JP4072815B2 - ファンスクラバー - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、排ガス中のダストを除去するファンスクラバーに係り、特に高効率で排ガス中のダストを除去できるファンスクラバーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
半導体製造工程や液晶パネル製造工程においては、これらの製造装置からシランガス(SiH)やハロゲン系のガス(NF,ClF,SF,CHF,C,CF等)を含む排ガスが排出される。これらのガスは有害可燃性、或いは難分解性のガスであるため、排ガスをそのまま大気中に放出することができない。そのため、排ガスを排ガス処理システムに導入して無害化処理した後、大気中に放出している。
【0003】
従来の排ガス処理システムを図16に示す。図16に示すように、排ガス処理システムは、前段の排ガス処理装置61と後段の排ガス処理装置72とから構成されている。半導体製造装置等から排出された排ガスは、まず、矢印G方向より前段の排ガス処理装置61に導かれる。前段の排ガス処理装置61は燃焼部63と液体噴霧部64とにより構成されている。燃焼部63に導入された排ガスは、燃焼部63の内部に形成された燃焼火炎65により加熱酸化分解される。その後、排ガスは液体噴霧部64に送られ、冷却液噴霧ノズル66から噴霧される冷却液67により排ガスが冷却される。このとき排ガス中に含まれるダストの一部は冷却液67に吸着され、冷却液67とともに水封部68を通じて装置外に排出される。ここで、水封部68はU字形状の配管に液体が貯留して構成され、排ガスを通過させずにダストを含んだ冷却液67のみを排出するようになっている。そして、冷却された排ガスは、排ガス配管17を通じて後段の排ガス処理装置72に送り込まれる。
【0004】
後段の排ガス処理装置72は、ファンスクラバー60と、ファンスクラバー60の下流側に接続されたミストキャッチャー69から構成されている。ファンスクラバー60のケーシング2の内部には、多数の羽根を具備する羽根車3が配置されており、この羽根車3は回転軸4に固定されている。そして、回転軸4はモータ16に連結されている。したがって、羽根車3はモータ16によって高速で回転駆動されるようになっている。ケーシング2には排ガス吸入口8が設けられ、排ガス吸入口8は羽根車3の中心部近傍に位置している。そして、排ガス吸入口8の内部には、羽根車3の内部に向かって伸びる洗浄液噴出用のノズル9が設けられている。
【0005】
前段の排ガス処理装置61で処理された排ガスは、回転する羽根車3によって排ガス配管17及び排ガス吸入口8を通じて羽根車3の中心部に吸入される。このとき、ノズル9からは洗浄液10が噴出されており、羽根車3の回転によって排ガスが洗浄液10とともに攪拌され、排ガス中のダストは洗浄液10に吸着され捕捉されて該ダストが除去される。洗浄液10に吸着されたダストは洗浄液10とともにU字状の排液管15を通って排出される。なお、洗浄液10には主として水が用いられる。
【0006】
一方、ダストが除去された排ガスは、ケーシング2の上部に設けられた排ガス吐出口7から排出される。排ガス吐出口7から排出された排ガスは、排ガス吐出口7の下流に接続されたミストキャッチャー69に流入し、ミストキャッチャー69により排ガス中のミストが捕集され、ミストが除去された排ガスは最終的に大気中に放出される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように構成される従来の排ガス処理システムにおいては、次のような問題点がある。即ち、シランガス(SiH)等を含む排ガスを前段の排ガス処理装置で加熱酸化分解した場合、処理後の排ガス中には1μm程度かそれ以下の微細なダストが高濃度に含まれる。このような微細なダストを含む排ガスを、上述した従来のファンスクラバーで浄化すると、ダストの除去率は20〜60%程度にとどまり、ダスト除去効果が低いという問題があった。
【0008】
また、従来のミストキャッチャーは、充填材(SUS、セラミック、プラスチック等)、金網、フィルターなどで構成される場合が多く、ミストキャッチャーの目が細かいためにミストが詰まって閉塞しやすく、その洗浄にも大きな手間を要していた。また、ミストの捕集についても、排ガス中に含まれる飽和蒸気はミストキャッチャーによっては捕集できないため、ミストキャッチャーを出た後に排ガスの温度が低下すると、ミストキャッチャーを通過した飽和蒸気からミストが生成され、ミストキャッチャー以降の配管を詰まらせてしまうという問題があった。
【0009】
一方、前段の排ガス処理装置を介さずに、水分と反応しやすいSiF等の被処理ガスを直接にファンスクラバーに吸引させて無害化する処理方法がある。この場合、該被処理ガスと排ガス吸入口に付着している洗浄液の水分とが反応し、この部位にSiOが生成されて排ガス吸入口を詰まらせてしまうといった問題もあった。
【0010】
