JP4075955B1 - 診断装置 - Google Patents

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Abstract


【課題】リニアソレノイドバルブおよびその駆動回路のグランドショートを確実に検出することができる診断装置を提供する。
【解決手段】入力されるON−OFF信号に基づいてリニアソレノイドバルブ1に電流を供給して弁開度を可変に調整するスイッチング手段3と、そのスイッチング手段3から上記リニアソレノイドバルブ1に至る電流を検出する電流検出手段4と、その電流検出手段4からの検出電流値を基に上記リニアソレノイドバルブが目標開度となるよう上記スイッチング手段3にON−OFF信号を出力する制御手段5とで駆動回路2が構成され、その駆動回路2と上記リニアソレノイドバルブ1との間でのグランドショートを診断するための診断装置10において、上記スイッチング手段3に入力されるON−OFF信号の切替えを検出し、所定時間当たりのON−OFFの切替回数が所定回数以下のときに、グランドショート異常と判断するグランドショート検出手段5を備えたものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、リニアソレノイドバルブとその駆動回路のグランドショートを診断するための診断装置に関するものである。
従来、流体圧作動の変速クラッチに供給される流体圧を調整する流体圧調整弁として、全開および全閉とを高速で繰り返し、そのデューティ比で流体圧を制御するようにしたON/OFF弁(デューティバルブ)が知られている。
そのようなデューティバルブの駆動回路は、主に、電源と、その電源とデューティバルブとの間に設けられたトランジスタと、そのトランジスタをON−OFF駆動するCPUとで構成されている。
CPUは、トランジスタとデューティバルブとの間に接続される電圧モニタ端子を有し、その電圧モニタ端子によりデューティバルブに供される電圧を検出する。
例えば、変速クラッチを完全断にするとき、CPUは、デューティバルブを全閉にすべく、トランジスタを常時ON駆動する。
このとき、トランジスタとデューティバルブとを接続する配線などに異常がない場合、電圧モニタ端子には所定の電圧が検出されるが、配線がグランドショートしていた場合、CPUがトランジスタをON駆動するにも拘わらず、電圧モニタ端子で検出される電圧は0Vとなる。
そこで、このデューティバルブの駆動回路では、変速クラッチを完全断(CPUが常時ON駆動)するときに電圧モニタ端子の検出電圧が0ならばグランドショート異常と判断するようにしている。
ところで、近年、変速クラッチの流体圧の分解能を高めるために、デューティバルブに換えて、開度を連続的に変更可能なリニアソレノイドバルブが用いられている(例えば、特許文献1−3参照)。
特開平03−199757号公報 特開平07−119816号公報 特開平02−180357号公報
しかしながら、そのリニアソレノイドバルブの駆動回路では、電圧モニタ端子の入力からグランドショートを検出できないという問題があった。
すなわち、リニアソレノイドバルブは、供給される電流に応じて開度が調整されるので、CPUは、変速クラッチを完全断にする場合であっても、トランジスタのON駆動とOFF駆動とを高速で切り替えることになる。
そのため、電圧モニタ端子の検出電圧もONとOFFとが高速で切り替えられてしまい、デューティバルブの駆動回路のようにグランドショート異常を検出、判断することができない。
このように、従来、リニアソレノイドバルブの駆動回路においてもグランドショートを検出することが望まれていた。
そこで、本発明の目的は、上記課題を解決し、リニアソレノイドバルブおよびその駆動回路のグランドショートを確実に検出することができる診断装置を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明は、入力されるON−OFF信号に基づいてリニアソレノイドバルブに電流を供給して弁開度を可変に調整するスイッチング手段と、そのスイッチング手段から上記リニアソレノイドバルブに至る電流を検出する電流検出手段と、その電流検出手段からの検出電流値を基に上記リニアソレノイドバルブが目標開度となるよう上記スイッチング手段にON−OFF信号を出力する制御手段とで駆動回路が構成され、その駆動回路と上記リニアソレノイドバルブとの間でのグランドショートを診断するための診断装置において、上記スイッチング手段に入力されるON−OFF信号の切替えを検出し、所定時間当たりのON−OFFの切替回数が所定回数以下のときに、グランドショート異常と判断するグランドショート検出手段を備えたものである。
