JP2008242760A - 印刷支援システム、及び、印刷支援プログラム - Google Patents

印刷支援システム、及び、印刷支援プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】コンテンツデータに基づく印刷に際し、種々の印刷設定が行われても、印刷結果の可読性を維持できる印刷支援システム、印刷支援プログラム及び可読性推定方法を提供する。
【解決手段】印刷支援システムが適用されたホスト端末100は、印刷設定を含む印刷ジョブ定義データを取得する印刷ジョブ定義データ取得部101と、印刷設定に応じた最小可読文字サイズを記憶する最小可読文字サイズDB103と、印刷ジョブ定義データ及び最小可読文字サイズDB103に記憶する最小可読文字サイズ情報に基づいて印刷結果の可読性を推定する可読性推定部105と、を備えて構成される。可読性推定部105により印刷結果が可読でないと推定された場合には提示確認部106によりユーザに通知することで、印刷失敗を防止できる。
【選択図】図1

Description

本発明は印刷ジョブ定義データを用いてコンテンツデータに基づく印刷を実行する印刷システムに適用される印刷支援システム及び印刷支援プログラムに関する。
一般に、PostScript(米国Adobe Systems社の商標)などのページ記述言語(PDL:Page Description Language)などにより記述されたコンテンツデータに基づく印刷を行うときに、印刷ジョブに関する情報を記述した印刷ジョブ定義データ(DPA:Document Printing Application、JDF:Job Definition Format等)を用いて印刷を制御する方法が知られている。印刷ジョブ定義データは、印刷装置設定データ(PJL:Printer Job Language等)に変換され、これに基づき印刷装置の設定が行われる。
ところで、コンテンツデータをプリンタで印刷するとき、文字サイズの設定によっては印刷された文字が読めなくなってしまうことがある。これに対し、特許文献1では、文字サイズが可読性を損なわないように指定した値より小さくならない範囲で、印刷物の1ページ中にコンテンツデータの複数ページをレイアウトする技術が示されている。
特開2006−256162号公報
しかしながら、印刷装置毎、また同じ印刷装置であっても、解像度や用紙、インクの種類などにより、文字が滲んでしまい同じ文字サイズでも読めない印刷結果となることもある。したがって、実際に印刷してみないことには、印刷結果が可読であるか分からず、上記特許文献1のように可読性を損なわない文字サイズを設定したとしても可読性が保証できないという問題があった。
本発明は上述の問題点に鑑みてなされたものであり、種々の印刷設定が行われても、印刷結果の可読性を維持できる印刷支援システム及び印刷支援プログラムを提供することをその目的とする。
[形態1] 上記問題点を解決するために、形態1による印刷支援システムは、
印刷ジョブ定義データを取得する印刷ジョブ定義データ取得手段と、
前記印刷ジョブ定義データを用いて最小印刷文字サイズを算出する最小印刷文字サイズ算出手段と、
前記印刷ジョブ定義データに対応する最小可読文字サイズ情報を取得する最小可読文字サイズ取得手段と、
前記最小印刷文字サイズ算出手段により算出した最小印刷文字サイズ、及び、前記最小可読文字サイズ取得手段により取得した最小可読文字サイズ情報を用いて、印刷結果の文字の可読性を推定する可読性推定手段と、
前記可読性推定手段により可読でないと推定した場合に、前記印刷ジョブ定義データの適用について決定する決定手段と、
を備えることを特徴とする。
このように構成することで、最小可読文字サイズ取得手段により印刷ジョブ定義データに従って印刷するときの最小印刷文字サイズ情報が取得され、最小可読文字サイズ取得手段により印刷ジョブ定義データに従って印刷するときの最小可読文字サイズが取得され、これらに基づき可読性推定手段により印刷結果の文字の可読性が推定される。そして、可読でないと推定される場合には、決定手段によりユーザに提示され、前記印刷ジョブ定義データを適用するかの決定が行われる。これにより、可読性を保ちにくいインクや、印刷媒体などを用いる場合にも、印刷ジョブ定義データに対応して最小可読文字サイズ情報が取得されるため、正確に印刷結果の可読性が推定され、印刷の失敗を防止できる。
ここで、印刷ジョブ定義データは、印刷ジョブを定義し印刷処理に用いられるデータであり、印刷処理により最終生成物として所望の印刷物の仕様を記述した印刷ジョブ仕様データ、及び、印刷装置に関わる設定を記述した印刷ジョブ設定データの双方を包括する概念である。具体的には、印刷ジョブ仕様データは、例えば、印刷装置の指定、印刷媒体の種類、印刷仕上がり体裁、印刷部数、両面印刷方法、印刷対象となるコンテンツデータの、並びに使用するインクの種類に関する情報を含む。また、印刷ジョブ設定データは、例えば、面付け(折り、断裁を経て仕上がりサイズになるように、用紙の一面に複数ページを割り付けて印刷すること)する際に用いる用紙のサイズ、面付方法、面付における詳細な座標情報、折り方法および断裁位置に関する情報が含まれる。
また、印刷文字サイズとは、印刷するときに設定される文字サイズ(フォントサイズ)であり、コンテンツデータについて本来設定されている文字サイズと区別するために印刷文字サイズと記述する。つまり、印刷に際し、印刷レイアウトに合わせて拡大又は縮小等を行う場合には当該拡大又は縮小後の文字サイズが印刷文字サイズである。
また、最小可読文字サイズ取得手段は、最小可読文字サイズ情報そのものを記憶装置等から取得する場合に限らず、数式や相対値等を用いて演算処理を行うことで最小可読文字サイズ情報を算出し、取得するような場合を含む。
なお、本システムは、単一の装置、端末その他の機器として実現するようにしてもよいし、複数の装置、端末その他の機器を通信可能に接続したネットワークシステムとして実現するようにしてもよい。
