0154】
さらに、本発明に係る請求項14記載のレイアウトシステムによれば、第1レイアウト処理および第2レイアウト処理のいずれかの選択を、レイアウトテンプレート若しくは掲載情報に設定し、または引数として与えるようにしたので、選択の設定を比較的簡単に行うことができるという効果も得られる。また、レイアウトテンプレートの設定、掲載情報の設定および引数による設定のうち複数の設定が同時に行われた結果、相互の設定内容に矛盾が生じても、優先度に応じていずれかの設定が採用されるので、レイアウトが損なわれる可能性を低減することができるという効果も得られる。
【0155】
さらに、本発明に係る請求項15記載のレイアウトシステムによれば、第1レイアウト処理の内容および第2レイアウト処理の内容を、レイアウトテンプレート若しくは掲載情報に設定し、または引数として与えるようにしたので、処理内容の設定を比較的簡単に行うことができるという効果も得られる。また、レイアウトテンプレートの設定、掲載情報の設定および引数による設定のうち複数の設定が同時に行われた結果、相互の設定内容に矛盾が生じても、優先度に応じていずれかの設定が採用されるので、レイアウトが損なわれる可能性を低減することができるという効果も得られる。
【0156】
さらに、本発明に係る請求項16記載のレイアウトシステムによれば、掲載情報の選択に関してユーザの固有情報やユーザによる指定情報が参照されることから、ユーザの希望に比較的沿った掲載内容を作成することができるという効果も得られる。
さらに、本発明に係る請求項17記載のレイアウトシステムによれば、レイアウトに関してユーザの固有情報やユーザによる指定情報が参照されることから、ユーザの希望に比較的沿ったレイアウト結果を作成することができるという効果も得られる。
【0157】
さらに、本発明に係る請求項18記載のレイアウトシステムによれば、レイアウト結果の総ページ数が第1上限ページ数を超えてレイアウトが行われても、レイアウト結果の総ページ数が第2上限ページ数を超えないようにレイアウトが行われるので、ページ数の際限なくレイアウトが行われる可能性を低減することができるという効果が得られる。また、第1上限ページ数および第2上限ページ数を設定することができるので、ユーザの自由度が向上し、ユーザの希望に比較的沿ったレイアウトを行うことができるという効果も得られる。
【0158】
一方、本発明に係る請求項19記載のレイアウトプログラムによれば、請求項1記載のレイアウトシステムと同等の効果が得られる。
さらに、本発明に係る請求項20記載のレイアウトプログラムによれば、請求項18記載のレイアウトシステムと同等の効果が得られる。
一方、本発明に係る請求項21記載のレイアウト方法によれば、請求項1記載のレイアウトシステムと同等の効果が得られる。
【0159】
さらに、本発明に係る請求項22記載のレイアウト方法によれば、請求項18記載のレイアウトシステムと同等の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用するネットワークシステムの構成を示すブロック図である。
【図2】コンテンツ配信端末100の機能概要を示す機能ブロック図である。
【図3】コンテンツ配信端末100の構成を示すブロック図である。
【図4】ユーザプロファイルテーブル300のデータ構造を示す図である。
【図5】ページテンプレートが規定するレイアウト状態を示す図である。
【図6】ページテンプレートのデータ構造を示す図である。
【図7】テンプレート適用ルールのデータ構造を示す図である。
【図8】テンプレート適用ルールのデータ構造を示す図である。
【図9】レイアウトNo.対応テーブル330のデータ構造を示す図である。
【図10】ディジタルコンテンツおよびカテゴリNo.対応テーブル340のデータ構造を示す図である。
【図11】ユーザ登録処理を示すフローチャートである。
【図12】コンテンツ配信処理を示すフローチャートである。
【図13】自動レイアウト処理を示すフローチャートである。
【図14】ページテンプレート選択処理を示すフローチャートである。
【図15】レイアウト結果の一例を示す図である。
【図16】第1上限ページ数を設定する場合のページテンプレートのデータ構造を示す図である。
【図17】第2上限ページ数を設定する場合のページテンプレートのデータ構造を示す図である。
【図18】ページ内に記事を納める処理を設定する場合のページテンプレートのデータ構造を示す図である。
【符号の説明】
