JPH07119816A - 電子制御式自動変速機のリニアソレノイド端子間ショートの検出方法 - Google Patents

電子制御式自動変速機のリニアソレノイド端子間ショートの検出方法

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JPH07119816A
JPH07119816A JP26892793A JP26892793A JPH07119816A JP H07119816 A JPH07119816 A JP H07119816A JP 26892793 A JP26892793 A JP 26892793A JP 26892793 A JP26892793 A JP 26892793A JP H07119816 A JPH07119816 A JP H07119816A
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linear solenoid
valve
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JP26892793A
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弘文 ▲富▼田
Hirofumi Tomita
Hiroshi Suzuki
浩志 鈴木
Shinichi Matsui
真一 松井
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Aisin AW Co Ltd
Original Assignee
Aisin AW Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 フェールセーフ制御を行い得る電子制御式自
動変速機のリニアソレノイド端子間ショートの検出方法
を提供する。 【構成】 リニアソレノイドの端子間電気量の目標値と
実際の電気量の計測値との偏差をサンプリングし、今回
のバッテリー電圧値が前回のバッテリー電圧値の最大値
以上か否かを判断し(S5)、その結果、肯定である場
合にはバッテリー電圧値の最大値として記憶し(S
6)、今回のバッテリー電圧値が前回のバッテリー電圧
値の最小値以下か否かを判断し(S7)、その結果、肯
定である場合にはバッテリー電圧値の最小値として記憶
し(S8)、今回記憶されたバッテリー電圧値の最大値
と最小値の差が所定値より大きいか否かを判断し(S
9)、その結果、否定である場合には前記サンプリング
を所定回数実行し、各サンプリングの総和を求め、該総
和と基準値との比較結果に基づき、リニアソレノイドの
端子間ショートか否かを判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子制御式自動変速機
のリニアソレノイド端子間ショートの検出方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、電子制御式自動変速機のリニアソ
レノイドの端子間ショートの検出を行う場合には、例え
ば、リニアソレノイドの端子間の電気量の目標値と、実
際の電気量の計測値との偏差を一定時間サンプリング
し、各サンプリングの総和と基準値を比較し、リニアソ
レノイドの端子間ショートと判定するようにしていた
(例えば、特開平2−180357号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、電子
制御式自動変速機のリニアソレノイドの端子間の電気量
の目標値と、実際の電気量の計測値との偏差によって、
リニアソレノイドの端子間ショート検出を行っている
が、車輛に装備されるワイパーやエアコンなどの使用に
より、バッテリー電圧が大きく変動した場合、リニアソ
レノイドの端子間の電気量の偏差が、基準値よりも大き
くなり、実際には、リニアソレノイドは正常に動作して
いるにもかかわらず、端子間ショートと誤検出してしま
うといった問題があった。
【0004】本発明は、このような問題を解決するため
に、車輛に装備される電気的負荷の駆動に伴う正常なバ
ッテリー電圧の大きな変動によっても、リニアソレノイ
ドの端子間のショートを誤検出することがなく、ソレノ
イドの端子間のショート故障を的確に検出し、そのフェ
ールセーフ制御を行い得る電子制御式自動変速機のリニ
アソレノイド端子間ショートの検出方法を提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、電子制御装置によりフィードバック制御
を行うリニアソレノイドを具備する電子制御式自動変速
機のリニアソレノイド端子間ショートの検出方法におい
て、前記リニアソレノイドの端子間電気量の目標値と実
際の電気量の計測値との偏差をサンプリングし、今回の
バッテリー電圧値が前回のバッテリー電圧値の最大値以
上か否かを判断し、その結果、肯定である場合には今回
