JP6656795B2 - 情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラムおよび記憶媒体 - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラムおよび記憶媒体 Download PDF

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Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラムおよび記憶媒体に関する。
印刷データに表紙用のデータを付加し、印刷物の内容を示す本身の印刷ページ(以下、本身ページという)とあわせて、表紙を印刷する技術が知られている。印刷された表紙(以下、くるみ表紙ともいう)に本身ページを挟み込んで製本処理を行うことにより、本や冊子等の表紙付き印刷物が完成する。
一枚のくるみ表紙は、オモテ表紙、ウラ表紙、背表紙の各部から構成される。オモテ表紙、ウラ表紙のサイズは、ユーザーが一度決定した後は、特に変更する必要はない。一方、背表紙のサイズは、本身ページの厚さに応じて変わる。したがって、一度背表紙のサイズを決定して背表紙用のデータを作成した後でも、本身ページの厚さが変更された場合には、背表紙のサイズを変更して背表紙用のデータを作り直す必要がある。このような作業を簡易化するための技術として、印刷データの内容から印刷物の厚みを推定し、推定した印刷物の厚みに応じて背表紙のサイズを自動的に算出して背表紙用のデータを作成する技術が知られている(特許文献1参照)。
特開平10−151734号公報
しかしながら、上記特許文献1記載の技術では、背表紙用のデータが、オモテ表紙およびウラ表紙用のデータとは独立したデータであることを前提としている。したがって、たとえば、オモテ表紙、ウラ表紙および背表紙がまとめて一つのデータにより表現される場合には、前提とするくるみ表紙のデータ構成が異なるので、印刷物の厚みの変更に対応できないという問題がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、表紙付きの印刷物において本身ページの厚さが変更された際に、表紙のデータ構成を考慮して表紙を適切に加工するための情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラムおよび記録媒体を提供することを目的とする。
上記目的は、下記の手段によって達成される。
(1) 印刷データに含まれている表紙データのデータ構成が、表紙データのデータ構成を示すデータまたは表紙データを構成するデータの個数から、1つのくるみ表紙を背表紙用データ、オモテ表紙用データおよびウラ表紙用データという3つの独立したデータにより表現するデータ構成である3in1、1つのくるみ表紙をオモテ表紙用データおよびウラ表紙用データという2つの独立したデータにより表現するデータ構成である2in1、1つのくるみ表紙を1つのデータにより表現するデータ構成である1in1のいずれであるかを判定する判定部と、
前記判定部により判定されたデータ構成が、前記3in1の場合、背表紙を拡大または縮小するための加工対象データとして前記背表紙用データを選択し、前記1in1の場合、背表紙を拡大または縮小するための加工対象データとして前記1つのデータを選択し、前記2in1の場合、背表紙を拡大または縮小するための加工対象データとして選択しない、選択部と、
前記判定部により判定されたデータ構成が前記3in1である場合に、前記背表紙データ、前記オモテ表紙データおよび前記ウラ表紙データにより表現される各画像が連続しているか否かを判断する判断部と、
前記判定部により判定されたデータ構成が前記1in1または前記3in1である場合に、前記背表紙の拡大または縮小の倍率に従って、前記選択部により選択された加工対象データにより表現される画像を拡大または縮小する拡縮部と、
を有し、
前記判定部により判定されたデータ構成が前記3in1である場合には、
前記選択部は
記判断部により前記オモテ表紙データの画像と前記背表紙データの画像が連続していると判断された場合は前記背表紙データに追加して前記オモテ表紙データを加工対象データとして選択し
前記判断部により前記背表紙データの画像と前記ウラ表紙データの画像が連続していると判断された場合は前記背表紙データに追加して前記ウラ表紙データを加工対象データとして選択し、
前記判断部により前記オモテ表紙データの画像と前記背表紙データの画像と前記ウラ表紙データの画像が連続していると判断された場合は前記背表紙データに追加して前記オモテ表紙データおよび前記ウラ表紙データを加工対象データとして選択し、
記拡縮部は、前記表紙の模様または文字の連続性が維持されるように、前記加工対象データにより表現される画像を拡大または縮小する情報処理装置。
(2) 印刷データに含まれている表紙データのデータ構成が、表紙データのデータ構成を示すデータまたは表紙データを構成するデータの個数から、1つのくるみ表紙を背表紙用データ、オモテ表紙用データおよびウラ表紙用データという3つの独立したデータにより表現するデータ構成である3in1、1つのくるみ表紙をオモテ表紙用データおよびウラ表紙用データという2つの独立したデータにより表現するデータ構成である2in1、1つのくるみ表紙を1つのデータにより表現するデータ構成である1in1のいずれであるかを判定する判定部と、
前記判定部により判定されたデータ構成が、前記3in1の場合、背表紙を拡大または縮小するための加工対象データとして前記背表紙用データを選択し、前記1in1の場合、背表紙を拡大または縮小するための加工対象データとして前記1つのデータを選択し、前記2in1の場合、背表紙を拡大または縮小するための加工対象データとして選択しない、選択部と、
前記判定部により判定されたデータ構成が前記3in1である場合に、前記背表紙データ、前記オモテ表紙データおよび前記ウラ表紙データにより表現される各画像が連続しているか否かを判断する判断部と、
前記判定部により判定されたデータ構成が前記1in1または前記3in1である場合に、前記背表紙の拡大または縮小の倍率に従って、前記選択部により選択された加工対象データにより表現される画像を拡大または縮小する拡縮部と、
前記各画像から文字を認識する文字認識部と、
を有し、
前記判定部により判定されたデータ構成が前記3in1である場合には、
前記選択部は
記判断部により前記オモテ表紙データの画像と前記背表紙データの画像が連続していると判断された場合は前記背表紙データに追加して前記オモテ表紙データを加工対象データとして選択し
前記判断部により前記背表紙データの画像と前記ウラ表紙データの画像が連続していると判断された場合は前記背表紙データに追加して前記ウラ表紙データを加工対象データとして選択し、
前記判断部により前記オモテ表紙データの画像と前記背表紙データの画像と前記ウラ表紙データの画像が連続していると判断された場合は前記背表紙データに追加して前記オモテ表紙データおよび前記ウラ表紙データを加工対象データとして選択し、
前記拡縮部は、前記表紙の模様または文字の連続性が維持されるように、前記加工対象データにより表現される画像を拡大または縮小し、かつ、拡大する場合にのみ前記加工対象データにより表現される画像中の背表紙に対応する部分に、前記文字認識部によって認識された文字が含まれている場合、当該画像における前記文字以外の部分を拡大する情報処理装置。
)前記表紙の模様または文字の連続性を維持するために、拡大または縮小された画像をさらに移動させる必要があるか否かを判断し、移動させる必要があると判断した場合、前記拡大または縮小された画像を移動させる移動部をさらに有する上記(または(2)に記載の情報処理装置。
)前記拡縮部は、前記加工対象データにより表現される画像中の背表紙に対応する部分に文字が含まれている場合、当該画像における前記文字の部分を、背表紙として使用する範囲からはみ出さないように拡大または縮小する上記()〜()のいずれか一つに記載の情報処理装置。
)前記データ構成毎に、前記印刷データにおいて前記加工対象データが配置される順序を予め記憶する記憶部をさらに有し、前記選択部は、前記順序に基づいて、前記加工対象データを選択する上記(1)〜()のいずれか一つに記載の情報処理装置。
(6) 印刷データに含まれている表紙データのデータ構成が、表紙データのデータ構成を示すデータまたは表紙データを構成するデータの個数から、1つのくるみ表紙を背表紙用データ、オモテ表紙用データおよびウラ表紙用データという3つの独立したデータにより表現するデータ構成である3in1、1つのくるみ表紙をオモテ表紙用データおよびウラ表紙用データという2つの独立したデータにより表現するデータ構成である2in1、1つのくるみ表紙を1つのデータにより表現するデータ構成である1in1のいずれであるかを判定する判定ステップと、