[形態2] さらに、形態2による印刷支援システムは、形態1において、
前記決定手段は、印刷の実行を取り消すかについて、ユーザに提示して決定させる提示確認部を備え、
前記決定手段が前記ユーザの決定入力に応じ印刷の実行を取り消すことを決定した場合に、印刷の実行を取り消す印刷実行制御手段を備えることを特徴とする。
このように構成することで、可読性推定手段により印刷結果が可読でないと推定された場合に、ユーザは印刷の実行を中止できるので、文字の可読性が損なわれた失敗印刷を防止できる。
なお、確認提示部による提示には、表示の場合のほか、音声等で知らせる場合を含む。以下、形態3及び4において同じである。
[形態3] さらに、形態3による印刷支援システムは、形態1において、
前記印刷ジョブ定義データの代替候補を取得する代替候補取得手段を備え、
前記決定手段は、前記印刷ジョブ定義データ及び前記代替候補取得手段により取得される前記代替候補を提示し、それらのいずれを適用するかをユーザに決定させる提示確認部を備え、
前記決定手段が前記ユーザの決定入力に応じ前記代替候補の適用を決定した場合に、前記印刷ジョブ定義データを変更する印刷ジョブ定義データ変更手段を備えることを特徴とする。
このように構成することで、可読性推定手段により印刷結果が可読でないと推定された場合に、代替候補取得手段により印刷ジョブ定義データの代替候補されるので、ユーザは適切な代替候補を選択して印刷ジョブ定義データを変更できる。これにより、変更後の印刷ジョブ定義データを用いることで、文字の可読性が損なわれた失敗印刷を防止できる。
[形態4] さらに、形態4による印刷支援システムは、形態1において、
前記印刷ジョブ定義データの代替候補を取得する代替候補取得手段を備え、
前記決定手段は、前記印刷ジョブ定義データ及び前記代替候補取得手段により取得される前記代替候補を提示し、それらのいずれを適用するかをユーザに決定させる提示確認部を備え、
前記決定手段が前記ユーザの決定入力に応じ適用を決定した前記印刷ジョブ定義データ又は前記代替候補に従って、印刷を実行させる印刷実行制御手段を備えることを特徴とする。
このように構成することで、可読性推定手段により印刷結果が可読でないと推定された場合に、代替候補取得手段により印刷ジョブ定義データの代替候補されるので、ユーザは適切な代替候補を選択して印刷を実行させることができ、文字の可読性が損なわれた失敗印刷を防止できる。
[形態5] さらに、形態5による印刷支援システムは、形態1において、
前記決定手段は、印刷の実行取り消しを自動で決定し、
前記決定手段による決定結果に従って、印刷の実行を取り消す印刷実行制御手段を備えることを特徴とする。
このように構成することで、可読性推定手段により印刷結果が可読でないと推定された場合に、システムにより自動的に印刷の実行の取り消しが判定される。このため、文字の可読性が損なわれた失敗印刷を防止できる。
[形態6] さらに、形態6による印刷支援システムは、形態1において、
前記印刷ジョブ定義データの代替候補を取得する代替候補取得手段を備え、
前記決定手段は、前記代替候補取得手段により取得される前記代替候補の適用を自動で決定し、
前記決定手段による決定結果に従って、前記印刷ジョブ定義データを変更する印刷ジョブ定義データ変更手段を備えることを特徴とする。
このように構成することで、可読性推定手段により印刷結果が可読でないと推定された場合に、システムにより自動的に印刷ジョブ定義データが適切な代替候補の内容に変更される。これにより、当該変更後の印刷ジョブ定義データを用いることで、印刷結果の可読性を維持できる。
[形態7] さらに、形態7による印刷支援システムは、形態1において。
前記印刷ジョブ定義データの代替候補を取得する代替候補取得手段を備え、
前記確認提示手段は、前記代替候補取得手段により取得される前記代替候補の適用を自動で決定し、
前記決定手段により決定した前記代替候補に従って、印刷を実行させる印刷実行制御部を備えることを特徴とする。
このように構成することで、可読性推定手段により印刷結果が可読でないと推定された場合に、システムにより自動的に適切な代替候補を用いて印刷が実行される。これにより、可読性の損なわれた失敗印刷を防止でき、迅速に適切な印刷結果を得ることができる。
[形態8] さらに、形態8による印刷支援プログラムは、
印刷ジョブ定義データを取得する印刷ジョブ定義データ取得ステップと、
前記印刷ジョブ定義データを用いて最小印刷文字サイズを算出する最小印刷文字サイズ算出ステップと、
前記印刷ジョブ定義データに対応する最小可読文字サイズ情報を取得する最小可読文字サイズ取得ステップと、
前記最小印刷文字サイズ算出ステップにより算出した最小印刷文字サイズ、及び、前記最小可読文字サイズ取得ステップにより取得した最小可読文字サイズ情報を用いて、印刷結果の文字の可読性を推定する可読性推定ステップと、
前記可読性推定ステップにより可読でないと推定した場合に、前記印刷ジョブ定義データの適用について決定する決定ステップと、
からなる処理をコンピュータに実行させるためのプログラムを含むことを特徴とする。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、形態1の印刷支援システムと同等の作用及び効果が得られる。
[形態9]さらに、形態9による印刷支援プログラムは、形態8において、
前記決定ステップは、印刷の実行を取り消すかについて、ユーザに提示して決定させる提示確認ステップを含み、
前記決定ステップが前記ユーザの決定入力に応じ印刷の実行を取り消すことを決定した場合に、印刷の実行を取り消す印刷実行制御ステップを含むことを特徴とする。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、形態2の印刷支援システムと同等の作用及び効果が得られる。
[形態10]さらに、形態10による印刷支援プログラムは、形態8において、
前記印刷ジョブ定義データの代替候補を取得する代替候補取得ステップを含み、