のバッテリー電圧値をバッテリー電圧値の最大値として
記憶し、今回のバッテリー電圧値が前回のバッテリー電
圧値の最小値以下か否かを判断し、その結果、肯定であ
る場合には今回のバッテリー電圧値をバッテリー電圧値
の最小値として記憶し、今回記憶されたバッテリー電圧
値の最大値と今回記憶されたバッテリー電圧値の最小値
の差が所定値より大きいか否かを判断し、その結果、否
定である場合には、前記サンプリングを所定回数実行
し、各サンプリングの総和を求め、該総和と基準値とを
比較し、該比較結果に基づき、リニアソレノイドの端子
間ショートか否かを判定するようにしたものである。
【0006】
【作用及び発明の効果】本発明によれば、上記したよう
に、電子制御式自動変速機の油圧制御を行うリニアソレ
ノイド端子間ショートの検出に当り、バッテリー電圧の
変動をモニタすることにより、バッテリー電圧急変動に
よる誤検出をなくすことができ、ソレノイド端子間のシ
ョート故障を的確に検出し、そのフェールセーフ制御を
行うことができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら詳細に説明する。図1は本発明が適用される電子
制御式自動変速機の全体構成図、図2はその変速機の電
源回路及びリニアソレノイドのインタフェース回路図、
図3は正常状態におけるリニアソレノイドのモニタ電圧
特性図、図4はそのリニアソレノイドの端子間ショート
時のモニタ電圧特性図、図5はバッテリー電圧の大きな
変動が生じる場合のバッテリー電圧を示す図である。
【0008】図1において、1はスロットル開度を検出
するスロットルポジションセンサ(以下、スロットルセ
ンサという)、2は車速センサ、3は電子制御装置であ
り、該電子制御装置3は、インタフェース回路4,5,
18、マイクロコンピュータ6、第1のシフトソレノイ
ド駆動回路7、第2のシフトソレノイド駆動回路8、ロ
ックアップソレノイド駆動回路9、油圧制御用ソレノイ
ド駆動回路10、油圧制御用ソレノイドのモニタ回路1
1、故障警告装置駆動回路16から構成されている。ま
た、12は第1のシフトソレノイド、13は第2のシフ
トソレノイド、14はロックアップソレノイド、15は
油圧制御用ソレノイド、17は故障警告装置、19は車
輛に装備される各種の電気的装置(電気的負荷)に電力
を供給するバッテリーであり、それぞれ電子制御装置3
に接続されている。
【0009】また、図2において、油圧制御用ソレノイ
ド15の駆動回路10は、バッテリー電圧B、スイッチ
ング用PNPトランジスタTr1、過電流保護用PNPト
ランジスタTr2、マイクロコンピュータ6からの信号を
受けるNPNトランジスタT r3、コンデンサC1
3 、抵抗R1 ,R3 〜R8 、フライホイールダイオー
ドD1 、負論理NOT回路NOTから構成されている。
【0010】また、モニタ回路11は、抵抗R2 (抵抗
21と抵抗R22の合成抵抗),R9,R10、コンデンサ
4 ,C5 、ダイオードD2 ,D3 から構成されてい
る。更に、マイクロコンピュータ6にはバッテリー19
が抵抗R31,R32からなるインタフェース回路18を介
して接続されている。次に、この回路の動作について説
明する。
【0011】まず、マイクロコンピュータ6からLow
レベルの指令信号が出力されると、その信号は負論理N
OT回路によりHighレベル信号に反転され、NPN
トランジスタTr3のベース電位が上がり、該トランジス
タTr3はオンする。すると、スイッチング用PNPトラ
ンジスタTr1のベース電位は下がり、該トランジスタT
r1がオンすることにより、バッテリー電圧Bより抵抗R
1 を通じて油圧制御用ソレノイド15に通電される。そ
の通電状態は抵抗R2 によりモニタされ、その情報はマ
イクロコンピュータ6へ読み込まれる。
【0012】一方、マイクロコンピュータ6からHig
hレベルの指令信号が出力されると、その信号は負論理
NOT回路によりLowレベル信号に反転され、NPN
トランジスタTr3のベース電位が下がり、該トランジス
タTr3はオフする。すると、スイッチング用PNPトラ
ンジスタTr1のベース電位は上がり、該トランジスタT
r1がオフすることにより、油圧制御用ソレノイド15は
消勢される。その通電状態は抵抗R2 によりモニタさ
れ、その情報はマイクロコンピュータ6へ読み込まれ
る。
【0013】このような回路構成においては、油圧制御
用ソレノイド15の端子間のショートを検出することは
難しい。その理由は、前記したようにソレノイドの種々
の外的要因によるバラツキを補正するために、電流のフ
ィードバック制御を行っているためである。つまり該油
圧制御用ソレノイド15の抵抗値は一般に2〜5Ωであ
るが、端子間のショートにより、これが0Ωになったと
しても、電子制御装置3において、外的要因のバラツキ
との区別ができず、通常の電流フィードバック制御を行
ってしまうためである。