前記判定されたデータ構成が、前記3in1の場合、背表紙を拡大または縮小するための加工対象データとして前記背表紙用データを選択し、前記1in1の場合、背表紙を拡大または縮小するための加工対象データとして前記1つのデータを選択し、前記2in1の場合、背表紙を拡大または縮小するための加工対象データとして選択しない、選択ステップと、
前記判定されたデータ構成が前記3in1である場合に、前記背表紙データ、前記オモテ表紙データおよび前記ウラ表紙データにより表現される各画像が連続しているか否かを判断する判断ステップと、
前記判定されたデータ構成が前記1in1または前記3in1である場合に、前記背表紙の拡大または縮小の倍率に従って、選択された加工対象データにより表現される画像を拡大または縮小する拡縮ステップと、
を有し、
前記判定ステップにより判定されたデータ構成が前記3in1である場合には、
前記選択ステップは、
記判断ステップにより前記オモテ表紙データの画像と前記背表紙データの画像が連続していると判断された場合は前記背表紙データに追加して前記オモテ表紙データを加工対象データとして選択し
前記判断ステップにより前記背表紙データの画像と前記ウラ表紙データの画像が連続していると判断された場合は前記背表紙データに追加して前記ウラ表紙データを加工対象データとして選択し、
前記判断ステップにより前記オモテ表紙データの画像と前記背表紙データの画像と前記ウラ表紙データの画像が連続していると判断された場合は前記背表紙データに追加して前記オモテ表紙データおよび前記ウラ表紙データを加工対象データとして選択し、
前記拡縮ステップは、前記表紙の模様または文字の連続性が維持されるように、前記加工対象データにより表現される画像を拡大または縮小する情報処理方法。
(7)印刷データに含まれている表紙データのデータ構成が、表紙データのデータ構成を示すデータまたは表紙データを構成するデータの個数から、1つのくるみ表紙を背表紙用データ、オモテ表紙用データおよびウラ表紙用データという3つの独立したデータにより表現するデータ構成である3in1、1つのくるみ表紙をオモテ表紙用データおよびウラ表紙用データという2つの独立したデータにより表現するデータ構成である2in1、1つのくるみ表紙を1つのデータにより表現するデータ構成である1in1のいずれであるかを判定する判定ステップと、
前記判定されたデータ構成が、前記3in1の場合、背表紙を拡大または縮小するための加工対象データとして前記背表紙用データを選択し、前記1in1の場合、背表紙を拡大または縮小するための加工対象データとして前記1つのデータを選択し、前記2in1の場合、背表紙を拡大または縮小するための加工対象データとして選択しない、選択ステップと、
前記判定されたデータ構成が前記3in1である場合に、前記背表紙データ、前記オモテ表紙データおよび前記ウラ表紙データにより表現される各画像が連続しているか否かを判断する判断ステップと、
前記判定されたデータ構成が前記1in1または前記3in1である場合に、前記背表紙の拡大または縮小の倍率に従って、選択された加工対象データにより表現される画像を拡大または縮小する拡縮ステップと、
前記各画像から文字を認識する文字認識ステップと、
を有し、
前記判定ステップにより判定されたデータ構成が前記3in1である場合には、
前記選択ステップは、
記判断ステップにより前記オモテ表紙データの画像と前記背表紙データの画像が連続していると判断された場合は前記背表紙データに追加して前記オモテ表紙データを加工対象データとして選択し
前記判断ステップにより前記背表紙データの画像と前記ウラ表紙データの画像が連続していると判断された場合は前記背表紙データに追加して前記ウラ表紙データを加工対象データとして選択し、
前記判断ステップにより前記オモテ表紙データの画像と前記背表紙データの画像と前記ウラ表紙データの画像が連続していると判断された場合は前記背表紙データに追加して前記オモテ表紙データおよび前記ウラ表紙データを加工対象データとして選択し、
前記拡縮ステップは、前記表紙の模様または文字の連続性が維持されるように、前記加工対象データにより表現される画像を拡大または縮小し、かつ、拡大する場合にのみ前記加工対象データにより表現される画像中の背表紙に対応する部分に前記文字認識ステップによって認識された文字が含まれている場合、当該画像における前記文字以外の部分を拡大する情報処理方法。
上記(6)または(7)に記載の情報処理方法をコンピューターに実行させる情報処理プログラム。
)上記()に記載の情報処理プログラムを記録したコンピューター読み取り可能な記録媒体。
本発明の情報処理装置によれば、背表紙のサイズを変更する際に、表紙データのデータ構成に基づいて、表紙データの中で加工対象となる加工対象データを選択する。これにより、表紙データのデータ構成を考慮して加工が必要なデータを選択できる。その結果、表紙データのデータ構成にかかわらず表紙を適切に加工できる。
本発明の一実施形態に係る情報処理装置が適用される印刷システムの全体構成を示すブロック図である。 クライアント端末の概略構成を示すブロック図である。 プリンターコントローラーの概略構成を示すブロック図である。 プリンターコントローラーの機能を示す図である。 プリントエンジンの概略構成を示すブロック図である。 表紙データおよび表紙データのデータ構成を説明するための概念図である。 第1実施形態に係るプリンターコントローラーにより実行される表紙加工処理の手順を示すフローチャートである。 第1実施形態に係る表紙加工処理を説明するための図である。 第2実施形態に係るプリンターコントローラーの機能を示す図である。 第2実施形態に係るプリンターコントローラーにより実行される表紙加工処理の手順を示すフローチャートである。 第2実施形態に係る表紙加工処理を説明するための図である。 第3実施形態に係るプリンターコントローラーの機能を示す図である。 第3実施形態に係るプリンターコントローラーにより実行される表紙加工処理の手順を示すフローチャートである。 第3実施形態に係る表紙加工処理を説明するための図である。 第4実施形態に係るプリンターコントローラーの機能を示す図である。 第4実施形態に係るプリンターコントローラーにより実行される表紙加工処理の手順を示すフローチャートである。 第4実施形態に係る表紙加工処理を説明するための図である。 第4実施形態に係る表紙加工処理の変形例を説明するための図である。
以下、添付した図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、図面の寸法比率は、説明の都合上誇張されており、実際の比率とは異なる場合がある。
(第1実施形態)
図1は、本発明の一実施形態に係る情報処理装置が適用される印刷システムの全体構成を示すブロック図である。
図1に示すように、印刷システムは、クライアント端末100、プリンターコントローラー(以下、単に「コントローラー」と称する)200およびプリントエンジン300を備える。クライアント端末100およびコントローラー200は、ネットワーク400を介して相互に通信可能に接続されている。コントローラー200およびプリントエンジン300は、たとえば、IEEE1394シリアルバス、USB(Universal Serial Bus)等の専用インターフェース用バスを介して接続されている。
ネットワーク400は、イーサネット(登録商標)、FDDI(Fiber Distributed Data Interface)、Wi−Fi(Wireless Fidelity)等の規格によりコンピューターやネットワーク機器同士を接続したLAN(Local Area Network)、あるいはLAN同士を専用線で接続したWAN(Wide Area Network)等からなる。なお、ネットワーク400に接続される機器の種類および台数は、図1に示す例に限定されない。また、コントローラー200とプリントエンジン300は、直接、機器同士を接続(ローカル接続)することなく、ネットワーク400を介して接続されていてもよい。
(クライアント端末100)
図2は、クライアント端末の概略構成を示すブロック図である。
図2に示すように、クライアント端末100は、CPU(Central Processing Unit)110、ROM(Read Only Memory)120、RAM(Random Access Memory)130、ハードディスク140、ディスプレイ150、入力装置160およびネットワークインターフェース170を含み、これらは信号をやり取りするためのバス180を介して相互に接続されている。