好ましくは、上記リニアソレノイドバルブは、流体圧で作動する変速クラッチを、断接するための流体圧調整弁をなし、上記グランドショート検出手段は、グランドショート異常と判断した回数をカウントし、そのカウントされた累積回数が所定の累積回数以上のときに、上記変速機の変速を禁止するものである。
好ましくは、上記グランドショート検出手段は、イグニッションキーによるエンジン停止時に、上記累積回数を0に設定すると共に、上記変速機の変速禁止の解除するものである。
本発明によれば、リニアソレノイドバルブおよびその駆動回路のグランドショートを確実に検出することができるという優れた効果を発揮するものである。
以下、本発明の好適な一実施形態を添付図面に基づいて詳述する。
本実施形態の診断装置は、変速クラッチに設けられたリニアソレノイドバルブの異常を診断するものであり、例えば、大型車両の動力伝達装置を構成する変速クラッチなどに適用される。
まず、図3に基づき本実施形態の動力伝達装置を説明する。
図3に示すように、動力伝達装置20は、エンジン21の動力を車両の推進軸(図示せず)に伝達するものであり、その推進軸に接続された変速機22と、その変速機22とエンジン21との間に設けられたクラッチ装置23と、変速機22およびクラッチ装置23を各々制御する電子コントロールユニット(以下、ECUという)24と、クラッチ装置23に流体圧(本実施形態では油圧)を供するための流体圧供給装置25(例えば、エンジン21で駆動されるポンプなど)とを備える。
変速機22は、例えば、主軸221および副軸222を備えた常時噛み合い式の多段トランスミッションなどが考えられる。その変速機22は、ECU24に接続され、そのECU24からの制御信号に基づき変速制御される。
クラッチ装置23は、直列に接続された流体継手31と変速クラッチ32とで構成され、図例では、流体継手31がエンジン側に、変速クラッチ32が変速機側に配置される。
流体継手31は、エンジン21の出力軸に接続されたポンプ部311と、後述する変速クラッチ32のドライブプレート321に接続されたタービン部312とを備え、ポンプ部311の回転が流体を介してタービン部312に伝達される。また、流体継手31には、ポンプ部311とタービン部312とを直結して一体的に回転させるためのロックアップクラッチ313が設けられ、そのロックアップクラッチ313は流体圧供給装置25からの流体圧により断接作動する。
変速クラッチ32は、流体継手31を介して伝達されたエンジン21の動力を変速機22に伝達すると共に、その変速機22の変速の際に断接される。
本実施形態の変速クラッチ32は、流体圧で作動する摩擦クラッチなどが考えられ、図例では、湿式多板クラッチである。
より具体的には、変速クラッチ32は、流体継手側に接続された複数のドライブプレート321と、変速機側に接続された複数のドリブンプレート322と、それらドライブプレート321およびドリブンプレート322を断接駆動するためのクラッチアクチュエータ323とを備える。
クラッチアクチュエータ323は、ドライブプレート321をドリブンプレート322から離間させる方向(変速クラッチ32を断方向)に付勢するスプリング(図示せず)と、そのスプリングの付勢力に抗して、ドライブプレート321をドリブンプレート322に接近させる方向(変速クラッチ32を接方向)に駆動する流体圧シリンダ(図示せず)と、その流体圧シリンダに供給される流体圧(流量)を調整するための流体圧調整弁をなすリニアソレノイドバルブ(比例ソレノイドバルブ)1とを備える。
リニアソレノイドバルブ1は、流体圧供給装置25から流体圧シリンダに至る流路に設けられ、供給される電流に比例して弁開度がリニアに変化するよう構成される。具体的には、リニアソレノイドバルブ1は、ノーマルオープンバルブであり、供給される電流が大きくなるほど、弁開度が小さくなり、その弁開度の減少に伴い変速クラッチ32が断側に作動する。
そのリニアソレノイドバルブ1の弁開度を制御するための駆動回路2が車両に設けられる(図1参照)。
図1に示すように、駆動回路2は、入力されるON−OFF信号に基づいてリニアソレノイドバルブ1に電流を供給して弁開度を可変に調整するスイッチング手段3と、そのスイッチング手段3からリニアソレノイドバルブ1に至る電流を検出する電流検出手段4と、その電流検出手段4からの検出電流値を基に上記リニアソレノイドバルブ1が目標開度となるようスイッチング手段3にON−OFF信号を出力する制御手段(以下、CPUという)5と、電源をなす車両のバッテリー6(図例では、24V電源)とで構成される。