【0014】この点について図2を用いて更に詳細に説
明する。この図において、Bはバッテリー電圧であり、
9〜16Vの範囲で変動する。R1 及びR2 は油圧制御
用ソレノイド15に直列に接続されている抵抗であり、
1 は過電流保護用抵抗で0.22Ω±5%、R2 は電
流フィードバック用のモニタ電流を検出するための抵抗
で0.9Ω±1%(1.8Ωの並列回路)である。
【0015】また、油圧制御用ソレノイド15自体の抵
抗のバラツキは、製品間のバラツキと環境温度のバラツ
キを考慮すると、2〜5Ωの範囲である。そして、この
油圧制御用ソレノイド15の使用電流範囲は0.3〜1
Aであり、上記のすべてのバラツキを考慮して、電流を
一定に調整する能力を有する必要がある。また、電流の
調整は、マイクロコンピュータ6による300HzのP
WM(パルス幅変調)制御により行っている。ここで上
記条件を満足させるためのPWMのデューティ範囲の最
小値、最大値は以下のようになる。
【0016】PWMのデューティ範囲の最小値Dmin
は、 〔 0.3A/{16V/2+(0.22 +0.9)×0.95Ω}〕×100 = 5.7% その最大値Dmax は、 〔1A/{9V/5+(0.22 +0.9)×1.05Ω}〕×100 =68.6% したがって、デューティの可変範囲としては、最低限
5.7〜最大68.6%となり、実際には余裕をみて3
〜75%と設定する。
【0017】ここで、油圧制御用ソレノイド15の端子
間がショートした場合を考慮すると、PWMのデューテ
ィ範囲の最小値Dmin は、 〔 0.3A/{16V/(0.22 +0.9)×0.95Ω〕×100 = 2.0% その最大値Dmax は、 〔1A/{9V/(0.22 +0.9)×1.05Ω〕×100 =13.1% であり、デューティの可変範囲は2.0〜13.1%と
なり、これは、上記通常のデューティ可変範囲に略包含
されている。
【0018】したがって、油圧制御用ソレノイド15の
端子間がショートした場合にも、通常の電流フィードバ
ック制御により電流が調整されることになり、マイクロ
コンピュータ6は、そのモニタされた平均電流値からは
端子間ショート故障を検出することが困難である。この
ように、油圧制御用ソレノイド15の端子間のショート
が発生しても、それを的確に検出することができず、フ
ェールセーフ等の適切な処理に難がある。
【0019】また、上記電子制御式自動変速機のシステ
ムにおいては、スロットルセンサ1及び車速センサ2よ
りの信号に基づき、T/M内の油圧回路に取り付けられ
た2つの変速制御用シフトソレノイド12,13と、ロ
ックアップ(L−up)ソレノイド14及び油圧回路の
基本となるライン圧を制御する油圧制御用ソレノイド1
5を電子制御装置3によって制御しているが、ここで、
シフトソレノイド12,13及びロックアップソレノイ
ド14は、オン・オフ式のソレノイドであり、油圧制御
用ソレノイド15は、通電電流に対して油圧が比例的に
変化するリニア式のソレノイドである。
【0020】油圧制御用ソレノイド15は、スロットル
センサ1からのスロットル開度情報に基づき、電子制御
装置3により出力される電流値1〜0.3Aの間で、ス
ロットル圧を0.5−4.5kg/cm2 まで制御する
ことにより、スロットル圧と比例関係にあるライン圧を
制御している。この油圧制御用ソレノイド15の駆動回
路10及びモニタ回路11は図2に示すようであり、前
記のような外的要因によるバラツキ(バッテリー電圧の
バラツキ、ソレノイドの抵抗値のバラツキ等)を補正す
るため、電流フィードバック制御を構成している。した
がって、油圧制御用ソレノイド15の+−両端子は2本
とも電子制御装置3に接続される。
【0021】そこで、この油圧制御用ソレノイド15の
+−両端子がショート故障すると、該ソレノイド15に
流れる電流はゼロとなり、スロットル圧は5kg/cm
2 となって、ライン圧は通常の最大圧力よりも更に高い
圧力となる。その状態を放置すれば、自動変速機の変速
制御は、この高いライン圧にて行われるため、変速時に
非常に大きなショックが発生するし、また、T/M内部
に高い油圧による2次故障が発生する可能性もあるた
め、この端子間ショート故障を確実に検出し、フェール
セーフ制御及び故障警告をする必要がある。
【0022】ここでは、油圧制御用ソレノイド(リニア
ソレノイド)15の+−両端子がショート故障した場
合、その時のモニタ電圧のリップル特性の違いに注目
し、リップルの大きさを検出することにより、端子間シ
ョート故障を検出することができることはもとより、バ
ッテリー電圧の大きな変動に対するリニアソレノイド1
5の+−両端子のショート故障検出への影響をなくすよ
うにしようというものである。
【0023】以下、その点について図3に示す通常のリ
ニアソレノイド15への通電状態のモニタ電圧と、図4
に示すリニアソレノイド15の+−両端子間のショート
状態でのモニタ電圧とを比較するとともに、図5にバッ