CPU110は、プログラムにしたがって上記各部の制御や各種の演算処理を行う。ROM120は、各種プログラムや各種データを格納する。RAM130は、作業領域として一時的にプログラムやデータを記憶する。
ハードディスク140は、オペレーティングシステム(OS)を含む各種プログラムや、各種データを格納する。ハードディスク140には、印刷物の表紙および本身ページの原稿データを作成するためのアプリケーションや、ユーザーから各種指示を受け付けてコントローラー200へ送信するためのアプリケーション等がインストールされている。
また、ハードディスク140には、原稿データをページ記述言語(PDL)で記述された印刷データに変換するためのプリンタードライバーがインストールされている。プリンタードライバーは、コントローラー200が対応可能な形式による印刷データを作成し、これを印刷ジョブとしてネットワーク400を介してコントローラー200へ送信する。印刷ジョブは、文書、図形、画像等により印刷物の表紙および本身ページを示す印刷データと、当該印刷データを記録媒体等に画像形成するための設定である印刷設定とを含む。以下では、表紙を示す印刷データを表紙データと称し、本身ページを示す印刷データを本身ページデータと称する。
ディスプレイ150は、たとえば、液晶ディスプレイであり、各種の情報を表示する。入力装置160は、マウス等のポインティングデバイス、およびキーボードを含み、各種の入力を行うために使用される。ネットワークインターフェース170は、ネットワーク400を介し他の機器と通信するためのインターフェースであり、イーサネット(登録商標)、FDDI、Wi−Fi等の規格が用いられる。
(コントローラー200)
図3は、コントローラーの概略構成を示すブロック図である。図4は、コントローラーの機能を示す図である。
図3に示すように、コントローラー200は、情報処理装置として、CPU210、ROM220、RAM230、ハードディスク240、ディスプレイ250、入力装置260、ネットワークインターフェース270およびプリンターインターフェース280を含み、これらは信号をやり取りするためのバス290を介して相互に接続されている。なお、コントローラー200の上記各部のうち、クライアント端末100の上記各部と同様の機能を有する部分については、その説明を省略する。
図4に示すように、コントローラー200は、データ構成判定部241、ページ選択部242およびページ拡縮部243として機能する。このため、ハードディスク240には、データ構成判定部241、ページ選択部242およびページ拡縮部243に対応するプログラムが記憶されている。データ構成判定部241、ページ選択部242およびページ拡縮部243の機能は、それぞれに対応するプログラムをCPU210が実行することにより発揮される。
ここで、データ構成判定部241は、印刷データに含まれる表紙データから、オモテ表紙、ウラ表紙および背表紙を含むくるみ表紙のデータ構成を判定する。ページ選択部242は、表紙データにより表現される表紙に含まれる背表紙を拡大または縮小する際に、表紙データのデータ構成に基づいて、表紙データの中で加工対象となる加工対象データを選択する。ページ拡縮部243は、ページ選択部242により選択された加工対象データにより表現される画像を拡大または縮小する。
また、ハードディスク240には、受信した印刷ジョブが格納される。印刷ジョブには印刷データが含まれ、印刷データには本身ページデータおよび表紙データが含まれる。表紙データの詳細については、後述する。
また、ハードディスク240には、上記、各機能に対応するプログラムの他、印刷データにラスタライズ処理を施して、表紙および本身ページの画像データを生成するためのRIPプログラムが記憶されている。
プリンターインターフェース280は、ローカル接続されたプリントエンジン300と通信するためのインターフェースである。
(プリントエンジン300)
図5は、プリントエンジンの概略構成を示すブロック図である。
図5に示すように、プリントエンジン300は、CPU310、ROM320、RAM330、ハードディスク340、操作パネル350、印刷部360、後処理部370およびコントローラーインターフェース380を含み、これらは信号をやり取りするためのバス390を介して相互に接続されている。なお、プリントエンジン300の上記各部のうち、クライアント端末100の上記各部と同様の機能を有する部分については、その説明を省略する。
操作パネル350は、タッチパネル、テンキー、スタートボタン、ストップボタン等を備えており、各種情報の表示および各種指示の入力に使用される。
印刷部360は、電子写真式プロセス等の周知の作像プロセスを用いて、画像データに基づく画像を用紙等の記録シート上に形成する。
後処理部370は、印刷部360から搬送される用紙に対して所定の後処理を行う。後処理には、ステープル処理、パンチ処理およびくるみ製本処理等が含まれる。くるみ製本処理とは、本身ページとなる用紙の束の一側面にホットメルトタイプの接着剤等の溶融された接着剤を塗布し、くるみ表紙により当該用紙の束をくるみこんで製本する処理である。
なお、クライアント端末100、コントローラー200、およびプリントエンジン300は、上記構成要素以外の構成要素を含んでいてもよく、あるいは、上記構成要素のうちの一部が含まれていなくてもよい。
(表紙データ)
次に、印刷データに含まれる表紙データおよび表紙データのデータ構成について説明する。
図6は、表紙データおよび表紙データのデータ構成を説明するための概念図である。図6において、(A)は、「3in1」のデータ構成を有する表紙データによって表現される表紙の一例を示す。(B)は、「2in1」のデータ構成を有する表紙データによって表現される表紙の一例を示す。(C)は、「1in1」のデータ構成を有する表紙データによって表現される表紙の一例を示す。
表紙データのデータ構成は、表紙データの作成モードとも称され、1枚の表紙がどのようなデータによって表現されているかを示すものである。データ構成の種類としては、たとえば、「3in1」、「2in1」および「1in1」等がある。「3in1」のデータ構成は、背表紙用データ、オモテ表紙用データおよびウラ表紙用データという3つの独立したデータによって、1つの表紙を表現するようなデータ構成である。「2in1」のデータ構成は、1つの表紙をオモテ表紙用データおよびウラ表紙用データという2つの独立したデータにより表現するようなデータ構成である。「1in1」のデータ構成は、1つの表紙を1つのデータによってまとめて表現するようなデータ構成である。以下、具体的な例を用いて説明する。
図6(A)に示すように、表紙データが「3in1」のデータ構成を有する場合、表紙510は、それぞれ独立したデータによって表現される背表紙511、オモテ表紙512およびウラ表紙513から構成される。背表紙511、オモテ表紙512およびウラ表紙513は、それぞれ、背表紙用データ、オモテ表紙用データおよびウラ表紙用データによって表現される。なお、図6(A)において、表紙510は、説明の便宜上、3つの部分に分離して記載されているが、実際の表紙510は、連続した1枚の印刷物として出力される。
図6(B)に示すように、表紙データが「2in1」のデータ構成を有する場合、表紙520は、背表紙部分に相当する空白領域521と、それぞれ独立したデータによって表現されるオモテ表紙522およびウラ表紙523とから構成される。空白領域521は、オモテ表紙522またはウラ表紙523の縦方向の長さと、本身ページの厚みとに基づいて形成される。したがって、空白領域521を表現するデータは、表紙データとして含まれなくてもよい。オモテ表紙522およびウラ表紙523は、それぞれ、オモテ表紙用データおよびウラ表紙用データによって表現される。なお、図6(B)において、表紙520は、説明の便宜上、3つの部分に分離して記載されているが、実際の表紙520は、連続した1枚の印刷物として出力される。
図6(C)に示すように、表紙データが「1in1」のデータ構成を有する場合、表紙530は、背表紙部分531、オモテ表紙部分532およびウラ表紙部分533をまとめ含む1つのくるみ表紙として、1つのくるみ表紙用データによって表現される。なお、図6(C)において、表紙530には、背表紙部分531とオモテ表紙部分532およびウラ表紙部分533との境界に破線が記載されているが、実際の表紙530においては、当該破線は表現されなくてもよい。
(印刷システムにおける処理の概要)