さらには、図16に示すように、水封部68を備えた装置の下流側にファンスクラバー60を接続した場合、次のような問題が生じている。図17は図16に示す水封部の水位とファンスクラバーとの関係を説明するための模式図である。図17に示す構成において、羽根車3の回転により排ガス配管17に発生する吸引圧力(以下、引圧という)が大き過ぎると、水封部68の水位68bが上昇して排ガス配管17を閉塞させてしまう場合がある。一方、引圧が小さ過ぎると、水位68bが下降して水封状態が損なわれ、処理すべき排ガスが排液口68aより漏出してしまうという問題がある。
【0011】
この問題は、モータ16の運転条件の変更、即ち、羽根車3の回転数を加減速させることで解決を図ることができるが、ファンスクラバー60の排ガス処理能力を低下させないためにはモータ16の運転条件(回転数)は不変とすることが好ましい。このため、従来では、ファンスクラバー60の排ガス吐出口7側にバタフライ弁(図示せず)などのしぼり部を設けるか、水封部68の水封距離を増すなどして水位68aを調節する試みがなされていた。
【0012】
しかしながら、排ガス吐出口7側にしぼり部を設けると、ダストなどが付着してしぼり部が閉塞するなどのトラブルの原因ともなり、また、水封部68の水封距離を増す場合には広い設置スペースが必要となるなど、これらの方法を採用するには問題があった。このため、結局、羽根車3の回転数を加減速させることで解決を図ることを余儀なくされていた。特に、引圧が大き過ぎるときにはモータ16の回転数を下げなければならないため、ファンスクラバーの処理能力を低下させた状態で排ガスを処理せざるを得なかった。
【0013】
本発明は上述の問題点に鑑みてなされたものであり、排ガス中の微細なダストの除去率を向上させることができるとともに、ミストキャッチャーのミスト捕集性能を維持しつつ構造を簡素化し、更には配管の閉塞を防止でき、処理能力を低下させずに引圧調整ができるファンスクラバーを提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために、本発明に係るファンスクラバーの一態様は、排ガス吸入口及び排ガス吐出口を有するケーシングと、前記ケーシング内に配置されるとともに回転軸に支持された羽根車と、洗浄液を噴出するノズルとを備え、前記羽根車を回転させて前記排ガス吸入口を介してダストを含む排ガスを吸入し、前記ノズルから噴出させた洗浄液に排ガス中のダストを捕捉させて排ガス中に含まれるダストを除去するファンスクラバーにおいて、前記羽根車の略全周囲を取り囲むように衝突板取付板を設け、前記衝突板取付板の内側に、前記羽根車から出た排ガス及び洗浄液が衝突する複数の衝突板を取り付け、前記複数の衝突板を前記回転軸方向において交互にずらして配置し、前記衝突板に、洗浄液を通過させるための切り欠きを設け、前記切り欠きは、前記衝突板と前記衝突板取付板との接合部に設けられていることを特徴とする。
【0015】
このように構成された本発明によれば、高速回転する羽根車を飛び出した洗浄液及び排ガスは、羽根車の外周近傍に設けられた衝突板に衝突し、この衝突によって羽根車の略全周囲に乱流が発生する。この乱流によって排ガスと洗浄液との混合が促進され、排ガス中のダストの除去率を向上させることが可能となる。また、大きな洗浄液の液滴は衝突板に衝突して微細な液滴となってケーシング内に飛散する。このように洗浄液の液滴の微細化を促進させることで、ダストの液滴への吸着率を向上させることが可能になる。
【0016】
また、ダストの吸着を終了した洗浄液は、衝突板同士の隙間を迂流して排水口に向う。即ち、洗浄液が流下する際、衝突板を乗り越えて羽根車に衝突する洗浄液が減少するため、羽根車の回転抵抗が減り、モータの負荷を軽減させることが可能となる。また、ダストの吸着を終了して一旦排水口へ向かった洗浄液の一部は、高速回転する羽根車に煽られて微細化した液滴となって再び巻き上げられる。このように微細化した洗浄液は排ガス中に含まれるダストの吸着率を高め、上述した乱流により生成された微細な液滴とともに、ダストの除去率を向上させることが可能となる。
【0017】
なお、排ガス吸入口及び排ガス吐出口を有するケーシングと、前記ケーシング内に配置されるとともに回転軸に支持された羽根車と、洗浄液を噴出するノズルとを備え、前記羽根車を回転させて前記排ガス吸入口を介してダストを含む排ガスを吸入し、前記ノズルから噴出させた洗浄液に排ガス中のダストを捕捉させて排ガス中に含まれるダストを除去するファンスクラバーにおいて、前記排ガス吸入口の上流側の排ガス配管に、前記排ガス吸入口に向かって下降する傾斜部を設け、前記排ガス配管の内部に向けて洗浄水を噴出する洗浄水噴出口を設けた構成としてもよい
【0018】
このよう成によれば、前記洗浄水噴出口により洗浄水を噴出させて、排ガス吸入口付近に付着した排ガスと水とが反応して生成した粉体を洗浄することができる。また、洗浄後の排ガス吸入口付近に残留する前記洗浄水も、排ガス配管に傾斜部が設けてあるため、この傾斜部によって残留洗浄水を排ガス吸入口から流出させることが可能となる。このように、排ガス吸入口に残留する水分を排出させることによって、水分と反応し易いガスをファンスクラバーに直接吸引した場合でも、該ガスは残留水分と反応することがなく、排ガス吸入口の閉塞を防止することが可能となる。
【0019】