本実施形態では、スイッチング手段3、およびCPU5が、ECU24の内部回路の一部を構成する。また、CPU5は、変速制御手段をなし、変速機22を、シフトレバー操作により選択された目標ギア段、あるいは、アクセル開度および車速などを基に自身が算出した目標ギア段に変速する。
図1に示すように、スイッチング手段3は、バッテリー6とリニアソレノイドバルブ1との間に配置されると共に、CPU5に接続される。そのスイッチング手段3は、例えば、トランジスタであり、CPU5からON信号が入力されたときに(所定電圧の印加時)、バッテリー6とリニアソレノイドバルブ1とを通電し、OFF信号が入力されたときに(非印加時)、バッテリー6とリニアソレノイドバルブ1とを遮断する。
電流検出手段4は、スイッチング手段3とリニアソレノイドバルブ1との間に配置されたシャント抵抗41と、そのシャント抵抗41の両端の電圧差を増幅(図例では、50倍に増幅)するオペアンプ42と、そのオペアンプ42が増幅した電圧差とシャント抵抗41の抵抗値とを基にリニアソレノイドバルブ1に実際に供給される電流値を算出する電流算出手段をなす上記CPU5とで構成される。なお、シャント抵抗41は、リニアソレノイドバルブ1の抵抗値に比べて極めて小さい抵抗値に設定される。
CPU5は、スイッチング手段3の入力側に接続された駆動端子51と、スイッチング手段3の出力側に接続された電圧モニタ端子52と、オペアンプ42の出力側に接続された電流モニタ端子53とを備える。
また、図3に示すように、CPU5は、イグニッションキー54およびシフトレバー55などの操作手段に接続され、それら操作手段の検出信号が入力される。
ここで、本実施形態の動力伝達装置20には、上述した駆動回路2およびリニアソレノイドバルブ1のグランドショートを診断するための診断装置10が設けられる。
その診断装置10は、スイッチング手段3に入力されるON−OFF信号の切替えを検出し、所定時間当たりのON−OFFの切替回数が所定回数以下のときに、グランドショート異常と判断するグランドショート検出手段を備える。本実施形態では、CPU5がグランドショート検出手段をなす。なお、ON−OFFの切替えは、ONからOFF、あるいはOFFからONのいずれでもよい。
詳しくは後述するが、CPU5は、グランドショート異常と判断した回数をカウントし、そのカウントされた累積回数が所定の累積回数以上のときに、変速機22の変速を禁止する。さらに、本実施形態のCPU5には、CPU5が変速を禁止するときに、ドライバーにグランドショート異常を知らせるための警告装置(ランプやブザーなど)が接続される。
また、CPU5は、イグニッションキー54によるエンジン停止時に、累積回数を0に設定すると共に、変速機22の変速禁止を解除する。
次に、図1および図2に基づき本実施形態の診断装置10の作動を説明する。
まず、正常時(非グランドショート時)における駆動回路2による変速クラッチ32の断動作を説明する。
変速クラッチ32の断動作は、例えば、シフトレバー55の操作などにより変速機22のギア段が変更されるに際して、その変速機22のギア抜き前に行われる。
まず、シフトレバー55の操作による変速指示がECU24に入力されると、CPU5に変速クラッチ32の完全断が指示される。
完全断を指示されたCPU5は、その完全断に対応するリニアソレノイドバルブ1の目標開度を求め、その目標開度を基に、リニアソレノイドバルブ1に供給すべき目標電流(本実施形態では、0.8A)を求める。
例えば、変速クラッチ32のクラッチ位置(断接位置)と、リニアソレノイドバルブ1の目標電流との関係を予め求めて、ECU24の記憶手段にマップとして格納し、そのマップをCPU5が参照して目標電流を求めることが考えられる。
次に、目標電流値0.8Aを求めたCPU5は、その目標電流値0.8Aに、電流モニタ端子53の入力から算出される検出電流値が一致するよう、スイッチング手段3をON−OFF制御する。
より具体的には、CPU5は、検出電流値が目標電流値を超えるときはスイッチング手段3をOFF駆動(OFF信号を出力)し、目標電流値以下のときはON駆動(ON信号を出力)する。
正常時、CPU5は、リニアソレノイドバルブ1への供給電流値が目標電流値0.8Aに保持されるよう、ON駆動とOFF駆動とを高速で(短い周期で)繰り返すことになる。
次に、グランドショート異常が発生したときの診断装置10の作動を説明する。