前記決定ステップは、前記印刷ジョブ定義データ及び前記代替候補取得ステップにより取得される前記代替候補を提示し、それらのいずれを適用するかをユーザに決定させる提示確認ステップを含み、
前記決定ステップが前記ユーザの決定入力に応じ前記代替候補の適用を決定した場合に、前記印刷ジョブ定義データを変更する印刷ジョブ定義データ変更ステップを含むことを特徴とする。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、形態3の印刷支援システムと同等の作用及び効果が得られる。
[形態11]さらに、形態11による印刷支援プログラムは、形態8において、
前記印刷ジョブ定義データの代替候補を取得する代替候補取得ステップを含み、
前記決定ステップは、前記印刷ジョブ定義データ及び前記代替候補取得ステップにより取得される前記代替候補を提示し、それらのいずれを適用するかをユーザに決定させる提示確認ステップを含み、
前記決定ステップが前記ユーザの決定入力に応じ適用を決定した前記印刷ジョブ定義データ又は前記代替候補に従って、印刷を実行させる印刷実行制御ステップを含むことを特徴とする。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、形態4の印刷支援システムと同等の作用及び効果が得られる。
[形態12]さらに、形態12による印刷支援プログラムは、形態8において、
前記決定ステップは、印刷の実行取り消しを自動で決定し、
前記決定ステップによる決定結果に従って、印刷の実行を取り消す印刷実行制御ステップを含むことを特徴とする。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、形態5の印刷支援システムと同等の作用及び効果が得られる。
[形態13]さらに、形態13による印刷支援プログラムは、形態8において、
前記印刷ジョブ定義データの代替候補を取得する代替候補取得ステップを含み、
前記決定ステップは、前記代替候補取得ステップにより取得される前記代替候補の適用を自動で決定し、
前記決定ステップによる決定結果に従って、前記印刷ジョブ定義データを変更する印刷ジョブ定義データ変更ステップを含むことを特徴とする。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、形態6の印刷支援システムと同等の作用及び効果が得られる。
[形態14]さらに、形態14による印刷支援プログラムは、形態8において、
前記印刷ジョブ定義データの代替候補を取得する代替候補取得ステップを含み、
前記確認提示ステップは、前記代替候補取得ステップにより取得される前記代替候補の適用を自動で決定し、
前記決定ステップにより決定した前記代替候補に従って、印刷を実行させる印刷実行制御部を含むことを特徴とする。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、形態7の印刷支援システムと同等の作用及び効果が得られる。
次に、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
[第1実施形態]
図1に本実施形態にかかる印刷支援システムを適用した印刷システムの構成を示す。図1に示す印刷システムでは、ホスト端末100からコンテンツデータに基づく印刷要求が複数の印刷装置(例えば、プリンタ)8に送信され、コンテンツデータに基づく印刷が行われる。ここで、コンテンツデータは印刷対象となるコンテンツを記述したデータであり、例えば、PostScript(米国Adobe Systems社の商標)などのページ記述言語(PDL:Page Description Language)で記述されたものが挙げられる。また、本実施形態にかかる印刷システムにおいては、印刷設定又は印刷仕様を記述した印刷ジョブ定義データ(DPA:Document Printing Application、JDF:Job Definition Format等)が用いられ、当該印刷ジョブ定義データに従ってコンテンツデータに基づく印刷処理を行う。印刷ジョブ定義データの詳細は後述する。
図1のホスト端末100は、本実施形態にかかる印刷支援システムが適用され、印刷ジョブ定義データを取得する印刷ジョブ定義データ取得部101と、印刷ジョブ定義データ取得部101により取得した印刷ジョブ定義データに基づき、最小印刷文字サイズを算出する最小印刷文字サイズ算出部102と、を備えて構成される。さらに、ホスト端末100は、印刷設定と最小可読文字サイズとの対応を規定した最小可読文字サイズテーブル(後述する)を記憶する最小可読文字サイズDB103を備えて構成される。
さらに、ホスト端末100は、最小可読文字サイズDB103に記憶する最小可読文字サイズテーブルに基づいて、印刷ジョブ定義データ取得部101で取得した印刷ジョブ定義データに従って印刷を行うときの最小可読文字サイズを取得する最小可読文字サイズ取得部104を備えて構成される。さらに、ホスト端末100は、最小印刷文字サイズ算出部102で取得した最小印刷文字サイズ、及び、最小可読文字サイズ取得部104により取得した最小可読文字サイズの比較に基づいて、印刷結果が可読であるかを推定する可読性推定部105を備えて構成される。
さらに、ホスト端末100は、可読性推定部105により可読でないと推定された場合に、印刷ジョブ定義データを用いた印刷を実行するかについて決定する決定部A1と、決定部A1での決定結果に応じて印刷装置8に印刷要求を送信する印刷要求送信部107と、を備えて構成される。なお、決定部A1は、ユーザに印刷を実行するか否かの選択肢を提示してユーザに選択をさせ、その選択結果を取得する提示確認部106を備える。提示確認部106は、後述する入力装置40及び表示装置44を備えて構成されており、表示装置44を介してユーザに通知を行うと共に、入力装置40を介して入力されるユーザの選択結果を取得する。
次に、印刷ジョブ定義データについて説明する。
図2に、印刷ジョブ定義データ取得部101で取得する印刷ジョブ定義データの例を示す。