本発明の他の態様は、前記排ガス吸入口と前記羽根車との間のクリアランスの大きさを変更可能としたことを特徴とする。このように構成された本発明によれば、羽根車の回転によって排ガス配管に生じる引圧が大き過ぎる場合は、クリアランスを大きくすることにより引圧を低下させることができる。一方、引圧が小さ過ぎる場合はクリアランスを小さくすることにより引圧を増加させることができる。したがって、モータの回転数などの運転条件を変更させないで引圧を調整することが可能となり、排ガス吸入口の上流側に設けられた水封部の水位を適切に保つことができる。その結果、ファンスクラバーの処理能力を低下させることなく排ガスを処理することが可能となる。
【0020】
なお、排ガス吸入口及び排ガス吐出口を有するケーシングと、前記ケーシング内に配置されるとともに回転軸に支持された羽根車と、洗浄液を噴出するノズルとを備え、前記羽根車を回転させて前記排ガス吸入口を介してダストを含む排ガスを吸入し、前記ノズルから噴出させた洗浄液に排ガス中のダストを捕捉させて排ガス中に含まれるダストを除去するファンスクラバーを備えた排ガス処理装置において、前記羽根車の周囲に前記羽根車から出た排ガス及び洗浄液が衝突する衝突板を設け、前記排ガス吐出口の下流側に、排ガス中に含まれるミストを捕集するためのミストキャッチャーを設置し、前記ミストキャッチャーの下流側に、排ガスを所定温度以下に冷却するための熱交換器を設置した構成としてもよい
【0021】
ファンスクラバーの下流側に設置するミストキャッチャーとして、複数枚の邪魔板を交互に位置をずらして配置した構成のものを接続すれば、ミストキャッチャーに流入した排ガスは邪魔板により流れ方向が変えられ、排ガス中のミストは流れを変えきれずに邪魔板に衝突するため、確実に過飽和状態のミストを捕集することが可能となる。
【0022】
また、邪魔板相互間の間隔をある程度離間させて配置すれば、捕集したミストによる目詰まりを防止することが可能となる。更に、熱交換器により排ガスの温度を外気温度以下に冷却することにより、外気温度での飽和蒸気以外の水分を捕集することが可能となる。その結果、ミストの再生成による排ガス配管の閉塞を防止することが可能となる。
【0023】
記ミストキャッチャー又は前記熱交換器の下流側の排ガス中に希釈ガスを供給する希釈ガス供給手段を設けることが好ましい。このように構成すれば、排ガス中に希釈ガスを供給することにより、排ガス中の水分の飽和状態が緩和され、下流側で排ガスの温度が常温にまで低下した場合でも、ミストの再生成を防止することが可能となる。
【0024】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に係る第1の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は本実施形態である排ガス処理装置を備える排ガス処理システムの全体構成を示す概略図である。図2(a)は本実施形態である排ガス処理装置を構成するファンスクラバーの正面断面図であり、図2(b)は図2(a)のC矢視図である。図3(a)及び図3(b)は羽根車と衝突板との関係を示す模式図である。図4は本実施形態である排ガス処理装置を構成するファンスクラバーの構成の一部を示す概略図である。図5は本実施形態である排ガス処理装置を構成するファンスクラバーの構成の一部を示す概略図である。
【0025】
図1に示すように、本実施形態である排ガス処理装置を備える排ガス処理システムは、前段の排ガス処理装置61と、本実施形態である後段の排ガス処理装置62とにより構成されている。後段の排ガス処理装置62は、ファンスクラバー1と、ミストキャッチャー25と、熱交換器31と、希釈ガス供給装置41とにより構成されている。半導体製造装置等から排出された排ガスは、G方向より前段の排ガス処理装置61に導入される。前段の排ガス処理装置61内の燃焼部63に導かれた排ガスは、燃焼部63の内部に形成された燃焼火炎65により加熱酸化分解される。その後、排ガスは液体噴霧部64に送られ、冷却液噴霧ノズル66から噴霧される冷却液67により冷却される。冷却液67は排ガス中のダストの一部を吸着し、水封部68を通じて装置外に排出される。一方、冷却された排ガスは排ガス配管17を通じて後段の排ガス処理装置62に送られる。
【0026】
後段の排ガス処理装置62では、まず、ファンスクラバー1によって排ガスの処理が行われる。図1及び図2(a)に示すように、ファンスクラバー1はケーシング2を備えており、ケーシング2の中央付近には羽根車3が配置されている。羽根車3は回転軸4に固定されており、回転軸4はモータ16に連結されている。羽根車3は、対向する2枚の円盤状の側板5と、これらの側板5の間に固着された複数の羽根6から主に構成されており、これら複数の羽根6は側板5の外周部において円周方向に所定の間隔で均等に配置されている。
【0027】
ケーシング2には排ガス吸入口8が設けられており、排ガス吸入口8は羽根車3の中心部近傍に配置されている。そして、ダストを含む排ガスは排ガス吸入口8を介して羽根車3の内部に吸入されるようになっている。また、図1に示すように、排ガス吸入口8には羽根車3の内部に向かって伸びる洗浄液噴出用のノズル9が設けられている。図5に示すように、ノズル9には、羽根車3の内部の位置で開口する噴出口(図示せず)が形成されており、該噴出口から羽根車3の外周に向けて洗浄液10が噴出されるようになっている。なお、洗浄液10には主として水が使用される。
【0028】
