JP2007018413A - レイアウト装置及びレイアウトプログラム、並びにレイアウト方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】レイアウト装置100を、レイアウト領域及びコンテンツの幅又は高さを伸張又は圧縮する伸縮処理部12と、設定されたページ区切り位置の中から選択したページ区切り位置と判断用情報とに基づき、仮想ページ区切り位置を設定するか否かを判断する仮想ページ区切り位置設定判断部15と、仮想ページ区切り位置に対応するコンテンツをレイアウト全体及び各ページのコンテンツの配置関係を維持しながら選択したページ区切り位置でページ分けされるレイアウト領域に対応するサイズとなるように再レイアウトする再レイアウト部18とを含んだ構成とした。
【選択図】 図1
Description
そこで、本発明は、このような従来の技術の有する未解決の課題に着目してなされたものであって、レイアウト後のコンテンツ及びそのレイアウト領域を、各ページ毎に又は各ページ間毎に、これらに対応するレイアウト領域におけるレイアウトの均整を損なわずに指定ページ数に自動的にページ分割するのに好適なレイアウト装置およびレイアウトプログラム、並びにレイアウト方法を提供することを目的としている。
レイアウト領域にレイアウトされた複数のコンテンツがそのレイアウト領域を含め、当該レイアウト領域及び前記複数のコンテンツの幅及び高さの少なくとも一方を伸長又は圧縮可能な弾性データ構造を有してなる弾性レイアウトデータに基づき、前記レイアウトされたコンテンツ及び前記レイアウト領域の幅及び高さの少なくとも一方を伸長又は圧縮して前記複数のコンテンツの再レイアウトを行うレイアウト装置であって、
前記弾性レイアウトデータを取得する弾性レイアウトデータ取得手段と、
少なくとも前記再レイアウト後のページ数及びページサイズを含むページ情報を指定するページ情報指定手段と、
前記指定されたページ情報及び前記弾性レイアウトデータに基づき、前記レイアウトされたコンテンツの幅及び高さの少なくとも一方、並びに前記レイアウト領域の幅及び高さの少なくとも一方を、前記ページ情報に応じたサイズに伸長又は圧縮する伸縮手段と、
前記伸長又は圧縮されたレイアウト領域を、前記指定されたページ数に等分するページ区切り位置を設定するページ区切り位置設定手段と、
前記設定されたページ区切り位置を、所定の順番で選択するページ区切り位置選択手段と、
前記選択したページ区切り位置と重なる位置にコンテンツがあるときに、当該選択したページ区切り位置と前記伸長又は圧縮されたレイアウト領域における空白領域の位置との位置関係に基づき、当該選択したページ区切り位置が前記レイアウト領域における前記コンテンツとは重ならなくなる空白領域の位置に、仮想ページ区切り位置を設定するか否かを判断する仮想ページ区切り位置設定判断手段と、
前記仮想ページ区切り位置設定判断手段の判断結果に基づき、前記仮想ページ区切り位置を設定する仮想ページ区切り位置設定手段と、
前記設定された仮想ページ区切り位置でページ分けされるレイアウト領域に含まれるコンテンツのサイズが、前記選択したページ区切り位置でページ分けされた各レイアウト領域に対応するサイズとなるように、当該コンテンツの幅及び高さの少なくとも一方を伸長又は圧縮すると共に、各コンテンツ間の配置関係が維持されるように該当するコンテンツを再レイアウトする再レイアウト手段と、を備えることを特徴としている。
また、上記コンテンツには、文字情報(表なども含む)、画像情報その他の情報が含まれる。以下、形態13のレイアウトプログラム、および形態25のレイアウト方法において同じである。
また、上記レイアウトとは、例えば、画面上に表示することを目的としてコンテンツをレイアウトする場合にはその表示レイアウトを、紙面上に印刷することを目的としてコンテンツをレイアウトする場合にはその印刷レイアウトをいう。以下、形態13のレイアウトプログラム、および形態25のレイアウト方法において同じである。
前記仮想ページ区切り位置設定判断手段は、前記ページ区切り位置設定手段によって設定されたページ区切り位置と、前記伸長又は圧縮されたレイアウト領域における空白領域の位置とが所定距離以内のときに、前記仮想ページ区切り位置を、前記所定距離以内にある空白領域の位置に設定すると判断することを特徴としている。
このような構成であれば、前記仮想ページ区切り位置設定判断手段は、前記ページ区切り位置設定手段によって設定されたページ区切り位置と、前記伸長又は圧縮されたレイアウト領域における空白領域の位置とが所定距離以内のときに、前記仮想ページ区切り位置を、前記所定距離以内にある空白領域の位置に設定すると判断することが可能である。
従って、ページ区切り位置と空白領域との距離によって、仮想ページ区切り位置を、例えば、距離が極端に離れている空白領域の位置には設定させないようにし、そうでない場合は、空白領域の位置に設定するようにすることで、均整のとれたレイアウトで指定したページ数にページ区切りを行うことができるという効果が得られる。
前記仮想ページ区切り位置設定判断手段は、前記所定距離以内に複数の空白領域が位置するときに、最も近い空白領域の位置に、前記仮想ページ区切り位置を設定すると判断することを特徴としている。
このような構成であれば、例えば、ページ区切り位置から少しだけ他のページにはみ出しているようなコンテンツを、ページ内に引き込んで再レイアウトを行うこと等が可能となるので、均整のとれたレイアウトで指定したページ数にページ区切りを行うことができるという効果が得られる。
前記ページ情報は、再レイアウト後のページ構成情報を含み、
前記所定距離は、前記ページ構成情報に基づき、各ページ区切り位置毎に設定され、各ページ区切り位置に対するページ構成内容に応じた距離であることを特徴としている。
このような構成であれば、特別なページ構成でページ区切りを行うようなときに、無理のない再レイアウトを行わせることができるので、均整のとれたレイアウトで指定したページ数にページ区切りを行うことができるという効果が得られる。
前記各ページ区切り位置に対するページ構成内容として、当該ページ区切り位置がページめくりを伴うページ間に位置する第1構成内容と、前記ページ区切り位置が見開きページを構成するページ間に位置する第2構成内容とがあり、前記所定距離は、前記第1構成内容の方が前記第2構成内容よりも大きくなるように設定することを特徴としている。
このような構成であれば、ページめくりを伴うページに対応するページ区切り位置に対しては仮想ページ区切り位置を設定しやすくできるので、選択したページ区切り位置から少しだけ他のページにはみ出しているようなコンテンツをページ内に引き込みやすくでき、これによりページめくりを伴って2ページにわたってレイアウトされると見にくくなるようなコンテンツが1ページに納まりやすくなるので、内容が読みやすく均整のとれたレイアウトで指定したページ数にページ区切りを行うことができるという効果が得られる。
前記レイアウト領域にレイアウトされた複数のコンテンツのそれぞれに対して、これらの幅及び高さの少なくとも一方を伸長又は圧縮するのに要する変形力の情報が予め設定されており、