テリー電圧の大きな変動を示す電圧とを示している。な
お、ここでは、油圧制御用ソレノイドのモニタ回路11
の出力側のa点の電圧がモニタされ、点線は目標値を、
実線は計測値を示している。
【0024】通常状態においては、図3に示されるよう
に、目標となる電流値に対応した電圧値、ここでは、
0.9A×0.9Ω=0.81Vと、実際に入力される
電圧との差の絶対値をサンプリングし、ある回数合計し
て総和を求め、その総和が、ある基準値よりも大きい場
合、リニアソレノイド15の端子間ショート故障と判断
することにより、ショート故障を的確に検出することが
できる。
【0025】すなわち、通常状態のリップルは、図3に
示すように、リニアソレノイド15のインダクタンスに
より、約10mVであるのに対して、ショート故障時の
リップルは、リニアソレノイド15のインダクタンスが
なくなり、鋸歯状波(300Hz)となり約60mVに
達する。この実施例においては、サンプリング時間は4
ms毎であり、合計する回数(サンプリング数)は40
0回、また、その合計のA/D値が1000以上の場合
を端子間ショート故障としている。
【0026】ここで、A/D値とは、マイクロコンピュ
ータ6内部にて、5Vを基準にして10ビット(102
4)のA/D変換を行った結果であり、A/D値の合計
1000とは4.88Vを示す。以下、本発明の実施例
を示すリニアソレノイドの端子間ショート時の故障検出
手順を図6及び図7を用いて説明する。
【0027】まず、目標となるA/D値が安定であるか
否かを判断する(ステップS1)。その結果、A/D値
が安定である場合には、目標のA/D値が基準値9E
(0.85A)以上であるか否かを判断する(ステップ
S2)。その結果、A/D値が基準値以上である場合に
は、モニタ(サンプリング)A/D値と目標のA/D値
との差を求める(ステップS3)。
【0028】次いで、ノイズを除去するために、A/D
値の差が15以上か否かを判断する(ステップS4)。
次に、バッテリー電圧値が予め設定されたバッテリー電
圧の最大値より大きいか否かを判断する(ステップS
5)。その結果、バッテリー電圧値が予め設定されたバ
ッテリー電圧の最大値より大きい場合には、今回のバッ
テリー電圧値をバッテリー電圧の最大値として記憶する
(ステップS6)。
【0029】次に、バッテリー電圧値が予め設定された
バッテリー電圧の最小値より小さいか否かを判断する
(ステップS7)。その結果、バッテリー電圧値が予め
設定されたバッテリー電圧の最小値より小さい場合に
は、今回のバッテリー電圧値をバッテリー電圧の最小値
として記憶する(ステップS8)。
【0030】次に、(バッテリー電圧の最大値)−(バ
ッテリー電圧の最小値)の値が13以上か否かを判断す
る(ステップS9)。その結果、(バッテリー電圧の最
大値)−(バッテリー電圧の最小値)の値が13以上で
ない場合は、A/Dの入力回数が45回未満か否かを判
断する。つまり、0.2秒の待機時間を持つようにする
(ステップS10)。
【0031】その結果、A/Dの入力回数が45回未満
でない場合には、A/D値の差の和=前回までの差の和
+今回のA/D値の差とする(ステップS11)。次い
で、A/Dの入力回数400回を加えたか否かを判断す
る(ステップS12)。その結果、A/Dの入力回数4
00回を加えた場合には、A/D値の差の和が基準値1
200未満か否かを判断する(ステップS13)。
【0032】その結果、A/D値の差の和が基準値12
00未満でない場合には、リニアソレノイド端子間ショ
ート故障として検出フラグをセットする(ステップS1
4)。今回の目標のA/D値を比較データとして記憶す
る(ステップS15)。前記ステップS13において、
A/D値の差の和が基準値1200未満である場合に
は、A/D値の差の和のデータ及びA/D入力回数をク
リアする(ステップS16)し、前記ステップS15へ
移行する。
【0033】このように、ステップS5〜S9におい
て、バッテリー電圧の変動状態をチェックして、ソレノ
イドの端子間の誤検出を防止する。図8は本発明の具体
的な自動変速機の油圧制御装置への第1の適用例を示す
図である。図に示すように、リニアソレノイドバルブ2
3によって微調整された油圧が、オリフィスコントロー
ルバルブ31のバルブ位置の調整用として供給される。
すなわち、ソレノイドモジュレータバルブ29は、プラ
イマリレギュレータバルブ(図示なし)で調整された油
圧を受け、該油圧を各ソレノイド用に調整する。該ソレ
ノイドモジュレータバルブ29で調整された油圧は、リ
ニアソレノイドバルブ23のポートaに供給される。該
リニアソレノイドバルブ23は、図示しない制御装置か
ら送られる信号によってリニアに制御され、上記ポート
aに供給された油圧を調圧してポートbに送る。
【0034】続いて、上記ポートbからの油圧はソレノ
イドリレーバルブ26のポートb1に供給される。該ソ
レノイドリレーバルブ26は、右半位置と左半位置の2