次に、第1実施形態に係る印刷システムにおける処理の流れを説明する。
図7は、第1実施形態に係るコントローラーにより実行される表紙加工処理の手順を示すフローチャートである。図8は、第1実施形態に係る表紙加工処理を説明するための図である。図8において、(A)は、表紙データのデータ構成が「3in1」の場合に背表紙511を示す背表紙用データが選択される様子を示す。(B)は、表紙データのデータ構成が「1in1」の場合に背表紙部分531を含むくるみ表紙用データが選択される様子を示す。図7のフローチャートにより示されるアルゴリズムは、コントローラー200のハードディスク240にプログラムとして記憶されており、CPU210によって実行される。本実施形態では、クライアント端末100において本身ページの厚さを考慮して表紙が作成された後に本身ページの枚数が変更され、その状態で生成された印刷ジョブがコントローラー200へ送信されるものとして説明する。すなわち、印刷ジョブに含まれる印刷データにおいて、本身ページの厚さと背表紙の幅とが整合しておらず、背表紙のサイズを変更する必要がある状態となっているものとして説明する。
図7に示すように、コントローラー200は、印刷ジョブを受信する(ステップS101)。具体的には、コントローラー200は、クライアント端末100から送信された印刷ジョブを、ネットワークインターフェース270を介して受信する。コントローラー200は、受信した印刷ジョブをRAM230またはハードディスク240に格納する。
続いて、コントローラー200は、受信した印刷ジョブに含まれる表紙データのデータ構成を判定する(ステップS102)。具体的には、コントローラー200は、表紙データの内容を解析し、当該表紙データのデータ構成が、「1in1」、「2in1」または「3in1」のうちのいずれであるかを判定する。たとえば、印刷ジョブの中に表紙データのデータ構成(作成モード)を示すデータが含まれていれば、コントローラー200は、当該データに基づいて表紙データのデータ構成を判定できる。あるいは、コントローラー200は、表紙データを構成するデータの個数や内容等に基づいて表紙データのデータ構成を判定してもよい。
データ構成が「2in1」の場合(ステップS102:「2in1」)、コントローラー200は、加工対象データの選択処理および加工処理は不要と判断し、ステップS106の処理へ進む。
データ構成が「1in1」の場合(ステップS102:「1in1」)、コントローラー200は、背表紙のサイズを変更するために加工が必要なデータである加工対象データとして、くるみ表紙用データを選択する(ステップS103)。具体的には、図8()に示すように、印刷データの中から、背表紙部分531を含む表紙530全体を表現するデータであるくるみ表紙用データを、加工対象データとして選択する。ここで、図8()の例では、くるみ表紙用データは印刷データの先頭に配置されると規定されており、コントローラー200は、印刷データの先頭に配置されたデータを選択することによりくるみ表紙用データを選択できる。コントローラー200は、ステップS105の処理へ進む。
一方、データ構成が「3in1」の場合(ステップS102:「3in1」)、コントローラー200は、加工対象データとして、背表紙用データを選択する(ステップS104)。具体的には、図8()に示すように、印刷データの中から、背表紙511を表現するデータである背表紙用データを、加工対象データとして選択する。ここで、図8()の例では、背表紙用データは印刷データの最後に配置されると規定されており、コントローラー200は、印刷データの最後に配置されたデータを選択することにより背表紙用データを選択できる。コントローラー200は、ステップS105の処理へ進む。
続いて、コントローラー200は、ステップS103またはステップS104の処理において選択された加工対象データを加工し、加工対象データにより表現される表紙を拡大または縮小する(ステップS105)。
ここで、加工対象データが、ステップS103の処理において選択されたくるみ表紙用データである場合、コントローラー200は、表紙530の背表紙部分531のサイズを変更するように、くるみ表紙用データを加工する。具体的には、コントローラー200は、表紙530を拡大または縮小して背表紙部分531の幅が本身ページの厚みに合うようにくるみ表紙用データを加工する。
一方、加工対象データが、ステップS104の処理において選択された背表紙用データである場合、コントローラー200は、背表紙511のサイズを変更するように、背表紙用データを加工する。具体的には、コントローラー200は、背表紙511の幅が本身ページの厚みに合うように背表紙用データを加工する。
続いて、コントローラー200は、印刷データを出力する(ステップS106)。具体的には、コントローラー200は、ステップS105の処理において加工した印刷データに対して適宜RIP処理等を行い、印刷可能な画像データを生成する。コントローラー200は、生成した画像データをプリントエンジン300へ送信し、処理を終了する。
以上のように、第1実施形態のコントローラー200によれば、背表紙のサイズを変更する際に、表紙データのデータ構成に基づいて、表紙データの中で加工対象となる加工対象データを選択する。これにより、表紙データのデータ構成を考慮して加工が必要なデータを選択できる。その結果、表紙データのデータ構成にかかわらず表紙を適切に加工できる。
また、コントローラー200は、表紙データが、背表紙、オモテ表紙およびウラ表紙をまとめて1つのくるみ表紙用データによって表現する「1in1」のデータ構成である場合、加工対象データとして当該くるみ表紙用データを選択する。これにより、表紙用データが「1in1」のデータ構成であっても、背表紙のサイズを変更する際に、表紙を適切に加工できる。
また、コントローラー200は、表紙データが、背表紙、オモテ表紙およびウラ表紙をそれぞれ表現する背表紙データ、オモテ表紙データおよびウラ表紙データを含む「3in1」のデータ構成である場合、加工対象データとして背表紙データを選択する。これにより、表紙用データが「3in1」のデータ構成であっても、背表紙のサイズを変更する際に、表紙を適切に加工できる。
なお、上記実施形態では、コントローラー200が、印刷データの先頭または最後に配置されたデータを選択することによってくるみ表紙用データまたは背表紙用データを選択するものとして説明した。しかし、これに限定されない。たとえば、印刷データの中でくるみ表紙用データまたは背表紙用データが配置される順序または位置を予めハードディスク240に記憶しておき、当該順序または位置に基づいて、くるみ表紙用データまたは背表紙用データが選択されてもよい。あるいは、印刷データ内にくるみ表紙用データまたは背表紙用データを示すデータを予め設定しておき、当該データに基づいて、くるみ表紙用データまたは背表紙用データが選択されてもよい。
(第2実施形態)
第2実施形態の印刷システムについて説明する。
第1実施形態では、背表紙のサイズを変更する際に、表紙データのデータ構成を考慮して、加工対象となるデータが自動的に選択される。しかし、背表紙のサイズを変更する際に、表紙データのデータ構成だけでなく、表紙に示される模様や文字等の画像の連続性も考慮して表紙の加工が行われてもよい。第2実施形態では、背表紙のサイズを変更する際に、表紙に示される模様や文字等の画像の連続性も考慮して表紙を加工する場合について説明する。
第2実施形態に係る印刷システムの構成は、コントローラー200が実行する機能が異なる。以下においては、第1実施形態と重複する部分の説明は省略し、第1実施形態と異なる部分を中心に説明する。
図9は、第2実施形態に係るコントローラーの機能を示す図である。
図9に示すように、コントローラー200は、CPU210がハードディスク240に記憶された対応するプログラムを読み込むことにより、データ構成判定部241、ページ選択部242、ページ拡縮部243および連続判断部244として機能する。このため、ハードディスク240には、情報処理プログラムとして、データ構成判定部241、ページ選択部242、ページ拡縮部243および連続判断部244に対応するプログラムが記憶されている。データ構成判定部241、ページ選択部242、ページ拡縮部243および連続判断部244の機能は、それぞれに対応するプログラムをCPU210が実行することにより発揮される。