図2(a)に示すように、羽根車3から所定の間隔だけ離間して、羽根車3の略全周囲を取り囲むように衝突板取付板11が設けられている。衝突板取付板11の内側(羽根車側)には、山型の断面を有し所定の長さに形成された複数の衝突板12が円周方向に等間隔に離間して固着されている。図2(b)に示すように、衝突板12の長手方向の長さW1は、衝突板取付板11の幅W2よりも小さく、衝突板12は、一方の端部と衝突板取付板11の端部とがそろえて取り付けられ、隣接する衝突板12の他方の端部と衝突板取付板11の他方の端部とがそろえて取り付けられている。このように、複数の衝突板12は、羽根車3の回転軸方向に交互にずらして配置されているため、衝突板12の内端と衝突板取付板11の端部との間には、衝突板取付板11の内面が露出される部分が交互に存在することになる。この結果、衝突板取付板11には、衝突板12が存在しない部分からなるジグザグな洗浄液の流路が形成される。
【0029】
図3(a)および図3(b)は衝突板12の長さW1と、衝突板取付板11の幅W2と、羽根車3の幅W3との関係を示している。衝突板12の長さW1と衝突板取付板11の幅W2との関係は、図3(a)に示すように、衝突板12の端部が羽根車3を越える位置にあってもよく、図3(b)に示すように、羽根車3の途中に位置してもよい。ここで、衝突板取付板11の幅W2は、羽根車3の幅W3の1〜5倍程度であるのが好ましい。図3(a)及び(b)において、L1は羽根車3の幅W3の0〜2倍程度であるのが好ましく、L2は羽根車3の幅W3の0〜0.5倍程度であるのが好ましい。
【0030】
図2に示すように、概略円筒状に形成された衝突板取付板11の一部には空隙が設けられており、この空隙は排ガス出口13を形成している。衝突板取付板11の頂部付近からは、ケーシング2に向けて上向きに傾斜した排ガス案内板14が設けられており、ケーシング2の上部に排ガス吐出口7が設けられている。
【0031】
また、図4に示すように、モータ16は台座22を介してケーシング2に取り付けられている。モータ16とケーシング2との間には軸シール18が設けられており、回転軸4とケーシング2との間から漏洩した洗浄液がモータ側に侵入することを防いでいる。また、軸シール18とモータ16との間にはドレイン口19が設けられており、軸シール18を通過して漏洩した洗浄液はこのドレイン口19に流れ込むようになっている。更に、ドレイン口19の端部には下垂する透明なチューブ20が接続されており、チューブ20の下端には閉止弁21が装着されている。
【0032】
軸シール18から漏洩した洗浄液は、ドレイン口19から排出されるため、洗浄液がモータ16に到達することはなく、洗浄液の浸水によるモータ16の故障を防止することができる。また、洗浄液はドレイン口19を通って透明なチューブ20内に溜まるようになっているため、このチューブ20内に溜まった洗浄液10の量を視認することによって、軸シール18の寿命を容易に判断することが可能となっている。即ち、このチューブ20は軸シール18を通過して漏洩した洗浄液の漏洩量を確認する漏洩量確認手段として機能している。ここで、本実施形態に用いる軸シールとしては、磁性流体を用いた軸封機構、ラビリンスシール、オイルシールなどが好適である。なお、透明なチューブによって洗浄液の漏洩量を確認する手段に代えて、漏水センサを設けて洗浄液の漏洩量を確認するようにしてもよい。
【0033】
次に、本実施形態による排ガスの処理について説明する。図2(a)において、羽根車3は、モータ16によって矢印Aに示す方向に高速で回転駆動される。羽根車3の回転速度は3600〜7200min−1程度であるのが好ましい。ダストを含む排ガスは、回転する羽根車3によって排ガス配管17及び排ガス吸入口8を介して羽根車3の内側中心部に吸入される。この時、図2(a)及び図5に示すように、ノズル9からは洗浄液10が噴出され、回転する羽根車3によって排ガスと洗浄液10とが混合され、微粒化した洗浄液10によって排ガス中のダストが吸着される。ダストを吸着した洗浄液10はケーシング2の底部に集まり、排液管15を通って排出される。
【0034】
また、高速回転する羽根車3の遠心作用によって羽根車3の外周から飛び出した洗浄液10及び排ガスは、衝突板12に衝突して乱流を発生させる。そしてこの乱流により排ガスと洗浄液10との混合が促進され、高効率で排ガス中のダストを除去することが可能となる。更に、衝突板12との衝突によって洗浄液10の液滴の微細化が促進され、排ガス中のダストの除去率を向上させることが可能となる。
【0035】
また、図2(b)に示すように、ダストを吸着した洗浄液10は、衝突板取付板11の表面上を、複数の衝突板12によって形成された流路に沿って矢印Bの方向に流下する。即ち、衝突板12の形状および寸法を上述のように設定することにより、洗浄液10が衝突板12を乗り越えて再び羽根車3に衝突することを防ぎ、羽根車3の回転抵抗を減らして、モータ16の負荷を軽減させることが可能となる。
【0036】
ダストが除去された排ガスは、排ガス出口13から排ガス案内板14に沿って上方に送り出され、排ガス吐出口7より排出されて次工程であるミストキャッチャー25(図1参照)に流入する。図1に示すように、ミストキャッチャー25の内部には、先端を折り曲げて断面L字状に成形された2枚の邪魔板26が、所定の間隔で離間しつつ相互に位置をずらして配置されている。ミストキャッチャー25内に流入した排ガスは、邪魔板26により流れ方向が変えられ、排ガス中のミストは流れを変えきれずに邪魔板26に衝突してミストが捕集される。