位置をとることが可能となっていて、右半位置において
は上記ポートb1 がポートcと接続され、オリフィスコ
ントロールバルブ31のバルブの一端のポートeに油圧
を供給する。一方、左半位置の場合には、上記ポートb
1 がポートdと接続され、上記ソレノイドリレーバルブ
26で微調整された油圧がロックアップ作動装置に供給
され、ロックアップのオン・オフ制御のために使用され
る。
【0035】上記オリフィスコントロールバルブ31
は、リニアソレノイドバルブ23で微調整され、ポート
eに供給された油圧及びスプリング32の付勢力のバラ
ンスによってバルブ位置が調整されるようになってい
る。そして、マニュアルバルブ22からの油圧は、ポー
トfを介して該オリフィスコントロールバルブ31に供
給され、左半位置においてはポートgを介して、右半位
置においてはポートg, hを介して、フォワードクラッ
チC1 に送られる。
【0036】したがって、上記リニアソレノイドバルブ
23から油圧が供給されるに伴い、オリフィスコントロ
ールバルブ31のバルブが徐々に下降すると、最初は少
量の油がポートgを介して、後に大量の油がポートg,
hを介して、フォワードクラッチC1 に送られることに
なるため、シフトの切り替えの際のショックが小さくな
る。
【0037】なお、マニュアルバルブ22からの油は、
オリフィスコントロールバルブ31を介する他、絞り3
4及びチェック弁35付き絞り36を介して、フォワー
ドクラッチC1 に接続されている。該チェック弁35付
き絞り36の作用により、フォワードクラッチC1 への
ドレーン時の油量を供給時よりも多くすることができ
る。
【0038】ところで、ソレノイドリレーバルブ26
は、上述したように、リニアソレノイドバルブ23から
の油圧をオリフィスコントロールバルブ31のバルブ位
置調整用として、又はロックアップ作動装置の制御用と
して分配するものであるが、該分配のために右半位置と
左半位置の2位置をとるようになっている。そのため、
ソレノイドリレーバルブ26の一端のポートiに、1−
2シフトバルブ27のポートi1 からセカンドコースト
ブレーキB1 係合油圧が、またソレノイドリレーバルブ
26の他端のポートjに、1−2シフトバルブ27のポ
ートj1 からセカンドブレーキB2 係合油圧が供給され
るようになっている。そして更に、上記ポートi側のバ
ルブ端面にはスプリング33が配設されていて、バルブ
を下方に付勢している。
【0039】ここで、D, 2nd, Lレンジの1速にお
いては、上記セカンドコーストブレーキB1 及びセカン
ドブレーキB2 のいずれも係合されないため、ポート
i, jとも油圧の供給はなく、上記ソレノイドリレーバ
ルブ26はスプリング33の付勢力のみによって右半位
置に置かれる。次に、D, 2nd, Lレンジの2速以上
となると、セカンドブレーキB2 が係合されてポートj
に油圧が供給され、2nd, Lレンジの2速では、セカ
ンドブレーキB2 だけでなくセカンドコーストブレーキ
1 も係合され、ポートiにも油圧が供給される。とこ
ろで、ポートi, jとも油圧が供給される時には、両油
圧はいずれもマニュアルバルブ22から、1−2シフト
バルブ27又は2−3シフトバルブ28を介して供給さ
れ、同圧であるので、ソレノイドリレーバルブ26の両
端面は同じ力で押圧されることになる。したがって、上
記ソレノイドリレーバルブ26はスプリング33の付勢
力のみで右半位置をとる。
【0040】すなわち、N, R, Pの各レンジからD,
2nd, Lレンジの1速にシフトした場合には、上記ソ
レノイドリレーバルブ26は常に右半位置をとり、リニ
アソレノイドバルブ23の油圧を、オリフィスコントロ
ールバルブ31に供給して、シフトのショックを少なく
することができる。また、D, 2nd, Lレンジの2速
以上となると、ロックアップ機構を作動させることが必
要となるため、上記ソレノイドリレーバルブ26は左半
位置となり、リニアソレノイドバルブ23の油圧をロッ
クアップコントロールバルブ24とロックアップリレー
バルブ25に供給する。なお、2ndレンジの2速発進
時等にはロックアップを解除する必要があるが、上述し
たように、2nd, Lレンジの2速ではスプリング33
の付勢力のみで、ソレノイドリレーバルブ26が右半位
置をとるため、リニアソレノイドバルブ23の油圧は、
ロックアップコントロールバルブ24と、ロックアップ
リレーバルブ25のいずれにも供給されない。
【0041】本発明は、このように構成された油圧制御
システムにおいて、上記したリニアソレノイドバルブ2
3のソレノイドに電子制御装置3を接続して駆動する。
それにより、バッテリーの大きな電圧変動を考慮して、
上記したリニアソレノイドバルブ23のソレノイドの端
子間のショート故障の検出を確実に行うことができる。
なお、図8において、20はトルクコンバータ、21は
ロックアップクラッチである。