前記仮想ページ区切り位置設定判断手段は、前記位置関係情報及び前記変形力の情報に基づき、前記仮想ページ区切り位置を設定するか否かを判断することを特徴としている。
このような構成であれば、位置関係情報に加え、複数のコンテンツに設定された変形力を考慮して仮想ページ区切り位置を設定するか否かを判断できるので、例えば、変形させたくないコンテンツに対して大きな変形力を必要とする変形力情報を設定し、変形力の大きいコンテンツが変形し難くなるようにすることで、均整がとれ且つ元のレイアウト内容をなるべく維持した再レイアウト内容で指定したページ数にページ区切りを行うことができるという効果が得られる。
前記複数のコンテンツにおける、幅又は高さ方向の少なくとも一方に隣り合う各コンテンツ間と、前記コンテンツと幅又は高さ方向の少なくとも一方に隣り合うレイアウト領域の端部との間とに対して、これらの間をそれぞれ伸長又は圧縮するのに要する変形力の情報が予め設定されており
前記仮想ページ区切り位置設定判断手段は、前記位置関係情報及び前記変形力の情報に基づき、前記仮想ページ区切り位置を設定するか否かを判断することを特徴としている。
このような構成であれば、位置関係及び各コンテンツの変形力に加え、各コンテンツ間の変形力、及びレイアウト領域端部とコンテンツとの間の変形力を考慮して仮想ページ区切り位置を設定するか否かを判断できるので、例えば、変形させたくないコンテンツ、各コンテンツ間、コンテンツとレイアウト領域端部との間に対して大きな変形力を必要とする変形力情報を設定し、これら変形力の大きいものが変形し難くなるような判断処理を行わせることで、均整がとれ且つより元のレイアウト内容に沿ったレイアウトで指定したページ数にページ区切りを行うことができるという効果が得られる。
前記仮想ページ区切り位置設定判断手段は、前記変形力の情報に基づき、前記仮想ページ区切り位置を設定した場合に、当該仮想ページ区切り位置でページ分けされる各ページに対応するコンテンツのサイズが前記選択したページ区切り位置でページ分けされた各レイアウト領域に対応するサイズとなるように、前記仮想ページ区切り位置でページ分けされる各ページにレイアウトされたコンテンツの幅及び高さの少なくとも一方を伸長又は圧縮するのに必要な合成変形力を算出し、当該算出した合成変形力に基づき、前記仮想ページ区切り位置を設定するか否かを判断することを特徴としている。
前記仮想ページ区切り位置設定判断手段は、前記算出した合成変形力が所定力以下のときに、前記仮想ページ区切り位置を、前記所定力以下に対応する空白領域の位置に設定すると判断することを特徴としている。
このような構成であれば、仮想ページ区切り位置でページ分けされる各ページの各コンテンツ、各コンテンツ間及びコンテンツとレイアウト領域端部との間の変形力の少なくとも一つに対してそれら全ての変形力を合成(例えば、変形力の総和)した合成変形力が所定力以下のときに、当該所定力以下となる空白領域の位置に仮想ページ区切り位置を設定することが可能であるので、所定力を適切な値に設定することで、均整がとれ且つより元のレイアウト内容に沿ったレイアウトで指定したページ数にページ区切りを行うことができるという効果が得られる。
前記ページ情報は、再レイアウト後のページ構成情報を含み、
前記所定力は、前記ページ構成における、各ページ構成内容の種類毎に設定された力であることを特徴としている。
このような構成であれば、特別なページ構成でページ区切りを行うようなときに、ユーザの要望に沿った無理のない再レイアウトを行わせることができるので、均整のとれ且つよりユーザの要望に沿ったレイアウトで指定したページ数にページ区切りを行うことができるという効果が得られる。
前記ページ構成内容の種類として、前記選択したページ区切り位置がページめくりを伴うページ間に位置する第1構成内容と、当該ページ区切り位置が見開きページを構成するページ間に位置する第2構成内容とがあり、
前記所定力を、前記第1構成内容の方が前記第2構成内容よりも大きくなるように設定したことを特徴としている。
このような構成であれば、ページめくりを伴うページに対応するページ区切り位置に対して仮想ページ区切り位置を設定しやすくできるので、選択したページ区切り位置から少しだけ他のページにはみ出しているようなコンテンツをページ内に引き込みやすくでき、これによりページめくりを伴って2ページにわたってレイアウトされると見にくくなるようなコンテンツが1ページに納まりやすくなるので、均整のとれ且つより元のレイアウト内容に沿ったレイアウトで指定したページ数にページ区切りを行うことができるという効果が得られる。
前記変形力情報はバネ定数を含み、
前記仮想ページ区切り位置設定判断手段は、前記設定されたページ区切り位置を変更する場合に、前記バネ定数と、前記選択したページ区切り位置と仮想ページ区切り位置との間の距離とに基づき、前記合成変形力を算出することを特徴としている。
このような構成であれば、各コンテンツ、各コンテンツ間及びコンテンツとレイアウト領域端部との間の変形力を、弾性体であるバネの変形力で適切に表すことができると共に、選択したページ区切り位置でページ分けされる各レイアウト領域に対するバネ定数と、当該選択したページ区切り位置とこれに対する仮想ページ区切り位置との間の距離とから、簡易に合成変形力を算出することができるという効果が得られる。
前記弾性レイアウトデータを取得する弾性レイアウトデータ取得ステップと、
少なくとも前記再レイアウト後のページ数及びページサイズを含むページ情報を指定するページ情報指定ステップと、
前記指定されたページ情報及び前記弾性レイアウトデータに基づき、前記レイアウトされたコンテンツの幅及び高さの少なくとも一方、並びに前記レイアウト領域の幅及び高さの少なくとも一方を、前記ページ情報に応じたサイズに伸長又は圧縮する伸縮ステップと、
前記伸長又は圧縮されたレイアウト領域を、前記指定されたページ数に等分するページ区切り位置を設定するページ区切り位置設定ステップと、
前記設定されたページ区切り位置を、所定の順番で選択するページ区切り位置選択ステップと、
前記選択したページ区切り位置と重なる位置にコンテンツがあるときに、当該選択したページ区切り位置と前記伸長又は圧縮されたレイアウト領域における空白領域の位置との位置関係に基づき、当該選択したページ区切り位置が前記レイアウト領域における前記コンテンツとは重ならなくなる空白領域の位置に、仮想ページ区切り位置を設定するか否かを判断する仮想ページ区切り位置設定判断ステップと、
前記仮想ページ区切り位置設定判断手段の判断結果に基づき、前記仮想ページ区切り位置を設定する仮想ページ区切り位置設定ステップと、
前記設定された仮想ページ区切り位置でページ分けされるレイアウト領域に含まれるコンテンツのサイズが、前記選択したページ区切り位置でページ分けされた各レイアウト領域に対応するサイズとなるように、当該コンテンツの幅及び高さの少なくとも一方を伸長又は圧縮すると共に、各コンテンツ間の配置関係が維持されるように該当するコンテンツを再レイアウトする再レイアウトステップとからなる処理をコンピュータに実行させるのに使用するプログラムを含むことを特徴としている。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、形態1のレイアウトプログラムと同等の作用効果が得られる。