【0037】
ミストキャッチャー25を出た排ガスは、次工程である熱交換器31に流入する。熱交換器31は冷凍機32を備えており、排ガスの温度を熱交換器31の周囲の外気温度以下に冷却するように設定されている。このように、熱交換器31によって排ガスの温度が外気温度以下に冷却されるため、ミストキャッチャー25で捕集できなかった排ガス中の飽和水蒸気を液化させて捕集することが可能となる。熱交換器31を出た排ガスは希釈ガス供給装置41から供給される希釈ガスによって希釈され、排ガス中の飽和状態が緩和されて、大気中に放出される。
【0038】
次に、本発明の第2の実施形態について図6を参照して説明する。
図6(a)は本実施形態であるファンスクラバーに使用される衝突板の平面図であり、図6(b)は本実施形態であるファンスクラバーに使用される衝突板の正面図であり、図6(c)は本実施形態であるファンスクラバーに使用される衝突板の斜視図である。なお、特に説明しない構成及び作用については第1の実施形態と同様である。
図6(a)乃至図(c)に示すように、本実施形態では、衝突板101に切り欠き102が設けられている。この切り欠き102が設けられている箇所は、衝突板101と衝突板取付板11との接合部である。このように、衝突板101に切り欠き102を設けたことによって、衝突板取付板11の表面上に、上述の第1の実施形態で説明した洗浄液の流路に加え、更に、切り欠き102を通過して流下する洗浄液の流路が形成される。この結果、洗浄液が衝突板101を乗り越えて再び羽根車3に衝突することを防ぐことができ、羽根車3の回転抵抗を減らして、モータ16の負荷を軽減させることが可能となる。
【0039】
次に、本発明の第3の実施形態について図7を参照して説明する。なお、特に説明しない部分については第1の実施形態と同様に構成されている。
図7(a)は本実施形態であるファンスクラバーの正面断面図であり、図7(b)は本実施形態であるファンスクラバーの構成の一部を示す拡大図である。
図7(a)および図7(b)に示すように、本実施形態においては、コの字型の断面に形成された複数の衝突板81が衝突板取付板11に固着されている。
【0040】
本実施例形態においても、第1の実施形態と同様に、羽根車3を飛び出した排ガスおよび洗浄液が衝突板81に衝突して乱流を発生させるため、排ガスと洗浄液の混合が促進されて、排ガス中のダストの除去率を高めることが可能となる。
【0041】
次に、本発明の第4の実施形態について図8を参照して説明する。なお、特に説明しない部分については第1の実施形態と同様に構成されている。図8は本実施形態であるファンスクラバーの正面断面図である。
ケーシング2の内部には、羽根車3から所定の間隔だけ離間して、羽根車3の全周囲を取り囲むように衝突板形成板91が設けられている。衝突板形成板91には、山型の断面を有する複数の衝突板92が羽根車3に向けて突出して形成されている。これら複数の衝突板92が形成されている位置は、第1の実施形態において衝突板12が衝突板取付板11に取り付けられている位置と同様である。なお、本実施形態では、これら複数の衝突部92はプレス加工で成形されている。
【0042】
本実施形態においても、第1の実施形態と同様に、羽根車3を飛び出した排ガスおよび洗浄液が衝突部92に衝突して乱流を発生させるため、排ガスと洗浄液の混合が促進されて、排ガス中のダストの除去率を高めることが可能となる。
【0043】
次に、本発明の第5の実施形態について図9を参照して説明する。
図9(a)は本実施形態であるファンスクラバーの構成を示す概略断面図であり、図9(b)は本実施形態であるファンスクラバーの構成を示す概略斜視図である。なお、特に説明しない構成及び作用については、第1の実施形態と同様である。
図9(a)及び図9(b)に示すように、本実施形態では、ノズル9の先端を覆うように筒体110が配置されている。筒体110は、その中心軸が回転軸4と同一軸上にあるように羽根車3に固着され、羽根車3と一体的に回転するようになっている。筒体110の一端は、羽根車3の側板5に固着されて閉塞されており、他端は蓋体112によって閉塞されている。蓋体112の中心部にはノズル挿入口113が設けられており、このノズル挿入口113に洗浄液を噴出するノズル9が挿入配置されている。また、筒体110の外周壁には、ノズル9から噴出された洗浄液を通過させる多数の細孔111が形成されている。
【0044】
本実施形態によれば、羽根車3が高速で回転すると筒体110も高速で回転し、ノズル9から筒体110内に噴出された洗浄液は、多数の細孔111を通過することにより更に微細な液滴となって羽根車3の内側に飛散する。そして、この微細な洗浄液により処理すべき排ガス中に含まれる微細なダストが効率良く捕捉される。また、蓋体112を設けたことにより、洗浄液が筒体110の軸方向へ洩れることを防ぐことができる。
【0045】
次に、本発明の第6の実施形態について図10を参照して説明する。
図10は本実施形態であるファンスクラバーの構成の一部を示す概略図である。