【0042】図9は本発明の具体的な自動変速機の油圧
制御装置への第2の適用例を示す図である。この図に示
すように、オーバドライブダイレクトクラッチC0 は、
3−4シフトバルブ55のポートaから油の供給を受
け、オーバドライブブレーキB0 は、3−4シフトバル
ブ55のポートbから油の供給を受けるようになってい
る。そして、該3−4シフトバルブ55は、ソレノイド
バルブ57のオン・オフによって2位置をとり、プライ
マリレギュレータバルブ52で調圧された油圧の供給を
ポートcで受けて、上記ポートaとポートbとに選択的
に供給する。すなわち、1速,2速,3速の時には、上
記ソレノイドバルブ57はオンの状態にあり、ドレーン
されてポートdの油圧は除去され、上記3−4シフトバ
ルブ55は右半位置に置かれる。
【0043】したがって、プライマリレギュレータバル
ブ52からの油圧は、オーバドライブダイレクトクラッ
チC0 に送られることになる。そして、4速になるとソ
レノイドバルブ57はオフとなり、ポートdに油圧が供
給されて、上記3−4シフトバルブ55は左半位置に置
かれて、プライマリレギュレータバルブ52からの油圧
は、オーバドライブブレーキB0 に送られる。
【0044】逆に、4−3シフトダウンの時には、オー
バドライブブレーキB0 に送られていたプライマリレギ
ュレータバルブ52からの油圧は、3−4シフトバルブ
55の切り替えによって、オーバドライブダイレクトク
ラッチC0 に供給されるようになる。また、ポートaか
ら延びるオーバドライブダイレクトクラッチC0 の係合
用油路には、絞り61、逆止弁付き絞り62が配設され
ていて、それらよりオーバドライブダイレクトクラッチ
0 側には、オーバドライブダイレクトクラッチC0
アキュムレータ54が分岐接続される。該オーバドライ
ブダイレクトクラッチC0 用アキュムレータ54は、オ
ーバドライブダイレクトクラッチC0 への急激な油の供
給を防止するためのものであり、油はポートeを介して
該オーバドライブダイレクトクラッチC0 用アキュムレ
ータ54の上室に入り、ピストン63をスプリング64
に抗して押し下げる。そして、一定の圧力が得られた時
に、初めてオーバドライブダイレクトクラッチC0 への
係合が行われるようになっている。
【0045】一方、ポートbから延びるオーバドライブ
ブレーキB0 の係合用油路には、絞り65、逆止弁付き
絞り66が配設されていて、それらよりオーバドライブ
ブレーキB0 側には、オーバドライブブレーキB0 用ア
キュムレータ56が分岐接続される。該オーバドライブ
ブレーキB0 用アキュムレータ56は、オーバドライブ
ブレーキB0 への急激な油の供給を防止するためのもの
であり、この油はポートfを介して該オーバドライブブ
レーキB0 用アキュムレータ56の下室に入り、ピスト
ン67をスプリング68に抗して押し上げる。そして、
一定の圧力が得られた時に、初めてオーバドライブブレ
ーキB0 への係合が行われるようになっている。
【0046】ここで、上記各アキュムレータ54, 56
には、ピストン63, 67の背圧側にポートg, hが設
けられている。そして、該ポートgは、カットオフバル
ブ60のポートiと接続されており、該カットオフバル
ブ60の位置によって油圧の供給・停止が行われる。ま
た、ポートhは、アキュムレータコントロールバルブ5
8のポートjと接続されており、該アキュムレータコン
トロールバルブ58の位置によって油圧の供給・停止が
行われる。そして、これらポートg,hへ供給される油
圧は、上記アキュムレータ54, 56に対して背圧を与
えることによりアキュムレータ54, 56の作動に対す
る抵抗となって、オーバドライブダイレクトクラッチC
0 及びオーバドライブブレーキB0 の係脱を早くするよ
うに作用する。
【0047】該背圧のコントロールは、以下のように行
われる。ソレノイドモジュレータバルブ59で調圧され
た油圧は、アキュムレータコントロールバルブ58のポ
ートkに供給され、該アキュムレータコントロールバル
ブ58は、通常左半位置にあるため、ポートjを介して
オーバドライブブレーキB0 用アキュムレータ56の背
圧側ポートhに供給されるとともに、ポートjを介して
カットオフバルブ60のポートlに供給される。
【0048】ところで、上記カットオフバルブ60は車
両の加減速状態に応じた油圧、例えば、スロットルバル
ブ53からの油圧の供給により2位置をとるようになっ
ている。すなわち、アクセルがオンになると、該スロッ
トルバルブ53のポートmから上記カットオフバルブ6
0のポートn, pに油圧が供給され、該カットオフバル
ブ60は右半位置をとる。
【0049】そして、この時ポートlとポートiとが遮
断されるので、上記オーバドライブダイレクトクラッチ
0 用アキュムレータ54のポートgに与えられていた
背圧がなくなり、オーバドライブダイレクトクラッチC
0 の係合が遅くなる。すなわち、アクセルがオンの状態