10…コンテンツデータファイル,11,14,18…XMLパーサ,12…コンテンツデータファイル入力部,13…レイアウト定義ファイル,15…レイアウト定義ファイル入力部,16…レイアウティング部,17…描画指定ファイル,19…ラスタライズ部,100…コンテンツ配信端末,200…ユーザ端末,S1〜Sn…コンテンツ提供端末,30…CPU,32…ROM,34…RAM,38…I/F,40…ユーザ情報登録DB,42…テンプレート登録DB,44…コンテンツ登録DB,300…ユーザプロファイルテーブル,330…レイアウトNo.対応テーブル,340…カテゴリNo.対応テーブル,360…レイアウト領域,362…タイトル情報格納枠,364,370…文字情報格納枠,366,368…画像情報格納枠,500〜510…タグセット
Claims (22)
- 掲載情報をレイアウトするレイアウト手段を備え、前記レイアウト手段は、前記掲載情報を、レイアウト領域に配置される情報格納枠に格納することによりレイアウトを行うシステムであって、
前記レイアウト手段は、レイアウト結果の総ページ数が所定ページ数を超えることとなるときは、レイアウト結果の総ページ数が前記所定ページ数を超えないようにレイアウトを行う第1レイアウト処理と、レイアウト結果の総ページ数が前記所定ページ数を超えてでもレイアウトを行う第2レイアウト処理とを選択的に行うようになっていることを特徴とするレイアウトシステム。 - 複数の掲載情報を記憶するための掲載情報記憶手段と、前記掲載情報記憶手段のなかから前記掲載情報を選択する掲載情報選択手段と、前記掲載情報選択手段で選択した掲載情報をレイアウトするレイアウト手段とを備え、前記レイアウト手段は、前記掲載情報を、レイアウト領域に配置される情報格納枠に格納することによりレイアウトを行うシステムであって、
レイアウト結果の上限ページ数を設定する上限ページ数設定手段を備え、
前記レイアウト手段は、レイアウト結果の総ページ数が、前記上限ページ数設定手段で設定した上限ページ数を超えることとなるときは、レイアウト結果の総ページ数が前記上限ページ数を超えないようにレイアウトを行う第1レイアウト処理と、レイアウト結果の総ページ数が前記上限ページ数を超えてでもレイアウトを行う第2レイアウト処理とを選択的に行うようになっていることを特徴とするレイアウトシステム。 - 請求項2において、
前記レイアウト領域に配置される情報格納枠のレイアウト書式を規定したレイアウトテンプレートを記憶するためのテンプレート記憶手段を備え、
前記レイアウト手段は、前記テンプレート記憶手段のレイアウトテンプレートに従って前記掲載情報をレイアウトするようになっていることを特徴とするレイアウトシステム。 - 請求項3において、
前記第1レイアウト処理は、前記レイアウトテンプレートで規定される情報格納枠の形状若しくは配置位置を変更し、前記情報格納枠に格納する掲載情報の書式を変更し、前記掲載情報の一部を破棄し、又は前記掲載情報の内容を変更することにより、レイアウト結果の総ページ数が前記上限ページ数を超えないようにレイアウトを行うようになっていることを特徴とするレイアウトシステム。 - 請求項3及び4のいずれかにおいて、
さらに、前記上限ページ数よりも大きい第2上限ページ数を設定する第2上限ページ数設定手段を備え、
前記第2レイアウト処理は、レイアウト結果の総ページ数が、前記第2上限ページ数設定手段で設定した第2上限ページ数を超えないようにレイアウトを行うようになっていることを特徴とするレイアウトシステム。 - 請求項5において、
前記第2レイアウト処理は、レイアウト結果の総ページ数が前記第2上限ページ数を超えることとなるときは、前記レイアウトテンプレートで規定される情報格納枠の形状若しくは配置位置を変更し、前記情報格納枠に格納する掲載情報の書式を変更し、前記掲載情報の一部を破棄し、又は前記掲載情報の内容を変更することにより、レイアウト結果の総ページ数が前記第2上限ページ数を超えないようにレイアウトを行うようになっていることを特徴とするレイアウトシステム。 - 請求項3乃至6のいずれかにおいて、
前記レイアウト手段は、レイアウト結果の総ページ数が前記上限ページ数を超えることとなるときは、前記第1レイアウト処理及び前記第2レイアウト処理のいずれかを選択すべきことを通知し、その通知に応じていずれかの選択結果を入力したときは、入力した選択結果に基づいて、前記第1レイアウト処理及び前記第2レイアウト処理のいずれかの選択を行うようになっていることを特徴とするレイアウトシステム。 - 請求項3乃至7のいずれかにおいて、
前記第1レイアウト処理及び前記第2レイアウト処理のいずれかの選択を前記レイアウトテンプレートに設定し、
前記レイアウト手段は、前記テンプレート記憶手段のレイアウトテンプレートに基づいて、前記第1レイアウト処理及び前記第2レイアウト処理のいずれかの選択を行うようになっていることを特徴とするレイアウトシステム。 - 請求項3乃至8のいずれかにおいて、