ここで、データ構成判定部241は、印刷データに含まれる表紙データから、オモテ表紙、ウラ表紙および背表紙を含むくるみ表紙のデータ構成を判定する。ページ選択部242は、表紙データにより表現される表紙に含まれる背表紙を拡大または縮小する際に、表紙データのデータ構成に基づいて、表紙データの中で加工対象となる加工対象データを選択する。また、ページ選択部242は、連続判断部244により表紙が連続していると判断された場合、背表紙データに加えて、オモテ表紙データおよびウラ表紙データのうち少なくとも一つを加工対象データとして選択する。ページ拡縮部243は、背表紙の拡大または縮小の倍率に従って、ページ選択部242により選択された加工対象データにより表現される画像を拡大または縮小する。連続判断部244は、背表紙データ、オモテ表紙データおよび前記ウラ表紙データにより表現される各画像が連続しているか否かを判断する。
次に、第2実施形態に係る印刷システムにおける処理の流れを説明する。
図10は、第2実施形態に係るコントローラーにより実行される表紙加工処理の手順を示すフローチャートである。図11は、第2実施形態に係る表紙加工処理を説明するための図である。図11において、(A)は、データ構成が「3in1」である表紙データにより表現される加工前のオリジナルの表紙を示す。(B)は、(A)に示す表紙の背表紙のみを拡大した様子を示す。(C)は、(A)に示すオリジナルの表紙を本実施形態の表紙加工処理により加工した様子を示す。図10のフローチャートにより示されるアルゴリズムは、コントローラー200のハードディスク240にプログラムとして記憶されており、CPU210によって実行される。なお、本実施形態では、第1実施形態と同様に、印刷ジョブに含まれる印刷データにおいて、本身ページの厚さと背表紙の幅とが整合しておらず、背表紙のサイズを変更する必要があるものとして説明する。
図10のステップS201〜ステップS204に示す処理は、図7のステップS101〜ステップS104に示す第1実施形態の処理と同様であるため、その説明を省略する。
ステップS204において、コントローラー200は、たとえば、図11(A)に示すような表紙510を表現する表紙データの中から、背表紙511を表現する背表紙用データを、加工対象データとして選択する。
続いて、コントローラー200は、図11(A)に示す表紙510において、背表紙511、オモテ表紙512およびウラ表紙513に示される模様や文字等の画像が連続しているか否かを判断する(ステップS205)。たとえば、図11(A)に示す例では、各表紙において、縦方向における同じ位置に同じ幅のラインが設けられているため、表紙に示される画像は連続していると判断される。具体的な判断方法としては、たとえば、表紙に示される画像が連続しているか否かを示すデータを予め表紙データに設定しておき、コントローラー200が、当該データに基づいて、表紙に示される画像が連続しているか否かを判断してもよい。あるいは、コントローラー200が各表紙に示される画像に対してオブジェクト認識、文字認識またはパターンマッチング等の画像解析処理を行い、処理結果に基づいて、表紙に示される画像が連続しているか否かを判断してもよい。また、コントローラー200が各表紙に示される画像に対して文字認識処理を行い、各表紙において認識された文字が一連の文字列や文章を構成する場合に、表紙に示される画像が連続していると判断してもよい。
表紙に示される画像が連続していない場合(ステップS205:NO)、コントローラー200は、ステップS204において選択された加工対象データを加工する(ステップS206)。具体的には、コントローラー200は、ステップS204において加工対象データとして選択された背表紙用データを加工する。背表紙用データを加工する方法は、第1実施形態のステップS105と同様である。コントローラー200は、ステップS209の処理へ進む。
一方、表紙に示される画像が連続している場合(ステップS205:YES)、コントローラー200は、ステップS204で選択した背表紙用データに加え、オモテ表紙用データおよびウラ表紙用データを加工対象データとして選択する(ステップS207)。コントローラー200は、ステップS208の処理へ進む。
続いて、コントローラー200は、ステップS204で加工対象データとして選択された背表紙用データに加え、ステップS207で選択されたオモテ表紙用データおよびウラ表紙用データも加工する(ステップS208)。たとえば、図11(A)に示す表紙510において、コントローラー200が、背表紙用データのみを加工して背表紙511の画像のみを拡大した場合、表紙510は、図11(B)に示すような状態となる。ここで、本実施形態では、コントローラー200は、表紙510に示される画像の連続性を維持するために、背表紙用データに加え、オモテ表紙用データおよびウラ表紙用データもあわせて加工する。具体的には、コントローラー200は、図11(C)に示すように、オモテ表紙512およびウラ表紙513の画像が、背表紙511と同様の倍率に従って拡大または縮小されるように、オモテ表紙用データおよびウラ表紙用データを加工する。これにより、表紙510に示される画像の連続性が維持される。なお、オモテ表紙512およびウラ表紙513の画像を拡大することにより、表紙として使用される領域からはみ出してしまう画像については、適宜削除されてもよく、あるいは、印刷物として出力されないデータとして記録されてもよい。
続いて、コントローラー200は、印刷データを出力する(ステップS209)。具体的には、コントローラー200は、ステップS206またはステップS208の処理において加工された印刷データに対して適宜RIP処理等を行い、印刷可能な画像データを生成する。コントローラー200は、生成した画像データをプリントエンジン300へ送信し、処理を終了する。
以上のように、第2実施形態のコントローラー200によれば、第1実施形態と同様の効果に加えて、以下の効果を奏する。
第2実施形態のコントローラー200によれば、背表紙の拡大または縮小の倍率に従って、加工対象データにより表現される画像を拡大または縮小する。これにより、背表紙が拡大または縮小される際に、ユーザーの手間なく表紙全体における画像の大きさを合わせて見栄えのよい表紙を作成できる。
また、コントローラー200は、表紙に示される模様または文字等の画像の連続性が維持されるように、加工対象データにより表現される画像を拡大または縮小する。これにより、背表紙が拡大または縮小される際に、ユーザーの手間なく表紙に示される画像の連続性を維持できる。
また、コントローラー200は、背表紙データ、オモテ表紙データおよびウラ表紙データにより表現される各画像が連続している場合は、背表紙データに加えて、オモテ表紙データおよびウラ表紙データを加工対象データとして選択する。これにより、背表紙、オモテ表紙およびウラ表紙がそれぞれ独立したデータにより表現されている場合でも、背表紙が拡大または縮小される際に、ユーザーの手間なく表紙全体に示される画像の連続性を維持できる。
なお、上記実施形態では、コントローラー200は、背表紙の画像と、オモテ表紙およびウラ表紙の画像とが連続している場合に、オモテ表紙用データおよびウラ表紙用データの両方を加工対象データとして選択するものとして説明した。しかし、これに限定されない。背表紙の画像が、オモテ表紙およびウラ表紙のいずれか一方の画像のみと連続している場合は、連続している一方に対応するデータのみを加工対象データとして追加してもよい。
また、上記実施形態では、背表紙に示される画像を図11のように横方向および縦方向に拡大する例について説明したが、これに限定されない。たとえば、背表紙に示される画像は、横方向にのみ拡大されてもよい。その場合、コントローラー200は、オモテ表紙およびウラ表紙に示される画像についても横方向にのみ拡大することにより、表紙全体に示される画像の連続性を維持できる。
(第3実施形態)
第3実施形態の印刷システムについて説明する。
第2実施形態では、背表紙のサイズを変更する際に、表紙に示される画像の連続性を維持するために、加工対象データにより表現される画像が拡大または縮小される。しかし、画像の連続性をより確実に維持するために、拡大または縮小された画像がさらに移動されてもよい。第3実施形態では、背表紙のサイズを変更する際に、拡大または縮小された画像がさらに移動される場合について説明する。
第3実施形態に係る印刷システムの構成は、コントローラー200が実行する機能以外は第2実施形態と同様である。以下においては、第2実施形態と重複する部分の説明は省略し、第2実施形態と異なる部分を中心に説明する。
図12は、第3実施形態に係るコントローラーの機能を示す図である。