での4−3シフトダウン、例えば4−3キックダウンの
場合には、オーバドライブダイレクトクラッチC0 の係
合が遅くなり、シフトダウン時のショックが低減され
る。
【0050】また、アクセルがオフになると、上記スロ
ットルバルブ53のポートmから、上記カットオフバル
ブ60のポートn, pへの油圧の供給が停止されて該ポ
ートn, pの油が排出される。したがって、該カットオ
フバルブ60は左半位置をとり、ポートlとポートiと
が連通されるので、上記オーバドライブダイレクトクラ
ッチC0 用アキュムレータ54のポートgに背圧が与え
られ、その結果、オーバドライブダイレクトクラッチC
0 の係合が早くなる。すなわち、アクセルがオフの状態
での4−3シフトダウン、例えば4−3マニュアルダウ
ンの場合には、オーバドライブダイレクトクラッチC0
の係合が早くなり、シフトダウン時のレスポンスが良好
になる。
【0051】上述したように、アクセルのオン・オフに
よってカットオフバルブ60が切り替えられ、それに伴
って上記オーバドライブダイレクトクラッチC0 用アキ
ュムレータ54に加えられる背圧の供給がコントロール
されて、走行条件に併せたシフトダウン制御が行われる
が、自然にスピードを低下させつつ4速から3速にシフ
トダウンする4−3コーストダウンの時には、キックダ
ウンの時と同様にそのショックを低減させることが望ま
しい。そこで、上記4−3コーストダウンの時には、上
記オーバドライブダイレクトクラッチC0 用アキュムレ
ータ54の背圧が除去される。
【0052】そのために、4−3コーストダウンの時に
作動するリニアソレノイドバルブ51が、上記アキュム
レータコントロールバルブ58の制御用として用いられ
る。すなわち、該アキュムレータコントロールバルブ5
8のポートqにリニアソレノイドバルブ51のポートr
が接続されていて、リニアソレノイドバルブ51が作動
して上記ポートqに油圧が供給されるとアキュムレータ
コントロールバルブ58は右半位置に移動し、ポートk
とポートjとが遮断される。その結果、ポートj側に形
成されていた背圧を強制的に除去することができる。
【0053】なお、上記カットオフバルブ60には、ポ
ートnとポートpが一つの油路から分岐して設けられて
いるが、これは該カットオフバルブ60にスナップアク
ションを与えるためのものである。該スナップアクショ
ンを形成するために、スプール弁のランド69の受圧面
積をランド70の受圧面積より大きくしてある。したが
って、アクセルのオンに伴い、最初はポートn及びポー
トpから油が供給される。その時、ポートnから供給さ
れる油はランド69を下に押すが、ポートpから供給さ
れる油は、ランド69と70を加圧してその受圧面積の
差からスプール弁を上方に付勢するので、スプール弁が
下降する速度は遅い。そして、下降の途中において、ポ
ートpからの油の供給が停止すると、上記スプール弁を
上方に付勢する力はなくなり、ポートnから供給される
油が専らランド69を下に押すので、スプール弁の下降
速度が速くなる。
【0054】また、反対にスプール弁が上昇する時も、
同様にスナップアクションが与えられ、上昇後半に速度
が増すようになっている。このように、下降時、上昇時
に確実な切り替え動作が得られるため、上記オーバドラ
イブダイレクトクラッチC0 用アキュムレータ54に対
する背圧の供給・停止が迅速になる。
【0055】本発明は、このように構成された油圧制御
システムにおいて、上記したリニアソレノイドバルブ5
1のソレノイドに、電子制御装置3を接続して駆動す
る。それにより、バッテリーの大きな電圧変動を考慮し
た、リニアソレノイドバルブ51のソレノイドの端子間
のショート故障の検出を確実に行うことができる。その
結果、ショート故障が検出された時には、シフトレバー
操作でマニュアル変速走行のできるモード(いわゆるエ
マージェンシーモード)に移行し、フェールセーフ制御
を行うと共に、運転席のインパネに取り付けられた故障
警告装置17を作動し、ドライバーに故障を知らせ、修理
の必要性を警告することができる。
【0056】また、このショート故障が発生したことを
電子制御装置3のメモリ内に記憶しておくことにより、
ディーラー等においてそれをダイアグノーシステスタ等
で読み出すことにより、故障箇所を速やかに探索するこ
とができ、サービス性の向上を図ることができる。な
お、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本
発明の趣旨に基づいて種々の変形が可能であり、これら
を本発明の範囲から排除するものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される電子制御式自動変速機の全
体構成図である。
【図2】本発明が適用される電子制御式自動変速機の電
源回路及びリニアソレノイドのインタフェース回路図で
ある。
【図3】本発明の実施例を示す正常状態におけるリニア