印刷ジョブ定義データは、前述のように、印刷ジョブに関する情報を含むデータであり、例えば、XML(eXtensible Markup Language)等のマークアップ言語により記述することができる。図2の例では、所定の開始タグ(例えば、<印刷ジョブ定義データ>)と終了タグ(例えば、</印刷ジョブ定義データ>)との間に、開始タグと終了タグとのタグセットを入れ子状に記述することにより、印刷設定が記述されている。
印刷設定としては、印刷装置、印刷媒体の種類、インクの種類及び解像度などの設定、面付け方法や拡大縮小率などの印刷レイアウトに関する設定、文字サイズ(フォントサイズ)やページサイズなどのコンテンツデータに関する情報などが記述される。図2の例では、L1行に印刷媒体として印刷に用いる用紙の種類が設定され、また、L4行に印刷装置の解像度が設定され、L11行に印刷を実行する印刷装置が設定され、L12行にインクの種類が設定されている。また、タグセットT1,T1の間にはコンテンツデータに関する情報が記述され、L7行にコンテンツデータのファイル名が設定され、L8行にコンテンツデータのページサイズが設定され、L9行にコンテンツデータのページの方向が設定され、L10行に文字サイズが設定される。なお、L9行に記述されるコンテンツデータのページの方向の“ポートレイト”は、ページが縦向き、つまりページの短手方向が幅方向になる向きに設定されることを意味する。また、印刷レイアウトに関する設定として、L2行に印刷に用いる用紙のサイズが設定され、L3行に用紙方向が設定され、L5行に両面印刷の設定がされ、L6行にコンテンツデータのページの拡大又は縮小の設定がされ、L13行に面付け方法が設定されている。なお、L3行の“ランドスケープ”は、横向き、つまり用紙の長手方向が幅方向になる向きに設定されることを意味する。また、L6行の拡大縮小の設定では、用紙サイズに合わせてコンテンツデータのページを拡大又は縮小する設定がなされている。従って、印刷レイアウトに合わせて、この場合であれば、用紙サイズ、及び、L13行の面付け方法の設定に合わせて、コンテンツデータのページの拡大又は縮小を行う。L13行の面付け方法の設定では、用紙の横方向にコンテンツデータを2ページ、縦方向に1ページ並べる設定がなされている。
なお、印刷ジョブ定義データは、印刷処理により最終生成物として所望の印刷物の仕様を記述した印刷ジョブ仕様データ、及び、印刷装置に関わる設定を記述した印刷ジョブ設定データの双方を包括する概念である。
次に、最小可読文字サイズDB103に記憶する最小可読文字サイズテーブルの内容について説明する。
図3に、最小可読文字サイズテーブルの例を示す。
最小可読文字サイズテーブルは、前述のように、各印刷設定の組み合わせと、最小可読文字サイズとの対応を規定したものである。この印刷設定としては、印刷装置、印刷媒体の種類、インクの種類及び解像度などの設定が挙げられる。図3の例では、印刷装置、印刷装置の解像度、印刷媒体としての印刷用紙の種類、インクの種類の各設定について、各印刷装置で可能な全ての組み合わせに応じて最小可読文字サイズが定められている。
次に、図4に示すホスト端末100のハードウェア構成について説明する。
図4に示すように、ホスト端末100は、制御プログラムに基づいて演算及びシステム全体を制御するCPU30と、所定領域にあらかじめCPU30の制御プログラム等を格納しているROM32と、ROM32等から読み出したデータやCPU30の演算過程で必要な演算結果を格納するためのRAM34と、外部装置に対してデータの入出力を媒介するI/F38とで構成されており、これらは、データを転送するための信号線であるバス39で相互にかつデータ授受可能に接続されている。
I/F38には、外部装置として、ヒューマンインターフェースとしてデータの入力が可能なキーボードやマウス等からなる入力装置40と、データやテーブル等をファイルとして格納する記憶装置42と、画像信号に基づいて画面を表示する表示装置44と、ネットワーク199に接続するための信号線とが接続されている。
次に、図5に示すホスト端末100の動作フローを中心に、本発明を適用した印刷支援システム及び印刷システムの動作を説明する。ホスト端末100の動作は、本発明にかかる印刷支援プログラムを含むプログラムの実行により、実現される。
まず、ステップS101では、印刷ジョブ定義データ取得部101で印刷ジョブ定義データを取得する。続くステップS102において、最小可読文字サイズ取得部104で、ステップS101において取得した印刷ジョブ定義データに含まれる印刷設定に基づき、最小可読文字サイズDB103から当該印刷ジョブ定義データに対応する最小可読文字サイズを検索し、取得する。続いて、ステップS103において、最小印刷文字サイズ算出部102で、ステップS101で取得した印刷ジョブ定義データに基づき印刷を行うときの最小印刷文字サイズの算出処理を行う。
図6に、図2に示すような印刷ジョブ定義データを取得したときに、最小印刷文字サイズ算出部102で行われる最小印刷文字サイズ算出処理の例をフローチャートで示す。
図6のフローでは、まず、ステップS201において、印刷ジョブ定義データに記述されるコンテンツデータのページサイズ(図2の例ではL8行に記述)を取得する。続くステップS202において、印刷ジョブ定義データより、印刷レイアウトに関する情報、ここでは、印刷に用いる用紙サイズ及び面付けに関する情報(図2の例ではL2行及びL13行に記述)を取得する。続くステップS203においては、ステップS201〜S202で取得したコンテンツデータの情報及び印刷レイアウトに関する情報に基づいて、コンテンツデータのページの拡大縮小率を算出する。なお、拡大縮小率について、図2の印刷ジョブ定義データの例のように用紙サイズに合わせる設定ではなく、数値等が具体的に設定されている場合は、当該設定を取得する。続いて、ステップS204において、印刷ジョブ定義データより、コンテンツデータの最小文字サイズ(図2の例ではL10行に記述)を取得する。そして、ステップS205では、ステップS204で取得したコンテンツデータの最小文字サイズ、つまり拡大縮小前の最小文字サイズと、ステップS203で算出した拡大縮小率と、に基づいて、コンテンツデータの最小印刷文字サイズ、つまり拡大縮小後のコンテンツデータの最小文字サイズを算出する。このようにして最小印刷文字サイズが算出されるが、算出方法は図6に示すものに限定されない。また、拡大縮小等が行われない場合は、ステップS204で取得したコンテンツデータの最小文字サイズがそのまま最小印刷文字サイズとなる。