図12に示すように、コントローラー200は、データ構成判定部241、ページ選択部242、ページ拡縮部243、連続判断部244および画像移動部245として機能する。このため、ハードディスク240には、情報処理プログラムとして、データ構成判定部241、ページ選択部242、ページ拡縮部243、連続判断部244および画像移動部245に対応するプログラムが記憶されている。データ構成判定部241、ページ選択部242、ページ拡縮部243、連続判断部244および画像移動部245の機能は、それぞれに対応するプログラムをCPU210が実行することにより発揮される。
ここで、データ構成判定部241、ページ選択部242、ページ拡縮部243、連続判断部244は、第2実施形態と同様の機能を有する。画像移動部245は、表紙に示される模様または文字の連続性を維持するために、拡大または縮小された画像をさらに移動させる必要があるか否かを判断し、移動させる必要があると判断した場合、拡大または縮小された画像を移動させる。
次に、第3実施形態に係る印刷システムにおける処理の流れを説明する。
図13は、第3実施形態に係るコントローラーにより実行される表紙加工処理の手順を示すフローチャートである。図14は、第3実施形態に係る表紙加工処理を説明するための図である。図14において、(A)は、データ構成が「3in1」である表紙データにより表現される加工前のオリジナルの表紙を示す。(B)は、(A)に示す表紙を構成する背表紙、オモテ表紙およびウラ表紙に示される画像を、それぞれ拡大した様子を示す。(C)は、(A)に示すオリジナルの表紙を本実施形態の表紙加工処理により加工した表紙を示す。図13のフローチャートにより示されるアルゴリズムは、コントローラー200のハードディスク240にプログラムとして記憶されており、CPU210によって実行される。なお、本実施形態では、第2実施形態と同様に、印刷ジョブに含まれる印刷データにおいて、本身ページの厚さと背表紙の幅とが整合しておらず、背表紙のサイズを変更する必要があるものとして説明する。
図13のステップS301〜ステップS308に示す処理は、図10のステップS201〜ステップS208に示す第2実施形態の処理と同様であるため、その説明を省略する。
コントローラー200は、ステップS308の処理において拡大または縮小された画像について、表紙に示される画像の連続性をより確実に維持するために、さらに移動させる必要があるか否かを判断する(ステップS309)。たとえば、拡大または縮小された画像をさらに移動させる必要があるか否かを示すデータを予め表紙データに設定しておき、コントローラー200が、当該データに基づいて、画像を移動させる必要があるか否かを判断してもよい。あるいは、コントローラー200が加工前および加工後の表紙に示される画像に対してオブジェクト認識、文字認識またはパターンマッチング等の画像解析処理を行い、処理結果に基づいて、画像を移動させる必要があるか否かを判断してもよい。
たとえば、図14(A)に示す例では、加工前の背表紙511に設けられたラインの下端と、オモテ表紙512およびウラ表紙513に設けられたラインの上端とが、図中の縦方向において同じ位置にある。この図14(A)に示す表紙510に対して、ステップS308の処理が行われて、背表紙511、オモテ表紙512およびウラ表紙513に示される画像がそれぞれ拡大されると、図14(B)に示す状態となる。図14(B)の表紙510では、背表紙511に設けられたラインの下端と、オモテ表紙512およびウラ表紙513に設けられたラインの上端とが、図中の縦方向において同じ位置にない。したがって、図14(A)および(B)に示す例では、表紙に示される画像の連続性をより確実に維持するために、画像をさらに移動させる必要があると判断できる。
画像を移動させる必要がない場合(ステップS309:NO)、コントローラー200は、ステップS311の処理へ進む。
画像を移動させる必要がある場合(ステップS309:YES)、コントローラー200は、オモテ表紙およびウラ表紙に示される画像を移動する(ステップS310)。具体的には、コントローラー200は、図14(B)のオモテ表紙512およびウラ表紙513に示される画像を、図14(C)に示すように移動させる。これにより、図14(C)の表紙510では、背表紙511に設けられたラインの下端と、オモテ表紙512およびウラ表紙513に設けられたラインの上端とが、図中の縦方向において同じ位置になり、表紙に示される画像の連続性がより確実に維持される。
続いて、コントローラー200は、印刷データを出力する(ステップS311)。具体的には、コントローラー200は、ステップS306、ステップS308またはステップS310において加工された印刷データに対して適宜RIP処理等を行い、印刷可能な画像データを生成する。コントローラー200は、生成した画像データをプリントエンジン300へ送信し、処理を終了する。
以上のように、第3実施形態のコントローラー200によれば、第1および第2実施形態と同様の効果に加えて、以下の効果を奏する。
第3実施形態のコントローラー200によれば、表紙の模様または文字等の画像の連続性を維持するために、拡大または縮小された画像をさらに移動させる必要ある場合、拡大または縮小された画像を移動させる。これにより、背表紙が拡大または縮小される際に、表紙に示される画像の連続性をより確実に維持できる。
(第4実施形態)
第4実施形態の印刷システムについて説明する。
第1実施形態では、背表紙のサイズを変更する際に、表紙データのデータ構成を考慮して、加工対象となるデータが自動的に選択される。しかし、背表紙のサイズを変更する際に、表紙データのデータ構成だけでなく、表紙に示される文字の視認性も考慮して表紙の加工が行われてもよい。第4実施形態では、背表紙のサイズを変更する際に、背表紙に示される文字の視認性も考慮して表紙を加工する場合について説明する。
第4実施形態に係る印刷システムの構成は、コントローラー200が実行する機能以外は第1実施形態と同様である。以下においては、第1実施形態と重複する部分の説明は省略し、第1実施形態と異なる部分を中心に説明する。
図15は、第4実施形態に係るコントローラーの機能を示す図である。
図15に示すように、コントローラー200は、データ構成判定部241、ページ選択部242、ページ拡縮部243および文字識別部246として機能する。このため、ハードディスク240には、情報処理プログラムとして、データ構成判定部241、ページ選択部242、ページ拡縮部243および文字識別部246に対応するプログラムが記憶されている。データ構成判定部241、ページ選択部242、ページ拡縮部243および文字識別部246の機能は、それぞれに対応するプログラムをCPU210が実行することにより発揮される。
ここで、データ構成判定部241、ページ選択部242およびページ拡縮部243は、第1実施形態と同様の機能を有する。文字識別部246は、加工対象データにより表現される画像中の背表紙に対応する部分に文字が含まれているか否かを判断する。ページ拡縮部243は、文字が含まれていると判断された画像における文字以外の部分を、拡大または縮小する。また、ページ拡縮部243は、文字が含まれていると判断された画像における文字の部分を、背表紙として使用する範囲からはみ出さないように拡大または縮小する。
次に、第4実施形態に係る印刷システムにおける処理の流れを説明する。
図16は、第4実施形態に係るプリンターコントローラーにより実行される表紙加工処理の手順を示すフローチャートである。図17は、第4実施形態に係る表紙加工処理の一例を説明するための図である。図18は、第4実施形態の変形例に係る表紙加工処理を説明するための図である。図17において、(A)は、データ構成が「1in1」である表紙データにより表現される加工前のオリジナルの表紙を示す。(B)は、(A)に示すオリジナルの表紙全体を拡大した様子を示す。(C)は、(A)に示すオリジナルの表紙を本実施形態の表紙加工処理により加工した表紙を示す。図16のフローチャートにより示されるアルゴリズムは、コントローラー200のハードディスク240にプログラムとして記憶されており、CPU210によって実行される。なお、本実施形態では、第1実施形態と同様に、印刷ジョブに含まれる印刷データにおいて、本身ページの厚さと背表紙の幅とが整合しておらず、背表紙のサイズを変更する必要がある状態となっている前提として説明する。
図16のステップS401〜ステップS404に示す処理は、図7のステップS101〜ステップS104に示す第1実施形態の処理と同様であるため、その説明を省略する。