前記仮想ページ区切り位置設定判断ステップにおいては、前記ページ区切り位置設定ステップにおいて設定されたページ区切り位置と、前記伸長又は圧縮されたレイアウト領域における空白領域の位置とが所定距離以内のときに、前記仮想ページ区切り位置を、前記所定距離以内にある空白領域の位置に設定すると判断することを特徴としている。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、形態2のレイアウトプログラムと同等の作用効果が得られる。
前記仮想ページ区切り位置設定判断ステップにおいては、前記所定距離以内に複数の空白領域が位置するときに、最も近い空白領域の位置に、前記仮想ページ区切り位置を設定すると判断することを特徴としている。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、形態3のレイアウトプログラムと同等の作用効果が得られる。
前記ページ情報は、再レイアウト後のページ構成情報を含み、
前記所定距離は、前記ページ構成情報に基づき、各ページ区切り位置毎に設定され、各ページ区切り位置に対するページ構成内容に応じた距離であることを特徴としている。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、形態4のレイアウトプログラムと同等の作用効果が得られる。
前記各ページ区切り位置に対するページ構成内容として、当該ページ区切り位置がページめくりを伴うページ間に位置する第1構成内容と、前記ページ区切り位置が見開きページを構成するページ間に位置する第2構成内容とがあり、前記所定距離は、前記第1構成内容の方が前記第2構成内容よりも大きくなるように設定されることを特徴としている。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、形態5のレイアウトプログラムと同等の作用効果が得られる。
前記レイアウト領域にレイアウトされた複数のコンテンツのそれぞれに対して、これらの幅及び高さの少なくとも一方を伸長又は圧縮するのに要する変形力の情報が予め設定されており、
前記仮想ページ区切り位置設定判断ステップにおいては、前記位置関係情報及び前記変形力の情報に基づき、前記仮想ページ区切り位置を設定するか否かを判断することを特徴としている。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、形態6のレイアウトプログラムと同等の作用効果が得られる。
前記複数のコンテンツにおける、幅又は高さ方向の少なくとも一方に隣り合う各コンテンツ間と、前記コンテンツと幅又は高さ方向の少なくとも一方に隣り合うレイアウト領域の端部との間とに対して、これらの間をそれぞれ伸長又は圧縮するのに要する変形力の情報が予め設定されており
前記仮想ページ区切り位置設定判断ステップにおいては、前記位置関係情報及び前記変形力の情報に基づき、前記仮想ページ区切り位置を設定するか否かを判断することを特徴としている。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、形態7のレイアウトプログラムと同等の作用効果が得られる。
前記仮想ページ区切り位置設定判断ステップにおいては、前記変形力の情報に基づき、前記仮想ページ区切り位置を設定した場合に、当該仮想ページ区切り位置でページ分けされる各ページに対応するコンテンツのサイズが前記選択したページ区切り位置でページ分けされた各レイアウト領域に対応するサイズとなるように、前記仮想ページ区切り位置でページ分けされる各ページにレイアウトされたコンテンツの幅及び高さの少なくとも一方を伸長又は圧縮するのに必要な合成変形力を算出し、当該算出した合成変形力に基づき、前記仮想ページ区切り位置を設定するか否かを判断することを特徴としている。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、形態8のレイアウトプログラムと同等の作用効果が得られる。
前記仮想ページ区切り位置設定判断ステップにおいては、前記算出した合成変形力が所定力以下のときに、前記仮想ページ区切り位置を、前記所定力以下に対応する空白領域の位置に設定すると判断することを特徴としている。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、形態9のレイアウトプログラムと同等の作用効果が得られる。
前記ページ情報は、再レイアウト後のページ構成情報を含み、
前記所定力は、前記ページ構成における、各ページ構成内容の種類毎に設定された力であることを特徴としている。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、形態10のレイアウトプログラムと同等の作用効果が得られる。
前記ページ構成内容の種類として、前記選択したページ区切り位置がページめくりを伴うページ間に位置する第1構成内容と、当該ページ区切り位置が見開きページを構成するページ間に位置する第2構成内容とがあり、
前記所定力を、前記第1構成内容の方が前記第2構成内容よりも大きくなるように設定したことを特徴としている。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、形態11のレイアウトプログラムと同等の作用効果が得られる。
前記変形力情報はバネ定数を含み、
前記仮想ページ区切り位置設定判断ステップにおいては、前記設定されたページ区切り位置を変更する場合に、前記バネ定数と、前記選択したページ区切り位置と仮想ページ区切り位置との間の距離とに基づき、前記合成変形力を算出することを特徴としている。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、形態12のレイアウトプログラムと同等の作用効果が得られる。
レイアウト領域にレイアウトされた複数のコンテンツがそのレイアウト領域を含め、当該レイアウト領域及び前記複数のコンテンツの幅及び高さの少なくとも一方を伸長又は圧縮可能な弾性データ構造を有してなる弾性レイアウトデータに基づき、前記レイアウトされたコンテンツの幅及び高さの少なくとも一方、並びに前記レイアウト領域の幅及び高さの少なくとも一方を伸長又は圧縮して前記複数のコンテンツの再レイアウトを行うのに使用するレイアウト方法であって、
前記弾性レイアウトデータを取得する弾性レイアウトデータ取得ステップと、
少なくとも前記再レイアウト後のページ数及びページサイズを含むページ情報を指定するページ情報指定ステップと、
前記指定されたページ情報及び前記弾性レイアウトデータに基づき、前記レイアウトされたコンテンツの幅及び高さの少なくとも一方、並びに前記レイアウト領域の幅及び高さの少なくとも一方を、前記ページ情報に応じたサイズに伸長又は圧縮する伸縮ステップと、