上記のように最小印刷文字サイズの算出処理後、ステップS104に移行し、可読性推定部105で、ステップS102において取得した最小可読サイズと、ステップS103において算出した最小印刷文字サイズと、を比較する。最小印刷文字サイズが最小可読文字サイズ以上である場合(ステップS104:YES)は、印刷結果は可読であると推定されるので、ステップS105に移行し、そのまま印刷ジョブ定義データを変更することなく、コンテンツデータに基づく印刷を実行するための印刷要求を印刷装置8に送信し、印刷装置8で印刷を実行する。一方、最小印刷文字サイズが最小可読文字サイズ未満である場合(ステップS104:NO)は、印刷ジョブ定義データに従った印刷結果が可読でないと推定される。従って、ステップS106に移行し、推定後処理を実行する。
図7(a)に、本実施形態における推定後処理のフローチャートを示す。
まず、ステップS301において、提示確認部106により、印刷結果が可読でない旨を知らせると共に、そのまま印刷を実行するか又はキャンセルするかを選択させる画面を表示装置44に表示する。続くステップS302においてユーザの選択結果を取得し、実行が選択された場合(ステップS302:実行)はステップS303に移行し、図5のステップS105と同様に印刷要求を送信し、印刷装置8で印刷を実行する。一方、キャンセルが選択された場合(ステップS302:キャンセル)は、印刷を実行することなく処理を終了する。
次に、実際の処理例を説明する。
例えば、図2の印刷ジョブ定義データが取得され、図3に示す最小可読文字サイズテーブルが記憶されているとする。この場合において、A4サイズの用紙に対して、ページサイズがA4(ポートレイト)のコンテンツデータを2面付することになるので、実際には、コンテンツデータの各ページはA5サイズに縮小して面付して印刷される。このため、拡大縮小率は、0.7と算出される。そして、印刷ジョブ定義データからコンテンツデータ中に現れる最小文字サイズ(5pt)が取得されるため、最小印刷文字サイズは、これに拡大縮小率を乗じ、3.5pt(=5×0.7)と算出される。一方、印刷ジョブ定義データに従って印刷したときの最小可読文字サイズは、図3の最小可読文字サイズテーブルに基づき、6pt(No.0)と取得される。従って、印刷ジョブ定義データに従うと最小印刷文字サイズ(3.5pt)は、最小可読文字サイズより小さいため、印刷結果は可読でないと推定され、ユーザに選択画面が出力される。
ここで、第1実施形態のうち、印刷ジョブ定義データ取得部101が形態1の印刷ジョブ定義データ取得手段に相当し、最小印刷文字サイズ算出部102が形態1の最小印刷文字サイズ算出手段に相当し、可読性推定部105が形態1の可読性推定手段に相当し、提示確認部106が形態2の提示確認部に相当し、決定部A1が形態2の決定手段に相当し、最小可読文字取得部104が形態1の最小可読文字サイズ取得手段に相当し、印刷要求送信部107が形態2の印刷実行制御手段に相当する。また、印刷ジョブ定義データ取得部101による処理が形態8の印刷ジョブ定義データ取得ステップに相当し、最小印刷文字サイズ算出部10による処理が形態8の最小印刷文字サイズ算出ステップに相当し、可読性推定部105による処理が形態8の可読性推定ステップに相当し、提示確認部106による処理が形態9の提示確認ステップに相当し、決定部A1による処理が形態9の決定ステップに相当し、最小可読文字取得部104による処理が形態8の最小可読文字サイズ取得ステップに相当し、印刷要求送信部107による処理が形態9の印刷実行制御ステップにする。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態について説明する。なお、第1実施形態と同じ部分については説明を省略する。なお、第2実施形態にかかる印刷支援システムでは、可読推定処理後に、印刷の実行処理及び印刷ジョブ定義データの出力処理のうちのいずれか又は双方ができるように構成されている。
図8に、第2実施形態にかかる印刷支援システムを適用したホスト端末100aの機能ブロック図を示す。図8のホスト端末100aは、第1実施形態の構成に加えて、可読性推定部105により印刷結果が可読でないと推定された場合に、印刷ジョブ定義データ取得部101で取得した印刷ジョブ定義データに代わり、印刷結果が可読にする代替候補を取得する代替候補取得部108を備えて構成される。さらに、ホスト端末100aは、印刷ジョブ定義データ取得部101で取得した印刷ジョブ定義データ及び代替候補のいずれを適用するかについて決定する決定部A2と、決定部A2の決定に応じて、新たな印刷ジョブ定義データを生成する印刷ジョブ定義データ生成部110を備えて構成される。決定部A2は、上記印刷ジョブ定義データ及び代替候補をユーザに提示し、いずれを適用するかを選択させ、ユーザの選択結果を取得する提示確認部109を備えて構成される。提示確認部109は、第1実施形態の提示確認部106と同様に、表示装置44及び入力装置40を備えて構成され、表示装置44を介してユーザに通知を行うと共に、入力装置40を介して入力されたユーザの選択結果を取得する。さらに、ホスト端末100aは、印刷ジョブ定義データ生成部110で生成された印刷ジョブ定義データを出力する印刷ジョブ定義データ出力部111を備えて構成される。なお、印刷要求送信部107′は、印刷ジョブ定義データ生成部110から出力される印刷ジョブ定義データに基づいて、当該印刷ジョブ定義データに設定される印刷を実行するための印刷要求を生成し、印刷装置8へ送信する。