コントローラー200は、ステップS403またはステップS404の処理において選択された加工対象データにより表現される画像中の背表紙に対応する部分に、文字が含まれているか否かを判断する(ステップS405)。たとえば、図17(A)に示す表紙530においては、背表紙部分531に文字「B」が設けられているため、文字が含まれていると判断される。ここで、加工対象データがPDLデータの場合、たとえば、テキストオブジェクトの有無に基づいて、文字が含まれているか否かが判断される。また、加工対象データがビットマップデータの場合、たとえば、各ビットの属性を示すタグビットデータの値を参照し、属性がテキストであるビットの有無に基づいて、文字が含まれているか否かが判断される。あるいは、ビットマップデータにより表現される画像を解析して文字認識処理を行うことにより文字が含まれているか否かが判断されてもよい。
文字が含まれていない場合(ステップS405:NO)、コントローラー200は、加工対象データにより表現される表紙を拡大または縮小する(ステップS406)。ステップS406の処理は、図7のステップS105に示す第1実施形態の処理と同様であるため、詳細な説明を省略する。コントローラー200は、ステップS408に示す処理へ進む。
文字が含まれている場合(ステップS406:YES)、コントローラー200は、加工対象データにより表現される画像における文字以外の部分を拡大または縮小する(ステップS407)。たとえば、コントローラー200が、図17(A)に示す表紙530について、文字を除外せずに、加工対象データにより表現される画像を拡大する場合を考える。この場合、図17(B)に示す表紙530のように、文字「B」が背表紙部分531からはみ出した状態となることがある。ここで、本実施形態では、コントローラー200は、図17(A)に示す表紙530について、文字「B」の部分をそのまま残し、文字「B」以外の部分を拡大する。これにより、図17(C)に示すような表紙530が形成される。図17(C)の表紙530では、文字「B」が背表紙部分531からはみ出しておらず、背表紙に示された文字の視認性が確保されている。さらに、コントローラー200は、図18に示す表紙530のように、文字「B」の部分を、背表紙部分531からはみ出さない範囲で拡大してもよい。これにより、背表紙のサイズ変更に合わせて文字を拡大しつつ、文字の視認性を確保できる。
続いて、コントローラー200は、印刷データを出力する(ステップS408)。具体的には、コントローラー200は、ステップS406またはステップS407の処理において加工された印刷データに対して適宜RIP処理等を行い、印刷可能な画像データを生成する。コントローラー200は、生成した画像データをプリントエンジン300へ送信し、処理を終了する。
以上のように、第4実施形態のコントローラー200によれば、第1実施形態と同様の効果に加えて、以下の効果を奏する。第4実施形態のコントローラー200によれば、加工対象データにより表現される画像中の背表紙に対応する部分に文字が含まれている場合、当該画像における文字以外の部分を拡大または縮小する。これにより、背表紙が拡大または縮小される際に、背表紙に示される文字の視認性を確保できる。
また、コントローラー200は、加工対象データにより表現される画像中の背表紙に対応する部分に文字が含まれている場合、当該画像における文字の部分を、背表紙として使用する範囲からはみ出さないように拡大または縮小する。これにより、背表紙が拡大または縮小される際に、背表紙のサイズ変更に合わせて文字を拡大または縮小しつつ、文字の視認性を確保できる。
なお、上記の実施形態において、コントローラー200によって実行されるものとして説明した表紙加工処理は、クライアント端末100によって実行されてもよく、あるいは、ネットワーク400上に設けられたサーバー等の装置によって実行されてもよい。
また、上記実施形態では、印刷ジョブに含まれる表紙データおよび本身ページデータは、クライアント端末100のアプリケーションにおいて作成された原稿データから生成されるものとして説明したが、これに限定されない。表紙データおよび本身ページデータは、たとえば、印刷物の表紙や本身ページをスキャンすることにより生成されてもよい。
上述した実施形態に係る印刷システムにおける各種処理を行う手段および方法は、専用のハードウエア回路、またはプログラムされたコンピューターのいずれによっても実現することが可能である。上記プログラムは、たとえば、フレキシブルディスクおよびCD−ROM等のコンピューター読み取り可能な記録媒体によって提供されてもよいし、インターネット等のネットワークを介してオンラインで提供されてもよい。この場合、コンピューター読み取り可能な記録媒体に記録されたプログラムは、通常、ハードディスク等の記憶部に転送され記憶される。また、上記プログラムは、単独のアプリケーションソフトとして提供されてもよいし、印刷システムの一機能としてその装置のソフトウエアに組み込まれてもよい。
100 クライアント端末、
110 CPU、
120 ROM、
130 RAM、
140 ハードディスク、
150 ディスプレイ、
160 入力装置、
170 ネットワークインターフェース、
180 バス、
200 コントローラー、
210 CPU、
220 ROM、
230 RAM、
240 ハードディスク、
250 ディスプレイ、
260 入力装置、
270 ネットワークインターフェース、
280 プリンターインターフェース、
290 バス、
300 プリントエンジン、
310 CPU、
320 ROM、
330 RAM、
340 ハードディスク、
350 操作パネル、
360 印刷部、
370 後処理部、
380 コントローラーインターフェース、
390 バス、
400 ネットワーク。

Claims (9)

  1. 印刷データに含まれている表紙データのデータ構成が、表紙データのデータ構成を示すデータまたは表紙データを構成するデータの個数から、1つのくるみ表紙を背表紙用データ、オモテ表紙用データおよびウラ表紙用データという3つの独立したデータにより表現するデータ構成である3in1、1つのくるみ表紙をオモテ表紙用データおよびウラ表紙用データという2つの独立したデータにより表現するデータ構成である2in1、1つのくるみ表紙を1つのデータにより表現するデータ構成である1in1のいずれであるかを判定する判定部と、
    前記判定部により判定されたデータ構成が、前記3in1の場合、背表紙を拡大または縮小するための加工対象データとして前記背表紙用データを選択し、前記1in1の場合、背表紙を拡大または縮小するための加工対象データとして前記1つのデータを選択し、前記2in1の場合、背表紙を拡大または縮小するための加工対象データとして選択しない、選択部と、
    前記判定部により判定されたデータ構成が前記3in1である場合に、前記背表紙データ、前記オモテ表紙データおよび前記ウラ表紙データにより表現される各画像が連続しているか否かを判断する判断部と、
    前記判定部により判定されたデータ構成が前記1in1または前記3in1である場合に、前記背表紙の拡大または縮小の倍率に従って、前記選択部により選択された加工対象データにより表現される画像を拡大または縮小する拡縮部と、
    を有し、
    前記判定部により判定されたデータ構成が前記3in1である場合には、
    前記選択部は
    記判断部により前記オモテ表紙データの画像と前記背表紙データの画像が連続していると判断された場合は前記背表紙データに追加して前記オモテ表紙データを加工対象データとして選択し
    前記判断部により前記背表紙データの画像と前記ウラ表紙データの画像が連続していると判断された場合は前記背表紙データに追加して前記ウラ表紙データを加工対象データとして選択し、
    前記判断部により前記オモテ表紙データの画像と前記背表紙データの画像と前記ウラ表紙データの画像が連続していると判断された場合は前記背表紙データに追加して前記オモテ表紙データおよび前記ウラ表紙データを加工対象データとして選択し、
    記拡縮部は、前記表紙の模様または文字の連続性が維持されるように、前記加工対象データにより表現される画像を拡大または縮小する情報処理装置。
  2. 印刷データに含まれている表紙データのデータ構成が、表紙データのデータ構成を示すデータまたは表紙データを構成するデータの個数から、1つのくるみ表紙を背表紙用データ、オモテ表紙用データおよびウラ表紙用データという3つの独立したデータにより表現するデータ構成である3in1、1つのくるみ表紙をオモテ表紙用データおよびウラ表紙用データという2つの独立したデータにより表現するデータ構成である2in1、1つのくるみ表紙を1つのデータにより表現するデータ構成である1in1のいずれであるかを判定する判定部と、