前記第1レイアウト処理の内容及び前記第2レイアウト処理の内容を前記レイアウトテンプレートに設定し、
前記レイアウト手段は、前記テンプレート記憶手段のレイアウトテンプレートに基づいて、前記第1レイアウト処理及び前記第2レイアウト処理を行うようになっていることを特徴とするレイアウトシステム。 - 請求項3乃至9のいずれかにおいて、
前記第1レイアウト処理及び前記第2レイアウト処理のいずれかの選択を前記掲載情報に設定し、
前記レイアウト手段は、前記掲載情報選択手段で選択した掲載情報に基づいて、前記第1レイアウト処理及び前記第2レイアウト処理のいずれかの選択を行うようになっていることを特徴とするレイアウトシステム。 - 請求項3乃至10のいずれかにおいて、
前記第1レイアウト処理の内容及び前記第2レイアウト処理の内容を前記掲載情報に設定し、
前記レイアウト手段は、前記掲載情報選択手段で選択した掲載情報に基づいて、前記第1レイアウト処理及び前記第2レイアウト処理を行うようになっていることを特徴とするレイアウトシステム。 - 請求項3乃至11のいずれかにおいて、
前記レイアウト手段は、前記レイアウト手段として実現される処理をコンピュータに実行させるためのレイアウトプログラムからなり、
前記レイアウトプログラムは、前記第1レイアウト処理及び前記第2レイアウト処理のいずれかの選択が引数として与えられたときは、与えられた引数に基づいて、前記第1レイアウト処理及び前記第2レイアウト処理のいずれかの選択を行うようになっていることを特徴とするレイアウトシステム。 - 請求項3乃至11のいずれかにおいて、
前記レイアウト手段は、前記レイアウト手段として実現される処理をコンピュータに実行させるためのレイアウトプログラムからなり、
前記レイアウトプログラムは、前記第1レイアウト処理の内容及び前記第2レイアウト処理の内容が引数として与えられたときは、与えられた引数に基づいて、前記第1レイアウト処理及び前記第2レイアウト処理を行うようになっていることを特徴とするレイアウトシステム。 - 請求項3乃至7のいずれかにおいて、
前記第1レイアウト処理及び前記第2レイアウト処理のいずれかの選択を前記レイアウトテンプレートに設定し、
前記第1レイアウト処理及び前記第2レイアウト処理のいずれかの選択を前記掲載情報に設定し、
前記レイアウト手段は、前記レイアウト手段として実現される処理をコンピュータに実行させるためのレイアウトプログラムからなり、
前記レイアウトプログラムは、前記テンプレート記憶手段のレイアウトテンプレートに基づいて、前記第1レイアウト処理及び前記第2レイアウト処理のいずれかの選択を行う第1選択処理、前記掲載情報選択手段で選択した掲載情報に基づいて、前記第1レイアウト処理及び前記第2レイアウト処理のいずれかの選択を行う第2選択処理、並びに、前記第1レイアウト処理及び前記第2レイアウト処理のいずれかの選択が引数として与えられたときは、与えられた引数に基づいて、前記第1レイアウト処理及び前記第2レイアウト処理のいずれかの選択を行う第3選択処理を行うようになっており、
前記レイアウトテンプレートの設定、前記掲載情報の設定及び前記引数による設定に対して優先度を設定し、
前記レイアウトプログラムは、さらに、前記レイアウトテンプレートの設定、前記掲載情報の設定及び前記引数による設定のうち複数の設定が同時に行われたときは、前記優先度に基づいて、前記第1選択処理、前記第2選択処理及び前記第3選択処理のいずれかを行うようになっていることを特徴とするレイアウトシステム。 - 請求項3乃至7のいずれかにおいて、
前記第1レイアウト処理の内容及び前記第2レイアウト処理の内容を前記レイアウトテンプレートに設定し、
前記第1レイアウト処理の内容及び前記第2レイアウト処理の内容を前記掲載情報に設定し、
前記レイアウト手段は、前記レイアウト手段として実現される処理をコンピュータに実行させるためのレイアウトプログラムからなり、
前記レイアウトプログラムは、前記テンプレート記憶手段のレイアウトテンプレートに基づいて、前記第1レイアウト処理及び前記第2レイアウト処理を行う第1実行処理、前記掲載情報選択手段で選択した掲載情報に基づいて、前記第1レイアウト処理及び前記第2レイアウト処理を行う第2実行処理、並びに、前記第1レイアウト処理の内容及び前記第2レイアウト処理の内容が引数として与えられたときは、与えられた引数に基づいて、前記第1レイアウト処理及び前記第2レイアウト処理を行う第3実行処理を行うようになっており、
前記レイアウトテンプレートの設定、前記掲載情報の設定及び前記引数による設定に対して優先度を設定し、