本実施形態の診断装置10は、所定時間の内にCPU5が駆動端子51のON/OFFを何回切替えるかを求め、切替えを実質的に行っていない(固定出力している)ことで駆動回路2の異常を検出する。
例えば、スイッチング手段3から電流検出手段4に至る配線でグランドショートが発生しているとする(発生箇所を図1において符号Sで示す)。
そのグランドショート時に、CPU5にクラッチ完全断が指示されると、CPU5は、上述したように、電流検出手段4からの検出電流値が目標電流値0.8Aに一致するようスイッチング手段3のON−OFF駆動を開始する。
しかし、配線がグランドショートしているため、CPU5がスイッチング手段3をON駆動するにも拘わらず、電流検出手段4の検出電流値は目標電流値0.8Aを常に下回ってしまう。
その結果、検出電流値を目標電流値0.8Aに近づけようとするCPU5は、スイッチング手段3のON駆動を継続することになる。
このようにグランドショート時、CPU5は、ON−OFF信号の切替を行わなくなる。
そこで、グランドショート検出手段(CPU5)は、駆動端子51からスイッチング手段3に入力されるON−OFF信号の切替回数が、所定時間(図例では、10ms)当たり、所定回数(図例では、3回)以下のときに、グランドショート異常と判断する。
なお、ここではCPU5に変速クラッチ32の完全断が指示された場合について説明を行ったが、これ以外にも、リニアソレノイドバルブ1が通電状態となるときは、グランドショート異常を診断することができる。
以上により、リニアソレノイドバルブ1の駆動回路2でも、従来のON/OFFバルブ(デューティバルブ)のモニタ回路(電圧モニタ端子)を使用した場合と同様、リニアソレノイドバルブ1の駆動中に、グランドショート異常(故障)が検出可能になる。
つまり、駆動回路2にグランドショート異常を検出するための検査装置を別途取り付けるなどのメンテナンス作業を行うことなく、通常の運転中に(変速クラッチの通常の作動中に)、グランドショート異常を検出することができる。
次に、図2に基づき、本実施形態の診断装置10を変速クラッチ32に適用した診断フローの一例を説明する。
図2の診断フローは、CPU5により実行され、例えば、エンジン21の始動時から開始される。
まず、CPU5は、ステップS1からステップS3で、変速クラッチ32の断接に必要な機能に異常がないか否かを判断する。具体的には、CPU5は、以下の条件1から条件3が成立するか否かをチェックする。
条件1:非常用スイッチOFFで1sec以上経過した(ステップS1)。
条件2:イグニッションキー>20Vを640ms以上経過した(ステップS2)。
条件3:バッテリー6の電圧が所定電圧以上である(バッテリー電圧モニタON、ステップS3)。
次に、CPU5は、ステップS4で、リニアソレノイドバルブ1に通電が行われているか否かを判断する。
本実施形態では、変速クラッチ32が完接の場合は目標電流値が0Aに設定されてリニアソレノイドバルブ1の通電が行われず、完接以外の場合はリニアソレノイドバルブ1の通電が行われる。
そこで、CPU5は、ステップS4で変速クラッチ目標が完接であるか否かを判断する。
ステップS4で変速クラッチ目標が完接でない場合、CPU5は、ステップS5で、上述したグランドショート異常の診断を行う。
本実施形態のCPU5は、ステップS5で、駆動端子51(図2では、変速クラッチソレノイド駆動回路)から出力されるON−OFF信号が、10ms間にOFFからONに切替わった切替回数を求め、その切替回数が3回以下のときに、グランドショート異常と判断する。
ステップS5で、グランドショート異常と判断された場合、CPU5は、まずステップS6で、エラーカウンタがオーバーフローしないか否かをチェックした後、ステップS7でエラーカウンタをインクリメントする(エラーカウンタに1を足す)。
このステップS7により、CPU5はグランドショート異常と判断した回数をカウントして、そのカウントされた累積回数をエラーカウントの値として保持する。なお、エラーカウンタは、後述するようにイグニッションキー54によるエンジン21停止時にクリア(0が設定)される。
次に、CPU5は、ステップS8で、エラーカウント(累積回数)が所定の累積回数(図例では、14回)以上であるか否かを判断し、所定の累積回数以上の場合、CPU5は、ステップS9で、変速機22の変速を禁止する。図例では、CPU5は、変速禁止判定(変数)にONを設定することで、変速を禁止する。本実施形態では、ドライバーのシフトレバー55の操作による変速および、CPU5による自動変速の両方が禁止される。