    前記判定部により判定されたデータ構成が、前記3in1の場合、背表紙を拡大または縮小するための加工対象データとして前記背表紙用データを選択し、前記1in1の場合、背表紙を拡大または縮小するための加工対象データとして前記1つのデータを選択し、前記2in1の場合、背表紙を拡大または縮小するための加工対象データとして選択しない、選択部と、
    前記判定部により判定されたデータ構成が前記3in1である場合に、前記背表紙データ、前記オモテ表紙データおよび前記ウラ表紙データにより表現される各画像が連続しているか否かを判断する判断部と、
    前記判定部により判定されたデータ構成が前記1in1または前記3in1である場合に、前記背表紙の拡大または縮小の倍率に従って、前記選択部により選択された加工対象データにより表現される画像を拡大または縮小する拡縮部と、
    前記各画像から文字を認識する文字認識部と、
    を有し、
    前記判定部により判定されたデータ構成が前記3in1である場合には、
    前記選択部は
    記判断部により前記オモテ表紙データの画像と前記背表紙データの画像が連続していると判断された場合は前記背表紙データに追加して前記オモテ表紙データを加工対象データとして選択し
    前記判断部により前記背表紙データの画像と前記ウラ表紙データの画像が連続していると判断された場合は前記背表紙データに追加して前記ウラ表紙データを加工対象データとして選択し、
    前記判断部により前記オモテ表紙データの画像と前記背表紙データの画像と前記ウラ表紙データの画像が連続していると判断された場合は前記背表紙データに追加して前記オモテ表紙データおよび前記ウラ表紙データを加工対象データとして選択し、
    前記拡縮部は、前記表紙の模様または文字の連続性が維持されるように、前記加工対象データにより表現される画像を拡大または縮小し、かつ、拡大する場合にのみ前記加工対象データにより表現される画像中の背表紙に対応する部分に、前記文字認識部によって認識された文字が含まれている場合、当該画像における前記文字以外の部分を拡大する情報処理装置。
  3. 前記表紙の模様または文字の連続性を維持するために、拡大または縮小された画像をさらに移動させる必要があるか否かを判断し、移動させる必要があると判断した場合、前記拡大または縮小された画像を移動させる移動部をさらに有する請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 前記拡縮部は、前記加工対象データにより表現される画像中の背表紙に対応する部分に文字が含まれている場合、当該画像における前記文字の部分を、背表紙として使用する範囲からはみ出さないように拡大または縮小する請求項1〜3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  5. 前記データ構成毎に、前記印刷データにおいて前記加工対象データが配置される順序を予め記憶する記憶部をさらに有し、
    前記選択部は、前記順序に基づいて、前記加工対象データを選択する請求項1〜4のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  6. 印刷データに含まれている表紙データのデータ構成が、表紙データのデータ構成を示すデータまたは表紙データを構成するデータの個数から、1つのくるみ表紙を背表紙用データ、オモテ表紙用データおよびウラ表紙用データという3つの独立したデータにより表現するデータ構成である3in1、1つのくるみ表紙をオモテ表紙用データおよびウラ表紙用データという2つの独立したデータにより表現するデータ構成である2in1、1つのくるみ表紙を1つのデータにより表現するデータ構成である1in1のいずれであるかを判定する判定ステップと、
    前記判定されたデータ構成が、前記3in1の場合、背表紙を拡大または縮小するための加工対象データとして前記背表紙用データを選択し、前記1in1の場合、背表紙を拡大または縮小するための加工対象データとして前記1つのデータを選択し、前記2in1の場合、背表紙を拡大または縮小するための加工対象データとして選択しない、選択ステップと、
    前記判定されたデータ構成が前記3in1である場合に、前記背表紙データ、前記オモテ表紙データおよび前記ウラ表紙データにより表現される各画像が連続しているか否かを判断する判断ステップと、
    前記判定されたデータ構成が前記1in1または前記3in1である場合に、前記背表紙の拡大または縮小の倍率に従って、選択された加工対象データにより表現される画像を拡大または縮小する拡縮ステップと、
    を有し、
    前記判定ステップにより判定されたデータ構成が前記3in1である場合には、
    前記選択ステップは、
    記判断ステップにより前記オモテ表紙データの画像と前記背表紙データの画像が連続していると判断された場合は前記背表紙データに追加して前記オモテ表紙データを加工対象データとして選択し
    前記判断ステップにより前記背表紙データの画像と前記ウラ表紙データの画像が連続していると判断された場合は前記背表紙データに追加して前記ウラ表紙データを加工対象データとして選択し、
    前記判断ステップにより前記オモテ表紙データの画像と前記背表紙データの画像と前記ウラ表紙データの画像が連続していると判断された場合は前記背表紙データに追加して前記オモテ表紙データおよび前記ウラ表紙データを加工対象データとして選択し、
    前記拡縮ステップは、前記表紙の模様または文字の連続性が維持されるように、前記加工対象データにより表現される画像を拡大または縮小する情報処理方法。
  7. 印刷データに含まれている表紙データのデータ構成が、表紙データのデータ構成を示すデータまたは表紙データを構成するデータの個数から、1つのくるみ表紙を背表紙用データ、オモテ表紙用データおよびウラ表紙用データという3つの独立したデータにより表現するデータ構成である3in1、1つのくるみ表紙をオモテ表紙用データおよびウラ表紙用データという2つの独立したデータにより表現するデータ構成である2in1、1つのくるみ表紙を1つのデータにより表現するデータ構成である1in1のいずれであるかを判定する判定ステップと、
    前記判定されたデータ構成が、前記3in1の場合、背表紙を拡大または縮小するための加工対象データとして前記背表紙用データを選択し、前記1in1の場合、背表紙を拡大または縮小するための加工対象データとして前記1つのデータを選択し、前記2in1の場合、背表紙を拡大または縮小するための加工対象データとして選択しない、選択ステップと、
    前記判定されたデータ構成が前記3in1である場合に、前記背表紙データ、前記オモテ表紙データおよび前記ウラ表紙データにより表現される各画像が連続しているか否かを判断する判断ステップと、
    前記判定されたデータ構成が前記1in1または前記3in1である場合に、前記背表紙の拡大または縮小の倍率に従って、選択された加工対象データにより表現される画像を拡大または縮小する拡縮ステップと、
    前記各画像から文字を認識する文字認識ステップと、
    を有し、
    前記判定ステップにより判定されたデータ構成が前記3in1である場合には、
    前記選択ステップは、
    記判断ステップにより前記オモテ表紙データの画像と前記背表紙データの画像が連続していると判断された場合は前記背表紙データに追加して前記オモテ表紙データを加工対象データとして選択し
    前記判断ステップにより前記背表紙データの画像と前記ウラ表紙データの画像が連続していると判断された場合は前記背表紙データに追加して前記ウラ表紙データを加工対象データとして選択し、
    前記判断ステップにより前記オモテ表紙データの画像と前記背表紙データの画像と前記ウラ表紙データの画像が連続していると判断された場合は前記背表紙データに追加して前記オモテ表紙データおよび前記ウラ表紙データを加工対象データとして選択し、
    前記拡縮ステップは、前記表紙の模様または文字の連続性が維持されるように、前記加工対象データにより表現される画像を拡大または縮小し、かつ、拡大する場合にのみ前記加工対象データにより表現される画像中の背表紙に対応する部分に前記文字認識ステップによって認識された文字が含まれている場合、当該画像における前記文字以外の部分を拡大する情報処理方法。
  8. 前記請求項6または7に記載の情報処理方法をコンピューターに実行させるための情報処理プログラム。
  9. 請求項8に記載の情報処理プログラムを記録したコンピューター読み取り可能な記録媒体。
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