前記レイアウトプログラムは、さらに、前記レイアウトテンプレートの設定、前記掲載情報の設定及び前記引数による設定のうち複数の設定が同時に行われたときは、前記優先度に基づいて、前記第1実行処理、前記第2実行処理及び前記第3実行処理のいずれかを行うようになっていることを特徴とするレイアウトシステム。 - 請求項2乃至15のいずれかにおいて、
ユーザに関するユーザ情報を記憶するためのユーザ情報記憶手段を備え、
前記掲載情報選択手段は、前記ユーザ情報記憶手段のユーザ情報に基づいて、前記掲載情報記憶手段のなかから前記掲載情報を選択するようになっていることを特徴とするレイアウトシステム。 - 請求項2乃至15のいずれかにおいて、
ユーザに関するユーザ情報を記憶するためのユーザ情報記憶手段を備え、
前記レイアウト手段は、前記ユーザ情報記憶手段のユーザ情報に基づいて、前記掲載情報選択手段で選択した掲載情報をレイアウトするようになっていることを特徴とするレイアウトシステム。 - 複数の掲載情報を記憶するための掲載情報記憶手段と、前記掲載情報記憶手段のなかから前記掲載情報を選択する掲載情報選択手段と、前記掲載情報選択手段で選択した掲載情報をレイアウトするレイアウト手段とを備え、前記レイアウト手段は、前記掲載情報を、レイアウト領域に配置される情報格納枠に格納することによりレイアウトを行うシステムであって、
レイアウト結果の第1上限ページ数を設定する第1上限ページ数設定手段と、前記第1上限ページ数設定手段で設定した第1上限ページ数よりも大きい第2上限ページ数を設定する第2上限ページ数設定手段とを備え、
前記レイアウト手段は、レイアウト結果の総ページ数が、前記第1上限ページ数設定手段で設定した第1上限ページ数を超えることとなるときは、レイアウト結果の総ページ数が、前記第2上限ページ数設定手段で設定した第2上限ページ数を超えないようにレイアウトを行うようになっていることを特徴とするレイアウトシステム。 - 請求項1記載のレイアウトシステムにおける前記レイアウト手段として実現される処理をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
前記レイアウト手段は、レイアウト結果の総ページ数が所定ページ数を超えることとなるときは、レイアウト結果の総ページ数が前記所定ページ数を超えないようにレイアウトを行う第1レイアウト処理と、レイアウト結果の総ページ数が前記所定ページ数を超えてでもレイアウトを行う第2レイアウト処理とを選択的に行うようになっていることを特徴とするレイアウトプログラム。 - 請求項18記載のレイアウトシステムにおける前記レイアウト手段として実現される処理をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
前記レイアウト手段は、レイアウト結果の総ページ数が、前記第1上限ページ数設定手段で設定した第1上限ページ数を超えることとなるときは、レイアウト結果の総ページ数が、前記第2上限ページ数設定手段で設定した第2上限ページ数を超えないようにレイアウトを行うようになっていることを特徴とするレイアウトプログラム。 - 掲載情報をレイアウトするレイアウトステップを含み、前記レイアウトステップは、前記掲載情報を、レイアウト領域に配置される情報格納枠に格納することによりレイアウトを行う方法であって、
前記レイアウトステップは、レイアウト結果の総ページ数が所定ページ数を超えることとなるときは、レイアウト結果の総ページ数が前記所定ページ数を超えないようにレイアウトを行う第1レイアウト処理と、レイアウト結果の総ページ数が前記所定ページ数を超えてでもレイアウトを行う第2レイアウト処理とを選択的に行うことを特徴とするレイアウト方法。 - 掲載情報記憶手段のなかから掲載情報を選択する掲載情報選択ステップと、前記掲載情報選択ステップで選択した掲載情報をレイアウトするレイアウトステップとを含み、前記レイアウトステップは、前記掲載情報を、レイアウト領域に配置される情報格納枠に格納することによりレイアウトを行う方法であって、
レイアウト結果の第1上限ページ数を設定する第1上限ページ数設定ステップと、前記第1上限ページ数設定ステップで設定した第1上限ページ数よりも大きい第2上限ページ数を設定する第2上限ページ数設定ステップとを含み、
前記レイアウトステップは、レイアウト結果の総ページ数が、前記第1上限ページ数設定ステップで設定した第1上限ページ数を超えることとなるときは、レイアウト結果の総ページ数が、前記第2上限ページ数設定ステップで設定した第2上限ページ数を超えないようにレイアウトを行うことを特徴とするレイアウト方法。
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2002
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