前記伸長又は圧縮されたレイアウト領域を、前記指定されたページ数に等分するページ区切り位置を設定するページ区切り位置設定ステップと、
前記設定されたページ区切り位置を、所定の順番で選択するページ区切り位置選択ステップと、
前記選択したページ区切り位置と重なる位置にコンテンツがあるときに、当該選択したページ区切り位置と前記伸長又は圧縮されたレイアウト領域における空白領域の位置との位置関係に基づき、当該選択したページ区切り位置が前記レイアウト領域における前記コンテンツとは重ならなくなる空白領域の位置に、仮想ページ区切り位置を設定するか否かを判断する仮想ページ区切り位置設定判断ステップと、
前記仮想ページ区切り位置設定判断ステップの判断結果に基づき、前記仮想ページ区切り位置を設定する仮想ページ区切り位置設定ステップと、
前記設定された仮想ページ区切り位置でページ分けされるレイアウト領域に含まれるコンテンツのサイズが、前記選択したページ区切り位置でページ分けされた各レイアウト領域に対応するサイズとなるように、当該コンテンツの幅及び高さの少なくとも一方を伸長又は圧縮すると共に、各コンテンツ間の配置関係が維持されるように該当するコンテンツを再レイアウトする再レイアウトステップと、を含むことを特徴としている。
これにより、形態1記載のレイアウト装置と同等の効果が得られる。
前記仮想ページ区切り位置設定判断ステップにおいては、前記ページ区切り位置設定ステップにおいて設定されたページ区切り位置と、前記伸長又は圧縮されたレイアウト領域における空白領域の位置とが所定距離以内のときに、前記仮想ページ区切り位置を、前記所定距離以内にある空白領域の位置に設定すると判断することを特徴としている。
これにより、形態2記載のレイアウト装置と同等の効果が得られる。
前記仮想ページ区切り位置設定判断ステップにおいては、前記所定距離以内に複数の空白領域が位置するときに、最も近い空白領域の位置に、前記仮想ページ区切り位置を設定すると判断することを特徴としている。
これにより、形態3記載のレイアウト装置と同等の効果が得られる。
前記ページ情報は、再レイアウト後のページ構成情報を含み、
前記所定距離は、前記ページ構成情報に基づき、各ページ区切り位置毎に設定され、各ページ区切り位置に対するページ構成内容に応じた距離であることを特徴としている。
これにより、形態4記載のレイアウト装置と同等の効果が得られる。
前記各ページ区切り位置に対するページ構成内容として、当該ページ区切り位置がページめくりを伴うページ間に位置する第1構成内容と、前記ページ区切り位置が見開きページを構成するページ間に位置する第2構成内容とがあり、前記所定距離は、前記第1構成内容の方が前記第2構成内容よりも大きくなるように設定されることを特徴としている。
これにより、形態5記載のレイアウト装置と同等の効果が得られる。
前記レイアウト領域にレイアウトされた複数のコンテンツのそれぞれに対して、これらの幅及び高さの少なくとも一方を伸長又は圧縮するのに要する変形力の情報が予め設定されており、
前記仮想ページ区切り位置設定判断ステップにおいては、前記位置関係情報及び前記変形力の情報に基づき、前記仮想ページ区切り位置を設定するか否かを判断することを特徴としている。
これにより、形態6記載のレイアウト装置と同等の効果が得られる。
前記複数のコンテンツにおける、幅又は高さ方向の少なくとも一方に隣り合う各コンテンツ間と、前記コンテンツと幅又は高さ方向の少なくとも一方に隣り合うレイアウト領域の端部との間とに対して、これらの間をそれぞれ伸長又は圧縮するのに要する変形力の情報が予め設定されており
前記仮想ページ区切り位置設定判断ステップにおいては、前記位置関係情報及び前記変形力の情報に基づき、前記仮想ページ区切り位置を設定するか否かを判断することを特徴としている。
これにより、形態7記載のレイアウト装置と同等の効果が得られる。
前記仮想ページ区切り位置設定判断ステップにおいては、前記変形力の情報に基づき、前記仮想ページ区切り位置を設定した場合に、当該仮想ページ区切り位置でページ分けされる各ページに対応するコンテンツのサイズが前記選択したページ区切り位置でページ分けされた各レイアウト領域に対応するサイズとなるように、前記仮想ページ区切り位置でページ分けされる各ページにレイアウトされたコンテンツの幅及び高さの少なくとも一方を伸長又は圧縮するのに必要な合成変形力を算出し、当該算出した合成変形力に基づき、前記仮想ページ区切り位置を設定するか否かを判断することを特徴としている。
これにより、形態8記載のレイアウト装置と同等の効果が得られる。
前記仮想ページ区切り位置設定判断ステップにおいては、前記算出した合成変形力が所定力以下のときに、前記仮想ページ区切り位置を、前記所定力以下に対応する空白領域の位置に設定すると判断することを特徴とする。
これにより、形態9記載のレイアウト装置と同等の効果が得られる。
前記ページ情報は、再レイアウト後のページ構成情報を含み、
前記所定力は、前記ページ構成における、各ページ構成内容の種類毎に設定された力であることを特徴としている。
これにより、形態10記載のレイアウト装置と同等の効果が得られる。
前記ページ構成内容の種類として、前記選択したページ区切り位置がページめくりを伴うページ間に位置する第1構成内容と、当該ページ区切り位置が見開きページを構成するページ間に位置する第2構成内容とがあり、
前記所定力を、前記第1構成内容の方が前記第2構成内容よりも大きくなるように設定したことを特徴としている。
これにより、形態11記載のレイアウト装置と同等の効果が得られる。
前記変形力情報はバネ定数を含み、
前記仮想ページ区切り位置設定判断ステップにおいては、前記設定されたページ区切り位置を変更する場合に、前記バネ定数と、前記選択したページ区切り位置と仮想ページ区切り位置との間の距離とに基づき、前記合成変形力を算出することを特徴としている。
これにより、形態12記載のレイアウト装置と同等の効果が得られる。
以下、本発明の第1の実施の形態を図面に基づき説明する。図1〜図15は、本発明に係るレイアウト装置およびレイアウトプログラム、並びにレイアウト方法の第1の実施の形態を示す図である。
レイアウト装置100は、図1に示すように、ユーザからの再レイアウト指示に対応する弾性レイアウトデータを取得する弾性レイアウトデータ取得部10と、再レイアウト後の、ページ数、ページサイズ、ページ構成等の情報を含むページ情報を指示するページ情報指定部11と、ページ情報及び弾性レイアウトデータに基づき、当該弾性レイアウトデータの示すレイアウトされたコンテンツ及びレイアウト領域の幅又は高さの少なくとも一方を伸張又は圧縮する伸縮処理部12と、伸張又は圧縮後のレイアウト領域を指定されたページ数で等分するページ区切り位置を設定するページ区切り位置設定部13とを含んだ構成となっている。