ソレノイドのモニタ電圧特性図である。
【図4】本発明の実施例を示すリニアソレノイドの端子
間ショート時のモニタ電圧特性図である。
【図5】本発明の実施例を示すバッテリー電圧の大きな
変動が生じる場合のバッテリー電圧を示す図である。
【図6】本発明の実施例を示すリニアソレノイドの端子
間ショート時の故障検出フローチャート(その1)であ
る。
【図7】本発明の実施例を示すリニアソレノイドの端子
間ショート時の故障検出フローチャート(その2)であ
る。
【図8】本発明の具体的な自動変速機の油圧制御装置へ
の第1の適用例を示す図である。
【図9】本発明の具体的な自動変速機の油圧制御装置へ
の第2の適用例を示す図である。
【符号の説明】
1 スロットルセンサ 2 車速センサ 3 電子制御装置 4,5,18 インタフェース回路 6 マイクロコンピュータ 7 第1のシフトソレノイド駆動回路 8 第2のシフトソレノイド駆動回路 9 ロックアップソレノイド駆動回路 10 油圧制御用ソレノイド駆動回路 11 油圧制御用ソレノイドのモニタ回路 12 第1のシフトソレノイド 13 第2のシフトソレノイド 14 ロックアップソレノイド 15 油圧制御用ソレノイド 16 故障警告装置駆動回路 17 故障警告装置 19 バッテリー

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子制御装置によりフィードバック制御
    を行うリニアソレノイドを具備する電子制御式自動変速
    機のリニアソレノイド端子間ショートの検出方法におい
    て、前記リニアソレノイドの端子間電気量の目標値と実
    際の電気量の計測値との偏差をサンプリングし、今回の
    バッテリー電圧値が前回のバッテリー電圧値の最大値以
    上か否かを判断し、その結果、肯定である場合には今回
    のバッテリー電圧値をバッテリー電圧値の最大値として
    記憶し、今回のバッテリー電圧値が前回のバッテリー電
    圧値の最小値以下か否かを判断し、その結果、肯定であ
    る場合には今回のバッテリー電圧値をバッテリー電圧値
    の最小値として記憶し、今回記憶されたバッテリー電圧
    値の最大値と今回記憶されたバッテリー電圧値の最小値
    の差が所定値より大きいか否かを判断し、その結果、否
    定である場合には、前記サンプリングを所定回数実行
    し、各サンプリングの総和を求め、該総和と基準値とを
    比較し、該比較結果に基づき、リニアソレノイドの端子
    間ショートか否かを判定することを特徴とする電子制御
    式自動変速機のリニアソレノイド端子間ショートの検出
    方法。
  2. 【請求項2】 前記端子間ショートか否かの判定は安定
    状態に移行後行われることを特徴とする請求項1記載の
    電子制御式自動変速機のリニアソレノイド端子間ショー
    トの検出方法。
  3. 【請求項3】 前記今回記憶されたバッテリー電圧値の
    最大値と今回記憶されたバッテリー電圧値の最小値の差
    が所定値より大きい時には判定を行わないことを特徴と
    する請求項1記載の電子制御式自動変速機のリニアソレ
    ノイド端子間ショートの検出方法。
  4. 【請求項4】 前記偏差が設定値を超える時には判定を
    行わないことを特徴とする請求項1記載の電子制御式自
    動変速機のリニアソレノイド端子間ショートの検出方
    法。
JP26892793A 1993-10-27 1993-10-27 電子制御式自動変速機のリニアソレノイド端子間ショートの検出方法 Withdrawn JPH07119816A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5773981A (en) * 1995-09-08 1998-06-30 Aisin Aw Co., Ltd. Method of detecting linear solenoid inter-terminal short of electronic control type automatic transmission
KR100577711B1 (ko) * 2005-03-15 2006-05-10 씨멘스 오토모티브 주식회사 자동 변속기의 고장 진단 방법
US8175767B2 (en) 2006-11-24 2012-05-08 Isuzu Motors Limited Diagnostic apparatus

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KR100577711B1 (ko) * 2005-03-15 2006-05-10 씨멘스 오토모티브 주식회사 자동 변속기의 고장 진단 방법
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