次に、代替候補取得部108による処理を具体的に説明する。
代替候補取得部108は、以下の(1)〜(4)に示す代替候補取得ルールを予め記憶しており、これらの代替候補取得ルールを用いて代替候補を探索する。
(1)最小可読文字サイズを小さくするように、印刷設定を変更する。
具体的には、最小可読文字サイズテーブルから、少なくとも印刷ジョブ定義データ取得部101で取得した印刷ジョブ定義データに対応する最小可読文字サイズよりも小さい最小可読文字サイズを探索し、その最小可読文字サイズに対応する印刷設定を代替候補として取得する。
(2)最小印刷文字サイズを拡大するように、印刷レイアウトに関する印刷設定のうちの面付けに関する設定(面付け数、Nアップを少なくする)を変更する。
(3)最小印刷文字サイズを拡大するように、印刷レイアウトに関する印刷設定のうちの印刷に用いる用紙サイズの設定を変更する。
(4)上記(1)〜(3)を組み合わせ、最終的に最小可読文字サイズが最小印刷文字サイズよりも小さくなるような印刷設定に変更する。
本実施形態では、上記(1)〜(4)の代替候補取得ルールを順番に用いて代替候補を探索し、代替候補が所定数取得された時点で探索を終了する。なお、これに限定されず、全てのルールを用いて探索を行ってもよい。また、探索順は上記(1)〜(4)の順に限定されるものではない。
次に、第2実施形態にかかるホスト端末100aのフローについて説明する。
図9に示すホスト端末100aのフローは、図5に示す第1実施形態のフローとステップS101〜S104の可読性の推定処理までは同じである。ステップS104において印刷結果の可読性が推定されると(ステップS104:YES)、ステップS105′に移行する。ステップS105′では、印刷ジョブ定義データの取得がユーザからの印刷要求に基づくものであった場合は、印刷要求送信部107′から印刷要求が印刷装置8に送信され、印刷が実行される。また、印刷ジョブ定義データの取得が印刷ジョブ定義データの出力要求に基づくものであった場合は、印刷ジョブ定義データ出力部111から印刷ジョブ定義データが出力される。これら印刷要求送信部107′又は印刷ジョブ定義データ出力部111で用いられる印刷ジョブ定義データは、印刷ジョブ定義データ生成部11101で取得した印刷ジョブ定義データのままの設定である。
一方、ステップS104において印刷結果が可読でないと推定された場合(ステップS104:NO)は、ステップS106において推定後処理が行われる。
図7(b)に推定後処理のフローを示す。同図に示すように、まず、ステップS401では、代替候補取得部108で前述したような代替候補取得処理が行われ、印刷結果を可読にする代替候補が取得される。続いて、ステップS402において、提示確認部109により、ステップS401において取得した代替候補又はステップS101で取得した印刷ジョブ定義データのいずれを適用するかについての選択を含む複数の選択候補がユーザに通知され、ユーザの選択結果が取得される。続くステップS403では、ステップS402で取得した選択結果に応じて印刷を実行し、又は、当該選択結果に応じた印刷ジョブ定義データを出力する。つまり、代替候補のいずれかが選択された場合には、印刷ジョブ定義データ生成部110が当該選択された代替候補の印刷設定を含む印刷ジョブ定義データを生成し、印刷要求送信部107′又は印刷ジョブ定義データ出力部111に出力する。また、代替候補は適用しない選択がなされた場合には、印刷ジョブ定義データ生成部110からは印刷ジョブ定義データ取得部101で取得した印刷ジョブ定義データがそのまま出力される。また、選択候補には、印刷の実行のキャンセルを含んでいてもよく、キャンセルが選択された場合には、印刷を実行することなく処理を終了する。
次に、実際の処理例を説明する。
例えば、図2の印刷ジョブ定義データが取得され、図3に示す最小可読文字サイズテーブルが記憶され、代替候補取得処理では代替候補の取得数の上限が3に設定されているとする。この場合、前述のように、最小印刷文字サイズは3.5pt、最小可読文字サイズは6ptであり、印刷結果は可読でないと推定される。この場合、ステップS401において代替候補の取得処理が行われる。そして、代替候補取得ルールの(1)を用いて、最小可読文字サイズが最小印刷文字サイズ以下となる印刷設定を探索すると、図3のテーブル中、最小可読文字サイズが3.5pt以下となるのは、No.3、No.7及びNo.11の印刷設定であり、3つの代替候補が探索されたことから、代替候補取得処理が終了する。
図10に、上記の場合に、ステップS402で表示する代替候補通知及び選択画面Gの例を示す。図10では、3つの代替候補のほか、代替候補を適用しない場合(図10中、“このまま”)やキャンセルする場合を選択肢として含む選択候補が表示されると共に、プロンプトPが表示され、ユーザが選択結果を入力可能になっている。
図11に、ステップS403で印刷ジョブ定義データ生成部110が生成する印刷ジョブ定義データの例を示す。この例は、図10の画面を通じ、ユーザが「専用紙に変更」(最小可読文字サイズテーブルのNo.3の印刷設定)を選択した場合に、生成される印刷ジョブ定義データの例である。図11に示すように印刷ジョブ定義データの用紙種類の設定(L1行)が普通紙から専用紙に変更されている。
ここで、第2実施形態のうち、提示確認部109が形態3及び4の提示確認部に相当し、決定部A2が形態3及び4の決定手段に相当し、印刷要求送信部107が形態4の印刷実行制御手段に相当し、印刷ジョブ定義データ生成部110が形態3の印刷ジョブ定義データ変更手段に相当し、代替候補取得部108が形態3及び4の代替候補取得手段に相当する。また、提示確認部109による処理が形態10及び11の提示確認ステップに相当し、決定部A2による処理が形態10及び11の決定ステップに相当し、印刷要求送信部107による処理が形態11の印刷実行制御ステップに相当し、印刷ジョブ定義データ生成部110による処理が形態10の印刷ジョブ定義データ変更ステップに相当し、代替候補取得部108による処理が形態10及び11の代替候補取得ステップに相当する