伸縮処理部12は、ページ情報指定部11で指定されたページ情報に基づき、指定されたページ数及びページサイズに合わせて、弾性レイアウトデータの示すレイアウトされたコンテンツ及びレイアウト領域の幅又は高さの少なくとも一方を伸張又は圧縮する。ここで、弾性レイアウトデータの示すレイアウト領域は、基準となる幅及び高さの情報を有している。つまり、基準サイズが、指定されたページ数及びページサイズで再レイアウトされた結果のサイズより小さい場合に、基準サイズの幅若しくは高さの少なくとも一方を伸張し、基準サイズが、再レイアウトされた結果のサイズよりも大きい場合は、基準サイズの幅若しくは高さの少なくとも一方を圧縮する。
次に、レイアウト装置100のハードウェア構成を図2に基づき説明する。図2は、レイアウト装置100のハードウェア構成を示すブロック図である。
CPU60は、マイクロプロセッシングユニットMPU等からなり、ROM64の所定領域に格納されている所定のプログラムを起動させ、そのプログラムに従って、図3のフローチャートに示す再レイアウト処理を実行するようになっている。
図3は、第1の実施の形態の再レイアウト処理を示すフローチャートである。
ステップS102に移行した場合は、弾性レイアウトデータ取得部10において、再レイアウト指示に対応した弾性レイアウトデータを、記憶装置70、信号線を介して接続された外部装置等から取得してステップS104に移行する。
ステップS106に移行した場合は、伸縮処理部12において、ステップS104で指定されたページ情報に含まれる指定ページ数及び指定ページサイズの情報に基づき、弾性レイアウトデータの示すレイアウト領域及びコンテンツの基準サイズを、指定ページ数及び指定ページサイズに応じたサイズとなるように、これらの高さ又は幅の少なくとも一方を伸張又は圧縮してステップS108に移行する。
ステップS110では、ページ区切り位置選択部14において、ステップS108で設定された再レイアウト処理が未処理のページ区切り位置を、所定の順序に従って1つ選択してステップS112に移行する。ここで、所定の順序は、ページ構成によって異なり、本実施の形態においては、ページめくりを伴うページに対応するページ区切り位置が優先して選択されるように設定されている。
ステップS120では、仮想ページ区切り位置設定判断部15において、空白領域が見つかったか否かを判定し、空白領域が見つかったと判定された場合(Yes)は、ステップS122に移行し、そうでない場合(No)は、ステップS126に移行する。
ステップS124では、再レイアウト部18において、各コンテンツ間の位置関係を維持しながら、仮想ページ区切り位置でページ分けされるレイアウト領域に含まれるコンテンツを当該レイアウト領域に対応したサイズとなるように伸長又は圧縮してステップS126に移行する。
ステップS128では、再レイアウトデータ記憶部19において、上述した再レイアウト後のレイアウトデータである再レイアウトデータを記憶装置74に記憶してステップS100に移行する。
ここで、図4(a)は、レイアウトされた基準サイズのレイアウト領域及びコンテンツの一例を示す図であり、(b)は、4ページに伸長後のレイアウト領域及びコンテンツの一例を示す図である。また、図5は、各ページ区切り位置に対する所定距離の設定例を示す図である。また、図6(a)〜(d)は、仮想ページ区切り位置の設定処理及び再レイアウト処理の過程例を示す図である。また、図7は、図6の再レイアウト処理結果に基づき印刷出力された印刷結果の例を示す図である。
このようにして、ページ区切り位置50aに対する再レイアウト処理が完了すると、他にも再レイアウト処理が未処理のページ区切り位置があるので(ステップS126の「No」の分岐)、この再レイアウト後のレイアウト領域から、次に、上記選択順序に従ってページ区切り位置50cが選択される(ステップS110)。ページ区切り位置50cは、その縦方向の座標が891[mm]となるので、上記ページ区切り位置50aのときと同様の処理によって、この位置と重なるコンテンツがあるか否かを調べる。この場合は、重なっているコンテンツが無いため(ステップS112の「No」の分岐)、選択したページ区切り位置50cに対しては、以降の処理を実行せずに、当該ページ区切り位置50cは再レイアウト処理済みとして、図6(c)に示すように、その位置(891[mm])が確定する。
なお、図7の例に示すように、上記記憶した再レイアウトデータに基づき、印刷装置によってA4用紙4ページに印刷出力した結果を見てみると、図7のページ2,3に示すように、上記再レイアウト処理によってページ分割されたコンテンツCが各ページ内において天地等分の位置にレイアウトされているのが解る。また、図7のページ4に示すように、コンテンツDに関しては、ページ全体にレイアウトされているのが解る。つまり、各コンテンツを、どのページに分割するかを上記再レイアウト処理で決定し、実際に印刷出力する際には、この再レイアウト結果に基づき、更に、ページ内においてレイアウトの均整をとるようにしても良い。
まず最初に、図8及び図9に基づき、上記第1の実施の形態の応用例1を説明する。
図8(a)に示す基準サイズのレイアウト内容が、図8(b)に示すように、A4サイズの4ページに応じたサイズに伸長された場合に、上記第1の実施の形態と同様に、ページ区切り位置50aに対して距離閾値2aが設定され、且つ仮想ページ区切り位置50a’が設定される。ここで、ページ構成は、上記第1の実施の形態と同様であり、ページ区切り位置の選択順序も同様となる。そして、この仮想ページ区切り位置50a’でページ分けされた場合に1ページ目に全て収まるようになったコンテンツAが、図8(c)に示すように、コンテンツAの全体が圧縮され、ページ区切り位置50aでページ分けされる1ページ目に全て収まるようになる。更に、本応用例では、図8(c)に示すように、この圧縮に合わせて、コンテンツC及びコンテンツDを、サイズ変更を伴わずに上方に移動する。更に、ページ区切り位置50cに対する仮想ページ区切り位置50c’が設定され、当該設定された仮想ページ区切り位置50cによってページ分けされる3ページ目にコンテンツD全体が含まれるようになると、図8(d)に示すように、ページ区切り位置50cでページ分けされる3ページ目にコンテンツD全体が収まるように、コンテンツD全体が圧縮される。この圧縮に伴い、図8(d)に示すように、コンテンツC全体が圧縮されると共に2ページ目に移動する。最後に選択されるページ区切り位置50bに対しては、重なるコンテンツが見つからないため、図8(e)に示すように、図8(d)の再レイアウト処理結果が、そのまま最終的な処理結果となる。
次に、図10及び図11に基づき、上記第1の実施の形態の応用例2を説明する。
図10(a)に示す基準サイズのレイアウト内容を、図10(b)に示すように全体を圧縮して2ページに再レイアウトする場合は、2ページであるため、ページ区切り位置は50aの一つだけとなる。また、ページ構成を、ページ1,2の見開きページとすると、距離閾値として、図10(b)に示すように、2aが設定され、コンテンツA及びCの間と、コンテテンツC及びDの間とに空白領域が見つかるので、図10(c)に示すように、これら2つの空白領域のうちページ区切り位置50aに近い方の位置にあるコンテンツC及びDの間にある空白領域の位置に仮想ページ区切り位置50a’が設定される。仮想ページ区切り位置50a’が設定されると、コンテンツCは、この仮想ページ区切り位置50a’によってページ分けされた1ページ目に全体が収まるようになるので、図10(d)に示すように、ページ区切り位置50aでページ分けされる1ページ目のレイアウト領域に、コンテンツA〜Cが全て収まるサイズとなるように、コンテンツA〜Cをそれぞれ圧縮する。