図10に示すように、排ガス配管17には、排ガス吸入口8に向かって下降する傾斜部が設けられている。この傾斜部の傾斜角度θは0.2〜60°の範囲内で設定するのが好ましい。第1の実施形態と同様に、排ガス配管17の内部には、羽根車3の内部に向かって伸びるノズル9が設けられており、羽根車3の内側に位置する噴出口(図示せず)から洗浄液10が噴出するようになっている。また、ノズル9の上流であって排ガス配管17には、排ガス配管17の内部に向かって洗浄水54を間欠的に噴出させる洗浄水噴出口を備えた排ガス吸入口洗浄用ノズル53が設けられている。なお、その他の構成については第1の実施形態と同様に構成されている。
【0046】
このように、排ガス配管17に傾斜部が設けられているため、ノズル9から噴出された水分が排ガス吸入口8の内側に付着した場合でも、これらの水分は傾斜部に沿って流下して排ガス吸入口8の外に排出される。また、排ガス吸入口洗浄用ノズル53から間欠的に噴出される洗浄水54によっても排ガス吸入口8に残留した水分と排ガスとが反応した粉体が除去される。このように、排ガス吸入口8には水分が残留しないので、前段の排ガス処理装置61を介さずに直接に水分と反応しやすい被処理ガスをファンスクラバー1に吸引して無害化処理する場合でも、該被処理ガスが水分と反応して排ガス吸入口8を閉塞させるといった問題を回避することができる。
【0047】
次に、本発明の第7の実施形態について図11を参照して説明する。
図11は本実施形態であるファンスクラバーの正面断面図である。
図11に示すように、排ガス吐出口7は、羽根車3の外周方向にあるケーシング2の側面に設けられており、衝突板取付板11の頂部付近からは、排ガス吐出口7に向けて下降する排ガス案内板14が設けられている。また、ファンスクラバー1とミストキャッチャー25(図1参照)との間の配管70には排水口71が設けられている。配管70には排水口71が最も下方に位置するように傾斜部が設けられている。この傾斜部の傾斜角度θは0.2〜90°の範囲内で設定するのが好ましい。なお、特に説明しない部分については、第1の実施形態と同様に構成されている。
【0048】
このように構成されている本実施形態では、ミストキャッチャー25や熱交換器31で捕集された水分がファンスクラバー1側に流れても、これらの水分は排水口71から排出されるので、ファンスクラバー1に流入することがない。従って、ケーシング1内の水分増加による羽根車3の回転抵抗の増大を防止し、モータ16の余分な負荷の増加を防止することが可能となる。
【0049】
次に、本発明の第8の実施形態について、図12を参照して説明する。
図12は本実施形態であるファンスクラバーの構成を示す概略断面図である。なお、特に説明しない構成及び作用については第1の実施形態と同様である。
図12に示すように、本実施形態では、排ガス吐出口7は、羽根車3の垂直方向に位置するケーシング2の側壁に設けられている。この位置に排ガス吐出口7を設けたことにより、ミストキャッチャー25や熱交換器31で捕集された排ガス中の水分がファンスクラバー1に流入しても、回転する羽根車3に直接衝突することがない。従って、これらの水分による羽根車3の回転抵抗の増大を防止することができ、モータ16の負荷の増加を防止することが可能になる。
【0050】
次に、本発明の第9の実施形態について、図13及び図14を参照して説明する。なお、特に説明しない構成及び作用については第1の実施形態と同様である。
図13は本実施形態であるファンスクラバーの構成を示す概略断面図である。図14(a)は本実施形態であるファンスクラバーの一部構成を示す拡大断面図であり、図14(b)は図14(a)のD−D線拡大断面図である。
【0051】
図13及び図14に示すように、排ガス配管17の端部には肉厚円板状の引圧調整リング120が取り付けられている。この引圧調整リング120の内周面には雌ネジ溝120aが形成されており、排ガス配管17の外周面に形成された雄ネジ溝17aに雌ネジ溝120aが螺合することで引圧調整リング120が排ガス配管17の長手方向に移動可能になっている。また、図14に示すように、排ガス配管17の雄ネジ溝17aが形成されている箇所には、排ガス配管17の長手方向に延びる4つの長孔17bが円周等配に形成されている。一方、引圧調整リング120には長孔17bに嵌合する固定用ネジ121が引圧調整リング120の半径方向に取り付けられている。なお、本実施形態では、引圧調整リング120が排ガス吸入口を構成している。
【0052】
上述の構成のもとで排ガス吸入口(引圧調整リング120)と羽根車3とのクリアランスFを変更するには、まず、固定用ネジ121を緩めた状態で引圧調整リング120を回転させてネジ溝17a,120aのネジ作用により引圧調整リング120を所望の位置に移動させる。その後、固定用ネジ121を締めて固定用ネジ121の先端を長孔17bに嵌合させることにより引圧調整リング120の位置を固定する。ここで、固定用ネジ121と長孔17bとが多少緩やかに嵌合しても、引圧調整リング120が回転することはなく、ネジ溝17a,120aのピッチ4分の1毎でのクリアランスFの調整が可能となる。なお、クリアランスFの細かな調整を可能とするために、両ネジ溝17a,120aのピッチはできるだけ細かく形成することが好ましく、また、長孔17bの数も4つ乃至8つ程度設けることが好ましい。