[その他の変形例]
なお、本発明の適用は上記実施形態に限定されない。
例えば、図12に示すようにホスト端末(印刷支援システム)100bを構成してもよい。第1実施形態と異なる部分のみを説明すると、ホスト端末100bは、第2実施形態と同様の代替候補取得部108′を備えているが、第1実施形態や第2実施形態のような提示確認部106,109を決定部A3に備えていない。つまり、ユーザに代替候補等の適用を決定させることなく、決定部A3において、自動的に、代替候補取得部108′を介して代替候補を取得し、印刷要求送信部107″に出力する。このとき、代替候補取得部108′から代替候補が複数取得された場合、決定部A3は、いずれを適用するかを決定し、印刷要求送信部107″に出力する。印刷要求送信部107″では、当該代替候補の内容に設定を切り替えて印刷要求を送信し、実行させる。このように、印刷支援システムは、可読性の推定結果に基づいて自動的に印刷設定を変更するものであってもよい。
図12において、決定部A3が形態5の決定手段に相当し、印刷要求送信部107が形態5の印刷実行制御手段に相当し、代替候補取得部108′が形態5の代替候補取得手段に相当する。また、決定部A3による処理が形態12の決定ステップに相当し、印刷要求送信部107による処理が形態12の印刷実行制御ステップに相当し、代替候補取得部108′による処理が形態12の代替候補取得ステップに相当する
このほか、図13に示すように印刷支援システムを構成してもよい。第2実施形態のと異なる部分のみを説明すると、図13に示すホスト端末100cは、提示確認部109を決定部A4に備えていない。従って、図12と同様に、決定部A4は、自動的に、代替候補取得部108′を介して代替候補を取得し、印刷ジョブ定義データ生成部110に出力する。このとき、代替候補取得部108′から代替候補が複数取得された場合、決定部A4は、いずれを適用するかを決定し、印刷ジョブ定義データ生成部110に出力する。印刷ジョブ定義データ生成部110では、決定した代替候補の内容に合わせて、印刷ジョブ定義データ取得部101で取得した印刷ジョブ定義データを変更し、印刷要求送信部107′又は印刷ジョブ定義データ出力部111に出力する。印刷要求送信部107′は、印刷ジョブ定義データ生成部110から出力された印刷ジョブ定義データに従って印刷を実行するための印刷要求を印刷装置8′に送信する。また、印刷ジョブ定義データ出力部111は、印刷ジョブ定義データ生成部110で生成された印刷ジョブ定義データを記憶装置等に出力する。
このように、印刷支援システムは、可読性の推定結果に基づいて自動的に変更した印刷設定を含む印刷ジョブ定義データを出力するものであってもよい。
さらに、図13のホスト端末100cは、最小可読文字サイズDB103を備えておらず、代わりに、印刷ジョブ定義データに応じた最小可読文字サイズの情報は各印刷装置8に機器能力情報として記憶されている。そして、ホスト端末100cの最小可読文字サイズ取得部104′は、印刷ジョブ定義データ取得部101で印刷ジョブ定義データを取得すると、当該印刷ジョブ定義データ中に設定された印刷を実行する印刷装置8に対して問い合わせを行い、その機器能力情報を取得する。この機器能力情報は最小可読文字サイズの情報を含み、最小可読文字サイズ取得部104′はこれを取得する。
図14に、図13のホスト端末100cで取得する機器能力情報の例を示す。
図14の機器能力情報は、各印刷装置8の実行可能な印刷設定が機器能力として記述されている。さらに、印刷装置8で実行可能な印刷設定の組み合わせに対応して最小可読文字サイズの情報が記述されている。なお、図14の例では、マークアップ言語により機器能力が記述されているが、表現形式はこれに限定されない。また、最小可読文字サイズは必ずしもそのものを記憶しておく場合に限らず、最小可読文字サイズを算出可能な情報(数式等)を記憶しておいてもよい。
このように、最小可読文字サイズの情報は、印刷装置8側に持っていてもよい。
図13において、決定部A4が形態6及び7の決定手段に相当し、印刷要求送信部107による処理が形態7の印刷実行制御手段に相当し、印刷ジョブ定義データ生成部110が形態6の印刷ジョブ定義データ変更手段に相当し、代替候補取得部108′が形態6及び7の代替候補取得手段に相当する。また、決定部A4による処理が形態13及び14の決定ステップに相当し、印刷要求送信部107による処理が形態14の印刷実行制御ステップに相当し、印刷ジョブ定義データ生成部110による処理が形態13の印刷ジョブ定義データ変更ステップに相当し、代替候補取得部108′による処理が形態13及び14の代替候補取得ステップに相当する。
このほか、可読性推定部105で可読でないと推定された場合に、ユーザに通知したり、代替候補を表示したりすることなく、自動的に印刷をキャンセルするものであってもよい。また、決定部A3,A4のようにシステム側で自動的に代替候補による処理を決定するときでも、ユーザに可読でないと推定された旨を通知するようにしてもよい。また、ホスト端末100に上記全ての機能を設けることなく、印刷装置8に設けてもよいし、クライアント端末がホスト端末を介して印刷装置に印刷要求を行うような印刷システムでは、クライアント端末に印刷支援システムの上記機能の一部を設けるようにしてもよい。また、提示確認部106や提示確認部109は、表示装置44を介して通知する場合に限らず、音声等により通知を行ってもよい。
第1実施形態にかかる印刷システムの構成を示す図である。 印刷ジョブ定義データの例を示す図である。 最小可読文字サイズテーブルの例を示す図である。 ホスト端末のハードウェア構成を示す図である。 第1実施形態のホスト端末の動作フローを示す図である。 最小印刷文字サイズ算出処理の例を示すフローチャートである。 推定後処理のフローチャートである。 第2実施形態にかかる印刷システム及び印刷支援システムの構成を示す図である。 ホスト端末のフローチャートである。 選択画面の例を示す図である。 印刷ジョブ定義データの例を示す図である。 印刷支援システムの他の構成例を示す図である。 印刷支援システムの他の構成例を示す図である。 機器能力情報の例を示す図である。