このような再レイアウト処理結果を、そのまま印刷装置によりA4用紙2ページに印刷出力すると、図11に示すようになる。
次に、図12及び図13に基づき、上記第1の実施の形態の応用例3を説明する。
図12に示すように、ページ構成が観音開き(ページ数8)の場合は、ページ1の裏がページ5となり、ページ2の裏がページ4となり、ページ3の裏がページ7となり、ページ6の裏がページ8となる。そして、ページ1及びページ2と、ページ3及びページ4と、ページ7及びページ8とはページめくりを伴い、ページ2及びページ3と、ページ4及びページ5と、ページ5及びページ6と、ページ6及びページ7とは見開きページとなる。
次に、図14及び図15に基づき、上記第1の実施の形態の応用例4を説明する。
図14(a)に示すように、レイアウトする文章等のコンテンツが縦書となる場合は、横長のレイアウト領域に、コンテンツA〜Eが右端から左端に向けて配置される。そして、ページ情報が指定されると、ページ情報におけるページ数及びページサイズに応じて、図14(b)に示すように、レイアウト領域及びコンテンツが横方向(ページ数が増減する方向)に伸長され、ページ区切り位置も右から左に向けてページ数が増加するように設定される。更に、ページ構成は、上記ページ構成1と同じであり、従って、距離閾値は、図14(b)に示すように、ページめくりを伴うページ区切り位置50a及びページ区切り位置50cに対して距離閾値2aが設定され、見開きページ間を区切るページ区切り位置50bに対して距離閾値aが設定される。以降の処理は、上記第1の実施の形態と同様となり、距離閾値に基づき空白領域を探索し、見つかった空白領域の位置に仮想ページ区切り位置を設定して再レイアウトを行う図14(c)、(d)の処理を経て、最終的に図14(e)に示す再レイアウト結果が得られる。
このようにして、レイアウト装置100は、レイアウト領域にレイアウトされたコンテンツと、当該レイアウト領域とが弾性データ構造を有してなる弾性レイアウトデータと、指定されたページ情報とに基づき、指定ページ数及び指定ページサイズに応じて、レイアウト領域及びコンテンツを伸長又は圧縮してサイズを変更することが可能であり、更に、サイズ変更されたレイアウト領域を指定ページ数で等分するページ区切り位置を設定してページ分けすることが可能である。
上記第1の実施の形態において、弾性レイアウトデータ取得部10は、形態1の弾性レイアウトデータ取得手段に対応し、ページ情報指定部11は、形態1のページ情報指定手段に対応し、伸縮処理部12は、形態1の伸縮手段に対応し、ページ区切り位置設定部13は、形態1又は2のページ区切り位置設定手段に対応する。
次に、本発明の第2の実施の形態を図面に基づき説明する。図16〜図17は、本発明に係るレイアウト装置およびレイアウトプログラム、並びにレイアウト方法の第2の実施の形態を示す図である。
CPU60は、マイクロプロセッシングユニットMPU等からなり、ROM64の所定領域に格納されている所定のプログラムを起動させ、そのプログラムに従って、図16のフローチャートに示す再レイアウト処理を実行するようになっている。
図16は、第2の実施の形態の再レイアウト処理を示すフローチャートである。
ステップS202に移行した場合は、弾性レイアウトデータ取得部10において、再レイアウト指示に対応した弾性レイアウトデータを、記憶装置70、信号線を介して接続された外部装置等から取得してステップS204に移行する。
ステップS206に移行した場合は、伸縮処理部12において、ステップS204で指定されたページ情報に含まれる指定ページ数及び指定ページサイズの情報に基づき、弾性レイアウトデータの示すレイアウト領域及びコンテンツの基準サイズを、指定ページ数及び指定ページサイズに応じたサイズとなるように、これらの高さ又は幅の少なくとも一方を伸張又は圧縮してステップS208に移行する。
ステップS210では、ページ区切り位置選択部14において、ステップS208で設定された再レイアウト処理が未処理のページ区切り位置を、所定の順序に従って1つ選択してステップS212に移行する。ここで、所定の順序は、ページ構成によって異なり、本実施の形態においては、ページめくりを伴うページに対応するページ区切り位置が優先して選択されるように設定されている。
ステップS218では、仮想ページ区切り位置設定判断部15において、ステップS210で選択したページ区切り位置から後方のページ方向にある最も近い空白領域を選択してステップS220に移行する。
ステップS222では、仮想ページ区切り位置設定判断部15において、変形力情報に基づき、仮設定された仮想ページ区切り位置から先方のページの合成変形力Fud及び仮想ページ区切り位置から後方のページの合成変形力Fddを算出してステップS224に移行する。
ステップS226では、仮想ページ区切り位置設定判断部15において、ステップS224で選択した空白領域の位置に仮想ページ区切り位置を仮設定してステップS228に移行する。
ステップS230では、仮想ページ区切り位置設定判断部15において、合成変形力Fud及びFddは共に、ステップS216又はステップS250で設定された変形力閾値以下か否かを判定し、変形力閾値以下であると判定された場合(Yes)はステップS232に移行し、そうでない場合(No)は、ステップS246に移行する。
ステップS234に移行した場合は、仮想ページ区切り位置設定判断部15において、後方の空白領域に対応する合成変形力の合計値Fud+Fddは、先方の空白領域に対応する合成変形力の合計値Fuu+Fduよりも小さいか否かを判定し、小さいと判定された場合(Yes)は、ステップS236に移行し、そうでない場合(No)は、ステップS244に移行する。
ステップS238では、再レイアウト部18において、各コンテンツ間の位置関係を維持しながら、仮想ページ区切り位置でページ分けされるレイアウト領域に含まれるコンテンツを再レイアウトしてステップS240に移行する。
ステップS242では、再レイアウトデータ記憶部19において、上述した再レイアウト後のレイアウトデータである再レイアウトデータを記憶装置74に記憶してステップS200に移行する。
一方、ステップS234において、Fud+FddよりもFuu+Fduの方が大きくてステップS244に移行した場合、あるいはステップS246において、合成変形力Fud及びFuuは共に変形力閾値以下であると判定されてステップS244に移行した場合は、仮想ページ区切り位置設定部17において、ステップS210で選択したページ区切り位置から先方のページにある空白領域の位置に仮想ページ区切り位置を設定してステップS238に移行する。
次に、図17に基づき、本実施の形態の動作を説明する。ここで図17は、第2の実施の形態における再レイアウト処理過程の一例を示す図である。