【0053】
上述した本実施形態によれば、羽根車3の回転によって生じる引圧を、クリアランスFを変更させることによって調整することが可能となる。即ち、引圧が高い場合はクリアランスFを大きくし、引圧が低い場合はクリアランスFを小さくすることで水封部68の水位68c(図17参照)を調節することができる。したがって、モータ16(図1参照)の運転条件(回転数)を変更することなく、水封部68の水位を適切に保つことができ、ファンスクラバー1の処理能力を低下させることなく排ガスを処理することが可能となる。
【0054】
次に、本発明の第10の実施形態について図15を参照して説明する。なお、特に説明しない構成及び作用については第1の実施形態と同様である。
図15は本実施形態であるファンスクラバーの構成を示す概略断面図である。
【0055】
図15に示すように、ケーシング2には円筒状の排ガス吸入管130が取り付けられている。この排ガス吸入管130の外周面には雄ネジ溝130aが形成され、ケーシング2に形成された雌ネジ溝2aに雄ネジ溝130aが螺合することにより、排ガス吸入管130がケーシング2の垂直方向に移動可能となっている。また、排ガス吸入管130の羽根車3側の端部は肉厚円板状の排ガス吸入口8が形成されており、他方の端部はノズル用配管131を介して排ガス配管17に接続されている。
【0056】
排ガス吸入管130とケーシング2との螺合部には、被処理対象となる排ガスが漏出しないようにシール部材132が装着されており、シール部材132は、シール押さえ部材133によりケーシング2に固定されている。ノズル9は上述したノズル用配管131に固着されており、ノズル用配管131は排ガス吸入管130に嵌合している。
【0057】
上述の構成のもとで排ガス吸入口8と羽根車3との間のクリアランスFを変更するには、ケーシング2の外側に露出している排ガス吸入管130を回転させて、ネジ溝130a,2aによるネジ作用により排ガス吸入管130の位置を移動させればよい。このとき、排ガス吸入管130とノズル用配管131とは単に嵌合しているだけであるので、ノズル用配管131を回転させることなく、排ガス吸入管130のみを回転させることができる。即ち、排ガス吸入管130の回転および位置の変更にかかわらず、ノズル用配管131に固着されているノズル9の洗浄液取込口9aをそのままの位置に維持することができる。なお、クリアランスFの細かな調整を可能とするために、ネジ溝130a,2aのピッチはできるだけ細かく形成することが好ましい。
【0058】
上述した本実施形態によれば、羽根車3の回転によって生じる引圧を、クリアランスFを変更させることによって調整することが可能となる。即ち、引圧が高い場合はクリアランスFを大きくし、引圧が低い場合はクリアランスFを小さくすることで水封部68の水位68c(図17参照)を調節することができる。したがって、モータ16(図1参照)の運転条件(回転数)を変更することなく、水封部68の水位を適切に保つことができ、ファンスクラバー1の処理能力を低下させることなく排ガスを処理することが可能となる。また、ファンスクラバー1を分解することなくクリアランスFの変更ができるので、極めて簡便に引圧の調整を行うことが可能となる。
【0059】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ファンスクラバー内部に衝突板を設けたことによって、ケーシング内に飛散する微細な洗浄液の生成を促進させることができ、排ガス中に含まれるダストの除去率を向上させることが可能となる。また、衝突板の配置を交互にずらすことによって、排水口に向う洗浄液の流下をスムーズにすることができ、モータの負荷を軽減させることが可能となる。
【0060】
また、ミストキャッチャーは邪魔板により構成されているので、目詰まりを起こすことなくミストを捕集することが可能となる。また、熱交換器による排ガスの冷却や希釈ガスの供給により、配管の閉塞を防止することができ、運転上の安全性を確保することが可能となる。
【0061】
更には、排ガス配管に傾斜部を設けるとともに、冷却水噴出口を設けたことにより、水分と反応しやすいガスを吸入した場合でも、排ガス吸入口の閉塞を防ぐことが可能となる。
【0062】
また、排ガス吸入口と羽根車との間のクリアランスの大きさを変更可能としたことにより、ファンククラバーの上流側に水封部を設けた場合でも、モータの回転数などの運転条件を変更することなく引圧を調整することが可能となる。その結果、排ガス吸入口の上流側に設けられた水封部の水位を適切に保つことができ、これにより、ファンスクラバーの処理能力を低下させることなく排ガスを処理することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態である排ガス処理装置を備える排ガス処理システムの全体構成を示す概略図である。
【図2】図2(a)は本発明の第1の実施形態である排ガス処理装置を構成するファンスクラバーの正面断面図であり、図2(b)は図2(a)のC矢視図である。
【図3】図3(a)及び図3(b)は本発明の第1の実施形態である羽根車と衝突板との関係を説明する模式図である。
【図4】本発明の第1の実施形態である排ガス処理装置を構成するファンスクラバーの構成の一部を示す概略図である。