符号の説明
8,8′ 印刷装置、100,100a〜100c ホスト端末、101 印刷ジョブ定義データ取得部、102 最小印刷文字サイズ算出部、104 最小可読文字サイズ取得部、105 可読性推定部、106,109 提示確認部、107 印刷要求送信部、108 代替候補取得部、110 印刷ジョブ定義データ生成部、111 印刷ジョブ定義データ出力部、A1〜A4 決定部、199 ネットワーク、39 バス、40 入力装置、42 記憶装置、44 表示装置

Claims (8)

  1. 印刷ジョブ定義データを取得する印刷ジョブ定義データ取得手段と、
    前記印刷ジョブ定義データを用いて最小印刷文字サイズを算出する最小印刷文字サイズ算出手段と、
    前記印刷ジョブ定義データに対応する最小可読文字サイズ情報を取得する最小可読文字サイズ取得手段と、
    前記最小印刷文字サイズ算出手段により算出した最小印刷文字サイズ、及び、前記最小可読文字サイズ取得手段により取得した最小可読文字サイズ情報を用いて、印刷結果の文字の可読性を推定する可読性推定手段と、
    前記可読性推定手段により可読でないと推定した場合に、前記印刷ジョブ定義データの適用について決定する決定手段と、
    を備えることを特徴とする印刷支援システム。
  2. 前記決定手段は、印刷の実行を取り消すかについて、ユーザに提示して決定させる提示確認部を備え、
    前記決定手段が前記ユーザの決定入力に応じ印刷の実行を取り消すことを決定した場合に、印刷の実行を取り消す印刷実行制御手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の印刷支援システム。
  3. 前記印刷ジョブ定義データの代替候補を取得する代替候補取得手段を備え、
    前記決定手段は、前記印刷ジョブ定義データ及び前記代替候補取得手段により取得される前記代替候補を提示し、それらのいずれを適用するかをユーザに決定させる提示確認部を備え、
    前記決定手段が前記ユーザの決定入力に応じ前記代替候補の適用を決定した場合に、前記印刷ジョブ定義データを変更する印刷ジョブ定義データ変更手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の印刷支援システム。
  4. 前記印刷ジョブ定義データの代替候補を取得する代替候補取得手段を備え、
    前記決定手段は、前記印刷ジョブ定義データ及び前記代替候補取得手段により取得される前記代替候補を提示し、それらのいずれを適用するかをユーザに決定させる提示確認部を備え、
    前記決定手段が前記ユーザの決定入力に応じ適用を決定した前記印刷ジョブ定義データ又は前記代替候補に従って、印刷を実行させる印刷実行制御手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の印刷支援システム。
  5. 前記決定手段は、印刷の実行取り消しを自動で決定し、
    前記決定手段による決定結果に従って、印刷の実行を取り消す印刷実行制御手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の印刷支援システム。
  6. 前記印刷ジョブ定義データの代替候補を取得する代替候補取得手段を備え、
    前記決定手段は、前記代替候補取得手段により取得される前記代替候補の適用を自動で決定し、
    前記決定手段による決定結果に従って、前記印刷ジョブ定義データを変更する印刷ジョブ定義データ変更手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の印刷支援システム。
  7. 前記印刷ジョブ定義データの代替候補を取得する代替候補取得手段を備え、
    前記確認提示手段は、前記代替候補取得手段により取得される前記代替候補の適用を自動で決定し、
    前記決定手段により決定した前記代替候補に従って、印刷を実行させる印刷実行制御部を備えることを特徴とする請求項1に記載の印刷支援システム
  8. 印刷ジョブ定義データを取得する印刷ジョブ定義データ取得ステップと、
    前記印刷ジョブ定義データを用いて最小印刷文字サイズを算出する最小印刷文字サイズ算出ステップと、
    前記印刷ジョブ定義データに対応する最小可読文字サイズ情報を取得する最小可読文字サイズ取得ステップと、
    前記最小印刷文字サイズ算出ステップにより算出した最小印刷文字サイズ、及び、前記最小可読文字サイズ取得ステップにより取得した最小可読文字サイズ情報を用いて、印刷結果の文字の可読性を推定する可読性推定ステップと、
    前記可読性推定ステップにより可読でないと推定した場合に、前記印刷ジョブ定義データの適用について決定する決定ステップと、
    からなる処理をコンピュータに実行させるためのプログラムを含むことを特徴とする印刷支援プログラム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010191908A (ja) * 2009-02-20 2010-09-02 Hitachi Ltd 分散処理システム、分散処理方法、分散処理システムの開発支援装置および開発支援方法
JP2012141734A (ja) * 2010-12-28 2012-07-26 Canon Marketing Japan Inc 情報処理装置、情報処理方法、及びコンピュータプログラム
JP2015069406A (ja) * 2013-09-30 2015-04-13 ブラザー工業株式会社 印刷処理プログラム

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