本実施の形態においては、図17(a)に示す、基準サイズのレイアウト内容を、図17(b)に示すように、A4サイズ2ページに再レイアウトする。なお、図17(b)に示すように、レイアウト領域上端とコンテンツAとの間にバネ定数KOAが、コンテンツAにバネ定数KAが、コンテンツAとコンテンツCとの間にバネ定数KACが、コンテンツCにバネ定数KCが、コンテンツCとコンテンツDとの間にバネ定数KCDが、コンテンツDとレイアウト領域下端との間にバネ定数KDOが、それぞれ設定されている。
1/Kud=1/KOA+1/KA+1/KAC+1/KC+1/2・KCD ・・・(1)
Fud=Kud・l1 ・・・(2)
更に、2ページ目の合成変形力Fddは、下式(3)で求まる合成バネ定数1/Kddから下式(4)のように算出できる(ステップS222)。
1/Kdd=1/2・KCD+1/KD+1/KDO ・・・(3)
Fdd=Kdd・l1 ・・・(4)
つまり、上記Fudは、仮想ページ区切り位置50a’によってページ分けされるコンテンツA〜Cを、上記距離l1だけ圧縮するのに必要な変形力であり、上記Fddは、コンテンツA〜Cが距離l1だけ圧縮されたときに、この圧縮に合わせてコンテンツDを距離l1だけ伸長するのに必要な変形力となる。
1/Kdu=1/KOA+1/KA+1/2・KAC ・・・(5)
Fdu=Kdu・l2 ・・・(6)
更に、2ページ目の合成変形力Fuuは、下式(7)で求まる合成バネ定数1/Kuuから下式(8)のように算出できる(ステップS228)。
1/Kuu=1/2・KAC+1/KC+1/KCD+1/KD+1/KDO ・・・(7)
Fuu=Kuu・l2 ・・・(8)
つまり、上記Fuuは、仮想ページ区切り位置50a’’によってページ分けされるコンテンツAを、上記距離l2だけ圧縮するのに必要な変形力であり、上記Fduは、コンテンツAが距離l2だけ圧縮されたときに、この圧縮に合わせてコンテンツC及びDを距離l2だけ伸長するのに必要な変形力となる。
一方、合成変形力Fud及びFddが共に変形力閾値2F以下であり、且つ合成変形力Fuu及びFduが共に変形力閾値2F以下である場合は(ステップS232の「Yes」の分岐)、Fud+FddとFuu+Fduとの大きさを比較し、小さい方に対応する空白領域の位置に仮想ページ区切り位置を設定する(ステップS236又はステップS244)。
このようにして、レイアウト装置100は、レイアウト領域にレイアウトされたコンテンツと、当該レイアウト領域とが弾性データ構造を有してなる弾性レイアウトデータと、指定されたページ情報とに基づき、指定ページ数及び指定ページサイズに応じて、レイアウト領域及びコンテンツを伸長又は圧縮してサイズを変更することが可能であり、更に、サイズ変更されたレイアウト領域を指定ページ数で等分するページ区切り位置を設定してページ分けすることが可能である。
上記第2の実施の形態において、弾性レイアウトデータ取得部10は、形態1の弾性レイアウトデータ取得手段に対応し、ページ情報指定部11は、形態1のページ情報指定手段に対応し、伸縮処理部12は、形態1の伸縮手段に対応し、ページ区切り位置設定部13は、形態1又は2のページ区切り位置設定手段に対応する。
Claims (14)
- レイアウト領域にレイアウトされた複数のコンテンツがそのレイアウト領域を含め、当該レイアウト領域及び前記複数のコンテンツの幅及び高さの少なくとも一方を伸長又は圧縮可能な弾性データ構造を有してなる弾性レイアウトデータに基づき、前記レイアウトされたコンテンツ及び前記レイアウト領域の幅及び高さの少なくとも一方を伸長又は圧縮して前記複数のコンテンツの再レイアウトを行うレイアウト装置であって、
前記弾性レイアウトデータを取得する弾性レイアウトデータ取得手段と、
少なくとも前記再レイアウト後のページ数及びページサイズを含むページ情報を指定するページ情報指定手段と、
前記指定されたページ情報及び前記弾性レイアウトデータに基づき、前記レイアウトされたコンテンツの幅及び高さの少なくとも一方、並びに前記レイアウト領域の幅及び高さの少なくとも一方を、前記ページ情報に応じたサイズに伸長又は圧縮する伸縮手段と、
前記伸長又は圧縮されたレイアウト領域を、前記指定されたページ数に等分するページ区切り位置を設定するページ区切り位置設定手段と、
前記設定されたページ区切り位置を、所定の順番で選択するページ区切り位置選択手段と、
前記選択したページ区切り位置と重なる位置にコンテンツがあるときに、当該選択したページ区切り位置と前記伸長又は圧縮されたレイアウト領域における空白領域の位置との位置関係に基づき、当該選択したページ区切り位置が前記レイアウト領域における前記コンテンツとは重ならなくなる空白領域の位置に、仮想ページ区切り位置を設定するか否かを判断する仮想ページ区切り位置設定判断手段と、
前記仮想ページ区切り位置設定判断手段の判断結果に基づき、前記仮想ページ区切り位置を設定する仮想ページ区切り位置設定手段と、
前記設定された仮想ページ区切り位置でページ分けされるレイアウト領域に含まれるコンテンツのサイズが、前記選択したページ区切り位置でページ分けされた各レイアウト領域に対応するサイズとなるように、当該コンテンツの幅及び高さの少なくとも一方を伸長又は圧縮すると共に、各コンテンツ間の配置関係が維持されるように該当するコンテンツを再レイアウトする再レイアウト手段と、を備えることを特徴とするレイアウト装置。 - 前記仮想ページ区切り位置設定判断手段は、前記ページ区切り位置設定手段によって設定されたページ区切り位置と、前記伸長又は圧縮されたレイアウト領域における空白領域の位置とが所定距離以内のときに、前記仮想ページ区切り位置を、前記所定距離以内にある空白領域の位置に設定すると判断することを特徴とする請求項1記載のレイアウト装置。
- 前記仮想ページ区切り位置設定判断手段は、前記所定距離以内に複数の空白領域が位置するときに、最も近い空白領域の位置に、前記仮想ページ区切り位置を設定すると判断することを特徴とする請求項1記載のレイアウト装置。
- 前記ページ情報は、再レイアウト後のページ構成情報を含み、
前記所定距離は、前記ページ構成情報に基づき、各ページ区切り位置毎に設定され、各ページ区切り位置に対するページ構成内容に応じた距離であることを特徴とする請求項2又は請求項3記載のレイアウト装置。 - 前記各ページ区切り位置に対するページ構成内容として、当該ページ区切り位置がページめくりを伴うページ間に位置する第1構成内容と、前記ページ区切り位置が見開きページを構成するページ間に位置する第2構成内容とがあり、前記所定距離は、前記第1構成内容の方が前記第2構成内容よりも大きくなるように設定することを特徴とする請求項4記載のレイアウト装置。
- 前記レイアウト領域にレイアウトされた複数のコンテンツのそれぞれに対して、これらの幅及び高さの少なくとも一方を伸長又は圧縮するのに要する変形力の情報が予め設定されており、