一方、ステップS8で、エラーカウントが所定の累積回数未満の場合、CPU5は、ステップS10で、変速禁止判定(変数)にOFFを設定して、変速機22の変速を許容するように設定した後、ステップS1に戻る。
このように、本実施形態では、変速クラッチ32のリニアソレノイドバルブ1がグランドショートして、変速クラッチ32を切断できないときは、変速機22の変速を禁止することで、変速機22を保護することができる。
また、本実施形態では、所定の復帰条件が成立したときに、CPU5がカウントしたグランドショート異常の累積回数(エラーカウンタの値)を減算するようにしている。
本実施形態の復帰条件は、10ms間に駆動回路2から出力されるON−OFF信号がOFFからONに切替わった回数が、所定の復帰回数(図例では、5回)以上である。
具体的には、ステップS5でグランドショート異常でない判断された場合、CPU5は、ステップS11で、ステップS5で求めた切替回数が5回以上であるか否かを判断する。
ステップS11で、切替回数が5回以上の場合(所定の復帰条件が成立した場合)、CPU5は、まずステップS12で、グランドショート異常と判断した回数が累積されているか否かをチェックし、累積されていた場合、ステップS13でエラーカウンタをデクリメントする(エラーカウンタから1を引く)。
一方、ステップS11で、切替回数が5回以上でない場合(すなわち、切替回数が4回である場合)、CPU5は、エラーカウンタを現在の値で保持する。
以上のフローは、ステップS9で変速機22の変速を禁止したとき、あるいはイグニッションキー54によりエンジン21が停止されたときに終了する。
そのイグニッションキー54によるエンジン停止時に、本実施形態のCPU5は、上記累積回数(エラーカウンタ)を0に設定すると共に、変速機22の変速禁止を解除する。
このように、本実施形態の診断装置10によると、リニアソレノイドバルブ1と、そのリニアソレノイドバルブ1を駆動する駆動回路2との間のグランドショートを確実に検出することができる。
なお、本発明は、上述の実施形態に限定されず、様々な変形例や応用例が考えられるものである。
例えば、上述した実施形態では、変速クラッチ32のリニアソレノイドバルブ1に診断装置10を適用したが、これに限定されず、車両などに設けられ流体圧で作動する装置(例えば、ロックアップクラッチ313など)の流体圧調整弁、あるいは流量調整弁をなすリニアソレノイドバルブに適用することも考えられる。さらに、流体は、油に限定されず、水など他の液体や空気などの気体など様々なものが考えられる。
また、上述した実施形態の変速クラッチは、エンジンと変速機との間に設けられたものであるが、これに限定されず、例えば、遊星歯車機構を有する自動変速機の変速クラッチなどでもよい。
図1は、本発明の一実施形態に係る診断装置の構成図である。 図2は、本実施形態の診断装置による診断フローの一例を示す。 図3は、本実施形態の動力伝達装置を示す。
符号の説明
1 リニアソレノイドバルブ
2 駆動回路
3 スイッチング手段
4 電流検出手段
5 CPU(制御手段、グランドショート検出手段)
10 診断装置

Claims (3)

  1. 入力されるON−OFF信号に基づいてリニアソレノイドバルブに電流を供給して弁開度を可変に調整するスイッチング手段と、そのスイッチング手段から上記リニアソレノイドバルブに至る電流を検出する電流検出手段と、その電流検出手段からの検出電流値を基に上記リニアソレノイドバルブが目標開度となるよう上記スイッチング手段にON−OFF信号を出力する制御手段とで駆動回路が構成され、その駆動回路および上記リニアソレノイドバルブのグランドショートを診断するための診断装置において、
    上記スイッチング手段に入力されるON−OFF信号の切替えを検出し、所定時間当たりのON−OFFの切替回数が所定回数以下のときに、グランドショート異常と判断するグランドショート検出手段を備えたことを特徴とする診断装置。
  2. 上記リニアソレノイドバルブは、流体圧で作動する変速クラッチを、断接するための流体圧調整弁をなし、
    上記グランドショート検出手段は、グランドショート異常と判断した回数をカウントし、そのカウントされた累積回数が所定の累積回数以上のときに、上記変速機の変速を禁止する請求項1記載の診断装置。
  3. 上記グランドショート検出手段は、イグニッションキーによるエンジン停止時に、上記累積回数を0に設定すると共に、上記変速機の変速禁止の解除する請求項2記載の診断装置。
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