【図5】本発明の第1の実施形態である排ガス処理装置を構成するファンスクラバーの構成の一部を示す概略図である。
【図6】図6(a)は本発明の第2の実施形態であるファンスクラバーに使用される衝突板の平面図であり、図6(b)は本発明の第2の実施形態であるファンスクラバーに使用される衝突板の正面図であり、図6(c)は本発明の第2の実施形態であるファンスクラバーに使用される衝突板の斜視図である。
【図7】図7(a)は本発明の第3の実施形態であるファンスクラバーを示す正面断面図であり、図7(b)は本発明の第3の実施形態であるファンスクラバーの構成の一部を示す拡大図である。
【図8】本発明の第4の実施形態であるファンスクラバーを示す正面断面図である。
【図9】図9(a)は本発明の第5の実施形態であるファンスクラバーの構成を示す概略断面図であり、図9(b)は本発明の第5の実施形態であるファンスクラバーの構成を示す概略斜視図である。
【図10】本発明の第6の実施形態であるファンスクラバーの構成の一部を示す概略図である。
【図11】本発明の第7の実施形態であるファンスクラバーの構成の一部を示す概略図である。
【図12】本発明の第8の実施形態であるファンスクラバーの構成を示す概略断面図である。
【図13】本発明の第9の実施形態であるファンスクラバーの構成を示す概略断面図である。
【図14】図14(a)は本発明の第9の実施形態であるファンスクラバーの一部構成を示す拡大断面図であり、図14(b)は図14(a)のD−D線拡大断面図である。
【図15】本発明の第10の実施形態であるファンスクラバーの構成を示す概略断面図である。
【図16】従来の排ガス処理システムを示す概略図である。
【図17】図16に示す水封部の水位とファンスクラバーとの関係を説明するための模式図である。
【符号の説明】
1,60 ファンスクラバー
2 ケーシング
3 羽根車
4 回転軸
5 側板
6 羽根
7 排ガス吐出口
8 排ガス吸入口
9 ノズル
10 洗浄液
11 衝突板取付板
12,81,92,101 衝突板
13 排ガス出口
14 排ガス案内板
15 排液管
16 モータ
17 排ガス配管
18 軸シール
19 ドレイン口
20 チューブ
21 閉止弁
22 台座
25,69 ミストキャッチャー
26 邪魔板
31 熱交換器
32 冷凍機
41 希釈ガス供給装置
53 排ガス供給口洗浄用ノズル
54 洗浄水
61 前段の排ガス処理装置
62 後段の排ガス処理装置
63 燃焼部
64 液体噴霧部
65 燃焼火炎
66 冷却液噴霧ノズル
67 冷却液
68 水封部
70 配管
71 排水口
72 従来の後段の排ガス処理装置
91 衝突板形成板
102 切り欠き
110 筒体
111 細孔
112 蓋体
113 ノズル挿入口
120 引圧調整リング
121 固定用ネジ
130 排ガス吸入管
131 ノズル用配管
132 シール部材
133 シール押さえ部材

Claims (5)

  1. 排ガス吸入口及び排ガス吐出口を有するケーシングと、前記ケーシング内に配置されるとともに回転軸に支持された羽根車と、洗浄液を噴出するノズルとを備え、前記羽根車を回転させて前記排ガス吸入口を介してダストを含む排ガスを吸入し、前記ノズルから噴出させた洗浄液に排ガス中のダストを捕捉させて排ガス中に含まれるダストを除去するファンスクラバーにおいて、
    前記羽根車の略全周囲を取り囲むように衝突板取付板を設け、
    前記衝突板取付板の内側に、前記羽根車から出た排ガス及び洗浄液が衝突する複数の衝突板を取り付け、前記複数の衝突板を前記回転軸方向において交互にずらして配置し、
    前記衝突板に、洗浄液を通過させるための切り欠きを設け
    前記切り欠きは、前記衝突板と前記衝突板取付板との接合部に設けられていることを特徴とするファンスクラバー。
  2. 排ガス吸入口及び排ガス吐出口を有するケーシングと、前記ケーシング内に配置されるとともに回転軸に支持された羽根車と、洗浄液を噴出するノズルとを備え、前記羽根車を回転させて前記排ガス吸入口を介してダストを含む排ガスを吸入し、前記ノズルから噴出させた洗浄液に排ガス中のダストを捕捉させて排ガス中に含まれるダストを除去するファンスクラバーにおいて、
    前記羽根車の周囲に前記羽根車から出た排ガス及び洗浄液が衝突する複数の衝突板を設け、前記複数の衝突板を前記回転軸方向において交互にずらして配置し、
    前記回転軸を回転駆動する駆動源と前記ケーシングとの間に、前記駆動源に洗浄液が入り込むことを防止するためのシールを設けると共に、前記シールを通過して漏洩した洗浄液の漏洩量を確認する漏洩量確認手段を設けたことを特徴とするファンスクラバー。
  3. 前記漏洩量確認手段は、透明な容器を備えていることを特徴とする請求項に記載のファンスクラバー。
  4. 前記漏洩量確認手段は、漏水センサを備えていることを特徴とする請求項に記載のファンスクラバー。
  5. 前記排ガス吸入口と前記羽根車との間のクリアランスの大きさを変更可能としたことを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載のファンスクラバー。
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