前記仮想ページ区切り位置設定判断手段は、前記位置関係情報及び前記変形力の情報に基づき、前記仮想ページ区切り位置を設定するか否かを判断することを特徴とする請求項1記載のレイアウト装置。 - 前記複数のコンテンツにおける、幅又は高さ方向の少なくとも一方に隣り合う各コンテンツ間と、前記コンテンツと幅又は高さ方向の少なくとも一方に隣り合うレイアウト領域の端部との間とに対して、これらの間をそれぞれ伸長又は圧縮するのに要する変形力の情報が予め設定されており
前記仮想ページ区切り位置設定判断手段は、前記位置関係情報及び前記変形力の情報に基づき、前記仮想ページ区切り位置を設定するか否かを判断することを特徴とする請求項6記載のレイアウト装置。 - 前記仮想ページ区切り位置設定判断手段は、前記変形力の情報に基づき、前記仮想ページ区切り位置を設定した場合に、当該仮想ページ区切り位置でページ分けされる各ページに対応するコンテンツのサイズが前記選択したページ区切り位置でページ分けされた各レイアウト領域に対応するサイズとなるように、前記仮想ページ区切り位置でページ分けされる各ページにレイアウトされたコンテンツの幅及び高さの少なくとも一方を伸長又は圧縮するのに必要な合成変形力を算出し、当該算出した合成変形力に基づき、前記仮想ページ区切り位置を設定するか否かを判断することを特徴とする請求項6記載のレイアウト装置。
- 前記仮想ページ区切り位置設定判断手段は、前記算出した合成変形力が所定力以下のときに、前記仮想ページ区切り位置を、前記所定力以下に対応する空白領域の位置に設定すると判断することを特徴とする請求項8記載のレイアウト装置。
- 前記ページ情報は、再レイアウト後のページ構成情報を含み、
前記所定力は、前記ページ構成における、各ページ構成内容の種類毎に設定された力であることを特徴とする請求項9記載のレイアウト装置。 - 前記ページ構成内容の種類として、前記選択したページ区切り位置がページめくりを伴うページ間に位置する第1構成内容と、当該ページ区切り位置が見開きページを構成するページ間に位置する第2構成内容とがあり、
前記所定力を、前記第1構成内容の方が前記第2構成内容よりも大きくなるように設定したことを特徴とする請求項10記載のレイアウト装置。 - 前記変形力情報はバネ定数を含み、
前記仮想ページ区切り位置設定判断手段は、前記設定されたページ区切り位置を変更する場合に、前記バネ定数と、前記選択したページ区切り位置と仮想ページ区切り位置との間の距離とに基づき、前記合成変形力を算出することを特徴とする請求項8乃至請求項11のいずれか1項に記載のレイアウト装置。 - レイアウト領域にレイアウトされた複数のコンテンツがそのレイアウト領域を含め、当該レイアウト領域及び前記複数のコンテンツの幅及び高さの少なくとも一方を伸長又は圧縮可能な弾性データ構造を有してなる弾性レイアウトデータに基づき、前記レイアウトされたコンテンツ及び前記レイアウト領域の幅及び高さの少なくとも一方を伸長又は圧縮して前記複数のコンテンツの再レイアウトを行うのに使用するレイアウトプログラムであって、
前記弾性レイアウトデータを取得する弾性レイアウトデータ取得ステップと、
少なくとも前記再レイアウト後のページ数及びページサイズを含むページ情報を指定するページ情報指定ステップと、
前記指定されたページ情報及び前記弾性レイアウトデータに基づき、前記レイアウトされたコンテンツの幅及び高さの少なくとも一方、並びに前記レイアウト領域の幅及び高さの少なくとも一方を、前記ページ情報に応じたサイズに伸長又は圧縮する伸縮手段と、
前記伸長又は圧縮されたレイアウト領域を、前記指定されたページ数に等分するページ区切り位置を設定するページ区切り位置設定ステップと、
前記設定されたページ区切り位置を、所定の順番で選択するページ区切り位置選択ステップと、
前記選択したページ区切り位置と重なる位置にコンテンツがあるときに、当該選択したページ区切り位置と前記伸長又は圧縮されたレイアウト領域における空白領域の位置との位置関係に基づき、当該選択したページ区切り位置が前記レイアウト領域における前記コンテンツとは重ならなくなる空白領域の位置に、仮想ページ区切り位置を設定するか否かを判断する仮想ページ区切り位置設定判断ステップと、
前記仮想ページ区切り位置設定判断手段の判断結果に基づき、前記仮想ページ区切り位置を設定する仮想ページ区切り位置設定ステップと、
前記設定された仮想ページ区切り位置でページ分けされるレイアウト領域に含まれるコンテンツのサイズが、前記選択したページ区切り位置でページ分けされた各レイアウト領域に対応するサイズとなるように、当該コンテンツの幅及び高さの少なくとも一方を伸長又は圧縮すると共に、各コンテンツ間の配置関係が維持されるように該当するコンテンツを再レイアウトする再レイアウトステップとからなる処理をコンピュータに実行させるのに使用するプログラムを含むことを特徴とするレイアウトプログラム。 - レイアウト領域にレイアウトされた複数のコンテンツがそのレイアウト領域を含め、当該レイアウト領域及び前記複数のコンテンツの幅及び高さの少なくとも一方を伸長又は圧縮可能な弾性データ構造を有してなる弾性レイアウトデータに基づき、前記レイアウトされたコンテンツ及び前記レイアウト領域の幅及び高さの少なくとも一方を伸長又は圧縮して前記複数のコンテンツの再レイアウトを行うのに使用するレイアウト方法であって、
前記弾性レイアウトデータを取得する弾性レイアウトデータ取得ステップと、
少なくとも前記再レイアウト後のページ数及びページサイズを含むページ情報を指定するページ情報指定ステップと、
前記指定されたページ情報及び前記弾性レイアウトデータに基づき、前記レイアウトされたコンテンツの幅及び高さの少なくとも一方、並びに前記レイアウト領域の幅及び高さの少なくとも一方を、前記ページ情報に応じたサイズに伸長又は圧縮する伸縮手段と、
前記伸長又は圧縮されたレイアウト領域を、前記指定されたページ数に等分するページ区切り位置を設定するページ区切り位置設定ステップと、
前記設定されたページ区切り位置を、所定の順番で選択するページ区切り位置選択ステップと、
前記選択したページ区切り位置と重なる位置にコンテンツがあるときに、当該選択したページ区切り位置と前記伸長又は圧縮されたレイアウト領域における空白領域の位置との位置関係に基づき、当該選択したページ区切り位置が前記レイアウト領域における前記コンテンツとは重ならなくなる空白領域の位置に、仮想ページ区切り位置を設定するか否かを判断する仮想ページ区切り位置設定判断ステップと、
前記仮想ページ区切り位置設定判断手段の判断結果に基づき、前記仮想ページ区切り位置を設定する仮想ページ区切り位置設定ステップと、
前記設定された仮想ページ区切り位置でページ分けされるレイアウト領域に含まれるコンテンツのサイズが、前記選択したページ区切り位置でページ分けされた各レイアウト領域に対応するサイズとなるように、当該コンテンツの幅及び高さの少なくとも一方を伸長又は圧縮すると共に、各コンテンツ間の配置関係が維持されるように該当するコンテンツを再レイアウトする再レイアウトステップと、を含むことを特徴とするレイアウト方法。
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